リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2020年9月30日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気作動弁用空気供給ライン継手部からの微小エアリーク修理にともない、28日より運転を停止中。停止時のプール水温は29.1℃。30日に運転再開の予定。25日参照。

サブドレン他水処理施設、10:08に一時貯水タンクCから、10:19に一時貯水タンクDから、それぞれ排水を開始
(以下、1日の日報より)一時貯水タンクCは15:10に、一時貯水タンクDは15:01に、排水を停止。排水量は一時貯水タンクCが750m3、一時貯水タンクDが701m3



その他


24日の雑固体廃棄物焼却設備(B)二次燃焼器バーナー取付座から蒸気が出ていた(25日参照)
焼却設備の温度が下がったので昨日29日に現場確認をおこなったところ、二次燃焼器のバーナー部分の耐火物が損傷していることが判明(右下写真)。今後、蒸気状の気体が発生した原因の調査と並行し、耐火物が損傷した原因についても調査を進め、原因が分かり次第、速やかに再発防止対策を講じる。 

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
8月の最大被曝線量は5.71mSv、平均値は0.22mSv(APD値)。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。28日採取分。
No.10のトリチウムは460Bq/L。No.12はポンプ点検のため採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
23日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日1日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr1の8月5日採取分。

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。7月分。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(26日採取)と集水タンクNo.4(24日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が960Bq/L。明日1日に排水の予定。



2020年9月29日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気作動弁用空気供給ライン継手部からの微小エアリーク修理にともない、昨日28日より運転を停止中。停止時のプール水温は29.1℃。明日30日に運転再開の予定。25日参照。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年8月13日-9月17日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
21日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(25日採取)と集水タンクNo.3(23日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日30日に排水の予定。

東京電力パワーグリッドの社員1名(神奈川県内事業所勤務)が新型コロナウイルスに完成位しているのを確認した。


実施計画の変更認可申請が規制委に認可された。
認可:輸送貯蔵兼用キャスクB増設に伴う変更(その2)。乾式キャスク仮保管設備にキャスク15基分を追加する。4月16日参照。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:3号機燃料取扱いに関する記載変更。変形燃料および使用済燃料収納缶の取り扱いの変更を申請。あわせて、1号機原子炉建屋周辺の作業エリア整備における解体撤去対象の追加にともなう変更、ならびに、工業標準化法の改正にともなう記載の適正化をおこなう。

2020年9月28日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気作動弁用空気供給ライン継手部からの微小エアリーク修理にともない、06:33に運転を停止。停止時のプール水温は29.1℃。30日に運転再開の予定。25日参照。

サブドレン他水処理施設、10:00に一時貯水タンクから排水を開始
(以下、29日の日報より)15:20に排水を停止。排水量は794m3


その他


1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業、AWJ装置の不具合で4日より作業を中断していた(24日参照)が、不具合が解消したので明日再開する。

魚介類のサンプリング結果
2020年4-6月採取分の90Sr(2014年6月13日参照)とトリチウム(2015年2月25日参照)の分析結果。

水処理週報
ALPS処理水の二次試験性能試験を開始した(15日参照)ので、処理水の貯蔵量が減っている(添付資料ー1の右上表)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(24日採取)と集水タンクNo.7(22日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が970Bq/L。30日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。17-23日の移送量。

東京電力エナジーパートナーの社員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した(25日に公表したのは江戸川の事業所の社員で、今回の1名は別の事業所)。

事故の当事者として、福島県産品の風評被害払拭に向けた取り組みをおこなっている。


動画



文字起こし、実況など




2020年9月27日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:21に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、28日の日報より)16:00に排水を停止。排水量は842m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(23日採取)と集水タンクNo.6(21日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日28日に排水の予定。



2020年9月26日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:35に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、27日の日報より)16:47に排水を停止。排水量は923m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。24日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。No.5、11はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(22日採取)と集水タンクNo.5(20日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日27日に排水の予定。

報道によれば、首相はALPS処理水の処分について「今後できるだけ早く、政府として責任を持って処分方針を決めたい」と発言したとか。


2020年9月25日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

14:08に2号機T/B南側屋外連絡トラフ(3号機原子炉注水設備の配管が設置してある)で漏えい検知器が動作したことを示す警報「#2CST原子炉注水設備液位(11)高」が発生。当直員が現場確認を行い、14:50頃にトラフ内に水があることを確認した。3号機炉注水流量に変化はない。漏えい検知器周りの水についてスミヤ測定を行った結果、バックグラウンドと同等であったこと、また炉注水流量に有意な変動がみられなかったことから、たまっている水は雨水または結露水と判断した。

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、26日の日報より)15:47に排水を停止。排水量は865m3

昨日24日23:23頃、雑固体廃棄物焼却設備建屋内にある雑固体廃棄物焼却設備(B)二次燃焼器バーナー取付座から少量の蒸気が出ていることを巡視者が発見。
今日25日00:02に当該設備の停止操作を実施し、01:00に蒸気が止まったことを確認。
01:50に二次燃焼器バーナー取付座周りのスミヤ測定を実施した結果、検出限界値未満だった。また、02:40に空間線量測定をしたところ、測定結果(1μSv/h)はバックグラウンドと同等だった。
建屋内の空調設備はフィルタを通して外気に排気するため、外部への漏れ等の影響はないものと考える。
プラントバラメータ、モニタリングポスト、雑固体廃棄物焼却設備建屋内ダストモニターおよびエリアモニターの指示値に有意な変動なし。
焼却設備の温度が下がったのち、現場を確認する予定。


その他


千島海溝津波防潮堤の設置作業が完了した。
千島海溝津波防潮堤のL型擁壁の据え付け作業を2019年9月23日から開始し、今日25日、据付作業が完了した。これにより、千島海溝津波に対するリスクを低減できた。
今後、干渉設備の防護工事や排水路・舗装工事を進めていくとともに、日本海溝津波の評価結果を踏まえ10月後半から補強工事を進める(9月14日参照)など、引き続き津波対策を強化していく。
千島海溝津波防潮堤については2018年12月27日参照。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気作動弁用空気供給ライン継手部からの微小エアリーク修理に伴い、28日00:00-30日23:00の期間に運転を停止する予定。
今日25日05:00のプール水温は30.6℃、停止期間終了時点で約35.7℃と評価。
なお、この微小エアリークは、設備の運転機能に影響をおよぼすものではない。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。17日採取(19日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(21日採取)と集水タンクNo.4(19日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が940Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日26日に排水の予定。

東京電力エナジーパートナーの社員1名と東京電力エナジーパートナーの関係職員5名の合計6名が新型コロナウイルスに感染していることを確認した。この6名は、これまでに8名の感染者が確認されていた東京電力エナジーパートナーの江戸川の事業所(閉鎖中)において、フロア関係職員全員のPCR検査等により判明したものであり、同事業所での感染者は合計14名となった。


