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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2011年7月31日(日)

03:54に浜通りで震度5強の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは57km、地震の規模(マグニチュード)は6.4。
震度分布図(気象庁)


今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.7KB)

1号機原子炉注水量低下
で、05:01に3.7m3/hに調整。各号機注水量は免震重要棟でモニターしている。流量が下がってくると、適宜対応。警報設定は、1号機の流量計の2.5m3/h以下と2号機用炉注ポンプ停止の二つ。基本的にモニター表示を目視で確認している。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置設置工事、冷却塔設置、配管工事など。

2号機原子炉注水量低下で、05:01に3.7m3/hに調整。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、試運転のために08:10代替注水ラインからプールへろ過水を注水をしたところ、08:13消防ホースから霧状の漏えいを確認。使用による劣化が原因ではないか。
4号機使用済み燃料プール代替注水ライン(PDF8.82KB)(6月16日公開)
08:47ホースを交換して注水再開。10:08試運転開始、開始時プール水温86℃。12:44本格運転開始。
4号機はプールに入っている燃料が多く、原子炉ウェルと機器貯蔵ピットにも水が入っていて(水の循環は無いが熱は伝わるので)熱容量が大きいため、他の号機と比べると冷却に時間がかかるかもしれない。事前評価では約1ヶ月で55℃。
4号機プールは温度が高かったが、コンクリートの熱変成はないと考えている(設計上は温度上限が65℃だが、100℃以下なら実質的に問題ないはず)。

水処理装置
、10:50淡水化装置のRO濃縮水一時貯槽の手前の塩ビホースで漏えいを確認。ホース表面にピンホールを確認。漏えい量は正確には不明だがエイヤーで言って50l程度。土にしみ込んでいった。11:20淡水化装置停止。ホース交換および漏えい確認を実施し、15:02淡水化装置を起動。
淡水化装置(RO)概略系統図(漏えい箇所)(PDF17.6KB)

SARRY、吸着塔全14塔据え付け完了。今後は配管チェック、電気計装工事など。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事、掃海作業、シルトフェンス開閉。明日、杭打船入港予定。


その他

2F4号機主排気ダクト支持脚溶接部で空気漏れ。6月7日に亀裂が発見されたところと同じ個所。地震後のパトロールで発見。
福島第二原子力発電所4号機主排気ダクトにおける空気漏えい箇所概略図(PDF144KB)
4か所でFRP(繊維強化プラスチック)を貼り付けて補修してあったが、そのうち1か所がはがれた。今朝の地震の影響と見られる。漏えい空気の放射能濃度は検出限界以下。主排気筒モニタおよびモニタリングポストの値に異常なし。換気空調系を停止した後、今後、漏えい箇所の補修を実施予定。


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【7/31・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/31・17:30開始】東京電力 記者会見

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2011/7/31・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/31・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月30日(土)

今日のお仕事

1号機使用済燃料プール代替冷却装置工事、冷却塔設置。
1号機原子炉注水量を11:57に3.4m3/h→3.6 m3/h調整。

2号機原子炉注水量を11:57に3.3m3/h→3.6 m3/h へ調整
2号機T/Bからプロセス主建屋への水移送を16:10再開

3号機使用済燃料プール、昨日に続きヒドラジン注入。
3号機T/Bからプロセス主建屋への水移送を16:13再開

4号機使用済燃料プール底部支持構造物、昨日に続きグラウトモルタル注入工事実施。これで、完成。
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋使用済燃料プール底部の支持構造物の設置工事完了(PDF75.1KB)
4号機使用済燃料プール代替冷却装置工事、保安院の現場確認等。明日から試運転の予定。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事、掃海作業継続中、シルトフェンス開閉。

循環型海水浄化装置、週末メンテで停止。

SARRY、吸着塔5塔搬入、これで全14塔搬入完了。

共用プールの非常用ディーゼル発電機2Bと4Bの復旧工事のために、11:04共用プール建屋地下のたまり水を水処理装置の淡水化装置受入タンクへ移送(津波の時に海水が浸入している。放射能濃度は高くない)を開始。


その他

海水の分析で、港湾口地点から初めてセシウムを検出134Csが71Bq/L、137Csが79Bq/L)。物揚場前と同レベル。南防波堤修理に伴うシルトフェンス開閉の影響か。今後の推移に注意していく。
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(7月29日採取分)


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【7/30・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/7/30・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2011年7月29日(金)

今日のお仕事

1号機使用済燃料プール冷却装置工事、継続中。
1号機格納容器気相部サンプリング実施。
配管内を流れるガスを配管の外から検出器で測定する予定だったが、想定した濃度(
104Bq/cm3程度)より低く検出限界未満だったため、ガスを25ml抽出して5、6号機側分析室に持ち込んで分析。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内の気体のサンプリング結果について(PDF62.3KB)(7月30日公開)
137Csが20Bq/cm3。二重扉開放前のR/B内の空気(101Bq/cm3程度)と同じレベル。←これ何時のデータの話?MAAP解析からは炉心のインベントリの1%が圧力容器から流出して、そのうち50−70%が格納容器内に残っていると考えているが、その残っているのが格納容器内に均等に分布するとして想定した値よりも小さい値。セシウムは水溶性なので、格納容器内の水および流出した水に溶けているのかもしれない。格納容器からもれている気体や流出した水に含まれているセシウムも含めた評価はまだしていない。

3号機使用済燃料プール、ヒドラジン注入。

4号機使用済燃料プール冷却装置工事、一次系耐圧試験、二次系インターロック試験。明日、保安院の現場確認。
4号機使用済燃料プール底部支持構造物、グラウトモルタルの注入工事。今日明日の予定。

水処理装置、05:08セシウム吸着装置のH3スキッドのポンプが停止しているのを確認。残り3スキッドで運転中。7月25日にも同様のトラブル。全体の処理量は38m3/hで変わらず(全体の流量は除染装置の出口で測っている)。

水処理量の低下でプロセス主建屋の水位(O.P.+5600mmを限度←地下水位から-90mmの余裕を見ている)が上昇しており、2、3号機T/Bからの移送を停止する。雑固体廃棄物減容処理建屋からの移送は本日実施。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事で、掃海作業継続、シルトフェンス開閉。


その他


格納容器窒素ガス封入累積量の報告
について、すでに格納容器容積分のガスを封入していることから、今後は格納容器の圧力のみの報告とする。

2F MP No.1-6の定期点検を実施する。今日はNo. 6。

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【7/29・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/29・17:30開始】東京電力 記者会見

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2011/7/29・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/29・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月28日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.0KB)

2号機原子炉注水量、17:30に3.2m3/hから3.6m3/hに調整。

6号機仮設タンクからメガフロートへの水移送、昨日ポンプメカシールからの漏えいで停止、ポンプ交換、今日10:00再開


その他

1、2号機格納容器の中の気体をサンプリングして、格納容器内の状況の把握、放出されている放射能の評価に資する、という計画について。格納容器酸素分析計につながる配管から仮設サンプリング装置に分岐させてつなぐ。気体を流しながらゲルマニウム半導体検出器で放射能測定。1号機はすでに装置設置済、明日28日サンプリング実施予定。2号機は8月上旬の予定。3号機は線量が高いため未定。
福島第一原子力発電所1号機および2号機における原子炉格納容器内の気体のサンプリングについて(PDF13.2KB)

