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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年5月10日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):梁・柱取り外し。作業時間は08:06-09:32。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:柱・梁取り外し、飛散防止剤散布(作業予定時間:07:00-14:00)。

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.5KB)(5月25日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.14KB)(5月25日公開)

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:08に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、11日の会見資料より)16:19に排水を停止。排水量は896m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは1800Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。4日採取分(6日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 120KB)
No.10のトリチウム、下がり始めているように見える。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。9日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 242KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。8日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

実施計画の変更認可申請を昨日9日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
変更:除染装置の停止および関連設備の撤去。
アレバ除染装置の件。アレバ除染装置の廃止計画については2014年8月11日に資料(AREVA除染装置の廃止計画について(PDF 887KB))が出ているが、それ以降は情報がなかったと思う。当該装置の概要、運用実績などは上記資料を参照。現状は待機状態にあるのだったと思う。

東京電力ホールディングス株式会社 「原子力安全改革プラン進捗報告(2016年度第4四半期)」について
姉川さんは6月の株主総会を経て現職を退くことになっており、これが最後の会見とのこと。姉川さんは、この原子力安全改革プランの会見でも、以前出席していた規制庁の会議(特定原子力施設監視・評価検討会)でも、言うべきと思ったことはきちんと言える人で、その話は聞いていてとてもおもしろかったし、納得することも多かった。東電の人は、基本的に外の人から言われたことには反論しないのだけれど、そういう態度は「対話力」としていかがなものかと思う。姉川さんの後任の人は、彼のそういうところを受け継いでくれるだろうか。
以下、印象に残った質問者とのやりとりの抄録。
47:10過ぎ
(これをやれば危機的状況に対応できるが、その場合は作業者の生命に影響が及ぶという場合にどうするべきと考えているか、という質問に答えて)そういう作業はさせられないと思う。原子力・立地本部長として当直長と面談をするが、当直長が「最後は自分の命を犠牲にしてなんとかする」という考えを持っていると、事前の対策を講じる際の甘さにつながるおそれがある。それくらいの責任感は持っておくべきだと思うが、実際には、そういう事態が考えられる場合は一段上の次元の対策を事前にとっておくしかないと思う。
53:10過ぎ
(KKの新規制基準適合審査において、緊急時対策所の内容について「ギリギリ合格」と規制委員に指摘されたことについて、より安全を確保したものでなくギリギリのもので審査を通そうとするのは再稼働を急ぐためか、という質問に答えて)
なかなか共有するのが難しい考え方だが、安全は継続的に向上するべきものだと思う。1F事故の大きな原因は「過酷事故対策はもうそこまでは必要ない」とこだわり過ぎた所にあったと考えており、今は「これができれば安心だ」というものはないと考える。したがって、「現状これで十分か」と問われれば、「これで十分とは思いません」という回答になる。そうすると「もっといいものができてから再稼働すればいいんですね」ということになる。そのもっといいものができたとして「これで十分ですか」と問われれば、やはり「十分ではない」と答えることになる。そうするとまた「対策ができてからでいいのではないか」と言われる。いつまでたっても「これで一定の基準をクリアしたので安全が保たれている」とは言えないということになるが、私はそれでも仕方ないと思っている。もしみなさんが事業者に対して、安全について厳しい意見を言って安全向上に絶えず向かうように指導したいと思うなら、よりよいものを考え出した人間に対して「それが実現できるまではダメですね」とは言わない方が、対策は加速してより進んでいくものと考える。先ほどのような質問に対しては、「今の状況がダメなものではないが、さらに安全性を向上させようとしている」という姿勢を理解してもらえるように説明し続けるよりないと思う。
59:16過ぎ
(KKの新規制基準適合審査での免震重要棟の耐震性についての不適切な説明(プレスリリース「東京電力ホールディングス株式会社お知らせ柏崎刈羽原子力発電所の免震重要棟の耐震性に関する報告書の新潟県知事への提出について」参照)で、関係自治体首長から隠蔽だと指摘されていることについて)この件についてもメルトダウンの件(プレスリリース「東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所事故に係る通報・報告に関する第三者検証委員会からの「検証結果報告書」の受領について」参照)についても、現時点ではどういう顛末だったかについては洗いざらい報告している。正直なところ、事故前や事故直後は「こういうことは言いたくないな」という気持ちは会社の中にあったと思うが、現時点ではそういうものはないと思っているし、私自身にはない。だから、こういう報告ができていると思う。ただ、報告すれば一定の反響(管理人注:隠蔽とかウソつきとか言われること)はあるので、その反響に我々が怯えて逆戻りすることがないようにするのがもっとも肝要だと思う。対話力(自分たちのおこなっていることを誠実に共有する力)を養って、臆することなく、萎縮することなく、かつ、傲慢になって反省する姿勢が失せることがないように、心がけていかなければいけない。


ニコ生
【2017年5月10日】東京電力 原子力安全改革プラン進捗報告 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年05月10日 - Twilog

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