2020年9月24日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス
、10:01に一時貯留タンクGr1から排水を実施。
(以下、25日の日報より)16:33に排水を停止。排水量は1825m3

サブドレン他水処理施設、11:29に一時貯水タンクJから排水を実施。
(以下、25日の日報より)17:05に排水を停止。排水量は835m3

23:23頃、雑固体廃棄物焼却設備建屋内にある雑固体廃棄物焼却設備(B)二次燃焼器バーナー取付座から少量の蒸気が出ていることを発見。詳細は25日参照。

その他


「1F5,6号機放水口北側(T-1)」の海水の90Srが、至近の分析結果と比較して上昇している。
8月3日採取分の90Srは0.1Bq/L。
前回7月6日採取分は0.013Bq/L。それ以前はこの1年半くらい、0.001-0.006Bq/L程度だったみたい。過去のデータはこのCSVファイルより。

新型コロナウイルス対策について。
1F新規入所者に対して、協力企業作業者についてはすでにPCR検査の受験を8月17日より開始している(8月7、27日参照)が、東電社員についても10月1日付の異動者(現所属がKKおよび東通原子力建設所の社員を除く)より来県前のPCR受検を開始する。2週間の行動履歴を確認の上、PCR受検もしくは2週間の健康観察期間(非出社・在宅)を設けて問題ないことを確認する。
また、陽性者が出た際の対策を設定(8頁。本人および濃厚接触者は自宅待機や在宅勤務。PCR受検は医療機関・保健所の指示に従う。陽性者や濃厚接触者が使用したエリアは速やかに消毒。陽性者本人は保健所に連絡し、保健所の指示に従う)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(20日採取)と集水タンクNo.3(18日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が800Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日25日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第82回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水の貯蔵および処理の状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、たまり水の貯蔵状況(長期グラフ)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
要員管理(8頁右)。8月の1日あたり作業員数は平均で3,850人(実績)。10月の想定は約3,800人。
熱中症の発生状況(9頁左)。22日までに熱中症6件(2019年度は13件)。
3号機廃棄物地下貯蔵建屋CUW廃樹脂貯蔵タンク接続配管からの漏えいについて(通しで27頁頁)9月1、2、3日参照。漏えいした廃液が溜まった部分は外部との連通がなく、周辺サブドレン水位よりも十分に廃液の水位が低い(30頁に建屋内たまり水水位と周辺サブドレン水位の時系列グラフ)ことから、建屋内にとどまっていると考える。直近のサブドレンNo.37の放射能濃度には有意な変動は確認されない(35頁)。漏えい量は約80m3(29頁に漏えい箇所の写真)。9月10日に現場調査を実施した結果(32頁)、タンク上部の線量は4mSv/h、タンク底部で45mSv/h、タンクから流出した樹脂(約5m3)が建屋床面に堆積しており、建屋内にたまり水が残留している(31頁に写真)。タンク設置箇所の床面はT.P. -1736mm、たまり水水位は床面から400mm前後。今後、残⽔の移送により樹脂に含まれる⽔分量も減少することから樹脂回収への影響の有無を9⽉中に整理し、10⽉上旬を⽬途に移送を⾏う予定。樹脂の回収については、作業環境(⾼線量及び機器等が輻輳している現場状況)を踏まえ、回収⽅法や時期について検討していく。また、他号機の廃棄物地下貯蔵建屋内に設置してあるタンクについても調査した結果(33頁)、3号機廃スラッジ貯蔵タンク(B)について今回と同事象の発⽣が考えられるため、調査のうえ対策を⾏う。その他樹脂・スラッジを貯蔵する容器についても、現状を整理し、影響に応じた今後の対応を検討する。
9月2日の話では、漏えいしたのは上澄みだけで樹脂は出ていないということだったけど、そうでもなかったのか。
建屋たまり水処理等の進捗状況(36頁)。3号機R/Bたまり水はこれまで、HPCI室に設置した移送ポンプでR/B全体の水位低下を進めT.P. -1800mmまで低下。その中でトーラス室とHPCI室の水位連動が徐々に緩慢になり、トーラス室は他エリアより高いT.P. -1500付近で停滞傾向となった(38頁。トーラス室は炉注水による定常的な流入があるため、定常的に排水する設備の設置が必要)。露出しているT/B、Rw/Bの床面(T.P. -1750程度)よりR/Bトーラス室水位の方が高く、トーラス室から逆流する可能性や、サブドレン設定水位との関係から、早期にトーラス室にポンプを設置する(39頁。設置位置は40頁)。現状のサブドレン水位は、2-4号機T/B・Rw/Bの既設たまり水移送装置で移送できない残水(T.P. -1300程度)に水位差(800mm+塩分補正)を加えてT.P. -350に設定している。9月頃に床ドレンサンプに設置したたまり水移送装置A系統が稼働し2-4号機T/B・Rw/Bの最下階床面露出を維持する見込みだが、その後の設定水位低下は3号機R/Bトーラス室水位が比較対象となるため、サブドレン水位はT.P. -550程度となる。これより下げる際は、3号機R/Bトーラス室⽔位の低下状況等を考慮し,1-3号機R/Bたまり⽔⽔位の⽔位低下に合わせて計画していく(41頁)。3・4号機最下階のダスト濃度を連続ダストモニターで測定しているが、最下階の床⾯露出以降も、作業等による⼀時的な上昇があるものの全⾯マスクの着⽤基準レベル(2.0×10-4Bq/cm3)程度で推移している(地下階の開⼝部は閉塞している。42頁)。ダストから全αは検出されない。セシウム吸着装置入口では、たまり水中の全αは検出下限値程度(10Bq/Lオーダー)で、R/Bたまり水(102-105Bq/Lオーダー)よりも低い(43頁)。これまでR/B水位を低下させているが状況は大きく変化していない。全αの傾向監視とともに、α核種の低減メカニズムの解明を進める(建屋貯留時の沈降分離等による影響の可能性が考えられ、現状のプロセス主建屋・高温焼却炉建屋での⼀時貯留がなくなるとセシウム吸着装置等にα核種を拡⼤させる懸念がある。また今後、R/Bのたまり⽔⽔位をより低下させていくにあたり更に全α濃度が上昇する可能性もあることから、プロセス主建屋・高温焼却炉建屋の代替タンクの設置や、汚染⽔処理装置の改良も踏まえた、α核種拡⼤防⽌対策を検討していく)。45頁に1-4号機のたまり水処理の状況。
水バランスシミュレーション(47頁)
タンク建設進捗状況(49頁)
サブドレン他水処理施設の運用状況(53頁)。運転状況(55頁):2月18日よりL値T.P. -350mm。サブドレンピットのポンプ交換実績(56頁):交換頻度は従来1基/週程度だったが、梅雨明け以降にポンプの詰まりが確認されたため、台風等の豪雨に備えて3基/週程度に体制強化して実施中。排水実績(27頁):9月22日までに1384回排水。サブドレンピットNo.19の対策状況(58頁):7月8日に溢水した件。7月30日参照。暫定対策は9月中に完了予定。恒久対策は豪雨期以降(渇水期)に実施予定。
建屋周辺の地下⽔位、汚染⽔発⽣の状況(59頁)。建屋周辺の地下水位の状況(61頁)。サブドレン・護岸エリアのくみ上げ量推移(62頁)。汚染水発生量推移(63頁)。凍土遮水壁の状況(64頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(78頁)。H4エリア周辺(79頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(82頁)。排水路(84頁)。海水(85頁)。
1号機R/Bオペフロガレキ撤去作業、ガレキ落下防止・緩和対策の進捗状況(天井クレーン支保の設置)(通しで4頁)。天井クレーン支保の設置準備を10月より実施し設置作業を11月に実施予定(1月30日参照)。設置作業の確認とトレーニングを実施中(10頁)。天井クレーン支保のレール設置エリアにある支障ガレキ(西側)について、7月6日-9月18日に撤去作業を実施し完了(8頁)。スケジュールは9頁。燃料取扱機支保設置の準備作業を15日より実施中、設置は10月予定。
3号機燃料取出し作業の状況(12頁)。23日時点で計336体/全566体の取出しを終えている。燃料取扱機(FHM)マストケーブルの損傷(14頁。2日参照):2日の件。ケーブル損傷の他に、掴み具内部回路の導通不良を確認。原因は、操作員のカメラ画像監視不足。損傷したケーブルは予備品に交換済み。今後、掴み具を分解し、内部の回路を修理する予定。再発防止対策として、マストが干渉物に接触しないよう運転範囲の見直しをおこなう。クレーン主巻水圧ホース被覆損傷(33頁。10日参照):9日発生の事象。原因は、⽔圧ホース内部チューブの⻲裂等により作動流体が被覆内に蓄積され、被覆が破損したものと推測。ホースを予備品と交換済。クレーン捕巻水圧ホース被覆損傷(34頁):19日にFHMマスト信号異常の復旧作業でクレーン捕巻を操作したところ、捕巻の動作がスムースでなく、作動流体の連続的な漏洩を確認。主巻の水圧ホースと同様の原因と推定。今後、予備品へ交換する。
