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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年1月31日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、27日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置をR/B上部ガレキ撤去作業にともない28日から停止中(夜間は起動する予定)。プール水温は05:00に11.2℃。停止期間は2月1日までの予定。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日から停止中。
水処理装置、SARRY、24日から運転中。フィルター洗浄のため09:02-16:20に停止。起動後17:20に定常流量に到達。

昨日30日に共用プールダクトから集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へのたまり水移送を開始したが08:22に停止。


その他


中長期対策会議運営会議は今月は開催せず(25日参照)。代わりに、この1ヶ月の廃炉措置等の取り組みの進捗を報告。
福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉措置等に向けた取り組みの進捗状況(2013年1月)(PDF 5.99MB)
1号機格納容器内部調査の結果続報(14頁)。2012年10月9-13日に実施した調査の続報。滞留水分析結果でpH(7.2)、導電率(88μS/cm)、塩素濃度(19ppm、通常設備の管理目標100ppmより低い)から腐食性は低い。Cs濃度は104Bq/cm3オーダーで炉注水より高く、沈着物等から滞留水にCsが移行している可能性がある。一方でトリチウム濃度は炉注水と同程度。89SrはND、90Srは7.17×104Bq/cm3。グレーチング上に確認されたボルト(2012年10月9日参照。画像処理によりボルトは2本あることを確認)は、発見位置や寸法からカラーシールドの組み立てボルトと推定(資料24頁参照。ペネ端部にはエンドシールドとカラーシールドという鉛の遮蔽体がついている。エンドシールドはペネ端部を覆っている。カラーシールドはペネと格納容器のコンクリートの隙間を遮蔽するために、ペネを襟巻きの様に取り巻いている)。エンドシールドは調査時に脱落していることを確認している。炉心解析(2012年3月12日のMAAP解析結果を参照)から格納容器内の温度は事故当時に鉛の融点を超えていたと考えており、鉛素材のシールドは溶融して脱落したものと推定。また、格納容器の床に青っぽく見える破片のようなものが落ちていた(2012年10月11日参照)が、これは溶け落ちた鉛の破片かもしれない(水中に入れて観察した鉛試験片が同じような見え方をすることを確認した)。機器ハッチモノレール上の堆積物は、モノレールの塗装がはがれたものと推定。あと、滞留水中の浮遊物の流れ方から水の流れの状況を予察的に解析してみた。流速は1-2cm/sec。
多核種除去設備ALPSの運転開始に当たっての安全製評価(27頁)。設備の概要についての解説あり。落下試験のその後:コップ型のステンレス製補強体(A型)ではHICから漏えいが発生したので、蓋部の補強とHICの肩のところのスキマに緩衝材を挿入したB型で試験を実施。逆さ傾斜落下と角棒状への落下でもHICの漏えいはなかったが、HIC直上での蓋締め作業のため作業者が被ばくするので、肩の緩衝材挿入のみのC型を採用(落下試験では角棒上への落下でHICの漏えいなし)。傾斜落下および逆さ傾斜落下に対しては、想定される個所に架台や治具を置いて、そもそもそのような落下姿勢にならないように対策する。また、高所(3m以上)からと角部への垂直落下に対しては、補強体および緩衝材の設置で対応する。また、クレーン操作に高さや移動場所の制限をつける。補強体はいずれの試験でも変形しても亀裂は生じなかったので、HICが破損して漏えいが発生しても補強体の中にとどまることが期待される。万一、漏えいが発生した場合に備えて、漏えい物回収の手順を整備し、必要な資機材を配備する。回収作業で想定される総被ばく線量は50mSv程度。
HICはALPSエリアからクレーンで吊り上げてトレーラーに積み込み、一時保管施設へ移動して、ここでまたクレーンで吊り上げボックスカルバート内へ収容する。
福島第一原子力発電所多核種除去設備(ALPS)高性能容器(HIC)の取り扱い(運搬風景等)について(18:05)(動画)
ALPSエリアで遮蔽機能のある箱に入っているHICをクレーンで吊り上げる。この際、吊り上げるほうに釣り鐘型の遮蔽体が付いていて、この中にHICを取込んでいく。動画では人がいるが、実際の作業ではカメラで遠隔監視する。吊り上げたらトレーラーの荷台に載っている遮蔽ボックスに下ろす。一時保管エリアへ移動して、クレーンでボックスカルバート(上面が蓋になっている)へ入れていく。こちらは完全に無人の遠隔操作なので、釣り鐘型の遮蔽体はない。
港湾内の海水中放射性物質濃度の状況について(90頁)。これまでのまとめ。2012年12月に実施した調査の結果の数字あり。Sr濃度は開渠内で告示濃度を超えていたので、今後は月2回以上採取してモニタリングを強化し、浄化方法について検討する(現時点では技術的に困難)。
今月の追加的放出量評価(104頁)。先月と変わらず0.1億Bq/h(1号機0.002億Bq/h、2号機0.02億Bq/h、3号機0.03Bq/h)、これによる敷地境界での被ばく線量は0.03mSv/year、敷地境界での空気中の最大濃度は134Csおよび137Csともに1.4×10-9Bq/cm3(評価値。実測ではいずれもND。周辺監視区域外の空気中の濃度限度「法令値」は134Csで2×10-5Bq/cm3137Csで3×10-5Bq/cm3)。
3、4号機R/B上部ガレキ撤去(114頁)
乾式貯蔵キャスクの健全性確認(116頁)。作業内容のまとめ。キャスク保管建屋にある9基の乾式キャスクを共用プールに運び、点検および必要な部材の交換を行い、キャスク仮保管設備で保管する。詳細は2012年11月14日の施設運営計画を参照。
共用プールの使用済燃料外観点検と燃料ラックの点検(120頁)。共用プールの使用済燃料は乾式キャスクに入れてキャスク仮保管設備で保管する。これに先立ち、地震による影響の有無を確認した(燃料は12月21-26日、1月7-14日に、燃料ラックは1月16、18、19日に実施)。結果は、いずれも影響は見られず、健全であると判断した。
4足歩行ロボット技術WGでの検討状況(138頁)。2号機ベント管下部周辺調査で投入した4足歩行ロボットに不具合が発生して調査が中断している件。12月21日発生の不具合(小型走行車と親機をつなぐケーブルの巻き取り装置が操作不能になり、小型走行車を切り離して親機のみ帰還)は、ケーブルがS/C上の障害物と接触したため小型走行車の駆動力でケーブルが引出せなくなり、ケーブルドラムを回転させたが空転してケーブルを送り出せなかったことが原因。対策として、親機のアーム先端にケーブル送り機構を追加すること、ケーブル巻き状態の監視のためにカメラを追加することを検討中。2月末に調査を再開する予定。
ガレキ・伐採木の管理状況(145頁)
ガレキ・伐採木の線量低減対策進捗状況(146頁)。覆土式一時保管施設と伐採木一時保管槽(2012年10月19日参照)の状況。
2月の予定で今まで話の出ていないもの(12、13頁):2号機でふたつめの代替温度計設置、2号機PCV内常設監視計器の拡充。

月末なので、作業者の被ばく状況を厚労省へ報告。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について

福島労働局からの労働者派遣および請負の遵守に関する要望書への報告。
福島労働局からの「原子力発電所で実施される改修工事に当たっての適正な労働者派遣及び請負の遵守に関する要望書」への報告について(PDF 14.8KB)

2012年12月3日公開の1Fの協力企業作業者の被ばく線量の全体概況の資料で訂正
平成24年12月3日「福島第一原子力発電所従事者の被ばく線量の全体概況について」の一部訂正について(PDF 94.1KB)


ニコ生
《福島第一原発1~4号機の廃炉措置等に向けた取り組みの進捗状況》東京電力 記者会見

Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月31日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年02月01日 - Twilog

2013年1月30日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 120KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機復水貯蔵タンク(CST)内の水の1号機廃棄物処理建屋への移送作業、06:48-16:37に実施。CST復旧のため28日から実施中。

2号機T/B地下たまり水移送、27日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置をR/B上部ガレキ撤去作業にともない28日から停止中(夜間は起動する予定)。プール水温は05:00に10.9℃。停止期間は2月1日までの予定。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日から停止中。
水処理装置、SARRY、24日から運転中。

04:00頃、RO膜型淡水化装置RO2のジャバラハウス内で漏えいを発見。
淡水化装置(RO2)からの漏えいについて(PDF 50.4KB)
装置の系統圧力が高くなったのでRO膜のフラッシングを実施(このフラッシングは通常の作業)。その後、装置の起動準備中に漏えいを発見。05:00に漏えいの停止を確認。漏れた水は約1.5m×約20m、深さ約1mmで床面に広がっており、堰内にとどまっている。漏えい検知器が作動する前に発見された。漏えい量は約30L。周辺の雰囲気線量はβ+γ線で0.1mSv/h、γ線で0.0035mSv/h。漏えい水の核種分析結果は134Csが7.0×10-1Bq/cm3137Csが1.3×100Bq/cm3で、装置入口の水と同程度。漏えい個所は高圧ポンプ吐出側についている安全弁(配管内の圧力が高まった際に開いて圧を抜く)の出口側であることを確認。

共用プールダクトから集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へのたまり水移送を18:00に開始。

