リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2021年2月28日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)との設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。昨日のT2付近からさらに低下した。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,544mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

3号機燃料取出し作業、13:59に84回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料6体)を完了。これで、3号機使用済燃料プールに保管されていた燃料566体は全て共用プールへの移送が完了した。
2019年4月15日に作業を開始、2020年度内の完了を目標に実施してきた。3頁にこれまでの主な作業。
3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業は、R/B最上階床面におけるガレキ撤去および除染作業ならびに、燃料取出し用カバーおよび燃料取扱設備の設置など、燃料取り出しに向けた準備作業を一つひとつ積み重ねたうえで実施してきた。
高線量環境における作業であることから、遠隔作業でガレキを撤去しながら燃料を取り出すという初めての工法となり、これまで様々な問題に直面したが、協力企業各社と当社が一体となり、改善を重ね取り組んだ結果、この度、予定した作業を安全に終えることができた。
本作業で得た教訓や知見については、今後予定されている1号機および2号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業に活用し、引き続き安全最優先で廃炉作業を着実に進めていく。
3号機は4号機と違って線量が高くて何をするにも大変だったけれど、本当に一歩一歩たゆまずに歩み続けて10年、ついに全て完了した。すごい。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
19日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日1日に排水の予定。



2021年2月27日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置付近(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,543mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。25日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(23日採取)と集水タンクNo.1(13日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1100Bq/L、第三者機関が1200Bq/L。3月1日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクAの1月2日採取分。

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。12月分。

サブドレン他水処理施設、排水の確認結果(2020年度第3四半期分)。
実測値あるいは実測値を元に評価した3か月平均濃度の評価値(41核種)。2020年度第2四半期分のサブドレン他水処理施設からの排水(浄化水)について、告示濃度限度に対する比の和が実施計画に定める値(0.20)を下回ることを確認した。前回は11月26日(2020年度第2四半期分)。



2021年2月26日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置付近(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日はL3とT2の間だった。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。
22日の話では、L2を下回った時点で注水量を増やすということだった。

3号機燃料取出し作業、84回目の燃料取出し作業で、使用済燃料プールにあった566体の燃料のうち、最後の6体の使用済燃料を燃料ラックから取出し輸送用キャスクに装填する作業を17:52に完了した。
福島第一原子力発電所 3号機燃料取り出しの状況(全燃料のキャスク装填作業終了)(写真集)

11:43、Dタンクエリア南西側の淡水化装置処理水移送配管エルボー部から2秒に1滴漏えいしていることを確認しました。
漏えいした水の広がりは70cm×120cm×1mm。外堰の排水弁は閉じられており、漏えいした水は堰内に留まっている。13:34に当該移送配管を移送ラインから隔離。
その後、漏えいした水のスミヤ測定を実施した結果、200cpmでありバックグラウンド(200cpm)と同等であることを13:37に確認した。
当該配管の保温材を外して確認した結果、配管からの漏えいはなく、14:40に雨水または結露水と判断した。
当該箇所の滴下については、先日の地震によるDタンクエリアで発生したタンクの滑動に伴うものではないことを確認している。
モニタリングデータに有意な変動がないことから、外部への影響はない。


その他


5号機プラントパラメータのERSSへの伝送を再開した。
地震・津波や事故にともなう伝送設備の故障等の影響により、震災以降、ERSS(国(当時原子力安全・保安院)の緊急時対策支援システム)へのデータ伝送を停止していたが、5号機で復旧作業が完了し、今日26日12:00に5号機プラントパラメータの伝送を再開した(6号機では2018年12月18日にすでに再開している)。引き続き1-4号機でもデータ伝送再開に向けた検討を進める。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
1月の最大被曝線量は6.72mSv、平均値は0.30mSv(APD値)。




2021年2月25日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,553mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

3号機燃料取出し作業、15:15に83回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。


その他


魚介類のサンプリング結果

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。18日採取(20日既報)の第三者機関の分析結果。
配管清掃のため採取中止。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第87回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(12.7MB)(PDF)
13日の地震対応状況(通しで17頁)
1、3号機格納容器水位低下(36頁)
タンクの滑動等発生状況と対応(60頁)。13日の地震発生後、14日に中低濃度タンク(1071基)のパトロールを実施し漏えいがないことを確認。15日に全タンクの滑動調査を開始し、18日にALPSサンプルタンク3基のズレを確認、他エリアでも活動が確認され調査を継続。昨日24日にタンク滑動および連結管変位量(保護材除去前)の調査を完了した(61頁)。
全タンク調査の結果(62頁)、53基のタンクで活動を確認(滑動量の最大は19cm)。特にDエリアで滑動が大きかった。当該エリアはRO淡水、Sr処理水、濃縮廃液を貯蔵しているが、連結管を開運用しているRO淡水、Sr処理水のタンクで滑動が顕著。また、タンク滑動により連結管がメーカー推奨変位量を超過する変形(偏心、伸び、縮み)をしているのを5カ所で確認した(65頁に調査結果。保護材のついた状況での調査。保護材をはずした調査を実施中で、変位量が変わる可能性あり)。67頁に連結管変位とタンク滑動の写真。連結管のメーカー推奨変位量(偏心:150mm、伸び縮み:±50mm)は安定的に機能を発揮できる範囲の目安であり、これを超えても直ちに破断・破損は生じない。
Dエリア以外の6エリア(B、H1、H4南、H4北、J4、J5)でもタンクの滑動(連結管はメーカー推奨変位量以下)を確認(62頁)。タンクエリアの地図は63頁、Dエリア図は64頁。
連結管は、貯留する水の受入れが終了した時点で閉じるのが通常の運用(ALPS処理水など)。RO淡水(炉注水などに使用する)やSr処理水(セシウム吸着装置+淡水化装置処理後、多核種除去設備処理前の水)のように出し入れしているタンクは開運用している。68頁参照。
対応状況(66頁):Dエリアは詳細点検のため24日に全タンクの連結弁を閉じ、運用を一時停止。DエリアのRO淡水タンクおよびSr処理水タンクは多核種除去設備の運用に使用しているので、同日、多核種除去設備の運転も一時停止。多核種除去設備については、使用するタンクを変更することで25日に運転再開予定(RO淡水タンクはDエリアで問題ないことを確認できたタンクのみを活用、Sr処理水タンクは活動の発生していないH8エリアのタンクを使う)。その他のALPS処理水タンクについては、満水後は連結管を閉とする運用をしている。また、地震発生時に受けれ中だったG4南、G1エリアのタンクには今回、滑動は生じていない。今回変位が確認された連結管は、準備出来次第、交換を進める。また、今後、敷地内で得られた地震計のデータも踏まえながら、地震対策の必要性や地震発⽣時の対応⼿順の⾒直し、部品の在庫確保等について再検討していく。
3号機原⼦炉建屋の地震観測について(70頁)R/Bの経年劣化の傾向把握のため、3号機に地震計を設置して地震波観測をおこなうのは、規制庁との間で東電の自主的な活動として実施すること(正式な規制側の要請とはしない)となっていたそうで、地震計が故障した際に速やかに復旧しなかったのは規制庁との信頼関係を裏切るものだった、というのが小野さんの見解。規制側のこの件に関するお怒りもそういうところなんだろう。一方で、マスメディアやSNSで見られるお怒りは、シンプルに「3号機に地震計もないなんて!」という類のものらしい。それで、メディアは規制側の見解を利用して自説の正当化に利用しているという構図みたい(22日以降にこの話題がちょっと盛り上がったけれど、割とすぐに収束した)。この件に関しては22日も参照。
【資料3-1】汚染水対策(9.19MB)(PDF)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業(通しで3頁)。1月21日に発生した格納容器圧力低下(1月21、22日参照)の原因(7頁):⾨型吊架台を使⽤してカメラチャンバーの取付作業を⾏うことで、AWJガイドパイプに意図せず外⼒が加わることを確認。また、アクセスルートとしてX-2ペネ外扉に開削した孔とガイドパイプをつなぐ接続管のシール部には外力が加わらないことを確認。ペネ外扉とペネの間のシール部については、事故時の熱影響によりシール機能に劣化が⽣じている可能性があり、その状態でペネ外扉に外⼒が加わるとシール部に隙間が⽣じ、漏えいに⾄る可能性があると推定(10、11頁(ペネ外扉の構造と漏えいイメージ))。AWJ装置の取付とは異なる⼯法でカメラチャンバーの取付を実施したことで、今回に限り漏えいが発生(9頁)。対策として、X-2ペネ外扉とペネのシール性補強/カメラチャンバー取付⼯法の改善/AWJガイドパイプへのサポートの追設を実施する。今後の予定は8頁。干渉物調査(2020年12月24日参照)の概要(12頁)。新規カメラ装置の構成(13頁。下カメラと横カメラの計2台を搭載。耐放射線性約1000Gy。LED照明2カ所。ワイヤーで吊り下ろし。低線量エリアから遠隔操作)。
【資料3-5】循環注水冷却(899KB)(PDF)
【資料3-6】環境線量低減対策(4.83MB)(PDF)
【資料3-7】労働環境改善(264KB)(PDF)
【資料4】その他(1.00MB)(PDF)
以下、経産省のサイトから。