1−4号機使用済燃料プール冷却装置計画変更部分の報告。1号機はスキマーサージタンク水位計の故障に伴い、別の圧力計を使って水位をモニターする方法に変更、2−4号機は汚染水の漏えいを防止するため設置する堰等の配置を変更。
福島第一原子力発電所1〜4号機における使用済燃料プール代替冷却浄化系の設置に係る経済産業省原子力安全・保安院への報告内容の変更について

1、3号機の「原子炉建屋および耐震安全上重要な機器・配管系の地震応答解析結果」(3月11日の地震動を用いた解析の結果)を保安院に提出。
福島第一原子力発電所における東北地方太平洋沖地震の観測記録を用いた地震応答解析結果に関する報告書等の経済産業省原子力安全・保安院への提出について(その2)

5月23日に保安院に提出した「東北地方太平洋沖地 震発生当時の福島第一原子力発電所運転記録及び事故記録の分析と影響評価について」で、3月12日の3号機の原子炉と格納容器の圧力低下の原因としてHPCIの蒸気配管の破断を想定すると記録と解析が良く合うという件で、再評価の結果、配管破断はなかったと判断したという報告。今のところこれが一番確からしいと考えているが、現場を直接確認しなければ実際のところは分からない。
福島第一原子力発電所3号機の高圧注水系動作期間における原子炉圧力低下等のプラント挙動の要因について(PDF119KB)

4月と5月の放射能放出量についての質問に答えて。西門でのダストサンプリングの4月平均が約3×10-5Bq/cm3、5月平均が2×10-5Bq/cm3。これから求めた放出量は4月が約30億Bq/h、5月が約20億Bq/h(算出の根拠は会見で解説された)。


ニコ生
【7/28・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/28・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/7/28・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/28・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月27日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.5KB)

1−3号機原子炉注水を炉注ポンプ2台から1台(2号機用)に切り替え
17:383号機注水量を9m3/hから8m3/hへ絞る段階で配管と弁に振動が生じたので、流量調整は中止、9m3/hへ戻した。

1号機R/Bカバー、昨日到着した柱材をメガフロートから物揚場に移動。

3号機R/B原子炉注水ラインの検討で、今日は人が行って目視で確認と線量調査。1階、補給水系配管とジェットポンプ計装配管、および、2階、炉心スプレー系弁と補給水系の弁。3階、ホウ酸水注入系配管は階段のガレキに阻まれて行かれず。計画線量10mSv、最大線量4.61mSv。3号機R/B上層階に人が入るのは事故以来初めて。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 炉注水箇所の現地調査(PDF72.1KB)(調査結果、7月28日公開)

4号機使用済燃料プール底部支持構造物、コンクリート打設は昨日で終了。今日は、コンクリートと天井の間の隙間にグラウト注入のための型枠設置工事

6号機仮設タンクからメガフロートへ水移送、台風6号の影響で中止していたのを今日から再開。10:00移送開始、10:45に移送ポンプのメカシール(軸封部)から漏えい20lで移送停止。漏えい可能性のある個所で元々ビニール袋で養生してあって、その中に漏えい。ポンプを交換。

港湾関係工事。北側のカーテンウォール撤去。1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事のための掃海作業でシルトフェンス開閉(午前午後に一回ずつ)。シルトフェンス開閉は昨日から2日目。


その他

今週の水処理実績報告。今週の稼働率58%。T/B地下の水位O.P.+3000mmという目標の達成は、当初予定より2ヶ月遅れの9月下旬の見込み。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第5報)

MP No.1、3、8で昨日(26日)採取のダスト分析結果。検出限界を1/3程度まで下げたが3地点いずれもI、CsともにND
福島第一 発電所構内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF11.1KB)


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【7/27・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/7/27・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2011年7月26日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.3KB)

1号機使用済燃料プール代替冷却装置
設置工事、遮蔽版設置など。
1号機R/Bカバー設置工事、部材がメガフロートへ到着。
福島第一原子力発電所1号機 原子炉建屋カバー設置作業 部材搬入状況(PDF69.2KB)

3号機原子炉注水ルート変更のための調査
として、Quinceで1、2階の写真撮影と線量測定。3階は階段にガレキがあって行かれなかった。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 Quinceによる現地調査(PDF292KB)(7月27日公開)
3号機原子炉は温度が高く注水量が多いので、より効果的な注水をして注水量を少なくするために、注水ルートの変更を検討中(現状は給水系配管を使ってシュラウドの外側から注水している。シュラウドの内側に注水できる炉心スプレー系配管、ジェットポンプ計装配管、ホウ酸水注入系配管などを候補として考えている。写真は(´◉◞⊖◟◉`)さんの3号機原子炉の心象イメージ。×で示した炉心の下のおまんじゅうは、原子炉底部にたまった溶融燃料)。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋におけるQuince入域の動画(ZIP 12.6MB)(7月28日公開)

4号機使用済燃料プール底部支持構造物
、8/8段目コンクリート打設。
4号機使用済燃料プール代替冷却装置設置工事、二次系水張りなど。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事のための湾内掃海作業実施。これに伴いシルトフェンス開閉。

水処理装置、セシウム吸着装置SMZスキッドで初めてのベッセル交換を実施。差圧の上昇により(塔の前後の差圧が0.41Mpaで交換)。

SARRY吸着塔が小名浜港から物揚場に到着。あと2回に分けて全14塔搬入予定。今後、設置工事を行っていく。
第二セシウム吸着装置(サリー)の陸揚げ(PDF270KB)


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【7/26・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/7/26・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/26・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月25日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF22.1KB)

1号機R/Bカバー、柱部材23:00小名浜港出港。明日06:30物揚場到着予定。

2号機使用済燃料プールにヒドラジンを注入。

循環型海水浄化装置、09:00より運転再開。台風6号の影響で停止していた。

水処理装置、淡水化装置13:00よりRO2系統を復旧して50m3/hで処理再開。逆洗ポンプ吐出圧低下の原因は、エア噛み。ろ過水槽の水位設定がポンプの吸込み口よりも低かったため。水位設定は建設当初から変更なしでやっていた。
水処理装置、21:53にセシウム吸着装置H3スキッドのポンプが停止しているのを確認。21:56再起動して復旧。原因調査中。


その他


明日以降に、3号機原子炉注水量9m3/hから8m3/hへ変更を計画。汚染水量抑制のため。

22、23、24日に採取した1−3号機R/B上部開口部でのダストサンプリングの結果
T-Hawkによる原子炉建屋開口部のダストサンプリングの結果について(PDF216KB)

IAEA事務局長、1Fに来所。
IAEA天野事務局長の福島第一訪問(PDF200KB)

合同会見で、ついにみなさんの作業着が消失。東電の現場の人は夏なにを着てるんだ?