燃料とラック・ガレキとの干渉解除フロー(17頁):燃料上部でのガレキ撤去→最大1000kgで吊上げ→不可の場合、圧縮空気・振動付与による干渉解除および/または燃料ラック切断・水平方向押し広げ(30頁)→吊上げ確認→不可の場合、燃料ラックガイドを切削し取除く→吊上げ確認→(以下コンテンジェンシープラン、成立性確認のため検討中)燃料ラック枠板の全長切断/ハンドルを把持しない取出し方法。
燃料とラック・ガレキとの干渉解除方法(20頁):圧縮空気の注⼊案およびラックへの振動付与によりガレキの状態を変化させる案(20頁)、および、ラック上部のラックガイド部を切削する案(チャンネルファスナー等とラックガイド部が⼲渉している可能性を考慮)を検討中。いずれも、モックアップを実施し性能を確認する。
吊上げ荷重の見直し(18頁):当初、ガレキ堆積によりハンドル変形燃料の状況を確認できず、保守的な解析をもとに吊上げ荷重を700kgに制限していた。ガレキ撤去の進捗により、状況を確認できたので、吊上げ荷重を健全燃料と同じ1000kgにしても燃料の強度に問題ないことを試験により確認した(29頁)。試験の結果、ハンドル変形燃料を荷重1000kgで吊り上げた際に、ハンドル部が⼗分な耐荷重を有していることが確認できた(26kN(2652kg)でハンドルの破断は確認されず)。
課題対応のスケジュール(22頁)。燃料取出しのスケジュール(23頁)。
ハンドル変形燃料の取扱い(25頁):ハンドル変形がチャンネルボックス外径より小さい→小変形燃料(既存FHM掴み具で取出し→収納缶(小)に装填→7体収容のキャスクで共用プールへ移送→収納缶(小)掴み具で取出し)。ハンドル変形がチャンネルボックス外径より大きい→大変形燃料(既存のFHM掴み具で把持可能なら既存FHM掴み具で取出し、把持できなければ大変形用FHM掴み具(31頁)で取出し→収納缶(大)に装填→2体収容のキャスクで共用プールへ移送→収納缶(大)掴み具で取出し)。大変形用FHM掴み具(31頁)、収納缶(大)とそれをキャスクに収めるためのバスケット、共用プールの収納缶(大)掴み具(32頁。天井クレーンにチェーンブロックを取付けて収納缶を取扱う)は製作中。
燃料ラック吊りピース変形箇所の対応(27頁。3月26日参照):吊りピースをシリンダー等により押し付け曲げ戻し、燃料との⼲渉を解除する措置を準備中。現在装置の設計検討中であり、2020年12⽉末までに⼲渉解除の措置を実施予定。
使用済燃料等の保管状況(35頁)
1号機飛散防止剤散布実績と予定(36頁)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築 干渉物切断作業の状況(通しで3頁)。8月26日の作業用カメラ治具設置の際にリークが生じた件(7頁。8月27日参照):当該治具は4月1、2日に初めて使用し、8月26日までR/B1階に保管していたが、その間に当該治具のフランジ付け根部に意図せず外力を加えてしまった結果、フランジ部に割れ(9月3日参照)が生じたのが原因と推定。治具を予備品に交換し、フランジ部にカバーを取付け(運搬・保管時)、隔離弁解操作前の加圧リーク試験を実施することとする(治具設置の都度)。その後、9月4日にグレーチング下部鋼材の切断作業を開始するためAWJ装置を起動させたところ、研磨材供給ラインで研磨材供給に必要な負圧が確保できなことを確認したため、作業を中断。AWJ装置を格納容器外へ引き抜いて調査した結果、研磨材供給⽤ホースがジョイント部から外れていることを確認。ホースの状態を確認したところ、1カ所に折れ曲がった痕があり、ジョイント部には引っ張られた痕を確認。現在、事象の原因及び対策について検討中(8頁)。対策完了後にグレーチング下部鋼材の切断作業を再開予定(スケジュールは9頁)。
2号機格納容器内部調査および試験的取出しの準備状況(10頁)。作業の準備として、安全対策および汚染拡大防止を目的として、X-6ペネに隔離部屋(X-6ペネハッチ解放にあたり格納容器(PCV)との隔離を行うための作業部屋)・X-6ペネ接続構造(PCV内側と外側を隔離する)・接続管(X-6ペネ外側で遮蔽する)・エンクロージャー(アーム型装置を内蔵する)の4つを設置する(11頁)。主なステップ(12頁):隔離部屋設置→X-6ペネハッチ解放→X-6ペネ内堆積物除去→アーム型装置設置→内部調査および試験的取出し。X-6ペネ内堆積物除去は、低・高水圧で堆積物を押し込み、AWJでケーブルを切断、押し込み装置でケーブルを押し込み、PCV側に落とす。内部調査および試験的取出し作業に向けた準備として、まずX-6ペネ内堆積物調査(アーム型装置のアクセスルート上にあるX-6ペネ内堆積物を除去するための事前調査)と常設監視計器の取外し(X-6ペネ内堆積物除去の作業時にダスト飛散抑制のため、近傍のX-53ペネからスプレー治具を挿入して散水する計画で、X-53ペネに設置している常設監視計器と干渉するため)をおこなう(13頁)。なお、試験的取出し終了後に計器は復旧予定。X-6ペネ内堆積物調査の概要(14頁):2017年1月の調査時に堆積物の状態を映像より推定している(A2調査。2017年1月26日、2月20日参照)が、より詳細な情報を取得することを計画。X-6ペネのフタの貫通孔から調査装置を挿入して堆積状況を調査する。調査装置は接触調査ユニット(腕に3つの関節と先端のフィンガーを有し、遠隔操作で前後・回転で位置を調整する)と3Dスキャン調査ユニット(3Dスキャンセンサーを搭載、軸に沿って回転)の2種類(15頁)で、挿入シリンダーの先端に取り付け、ガイドパイプを通じてペネ内に挿入する。調査にあたっては、過去の調査と同様に、ガイドパイプ摺動部を二重のOリングで封止することでバウンダリーを構成する(16頁)。調査装置設置(調査装置挿入・引抜き、遠隔操作機構設置)はX-6ペネ前で有人で実施、調査は遠隔でおこなう(19頁)。常設監視計器を取外している間のプラント監視は、既設温度計(7台)で可能(17頁)。燃料デブリの冷却状態は注⽔量、PCV・RPV温度等のパラメータで総合的に監視しており、プラント監視に⼤きな影響はない。また、ダスト抑制のために設置するスプレー治具には温度計を搭載する計画で、これによりPCV気中温度測定が可能(21頁。治具の被曝線量低減のため、作業時以外は治具は引抜くが、プラントパラメータ変動の際は遠隔挿入して温度測定する)。工程は18頁。常設監視計器復旧は2022年を予定。
デブリ取出しが具体化してきた。いよいよペネのハッチが開くのね。
3号機S/C内包水のサンプリング状況(22頁)7月2日、8月27日参照。累積取水量14.5m3まで取水を実施(27頁。各取水ごとの分析結果あり)。取水初期から取水を進めるにつれ、134Cs、137Cs等の濃度に若干の低下傾向が見られるが、大きな変化がないことを確認(24頁)。取水点からS/C接続部までの最大配管容量(約14m3)を取水後のサンプリング結果でS/C内包水の水質を推定することとする。今回得られた水質の結果を踏まえ、耐震性向上のための格納容器水位低下(2019年10月21日参照)に向けて、格納容器取水設備の設計・計画や、設備設置後の運用計画に活用する。
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで2頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(2頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(3頁)
2号機新設RPV窒素封入ライン通期確認結果(通しで3頁)8月27日参照。8月31日-9月4日に圧力容器(RPV)への新規封入点の4候補の通気確認を実施した。対象箇所は5頁。各封入点につながるラインから窒素封入をおこない、格納容器(PCV)圧力の上昇を確認する(通気の有無および最大封入量を確認)。結果は6頁。4カ所とも、PCV圧力上昇は0.07-0.09kPa/hであり、窒素封入成否の目安(0.08kPa/h)とほぼ同等。最大流量は16.0-18.0Nm3/hで、季節のRPV封入ラインの最大封入量(約14.0Nm3/h)と比べて十分な性能。以上から、4ライン全てが通気可能であると判断した。今後、この結果を踏まえ、施工性・被曝線量等を総合的に考慮して新設ラインを選定し、工事を進める。
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(8-15頁)、排水路(17-19頁)、海水(22-30頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(31頁)。
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
5・6号機 低レベルたまり水量の状況(通しで2頁)
IAEA総会サイドイベントについて(結果概要)(1頁)。以下、主な質疑応答から抜粋。
Q. 廃炉に係るリスク最適化について、時間とリスク低減の関係性についてどうお考えか。
【東電】 事故直後に比べればリスクは低減しているものの、時間の経過により、設備や人財など許容できなくなるリスクも存在。そのため、計画的・戦略的なリスク低減を目的に「中長期実行プラン 2020」を作成・公表した。これに基づき、今後は設備の保守管理や人財の中長期的計画についても作成・管理していく。
【英】 複雑な廃炉が関わる福島やセラフィールドでは特に重要な質問。廃炉事業は発電と異なり、安全性の確保のために徒に時間を使ってしまうと、その間に現場のリスクが高まる。そのバランスの取り方が難しい。英国でも規制当局を中心に何年も議論してきた。どうすれば良い解が出るのか、自問自答しているところだ。
以下、経産省のサイトより。
小野さんより「協力企業の作業者による放射線安全防護関係の不適切な事案が複数発生しており、16日の放射線安全推進連絡会で事案の周知および注意喚起をした。明日25日は作業を止めて全ての協力企業において安全教育を実施する予定。」とのこと。




