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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2021年3月31日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置付近(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,552mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

サブドレン他水処理施設、10:18に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、4月1日の日報より)15:22に排水を停止。排水量は757m3

2日の物揚場排水路PSFモニター高警報発生の件。
2日の件を受けてPSFモニター指示値について監視を強化している(9日参照)が、02:33に一時的に750Bq/Lを超えたので念のためサンプリングを03:20に実施した。分析結果は、
134Cs:<0.99Bq/L
137cs:5.2Bq/L
全β:15Bq/L
モニター指示値は02:37に最大値783Bq/Lを示した後に下降し、現在は平常値となっている(2頁にグラフ)。指示値上昇の原因については、全β値が低いことから、空気中の天然核種(ラドン等)が降雨にともない地表面に降下し、当該排水路へ移行したものと推定。
引き続き監視を継続し、2日の警報発生の原因を調査する。
一時保管エリアW2のその後の状況:
24日に線量の高い場所等に除染材の塗布・シート養生・土嚢設置(24、25日参照)後、28-29日に降雨があったので、一時保管エリアW2付近の排水溝に流れる雨水を29日に採取・分析の結果、134csがND、137csが21-43Bq/L、全βが3.1×10^2-1.1×10^3Bq/Lであり、21日採取分(24日参照)と比べて全β値が低く、β/γ比も低いことを30日に確認した(2頁)。
一方で、全β値は引き続き高い傾向にあるので、一時保管エリアW2の地表面全体に放射性物質が広がっている可能性を考慮し、2日よりエリア全体でアスファルトはぎ取り、再舗装をおこなう予定(工事で放射性物質が流出しないように、養生等の対策を実施する)。


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
月の最大被曝線量は11.67mSv、平均値は0.36mSv(APD値)。四半期ごとの集計あり。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。29日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(27日採取)と集水タンクNo.2(24日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が560Bq/L、第三者機関が580Bq/L。明日1日に排水の予定。




2021年3月30日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,572mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

サブドレン他水処理施設、10:18に一時貯水タンクから排水を開始
(以下、31日の日報より)15:30に排水を停止。排水量は776m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(26日採取)と集水タンクNo.7(5日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が970Bq/L。明日30日に排水の予定。


2021年度は、使用済燃料、低レベル放射性廃棄物の搬出および新燃料の受入いずれについても計画はない。





2021年3月29日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,572mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

サブドレン他水処理施設、10:22に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、30日の日報より)15:48に排水を停止。排水量は804m3


その他


3号機R/B1階で試運用している地震計について。2月2、25日、3月19日参照。
雨水による故障の再発防止対策として1階に設置工事していた基礎(高さ55cm)が完成し、地震計を移設した。また、ノイズ発生時の対策として予備品として用意する地震計6台は31日に確保する予定。

2日の物揚場放水路PSFモニター高警報発生の件。24日参照。
一時保管エリアW2で見つかったゲル状の塊(土と混在したもの)を分析した結果、134csが2.9Bq/g、137csが9.0×10^2Bq/g、全βが2.3×10^5Bq/gだった。また、周辺の土も合わせて分析を実施した(結果は2頁)。

2月13日の地震によるタンク滑動の件。2月25日参照。
H1エリアの滑動が確認されたタンク7基の連結管14カ所について保温材を外しての詳細点検が今日29日に完了。メーカー推奨変位値を超えるものはなかった。

魚介類のサンプリング結果
2020年10-12月採取分の90Sr(2014年6月13日参照)とトリチウム(2015年2月25日参照)の分析結果。

水処理週報


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(25日採取)と集水タンクNo.6(22日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が740Bq/L、第三者機関が760Bq/L。明日30日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。18-24日の移送量。


東京電力パワーグリッドの社員2名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。



動画



文字起こし、実況など



2021年3月28日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,542mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

サブドレン他水処理施設、13:47に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、29日の日報より)18:07に排水を停止。排水量は646m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(24日採取)と集水タンクNo.5(20日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が750Bq/L、第三者機関が770Bq/L。明日29日に排水の予定。



2021年3月27日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,532mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。25日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(23日採取)と集水タンクNo.2(18日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が650Bq/L、第三者機関が670Bq/L。明日28日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクAの2月1日採取分。

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。1月分。
24日の地下水バイパスと同様、詳細分析と加重平均サンプル分析の資料タイトルが微妙に変更になっている。いつからだ?

東京電力ホールディングスの関係職員1名(1Fの作業に従事)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認。
4月5日の会見で詳細について報告あり。

2021年3月26日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。
1号機の格納容器水位、22日より原子炉注水量を増やしていたが09:15に温度計T2の設置位置を上回ったと判断、10:43に原子炉注水量を下記のように変更
注水量 4.0m3/h → 3.0m3/h
各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。


その他


20日の地震後の状況
1号機格納容器内水位(2頁)。上記参照。
サイトバンカ建屋西側の沈下(4頁)。地震後の降雨の影響で、サイトバンカ建屋大物搬入口鉄板下の空洞化が進展している(5頁写真)ので、29日以降に修理を予定。その他箇所の陥没等も状態を確認の上、修理予定(現状では支障なし)。沈下にともなう道路規制は6頁(建屋北側は通行止め、西側は通行注意)。
3号機燃料取出し用カバー エリア放射線モニター(ch.1)ヒューズ切れ(7頁)。20日18:12頃、機器故障警報発生で確認したもの。3号機オペフロで作業していなかったこと、同モニター(ch.2)に有意な変動がないことを踏まえ、21日より現場確認を実施。モニター側には異常なく伝送異常であるのを確認。22日に検出器側の現場確認で当該モニターの検出器用の光伝送器のヒューズが切れているのを確認。同日当該ヒューズを交換し、復旧。

東京電力パワーグリッドの社員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。



2021年3月25日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)設置位置の付近にある。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,542mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

地下水バイパス
、10:44に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、26日の日報より)16:53に排水を停止。排水量は1686m3

サブドレン他水処理施設、10:02に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、26日の日報より)15:21に排水を停止。排水量は791m3

