リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年12月31日(月)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月31日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月30日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、26日から停止していたが13:45に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月30日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月29日(土)

16:19に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは51km、地震の規模(マグニチュード)は5.0。

震度分布図(気象庁)


今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

16:45時点で地震による異常は確認されない。けが人なし。
地震発生後のプラント状況について(午後4時45分現在)(PDF、プレスリリース)

2号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月29日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月28日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 67.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


その他


2011年6月7日に確認された2F4号機の主排気ダクトからの空気漏れの件の原因と対策。
福島第二原子力発電所4号機主排気ダクトにおける空気漏えい箇所概略図(福島第二原子力発電所日報別紙)(PDF 323KB)
経過:2011年6月7日に4号機主排気ダクトの支持脚溶接部で塗装割れと空気漏れを確認。FRPシートで応急補修。7月31日に発生した地震の後のパトロールで補修個所から再び空気漏れを確認、再補修を実施。
調査結果:目視点検および浸透探傷検査により、空気漏れ個所はひびがダクト母材を貫通している事を確認。
原因:3月11日の地震で3、4号機コントロール建屋と3、4号機サービス建屋の間に一時的なズレが生じ、建屋境界部にある支持脚の溶接部に大きな力がかかったためと推定。
対策:ダクト外表面の支持脚とダクト母材との間に当板溶接を行い、地震時におけるダクト母材への応力を緩和する構造に変更する。また、空気漏れ個所のダクト内表面に肉盛溶接を行い、ダクト母材の貫通部を閉止する。

今日で今年の会見はおしまい。来年は4日から。


ニコ生
【12/28・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/28・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月27日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 91.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機T/B地下たまり水移送、09:13-14:40に実施。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日26日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機燃料取出し用カバー設置工事に使用する部材の搬入を開始。メガフロートの移設が25日に完了したので、今日から荷揚げが始まった。
4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。フィルター洗浄のため07:33-17:02に一時停止。起動後17:49に定常流量に到達。

RO膜型淡水化装置RO3は昨日の漏えいで停止していたが、漏えいの発生した損傷個所を隔離して15:09に運転を再開した。


その他


水処理装置、アレバ除染装置は単独循環運転中に発生した漏えいで停止していたが、不具合個所の修理が27日に完了して待機状態に復帰した。
除染装置不具合箇所の修理工事の完了について(PDF 35.7KB)
6月14日に廃液貯留タンクの液位計の不具合により漏えいが発生(6月14、18日参照)。それ以前に発生していた不具合とあわせて7月15日に修理作業を開始していた。現場は線量が高く(空間線量が30mSv/h程度。作業者の一日あたりの最大被ばく線量はγ線で5.5mSv、β線で6.4mSv)、モックアップでの作業手順の確認など事前の準備に時間を要した。

魚介類のサンプリング結果。12月9、13日採取分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 85.2KB)

月末なので作業者の被ばく線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について

5、6号機の保全計画の変更を規制委員会へ提出。
福島第一原子力発電所5、6号機の保全計画の変更届出について(PDF、プレスリリース)
長期停止状態にあるので、「特別な保全計画」を策定した。冷温停止維持設備および発電所維持運営設備について保全を実施する。

開閉所の耐震性評価について規制委員会へ報告するのを延期。
原子力発電所の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の耐震性評価の原子力規制委員会への報告の延期について(プレスリリース)
3ヶ月毎に開閉所などの耐震性評価の進捗を報告することになっているが、現在、規制委員会で新しい安全基準が検討されているので、報告は延期することになった。


ニコ生
【12/27・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/27・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月26日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料(PDF 96.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入、12月7日に再開していたが09:56に停止。格納容器内の水素ガス濃度が0.1%まで低下したので。

2号機T/B地下たまり水移送、21日から継続していたが09:22に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

10:10頃、RO膜型淡水化装置RO3のジャバラハウス内で防凍シート養生の手直し作業中に、シートを小口径(直径25mm)の塩ビ配管(UF(ウルトラフィルタ)カセットベントライン)に誤って接触させて破損し、漏えいが発生。ただちに前後弁を閉めて漏えい個所を隔離し漏えいの停止を確認。10:16にRO3を手動停止。漏れた水は約10L(5m×1m×深さ2mm)、堰内にとどまっている。漏えい水の核種分析結果は134Csが3.4×10-1Bq/cm3137Csが5.5×10-1Bq/cm3
対策として、今回破損した個所のような小口径分岐ラインに接触防止カバー等を設置することを検討する。
福島第一原子力発電所淡水化装置(RO3)からの水の漏えいについて(PDF 73.5KB)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第79報)(プレスリリース)

1-4号機取水路前面エリア北側のシルトフェンスを交換する。
シルトフェンスの交換作業について(PDF 75.3KB)
現在取付けられているシルトフェンスが遮水壁の設置位置と干渉するため、設置位置を変更する。この際、新しいシルトフェンスを変更後の位置に設置して、古いのを撤去する。1月7日から数日かけて作業する予定。

魚介類のサンプリング結果まとめ。10月9日-11月30日採取分。
福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 256KB)
18日に話のあった港湾内のカゴ漁による魚類捕獲(駆除)についての速報あり。現在、港湾内のAおよびCエリアでカゴを設置している。

核種分析確報版12月1-15日分を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(12月1日~12月15日公表分)(PDF)


ニコ生
《福島第一原発 淡水化装置 水漏れ》東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/26・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月25日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、21日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

11:04頃、5、6号機低レベル滞留水タンクエリア周辺(屋外)のサンプリング配管から水が漏れているのを確認。
福島第一原子力発電所5・6号機低レベル滞留水タンク周辺における水漏れについて(PDF 99.4KB)
漏れた水は1m×1mの範囲の地面(砂利)にしみ込んでいる。周辺に排水溝などはない。漏えい量はポンプの流量(20m3/h)と漏えい時間(2秒)から、最大で10Lと推定。漏えい水の核種分析結果は、全γ核種が4.3×10-1Bq/cm3で、5、6号機滞留水タンク水(10月3日採取分で6.6×10-1Bq/cm3)とほぼ同じ。
当時、5、6号機のたまり水移送配管をPE管化した後の漏えい確認を行っていた。漏えいのあったサンプリング配管のバルブも確認していたが、実際には十分に閉まっていなかった。

09:50にメガフロートの本係留を実施。昨日、港湾内の北側に移動し仮係留していた。
福島第一原子力発電所 メガフロート港湾内移動画像


その他


4号機R/Bの耐震安全性評価で、熱伝導解析モデルにおいて壁・床の厚みを4分割して扱っていたのを10分割に変更して再評価した。評価結果は変わらず。
当社福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性および補強等に関する検討に係る報告書の原子力規制委員会への提出について(その1)(追補版)(改訂2)(プレスリリース)
「福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性および補強等に関する検討に係る報告書(その1)(追補版)(改訂2)」の原子力規制委員会への提出について(PDF 205KB)

施設運営計画と特定原子力施設に係る実施計画の変更
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書の変更について(プレスリリース)
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の補正について(プレスリリース)
『福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書』の変更および『福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画』の補正について(PDF 351KB)
乾式キャスク仮保管設備に設置するエリア放射線モニターの仕様が確定したので、記載を追加。
乾式キャスク仮保管設備の基礎及びコンクリートモジュールの再評価。誤り(11月7日参照)をなおした。
輸送貯蔵兼用キャスク(30基)に係わる安全評価を追記。
一時保管エリアQの設置及び一時保管エリアA1・A2の仮遮蔽。構内北側にあるエリアBの比較的線量の高いガレキを構内中央に新設するエリアQへ移動。エリアA1・A2のガレキを土のうで覆って仮遮蔽をする。これらにより、北側敷地境界線量は約0.4mSv/yearとなる。1月下旬より実施予定。


