リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年6月30日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへに実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、27日から運転中。新しい吸着材の性能確認のためSARRYと並列運転をしている。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月30日)(PDF 18.8KB)(7月1日公開)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(護岸地下水)(PDF 13.6KB)
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報3) (報道関係各位一斉メール)
分析値をスプレッドシートにまとめました→トリチウム全β90Sr

入退域管理施設の運用を00:00に開始。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月30日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月29日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、3号機の原子炉注水量が低下したので、14:09に調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
3号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、27日から運転中。新しい吸着材の性能確認のためSARRYと並列運転をしている。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてNo.2貯水槽へ還流。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月29日)(PDF 32.3KB)(6月30日公開)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(護岸地下水)(PDF 14.0KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(護岸地下水H-3追加)(PDF 50.9KB)
観測孔No.1-1(No.1の海側に新設したもの。28日採取分)の全βは観測孔No.1(28日採取分)の1,400Bq/Lより高い3,000Bq/L、トリチウムはどちらも430,000Bq/Lで同じ結果。
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報2) (報道関係各位一斉メール)
トリチウム全β90Srのデータをまとめてみました。

1Fの構内作業車(生コン車)が汚染が付着した状態で構外に出てしまった。当該車両は構内での作業をいったん終了した後の車両サーベイで、後部バンパー上部に汚染(22,000cpm)を確認、除染指示を受けたが13:26に除染せずに正門より退構。その後、楢葉町でコンクリートを積載し再び入構して作業をした後、退構時の車両サーベイで再び汚染(20,000cpm)を確認。この後、除染を実施して退構可能な基準(13,000cpm)より低い値(3,000cpm)であることを確認し退構した。
当該車両が走行した経路の雰囲気線量を測定し、影響ないことを確認。また、付着していた汚染物はバンパー上部に固着しており、走行時に落下するような状況ではなかったと考える。
再発防止対策として、除染が必要な汚染車両には張り紙により明確に指示する、正門の汚染検査済みの確認を行う作業者に対し教育を徹底する、などを実施していく。
福島第一原子力発電所構内作業車の汚染が確認されたままでの一時退構について (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内作業車の汚染が確認されたままでの一時退構について(続報:一部訂正) (報道関係各位一斉メール)
(以下、7月1日の会見より)通常は、車両サーベイで汚染が確認された車両は除染エリアに行き、除染の後に除染されたことを確認してから退構することになっている。今回は、汚染確認後、除染エリアに行かないでそのまま退構してしまった。今後、類似事例の有無を確認するとともに、原因を調査し対策を講じていく。
福島第一原子力発電所構内からの汚染車両の退域について(PDF 79.0KB)(7月1日公開)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月29日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月28日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 26.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、26日に格納容器への封入量を-6m3/hの約6m3/hへ、圧力容器を+6m3/hの約30m3/hへ変更。18日の流量変更(格納容器 -10m3/h、圧力容器 +10m3/h)に続き、2回目。一部で温度がやや上昇しているが、各種パラメータを監視していく。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月28日12時時点)(PDF 108KB)

2号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:15-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日27日から運転中。新しい吸着材の性能確認のためSARRYと並列運転をしている。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてNo.2貯水槽へ還流。
No.1の残水希釈のため、40m3を仮設タンクへ移送。40m3のRO処理水を注水。
No.2の残水希釈のため、40m3を仮設タンクへ移送。7月1日訂正。スミマセン
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月28日)(PDF 18.9KB)(6月29日公開)
地下貯水槽トリチウム分析結果(採取日:6月19日)(PDF 11.0KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
観測孔No.1-1(No.1の海側に新設したボーリング。海から約6m4m(5日に訂正))が昨日完成し、今日から観測をおこなう。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(護岸地下水)(PDF 49.4KB)
東波除堤北側海水(1-4号機取水口北側海水の採取地点が海側遮水壁に閉塞されつつあるので移動する先)の27日採取分の結果が出た。トリチウム180Bq/L、全β200Bq/L。26日採取の1-4号機取水口北側海水のトリチウムは760Bq/Lで前回24日の1,500Bq/Lより低いが、引き続き傾向を監視していく。当面は東波除堤北側と1-4号機取水口北側は並行してサンプリングしていく。

2FのモニタリングポストNo.1では、事故後に周辺線量が高いのでダストサンプリングを継続しておこなっていたが、ここしばらくの間は影響がほとんど見られない状況が続いており、ダストサンプリングは中止することにする。??


その他


月末なので、作業者の被ばく線量報告を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

雑固体廃棄物焼却設備建屋の建設を開始する。
福島第一原子力発電所雑固体廃棄物焼却設備建屋の基礎コンクリート打設開始について(PDF 133KB)
もともとあった雑固体廃棄物焼却設備は事故後、使用不能になっているため、代替の設備を作る。使用済の装備品(タイベック、手袋など)などを焼却・減容する。2012年3月28日の中長期対策会議の項を参照。

1Fに新設した入退域管理施設の運用を30日00:00に開始する。これにより、免震重要棟とJビレッジでおこなっていた1Fへの作業者の出入管理はここで一元化される。また、構内と構外で使用する車両をここで分けることで、出入のスクリーニングや除染の作業が軽減する。

今日、規制委の「第13回特定原子力施設監視・評価検討会」があった。

ニコ生
【6/28 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.28(金)17時30分 ~


2013年6月27日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 26.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、昨日26日に格納容器への封入量を-6m3/hの約6m3/hへ、圧力容器を+6m3/hの約30m3/hへ変更。18日の流量変更(格納容器 -10m3/h、圧力容器 +10m3/h)に続き、2回目。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視していく。一部で温度がやや上昇しているが、想定内。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月27日12時時点)(PDF 110KB)

2号機T/B地下たまり水移送、昨日26日から停止中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検にともない25日から停止していたが、作業が終了したので11:06に起動。起動時のプール水温は28.0℃(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止していたが14:27に起動、16:30に定常流量に到達し、SARRYとの並列運転を開始。セシウム吸着材の一部を現在使用しているもの(Hベッセル)より高性能のもの(EHベッセル)に変更し有効性を確認するため。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。フィルター洗浄のため08:24-12:31に停止。起動後12:39に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてNo.2貯水槽へ還流。
No.1の残水希釈のため、33m3を仮設タンクへ移送、その後、40m3のろ過水を注水。
No.2の残水希釈のため、40m3のろ過水を注水。7月1日訂正。スミマセン
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月27日)(PDF 15.8KB)(6月28日公開)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 13.0KB)


その他


今日の第5回廃炉対策推進会議で中長期ロードマップ改訂版が決定された。
【資料1】福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(ポイント)(202KB) 
【資料2】福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(4.64MB) 
【資料3】福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップの改訂のための検討のたたき台に対する意見(73.5KB) 
【資料4】福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップの改訂のための検討のたたき台にいただいた地元自治体の意見の概要(114KB) 
【資料5】福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップの改訂のための検討のたたき台にいただいた学識経験者の意見の概要(185KB) 
【資料6】最近のトラブルとその対応(315KB) 
【資料7】中長期ロードマップこれまでの進捗状況及び評価(566KB) 
【資料8】研究開発運営組織設立準備の進捗について(72.2KB) 
【参考】地下水の流入抑制のための対策(汚染水処理対策委員会報告書(5/30))(1.79MB) 