動画

文字起こし、実況など



2020年9月23日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:57に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、24日の日報より)15:24に排水を停止。排水量は813m3


その他


水処理週報

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年8月6日-9月10日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
14日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は8月21日、2号機は8月3、28日、3号機は8月4日、4号機は8月11日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は8月14日、2号機は8月17日、3号機は8月4日に実施)、および、R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
空気中放射性物質濃度の分析結果(1~4号機)(PDF)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。21日採取分。
No.10のトリチウムは500Bq/L。No.12はポンプ点検のため採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
16日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日24日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(19日採取)と集水タンクNo.7(17日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が730Bq/L、第三者機関が780Bq/L。明日24日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。10-16日の移送量。

明日24日に「福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップの進捗状況」に関する会見をおこなう。




2020年9月22日(火・秋分の日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:20に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、23日の日報より)15:49に排水を停止。排水量は817m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(18日採取)と集水タンクNo.6(16日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が640Bq/L、第三者機関が680Bq/L。明日23日に排水の予定。




2020年9月21日(月・敬老の日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:31に一時貯水タンクFから排水を実施。
(以下、22日の日報より)15:25に排水を停止。排水量は730m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(17日採取)と集水タンクNo.5(15日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が610Bq/L、第三者機関が660Bq/L。明日22日に排水の予定。




2020年9月20日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:34に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、21日の日報より)15:27に排水を停止。排水量は726m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(16日採取)と集水タンクNo.4(14日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が630Bq/L、第三者機関が660Bq/L。明日21日に排水の予定。




