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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2011年9月30日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF113KB)

1号機R/Bカバー設置工事、機器類のメンテナンスを実施。壁パネル設置は今日しない。

3号機T/B地下のたまり水はプロセス主建屋へ移送していたが、雑固体廃棄物減容処理建屋の水位が下がってきたので、09:46-10:00にそちらへ移送先を変更
3号機トレンチ立坑水位計、通信設備不調で定時(07:00)の測定を欠測。ケーブル本体の不良が原因。ケーブルを敷設し直して今日復旧した。
3号機関連作業の電源として変圧器盤を追設するため、15:00に使用済燃料プール冷却の電源を停止、19:26冷却再開。この間にプール水温は0.5度ほど上昇。

26日からやっていた5号機残留熱除去海水ポンプの出口弁修理が終了したので、残留熱除去系をA系(仮設)からB系(本設)へ切り替え(残留熱除去海水系も、A系からB系へ切り替えを実施)。原子炉水温は06:00で44.3℃だが25℃程度まで冷却進む見通し。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、20m3/hで運転中。
14:19油分離装置の処理水移送ポンプが過負荷でトリップしてキュリオンセシウム吸着装置が停止。17:50に処理水移送ポンプ予備機を起動、キュリオンセシウム吸着装置の運転再開。
水処理装置、SARRY、A系B計で40m3/h。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2は昨日の漏えいで1系統のみ運転していたが、11:27漏えいした接続フランジ部分を交換して2系統での運転を再開。3と合わせて70m3/hで運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中、3A3B3Cは試運転実施中。

循環型海水浄化装置、週末メンテナンスで09:50に停止。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、1、2号機超高圧開閉所付近でコンテナ3個分回収、累計666個。


その他

作業従事者の被曝線量評価報告
緊急時作業者の被ばく線量の評価状況等について

原子力災害対策本部緊急時避難準備区域の解除を決定


ニコ生

【9/30・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/30・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/9/30・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/30・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月29日(木)

19:05に浜通りで震度5強の地震。震源地は福島県浜通り、震源の深さは9km、地震の規模(マグニチュード)は5.4。
震度分布図(気象庁)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.9KB)

1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置工事継続。
1号機格納容器ガス管理システム設置作業の格納容器スプレー系配管切断作業は、今日予定していたけれど延期。昨日測定して今日切断に入るよりも、一旦落ち着いて手順に抜けがないか再度確認する。可燃性ガスの扱いについて火力発電所にある知見も援用して多角的にチェックする。いつやるかは未定。

2号機原子炉注水、11:00で99.7℃。
プラントの温度データ 2号機(PDF)

3号機使用済燃料プール、13:20-15:10にヒドラジン注入を実施(約2m3)。
3号機トレンチ立坑水位、通信設備不調でカメラからの確認ができず、定時(07:00)の測定を欠測。15:40に現地でデータ採取(O.P. +3267mm)。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、20m3/hで運転、Hベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、A系B系2系列で運転、べッセル2塔交換。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2と3を運転継続しているが、2で10:20に濃縮塩水移送ホースの接続フランジ部分より3l程度水漏れを確認し10:45に停止。11:40に2系統ある処理ラインの内、水漏れがあった系統とは別の系統で再起動。50m3/hで運転中。漏水は堰の内側にとどまっている。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。3A3B3Cの試運転実施中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、清掃と片付け、起重機船と台船出港、シルトフェンス開閉。今日ですべての作業が終了。おめでとう!

遠隔操作重機によるガレキ撤去、1、2号機超高圧開閉所周辺でコンテナ7個分回収、累計663個。

5号機残留熱除去海水系は仮設ポンプで運転中。原子炉水温は41.4℃。ほぼ41℃前後で落ち着いている。


その他

滞留水処理分析結果シート
滞留水処理分析結果(PDF11.7KB)
RO膜型淡水化装置、キュリオンセシウム吸着装置、SARRYのA系とB系について分析結果の報告。

3、4号機のR/B上部ガレキ撤去作業のための電源負荷増強にともない、明日3号機で電源工事の予定。

10:30頃、濃縮塩水の廃液貯蔵施設で、濃縮廃液の移送作業を行っていたところ、ホースに残っていた水が、協力企業の作業員1名の全面マスクに掛かる事象が発生。当該作業員の口元に汚染が確認されたため、WBCによる測定を行った結果、放射性物質の内部取り込みは無いと評価。水をかぶっても大丈夫な装備をつけていたが、全面マスクを脱ぐ際に顔が汚染されたと考えている。

東北地方太平洋沖地震のときの重要免震棟と1F敷地内地表面での地震動観測データを公開
福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所において平成23年東北地方太平洋沖地震の際に得られた地震観測記録について(続報)

核種分析、Pu、全α、全β、トリチウム、主要3核種以外のγ線核種などの結果。
福島第一原子力発電所 空気中のPu分析結果(PDF 7.99KB)
福島第一原子力発電所 海水中のPu 分析結果(PDF 7.96KB)
海水核種分析結果<沿岸及び沖合>(PDF 10.8KB)(トリチウム、全α、全β)
福島第一原子力発電所 海水中のPu分析結果(PDF 14.3KB)
福島第一原子力発電所 サブドレンのPu分析結果(PDF 12.6KB)
福島第一原子力発電所 土壌中のPu分析結果(PDF 11.3KB)
福島第一原子力発電所 土壌中のガンマ線核種分析結果(9月5日)(PDF10.4kB)
福島第一原子力発電所 土壌中のガンマ線核種分析結果(9月12日)(PDF10.4kB)


ニコ生
【9/29・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/29・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/9/29・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/29・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月28日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF110KB)

1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置工事。
1号機格納容器スプレー系配管で水素ガス濃度測定
福島第一原子力発電所1号機 格納容器スプレイ系配管における水素濃度の再測定について(PDF13.6KB)
図中右の赤丸個所で水素63%、酸素0%(残りはほぼ窒素ガスだろう)。左の赤丸個所で水素61.7%、酸素は計測器を配管に近づけられず測定できなかったが、右の赤丸個所より高い位置にあるので、水素より重い酸素はより低い濃度だと考えている。
福島第一原子力発電所1号機 格納容器ガス管理システム接続部の窒素置換について(PDF13.3KB)
図中の窒素封入とあるところからボンベで窒素ガスを入れ、MO11弁とMO12弁の間の配管からホースをつなぎブロアで屋外に排気することで、間の配管を窒素ガスパージする。2つの赤丸個所で水素濃度が1%未満であることを確認してから、配管切断作業に入る予定。配管切断は火花の発生を避けるためにハンドソーはやめてダイスを使う。明日やる。

2号機原子炉注水、17:00の圧力容器下部温度は99.4℃。すべての公開測定点で100℃未満になった。圧力容器下部温度は上り下がりしながら全体として低下傾向にあるので、向こう2-3日の推移を見て100℃未満を宣言したい。

3号機トレンチ立坑水位計の不調は通信設備不調と判明。16:00に現地へ行ってデータ採取。

9月14日に予定していた常用高台ポンプ3台分のミニフローラインの試運転を10:25-14:02に実施。その間、原子炉注水はディーゼル発電機駆動のポンプへ切り替えて行った。

5号機残留熱除去系、仮設ポンプで運転中。原子炉水温は06:00で41℃。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、20m3/hで運転中。AGHベッセル2塔交換。ヨウ素除去用のAGHベッセルは、ヨウ素の濃度が低下してきたので、今日からベッセルの中身をHベッセルと同じものにしている(11月5日午前の会見で)。
水処理装置、SARRY、AB2系列で40m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2と3を運転中。
水処理装置、蒸発濃縮淡水化装置、3A3B3C3台を試運転。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置工事実施。打設工事そのものは今日完了。
福島第一原子力発電所1〜4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事(PDF103KB)(9月29日公開、完成後の写真)
明日は後片付け、起重機船、台船搬出、シルトフェンス開閉の予定。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、1,2号機超高圧開閉所付近で実施。コンテナ1個分未満。


その他

水処理週報。台風15、16号の影響で、滞留水貯蔵量が増えている。今週の稼働率はキュリオンセシウム吸着装置44.3%、SARRY69.9%。処理量をセーブしているので、今後の稼働率はキュリオンで4割、SARRYで7割くらいの見通し。10月下旬にキュリオンを停止、SARRY単独の処理になる予定。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第14報)

4月11日の福島県浜通りの余震(M7.0)の際に、湯ノ岳断層沿いに正断層型の地震断層(地表面まで達した断層) が出現していることを確認したことをふまえて、湯ノ岳断層のボーリング調査とトレンチ調査を明日から11月下旬にかけて実施する。
湯ノ岳断層を対象としたボーリング調査およびトレンチ調査の実施について

報告書の誤りについての報告。
福島第一原子力発電所における東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響に係る経済産業省原子力安全・保安院への報告の訂正について
福島第二原子力発電所における東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響に係る経済産業省原子力安全・保安院への報告の訂正について
緊急安全対策等の報告書における誤りの有無の調査等に関する調査結果の経済産業省原子力安全・保安院への報告について


ニコ生
【9/28・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/28・18:30開始】東京電力 記者会見

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2011/9/28・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/28・18:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月27日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF106KB)

1号機R/Bカバー設置工事、昨日クローラクレーンを修理して、今日から壁パネル設置再開。46/62ピースの設置完了。

4号機使用済燃料プール、13:57-15:48使用済燃料プールにヒドラジン注入を実施(約2m3)。
4号機R/B上部ガレキ撤去作業、使用済燃料プールのフロート養生を開始。
福島第一原子力発電所4号機 原子炉建屋上部がれき撤去工事に伴う使用済燃料プール養生のイメージ(PDF126KB)
縦横50cm高さ40cmポリエチレン製フロートを並べて厚さ3mmの鉄板を敷いてある。送り出し架台からプールへ浮かべていく。モックアップ実験では、10kgのコンクリート片、33kgの鉄板を2枚組み合わせたものを落下させて、受けとめられることを確認している。
今日から作業開始、10月中旬までの予定。
3、4号機R/B上部のガレキ撤去作業については9月9日を参照。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、08:27に水処理設備監視システム工事(9月21日を参照)に伴い停止。昨日26日にHスキッドのポンプ(H2-2)停止で、処理流量が16m3/hに低下していたが、11:30にテクネチウム除去用スキッド内のポンプ(SMZ-2)を起動し、処理量を約20m3/hに調整。昨日のポンプ停止の原因は過電流。一旦リセットできたので再起動したが再び過電流でトリップしたため、SMZポンプを起動した。ベッセル2塔交換。