5号機炉心スプレー系(B)系で最小流量バイパス弁の不具合を手当てし、今日、試運転を実施、異常のないことを確認。これにより、当該設備は運用可能な状態となった。
当該弁の不具合については2012年10月10日に報告(2枚ある弁体の内一枚が弁棒から脱落して弁が閉まらなくなっていた)。その後の調査で、弁体ガイドと弁箱ガイドの隙間が摩耗により拡がっていることが判明。原因は、水の流れにより弁体の先端が持ち上げられ、弁体ガイド先端部が弁箱ガイドと接触しながら作動することになり、摩耗の進行が早くなったものと推定。対策として当該弁の弁箱の手入れを行うとともに、弁体を一体型(2枚型から1枚型へ変更)の新品に交換した。


その他


19日発生の常用高台炉注水ポンプのグランド水を受けているドレン受けから溢水した件は、ドレン受けからバッファタンクへ移送するラインが凍結したのが原因と推定。詳細は19日を参照。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第84報)(プレスリリース)

蒸発濃縮型淡水化装置の運転状況について質問に答えて)蒸発濃縮型淡水化装置1A-1Cは20122011年12月16日に停止(1月に調整運転を1回実施)、2A2Bは20122011年9月4日に停止、3A-3Cは20122011(2月4日訂正)12月4日に停止。現在はRO膜型淡水化装置のみで対応できているので、蒸発濃縮型淡水化装置は停止している。

核種分析確報版(1月1-15日分)を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(1月1日~1月15日公表分)(PDF)

保安検査(12月3-18日実施)の結果、1Fで5件、KKで2件の保安規定違反があり、原子力規制委員会より保安規定違反区分「監視」と判断された。
当社原子力発電所における原子力規制庁による平成24年度第3四半期保安検査および保安調査の結果について(プレスリリース)
保安規定違反のうち、影響が軽微な場合には「監視」として区分している。この上に「違反」がある。


ニコ生
【1/30・17:30開始】東京電力 記者会見

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ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月30日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月31日 - Twilog

2013年1月29日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機復水貯蔵タンク(CST)内の水の1号機廃棄物処理建屋への移送作業、06:57-17:30に実施。CST復旧のため28日から実施中。

2号機T/B地下たまり水移送、27日から継続中。

3号機格納容器ガス管理システムのダクトの鋼管化および制御盤の改造作業を実施。このため、格納容器ガス管理システムを11:00-14:58に停止(11:00に保全作業の実施のため計画的に運転上の制限外に移行)。格納容器内の水素ガス濃度が欠測。システム起動後、17:00に希ガスモニターによる計測を再開。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置をR/B上部ガレキ撤去作業にともない28日から停止中(夜間は起動する予定)。プール水温は05:00に10.1℃。停止期間は2月1日までの予定。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日から停止中。
水処理装置、SARRY、24日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月29日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月28日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機復水貯蔵タンク(CST)復旧作業の一環として、09:48-17:50にタンク内の水を1号機廃棄物処理建屋へ移送実施原子炉注水ループを短縮して信頼性向上を図るため。2012年12月3日の中長期対策会議の項参照。

2号機トーラス室調査で、R/B1階床に穴を開けた。
福島第一原子力発電所2号機トーラス室調査に伴う穿孔作業結果について(PDF 134KB)
27日に直径30cmの穴を床の厚みの途中まで掘り、今日、直径20cmの穴が貫通した(穴あけ作業の手順詳細は25日の資料を参照)。最大被ばく線量は27日が2.03mSv、28日が1.87mSv。作業エリアでの雰囲気線量は約4.5mSv/hで、貫通前後で変化せず。貫通時に作業エリアで水素ガスは検出されなかった。
穴からトーラス室内を見たところ、予想外に干渉物があることが判明。この穴を使って調査をおこなうか、別の場所に再度穴を開けるか、検討中。
(以下30日の会見より)穴から見える干渉物のうち、茶色の配管はドレンサンプに行く配管、銀色のはRCWという冷却水の流れているライン。グレーチングは点検用の架台。
(以下2月6日の会見より)トーラス室内の干渉物の位置チェックに使った図面は、床ドレンラインは1970年1月のリビジョン版、RCWの配管は1986年7月のリビジョン版。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日27日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、R/B上部ガレキ撤去作業にともない06:58に停止。停止時プール水温は9.1℃、停止期間は2月1日までを予定、停止期間中のプール水温上昇率評価は0.16度/h(運転上の制限は65℃)。夜間はガレキ撤去作業をしないので、この間は装置を稼働する予定。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日から停止中。
水処理装置、SARRY、24日から運転中。

5、6号機の非常用ガス処理系(SGTS)の屋外トレンチ内のたまり水を仮設タンクへ移送する作業を開始。建屋内の水位上昇を抑制するため建屋内のたまり水移送を継続しているが、更なる安全性向上に資するため。2月上旬まで適宜実施していく。25日の会見で、5、6号機からの燃料取出しのためSGTSを復旧する必要があるからって言ってのにな。

所内共通D/G(A)のM/C母線の停止作業をおこなうため、12:10-13:05に共用プール冷却浄化系(A系)二次系のエアフィンクーラを停止。運転再開後の運転状態に異常なし。冷却停止時の共用プール水温度は約11.5℃、再開時は約12.4℃(運転上の制限値は65℃)。


その他


3号機格納容器ガス管理システムでダクトの鋼管化と制御盤改良作業のため装置を明日29日10:30-17:00に停止する予定(計画的に運転上の制限外に移行する)。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システム配管の一部鋼管化・制御盤改造に伴うシステム停止について(PDF 1.00MB)
格納容器ガス管理システムではダクトの損傷が去年発生しているので、その対処として、人が容易に立入可能で損傷リスクの高い2カ所を鋼管化の上、配管の配置を変更する。また、合わせて制御盤の改造(抽気ファンが両系停止した場合に免震需要棟へ警報表示するようにする)をおこなう。ダクトの損傷は3号機で2012年6月19日、2号機で9月9日に確認されており、2号機では10月16日にダクトの鋼管化をおこなっている。

魚介類の調査結果。2012年12月21日までに採取した分のまとめ。漁業関係者への定例の説明会の資料。
福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 1.08MB)
18日の港湾内でのカゴ漁の捕獲数あり。

地下水バイパスの進捗。これも漁業関係者への説明会の資料。
地下水バイパスの進捗状況および今後の進め方について(PDF 405KB)
パイロット揚水井(No.3)での揚水試験の結果、もともとO.P.+12.2mだった揚水井内水位をO.P.+8.5mに保持し、連続して約40m3/日の地下水を安定的に揚水できることを確認した。また、水質検査の結果は、正門近くの深井戸No.3とほぼ同じことを確認(Srは現在分析中)。揚水井は全12本のうち6本が掘削完了。
地下水バイパスが運転開始すると、現在400m3/日ある地下水の流れ込みのうち100m3/日を減らすことが出来る見込み。

水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 56.7KB)

10:29頃、2F1号機R/B付属棟地下1階にある所内高圧電源設備配電盤室でケーブル修理作業をしていた作業者が、踏み台(高さ約 0.9m)より落下し左肘を負傷。当所の診療所医師の判断により、10:55に救急車を要請、福島労災病院へ搬送。
福島第二原子力発電所 プラント状況等のお知らせ(日報:平成25年1月28日)(PDF 176KB)
(以下29日の2Fプレスリリースより)福島労災病院で診察を受けた結果、「左肘関節脱臼骨折により約2週間の入院、 その後定期的な通院加療を要する」との診断。
(以下2月27日の会見より)原因と対策について。
福島第二原子力発電所 プラント状況等のお知らせ(日報:平成25年2月27日)(PDF 192KB)


ニコ生
【1/28・17:30開始】東京電力 記者会見

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ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月28日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月29日 - Twilog

2013年1月27日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、23日から停止していたが13:47に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日から停止中。
水処理装置、SARRY、24日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月27日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月26日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、23日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日から停止中。
水処理装置、SARRY、24日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月26日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月25日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 123KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機使用済燃料プールのスキマーサージタンクへ水を補給するため、代替循環冷却装置を14:42-15:05に一時停止。冷却停止中のプール水温は10.5℃で変化せず。昨日のプール水補給作業中に漏えいが発生したしたため中断した続きを、今日実施した。昨日の漏えい個所は手当済みで、今日は異常なし。

2号機T/B地下たまり水移送、23日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日24日から停止中。
水処理装置、SARRY、昨日24日から運転中。


その他


1-2号機T/B地下たまり水移送ラインのPE管化が完了。
福島第一原子力発電所1-2号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事完了について(PDF 16.3KB)
1号機T/B地下から1号機廃棄物処理建屋地下へのラインを新設した(従来の耐圧ホースのラインは1号機T/B地下と2号機T/B地下をつないでいた)。1号機廃棄物処理建屋地下は2号機T/B地下とつながっている。

1号機復水貯蔵タンク(CST)復旧のためCST内の水を1号機廃棄物処理建屋へ移送する作業を28日より実施する。原子炉注水の信頼性向上(注水ループの短縮。2012年12月3日の中長期対策会議の項参照)のため、主水源を現在のバッファタンクから各号機のCSTに変更する予定で、そのための作業。

1、2号機トーラス室調査を実施する。
福島第一原子力発電所1・2号機トーラス室調査について(PDF 263KB)
R/B1階床に直径30cmの穴を開けて、カメラ・温度計・線量計をトーラス室に下ろして調査をおこなう。また、サンプラーでたまり水および堆積物のサンプリングを行う。設計情報よりトーラス室床面まで配管等の干渉物がない場所を選定。1号機は建屋北西エリア北壁付近、2号機は建屋北側RHR (A)熱交換器室。2号機から開始。27日に床の穴開け作業を実施する。順調なら2月上旬に調査を実施。
1号機では2012年6月26日に配管貫通部から調査を実施している(この時は、線量計が配管と干渉して途中で故障した)。2号機では配管貫通部に詰め物があることが2012年6月に確認されたため調査を延期していた(2012年4月12、16日に配管貫通部の調査について記述あり)。3号機はR/B1階の線量が高いので、今回は実施せず。