2日の物揚場排水路PSFモニター高警報の件。2、24日参照。
24日に一時保管エリアW2から回収されたゲル状の物質(大きさ90cm×30cm、厚さ1cm未満)は、70μm線量当量率で13mSv/hだった。この物質があった地点の付近に保管していた複数のコンテナ(すでに固体廃棄物貯蔵庫に移動済み)の1個で、側面下部の一部が腐食しているのを2日に確認していた(2日に貯蔵庫に移動した際に腐食が確認され、すでにテープで補修済み。腐食の大きさは約20cm×8cm、貫通孔は目視で確認されず)。また、2日には降雨があった。4月5日の会見では、腐食部の補修はパテで実施、また、貫通しているのが確認されている。
今日25日にこの腐食が確認されたコンテナのフタを開けて上部から調査したところ、震災後の作業で発生したウエス(布や紙)や養生シート、樹脂製配管等の廃棄物がビニール養生されている状態で保管されており、70μm線量当量率において10mSv/hの線量を確認した。このことから、当該コンテナには、上記廃棄物以外にも70μm線量当量率の高い廃棄物が保管されていることが考えられる。
以上のことから、上記のゲル状物質の高い線量は、コンテナ内に保管されていた廃棄物がコンテナの外に流出したものが起源である可能性が否定できないと考える。
このことから、18:25に福島第一規則第18条第11号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき。」に該当すると判断した。
一時保管エリアW2に保管してあったコンテナの数は約270個。コンテナの大きさは3.8m×2.3m×高さ1.6m。いつから保管していたかは調査中。構内で野積みになっている廃棄物入りコンテナの数はおよそ8万個で、1日1回の外観パトロールを実施しているが、集積しているコンテナの側面や底面については確認できていない。
1cm線量当量率の測定値に比べて70μm線量当量率の測定値の方が有意に大きかったので、フォールアウト起源(γ線が圧倒的)ではなく、コンテナ内の廃棄物由来の可能性が高い、ということらしい。
1cm線量当量、70μm線量当量については例えばこのページを参照。実効線量を知るための実用量として、「人体等価組織でできた直径30cmの球体(ICRU球)の表面から1cmの深さにおける線量当量」が1cm線量当量、深さが70μmの場合は70μm線量当量(こっちは皮膚の等価線量を見る)。70μm線量当量は比較的浅い部分の被曝を測定するので、γ線とβ線の両方を測定することになる。一方、1cm線量当量は深いところを測定するのでβ線は届かずにγ線だけを測定することになる(というか、そういう測定結果となるように線量計が作られている、ということ)。


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。18日採取(20日既報)の第三者機関の分析結果。
ポンプ点検のため採取中止。


今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第88回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(10.8MB)(PDF)
2月13日の地震後の対応状況(通しで17頁)
1、3号機格納容器水位低下に関わる対応(33頁)
2月13日の地震によるR/Bへの影響評価ならびに建屋健全性評価(63頁)
2月13日の地震によるタンクへの影響(85頁)。滑動したタンクの連結管について保温材を外して外観点検を実施中。H4北、H4南エリアについては点検が終了、メーカー推奨変位値を超えるものはなかった(89頁)。DエリアのSr処理水貯留タンクについては、連結管を使わないタンク間移送の設備を検討していた(98頁)が、結果がまとまったので設備構築に移る(仮設の耐圧ホースをタンク上部に渡し、移送元のタンクに水中ポンプを投入、移送元から受払タンクへ移送、受払タンクから先は通常の設備を使用。99頁)。構築後(4月中旬予定)に移送開始する。
【資料3-1】汚染水対策(10.5MB)(PDF)
2号機のシールドプラグ高濃度汚染の調査について (作業箇所の線量測定結果等の速報)(通しで35頁)
【資料3-5】循環注水冷却(130KB)(PDF)
物揚場排水路PSFモニター放射能高警報発生とその後の調査状況について(通しで2頁)。時系列(3頁)。2020年度の降雨量と物揚場排水路中放射能濃度(PSFモニター測定値とサンプリング測定値。4頁)。直近1カ月の降雨量と放射能濃度(5頁)。調査内容(6頁):3-7日に実施(集水域のタンクその他設備からの漏えい確認、物揚場排水路上流のサンプリング、放射能濃度上昇時の物揚場排水路水の90sr分析、過去の漏えい事象が原因になりうるかの検討。結果は7頁)したが、原因特定に至らず。調査結果まとめ(8頁):警報発生直後のPSFモニター水槽から採取した試料で350Bq/Lの90Srを検出(β線源は90Srと90Yで約80%→フォールアウトの粒子状Csが降雨で流入したのではない。0.1μmろ紙を約70%通過→イオン態で存在。26、27頁)。濃度上昇ピークがするどい。集水域の設備からの漏えいは確認されず。上流で通常と異なる水の流入はなかった。集水域での過去の漏洩事象を確認した結果、排水量に相当する漏えい量とは考えにくい。以上から言えるのは、濃度変化挙動からは表層流による流入の可能性疑い(上流で原因と見られる流路は確認されず、表層流由来としては137csの割合が低い)、全β(90Sr)が特異的に上昇(事故当時のフォールアウトが地中を通過し90Srが選択的に流出した可能性があるが、地下水が関連するとしては濃度変化が急激)と、原因は明らかではない。降雨時の追加調査(13日実施。9頁)。気象状況確認→2日の降雨量の4倍の降雨あり、放射能濃度は上昇したが警報レベルには至らず。排水路測定(降雨開始からやむまで1時間ごとに採取・測定)→結果は11、28、29頁。周辺の水路調査(目視で物揚場排水路への流入を調査)→既知の流路以外は確認されず(目視できた流路は4経路。10頁に地図。ここから3カ所をサンプリングに追加)。流入箇所特定のための放射能濃度調査(キャスク保管庫周辺の側溝3カ所を4時間ごとに採取・測定、確認された流入路から新たに3カ所を追加)→流入源の特定には至らず(25頁に測定結果)。追加調査(21-22日実施)の内容(12頁):キャスク保管庫周辺はこれまでの調査から線源の可能性は低く、集水域のタンクエリア、配管等に異常はないことから、排水路への枝管について測定を計画。新設排水路側からの流入については流入部の測定のみなので、流路中を細かくサンプリングを計画(13頁に採取地点)、流出がごく短時間に発生している可能性を考慮して1時間1回で実施した結果、一時保管エリアW2(Yゾーン)からの排水で高い全β放射能を確認(測定結果は14頁。β/γ濃度比: 約300倍。22日確認。24日参照)、β線濃度上昇の要因と考える。周辺のサーベイ結果(15頁):一時保管エリアW2周辺の排水溝等サーベイを22日に実施、1cm線量当量率に比べて70μm線量当量率が有意に高い箇所を特定(測定結果は15頁)。特定された箇所の周辺で1mメッシュサーベイを24日に実施、結果は16頁(24日参照)。調査まとめと今後の対策(17頁):サーベイ結果より一時保管エリアW2に汚染源があると推定。汚染源の除去、シート養生を実施(24日参照)。今後、当該エリアの地表面はぎとりを実施予定、引き続き調査および排水路の放射能濃度監視を継続。(参考)排水路の放射能濃度監視の経緯(19頁。これまでの経緯、側溝放射線モニター、PDFモニター設置)。物揚場排水路でせき止めた水の処理方法(20頁)。物揚場排水路ゲートの運用方針(22頁)。
「別添の正誤表」は、経産省に掲載の資料物揚場排水路PSFモニタ放射能高警報発生とその後の調査状況について(PDF形式:9,318KB)には付いている。
【資料3-7】労働環境改善(559KB)(PDF)
【資料3-8】5・6号機の現状(502KB)(PDF)
【資料4】その他(2.71MB)(PDF)
廃炉中長期実行プラン2021(通しで1頁)
プロセス主建屋における身体汚染(34頁)
小野さん曰く「この件はひとり作業をするべきではなかった」とのこと。運転員が日常の点検を実施するような場合には通常でも1人で行くことはあるが、このケースは該当しない、と。
以下、経産省のサイトから。
言及された話題:3号機燃料取出し完了/1、3号機格納容器水位低下/3号機地震計試運用開始/廃炉中長期実行プラン2021(1-4号機T/B床面スラッジ回収/1、2号機燃料取出し/共用プール内燃料の乾式保管/2号機デブリ試験的取出し/増設雑固体廃棄物焼却設備/津波対策防潮堤/排水路整備/分析施設新設/建屋の長期健全性)/コロナ対策/1-4号機SGTS室調査/タンク滑動/2号機オペフロ線量低減/2号機シールドプラグ汚染調査/物揚場排水路PSFモニター高警報/プロセス主建屋での身体汚染。
2号機シールドプラグ汚染調査は、規制庁の現場調査の結果として指摘されたものを受けて実施することになったもの。規制庁の調査(去年の秋頃だったっけ?)で当該箇所に想定以上の汚染が見つかって云々という話があった際、小野さんあたりは「そこは当然に高い汚染が予想される場所ではあるが、当面、デブリ取出しは格納容器の上からではなくて横からやる予定なので、規制庁の調査結果を受けて何かするということはない」みたいな話だったと思うんだけどな。