水処理装置、SARRY、40m3/hで運転中。

水処理装置、RO膜型淡水化装置、処理水がたまってきたので午前中に停止の予定。これどうなったの?16:35運転再開。

水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置の実施。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺でガレキ撤去しコンテナ3個分回収。その後、エリア移動など段取替えを実施。明日からは1、2号機超高圧開閉所周辺の予定。


その他

11:05頃、5号機T/B2階において、天井クレーンの点検のため、天井クレーン潤滑油をドラム缶に抜き取る作業を行っていたところ、潤滑油がドラム缶から床面に溢れていることを当社社員が発見。現在、潤滑油は別のドラム缶に受けており、 床面に溢れた潤滑油の量は約8lで拭き取り作業を実施中。全360lを3本のドラム缶に100l、100l、160lと入れる計画だったが、一本目に入れる量が少なかったため、3本目であふれた。

3号機トレンチ立坑の水位は、昨日夕方以降、監視カメラの不調で欠測。今日現場確認して修理の予定。

5号機残留熱除去系を昨日仮設ポンプに切り替えて原子炉冷却中。11:00で炉水温度40.7℃。

水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置3A3B3Cの試運転を明日から順次開始の予定。10月中旬から運用開始の予定。

福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版の一部訂正について(続報)〜経済産業省原子力安全・保安院からの口答指示を受けた対応〜


ニコ生
【9/27・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/27・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/27・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/27・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月26日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.2KB)

1号機R/Bカバー設置工事、台風通過後作業再開しようとした所、クローラクレーンの荷重計に不具合が確認されたので、修理した。壁パネル設置は明日から再開の予定。

2号機原子炉注水量、15:05に炉心スプレー系からの注水量を約5.0m3/hから約6.0m3/hに調整。給水系からの注水量は約3.8m3/hで継続中。
プラントの温度データ 2号機(PDF)

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、Hスキッドの2、3系列を使用して20m3/hで運転中だったが、18:17に2番目の系列の入り口ポンプが停止した。油分離装置出口のポンプの押し出し圧力で2,3系列に処理水を流し込んでいて、16m3/hで運転中。
水処理装置、SARRY、A系B系2系列で40m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2と3で運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置工事。

循環型海水浄化装置、9月17日以降、週末定期メンテナンス、台風接近のため運転停止していたが、今日12:00に運転再開。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺で実施。コンテナ累計653個。


その他

格納容器ガス管理システムのための2、3号機R/B1階現場調査は昨日25日に終了。空間線量率は2号機で最大25mSv/h、最小9mSv/h、工事予定箇所24mSv/h。3号機で最大190mSv/h370mSv/h(27日夕方の会見で訂正)、最小37mSv/h、予定箇所190mSv/h。
福島第一原子力発電所2、3号機原子炉建屋1階ロボットによる雰囲気線量の測定結果(29.7KB)(9月27日公開)
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋内JAEA-3入域風景(11.2MB)(9月28日公開)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋内風景(47.4MB)(9月28日公開)
(以下、9月27日夕方の会見)2、3号機では可燃性ガス濃度制御(FCS)系配管を使用する予定。1号機の格納容器スプレイ系で高濃度の水素ガスが確認されているので、こちらでも水素ガス濃度測定をおこなう。現在炉内では、水の放射線分解で1号機では0.4m3/h、2、3号機では0.5m3/hのペースで水素ガスが発生していると見積もっている。格納容器全体では水素ガス濃度は1%未満と考えている。
(以下、9月29日午前の会見)1号機と違って、FCS配管のキャップを外して仮設ホースをつなぐので、配管切断はしない予定。


5号機残留熱除去海水ポンプの出口弁修理のため、09:45-10:42にB系(本設)からA系(仮設)へ切り替え作業を実施。A系のポンプは仮設で本設より容量が小さいため、現在原子炉水温が上昇中。45℃で静定の見通し。

昨日に続いて、2F1、2号機残留熱除去系B系の仮設電源供給ケーブル移設工事に伴い、06:25に1号機残留熱除去系B系を停止、16:15に再起動。原子炉温度は25.5℃から39℃へ上昇。

9/22現在サーベイマップ配布
福島第一原子力発電所サーベイマップ【9月22日現在】(PDF)

11:05頃、協力企業作業員1名が発電所敷地内(屋外)にて鋼材に左手第四指を挟み負傷。当該作業員は敷地外の事務所に一旦戻ったが、5、6号機救急医療室(敷地内)へ向かう際、サージカルマスクを着用して移動したため、内部取り込みの可能性があることから、WBCによる測定を実施した結果、放射性物質の内部取り込み無しと評価。なお、サージカルマスクおよび身体表面の汚染はなし。


ニコ生

【9/26・11:00開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

Togetter
2011/9/26・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/26・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年9月25日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.1KB)

1号機R/Bカバー設置工事、作業なし。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、Hベッセル2塔交換。20m3/hで運転。
水処理装置、SARRY、昨夜20:30に自動停止。調査の結果、弁駆動用空気等を供給しているコンプレッサーの故障により系列の入口弁(ポンプの下流、空気作動弁)が閉じたことから同装置が停止したことが判明。コンプレッサーを交換し、17:02再起動、17:05 定常流量(40m3/h)に到達。高レベル汚染水を扱っているので、万一の時にすぐ流れを遮断できるように、空気作動弁を使っている。コンプレッサーはSARRY全体で共用、バックアップはなかった。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石の設置作業。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、今日は作業なし。



その他

海底土の調査地点を追加する。
海底土追加調査位置図(PDF181KB)
汚染範囲の広がりを見るために、予定していた25点に対して、北側海域で8点、南側海域で8点、計16点の調査地点を追加。25点については定点観測とし、追加分は継続するかどうかは結果次第で判断。

保安院からの口頭指示4点。
1. CCS系配管の水素濃度を測定し、水素の排出・置換など適切な処置とってから作業すすめること。
2. 格納容器につながる他の配管でも水素の存在を否定できないことから作業の際は想定など慎重に行うこと。
3. 格納容器内水素濃度測定に務めること。
4. 2、3号機も同様措置をとること。

2F1、2号機残留熱除去系B系の仮設電源供給ケーブル移設工事に伴い、10:57に2号機残留熱除去系B系を停止、11:11にA系を起動。明日は同様の工事を1号機で実施予定。


ニコ生
【9/25・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/25・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/25・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/25・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月24日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.8KB)

1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置作業予定だったが、風のため中止。

2号機原子炉注水量、圧力容器温度引き続き順調に低下。RPVベローシール温度が20度急上昇している。3号機でも同様の突変があった。熱電対接点で導通状態が変わったのではないか。今後の傾向を見ていく必要ある。
プラントの温度データ2号機(PDF)

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、20m3/hで運転中。
水処理装置、SARRY、Bポンプ1台でA系B系両系列40m3/hで運転中だったが、Aポンプの出口、Bポンプの入り口と出口の弁が閉の警報が出て20:30に自動停止。原因等は明日調査。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2を運転中。21日に台風による浸水で3は停止していたが、扉を開放すること等でテント内を乾燥させ09:42に再起動。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石運搬、設置などを実施。11:35-12:05にシルトフェンス開閉。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺でコンテナ10個分回収、累計で648個。明日は休工の予定。



その他

9月17日に2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングをした際に、サンプラーと一緒にカメラをつり下げて撮影した動画を公開。風でカメラが揺れている。オペレーティングフロアの状況。大きな損傷は見られない。右奥に見えるのは、原子炉ウェルの手すりに赤い不燃シートがかけてあるところ。ここから湯気が上がっている。原子炉内が100℃以上なので、ここで発生した水蒸気が格納容器、シールドプラグ(原子炉ウェルのふた)の隙間を通ってあがってきている。
福島第一原子力発電所2号原子炉建屋内の状況(PDF74.7KB)
福島第一原子力発電所 2号機 原子炉建屋5階(動画)

8月24日の3号機R/B上部開口部のダストサンプリングの時の動画。(1分12秒過ぎ位から)画面左上から右下に見える灰緑色の鉄骨が落下した天井クレーン。それの下から湯気が出ているのが見える。2号機と同じく原子炉から来ているか、もしくは侵入した雨水が格納容器上部で熱せられたもの。
福島第一原子力発電所3号原子炉建屋上部の状況(PDF122KB)
福島第一原子力発電所 3号機 原子炉建屋上部(動画)

5、6号機の現状の写真集
写真でお示しする福島第一原子力発電所の現状(PDF707KB)


ニコ生
【9/24・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/24・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/24・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/24・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月23日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.1KB)

1号機R/Bカバー設置工事、強風のため作業中止。

1号機T/B地下たまり水水位計を精度の良い圧力式に変更。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、09:47-15:49で3系統から2系統へ変更、20m3/hで運転中。Hベッセル3塔交換。
水処理装置、SARRY、08:42停止、ベッセル1塔交換。16:53にA系B系の両方を起動、17:03定常流量40m3/hに到達。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2を運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、停止中

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、台風後のパトロール、起重機船の点検整備。明日は袋詰め砕石の運搬と設置、シルトフェンス開閉予定。

循環型海水浄化装置、停止中。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理建屋周辺でコンテナ3個分回収、累計で638個。



その他

サリー2系列運転の計画。台風15号でT/B地下への雨水流入量が一時的に増加している。これに対応するために、たまり水移送と水処理の強化を図る。2号機トレンチ立坑から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送ポンプを昨日17:12から1台追加して2台で運用中。
原子炉水注入量増加にも備えて、SARRYはB系に加えてA系を稼働する。SARRYは合計40m3/h、キュリオン20m3/hで裕度を持った形で60m3/hの処理量で対応する。

1号機格納容器スプレイ(CCS)系配管からの水素検出について。
1号機 格納容器スプレイ系配管からの水素検出について(PDF27.4KB)
1号機の格納容器ガス管理システムで使用予定の格納容器スプレー系配管の調査で、配管内に水が滞留している予想があったので、MO12弁を中間開まで開いて調査をした際に、配管内の水素濃度もあわせて測定したところ、1万ppm以上(1万ppmまでしか測れない計器で測定←これは水素濃度計ではなくて、可燃ガス濃度計による測定だった。9月24日夕方の会見より)を検出。MO11弁はシール弁(本来は水の入っている配管なので)で、両側に液体がないと閉止性が低い。MO12弁を開いた際に、MO11弁を通って格納容器内の気体がもれてきたのではないか。水素の出どころは、事故初期のジルカロイ—水蒸気反応でできたものが残っているか、水の放射線分解でできたもの。
窒素ガス封入をして格納容器を正圧に保つことで大気の流入を防ぎ、格納容器内の酸素濃度を低く保つようにしてきた。実際には格納容器からガスが漏れていて内部のガスが追い出される形になっていたが、どこに出口があるのかはまだ不明であり、格納容器の上部にはまだ水素ガスがたまっている可能性がある。酸素濃度が高い可能性は低いと思っているが、念のため、切断個所をはさむ形で2ヵ所の取出し口を確保し、下側から窒素ガスをいれて上側から内部の気体を抜くことで切断個所の水素濃度を下げることも考えている。
(以下9月24日午前の会見)水素ガス濃度計の調達が間に合わなかったので、可燃性ガスの濃度計で再計測。弁を開いた際に一時オーバースケール(100%以上)し、弁を開けたままで低下して2-3分で0になる、という現象を数回確認した。この濃度計は水素のほかメタンやアセチレンガスなどを測れるが、状況からほぼ水素100%であろうと思うが、ガスの組成の分析はまだしていない。水素ガス濃度計を調達して、実際の水素ガス濃度を計測したい。格納容器スプレーのスプレーヘッダーから水素ガスが逆流して配管にもれている可能性がある。配管の切断は電動ノコを使用する予定なので、あらかじめ窒素ガスパージして作業する。
この計測から格納容器全体のガスの状況を推定するのは難しい。格納容器大部分は水蒸気と窒素ガスと考えているがCCS系配管のこの部分は水素が殆どであろうと推定している。