動画

文字起こし、実況など



2021年2月24日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,564mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。


その他


18日の雑固体廃棄物焼却建屋屋上散水ポンプの配管凍結防止用ヒーター焼損の件(18日参照)。浪江消防署による現場確認の結果、今日24日15:40に「その他火災」と判断された。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。22日採取分。
No.8は配管清掃のため、No.10はポンプ点検のため、いずれも採取中止。




2021年2月23日(火・建国記念の日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,573mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。




2021年2月22日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,593mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

3号機燃料取出し作業、13:30に82回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料2体)を完了した。これで553/566体の移送が完了した。残りあと13体。


その他


水処理週報

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11-17日の移送量。

実施計画の変更認可申請(2020年6月29日提出)が規制委に認可された。
認可:福島第一原子力発電所の規制改正に伴う変更。

(今日の監視・評価検討会で話のあった3号機の地震計について詳細を、という記者の質問に応えて)建屋の健全性を評価するため、観測された地震波をもとに建屋の応答解析をする目的で、2020年3月に3号機R/Bの1階とオペフロに地震計を試験的に設置。その後、7月に1階の地震計が故障。建屋に侵入した雨水が故障の原因と推定、地震計設置場所のかさ上げを検討していたところ、10月にはオペフロの地震計が故障。こちらは観測データを伝送する際にノイズが乗ってくるというもので、その後、原因調査を継続していた。このため、13日の地震の際には両方の地震計が故障したままで地震波の観測ができなかった。今後、速やかに復旧するようにしたい。
現在、1-4号機R/Bには使える地震計がない(もともと各建屋の地下階に設置してあったが、2011年に津波で使用不能となったまま)。地震があった際には、6号機の地震計(地震の前から使用しているもの)での観測データを各号機での観測値の代替としている(5号機の地震計(地震後、復旧したもの)が予備)。

今日、規制委の第88回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
2020年の規制庁の実施計画検査で違反とされた5件の事象について、共通要因分析を実施した。
・大型機器メンテナンス建屋内における休憩所サーベイの未実施(2020年7月7日)2020年7月13、30日参照
・3号機T/B屋上部雨水対策工事における顔面汚染(2020年8月18日)2020年8月18日参照
・2号機使用済燃料プールスキマサージタンク水補給操作における不適切な操作(2020年8月20日)2020年8月21日参照
・5・6号機自動火災報知設備の火災信号受信不備(2020年8月28日)
・1号機格納容器ガス管理設備サーバ記憶媒体交換時の誤操作による排気ファン全停(2020年11月12日)2020年11月12日参照
【資料1-3】3号機燃料取り出しの状況(PDF)
窒素ガス分離装置C号機の流動変動について(12頁):装置の概要図と故障箇所の図あり。Fタンクエリアの概要(19頁):各タンク群の写真および地図。
1、3号機格納容器水位低下(20頁)。1、3号器ともに、水位が水位計L2を下回った時点で注水量増加させる(3.0m3/h→4.0m3/h。水位がL1を下回ると水位を検知することができなくなるので、予防的にL2を下回った時点で対応する)とともに、注水量増加にともなう水処理量などの水処理運用に対する短期・中長期の影響を評価する(21頁。循環しているので注水量を増やしても汚染水は増えないという説明を19日にしているが、この点について改めて評価をおこなう、という話が今日の会見であった)。1号機格納容器漏えい箇所の推定状況(24頁):漏えいが確認されている真空破壊ラインベローズの設置高さは配管下端がTP. 6242mm、配管中央がTP. 6494mmで、注水停止試験時のD/W圧力挙動から推定される漏えい箇所高さと概ね合致(2020年1月30日参照)。1号機格納容器温度変化(27頁)。1号機格納容器内圧力変化(28頁):21日に圧力低下が見られる(21日参照)。3号機格納容器漏えい箇所の推定状況(30頁):主蒸気配管の伸縮継手から漏えいが確認されている。3号機格納容器温度変化(31頁)。3号機格納容器水位変化(32頁):S/C圧力から水頭圧換算で求めた評価値。
建屋や設備の耐震性能評価のために地震計を設置してデータを収集するべきという話が以前からあり、2020年3月16日の検討会では東電から地震波観測と建屋の剛性評価をおこなうという発言があり、その後、3号機R/Bのオペフロと1階に地震計を設置したが両方とも去年から故障しており、地震波は観測できなかった、とのこと。
以下、規制庁のサイトから。
この件について、規制庁から「東電から検討に耐えるような申請資料が出てこない。面談の席で指摘しても改善しないので、ここで改めて指摘する」という話があった。これについて、石川さんや小野さんから「よくわかりました。改善します」との返答があった。このところ続いているポカミスと同様に、どうなってるんだろ?というような話。