3号機R/B上部ガレキ撤去作業で、鉄骨トラスガレキ撤去作業に干渉する鉄骨ガレキを先行して撤去することにともない(??)使用済燃料プール代替循環冷却装置を28日-2月1日まで停止する。今日11:00のプール水温は10.3℃、停止期間中のプール水温上昇率評価は0.157度/h、停止期間中の温度上昇は約17度と評価(運転上の制限は65℃)。ガレキ撤去作業は夜間は行わないので、その間は冷却系を起動する予定。(2月7日追記:この鉄骨トラスガレキって2月6日に撤去したやつのことだ)

5、6号機屋外トレンチのなかのたまり水を仮設タンクへ移送する作業を28日に開始する。今後、5、6号機から燃料取出しを行うにあたり、SGTS(非常用ガス処理系)を復帰させる必要があり、SGTSの排気ラインが主排気筒へつながる途中に経由しているトレンチの点検をおこなうため。周辺トレンチの水抜きも行う。

所内電源停止作業にともない、共用プール冷却浄化系を28日に停止する予定。今日15:00の共用プール水温は14.2℃、冷却浄化系停止期間中のプール水温度上昇率評価は0.228度/h、停止中のプール水温上昇は約0.7度と評価(運転上の制限値は65℃)。

当社の原子力発電プラントの安全確保に関する考え方(PDF 337KB)
21日に規制委員会で新安全基準骨子(たたき台)に対する事業者からの意見聴取が実施されたが、東電が事故の教訓を踏まえて新たに考えている安全対策はこのたたき台にそったものであり特に意見はないので、参加しなかった。規制委員会からこの件について意見を聞きたいとのことで、今日の会合(第12回発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チーム、規制委のサイト)で説明をした。その際の資料。

1Fの廃止措置に向けた取り組みを今後加速していくために、現在の運営会議と研究開発推進本部による進捗管理の方法について国が見直しを検討中で、今月はこれらの会議をおこなわないと聞いている。当社としては国と調整して、廃止措置に向けた取り組みの進捗状況を31日に取りまとめる予定で、その内容について31日に会見を開いて報告する。


ニコ生
【1/25・17:30開始】東京電力 記者会見

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ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月25日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月26日 - Twilog

2013年1月24日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機原子炉格納容器への窒素封入を電源切替え工事にともない14:10-14:54に一時停止。圧力容器への封入は継続した。
1号機使用済燃料プールのスキマーサージタンクへ水を補給するため、代替循環冷却装置を13:54-14:22に一時停止。停止時プール水温は10.0℃で変化なし。プール水補給は通常、冷却を継続しながらろ過水配管から行うが、19日の使用済燃料プール水補給用ろ過水ヘッダの弁からの漏えいでこの系統が使えないため、今日は消防ポンプを使って補給をおこなった。このため、冷却を一時停止した。
このプール水補給の際、R/B大物搬入口内の補給配管フランジ部から補給水(ろ過水)の漏えいが発生。漏えい量は約2L(2m×1m、深さは微小)で、補給を中止したところ漏えいも停止した。消防車のホースをカプラーでつなぎ込むところからさらに建屋内に入ったところにあるバルブをとめているフランジのガスケット部から滴下があった。
(以下25日の会見より)漏えい個所のガスケットを交換した。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日23日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日23日に停止したが11:03に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、22日から運転していたが12:30に停止。SARRYが起動したので。
水処理装置、SARRY、検査のため15日から停止してたが検査が昨日終了したので11:28に起動、12:1712:07(25日に訂正)に定常流量に到達。

10:46に運用補助共用施設(共用プール建屋)地下1階西側で火災
福島第一原子力発電所運用補助共用施設における火災報知器の警報発生について(プレスリリース)
10:46に火災報知器が発報。現場作業員から発煙の報告があり、10:59に消防署へ連絡。除染作業で床を磨く清掃機器(ポリッシャー)を使用していた際に、この機器の電源ケーブルから発煙した。すぐにケーブルを抜いたところ、発煙は停止。その後の現場確認で火や煙がないことから11:15に火災報知器の警報を解除した。12:38に消防により鎮火確認および本件が火災であるとの判断。原因は今後調査していく。資料写真で、電源ケーブルの被覆が熱で溶けているのが見える。被覆の損傷は1ヵ所ではなくて、複数あるようだ。電源の差し込み口は仮設ではなくて元々あるもの。けが人は無し。共用プールの冷却は継続(現在、共用プールには使用済燃料6375体と4号機から運び込んだ新燃料2体がある)。プラントへの影響、モニタリングポストの有意な変動は確認されず。

水処理装置、アレバ除染装置で、薬液タンクにろ過水を供給するラインからろ過水が漏えいした。15:10頃、当該ラインのフランジ部のパッキン交換を実施。交換後のリークチェックのためろ過水を供給したところ、15:10頃に(25日訂正)フランジ近傍のレデューサー(太さの違う配管をつなぐための継ぎ手)から漏えいが発生。漏えい量は約20L。漏れた水は堰の中にとどまっており、系外への流出はない。レデューサーに割れが発生していた。当該配管は屋外にあるがろ過水用のため保温施行しておらず、凍結が原因と推定している。漏えい個所の補修とともに、類似個所も含めて保温施行をすることを考えている。


ニコ生
《福島第一運用補助共用施設での火災に関して》東京電力 記者会見

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ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月24日 - Twilog

2013年1月23日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が変動したので、10:28に調整
1号機:給水系2.2m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.4m3/h→3.5m3/h。
3号機:給水系2.1m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.8m3/h→3.5m3/h。

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を8日から再開していたが、今日終了した。S/C内で水の放射線分解により水素ガスがどれくらい発生するか今後検証していく(2012年12月3日の中長期対策会議の項参照)が、そのための事前対応として。

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続していたが14:05に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続していたが14:15に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日22日から運転中。SARRYの検査が終了したので、明日運転停止の予定。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行っていたが、今日完了した。特に異常は見られなかった。明日、運転再開の予定。

2012年12月13日の4号機廃棄物処理建屋1階通路上部の空調ダクトからの雨水の滴下の件で、空調ダクトへ流入した水をファンネルに流すためのドレンホースが設置が完了。


その他


2号機格納容器温度計 RPV BELLOWS SEAL AREA (TE-16-114R#2、「監視に使用可」)を「参考」に変更した。
福島第一原子力発電所2号機原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計について(PDF 481KB)
同じ RPV BELLOWS SEAL AREA の温度計のうち「監視に使用可」の3台(TE-114M#1、114M#2、114N#1)が安定して50℃台で推移しているのに対して、この温度計だけが上昇していたので、今日、信頼性評価を実施し判定を変更した。
この温度計の指示値の推移状況がすでに故障判定されたTE-2-3-63K1と似ているのをどう考えているか、という質問があったが、この二つの設置位置はかなり離れているので、仮に実際の温度を反映しているとすれば他の温度計にも同じ動きが見られるはずだがそうではないこと、TE-2-3-63K1はすでに故障判定されていることから、偶然ではないかと考えている。なお、全ての温度計はまとめられて格納容器を出て行くが、この出口(ペネトレーション)の内側で全ての温度計が同じ端子台を通る。したがって、共有する端子台によって特定のノイズがのってくるという事はない。?端子台の話、これで正しいのか知らん?
当該の温度計の挙動について18日に質問があった際に、温度計の信頼性評価は月一でやってるので来月の報告できちんとした評価が出ると思う、という話だったのが、前倒して今日判定をしたみたい。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第83報)(プレスリリース)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 91.8KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 92.0KB)

実用発電用原子炉における高経年化対策に係る事業者からの申請に係る当面の取扱いに関する原子力規制委員会からの指示文書受領について(プレスリリース)
7月に新しい安全基準が決まるまで、申請は延期せよとのこと。


ニコ生
【1/23・17:30開始】東京電力 記者会見

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ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月23日 - Twilog
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2013年1月22日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止していたが10:37に起動、11:15に定常流量に到達。SARRYが停止しておりT/B地下などのたまり水がたまってきたので。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行うため、23日まで停止予定。


その他


1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を8日から再開しているが、明日停止する予定。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月22日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月21日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行うため、23日まで停止予定。

1-4号機取水路前面エリア北側のシルトフェンスの開閉作業を、08:00(シルトフェンス開)から08:25(シルトフェンス閉)で実施。メガフロートの移設(2012年12月25日参照)にともない物揚場前での遮水壁工事の施工が可能となったこので、これまで1-4号機取水路前面エリアで先行削孔を実施していた作業船を物揚場前に移動した。

2月13日追記。規制庁との情報連絡会で、炉注水量低下の調査結果(バッファタンク内の窒素バブリングにより流調弁でエア噛みが生じている)について報告している。


その他


明日、キュリオンセシウム吸着装置の運転を開始する。SARRYが配管の検査で停止しているため。


ニコ生
【1/21・17:30開始】東京電力 記者会見

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ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月21日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月22日 - Twilog

2013年1月20日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止していたが13:31に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行うため、23日まで停止予定。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月20日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月19日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