「100%の可燃性ガスって・・・ 普通の可燃性ガス検知器はLEL(爆発下限界)表示だから、水素の場合で4Vol%って意味なのだが。」@shyu_inoさんのtweetなんだよなんだよ、全然話し違うじゃん。


集中廃棄物処理施設と1-6号機周辺のサブドレンピットの水位
サブドレン水位計測結果(PDF65.9KB)
集中廃棄物処理施設のサブドレンピットNo.150-153は他の場所に比べて水位が高いが、これは高台にあって地下水位も高いため。あと、GL(ground level)に対してマイナスの値があるが、これは地表面に若干管の端が出ているため。GLから出ている管端の高さは場所によるが100-200mm。

今日から海水のサンプリングを再開

ニコ生
【9/23・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/23・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/23・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/23・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月22日(木)

台風15号の影響
ウェブカメラ中心とした監視系の通信不良が発生。使用済燃料プールの温度等(20:13発生)、原子炉注水流量(20:25発生)、圧力容器水位、DW圧力等を監視するカメラからの伝送不良で一時的に映らない状況になったが復旧。ふくいちライブカメラも昨夜20:37から映らなかったが今朝10:00までに復旧。原因の特定には至っていないが、コネクタに水が侵入したので修理進めている。原子炉注水系は現場に赴き計器を確認、原子炉への注水が途切れていないこと確認している。復旧後のパラメータを確認した結果、特に大きな異常はなかった。建家周りの台風対策は効果があったが、伝送系コネクタ部が不十分だった。豪雨に備えてケーブル類の強化を図りたい。
2号機R/B地下の水位計に水がいっぱい付いていて数字が読み取れない。今日中に復旧の予定。
RO膜型淡水化装置の3を設置してある蛇腹ハウスの入口扉に不具合があり、雨水が浸入したため停止。
アレバ除染装置は現在停止中だが、一部で停電している。他の水処理設備への影響はない。
大型メンテナンス建屋外壁が、風か雨で破損して道路に崩れた。
1、3、4号機の使用済み燃料プールの水位が雨水の侵入で上がっているので、スキマーサージタンクからブローして水位をさげている。
6号機T/B地下1階の漏水(昨日21日に報告)。漏水個所の配管の通っている屋外のトレンチにたまった雨水を仮設ポンプでくみ上げたので建屋への流入は今日午前に止まった。このトレンチにコンクリートを詰めて完全に止水する。工事は26日までに実施の予定。
トレンチ、T/B、R/Bの水位が上昇しているが、降雨の影響と考えている。天候が回復しているので上昇スピードは減少すると予測しているが、引き続きここ1-2日は流入が続くものと考えている。今日07:00(昨日16:00比)で、トレンチ:1号機ダウンスケール、2号機2869mm(85↑)、3号機3253mm(117↑)、T/B地下:1号機4920mm(変わらず)、2号機2921mm(82↑)、3号機3031mm(94↑)、4号機は機器不調で欠測、R/B地下:1号機5251mm(242↑)、2号機は機器不調で欠測、3号機3154mm(85↑)、4号機3059mm(64↑)。
2F 1号機海水熱交換器建屋地下1階で屋外からつながる貫通孔から水漏れ確認されたが、床ファンネルから廃棄物処理系へ排水している。


今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.5KB)

1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置は行っていない。台風養生片付け作業を実施。

2号機原子炉注水量、温度下がってきているが更に温度低下を促進するため、15:36に炉心スプレー系からの注水量を約4.0m3/hから約5.0m3/hに調整。給水系からの注水量は約4.0m3/hで継続中。
2号機T/B地下たまり水移送、雑固体廃棄物減容処理建屋への移送ポンプを17:12に1台追加して2台で実施中。

3号機原子炉注水量、15:17に給水系からの注水量を約3.8m3/hから約3.0m3/hに、炉心スプレー系からの注水量を約8.1m3/hから約8.0m3/hに調整。
3号機R/B上部ガレキ撤去作業、作業再開。

4号機使用済燃料プール、ステンレスホースから10分に1滴程度の漏えいを確認。受け皿で受けている。1次系ホースからの微量漏えいはこれで現在3ヵ所。引き続きパトロールで状態を監視する。
4号機R/B上部ガレキ撤去作業、作業再開。

格納容器ガス管理システムのための現場調査を25日まで実施中。2、3号機R/B1階でQuince、Pack Bot、γカメラなどを使って。

使用済み燃料共用プールは39℃。14-19日の間冷却できていなかったが順調に下がっている。使用済み燃料プールは最終的な廃熱先が大気なので、気温とともに下がってくる。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、25m3/h運転継続、Hベッセル3塔交換。
水処理装置、アレバ除染装置、ポンプ類に電源供給している200ボルト系電源が停電。除染装置に使う空気コンプレッサーB系のなかに地絡が発生したため。このコンプレッサーを電気的に切り離し、13:19電源は復旧。コンプレッサーをB系からA系に切り替えて、現在待機状態。
水処理装置、SARRY、25m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2のみ運転中。3は昨日13:34に復旧したが、台風の影響で昨晩20:50から再び停止。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、現場機器点検。

循環型海水浄化装置、台風の影響で停止中。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺でコンテナ2個分回収。


その他

(以下、合同会見で)タンク設置場所を確保するために構内の森林を伐採しており、積み上げている伐採木の自然発火防止と、ホコリ等の飛散防止に散水したい。この目的で、6号機から移送した仮設タンクとメガフロート内の水を使うことを計画している。もとは津波の水と地下水の流入。ゼオライトを使った浄化装置による処理で10-1-10-2Bq/cm3のレベル。塩分を除去した上で使用する。現在、メガフロートに7150t、屋外仮設タンクに9200t程度溜まっている。計画ができたら詳細を報告する。


ニコ生
【9/22・11:00開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/9/22・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/22・16:30開始 政府・東京電力統合対策室合同記者会見

2011年9月21日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.6KB)

1号機原子炉注水量、11:40に3.8m3/hに調整。
1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置予定していたが台風の影響で中止。

2号機原子炉注水量、11:40に給水系から4.0m3/h、炉心スプレー系から4.0m3/hに調整。これまで若干上がったり下がったりで明確な温度低下傾向はみられなかったが、ここ一日は給水ノズル温度、圧力容器底部温度ともに順調に低下。
ラントの温度データ2号機(PDF)

3号機原子炉注水量、給水系から3.8m3/h、炉心スプレー系から8.1m3/h。
ラントの温度データ3号機(PDF)

4号機R/B上部ガレキ撤去作業、オペレーティングフロアの南側ガレキ撤去予定だったが、台風のため中止。

4号機R/B地下のたまり水水位は6月9日から計測していたが、公表していなかった。今日から公表する。過去の計測結果はまとまり次第公表。お詫びする。な、なんだってー!

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、キュリオン単独運転25m3/h。保安院情報によれば、処理性能を上げるために30m3/hから流量を絞っている。
水処理装置、SARRY、25m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、水処理設備の遠隔監視のための工事で、08:10-09:55に2を停止。
免震重要棟における水処理設備監視システム工事(PDF27.0KB)
3の2系統ある処理ラインの内、19日の水漏れがあった系統とは別の系統で13:34に再起動。テフロンチューブからの漏えいはまだなおっていない。
20:50に3を停止。装置を設置してある蛇腹ハウスの入口扉に不具合があり、台風の影響で雨水が浸入したため。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、台風の影響でお休み。

循環型海水浄化装置、台風のため停止中。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺で実施。


その他

3号機制御棒位置検出器の状態確認結果16日公開の1号機と仕組みは同じ。9月17-19日に実施。
福島第一原子力発電所3号機 制御棒位置検出器の状態確認結果について(PDF104KB)
今回の調査結果から圧力容器下部の状態を推定することは困難という結論。
1、3号機は中央制御室でできたが2号機は現場作業なので同じ検査がすぐにできる状況ではない。

台風15号対策。予想降雨量は200-250mm、140mm程度T/B水位上昇するものと考えている。ホース類の固縛、養生実施と状況確認。クレーンはクレーン部分を折りたたんで倒れないようにしている。水の流入のおそれがある個所はパトロールと養生シートで侵入対策。海上工事は中断。陸上工事もほぼ全面的に休工。海水のサンプリングは22日まで中止。外部電源は現在、大熊線、夜の森線、東電原子力線の3ルート。停電時は非常用ディーゼル発電機車(免震重要棟は非常用ガスタービン発電機)で対応。T/Bたまり水水位の上昇が懸案だが、O.P. +4000mmまで1000mm余裕があるので十分対応できると思っている。

6号機T/B地下1階のコンデミ樹脂再生塔付近で漏水。純水移送配管が壁から部屋の中へ入ってくるところから流入。床面の堰にとどまっていて床ファンネル通じて廃棄物処理系へ排水しているが、上から降っているので一部が床面に2m×2mの広さで飛び散っている。由来は雨水ではないか。今後監視していく。
福島第一原子力発電所 6号機タービン建屋地下 雨水流入箇所(PDF36.6KB)(9月22日公開)


1、2号機中央制御室外側にあるギャラリー室(見学者用に中央制御室を覗けるように設けてある部屋)で雨漏りを確認。6時間で4l、バケツで受けている。

明日から25日まで、2,3号機R/B1階現場調査をロボットで行う。格納容器ガス管理システムで使用する接続口(可燃性ガス濃度制御系のテスト弁)の現場確認と線量測定を実施予定。使用するロボットはQuinceとPack Botなど。調査結果を踏まえて工事計画を立案する。結果の内容は26日以降に報告の予定。