動画



文字起こし、実況など




2021年2月21日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,593mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。
17:58に1号機の格納容器内の圧力が低下し、17:28の1.21kPaから0.90kPaになったことを確認しまた。この圧力低下については、18日に確認された1号機の格納容器内における水位低下(19日参照)の影響によるものと考えている。
過去の原子炉注水停止試験においても、今回同様に格納容器内の水位低下にともなう格納容器圧力の低下が確認されており(2020年1月30日参照)、漏えい箇所が露出したと推定。
また、格納容器温度、圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能濃度などのパラメータ、敷地境界モニタリングポストおよびダストモニター、構内ダストモニター等に有意な変動はなく、外部への影響がないことを確認している。
引き続き、関連パラメータについて、慎重に監視していく。



2021年2月20日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,614mm(19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。
原子炉への注水は安定して継続実施中。なお、1号機については過去の注水停止試験において水位低下により格納容器圧力も低下した(2020年1月30日参照)が、放射性物質の飛散などによる外部への影響がないことを確認してる。今後も水位低下が継続した場合、同様な事象が発生するものと思われるが、慎重に監視していく。漏えい箇所が気中に露出し水封が破れて格納容器内が外とツーツーになるため、ほぼ大気圧と同じまで圧力が低下する。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。18日採取分。
No.10は配管清掃のため採取中止。


2021年2月19日(金)

今日のお仕事




プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、14:22に81回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。


その他


1、3号機格納容器水位が低下傾向にあることを確認した。
【時系列】昨日18日23時頃、運転日誌の定時データ採取において、1号機格納容器水位が「L3」から「L2」に低下したことを当直員が確認。今日19日にこれを所内で共有し、1号機格納容器の水位低下の可能性について、関係各所と協議ならびに評価を実施した結果、以下のことを確認した:
・1号機の格納容器温度の一部が15日以降、低下傾向にある。
・3号機の格納容器温度の一部が17日以降に低下傾向、および、原子炉格納容器水位が低下傾向にある。
これらを総合的に評価し、今日17時頃に1号機および3号機の格納容器水位が低下傾向にあるものと判断
【その他の状況】圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能(希ガスモニター含む)、敷地境界のモニタリングポストおよびダストモニター、構内ダストモニターに有意な変動は確認されていないことから、外部への影響はないものと判断している。
13日の地震後の点検において、原子炉注水設備のパラメータおよび目視点検においては異常は確認されておらず、原子炉注水は適切におこなわれている。格納容器水位低下の要因として、13日の地震による格納容器損傷部の状況変化も考えられることから、引き続き、パラメーターを注視して監視していく。
また、R/B地下たまり水水位については現状で有意な変動は確認されていないが、パラメータの詳細評価および監視をおこなう。
【以下、詳細】18日21時に1号機格納容器水位がL3からL2に低下していた(4頁にグラフ。水位計の設置高さは5頁図を参照。水位計は接点式(水没により動作する)で、連続して水位を計測するものではない)。1号機格納容器温度計TE-1625T3(5頁のT3温度計)は15日5時頃より1度ほど低下(3頁にグラフ。温度計設置高さは5頁図を参照)。水位低下により温度計が気相に露出したため温度が低下した(気相部の方が水中より温度が低い)と考える。
3号機では、格納容器温度計TE-16-003が17日より2.5度ほど低下(6頁にグラフ)。この温度計と同じ高さに設置してある水位計(接点式。設置高さは8頁図を参照)は現時点で水中にあることを示している(7頁図)が、温度計の指示値が低下していることから、すでに水位はこの高さよりも低くなっていると考えている(水位計はまだ濡れた状態を保っているのかもしれない)。3号機では、S/CとD/Wの圧力差から格納容器水位の評価をおこなっている(7頁グラフ)が、これによれば、14日より水位低下が始まっている(この推定は評価値を元にしているので、参考扱い)。
1号機の格納容器水位は、通常、格納容器底部から約1.9mで、これが40-70cm程度低下していると考える。去年2020年11月に実施した炉注水停止試験では、水位計L1と温度計T1の間の高さまで水位が低下したが、現状ではまだそこまでは下がっていない。
3号機の格納容器水位は、通常、格納容器底部から約6.3mで、これが30cm程度低下したと考える。これは、去年2020年2月に実施した炉注水停止試験(燃料デブリ冷却状況の確認試験)で経験した最低水位(8頁図の③と②の間)と同程度(2020年2月28日参照)
1号機、3号機ともに、水位低下のスピードは数cm/日程度とゆっくりしたものであることから、13日の地震により格納容器損傷部の状況が変化し、原子炉注水と格納容器損傷部からの漏えいのバランスが変化して水位低下が起きている可能性があると考える。今後、格納容器の水位低下が続く場合は、格納容器底部にたまっている燃料デブリが水面上に露出する可能性もあるので、水位を維持するために状況を見ながら炉注水量を増やす等の対応をとる。
これまで漏えいが確認されている格納容器損傷部は、1号機は真空破壊ラインベローズ(2014年5月27日参照)、3号機は主蒸気配管ベローズ(2014年5月15日参照)
なお、2号機はもともと格納容器水位がほとんどないので、水位低下の恐れはないが、プラントパラメータ等について監視していく。
R/B地下たまり水水位は、一定になるように移送ポンプで排水して制御しているため、今回の格納容器水位低下(=格納容器からR/Bへの漏えい量が増加している)による影響は今のところはないが、移送量などのパラメータの変化を評価し、監視していく。今後、炉注水量を増やす可能性があるが、炉注水は循環させるので、これにより汚染水発生量が増加することはない。
今回確認された温度計指示値の変化や、3号機の格納容器圧力の変化は、いずれも通常に観測される範囲内であり、1号機格納容器水位計の変化により格納容器水位低下の可能性が明らかになるまでは有意な変動と考えていなかった。

水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。

1、3号機格納容器水位低下(上記参照)に関する会見を18:20よりおこなう。1F会場(1F新事務本館1階ビジタールーム)から、福島市会場と東京会場をつないで実施する。


KKで核物質防護設備の故障が放置されていたと報道された件、および、2Fで入構用のIDカード(無効化済)を紛失した件。



動画

文字起こし、実況など



2021年2月18日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:37-13:28に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は424m3

09:35頃、雑固体廃棄物焼却建屋屋上散水ポンプの配管凍結防止用ヒーターが焼損していることを発見。
焼損したのは、建屋屋上にある冷却塔に散水する水を供給する配管の凍結防止が目的のヒーター。
直ちに双葉消防本部に119番通報。09:41に緊急時対策本部に連絡が入った。
自衛消防隊が現場に行き、10:13に当該設備に火と煙がないことを確認(資料右下に写真)。
けが人はいない。モニタリングポスト、敷地境界ダストモニター、構内ダストモニターの指示値に有意な変動はない。また、プラント設備への影響はない。
散水ポンプの交換作業を実施中で、昨日の作業時には異常はなかった。ポンプ交換のため、当該の配管は水抜きをしてあった。冷却塔は2系統(1系統は予備)あり、散水ポンプもそれぞれの冷却塔に2系統ずつあるので、当該の系統が停止しても雑固体廃棄物処理施設の運用には影響ない。
今後、原因調査し再発防止対策を講じる。