今日、廃炉対策推進会議第5回事務局会議があり、中長期ロードマップの進捗を報告した。
【資料1】プラントの状況(1.13MB) 
【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(2.16MB) 
【資料3】個別の計画毎の進捗状況(6.31MB) 
CST炉注水系の運用開始(3頁)。CST炉注水系は設置工事が完了、系統試験を実施中。これの終了後、7月2日以降に実炉注水確認をおこない、その後に運用開始の予定。なお、純水タンク脇炉注水系は、今後のCST炉注水系の運転状況を踏まえて廃止を含めた検討をする。
2号機TIP案内管健全性確認の再実施(10頁)。7月8日から現場作業を開始の予定。
1-3号機格納容器ガス管理システム(HEPAフィルター入口側)の気体・凝縮水のサンプリング結果(17頁)。7日に結果を示している。
多核種除去設備ALPSホット試験の状況(28頁)。A系で60Co、106Ru、125Sb、129Iが処理済み水から検出され、これらの除去性能を向上させるために2Fのホットラボで試験を実施。これらの核種は当初、イオンの状態で存在すると考えていたが、コロイド状の形態でも存在すると想定し、吸着塔の最終段に活性炭系吸着材を使ったところ、NDとなった。今後は追加した活性炭系吸着材の耐久性を確認(7月下旬を目途)し、最終的な塔構成を決定する。
バッチ処理タンク2Aと1Aについて、目視検査、浸透探傷検査、超音波検査を実施。いずれも貫通孔と推定される欠陥を確認した。2Aは内側の除染をした結果、線量が下がったので、中に人が入って調査をおこなう。写真多数あり。
地下水バイパス水質確認状況(53頁)
地下貯水槽からの漏えい事故に関する調査結果と今後の対策(68頁)。No.1の残水希釈を始めてから、漏えい検知孔水に若干の効果が見えている(73頁)。No.2の北東側の追加ボーリングで、周辺土壌の汚染範囲が確定されたので、この範囲の土壌を撤去し充填材で埋め戻す(81、82頁)。今後、No.1でも同様の作業を進めていく。
2-4号機海水配管トレンチについて(84頁)。1-2号機間護岸の地下水でトリチウムなどが高濃度検出されているため、T/B海側の海水配管トレンチ内に残留している汚染水を除去して地下水汚染のリスクを低減したい。2-4号機T/Bと海水配管トレンチはつながっているため、トレンチの水抜きをするにはこの接合部を閉じる必要があるが技術的な課題が大きくすぐには対応できない。当面は、トレンチ内の水をくみ上げてT/Bに戻す、または集中廃棄物処理施設に移送するなどしてトレンチ内の水位を下げ、水処理によって放射能濃度が低下しているT/B地下のたまり水をトレンチ内に流入させることでトレンチ内の放射能濃度を下げる、などの方法を検討している。T/Bとトレンチの接合部を閉じる方法として、接続部凍結止水(接合部を凍結止水→トレンチ内の残留水を移送→立坑・トレンチ部を充填→接合部の解凍・充填)の成立性を確認する。2、4号機トレンチ立坑でサンプリングした汚染水の分析値あり。
T/B東側での汚染拡大防止対策とモニタリング強化(100頁)。通報・公表の遅れについて、時系列と分析・対策(111、112頁)。
今月の追加的放出放射能量評価(113頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h(1号機0.003億Bq/h、2号機0.0008億Bq/h、3号機0.003億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/yearと評価。
入退域管理施設の運用開始(117頁)。30日以降に運用開始する。写真あり。
3号機R/B上部ガレキ撤去作業(121頁)海側に残っていた柱がなくなってる。
4号機R/Bカバーリング工事(122頁)。
使用済燃料の保管状況(123頁)。
4号機天井クレーンおよび燃料取扱機の上架作業の開始(124頁)。天井クレーン部材の上架作業は14日に完了。今後は7月上旬に燃料取扱機の上架作業開始、10月頃まで組み立て・試験を実施予定。
3号機R/Bオペレーティングフロアの線量低減対策(128頁)。R/B上部ガレキ撤去作業終了後、オペフロの除染をおこなう(カバー設置等のためにオペフロでの有人作業が必要)。床の健全なエリアでは自走式除染装置(自走部分と補機類をカーゴに納めてクレーンで吊った部分からなる)を、床が損傷しているエリアは定置式除染装置を用いる。これらを遠隔操作して、コンクリート床を切削して除染する。その後、床面に遮蔽材を設置する。
S/C内水位測定WG進捗(136頁)。格納容器の漏えい個所を絞り込むために、S/C内水位を外側から測定する技術を開発する。マグネット式のキャタピラを持った自走式の装置に超音波を使用したセンサーを搭載し、S/C表面を這わせる。
2号機R/B1階上部空間の調査(142頁)。18日実施の高所調査用ロボットによる調査について。STEP2(狭隘な空間へアームを差し込んで調査する)は7月下旬の予定、調査エリアについて記載あり。
ガレキ・伐採木の管理状況(156頁)
伐採木保管槽の温度傾向(157頁)。夏期(6-9月)は火災リスクが高まるため監視を強化して温度管理する。槽内(深さ1m)の温度が70℃を超えた場合は消防署指導のもと対応を実施することになっているが、いまのところ60℃より低い温度で推移している。
滞留水および処理水の放射能分析(JAEA)(166頁)
【資料4】中長期ロードマップ改訂(案)(5.87MB) 
【資料5】中長期ロードマップ改訂(案)を踏まえた平成25年度研究開発計画の取りまとめ(661KB) 

保安規定の変更申請が認可された。
当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可について(プレスリリース)
5月15日に申請していた、新しい入退域管理施設の運用開始にともなう変更。


ニコ生
東京電力「中長期ロードマップ」臨時記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.27(木)17時30分 ~

2013年6月26日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 27.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、00:35に調整
給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.2m3/h→3.5m3/h。

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、09:51に格納容器への封入量を-6m3/hの約6m3/hへ、圧力容器を+6m3/hの約30m3/hへ変更。18日の流量変更(格納容器 -10m3/h、圧力容器 +10m3/h)に続き、2回目。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視していく。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月26日12時時点)(PDF 110KB)

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続していたが09:20に停止。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検にともない昨日25日から停止中。停止時間は約58時間(27日まで)を予定。停止時のプール水温は22.9℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.138度/h、停止中のプール水温上昇は約9度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続していたが09:42に停止、14:00に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)で変わらず。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ09:30-16:30に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてNo.2貯水槽へ還流。
No.1の残水希釈のため、RO処理水を40m3注水。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月26日)(PDF 18.8KB)(6月27日公開)
地下水バイパス、海側観測孔 トリチウム分析結果(採取日:6月17,18日)(PDF 11.3KB)
地下水バイパス調査孔、揚水井1-4、海側観測孔1-4(以上18日採取)、海側観測孔5-8(17日採取)のトリチウム分析結果が出た。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
1、2号機間の護岸陸側の土壌改良(19日参照)は、今日から現場の準備作業に入った。
福島第一原子力発電所における1~4号機タービン建屋東側及び港湾のモニタリング計画の強化について(PDF 376KB)
規制委の指摘も受けて、モニタリングを強化する。港湾外への影響を見るために港湾口、5、6号機放水口北側、南放水口付近でトリチウムと全βを週1回(南放水口付近の全βは毎日を継続)。港湾内の状況を把握するために物揚場前、6号機取水口前に加えて港湾内東側と港湾内西側を新設してトリチウムと全βを週1回。1-4号機取水口付近では1、2号機取水口間(ここは上層と下層に変更、週3回)に加えて2、3号機取水口間と3、4号機取水口間(いずれも上層のみ、週1回)を新設。また、護岸の観測孔No.2と3の周辺にもボーリングを3ヵ所ずつ追加する(PDF資料5頁に一覧表)。なお、1-4号機取水口北側の採取地点の周辺では海側遮水壁の設置工事が進んでいて閉塞域になりつつあり、対岸の東波除堤先端に移動する予定。PDF資料7頁右側の図の緑の太線で示してあるのがすでに鋼管矢板を打ってあるところ。北東の角あたりを打っていたのが5月末頃。当面は、今の採取個所と移動先の個所で並行して採水・分析をおこなっていく。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv142339349#47:35
写真左は鋼管矢板の連結の様子。鋼管の両脇に連結用の部材がついていて、それらが噛み合うように鋼管を打っていく。最後に連結部に充填材を打って完全に閉塞する。






90Srと全βの値はこのところ良い相関を示しているので、分析に時間のかかる90Srは月1回とし、監視は全βでおこなう。
福島第一原子力発電所港湾内海水トリチウム再測定結果(PDF 7.31KB)
1-4号機取水口北側と1、2号機取水口間(24日採取、24日に再採取をすると言ってたやつ)の海水のトリチウムは1,500と420(いずれもBq/L)。1-4号機取水口北側は21日採取分(1,100Bq/L)より上昇しているが、海側遮水壁設置の影響もあるかもしれない。
福島第一原子力発電所港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 海水(PDF 8.91KB)
港湾口(20日採取分)の海水のトリチウムは5.0Bq/L。
福島第一原港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 12.9KB)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第105報) (プレスリリース)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 77.1KB)

キュリオンセシウム吸着装置で新しい吸着材(吸着容量を改善した。従来は3日で交換だったのが4日使用できる見込み)の試験使用をするため、来週、SARRYに替わってキュリオンセシウム吸着装置を一時運転する。


ニコ生
【6/26 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.26(水)17時30分 ~



2013年6月25日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 26.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、18日から格納容器への窒素ガス封入量を10Nm3/h減らし圧力容器への封入量を10Nm3/h増やしている。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視しているが、有意な変化はない。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月25日12時時点)(PDF 111KB)

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置計器の定期点検にともない06:47に停止。停止時間は約58時間(27日まで)を予定。停止時のプール水温は22.9℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.138度/h、停止中のプール水温上昇は約9度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ09:30-16:30に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてNo.2貯水槽へ還流。
追加ボーリングの結果。
地下貯水槽・貯水槽観測孔・地下水バイパス、海側観測孔分析結果(採取日:6月25日)(PDF 21.7KB)(6月25日公開)
地下貯水槽i観測孔分析結果(採取日:6月24日)(PDF 10.3KB)
No.1の北東側の追加ボーリング(5ヵ所。ボーリング個所は5月24日参照)の結果が出た。観測孔1-1(北東の角)で全β核種が8.1×10-1Bq/cm3、その他の4ヵ所ではNDだった。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
福島第一原子力発電所港湾内海水トリチウム再測定結果(PDF 7.77KB)
昨日24日に公表した21日採取分の1-4号機取水口北側と1、2号機取水口間の海水のトリチウムについて、再測定をおこなった。結果は24日公表のデータと同程度だった。
福島第一原港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 8.30KB)
観測孔No.1、2、3(5月31日採取分)の90Srの結果が出た。それぞれ890、54、0.25Bq/L。

海側遮水壁設置工事での資機材搬入のため、1-4号機取水口付近に設置したシルトフェンスを09:00-09:40と12:10-12:40に開放。


その他

(以下、26日の会見より)乾式貯蔵キャスクへの燃料装填と移送作業を始める
乾式貯蔵キャスク(新設11基)への燃料装填・移送作業および乾式キャスク仮保管設備における誤警報の原因対策について(PDF 131KB)
共用プール内の燃料を新設の乾式貯蔵キャスク11基に装填し、キャスク仮保管設備へ移送する作業を開始する。装填および移送は1基ずつおこなう。装填作業を明日から始める予定。なお、移送の時期については核物質防護上の観点から広報できない。すべての移送が終了した時点で報告する予定。
5月1日発生のキャスク仮保管設備での誤警報の件。監視システムにおいて、データ送信周期がデータ処理に必要な周期より短かったために生じたものと判明。監視しているパラメータは急激に変動するものではないので、データ送信周期を遅くすることで対応した。また、同設備の門型クレーンから発生するノイズの影響にも対策した。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月25日 午後5時30分現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月24日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 29.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、09:40に調整
給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.2m3/h→3.5m3/h。

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、18日から格納容器への窒素ガス封入量を10Nm3/h減らし圧力容器への封入量を10Nm3/h増やしている。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視しているが、有意な変化はなく安定した状態が続いているので、あさって26日に次のステップ(格納容器で6Nm3減らし、圧力容器で6Nm3増やす)へと進む予定。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月24日12時時点) (PDF 110KB)
STEP2は25日からじゃなかったっけ?