11:55頃、常用高台炉注水ポンプのグランド水を受けているドレン受けから、グランド水が地面(コンクリート)へ溢れているのを発見。ドレン受けからバッファタンクへ水中ポンプで移送するためのラインで移送ができていないために、ドレン受けより溢水しているものと考えている。漏れた水は約2m×約4m×約1mmに広がり、漏えい量は約8L。漏えい水は土のうによる堰内にとどまっており、堰外への流出はない。漏えいした水の放射能濃度は、134Csが検出限界未満(検出限界値1.8×10-2Bq/cm3)、137Csが検出限界未満(検出限界値2.1×10-2Bq/cm3)、125Sbが1.5×10-1Bq/cm3であることから処理水であると想定。13:01-13:08にドレン受けから予備タンクへの移送を行い、13:08にドレン受けからの漏えいは停止。原子炉注水は継続している。
(以下30日の会見より)その後の調査で、ドレン受けにたまったグランド水をバッファタンクへ水中ポンプで移送するラインが凍結により閉塞して溢水したと推定。30日の時点で、グランド水は予備ポンプによる移送を手動で実施しているが、凍結個所の保温対策が完了するまで手動移送を継続する。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行うため、23日まで停止予定。

13:15頃、旧水処理建屋内に設置している使用済燃料プール水補給用ろ過水ヘッダの弁本体よりろ過水が霧状に漏えいしていることを発見。漏れた水の範囲は、発見時、約1m×約1mで建屋の中にとどまっており、建屋外への漏えいはない。漏えいの停止に向けた弁の閉操作を実施中。使用済燃料プールへの水補給には影響なし。
(以下21日の会見より)弁を閉めて漏えいは停止している。凍結の影響ではないか。
(以下22日のプレスリリース(PDF)より)ろ過水配管上流側の弁を閉めたことにより、現在の漏えいは1秒に2滴ほど。ろ過水ヘッダの弁本体に亀裂が生じているのを確認した。修理方法について検討中。使用済燃料プールへの水補給には影響なし。漏えい停止してないじゃん。
(以下25日の記者会見資料より)その後の調査の結果、当該弁は建屋内に設置されているものの、震災の影響による建屋外壁等の破損により設置環境が屋外と同等になっていること、また、当該弁および当該弁付近の配管に保温材が敷設されていなかったことから、配管内の水の凍結による膨張により、弁本体の破損に至ったものと推定。当該弁および当該弁が設置されている配管は、今後使用する予定がないことから、当該弁を取り外して上流側のフランジに閉止板取付を実施するとともに、凍結防止のため保温材取付を実施。これ により水の滴下は停止。今後、当該弁の状況を確認し、同建屋内の他の弁への保温材取付を実施する予定。なお、使用済燃料プールへの水補給には影響なし。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月19日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月18日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、3号機の原子炉注水量が変動したので、10:51に調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
3号機:給水系2.1m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は3.5m3/hで継続。

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日から停止していたが13:48に再開。プロセス主建屋へ。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行うため、23日まで停止予定。

16日発生の6号機原子炉補機冷却系熱交換器(B)出口配管のサンプリング配管からの漏えいの件。
漏えい個所のフランジの下流側を取り外して閉止板で閉止。14:51に漏えい等の異常のないことを確認、15:07に原子炉補機冷却系熱交換器(B)の海水通水を開始、使用済燃料プール冷却浄化系の冷却機能を再開した。冷却再開時プール水温度は29.0℃(運転上の制限値は65℃)。
問題のフランジの下流側は黄銅製(上流側は鉄製)で、配管がねじ込み式になっていて、このねじのところに腐食があり割れが生じていた(写真)。閉止プラグを付ける作業でこの部分に無理な力がかかったせいではないか。6号機の類似個所についてはすべて手当をした。


その他


1-3号機R/B上部ダストサンプリングおよび格納容器ガス管理システムでのフィルターによるガスサンプリングの結果。1号機は8日、2号機は12日、3号機は11日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 16.0KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 13.9KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 13.7KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 7.95KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 7.98KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 7.98KB)

2号機R/B上部ブローアウトパネル開口部でのダストサンプリングの実施方法が今月12日から変わっている。
第一原子力発電所2号機原子炉建屋開口部におけるサンプリング装置設置方法の変更について(PDF 86.1KB)
ブローアウトパネル開口部閉止のための架台が設置されたので、今までの方法(脚立をたてかけて滑車で装置を吊り上げる)ではなくて、装置を組み込んだサンプリング用架台を開口部に設置する方法に変更。測定個所・測定機器は今までと同じ。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 78.8KB)

魚介類のサンプリング結果。港湾外20km圏内は12月14、17、20、21日、港湾内(物揚場付近、南防波堤付近)は12月20日採取分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 94.5KB)
ムラソイの写真(PDF)←煮付けにするような切れ目がと思ったら胸びれだった
港湾内(物揚場付近)で採取されたムラソイがCs合計で254,000Bq/kg。今までの港湾外の最高(太田川沖合1km(T-S1地点)深さ15mのアイナメの25,800Bq/kg。2012年8月21日参照)、港湾内の最高(物揚場付近のマアナゴの15,500Bq/kg。2012年11月2日参照)よりも高い。この他にも、港湾内からは物揚場付近のアイナメ(40,000Bq/kg)、南防波堤付近のタケノコメバル(101,000Bq/kg)など、港湾外と比べて非常に高い濃度のものが見られた。港湾内の水深は6m程度。254,000Bq/kgのムラソイを200g食べると、内部被曝の預託実効線量は0.8mSv。カゴ漁のカゴの設置場所は2012年12月26日の資料を参照。最後のページのエリアAが物揚場付近、エリアCが南防波堤付近。

港湾内の魚類が外洋に出て行かないようにするための対策案。
福島第一原子力発電所港湾内魚類対策の概略工程(案)(PDF 113KB)
1.魚類の移動防止のため、湾口に底刺し網(海底から立ち上がってある程度の深さまでの刺し網。船舶の通行は可能)、防波堤に沿って仕切り網(岩礁に付く魚を閉じ込める)を設置する。
2.魚類捕獲(駆除)を進める。カゴ漁の実施個所・回数を増やす。カゴ漁より効果があると考えられる刺し網漁を検討する。
3.港湾内の海底土の汚染濃度を下げるため、港湾内をしゅんせつ(これは航路確保のためにも必要)する。さらった土砂は寄せて(PDF資料の写真にある「土砂を被覆等」の場所に集める)、移動しないように被覆をする。

事故後、20km圏内は立ち入り禁止区域となったので、構内で使用する軽油を20km圏外でタンクローリーからタンクローリーへ詰め替えて運んでいたが、本来想定されていない運用であり、消防への確認が必要だったところを確認せずに行っていたため、15日に消防から指摘があった。16日以降は大熊町のガソリンスタンドを使った取り扱いに改めている。この件、いまいちよく分からなかった。

4号機R/B上部から下ろして建屋西側に仮置きしてあった大型機器(PCVヘッド等)を、構内南側のガレキの一時保管エリア(エリアU)に移動する作業を明日以降に実施する予定。2012年11月30日の施設運営計画の変更の項を参照。

メガフロートの移設(2012年12月25日参照)にともない物揚場前での遮水壁工事の施工が可能となったこので、これまで1-4号機取水路前面エリアで先行削孔を実施していた作業船を物揚場前に移動する。このため1-4号機取水路前面エリア北側のシルトフェンスの開閉作業を21日に実施予定。

テレビ会議映像公開3期目を23日から開始。
平成 23 年3月 16 日以降のテレビ会議録画映像の公開について(その2) (PDF)
3月23-29日、4月6-11日分。


ニコ生
【再放送 1/18・17:30開始分】 東京電力 記者会見

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2013年1月17日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点


定例の原子炉注水ポンプの切替え後に原子炉への注水量の変動が確認されたため、17:35に2、3号機の原子炉注水量を調整
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.6m3/h→3.5m3/h。
3号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。
定例のポンプ切替えって何ですか?

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行うため、23日まで停止予定。


その他

T/B地下たまり水の核種分析結果。1号機と2号機、11日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.75KB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月17日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月16日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、昨日15日から停止中。2012年2月25日の配管腐食の類似個所で非破壊検査(第2期)を行うため、23日まで停止予定。

6号機補助海水系の原子炉補機冷却系熱交換器(B)出口配管のサンプリング配管閉止作業を行っていたところ、13:38頃にサンプリング配管の補助海水系母管接続部付近から海水が漏えい。床へ漏えいした海水は約240L。15:33に漏えい箇所を隔離したところ、漏えいは停止。
6号機は2011年3月の事故時は定期検査中で、当該のサンプリング配管の出口に付いていた機器が取り外してあった。配管の元弁は閉じてあるが、
確実に閉じておくためにこの弁に閉止プラグを取付ける作業を行っていた。開放端となっている配管の先端に閉止プラグを取付ける作業を行っていた(18日訂正)漏えい個所の配管には保温材が巻いてあるので、正確な漏えい個所はまだ分からない。
このトラブルにより、使用済燃料プール冷却浄化系の冷却機能が停止。プール水温は19.6℃、プール水温上昇率評価値は0.2度/h(運転上の制限値は65℃)。プール水温が上昇した際には、残留熱除去系による原子炉停止時冷却運転(原子炉冷却)と非常時熱負荷運転(燃料プール冷却)の切り替えで冷却を実施する予定。
(以下17日の記者会見資料より)その後の調査で、漏えい個所はサンプリング配管フランジ部であることを確認。

その他


水処理週報。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第82報)
1月23日にかけて処理水受けタンク等の貯蔵量が減っていくのは、SARRYがこの間停止しているため(処理水は増えないが原子炉注水で使う分が減っていく)。

サーベイマップ(敷地全体、1月8日現在)公開。
敷地全体サーベイマップ【1月8日現在】(PDF)


