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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年10月31日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の2、3号機の注水量は以下の通り:
・2号機 給水系 1.4m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h
・3号機 給水系 1.5m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h
今日11:20に実施した変更は以下の通り:
・1号機 炉心スプレー系 0.0m3/h→1.5m3/h
・1号機 給水系     3.0m3/h→1.5m3/h
これで、試験開始前の状況にもどり、確認試験は終了した。試験中、関連監視パラメータには異常なかった。

1/2号機排気筒解体作業4ブロック目の解体作業を実施中(25日参照)。今日は筒身解体装置で付属品の切断作業(step1、25日参照)を実施中で、今日中に終了の予定。今後、step2(鉄塔解体装置で鉄塔の斜材8本を切断)、step3(鉄塔解体装置で鉄塔の主柱4本と筒身の残り50%を切断)と進む。step2には3日、step3には2日を要する見込み。4ブロック目解体完了は11月上旬の予定。

地下水バイパス、10:03に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、11月1日の日報より)17:20に排水を停止。排水量は1882m3

サブドレン他水処理施設、11:03に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、11月1日の日報より)17:52に排水を停止。排水量は1018m3

10:04頃、構内の油詰め替え設備(2017年9月14日参照)でタンクに油を入れる際に、配管から油漏れが発生。配管のバルブをすぐに閉めて、漏えいは停止。漏れたのは軽油の廃油で、漏えい量は約1L、吸着マットで11:15に回収済み。双葉消防署から「危険物の漏えい事象」と判断された。原因等について調査していく。

今日13:00頃、車両スクリーニング場で車両サーベイの測定員が対象の車両内の灰皿から煙が出ているのを発見。運転者に確認したところ、喫煙行為を認め、タバコの火を消した(当該車両の乗員は1名のみ)。14:30に元請企業から東電に連絡があり、当該の作業者をWBCで検査し、内部取り込みのないことを確認した。今後、聞き取り等を実施し、差初防止対策を講じる。当該の作業者は、1F勤務歴8年7ヶ月、倉庫での資材・物品管理を担当している。
車両スクリーニング場内は放射線管理区域であり、飲食・喫煙は法令によって禁止されている。また、管理区域へのたばこ・ガム等の持ち込みも禁止。
車両スクリーニング場通過(待ち時間および測定)に要する時間は、現在では10-20分程度。