水処理週報。今週の稼働率、キュリオン-アレバ系統が46%(先週13、14日の工事と、再開後に流量を30m3/hに絞ったため)、SARRYが92.1%。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第13報)


ニコ生
【9/21・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/21・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/21・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/21・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月20日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF17.9KB)

1号機R/Bカバー設置工事、強風のため壁パネル設置作業は中止。明日も風を見ながら。

2号機原子炉注水量、給水系から3.5m3/h、炉心スプレー系から4.1m3/h。全体的に温度が下がり傾向なので引き続き様子を見ていきたい。
プラントの温度データ2号機(PDF)

3号機原子炉注水量、給水系から3.9m3/h、炉心スプレー系から8.1m3/h。05:00でRPVベローシール115.3℃、昨日17:00以降25度急上昇しているが計器不良ではないか。
プラントの温度データ3号機(PDF)

使用済燃料共用プール、昨日電源移設工事終了して循環冷却再開。09:45に48℃、昨日17:22に冷却を再開してから10度低下。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、キュリオン単独運転、30m3/h、Hベッセル3塔とAGHベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、25m3/hで運転。セシウム吸着塔(2B)で誤った種類の吸着塔を設置していたことを確認、21:47当該吸着塔をバイパスさせる切替操作のため、同装置を一時停止。切替操作後22:02再起動、22:10定常流量に到達。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2のみ運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、台風接近に伴う養生実施。明日以降は作業の予定なし。

循環型海水浄化装置、週末から定期メンテナンスで停止しているが、台風接近で海が荒れているので今週は運転見送り。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺で実施、コンテナ1個分未満。


その他

海水のサンプリングは今日まで中止の予定だったが、さらに22日まで中止

4号機原子炉建屋上部ガレキ撤去作業、明日から開始。南側から着手。

水処理設備の制御は、集中廃棄物処理施設の隣に設置してある制御室で行っているが、免震重要棟からもカメラを使って運転状況の一部をモニターできるようにする。このための作業を明日から開始する。このため、明日午前中に淡水化装置を停止。水処理装置は27日午前に停止の予定。

11:00頃、使用済燃料共用プール地下1階で3ヵ所の水溜まりを発見。ハイコンサンプ室で20l、南東カウンティング室で600l、プリコートポンプ室で300l、計1m3134Csが4.7-7.0×100Bq/cm3137Csが5.4-8.1×100Bq/cm360Coが1.2×100Bq/cm3。昨日まで工事でプールの冷却が止まっていてプール水温度が高くなっていたため、その際に蒸発していた水分が結露してサンプピット内に集まり床ファンネルを通じて各所であふれたと考えている。

たまり水に地下水の流入があるという報道について。
200-500t/dayの雨水、地下水の流入がある。降雨の後しばらく続くが、降雨量と流入量のきちんとした関係はまだよく分からない。8月8日に報告した3号機コントロール建屋への地下水流入のように、建屋のひび、もしくはトレンチを経由して建屋へ流入してきている可能性がある。現在、約1000t/dayの処理量なので、流入分が処理できなくなるという程度ではない。集中廃棄物処理施設のためてあるほうの水位が低くなると外から地下水が入りやすくなるので、O.P. +3000mmに水位を維持したほうがこの意味から良いと考えている。たまり水処理のスピード、原子炉への注水量、発生する廃棄物の量の抑制など、複数の条件を勘案しながら処理を進めていく。

今日はロードマップ改訂の日。
「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」の進捗状況(9月20日)について
今回の放出量評価。1号機、2号機については建屋開口部からのダストサンプリングの結果からそれぞれ0.4億Bq/h、沖合でのダストサンプリングからは1.3億Bq/hという結果。3号機については、1号機と同じテント型サンプリング装置を使ったが、1号機のように建屋上部が平らでないのでサンプリング装置との間に隙間があり、放出物の拡散が想定されるため今回は評価結果を出せず。以上の結果から、3号機も1、2号機と同等の放出量とすると合わせて1.2億Bq/hで沖合の結果と整合的、少し余裕を持たせて2億Bq/h、敷地境界で0.4mSv/yearとした。今後は水盤による調査を加えて、さらに精度を上げたい。
追加された作業は、サブドレンポンプの復旧格納容器ガス管理システム設置(原子炉底部温度が概ね 100°C以下に到達後、格納容器から漏洩する放射性物質の放出量を低減するために、格納容器への窒素充填量と同程度のガス量を抽出管理して格納容器内の圧力を大気圧程度にする装置を 1~3 号機に設置予定。抽出したガスはフィルタを通し、モニタリングした上で放出する。このシステムにより、放出量のさらなる低減が可能)。

09:40、作業従事者が屋外にて4号機所内変圧器の移送作業を行っていた際、作業員本人の手が防護マスクフィルタに接触し、一時的にフィルタが外れる事象が発生。その後、WBCよる測定の結果、放射性物質の内部取り込みがないことを確認。


ニコ生
【再放送 9/20・11:0​0開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見【ロードマップの進​捗状況について】

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2011/9/20・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/20・16:30開始 政府・東京電力統合対策室合同記者会見

2011年9月19日(月・敬老の日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF17.9KB)

1号機R/Bカバー設置工事、強風で作業中止。

2号機原子炉注水量、炉心スプレー系からの注水量を1.0m3/h増やして約4.0m3/hに調整、給水系からの注水量は約3.8m3/hで継続中。14日に炉心スプレー系からの注水を始めたが、3号機と違って温度の下がり方は鈍い。この反応が違いが何を反映しているかは検討中。
プラントの温度データ2号機(PDF)

3号機原子炉注水、18日11:00時点で全公開計測点で100℃未満になった。炉心スプレー系からの注水が効いている、注水量全体が増えて効いている、両方の効果だと考えている。注水量を増やしたが、水処理のスピードは追いついている。今後は少し絞って、温度の変化率の変化を見たい。
プラントの温度データ3号機(PDF)

使用済燃料共用プール
、17:22に14日からの電源盤の取り替え工事を終了し、共用プールの冷却を再開。冷却再開時のプール水温は58.8℃。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、キュリオン単独で30m3/hで運転中。Hベッセル3塔交換。
水処理装置、SARRY、09:08-12:57停止してベッセル1塔交換。再起動後13:01に定常流量25m3/h到達。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、前段のタンク水位が下がってきたので05:47に2、3停止。12:05に起動。14:16に3のフィルターの水圧を測る圧力計の取出し口のテフロンチューブナイロンチューブ(10月5日夕方の会見で訂正された)のピンホールより水漏れを確認、2と3を停止。その後、3を隔離し、14:50に2を再起動。漏水は約18l、表面線量がγ線2.5mSv/h、β線0.04mSv/h、堰の中にとどまっている。
福島第一原子力発電所 淡水化装置(RO)の水漏れ状況(62.7KB)(9月20日公開)
(以下9月20日午前の会見テフロンチューブナイロンチューブにテープをまいて応急処置してある。テフロンチューブナイロンチューブごと交換の予定。←10月5日にチューブ交換
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石の設置。明日は台風の養生関係作業を実施の予定。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺で実施、コンテナ1個未満。


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【9/19・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/9/19・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2011年9月18日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.4KB)


1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置の予定だったが強風のため中止。昨日までに46/62ピース設置済。

2号機原子炉注水量、給水系から3.9m3/h、炉心スプレー系から2.9m3/hで継続。

3号機原子炉注水量、給水系から3.9m3/h、炉心スプレー系から8.1m3/hで継続。

4号機使用済燃料プール、塩分除去装置の電気透析装置、今日運転開始。詳しい話は8月16日、写真は8月20日参照。塩素イオン濃度は8月16日(塩分除去装置運転開始時)1944ppm、9月7日で770ppm。

使用済燃料共用プール、今日06:00のプール水温53℃。9月20日まで冷却装置停止の予定。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、キュリオン単独運転で30m3/h。
水処理装置、SARRY、25m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、運転中
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、起重機船の入域、09:22-09:55シルトフェンス開閉、袋詰め砕石の詰め込みを実施。

循環型海水浄化装置、週末定期メンテで停止中。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺で実施、コンテナ1個分未満。


その他

雑固体廃棄物減容処理建屋とサイトバンカ建屋の水位が機器不調で今朝欠測だったが11:00に回復。原因は電源ケーブルの絶縁不良。ケーブル交換で復帰。


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東京電力 記者会見
【9/18・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/18・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月17日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.4KB)

1号機R/Bカバー設置工事、今日は強風で壁パネル設置実施せず。パネル2ピース海上輸送。

2号機原子炉注水量、給水系から約3.9m3/h、炉心スプレー系から約2.9m3/h。圧力容器温度はあまり下がっていない。
プラントの温度データ2号機(PDF)
2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリング実施。1回目10:05-11:05、2回目14:43-15:43。2回目は大物搬入口を閉めて空気の流れ変えてから実施。空気の流れが巻き上げている分と格納容器から出ている分を比較できることを期待。
福島第一 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF82.4KB)(9月18日公開)
(以下9月18日夕方の会見で)ブローアウトパネル中央と下部、大物搬入口解放と閉止、ブローアウトパネル中央でサンプラーを建屋内部向き(西向き)と建屋外壁と並行(北向き)の6種類で測定したが、系統的な変化はほとんどなかった。

3号機原子炉注水量、給水系から約3.9m3/h、炉心スプレー系から約8.0m3/h。格納容器と圧力容器の温度が低下傾向なので原子炉水位が再び低下傾向、見かけ上の水位が低下していると考えている。
プラントの温度データ3号機(PDF)
プラントの水位・圧力データ3号機(PDF)

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、キュリオン単独で運転、流量30m3/h。Hベッセル3塔フラッシングなしで交換。
水処理装置、アレバ除染装置、15日発生の不具合の原因調査は、高線量のため今のところ時期の見通しは立たず。
水処理装置、SARRY、B系で流量25m3/h。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2と3で運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、施工後の仕上がり計測。シルトフェンス開閉なし。明日は起重機船の入域と砕石の積み込みでシルトフェンスを開閉する予定。

循環型海水浄化装置、週末定期メンテで10:00に停止。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺でコンテナ1個分回収、累積633個。


その他

RO膜型淡水化装置入り口での滞留水処理分析結果
滞留水処理分析結果(PDF7.63KB)
アレバ除染装置の不具合でキュリオン-アレバ系統の処理水の放射能濃度が上昇したので、RO膜型淡水化装置タンク入り口サンプリングラインから採取した処理水を分析。134Csが1.2×102Bq/cm3137Csで1.4×102Bq/cm3。RO膜への影響、作業従事者の被曝は大きくない。
アレバ出口での濃度より低いが、タンク内で希釈された可能性も。不具合以前は100-101Bq/cm3のオーダーだった。