ニコ生
【1/16・17:30開始】東京電力 記者会見

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ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月16日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月17日 - Twilog

2013年1月15日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 146KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転していたがフィルター洗浄のため09:00に停止。今後、配管部などの非破壊検査(第2期2012年2月25日の配管腐食の類似個所で放射線透過検査を行う。2012年9月24日、10月23日参照を行うため、23日まで停止予定


その他


昨日、4号機燃料取出し用カバー設置工事で、第1節部分の鉄骨建方が終了。
福島第一原子力発電所4号機 燃料取り出し用カバー鉄骨建方工事における第1節部分の建方終了について(PDF 53.2KB)


 福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月15日 午後3時00分現在) (PDF、プレスリリース)

2013年1月14日(月・成人の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続していたが13:31に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日13日から停止中。

4号機燃料取出し用カバー設置工事で、第1節部分の鉄骨建方が終了
福島第一原子力発電所4号機 燃料取り出し用カバー鉄骨建方工事における第1節部分の建方終了について(PDF 53.2KB)(1月15日公開)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。

14:37頃、5、6号機サービス建屋前の駐車場で、作業者が車に乗り込む際に雪のせいで転倒。5、6号機側緊急医療室で診察の結果、左上腕部骨折の疑い。福島労災病院へ搬送の予定。(以下、15日の記者会見資料より)17:20に福島労災病院に到着。診察の結果、左腕の上腕骨骨幹部骨折で全治3ヶ月との診断。
 

福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月14日 午後3時30分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月13日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続していたが13:43に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月13日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月12日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングと格納容器ガス管理システムでのガスサンプリングをやり直し。9日に実施した際にふたつの風速計の計測値が異なっていたので。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 13.9KB)(1月18日公開)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 7.98KB)(1月18日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、昨日11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月12日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

温度計の上昇と再臨界について(2013年1月13日)

2013年1月13日掲載
2013年1月28日改訂

(注意:このページは管理人の私見であり、東電の会見内容ではありません。また、管理人はほんのシロウトなので、ここに書いてある事は間違っている可能性があります。)

温度計の値が上昇した時に、それが温度計の故障なのかそれとも再臨界なのか、どうすれば分かるか?結論から言うと、以下の2点をチェックすれば良い。

  • 温度計のグラフで連動した動きが複数あれば、実際に温度が上昇している。
  • 希ガスモニターで135Xe(キセノン135)が1Bq/cm3以上なら再臨界。

温度計のグラフや135Xeの値は東電のサイトで見られる。下はプラント関連パラメータのページのキャプチャ。見るべきデータはすべてこのページにある。
(以下、2017年2月7日追記。プラント関連パラメータのページは、「リアルタイムデータ」が2017年2月7日に追加されているが、パラメータの総括表や温度のグラフはリアルタイムデータの下にある「プラントデータ」のところに残っている。)
温度計のグラフには、冷温停止状態を監視するために保安規定で指定されている温度計のデータがすべて表示されている。
135Xeの値は「プラント関連パラメータ(総括表)」にその日の05:00または11:00のデータが載っている。「1時間毎のデータ(CSV)」のほうにはCSVファイルとしてA系とB系の1時間毎のデータが載っている。項目名は「PCVガス管理システム放射能濃度(Xe 135)(A)[指示値]」と「PCVガス管理システム放射能濃度(Xe 135)(B)[指示値]」。検出限界値の項目もあるので間違わないように。


他の温度計を見る

なぜ他の温度計にこだわるかというと、別に多数決で決めようというわけではなくて、熱はまわりにどんどん伝わって同じ温度になろうとする性質があるから。たとえば、やかんをガスコンロにかけてお湯を沸かすと、注ぎ口の先端も結構熱くなっているはず。直接火が当たっているわけではないのに注ぎ口が熱くなるのは、火から供給される熱が広がり伝わっているから。フライパンや中華鍋の持ち手が熱くなるのもそうだ。原子炉の圧力容器も同じで、1ヵ所で温度が上昇すればどんどんまわりにも熱が広がり他の温度計にも連動した動きがみえるはず。圧力容器は鋼鉄製で、2号機なら底部の厚さは15cmほど。鋼鉄は金属で熱を伝えやすい。圧力容器の温度計は容器の外側についているので、もし容器の内側で温度が上昇しても、15cmの厚みを伝わって外側の温度計まで来る間にまわりにもどんどん熱が広がるので、1ヵ所だけで温度が上昇し続けるということはありそうにない。もし、温度計がひとつだけ上昇しているなら、それが実際の温度である可能性は低い(故障している可能性が高い)。逆に、同じようなタイミングで他の温度計が一緒に上昇もしくは下降していれば、それは実際の温度を見ている可能性が高い。これが、他の温度計を見る、という理由。
となると、実は、温度計の値だけを見ていても再臨界を見逃すかもしれない、ということになる。再臨界が局所的で発熱量が小さければ、熱は薄く広がって温度計ですぐに検知できない可能性があるからだ。それに、格納容器に落ちている燃料が再臨界したら、それを圧力容器の温度計や格納容器の雰囲気温度計ですばやく検知するのは難しいかもしれない。つまり、温度計に注目するだけでは不十分、ということ。ではどうするか、とういと、もっと直接に再臨界の有無を知る方法がある。

135Xe(キセノン135)が増えたら再臨界

135Xeは核燃料(235Uや239Pu)が核分裂した際にできる物質で、「希ガス」という種類のもの。希ガスは他の物質とは反応・結合しない。したがって、水と反応してとけ込んだり、他の物質と結合して沈殿したりする事がない。発生すると必ず気体(ガス)になる。ということは、圧力容器や格納容器のなかで再臨界が起きれば、中の空気に必ず135Xeが出てくる。しかも、135Xeは半減期が約9時間と短いので、これが検出されればつい最近に核分裂反応が起きたという証拠になる。格納容器ガス管理システム(格納容器内の気体を排気ファンで吸い出し、フィルターを通してヨウ素やセシウムを取除いてから大気へ排出している)にはこの135Xeの濃度を測る希ガスモニターが付いている。これの測定値が1Bq/cm3以上あると、再臨界が起きているということになる。

核分裂反応はいつも起きている

1時間毎のデータ(CSVファイル)を見ると、2号機と3号機は135Xeの測定値がNDなのに対し、1号機では10-3Bq/cm3程度が検出されている。じゃぁ、1号機は再臨界なのか?というと、そうではない。実は、核分裂反応は、非常に少ないけれど常に起きているのだ。したがって、これによって発生した135Xeは少量だけれど常に存在している。1号機の希ガスモニターは2、3号機のモニターと比べて高精度(検出限界が2桁小さい)なので135Xeの測定値が出せるだけで、2、3号機でもモニターの精度が高ければいくらかの135Xeが検出されるはずである。でも、核分裂反応が起きているのに再臨界ではないとか、いったいどういう事?

臨界とは核分裂反応が大量に起きている状態

臨界ではないのにぽちぽちと起きている核分裂を自発核分裂という。核分裂すると中性子がなかから飛び出してくる。この中性子がほかの核燃料に遭遇すると、新たに核分裂が起きる。そしてまた中性子が出てきて次の核分裂が起きる……というのが次々と連鎖して起きている状態を「臨界」と言う。中性子を仲立ちにして次々と核分裂が起きている状態。ところが、核分裂によって出てきた中性子は勢い良く飛び出していくので、あっという間にどこかへ行ってしまうのだ。そうすると次の核分裂が起きない。これでは臨界にならない。そこで、核燃料の周囲を減速材(中性子のすっ飛んでいくスピードを減速する)でおおってしまう。そうすると、核分裂で出てきた中性子は勢いを失ってふらふらと近くをうろつくようになる。そして核燃料と遭遇して次の核分裂が起きて中性子が出てきて(以下繰り返し)。こうして、中性子の勢いを適当に調整する事で、連鎖的に起きる核分裂をいい具合にコントロールして発電するのが原子力発電。実際の原子炉(軽水炉)では減速材として水を使って臨界を維持している。ということは、現在の1-3号機では圧力容器に水がたまっていない可能性があるが、仮にそうだとすると、そのことはむしろ臨界を起こさない方向に働いているということになる。そして、臨界にはなっていないけれどもぽちぽちと自発核分裂は起きていて、そのために135Xeもちょっとだけ常に発生している、ということである。もし再び臨界になれば大量の135Xeが発生してくるだろう。その判断の基準が「1Bq/cm3以上」なのである。
ところで、現状では原子炉の中に減速材がない、ということは、中性子線がバンバン外に出てるんじゃないの?と思うかもしれないが、そういうことはない。なぜなら、自発核分裂はとても少ししか起きないから。それに、格納容器は分厚いコンクリート壁で囲まれていて、これで中性子線は遮蔽できるので大丈夫。そうじゃないと、通常運転してる原子炉とか中性子線漏れまくりでえらい騒ぎだから。

(2016年4月5日追記)臨界についてはこちらを参照→【臨界/未臨界】核分裂連鎖反応が長続きする条件とは? - Togetterまとめ

これからも温度計は壊れ続ける

事故時の高温やその後の多湿により、設計時には想定しなかった環境に置かれてきたために、もともとあった温度計はすでにいくつもお亡くなりになっている。けれども、燃料デブリの取出しが開始されるのは10年先という話で、それまでは冷温停止状態を維持しなければならない。そのための温度管理に温度計は必須である。熱電対温度計の寿命がどれくらいなのか知らないけれど、2号機だけじゃなくて1、3号機の温度計も10年後まで大丈夫という保証はない。というか多分、壊れ続けていくんだと思う。だから、温度計の値が上昇した時に、それが温度計の故障なのか本物の再臨界なのかを見極めなければならない場面は今後も続く事だろう。
一方で、新たに温度計を設置するという作業も行われている。2号機では去年の10月に圧力容器下部に温度計(TE-2-3-69R)がひとつ新設された。さらに別の温度計を設置しようという試みも続けられている。また、1号機と2号機の格納容器の中には温度計が挿入されて運用が開始されている。1、3号機の圧力容器については具体的な話はまだ聞かないけれど、将来を見越して検討は始められているみたい。