その他


5号機取水路内部調査(4日参照)、10月17日に実施する予定だったが行程変更にともない延期されていた作業(17日参照)を、明日11月1日に実施する。この作業にともない、5号機使用済燃料プールの冷却が09:00-16:00(約7時間)に停止する。冷却停止中のプール水温上昇は約1.4度と評価(温度上昇率:約0.186度/h)。今日31日14:00のプール水温は22.7℃。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況(PDF)
9月の最大被曝線量は7.42mSv、平均値は0.31mSv(APD値)。四半期ごとの集計あり。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年9月19日-10月24日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.4KB)(PDF)
28日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(27日採取)と集水タンクNo.7(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日11月1日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第71回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(PDF 5.02MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水の貯蔵および処理の状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、たまり水の貯蔵状況(長期グラフ)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(PDF 6.28MB)
要員管理(8頁左)。9月の1日あたり作業員数は平均で3,730人(実績)。11月の想定は約3,570人。
熱中症発生状況(8頁左)。10月28日までの熱中症は13人(2018年度は10月末時点で8人)発生。
【資料3-1】汚染水対策(PDF 18.3MB)
ALPS処理水貯留タンクの内面点検結果(通しで3頁)溶接型タンクに貯留するSr処理水に浮遊物、タンク内部から硫化水素を検出した件。2018年12月13日参照。G3-E5タンクの内部点検で底面にかき傷・塗装剥がれ等が確認されたため、ALPS処理水貯蔵タンクについても内面点検を実施することとなった(4月25日参照)。ALPS処理水貯蔵タンクの内36基(6頁)は過去にRO濃縮水およびSr処理水を貯蔵していたので残水の影響により放射能濃度が高く(4頁に分析値)、スラッジが堆積している可能性が高い。このため、G3-D1タンクについてROV(水中ロボット)による底部の確認を実施した結果、タンク底部全面にスラッジが堆積していて底面の確認ができなかった(5頁に写真)。今後、当該のタンク36基について、ROVによる内⾯点検不可および硫化⽔素発⽣防⽌の観点からスラッジの除去を検討していく。それ以外のALPS処理水貯蔵タンクについては、G3エリアの24基を2020年10月を目途にROVによる点検を実施し、その結果を踏まえて他エリアの点検を計画する。
建屋たまり水処理の現状(9頁)。2号機R/Bトーラス室南西側深部のたまり水を9月20日にサンプリングし、高い放射能濃度を確認。トレンチ最下部(T.P. -4796mm)で137Csは5.4×108Bq/L、全αは4.5×104Bq/L(137Csは11頁、全αは14頁)。トレンチ上部と比べ、深部の方が濃度が高い。3号機(9月17日採取。南東三角コーナー、T.P. -3000mm)では、137Csは1.2×107Bq/L、全αは5.6×104Bq/L(137Csは12頁、全αは15頁)。2、3号機では、R/Bとその他の建屋間の連通が水位低下に合わせて小さくなりつつある。⾼い放射能濃度が確認されているR/Bのたまり⽔については,⽔処理装置への影響を考慮しながら処理を実施。
G6エリアタンク インサービス時タンク損傷(17頁)G6エリアD9タンクで水移送時に天板損傷の件。8、10日参照。18頁にタンク番号の図あり。天板の変形(ほぼ全周、中心から周方向に入れてある天板補強板の間に発生)および破孔(補強板の終端部に3カ所)はいずれもタンクの内側方向に発生しており、負圧の作用によるもの(19頁)。また、天板マンホールのパッキンが蝶ネジ間隔の広い箇所で外側にはみ出しているのが確認されており、これは正圧による(19頁)。タンク内の吸排気をおこなうベント管をタンクから切り離して調査した結果、ベント管途中のフランジ面に養生テープが付いたままの状態であるのを確認(20頁)。養生テープはベント管塗装の際に管製作ベンダーで取付け、輸送中の保護のためそのままの状態でタンクメーカーに納品。タンクメーカーがベント管をタンクに接続する直前に養生テープを取る手順だがこれを失念したため、テープがそのまま残っていた。これにより、タンク内の水を払い出した際にタンク内空気の圧力が低下し、天板の変形・損傷に至ったものと推定。天板マンホールパッキンのはみ出しは、過去のタンクインサービス時に水の流入によりタンク内空気の圧力が上昇し、逃げ場を失った空気が強度の弱いマンホールパッキン部から噴き出したものと推定。原因究明・対策は21、22頁。運用中のタンクについては養生はずし忘れについて点検を実施(26頁)、建設中タンクについては状況を確認・記録を作成する等の対策。損傷タンクの応急処置として、タンク周辺を立ち入り禁止とし(8日完了)、雨水侵入防止のための養生を実施(9日完了)、ベント管を取付け(9日間両)。今後のスケジュール(再発防止策立案、点検、損傷タンクの修理)は24頁。
水バランスシミュレーション(29頁)。
タンク建設進捗状況(31頁)
汚染⽔発⽣量の予測と実績(35頁)
サブドレン他水処理施設の運用状況(36頁)。運転状況(38頁):5月30日よりL値T.P. 550mm、至近1カ月の平均くみ上げ量約741m3/日。排水実績(39頁):10月28日までに1126回排水。1/2号機排気塔周辺トリチウムの濃度上昇への対応(40頁)。
建屋周辺の地下⽔位、汚染⽔発⽣の状況(42頁)。建屋周辺の地下水位の状況(44頁)。サブドレン・護岸エリアのくみ上げ量推移(45頁)。汚染水発生量推移(46頁)。凍土遮水壁の状況(47頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(60頁)。H4エリア周辺(61頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(64頁)。排水路(66頁)。海水(67頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(PDF 10.9MB)
1号機使用済燃料プール内干渉物調査結果(通しで4頁)。9月4、20日の調査では⾶散防⽌剤や降⾬の影響と思われる影響でプール⽔が⽩濁していたので、27日に再調査を実施(9月26日参照)。水深1mでは、水没ケーブルおよびガレキを確認したが、プール養生設置に支障となるものはなかった(7頁)。燃料ラック上では、3号機で確認されたような重量物はなかったが、パネル状・棒状のガレキが点在(8頁)。この結果を踏まえて、ガレキ撤去計画を検討する。プール養生設置について今後のスケジュールは9頁。プール周辺小ガレキ撤去の進捗(11頁):南側小ガレキ撤去のための遠隔重機アクセス通路を構築中、スキマーサージタンク開口部に養生設置。
2号機燃料取り出し⼯法の検討状況について(通しで12頁)。ダスト飛散対策、作業者被曝抑制、雨水対策、工事ヤードの取り合い等について検討した結果、R/B上部を解体せず構台・前室を設置して小規模な開口からオペフロのアクセスして燃料取出しをおこなうプランB(5月30日参照)を採用することとする。
プランBの概要(17、18頁):南側に構台・全室を設置、R/B南側外壁の小開口(ブーム型クレーン式の燃料取扱設備とすることで設備を小型化、開口を小さくして建屋の構造部材を残す)からオペフロにアクセスする。燃料取扱設備は構台上で組立・保守をおこなうため、作業者の被曝を低減。全室からプールサイドまでランウェイガーダーを設置、燃料取扱設備はガーダー上を走行してオペフロ-全室間を移動(18頁)。燃料取扱設備は遠隔操作(操作室は免震重要棟に設置)。輸送容器吊下ろしは構台に新設する搬出入口を利用する(18頁)。
まとめ(19頁):今後、詳細設計を進め、年度内を目標に燃料取り出し工程の精査を進める。「デブリ取り出し共⽤コンテナ案(2015年11月26日参照)」は現状で設計条件の確定まで⾄っておらず、早期に燃料取り出しを⾏うために「プール燃料取り出し特化案」を選択する。なお。1号機についても、現在実施中のオペフロ調査の結果を踏まえて、燃料取り出し⼯法の⾒直しも含め検討を進める。
福島第一原子力発電所 2号機使用済燃料プールからの燃料取り出し工法について(04:37)(動画)
3号機燃料取扱設備の状況(28頁)。15日のマニピュレーター左腕の動作不良(フランジプロテクターを把持した状態で、関節の角度を変えると角度が維持できない。16日参照)は、関節制御⽤アクチェータ内部のシート部からわずかなリークが⽣じたことが原因(30頁)で、ガレキ把持中は当該関節の固定を解除しない運⽤とすることで安全が確保できると判断できたことから、ガレキ撤去作業を再開している。フランジプロテクター設置作業については代替策(クレーン補巻や⼈員による作業、⼿順⾒直し)にて対応可能な⾒込みであり、安全性を確認中。
18日には、マスト操作時にマストホイスト2に乱巻きが発生し、ワイヤーロープの一部につぶれを確認(31頁。マストの過剰な巻下げによりロープがゆるんで乱巻きが発生し、ロープが乱巻き防止ローラーの支柱にはさまった。ロープのゆるみについて、荷重計の値と作業内容を確認中)。今後、ロープの交換をおこなう。今後のスケジュールは33頁。
ガレキ撤去の状況:9月2日に再開して以降、新たに82体の燃料についてハンドル上部を確認、明らかな変形はない(ハンドル未確認の燃料は315体)。
1/2号機排気筒解体の進捗状況(37頁)。3ブロック目の解体が22日に完了、27日より4ブロック目に着手。3ブロック目では、2ブロック目解体から実施しているミシン切り(45、46頁。10月7日参照)を適用し、概ね計画通りだった(40頁)。2、3ブロック目の筒身切断作業中ダスト濃度(41、42頁):作業中も管理値(5×10-3Bq/cm3)未満。1-3ブロック解体部材の汚染密度測定(43頁):表面線量率はバックグラウンドレベル、スミア測定結果は100-102Bq/cm2(事前評価より低い)、α核種は検出されず。今後のスケジュールは44頁、4ブロック目解体後に作業の振り返りとサブドレン復旧を並行して進め、5ブロック目以降の工程を見直す。
筒身解体装置6軸アームからのクランプ落下(49頁)28日参照。クランプは6軸アームに付けている油圧ハンドで把持していたが、両者の接触部のかかりが不十分のため、クランプに取付けたゴムと油圧ハンドの摩擦で把持していた(50頁)。このクランプとゴムの接着面が弱まり落下したと推定。対策として、クランプに取付けたゴムは外し、接触部形状を変えて油圧ハンドとクランプが嵌合するように改良、モックアップを実施して問題ないことを確認した。また、事前の把持確認が不十分だったので、従来実施していた水平状態での確認に加えて油圧ハンドを下向きにした状態でも確認する(振ってもズレないことを確認)、嵌合部を目視確認するよう手順を見直し。落下防止線取り付け忘れに対しては、より厳密な確認をするよう手順見直し。
使用済燃料等の保管状況(55頁)
1号機飛散防止剤散布実績と予定(59頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(60頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(PDF 1.05MB)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業(通しで3頁)。アクセスルート構築のためのX-2ペネ穿孔作業においてダスト濃度が上昇した件(6月10、27日、7月25日、8月29日参照)。作業監視用ダストモニターを原子炉キャビティー差圧調整ラインに設置する計画(9月26日参照)で、25日に配管切断作業を開始(24日参照)。切断した配管および周辺のスミア測定の結果は8頁(配管内面でα核種を検出、γ+β核種は1.8×102Bq/cm2)。作業概要は5、8頁。切断した配管からファイバースコープを入れて配管内部が閉塞していないことを確認した後、ダスト測定用ホースおよびカメラ・照明を配管から原子炉キャビティー内に送り込み、ホースが適切に敷設されていることを確認する。今後、AWJ作業再開に向けて、さらなるデータ拡充(実績のある切削時間でデータを取得し、格納容器ガス管理システムのフィルターによるダスト濃度低減効果の評価、排気ガスの凝縮によるダスト濃度低減効果および格納容器内部濃度の評価、重力沈降や希釈による格納容器内でのダスト濃度低減効果の評価)を実施する。スケジュールは7頁。早ければ11月中旬より作業再開予定。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(PDF 692KB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
【資料3-5】循環注水冷却(PDF 2.14MB)
1号機燃料デブリ冷却状況の確認試験結果(速報)(通しで3頁)9月26日参照。15-17日に約49時間注水を停止(13頁)。圧力容器底部温度や格納容器温度の上昇量は小さく、ダスト濃度や希ガス等のパラメータに異常はなかった。熱バランスモデルと実測値との比較:圧力容器温度は圧力容器の発熱量(=圧力容器に残存するデブリの量)が大きいモデルの方が実測値に近い傾向(22頁)、格納容器温度はモデルが実測値を概ね再現した(23頁)。
3号機については2019年度中を目途に実施する。
【資料3-6】環境線量低減対策(PDF 9.62MB)
1F構内の線量状況(通しで2頁)。構内で実施している線量低減対策が終わったエリアについて定期的に線量状況を確認している。今回、1-4号機周辺(6月測定。前回測定は2月)と固体廃棄物貯蔵庫周辺(5月測定。前回測定は2017年10月)について確認した。1-4号機周辺では2.5m盤および8.5m盤ともに前回と同程度(4頁)。固体廃棄物貯蔵庫周辺では、貯蔵庫周辺の木の伐採により前回よりも低下(胸元高さで9.9→8.1μSv/h。5頁)。また、構内主要道路の⾛⾏サーベイでは、年々低線量側にシフトしている(6頁)。
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで7頁)。地下水(13-20頁)、排水路(22-24頁)、海水(27-35頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(36頁)。
【資料3-7】労働環境改善(PDF 863KB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
福島第⼀における作業員の健康管理について(厚労省ガイドラインへの対応状況)(3頁)
【資料4】その他(PDF 5.18MB)
福島第⼀廃炉推進カンパニー品質管理強化の取り組みについて(1頁)。設備品質レベルの確認において、新規設備への対策として「設計・調達の改善」、既存設備への対策として「設備品質の向上対策」を、また業務品質レベルの確認として「業務品質の向上対策」を、立案および実施中。
台風19号に対する防災対策および被災状況(通しで47頁)。12-13日に接近した台風19号(降水量約270mm/週、33.5m盤の高さ10mで瞬間最大風速29.0m/s、最大風速(10分平均)13.4m/s)の対策および被害について。
接近前の対応:人身安全・設備安全の確保(49頁に写真):クレーンのブーム伏せ、資機材の固縛・片付け、サブドレンピット水位設定値を上げて建屋たまり水水位上昇に備えた、建屋への雨水流れ込み抑制のため土嚢設置、電源車の確保、1号機R/Bオペフロでガレキからのダスト飛散防止のためミスト散水を実施、12-13日は原則作業中止とした)。態勢の確保:初動対応のため要員50名を待機、さらに不測の事態に備えて発電所近傍に約100名を待機させた。通過後のパトロール要員として約50名の社員を確保、13日午前から現場パトロールを実施。
被災の状況:各建屋で漏えい警報が発生したが、現場確認で汚染水の漏えいないことを確認、建屋のスキマからの吹き込み等による雨水流入が原因と判断(50頁)。13日午前の通過後パトロールの結果、処理水タンクの堰カバーの一部破損(破れ)、一部法面の崩落が確認されたが、主要設備には影響なし(51頁)。
地下水・建屋たまり水水位管理(52頁):1-4号機周辺エリア(8.5m盤)ではサブドレンピット水位設定値(L値)を接近前に850mm上げ(T.P. 550mm→1400mm)、建屋たまり水水位(T.P. -1300mm)と逆転しないように対応。各サブドレンピットは台風通過直後に平均2m上昇したが、その後、設定推移を戻したことも相まり徐々に低下傾向。一方、建屋たまり水水位の上昇は最大が1号機の870mmで、平均400mm程度であり、水位逆転は生じなかった。護岸エリア(2.5m盤)では、地下水ドレンピット水位が200mm程度上昇したが、地表面(T.P. 2.5m)までは十分に余裕があった。護岸エリアのくみ上げ量は、通過直後で約80m3/日→約350m3/日に増加したが、くみ上げ能力内(護岸エリア最大くみ上げ能力:1000m3/日)だった。パワープロベスター(吸引車)1台を現場待機としたが使用せず。今回の台風によるたまり水の貯蔵量増加は約590m3/日で、至近の同等の降雨があった2017年10月(降水量約280mm/週)の増加量(約1210m3/日)に比べ大きく低減した(凍土遮水壁やフェーシングの効果)。
10月25日の大雨後の状況(55頁)。建屋たまり水の処理完了後に監視対象外となっていた水位計のエリアでたまり水水位が上昇し、サブドレン水位との差を確保できていなかった事象を確認(28、29日参照)。その他には、異常は確認されず。台風19号で崩落した法面については、崩れの進展が多少あったものの、新たな崩落は確認されず。
3号機T/B地下たまり水移送装置設置に向けた干渉物撤去作業における「柔構造アーム(筋肉ロボット)」の適用について(56頁)9月30日、10月3日参照。10月11日に気中の干渉物(ケーブル等)の撤去が完了。準備出来次第、11月6日より水中の干渉物(ポンプ等)を撤去予定。
以下、エネ庁のサイトより。
福島第一原子力発電所 配置図(PDF形式:3,022KB)


人事異動のため、オオヤマ(廃炉推進カンパニー広報担当)は今日で会見の担当を終了。オオヤマさんの1回目は2017年9月7日。約2年間の担当だった。


東京電力ホールディングス株式会社お知らせ「原子力災害対策充実に向けた考え方」に係る当社の取り組みについて(お知らせ)




動画
2019/10/31(木) 中長期ロードマップ進捗状況について(1:52:34)

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月31日 - Twilog



2019年10月30日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 1.4m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h
・3号機 給水系 1.5m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h

サブドレン他水処理施設、10:30に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、31日の日報より)17:21に排水を停止。排水量は1022m3


その他


魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF)

水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF)
7月2日採取分(8月22日公表済み)の「集中RW地下高汚染水(滞留水)」と「HTI地下高汚染水(滞留水)」(設備点検に伴い分析を中断しているため9月公表予定だった)、および、8月採取分。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。28日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1500Bq/L。No.2、4は水位計故障のため採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
23日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日31日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(26日採取)と集水タンクNo.6(24日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が910Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日31日に排水の予定。