中長期対策会議運営会議第13回会合。
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況
2号機TIP案内管活用の検討(通し番号で3頁)。10月に代替温度計を設置したSLC配管と並行して活用を検討してきたTIP案内管の健全性確認のため、新規隔離弁ユニット(ガイドパイプ・フラッシングライン・ドレンラインおよび隔離弁から成る。TIP案内管の格納容器外側にあるバルブアッセンブリのボール弁を残して爆発弁より手前を撤去して設置。残したボール弁と新規隔離弁の開閉は有線で遠隔操作できる)を12月中旬に設置。ボール弁を開いて確認したところ、圧力容器からの炉水やガスの逆流はなく、線量率も変化せず。前回6月20日の調査(6月25日の中長期対策会議の項参照)以降の調査で、TIP索引装置は4系統全てで「Ch.1」位置にあると判断。今後、TIP案内管の健全性の確認、温度計挿入を含めた炉内状態把握のための活用方法について検討する。
2号機S/Cへの窒素封入(13頁)。2号機でも1号機と同様に、D/W圧力減少操作にともなって水素ガスとKrの濃度が上昇するので、1号機で実施したS/Cへの窒素ガス連続封入を2号機でも行う。4月以降に実施の予定。なお、3号機では1、2号機のような水素ガス濃度の上昇は見られず、S/CとD/Wは隔離されている(PCV内水位が高い)と考えられるので、S/C内の状態について最適な確認方法を別途検討していく。
窒素ガス分離装置(C)の新設(21頁)。現在、常用の2台を並列運転しており待機号機がないため、長期間のメンテナンス期間の確保が難しく、また、設備の劣化が促進されている。このため、常用の装置を1台新設し、3台運用(2台運転、1台待機)にすることで、窒素供給の信頼性を向上する。3月上旬に運用開始の予定。
地下水バイパス実証試験(28頁)。14日に開始、約3週間の予定。パイロット揚水井からポンプでくみ上げた地下水の流量と水位の変化を計測し、地盤の水の通しやすさを確認する。くみ上げた地下水はもう一方の揚水井に復水する。試験開始に当たりくみ上げた地下水の137Csが検出限界(0.1Bq/L)未満であることを確認。今後、さらに詳細な核種分析を実施する。
多核種除去設備、HIC落下試験(31頁)。これまでの追加試験の結果から、上蓋押さえ構造(逆さに落ちると上蓋が外れる)、HIC本体と補強体の間の緩衝構造(これにより衝撃時のHICの歪みを補強体で拘束する)、HIC形状不連続部の補強(溝部に損傷が発生する)について検討・対策し、健全性を評価する。
今月の敷地境界線量低減の状況(52頁)。最大値は北エリアで9.83mSv(液体廃棄物の放出はなし)。
2号機ブローアウトパネル開口部閉止(55頁)。閉止パネル架台(2ブロックで構成)は13日に1ブロック目、18日に2ブロック目の設置を完了(写真あり←PP(核物質防護)上問題ありとのことで2013年1月9日に削除されたらしい)。閉止パネル扉を閉じるのは24年度末の予定。
今月の追加的放出量評価(58頁)。先月と変わらず0.1億Bq/h(1号機0.002億Bq/h、2号機0.007億Bq/h。3号機0.02Bq/hは前月0.001億Bq/hより多いがダスト濃度は変わらず風量が増えたものと評価)、これによる敷地境界での被ばく線量は0.03mSv/year。
港湾内海水中の放射能濃度低減(61頁)。前回(12月3日)提示した調査項目の結果。1-4号機スクリーンポンプ室内の海水の137Cs濃度は今までの取水路開渠内海水の変動範囲内、護岸付近に設置した調査孔(地下15m)から採取した地下水の137Cs濃度は検出限界未満であり、これらから新たに放射性物質が供給されている可能性は無いと考える。3号機で交換したシルトフェンスに付着していた放射性物質は少ない事が分かり、シルトフェンス交換による海水中濃度低減効果は有意なものではないと評価、他のシルトフェンスは交換しない。1-4号機取水路開渠内南側で高い137Cs濃度は北側ではやや低く、開渠外(物揚場前など)ではかなり低い事から、シルトフェンスにより海水の流れが妨げられ汚染拡散抑制に一定の効果があるものと考えられる。現在運転中の循環型海水浄化装置は改良を加えるなどした(4月23日参照)が効果は上がっていない。新しい浄化装置を2-4号機シルトフェンス内側の狭いエリアに設置して効果を確認する。
3、4号機R/B上部ガレキ撤去作業進捗(69頁)
2号機R/Bオペレーティングフロアのガンマカメラによる調査(77頁)。ブローアウトパネル開口部閉止パネル架台にガンマカメラ(JAEA開発のγ-eye II)を置いてオペフロの汚染状況を調べる。今後の燃料取出しの準備として除染・遮蔽をおこなうにあたっての作業計画に資する。
レーザースキャン技術を活用した3DCAD化の検証(91頁)。被災、爆発などの影響で元々の状況と変わってしまっているR/B内の状況をレーザースキャンで3Dデータ化し、H25年度から開始する除染・遮蔽等の工事計画策定に活用したい。実用可能性の検証を2号機R/B北西コーナーで行う。PackBotにレーザースキャン装置を搭載し、免震重要棟から遠隔操作する。データ取得は26日、その後データの解析などを行う。
「建屋内遠隔除染技術の開発」の2F実証試験の実施(96頁)。1-3号機R/B1階向けの遠隔除染装置が25年1-2月にできてくるので、6月からの3号機R/B投入前に2FのR/Bで実証試験をおこなう。遠隔操作/走行性の実証および除染作業手順の確認(実際の除染作業は行わない)。問題が発見されたら工場で改造を行う必要があるので、汚染リスクの低い2Fで実施する。参考として、高圧除染装置、ドライアイスブラスト除染装置、ブラスト・吸引除染装置の資料あり。最後のやつのカラーリングはよく見るような…
2号機ベント管下部周辺調査の途中経過(104頁)。不具合の原因について。12日(階段でバランスを崩した)は、ロボットの脚先が階段のグレーチングのスキマに食い込んで抜けなくなったため。対策として、グレーチングに鉄板を設置。18日(アーム操作が不能)は、アーム位置検出用の金属板(センサードグ)が何らかの原因で反ってしまったためセンサーが正常に作動せず、本来止まるべき位置でアームが停止しなかった。対策として、センサードグを交換し、センサー不具合時にアームのマニュアル操作ができるように改造、起動時にアームの動作確認をする。21日(子機をつなぐケーブルの巻き取り装置が制御不能)は原因調査中。
ガレキ・伐採木の管理状況(113頁)
北側敷地境界線量の低減対策(114頁)。覆土式一時保管施設の進捗(写真あり)。
【資料4】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)

1号機の格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が0.1%を下回って安定してきているので、S/Cへの連続窒素ガス封入を明日一旦停止する。12月7日から再開していた。


ニコ生
【12/25・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/25・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月24日(月・振替休日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、21日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


その他


物揚場の荷役機能回復のため、メガフロートを港湾内北側へ約270m移動した。中の水を11月22日から12月16日にかけて5、6号機側仮設タンク等へ移送し、移送ライン中の残水移送も完了して準備が整ったので、今日08:45に係留を解いて離岸、12:30に移設が完了し仮係留を実施した。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月24日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月23日(日・天皇誕生日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、05:41に調整
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、21日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月23日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月22日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日21日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月22日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月21日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 81.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機ベント管下部周辺調査、今日再開したがトラブルで再び中止。親機がキャットウォーク上を所定の位置まで移動した後にアームを伸ばして子機をS/Cに下ろした直後に、子機が発進できず巻き取り回収も不能になった。子機の回収を試みたが、親機のバッテリーがなくなってきたので、子機を切り離して親機のみで帰還した(トラブルの際に子機を切り離すという機能がついている)。S/Cはドーナツ型をしているので、支持ケーブルを失った子機はたまり水のなかに落下しているかもしれない。予備機もあるので、原因調査、状況確認、改善点について確認したうえで、十分な準備の後に再びトライする。
2号機T/B地下たまり水移送、16日から停止していたが13:52に再開。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、鉄骨撤去作業のため昨日から1次系を停止していたが、14:14に運転を再開した。再開時プール水温は17.9℃。
3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


