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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年6月30日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 127KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11、22日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、28日より停止中。

2号機海水配管トレンチ閉塞工事、トレンチ内たまり水の除去を完了した。
福島第一原子力発電所 2号機海水配管トレンチ内における滞留水の除去完了について(PDF 422KB)
今日30日にたまり水移送が完了(7月2日に立坑(O.P. +4m程度まで)充填を完了予定)。除去したたまり水の総量は約4,500m3(トンネル部が2,510m3、立坑部が1,990m3)。これにより、海水配管トレンチ内の最も高濃度のたまり水が万一漏えいするリスクの大幅な低減が図られた。
3号機はトンネル閉塞材料で立坑部の充填を実施中(5月22日参照)。トレンチ内たまり水の残りは、1号機復水貯蔵タンクへの移送について実施計画変更の認可後、準備が整い次第、速やかに移送を実施し除去を完了させる計画。
4号機では、一部を除き4月28日までにたまり水除去を完了(5月22日参照)
2号機T/B地下たまり水移送、28日より継続していたが10:25に停止。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止していたが、作業が終了したので13:46に起動。18:00のプール水温は35.5℃(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、28日より継続していたが10:14に停止。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、28日より停止中(プールに燃料はない。2014年12月22日参照)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:0に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:22-15:06に一時貯留タンクGr3から排水を実施。排水量は1,165t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス揚水井No.10の29日採取分のトリチウムが運用目標値の1,500Bq/Lであることを確認。このため、当該揚水井のくみ上げを今日30日16:16に停止。今後、地下水バイパス一時貯留タンク内の評価を行う。揚水井でトリチウム濃度が運用目標を超えた場合の対応は地下水バイパスのために汲み上げた地下水が運用目標等以上となった場合の対応方針(PDF 87.4KB)(2014年5月20日福島県廃炉安全監視協議会資料)を参照。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 65.8KB)
29日採取分。大きな変化はない。

構内排水路出口の排水の分析結果(3月4日参照)。6月12-18日の流量データと6月19-25日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 316KB)

HICのフタにベント孔のないものが確認され(5月22日参照)、保管中のHICのうちベント孔の検査記録のないものについて確認をおこなってきたが、作業が終了した(セシウム吸着塔一時保管施設第2施設では15日、第3施設では24日。25日参照)。詳細は6月25日参照。

月末なので、作業者の被爆線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
5月の外部被曝線量の最大値は9.92mSv、平均値は0.55mSv(APD値)。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
蒸発濃縮装置の廃止。水処理装置のうちの蒸発濃縮型淡水化装置。
「蒸発濃縮装置の廃止に伴い、蒸発濃縮装置本体は現状の場所で保管する。保管にあたり、蒸発濃縮装置の付属機器(出入口配管等)の取り外しを行い、開口部を閉止し、現場にて保管する。(II-2-5-添 23-1頁)」

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 90.9KB)





福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月29日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 180KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11、22日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、28日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、28日より継続中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、28日より継続中。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、昨日28日より停止中(プールに燃料はない。2014年12月22日参照)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機補機冷却海水系、ストレーナおよび弁点検のため今日29日-7月10日に停止。停止中は使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)が使用できなくなるが、残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)により、使用済燃料プール冷却を行う。これにともない、10:19にFPC系を停止し、11:04にRHR系による非常時熱負荷運転を開始。RHR系の運転状態に異常はなく、使用済燃料プール水温度もFPC系停止時の温度(23.4℃)から変化なし。

6号機T/B地下たまり水移送、26日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


2号機原子炉格納容器内部A2調査、X-6ペネ周りの状況を調査した。
「原子炉格納容器内部調査技術の開発」2号機原子炉格納容器内部 A2調査(X-6ペネ周りの状況について)(PDF 762KB)
ブロック撤去作業で発見されたペネ周辺の汚れ(6月25日参照)について、撤去作業の途中だが除染・遮蔽工法確認のため、29日にPackBotで調査を実施。PackBotのアームに延長棒を固定し、先端に線量計を取り付け、残っている遮蔽ブロックと代替遮蔽体のスキマから挿入して線量率を計測(3、4頁。4頁の図で残存する遮蔽ブロックのうちペネ側の薄いものは鉄板)。遮蔽ブロックの手前では500mSv/h程度だが、向こう側(ペネ側)では最大で1Sv/h以上(4頁。使用した線量計の保証測定範囲が999.9mSv/hまでだったので、計測値1150mSv/hおよび1197mSv/hはいずれも参考値)。映像確認では、ペネフランジ表面に多少のサビがあるが、ペネフランジ表面およびペネ周辺の躯体には大きな損傷は見られない。25日に報告した汚れを詳細に見たところ、何かが溶融したものがペネを閉じているフランジのスキマから床面に滴り落ちたものが固まっているのを確認した(5頁右写真。ツララのように固まっている。これ、25日の写真と左右が逆になっている)。溶け出たものは、ペネフランジシール用のOリング、あるいは、CRD交換機用ケーブルの被覆材(5頁左・中央下図)かもしれない。ペネ周辺の高い線量はこの溶融物の固まったものからきていると推定。今後、さらに詳細調査を実施し、除染・遮蔽工法の見直し、溶融物撤去工法の策定などを検討・実施する(7月上旬予定。これによるA2調査の工程への影響はない見込み。内部調査は8月実施予定。6頁)。
ペネ内側のものが溶融してペネを閉じているフランジから外へ出ていることから、ペネの圧力バウンダリとしての機能が影響を受けている可能性はあるが、2号機の格納容器圧力は1-3号機の中では一番高いので、ツーツーというよりはタイトな状況にあると考える。