2019年10月29日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 1.4m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h
・3号機 給水系 1.5m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h

サブドレン他水処理施設、10:14に一時貯水タンクAから、10:22に一時貯水タンBから排水を開始
(以下、30日の日報より)16:58に一時貯水タンクAの、17:11に一時貯水タンクBの、排水を停止。排水量は一時貯水タンクAが1006m3、一時貯水タンクBが1016m3

1号機廃棄物処理建屋北西エリアでサブドレン運転制限値を逸脱の件。
1号機廃棄物処理建屋近傍のサブドレンピットNo.8、9、203、204、205、206、207の水について核種分析を実施した結果、いずれの放射能濃度も運転上の制限内(1.0×105Bq/L以下)だった(一斉メール内に分析値あり)。今後、これらのサブドレンについては定期的に分析を実施する。
1-4号機建屋周辺のサブドレンのくみ上げを停止したことでサブドレン水位が上昇し、昨日28日22:00時点で、当該エリアのたまり水水位492mmに対してNo.204サブドレン水位が1,038mmとなり、計器誤差を考慮して設定した水位差400mmを上回ったことを確認。
1号機廃棄物処理建屋北西エリアは、建屋たまり水の水抜きが完了して水位計が水面下にない状態となったため、建屋たまり水水位計を監視対象外としていた。当該エリアと同様に監視対象外としているエリアについても、今後調査する。
福島第一原子力発電所 1号機廃棄物処理建屋北西エリアにおけるサブドレン運転制限値の逸脱について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
監視対象外としているエリアについて調査した結果、以下のエリアでたまり水水位と近傍サブドレン水位の差が400mm以下になっていたことを確認。
1号機廃棄物処理建屋南西エリア:サブドレンピットNo.204との水位差が、25日22:23-23:56の間。
2号機T/B北東エリア:サブドレンピットNo.34との水位差が25日16:56-28日20:57の間。
このため、今日29日16:15に運転上の制限「1号機廃棄物処理建屋および2号機タービン建屋の滞留水水位が近傍のサブドレン水の水位を超えないこと」を満足していないと判断した。この2つのエリアのたまり水水位は、現在は近傍サブドレン水位との差が400mmを上回っていることを確認済み。
1号機廃棄物処理建屋では、たまり水の移送作業を実施済み。2号機T/Bでは移送作業を実施中。
福島第一原子力発電所 1号機廃棄物処理建屋北西エリアにおけるサブドレン運転制限値の逸脱について(続報3)(報道関係各位一斉メール)
1号機廃棄物処理建屋北西エリアおよび南西エリアと2号機T/B北東エリアのたまり水水位は、近傍サブドレン水位との差が400mm以上あることを確認しているが、このうち、1号機廃棄物処理建屋北西エリアおよび2号機T/B北東エリアについては、サブドレンのくみ上げ再開により水位差400mmを下回る恐れがあることから、たまり水移送を実施していた。今日29日17:15にこの移送作業が完了し、サブドレンくみ上げ再開が可能となったことから、運転上の制限(実施計画Ⅲ第1編第26条(建屋に貯留する滞留水))について、制限外からの復帰を判断した。準備が整い次第、サブドレンくみ上げを再開する。
福島第一原子力発電所 1号機廃棄物処理建屋北西エリアにおけるサブドレン運転制限値の逸脱について(続報4)(報道関係各位一斉メール)


その他


9月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(PDF)
1-4号機R/Bからの放出は2.1×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.2×10-12Bq/cm3137Csが4.0×10-12Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00023mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。24日採取(26日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(25日採取)と集水タンクNo.5(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が960Bq/L。全β濃度は東電がND(<0.69Bq/L)、第三者機関が0.45Bq/L。明日30日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクKの9月1日採取分。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。8月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水加重平均サンプル分析結果(PDF)



2019年10月28日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 1.4m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h
・3号機 給水系 1.5m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h

サブドレン他水処理施設、10:26に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、29日の日報より)17:12に排水を停止。排水量は1009m3

19:20に1号機廃棄物処理建屋北西エリアでサブドレン運転制限値の逸脱が発生
1号機周辺のサブドレンピットNo.204で1号機廃棄物処理建屋北西エリアとの水位差が205mmであり、計器誤差を考慮して設定した水位差400mmを下回っているのを確認した。このため、19:23に運転上の制限「1号機廃棄物処理建屋の滞留水水位が近傍のサプドレン水の水位を超えないこと」を満足できないと判断
・サブドレンピットNo.204水位:699mm(19:20)
・1号機廃棄物処理建屋北西エリアたまり水水位:494mm(19:20)
19:25に1-4号機建屋周辺のサブドレンくみ上げを全台停止。準備出来次第、No.204および近傍のサブドレンでサンプリングを実施する。プラントパラメータ、モニタリングポスト、排水路モニターなどには異常ない。
25日に発生した大雨の影響を勘案して建屋たまり水の状況を確認していたところ、当該エリアのたまり水水位が25日21:30頃より上昇していること、同日午後22:24時点で当該エリアの水位168mmに対してNo.204サブドレン水位が568mmであり、計器誤差を考慮して設定した水位差400mmを下回っていることを確認した。当該エリアのたまり水水位が上昇した理由については、25日に発生した大雨の影響により雨水が建屋内に流入した可能性があると考えているが、詳細については今後調査する。
福島第一原子力発電所 1号機廃棄物処理建屋北西エリアにおけるサブドレン運転制限値の逸脱について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 1号機廃棄物処理建屋北西エリアにおけるサブドレン運転制限値の逸脱について(続報)(報道関係各位一斉メール)
サブドレン水位(建屋周辺の地下水位を反映する)が建屋たまり水水位に対して十分に高くないと、建屋たまり水が建屋の外に漏えいする可能性がある。このため、サブドレン水位が建屋たまり水水位よりも高い状態を維持するように、サブドレンくみ上げを管理している。


その他


1/2号機排気筒解体作業、4ブロック目解体の状況25日参照。
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体作業の4ブロック目解体状況について(462KB)(PDF)
27日より作業を開始、予定通り筒身切断の50%まで完了している(1頁。ミシン切り(10月7日参照)を実施中)。
作業中の不具合として、筒身解体装置に付いている6軸アーム先端のカメラで動作不良(映像受信不可)、および、電線管切断時に使用するクランプが装置から外れて落下する事象が発生。
6軸アームで把持しているクランプの落下
昨日27日15:31頃、筒身解体装置に付いている6軸アーム先端でつかんでいたクランプが地面に落下した。落下場所(排気筒真下)には立ち入り禁止エリアを設定しており、安全上の問題はない。
当該のクランプは、電線管を解体する際に、切断した電線管が排気筒から脱落して落下するのを防ぐためのもので、電線管に取り付けるものと電線管近くの背カゴに取り付けるものを組みにしてワイヤーでつないである(切断した電線管をワイヤーで背かごと接続する。4頁)。電線管側のクランプと背かご側のクランプの重量は合わせて5.8kg(2頁)。クランプは6軸アーム先端の油圧ハンドでつかんで使用する。油圧ハンドを水平にした状態で把持していたのを下に向けたところ、クランプが落下した。クランプと油圧ハンドとの間には落下防止線(3頁)を取り付ける決まりだったが、今回の作業ではこれを失念していた。落下の原因は、落下防止線を取り付けていなかったことのほかに、油圧ハンドにクランプを把持させる際の確認を水平にした状態のみでおこない、下向きにした状態でおこなっていなかったことと推定。今後の対策として、6軸アームの「力」「角度」「差し込み量」について十分だったかどうかについて検討する、落下防止線取り付けについて現場での相互確認の他に最終的にエイブル本部が報告を受けてから作業を開始する。
落下したクランプのうち、電線管側は回収したが、背かご側はまだ発見していない(現場は1/2号機排気筒の足元で線量が高いため、捜索・回収については検討していく)。
これまでの解体作業でも、電線管の切断にこのクランプを使用していたが、不具合は起きていなかった。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 424 報)(PDF)
添付資料ー2(来週の予想)、右上表「水種別の貯蔵量」で、「処理水(再利用)」という項目を新設(Sr処理水等を貯蔵していた溶接タンクをALPS処理水貯蔵用に再利用する分について、分けて計上する。これらのタンクの容量と貯蔵されている処理水の貯蔵量)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクAとB(いずれも24日採取)、および、集水タンクNo.3とNo.4(いずれも22日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクAのトリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が950Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.8Bq/L)、第三者機関が0.55Bq/L。一時貯水タンクBのトリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が910Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.43Bq/L。明日29日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。17-23日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)
台風19号の影響で増えた移送量は、この週はかなり減ってきている。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月28日 - Twilog
10/28のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月27日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 1.4m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h
・3号機 給水系 1.5m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h

サブドレン他水処理施設、10:16に一時貯水タンクHから、10:22に一時貯水タンクJから、排水を開始
(以下、28日の日報より)16:56に一時貯水タンクHの排水を停止。排水量は995m3。17:09に一時貯水タンクJの排水を停止。排水量は1014m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(日採取)と集水タンクNo.2(日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が890Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日28日に排水の予定。



2019年10月26日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 1.4m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h
・3号機 給水系 1.5m3/h、炉心スプレー系 1.4m3/h

サブドレン他水処理施設、10:08に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、27日の日報より)16;57に排水を停止。排水量は1017m3