16:20、陸側遮水壁(凍土遮水壁)冷凍機(B系)が停止。冷凍機(A系)は点検停止中で、陸側遮水壁の運用が停止となった。
現場状況を確認したところ、15:16に通信異常が発生したことにより冷凍機(B系)が停止したものと推定。通信異常が復帰し、冷凍機(B系)の起動が可能になったことから、16:48に復旧操作を開始し、17:06に起動操作が終了。起動操作後の現場確認で、18:44に異常なしを確認。


その他


ドローンで撮影した構内の状況を公開。
廃炉作業を進めるために撮影したもの。
1-4号機周辺とタンクエリア。YouTube動画29:40以降に解説あり。撮影したのいつなんだろ。

サイトバンカ建屋内貯蔵プールの調査を実施する。
サイトバンカ建屋内貯蔵プールは、照射済の制御棒やチャンネルボックス、フィルター等の高線量機器を保管する目的で使用されており、現在も震災以前の高線量機器を保管している。
使用済燃料プールにも高線量機器は保管されているが、燃料取出し後にこれらを取出して保管するための工法や搬出先の確保などを検討中。この中で搬出先の候補である、サイトバンカ建屋内貯蔵プールの健全性を確認するもの。当該プールの貯蔵容量は約4200m3、このうち現在使用している容量は過去の記録から約570m3と見ている。1-6号機にある高線量機器は合計で255m3程度の見積もり。なお、今回の調査は、当該貯蔵プールの震災後初めての調査となる。
今日18日より貯蔵プールの水の浄化を開始。また、16-19日にJAEA楢葉遠隔技術開発センターで水中ドローン(去年2号機の使用済燃料プール調査で使用したもの。2020年4月30日、6月11日参照)の操作訓練を実施したのち、3月上旬より水中ドローンを用いて調査を実施する。スケジュールは2頁。
調査結果を踏まえて、サイトバンカ建屋内貯蔵プールが使用済燃料プール内の高線量機器の搬出先として適正であるかを判断する。
調査内容は以下の通り:
・水中ドローンによるプールライナー(内張)および既存保管機器の状態確認。
・サイトバンカ貯蔵プール水の水質確認。
・ライナードレンからの漏えい有無確認(サイトバンカ建屋地下階)。
プールはコンクリート製で、金属(ステンレス?)の内張がしてある。コンクリートはひび割れが発生しうるので、金属ライナーで水密性を保っている。コンクリートとライナーの間にたまった水を排水するのがライナードレン。ライナーに穴が開けば、プール水がライナードレンから出てくる。ライナードレンについては、2011年9月2日、2012年10月3日を参照。

13日の地震による影響について更新。
15日以降に判明した状況を更新。
窒素ガス分離装置C号機(運転中)に流量変動が見られたため、AC系運転からAB系運転に切替え(問題なく運転継続中)。11頁に写真と詳細。16日の点検で、吸着槽(空気から酸素を除く機器。2020年4月30日参照)に連なる配管接続部のひとつと吸着槽の固定部で割れ(2カ所)を発見した。現在、調査を継続中。吸着槽に溶接した固定用の金具(床にボルトでとめてある)が、溶接部で割れているように見える。こんなのが割れるんだな。
免震重要棟の火災警報は、免震等ではなく事務本館1階の防火扉閉の警報に訂正(1頁)。
大型休憩所の火災警報は、防火扉閉の警報に訂正(現場確認のうえ防火扉を開き、警報リセットし復旧済み)(1頁)。
FタンクエリアH3タンクフランジ下部からの漏えい/FタンクエリアI-7タンク上部フランジ部漏えい(2頁)。いずれも5・6号機側のタンク(5・6号機北側)。貯留しているのは5・6号機たまり水および淡水化装置の戻り水。
滞留水移送ライン周辺の陥没(4頁)。陥没しているのは高温焼却建屋付近のライン周辺の地面に訂正。
所内共通P/C 3B電圧不足警報の誤発報(6頁)。16日に所内共通P/Cを停止し点検実施、GPT変圧器を正常位置に戻し復旧済み。
瓦礫保管エリア一時保管施設でのコンテナ傾き及び転倒(6頁)。転倒したコンテナのうち、転倒して上下が逆さまになってフタが開放し、内容物が見えているものがあった(右下写真)。内容物は除染済の解体フランジタンク片で、周囲の汚染やダストの飛散が無いことを16日に確認した(内容物の表面汚染密度<1.0Bq/cm2、付近のダスト濃度<1.7×10-5Bq/cm3)。コンテナを積む際にはコンテナ同士を連結しているが、この連結が破損して転倒等が生じた。
体表面汚染モニタ動作不能(7頁)。復旧していなかった車両スクリーニング場の体表汚染モニタは16日に復旧済み。
増設/高性能ALPSサンプルタンク・処理水タンクの位置ずれ(9頁)。14日13:00頃確認。増設多核種除去設備サンプルタンク1基(全3基)、高性能多核種除去設備サンプルタンク2基(全3基)にタンクの位置ずれ(最大5cm)を確認。目視点検により、タンクおよび周辺配管(PE管)に有意な変形がないこと、および、漏えいがないことを確認。タンクの容量は1253m3、水位は満水の95%だった。
処理水貯蔵タンクについてもDエリア等においてタンクの位置ずれを確認。同様に目視点検によりタンクに有意な変形や漏えいが無いこと、および、接続配管等に漏えいがないことを確認。
今後、サンプルタンクについては処理水移送時に運転圧力における漏えい確認を実施予定。処理水タンクについては、連結管の変異量を計測予定。
貯留タンクは、地震時の転倒を回避するために、設置面に固定していない。このため、大きな地震では位置ずれが生じる可能性があり、連結配管も可塑性のあるPE管を使用している。今回の位置ずれはタンクの貯留性能に影響がないことを確認しており、通報公表基準に沿って地震直後には公表していなかったが、今回改めて公表することにしたもの。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。11日採取(13日既報)の第三者機関の分析結果。

実施計画の変更認可申請(2020年8月19日提出)が規制委に認可された。
認可:5・6号機サブドレン集水設備復旧。


東京電力パワーグリッドの社員1名(静岡県内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているにを確認した。


動画



文字起こし、実況など



2021年2月17日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、14:22に80回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料2体)を完了した。
18日の会見で動画の解説あり(YouTube動画23:00以降)。大変形燃料用の収納缶、その収納缶を納めるラックの映像あり。

サブドレン他水処理施設、10:29-13:17に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は417m3


その他


1月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機R/Bからの放出は1.2×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが1.8×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが1.9×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.04μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日(5/6号機については2019年11月28日)を参照。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果
No.2、4、6、8、12は系統停止中のため、No.10は配管清掃のため、採取中止。
通常、サンプリングは分析結果公表の2日前。15日は13日の地震の影響で止まってた?