東京電力ホールディングスの社員1名(東京都内事業所勤務)および東京電力パワーグリッドの社員の1名(東京都内事業所勤務)の計2名が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。




動画



文字起こし、実況など



2021年3月24日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,532mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

サブドレン他水処理施設、10:09に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、25日の日報より)15:22に排水を停止。排水量は778m3


その他


物揚場排水路のPSFモニターで高警報が出た件(2、3、4、5、9、10日参照)
物揚場排水路の上流にある一時保管エリアW2付近の排水庫に流れる雨水(21日採取分)を分析したところ、134CsがND、137Csが6.1-9.4Bq/L、全βが1.6-1.7×103Bq/Lで、全β値が高いことを22日に確認した。この原因を調査するため、一時保管エリアW2の地表面(土、コンクリートなど)の線量率を調査したところ、β線の値が高い地点(最大5mSv/h)があるのを22日に確認。また、同エリア内の地表面上にβ線の線量率の高いゲル状の塊(3頁に写真)が確認され、今日24日に回収作業を実施した。その後、周辺の地表面に除染材(塗膜剥離型除染材)の塗布、シート養生、土嚢設置を実施した。追加対策として、今後、準備出来次第、当該地点周辺の地表面はぎ取りをおこなう。
一時保管エリアW2では、廃棄物の入っているコンテナを1月25日より固体廃棄物貯蔵庫2棟へ移動開始し、3月23日時点で完了している。ゲル状塊が発見されたのは、移動前にコンテナが置いてあった場所(2頁にイメージ図)。
今後、回収したゲル状の塊を分析する等、引き続き物揚場排水路PSFモニター高警報の原因調査を継続するとともに、同排水路の放射能濃度の監視を継続する。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。22日採取分。
地震の影響のため、全ての採取を中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
17日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日25日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr2の2月4日採取分。

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。1月分。
これとこの上のと、資料タイトルが以前と微妙に変わってる?いつから?去年9月に様式が変更になって、その時に資料タイトルに合わせたと思ってたんだけど、今さかのぼってみたら去年9月分から資料の方は今のタイトルになってるわ。私の方が間違ってたのかしら。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(20日採取)と集水タンクNo.4(18日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が710Bq/L、第三者機関が730Bq/L。明日25日に排水の予定。



2021年3月23日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。
昨日22日の1号機注水量変更の後、格納容器水位は上昇し、今日23日03:57に水位計L2の設置位置を上回った。04:05時点で、格納容器温度、圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能濃度などのパラメータ、敷地境界モニタリングポストおよびダストモニター、構内ダストモニター等に有意な変動はなく、外部への影響がないことを確認している。
各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,533mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

RO膜型淡水化装置(RO-3)、21日より運用停止していたが昨日22日に運転状態に問題ないことを確認(22日参照)、今日23日12:26に運用を再開した。

サブドレン他水処理施設、10:06に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、24日の日報より)16:49に排水を停止。排水量は978m3

12:33にプロセス主建屋4階の電気品室で蛍光灯の電線管に焦げ跡があるのを発見。12:46に双葉消防本部に119番通報で連絡、14:00に「非火災」と判断された。
けが人はなし。プラント設備への影響はない。
原因について調査する。


その他


2月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機R/Bからの放出は1.1×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが1.7×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが2.0×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.04μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日(5/6号機については2019年11月28日)を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(18日採取)と集水タンクNo.6(12日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が870Bq/L。明日24日に排水の予定。








2021年3月22日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

20日の地震の影響
セシウム吸着措置、多核種除去設備は今日までに運転を再開、現場に異常ないことを確認した。

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。
1号機の水位については、緩やかな低下を続けていたが、今日22日20:24に水位系L2の設置位置を下回ったと判断。22:42に以下のように注水量を変更
1号機注水量 3.0m3/h → 4.0m3/h
22:50時点で、格納容器温度、圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能濃度などのパラメータ、敷地境界モニタリングポストおよびダストモニター、構内ダストモニター等に有意な変動はなく、外部への影響がないことを確認している。
炉心スプレー系を1.0m3/h増やす。給水系はそのまま。4日参照。

(以下、23日の日報より)5号機使用済燃料プール、点検にともない18日より冷却を停止していたが、作業が終了したので冷却を再開した。また、点検中は計画的に運用上の制限外に移行していたが、17:35に制限内に復帰した。17、18日参照。

サブドレン他水処理施設、10:10-13:22に一時貯水タンクから排水Bを実施。排水量は473m317日に一時貯水タンクKの排水が自動停止した件で、当初予定の18日から延期されて今日になった。19日参照。


その他


20日の地震後の状況
22日09:00時点で、設備の異常および水漏れ等の異常は確認されず。引き続き状況を注視し、異常が確認された場合には速やかに報告する。10頁以降に主な時系列。
1、3号機格納容器水位(2、3頁):大きな変化はない。
タンクの点検(5、6頁):Fエリア(5、6号機側)1基に微小な滑動(7mm)を確認(5頁)。21日に確認されたFエリアK4タンクの雨どい破損(1カ所)は21日11:00に応急処置済み、今後修理を予定(5頁に写真)。
3号機地震計(7頁):3号機で観測された最大加速度は5、6号機と比較して特異性は見られない。8頁に現状の1Fに設置してある地震計のまとめ(6号機R/B基礎版・中間階・最上階、5号機R/B基礎盤・中間階、自由地盤系南地点・北地点)。
サイトバンカ建屋西側の沈下状況(9頁):21日11時頃、サイトバンカ建屋⻄側の建屋付近の地盤沈下を確認。2月13日の地震にて若干の沈み傾向が見られた箇所(2月14日の「滞留水移送ラインの高温焼却炉建屋(HTI)と焼却工作建屋への分岐点付近陥没」のこと?)であったが、今回の沈下で建屋の周囲のコンクリートフェーシングが割れた状態となった(9頁に写真)。周辺の配管類に異常は無く、当該箇所については、今後修理予定。また、安全確保の観点から、当該エリアについては立ち入り制限を実施。

21日21時頃、B排水路に設置してある調査用モニターで若干の上昇傾向を確認。
B排水路上流のB-1ゲート付近(資料右下に地図)に設置してある調査用モニター(BC排水路放射線モニターに有意な変動があった際に、漏えい箇所等の濃度変化を確認するために設置したモニターであり、放射能濃度については正確な値を示すものではなく参考値)に100Bq/L程度の上昇を確認(資料左下にグラフ。グラフに書いてある日付は3月20日だと思うんだけどな)。その後、22:54にB排水路でサンプリングした水を分析した結果、全βが17Bq/L、137Csが1.1Bq/L、134CsがND(<0.68Bq/L)だった(BC排水路モニターの管理基準値1500Bq/Lに対して十分に低い)。海水放射線モニターには有意な変動なし。
周辺においてタンクからの漏えいがなく、また下流側に設置しているBC排水路放射線モニターに有意な変動もないことから、この若干の上昇については、水の流れがない箇所における地震に伴う排水路内の土壌舞い上がりの影響と考える。