その他


昨日実施した3号機R/B上部ガレキ撤去作業でプールに滑落した鉄骨の撤去作業の様子の動画を公開。
福島第一原子力発電所 3号使用済燃料プールへ滑落した鉄骨瓦礫撤去(5:30)(動画)

核種分析スペクトル生データ帳票11月分を原子力情報コーナーで公開。

ウォータ・ロッドの曲がりの件で、燃料棒同士が接触していたケースについて、「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則第19条の17第3号」に基づく報告を原子力規制委員会に行った。
柏崎刈羽原子力発電所5号機における「原子炉施設故障等報告書」の提出等について


ニコ生
【12/21・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/21・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月20日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 88.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、15:55に調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.4m3/h→3.5m3/h。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.4m3/h→3.5m3/h。

2号機ベント管下部周辺調査、ロボットのトラブルで18日から中断しているが、ロボットの点検が終わったので明日から再開の予定。アーム不調の原因は、制御するセンサーの不調(放射線の影響ではない)だった。部品を交換して対応している。
2号機T/B地下たまり水移送、16日から停止中。

3号機R/B上部ガレキ撤去作業で9月22日にプール内へ滑落した鉄骨を撤去した
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 水没した鉄骨がれきの撤去に関して(PDF 61.1KB)
作業時間は10:07-12:50。クローラクレーンでつり下げた治具(油圧カッター)を免震重要棟から遠隔操作して鉄骨(長さ7m、重さ470kg)をつかみ出した。PDF資料写真左、青いのが鉄骨をつかんでいる治具。
当該の鉄骨はプールの中で不安定な状態にあったので、振動などが影響するのを防ぐためプール周辺の鉄骨ガレキ撤去作業は中断していた。この鉄骨を撤去できたので、オペフロ上のガレキ撤去作業が本格的に再開できる。3号機R/B上部ガレキ撤去作業は3月に終了の予定だったが、このガレキ滑落事故で約3ヶ月作業が制約を受けていたので、計画通り作業を進められるか状況を見ながら判断する。
福島第一原子力発電所 3号使用済燃料プールへ滑落した鉄骨瓦礫撤去(5:30)(動画、12月21日公開)
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、上記の鉄骨撤去作業のため09:34に1次系を停止。停止時プール水温は16.6℃、停止中のプール水温上昇率は0.16度/hの見込み(運転上の制限値は65℃)。作業は終了したので、準備が整い次第、運転を再開する予定。
3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。フィルター洗浄のため08:38-11:45に一時停止。起動後12:03に定常流量に到達。


その他


使用済燃料共用プールの中の使用済燃料と燃料ラックを点検する。
福島第一原子力発電所使用済燃料共用プールにおける使用済燃料外観点検および燃料ラック点検について(PDF 73.0KB)
共用プール内の使用済燃料は乾式キャスクにつめて乾式キャスク仮保管設備で保管する。これに先立ち、使用済燃料と燃料ラックの点検を水中カメラを使って行う。現在保管している6375体の使用済燃料のうち、燃料タイプ、燃料ラックタイプ等で分類し、26体について抜き取りで外観点検をする。燃料ラックは、76基のうち2基を外観点検、基礎ボルトの状況確認を実施。今月下旬から1月中旬に実施の予定。

今後の会見の予定。今年は28日が最後。来年は1月4日から。7日以降は週三回(月水金)に変更。ステップ2終了から1年経過し状況が安定してきたこと、中長期的視点の作業が多くなってきたことから。


ニコ生
【12/20・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/20・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月19日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 91.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、16日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

所内共通D/G(A)のM/C母線停止作業にともない、昨日から共用プールの冷却が停止していたが、作業が終了したので14:00に冷却を再開した。再開時プール水温は23.0℃(運転上の制限値は65℃)。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第78報)
SPT(B)(サプレッションプール水サージタンクのB)に入っていた水の処理をしたので、貯蔵量が減っている。濃縮塩水タンク容量の見通しのグラフで、1月上旬の約1万tと2月上旬の約1.3万t(いずれも地下貯水槽)の増設は先週より約1週間前倒しになっている。3月初旬の約5000t分増設は、先月は約1.3万tを予定していたが、場所の調整で鋼製タンクを置く場所が確保できた(鋼製タンク設置の条件については2月27日の中長期対策会議の項を参照)ので、鋼製タンクに計画が変更になっている。先週、このグラフと表の数字が一致しないという指摘があったが、このグラフは表のほうの濃縮塩水受けタンクと濃縮廃液貯槽の数字を足したものを表している。

3号機R/B上部ガレキ撤去作業で9月22日にプール内へ滑落した鉄骨の撤去を明日行う。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 水没した鉄骨がれき撤去について(PDF 138KB)
事前の準備(11月9日参照)として、モックアップ試験(11月19-21日)と訓練(12月11、12、18日)、ライナー養生(17日に養生材を設置)、プール水の浄化作業(浄化装置を10日から稼働し、11月には2.5mだった視認距離(11月9日参照)が5.0mに改善)を実施した。明日は、治具(油圧カッターにカメラ2台を取付けたもの)で滑落した鉄骨(約470kg)をつかみ上げる。壁面のライナー養生の他に、プール床には使用済フィルターが置いてあるので、万一鉄骨を取り落としてもプールのライナーに損傷を与えるおそれは無いと評価している。油圧カッターの油圧作動油が漏えいした場合、プールの冷却系のフィルターを詰まらせるおそれがあるので、作業中は冷却を停止する。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 92.2KB)
通常の変動の範囲内。


ニコ生
【12/19・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/19・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月18日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 197KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機ベント管下部周辺調査、4足歩行ロボットのアーム不調で中止している。明日以降にロボットの点検を実施する。調査再開の予定は今のところなし。キャットウォーク上を目的地点まで移動した後、子機を下ろすためにアームを動かしたところ、途中で止まってしまった。このアームが伸びた状態でキャットウォークから降りる階段のところまで移動して、そこにそのまま置いてある。今の状態で階段が降りられるかどうか検討する。
2号機T/B地下たまり水移送、16日から停止中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、弁追設および逆止弁点検のため12日から停止していたが、作業が終了したので14:35に運転を再開した。再開時プール水温は23.7℃。中。
3号機T/B地下たまり水移送、16日から停止していたが14:00に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

所内共通D/G(A)のM/C母線停止作業にともない、09:50に共用プールの冷却を停止。停止期間は19日までの予定。停止時プール水温は19.0℃、停止期間中のプール水温上昇率は0.23度/hの見込み。


その他


作業者が着用するマスクに着けるフィルターとして、チャコールフィルターではなくダストフィルターを使用できるエリアを拡大する。
放射線防護装備の適正化にかかる運用変更について(ダストフィルタ装着マスクエリアの拡大)(PDF 492KB)
1号機R/B5階、2、3号機の3-5階はチャコールフィルター着用(線量が高いこと、状況が十分に把握できていないことから)、それ以外の1-4号機周辺と建屋内はダストフィルターで可とする。
ダストフィルターは微粒子を吸着する(したがってセシウムは除去できるがヨウ素はできない)フィルターで、ヨウ素も吸着するチャコールフィルターよりも軽くて吸気抵抗が低い。この変更により作業者の負荷軽減と作業性の向上を図る。構内のダスト分析の結果(半減期の短い131IはNDが続いている)からダストフィルター可のエリア拡大を判断した。19日から運用開始。ダストフィルター可のエリアができたのは3月1日(2月23日参照)。
この件について、現場の方々の声







明日以降、港湾内の魚の捕獲を行う。放射能濃度の高いアイナメが見つかった件に関連して、追加調査で比較的濃度の高かった港湾内の魚をカゴ漁で捕獲し分析する。また、港湾内の魚の数を減らして高濃度の魚が湾の外に出て行かないようにする効果も狙う。カゴを15個ほど置いて捕獲してみて、結果を見ながら設置位置や個数を調整していく。