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(13日採取)と集水タンクNo.6(11日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日18日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:放射性物質分析・研究施設第1棟の運用開始に伴う管理対象区域等の変更。放射性物質分析・研究施設第1棟を周辺監視区域内に取り込むために、周辺監視区域の境界を変更するもの。




2021年2月16日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、11:35-13:38に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は303m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年12月31日-2021年2月4日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
8日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。



2021年2月15日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

13日の地震関係
08:15  FタンクエリアH3タンクからの漏えいについては、当該タンクからの水移送をおこない、漏えいは停止していることを確認。
08:25  サブドレンの残り3系統(No.2、No.3、No.4中継)について、復旧を完了。同時刻に現場に異常がないことを確認。
これまでの状況まとめ
10頁以降に主な時系列。「原子力警戒体制」は発電所の所在市町村で震度6弱以上の地震が発生した場合に発令し、区分IIIパトロールで大きな異常がないことを確認して解除される(その後は通常の体制に引き継がれる)。
・使用済燃料プール冷却設備、原子炉注水設備、窒素ガス分離設備運転→継続
・水処理設備→手動停止、15日までに滞留水移送設備、サブドレンは復旧済み
・第三セシウム吸着装置(SARRYII)→通信異常で停止、15日復旧済み
・5号機使用済燃料プール、6号機使用済燃料プール、共用プール→溢水(スロッシング)確認
・モニタリングポスト、敷地境界及び構内ダストモニター、構内線量率表示機→異常なし
・物揚場排水路モニター→指示値が低下→サンプリングにより代替測定、通常値であることを確認(14日13:26)→復旧(14日08:56)
・免震重要棟1階南側渡り廊下火報発生(13日23:08)→防火扉開で発報したもの
・大型休憩所火災ガス警報発生(13日23:20)→その後の確認で火災ガス警報ではなくエレベータ異常警報であることを確認(点検のうえ警報リセットし復旧済み)
現場パトロール(区分III)で確認された異常
FタンクエリアH3タンクフランジ下部からの漏えい(14日05:00頃確認。2頁写真
貯留していたのは5・6号機建屋地下たまり水。
5カ所合計で鉛筆芯約1本分の漏えい、堰内にとどまっており、外部への影響はなし。モニタリングポスト・敷地境界ダストモニター・構内排水路モニター・海水モニターに有意な変動なし。
15日08:15頃、漏えい部分よりも水位を下げて漏えい停止。今後修理予定。
FタンクエリアI7タンク上部フランジ部漏えい(14日16:50頃確認。2頁写真
1滴/3秒程度、直ちに受けを設置し水たまり無し。水位を下げるため内包水を移送する系統を構成したところ、19:04頃、移送系統から漏えい(3m×4m×1mm、1m×1m×10mm)。系統構成を中止し移送系統からの漏えい停止(I7タンクの漏えいは3秒に1滴程度で継続中。対応を検討中)。I7タンク・移送系統ともに受け設置済み。漏えい水は回収済。
Fタンクエリアでフランジタンク歩廊落下(14日04:30頃確認。3頁写真
Fタンクエリア(J3,J4,J6,I2,I3,I7,H3)7カ所でフランジタンクの歩廊が落下。立ち入り制限を実施済み。ケガ人やタンク等の破損は無し。今後、修理予定
溶接タンクエリア内の堰内の床面塗装の破損部周辺に水溜まりを確認(14日10:46)
溶接タンクエリア(J9エリア、J2エリア)内の堰内の床面塗装の破損部周辺に水溜まり
があることを確認。たまり水について分析を実施(塩分濃度0%、pH8、放射能濃度はバックグラウンド相当(400-600cpm))、雨水と判断。
滞留水移送ラインの高温焼却炉建屋(HTI)と焼却工作建屋への分岐点付近陥没(14日10:54確認。4頁写真)
分岐付近の地面が陥没しているのを確認。水漏れ等は現時点で確認されていない。たまり水移送ラインの系統を切り換えているため、運転に影響はない。また、今後、詳細に現場調査するとともに、損傷等があった場合は、速やかに対策を講じていく。
大型メンテナンス建屋北側壁面パネルが落下(14日未明確認。4頁写真
現地を立入制限している。また、落下する可能性のあるものは、仮固定を実施。けが人なし。今後修理予定。
RO膜型淡水化装置(RO-3)のフィルタ(UF-2-2)からの滴下(養生内)(14日10:18確認。5頁写真)
主配管とドレン配管の融着部より2-3滴/秒の滴下あり。養生内に留まっている。漏えい水(約15リットル)の回収完了。環境への影響なし。主配管当該部の前後弁を閉操作実施し、滴下停止。当該系統は4系統のうち2系統使用、2系統予備のためRO-3の運転への支障はない。
4号機原子炉建屋天井クレーンから油滴下(14日01:43頃確認)
漏えいした油の広がりは約40cm×30cm×1mmと限定的であり環境への影響はなし。クレーンは休止中で拭き取りにて対応済み、3月予定の定期点検にて確認予定。
所内共通P/C(パワーセンター)3B電圧不足警報の誤発報(14日15:00頃確認。6頁写真
不足電圧を検出する装置(GPT変圧器)が地震により断路位置となったため誤動作。本日15日に所内共通P/Cを停止し点検予定(必要な設備は別系統に振り分け)。
瓦礫保管エリア一時保管施設でのコンテナ傾きおよび転倒(14日13:51頃確認。6頁写真
ガレキ保管エリア一時保管施設(AAエリア)のガレキコンテナの一部が転倒および傾き(転倒2カ所12台程度、傾き10列程度)。現地に立入制限、今後修復予定。当該のエリアにあるコンテナの内容物は1μSv/h以下のフランジタンク解体片で、内容物は飛散していない。積み上げてあるコンテナの内容物は線量の低いもの。
体表面汚染モニター動作不能(14日未明確認)
入退域管理施設(3台)、免震重要棟(3台)、車両スクリーニング場(1台)の体表面汚染モニター動作不能(地震にともない位置センサーのリセットが必要となったもの等)。残りのモニターに加え手サーベイにより対応。車両スクリーニング場以外は全台復旧済み(15:00頃)。
5号機⻄側道路⻲裂(14日14:40頃確認。8頁写真
車両の通行に問題なし(必要に応じて補修)。
協力企業棟外壁および天井パネル落下(14日未明確認。8頁写真
現地を立入制限している(けが人なし)。今後修理予定。
大型休憩所8階給水管配管損傷(14日未明確認。9頁写真
給水配管が損傷し水漏れが発生、給水ができなくなった。そのため、バルブを閉じることで、損傷箇所を切り離し仮復旧(12:30頃)。今後修理予定。

14:47頃、2号機T/B1階天井付近から水が滴下しているのを発見。20-30滴/秒程度で滴下継続中。漏えいした水は建屋内にたまっており、たまりの大きさは1m×5m×1mm。現場を確認した結果、T/B屋上の雨水を排水する配管からの漏えいであり、漏えい水についてスミヤ測定を行った結果、バックグランドと同等であったことから雨水と判断した。浜通りは午後から降雨。

11:36、6号機非常用ディーゼル発電機建屋北側資機材倉庫付近に保管してある発電機から油が漏えいしていることを発見。漏えいした油の広がりは直径が約20cm、厚さが約1mm。漏えいは停止している。11:50に双葉消防本部に119番通報。漏えいした油は、吸着マットにより処理を実施。12:51に浪江消防署より「油漏れ事象」と判断された。