台風16号の影響で、海水、海底土、海上ダストサンプリングは今日から20日まで中止

写真でお示しする福島第一原子力発電所の現状(PDF722KB)

原子炉圧力容器・原子炉格納容器の計測機器の状況について(PDF501KB)


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【9/17・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/9/17・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/17・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月16日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.1KB)

1号機原子炉注水量、15:41に3.5m3/hから3.8m3/hに調整。
1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置作業継続。
1号機復水器からT/B地下への水移送、14日09:53から継続していたが、14:35に停止。

2号機原子炉注水量、09:11に炉心スプレー系からの注水量を1.8m3/hから2.0m3/hに調整。
15:35に炉心スプレー系からの注水量を2.0m3/hから3.0m3/hに調整。給水系からは約3.8m3/hで継続中。
2号機R/B地下のたまり水水位、今日から計測開始。O.P. +2897mmでT/B地下水位とほぼ同じ。

3号機原子炉注水量、10:16-14:15ホウ酸水を480m3注入。15:05炉心スプレー系からの注水量を3.0m3/hから8.0m3/hに調整。給水系からは約4.0m3/hで継続中

使用済燃料共用プール、14日から工事で冷却停止中。06:30のプール水温47℃。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、キュリオン単独で運転中。流量は30m3/h。SMZベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、流量が確認できず10:54手動停止。制御基盤を待機中のA系のと交換して14:50に再起動、14:57に定常流量に到達。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、処理水が十分にたまっているので、09:52に2と3両方を停止。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置。起重機船出港のため9:40-10:10シルトフェンス開閉。明日鋼管矢板作業最終確認。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺でコンテナ4個分回収、累計632個。



その他

2、3号機原子炉注水量の試験的増加
福島第一原子力発電所2号機、3号機 炉心スプレイ系ラインからの原子炉注水量の増加ついて(PDF98.8KB)
炉心スプレー系からの注水量を増やして圧力容器温度の変化を観察し、今後の注水量増加について見通しを得る。炉心スプレー系からの注水量を2号機は2m3/hから3m3/hへ、3号機は3m3/hから8m3/hへ増やす。3号機は増加量が多いので、水蒸気が減って中性子減速効果が高まることが予想されるので、念のため未臨界状態を確実にするために注水量増加に先立ってホウ酸水を注入。
1号機については、注水方法の多様化のために炉心スプレー系からの注水を検討中。


1号機制御棒位置検出器の状態確認結果
福島第一原子力発電所1号機 制御棒位置検出器の状態確認結果について(PDF98.8KB)
12−14日に実施。97本の制御棒について、制御棒位置検出スイッチ4個づつ導通をチェックした。それぞれの検出スイッチから出ているケーブルは制御棒ごとにまとめられ、さらに4ヵ所のPIP検出ケーブル格納容器貫通部のいずれかを通って中央制御室につながる。この4つの貫通部ごとに導通の様子が大きく違うことから、PIP検出ケーブル格納容器貫通部またはケーブルが集合している範囲で、ケーブルが損傷し、短絡あるいは断線が発生している可能性があり、圧力容器下部の状態を反映していないと判断。同様の調査は他号機でも計画中。

06:40に使用済燃料共用プール地下一階プリコートタンク室に水漏れを確認。壁面から5秒に一滴滴下。水たまりの大きさは5m×5m。深い所で1cm程度、約250l。もれた水は堰の中にとどまっている。放射能濃度は134Csが1.5×100Bq/cm3137Csが1.7×100Bq/cm360Coが7.7×10-2Bq/cm3。地下水の流入ではないか。

2-4号機のT/B地下水位、07:00でO.P. +2851mm、+2953mm、2997mm。いずれもO.P. +3000mmを下回った


ニコ生
【9/16・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/16・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/9/16・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/16・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月15日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF24.5KB)

1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置工事実施。壁パネル1ピース海上輸送。
1号機復水器からT/B地下へ水移送、継続実施中。

2号機原子炉注水量、15:45に炉心スプレー系からの注水を1.0m3/hから2.0m3/hへ調整。給水系からは4.0m3/hで継続。
プラントの温度データ 2号機(PDF)

2号機R/B地下たまり水水位計設置工事実施。R/B北西階段の手すりの隙間から地下の床面に水位計を下ろし、モニター用のカメラを設置した。調整をおこなって、明日から計測の予定。ロボットでの設置を計画していたが、結局人力でやることになった。作業従事者の最大被曝線量が2.9mSv。

3号機原子炉注水量、給水系から3.9m3/h、炉心スプレー系から2.9m3/hで継続。圧力容器の温度は若干上昇ぎみ。
3号機T/B地下たまり水移送、09:44に雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を停止、09:54にプロセス主建屋への移送を開始

使用済燃料共用プール、電源系工事のため昨日から冷却停止。06:20にプール水温41℃。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、処理性能を確認したところ、アレバ除染装置の処理後に放射性物質の濃度が上昇していることを確認。
キュリオン・アレバ除染性能確認のためのサンプリング結果(PDF8.70KB)(9月16日公開)
キュリオンセシウム吸着装置の出口では134Cs、137CsともにNDなのに、アレバ除染装置の出口では105オーダー。装置内にたまっていたスラッジが出てきているのではないか。
原因調査のため、アレバ除染装置全体をバイパスすることに。18:22キュリオン-アレバ系統全体を一旦停止。18:42からキュリオンセシウム吸着装置単独での起動操作を開始。18:46に定常流量30m3/hに到達。
キュリオンセシウム吸着装置のHベッセルを4塔交換。明日はSMZベッセル2塔交換予定。
水処理装置、SARRY、運転継続。8:55-14:10に停止してベッセル1塔交換。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置。明日は起重機船、作業台船出港のためシルトフェンス開閉の予定。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、担当の作業員の全面マスクフィルターつけ忘れに関する調査のため、今日予定していた集中廃棄物処理施設周辺でのガレキ撤去は明日に延期


その他

09:56に6号機補機冷却海水ポンプを復旧し、起動。14:33に燃料プール冷却系の流量調整を完了し、使用済燃料プールの冷却を開始。これにより、原子炉は残留熱除去系、使用済燃料プールは燃料プール冷却系、それぞれの系統での単独冷却に移行。

1Fに入構した作業員1名が、全面マスクにチャコールフィルタを装着していないことを確認。その後、WBCにより、放射性物質の内部取り込みがないことを確認。

7月までの被曝線量報告
緊急時作業者の被ばく線量の評価状況等について


ニコ生
【9/15・11:00開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011/9/15・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/15・16:30開始 政府・東京電力統合対策室合同記者会見

2011年9月14日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.9KB)

1号機R/Bカバー設置工事、天候の影響で中止。明日、壁パネル1ピース海上輸送の予定。
1号機復水器から1号機T/B地下へたまり水の移送を09:53に開始。1号機T/B地下のたまり水は2号機T/B地下に流れこむので、そこから集中廃棄物処理施設へ移送される。
1号機格納容器内ガスサンプリングを09:15-12:10に実施。8月9日に2号機格納容器で実施したときの装置を持ち込んでやった。作業従事者の最大被曝線量は1.73mSv。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内の凝縮水・ガスサンプリング結果について(84.9KB)(9月16日公開)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内の凝縮水・ガスサンプリング結果について(29.9KB)(9月21日公開、結果の一部訂正)
(以下、9月16日午前の会見)前回(7月29日)の結果と比べて小さくなっている。格納容器内温度が10度程度下がってきているので、CsOHの蒸気圧が下がっているせいではないか。また、8月9日の2号機と比べて一桁小さい。資料右下の表の「蒸気割合」は採取した凝縮水の濃度の測定結果と、水との蒸気の容積比を用いて計算。←先生、頭悪くて意味分かりません。

2号機原子炉注水、炉心スプレー系からの注水ライン設置作業の残りの部分(2階から1階へつなぐ部分)を実施。14:59より給水開始。15:25に炉心スプレー系からの注水量を約1.0m3/hに調整。給水系からの注水量はそのまま。これで1日様子を見る。
福島第一原子力発電所2号機原子炉への注水ライン追加後(給水系→給水系+炉心スプレイ系)の注水量の調整について(PDF79.7KB)

2号機炉心スプレー系の注水ライン設置を実施したので、注水システムミニフローライン試運転は延期

3号機原子炉注水量、給水系から4m3/h、炉心スプレー系から3m3/h。流量変更から2日たったが2度ほど圧力容器温度上がっている。引き続き傾向を観察。
プラントの温度データ3号機(PDF)

4号機使用済燃料プール、塩分除去装置に高濃縮を行う電気透析装置を設置するため、09:47-12:25の間、塩分除去装置を停止。プール冷却は継続して実施。

使用済燃料共用プール建屋地下の電源盤取替に伴い共用プールパワーセンターを移設することから、11:08に共用プールの冷却設備を停止。工事は20日12:00までの予定。この間の温度上昇は0.14degree/hで現在の37℃から57℃へと見込んでいる。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、昨日からの保全工事のため停止中。今日はポンプ類交換とキュリオンセシウム吸着装置のSMZベッセルを1塔交換。その後、18:16に起動、19:20に定常流量。キュリオンセシウム吸着装置は4系列での運転再開。
水処理装置、SARRY、処理量25m3/hで運転継続。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、昨日からSPT水位が低下したため停止していたが、SARRYによる処理が進んでこの水位が回復したので、12:25に2、12:35に3を運転再開。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置。シルトフェンス開閉なし。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺でコンテナ3個分回収。


その他

水処理週報。稼働率、キュリオン-アレバ系統83.4%、SARRY92.1%。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第12報)
2、3号機T/B地下水位がO.P. +3000mmを切ったので、今後は運用方針を変更。T/B地下水位O.P. +3000mmを維持するようにする。廃棄物の増加を抑制するために、キュリオン-アレバ系統は30m3/hに流量を下げてキュリオン単独でのDFを確認し、可能ならアレバ除染装置を停止(アレバ除染装置から発生する廃スラッジは線量が高いので、あまり増やしたくない。なお、現在ペレット貯槽にたまっている廃スラッジは591m3。静置すると上澄みとスラッジに分離するので、上澄みを吸い出しておよそ半分に減容する予定。吸出し用の設備は設置済)。10月以降はSARRYのA系も稼働して、SARRYを中心に運用、キュリオン-アレバ系統はSARRYのバックアップにすることを考えている。キュリオン-アレバ系統にくらべて、SARRYはポンプ等の動的機器が少ないため故障リスクが小さい、ベッセル交換時に操作を要する弁の数が少なくベッセル交換のインターバルも長い等の利点がある。
原子炉注水量は10月以降に増やしていく予定。資料の1-4号機T/B滞留水処理シミュレーションでは1号機が10月上旬、2号機が中旬、3号機が下旬に注水量を増やすとして計算している。

「汚染水は海水や川の淡水を使ったやつだから有機物でいっぱいなわけ。それを薬品入れて蒸発濃縮してるんだけど、そしたらゲル状になっちゃうんだ。それが配管やポンプに詰まると止まっちゃうから対策で大変なんだよなぁ。」ハッピーさんのtweet蒸発濃縮型淡水化装置が止まってるのはこれのせい?アレバ除染装置のポンプがよく止まるのもこれなの?