その他


昨日25日の大雨の影響
・プラント関連パラメータや発電所敷地内のモニタリングポスト、ダストモニターの値に、有意な変動はなく、建屋たまり水水位についても、サブドレン水位との水位差が確保されていることを確認。また、パトロールによる設備の点検を実施した結果、現在のところ主要設備に影響のある異常は確認されていない。
・雨量の増加に伴い、各建屋に設置されている漏えい検知器が作動し警報が発生するなどした(下記の3件)が、全て雨水によるものと判断。
「3号機タービン建屋ガス管理システムハウス内における水たまりの発見について」
「3号機原子炉建屋における漏えい検知器の作動について」
「プロセス主建屋近傍における漏えい検知器の作動について」(下記参照)
・停止していた2-4号機たまり水移送は今日26日12:04に再開した。
大雨による福島第一原子力発電所への影響について(報道関係各位一斉メール)
大雨による福島第一原子力発電所への影響について(続報)(報道関係各位一斉メール)
・昨日25日のプロセス主建屋近傍の淡水化処理設備循環設備B系配管トラフで漏えい警報発生の件。当該トラフ内の水、および、当該トラフの壁面について、汚染確認を実施した結果、バックグラウンドと同等であることから、漏えい検知器の作動は雨水によるものと判断した。トラフ内の水は拭き取りを実施した。
福島第一原子力発電所 プロセス主建屋近傍における漏えい検知器の作動について(続報)(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。24日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1500Bq/L。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(29日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(22日採取)と集水タンクNo.1(20日採取)、および、一時貯水タンクJ(22日採取)と集水タンクNo.7(20日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクHのトリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が960Bq/L。一時貯水タンクJのトリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が810Bq/L、全β濃度は東電がND(<2.0Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。いずれも明日27日に排水の予定。



2019年10月25日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日12:11に実施した変更は以下の通り:
・2号機 炉心スプレー系 2.5m3/h→1.5m3/h
・2号機 給水系     2.0m3/h→1.5m3/h
・3号機 炉心スプレー系 2.5m3/h→1.5m3/h
・3号機 給水系     2.0m3/h→1.5m3/h
今日11:00の1号機注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h

サブドレン他水処理施設、10:23に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、26日の日報より)17:14に排水を停止。排水量は1025m3

10:38頃、3号機T/B2階の格納容器ガス管理システムハウス内で水たまりを確認。水たまりの大きさは1m×2m×深さ1mmで、汚染確認を実施したところバックグラウンドと同等だった。水たまり付近に放射性物質を内包する配管はなく、天井に穴が開いていることから、雨水の流入と判断した。水たまりは拭き取りを実施する。
福島第一原子力発電所 3号機タービン建屋ガス管理システムハウス内における水たまりの発見について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 3号機タービン建屋ガス管理システムハウス内における水たまりの発見について(続報)(報道関係各位一斉メール)

21:35頃、3号機R/B1階北東で漏えい検知器が作動したことを示す警報「3号機原子炉建屋1階北東漏洩B」が発生。念のため、2-4号機からのたまり水移送を停止。22:35に現場で配管からの漏えいがないことを確認。漏えい検知器の作動は雨水によるものと判断した。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋における漏えい検知器の作動について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋における漏えい検知器の作動について(続報)(報道関係各位一斉メール)

22:18、プロセス主建屋近傍の淡水化処理設備 循環設備 B系配管トラフで漏えい検知器が作動したことを示す警報「淡水化処理設備 循環設備B系トラフ内液位(9)高」が発生。当該設備については、現在、停止中であり、確認作業に時間を要することから、天候が回復後、現場を確認する。
福島第一原子力発電所 プロセス主建屋近傍における漏えい検知器の作動について(報道関係各位一斉メール)

25日は、台風21号の影響で浜通りでも大雨が降った。


その他


昨日24日08:45頃、増設多核種除去設備で使用する塩酸(濃度10%)をタンクローリーから塩酸貯槽へ移送する作業を開始したところ、約100Lの漏えいが発生
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備用塩酸の漏えいについて(685KB)(PDF)
増設多核種除去設備建屋の壁面(屋外)にある注入口に接続したタンクローリーのホースが外れたのが漏えいの原因で、速やかにタンクローリーからの移送を中止して漏えいは停止した。
漏えいはアスファルト舗装上(壁際は未舗装)で発生し、吸着マットによる回収、ソーダ灰(炭酸の粉)による中和処置をおこなうとともに漏えい箇所の土壌の回収を実施済み。なお、近くにあったA排水路につながる排水溝に若干量流れ込んだ跡を確認したため、付近の下流にある溜め枡とA排水路排水口にてpH測定をしたところ、中性であることを確認しており、環境に影響を与えるものではないと考える。
本件については、16:00頃、福島県相双振興局より、水質汚濁防止法上の事故報告対象にあたると判断されたことから、原因と対策を講じたうえで速やかに当該振興局へ届出をおこなう予定。

1/2号機排気筒解体作業4ブロック目の解体手順
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体工事における4ブロック目解体手順について(208KB)(PDF)
22日に3ブロック目の解体が完了。その後、作業の振り返り、および、4ブロック目で初めて使う鉄塔解体装置の手順確認を実施中。4ブロック目の解体は27日より開始の予定(完了は11月初旬の見込み)。
4ブロック目の解体手順は以下の通り。
・step1(2頁):筒身解体装置で付属品(背かご・ハシゴ・電線管・ガイドクライム)および筒身50%までの切断。
・step2(3頁):鉄塔解体装置(斜材切断装置)で鉄塔斜材8カ所を切断。
・step3(4頁):鉄塔解体装置(主柱切断装置)へ換装後、主柱4本と筒身の残り50%を切断し、除却片を吊り降ろし。
鉄塔解体装置の使用は今回が初めてで難しい作業となることが予想されるが、これまで得られた知見を活かしながら安全を最優先で慎重に作業を進めていく。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(21日採取)と集水タンクNo.6(19日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が600Bq/L、第三者機関が660Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.2Bq/L)、第三者機関が0.47Bq/L。明日26日に排水の予定。


IRIDのサイトより:
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部詳細調査用潜水機能付ボート型アクセス・調査装置について[開発担当:日立GEニュークリア・エナジー株式会社](2019年)
X-2ペネから投入予定の6種類の潜水機能付ボート(ROV-A、A2、B、C、D、E)について。2018年7月26日参照。

2019年10月24日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日14:14に実施した変更は以下の通り:
・1号機 給水系 2.5m3/h→3.0m3/h
これで、1号機の注水量は15日の注水停止の前に戻った。今後、1週間程度、監視を継続する。
今日11:00の2、3号機注水量は以下の通り:
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(11月6日公開)

08:45頃、増設多核種除去設備で使用する塩酸(濃度10%)をタンクローリーから塩酸貯槽へ移送する作業を開始したところ、約100Lの漏えいが発生。詳細は25日を参照。

地下水バイパス、10:13に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、25日の日報より)16:49に排水を停止。排水量は1836m3

サブドレン他水処理施設、10:43に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、25日の日報より)17:34に排水を停止。排水量は1024m3


その他


昨日23日16:18頃、協力企業作業者が入退域管理棟にて退域手続きをしようとした際、APD(警報付ポケット線量計)とガラスバッジ(蛍光ガラス線量計)を不携帯であることが判明。
福島第一原子力発電所 元請企業職員における作業後のAPD・ガラスバッジ不携帯について (351KB)(PDF)
当該作業者は、作業中はAPDおよびガラスバッジを携帯していたことを確認。作業終了後、構内企業棟の休憩所で着替える際にAPDとガラスバッジを置き忘れ、入退域管理棟で退域手続きをしようとした際に不携帯であることに気付いた。今後、線量計未装着期間(企業棟から入退域管理棟までの移動距離は約300m、時間は約5分、雰囲気線量は約0.001mSv/h。当該の場所は追加装備なしで移動可能エリア)における線量評価を実施する。
2頁に時系列。

1号機格納容器内部調査、アクセスルート構築(X-2ペネ穿孔)作業のための作業監視用ダストモニターを追加設置する。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器内部調査にかかる作業監視用ダストモニタの追加設置作業の開始について(270KB)(PDF)
今後の作業継続に向けて格納容器近傍のダスト濃度の監視を充実させるため、格納容器ヘッド近傍に作業監視用ダストモニターを追加で設置することを検討していた(9月26日参照)が、準備が整ったことから、原子炉キャビティー差圧調整ラインの配管切断作業を明日25日より開始する。
原子炉キャビティー:格納容器上部の空間。
原子炉キャビティー差圧調整ライン:通常運転時に格納容器ヘッド近傍の空間を換気する空調系。
作業内容は2頁。原子炉キャビティ差圧調整ラインの配管(2頁右写真)を切断し、ダストモニターのダスト吸引用ホースを配管内に敷設する。配管切断後に配管内部が閉塞せずに原子炉キャビティー内に通じているかどうかをファイバースコープで確認後に、配管内にホースおよびカメラを送り込み、ホースが適切に敷設されていることを確認する。作業に従事する作業者は40名、計画線量は計画線量は2.5mSv/日・人。作業現場の雰囲気線量は約1mSv/h。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年9月12日-10月17日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.3KB)(PDF)
21日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(20日採取)と集水タンクNo.5(18日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が630Bq/L、第三者機関が700Bq/L。明日25日に排水の予定。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月24日 - Twilog
10/24のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月23日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日10:03に実施した変更は以下の通り:
・1号機 給水系 2.1m3/h→2.5m3/h
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 2.5m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

サブドレン他水処理施設、09:51に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、24日の日報より)16:39に排水を停止。排水量は1016m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。21日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。17日採取(19日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
16日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日24日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr3の9月4日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。8月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(19日採取)と集水タンクNo.4(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が630Bq/L、第三者機関が690Bq/L。明日24日に排水の予定。

1/2号機排気筒解体作業の様子(3ブロック目解体完了)(写真)


2019年10月21日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日10:09に実施した変更は以下の通り:
・1号機 給水系 1.6m3/h→2.1m3/h
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 2.1m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

サブドレン他水処理施設、10:43より一時貯水タンクAから、10:16より一時貯水タンクBから排水を開始。台風19号により降水が増えたため、タンク2基から排水を実施している。
(以下、22日の日報より)一時貯水タンクAは15:30に、一時貯水タンクBは17:04に、排水を停止。排水量は一時貯水タンクAが713m3、一時貯水タンクBが1016m3


その他


1/2号機排気筒解体作業、台風19号対策で中断していたが、今日より再開している。午前中は付属物の切断、午後は筒身の切断作業を実施。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 423 報)(PDF)
各建屋のたまり水水位は、台風19号の影響でおおむね増えている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(17日採取)と集水タンクNo.2(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が700Bq/L、第三者機関が740Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日22日に排水の予定。22日は一時貯水タンクLの排水も予定している。20日参照。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。10-16日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)
この週の降水量は272mm(台風19号の影響でいつもより1桁多くなっている)で、建屋への流入量も大幅に増えている。