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(11日採取)と集水タンクNo.2(9日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1000Bq/L。17日に排水の予定。
昨日14日に分析結果を公表した一時貯水タンクBは明日16日に排水の予定。








動画



文字起こし、実況など



2021年2月14日(日)

16:31に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは50km、地震の規模(マグニチュード)は5.2。


今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

昨夜の地震関係
観測された地震加速度:6号機 水平 235.1gal 垂直 116.5gal
以下、時系列。
2月13日
23:08頃 地震発生
23:08 免震棟1階南側渡り廊下で火災警報発生
23:10頃 物揚場排水路モニターの指示値が低下。放射線を測定する水槽内に付着した放射性物質が地震の影響で剥がれ落ちたことから、計測値が下がったものと推定。なお、当該排水路、上流において漏えいが確認されていないこと、および、海水放射線モニター(全βの指示値)に有意な変動はないことから、環境への影響はなし。
23:20 大型休憩所で火災警報発生
23:23 原子力警戒態勢発令
23:33 たまり水移送設備、水処理設備の運転停止
23:55 以下について確認
      1-6号機設備プラントパラメータ     異常なし
      原子炉注水設備(1-3号機)       運転継続
      使用済燃料プール冷却設備(1-3,5,6号機※、共用プール) 運転継続
        ※4号機は地震発生前から停止中
      モニタリングポスト指示値         有意な変動なし
      発電所敷地境界・構内ダストモニター指示値 有意な変動なし
      構内線量表示器指示値           有意な変動なし
      海水放射線モニター・構内排水路モニター指示値 有意な変動なし
23:59 双葉消防本部(一般回線)に連絡
2月14日
00:07 免震棟1階南側渡り廊下の火災警報発報について、現場確認の結果異常なしを確認
00:55 パトロールを開始(区分III)
01:09 1-6号機設備、水処理設備、雑固体焼却設備について、集中監視室でパラメータ確認を実施し、異常なしを確認
01:10 雑固体焼却設備についてパトロール完了。異常なし確認
00:14以降 構内ダストモニター5カ所(15日の会見より、1号機海側、3号機海側、2号機西、1号機北法面、5・6号機警備所前)の指示値に若干の上昇を確認。当該ダストモニターの最大値は1.6×10-5Bq/cm3(3号機海側)であり、警報発生値(高警報設定値:5.0×10-5Bq/cm3)と比較して小さいこと及び通常の変動範囲内であることを確認(通常の変動範囲内:2×10-5Bq/cm- 5×10-6Bq/cm3)。なお、02:00頃に、概ね上昇前の指示値に戻った。
01:36 大型休憩所の火災警報発生について、現場確認の結果、異常なしを確認
02:08頃 5号機および6号機のR/Bのパトロール終了。その際、5号機および6号機の使用済燃料プール付近において、地震の揺れでプール水が溢水したものと思われる水たまりを確認。溢水の継続はなく、外部への影響なし。なお、R/Bは、その他異常なし。
         <5号機>
         場所;R/Bオペレーティングフロア 4カ所
           4カ所とも、0.5m×0.3m×1mm (約600cc)
         <6号機>
         場所;原子炉建屋オペレーティングフロア 4カ所
          ・2m×0.5m×1mm
          ・1m×0.5m×1mm
          ・0.1m×0.1m×1mm
          ・0.2m×0.1m×1mm     (計約1,600cc)
02:24 5号機廃棄物処理建屋パトロール終了。異常なし確認
02:36 3・4号機中央制御室および3・4号機T/Bのパトロール終了。異常なしを確認
03:07 6号機廃棄物処理建屋パトロール終了。異常なし確認
03:13 処理水等貯蔵タンクまわりパトロール終了。異常なし確認
03:16 水処理設備パトロール終了。異常なし確認
03:17 5、6号機T/Bパトロール終了。異常なし確認
03:50頃 運用補助共用施設パトロール完了。パトロールで、同施設内の使用済燃料プール(共用プール)付近において、地震の揺れでプール水が溢水したものと思われる水たまりを確認。溢水の継続はなく、外部への影響なし。なお、運用補助共用施設は、その他異常なし。
        場所;運用補助共用施設内使用済燃料プール
          ・6m×0.1m×1mm        (約600cc)
03:35 モニタリングポスト 異常なし確認
03:47 気象観測装置 異常なし確認
05:00頃 FタンクエリアH3タンクフランジ下部から、水の漏えいを確認。タンクの貯留水は、5、6号機建屋内地下にたまっていたたまり水。漏えいした水は、堰内にとどまっており、外部への影響はない。その後、連結弁を閉め、当該タンクを隔離したが、漏えいはタンク下部フランジ5カ所から継続している。
06:45頃までに、次の設備について、異常なしを確認
        1-4号機設備のうち、
        ・原子炉注水設備
        ・格納容器ガス管理設備
        ・窒素ガス封入設備(A系、B系、非常用)
        ・使用済燃料プール冷却設備
10:46頃 J9タンクエリアで水たまりがあることを確認。漏えい防止拡大を防ぐために設置された堰の中に留まっており、外部への漏えいは確認されていない。その後、水たまりの水を分析した結果、塩分濃度が0%、pHが8、放射能濃度がバックグラウンドと同等であることを確認。これにより、当該水は、塗装面とコンクリート堰の間に染み込んでいた雨水と判断。
13:01 たまり水移送について設備に異常が無いことを確認したことから、1号機R/Bからプロセス主建屋へのたまり水移送を再開。他の建屋についても、たまり水移送を順次再開する。
13:26 物揚場排水路の水を分析した結果、137Csで2.3Bq/L、全βで7.3Bq/Lであり、通常値であることを確認。
13:51 すべての「区分III」パトロールが完了。モニタリングデータに有意な変動がないことをあたらめて確認。なお、廃棄物関連施設のパトロールにおいて、瓦礫保管エリア一時保管施設のコンテナの一部に傾きや転倒が確認されているが、内容物の飛散がないことを確認。
14:00 原子力警戒態勢を解除
14:27 運用補助共用施設使用済燃料プール付近の水たまりの拭き取り完了。
15:45 5号機使用済燃料プール付近の水たまりの拭き取り完了。
16:25 6号機使用済燃料プール付近の水たまりの拭き取り完了。
19:05 地震発生に伴い停止していた水処理設備については、地震発生後のパトロールにおいて、設備に異常がないことを確認したことから、サブドレンNo.1及びNo.5中継の2系統の復旧を完了。同時刻に現場に異常がないことを確認。