2020年9月19日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、11:02に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、20日の日報より)15:03に排水を停止。排水量は598m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。17日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。No.5、11はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(15日採取)と集水タンクNo.3(13日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が620Bq/L、第三者機関が670Bq/L。明日20日に排水の予定。




2020年9月18日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機格納容器内温度を監視している温度計9台の内1台(PCV温度計:TE-16-114H#2)の指示値が、17日14:40頃からハンチング(指示値が瞬時に不安定に振れる状態)していることを確認。中央操作室の当該温度計端子部およびケーブルを点検し、ケーブル被覆の劣化部分にテープ養生したところ、ハンチングが解消し、温度計の指示値が変動前と同等の値に復帰したことを確認。その後、継続監視をしていたが、ハンチングの再発が確認されなかったことから、今日18日07:20に事象は解消されたものと判断。
なお、その他の格納容器内温度計およびプラントパラメータには、有意な変動はない。

サブドレン他水処理施設、10:22に一時貯水タンクCから排水を開始。排水量はm3
(以下、19日の日報より)14:38に排水を停止。排水量は634m3


その他


8月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機R/Bからの放出は1.2×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが1.6×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが1.9×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.04μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(14日採取)と集水タンクNo.7(12日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が830Bq/L、第三者機関が880Bq/L。明日19日に排水の予定。

次回の「福島第一廃炉推進カンパニー・原子力定例会見」は28日(月)におこなう。



2020年9月17日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス
、10:00に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、18日の日報より)16:18に排水を停止。排水量は1761m3

サブドレン他水処理施設、10:54に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、18日の日報より)15:03に排水を停止。排水量は616m3


その他


管理区域内での飲食(15日参照)およびカバーオールの不適切使用(16日参照)の件。
前者は、元請企業(鹿島)の二次請企業所属の60代男性、1Fでの経験は6年6ヶ月。後者は、元請企業(宇徳)の一次請企業所属の40代男性、1Fでの経験は22年5ヶ月(震災前から)。
エコー委員会は震災前から設置しており、構内で作業する方の意見を集める仕組み。構内3カ所に回収箱を設置してあり、用紙に記入して投稿するか、専用の電子メールアドレス宛てに送信する。匿名でも可。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。10日採取(12日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC1(13日採取)と集水タンクNo.6(11日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が970Bq/L。明日18日に排水の予定。



動画



文字起こし、実況など



2020年9月16日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:56に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、17日の日報より)14:29に排水を停止。排水量は679m3


その他


3号機燃料取出し作業使用済燃料構内輸送で不適切なカバーオールの使用があった。
9月9日、エコー委員会に「管理対象区域内でY装備のカバーオールに穴を開け内側に空調服を着用していた」との投稿があったことから、当社が元請企業へ調査を依頼したところ、15日に元請企業より、3号機使用済燃料構内輸送作業において1名の作業員がY装備のカバーオールに切れ込みを入れて内側に空調服を着用していた事実を確認した旨の報告書の提出を受けた。
当該の協力企業作業員は、8月24、25日にカバーオールの背部腰付近に2カ所の切れ込みを入れ空調機ファンが外側に出るように加工をした状態で、共用プール建屋3階および3号機輸送容器取扱ボックス(R/B1階搬出入口脇)において、3号機使用済燃料構内輸送作業をおこなっていた。8月25日に協力企業の安全担当が、加工したカバーオールを着用するのは不適切であると注意して、不適切な使用をやめさせていた。
当該作業員は、両日とも退域時のサーベイにおいて汚染がないことを確認してる。また、半面マスクを着用していたため、内部取り込みに繋がるものではないと考えている。
本件については、今日16日、協力企業が参加している放射線安全推進連絡会にて周知と注意喚起を実施しており、引き続き再発防止策を講じていく。
エコー委員会については15日参照。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。14日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。No.12はポンプ点検のため採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
9日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日17日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(12日採取)と集水タンクNo.5(10日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が970Bq/L。明日17日に排水の予定。




2020年9月15日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

多核種除去設備等処理水の二次処理を今日15日に開始した。10日参照。
福島第一原子力発電所 二次処理性能試験の様子(写真)

サブドレン他水処理施設、10:17-13:49に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は527m3


その他


管理対象区域内での飲食事例を確認した。
2020年6月22日以降、エコー委員会に「特定の協力企業が独自に運行しているバスの運転手が、管理対象区域内に駐車中のバス車内で飲食をしている」との情報があり、当社が元請企業へのヒヤリング調査を継続的に実施していたところ、9月14日に元請企業より、当該運転手が「車内にて飲食した事実」を確認した旨の報告を受けた。
当該のバスは、日中、管理対象区域内の入退域管理棟と免震重要棟との間を往復運行しており、当該運転手は、2019年6月以降、入退域管理棟近傍にあるバス駐車場において車内で飲料を複数回摂取していたことを確認した。
管理対象区域内における飲食については、電離放射線障害防止規則に抵触する可能性があると考える。
なお、当該運転手が運転していたバスは、日々、退域時のサーベイにおいて汚染がないことを確認しており、また、今日15日に実施したWBC測定結果から、当該運転手に内部取り込みはないと考えている。
今後、同様の事例の有無について確認すると共に、本件に対する再発防止策を講じる。
エコー委員会というのは、協力企業社員を対象とした東電の1F運営全般に関する改善提案窓口で、2003年5月からやっているらしい(事故後は一時活動停止していた)。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年7月30日-9月3日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
7日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(11日採取)と集水タンクNo.4(9日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日16日に排水の予定。





2020年9月14日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:11に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、15日の日報より)14:45に排水を停止。排水量は679m3


その他


1号機格納容器ガス管理システム 気体状放射性物質濃度(長半減期希ガス)のデータ記載誤りの件。7、8日参照。
その後、当該長半減期希ガスのデータが残っているシステムについて2015年1月16日まで遡って確認したところ、HPに掲載のCSVファイルで新たに83カ所において同様の誤記を確認。その他の運転日誌のデータには誤記がなことを確認した。
誤記発生の原因:1号機の長半減期希ガス(85Kr)データは自動で運転日誌に入力される仕組みになっており、当直員がこれを検出限界値と比較して検出限界値よりも小さければ手動で検出限界値と置き換えるが、この実施方法がガイドで明文化されていなかった。また、2・3号機では当直員が手動でデータと検出限界値を採取して運転日誌に入力しており、1号機とは異なる方法となっているのが誤認識を招きやすかったと推定。
対策:1号機での手順について11日に所内に周知した。今後、ガイドの見直しを実施する。HP掲載のファイルについては、今後準備が整い次第、速やかに訂正する。
1号機6時間毎データ(CSV)(2017、18、19年)変更一覧(PDF)

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(10日採取)と集水タンクNo.3(8日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日15日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。3-9日の移送量。