昨日21日のRO膜型淡水化装置(RO-3)のウルトラフィルター用空気圧縮機の運転停止21日参照。
20日17:04に「逆浸透膜処理ユニット3異常」警報が発生。その後の調査で昨日21日12:15にRO膜型淡水化装置のウルトラフィルター用空気圧縮機が運転できないことを確認、12:30にRO膜型淡水化装置の運転状態を「待機」から「非待機」に変更、これにより淡水化装置の運用が停止した(ウルトラフィルター:当該装置で処理をおこなう前にゴミ等の不純物を除去するために設置している前処理用のフィルター。資料2頁に系統イメージ図)。
その後、原因調査をおこなったところ機器異常等が確認されず。再起動で正常に動作すること、その後の運転状態についても問題ないことを今日22日13:20に確認。
原子炉注水の水源としては、貯留している淡水があるので直ちに影響はない。また、建屋内RO装置(A)について、3月9日に使用前検査が終了しており、今後、使用許可が得られた後、供用することが可能な状態。監視・検討会での話によれば、建屋内RO装置は運開後安定的な運用ができていないが、安定性向上のための改装工事を実施して上記のように使用前検査が終わった状態、とのこと。
引き続き、原因調査を実施し、対策を講じる。

新型コロナウイルス感染症対策、22日の緊急事態宣言解除にともなう変更点。
22日時点での1F作業者の感染状況:11名(社員1名、協力企業作業員10名)。
視察者の受入れを22日より再開(視察日14日前までの行動履歴確認を実施)(2頁)。
単身赴任者の移動、家族を含む会食について、一段の緩和を実施(2頁)。
新たに、食堂での「黙食」の徹底を新規に追加(3頁)。

水処理週報

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11-17日の移送量。

東京電力ホールディングスの社員2名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。

「復興と廃炉の両立に向けた福島の皆さまへのお約束」(2020年3月27日参照)の中で示した、事業見通しの積極的な公開としての「中長期発注見通しの企業向け説明会」を実施した(2020年度2回目)。


今日、規制委の第89回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
以下、規制庁のサイトから。




動画



文字起こし、実況など



2021年3月21日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

昨日20日夕方の地震関連:
02:00 この時点で、設備の異常及び水漏れ等の異常がないことを確認。
    処理水タンクエリアおよびその他タンクエリアについては、現時点で水漏れ等の異常がないことを確認。
    Fエリアのタンク天板部に設置されている雨どいに破損があることを確認。
    淡水化装置、セシウム吸着装置、多核種除去設備等の設備については現時点で水漏れ等の異常がないことを確認。
    3号機原子炉建屋地震計の加速度については、以下の通り
      ・5階(オペフロ):114.6ガル(南北方向)
                127.4ガル(東西方向)
                43.8ガル(垂直方向)
      ・1階      :81.3ガル(南北方向)
                74.5ガル(東西方向)
                52.3ガル(垂直方向)
15:00 処理水タンクエリアおよびその他タンクエリアについては、水漏れ等の異常がないことを確認。タンクの滑動や連結管の変位等の有無に関する詳細については、今日21日朝方より現場確認を実施し、Fエリアのタンク1基で微少な滑動を確認したものの機能に影響を及ぼすものではないことを確認。なお、他のタンクエリアについては、昨日20日の地震による滑動のないことを確認。
また、Fエリアのタンク天板部に確認された雨どいの破損(20日参照)については、修理が完了。
    淡水化装置、セシウム吸着装置、多核種除去設備等の設備について、今日21日朝方より詳細な現場確認を実施し、異常がないことを確認。
    コンテナ等廃棄物保管エリアについては、今日21日朝方より現場確認を実施し、固体廃棄物貯蔵庫や一時保管エリア等の設備について異常のないことを確認。
たまり水移送設備については、パトロールにおいて異常のないことを確認したことから、今日21日13:16に移送を再開し、13:54に現場に異常がないことを確認。

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,571mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

5号機使用済燃料プール、点検にともない18日より冷却を停止中。点検は22日に終了の予定。17、18日参照。

昨日20日より点検を実施していたRO膜型淡水化装置(RO-3)について、今日21日にウルトラフィルター用圧縮機に不具合があることが確認されたことから、12:30に同装置を非待機と判断。このことから、淡水化装置の運用が全て停止となった。今後、不具合のあった圧縮機について原因調査を実施。なお、原子炉注水の水源については引き続き供給可能であることを確認。
これ、22日の会見・資料によると、20日の地震前からの不具合だそうで。

その他


東京電力ホールディングスの関係職員1名(福島第二原子力発電所の業務に従事)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。




2021年3月20日(土・春分の日)

18:10頃に浜通りで震度5弱の地震。震源地は宮城県沖、震源の深さは約59km、地震の規模(マグニチュード)は6.9。


今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

18:10頃に宮城県沖を震源とする地震が発生。1F周辺町の最大震度は5弱
6号機R/B基礎マットでの地震加速度は
水平 38.0gal
垂直 30.7gal
所内で観測された加速度の最大値は3号機R/B基礎マットで
水平 33.6gal
垂直 28.4gal
タンクの滑動については、現場の安全を考慮し明るくなってから現場確認をおこなう。また、前回の地震でコンテナの転倒等があった設備についても、同様に明るくなってから確認する。
3号機の地震計は正常に動作している。
3号機の観測って昨日の話の新しく設置した地震計のことかな。あれは基礎マットの加速度を測っているのか?てか、6号機の方が加速度大きいじゃんね?よくわからん。
(以下、21日の日報より)
18:33 たまり水移送設備および水処理設備の運転を停止
18:50 主要設備(1-3号機原子炉注水、1-6号機使用済燃料プール、たまり水移送設備、水処理設備)に異常ないことを確認。また、モニタリングポスト、敷地境界ダストモニター、構内ダストモニター、構内排水路モニター、海水放射線モニターの指示値に有意な変動はない。
18:54 実施計画IIIによる現場パトロールを開始
20:09 連絡弁の開運用を行っているタンクエリア(D、H8A、G1、G4南)において漏えいのないことを確認
20:42 潮位計データに有意な変動がないことを確認
21:00 プラントパラメータに有意な変動がないことを確認。
1、3号機の格納容器水位に大きな変化はない(地震時に1号機の水位計L2の接点が離れる事象を確認したが、すぐに復帰)。
構内B排水路の原因調査用モニターの一部に若干の上昇傾向がみられたが、B排水路のサンプリング水を分析したところ、全βが17Bq/L、137Cs濃度が1.1Bq/Lであり、BC排水路モニターの管理基準1,500Bq/Lに比べて低いことを確認。また、上昇傾向を示したモニターの指示が下降傾向を示していることを確認。

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,542mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

5号機使用済燃料プール、点検にともない18日より冷却を停止中。点検は22日に終了の予定。17、18日参照。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。18日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。