夕方の地震関係
プラント状況は以下のとおり。
 ・1−6号機設備プラントパラメータ       異常なし
 ・たまり水移送設備パラメータ         異常なし
 ・原子炉注水設備(1~3号機)         運転継続中
 ・使用済燃料プール冷却設備(1-3,5,6号機、共用プール)※運転継続
                       ※4号機は地震発生前から停止中
 ・モニタリングポスト指示値         有意な変動なし
 ・発電所敷地境界・構内ダストモニター指示値 有意な変動なし
 ・構内線量表示器指示値           有意な変動なし
 ・構内排水路モニター、海水放射線モニター指示値 有意な変動なし
16:45-19:46にかけて現場パトロールを行った結果、16:50、FタンクエリアI-7タンク上部フランジ部より3秒に1滴の漏えいを確認。漏えいは堰内にとどままっており、漏えい部には受けを設置済。その後、I-7タンク内の水を移送し水位を低下させるために系統構成を実施したところ、19:04、移送ラインの1カ所から漏えいを確認したため、系統構成を中止。漏えいは2カ所に広がっており漏えい水の水たまりは以下の通り。
 ・3m×4m×1mm
 ・1m×1m×10mm
漏えいは堰内に留まっており、受けを設置済、漏えいの継続はなし。
その他、1-4号機、5・6号機、水処理設備、雑固体焼却設備を点検した結果、異常のないことを確認。なお、モニタリングデータに有意な変動なし。



その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(10日採取)と集水タンクNo.4(7日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。




2021年2月13日(土)

23:07に浜通りで震度6強の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは55km、地震の規模(マグニチュード)は7.3。


今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。11日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。No.1はポンプ点検のため採取中止。




2021年2月12日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、14:20に79回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。535/566の取出しが完了。

地下水バイパス、10:02に一時貯留タンクGr2から排水を開始。
(以下、13日の日報より)15:06に排水を停止。排水量は1399m3

サブドレン他水処理施設、11:01-13:37に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は386m3


その他


1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は1月20日、2号機は1月8、21日、3号機は1月5日、4号機は1月7日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は1月5日、2号機は1月8日、3号機は1月6日に実施)、および、R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果


2021年2月11日(木・建国記念の日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。4日採取(6日既報)の第三者機関の分析結果。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
4日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日12日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr1の1月4日採取分。

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。12月分。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(7日採取)と集水タンクNo.3(5日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日12日に排水の予定。




2021年2月10日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:52に78回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料2体)を完了した。

地下水バイパス、C系および共通制御電源の二重化工事にともない、昨日8日よりA-C系を全停止中8日参照。
(以下、11日の日報より)作業が終了し、16:49に復旧した。

サブドレン他水処理施設、10:37-12:41に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は306m3

10:42、発電所構内にある電気品危険物倉庫(Dタンクエリア東側)において火災警報が発生したことを確認したが、現場で煙等は確認されず。双葉消防本部の状況確認により11:42に誤報と判断された。

14:33、作業者がプロセス主建屋脇の装備交換所に警報付ポケット線量計(APD)と蛍光ガラス線量計(ガラスバッジ)が置いてあるのを発見
その後、当該の線量計の使用者(40代男性、1Fでの経験は1カ月)が1-4号機出入管理所に戻る途中で置き忘れに気付き、15:05頃にプロセス主建屋脇の装備交換所で回収の後、入退域管理所から通常通り退域した。作業中は適切に線量計を携帯していたと報告を受けている。
今後、詳細について確認中。また、被曝線量を評価する。
5日にも類似の案件があった。


その他


地下貯水槽No.1南西側の漏えい検知孔水が至近の分析結果と比較して上昇。その他の採取地点の分析結果は、至近の分析結果と比較して有意な変動なし。
(以下、11日の日報より)今日10日に再サンプリングを実施した。

サブドレン等分析結果(タービン建屋付近のサブドレン水)で、3号機サブドレンのトリチウムが至近の分析結果と比較して上昇。その他の採取地点の分析項目は、至近の分析結果と比較して有意な変動なし。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
No.10のトリチウムは440Bq/L。No.4はポンプ点検のため採取中止。

東京電力パワーグリッドの社員1名(栃木県内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。


廃炉情報誌「はいろみち」第24号を発行した。




動画



文字起こし、実況など






2021年2月9日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、C系および共通制御電源の二重化工事にともない、昨日8日よりA-C系を全停止中8日参照。

その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年12月24日-2021年1月28日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
2月1日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(5日採取)と集水タンクNo.1(3日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1000Bq/L。明日10日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請(2020年9月3日提出)が規制委に認可された。
認可:放射性固体廃棄物発生量予測の更新。


11日(木)は祝日なので、10日に会見を実施する。







2021年2月8日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、12:50に77回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

地下水バイパス、C系および共通制御電源の二重化工事にともない、今日8日15:00-10日16:00(予定)にA-C系を全停止。A系とC系はすでに電源二重化している。

サブドレン他水処理施設、10:24-13:37に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は478m3


その他


増設多核種除去設備(B)クロスフローフィルターろ過水白濁の調査状況(中間報告)。
10月27日に確認された件。11月4、16日参照。
その後実施している増設ALPS(B)のクロスフローフィルター(CFF)開放点検(CFF2B、CFF3B)において、フィルターエレメントの一部(上流側端面)に損耗のあることを確認した(1頁に写真。CFF3Bでは、フィルターエレメント上流側端面がくぼんでいるのが分かる)。通常、スラリーはフィルターエレメントを透過することで、二次側にはろ液のみ流出する仕組みだが、上流側端面(入口部)のフィルターエレメントが損耗したことで、当該部より一部のスラリーが二次側へ流出したと想定している。前回の長期点検は2016年度末でその際にフィルターを交換している。
今後、フィルターエレメントの交換をおこなうと共に、フィルターエレメントが損耗した原因について引き続き調査を実施する。

水処理週報


T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。1月28-2月3日の移送量。





動画



文字起こし、実況など



2021年2月7日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(3日採取)と集水タンクNo.6(1日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日8日に排水の予定。




2021年2月6日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:14-13:24に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は471m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。4日採取分。
No.10のトリチウムは450Bq/L。No.1はポンプ点検のため採取中止。


2021年2月5日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1-3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系共用設備、電動機の点検にともない3日より運転を停止していたが、11:18に運転を再開した。これにより、2、3号機使用済燃料プールの冷却を再開。冷却再開後のプール水温は、2号機が21.4℃、3号機が16.6℃。22日参照。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、工事等の作業にともない1月12日より1次系を停止中。停止期間は2月5日までの予定。1月12日参照。
(以下、6日の日報より)16:30に1次系の運転を再開。冷却再開後のプール水温は31.4℃。

3号機燃料取出し作業、14:46に76回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料2体)を完了した。3日参照。

地下水バイパス、09:59に一時貯留タンクGr1から排水を開始。
(以下、6日の日報より)15:28に排水を停止。排水量は1476m3

サブドレン他水処理施設、11:44に一時貯水タンクLから排水を開始。
(以下、6日の日報より)14:44に排水を停止。排水量は448m3

11:10に作業者が3/4号機装備交換所に警報付ポケット線量計(APD)と蛍光ガラス線量計(ガラスバッジ)が置き忘れてあるのを発見。
これらの線量計の使用者が1-4号機出入管理所に戻る途中で置き忘れに気付き、11:26に装備交換所で回収した後、入退域管理所から通常通り退域した。なお、入域から作業終了までは線量計を適切に携帯していたと報告を受けている。1頁下図に線量計不携帯で移動したルートを示す。
今後、置き忘れの経緯等を確認し、再発防止に努める。また、使用者の被曝線量評価をおこなう。