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【7/25・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/7/25・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/25・16:30開始 政府東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月24日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.8KB)

1号機R/B上部ダストサンプリング、04:28-05:57 T-Hawkで実施。2、3、1号機と3日連続。19日公開の放出量評価の精度を上げるための測定。
1号機使用済燃料プール冷却装置、遮蔽用の鉄板の敷設を実施。
1号機原子炉注水量、11:00に3.3m3/h、 11:10に3.8m3/hへ調整。最近の流量低下の原因は、流量が小さく調整が難しいため。流量を良くモニターできていること、すぐに対応できることが大事だと考えている。炉注ポンプのバックアップ、以前のやり方の消防ポンプ車の準備はしてある。注水量にも余裕をとってあり、急に半減するようなことがあっても数時間は大丈夫。流量弁の変更など、何かを変更すること自体がリスクとなり得るので、良く検討して対応したい。
1号機窒素ガス封入、ガス供給機が湿気をとったあとのドレン量増大のため、20:00に2、3号機 の供給機からに切り替え

水処理装置、11:57にRO膜型淡水化装置の砂ろ過装置の逆洗ポンプ吐出圧低の警報で自動停止。再起動するも警報解除せず、15:11淡水化装置停止
淡水化装置(RO)概略系統図(PDF52.5KB)(7月25日公開)
砂ろ過装置の目詰まりを防止するために、逆洗ポンプでろ過水を逆向きに流して排水する。逆洗ポンプは砂ろ過装置前後の差圧の上昇、もしくは4時間継続運転で起動し、3つある砂ろ過装置を1台ずつ逆洗する。
3系統あるRO膜型装置のうち、RO2(処理能力50m3/h)がトラブル。予備のRO1A(同11.25m3/h)を19:19、RO1B(同12.5m3/h)を19:27に起動して処理を再開。淡水生産量は約10m3/hで原子炉注水量をまかなえないため、ろ過水タンクからバッファタンクへろ過水を補給。原因調査中。

ニコ生
【7/24・11:00開始】東京電力 記者会見←(´◉◞⊖◟◉`)さんお休み
【7/24・17:30開始】東京電力 記者会見←(´◉◞⊖◟◉`)さんのバックアップ要員で川俣 晋(かわまた すすむ)原子力・立地本部長代理(広報担当)兼 原子力品質・安全部長登場。今後日曜日夕方担当。というわけで、ようやく(´◉◞⊖◟◉`)さん休みが取れるようになりました。ぱちぱち。

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2011/7/24・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/24・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月23日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.7KB)

1号機R/B大物搬入口に設置する使用済燃料プール代替冷却装置の冷却塔周辺の遮蔽のため、床と側面に鉄板設置(側面は足場を組んでたてかける)。使用済燃料プール代替冷却装置は8月10日頃試運転開始予定。

2号機原子炉注水量が3.2m3/hまで低下、09:35に3.8m3/hに調整。昨日に続き2回目。原因を調査中。

3号機R/B上部ダストサンプリング、04:37-06:08 T-Hawkで実施。

夜の森線2回線化工事に伴い、3号機使用済燃料プール冷却、共用プール冷却、水処理装置が一時停止

電源停止で水処理装置の停止中に、仮設ホースの設置場所の調査、空間線量の測定を実施。流量低下の原因として、アレバ除染装置の出口からSPTタンク(B)までの配管の内側へのスラッジ等の付着による流量抵抗を考えている。この部分を新しいホースでバイパスすることで、流量が回復することを期待している(未使用だったSPTタンク(A)への予備ルートを試しに使ったところ、流量が回復したことから)。仮設ホースは塩ビホースを使用(本設は炭素鋼配管)。

雑固体廃棄物減容処理建屋からプロセス主建屋へたまり水の移送を開始(地下水の流入が続いているため)。今回は120tを移送。

循環型海水浄化装置メガフロートへの水の移送、1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事はまだ再開しない。


その他

昨日22日の停電の原因は、M/Cの過電流防止リレー動作によるトリップ。リレーの設定ミス。正規の設定値が672Aのところ、実際には210Aになっていた。作業手順書の記載に不明確な記載があり、正しく設定できなかったのではないか。M/C設置時(5月)から、この値だったのではないか。同様の個所およそ50か所について点検中。
「水処理装置などでも単純ミスが原因のトラブルが続いているようだが」という質問に対して、「発災後、仕事量としては相当な負荷がかかっているのではないかと思っている…運転をしながらより良い設備にしていくことが必要ではないか…こういった厳しい環境でございますのでそういったものをあまり責め立てるのはなんというかちょっとかわいそうな気はしています(´◉◞⊖◟◉`)


ニコ生
【7/23・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/23・17:30開始】東京電力 記者会見

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2011/7/23・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月22日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.2KB)

07:10発電所内の一部の系統に電源を供給している母線のしゃ断器が過負荷により作動し、3号機使用済燃料プール代替冷却設備、3、4号機原子炉内監視計器類、水処理装置、免震重要棟、共用プールの冷却設備への電源供給が停止。免震重要棟については、その後ただちにバックアップ用発電機(ガスタービン発電機)により復旧。原子炉注水、窒素ガス封入、MPは継続中。
(参考配布)福島第一原子力発電所における一部電源停止に関する電源系統概略図(PDF15.5KB)(図の黒いところは停電当時電気の来てなかったところ)
夜の森線2回線化工事で、夜の森線の負荷の一部へ大熊線2Lから供給するための予備変M/C(メタルクラッド)7Bで過負荷が発生した。その後、予備変M/C 7Bを経由せずに東電原子力線より受電。09:33免震重要棟、10:35に3、4号機原子炉内監視計器類、10:40共用プール冷却設備、11:50に3号機使用済燃料プールの電源が復旧。15:51水処理装再開。原因を調査中。

08:43、2号機原子炉への注水量低下が確認されたので、3.8m3/hに調整。
2号機R/Bブローアウトパネル付近で05:06-06:02ダストサンプリング
。T-Hawk予備機を使用(こないだ2号機R/B屋上に不時着したやつはまだ未回収でそのまま)。

3号機R/B2、3階PackBotで線量測定を実施の予定だったが、2階への階段でキャタピラが滑り2階へ行かれず。階段の湿気とガレキが原因。
3号機T/B屋根のベンチレータのふたが飛んでいるところに、デッキプレート設置。これで、1-4号機T/B屋根補修作業は終了。

4号機使用済燃料プール底部支持構造物、8/8段目コンクリート打設準備作業開始。

水処理装置、昨日18:30復旧予定だったが、アレバの除染装置で一時攪拌ポンプ起動が確認できず予備の物に切り替え。今日00:08運転再開(その後、今朝の停電で再び停止)。