東京電力エナジーパートナーの関係職員2名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。


今日、規制委の第83回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
竹内室長「(すぐに対応が必要となる)LCOの設定が必要かどうかも含めて検討してほしい」伴委員「事故直後に作られた枠組みそのものを考え直すことも必要ではないか」
地震・津波対策の基本的な考え方(3頁)。検討対象の地震は「基準地震動(600Gal)」と「検討用地震動(900Gal)」。津波は「アウターライズ津波(T.P. 4.1m)」「千島海溝津波(T.P. 10.3m)」「日本海溝津波(T.P. 11.8m)(今回、新たに追加)」「3.11津波(T.P. 15.1m)」「検討用津波(T.P. 22.6m)」。津波高さについては、旧検潮所付近での最高水位で見直した。
日本海溝津波の再評価結果(4頁)5月28日参照。4月に内閣府「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会」が公表した日本海溝モデルを踏まえ、1Fの最新の沿岸構造物を反映させる等して1F敷地内への津波影響解析を実施。敷地内の浸水深は、1-4号機側および4号機南側では千島海溝津波防潮堤やアウターライズ津波防潮堤の設置効果で内閣府評価より小さい0.3-1.7mとなった。5・6号機側は内閣府評価と同等の0.1-1.0mだった。
日本海溝津波防潮堤の設置(5頁)。切迫した日本海溝津波への備えに対応することが必要であり、かつ津波による浸水を抑制し建屋流入に伴うたまり水の増加防止および廃炉重要関連設備の被害を軽減することで、今後の廃炉作業が遅延するリスクの緩和に関してスピード感を持って対応するため、まず千島海溝津波防潮堤の補強工事を先行実施し、その後、日本海溝津波防潮堤を新規設置する。14頁に設計方針まとめ。
日本海溝津波防潮堤の計画高(6頁)。今回の解析結果に基づき、防潮堤高さは1-4号機側でT.P. 約13-15m、4号機南側でT.P. 約14-16mとする。3.11津波に対するこの防潮堤の効果は10頁。千島海溝津波防潮堤の場合と比べて、防潮堤の越流は起きるが、浸水深は大幅に減少する(3.11津波に対する対策としては、従来から継続実施している建屋開口部閉止と日本海溝津波防潮堤による浸水深低減の2つを合わせて、汚染水流出防止策とする)。今後の詳細検討で防潮堤高さや設置範囲の細部を検討していく。
日本海溝津波防潮堤 基本構造断面案(1-4号機エリア)(7頁)。補強工事は、千島海溝津波防潮堤(L側擁壁)の海側にアッシュクリート(石炭灰(JERA広野火力発電所から供給)とセメントを混合した人工地盤材料。メガフロート工事で活用中で、構外南側に設置済みのバッチャープラントで生産している。19頁)で防潮堤(幅5m、高さは千島海溝津波防潮堤と同じT.P. 11m)を構築する(海側に干渉物がある箇所は、山側からフィルターユニットで補強)。工期は2020年度。日本海溝津波防潮堤新設では、補強工事で作った構造を予定高さまで嵩上げする。また新設防潮堤の海側斜面部分には、斜面すべり対策に加え、アクセス道路の一部や今後の1-4号機廃炉工事エリアとして活用するために、アッシュクリートによる補強工事をおこなう(防潮堤から海側へ幅12-12.5m)工期は2021-2023年度。平面図は15頁。4号機南側のアウターライズ津波防潮堤(仮設防潮堤)をどうするかについてはまだ決まっていない。
仮設防潮堤は、アウターライズ津波対策として4号機南側に2011年7月18日に完成したもの。蛇籠(ワイヤーで編んだネットのなかに石を詰めたもの)を積み上げて作った。当時の写真資料を参照。
バッチャープラントとは、コンクリートを製造する大型プラントのことなんだって(例えばこのサイト。コンクリートプラントとは、骨材・セメント・水・混和剤等の供給装置がそれぞれ取り付けられ、それらを混ぜ合わせコンクリートを製造する大型な施設のこと。バッチ方式と連続方式があり、バッチ方式を用いたコンクリートプラントの事をバッチャープラントと呼ぶ(日本ではほとんどバッチ方式が用いられている))。
今後のスケジュール(8頁)
以下、規制庁のサイトから。





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文字起こし、実況など



2020年9月13日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、11:22に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、14日の日報より)16:23に排水を停止。排水量は746m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(9日採取)と集水タンクNo.7(7日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日14日に排水の予定。



2020年9月12日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:04に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、13日の日報より)14:40に排水を停止。排水量は685m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。10日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(8日採取)と集水タンクNo.6(6日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日13日に排水の予定。



2020年9月11日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:00-14:22に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は650m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(7日採取)と集水タンクNo.5(5日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が750Bq/L、第三者機関が790Bq/L。明日12日に排水の予定。



2020年9月10日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス
、10:09に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、11日の日報より)16:40に排水を停止。排水量は1843m3

サブドレン他水処理施設、10:53に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、11日の日報より)14:34に排水を停止。排水量は550m3


その他


3号機クレーン主巻水圧ホース被覆損傷
2日の燃料取扱機マストケーブル損傷(2日参照)にともない、損傷箇所修理のため燃料取出し作業を停止している。この停止期間中に作業で使用する各設備の状態確認を実施しているが、その中で、クレーン(オペフロでキャスクを吊り下げて移動させるのに使う)の主巻水圧ホースの被覆が損傷しており、同ホース直下のガーター上に作動流体(水グリコール。主巻水圧ホースにこれを満たして、クレーンの吊り具の操作をする)の滴下痕があるのを昨日9日に確認した。
同ホースを加圧して漏えい確認をしたところ、漏えいは見られなかった(ホースは3層構造で、内側の層に損傷があって少しずつ外側ににじみ出た作動流体が一番外側の層を損傷させて、少量の漏えいを生じて滴下痕を作ったのかもしれない)。今後、修理方法を検討の上、復旧させる。燃料取出し作業のスケジュール(2020年内2020年度内(13日訂正)の取出し完了)には、今のところ、大きな影響はないと考える。

ALPS処理水の二次処理の性能確認試験を15日に開始する。ALPS処理水の二次処理については3月24日を参照。
性能確認試験は、多核種除去設備による二次処理でトリチウムを除く告示濃度比総和が1未満となることを検証するとともに、核種分析の手順・プロセスの確認等を目的とし、増設多核種除去設備で実施する。二次処理は10月中旬に完了の予定。
試験の対象とするタンク群は、告示濃度比総和100以上のタンク群のうちJ1-C群(主要7核種の告示濃度比総和が3,791(J1-C1タンク))およびJ1-G群(主要7核種の告示濃度比総和が153(J1-G1タンク))とする。増設多核種除去設備の中に残存する水を置換するために対象タンク群の貯留水の処理をおこなった後に、それぞれのタンク群から約1000m3ずつ(合計約2000m3)の貯留水を処理。処理後の水を採取し、除去対象核種(62核種)、14Cおよびトリチウムの分析・評価をおこなう(処理前の水についても同様の分析をおこなう)。分析・評価には数カ月を要する見込み(先に二次処理をおこなうタンク群の結果については、早ければ年内に報告できる)。
ALPSでの除去対象核種62核種については、例えば、2018年10月1日を参照。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。3日採取(5日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(6日採取)と集水タンクNo.4(4日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が全β濃度は東電がND(<Bq/L)、第三者機関が0.Bq/L。明日11日に排水の予定。