(汚染水の処理水を貯める貯留タンクの容量について質問に答えて)今年度中に32万t、来年度に8万tの追設をすることが決まっている。さらにそれ以降30万t追設の見通しを得ており、当面は処理水を貯める容量に不足はない。そのうち、多核種除去装置で処理した水を貯める予定になっていた地下貯水槽は、多核種除去設備の運用開始が遅れているため、多核種除去設備で処理する前の水を貯めるために使用することになっている。貯留タンクの増設計画については、例えば9月7日の意見聴取会資料を参照。地下貯水槽の安全性評価については同じ意見聴取会の別の資料を参照。


ニコ生
【12/18・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/18・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月17日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(PDF 146KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

(以下、18日の記者会見資料より)高台炉注水ポンプの上屋新設作業のため、10日に原子炉注水をT/B内炉注水ポンプに切替えていたが、作業が終了したので13:58-17:05に常用高台炉注水ポンプへ戻した
これにともない、1号機の目標注水量を4.5m3/hに戻した。また、2、3号機の必要注水量が変わったので、目標注水量を5.5m3/hに変更。これらにより、17:05に注水量の変更・調整を実施した。
1号機:給水系は2.5m3/hで継続、炉心スプレー系2.5m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.1m3/h→3.5m3/h。
3号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.0m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日16日から停止中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、弁追設および逆止弁点検のため12日から停止中。停止時プール水温は11.0℃。停止期間は18日までの予定。停止期間中のプール水温上昇率は0.16度/hの見込み。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日16日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

11月22日からメガフロート内の水を5、6号機側仮設タンクへ移送していたが、今日16:55に移送終了。今後は24日に港湾内北側へ移動の予定。


その他


多核種除去装置で使用するHICの落下試験の追加試験(12月3日参照)を実施した。
多核種除去設備 HIC落下試験実施状況について(PDF 197KB)
6mから緩衝材への垂直落下は漏えいなし。3mから鋼板への傾斜落下では、お尻から落ちた場合は変形したが漏えいなし、頭からだと上蓋がはずれて亀裂が生じた。2.6mから高さ10cmの角棒の上に落下すると亀裂が生じた。これらの結果を踏まえて安全な運用方法を検討する。

2号機ベント管下部周辺調査、明日から再開する予定。

明日18日から19日にかけて、所内共通M/Cの母線の停止作業がある関係で、共用プールの冷却が一時停止する予定。

10月23日に申請した保安規定の変更が認可された。
当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可について


ニコ生
【12/17・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/17・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月16日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続していたが13:35に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続していたが13:43に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月16日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月15日(土)

13:27に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは約59km、地震の規模(マグニチュード)は5.3。
震度分布図(気象庁)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

14:00時点で地震による異常は確認されない。けが人なし。
地震発生後のプラント状況について(午後2時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月15日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月14日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 105KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機ベント管下部周辺調査。今日もロボットの不具合調査中。月曜日17日も現場の調査に入る予定は無い。
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、弁追設および逆止弁点検のため12日から停止中。停止時プール水温は11.0℃。停止期間は18日までの予定。停止期間中のプール水温上昇率は0.16度/hの見込み。
3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

昨日発見された4号機廃棄物処理建屋1階空調ダクトからの滴下の件。滴下はダクトの継ぎ目から発生していること、建屋上部の屋外空調ダクトに損傷があって穴が開いており、そこから滴下発生個所までつながっていることを確認した。昨日の核種分析結果とあわせて、屋外ダクトの損傷部から雨水が流入したのが当該個所の継ぎ目から滴下しているものと判断した。15:30時点で滴下量は3秒に1滴に減少している。このダクトは現在使用しておらず、雨水が流入しないような処置を検討する。
4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

6号機T/B地下たまり水を仮設タンクへ10:00-15:00に移送最近ずっとやってなかった。久しぶりなので、普段は記載しないんだけど今日はしました。


その他


魚介類サンプリング結果。11月16、19、21、30日採取分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 88.0KB)

11月22日の福島労働局からの要請に対する回答を今日提出した。
福島労働局からの「東京電力福島第一原子力発電所における放射線業務に従事する労働者の適正な労働条件の確保について(要請)」への回答(PDF 16.2KB)

高台炉注水ポンプの上屋新設のため、現在、原子炉注水はT/B内炉注水ポンプで行っているが、週明け17日に常用高台炉注水ポンプに切替える予定。

第2回原子力改革監視委員会の後、原子力改革監視委員会と原子力改革特別タスクフォースの会見があった。
第二回原子力改革監視委員会資料の配布について(プレスリリース、以下プレスにリンクのある資料)
福島原子力事故の総括および原子力安全改革プラン骨子(中間報告)(PDF 517KB)
安全意識、技術力、対話力の3点において、過酷事故対策と津波対策が不十分であり、事故対応の準備も不足したのが事故の原因である。これらに対して、直接的な対策(別紙1)をとると同時に、これらの問題を生じた構造的問題の対策(別紙2)を実施する。
「安全はすでに確立されている」という思い込みにより「さらなる安全を追求し続ける」という姿勢が欠如していたため、必要かつ可能な対策をとることができなかったのがそもそもの原因である、ということみたい。安全性向上の努力を継続することが安全を実現するのだっていうのは、道元禅師の修証一如みたいだね。憲法12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」ってのもあるね。
(別紙1)福島第一原子力発電所事故の経過と教訓および柏崎刈羽原子力発電所の安全対策について(PDF 4.57MB)
前半は事故の経過と教訓についてのストーリー。コンパクトで「わかりやすい」。後半は前半の教訓を受けてKKでの対策のまとめ。すごい分量。
(別紙2)原子力組織の持つ構造的な問題への対策~事前の備えが不足した負の連鎖の遮断~(PDF 62.4KB)
福島第一原子力発電所の安全性に対する総括(PDF 82.7KB)
B.5.bはどうしたら知り得たか?(PDF 54.9KB)
事故当初における当社の公表/通報内容、および官邸・政府の公表内容<時系列>(PDF 154KB)
各機関の提言等への対応状況(PDF 188KB)
大前委員「福島第一」事故検証プロジェクト 提言対応状況整理表(PDF 222KB)


ニコ生
【12/14・17:30開始】東京電力 定例記者会見

Togetter
2012/12/14・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見


おまけ


(2013年9月7日追記)原子力改革特別タスクフォースの会見で「安全性向上の努力を継続することが安全を実現する」というようなことを言っていたと思っていたのだけれど、違った。
そもそも、安全は実現できないんだよ。想定外は想定できないから想定外なのであって、それは実際に起きるまでは分からないことなのだ。まだ経験していない事象を事前を予測して対策することはできない。時間をかけて経験することで、少しづつ想定外の事象が安全対策に盛り込まれていく。それでも、すべてのあり得る事象を経験したかどうかなんて、どこまで行っても分からない。だから、100%の安全なんて実際には存在しない。「安全性向上の努力を継続」したって、100%の安全が実現することは無いんだ。いつまでたってもどこまで行っても、それはそういうものなんだ。
そういうわけで、「安全性向上の努力を継続することが安全を実現する」ということは無い。そんなのは不可能だ。その上で、努力を継続することで安全性を向上させることはできるし、そうする余地はいつでもある、だから、そうするべきである。そういうことをタスクフォースの人は言いたかったんじゃないか。
なんだか当たり前のことのような気もするけれど、でも、100%の安全はあり得ないっていうのは、普段の生活の中であまりなじみの無い感覚だと思う。たとえば、今日自転車に乗って出かけるとして、自転車に乗っている間に事故って死ぬ可能性とか考えないもん普通。
もうひとつ、このタスクフォースの報告は、「原発は100%安全ではありません」という宣言でもある。こう正面切って言われちゃうとちょっとビビっちゃう。でも、100%安全でないのは原発だけの話じゃない。すべての技術はこの点において同じだ。自転車で事故って死んでも「想定外だった」なんて言わないもん。なぜ原発だけに「安全神話(=100%の安全)」があったのか。それは、他のプラントや航空機の事故は許容されるのになぜ原発の事故だけは許容されないのか、という疑問と関係しているのかもしれない。


2012年12月13日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 91.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2、3号機の原子炉注水量が変動したので、14:52に調整
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.9m3/h→4.0m3/h。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.4m3/h→4.0m3/h。