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(1日採取)と集水タンクNo.5(1月30日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日6日に排水の予定。

東京電力ホールディングスの社員1名と東京電力エナジーパートナーの関係職員1名(いずれも東京都内事業所勤務)の計2名が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。





2021年2月4日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1-3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系共用設備、電動機の点検にともない昨日3日より運転を停止中。これにより、2、3号機使用済燃料プールの冷却が停止中。冷却再開は5日23:00の予定。2日参照。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、工事等の作業にともない1月12日より1次系を停止中。停止期間は2月5日までの予定。1月12日参照。

2号機燃料取扱設備設置に向けたR/Bオペフロ線量調査を開始11月26日参照。
11月にR/Bオペフロの残置物等移動・片付け(コンテナ搬出)が完了(11月25日参照)したので、次にオペフロ内の線量等の調査を実施する。今日より開始、3月上旬までの予定。得られた結果を評価し、線量低減を検討する。調査範囲は左下図。調査は遠隔操作で実施、使用する機器はBROKK400D(γカメラ測定)、KobraおよびPackBot(空間線量率測定、表面汚染測定および調査助勢)。測定点は100点を予定。
前回2018年12月の調査ではウェルプラグ上で148mSv/hが最大だった。

04:06にA排水路の簡易放射線検知器(PFSモニター)の高高警報が発生
続報資料3頁に時系列、4頁に地図。
高高警報の設定値は3000Bq/L(高警報は1500Bq/L)、測定値の最大は04:32の30639Bq/Lだった。警報発生前はおよそ100Bq/L、これが瞬時に上昇して警報設定値を超えた。
04:45に社員が現場に出向。04:56に排水路の電動ゲート閉止完了。現場確認の結果、05:50にA排水路周辺の側溝からの流入は見当たらないことを確認した。予防的措置として、
05:03 サブドレン浄化設備の運転を停止。
05:04 Kタンクエリア(A排水路の上流にある)の外堰の止水弁を閉止。
05:05 運転中だった多核種除去設備ALPS(B)を循環待機に移行。
10:05に改めて現場確認を実施した結果、設備からの漏えいがないこと、A排水路への流入がないことを確認。10:25に警報をリセットし、モニターの指示値は警報発生前の値に復帰
11:58に、A排水路に滞留している水および物揚場前(排水路出口)の水の放射能分析を実施。結果はいずれも通常範囲内(2頁)であり、当該警報はモニターの異常によるものと判断した。また、警報発生前後を通じて海水放射線モニターの値に優位な変動はみられず。
12:12に排水路の電動ゲートを開放。上記3設備の予防的措置については、準備が整い次第、復旧する。



その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。1月28日採取(29日既報)の第三者機関の分析結果。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
1月26日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日5日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請(2018年7月25日提出)が規制委に認可された。
認可:2号機原子炉格納容器内部の詳細調査。

放射線データの概要 1月分(1月1日〜1月31日)

2021年2月3日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1-3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系共用設備、電動機の点検にともない10:48に運転を停止。これにより、同時刻より2、3号機使用済燃料プールの冷却が停止。冷却再開は5日23:00の予定。冷却停止時のプール水温は2号機が20.3℃、3号機が16.0℃。2日参照。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、工事等の作業にともない1月12日より1次系を停止中。停止期間は2月5日までの予定。1月12日参照。

3号機燃料取出し作業ハンドル変形燃料を輸送用キャスクへ装填する作業を初めて実施
09:55に76回目の取出し作業を開始。ハンドル変形量の大きい燃料(大変形燃料)2体を2体収納タイプのキャスク(1日参照)に装填した(11:53に装填終了)。今後、共用プールへ移送する。
今日、キャスクに装填した燃料は資料2頁の9番と12番。2体キャスクで移送する予定の燃料は全部で8体(残り6体。2頁右下に番号で表示)。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。1日採取分。
No.10のトリチウムは430Bq/L。No.4はポンプ点検のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(1月30日採取)と集水タンクNo.3(1月28日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1100Bq/L、第三者機関が1200Bq/L。あさって5日に排水の予定。




2021年2月2日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、工事等の作業にともない1月12日より1次系を停止中。停止期間は2月5日までの予定。1月12日参照。

サブドレン他水処理施設、10:44-13:49に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は420m3


その他


1-3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系共用設備、電動機点検にともない明日3日00:00ー5日23:00に運転を停止する予定。
2号機使用済燃料プールの今日2日05:00の水温は20.3℃、停止期間終了時点で約22.9℃と評価。
3号機使用済燃料プールの今日2日05:00の水温は16.2℃、停止期間終了時点で約19.0℃と評価。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年12月17日-2021年1月21日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
25日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。





2021年2月1日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、工事等の作業にともない1月12日より1次系を停止中。停止期間は2月5日までの予定。1月12日参照。

サブドレン他水処理施設、10:42-13:51に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は438m3


その他


3号機燃料取出し作業、1月30日に実施した吊上げ試験で全ての燃料を吊上げられることを確認した。
これまでの試験で吊上げられていなかった3体(1月25日参照)は、再度のガレキ撤去をおこなった後に試験を実施し、全て規定荷重(約1000kg)で吊上げられた
また、燃料ラック吊りピースが変形して燃料と干渉していたもの(3月26日参照)については、ラック吊ピースの変形を曲げ戻す作業(9月24日参照)を実施して干渉を解除し吊上げられることを確認した。また、この燃料については干渉解除後の調査により、ハンドルが変形していることを確認した。これで、ハンドル変形燃料は合計18体となった。
ハンドル変形の大きい燃料(大変形燃料)用の輸送用キャスク(2体収納。2019年8月20日参照)の用意ができたので、1月29日に使用済燃料プールに搬入し、30日よりハンドル変形模擬燃料による装填訓練を実施中。訓練後に手順や設備の最終確認をおこない、次回76回の燃料取出し作業で大変形燃料の取出しをおこなう予定。
全566体の取出しは今年度中に終了の予定。

サブドレン他水処理施設、28日排水時の海水サンプリング結果
12月3日に同様の分析(サブドレン他水処理施設からの排水時の海水サンプリング)を実施していたが、当日は排水作業が他の作業との兼ね合いから予定より遅れたため、海水サンプリングが排水に先行してしまっていた。1月7日に福島県から指摘があり、作業実績を確認したところ、この状況が明らかになった。このため、1月28日に改めて排水時の海水サンプリングを実施したもの(排水時海水サンプリングは3カ月に1回実施している)。
12月3日の分析結果については、サンプリングが排水に先行したことをPDF資料の脚注に追記している。いやいや、この書き方じゃ気が付かないよ。

月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
評価区分の変更はなし。

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(1月28日採取)と集水タンクNo.2(1月26日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日2日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。21-27日の移送量。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:3号機原子炉格納容器内取水設備設置。

東京電力パワーグリッドの社員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。



動画



文字起こし、実況など