2013年1月11日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、6日から停止していたが13:55に再開。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 13.7KB)(1月18日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 7.98KB)(1月18日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。

RO膜型淡水化装置RO3の修理を実施。12月26日に誤って配管を損傷したが、損傷個所を隔離して27日に運転を再開していた。今日08:53に装置を停止、交換修理を実施し12:53に運転を再開、13:20に漏えい等の異常のない事を確認した。

1-4号機取水路前面エリア北側のシルトフェンス交換作業が終了した。7日から実施していた。


その他


SARRYの非破壊検査(第2期)を実施するための準備として15日に装置を停止する予定。2012年2月25日に発生した配管腐食の件で類似個所の点検(第1期)を9月から10月にかけて実施。第2期を10月下旬に実施する予定だったが、降雨による地下水流入量の増加のため時期を見直すことになっていた(2012年9月24日、10月23日参照)

6号機の取水路の点検を明日実施予定。

水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.0KB)
この資料は今後、「報道配布資料」ではなくて「核種分析結果」のページに掲載する。

保安規定の変更と実施計画(特定原子力施設に係る実施計画)の補正を規制委員会に申請。
当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可申請について(プレスリリース)
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の補正について(プレスリリース)
『福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定』の変更認可申請および『福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画』の補正について(PDF 33.8KB)
・組織の変更(福島第一安定化センターと福島第一原子力発電所の組織を整理統合)。
・2号機でR/Bのブローアウトパネルを閉止するので、放出量測定(ダストサンプリング)の実施個所を「2号炉原子炉建屋排気設備出口」へ変更。また、常時監視のため排気設備出口にダスト放射線モニタを設置する。
・規制委員会ができたのと、原子力技術協会が原子力安全推進協会になったので、それにともなう変更。

SARRYのフィルター洗浄に付いて質問に答えて)SARRYのフィルター洗浄は、逆洗(水の流れを逆転させて洗浄する)で行う。運転していくとフィルターの前後の差圧が高くなってくるので、流量計などの状況もみながら適宜実施している。先月12月の実績では10日に1回程度の頻度。

核種分析確報版12月16-31日分を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(12月16日~12月31日公表分)

核種分析スペクトル生データ帳票を原子力情報コーナーで公開。12月分らしい。

福島第一原子力発電所の廃止措置に関する国際アドバイザリーチームについて(PDF 15.7KB)


ニコ生
【1/11・17:30開始】東京電力 記者会見

Twolog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月11日 - Twilog

2013年1月10日(木)

21:48に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は5.0。
気象庁 地震情報(震源・震度に関する情報)(21:52発表)


今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 85.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、6日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。

14:30頃、楢葉町工業団地内の資材積替ヤードで、作業者が鋼管養生作業を行っていたと ころ、鋼管と鋼管の間に右手の指を挟み負傷。その後、Jビレッジ診療所にて診察したところ、右手の中指と薬指の負傷を確認。15:00に救急車を要請、15:14にいわき市立総合磐城共立病院へ搬送。
(以下12日追記)「20代の男性作業員が重さ約850キロの鋼管を運搬中に右手を挟まれ、中指と薬指を切断」「鋼管は(中略)地下水をくみ上げる井戸に使うもので、長さ約6メートル、直径約70センチ」時事ドットコム1月10日より


その他


(16日追記)
福島第一原子力発電所 ビデオツアー(22:30)(動画、1月10日公開)
いつのまにやらこんなものが。「本動画は2012年12月14日に当社英語版サイトに掲載いたしました"Fukushima Daiichi Nuclear Power Station Video Tour"の日本語版」だそうです。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月10日 午後4時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月9日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 16.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングを実施。(以下13日のプレスリリースより)測定に不具合があったので12日に再測定を実施。
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機T/B地下たまり水移送、6日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。

2号機増設廃棄物地下貯蔵建屋および3号機増設廃棄物地下貯蔵建屋止水工事が完了2012年12月11日に工事開始の記述あり。2号機増設廃棄物地下貯蔵建屋のたまり水については2012年6月6日、3号機増設廃棄物地下貯蔵建屋は2012年7月12日を参照
(以下10日のプレスリリースから)2号機のほうは12月15日に工事を実施、1月8日に止水できている事を確認。3号機のほうは12月12-14日に工事を実施、1月8日に止水できている事を確認した。

その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第81報)
濃縮塩水受けタンク容量として示している値は、すでに出来上がっているタンクのうち濃縮塩水受けタンクとして使用する事が決まったものについて記載しており、この値よりも実際に準備できているタンクの容量はもう少し余裕がある(今年度末で32万t)。

2F復旧計画進捗状況
福島第二原子力発電所復旧計画の進捗状況について(平成24年12月)(PDF、プレスリリース)

新潟県内の各自治体との安全確保に関する協定書の締結について(プレスリリース)


ニコ生
【1/9・17:30開始】東京電力 記者会見

Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月09日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月09日 - Twilog

2013年1月8日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を10:37から再開した。S/C内で水の放射線分解により水素ガスがどれくらい発生するか今後検証していく(2012年12月3日の中長期対策会議の項参照)が、そのための事前対応として。
1号機R/Bカバー排気フィルタ設備による建屋上部のダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 16.0KB)(1月18日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 7.95KB)(1月18日公開)

2号機R/Bオペレーティングフロアの線量率分布をγカメラで計測する予定(2012年12月25日の中長期対策会議の項参照)だったが、カメラの不具合により中止。今後、原因を調査する。
(以下9日の会見より)事前の動作確認では問題なかったが、ブローアウトパネル開口部に持ち上げて撮影を始めようとしたところ、うまく作動しなかった。
2号機T/B地下たまり水移送、6日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機燃料取出し用カバーのクレーン支持用架構および燃料取扱機支持架構の鉄骨建方を開始した。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し用カバー鉄骨建方工事における第1節部分の柱2本の設置完了について(PDF 53.7KB)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。フィルター洗浄のため08:25-12:50に一時停止。起動後13:33に定常流量に到達。

RO膜型淡水化装置で処理したあとの濃縮塩水の地下貯水槽への移送を10:22から開始した。


今週から火・木は会見はお休み。

2013年1月7日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日6日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。

1-4号機取水路前面エリア北側のシルトフェンス交換作業を今日から開始。遮水壁設置工事と干渉するので、設置位置を変更する際に交換も実施するもの。12月26日に話のあった件。


その他


R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 87.1KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 77.2KB)
この資料は今後、「報道配布資料」ではなくて「核種分析結果」のページに掲載する。

4号機燃料取出し用カバーのクレーン支持用架構および燃料取扱機支持架構の鉄骨建方を明日から開始する。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し用カバー鉄骨建方の着手について(PDF 89.6KB)

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を明日から再開する。S/C内で水の放射線分解により水素ガスがどれくらい発生するか今後検証していくが、そのための事前対応として(2012年12月3日の中長期対策会議の項参照)

明日、2号機R/Bオペレーティングフロアの調査をγカメラで実施する(2012年12月25日の中長期対策会議の項参照)。ブローアウトパネル開口部に設置した閉止パネル架構にカメラ(JAEA開発のγ-eye II)を載せて、オペフロの様子を撮影する。

RO膜型淡水化装置で処理したあとの濃縮塩水は処理水(濃縮塩水)受タンク(鋼製丸形タンクなど)に一時貯水してきたが、明日から地下貯水槽へ移送を開始する。地下貯水槽は本来、多核種除去設備ALPSで処理した水を貯めるために作っていたが、ALPSのホット試験(汚染水を使った試験)がまだ開始できないので、ALPS処理前の水を貯めるのに使うことになった。ALPS稼働によって発生する使用済吸着剤などの高線量の放射性廃棄物を保管する容器(HIC)の安全性について規制委員会からOKがでないため、予定していた9月以降現在まで、ホット試験を開始できないでいる。処理水受けタンクの容量はH27年9月までは充足できる計画となっている(信頼性向上対策実施計画の2.貯留タンクの増設計画参照)。汚染水処理後の水の総量はALPSの稼働の如何に関わらず変わらないので、ALPS用に用意していた地下貯水槽に濃縮塩水を貯めることになったということ。

月初めなので、温度計の信頼性評価を規制委員会へ報告。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成25年1月提出)(プレスリリース)
2号機の圧力容器温下部度計 TE-2-3-69K1 と TE-2-3-69K3 (いずれも保安規定の監視対象ではない)を「故障」と判断。評価期間中、全体としてゆるやかに低下傾向のところをこの二つは上昇が見られたので直流抵抗値を測定、定検平均値比で1.13および1.25だった(1.10より大きいと「故障」)。これで、2号機圧力容器下部で「監視に使用可」なのは TE-2-3-69H3(監視対象)と TE-2-3-69K2(監視対象でない)の二つ。TE-2-3-69R(新設した代替温度計)は「比較温度計」(他の温度計の信頼性評価の基準とする)という分類らしい。
2号機の12月12日以降の温度データでハンチングが止まっているが、これは、熱電対と端子台を共有する計器のうち測定のために周期的に電圧の変わるものがあり、現在使用していないので停止させたところ、ハンチングが止まったもの。