2号機ベント管下部周辺調査、今日は昨日のロボットのトラブルについて点検・原因調査しており、現場の作業はなし。明日も原因調査を継続する予定。
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、弁追設および逆止弁点検のため昨日12日から停止中。停止時プール水温は11.0℃。停止期間は18日までの予定。停止期間中のプール水温上昇率は0.16度/hの見込み。
3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

16:30頃、4号機廃棄物処理建屋1階通路上の空調ダクトから1秒に2滴の滴下を確認。床に2m×1m、深さ1mmの水たまり(2L)がある。付近の床ファンネル(建屋地下へつながっている)へ流れており、1階は堰があるので建屋外への流出は無い(下線は14日追記)。空調ダクトからきているので結露水または雨水の回り込みの可能性もあるが、核種分析などを行ってい確認していく。
(以下14日の会見より)核種分析の結果は134Csが4.2×101Bq/cm3137Csが7.2×101Bq/cm3。4号機使用済燃料プールに含まれる60Coおよびヒドラジン(3日採取分のプール水分析結果:60Co 2.5×101Bq/cm3、ヒドラジン 3ppm)が検出されなかったので、プール水ではない。
4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


その他

地下水バイパスのパイロット井2本が完成(11月22日から掘削していた。21日参照)。実証試験を1ヶ月ほどかけて行っていく。片方の井戸から汲み上げた水をもう片方の井戸に戻す。これにより、汲み上げる水の量と地下水位の関係を見る。

2F4号機の炉内構造物の目視点検を11月27日から行っていたが、12日に終了
福島第二原子力発電所4号機 原子炉内構造物等の点検結果について(福島第二原子力発電所日報別紙)(PDF 355KB)
機能に影響を与えるような異常は無かった。不具合が1ヵ所、蒸気乾燥器支持ブラケット(184˚設置)上部に長さ4cmの割れを確認(PDF資料3ページ一番下。同じ資料の8蒸気乾燥器(耐震用ブロック)の凹型の出っ張りとかみ合うところ)。割れの形状から、地震の影響ではなく、以前の蒸気乾燥器取付け作業の際に生じたものと推定。

電源切替えのため、明日10:30-11:00の間でふくいちライブカメラが一時配信停止する。


ニコ生
【12/13・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/13・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月12日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 105KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機ベント管下部周辺調査、今日は調査開始直後、キャットウォークへ上がる階段の途中でロボットがバランスを崩して後ろの壁にもたれかかる形で停止したため、人力で回収し作業は中止。明日、不具合を調査する予定。ロボットは三角コーナーに仮置きしてある。作業者の最大被ばく線量は1.36mSv。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、弁追設および逆止弁点検のため14:02に停止。停止時プール水温は11.0℃。停止期間は18日までの予定。停止期間中のプール水温上昇率は0.16度/hの見込み。
3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第77報)
(フリーのキノ記者の「滞留水シミュレーションで濃縮塩水タンクの容量と貯蔵量のグラフが11日実績と18日想定の値と違うのはなぜか」という質問に対して)確認して回答する。

昨日11日の2号機ベント管下部周辺調査の動画を公開。詳細は11日を参照。
ダイジェスト版(6:05)(動画)
動画(その1)(35:11)(動画、19日まで公開。それ以降はtrikokoさんのチャンネルへ)
動画(その2)(19:21)(動画、19日まで公開。それ以降はtrikokoさんのチャンネルへ)

昨日11日発生の3号機T/B1階西側廊下での漏えいの現場の写真を公開。詳細は11日を参照。
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋内の漏えい発生状況について(PDF 26.3KB)

2号機ブローアウトパネル開口部の閉止工事を明日から行う。閉止パネル架台の鉄骨建方を開始する。

柏崎刈羽原子力発電所5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりについて(続報)(プレスリリース)

多核種除去設備のホット試験がなかなか始まらないわけですが、こんなまとめがありました。
多核種除去設備(ALPS)はいつから運用できるのか? - Togetter


ニコ生
【12/12・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/12・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月11日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(PDF 111KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

所内共通M/Cの連系線を設置する工事が6日に完了している。今まで仮設で使用してきた大熊線2号線および移動用変圧器から所内共通M/Cへ切替える工事を実施した。所内共通M/C間の連系線新設について、規制委員会の被規制者等との面談のページ(東京電力(株)等との面談(2012年11月16日「福島第一原子力発電所における循環注水冷却について」))の資料【PDF:12.0MB】に載ってる。

1号機の原子炉注水量が低下したので、22:55に調整
1号機:給水系2.1m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。

2号機ベント管下部周辺調査を今日から実施している。
福島第一原子力発電所2号機ベント管下部周辺調査結果について(PDF 94.4KB)
計画線量3mSv、最大被ばく線量1.75mSv。ロボットの操作は遠隔で免震重要棟から実施(親機はトーラス室内の基地局から無線で、子機の小型走行車は親機から有線で操作)、トーラス室入口まで人が運搬する。今日の調査はトラブルなく終了。
R/B北東の三角コーナーからトーラス室に入り、北北東のベント管を見たが、ベント管スリーブ端部(ベント管とPCVの接続部から漏れがあればここから出てくる)、サンドクッションドレン管端部(PCVのお尻にクッションとして一部に砂を敷いてあるところがあって、そこから排水するための管の出口。PCV底部に損傷があれば、ここから水が出てくる)、ベント管ベローズカバー下部(ベント管のベローズに損傷があれば、ここから出てくる)のいずれも漏水は確認されず。
明日以降、残り7本のベント管について調査をおこなっていく。1日に1-2本のペースではないか。
5号機で実施したモックアップ試験の様子の動画。
4足歩行ロボット(1)(0:35)(動画)
4足歩行ロボット(2)(0:23)(動画)
小型走行車(0:30)(動画)
 動画の二つ目、4足歩行の動きがBigDog的でたまらない。名前なんて言うんだろう。
(以下12日の会見より)11日の調査の様子の動画。
ダイジェスト版(6:05)(動画、12日公開)
S/Cの上におろした子機で撮った映像。白っぽく見えるカサカサとはげているのがS/Cの表面。しばらく進んでいくと、向こう側のコンクリートの壁が見えてくる。下のほうに水面の跡が見える。02:10過ぎ、オレンジ色のがベント管。02:35あたり、トーラス室のたまり水の水面。03:40過ぎ、ベント管スリーブの出口の下側に水の流れたような跡が見えるが、漏水は無い。04:00過ぎ、右奥にサンドクッションドレン管端部が見える(位置関係としてはベント管の下側)、04:30あたりにベローズカバー下部。いずれも漏水は無い。05:15過ぎは帰り道の様子。前方のあかりが親機。
動画(その1)(35:11)(動画、12-19日まで公開。それ以降はtrikokoさんのチャンネルへ)
動画(その2)(19:21)(動画、12-19日まで公開。それ以降はtrikokoさんのチャンネルへ)
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。3号機T/B1階での漏えい個所を確認するため18:20-19:42に移送を一時停止した。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。
11:08頃、3号機T/B1階西側の廊下("松の廊下"、雰囲気線量は約4mSv)で作業者が水たまりを発見
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋内の漏洩事象について(PDF 19.7KB)
水たまりは西側通路全域に広がっており、面積約750m2×深さ約2cmで総量約15m3。漏えい水の核種分析結果は134Csが4.2×101Bq/cm3137Csが7.4×101Bq/cm3で、移送しているたまり水の放射能濃度(103-104Bq/cm3)より低く、炉注水設備にも漏えいがないことから、3号機消火栓からろ過水を引いている耐圧ホースから漏えいしたと見ている。当時、1号機たまり水移送ラインのPE管化工事の完成確認の耐圧試験のため、当該のホースを使って1号機側にろ過水を供給しようとしていたが、流れてこないため10:50にろ過水供給を中断していた。11:30には漏えいの停止を確認している。漏えいした水はポンプで汲み上げてファンネルを通じて地下に流している。この作業が終了した後に現場の状況確認と原因調査をおこなう。
(以下12日の会見より)
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋内の漏えい発生状況について(PDF 26.3KB)(12月12日公開)
漏えい個所の確認のため2号機T/B地下たまり水移送を18:20に停止。現場で、耐圧試験の準備でろ過水を移送していた耐圧ホースの接続部が外れているのを確認した。2号機たまり水移送は19:42に再開。PDF資料写真は接続部からの漏えいに対応するためにビニール養生してあったのをはがして中を見たところ。ホースが積み重なっているが、当該のホース以外は現在は使用していない。外れた原因はまだ分からない。
なお、1号機のPE管化したラインの耐圧試験は1号機側からろ過水を送ることにした。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