今日、規制委の第75回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料1-1】3号機サプレッションチェンバの耐震性及びPCV水位に関わる対応について(PDF)
耐震評価の結果、、S/Cは2031年までは基準地震動(600Gal)に耐えうることを確認したが、耐震性向上のためにS/C水位低下(バックアッププランとしてS/C脚部補強)をおこなうこととする。手法としては、R/B1階床からガイドパイプを用いてS/Cに水中ポンプを設置し、中の水を吸い出す(6頁)。今後のスケジュールは11頁。S/C水位低下を開始するのは2024年の見込み。
【資料1-2】建屋滞留水処理の進捗状況について(PDF)
【資料2】福島第一廃炉推進カンパニーの組織改編について(PDF)
【資料3】福島第一廃炉推進カンパニー品質管理強化の取り組みについて(PDF)
【資料4】福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体工事の進捗状況について(PDF)
【資料5】3号機燃料取扱設備の状況について(PDF)
【資料6】台風19号に対する防災対策及び被災状況について(PDF)
【参考1】福島第一原子力発電所 中期的リスクの低減目標マップを踏まえた検討指示事項に対する工程表(PDF)
以下の資料は規制庁のサイトより。
資料7-1:5・6号機送電線(双葉線1号)での発煙事象[原子力規制庁]【PDF:752KB】
資料7-2:管理対象区域における飲料水の摂取[原子力規制庁]【PDF:177KB】



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月21日 - Twilog
10/21のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月22日(火・国民の祝日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 2.1m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

サブドレン他水処理施設、10:49-14:53に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は606m3。また、10:40に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、23日の日報より)17:22に排水を停止。排水量は999m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(18日採取)と集水タンクNo.3(16日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が690Bq/L、第三者機関が750Bq/L。明日23日に排水の予定。



2019年10月20日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 1.6m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

サブドレン他水処理施設、10:22-13:16に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は430m3


その他

昨日19日の5号機漏えい警報発生の件。3カ所の配管貫通部より水が流入しており、流入水の分析の結果、採取した3つの試料のいずれも検出限界値未満であることを確認した。このため、漏えい検知器の作動は雨水によるものと判断しました。今後、流入箇所の閉止処置をおこなう。
福島第一原子力発電所 5号機漏えい警報発生について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(16日採取)と集水タンクNo.1(14日採取)、一時貯水タンクB(16日採取)と集水タンクNo.6(14日採取)、一時貯水タンクL(15日採取)と集水タンクNo.5(13日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクAのトリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が870Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.2Bq/L)、第三者機関が0.51Bq/L。一時貯水タンクBのトリチウム濃度は東電が560Bq/L、第三者機関が600Bq/L。全β濃度は東電がND(<0.78Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。一時貯水タンクLのトリチウム濃度は東電が720Bq/L、第三者機関が770Bq/L。一時貯水タンクAとBは明日21日、Lは22日に排水の予定。



2019年10月19日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 1.6m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

20:29頃、5号機屋外西側トレンチシャワードレンタンクで漏えい検知器が作動したことを示す警報「放射性液体漏えい」が発生。現場確認の結果、5号機屋外西側トレンチ内配管貫通部より水が流入していることを確認(このトレンチ内には、1-4号機の汚染水が流れている配管などはない)。流入した水は、床面の堰を通じて6号機廃棄物建屋の地下階に流入し、最終的にたまり水として処理される(屋外への漏えいはない)。現在、流入水の分析中。
福島第一原子力発電所 5号機漏えい警報発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 5号機漏えい警報発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:16-14:52に一時貯水タンクHから、10:30-14:18に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は一時貯水タンクHが686m3、排水量は一時貯水タンクJが566m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。17日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(14日採取)と集水タンクNo.4(12日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日20日に排水の予定。



2019年10月18日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
昨日17日の注水再開で運転上の制限(「任意の24時間あたりの注水量増加幅 1.0m3/h以下」)外に計画的に移行していたが、24時間経過し、関連監視パラメータに異常ないことから、12:17にこの制限内に復帰。
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 1.6m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(13日採取)と集水タンクNo.2(11日採取)、および、一時貯水タンクJ(13日採取)と集水タンクNo.6(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクHのトリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が950Bq/L。一時貯水タンクJのトリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が960Bq/L。明日19日に排水の予定。



2019年10月17日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:48にに実施した変更は以下の通り:
・1号機 給水系 0.0m3/h→1.5m3/h
これにより、1号機の注水を再開(15日より48時間停止していた)。今後、段階的に増やしていく(8日参照)。注水停止中の温度上昇は、圧力容器底部で0.2度程度、格納容器底部で0.5度程度だった。
この注水再開操作は、運転上の制限「任意の24時間あたりの注水量増加幅 1.0m3/h以下」を満たさないので、11:03に計画的に運転上の制限外に移行(注水再開時刻から24時間以降に解除予定)。
注水再開後、関連監視パラメータについては異常ないことを確認。
15日の注水停止で運転上の制限(「原子炉の冷却に必要な注水量が確保されていること」)外に計画的に移行していたが、注水再開に伴い、12:31にこの制限内に復帰。
今日11:00の2、3号機注水量は以下の通り:
・2号機 給水系 1.9m3/h、炉心スプレー系 2.3m3/h
・3号機 給水系 1.9m3/h、炉心スプレー系 2.4m3/h

5号機使用済燃料プール、5号機取水路内部調査にともない冷却を停止する予定だった(4日参照)が、行程変更にともない今日予定の作業を延期。昨日16日予定の分もやってないのでは。

地下水バイパス、10:20に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、18日の日報より)16:35に排水を停止。排水量は1713m3


その他


第三セシウム吸着装置のY靴交換エリアで靴履き変え時に身体汚染が発生
福島第一原子力発電所 第3セシウム吸着装置のY靴交換エリアでの靴履き替え時における身体汚染について (264KB)(PDF)
第三セシウム吸着装置のY靴交換エリアでは、Y靴からY靴への履き替えをおこなうことになっている。その際には、床面に足を着地させずに履き替える運用となっていたが、11日に東電の社員6名(うち広報部門4名)がHP掲載用動画撮影の事前現場確認に行った際に、床面に足裏を着地させて靴を履き替えてしまった。その後、退域時の身体サーベイにおいて、5名の足裏から汚染を検出。靴下・作業着等を脱ぎサーベイした結果、4名に身体汚染を確認。いずれも除染後、バックグラウンド以下となったのを確認して退域した(2頁にサーベイ結果)。
2頁に時系列。
汚染が検出された社員の退域ルート、靴下で歩いたと推定される箇所、当日履いた靴と同じサイズの靴について、サーベイ、除染、回収等おこなった。
6名の社員は、Y靴を履き替えるという運用については認識していたが、足裏を床面に着地させないという表示がなく、履き替え時に足裏を着地して汚染したもの。対策(2頁)として、Y靴の履き替え運用をする箇所では履き替え方法を明確に見える化(掲示)する、広報部門が新たな現場に入室する際は現場主管部のアドバイスや同行等を受ける。
なお、当該エリアについては、エリアの前後において汚染の程度は大きく変わらないことから、Y靴の履き替え運用を廃止した。

1/2号機排気筒解体作業、台風19号通過後、15日にクレーンを起こし、今日17日に装置、架台などの移動を実施。クレーンや解体装置に対する台風の影響はない事を点検で確認している。元請け企業(エイブル)や協力企業の社員の多く(約4割)が台風で被災しており、作業の再開は来週中となる予定。

3号機燃料取出しの再開。燃料取扱機のマニピュレーター左腕の不具合の件(16日参照)。右腕で代替する事を検討していたが、動作の際に装置が干渉するため右腕では代替できないことがわかった。今後、左腕の不具合について原因調査を継続し、対応について検討する。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果

地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年9月5日-10月10日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.2KB)(PDF)
14日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

実施計画の変更認可申請(4月25日提出)が規制委に認可された。
認可:モバイル式処理設備の廃止。千島海溝津波対策の防潮堤設置工事と干渉するため、海水配管トレンチ処理装置を廃止・撤去するもの。4月25日参照。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月17日 - Twilog
10/17のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月16日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
昨日15日より1号機の注水を停止中
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 0.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.4m3/h
・3号機 給水系 1.9m3/h、炉心スプレー系 2.4m3/h


その他


3号機燃料取出し再開に向けた対応状況。今日16日より作業再開の予定だったが、燃料取扱機のマニピュレーターの不具合で延期
福島第一原子力発電所 3号機燃料取出再開に向けた対応状況について (60.6KB)(PDF)
昨晩(15日)、3号機燃料取出し前の準備作業において、燃料取扱設備のマニピュレーター左腕でフランジプロテクター(輸送容器の蓋を開けた時に蓋を結合するフランジ部分に異物が付着しないように設置するステンレス製の保護板)を把持した状態で関節の角度を変えたところ、角度を維持できず、下がってしまう状態(左下写真)を確認した。
マニピュレーター右腕でも、フランジプロテクターの取扱いは構造上は可能なので、今後準備が整い次第、右腕に先端ツール(掴み具)を装着して動作確認や動線確認を実施する予定。この動作確認等の結果を踏まえ、燃料取り出し再開の日程を決定する。マニピュレーター左腕の不具合の原因については、今後調査・対策を実施する。
なお、同マニピュレーターの動作確認をおこなう際に、マストの水圧ホースの継手部から作動流体(水グリコール)が床面に滴下(30秒に1滴程度)していることを確認(右下写真)。水圧ホースと鋼管の接続部(継手)がわずかに斜めに入っていたことが原因であり、今朝、再接続を実施して滴下は停止し、マストが正常に動作することを確認した。

10月11日、1F構内において、当社社員が自転車にて移動中に雨で濡れた鉄板上でタイヤが滑り、転倒し、左肩の痛みを訴えたことから入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受け、レントゲン撮影を行い、左肩関節周囲炎と診断された。
帰宅後に痛みが継続したことから、一般病院を受診し、レントゲン撮影をしたところ、左肩が骨折していることが判明。負傷者については、10月15日休業しており、休業を要する災害であるため、お知らせする。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。14日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。10日採取(12日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
9日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日17日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:特定核燃料物質の防護に係る変更。内容は公表しない。