12:40頃、水処理設備の保全作業(アレバ除染装置の攪拌機の交換)を行っていた協力企業作業員6名が作業現場から免震重要棟に戻った際、全面マスクの汚染検査を行ったところ、6名のうち4名のフィルタ内面が汚染していることを確認。その後、全員、JビレッジでWBCにより内部取り込みが無いことを確認。
陽圧式マスクを使用。フィルタの汚染は最大で12000cpm。同じ作業していた2名はフィルタ内面の汚染はなかったが念のためWBC測定を実施。6名とも記録レベル(40K含む線量換算で2mSv未満)以下。

16:00頃、1Fで電源関係のパトロールをしていた作業員が2Fでの身体汚染検査で口の周りに汚染を確認。顎のあたりに8000cpm。その後、JビレッジでWBCを受検の結果、記録レベル以下であることを確認。1Fを出る時の身体汚染検査では汚染は確認されず。


ニコ生
【9/14・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/14・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/14・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/14・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月13日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF22.4KB)

1号機原子炉注水量、18:07に3.6m3/hから3.8m3/hへ調整。
1号機R/Bカバー設置工事、壁パネルの設置作業。部材3ピースを海上輸送。
1号機R/B地下たまり水水位計、9月8日07:00以降モニターしているカメラ用照明の不具合で欠測が続いていたが、11:40頃改修完了、データ採取を再開。16:00でO.P. +4272mm。

2号機原子炉注水量、18:07に3.5m3/hから3.8m3/hへ調整。
2号機T/B地下たまり水移送、トレンチ立坑からプロセス主建屋へ移送していたが09:35に停止、09:51雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送先変更

3号機原子炉注水量、給水系から4m3/h、炉心スプレー系から3m3/h継続。圧力容器温度は若干上昇気味。
プラントの温度データ3号機(PDF)
燃料域A系水位は上昇に転じているので経過観察。
プラントの水位・圧力データ3号機(PDF)
水位計の数値は注水量、圧力容器温度と連動している。原子炉内の雰囲気の影響を受けているためで、実際の水位が変化しているものではないと考えている。

3号機R/B地下たまり水水位計、調整終わり計測開始。07:00でO.P. +3055mm。地下の床面がO.P. -2060mmなので床面からの深さは5115mm、1階床面がO.P. +10200mmなので地下階の半分より少し下まで水がたまっている。T/B地下のたまり水とほぼ同じレベル。

3号機R/B上部ガレキ撤去作業、西側にたれ下がっている柱の解体。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、今日から2日間保全工事を実施。03:58装置停止して作業開始。キュリオンセシウム吸着装置の3番の系列のポンプ交換、AGHスキッドのベッセル全4塔、SMZベッセル1塔の交換、アレバ除染装置の凝集沈殿装置の撹はん機の交換、地下防災タンクへの移送用ポンプ設置を実施予定。
水処理装置、SARRY、運転継続。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、SPTの水量が減ってきたので05:10に停止。SARRYの処理水たまってきたら再開する予定
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置。シルトフェンス開閉なし。

循環型海水浄化装置、運転中。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺ガレキ撤去と準備作業。コンテナ3個分回収、累計625個。


その他

8月28日発生したRO膜型淡水化装置でのカートリッジフィルタ交換時のβ線被曝に関して、放射線管理方針を改めて定めた。セシウム除去後の滞留水取り扱う作業において、β、γ線量計を実効線量計として胸につける、局部被曝評価のために利き手手首にガラスバッジを着用する。水に濡れる可能性があるのでアノラック上下、軍手とゴム手袋を着用する。その他に作業の遠隔化および自動化の検討、必要に応じて遮蔽の実施など。
個人線量計警報が鳴動した際は必ず現場から退避するよう再度徹底。今後も作業員の被曝低減に努めてまいりたい。

1号機原子炉制御棒の駆動機構に付いている位置検出器の導通確認をおこなう。これにより、圧力容器底部の損傷具合が評価できるかもしれない。この話の初出がいつなのか分からない。2日くらい前だったような気がするんだけど探し出せない。


ニコ生
【9/13・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/9/13・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/13・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月12日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.7KB)

1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置作業。明日部材3ピース海上輸送予定。

2号機原子炉注水炉心スプレー系からの注水ラインの設置で、10:00~12:30に1階部分の仮設ホース取り付け作業を実施。明日以降2階までのホース接続を行う予定。

3号機原子炉注水、圧力容器の温度が落ち着いているので、14:01に給水系からの注水量を5.0m3/hから4.0m3/hへ調整。炉心スプレー系から3.0m3/hで計7.0m3/h。
プラントの温度データ3号機
3号機R/B開口部ダストサンプリングを08:05-09:35に実施。3号機は2ヵ所でサンプリング。
福島第一原子力発電所 3号機 原子炉建屋開口部 ダストサンプリング風景(PDF132KB)(9月13日公開)
福島第一 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF13.9KB)(9月13日公開)
8/24のサンプリング結果と比べてほぼ同等のレベル。

1-3号機原子炉注水ミニフローラインで、非常用高台ポンプ3台分を試運転実施。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、45m3/hで運転継続。Hスキッドのベッセル3塔交換。
水処理装置、SARRY、処理量25m3/hで運転継続。
10:06にSPT(B)廃液抜出ポンプB(SPTからRO膜型淡水化装置へ処理水を移送するポンプ)が過負荷により停止。11:23に予備機のAポンプを起動。その後、Bポンプを点検、異常の無いことを確認し、11:53に再起動、Aポンプを停止。この間、水処理装置は運転継続。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石設置作業。

循環型海水浄化装置、週末定期メンテ終了、09:30運転再開。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、準備作業を実施。



その他

1号機R/B地下たまり水水位、今日も欠測。明日、照明の修理を実施する予定。

13-14日予定のキュリオン-アレバ系統の修理内容。
セシウム吸着装置・除染装置停止時工事概要(PDF17.8KB)
地下防災タンクについて。
地下防災タンク用移送ポンプ設置状況 概略図(PDF12.9KB)
万一、処理が滞るなどで汚染水があふれた時のために、バックアップとして汚染水を貯めるタンクを28基(2800m3)設置。遮蔽のため地下に埋めてある。
装置停止中にキュリオンセシウム吸着装置のAGHベッセル4塔を交換予定。
(以下9月14日夕方の会見で)アレバ除染装置の撹拌機交換について訂正。凝集沈殿装置の前段と後段のうち今回交換するのは前段の撹拌機。8月31日にケーシングに穴があいて漏えいが発生した後段のほうは、今回は交換せず、後段をバイパスしたままで運転再開する。こちらは、準備出来たら交換の予定。

10:00ころ、発電所正門の線量率を測定していた可搬型モニタリングポストの表示が読み取れないことを確認。10:30にデータ伝送を再開。


ニコ生
【9/12・11:00開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

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2011/9/12・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/12・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年9月11日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.7KB)

1号機原子炉注水量、17:40に3.5m3/hから3.8m3/hへ調整。
1号機R/Bカバー設置工事、ダストサンプリング実施のためパネル設置作業はお休み、部材3ピース海上輸送。
1号機R/B上部開口部ダストサンプリング、昨日10日に話のあったテント型のサンプリング装置を使って09:45-13:30に圧力容器の上空、東西南北4ヵ所で実施。クローラクレーンの先端(125m)から85mサンプラーをつり下げた。
福島第一原子力発電所 1号機 原子炉建屋開口部 ダストサンプリング風景 (PDF34.0KB)(9月12日公開)
(以下、9月12日合同会見)前回8月28日にテントなしで実施した結果と比べて、今回のほうが1-2桁大きい結果が出ている。前回の結果は、風の影響ですでに出ていたものが舞い上がっているのを捕らえているのではなくて、むしろ、風で直接出ている分が吹き飛ばされていた、ということだと思う。今回の結果のほうがより実際に近い値だと考えている。
福島第一 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果 (PDF11.4KB)(9月12日公開)
福島第一 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(13.4KB)(8月28日の分、8月30日公開)

2号機原子炉注水量、17:40に3.5m3/hから3.8m3/hへ調整。

3号機原子炉注水量、給水系5.0m3/h、炉心スプレー系2.9m3/h継続。圧力容器下部、給水ノズル温度若干低下気味。
プラントの温度データ3号機
3号機T/B地下のたまり水移送先、10:00にプロセス主建屋から雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更。

8月30日に話があった1-3号機原子炉注水ミニフローラインの追設が完了。明日は常用ポンプのほうの試験、14日に非常用ポンプのほうの試験を実施する予定。
福島第一原子力発電所1〜3号機 原子炉注水ミニフローラインの追設状況 (PDF32.2KB)

水処理装置、キュリオン-アレバ系統
、連続運転中。処理量45m3/h。
水処理装置、SARRY、09:00-12:58に停止してベッセル1塔交換。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、1A、1B停止中、2、3は運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、本日休工。

循環型海水浄化装置、週末定期メンテナンスのため昨日から停止中

遠隔操作重機によるガレキ撤去、準備作業を実施。


その他

1号機R/B地下たまり水水位、照明不具合で今日も欠測。

07:00のT/B地下たまり水水位、2号機がO.P. +3000mm、3号機がO.P. +2998mm。目標をほぼ達成。

沖合C地点のダストサンプリングは悪天候のため中止。


ニコ生
【9/11・11:00開始】東京電力 記者会見
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2011/9/11・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月10日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.5KB)

1号機R/Bカバー設置工事、鉄骨建方作業は昨日で完了。今日からパネルの取り付け作業を実施。

明日はダストサンプリング実施のため作業は中止。明日3ピース海上輸送の予定。

3号機原子炉注水量、給水系から5.0m3/h、炉心スプレー系から2.9m3/hで継続。
3号機R/B上部ガレキ撤去作業、西側にはみ出している柱の除去を開始。構台上の重機によるガレキ撤去は11月以降から実施の予定。
3号機T/B地下のたまり水移送、ポンプを2台から1台へ変更。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、ベッセル3塔交換。
水処理装置、SARRY、明日ベッセル1塔交換。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2と3で運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、袋詰め砕石を設置。明日は休工。