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ09:30-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔・地下水バイパス、海側観測孔分析結果(採取日:6月24日)(PDF 18.0KB)(6月25日公開)
ドレン孔、漏えい検知孔、地下貯水槽観測孔の他に海側観測孔5-8で採水・分析を実施。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
追加のボーリング(観測孔1-1)掘削中に掘削ドリルを回転するシャフトを折損したため、シャフトの交換と中に残っている先端部分の回収をおこなう。このため、観測開始予定が数日遅くなる見込み。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 64.9KB)
福島第一原子力発電所における地下水・海水中のトリチウム濃度、および海水中のストロンチウム、全ベータ濃度の推移(PDF 83.2KB)
21日採取分(観測孔No.1-3、1-4号機取水口北側海水、1-4号機各スクリーン海水(シルトフェンス内側)、1、2号機取水口間海水(=1、2号機護岸前海水))のトリチウムの分析結果が出た。1-4号機取水口北側と1、2号機取水口間の海水は、前回と比べて増えている。
1-4号機取水口北側:10日 500Bq/L→21日 1100Bq/L
1、2号機取水口間:14日 600Bq/L→21日 910Bq/L
この2点について、再測定と再採水をおこなう。海水への影響は分析結果を吟味しながら評価していく。
 福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について (報道関係各位一斉メール)


その他


3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検にともない25-27日に停止する(停止時間は約58時間を予定)。11:00のプール水温は22.5℃、冷却停止時のプール水温上昇率評価値は0.138度/h、停止中のプール水温上昇は約9度の見込み(運転上の制限値は65℃)。

実施計画の補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の補正について (プレスリリース)
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画の一部補正について(PDF 136KB)
共用プールの耐震安全性評価、汚染水処理対策委員会での抜本対策を反映(陸側遮水壁、海水配管トレンチ内の汚染水の除去、タンク増設計画)、使用済燃料プールからの燃料取出し設備について事故があった場合の線量評価、1号機R/Bカバーの解体計画、などなど。

今日の福島県漁連の組合長会議で報告した資料。
魚介類のサンプリング結果のまとめ。
(福島県漁連組合長会議説明資料)福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 281KB)
港湾内ので捕獲実績と分析結果あり。
T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件の概要。
(福島県漁連組合長会議説明資料)タービン建屋東側(海側)の地下水調査結果について(PDF 372KB)


ニコ生
【6/24 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など



2013年6月23日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月23日)(PDF 15.6KB)(6月24日公開)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月23日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月22日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、22:46に調整
給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月22日)(PDF 15.6KB)(6月23日公開)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 10.2KB)
観測孔No.1(14日採取分)の全α、全β、トリチウム、観測孔No.1-3(21日採取分)の134Cs、137Cs、106Rb、全βの結果が出た。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月23日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月21日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 28.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2、3号機の原子炉注水量が低下したので、15:04に調整
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。
3号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.4m3/h→3.5m3/h。

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、18日から格納容器への窒素ガス封入量を10Nm3/h減らし圧力容器への封入量を10Nm3/h増やしている。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視しているが、有意な変化はない。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月21日12時時点)(PDF 111KB)
1号機希ガスモニター(135Xe濃度)B系、05:00-17:00に伝送異常にともない欠測。

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ09:30-16:30に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中

02:58頃、ジャバラハウス内のRO膜型淡水化装置3(RO-3)の漏えい検知器が作動しているのを発見。
福島第一原子力発電所淡水化装置(RO3)からの水の漏えいについて(PDF 148KB)
漏えいを確認し03:03にRO-3を停止。03:17に現場で漏えいの停止を確認。漏れた水はすべてジャバラハウスの堰内にとどまっており、漏えい量は約250L(水たまりの面積250m2×深さ1mm)と推定。漏れた水の核種分析の結果は134Csが5.7×10-1Bq/cm3137Csが1.7Bq/cm360Coが1.4×10-1Bq/cm3125Sbが1.5×10Bq/cm3、全β核種が2.6×104Bq/cm3で、RO-3入口の処理前の水と判断。その後の調査で、漏えい個所はウルトラフィルター原水ポンプ出口流量計下部にあるキャップ部であることを確認。流量計を交換して18:57にRO-3を起動した。
当該の流量計の窓部が水アカなどで汚れてきたので20日に清掃を実施した後、復旧時に流量計下部のキャップ(塩ビ製)を締め付けすぎたためにキャップの首部に亀裂が入り、漏えいに至ったものと推定。復旧作業後、ポンプ運転圧により漏えい確認を実施した際には漏えいは確認されなかったが、その時はOリングによりシール性が保たれていたと推定される。
現場は線量もあり(0.3mSv/h)、防護装備で細かい仕事をするのは適切ではないと判断、今後、流量計が汚れた場合は流量計全体を交換することにする。
福島第一原子力発電所淡水化装置(逆浸透膜式)における水漏れの発見について (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所淡水化装置(逆浸透膜式)における水漏れの発見について(続報) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所淡水化装置(逆浸透膜式)における水漏れの発見について(続報2) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所淡水化装置(逆浸透膜式)における水漏れの発見について(続報3) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所淡水化装置(逆浸透膜式)における水漏れの発見について(続報4) (報道関係各位一斉メール)
(以下、24日の会見より)漏えい検知器は一般的な電気式で、1-2mmの水深で検知器が作動する。当日、流量計の清掃は午前中に実施し、その後、10:00頃と12:30ころにパトロールを実施したが異常は無かった。漏えい後の復旧作業に従事した作業者は33名、最大被ばく線量はβ線で0.4mSv、γ線で0.77mSv。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.1の残水希釈のため19、20日に移送した約40m3の水をくみ上げて仮設タンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月21日)(PDF 19.0KB)(6月22日公開)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(19日参照)
福島第一原子力発電所における地下水・海水中のトリチウム濃度、および海水中のストロンチウム、全ベータ濃度の推移(PDF 53.6KB)
1-4号機取水口北側海水のデータ(10日採取分)を追加。1、2号機護岸前海水と1-4号機シルトフェンス内のトリチウムと全βのデータはどこにあるんだろ。
(以下、25日追記)この図の1、2号機護岸前海水と1-4号機シルトフェンス内のトリチウムのデータは14日採取分らしい(24日に出たグラフには1、2号機護岸前海水の21日採取分が2回目の測定としてプロットされている。24日の報道関係各位一斉メールを見ると、1、2号機護岸前海水の21日より前の採取は14日。この日21日のグラフには1、2号機護岸前海水と1-4号機シルトフェンス内の1回目の測定結果が同じ日のデータとしてプロットされている)。この分だけデータがどこにも見当たらない。これらのデータは19日の資料の中のグラフにプロットされているのが初出。これらの地点で採取した海水でトリチウムなどを見ていくという話は19日が初出なんだけど、それより前から採水・分析は行われていたということ。

その他


T/B地下たまり水の核種分析結果。3、4号機13日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 8.12KB)

魚介類のサンプリング結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 21.2KB)
20km圏内5月21、24、25、31日採取分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 17.8KB)
港湾内5月18、20、21、22、25、28、29、31日採取分。港湾口付近で採取されたシロメバルNo.4のCs合計で320,000Bq/kgが最高値。


ニコ生
《淡水化装置から汚染水漏れ》東京電力 会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.19(金)17時30分 ~

2013年6月20日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 28.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、3号機の原子炉注水量が低下したので、調整

1号機:19:37に給水系2.4m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.7m3/h→2.0m3/h。
3号機:00:42に給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。
最近、多いね。

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、18日から格納容器への窒素ガス封入量を10Nm3/h減らし圧力容器への封入量を10Nm3/h増やしている。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視しているが、有意な変化はない。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月20日12時時点)(PDF 104KB)
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系、不凍液添加作業のため09:29-16:16に停止。停止時のプール水温は27.5℃、再開時は28.0℃(運転上の制限値は65℃)。起動後の運転状態には異常なし。19日参照。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日19日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:03-15:45に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。フィルター洗浄のため08:29-11:34に停止。起動後11:48に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中。
A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中。バッチ処理タンク(2A)と同様の構造のバッチ処理タンク(1A)について、変色滴下水の跡は見られなかったものの、浸透探傷検査を実施した結果、タンク表面の1箇所に液体のにじみがあることを確認。2Aタンク同様タンク内表面にわずかに残存した液体が浸み出てきたものと推定しており、1Aタンクにも2Aタンクと同様のピンホールがあるものと考えている。引き続き、詳細調査を継続 する。???