RO膜型淡水化装置RO3、昨日の漏えいで停止していたが、微開になっていた弁および類似の弁の閉固定処置など対策を講じて13:32に起動


その他

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、信頼性向上対策の一環で行われる工事のため、12-18日に停止する予定。

2、3号機の廃棄物貯蔵建屋への地下水の漏出を目止めする工事を明日以降おこなう。2号機の廃棄物地下貯蔵建屋(7月2日)と増設廃棄物地下貯蔵建屋(6月6日)、3号機の廃棄物地下貯蔵建屋(5月24日)と増設廃棄物地下貯蔵建屋(7月12日)の4ヵ所でたまり水があって、3号機の廃棄物地下貯蔵建屋は止水工事をしていたはず(6月25日参照)。以下2013年3月5日追記:3号機廃棄物地下貯蔵建屋の止水工事は2012年6月26に着手、2013年3月1日に完了した。

サーベイマップを公開。
建屋周辺サーベイマップ【11月19日現在】
敷地全体サーベイマップ【12月4日現在】
従来の1-4号機建屋周辺に加えて、敷地全体のものを追加。今後は月1回更新していく。

「滞留水の水位・移送、処理の状況について」のPDF資料、9時更新の分が今日のじゃなくて昨日のやつだったよ。今日の分はどこで見られますか?


ニコ生
【12/11・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/11・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月10日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 107KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

高台炉注水ポンプ上屋新設工事のため、11:14-14:05に常用高台炉注水ポンプからT/B内炉注水ポンプに切替え。新設工事は10-17日の予定。ポンプ切替えにともない、1号機の目標注水量を4.5m3/hから5.0m3/hへ変更(11月27日参照)14:05に炉注水量を調整。その際、2、3号機も調整を実施。
1号機:給水系2.4m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.5m3/h。
2号機:給水系1.8m3/h→2.1m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。
3号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.1m3/h→4.0m3/h。
高台炉注水ポンプは昨冬に配管の凍結があったので、保温のために搭載しているトラックの荷台に難燃シートで小屋がけをしている(仮設ハウス。2月1日、10日参照)。上屋新設は、信頼性向上対策としてこれを恒久化するもの。

2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。

10:55にRO膜型淡水化装置RO3のジャバラハウス内で漏えいをパトロールが発見。
福島第一原子力発電所淡水化装置(RO3)からの漏えいについて(PDF 83.2KB)
すぐに装置を手動停止して11:00に漏えいの停止を確認。漏えいした水は4m×8m×3mmで漏えい量は約96Lと推定。堰内にとどまっていた。15:20にホースの点検および漏えい水の回収(約60L)が完了。漏えい水の核種分析結果は134Csが3.9Bq/cm3137Csが7.1Bq/cm354Mnが9.8×10-2Bq/cm3
10:30には漏えいしていなかったことが確認されている。
漏えい個所はRO3のNo.2スキッドのドレンヘッダー(このドレンラインは点検などで中の水を排水するためのもので、運転中は使わない)。ここの上流にあるROカセットドレン弁が微開になっており、下流側に運転時の水圧(RO膜を通すために圧をかける)がかかり、ホースとヘッダーのつなぎ目が抜けて漏れたもの。ドレン弁が微開になっていた理由はわからないが、誰かがそばを通った際に弁のコックに接触したのではないか。対策として、このコックをインシュロック等で閉固定し、注意喚起の表示をする。また、関係者に周知する。対策完了後、明日午前中に再起動の予定。


その他

1-3号機R/B上部ダストサンプリングと格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は3日、2号機は2日、3号機は6日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.6KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.2KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.7KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.7KB)

T/B地下たまり水の核種分析結果。3、4号機7日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 63.1KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 77.2KB)

明日から、4足歩行ロボットによる2号機ベント管下部の調査をおこなう(12月3日参照)


ニコ生
【12/10・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/10・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月9日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7日から停止中。
水処理装置、SARRY、7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月9日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月8日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、10:40に調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。

2号機T/B地下たまり水移送、1日から停止していたが13:50に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日7日から停止中。
水処理装置、SARRY、昨日7日から運転中。


その他

昨日の地震のあと、2F1号機でR/B内が外気に対して正圧になったため非常用ガス処理系(SGTS)を手動起動、起動直後に0.05kPaまで上昇したが、その後は安定して負圧を維持。正圧となった原因調査の一環として今日SGTSを停止し原子炉建屋換気空調系を起動。切替え後も安定して負圧を維持している。制圧の原因については引き続き調査中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月8日 午後3時00分現在)(1Fプレスリリース)
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月8日)(2Fプレスリリース)

2012年12月7日(金)

17:18に浜通りで震度4の地震。震源地は三陸沖(海溝の海側)、震源の深さは46km、地震の規模(マグニチュード)は7.4、最大震度は5弱。
震度分布図(気象庁)
福島県沿岸に津波注意報(発令17:22、解除19:20)。


今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 111KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

地震の関係
発電所の地震計観測値:1F6号機で水平26.2Gal、垂直22.1Gal。2Fは3号機で水平25.1Gal、1号機で垂直26.0Gal。
発電所の潮位計観測値:2Fで18:17に+24cm。1Fの潮位計は復旧していない。
作業者に構内放送で高台避難(1Fは免震重要棟前駐車場、海抜30m)を呼びかけ、退避完了確認が1Fで17:40、2Fで17:50。
1Fの設備等(1-6号機プラントパラメータ、原子炉注水設備、格納容器ガス管理システム、電源設備、窒素封入装置、使用済燃料プール冷却、水処理設備およびたまり水移送、モニタリングポスト)に異常なし。けが人なし。
2Fの1号機でR/B内が外気に対して正圧となったので、運転員の判断で17:23にSTGS(非常用ガス処理系)を手動起動。正圧となった原因は調査中。その他の設備等に異常なし。
地震発生後のプラント状況について(午後5時45分現在)(1Fプレスリリース)
地震発生後のプラント状況について(午後8時55分現在、第二報)(1Fプレスリリース)
地震発生後のプラント状況について(午前10時52分現在、第三報・最終報)(1Fプレスリリース)
12月7日午後5時18分頃発生した地震における当社設備への影響について(TEPCOダイレクト)
12月7日午後5時18分頃発生した地震における当社設備への影響について(続報)(TEPCOダイレクト)
12月7日午後5時18分頃発生した地震における当社設備への影響について(続報2)(TEPCOダイレクト)
地震発生時の点検について1月12日に記載あり。

11月2日に誤って損傷した所内共通M/Cの1Aと1Bの連系線ケーブルの復旧作業としてケーブル接続作業をするために所内共通M/Cの1Aが昨日6日11:20から停止していたが、11:27に復旧した。

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、11:40に調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。
23:40にも調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.8m3/h→4.0m3/h。
3号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.9m3/h→4.0m3/h。


中断していた1号機S/Cへの窒素ガス連続封入(10月23日、11月26日参照)を09:10に再開(6日参照)

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、5日から停止していたが15:27に運転再開。再開時プール水温は20.3℃。11月2日に誤って損傷した電源ケーブルの復旧作業のため停止していた。
2号機T/B地下たまり水移送、1日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日6日から停止していたが17:00に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日から運転していたが、SARRYが運転を開始したので16:46に停止。
水処理装置、SARRY、バックアップラインのPE管化工事のため4日から停止していたが、工事が完了したので15:42に起動、16:42に定常流量に到達。

5号機使用済燃料プールの浄化系ラインについている弁のグランド部から若干のリークがあり、増締めした。
5号機残留熱除去海水系ポンプ(C)の試運転をしていたが異常ないので10:03に本格運転を開始