2021年3月19日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,542mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

5号機使用済燃料プール、点検にともない18日より冷却を停止中。点検は22日に終了の予定。17、18日参照。


その他


2月13日の地震によるタンクの滑動の件。2月25日参照。
これまでの調査結果は15日を参照。
中低濃度タンクで滑動が確認されたエリアのうち、Dエリア以外のエリア(B、H1、H4北、H4南、J4、J5)について保温剤を外して詳細点検を実施中。昨日18日までに、Bエリアで滑動が確認されたタンク6基につながる連結管15カ所について詳細点検が完了。メーカー推奨変位量を超えるものはなかった。
また、18日に、Dエリアで滑動量が最大(190mm)だったD2タンクの底板について板厚計測を実施。結果は制作寸法許容範囲内だった。
引き続きタンクの連結管について4月末を目途に調査を進める(Dエリアについては、エリア全体の滑動が大きかったことから、滑動していないタンクに連結されている連結管についても調査を実施。Dエリアの滑動タンクの連結管については調査完了している。5日参照)。

3号機R/Bに設置している地震計の運用再開2月22、25日参照。
建屋の経年変化の傾向把握等を目的として、2020年4月1日より1階と5階(オペフロ)に1台ずつ地震計を設置して試験運用を開始していたが、その後、雨水による水没(1階)やノイズ発生(5階)により、2台とも故障。ノイズ発生原因調査等にともない復旧作業を中断していたが、2021年3月4-5日に1階および5階に新品の地震計を設置した(ノイズ発生原因の調査は長期化が予想され、2台とも新品に交換する準備を開始していたが2月13日に地震が発生。その後も余震が継続しており、地震記録をより多く取得する観点からメーカー手持ち品を緊急で調達し、設置したもの)。
1階の設置場所は、雨水対策として高さ55cmの基礎を新設する予定だが、現在は暫定的に従来よりも45cm高い位置(2頁左下)に設置している。
設置後昨日18日までに地震計の動作確認を実施、問題ないことを確認、今日19日より試験運用を暫定的に再開した(4月中を目途に基礎新設後に移設の上、本格復旧とする予定)。また、3月中を目途に、ノイズ等の故障発生時の対策として予備品の地震計6台を確保する予定。
3号機では、高線量下での作業が必要となることから、無線式通信可能かつ省電力・省スペースの「MEMS型加速度センサー」による地震計を選定。1Fに従来より設置している地震計とは異なるタイ プであるため、今後継続して適用性を検証する。
引き続き地震観測記録分析による建屋全体の経年変化の傾向把握や、無線式地震計の適用性 等を検証する試験運用を継続する。オペフロの地震計が故障した原因の調査を継続し、原因がわかった段階で対策品への交換も含めて検討する。また、この試験運用実施結果を踏まえ、1、2号機へ地震計設置の拡大を進める。
故障した地震計では2020年4-7月に計13回の地震観測記録を取得。建屋構造や設置位置が異なるために単純に比較できるものではないが、3号機の最大加速度は5、6号機と比較して特異性は見られない(4頁)。

窒素ガス分離装置(B)の作業予定
9日に音の異常を確認した窒素ガス分離装置(A)(11日参照)について、16日に空気圧縮機が吸い込む空気の圧力を調整する弁を予備品と交換し試運転を実施。同日15:06に運転状態に異常ないことを確認した。取り外した弁の内部を調査したところ、内部のOリングが損傷していた(2頁左下写真)。窒素ガス分離装置(B)の同じ弁では音の異常は確認されていないが、念のため、当該弁の交換作業を20日に実施する。作業実施時はB系を停止し、A系のみの1台運転でも1-3号機の窒素ガス総封入量(約66Nm3/h)を満足する。
20日の作業では、プラントの運転状態、および、格納容器内の水素濃度が運転上の制限で定める2.5%以下を満足していること等、適切に監視をおこないながら、慎重に作業を実施する。

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は2月10日、2号機は2月5、25日、3号機は2月16,24日、4号機は2月2日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は2月24日、2号機は2月5日、3号機は2月1日に実施)、および、R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果

水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(15日採取)と集水タンクNo.4(8日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が800Bq/L。23日に排水の予定。
17日に一時貯水タンクKの排水が自動停止した件(17、18日参照)、その後の調査で一過性の事象と判明、延期していた一時貯水タンクBの排水は22日に実施の予定。




2021年3月18日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,542mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

(以下、19日の日報より)5号機使用済燃料プール、冷却浄化系の弁点検にともない、18:40に計画的に運転上の制限外に移行して、18:47よりプールの水位低下操作を開始した。また、点検にともないプールの冷却も停止。運転場の制限外への移行は22日までの予定。17日参照。

地下水バイパス、10:29に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、19日の日報より)17:38に排水を停止。排水量は1976m3

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクBから排水を予定していたが、昨日17日の一時貯水タンクK排水自動停止の原因調査のため、排水を延期。昨日の一時貯水タンクKからの排水量は640m3だった。


その他


1、3号機格納容器水位低下の件。2月19日、3月4日参照。
その後の状況について。
・1号機:水位計L2まで水位が低下するのが最速で5日という推定をしていた(4日参照。水位がL2を下回った時点で注水量を増やす予定(8頁))が、今日18日時点で水位は温度計T2と水位計L2の間にある(4頁)。水位の低下は緩やかになっていると推定。
・3号機:水位は概ね安定した状況にあると考える(10頁)。
13日の地震後、約1カ月のプラントパラメータに有意な変動がないことから、念のため中断している1-3号機R/Bの作業(2、3号機デジタルレコーダー取替工事、2号機PCVガス管理設備フィルター交換工事、1号機PCV内部調査にかかる干渉物調査作業で発生した不具合対策、等)を順次再開する。
1号機の注水量増加による格納容器水位の確認(2頁)。
燃料デブリの冷却状態に問題がないことは、格納容器水位によらず、注水量、圧力容器底部温度、格納容器温度により判断しており、最終的には格納容器ガス管理システムダスト濃度もあわせて確認している(現状では、格納容器内の燃料デブリは安定して冷却できている)。
一方で、2021年度に計画している1号機格納容器内部調査(格納容器内の水面にロボットを浮かべて格納容器内部を調査する。水位低下が調査に与える影響については12頁)を見据え、安定して水位を確保できることを確認する観点から、一時的に注水量を増やして格納容器水位の変化を確認することを予定している(1週間から10日ほど、注水量を3.0m3/h → 4.0m3/hに増やす。8頁参照)。注水量増加操作は3月下旬を予定、水位の変化を確認後、元に戻す。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。11日採取(13日既報)の第三者機関の分析結果。ポンプ点検のため採取中止。






動画



文字起こし、実況など



2021年3月17日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

サブドレン他水処理施設、10:20-14:38に一時貯水タンクKから排水を実施。14:38に一時貯水タンクKの排水弁が自動閉動作し、排水が自動停止した。排水弁が閉じた原因は現在確認中。