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.1の残水希釈のため、RO処理水を16m3移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月20日)(PDF 15.7KB)(6月21日公開)
地下貯水槽トリチウム分析結果(採取日:6月12日)(PDF 11.0KB)
ドレン孔水、漏えい検知孔水のトリチウムの結果が出た。

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を14日から停止していたが、点検作業が終了し11:46に補機海水系を復旧、使用済燃料プールの冷却を開始した。冷却開始時のプール水温は25.5℃。使用済燃料プール冷却系の運転に異常は無い。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月20日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月19日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 184KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、昨日18日から格納容器への窒素ガス封入量を10Nm3/h減らし圧力容器への封入量を10Nm3/h増やしている。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視しているが、有意な変化はない。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月19日12時時点)(PDF 105KB)

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止していたが09:43に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.1にRO処理水(全β核種濃度約1×101Bq/cm3)を約24m3移送して残水を希釈(No.1の漏えい検知孔水の汚染濃度が下がらないので、残水の希釈とくみ上げをおこなう。14日参照)。この作業は7月上旬までおこなう予定。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月19日)(PDF 15.8KB)(6月20日公開)
地下水バイパス、海側観測孔 トリチウム分析結果(採取日:6月10,11日)(PDF 11.4KB)
地下水バイパス調査孔、揚水井1-4、海側観測孔1-4(以上11日採取)、海側観測孔5-8(10日採取)のトリチウム分析結果が出た。

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を14日から停止中


その他


T/B東側の地下水からトリチウムが50万Bq/L検出された。
福島第一原子力発電所におけるタービン建屋東側の地下水調査結果について(PDF 375KB)
福島第一原子力発電所におけるタービン建屋東側の地下水調査結果について<続報>(PDF 76.8KB)
港湾内の海水中のCs濃度が下がらない場所があるため、この原因を調査するために1-4号機T/B東側に観測孔(深さG.L.(Ground Level)-16m、難透水層の深さまで掘っている)を3ヵ所(北からNo.1、2、3)設けて去年2012年12月に地下水の採取・分析をした(1月31日の取り組みの進捗の項を参照)。この件についての専門家検討会(3月28日、4月26日参照)で、この観測孔での継続調査の必要性が指摘され、5月24日に採取・分析した観測孔No.1の地下水からトリチウムが500,000Bq/L、90Srが1,000Bq/L(速報値)検出された(CsはND)。去年12月(トリチウム 29,000Bq/L、90Sr 8.6Bq/L)より大きく増えている。その後週1で採取・分析を継続しているが、トリチウムは変わらず、90Srは2回目以降の結果がまだ出ていない。港湾内の海水のモニタリングデータ(1-4号機取水口北側)にはトリチウムや全β核種の上昇は見られていない(今のところ、過去の変動の範囲内)。
T/B周辺のサブドレンでは1号機で11万Bq/Lという検出がかつてあり4月26日の廃炉対策推進会議の汚染水処理対策委員会の資料の通し番号で25頁に去年2012年のサブドレン浄化試験の際のデータがある)、12月のトリチウム 29,000Bq/Lは特に問題ないと考えていた。
5月24日採取分のトリチウムの上昇率が大きいので、これは事故のフォールアウトの影響ではない。2011年4月に発生した2号機取水口からの汚染水の流出では、2号機電源ケーブル管路の下にある砕石層が漏えいルートとなっており、ここから周辺の地中に汚染水が漏えいしたものと推定されるが、当時このようにして地中に漏えいした汚染水が浸透・拡散し、トリチウムが地下水にのって移行した(Csは土壌に吸着)のが今回の原因であると今のところ考えている(観測孔No.1は流出のあった2号機取水口から28m、海まで2725m(28日訂正))。当時の汚染水の分析として、2011年3月27日に採取した2号機T/B地下たまり水でトリチウムが2400万Bq/Lというデータがある(Srは測っていない)。
観測孔No.1周辺の地下水の動きは、全体としては西から東へと流れているが、護岸は矢板を打ってあって流れがせき止められているなどの状況があり、小さなスケールでどう流れているかは不明。
海への漏えい防止対策、モニタリングを強化し影響範囲の特定をおこなう。
漏えい防止対策として、2号機電源ケーブル管路上流の電源ケーブルダクト内の残留水の調査と、このダクトの下部にある基礎砕石層および周辺の空隙の充填をおこなう(ケーブル管路の下の砕石層は汚染水流出時に充填済み。また、海水配管トレンチは管路やダクトに比べて耐震性が高く、漏えいが生じる可能性は低い)。2011年4月以降に地上に通じているピットなどを閉塞してT/Bからの汚染水の流れを止めたが、地下の管路やトレンチの中にはまだ汚染水が残っている可能性がある。これらについては、汚染水処理対策委員会でも対策の必要性が指摘されており、検討を進めていきたい。また、1、2号機取水口間の護岸(ここは矢板を打ってある)の陸側で薬液注入などによる地盤改良をおこなう。なお、3号機取水口からの流出は汚染水がダクトから直接出ていたので、砕石層への漏えいはないと考えており、2号機側のような対策は今のところ考えていない。
モニタリング強化として、観測孔No.1の周辺に観測孔4ヵ所(No.1-1、1-2、1-3、1-4)を追加する。また、海水のサンプリング地点としてNo.1前の護岸部を追加。トリチウム、Cs、全β核種を週1回、Srを月1回実施する(頻度は状況により見直す)。
5月24日採取分のトリチウムなどの結果は31日には1Fで、本店では11日に把握していたが、結果を精査することやSrの結果を待っていた(18日に出る予定だった)ために公表が今日になった。遅くなったことは申し訳ない。
港湾内の海水サンプリングでトリチウムとSrを継続して測っているのは1-4号機取水口北側のみ。5、6号機放水口北側と南放水口付近(これらは港湾外)でもやっている。いずれも月一。あと、2号機T/B付近のサブドレンでも月一でやってるみたい。各号機のスクリーン前面でも毎日サンプリングしているが、この分はトリチウムについては測定していない。http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120330_02-j.pdf 参照。
あと、1-4号機の海側は遮水壁の鋼管矢板打設がそろそろ始まってるんじゃないか。4月2日の資料参照。
(以下21日追記)サブドレン水のトリチウムの分析を見ると4月23日公表の去年2012年10月15日採取分で1号機が76,000Bq/L、2号機が550Bq/L(採取場所の地図2011年4月17日プレスリリースより)。採取日がすごく前なのはSrとか時間のかかる核種の結果が出るのを待って主要3核種以外のデータをまとめて出しているからかしらん。それにしても半年も前だよ)。確かに1号機の値は高いけれど、でも、サブドレン水が汚染されているのは、津波でサブドレンのふたが飛んじゃって大気に対して開放されて、その後の事故によるフォールアウトの影響をもろに受けているためだったと思う。観測孔No.1は去年の11月に掘ったようなので、ここから採った地下水で29,000Bq/Lっていうのはやっぱりまずいんじゃないのか。
2011年4月の汚染水の流出の際に水ガラスを打って充填したのは電源ケーブル管路の下の基礎砕石層(続報のPDF資料参照)。ここを充填して取水口からの汚染水流出が止まったので、それより上流(T/B側)の電源ケーブルダクトの下の砕石層は処置をしていない。けれども、そもそも砕石層に漏れたのがどこなのかはわかっていない。ということは、当時、ダクトや管路の周辺の地中のどこにどれほどの汚染水が漏えいしたかはわからない。しかも、砕石層への漏えい個所が充填したところよりも上流にあれば、その後も汚染水の地中への漏えいは継続している可能性がある(その後ピットの閉塞によってT/Bからの汚染水の供給は断たれたはずではあるけれど)。したがって、当時は充填を実施しなかった上流の電源ケーブルダクトの下の砕石層の充填を実施する、ということ。また、観測孔No.1へたどりついたトリチウムは汚染水流出のあった2号機取水口近くから来ているとは限らない、西側の電源ケーブルダクトの方から来ているのかもしれない、ということらしい。原因の詳細はまだ今後の調査結果次第。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第104報) (プレスリリース)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 88.1KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 133KB)
共用プールで燃料の移動作業を2月28日以降に実施しており、その影響を見るために共用プール建屋(運用補助共用施設)で調査を実施している。結果は告示濃度限度以下であり、作業の影響は見られない。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、不凍液添加作業のため20-21日(21日は予備日)に停止する。11:00でのプール水温は27.5℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.073度/h、停止中のプール水温上昇は約3度の見込み(運転上の制限値は65℃)。凍結防止のため乾燥保管としているエアフィンクーラー予備系を不凍液添加で満水保管とすることで、不具合発生時の起動時間短縮を図る。信頼性向上緊急対策の一環。12日の福島第一信頼度向上緊急対策本部の活動状況の資料13頁。

福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所および柏崎刈羽原子力発電所の「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出について (プレスリリース)
防災組織の見直し等について、修正の届け出をした。


ニコ生

東京電力 緊急記者会見
【6/19・17:30開始】東京電力 記者会見


文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.19(水)10時~
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.19(水)17時30分 ~

2013年6月18日(火)

今日、東北南部地方が梅雨入り確定値では6月15日となった


今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機窒素封入変更試験(格納容器への窒素封入を圧力容器への封入へ段階的に振替える。17日参照)のため、09:56に圧力容器への封入量を14Nm3/hから24Nm3/hへ、格納容器への封入量を22Nm3/hから12Nm3/hへ変更した。格納容器雰囲気温度・圧力・水素ガス濃度などを監視していく。