その他

特定原子力施設指定により提出を求められていた「措置を講ずべき事項」に基づく「実施計画」を規制委員会に提出した(11月7日参照)
特定原子力施設に指定された福島第一原子力発電所に関する保安又は特定核燃料物質の防護のための措置を実施するための計画の提出について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画について(PDF 394KB)
大部分(「II 特定原子力施設の設計,設備」と「III 特定原子力施設の保安」)は保安規定や施設運営計画の章立てを整理しなおしたもので、対応関係についてPDF資料で説明。また、「V 燃料デブリの取出し・廃炉」(これはまだ全て見通せているわけではないので、具体化したもにを順次反映していく)「VI 実施計画の理解促進」(計画に実施について地元や一般に対しての広報)を新しく策定。

高台炉注水ポンプに上屋を新設する。作業は10-17日に実施。これにともない、10日に原子炉注水をT/B内炉注水ポンプへ切替える。これにより、1号機の目標注水量を5.0m3/hへ変更。


ニコ生
【12/7・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/7・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月6日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 102KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、3号機の原子炉注水量が低下したので、22:45に調整
1号機:給水系2.2m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
3号機:給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。

1号機格納容器への窒素ガス封入を11:12-11:39に一時停止。11月2日に誤って損傷した電源ケーブルの復旧作業のため。圧力容器への封入は継続した。

2号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度は電源停止のためA系が欠測
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、昨日5日から停止中。11月2日に誤って損傷した電源ケーブルの復旧作業のため。停止時プール水温は14.5度、停止期間中のプール水温上昇率は0.211度/hの見込み。
2号機T/B地下たまり水移送、1日から停止中。

3号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度は電源停止のためA系が欠測
3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.2KB)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.7KB)
3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続していたが08:14に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4日から運転中。
水処理装置、SARRY、4日から停止中。バックアップラインのPE管化工事のため。

5号機残留熱除去海水系ポンプ(C)の点検手入作業が終了(5日参照)、系統に接続するために残留熱除去海水系ポンプを全て停止する必要があり、08:31-11:48に運転中の残留熱除去系(A)を停止。停止時炉水温は32.7℃、再開時炉水温は34.4℃。


その他

3-4号機たまり水移送ラインの信頼性向上工事が完了した。
福島第一原子力発電所3-4号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事完了について(PDF 12.4KB)
旧ライン(耐圧ホース)は3号機T/B地下から4号機T/B1階弁ユニットまでつないでいたが、新しいラインをPE管で作った(資料を見ると、新ラインは3号機T/B地下から4号機T/B地下と1階弁ユニットの両方につながっている。3号機T/B地下から吸い上げて、4号機T/B地下と弁ユニットの両方へ吐き出すみたい)。明日以降、試運転を開始する。

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入(10月23日、11月26日参照)はいったん中断していたが、明日から流量を5m3/hに増やして再開する。格納容器内の水素ガス濃度からS/C内の状況を確認する。

今年3月に放医研を通じてWHOへ提出した作業者の被ばく線量の集計データを公開。
世界保健機構(WHO)へ提供した福島第一原子力発電所事故の復旧作業に携わった作業員の被ばく線量に関するデータについて(PDF 65.2KB)


ニコ生
【12/6・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/6・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月5日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 97.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、10:58に調整
1号機:給水系2.4m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.9m3/h→4.0m3/h。
3号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置を14:23に停止
所内共通電源改造工事にともない11月2日に所内共通M/C 1Aと1Bの連係線ケーブルを誤って損傷したのを復旧する工事で(6日の記者会見資料より)電源が6-7日に停止するため。停止時プール水温は14.5℃、停止期間中のプール水温上昇率は0.211度/hの見込み。
2号機T/B地下たまり水移送、1日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日4日から運転中。
水処理装置、SARRY、昨日4日から停止中。バックアップラインのPE管化工事のため。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第76報)

5号機残留熱除去海水系ポンプ(C)を点検した結果、ポンプ内に異物を確認した。
福島第一原子力発電所5号機における残留熱除去系海水ポンプ(C)の点検結果について(PDF 61.1KB)
流量低下が見られたので11月11日に停止、20日から分解点検をおこなっていた。ポンプ内にビニール片・木片を確認、除去した。また、水中カメラでポンプ設置位置床面周辺にビニール片・木片のようなものを確認、これらを水中掃除機で回収。他に異常がなかったので、7日から試運転の予定。この場所は以前にも清掃を実施しているが、取り切れていない異物がポンプに入り込んだものと考える。取水口の前面にはスクリーンがあるので、現在も海から異物が入り込んできているという状況ではなく、津波(特に引き波)によってもたらされた異物がまだ残っているのだと思う。ポンプ(A)も流量低下して点検したら異物が入っていたことがあった(10月1日参照)。取水路の清掃は2011年11月28日、12月6日に記述あり。今年は5月31日、10月23日に記述があるけどよく分からない。

2011年8月4日に確認(報告は8月8日)された3号機コントロール建屋中地下1階へ起動用変圧器ダクトから水が流入している件で止水工事が完了した。
福島第一原子力発電所3号機 コントロール建屋止水工事完了について(PDF 91.2KB)
工事は7月16日に開始、12月4日に完了。コントロール建屋側から止水パネル鋼材で開口部(2.6m×1.7m)を閉止した。これにより、3、4号機T/B地下たまり水の発生が1日あたり約25m3減る。8月いっぱいで終わる予定だったのに(7月13日参照)。難しかったのかしらん。

2F復旧計画の進捗
福島第二原子力発電所復旧計画の進捗状況について(平成24年11月)
4号機で炉内構造物を水中カメラで点検中、今までのところ異常なし。


ニコ生
【12/5・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/12/5・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月4日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 93.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

原子炉注水に使う処理水バッファタンクの入口にストレーナを設置する作業を今日終了した。8月30日に1-3号機への炉注水量が必要量を下回ってLCO逸脱した件の対策ですか?直前のPE管化工事で発生したPE管の切り子が系統内に混入して流量調節弁を詰まらせたんじゃないかってやつ。この件は報告書も出ないし、その後どうなってるんだろう。バッファタンクについてる冷凍機のストレーナから「切り子のようなもの」が出てきたわけだけど、そういえばこないだ11月26日に冷凍機止めたよな。寒くなってきたので。もしかしてすごいドロナワなの?
(12日追記)規制委員会のサイトの被規制者との面談の11月16日資料にバッファタンクのストレーナの話が出ていた。ドロナワじゃなかったよ。あと、バッファタンクの冷凍機の運用実績とか3号機ガス管理システムのダクト配管化、3号機使用済燃料プールの浄化作業など、東電の会見では出てきていない話について載ってる。

1号機格納容器内に新設した温度計2台を保安規定第138条に定める監視計器として00:00より運用開始。10月13日に新設した7台の温度計のうち、既設の温度計と同等の高さのもの(TE-1625T3とTE-1625T6)。新設温度計の信頼性評価は3日を参照。
2号機T/B地下たまり水移送、1日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、11月23日から継続していたが09:47に停止。移送先をプロセス主建屋へ変更して10:10に再開。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止していたが10:34に起動、10:38に定常流量に到達。SARRYが工事で停止したため。
水処理装置、SARRY、11月22日から運転していたが08:42に停止。信頼性向上を目的として、滞留水処理ラインのバックアップラインのうち耐圧ホースを使用している範囲をPE管化する工事を実施。


その他

水処理設備内の処理水分析結果測定個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.1KB)

所内電源工事のため、5-7日に2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置が停止。1号機の窒素封入が6日に停止。


ニコ生
【12/4・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/4・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月3日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 100KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、2号機の原子炉注水量が低下したので、11:07に調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.7m3/h→4.0m3/h。

1号機R/Bカバー排気フィルター設備でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.6KB)(12月10日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.7KB)(12月10日公開)

2号機T/B地下たまり水移送、1日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、11月23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、11月22日から運転中。