循環型海水浄化装置、09:57週末定期メンテのため停止。12日午前中に再開の予定

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺で実施。コンテナ8個分回収、累計622個。


その他

1号機R/B地下のたまり水水位、照明の不具合で今日も欠測。

原子炉注水システムの紹介ビデオ。
第1回「原子炉注水システムの設置・運用状況」
炉注水システム 説明資料(PDF132KB)

1、3号機R/B上部ダストサンプリング用装置。4m四方のテントで建屋から出てくるダストを捕まえる。明日、1号機で実施。
福島第一原子力発電所 1、3号機原子炉建屋開口部ダストサンプリング用装置(PDF114KB)

6号機残留熱除去系B系(仮設)を14:29に停止、残留熱除去系A系(本設)を15:12に起動。今後は残留熱除去系A系で原子炉水と使用済燃料プール水を交互に冷却する。


ニコ生
【9/10・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/10・18:00開始】東京電力 記者会見

2011年9月9日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF17.9KB)

1号機R/Bカバー設置工事、今日、鉄骨建方作業完了。主要部材3ピース海上輸送。
福島第一原子力発電所1号機 原子炉建屋カバー鉄骨建方完了(9月9日)(PDF51.5KB)(9月10日公開)

3号機原子炉注水量、前回流量を変更してから2日経ったが、圧力容器の温度が若干上昇しているので、給水系5.0m3/h、炉心スプレー系2.9m3/hを継続。
プラントの温度データ3号機(PDF)

3号機R/B地下のたまり水の水位を計測するため、水位計とモニター用のカメラを設置。R/B北東階段の手すりの隙間からワイヤーに吊り下げた水位計(水圧を感知するタイプ)を地下1階床面まで下ろして設置。設置後に動作確認して実際の測定は来週からの予定。ロボットによる設置を考えていたが困難なので人が作業することに。作業時間は14:30-15:20、計画線量15mSv、最大被曝線量5.26mSv 。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、45m3/hで運転中。ベッセル3塔交換。
水処理装置、SARRY、25m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、淡水化RO2,3運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、砕石の袋詰め、袋詰め砕石の設置、起重機船入域、シルトフェンス開閉。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺でコンテナ11個分回収、累計614個。


その他

沖合C地点でのダストサンプリング、昨日に続いて陸風のふく時間帯に実施。メガフロート上B地点南防波堤A地点でも実施。それぞれセシウムが検出されている。
発電所敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 15.6KB)(9月11日公開)

4号機使用済燃料プール、9月7日採取のライナードレン水サンプリング結果。 プール水とライナードレン水の分析結果は非常に似ているが、ライナードレン水の流出量が2日(台風の影響で降雨あり)時点では4l/hだったのが0.3l /hまで減った。このことから、プール水の漏えいではなくて雨水の流入ではないかと考えている。引き続きサンプリングをおこなう。
福島第一原子力発電所4号機 使用済燃料プール水およびライナードレン水サンプリング結果(PDF7.77KB)

滞留水処理分析結果シート。キュリオン-アレバ系統、SARRY B系、RO膜型淡水化装置のDF。
滞留水処理分析結果(PDF11.7KB)

1号機R/B地下のたまり水水位、照明の不具合のために今日も欠測

新福島変電所、信頼性向上のための工事が終了、18:01に夜の森線2Lの受電が完了。これで、5、6号機側は夜の森線の1Lと2Lの2回線から供給

3、4号機R/B上部のガレキ撤去作業について。
福島第一原子力発電所3、4号機 原子炉建屋上部の瓦礫撤去について(PDF272KB)
使用済燃料プールの中にある燃料の取出しのため、3、4号機ではカバー設置より建屋上部のガレキの撤去を優先して実施する。撤去したガレキは表面線量によって分別して保管。4号機では、プール表面を浮きで支えた天板で覆い、ガレキの落下事故を防止する。
3号機は明日10日から、4号機は今月中に開始。いずれも来年の半ば頃までに終了予定。

3月21日に3号機で燃料の再溶融があったのではないかという指摘について、あらためて検討した結果、そのようなことは起きていなかったという結論。
福島第一3号機震災10日後炉心再溶融に関する見解について(PDF177KB)
21日の圧力容器の圧力の変化は、計器の不良と考えている。3号機使用済燃料プールへの注水のタイミングと一致しているが、因果関係は不明。
福島第一原子力発電所1〜3号機 原子炉注水流量について(PDF85.3KB)
原子炉注水量のモニターは、3月21日-25日に、より原子炉に近いところで計測するために消防ポンプ吐出流量計からアクシデントマネジメント盤の流量計に切り替えている。その間、消防ポンプに給油していたチームがポンプ流量を記録していて、今回、両方の記録を比較した。ポンプを2台化していることなどからこの期間に著しく流量が低下したとは考えにくく、アクシデントマネジメント盤のほうは計器不良で、実際の流量は記録された消防ポンプ流量とアクシデントマネジメント盤の記録の間にあったと考えている。

今回の事故の内容について1Fの分を保安院へ報告。内容のほとんどは今まで公表してきたものと同じ。使用済燃料プール(各号機プール、共用プール、乾式キャスク貯蔵建屋)に関する部分(51頁以降)はあらたに公表したもの。
福島第一原子力発電所における東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響に係る経済産業省原子力安全・保安院への報告について


ニコ生
【9/09・10:30開始】​東京電力より『電気事業法27条に基づく電気使用制限の解除について』及び『原発』に関する記者会見
【9/09・18:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/9/9・10:30開始 東京電力による『電気事業法27​条に基づく電気使用制限の解除​について』及び『原発』に関す​る記者会見

2011年9月8日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.9KB)

1号機R/Bカバー設置工事、鉄骨建方作業実施。明日部材3ピースの搬入の予定。

2号機原子炉注水量、22:33に3.4m3/hから3.8m3/hへ調整。

3号機原子炉注水量、給水系8m3/h、炉心スプレー系3m3/hを継続。
3号機T/B地下のたまり水移送、09:11に雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を停止。09:30にプロセス主建屋への移送に変更。ポンプ2台で。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置塩分除去装置で12:59にタンクローリー満水警報発生したが、現場確認では問題なし。リセットできたので一過性のトラブルと判断。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、連続運転中、処理量45m3/h。

水処理装置、SARRY、08:00ころ停止。制御盤の停止ボタンを誤って押したため。設備の異常がないことを確認後、12:09に再起動、12:12に定格流量に到達。当時、SARRYの制御盤のとなりの滞留水受けタンク制御系試験中で、それに伴う警報をサリーの警報と勘違いして誤ってSARRYの制御盤を押してしまった。

水処理装置、RO膜型淡水化装置、2と3を運転中。

水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、杭打船の片付け作業実施。明日は砕石の袋詰め装置の設置と起重機船、工事用台船の搬入でシルトフェンス開閉の予定。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺、コンテナ7個分、累計603個。


その他

沖合C地点でのダストサンプリングを夜間(陸風=西風のふいている時間帯)に4回実施。検出限界を10-8Bq/cm3レベルまで下げた結果、10-7Bq/cm3オーダーのセシウムを検出。
発電所敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 13.4KB)(9月10日公開)

1号機R/B地下のたまり水水位、水位計をモニターするカメラ用の照明の不具合で07:00以降のデータが欠測

6号機号機残留熱除去海水系冷却ポンプA系の試運転に伴う準備作業のため、残留除去海水系B系を9:55-12:39の間停止し、原子炉および使用済燃料プールの冷却が一時停止。

全面マスク付け忘れ。協力企業作業員Jヴィレッジから1Fへ全面マスクを付けずに車で到着。出発時に急いでいたため。免震重要棟入り口で指摘され、念のためJヴィレッジに戻りWBCを受検。内部被曝極めて小さく健康上の問題ないことを確認した。入構時は当該作業員も周りの者も免震重要棟にマスクあることを知っていたため引き返さなかった。ルールを再度徹底したい。

9月以降の医療体制について。
福島第一原子力発電所の医療体制の充実・強化について(PDF96.5KB)
福島第一原子力発電所 5/6号緊急医療室(ZIP21.5MB)


ニコ生

【9/08・11:00開始】東京電力 記者会見
政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

Togetter
2011/9/8・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/8・16:30開始 政府・東京電力統合対策室 合同記者会見

2011年9月7日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.1KB)

1号機原子炉注水量、14:53に3.5m3/hから3.8m3/hに調整。
1号機R/Bカバー設置工事、鉄骨建方準備作業実施。部材搬入5ピース海上輸送。

2号機原子炉注水量、14:55に3.5m3/hから3.8m3/hに調整。
2号機原子炉注水、14:30-15:30炉心スプレー系の電動弁へ仮設電源ケーブルを敷設、動作確認を実施。仮設ホースの敷設は来週の予定。これが終われば炉心スプレー系からの注水が可能になる。
2号機復水器からT/B地下への水移送、昨日に続いて10:00-16:07に実施(約300m3)。

3号機原子炉注水量、14:46に給水系からの注水量を約6.0m3/hから約5.0m3/hに調整。炉心スプレー系からは約3.0m3/hで継続中。
原子炉水位計の値は下がり傾向少なくなったが依然若干下がり気味。圧力容器の温度は全体で下がり傾向なので、実際の水位が下がって損傷燃料がむき出しになっているという状況ではないと思っている。水位計の校正の予定はまだない。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、1次系のホースで5分に1滴ほどの漏えいを確認。受け皿で受けている。監視を継続。
福島第一原子力発電所4号機 使用済燃料プール循環冷却装置 フレキシブルホースからの水にじみ箇所(18.8KB)(9月8日公開)
(以下9月8日午前の会見)以前に腐食による漏えいでホースを交換した個所。新しいホースで再び漏えいが発生した。ホースを再度交換して、原因を確認したい。

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、45m3/hで処理継続、ベッセル3塔交換。

水処理装置、SARRY、ベッセル1塔交換。

水処理装置、RO膜型淡水化装置、1A、1Bが停止中。2と3で運転中。

水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、工事用台船、揚錨船の搬出、杭打船片付け。シルトフェンス開閉。
鋼管矢板47本の打設は昨日で完了した。次は、鋼管矢板の両端部と防波堤および護岸とを接続する工事をする。袋詰めの砕石を埋めていく。9月末に工事完了の予定。

循環型海水浄化装置、フィルタ溶接部分修理終わったので運転再開している。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺、コンテナ3個分、累計596個。


その他

水処理週報。今週の稼働率、キュリオン-アレバ系統で90.6%、SARRYで91.4%。今までで最高。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第11報)
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第11報)の一部訂正について(9月9日公開)
処理が進むと廃棄物が増えることにもなるので、そちらも勘案しながら運用。廃棄物を貯蔵するタンクは設置を進めている。
9月13-15日に、キュリオン-アレバ系統を停止して、点検・修理(3番の系統のポンプが停止しているやつ)を実施する予定。