2019年10月15日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日10:54に実施した変更は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h→0.0m3/h
これにより、1号機の注水が停止(運転上の制限「原子炉の冷却に必要な注水量が確保されていること」を満たさないので、10:05に計画的に運転上の制限外へ移行)。注水停止は48時間継続、注水再開は17日の予定。
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 0.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 1.9m3/h、炉心スプレー系 2.3m3/h
・3号機 給水系 1.9m3/h、炉心スプレー系 2.4m3/h

昨日14日10:49頃、多核種除去設備ALPS(C)移送ポンプ(処理後の水をタンクへ移送するポンプ)まわりに水たまりがあることを発見。水たまりの水について、直ちにスミヤ測定を実施し、表面線量率がバックグランド同等であることから、雨水もしくは結露水と判断。
今日15日に念のため配管の保温材を外して配管内部を確認したところ、配管接続部より水が滴下していることから、13:03に系統水の漏えいであったと判断した。なお、水たまりは、堰内に留まっており、外部への影響は無く、また、当該配管については、前後の弁を閉止しており、漏えいは停止している。
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(C)における水たまりの発生について(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:17-13:24に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は463m3


その他


台風19号の影響
台風19号通過後の福島第一原子力発電所の状況について (62.0KB)(PDF)
今日15日09:00時点で、プラント関連パラメータや敷地内のモニタリングポスト、ダストモニターの値に有意な変動はない。また、各建屋のたまり水水位については、建屋外のサブドレンとの水位差が確保されていることを確認している。
パトロールによる設備の点検を実施した結果、小規模のものも含めて、敷地内の法面で6カ所の崩落が確認されているが、現時点で主要設備に影響のある異常は確認されていない。もっとも規模の大きい崩落は南護岸(敷地の一番南側、モニタリングポストNo.8よりも海側)の法面で、目視でおおよそ縦30m、横15m、深さ5m。陳場沢川河口付近の崩落(2頁左上写真)は4m×4m程度。いずれの崩落も、廃炉作業に大きな影響を与えるものではない。
1Fで観測された最大瞬間風速は12日16:54の29m/s。
今回の台風は降水量が大きかったため、建屋外壁の配管貫通部などを通じて建屋内への雨水侵入があり、漏えい検知器が作動したケースが多く発生したと考えている。また、3号機T/Bの屋根損傷部などから建屋へ雨水が流入した(建屋への雨水流入量は、合計でおよそ3000m3程度と評価している)。大雨の際の対応として土嚢の設置を計画していた(大熊通り下端および1-4号機大物搬入口前。9月30日の現地調整会議資料参照)が、今回、実際に設置をおこなった。実際の効果や降雨の影響については、今後評価をおこなっていく。
台風通過時には、1F構内に50名待機、また、オンコールでの参集体制で100名が待機していた。

3号機燃料取出し作業、16日より再開の予定。
福島第一原子力発電所 3号機燃料取出再開に向けた対応状況について (60.6KB)(PDF)
7月末からの定期点検・整備の後に9月上旬より作業再開の予定だったが、設備の不具合で延期となっていた(9月26日参照)
燃料取扱機のマストの旋回不良については、水圧モーターのシール部から駆動用流体(水グリコール)のリークを確認していた(9月19、26日参照)が、この水圧モーターを交換した。あわせて、マスト周りにある水圧ホースおよび電気ケーブルについてマスト旋回の支障にならないように位置を整える作業も実施し、マストがスムーズに旋回する状態であることを確認している。また、これらの作業を実施する間に、テンシルトラスの旋回不良(9月17、26日参照)の対策として水圧モーターの交換を実施し、良好な旋回性能を確認している。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 422 報)(PDF)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。3-9日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月15日 - Twilog
10/15のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月14日(月・体育の日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

昨日13日の使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第3施設)漏えい検知器作動の件。今日、現場状況を確認したところ、漏えい検知器が作動したボックスカルバート内に水がないことを確認できたことから、当該漏えい検知器の誤動作であると判断した。なお、当該ボックスカルバートには漏えい検知器を2つ設置しており、もう一方の検知器にて監視継続中。
福島第一原子力発電所 使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第三施設)における漏えい警報の発生について(10月13日 午後0時59分発生分の続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(10日採取)と集水タンクNo.5(7日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日15日に排水の予定。



2019年10月13日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

台風19号の影響
台風19号通過後の1Fの状況については以下の通り。
・プラント関連パラメータや発電所敷地内のモニタリングポスト、ダストモニタの値に、有意な変動はなく、建屋滞留水水位についても、サブドレン水位との水位差は確保されていることを確認。また、パトロールによる設備の点検を実施した結果、現在のところ主要設備に影響のある異常は確認されていない。
台風19号通過後の福島第一原子力発電所の状況について(報道関係各位一斉メール)
台風19号通過後の福島第一原子力発電所の状況について(続報)(報道関係各位一斉メール)
東京電力ホールディングス株式会社お知らせ台風19号通過後の福島第一原子力発電所の状況について(10月13日13:00時点)(お知らせ)
東京電力ホールディングス株式会社お知らせ台風19号通過後の福島第一原子力発電所の状況について(10月13日18:00時点)(お知らせ)
・台風接近に伴う雨量の増加と同時に、各建屋に設置されている検知器による漏えい警報が8件発生し、すべて、台風の降雨による雨水と判断。
漏えい警報発生(8件)
「2号機廃棄物処理建屋中央エリア滞留水移送配管からの漏えい警報の発生」(12日参照)
「既設淡水化処理設備建屋における漏えい警報の発生」(12日参照)
「プロセス主建屋における漏えい警報の発生」(12日参照)
「増設多核種除去設備における漏えい警報の発生」(12日参照)
「6号機淡水化装置コンテナ内における漏えい警報の発生」(12日参照)
「プロセス主建屋近傍における漏えい警報の発生」(12日参照)
「プロセス主建屋近傍における漏えい警報の発生(循環設備A系)」(12日参照)
「使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第3施設)における漏えい警報(「06BL 21G-A漏えい検出」)の発生」
福島第一原子力発電所 使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第三施設)における漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)
・昨日12日22:52に免震重要棟で発生した、1号機T/B1階漏えい監視盤用直流電源の異常を示す警報、および、1号機R/B1階北東の漏えい監視不能(12日参照)は、通信回路の部品を取り換え、今日13日09:25に当該警報がリセットし、監視可能となったことを確認。
福島第一原子力発電所1号機タービン建屋1階漏えい監視盤用直流電源の異常を示す警報の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
・今日13日12:59、使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第3施設)において、漏えい検知器が作動したことを示す警報(「07BL-28NA漏えい検出」)が発生。今後、現場状況を確認する。
福島第一原子力発電所 使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第三施設)における漏えい警報の発生について(10月13日 午後0時59分発生分)(報道関係各位一斉メール)

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 3.0m3/h、炉心スプレー系 0.0m3/h
・2号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

サブドレン他水処理施設、10:22-13:29に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は462m3



2019年10月12日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日16:25に実施した変更は以下の通り:
・1号機 炉心スプレー系 1.3m3/h→0.0m3/h
・1号機 給水系     1.3m3/h→3.0m3/h
・2号機 給水系     1.3m3/h→2.0m3/h
・3号機 給水系     1.4m3/h→2.0m3/h

サブドレン他水処理施設、10:08-13:30に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は502m3

16:55頃、2号機廃棄物処理建屋中央エリアたまり水移送配管からの漏えい警報(「2号機廃棄物処理建屋中央エリア移送配管漏えい」)が発生。念のため、実施中だった1、2、4号機のたまり水移送を停止した。その後、現場で漏えいのないことを18:00に確認。漏えい検知器の作動は雨水によるものと判断した。
福島第一原子力発電所 2号機廃棄物処理建屋中央エリア滞留水移送配管からの漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 2号機廃棄物処理建屋中央エリア滞留水移送配管からの漏えい警報の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)

17:25、淡水化処理設備建屋で漏えい検知器の警報(「水処理設備 淡水処理設備 漏えい監視装置異常」)が発生。状況を確認中。
福島第一原子力発電所 既設淡水化処理設備建屋における漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)

17:56、プロセス主建屋近傍で漏えい検知器の警報(「淡水化処理設備 循環設備B系トラフ内液位(9)高」)が発生。このため、20:02に建屋内淡水化処理設備Aを停止した。状況を確認中。
福島第一原子力発電所プロセス主建屋近傍における漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)

20:22、プロセス主建屋で漏えい検知器の警報(「滞水 油分分離装置処理水タンク 設備漏えい(A)」)が発生し、同じ時刻に警報がクリアした。その後、警報の発生とクリアを繰り返した後、クリア状態にある。状況を確認中。
福島第一原子力発電所 プロセス主建屋における漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)

21:57、プロセス主建屋近傍で漏えい検知器の警報(「淡水化処理設備 循環設備A系トラフ内液位(9)高」)が発生。状況を確認中。
福島第一原子力発電所プロセス主建屋近傍における漏えい警報の発生について(循環設備A系)(報道関係各位一斉メール)

22:02頃、増設多核種除去設備建屋で漏えい検知器の警報(「クロスフローフィルタCスキッド1.2近傍タメマス漏えい」)が発生。状況を確認中。
福島第一原子力発電所増設多核種除去設備における漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)

22:52、免震重要棟で、1号機T/B1階漏えい監視盤用の直流電源の異常を示す警報が発生し、1号機R/B1階北東の漏えい監視が不能となった。状況を確認中。なお、1号機のたまり水移送は停止中。
福島第一原子力発電所1号機タービン建屋1階漏えい監視盤用直流電源の異常を示す警報の発生について(報道関係各位一斉メール、13日公開)

23:19、6号機淡水化装置コンテナ内で漏えい検知器の警報(「淡水処理装置コンテナ内漏液」)が発生。状況を確認中。
福島第一原子力発電所6号機淡水化装置コンテナ内における漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)
上記一連の漏えい検知器作動のうちのいくつかは、台風19号による激しい降雨の影響と確認された。13日の報道関係各位一斉メール参照。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。10日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(16日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(8日採取)と集水タンクNo.4(6日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日13日に排水の予定。