その他

月初めなので温度計の信頼性評価を規制委員会に報告。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成24年12月提出)(プレスリリース)
2号機圧力容器温度計TE-2-3-69J3(圧力容器上部、監視に使用可)を「故障」と判断。直流抵抗値が定検平均値比の1.10以上だったので。
2号機圧力容器温度計TE-2-3-69F1(圧力容器底部、参考に使用)を「故障」と判断。直流抵抗値は定検平均値比の1.10以下だったが、事故後直流抵抗最小値比は1.30以上。温度トレンド評価(2次評価)でも指示値が正しくないと判断されたので。
1号機格納容器内に10月13日に新設した7つの温度計(TE-1625T1、2はたまり水中、TE-1625T3から7は気中)のトレンド評価を実施、本来示すべき値を示していると判断。今後の1号機格納容器内温度計の信頼性評価においては、既設温度計に加えてこれら新設の温度計(「比較温度計」とする)との比較を行う。また、T3とT6のふたつを監視用として使用する。明日4日00:00以降、運用開始の予定。新設温度計の格納容器内での位置関係の図がPDF資料33頁にあり。

中長期対策会議運営会議第12回会合。
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況
CST(復水貯蔵タンク)からの炉注水系統の見直し(通し番号で3頁)。3号機CSTから各号機への供給システムは設置済みで後は耐圧ホースをPE管に交換するだけだったのを、さらなる信頼性向上を図るために見直すことにした。1、2号機CSTを復旧。各号機にポンプを新設、設置場所は屋外からT/B内へ変更しポンプ室を設置。免震重要棟からポンプ起動・流量調節を遠隔操作化。屋外配管の津波対策(トラフ等の設置)などなど。2013年3月完成予定。
1号機S/Cへの窒素ガス連続封入の結果(10頁)。10月23日から11月27日までの結果まとめ。PCVの水素ガスおよび85Kr濃度はおおむねシミュレーションどおりの推移で、S/C気相部の水素ガス濃度は2%程度と推定。封入は11月26日にいったん終了、12月7日に再開してPCV水素ガス濃度の応答を確認する。また、水の放射線分解の影響を検証するため、約3ヶ月後にS/Cへ窒素封入し応答を確認する(S/C内での水の放射線分解による水素ガス濃度上昇の寄与は小さいと考える)。
3号機格納容器ガス管理システムダクトの状況確認結果(20頁)。11月27日実施。格納容器機器ハッチ前のレールの乾いている様子、機器ハッチのスキマ(4月19日参照)の写真あり。
使用済燃料プール代替循環冷却装置の耐圧ホースのPE管化および遮光材取付け(27頁)。信頼性向上対策として、1、4号機の2次系耐圧ホースをPE管化、2、3号機の補給水系配管の屋外敷設部分に遮光材の取付けを実施した。11月9日完了。
地下水バイパス(33頁)。一時貯留タンク内の貯留水が、万一、タンク内に入ってくる外気によって汚染されることがないように、ろ過処理された空気をタンクへ供給する設備を追設する。この対応などで稼働開始時期が年度末頃に延期。
多核種除去設備(ALPS)ホット試験開始に向けた対応(40頁)。HICの落下試験を実施。結果を受けて、HICに補強リングを付ける、吊上げ高さは4.5mまでに制限、吊上げ高さ3-4.5mとなる場所に緩衝材を設置する、などの対策をすることとする。さらにコンクリート角部などへの落下試験を行い、落下時の健全性を再評価する予定。
港湾内海水濃度低減対策(56頁)。港湾内海水の放射能濃度が下がらない原因を調べるために、4項目の調査をおこなう。3号機シルトフェンス交換の影響を評価、スクリーンポンプ室内の海水の分析、1-4号機取水路付近に調査孔を設け地下水を分析、1-4号機取水路開渠内の海水サンプリングを増やす。
3号機スクリーン室前面シルトフェンス交換作業(59頁)。港湾内海水の放射能濃度が下がらない原因としてシルトフェンスからの付着物の遊離の可能性があるので、最も濃度の高い3号機前面のシルトフェンスを交換した。交換後はシルトフェンスの内側でCs濃度が下がっているように見える。
今月の追加的放出量の評価(63頁)。先月と変わらず0.1億Bq/h(1号機0.002億Bq/h、2号機0.007億Bq/h、3号機0.001億Bq/h)。
今年の熱中症対策のまとめ(67頁)。昨年23人から今年7人に減少。
感染症予防・拡大防止対策(71頁)。インフルエンザ・ノロ感染対策について。
「就労実態に関するアンケート」結果(73頁)実施については9月20日参照。
出入管理施設の竣工時期変更(88頁)。24年度末竣工予定が25年6月末に延期。
4号機使用済燃料プールからの燃料取出し工程の短縮(99頁)。取出し開始を1ヶ月(2013年11月中旬)、取出し完了を1年(2014年末頃)前倒しすることを目標とする。受入側の共用プールが既設設備の復旧で対応可能になったこと、オペフロ上部のガレキ・大型機器撤去が順調に進んだこと、新燃料先行取出しの結果から燃料取り扱いに問題がなさそうなので輸送用キャスクを2基使って並行作業するようにする、などなどで工期短縮ができそう。
2号機ベント管下部周辺調査(132頁)。格納容器から水が漏れている損傷個所を調査する。S/C内側のベント管周辺を4足歩行ロボット+小型走行車で見る。4足歩行ロボットでS/C外側のキャットウォークを移動。調査地点でアーム先端に付いている小型走行車をS/C表面に着座させ目的地点まで移動して画像を取得する。想定損傷個所は、ベント管ベローカバーとベント管-D/W接合部の2ヵ所。ベント管8ヵ所についてベント管ベローズ、ベント管スリーブ端部(ベント管付け根)、サンドクッションドレンラインを調査する。12月11日より実施予定。保安院主催の技術ワークショップ(7月24日参照)で話があったやつ。
覆土式一時保管施設の進捗(145頁)。1槽目(9月5日にガレキ搬入開始)の現場写真あり。
【資料5】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)
【資料6】中長期ロードマップ進捗状況と今後の課題について
ステップ2終了から1年経過したので、冷温停止の維持、滞留水処理、使用済燃料プールからの燃料取出し、燃料デブリ取出し、敷地境界での被ばく線量低減、放射性廃棄物の管理・処理・処分、要員確保・作業安全、などについてのまとめ。

1Fの協力企業作業者の被ばく線量の全体概況について、発災以降平成24年8月までを集計。
福島第一原子力発電所従事者の被ばく線量の全体概況について(PDF 138KB)
ステップ2終了以降は線量限度が50mSv/年かつ100mSv/5年(年平均で20mSv、月平均で1.6mSv)。これに対して、全ての作業者の積算被ばく線量の分布のピークは1mSv以下にあり、97.8%は50mSv以下(3、4頁)。この傾向は8月までに登録解除した作業者でも同じ(5、6頁)。7月までに解除した作業者で75mSv以上被ばくした人
95人中91人74人中71人(2013年1月31日訂正)は1F以外の場所での雇用が維持されている(8頁)。作業者の被ばく線量の月平均は、発災直後の23年3月は20mSv以上あるが急激に減少し、ステップ2以降は1.6mSvを安定的に下回っている(9、10頁)。24年度第1四半期で線量の高い人は、第2四半期では線量が低い傾向にあり、作業内容のローテーションを工夫している様子がうかがえる(16頁)。以上まとめると、大半の作業者は線量限度に対して大きく余裕のある積算被ばく線量で登録解除されていて、その後も放射線作業に従事可能である。引き続き作業環境の線量低減に取り組むと共に、作業者の被ばく状況について今後も継続して注視していきたい。

SARRYの滞留水処理ラインのバックアップラインをPE管化するため、4-7日に運転を停止する。


ニコ生
【12/3・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/12/3・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年12月2日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)(12月10日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)(12月10日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、1日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、11月23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、11月22日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月2日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年12月1日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、11月29日に起動前の状態確認で「熱交換器2次系放射線モニター異常」警報が発生、昨日30日の点検で放射線指示計に異常が確認されたので交換を今日実施した。これにより指示動作が復旧、13:00に放射線モニターによる監視を再開。

2号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中していたが12:50に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、11月22日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月1日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)