ニコ生
【9/07・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/07・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/9/7・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/7・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月6日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.6KB)

1号機R/Bカバー設置工事、柱と梁の鉄骨建て方。明日、主用部材5ピースを海上輸送の予定。

2号機原子炉注水量、16:27に3.4m3/hから3.8m3/hに調整。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の2次系冷却塔の水槽清掃のため、10:03-10:42に冷却を停止
2号機T/B地下のたまり水の水位が低下してきたので、復水器からT/B地下へ約150m3の水の移送を10:11-14:54に実施。復水器内の水は、もともとT/B地下にたまっていたのをやりくりするためにかつて復水器に移送したもの。

3号機原子炉注水量、給水系から6m3/h、炉心スプレー系から3m3/hを維持。

水処理装置、アレバ除染装置、05:51に高速凝集沈殿装置の撹拌機の異常に関する警報が発生して停止。その後、リセットして再起動したが、06:21に今度は高速凝集沈殿装置重故障警報が発生し、キュリオン-アレバ系統全体が停止。攪拌機による過負荷トリップの電流設定値(12A)が通常運転時の電流値と近く、設備上問題となる値より低く設定されていたと推定。設定値を12.5Aに変更後、キュリオン-アレバ系統全体を15:13に再起動。16:35に定常流量45m3/hに到達。

1-4号機取水口南側防波堤閉塞工事、鋼管矢板の打設。明日は工事台船と揚錨船の搬出、杭打船の片付け作業の予定。

循環型海水浄化装置、フィルタ溶接部のピンホールの補修を完了して09:30に連続運転を再開。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、集中廃棄物処理施設周辺で実施。1-4号機R/BおよびT/B周辺はほぼ終了。今後は集中廃棄物処理施設周辺と建屋からはなれたところを行う。


その他

新福島変電所、信頼性向上のための工事に伴い、夜の森線2Lが今日07:17-9月9日18:00まで停電

敷地内のダストサンプリング、MP8と海上(C地点)は悪天候のため中止
福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第百六十六報)

海水のサンプリング、岩沢海岸以外は悪天候で中止
(参考)福島第二原子力発電所 震災前後における原子炉水と使用済燃料プール水の測定結果(14.9KB)

福島第二原子力発電所における現場写真について(404KB)
事故の前後の写真。

ニコ生
【9/06・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/06・18:00開始】東京電力 記者会見

2011年9月5日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.4KB)

1号機R/Bカバー設置工事、柱と梁の鉄骨建方作業。

2号機使用済燃料プール、10:59-12:47にヒドラジンを約2m3注入。

3号機原子炉注水量、14:43に給水系からの注水を7m3/hから6m3/hへ調整、炉心スプレー系からの3m3/hは継続。
炉心スプレー系を追加後、原子炉水位計の値がA系B系ともに低下傾向。炉心スプレー系からの注水によって原子炉内の状況が変化し、水位計の凝縮槽内へ水が供給されているのかもしれない。水位計の校正は事故後まだ行っていない。圧力容器下部の温度は05:00で98.4℃、17:00で96.9℃。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、Hスキッドのベッセル3塔を交換。

水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、淡水の保有量が多くなってきたので、19:44に5台すべて停止。RO膜型淡水化装置は運転継続。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事、台風の影響で作業を中止していたが、今日から鋼管矢板の打設を再開。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、機器の移動を実施、ガレキ撤去せず。明日は集中廃棄物処理施設周辺でガレキ撤去の予定。

循環型海水浄化装置、8月29日以降停止していたが、ピンホールの補修をして明日から運転再開の予定。


その他

水処理装置、アレバ除染装置、バイパス運転の除染処理の実績について。
除染装置(超高速凝集沈殿装置バイパス運転)処理後の結果(PDF41.9KB)
図中の「受入可能目安」とは、次工程のRO膜型淡水化装置へ送ることのできる処理水の放射能濃度の目安。これ以上の濃度だと、RO膜にダメージを与える。後段をバイパスしているので処理能力は落ちているが、「受入可能目安」よりは低くできている。

防波堤(A地点)とメガフロート(B地点)でのダストサンプリングは天候が悪いため中止

海水のサンプリングは2Fの近くの2点以外は天候が悪いために中止


ニコ生
【9/05・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/05・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/9/5・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/5・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月4日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF17.5KB)

1号機R/Bカバー設置工事、柱と梁の鉄骨建方作業実施。

3号機原子炉注水、給水系から7m3/h、炉心スプレー系から3m3/hを維持。圧力容器温度は低下している。
プラントの温度データ3号機
炉心スプレー系からの注水を1日に始めてから、なぜか原子炉水位計の値も低下中。
プラントの水位・圧力データ3号機

水処理装置、キュリオン-アレバ系統、ベッセル3塔交換。

水処理装置、SARRY、09:24に停止してベッセル1塔交換。その後起動して17:01に定常流量確認。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事、台風のため作業中止。明日は鋼管矢板打設の予定。

遠隔操作重機によるガレキ撤去は、今日作業なし。明日も作業予定なし。


その他

海水のサンプリングは今日まで中止の予定。

事故。右手人差し指解放骨折。敷き鉄板を運搬中につまづいた。


ニコ生
【9/04・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/04・18:00開始】東京電力 記者会見

2011年9月3日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF22.5KB)

1号機原子炉注水量、09:40に3.5m3/hから3.8m3/hに調整。
1号機R/Bカバー設置工事、柱と梁の鉄骨建方作業実施。

2号機原子炉注水量、09:40に3.4m3/h→3.8m3/hに調整。
2号機原子炉注水、3号機と同様に炉心スプレー系注水ラインの調査を実施中。1日に電動弁の絶縁抵抗を調査、結果は問題なし。昨日現場調査実施。来週電源ケーブル引きこみ作業の予定。

3号機原子炉注水、圧力容器の温度は順調に低下している。14:37に炉心スプレー系からの注水量を3.0m3/hに増加。

水処理装置、アレバ除染装置、後段をバイパスして運転中。

水処理装置、アレバ蒸発濃縮型淡水化装置、1Aと1Bは昨日2日から停止中。1Cは運転中。

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事、台風のため中止。明日も中止の予定。

遠隔操作重機によるガレキ撤去は1、2号機ポンプ室周り。コンテナ5個分、累計593個。明日は作業なし。


その他

3号機炉心スプレー系から注水を開始したので、風下のMP7、8で線量測定とダストサンプリング実施。注入開始前後で大きな変動ない。
福島第一原子力発電所3号機炉心スプレイ系ラインからの炉注水に係る空気中放射性物質の核種分析結果(PDF8.49KB)
福島第一原子力発電所3号機炉心スプレイ系ラインからの炉注水に係るモニタリング結果(空間線量率)(PDF9.07KB)

滞留水処理分析結果。SARRY B系DFが134Cs、137Csともに約4E+05。
滞留水処理分析結果シート(PDF8.48KB)

原子炉建屋周辺のサブドレン水の核種分析。降雨の関係で1号機の結果が少し上昇。経過観察。
サブドレン等核種分析結果(PDF 13.4KB)

4号機使用済燃料プールライナードレン水の分析その2(その1は昨日2日)。
福島第一原子力発電所4号機 使用済燃料プール水およびライナードレン水サンプリング結果(PDF7.71KB)
同時に採取したプール水の分析結果と比べて、ライナードレン水のほうが塩素、ヒドラジン濃度、放射能濃度のいずれも低いので、プール水の漏えいではなくて結露または雨水の流入ではないかと考えている。昨日のライナードレン水のサンプリング時の流入量は4l/h。降雨量に従って増えているのではないか。塩素濃度が1日採取の分析結果より低下していることと調和的である。天候の回復に従って流入量が減ってくれば、雨水由来、そうならなければプールの漏えいを疑っていく。ライナードレン水は廃棄物処理施設に送っている。ライナーの厚さは6mm。
そもそも、4号機の使用済燃料プール代替循環冷却装置のフレキシブルホースに腐食が確認されたので、プールライナーの溶接線にも腐食が発生していないかどうかを確認するために、ライナードレン水のたまり具合を1日にチェックした。その際、ライナードレン水の流入が確認されたので、採取分析をした。昨日さらにプール水と合わせて採取分析をして、今日の判断に至った。


ニコ生
【9/03・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/03・18:00開始】東京電力 記者会見

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2011/9/3・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/9/3・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2011年9月2日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF22.2KB)

1号機R/Bカバー設置工事、鉄骨建方作業実施。

2号機原子炉注水量、07:17に3.4m3/hから3.8m3/hに調整。

3号機原子炉注水量、05:00で給水系から6.8m3/h、炉心スプレー系1.2m3/h、合計8.0m3/h。圧力容器温度は低下してきている。14:50に給水系から7.0m3/h、炉心スプレー系から2.0m3/hにそれぞれ調整。
プラントの温度データ3号機(PDF)

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、Hスキッド3塔交換。

水処理装置、アレバ除染装置、後段の凝集沈澱装置をバイパスして運転中。

水処理装置、SARRY、連続運転中。

水処理装置、東芝蒸発濃縮型淡水化装置、運転継続。

水処理装置、アレバ蒸発濃縮型淡水化装置は3台のうち1Aと1Bの2台が21:00ころ停止。ブロアーモーターの過負荷が原因。流量バランスが崩れたせいかと見ている。??

1-4号機取水路開渠南側透過防止工復旧工事は台風のため中止。

循環型海水浄化装置、ピンホールからの漏えいの件で引き続き運転停止中。

遠隔操作重機によるガレキ撤去、1、2号機ポンプ室周り。コンテナ8個分。累計588個。



その他

福島第一原子力発電所4号機 使用済燃料プールライナードレン水サンプリング結果(7.54KB)
燃料プールのコンクリートとライナーのステンレスの間に、ステンレス板の溶接線にそってコンクリートとの間に溝が切ってあって、ステンレスからもれてきた水がこの溝にそって集められてくる。この水を分析した。この水の出どころとしては、プールからの漏えいのほかに、ステンレスとコンクリートの間で生じた結露が集まってくる場合があり、今回がどちらかはまだ分からない。1l/hのペースでたまっている。もし循環冷却開始に伴う結露なら、そのうち止まるのではないか。4月17-20日に確認した時は水は出てきていなかった。

敷地内のダストサンプリング、悪天候のため昨日に続いて今日も1、2、3番地点でのサンプリングは中止。海水のサンプリングは4日まで中止。

ニコ生
【9/02・11:00開始】東京電力 記者会見
【9/02・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/9/2・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見