2019年10月11日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 1.3m3/h、炉心スプレー系 1.3m3/h
・2号機 給水系 1.3m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h
・3号機 給水系 1.4m3/h、炉心スプレー系 2.5m3/h

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(11月6日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(11月6日公開)

サブドレン他水処理施設、10:07-13:13に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は460m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.2KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年8月29日-10月3日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (77.6KB)(PDF)
7日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(7日採取)と集水タンクNo.3(5日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日12日に排水の予定。



2019年10月10日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、昨日9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日13:31に実施した変更は以下の通り:
・2号機 炉心スプレー系 2.0m3/h→2.5m3/h
・3号機 炉心スプレー系 2.0m3/h→2.5m3/h

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(11月6日公開)

5号機使用済燃料プール、5号機取水路内部調査にともない、使用済燃料プール冷却浄化系を冷却する原子炉補機冷却系の補助海水ポンプが以下の期間停止するため、10:06-12:07に冷却が停止。停止時および再開後のプール水温はどちらも25.3℃。16日以降に作業を継続する(あと2回、停止予定)。4日参照。

09:47頃、多核種除去設備ALPS(A)移送ポンプ出口弁グランド部から水が滴下していることを発見。
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(A) 移送ポンプ出口弁グランド部からの漏えいについて (386KB)(PDF)
滴下は継続しており、漏えいした水の広がりは約10cm×15cm×深さ1mmで堰内に留まっている(2頁右下写真)。なお、当該設備については、滴下確認前から停止中。2頁に系統図。
10:16頃、当該箇所のビニール袋養生(2頁左下写真)および滴下水のウェスでの拭き取りを実施。11:39頃、当該弁グランド部の増し締めを実施し、滴下の停止を確認。
同系統の直近(9月3日)の分析結果は、134Csが1.43Bq/L、90Srが検出限界値(3.623×10-1Bq/L)未満。漏えい水は量が少ないため分析不能。
今後、当該弁の分解点検を実施し、対策を講じる。

地下水バイパス、10:41に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、11日の日報より)17:09に排水を停止。排水量は1782m3

サブドレン他水処理施設、11:37-14:15に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は391m3


その他


台風19号対策。クレーン6基は全て、アームを伏せる。その他の設備は必要に応じて固縛。12、13日は緊急作業を除いて作業休止。また、オンコール(電話連絡で参集する)での待機人員を確保。など。

8日のG6エリアD9タンク天板損傷の件。その後の調査で、損傷の原因はD9タンク天板についているベント配管に養生テープが付いたままになっており空気の出入りができなかったためと判明。当該の配管は直径10cmで、これを完全にふさぐように養生テープが貼られていた。この養生テープはホコリ等が入り込むのを防ぐためのもので、本来、タンク据付け時に外されているはずのもの。これが残っていたために、8日の水移送時に、水位低下にともないタンク上部に供給されるべき空気がベント配管から入ってこなかったために、天板の変形・損傷が発生した。
D9タンクは今年2019年6月に据付けが完了、10月4日に水張りがおこなわれている。また、8日に水張り・漏えい試験を実施していた新設タンク3基(D6、D7、D8)は、工場で漏えい試験を実施したのちに1Fに搬入、8日に据付け現場での試験を実施するところだった。

9月17日に発生した人身災害について事実と異なる報告がされていた件(9日参照)。当日の作業は実施が予定されている測量調査の下調べで、被災者は作業の責任者だった。測量現場への近道を探している際に、立入禁止区域である消波ブロックの設置してあるエリアに入り込んで、約4m落下して被災。当時、現場には被災者を含めて計6名いたが、被災者が虚偽の報告をする旨をもらし、その他の5人はそれを聞いていた。被災者は現場責任者であり、立入禁止区域内で事故が発生したことを考え、気が動転して事実と異なる内容を報告してしまったもの。元請企業の労災担当者が、ケガの内容(右足関節脱臼骨折(脛骨、腓骨骨折)。9月18日参照)と「入退域管理棟ヘルメット置場にて段差に躓いて転倒」という当初の状況報告に矛盾を感じて調査した結果、今回の真相が明らかとなった。

1/2号機排気筒解体作業、3ブロック目を50%まで切断したところで切断装置を地上に下ろし、台風の通過を待っている状態。3ブロック目では2ブロック目解体振り返り(7日参照)で得られた知見を適用しており、今のところ順調に作業は進んでいる。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(6日採取)と集水タンクNo.2(4日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1100Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.0Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日11日に排水の予定。

廃炉情報誌「はいろみち」第16号を発行した。
第16号[2019年10月10日発行] (PDF 8.31MB)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月10日 - Twilog
10/10のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月9日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、10:40に原子炉注水量を変更(8日参照)
2号機 炉心スプレー系:1.5m3/h→2.0m3/h
3号機 炉心スプレー系:1.5m3/h→2.0m3/h


5号機使用済燃料プール、5号機取水路内部調査にともない、使用済燃料プール冷却浄化系を冷却する原子炉補機冷却系の補助海水ポンプが以下の期間停止するため、09:57-13:50に冷却が停止。停止時のプール水温は25.4℃、再開後は25.5℃。明日以降も作業を継続する(あと3回、停止予定)。4日参照。

サブドレン他水処理施設、10:12-13:16に一時貯水タンクJから、10:15-13:08に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は一時貯水タンクJが457m3、一時貯水タンクKが428m3


その他


9月17日に発生した人身災害について、今日9日に被災者が所属している協力企業より、被災時の報告と異なる事実関係があったとの報告を受けた。17日に「午後3時30分頃、入退域管理棟ヘルメット置場にて段差に躓いて転倒し、歩行困難となった。」と報告したが、実施には「午後2時10分頃、北防波堤において、消波ブロック上から転落した際に被災した。」ことが判明。
福島第一原子力発電所 入退域管理棟における負傷者の発生について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
9月17、18日参照。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。7日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
2日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日10日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(5日採取)と集水タンクNo.1(3日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1100Bq/L、第三者機関が1200Bq/L。明日10日に排水の予定。



2019年10月8日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(11月6日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(11月6日公開)

5号機使用済燃料プール、5号機取水路内部調査にともない、使用済燃料プール冷却浄化系を冷却する原子炉補機冷却系の補助海水ポンプが以下の期間停止するため、09:48-13:31に冷却が停止。停止時のプール水温は25.2℃、再開時は25.3℃。明日以降も作業を継続する(あと4回、停止予定)。4日参照。

G6タンクエリアD9タンクで水移送時にタンク天板が損傷
福島第一原子力発電所 G6タンクエリアD9タンク水移送時におけるタンク天板の損傷について(381KB)(PDF)
G6エリアの新設タンク3基(D6、D7、D8)の水張り・漏えい確認のため、隣のタンク(D5、D9)から貯留水を移送していた際、通常より大きい音がしたため、現場を確認したところ、D9タンクの天板にある手すりが変形しているのを確認。隣のD8タンク上部から見たところ、D9タンク上部に変形を確認。D9タンクの連結部(D9の出口側(D8-D9連結)と入口側(D3-D9連結))の連結弁を閉止。その後、D9タンクの変形が落ち着いたのでタンク天板を確認したところ、変形および3カ所の穴(約20mm)を確認した。
移送していたのはALPS処理水。この損傷にともなう漏えいはない。周辺モニタリングポストにも有意な変動はない。
今後、原因を調査し、対策を講じる。

その他


1号機で燃料デブリの冷却状況の実態を把握するため、原子炉注水量を一時的に停止する試験(1号機燃料デブリ冷却状況の確認試験)を実施する(9月26日参照)。この試験に関連し、10月9日から31日の期間、以下の予定で1-3号機の原子炉注水量の変更を行う。
なお、2号機および3号機の原子炉注水量の変更は、1-3号機原子炉注水設備全体のバランス調整に伴うもの。このバランス調整については、2号機で同様の試験を実施した際の説明(3月20日)を参照。
[原子炉注水量変更予定]
(10月9日)
・2号機 炉心スプレー系 :1.5m3/h→2.0m3/h
・3号機 炉心スプレー系 :1.5m3/h→2.0m3/h
(10月10日)
・2号機 炉心スプレー系 :2.0m3/h→2.5m3/h
・3号機 炉心スプレー系 :2.0m3/h→2.5m3/h
(10月11日)
・1号機 炉心スプレー系 :1.5m3/h→0.0m3/h
・1号機 給水系     :1.5m3/h→3.0m3/h
・2号機 給水系     :1.5m3/h→2.0m3/h
・3号機 給水系     :1.5m3/h→2.0m3/h
(10月15日)原子炉注水停止
・1号機 給水系     :3.0m3/h→0.0m3/h
(10月17日)原子炉注水再開
・1号機 給水系     :0.0m3/h→1.5m3/h
(10月21日)
・1号機 給水系     :1.5m3/h→2.0m3/h
(10月23日)
・1号機 給水系     :2.0m3/h→2.5m3/h
(10月24日)
・1号機 給水系     :2.5m3/h→3.0m3/h
(10月25日)
・2号機 炉心スプレー系 :2.5m3/h→1.5m3/h
・2号機 給水系     :2.0m3/h→1.5m3/h
・3号機 炉心スプレー系 :2.5m3/h→1.5m3/h
・3号機 給水系     :2.0m3/h→1.5m3/h
(10月31日)
・1号機 炉心スプレー系 :0.0m3/h→1.5m3/h
・1号機 給水系     :3.0m3/h→1.5m3/h
なお、以下の操作は、計画的に運転上の制限外に移行して実施する。
・10月15日に実施する原子炉注水停止操作は、特定原子力施設に係る実施計画に定める運転上の制限「原子炉の冷却に必要な注水量が確保されていること」に関し、計画的に運転上の制限外に移行。
・10月17日に実施する原子炉注水再開操作は、特定原子力施設に係る実施計画に定める運転上の制限「任意の24時間あたりの注水量増加幅 1.0m3/h以下」に関し、計画的に運転上の制限外に移行。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。3日採取(5日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(4日採取)と集水タンクNo.6(2日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1100Bq/L、第三者機関が1200Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.9Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日9日に排水の予定。