その他


5号機使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)の弁点検に伴い、プール水位を低下させる。このため、実施計画「III 特定原子炉施設の保安」第2編第55条に定める運転上の制限(使用済燃料プールの水位がオーバーフロー水位付近にあること)を満足できなくなることから、必要な安全措置を定めた上で計画的に運転上の制限外に移行し点検を実施する。なお、この間は仮設水位計を設置し、定期的に水位監視を行う。運転上の制限外に移行する期間は18-22日の予定。また、点検にともない、使用済燃料プールの冷却も停止する。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。15日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
10日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日18日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(13日採取)と集水タンクNo.5(10日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日18日に排水の予定。

東京電力ホールディングスの関係職員1名(1Fの作業に従事)および東京電力パワーグリッドの社員1名(東京都内事業所勤務)の計2名が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。
18日の会見によれば、この日報告されたのは中里工務店の社員。11、14日に報告された2人は中里工務店の一次請け企業の社員で同じ作業に従事。この日の人は別件の作業に従事していて直接の関係は今のことろない、ということだった。





2021年3月16日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,583mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

サブドレン他水処理施設、10:57に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、17日の日報より)15:58に排水を停止。排水量は746m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(12日採取)と集水タンクNo.2(7日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日17日に排水の予定。






2021年3月15日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。


その他


凍土遮水壁プラントI系の運用停止の件。12、14日参照。
12日13:00頃にプラントI系の電源盤点検を開始(I系の電源を落として運転停止)。点検は15:00頃に終了、系統の復旧作業をおこなっていたところ、ブライン(不凍液)供給配管入口弁を遠隔で全開にできないことを確認。陸側遮水壁の凍結プラントを構成しているプラントI、プラントIIの2系統(2頁に図)のうち、北側のプラントI系へのブライン供給運転が不可能と20:10に判断した(現場調査でブラインの漏えいは確認されておらず、プラントII系は通常通り運転を継続)。
14日に当該弁上流側の配管内のブライン圧力を調整(低下)したところ、開操作が可能となり、14:25にI系の運転を再開した。
一時的に当該弁の開操作ができなくなった原因については、上流側配管内のブライン液の膨張(点検にともなう運転停止による温度上昇のためか)により上昇した圧力が当該弁体面にかかったことで、開不能となったものと推定しているが、引き続き原因について調査をおこなうとともに、対策を講じる。

2月13日の地震によるタンクの滑動の件。2月25日参照。
現在運用中の中低濃度タンク以外のタンク(原子炉注水系やサブドレン他水処理施設や地下水バイパス、Fタンクエリア、危険物等)763基の目視点検や滑動状況の調査を実施してきたが(5、8日参照)、12日に完了、新たな滑動や異常は確認されなかった。
中低濃度タンクで滑動が確認されたタンクの内、Dエリア以外(B、H1、H4北、H4南、J4、J5)のタンクについて、接続されている連結管(79カ所)の保温材を外して詳細点検を実施中。
これまでに確認されたタンクの滑動:
・中低濃度タンク 1074基中53基(2月25日)
・その他タンク(Fエリア含む)763基中3基(5日)
メーカー推奨変位量を超える連結管:
・Dエリアで12カ所(連結弁を閉じて運用を停止中)(5日)
タンクからの漏えい:
・Fエリア62基中2基(フランジ型。貯留水の水位を下げて漏えいは停止している)(2月14日、3月5日)

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(11日採取)と集水タンクNo.3(8日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日16日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。4-10日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:1/2号機非常用ガス処理系屋外配管撤去。今年7月に撤去工事を開始、1号機側は8月、2号機側は10月までに撤去の計画。クレーンにより吊り下げた遠隔切断装置により配管を把持・切断し撤去する。1/2号機SGTS配管(2011年8月1日に10Sv/h超を測定している)を撤去する。1/2号機廃棄物処理設備建屋⾬⽔対策⼯事に⼲渉している、1/2号機排気筒ドレンサンプピット⽔の放射能濃度が⾼濃度のまま継続している、現場環境の改善(線量低減)を図る、というのが目的。2020年3月16日、3月27日参照。2020年2月12日の測定では最大値が約4.3Sv/hだった。

東京電力ホールディングスの関係職員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。



動画



文字起こし、実況など



2021年3月14日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,592mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

凍土遮水壁I系の運転停止の件(12日参照)。その後、遠隔操作で全開とならなかったI系のブライン(不凍液)供給配管入口弁について調査を実施し、当該弁の上流の配管内圧力を抜いたところ、弁の開閉操作ができるようになった。これにともない、停止していた凍土遮水壁プラントI系の運転を今日12日14:45に再開し、その後、14:52に現場異常なしを確認した。


その他


東京電力ホールディングスの関係職員1名(1Fの作業に従事)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。15日の会見によると、11日に報告された感染者の濃厚接触者とのこと。




2021年3月13日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,583mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

10:21、構内中央交差点付近の道路上に油の痕跡があることを作業者が発見。現場確認の結果、漏えいの継続は無く、漏えいした油の広がりは約10m×1m。雨水により油膜が側溝まで続いていたが、11:15に吸着マットによる処置を実施。10:33に双葉消防本部に119番通報をおこない、11:10に車両からの油漏れ事象と判断された。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。11日採取分。
No.5は配管清掃のため、No.7とNo.10はポンプ点検のため、いずれも採取中止。



2021年3月12日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

凍土遮水壁プラントI系の電源盤点検を終了し、系統の復旧操作をおこなっていたところ、陸側遮水壁プラントI系のブライン(不凍液)供給配管入口弁が遠隔操作で全開とならないことを20:10に確認し、同刻に凍土遮水壁の片系運用が不可能と判断した。なお、ブラインについては漏えいが無いことを確認済み。また、凍土遮水壁プラントII系は通常通り運転を継続しています。凍土壁については、凍土遮水壁の片系統が復旧できない状況においても、溶け始めるまでには数カ月程度の期間があることから、直ちに陸側遮水壁に影響が出るものではないと評価している。



2021年3月11日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,553mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

地下水バイパス、10:28に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、12日の日報より)18:04に排水を停止。排水量は2127m3

サブドレン他水処理施設、11:17に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、12日の日報より)15:35に排水を停止。排水量は641m3


その他


3号機R/B地下北東エリア(北東三角コーナー)のたまり水水位上昇の件。10日参照。
昨日10日20:30頃、3号機R/B1階で現場の状況調査を実施。格納容器から漏れた水が主蒸気隔離弁(MSIV)室を通って北方向にある2カ所のファンネルに流れ込み、排水設備を通じて南東三角コーナーに排水されているのはこれまでに確認している(5頁に図。2014年1月18、20日、5月14日参照)が、昨日の調査の結果、当該ファンネル2カ所が詰まっており、流路の水位が上昇して建屋北東側の階段へ水が流れ込んでいることを確認した(この階段を降りたところに北東三角コーナーがある)。当該ファンネルを清掃したところ、ファンネルへの流入が回復し(続報2の2頁に写真)、その後、南東三角コーナーのたまり水水位上昇の速度が増加した一方で、北東三角コーナーのたまり水水位が上昇から低下に転じたことを確認した(3頁に水位のグラフ)。詰まりが発生した原因は不明。
今日9日09:00時点の北東三角コーナーたまり水水位はT.P. -1966mmで、近傍のサブドレンとの水位差は約1400mmを確保している。また、12:00過ぎに仮設ポンプで北東三角コーナーからたまり水のくみ上げを実施した。今後も水位の状況を見つつ、ファンネルの詰まりにより必要が生じた場合は、適宜、くみ上げを実施する。
また、今後も当該ファンネルの詰まりが懸念されることから、恒久対策として、R/B床面1階のボーリングを行い、トーラス室への水道を形成する処置を検討する。
昨日のファンネル清掃作業は4名/1班で実施、実施時間は30分程度、計画線量2.5mSv/人で実績は最大で1.35mSv/人だった。
2月22日の監視・評価検討会で、3号機MSIV室の状況はwebカメラでモニターしているという話だったけど、漏えい水が流れ込むファンネルのあたりも見えていたのかしら?