原子炉循環注水ラインのバッファタンクの水位が下がってきたので、ろ過水タンクから補給


その他

1号機使用済燃料プールスキマーサージタンク水位計、計器不良を確認。※3→※1へ変更。


ニコ生
【7/22・11:00開始】東京電力本店より『母線遮断機の過負荷による3号機燃料プール冷却設備などの電源停止』に関する記者会見
【7/22・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

Togetter
2011/7/22・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月21日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.5KB)

4号機使用済燃料プール底部支持構造物
、7/8段目コンクリート打設。

5、6号機夜の森線2回線化工事に伴う電源切替のため、一時的に電源停止。これに伴い、2、3号機T/Bからプロセス主建屋への水移送、3号機使用済燃料プール冷却、共用プール冷却、水処理装置、停止。
水処理装置、電源停止によってSPTタンク(アレバの除染装置の処理水受けタンクとして利用している)の水位計が停止したため08:38に自動停止(SPTタンク水位計がシステム自動停止とインターロックしていることに気付かず)。本来は15:30に手動停止する予定だった。

その他

台風6号は通過
したが、今日も波が高いので海関係の作業は中止。台風の風雨による影響はたまり水増加以外は特になし。
1号機R/B地下水位、07:00でO.P.+4921mm、昨日16:00から409↑。屋根が無いことによる雨水流入と、1号機T/Bからの流入がある。床面から6150mm,地下階の深さは約11mなので、まだあふれない。
2−4号機R/B地下のたまり水水位は不明。T/Bとほぼ同じではないか。


ニコ生
【7/21・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/21・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/7/21・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/21・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月19日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.4KB)

1、2号機原子炉注水量、10:10台風対策(雨水の流入で汚染水増加が見込まれる)で設定を4.0→3.8m3/hに調整。

3号機T/B屋根補修作業、08:30より実施。小さいほうの穴とベンチレータのところを塞ぐ。これで、1−4号機T/Bの屋根の大きく壊れているところは雨水対策完了。の予定だったけど、ベンチレータのところは天候悪化のため今日できなかった。明日も悪天候のため作業予定なし。

台風6号接近中。海関係の作業は中止。海水のサンプリングは中止の場合あり。海水、地下水のモニタリング結果に海水、雨水流入の影響があるかも。
5月末の大雨でのT/B溜まり水増加量、100mm降水で2号機68mm、5号機52mm増加。


その他

暴力団排除対策協議会、設立。メーカー、元請け企業、協力企業に対して、作業員の採用において暴力団の関与がないように、警察からの指導があり、対応した。復旧工事で作業量が増えているので、あらためて対策をとる。

17日は、「事故の収束に向けた道筋」のステップ1終了期限およびステップ2開始の日だったので、連休明けの今日、進捗状況についての報告、関連資料の公開。
「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」の進捗状況について

資料1−(2) の「道筋進捗状況」の6頁、「冷温停止状態」の定義によると
「冷温停止状態」とは
・ 圧力容器底部の温度が概ね100°C以下になっていること。
・ 格納容器からの放射性物質の放出を管理し、追加的放出による公衆被ばく線量を大幅に抑制していること。
上記 2 条件を維持するため、循環注水冷却システムの中期的安全(各部位・部材の信頼性、多重性と独立性、異常時の余裕時間の評価、不具合・異常等の検知、復旧措置・必要時間の確認等)を確保していること。
質疑によると、条件2は具体的には「発電所敷地境界で新規に放出されている放射能による年間被爆線量が1mSv以下であること」。
東京電力福島第一原子力発電所1〜3号機からの放射性物質の現時点での放出量の暫定評価について(PDF 267KB)
現時点での評価は、6月下旬に西門でのダストサンプリングで取れた分がすべて原子炉から新規に放出されたものと仮定して、全放出量が約10億Bq/h(3月15日の推定値約2000兆Bq/hの200万分の1)、敷地境界での被曝線量に直すと1.7mSv/y。現在、西門でのダストサンプリングは検出限界以下であり、放出量評価のためにほかの方法を検討中。
放出量評価の詳細については下記の文書を参照。
実測された放射性物質濃度による被ばく線量の評価(PDF319KB)(7月23日公開)


ニコ生

【7/19・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/19・19:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見【福島第一原発・事故収束に向けた道筋の見直し】

Togetter
2011/7/19・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/19・20:00開始 政府・東京電力統合対策室「工程表更新」に関する記者会見

2011年7月18日(月、海の日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.5KB)

3号機T/B屋根補修作業、08:30-14:40海側からクローラークレーンで補修材のつりこみ、設置作業実施。
福島第一原子力発電所 3号機タービン建屋 屋根設置工事の作業状況(PDF132KB)
クレーンの先にカメラをつけて遠隔から操作したが、結局、作業員4名が屋根に上がって調整、据え付けをした(ルーフドレンに雨水を流し込むように3枚のデッキがきちんと並ぶように)。
最大被爆線量12mSv(空間線量率は約20mSv/h。計画線量は10mSv。屋根からの退避に予想以上に時間がかかった)。
明日、雨水が流入しないように上流側に土嚢を並べる。



T/B屋上の破損状況。一番大きな穴を今日デッキプレートで覆った。明日は、北側の小さな穴とベンチレータのふたが吹き飛んだところをプレートで覆う。

ルーフドレン:屋根に降った雨水を排出する設備。配管は屋内を通っているが、この屋内配管が破損しているところは、屋上の雨水取り込み口を土嚢で塞ぐ。


4号機使用済燃料プール底部支持構造物
、7/8段目コンクリート打設準備作業開始。

今日、仮設防潮堤作業終了。

その他

水処理装置定格流量出ない件で、7月15日対策実施後3.9m3/hだったのが徐々に下がって現在3.7m3/h。原因等調査継続中。

台風6号接近中。雨対策:扉、シャッターの前に土嚢積み雨水の浸入を防ぐ、風対策:仮設の施設をロープで固縛、海関係の作業(循環型海水浄化装置、1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、メガフロートへの水の移送)はしばらく中断。

10:06頃、作業員が電柱上3mの高さから転落。意識はあるが自力歩行できない状態。両腕橈骨(前腕の親指側の骨)骨折、頸椎損傷の疑い。光ケーブル敷設作業中だった。落下の原因は調査中。
診察を受けた結果、「右橈骨遠位端骨折、左橈骨頭骨折、左肘内側側副靱帯損傷」との診断。
東北地方太平洋沖地震による影響などについて【午前9時現在】 (7月22日プレスリリース)
頸椎損傷じゃなかったみたい。お大事に。


ニコ生
【7/18・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/18・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/7/18・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/18・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月17日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.0KB)

09:46 1号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、10:06に3.8m3/hに調整。ポンプ、配管、バルブの開閉等点検したが、設備上の異常は認められず(いったん流量調整バルブを開けて5m3/hまで流量を増やしてから3.8m3/hまで絞ったが、バルブ開度と流量の関係に変化は無い)。小流量で調整しているので、流量がふれやすいのではないか。よく監視をして、こまめに対応していく。同様の事象は7月4、14、15日にも。
14:25 1、2号機原子炉へ注水していた原子炉注水電動ポンプを1号機用から2号機用に変更し、原子炉注水量を1 ,2号機ともに約4.0m3/hに調整(1号機用の原子炉注水電動ポンプは停止)。17:00実績で1号機4.1m3/h。しばらく前から、1、2号機原子炉への注水は1台のポンプでまかなっている。ポンプの能力(20m3/h)に対して流量が小さいので、このほうが安定的に注水できるのだとか。