9日の会見で、7日午前中に共用プール建屋から黒煙が上がっている事について質問に答えて)共用プール建屋には所内共通の非常用ディーゼル発電機(D/G)のAとB、5号機非常用D/GのAとB、6号機非常用D/GのAとBの計6台のD/Gがある。これらの起動試験をそれぞれ月1回(したがって計月6回)実施している。7日は所内共通のD/G(B)の起動試験を実施したので、この際の初期排気が黒く見えたもの。排気設備が建屋屋根の上にあり、そこから排気を出している。ちなみに、所内共通のD/G(B)には9300馬力の発動機が付いていて、発電容量は8300kVA。

1:44あたりから。

当社原子力発電所における燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに係る調査状況に関する原子力規制委員会への報告について(中間報告)(プレスリリース)


ニコ生
【1/7・17:30開始】東京電力 記者会見

Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月07日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月08日 - Twilog

2013年1月6日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、3号機の原子炉注水量が低下したので、14:28に調整
1号機:給水系2.4m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
3号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.4m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、2012年12月30日から継続していたが13:15に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月6日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月7日 2号機圧力容器の温度計の上昇について

2013年1月7日掲載

(注意:このページの内容は管理人の私見です。東電の会見内容ではありません。)

2号機圧力容器下部温度計 SUPPORT SKIRT TOP(TE-2-3-69K1) の指示値が12月20日以降に継続して80℃以上になっています。この温度計のデータは東電のサイト(プラント関連パラメータのページの6時間ごとのデータ(CSV)2号機)で見られます。これを見やすいようにスプレッドシートにしてみました。始めの3行は固定表示にしてあります。Fカラムが問題の温度計 TE-2-3-69K1 です。このファイルの3行目に、この温度計が現在、計器不良である旨が記載されています(「※1」という表記。一番右の備考のカラムに、これが計器不良であることが書かれています)

他の温度計(さっきのスプレッドシートこのグラフ(PDF))には上昇傾向が見られないことと合わせて、TE-2-3-69K1 の指示値が異常であると考えるのが妥当だと思います。また、「温度がハンチングする(急に高くなったり低くなったり不連続に変化する)のではなくずるずると上昇するのは故障ではない」という話があるようですが、これについては、以前の報告書(PDF)でそういう故障もありうるという結論になっています。

月初めなので今月の温度計の信頼性評価が近く報告されるでしょうから、そこで何か言及されるかもしれません。ただし、この毎月の報告書は、前の月の15日までのデータを元に評価を行うので、今話題になっている温度が大きく上昇した時期は対象にならず、「故障」という判断は来月になるかもしれません。

ちなみに、この温度計 TE-2-3-69K1 は先月12月3日の信頼性評価の報告書(PDF)では「監視に使用可」分類でしたが、これはあくまでも「使用可」という意味に過ぎません。この温度計は保安規定で冷温停止状態の監視に使用する温度計には指定されていませんので、この温度計の指示値が80℃以上になっても規定上は「冷温停止状態ではない」という判断にはなりません。まぁ、お役所仕事的ではありますが、10月に新設した圧力容器下部温度計(TE-2-3-69R)や保安規定で監視用に指定された温度計の全てがずっと40℃以下を示している(さっきのグラフ(PDF))ので、冷温停止状態が維持できているという判断はそれほどデタラメでもないと思います。そういうわけで、公式には話題にならないのかもしれません。

(以下、8日追記)7日の会見で、今月の温度計の信頼性評価が報告されました。そのなかで、TE-2-3-69K1 は故障と判定されました。

(以下13日追記)「温度計の上昇と再臨界について」というエントリーを掲載しました。

2013年1月5日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、2012年12月30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月5日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月4日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 15.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、2012年12月30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第80報)
濃縮塩水タンク容量の1月9日増設分は、もともと多核種除去設備ALPSの処理水を貯める予定だった地下貯水槽を濃縮塩水受タンクに振替えたもの。

地下水バイパス工事、揚水井No.2と11の掘削作業を明日から開始する。パイロット井(=揚水井No.1と3、すでに実証試験を始めている)に続いて。

APD不正使用の件で2012年12月7日に富岡労基署の指導があり、12月25日に報告書を提出している。
個人線量計(APD)不正使用・未着用に係わる再発防止対策の実施状況について(PDF 17.0KB)
2012年8月27日に公表した再発防止対策の実施状況と効果の評価について報告した。青タイベック(現場で作業する人)、白タイベック(作業現場に行かないのでAPDを持っていない人)に加えて黄タイベック(車両の運転手など現場に行かないがAPDを持っている人)を導入。APD所持確認として非接触型検知(無線)方式を試してみたが誤作動があるので、目視確認できる胸の透明なタイベックを全員導入する事にした(2013年2月目途。胸の透明なタイベックは3mSv/day以上の作業者を対象として開始した)。作業現場での抜き打ち確認は600回以上実施して不正使用・未装着は0。ガラスバッジとAPDのデータ比較および同一作業でのAPDデータの比較で、不審なケースは0。APDを落としやすいクリップから首ひもタイプに変更後、脱落事例なし。防護教育の強化、周知徹底、厳罰化の周知。などなど。


ニコ生
【1/4・17:30開始】東京電力 記者会見

Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月04日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年01月05日 - Twilog

2013年1月3日(木)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、2012年12月30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月3日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月2日(水)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、2012年12月30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。

今週の水処理週報は4日(金)。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月2日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2013年1月1日(火・元日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、2012年12月30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2012年12月18日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、2012年12月7日から停止中。
水処理装置、SARRY、2012年12月7日から運転中。


 福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(1月1日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

索引 2013年

[英数字] [あ] [か] [さ] [た] [な] [は] [ま] [や] [ら] [わ]