2号機R/B1階で高所調査用ロボットによる上部空間の調査を実施(17日参照)
(以下19日の会見より)
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階上部空間の調査結果について(PDF 409KB)(6月19日公開)
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階上部空間の調査結果について(2:43)(動画、6月19日公開)
トラブルなく無事に終了した。大物搬入口から入域し、建屋の西側から南西エリアの上部空間を調査(目視、温湿度、線量率)した。作業時間は12:00-16:14。作業者は免震棟7名、現場7名、計画線量2.0mSv、最大被ばく線量は0.98mSv。動画は、PackBotが先行して高所長作用ロボットの様子を撮影したもの(高所調査用ロボットで取得した動画がもあるが、これは開発元の意向で公開しない。下記追記参照)。
以前に測定した低いところよりも今回測定した高いところのほうが線量率が高い傾向がある。天井の配管・機器などに損傷は確認されず。思うところにカメラを持っていくことができた。次回は7月以降。
(以下、7月8日の会見より9日追記)高所調査用ロボットで取得した動画は存在しない。ロボットを操作している状況などを撮影した動画はあるが、これについては開発側の知的財産と切り分けて公開するのが難しいので、公開はしない。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中。
A系は15日のバッチ処理タンクからの水滴の滴下で16日から停止中。外面調査での浸透探傷検査の結果、変色が確認された溶接線に2個所のピンホールが確認された。引き続き、詳細調査を継続する。
(以下19日の会見より)引き続き、タンク内側にカメラを入れての内面調査、超音波探傷などを21日頃までおこない、その後、原因と対策をまとめる。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽No.2観測孔2-14、15、16(追加の斜めボーリング7日参照)の結果が出た(17日採取分)。
地下貯水槽ii観測孔分析結果(採取日:6月17日)(PDF 10.5KB)
いずれもNDだった。

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を14日から停止中


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月18日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月17日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 24.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、15:08に調整
給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.6m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中。
A系は15日のバッチ処理タンクからの水滴の滴下で昨日から停止中。
福島第一原子力発電所多核種除去設備(ALPS)バッチ処理タンク2Aにおける水滴の発見について(PDF 105KB)
滴下水を受けるバケツにたまった水(370mL。15日からタンク表面の結露および水の滴下は継続しているが、変色した水滴は発生していない)の核種分析の結果は134Csが1.9Bq/cm3134Csが3.9Bq/cm3、全β核種が6.7×103Bq/cm3
当該のタンクは濃縮塩水に薬剤を添加して鉄共沈をおこなうもので、各系統に2個ずつ、系統の先頭にある。茶色い変色がタンクのサビなのかタンクの内容物から来るものかはまだ不明。当該個所は現在、1日3回パトロールを実施している。同様の他のタンクについて目視で調査したが異常は確認されず。漏えいの可能性について水抜きをして詳細に調査する。運転再開の見通しは今のところ不明。
福島第一原子力発電所多核種除去設備バッチ処理タンク2Aにおける水滴の発見について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔・地下水バイパス、海側観測孔分析結果(採取日:6月17日)(PDF 17.4KB)(6月18日公開)
ドレン孔、漏えい検知孔、地下貯水槽観測孔の他に海側観測孔5-8で採水・分析を実施。
地下貯水槽ii観測孔分析結果(採取日:6月17日)(PDF 10.5KB)(6月18日公開)

3号機取水口前面シルトフェンス内側に繊維状吸着材浄化装置を14:00頃に設置した。循環型海水浄化装置の後継。詳細は3月28日の中長期ロードマップの進捗の項を参照。

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を14日から停止中


その他


1号機の格納容器への窒素封入を止める試験をする。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入変更試験の実施について(PDF 221KB)
1号機への窒素ガス封入は、現在、圧力容器と格納容器につながる二つのラインからおこなっているが、格納容器へのラインの途中にある隔離弁(AO弁)は点検等の実施が困難であり信頼性が低い。1号機では格納容器への窒素封入量が変動すると格納容器内の一部の温度が変動する傾向があるので、この信頼性の低いラインからの封入を停止し圧力容器へのラインで代替可能かどうかを見るために、窒素封入量を変更して温度その他のパラメータを監視する試験を実施する。
現状では、封入量が圧力容器へ14Nm3/h、格納容器へ22Nm3/h、ガス管理システムへの排気量が30Nm3/h。封入量と排気量の割合を保ちながら格納容器への封入を圧力容器へ振替えていく。STEP1として格納容器への封入量を10Nm3/h減らして圧力容器を10Nm3/h増やし、HVH温度(封入量変化で変動する温度計)、D/W圧力、封入量、排気量、格納容器内の滞留水温度、水素ガス濃度、ガス管理システムのダスト濃度、短半減期核種濃度をモニターを監視。判断基準(PDF資料6頁)を超えなければそのまま1週間保持し、さらに封入量を変化させていって、最終的には圧力容器への封入のみにする。明日18日にSTEP1を実施する予定。

2号機R/B1階上部空間の調査に新しいロボットを投入する。
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階上部空間の調査の実施について(PDF 130KB)
「高所調査用ロボット」(ホンダと産総研の共同開発)で2号機R/B1階の西側通路から南西エリアの上部空間の線量測定や干渉物の調査を行う。このロボットは、全長1760mm、全幅830mm、全高1800mm(移動姿勢時)および7030mm(最高到達点)、アーム全長1730mm、重量1100kg。搭載している機能は、静止画記録、線量率測定、温湿度測定、3Dデータ取得(LRF;Laser Range Finder(レーザー測距計)搭載)、有線による遠隔操作(無線通信可)。アーム部分はASIMOの技術を応用しており、自由度の高い動きが可能。
調査は2段階で実施する。まず、アームを伸ばした状態で調査をおこない(STEP1)、そのあと、狭隘な空間へアームを差し込んで調査をおこなう(STEP2)。
上部空間の除染・遮蔽が建屋内の線量低減に有効であること、燃料デブリ取出しに先立つ格納容器の水張りの際に調査・補修の対象となる個所が上部にも存在すること、などから、上部空間の線量や干渉物の調査が必要とされている。今回、2号機R/B1階で調査をおこない、結果を踏まえて他の場所や号機へと展開していく。
明日18日にSTEP1をおこなう。通信途絶時の通信復旧のためにQuince2を待機させる。作業者は免震棟7名、現場7名(計画線量2.0mSv、トラブル時のロボット回収担当者は5.0mSv)。
ホンダのプレスリリースはこちら→ http://www.honda.co.jp/news/2013/c130617.html
くわしくはこちら(動画あり)→ http://www.honda.co.jp/robotics/high-access_survey_robot/index.html

今日、規制委の第2回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会があった。
資料1-1:福島第一原子力発電所1号機4階における出水事象に関する出水当時の状況等について(ヒアリング資料)【PDF:170KB】
資料1-2:1号機4階における出水事象に関する現地調査結果について【PDF:3.1MB】
資料1-3:1号機使用済燃料プールにおけるスロッシング評価について【PDF:427KB】
資料1-4:1号機4階における出水事象に関する整理について【PDF:78KB】
資料2-1:4号機使用済燃料プールにおける水素の発生について【PDF:1.4MB】
資料2-2:4号機原子炉建屋の水素爆発に関する予備調査結果及び現地調査計画(案)について【PDF:857KB】
資料3:東京電力福島事故におけるプラント挙動に関する基礎資料の作成について【PDF:56KB】


ニコ生
【6/17・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.17()17時30分 ~

2013年6月16日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中。
昨日15日23:00頃、A系のバッチ処理タンク(2A)の結露状況を確認した際に、このタンクの下にある漏えい水受けパンに茶色く変色した水の滴下跡があることを発見。タンク表面には結露水が付いていて滴下が継続しており、いるが変色した水の滴下は止まっている。17日訂正。スミマセン溶接線の近傍が一部が変色していた。バケツを置いて滴下水を受けるようにした。
タンク表面と水受けパンのスミヤ測定を実施。
タンク表面(変色していた溶接線近傍):7,900cpm
タンク表面(変色していない溶接線近傍):700cpm
水受けパン(変色した水の滴下跡の部分):4,300cpm
水受けパン(変色していない部分):1,300cpm
(参考)バックグラウンド:180cpm
また、表面線量率は、
タンク表面(変色していた溶接線近傍)γ線:0.09mSv/h/β線+γ線:0.18mSv/h
タンク表面(変色していない溶接線近傍)γ線:0.08mSv/h/β線+γ線:0.11mSv/h
水受けパン(変色した水の滴下跡の部分)γ線:0.04mSv/h/β線+γ線:0.04mSv/h
水受けパン(変色していない部分):雰囲気線量率γ線:0.05mSv/h/β線+γ線:0.06mSv/h
溶接線近傍および水受けパンの変色していた部分はそれ以外の場所よりも値が高く、当該タンク内の濃縮塩水が溶接部から漏えいしている可能性があり、明日以降に詳細調査を実施する。
18:17よりA系の停止操作を開始、23:20に停止した。
福島第一原子力発電所多核種除去設備バッチ処理タンク2Aにおける水滴の発見について (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所多核種除去設備バッチ処理タンク2Aにおける水滴の発見について(続報) (報道関係各位一斉メール)

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月16日)(PDF 18.9KB)(6月17日公開)

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を14日から停止中。20日まで停止の予定。この間、使用済燃料プールの冷却は残留熱除去系を使って原子炉冷却と交互におこなう。今日11:10に残留熱除去系による原子炉停止時冷却運転を停止、11:36に非常時熱負荷運転を開始し、使用済燃料プールの冷却を再開した。原子炉停止時冷却運転停止時の原子炉水温度は26.1℃、使用済燃料プール冷却再開時のプール水温は31℃。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月16日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月15日(土)