窒素ガス分離装置(A)における作業予定。
9日の窒素ガス分離装置の現場パトロールで、窒素ガス分離装置(A)の音が通常よち大きくなっているのを確認した。調査の結果、当該装置の空気圧縮機が吸い込む空気の圧力を調整する弁からの音が通常よりも大きいことを確認。この原因は調査中だが、当該弁のシールパッキンやOリング等が損傷した可能性があるものと推定している。
窒素ガス封入設備では、窒素ガス分離装置A、B両系運転をおこなっていたものの、B系1台運転にした場合でも1-3号機の総封入量(約66Nm3/h)を満足することから、念のため、9日19:40にA系を運転状態から待機状態に変更し、今後、準備が整い次第、分解点検等を実施する予定。なお、非常用は待機状態を継続、C系は非待機を継続(C系は2月13日の地震の影響で運転停止中。2月18日参照)
当該装置のA系については、当該弁からの音が通常より大きいものの、他の機器(3頁に装置内のイメージ図)について異常(損傷・潤滑油や冷媒の漏えい等)がないこと、運転データに問題が無いことを確認し、運転が継続できるものと考えており、分解点検を行うまでの間においては、待機状態から運転状態に変更することが可能な状況。実施計画において、窒素ガス分離装置は常時2台使用可の状態であることが要求されていたような。
A系を運転状態から待機状態に変更後においても、プラントの運転状態に異常がないことを確認しているが、引き続き、原子炉格納容器内の水素濃度が、運転上の制限で定める2.5%以下を満足していること等、適切に監視をおこなう。

昨日10日、プロセス主建屋で現場調査をおこなっていた作業者が管理対象区域から退域する際、全身汚染していることを確認。鼻腔内の汚染検査の結果(約250cpm。バックグラウンドは約60cpm)、放射性物質の内部取込の可能性があると判断。その後、除染により退域基準(4Bq/cm2)未満を満足したため、管理対象区域を退域。
なおWBC測定による内部取込の確認については、僅かな汚染が体表面に残っているため、同日おこなうことができないと判断し、後日行うこととした。また、入退域管理棟救急医療室の医師による問診の結果、異常なしと診断された。
その後、体表面の残留汚染を除去しWBC測定を実施した結果、内部被曝線量は記録レベル(2mSv)未満で、入退域管理棟救急医療室の医師による問診の結果、異常なしと診断された。
当該の作業者は50代男性、ゲートを閉じた物揚場排水路から回収した水をプロセス主建屋へ移送するための配管の確認作業をしていた。装備はY装備。汚染の原因として、作業中にメガネが曇ったため、汚染されたゴム手袋をつけたままの手でマスクやメガネの位置調整をしたとのこと(本来は、装備交換所などに戻り、ゴム手等を外したのちに調整するべきであった)。また、カバーオールの太もものあたりに3cm×5cmの破れがあった(作業中は気付かず、作業終了後に同僚から指摘を受けた)。

サブドレン他水処理施設、8日排水時の海水サンプリング結果

地下水バイパス、8日排水時の海水サンプリング結果

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。4日採取(6日既報)の第三者機関の分析結果。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

実施計画の変更認可申請が規制委に認可された。
認可:1~4号機外部電源喪失時の運用変更。2020年11月24日参照。


東京電力ホールディングスの関係職員1名(1Fの作業に従事)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。会見で詳細について説明あり。


「これからも、事故の当事者である当社が、復興・廃炉に向けた責任を果たしていく方針に変わりはありません。
 当社は、10年を区切りとせず、福島第一原子力発電所の事故を決して風化させることなく、事故の反省と教訓を私たちの組織文化に根付かせていくとともに、廃炉関連産業を活性化し、地元企業の廃炉事業への参入を一層促進するなど、福島の地域の皆さまと共に歩ませていただき、地域に根差した活動をさらに展開してまいります。
 そして、「福島の復興と廃炉の両立」に全力で取り組み、福島への責任を全うしてまいります。」






動画



文字起こし、実況など



2021年3月10日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,573mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

11:59に1・2号機サービス建屋内の中央制御室入口へ向かう通路で発煙があることを発見し、双葉消防本部へ通報。
自衛消防隊が現場へ出向し現場確認をおこなったところ、発煙が無くなっていること、および、通路照明用に設置しているLED電球のカバーが焦げていることを確認した(資料右下写真)。モニタリングポスト、敷地境界ダストモニター、構内ダストモニターの指示値に有意な変動がないこと、
プラント設備への影響がないこと、ケガ人がいないことを確認。
消防署における現場確認の結果、13:49に火災事象ではないと判断された。
今後、LED電球のカバーが焦げた原因を調査し、適切に再発防止対策を講じる。

サブドレン他水処理施設、10:35に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、11日の日報より)17:23に排水を停止。排水量は1005m3


その他


3号機R/B地下北東エリア(北東三角コーナー)のたまり水水位が上昇
9日10:00時点までは約T.P. -2100mmで安定的に推移していたが、10:30頃より水位が上昇傾向となり、今日10日09:00時点でT.P. -1916mmであることを確認した。
現時点で原因は不明。当該エリア近傍のサブドレンとの水位差を確保するため、明日11日に同エリアに設置してある仮設ポンプでたまり水をくみ上げてトーラス室へ移送し、水位を調整する予定。今後、原因調査等を進める。
プラントパラメータ、モニタリングポスト、敷地境界ダストモニター、構内排水路モニター、海水モニター等には異常ない。また、10日15:00時点での3号機格納容器内水位はT.P. +9572mmで、大きな変動はない。
3号機R/B地下のポンプ設置状況、各エリアの水位推移については、12月24日のロードマップ会見資料(汚染水対策)を参照。この頃は、北東コーナーはトーラス室と連動して水位変化していた。

2日の物揚場排水路PSFモニター高警報発生の件。2、3、4、5日参照。
高警報発生の原因について調査した結果、事故当初のフォールアウトが地中に浸透・移動し排水路へ至るにあたり、137Csよりも地中での移動が速い性質がある90Srが先に排水路へ流入したことにより、PSFモニター高警報が発生したものと推定。これを踏まえて、以下の対策を実施していく:
・当該排水路において全βの影響を早期に分析することを目的に、現在A排水路へ仮置きしている弁別型PSFモニターを当該排水路へ移設するとともに、A排水路へ設置する弁別型PSFモニターを新規に調達。
・当該排水路へ弁別型PSFモニターが移設されるまでの間においては、サンプリングを強化(1回/日→3回/日)するとともに、現行PSFモニターで放射能濃度が750Bq/Lになった時点で当該排水路の水の分析(134Cs、137Cs、全β)を開始し、放射能濃度上昇の要因がβ核種と確認された場合、ゲートを閉止。また、放射能濃度が1,500Bq/L(高警報)になった時点で要因に依らずゲートを閉止(通常は高高警報3,000Bq/Lでゲート閉止)。
・当該排水路において、放射能濃度が1,500Bq/Lになった時点で、当該排水路の上流部にある複数の側溝の水の分析(134Cs、137Cs、全β)を実施。引き続き、上記対策を徹底するとともに、当該排水路周辺のフェーシングについても計画的に進める。
5日18:00以降のサンプリング分析結果(134Cs、137Cs、全β)および2日22:45採取分の90Sr分析結果を追加(2頁)。PSFモニターのトレンドグラフ(8日まで)は6頁。
11日会見でいくつか追加情報あり。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
3日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日11日に排水の予定。