3号機T/B屋根補修、明日クレーンで設置の予定。
福島第一原子力発電所3号機 雨水対策の屋根風景(PDF59.0KB)
5、6号機側ヤードで地組した屋根補修材。縦5m、横16m、高さ30cm、鉄骨フレームと鋼製デッキプレート。これを3枚(計約20t)穴を覆うように並べて設置し、外周に土嚢を並べる。自身と土嚢の重量で固定する。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋2(4月10日T-Hawkで撮影、3号機T/B屋根の様子)
今回の補修で、一番大きな穴を塞ぐ。

3号機窒素ガス封入に伴い追加でやってるダストサンプリングの結果(7月13、15日採取分)
福島第一原子力発電所構内および敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF13.2KB)

昨日に引き続き夜の森線2回線化の工事。5、6号機の非常用ディーゼル発電機で代替。

循環型海水浄化装置
、明日以降の作業は台風が通過するまで延期。


その他

今日の午前も(´◉◞⊖◟◉`)さんお休み。日曜午前はお休みなの?夕方は登場。


ニコ生
【7/17・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/17・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/7/17・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/17・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月16日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF115KB)

2、3号機格納容器圧力計、今日から読み値を採用する計器を変更。窒素ガス封入装置についている圧力計から推定される圧力に近い値を示しているもうひとつのほうの圧力計の読み値を格納容器圧とする。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却系、昨日再開。05:00で42.0℃。1次系と2次系の温度差がないことから、冷却はゆっくりすすんでいると考えている。バルブ閉の原因は不明。建設当初から閉まっていたのかもしれない(運転開始時にあった水が蒸発して無くなったために温度上昇したのかも)。

3号機窒素封入で、格納容器の圧力上昇せず。送り出し側の流量は安定している。1、2号機と比べて格納容器のリークタイト性が悪いと考えている。

4号機使用済燃料プール底部支持構造物、6/8段目コンクリート打設。

夜の森線2回線化の工事に伴い、電源停止中は5、6 号機非常用ディーゼル発電機を起動、給電。

6号機仮設タンク→メガフロートへの移送、15:00停止。台風が近づいているので、ホースの切り離し養生を夕方から行う。

循環型海水浄化装置定期メンテで10:00停止。


ニコ生
【7/16・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/16・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/7/16・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/16・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月15日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.0KB)

08:551号機原子炉注水量の低下が確認されたため、注水量を約3.8m3/hに調整。これ2日連続。7月4日にも。ダイジョウブ?
1号機R/Bカバー設置工事、2台目のクローラークレーン組み立て完了

2号機使用済燃料プール温度、今朝40℃で昨日から上昇傾向。2次系冷却塔空冷フィンへの散水が停止していた(空冷だけど、冷却効率を上げるために冷却塔の上部からフィンに散水している)。ろ過水タンクからの給水ラインのバルブ(手動弁)が閉じていたのが原因。11:47バルブを開けて運転再開。プール水最高温度42℃。バルブ閉の原因は調査中。冷却塔はAB2系統あるので、必要なら別の系統に切り替えることは可能。

3号機窒素封入昨夜20:01より14m3/h(nor)で継続。封入開始前後で、格納容器圧は変化なし。格納容器温度が下がっている、送り出し側から見て注入量が安定していることから、窒素ガスは格納容器に入っていると判断。念のため、注入配管ラインのリークがないか調査中。
MPおよび風下でのダストサンプリングは変化なし。
発電所敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF10.9KB)風下のダストサンプリング結果

4号機使用済燃料プール注水(一昨日から2回別の個所で不具合発生)、ホースのカシメ部の不具合なので、消防ホースに取り替え。ホース交換、リークチェック後、13:05注水再開

5号機、本設のRHRSポンプB系の健全性確認され、今日から運転開始、仮設から本設へ移行

水処理装置、定格流量出ない件で05:14停止、対策実施。想定した原因は空気溜まりと圧損(圧力の損失)増加。
流量低下への対応(PDF59.8KB)(7月16日公開)
空気溜まり:配管にアップダウンがあるので、上に凸のところに空気溜まりがある可能性を考えて、ブロー運転(空気を押し出してやる作業)実施。タンクにベントを設置。圧損増加:蛇腹ホースを凸凹のないホースに交換。犠牲電極(配管の腐食防止にわざと錆びさせるような電極を入れている)を撤去。いずれもスラッジのような物が付着して水流の抵抗を生じる可能性がある(以上7月16日午前の会見で)。14:21運転再開。流量は37m3/h→39m3/hに改善したが不十分、調査および対策検討継続。
停止中にSARRYの追加設置にともなう制御盤改修工事を実施。

滞留水の分析結果(7月13日採取分)DFは106から105へ若干低下したが、予定内。
滞留水処理分析結果(PDF9.82KB)
炉注水ラインのバッファタンク水位低下(水処理が滞っているため)、まだ余裕はあるが、ろ過水タンクから7mまで補給(タンクの深さは11m、補給開始ラインは2.5m、停止ラインは7m、今回の水位は3.8m)。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事に伴い、シルトフェンスの開閉を行ったが、大きな影響はなかった。


その他

2F MP No.5のお掃除


ニコ生
【7/15・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/15・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/7/15・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/15・16;30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月14日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF118KB)

05:30、1号機原子炉注水量の低下が確認されたため、注水量を約3.5m/hに調整。原因は調査中。

2、3号機窒素ガス封入ラインに取り付けた仮設圧力計と本設の格納容器圧力計の指示値を比較して格納容器の圧力見積を行う。本日作業、明日までに評価する。
福島第一原子力発電所2,3号機原子炉格納容器圧力の窒素注入ライン圧力指示計での確認について(PDF107KB)

3号機窒素ガス封入20:01開始。環境への影響を考えて、周辺の作業員のいない夜間に行う。
3号機T/B屋根補修、補修材の地組を行う(雨水侵入対策で)。

4号機使用済燃料プール注水、ホース接続部点検継続。

水処理装置、昨日から停止中。周辺の空間線量率は100-150mSv/h。破断した塩ビの継手(♂側)が♀側の内部に残って簡単に取除けないために、昨日から時間がかかった。
凝集沈殿装置薬液注入ライン損傷部の概略構造(PDF13.1KB)
継手をステンレス製に交換して12:07修理完了。一人2分で10人交代で。被曝量は一人当たり約4mSv。もう一個所同様個所があったが、そこは昨日交換済。14:58装置起動、18:30処理再開
ベッセル仮置き場クレーンの不具合を修理