今日、東北南部が梅雨入り
気象庁 昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):東北南部

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日14日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月15日)(PDF 19.1KB)(6月16日公開)

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を昨日14日から停止中。20日まで停止の予定。この間、使用済燃料プールの冷却は残留熱除去系を使って原子炉冷却と交互におこなう。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月15日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月14日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が変動したので、09:58に調整
1号機:給水系は2.5m3/hで継続、炉心スプレー系1.7m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.6m3/h→3.5m3/h。
3号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.1m3/h→3.5m3/h。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検のため10日から停止していたが、作業が終了したので11:35に起動。起動時のプール水温は33.9℃(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続していたが09:38に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中。A系は使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第二施設)のクレーン改造工事にともない11日から停止していたが、工事が完了したので16:52に起動した。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月14日)(PDF 15.9KB)(6月15日公開)

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を09:28に停止。停止時の使用済燃料プール水温は21.7℃。20日まで停止の予定。この間、使用済燃料プールの冷却は残留熱除去系を使って原子炉冷却と交互におこなう。


その他


今日、規制委の「第12回特定原子力施設監視・評価検討会」があり、そこで説明した資料。
地下貯水槽からの漏えい事故に関する調査結果と今後の対策について(PDF 1.56MB)
ドレン孔水と漏えい検知孔水の汚染濃度の推移(通し番号で5頁以降)を見ると、No.2と3では順調に下がっているが、No.1は初期の低下傾向が後に頭打ちになっている。検知孔水(No.2ではドレン孔水も)のくみ上げによって汚染濃度が下がってきていると考えている(8-10頁)が、No.1では槽内の残水が多いこと(約20m3と推定)、周辺の地下水位が低いため地下水による希釈が進まないことが原因で汚染濃度が下がらないと考える。このため、No.1にRO淡水を40m3×5回=200m3入れてはくみ出す作業をして残水の濃度を薄めること、検知孔水のくみ上げ回数をふやすことを実施する(来週からの予定)。No.1では検知孔水の濃度が高いのでドレン孔水のくみ上げは実施していない(ドレン孔水位が低くなり検知孔水がドレンをより強く汚染することを防ぐため)が、これがうまく行けばドレン孔水のくみ上げを始める(11頁)。
No.2について3次元モデルで放射性物質の拡散解析を実施(18頁以降)。結果は21頁。観測孔7(距離122m)に濃度ピークが到達するのは水が約3年後、90Srが30-80年後、その際の濃度はトリチウムが5Bq/L、90Srが0.5-10Bq/L。などなど。

原子力損害賠償に関する個人情報の紛失について (プレスリリース)


ニコ生
【6/14 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.14(金)17時30分 ~



2013年6月13日(木)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検のため10日から停止中。14日まで停止の予定。停止時プール水温は22.9℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.182度/h、停止中の温度上昇は20.2度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。フィルター洗浄のため08:28-12:52に停止。起動後13:37に定常流量に到達。

多核種除去設備ALPSのホット試験、A系で3月30日から実施している(使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第ニ施設)のクレーン改造工事のため11-14日の予定で停止中)が、B系でも今日09:49より開始した。
多核種除去設備(ALPS)B系統におけるホット試験の開始について (報道関係各位一斉メール)

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月13日)(PDF 16.0KB)(6月14日公開)
地下貯水槽トリチウム分析結果(採取日:6月5日)(PDF 11.0KB)
ドレン孔と漏えい検知孔の5日採取分のトリチウム分析結果。

海側遮水壁設置工事での資機材搬入にともない、1-4号機取水口付近に設置したシルトフェンスを10:00-10:30と11:55-12:30に開放海側遮水壁設置工事の概要は4月2日の資料を参照。

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を14-20日に全台停止する。この間、使用済燃料プール冷却系が使用できなくなることから、残留熱除去系による原子炉停止時冷却運転(炉心冷却)と非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)を交互に切り替えることで、使用済燃料プールを冷却予定。なお、炉心冷却と使用済燃料プール冷却は、以下の温度を目安として交互に切り替えることで、保安規定で定める運転上の制限値を超えないよう管理する。
原子炉停止時冷却運転(炉心冷却)目安値:原子炉水温約45℃(運転上の制限値は100℃)。16:00の原子炉水温は27.9℃、冷却停止時の原子炉水温上昇率評価値は0.6度/h。
非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却):プール水温約30℃(運転上の制限値は65℃)。16:00のプール水温は21.3℃、冷却停止時のプール水温上昇率評価値は0.3度/h。


その他


汚染水対策ならびに地下水バイパスについて(PDF 1.68MB)

「福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」が2Fの現地調査を実施。
福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」関係者による福島第二原子力発電所への現地調査について(お知らせ)
福島第二原子力発電所の復旧状況について(1号機復旧完了に伴う最終報告)(PDF 4.87MB)
格納容器内コンクリート設備の温度分布解析評価概要(PDF 723KB)
格納容器内の温度測定データを入力とした解析モデルで、1、4号機の基礎マットとRPVペデスタルのコンクリート温度分布解析を実施した。その結果、コンクリート表面付近の最高温度は140℃程度であり、設計における最高使用温度104℃を上回る期間は、最長で3日間程度。「175℃,7日間」で圧縮強度の低下は見られないという文献があり,設計値温度を超過したことによる影響はないと判断される。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月13日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)


今日のニュースで、去年8月に採取されたCs合計が25,800Bq/kgのアイナメ(2012年8月21日参照)について、事故直後の高濃度に汚染された海水によってて40~50万Bq/kg程度まで汚染されたあと徐々に濃度が下がってきた可能性が高いということが耳石の調査から分かった、という報道があった。
高濃度に放射性セシウムで汚染された 魚類の汚染源・汚染経路の解明のための 緊急調査研究(水産庁)(PDF)
その他に、海底土の汚染状況や淡水魚の汚染発生のメカニズムなどなど。

2013年6月12日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、06:49に調整
給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.2m3/h→3.5m3/h。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検のため10日から停止中。14日まで停止の予定。停止時プール水温は22.9℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.182度/h、停止中の温度上昇は20.2度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。

多核種除去装置ALPSのA系ホット試験(3月30日より実施中)、使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第二施設、HICを保管するところ)のクレーン改造工事にともない昨日11日より停止中。14日まで停止の予定。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、2、3、6から地上タンクへの移送が9日に終了したので、水位データ等の提供も終了する。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月12日)(PDF 15.9KB)(6月13日公開)
地下水バイパス、海側観測孔 トリチウム分析結果(採取日:6月3,4日)(PDF 11.3KB)
地下水バイパス調査孔、揚水井1-4、海側観測孔1-4(以上4日採取)、海側観測孔5-8(3日採取)のトリチウム分析結果が出た。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第103報) (プレスリリース)

R/B上部でのダストサンプリングと格納容器ガス管理システムでのガスサンプリングの結果。1号機が3日、2号機が4日、3号機が6日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.7KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 75.2KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.2KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.9KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 77.3KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 78.9KB)

地下水バイパスの一時貯留タンク(Gr-A-1)のCs分析値の訂正
地下水バイパス一時貯留タンク測定結果および評価について(PDF 149KB)
1Fでの核種分析でバックグラウンドの自己遮蔽により低濃度の試料は正しく計れていないことが分かり(3日参照)、2Fで計りなおした一時貯留タンクの値(4月16日採取分、3日に報告)について、それまでに測定した揚水井のCs濃度よりも高いことから、分析値について検討していた。
4月16日採取分を第三者機関が分析した結果(5日に報告)が2Fの結果より一桁小さかったことから試料のコンタミネーションを疑い、4、5日に改めて一時貯留タンクから採取した試料を2Fで測定。また、6月4日採取分を第三者機関で測定した結果が出た。結果はPDF資料3頁(第三者機関はNo.3が環境総合テクノス、No.6が日本分析センター)。4月16日採取分を2Fで測定した結果のみが10-1Bq/cm3オーダー。その他はNDもしくは10-2Bq/cm3オーダーで、揚水井の分析結果とも整合的であることから、3日に報告した4月16日採取分の2F分析値はコンタミの影響を受けているとして棄却、6月4日採取分の2Fでの測定値(134Cs、137Csが、通常分析で<0.13、<0.15、詳細分析で0.020、0.035(単位:Bq/cm3)、詳細分析は通常分析の10倍の試料を濃縮して測定する)を一時貯留タンク(Gr-A-1)の正のデータとする。
試料のコンタミは、1Fで試料を扱った際に生じたものと考える(1Fでは濃度の高い試料の分析を多くおこなってきており、分析室などの環境が汚染されている)。今後は、分析時の試料取り扱いに引き続き注意を払うとともに、低濃度試料を扱う専用エリアを既設分析室に設けて試料の取り扱いをする。入退域管理施設に併設する化学分析棟にある新しい分析室の運用開始後は、ここで測定をおこなう(6月中に運用開始の予定)。

今日、福島県主催の「平成25年度第3回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」が開催され、そこで説明した資料を公開。
「平成25年度第3回 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」における当社資料のご説明について (お知らせ)
福島第一信頼度向上緊急対策本部の活動状況(PDF 389KB)
信頼性向上緊急対策本部の6月までの活動状況のまとめ。