2019年10月7日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

5号機使用済燃料プール、5号機取水路内部調査にともない、使用済燃料プール冷却浄化系を冷却する原子炉補機冷却系の補助海水ポンプが以下の期間停止するため、09:59-13:50に冷却が停止。停止時のプール水温は25.1℃、再開時は25.4℃。明日以降も作業を継続する(あと5回、停止予定)。4日参照。

サブドレン他水処理施設、10:07-13:34に一時貯水タンクHから排水を実施。排水量は513m3


その他


1/2号機排気筒解体作業の進捗。2ブロック目の解体が9月26日に終了、今日より3ブロック目の解体に着手。13:00に切断装置の設置完了、現在、筒身の付属物の切断を実施中。終了後に筒身の解体を開始する(明日までに50%の切断を完了予定。その後、切断装置を地上に下ろしてチップソーの刃の摩耗状況の確認・刃の交換を実施した後に、続きの作業をおこなう)。
早ければ今週中に終了の予定だが、台風19号が予想されているので影響される可能性あり。
1/2号機排気筒解体作業、2ブロック目解体振り返り
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体工事の2ブロック目解体振り返りについて(251KB)PDF)
9月18-26日に2ブロック目の解体を実施(途中、台風による中断あり)。切断作業中にチップソーの噛み込みが数回発生し、刃の交換を3回おこなった。2ブロック目に要した時間は4日と8時間(台風対策を除く)。実切断時間の累計は約22時間(計画は3-4時間)、使用した刃は13枚(計画4枚)。
計画よりも時間を要した主要因は、1.チップソーの噛み込みが発生、2.刃の交換頻度が高かった、の2点。これらについて、チップソーの刃先の摩耗状況や擦過痕の観察、2ブロック目除却片下部の切断面調査、筒身の物性(硬さ、厚さ)の確認を実施。その結果:
チップソーへの応力
1.解体物の自重が切断面にかかり刃が圧縮される(3頁。切断装置が水平に設置できないために、クレーンで吊上げると切り口が広がって切断箇所が圧縮される。対策:切断箇所の対角にあるドリルシャックリング固定をやめて、切断箇所を圧縮しないようにする)。
2.切断面が水平方向にずれて、刃に曲げ応力が発生している(4頁。建設時に筒身の内側に設置してあったサポート(筒身の溶接時に部材の形を保つために、溶接で取り付けられていた。設置後に撤去されている。これであってる?)の影響で筒身にひずみが残っており、切断によりひずみが解放されて変形が発生したために刃に曲げ応力が発生。対策:一気に切断せず、ミシン目を入れるように飛び飛び(30°切ったら15°飛ばす)に切断をおこない、後からミシン目をつないで切断する(ミシン切り)。これまでの経験で、刃の噛み込みは切断長さが30°以上で発生している)。
3.チップソーの刃先が筒身に斜めに入り,刃先が圧縮される可能性がある(4頁。筒身の変形・ゆれによって切断装置と筒身の角度が変化するために、刃が斜めに入る。対策:2.と同じ)。
チップソーの摩耗
4.チップソーの刃の摩耗に偏り(一部だけが局所的に摩耗)(5頁。筒身に対して刃を入れる長さ(進入長)を一定(約20mm)にして切断していたが、これを変えながら切ることで筒身と接触する刃の角度が変わり、刃を満遍なく使用するようにする)。
その他の改善
1.チップソーの刃について、新型の刃(刃の数が54→56、厚さが2.21mm→2.24mm、材質は同じ)を試運用する(刃の寿命が伸びることを期待)。
2.操作画面の共有(10月末完了予定)。遠隔操作バスと本部の常時電話接続、東電担当者がエイブル本部に詰める対策は8月31日より実施中。9月11日参照。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 421 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(3日採取)と集水タンクNo.5(1日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.3Bq/L)、第三者機関が0.48Bq/L。
明日9日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。9月26日-10月2日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)


東京電力ホールディングス株式会社お知らせ田中復興大臣による福島第一原子力発電所ご視察について(お知らせ)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:サブドレンピットの復旧。未復旧のピットNo.49を復旧する。




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月07日 - Twilog
10/07のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月6日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:06-13:40に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は532m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(2日採取)と集水タンクNo.4(9月30日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.0Bq/L)、第三者機関が0.46Bq/L。明日7日に排水の予定。



2019年10月5日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:55-13:44に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は568m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。3日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1500Bq/L。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(8日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(1日採取)と集水タンクNo.3(9月29日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日6日に排水の予定。

昨日4日の2号機窒素ガス封入ライン増設(4日参照)にともない、公開しているプラントパラメータの項目を更新
総括表
「窒素封入流量」の「RPV」→「RPV-A」(変更)
「RPV-B」(追加)
2号機 6時間毎データ(CSV):
「RPV側N2流量」→「RPV側(A)N2流量」(変更)
「RPV N2圧力」→「RPV側(A)一次N2圧力」(変更)
「N2注入圧力」→「建屋入口N2圧力」、単位「kPa」→「MPa」(変更)
「RPV側(B)N2流量」(追加)
「RPV側(A)二次N2圧力」(追加)
「RPV側(B)一次N2圧力」(追加)
「RPV側(B)二次N2圧力」(追加)

2019年10月4日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機で新設したRPVライン(二重化)を用いた窒素封入設備の通気試験を1日より実施中。9月30日参照。1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)の一環。
今日4日14:42、一部使用前検査合格に伴い、運転上の制限内に復帰。
これで試験は終了、新設設備の運用開始となるらしい。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(11月6日公開)

サブドレン他水処理施設、10:14-14:00に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は560m3


その他


5号機使用済燃料プール、5号機取水路内部調査にともない、使用済燃料プール冷却浄化系を冷却する原子炉補機冷却系の補助海水ポンプが以下の期間停止するため、冷却が停止する予定。
[停止予定]
7日 09:00-15:00(約6時間停止予定)
8日 09:00-15:00(約6時間停止予定)
9日 09:00-15:00(約6時間停止予定)
10日 09:00-15:00(約6時間停止予定)
16日 09:00-15:00(約6時間停止予定)
17日 09:00-15:00(約6時間停止予定)
各冷却停止中のプール水温上昇は約1.2度と評価(温度上昇率:約0.187度/h)。
今日4日07:00のプール水温は27.8℃。

T/B地下たまり水の核種分析結果。3号機の6月12日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF)
4号機は7月30日に公開済み。
3号機は設備点検にともないたまり水の分析を中断しているため、8月末に公表予定、とのことだった(7月30日参照)けど、採取は6月12日だし、8、9月はこの資料出てないね(毎月、1、2号機の分と3、4号機の分と交代で公開されていた)。

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は9月2日、2号機は9月10、17日、3号機は9月11日、4号機は9月13日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は9月2日、2号機は9月3日、3号機は9月12日に実施)。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(9月30日採取)と集水タンクNo.2(9月28日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日5日に排水の予定。



2019年10月3日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機で新設したRPVライン(二重化)を用いた窒素封入設備の通気試験を1日より実施中。9月30日参照。1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)の一環。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(11月6日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(11月6日公開)

地下水バイパス、10:04に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、5日の日報より)16:35に排水を停止。排水量は1822m3

サブドレン他水処理施設、11:10-14:56に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は562m3


その他


3号機T/B地下たまり水移送装置設置に向けた干渉物撤去作業の進捗(9月30日参照)。1日に作業を開始、今日3日までに、予定しているケーブル類の切断7カ所のうち5カ所を完了。明日4日に残り2カ所を実施予定。今のところ、トラブルはない。
作業における柔構造アームの様子。
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋滞留水移送装置設置に向けた干渉物撤去作業の様子(4:01)(動画)
ケーブル類の切断(モックアップと現場での実績)および撤去するポンプの玉掛け(モックアップのみ)の様子。
中央の大きいアームでサンプポンプをつかんで、吊降ろしたアーム全体を固定する。左右の小さいアームの先端に付けた治具でケーブル類を切断する。
このロボットは、日立GEと中外テクノスの共同開発。
「柔構造アーム」というのは、IRID(担当:日立GEニュークリア・エナジー)が廃炉に向けて研究開発してきたものらしい(IRIDのサイトに記事がある)。日本ロボット学会誌(Vol. 36 No.6, pp.408-411, 2018)(PDF)に日立GEの人の記事が載っていて、これを読むと、従来の遠隔操作ロボットとの違いについて:
一般的な遠隔操作ロボットはモーターまたは油圧を使うことで高精度の位置決めを可能とする反面、制御系の電子部品やセンサー類が必要で耐放射線性に劣る、衝撃に弱く周囲との衝突を避けるために事前の調査や高精度の環境認識(=センサー類が必要)・高い操作技量が必要、という弱点を持つ。柔構造アームでは、水圧シリンダーとバネを使いモーターを使わない、耐放射線性に劣るセンサー類を使わない、柔構造とすることで周囲に衝突しても自身も周囲も破損しない、というコンセプトで上記の弱点を発想の転換で解消するもの。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (77.7KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年8月22日-9月26日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (77.7KB)(PDF)
30日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(9月29日採取)と集水タンクNo.1(9月27日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.46Bq/L。明日4日に排水の予定。

放射線データの概要 9月分(9月1日~9月30日)(PDF)
1号機:オペフロガレキ撤去作業(2018年1月22日より)、2号機:オペフロ残置物移動・片付け作業(3回目、2019年9月10日より)、1/2号機排気筒解体作業(2019年8月1日より)を実施中。敷地内ダストモニターに有意な変動なし。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月03日 - Twilog
10/03のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年10月2日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機で新設したRPVライン(二重化)を用いた窒素封入設備の通気試験を昨日1日より実施中。9月30日参照。1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)の一環。
今日15:00に実施した変更は以下の通り:
新設RPVライン:0 Nm3/h→13 Nm3/h
格納容器ライン:13 Nm3/h→0 Nm3/h

サブドレン他水処理施設、10:35-14:26に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は573m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。9月30日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
9月25日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日3日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(9月28日採取)と集水タンクNo.6(9月26日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が910Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.45Bq/L。明日3日に排水の予定。

東京電力ホールディングス株式会社お知らせ小泉環境大臣による福島第一原子力発電所ご視察について(お知らせ)