東京電力エナジーパートナーの関係職員3名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染したのを確認した。



動画



文字起こし、実況など




2020年9月9日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:34-13:39に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は606m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。7日採取分。
No.10のトリチウムは480Bq/L。No.12はポンプ点検のため採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
2日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日10日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(5日採取)と集水タンクNo.3(3日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が810Bq/L。明日10日に排水の予定。

東京電力パワーグリッドの社員1名(東京都内事業所勤務)と東京電力エナジーパートナーの関係職員1名(東京都内事業所勤務)の合計2名が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。




2020年9月8日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:06-13:53に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は562m3


その他


1号機格納容器ガス管理システム 気体状放射性物質濃度(長半減期希ガス)のデータ記載誤りの件(7日参照)
1号機の6時間毎データ(CSV)の誤りを訂正した。

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は7月1日、2号機は7月6、21日、3号機は7月14日、4号機は7月10日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は7月20日、2号機は7月3日、3号機は7月17日に実施)、および、R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
1-4号機のR/B上部ダストサンプリング結果の資料が、これまで号機別だったのが一緒になった。これまでは実施日にも資料を掲載していたが、今後は公表日の掲載のみとする。

地下水バイパス、3日排水時の海水サンプリング結果

サブドレン他水処理施設、3日排水時の海水サンプリング結果

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年7月23日-8月27日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
8月31日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(4日採取)と集水タンクNo.2(2日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が970Bq/L。明日9日に排水の予定。




2020年9月7日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:41-14:25に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は554m3


その他


1号機格納容器ガス管理システム 気体状放射性物質濃度(長半減期希ガス)のデータ記載誤り
プラント関連パラメータのページに掲載している1号機の6時間毎のデータ(CSV)に記載している「気体状放射性物質濃度(長半減期希ガス)」のデータに誤りがあった。計器の指示値が検出限界値よりも低い場合は検出限界値を記載するところ、指示値のままになっているケースが87カ所あった。
当該データは、格納容器ガス管理システム内の計測器から送られて運転日誌に掲載され、それが問題のCSVファイルに転載される。指示値が検出限界値よりも低い場合は当直員が運転日誌において指示値を検出限界値に置き換えているが、この作業がおこなわれていなかった。5日に当直長が運転日誌を確認していて、当該データが「0.00E+00」 と記載されており(検出限界値はある有限な値をとるので、指示値が0ならばそれは必ず検出限界値よりも小さい)、誤りに気付いた。これを受けて、HPに掲載している6時間毎のデータ(CSV)について2020年1月1日以降のデータを確認したところ、上記の誤りが確認された。
原因については現在調査中。誤っているCSVファイルについては、準備が出来次第、訂正する。
本件は、プラントの安全性や環境への影響を与えるものではないが、 原因を踏まえた再発防止対策を検討し、適切に対応していく。 
長半減期希ガスって何ですかね?135Xeとは別なのね。

緊急作業従事者への登録および被曝線量の登録に漏れがあった件。3日参照。
当該の協力企業および元請企業の名前については、公表の同意が得られなかったので非公表とする(作業者の被曝線量管理は、所属する事業所の責任においておこなうこととなっている)。問題のあった協力企業は4社、元請は1社。緊急作業従事者の登録がされていなかった作業者は、2011年3月11、12日に1F構内で作業をおこない、それ以降は12月15日まで構内で作業していなかった。

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(3日採取)と集水タンクNo.1(1日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日8日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。8月27日-9月2日の移送量。


「廃炉と復興の両立に向けた福島の皆さまへのお約束」(3月27日参照)のなかで示した「中長期発注見通しの企業向け説明会」を今日7日に実施した。

東京電力エナジーパートナーの関係職員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染していることを確認した。





動画



文字起こし、実況など



2020年9月6日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:42-13:25に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は553m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(2日採取)と集水タンクNo.5(8月31日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日7日に排水の予定。



2020年9月5日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:32-13:58に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は509m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。3日採取分。
No.10のトリチウムは480Bq/L。No.5、7、11はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(9月1日採取)と集水タンクNo.4(8月30日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が870Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日6日に排水の予定。



2020年9月4日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:47に48回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。これで移送が完了した燃料は336/566体(新燃料52/52体、使用済燃料284/514体)。

サブドレン他水処理施設、10:40-13:34に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は431m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(8月31日採取)と集水タンクNo.3(8月29日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日5日に排水の予定。


東京電力エナジーパートナーの関係職員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:特定核燃料物質の防護に係る変更。内容は公表しない。



2020年9月3日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機廃棄物地下貯蔵建屋内のタンクから廃液が漏えいした件(1、2日参照)
昨日2日より建屋内たまり水の移送を実施していたが、たまり水の水位が安定してサブドレンとの水位差が十分確保できるようになったので、10:24に停止していた付近のサブドレン(1日参照)のくみ上げを再開した。その後、14:28に漏えいが停止していることを確認(タンクに付いている配管から漏えいしていたが、この配管の高さまで貯留している水が漏えいして出てしまったものと推定)。
今後、週1回のペースで付近のサブドレン(No.37)の水の分析を継続していく予定。

地下水バイパス、09:56に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、4日の日報より)16:21に排水を停止。排水量は1762m3

サブドレン他水処理施設、10:50に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、4日の日報より)13:39に排水を停止。排水量は420m3


その他


1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業格納容器内部干渉物切断作業を再開する。
8月26日に、グレーチング下部鋼材の切断作業前に作業用カメラ治具を隔離弁に取付けた後、隔離弁を開けたところ格納容器内圧力が低下(0.25kPa → 0.08kPa)したため、作業を中断していた(8月27日参照)。その後、圧力低下の原因を調査したところ、隔離弁との接続箇所であるカメラ治具フランジの付け根に割れがあるのを確認した(資料2頁に写真)。今日3日、カメラ治具を予備品に交換するとともに、隔離弁開操作前に加圧リーク試験を実施する予定。試験で漏れがないことを確認した後、明日4日よりグレーチング下部鋼材の切断作業を開始する。