その他

2F MP No.4お掃除
2F MP No.6、周辺のガレキ撤去で線量率下降
福島第二原子力発電所の現状について【午後9時00分時点】
「瓦礫撤去の影響でモニタリングポスト6が0.6μSv/h 下降 清掃の効果は見えず」ystriceraさんのtweet

1F正門の可搬型MP、18:15免震重要棟のデータ受信装置を交換し復帰を確認

物揚場の海底土分析結果(2回目)。137Csで1.5E+05Bq/kg、沖合3kmの100倍程度。港湾補修作業に伴い汚染拡散の恐れがあるため、調査。
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(7月13日採取分)

3号機R/B開口部からのダストサンプリング、12、13日実施4回分の分析結果
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF12.3KB)

ニコ生
【7/14・11:00開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

Togetter
2011/7/14・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/14・16:30開始 政府・東京電力統合対策室合同記者会見

2011年7月13日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF125KB)

3号機R/B開口部ダストサンプリング
継続、06:46-07:16、11:00-11:30の2回。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF12.3KB)(7月14日公開)

4号機使用済燃料プール注水、昨日のホース接続個所がはずれて水漏れの件で、ホース交換後、リークチェックで再び漏えいを確認。原因を調査中。
4号機使用済燃料プール底部支持構造物、6/8段目型枠工事開始。

7月3日5号機残留熱除去海水系の塩ビホース裂けの件で、7月11日ホースを改めて引き直した時にコンクリート角に当たらないよう固縛したが、同様個所が見つかったためホースの交換を実施。作業に伴い残留熱除去系停止06:30、再起動10:58。原子炉水温度は42.7℃→49.3℃。海水系は仮設なので、いずれは本設のものを復旧して堅牢性を向上したい。

水処理装置バックアップ用のSARRY設置工事、装置搬入のための干渉物撤去、セシウム吸着塔交換のためのリフター設置など。高温焼却建屋に設置する。8月上旬試運転の予定。
セシウム除去装置(SARRY)概要(PDF336KB)(7月14日公開)
水処理装置、フラッシング中に凝集沈殿装置の薬液注入ライン(7月10日、12日漏洩のあったのと同種の個所、まだ塩ビのまま)から漏洩確認13:04。13:07水処理装置停止。漏洩量は5l。

循環型海水浄化装置、A系ゼオライト交換後、10:30運転再開。


その他

1号機と4号機の使用済燃料プール代替循環冷却装置設置に関する報告書を保安院に提出。
福島第一原子力発電所1号機および4号機における使用済燃料プール代替冷却浄化系の設置に係る経済産業省原子力安全・保安院への報告について(装置の概略図など)
1号機は8月中に、4号機は7月末までに本格運用開始の予定。
1号機の1次系は熱交換器まで既設のFPC系を使用できた。
「それに1号機はまだまともに現場調査はしてないって聞いてるし、線量が高くてとても作業出来る環境じゃない。具体的な除染も遮蔽の計画もないのに工程だけが先に決まってニュースで流れている」Happyさんのtweet

たまり水の貯蔵及び処理について水曜日の報告書提出。この一週間の平均稼働率は73%。流量(流量計測定)は37l/h。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第3報)
水処理作業の遅れについて、T/BO.P.+3mの目標(急激な雨水の流入に対してO.P.+4mから1mの余裕をみたい)の達成が先送りになる恐れあるが、年末までの予定(現在たまり水10万5千t、日量500t生産、日量1200t処理で年末までに20万t処理終了)を変更するような見通しは持っていない。(7月14日午前の会見で)

3号機R/B耐震性評価に関する報告書を保安院に提出。
当社福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性および補強等に関する検討に係る報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について(その2)
難しくて全然解んないけど、あんだけ爆発しておいて残存部分の耐震性OKって、どんだけ丈夫に作ってあるんだか。

福島第一原子力発電所緊急時作業に伴う作業者の被ばく線量の評価状況について(続報4)
250mSv超の人は6人。今後これが増える可能性は低いと考えている。

12:50交通事故。1FからJビレッジに向かっていた自家用車(協力企業作業員3名が乗車)が縁石に乗り上げ横転。

正門の可搬型MPが13:00—14:30停止、欠測。電源を入り切りしたら復活。近くのMP6では測定値に異常なし。
その後、22:00より不具合再発、停止中。

2F MP No.3お掃除


ニコ生
【7/13・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/13・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見
【7/13・18:33開始】東京電力 記者会見
【7/13・20:53開始】東京電力 記者会見

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2011/7/13・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/13・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月12日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF115KB)

3号機原子炉への窒素ガス封入配管の接続作業を実施。
3号機R/B開口部ダストサンプリングをコンクリートポンプ車で実施。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF12.3KB)(7月14日公開)

4号機使用済燃料プール底部支持構造物5/8段目コンクリート打設。
4号機使用済燃料プールおよび機器貯蔵ピット注水、注水ホース接続部がはずれて漏水したので注水中断。明日交換、リークチェック後再開予定。

循環型海水浄化装置、B系のゼオライト交換後、運転再開。明日A系の交換予定。
ゼオライト交換って週末メンテでやるんじゃないのか?


1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事のための作業開始
、海水モニタリング強化のためサンプリング地点を増やした。
福島第一港湾内の海水追加採取箇所(PDF 10.3KB)(7月13日公開福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(7月12日採取分)添付の参考資料2)


7月10日に発生した水処理装置(凝集沈殿装置)の薬液注入部から漏えいが再発。08:40頃制御室から監視カメラで確認、08:51手動停止。薬液ラインを流れる硫酸第二鉄溶液で、10日に交換した接続継手が腐食(亜鉛メッキで耐食性十分と考えたがダメだったので、ステンレス製の物に交換)。漏えい量10l。16:58に処理再開
水処理装置(凝集沈殿装置)薬液漏えい箇所の修理(PDF71.2KB)(修理前後の写真)

その他

2F
MP No.2の掃除

合同会見で細野大臣「ある時期から絶対に楽観論に立たない」発言について詳細を問われ「希望的にこうだと思っていたことが異なっていたり…例えばモニタリングしてデータを分かりやすく提供しようとしているがなかなか国民の皆さんの間に受け止められてないそっちか!