多核種除去装置ALPSのB系ホット試験を準備ができ次第、開始する。早ければ明日から。


ニコ生
【6/12 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.12(水)17時30分 ~

2013年6月11日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を10:01に停止した。5月8日から実施していたが、格納容器内の水素ガス濃度が下がったので。S/C内の残留水素の排出および水の放射線分解による影響(2012年12月3日の中長期対策会議の項参照)を確認するために2012年9月4日から断続的に実施している。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計器の定期点検のため昨日10日から停止中。14日まで停止の予定。停止時プール水温は22.9℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.182度/h、停止中の温度上昇は20.2度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ16:15-16:50に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。

多核種除去装置ALPSのホット試験(3月30日より実施中)、使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第二施設、HICを保管するところ)のクレーン改造工事にともない08:00に停止。14日まで停止の予定。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を今日から実施する。今日は15:47-16:50に実施した。No.4には5、6号機のたまり水が入っている。No.4から6号機T/B地下までは仮設ラインを使って日中に移送する。6号機T/B地下からFエリアタンクまでは既設のラインを使う。7月上旬まで継続して実施する予定。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔・地下水バイパス、海側観測孔分析結果(採取日:6月11日)(PDF 17.8KB)(6月12日公開)
ドレン孔、漏えい検知孔、地下貯水槽観測孔の他に、地下水バイパス調査孔、揚水井No.1-4、海側観測孔1-4で採水・分析を実施。
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報213) (報道関係各位一斉メール)これで、報道あてメール配信は終了。


その他


実施計画の補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の補正について (プレスリリース)
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画の一部補正について(PDF 155KB)
全体補正5回目。
(以下、12日の会見より)格納容器内に常設する監視機器類の損傷により貫通部が開放した場合のリスク評価、放射性固体廃棄物等の管理施設において今後3年間の廃棄物の想定発生量と保管容量を追記、などなど。プレスリリースのほうに、完本版をつけた。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月11日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)


2013年6月10日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 26.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置を06:25に停止。計器の定期点検のため。停止期間は約111時間(14日まで)を予定。停止時プール水温は22.9℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.182度/hで停止中の温度上昇は20.2度の見込み(運転上の制限値は65℃)。同様の作業を5月27-29日にも実施した。
2号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-15:00に実施。6号機のたまり水移送は今日から記載します(今までは実施していても記載していなかった)。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
移送の状況
地下貯水槽水位データ(PDF 82.3KB)
地下貯水槽水位データ(至近24時間データ)(PDF 12.7KB)
地下貯水槽 水位グラフ(6/10 16:00現在)(PDF 29.4KB)
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔・地下水バイパス、海側観測孔分析結果(採取日:6月10日)(PDF 17.6KB)(6月11日公開)
ドレン孔、漏えい検知孔、地下貯水槽観測孔の他に海側観測孔5-8で採水・分析を実施。
地下貯水槽No.4(5、6号機のたまり水)を6号機T/B経由でFエリアタンクへ移送する作業を11日より開始する。No.4から6号機T/B地下へは仮設ラインを使って日中の時間帯に実施する。7月上旬まで継続して実施する予定。
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報211) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報212) (報道関係各位一斉メール)
地下貯水槽関係の分析結果について毎日(午前に前日採取分の結果、午後にその日採取分の塩素濃度の結果)報道関係にメールを出していたが、地下貯水槽に貯留していた汚染水の地上タンクへの移送が完了したので明日11日午前を最後に終了する。


その他


2月15日に6号機R/B大物搬入口の内扉が開操作時に停止位置で停止せず、その後に床面まで落下した件の調査結果。
福島第一原子力発電所6号機大物搬入口内扉の落下について<原因と対策>(PDF 63.6KB)
当該の扉は2台の巻き上げ機で上下させる(資料2頁)。扉のリミットスイッチが作動する高さで左側だけ巻き上げ機が停止せず、片吊り状態となって扉がガイドレールに引っかかり上昇が停止。その後も左側の巻き上げが継続して左側の吊り具が破断、扉が落下し右側の吊り具も落下の衝撃で破断して床面まで落ちたものと推定。
原因は、巻き上げ装置を停止する制御装置の故障(当該装置に外傷はなく、内部劣化と推定される)。また、事故時に扉がリミットスイッチを超えて上昇した際に作業者が停止ボタンを押したが、このボタンはリミットスイッチと制御装置を共有しており、事故時には作動しなかった。なお、この扉はH24年3月1日の運用再開まで約2年使用していなかったが、動作確認のみで詳細点検を実施していなかった。
対策として、制御盤を新規取替えし、長期停止後の使用再開時には詳細点検を実施するものとする。また、制御盤取替えにあわせて、緊急停止ボタン、過負荷停止機能、巻き上げ装置の過巻き(巻き過ぎ)停止機能、を追加する。

6月6日に廃炉対策推進会議事務局会議第4回があり、そこで中長期ロードマップ改訂のたたき台がまとめられた(資料1と2は会議で出た意見を踏まえて修正し10日に出されたもの)
【資料1】中長期ロードマップの改訂のための検討のたたき台(254KB) (PDF)
【資料2】中長期ロードマップの改訂のための検討のたたき台(概要)(1.43MB)(PDF)
前回の改訂版(2012年7月30日)ではスリーマイル原発2号機の事例などを参考に燃料デブリ取出し開始(第3期の始まり)を大づかみに10年後と設定したが、今回は号機ごとに状況を踏まえてより具体的なスケジュールを複数路線で検討した(1号機は2頁目、2号機は3頁目、3号機は4頁目)。その結果、燃料デブリ取出し開始目標が最速で1年半前倒しになった。
【資料3】汚染水処理対策委員会のとりまとめ結果について(934KB) (PDF)
中長期ロードマップの改訂のための検討のたたき台の主要スケジュール(283KB)(PDF)
今後は、このたたき台について地元自治体や有識者の意見をきいて6月中を目途に改訂版を取りまとめる。

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を5月8日から実施していたが、明日11日に停止する予定。

使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第二施設、HICを保管する)のクレーン改造工事に伴い、HICの受入が一時中断するので多核種除去設備ALPSのホット試験を11-14日に停止する。


ニコ生
【6/10 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.10(月)17時30分 ~


2013年6月9日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、18:11に調整
給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.6からG6エリアタンクへの残水移送を10:05-13:55に実施、これで完了した。5月21日から今日までにNo.6からG6エリアタンクへ移送した量は約7900m3(G6エリアタンク水位計実績)。
これで、No.1、2、3、6に貯めていたRO濃縮水の地上タンクへの移送がすべて完了した。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月9日)(PDF 19.1KB)(6月10日公開)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報208) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報209)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報210) (報道関係各位一斉メール)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月9日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月8日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、3日から停止していたが09:55に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.6からG6エリアタンクへの残水移送を09:40-15:44に実施した。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月8日)(PDF 16.0KB)(6月9日公開)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報206) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報207) (報道関係各位一斉メール)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月8日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月7日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

3号機の原子炉注水量が低下したので、10:30に調整
給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.3m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、3日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、5月15日から継続していたが、サイトバンカ建屋-プロセス主建屋間のたまり水移送ラインの工事(下記参照)のため09:34に停止、12:02に再開。

4号機燃料取り出し用カバー設置工事で、使用済燃料プール内の燃料を取り出す際にカバー 内で使用する天井クレーンの部材の上架作業を開始した。上架された部材は、順次、カバー内で組み立て作業を行う予定。また、準備が整い次第、7月上旬頃より燃料取扱機についても同様の作業を開始する予定。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.6からG6エリアタンクへの残水移送を09:36-16:54に実施した。
地下貯水槽水位データ(PDF 80.0KB)
地下貯水槽水位データ (至近24時間データ)(PDF 12.6KB)
地下貯水槽 水位グラフ(6/7 16:00現在)(PDF 29.0KB)
地下貯水槽の移送状況について(PDF 15.8KB)
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月7日)(PDF 19.1KB)(6月8日公開)
No.2周辺土壌の汚染拡散の状況を把握するために、追加の斜めボーリングを実施する。
福島第一原子力発電所地下貯水槽No.2における拡散状況確認のためのボーリングの実施について(PDF 34.6KB)
全β核種が検出された地下貯水槽No.2観測孔2-10、11、12(斜めボーリング)のさらに約2m外側に観測孔2-14、15、16(斜めボーリング)を追加して汚染の範囲を確認する。ここで汚染が確認されなければ、この内側に鋼管を差し込み中の土壌を除去し充填材で埋め戻す。8日よりボーリング開始予定。全体の工期は7月末までを予定。
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報204) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報205) (報道関係各位一斉メール)


その他


計器の定期点検にともない、2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置を10-14日に停止する(停止時間は約111時間を予定)。プール水温は今日07:00で22.3℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.182度/h、停止中のプール水温上昇は約20.2度の見込み(運転上の制限値は65℃)。同様の作業を5月27-29日にも実施した。

格納容器ガス管理システムの排気の核種分析をおこなった。
1~3号機PCVガス管理設備(HEPAフィルタ入口側)の気体・凝縮水のサンプリング結果について(PDF 39.9KB)
システム出口での排気ガス(HEPAフィルターを通ったあと)の分析を毎月実施しているが、今回はHEPAフィルターを通る前のガスについてダストとドレン(ガス中に含まれる水蒸気の凝縮したもの)のサンプリングを実施した。以前()にガスバイアルびんによるサンプリングを実施しているが検出限界値が高かったので、今回は粒子状フィルターとチャコールフィルターでサンプリングした。
結果は、水蒸気凝縮後のガスに含まれる粒子状の134Csおよび137Csは2×10-6-2×10-4Bq/cm3(放射線業務従事者の呼吸する空気中の告示濃度限度が10-3Bq/cm3程度)。ドレン中の134Csおよび137Csは10-70Bq/cm3(2011年8、9月採取のものより一桁小さい)。その他、133Xe、135Xe、125Sb、110mAg、144Ce、60Co、54Mnなどが検出された。
これらのデータは廃炉作業を検討するために格納容器内の状況について確認したもの。