英数字


  • 作業環境の線量低減対策 3/28, 5/30(正門周辺), 7/25, 9/26
  • サブドレン浄化試験 4/26
  • サブドレン他浄化設備 8/23, 9/26, 11/25
  • サブドレンピット水位データ 7/31, 8/7, 8/16, 9/6
  • サブドレン復旧 4/26, 8/23, 9/26, 11/25, 12/18
  • 暫定排水基準(雨水の) 10/15
  • 資機材の貸出し運用 11/28
  • 敷地境界での追加的被ばく線量の低減 3/7, 3/28, 5/7, 10/15, 12/13
  • 敷地内除染計画 9/26, 12/11
  • 地震 2/6, 2/9, 4/14, 5/18, 5/24, 6/4, 7/23, 8/4, 9/4, 9/20, 10/26
  • 遮水壁設置工事 → 海側遮水壁設置工事
  • 集中廃棄物処理施設(HTI建屋/プロセス主建屋)地下汚染水の浄化 10/9
  • 使用済燃料プール代替循環冷却装置に塩分除去装置、イオン交換装置を設置して塩分除去(去年の続き、3号機) 3/18
  • 信頼性向上対策
    • 1-3号機原子炉注水、給水系の—— 2/192/202/212/222/252/262/273/13/33/43/53/63/83/103/113/123/133/143/15
    • 1、4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系に不凍液を添加 6/196/207/17/2
    • CSTからの炉注水系統設置 (2012/12/3), 1/25, 1/28, 1/29, 2/2, 3/7, 5/30, 6/27, 7/1, 7/2, 7/3, 7/4, 7/5
    • SARRYへの移送ポンプの増設 2/8, 2/12, 2/15 , 3/13, 3/15, 3/21
    • 移送ラインのPE管化
      • 1-2号機T/B地下たまり水移送ライン 1/25
      • 2-3号機T/B地下たまり水移送ライン 3/1
      • サイトバンカ建屋-プロセス主建屋間のたまり水移送ライン 6/7
    • キュリオンセシウム吸着装置の処理水タンクの腐食防止 9/12, 9/24
    • 建屋の防水
      • 1−4号機建屋・集中廃棄物処理施設建屋(建屋地下たまり水流出防止), 12/12
      • 共用プール建屋(設備の機能保護) 10/31
    • 炉注水・汚染水処理の循環ループの縮小 3/28, 11/28
  • 装置・設備の設置・運用開始
  • 装置のトラブル(停止事故)
    • 2号機R/B排気設備出口ダスト放射線モニターB系が吸引ポンプのトラブルで停止 7/23, 7/24
    • 3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置が動力盤の地絡で停止 4/5, 4/15
    • 6号機非常用ディーゼル発電機(A)の起動試験で残留熱除去系(B)が停止 7/25, 8/22
    • SARRYが圧力伝送装置の指示不良で停止 7/307/318/18/10
    • 所内共通電源設備M/C(3B)が誤操作で停止し1号機CST炉注水ポンプ(B)等が停止 10/7
    • 多核種除去設備ALPS A系が誤操作で停止 4/4, 4/5
    • 多核種除去設備ALPS C系が工程異常の警報で停止 10/4
    • 窒素ガス分離装置Aが誤操作で停止 10/1
    • 窒素ガス分離装置Aが「ドライヤ異常過電流またはドライヤ高圧カット」警報で停止 11/23, 11/26
    • ネズミが原因の停電により3、4号機使用済燃料プールと共用プールの冷却が停止 3/18, 3/19, 3/20, 3/22, 3/25(調査結果), 4/3
  • 装置のトラブル(漏えい)
    • 1号機R/B大物搬入口内の使用済燃料プール水補給配管フランジ部から補給水(ろ過水)が漏えい 1/24, 1/25
    • 1号機海側4m盤のポンプ室南側付近でガレキ撤去作業中に消火配管を誤って切断してろ過水が漏えい 9/19
    • 2号機T/B1階ヒータールーム中央付近の水たまり 2/23, 2/25, 2/26, 2/27, 3/1
    • 2号機T/B1階大物搬入口付近に水たまり 12/18
    • 25tクレーンから油漏れ 7/4, 7/9
    • 3号機R/B上部ガレキ撤去で使用している無人重機から作動油が漏えい 5/18, 5/20, 5/27, 7/10, 7/11
    • 3号機高線量ガレキ運搬トラックから軽油が漏えい 11/4, 11/5
    • 3号機使用済燃料プール代替冷却システム2次系(A系)の金属フレキシブルホース継手部からろ過水が滴下 12/11, 12/25
    • 4号機廃棄物処理建屋1階通路上の空調ダクトから滴下(去年の続き)1/23
    • 50tラフタークレーンから油漏れ 10/18
    • 5、6号機RO処理水タンクD7から溢水 5/17, 5/18, 5/19
    • 5、6号機側仮設タンクとRO装置の間の取水槽から溢水 2/16, 4/9, 4/10
    • 5、6号機RO装置から漏えい 9/12, 9/24
    • 6号機原子炉補機冷却系熱交換器(B)出口配管のサンプリング配管と母管の接続部付近から海水が漏えい、使用済燃料プールの冷却が停止 1/16, 1/18
    • 6号機非常用ディーゼル発電機(B)で動弁注油タンクから油漏れ 7/23, 7/24, 8/7
    • ASTACO-SoRaのアーム部から作動油が漏えい 11/25, 12/3
    • B南エリアタンク天板部より漏えい 10/2, 10/3, 10/11, 12/6(報告書)(2014/10/31(報告書))
    • Fエリアタンク(C5タンク)のフランジ部から漏えい 12/26, 2014/2/14
    • FエリアのC5タンクとC6タンクの連結管フランジ部から滴下 12/18, 12/19, 12/24, 12/26
    • G5タンクエリアでろ過水を移送するラインの仮設ポンプとホースの接続部から漏えい 12/29
    • G6エリアタンク(G6-1エリアのNo.9、鋼製丸形タンク)でフランジ部から漏えい 6/5
    • G6北エリアの北側と西側の堰のヒビから漏水 12/22, 12/24
    • G6南エリアタンク(G6-C3タンク)でフランジ部から漏えい 11/15
    • H4、H4東エリアの堰内たまり水水位が低下 12/24, 12/25, 12/27
    • H4北エリアタンクの漏えい 8/19 - 12/31
    • H5エリア西側の堰の継ぎ目から漏えい 12/21, 12/22, 12/23, 12/24
    • H5エリア北東側の堰の継ぎ目から漏えい 12/22, 12/23, 12/24
    • H5エリア東側のノッチタンクで溢水 10/1, 10/2
    • H9エリアの堰ドレン弁から漏えい 11/26(2014/1/24
    • RO膜型淡水化装置RO3のPE管化工事で誤った配管を外して漏えい 10/9, 10/11, 10/18, 12/6(報告書) (2014/10/31(報告書))
    • RO膜型淡水化装置RO2、高圧ポンプ吐出側の安全弁から 1/30, 3/14
    • RO膜型淡水化装置RO2、廃液受槽入口側の空気式作動弁のグランド部から 12/2
    • RO膜型淡水化装置RO3、UFカセットベントラインを損傷して(去年の続き) 1/11
    • RO膜型淡水化装置RO3-1の高圧ポンプで潤滑油が漏えい 7/22, 7/23, 8/23, 8/26
    • RO膜型淡水化装置RO3、流量計下部キャップが締め付け過ぎで亀裂 6/21
    • SARRYでベント口から(去年の続き) 3/13
    • SARRYで配管の腐食(去年の続き) 1/11, 1/15, 1/23, 3/13
    • アレバ除染装置で、薬液タンクにろ過水を供給するラインからろ過水が漏えい(凍結) 1/24
    • ウェルポイントからくみ上げた地下水を受ける仮設ノッチタンクから溢水 10/17
    • 雨水受入れ用仮設タンクからろ過水が溢水 12/7
    • 旧水処理建屋内の使用済燃料プール水補給用ろ過水ヘッダの弁本体よりろ過水が漏えい(凍結) 1/19, 2/1
    • 共用プール建屋内1階に2個所の水たまりを発見 4/21
    • コンクリートポンプ車のアウトリガー圧力計器チューブから制御油が漏えい 5/29
    • 重機油圧ホースから油が滴下(5・6号機北側のCヤードで) 10/10
    • 常用高台炉注水ポンプのグランド水を受けるドレン受けから溢水(凍結) 1/19
    • 常用高台炉注水ポンプのグランド水を受けるドレン受けから溢水 3/3
    • 多核種除去設備ALPSのバッチ処理タンク2Aから濃縮塩水が漏えい 6/16, 6/17, 6/18, 6/20, 6/27, 7/2, 7/9, 7/25
    • 多核種除去設備ALPS C系塩酸供給ポンプ(C)出口継手部から塩酸のにじみ 12/1
    • 地下貯水槽の漏えい 4/6 - 9/175/16: 漏えい量評価), 9/23, 9/25, 10/8, 10/21, 10/22, 10/23, 10/28, 11/18, 11/19, 11/21, 11/29, 12/1, 12/3, 12/7, 12/16, 12/27
    • 地下貯水槽No.3からNo.6への移送ラインで漏えい 4/11, 4/12
    • ユニック車へ給油する際に軽油を3L漏らした 11/8, 12/12
    • ろ過水タンクからの移送ライン(3・4号機開閉所前)で漏えい 8/25
  • 装置のトラブル(その他)
    • 1号機CST炉注水設備で漏えい警報発生(「1号機CST原子炉注水設備液位(1)高」) 10/20, 10/21
    • 1号機T/B1階南側電気品室の漏えい検知器が動作 10/29
    • 2号機格納容器ガス管理システムのドレンラインUシールで封水切れ 8/24, 8/29
    • 2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の変圧器箱でネズミの死骸を発見 4/22
    • 3号機格納容器ガス管理システム配管でインリーク(2012/6/191/28, 1/29
    • 3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去に使用する固定式監視装置のカメラが使用済燃料プールに落下 11/28, 12/26
    • 3号機R/Bガレキ撤去作業の600tクレーン先端ジブマスト傾倒 9/5, 9/10, 9/24, 9/26, 10/31
    • 3号機T/B1階IA・SAエリアの建屋漏えい警報が発生 10/23
    • 3号機T/B1階の建屋漏えい警報とCST炉注水設備の漏えい警報発生 10/20, 10/21
    • 3号機T/B海水配管トレンチ内たまり水を浄化するモバイル式処理装置で漏えい検知器が作動 11/26
    • 5号機非常用ディーゼル発電機が待機不全 7/5, 7/10
    • 5・6号機取水口付近のシルトフェンスが切断 4/8, 9/26, 9/27
    • 6号機大物搬入口の内扉が床面まで落下 2/15, 6/10
    • キャスク仮保管設備で「蓋間圧力異常」と「表面温度異常」警報発生 5/1, 6/25
    • 共用プール建屋3階で火災報知器の警報が発生 8/5, 8/7
    • 正門の火災警報装置で「多核種移送」の「火災試験不良」警報発報 5/10, 5/11
    • 多核種除去設備ALPSのC系でスラリー排出ラインの流量が出ない 9/27, 9/28, 9/29, 9/30
    • トラックが横転し、浄水場から5・6号機へ水を供給する配管が損傷 12/24
    • 非常用窒素ガス分離装置の供給ラインの弁が閉固着 11/19, 11/20, 12/3, 12/4
    • ホイールローダーが南側防波堤付近で横転 12/19
    • ほう酸水注入設備タンクAのNo.2ヒーターのケーブル変色と端子台の焦げ 4/5
    • 南側66kV開閉所66kV大熊線3L軽故障」警報が発生 12/9
    • 「南側66kV所内変圧器2B GIS(ガス絶縁開閉装置)異常」警報が発生 11/26, 11/28, 12/4
    • 連続ダストモニターの警報 4/3, 4/5, 8/25

  • 排水路出口付け替え 11/11
  • 伐採木一時保管槽 1/31, 3/7, 6/27, 7/25
  • 福島第一信頼性向上緊急対策 4/7, 4/26, 5/16, 6/12
  • 覆土式一時保管施設(ガレキの) 1/31, 3/7
  • 防護装備(全面マスクなど)基準の緩和 3/28, 5/24, 9/26, 10/31
  • ボーリングコア線量測定結果
    • 観測孔D-1、D-2 9/20
    • 観測孔E-1, E-2 9/11
    • 観測孔No.0-1、0-2、1T-1、1T-3、1T-4、2T-1 10/1
    • 観測孔No. 0-4 11/11
    • 観測孔No.1-1、1-3、1-4 7/22
    • 観測孔No.1-2 7/22, 8/2, 8/21
    • 観測孔No.1-5 7/31, 8/1, 8/2

  • 水処理設備処理水の分析結果 → 核種分析結果
  • 免震重要棟前でダスト濃度上昇(3号機R/B上部ガレキ撤去作業でのダスト飛散) 8/12, 8/16, 8/19, 8/20, 8/21, 8/22, 8/23, 8/29, 8/30, 9/1, 9/12, 9/13
  • 物揚場の荷役機能回復

  • 陸側遮水壁 → 凍土遮水壁
  • 漏えい → 装置のトラブル(漏えい)
  • 炉注水量