ニコ生
【7/12・11:00開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

Togetter
2011/7/12・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/12・16:30開始 政府東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月11日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(112KB)

循環型海水浄化装置、週末メンテナンスから運転再開

7月3日の5号機仮設RHRSポンプにつながるホース裂けの件で、ホースの引き回し具合等手直し


その他

5、6号機
、夜の森線工事のため、電源を非常用ディーゼル発電機に切り替え。起動後、5Aが地絡で停止。5B、6A、6Bが稼働。5、6号機間で非常用DGからの電源融通は可能。

5、6号機、受水槽から水漏れでサービス建屋にある分電盤にかかったために地絡、停電。このため、復旧まで緊急医療室を閉鎖

7月7日に通知された敷地内のダストサンプリングの分析結果1回目。
福島第一 発電所構内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF8.07KB)
記者会見配布用資料のほうで(プレスリリースではなく)。

高濃度の放射性物質を含む水の海洋への流出防止・拡散抑制強化に向けた取り組み状況について
今までの取り組み(ピット閉塞、角落し、シルトフェンス、循環型海水浄化装置など)のまとめと今後の予定(津波で壊れた南側防波堤のところを鋼管矢板で補修する、補修作業に伴い予想される汚染の拡散の見積など)

2F
MP お掃除。今日のNo.1から順に。
「7/11-7/15に福島第二原子力発電所構内のモニタリングポストNo.1-No.5において、検知感度向上のためカバー内面の拭き取り等の清掃作業を実施いたします。」TEPCO_Nuclearさんのtweet

福島第一原子力発電所3号機における窒素封入に係る報告について
保安院に提出の報告書の概要

今日、東北南部が梅雨明け。去年より7日、平年より14日早い。

ニコ生
【7/11・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/11・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/7/11・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/11・16:30開始 政府東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月10日

今日のお仕事

04:53頃、監視カメラで水処理装置(凝集沈殿装置)の薬液注入部から漏えいを確認。油分離装置、セシウム吸着装置、凝集沈殿装置を停止。淡水化装置から先は運転継続。漏洩量見積は50l(床面にもれている面積と高さで推定)。放射能濃度は137Csで5.5E3Bq/l(セシウム吸着塔出口とほぼ同じ。周辺の空間線量率5mSv/hに影響しないレベル)。汚染水が流れる母管へ薬液を注入しているので、薬液側の配管のほうが高圧で通常は逆流しないが、今回、接続部の割れにより漏出したために、その部分で圧が下がり、低圧側の母管からも漏出した。
水処理装置(凝集沈殿装置)薬液漏えい箇所 概要図(PDF16.8KB)
水処理装置(凝集沈殿装置)薬液漏えい箇所(PDF48.0KB)(当該個所の写真。緑色の液体が噴出している)
母管から薬液注入ライン用に枝管を溶接してあって先端にネジが切ってあり、薬液注入ラインのホースをねじ込みで止めてある。そのねじ込んでいる塩ビ製の接続継手の割れを確認。この継手を金属製の物に交換(異なる材質を接続すると漏洩の危険があるが、今回の不具合の原因は今のところ不明)。同様の個所がもう一か所あるが、目視で異常ないことを確認、継手交換については今後検討(原因不明でもあり、汚染水処理のスピードを落とさないために、リスクをふまえながら処理を継続する)。
水処理装置(凝集沈殿装置)薬液漏えい箇所の修理状況(PDF115KB)(修理後の写真。7月10日と書いてあるが、公開されたのは7月12日)
修理およびリークチェック後、17:40処理を再開
漏水は回収してプロセス主建屋地下に戻す予定。


その他

三陸沖(海溝の手前)で地震、震源の深さ34km、マグニチュード7.3、津波注意報発令
。O.P.+10mのレベルまで作業員が避難。原子炉等には異常なし。6号機タービン建屋→仮設タンク→メガフロートへのたまり水移送を中止。
「大きな地震が来て津波の危険性がある場合、現場の作業員は分からない。構内放送が復旧していないので。ではどうするか?構内を一定のリズムでサイレンを鳴らしながら消防車が走る。それと今くらいのが来ると「とりあえず、上がろう。」と休憩と情報収集を兼ねて自主的に退避する。」sunnysunnynismoさんのtweet(当日は現場にはいなくて、一般論として)。
「現場始めて2時間くらい仕事してたら地震がグラグラッってきて、収まったから仕事してたら事務所から電話が…。」Happyさんのtweetその1
「「津波警報でてるから全員非難させろ」って言われ現場から離れて高台の企業棟に非難して全員の点呼確認。30分位待ったけど待ってるだけでも暑くて…。事務所に電話して休憩所に移動して待機。」Happyさんのtweetその2

今日(´◉◞⊖◟◉`)さんは午前の部お休み。前回のお休みは株主総会、今日何が…。ちなみに、昨日は100日連続出場達成。

ニコ生
【7/10・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/10・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter

2011/7/10・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/10・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年7月8日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF113KB)

2号機R/B2、3階で、Quince による線量測定とダストサンプリング
前回失敗した地下階水位計取り付けは不具合個所の修理済。今後何時やるかは検討中。
福島第一2号機原子炉建屋線量率の測定結果(7月8日実施)(PDF160KB)(7月11日公開。R/B1−3階の線量調査結果)
福島第一 2号機原子炉建屋内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF49.5KB)(7月11日公開。R/B2、3階のダストサンプリングの分析結果)
3号機ほどではないが、空間線量率は数十mSv/hと高い。作業に当たっては遮蔽等が必要。
クインスによる福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋内の状況調査(動画)(7月16日公開。動画。床の赤いところはサビを含んだ水滴がたまっていたところではないか。途中の”LOST”表示は通信途絶が発生したため。その後リセットしたので時間表示は実際と一致しない)


3号機窒素ガス封入用接続個所現場確認、今日、人が行って確認。接続予定個所は溶接でなくてねじ込みだったので、キャップを外して仮設ホース接続用カプラを仮付け。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋における窒素封入箇所の調査結果(7月8日)(PDF178KB) (7月9日公開、当該個所の写真など)

3号機7月7日採取の使用済燃料プール水分析結果。pH11.2(5月8日採取分)から9.0へ改善。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール水の分析結果(PDF10.7KB)

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置用配管、水と空気を流してリークチェック
福島第一原子力発電所4号機 燃料プール冷却材浄化系の既設配管健全性の確認結果(PDF151KB)(7月9日公開、配管の概略図など)

4号機使用済燃料プール底部支持構造物今日から5/8段目型枠設置工事


その他

3月に3号機T/B地下で被曝(β線熱傷)した作業員が亡くたったという誤報道。現在所属する企業で通常勤務に就いている。イキテルヨ。誤報道によって東電や放医研に問合せが多数来ている。

処理水のみで原子炉循環注水冷却を開始して一週間たったが、汚染水浄化装置は初期トラブル対応という状況は脱したのではないか、システムは安定的に運用できている。稼働率が100%出ていないところが今後の課題。

昨日の2Fの電源盤故障に関して、当該個所は直接海水にぬれていないが、床に5cmほど冠水、空調が不十分なので塩分が付着したと考えている。1F1−4号機はすべて仮設電源盤を使用中。その他は目視点検、絶縁性チェックして使用している。今後、同様の個所はできるだけ通電しないとかサーモグラフィで発熱をチェックするなどする。

作業員のメンタルヘルスサポートのために、防衛医科大学の協力で月1(2−4日)で対応。被曝の可能性や、家族の被災によるストレスへの対応。
福島第一、第二原子力発電所における作業従事者へのメンタルヘルスサポートの強化について

津波の調査結果・評価について、保安院に報告書提出。
当社福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所における津波の調査結果に係る報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について