3号機燃料取出し作業、昨日2日に燃料取扱機マストのケーブルを損傷した。
詳細は2日に記載。

事故後の緊急作業従事者への登録および被曝線量の登録に漏れがあることを確認した。
1F事故時に構内で作業した協力企業作業者が「緊急作業従事者(2011年3月11日-12月15日の期間内に1F構内で作業に従事した実績のある者)」に未登録であった可能性が確認され、当該協力企業の社内調査等の結果、作業者4名が緊急作業従事者未登録であること、ならびに、作業者18名が被曝線量の追加修正が必要であることが判明した。
当該協力企業から7月にこの報告を受け、当社は今後、緊急作業従事者未登録者(4名)の線量管理システムへの登録、ならびに被曝線量の修正が必要な者(18名)の線量修正を実施する。その上で、線量の再集計を行い、厚生労働省に報告している「被ばく線量分布」など対外報告書の訂正をおこなう。なお、これらの修正を経ても、これらの作業者が緊急作業時における被曝線量の限度(250mSv)を超えることはなかった(最も被曝線量の高い作業者は、追加の線量が17.5mSvで、修正後の累積被曝線量は65.0mSv)。
本件に関し、厚労省から今日3日付で緊急作業従事者等の把握等の徹底について要請を受け、2011年3月11日から3月15日において作業に従事した者のうち、緊急作業従事者未登録の者がいないか、すでに緊急作業従事者等として把握している者の被曝線量に修正が生じないか、などについて、元方事業者とともに確認し、その結果を報告するよう求めらた。今後、元方事業者と協力して緊急作業従事者等の把握等を進め、結果をとりまとめの上、報告する。
経緯:去年12月頃、当該協力企業の作業者が、同僚との会話の中で自身が緊急作業従事者として登録されていない可能性を認識し、所属企業に相談したのがきっかけ。その後、3月以降に協力企業と元方事業者による調査がおこなわれ、7月下旬に上記の結果がまとまり東電に報告があった。その後、8月4日に厚労省へ調査結果の報告、13日に東電、元方事業者、協力企業で厚労省へ出向いて説明をしている。発災直後は作業者の被曝線量管理を手作業でおこなっていたが、3月16日より電子的に登録する体制が整い、それ以降は登録に漏れがないことから、今回の調査対象は3月11-15日とした。
この説明に対し、電子的な登録体制ができた3月16日以降にも被曝線量の登録漏れがあったはずだという指摘が記者からあり、これについて確認するという回答だった。
「緊急作業時における被曝線量の限度」は、元々は100mSvだったが、1F事故に際し3月14日に250mSvに引き上げられた。この特例措置は2011年12月16日の中長期ロードマップステップ2完了時に廃止となり、それ以降は通常の被曝限度(50mSv/年かつ100mSv/5年)が適用された(ただし、特定高線量作業従事者(東電社員限定)はそれ以降も緊急作業時の被曝限度(100mSv)を適用)。2011年12月15日までの累積被曝線量が50mSv(通常の被曝線量限度)を超えた作業者には、それ以外の作業者におこなわれている健康管理実施項目に加えていくつかの追加項目が実施されている。ということだったと思う。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。8月27日採取(29日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(8月30日採取)と集水タンクNo.2(8月28日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が940Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.9Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日4日に排水の予定。



実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:放射性固体廃棄物発生量予測の更新。7月に改定された個体廃棄物の保管管理計画(7月30日参照)に基づき、変更を申請(毎年、申請しているもの)。




動画



文字起こし、実況など



2020年9月2日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業
燃料取扱機マストのケーブルを損傷した。
燃料上部のガレキ撤去をおこなうことを目的に、燃料をプール北側へ移動していたところ、15:30頃に燃料取扱機(FHM)マストのケーブルがプール壁面近傍の部材に引っかかった。作業継続に支障がなかったので移動作業を継続し、作業終了後に状況確認をおこなったところ、18:00過ぎにマストのケーブルが2カ所損傷しているのを確認した。
当該ケーブルは、燃料掴み具の開閉状態等を表示する信号に使用しているものであり、これが損傷しても燃料の移動操作自体は可能な状態だが、今後原因を調査するとともに損傷部分の復旧等、対策を講じる。
現在実施中の48回目の燃料移送については、キャスクへの燃料装填作業(FHMによる作業)は終了しており、作業は継続しておこなっていく。
3号機廃棄物地下貯蔵建屋内のタンクから廃液が漏えいしている件(1日参照)
今日2日08:40に仮設ポンプによるたまり水移送を開始した。移送先は3号機廃棄物処理建屋。
2頁に漏えい箇所(タンクに接続している配管)の写真あり。当該のタンクは原子炉冷却材浄化系廃樹脂貯蔵タンク。今後、原因を調査し、対策を講じていく。
(以下、3日の会見より)原子炉の1次系冷却水を樹脂を使って浄化する工程があり、そこで使用された樹脂を貯蔵しているタンクから漏えいした。タンクの内容物は使用済の樹脂と水の混じったもので、漏えいしたのは上澄水のみ。

サブドレン他水処理施設、10:09-13:04に一時貯水タンクHから排水を実施。排水量は434m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8月31日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
8月26日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日3日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(8月29日採取)と集水タンクNo.1(8月27日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が870Bq/L、第三者機関が940Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.9Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日3日に排水の予定。

東京電力ホールディングスの関係職員1名(柏崎刈羽原子力発電所の作業に従事)が新型コロナウイルスに感染していることを確認した。




2020年9月1日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:01に47回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。
18:18、3号機廃棄物地下貯蔵建屋に設置されているタンクに接続されている配管から同建屋内に廃液が漏えいしているのを確認した。漏えいしている廃液は、震災前から貯蔵されていたもの。建屋内のたまり水水位は付近のサブドレン水位よりも十分に低く、建屋外への流出はないと考える。
建屋のたまり水の分析結果は以下の通り:
134Cs:ND(<2.6×102Bq/L)
137Cs:9.9×104Bq/L
60Co:6.7×104Bq/L
・全β:1.8×105Bq/L
建屋内のたまり水水位が付近のサブドレン水位よりも高くならないように、念のため付近のサブドレンのくみ上げを18:46に停止した。
漏えいは継続しており、1時間に約20-30mmのペースで建屋内の水位が上昇しているが、準備出来次第、仮設ポンプで3号機廃棄物処理建屋へ移送する予定。当該建屋は外部との連通部がなく、漏えいした水は建屋内にとどまっていると考える。

サブドレン他水処理施設、09:59-13:01に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は450m3


その他


月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
評価区分の変更はなし。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(8月28日採取)と集水タンクNo.5(8月26日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が970Bq/L。明日2日に排水の予定。

東京電力パワーグリッド 関係職員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。


今日9月1日の各種分析結果の公表資料自動作成化(8月6日参照)にともない、分析結果を公表しているページ「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果/周辺の分析結果」がリニューアルした。また、資料の様式とタイトルが今日から変更になっている。