サイトバンカ建屋とプロセス主建屋間のたまり水移送ラインのPE管化が完了した。
福島第一原子力発電所サイトバンカ建屋-プロセス主建屋間滞留水移送ラインの信頼性向上工事完了について(PDF 26.5KB)
あとPE管化作業が残っているのは淡水化装置まわりで、H25年度上期に終了する予定。なお、蒸発濃縮型淡水化装置の蒸発缶から濃縮水タンクおよび蒸留水タンクへつながるラインは、耐圧ホースを使用しているが接続部が溶接タイプであり漏えいの発生したタイプと違ってホースの抜けにくい構造になっていること、当面蒸発濃縮型淡水化装置を使用する予定がなく線量もあることから、この部分のPE管化は計画を中止。

今日、相双漁協で地下水バイパスなどについて説明した際の資料。
汚染水対策ならびに地下水バイパスについて(PDF 671KB)
一時貯留タンクの分析結果を追加した。6月4、5日採取分を2Fで分析した結果、いずれも134Csと137CsはNDだった。
漁協への説明は5月31日にいわき市でおこなったほか、もう1回予定している
放出の基準として137Csの1Bq/Lのほかに全βの20Bq/Lという数字が加わっているが?という質問に答えて)地下貯水槽からの漏えいの件もあり、全βの基準を加えた。地下貯水槽関係の分析(ドレン孔水、漏えい検知孔水、各種観測孔水)の検出限界値が20Bq/Lなので、それを基準とした。

核種分析確報版(5月1-15日分)を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(5月1日~5月15日公表分)(PDF)

今日、2Fでマスコミ向け現場公開があった。その際の資料。
福島第二原子力発電所の被災・復旧状況の概要について(2013年6月7日/発電所現場公開時記者配付資料)(PDF、2Fプレスリリース)


ニコ生
【6/7・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.7(金)17時30分 ~


2013年6月6日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

常用高台炉注水ポンプの切替えにともない1-3号機の原子炉注水量が低下したので、12:15に調整
1号機:給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.4m3/h→3.5m3/h。
3号機:給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系2.8m3/h→3.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、3日から停止中。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.2KB)(6月12日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.9KB)(6月12日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、5月15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。フィルター洗浄のため、08:23-11:06に停止。起動後11:59に定常流量に到達。 

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.6からG6エリアタンクへの残水移送は昨日のG6エリアタンクフランジ部からの漏えいで停止したが、今日14:38に再開、16:59まで実施した。パトロールを実施して漏えいなど異常のないことを確認。
No.3からNo.6への残水移送を09:36-12:38に実施、これで完了した。5月18日-6月3日のNo.3からG6エリアタンクへの移送量は約8200m3(G6エリアタンク水位計実績)、6月3-6日のNo.3からNo.6への移送量は約200m3だった。
地下貯水槽水位データ(PDF 78.5KB)
地下貯水槽水位データ (至近24時間データ)(PDF 12.5KB)
地下貯水槽 水位グラフ(6/6 16:00現在)(PDF 28.6KB)
地下貯水槽の移送状況について(PDF 17.4KB)
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月6日)(PDF 19.1KB)(6月7日公開)
地下貯水槽トリチウム分析結果(採取日:5月29日)(PDF 11.0KB)
ドレン孔と漏えい検知孔の5月29日採取分のトリチウム分析結果。
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報201) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報202) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報203) (報道関係各位一斉メール)


その他


明日7日より、4号機燃料取り出し用カバー設置工事において、使用済燃料プール内の燃料を取り出す際にカバー 内で使用する天井クレーンの部材の上架作業を開始予定。なお、上架された部材については、順次、カバー内で組み立て作業を行う予定。また、準備が整い次第、7月上旬頃より燃料取扱機についても同様の作業を開始する予定。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(6月6日 午後3時現在) (PDF、1Fプレスリリース)

2013年6月5日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、3日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、5月15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.6からG6エリアタンクへの残水移送を09:25に開始したが、G6エリアタンクで漏えい(下記参照)が発生したため12:45に停止。
No.3からNo.6への残水移送を09:25-17:00に実施。
地下貯水槽水位データ(PDF 78.0KB)
地下貯水槽水位データ(至近24時間データ)(PDF 12.5KB)
地下貯水槽 水位グラフ(6/5 16:00現在)(PDF 28.0KB)
地下貯水槽の移送状況について(PDF 17.1KB)
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月5日)(PDF 15.9KB)(6月6日公開)
地下水バイパス、海側観測孔 トリチウム分析結果(採取日:5月27,28日)(PDF 11.3KB)
地下水バイパス調査孔、揚水井1-4、海側観測孔1-4(以上5月28日採取)、海側観測孔5-8(5月27日採取)のトリチウム分析結果が出た。
G6エリアタンクのフランジ部から漏えいが発生。
G6エリアタンク(鋼製円筒型タンク)フランジ部からの漏えいについて(PDF 212KB)
地下貯水槽No.3とNo.6の水(RO濃縮水)を移送しているG6-1エリアの内、No.9タンク(容量500m3)の2段目上部フランジ(地上から約4mの高さ)から水がしみ出してタンク側面を伝って滴下しているのをパトロールが12:15頃に発見。12:20に当該タンクを隔離(タンク間をつないでいる連絡弁を全閉)。12:45にNo.6からの残水移送を停止。15:00-15:45に当該部分のフランジの増締めをおこなったが漏えいが停止しないため、16:20-16:22に隣接する空のNo.8タンクとNo.1タンクへの連絡弁を開けて水位を低下させた所、16:35に漏えいが停止した。漏えいした水は吸収材で拭き取りをおこない、環境への流出はない。漏えい発見時点でNo.9タンクには420m3の水が入っていた。前回パトロール時の4日13:00には異常なかった。パトロール(目視のみ)は1日2回、午前と午後に実施している。運用開始前の漏えい試験では異常なかった。漏えいの原因は調査中。過去に同様のフランジ部からの漏えいがあったのは2012年1月10日、2月3、6日。この時はいずれもフランジ部の増締めで漏えいは停止している。漏えいの原因について報告書が2012年4月5日に出ている。
タンクに水を貯める時は、タンクひとつひとつに入れていくのではなくて、タンクを配管で連結して、決まった入れ口から入れると複数のタンクに水が流れていくようになっている。
福島第一原子力発電所G6エリアタンクからの水漏れについて (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報199) (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報200) (報道関係各位一斉メール)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第102報) (プレスリリース)

地下水バイパスの一時貯留タンクの水質分析で、第3者機関の詳細分析の結果(速報値)
が出た。分析したのは、3日に1F分での析分を訂正したのと同じ4月16日採取分。結果は134Csが0.011Bq/cm3137Csが0.023Bq/cm3(分析機関は環境総合テクノス)。
また、同じ一時貯留タンク(Gr-A-1タンク、内容は4月16日から変わっていない)から昨日4日に採取した分を2Fで分析した結果は、134Cs(検出限界値0.13Bq/cm3)、137Cs(同0.15Bq/cm3)ともにNDだった。
3日の分析結果より低い値が出ているが、この原因も含めて詳細に検討する。
(13日追記)検討結果が12日に出た。

今日、エネ庁主催の地下水バイパスの説明会がおこなわれ、そこで見ていただいた動画を公開。
地下水バイパス設備の概要(2:12)(動画)

遮蔽スーツ着用時にAPD着用の不備があった。
遮へいスーツ着用時の線量確認用APD着用不備について(PDF 87.0KB)
遮蔽スーツは主に2種類、体幹部のみを覆うタイプと全身を覆うタイプがある。体幹部のみのタイプは部位によって被ばく線量が異なる(不均等被ばく)可能性があるため、スーツの内側と外側の胸部に1台づつ計2台のAPDを着用することにしている。全身を覆うタイプは不均等被ばくの可能性はないが、念のため体幹部のみのタイプと同じ運用を社内でしていた。
5月29日と6月4日の作業で、全身を覆うタイプを着用していた社員がスーツ外側の胸部に着用すべきAPDを手に持って作業していたことを確認。線量評価において不均等被ばくはないという結果だったが、念のため対応について労基署に照会している。
全身を覆うタイプのスーツには胸部にポケットなどがないため、スーツ外側のAPDは首から下げるか網ジャケットを着て胸ポケットに入れるかすることになっている。

2Fの復旧計画が5月30日に完了したので、復旧計画の実施状況について報告書を提出した。
福島第二原子力発電所 原子力事業者防災業務計画に基づく復旧計画書に係る実施状況報告(最終報告)の提出について (プレスリリース)
2号機の原子炉を開放して中の燃料を使用済燃料プールへ移す作業を8月末頃に始める予定。また、1、3号機も同様の作業をH26年度中におこなう予定。4号機は去年2012年10月にすでに実施している。

平成25年6月5日 朝日新聞1面 「原子炉内圧力を誤計算 東電、注水減らす」について (お知らせ)


ニコ生
《福島第一 汚染水タンクからの漏水》東電会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.5(水)17時30分 ~