ニコ生
【7/08・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/08・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/7/8・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/8・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月7日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF118KB)

1号機R/Bカバー、基礎盤をメガフロートから物揚場へ移動予定。

昨日の3号機窒素ガス封入配管接続部周り調査の結果。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋内の線量調査結果(PDF23.0KB)
グレーチングと干渉して高所作業車が予定した高さまで上がれなかったため、接続個所をはっきりと確認できず。詳細な確認を明日もう一度やる。人が入るかどうか検討中。。接続予定箇所周辺の線量は約50mSv。配管接続部の形状を溶接かキャップか確認する必要ある。

3号機使用済燃料プール、ホウ酸注入後のプール水サンプリング実施。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却系。注水側使用予定の配管(残留熱除去系)の健全性確認のための作業。
4号機使用済燃料プール底部支持構造物、4/8段目コンクリート打設。



その他

今日から敷地内12か所で空気中のダストサンプリング実施(週1)。放射性物質放出量の推定のため。建屋上空のサンプルと比較して、新規に来ている物と既存の物が舞い上がっているのとが区別できることを期待。
ダストサンプリング位置図(PDF72.8KB)

2F1号機地下の電源盤の遮断機から火花。残留熱除去系ポンプを停止して不具合個所を修理、その後ポンプを再起動。

滞留水処理分析結果(PDF12.2KB) 7月5日サンプリング分

6月28日に開始した窒素封入で上昇傾向だった2号機D/W圧力が、7月1日に25kPaabsまで行ってから7月4日以降20kPaabsでさちったみたい。
福島第一原子力発電所 2号機 水位・圧力に関するパラメータ(PDF)(6月28日−7月5日分)

ニコ生
【7/07・11:00開始】東京電力 記者会見
【7/07・16:30開始】政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/7/7・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/7/7・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年7月6日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF113KB)

3号機窒素封入で配管接続予定箇所の周辺の調査、線量測定を実施。1階床から5mくらいの高さがあるので、カメラ等をくくりつけた Warrior とガンマカメラを高所作業車に載せて実施。
福島第一原子力発電所3号機窒素封入接続箇所の高所作業車による調査について(PDF66.7KB)

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置(注水側)の作業。サイホン効果によるプール水の逆流防止のために5階オペレーティングフロアの弁20A20B閉止、ともに完了。20Aのほうは瓦礫に埋まっているように見えたが、行ってみたら操作できた。
4号機 原子炉建屋 5階現場調査結果(411KB) (6月29日実施。20A20B弁の様子。20A弁は瓦礫でおおわれている。6月30日公開)
福島第一原子力発電所4号燃料プール冷却浄化系バルブ(20B弁)(PDF172KB) (閉止した20B弁。円形のハンドルを持ち込んで操作)
損傷が確認されている箇所はバイパス工事を準備中(R/B4階のひんまがった配管の写真、6月11日公開)。弁閉止ができたので漏水の危険性が無くなり、損傷した配管を切って交換することが可能になった。
引出し側はスキマーサージタンクから来る配管を使用予定。7月末までに稼働の見通し。

1号機R/Bカバー用の小名浜からの初荷(コンクリート製成型済基礎盤)を、メガフロートのクレーンを使って、メガフロート上に移動。
2台目のクローラークレーン組み立て中。物揚場に集積したパーツをクレーン同士でパスして組み立てる。

明日、4号機使用済燃料貯蔵プール支持構造物4/8段目、コンクリート打設予定。


その他


たまり水の処理と貯蔵についての報告書。今後毎水曜日に公表の予定。
水処理システムの直近1週間の実績は定格(50t/h)の76%。100%出ない理由は1.吸着塔交換前のフラッシングに2−2.5時間かかる、2.流量が43t/h止まり、の2点。流量が出ない原因は今後調査する。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第2報)

2011年7月5日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF115KB)

ふくいちライブカメラに初めてクローラークレーンが映ったよ。


その他


富岡町の採石場から砕石を積んで帰る途中の協力会社のトラックが、警察車両と接触事故。けが人なし(Happyさんによると、20km圏内の信号は点いていないらしい)。

雑固体廃棄物減容処理建屋OP3274mm 19mm上昇。移送してないのに水位上昇するのは地下水流入原因。

福島に立ち寄った原発作業員の内部被曝評価について保安院から報告(WBCで10000cpm以上の人1158人のうちKKの人(福島で作業してきた)が1128人、それ以外の人のうち、預託線量が1−2mSvの人が3人いた。合同会見で)。

2011年7月4日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF107KB)

08:13 1号機原子炉注水量が3.0m3/hに低下、流量を増やしてフラッシングを実施、08:50流量を3.8m3/hへ調整。流量低下の原因は調査中。

3号機使用済燃料プール循環冷却33−34℃で静定
3号機原子炉水位が3日-1950mmから-1700mmへと上昇。

4号機ICMハウジングから原子炉ウェル経由で機器貯蔵ピットと使用済燃料プールに注水。今日から、このやり方に変更。
4号機使用済燃料プール支持構造物コンクリート打設4/8段目型枠設置。

循環型海水浄化装置は週末のメンテナンスが終わって10:00運転再開


その他


「昨日(7/3)、メガフロート全体の荷重バランスを保つためメガフロートへの仮設タンク内の水の移送を停止、受け入れタンク切替え(配管切替)を実施しました。本日(7/4)その作業を終了したことから13:30より水の移送を再開しています。」@TEPCO_Nuclearさんより

2011年7月3日

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF117KB)

7月1日の3号機R/B1階大物搬入口付近のwarriorによるお掃除で線量があまり下がらなかったので、遮蔽のために床に鉄板を敷いた(フォークリフトでやったって、例の三菱重工製の放射線遮蔽キャビン搭載のやつ?)。明日、鉄板の隙間をつめて、その後線量測定。6日から窒素封入のための配管等現地調査、8日から作業、17日までに稼働の予定。
鉄板敷設の様子
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋1階の鉄板敷設状況(PDF109KB)
お掃除後の線量測定結果(7月2日)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋内の線量調査結果(PDF80.9KB)

5号機仮設RHRSポンプ(海水汲み上げ用の水中ポンプ)のホースが裂けて、ハデに海水を噴出。いったんポンプを停止して、ホース交換。5号機原子炉は冷温停止を維持。
福島第一原子力発電所 5号機仮設RHRSポンプ出口配管部漏えい状況(PDF99.1KB)
福島第一原子力発電所 5号機仮設RHRSポンプ出口配管部漏えい概要(PDF64.7KB)


その他

6月30日採取4号機R/B5階ダストサンプリング結果
福島第一 原子炉建屋内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF10.9KB)

「6/29 1~4号機 汚染水流出防止対策としてのピット閉塞、取水口角落し設置作業を完了」とのこと。ピット閉塞はこれですべて完了。
1〜4号からの汚染水流出防止対策の工事状況について(スクリーン室の角落とし)(PDF97.0KB)7月5日公開
損傷がない限り一生ものでございます(´◉◞⊖◟◉`)」