2021年3月9日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,563mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

2日の物揚場排水路PSFモニターモニター高警報の件。当該排水路から採取した水を分析した結果(下記に最新の分析結果)、通常の変動範囲内であることを確認したこと、ならびに、当該排水路の清掃を完了したことから、今日9日19:05に閉鎖していた排水路のゲートを開放した。
9日07:20採取分の分析結果:
134Cs:<0.78Bq/L
137Cs:0.91Bq/L(10日訂正)
全β:2.9Bq/L
ゲート開前後でPSFモニターの指示値に有意な変動はない。また、モニタリングポスト、敷地境界ダストモニター、構内ダストモニターに有意な変動なし。
β・γ弁別型モニター(β線、γ線をそれぞれ別に測定できるPSFモニター)を新設するまでの間、以下のとおり対応する:
1.排水分析の強化(1回/日→3回/日)を継続。
2.現行モニターの放射能濃度750Bq/Lで原因調査を開始、上昇要因がβ核種と確認された場合(全β放射能濃度が137Cs濃度の10倍を超え、かつ、全β放射能濃度が200Bq/L以上)はゲートを閉止する。
3.上記2に関わらず、現行モニターの放射能濃度が1500Bq/Lとなった場合は、ゲートを閉止する。



その他


動画を公開。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(5日採取)と集水タンクNo.6(3日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1100Bq/L。11日に排水の予定。







2021年3月8日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,563mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

地下水バイパス、09:49-13:25に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は954m3

サブドレン他水処理施設、11:31に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、9日の日報より)15:51に排水を停止。排水量は646m3


その他


2月13日の地震によるタンクの滑動の件。2月25日参照。
中低濃度タンク以外の運用中タンク(原子炉注水系、サブドレン他水処理施設、地下水バイパス、Fエリアタンク、危険物等)約800基について目視点検や滑動状況を調査中(5日参照)。8日時点で約620基で調査完了した。5日に報告したFエリアタンク3基の滑動以外に以外に以上は確認されず。

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(4日採取)と集水タンクNo.5(1日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が940Bq/L、第三者機関が10000Bq/L。10日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。2月25日-3月3日の移送量。



動画



文字起こし、実況など



2021年3月7日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,543mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
2月26日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日8日に排水の予定。

東京電力ホールディングスの社員2名(福島県内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。



2021年3月6日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,572mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。


その他


護岸地下水の地下水観測孔No.1-16の134Csと137Csが至近の分析結果と比較して上昇している。海側遮水壁の外側の海水分析結果に有意な変動はなし。
No.1-16の5日採取分の134Csは1.4×103Bq/L、137Csは3.1×104Bq/Lで過去最高。
それまでの最高値は134Csが3.1×101Bq/L、137Csは3.5×102Bq/L(いずれも2019年1月15日)。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。4日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(2日採取)と集水タンクNo.7(2月25日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が870Bq/L、第三者機関が920Bq/L。8日に排水の予定。



2021年3月5日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

FエリアI-7タンク上部フランジ部からの漏えいの件(2月15日参照。2月13日の地震の影響で漏えいが発生した)
タンクの水位を低下させて漏えいを停止させるために系統構成を実施したところ、移送ラインで漏えいを確認したため、移送を中止していた。その後、移送を実施し、今日14:25にタンクからの漏えいが停止したのを確認した。漏えいした水は設置した受け内に止まっており、今後適切に処理する。


その他


2日の物揚場排水路PSFモニター高警報発生の件。2、3、4日参照。
当初、全β濃度が高かったので、2日18:45採取のPSFモニター近傍の水について90Srの分析を実施、結果は350Bq/Lだった。
昨日4日に引き続き、モニターの上流側で採取・分析を実施(4日16:44、5日07:50)。結果は2頁。
現在、念の為、物揚場排水路およびPSFモニターの清掃を実施中。今日10:00-11:30にPSFモニターの清掃ならびにバックグラウンド値の再設定を実施したところ、モニターの指示値は大きく下がっている(5頁)。

2月13日の地震によるタンクの滑動の件。2月25日参照。
Dエリアのタンク連結管について、保温剤を外しての詳細点検(2月25日参照)が今日5日に完了(3、4頁に調査結果)。その結果、メーカー推奨変位量を超える変位を新たに4カ所確認した(2頁)。これまでに報告した8カ所(1日参照)と合わせた12カ所について、今後、交換作業を実施する。
また、中低濃度タンク以外のタンクについて、現在、詳細調査を実施中。現時点で、5・6号機たまり水を移送しているFエリアの全62基中3基で滑動が最大35mmあることを確認した(6頁。新たな漏えいは確認されず)。引き続きタンクの滑動等について調査を進めていく。



2021年3月4日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,533mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。
1号機の状況:これまでの水位低下傾向が今後も続くとして(6頁。水位計L3を下回った日時と、格納容器圧力の低下が見られた日時(ここで水位が真空破壊ライン下端を下回ったと推定)から水位低下のペースを推定。水位計設置誤差を10cmとして、最速で水位が水位計L2を下回る日時を推定)、水位計L2の高さまで水位が低下するのは最短で5日頃と想定している。その時点で、注水量を増加(3.0m3/h→4.0m3/h(炉心スプレー系で1.0m3/h増やす))する予定。注水量増加の手順は7頁。注水量増加については2月22日を参照。
3号機の状況:計算値では水位は概ね安定した状況にある(9頁)と考えているが、引き続き、傾向を監視。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、瞬停対策工事の実施にともない、06:48-14:40に運転を停止。運転停止時のプール水温は21.8℃、再開後は21.9℃。3日参照。

サブドレン他水処理施設、10:32に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、5日の日報より)17:01に排水を停止。排水量は968m3


その他


2日の物揚場排水路PSFモニター高警報発生の件。2、3日参照。
2、3日にPSFモニター上流側で採取・分析したのと同じ地点で、その後も採取・分析を継続。3日12:05、3日16:55、4日07:40、4日11:50に実施。結果は2頁。全β濃度は継続して低下傾向にある。
5頁にPSFモニター測定値のトレンド。2日に降雨があり、その後に濃度上昇が起きている。
A排水路でも降雨後にモニター指示値に上昇が見られた(2日19:30頃に全βの最大値430Bq/L)。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。25日採取(27日既報)の第三者機関の分析結果。
ポンプ点検のため採取中止だった。


東京電力ホールディングスの社員1名(福島県内事業所勤務)および東京電力パワーグリッド  の社員1名(東京都内事業所勤務)の計2名が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。



動画



文字起こし、実況など