海水配管トレンチ閉塞工事、2号機は30日に水抜きが完了し7月2日に立坑充填が終了する予定。3号機は、トレンチ内たまり水を1号機CSTに移送する件の実施計画が認可されるのを待って作業を実施する予定。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.94KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
28日採取分。27日に上昇していたのが低下している。

実施計画の変更認可申請(2014年8月13日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
固体廃棄物貯蔵庫第9棟の設置関連。

四倉海水浴場,勿来海水浴場 海水試料測定結果(PDF 12.9KB)

小林照明 原子力・立地本部長代理の会見担当は今月いっぱいで終わり。
発災直後からずっと本店の会見にいた人のうちの最後の人。4年3ヶ月あまり担当したのだそうですが、その間、はた目に見る限りでは淡々と仕事をこなしていて、その淡々ぶりがかえってタフさを感じさせる人だった。どんなに悪意を突きつけられても、ただひたすらに自分の説明するところを理解してもらうことに専心する態度は、誠実そのものだったように思う。そういうやり取りの中で「技術者はそういうフレームでものを考えるのか」というのがかいま見えるのもおもしろかった。今後も原子力関係の仕事を東京で続けるそうです。本当に長い間、ごくろうさまでした。



ニコ生
【6月29日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.29(月)17時30分 ~

2015年6月28日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。明日は資機材整備の予定。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止していたが11:43-17:45に実施。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日27日より停止していたが11:17に再開。移送先は高温焼却炉建屋。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日27日より停止していたが11:22に再開。移送先は高温焼却炉建屋。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、今日より停止中(プールに燃料はない。2014年12月22日参照)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 63.6KB)
27日採取分。134Cs、137Cs、全βが上昇しているが、降雨の影響による一時的なものと推定。港湾口連続モニターの値に有意な変動は確認されていない。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(5月14、15日、6月22日参照)。26日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 448KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月27日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、21日より継続していたが10:10に停止。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、25日より継続していたが09:50に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

07:40頃、発電所構内のDタンクエリア付近で、雨水カバー他設置工事を行っていた作業者がトラックに荷物を積み込む際に荷物とトラックの荷台に右手を挟み負傷。07:47頃、入退域管理棟救急医療室で医師の診察を受けたところ右手中指開放骨折の疑いがあるため、医師の判断により08:52に業務車でいわき市内の病院へ向けて移動。その後、病院側から救急車による搬送要請を受けたため、午前9時49分に救急車でいわき市内の病院へ搬送。いわき市内の病院を受診した結果、「右中指末節骨開放骨折、右環指末節骨骨折」(全治に6週間の安静加療を要する見込み)との診断。
福島第一原子力発電所構内における作業員の負傷について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内における作業員の負傷について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。25日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 154KB)
No.12のトリチウムは420Bq/L。No.5、7、9はポンプ点検により採取中止。No.12はもしかして今までで最低?

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 62.9KB)
26日採取分。大きな変化はない。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)



誤差表示のついてる分析結果なんて見た記憶がない。


2015年6月26日(金)

今日、東北南部が梅雨入り
昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):東北南部

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11、22日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:休工。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。
1号機復水貯蔵タンク(CST)から1号機廃棄物処理建屋への移送を12日より実施していたが今日26日12:05に終了。移送停止後にパトロールを実施し、漏えい等の異常がないことを確認(3号機海水配管トレンチ閉塞工事でトレンチ内たまり水をCSTへ移送する際の容量を確保するため。3月4日、6月11日参照)

2号機T/B地下たまり水移送、21日より継続中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日25日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第207報)(プレスリリース)

3号機廃棄物地下貯蔵設備(FSTR)建屋のたまり水移送は5月25日より断続的に実施していた(5月25日、6月22日参照)が、建屋内にある廃スラッジ貯蔵タンク(A)の変形が6月18日に確認された(6月23日参照)ため、これの原因調査等を行うために移送作業を中断している。また、2号機増設FSTR建屋(5月19日参照)と3号機増設FSTR建屋(5月18日参照)からのたまり水移送もすでに開始していたが、各FSTR建屋内にあるタンクの健全性を確認するために、移送作業を中断している。建屋内の連通性のない区画のたまり水移送については3月26日を参照。

T/B地下たまり水の核種分析結果。1、2号機の5月14日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 8.07KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における 地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.14MB)

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は10日、2号機は1日、3号機は18日、4号機は5日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 106KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 95.1KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 98.5KB)
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 105KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 85.0KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 85.0KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 85.0KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 120KB)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 104KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能90Sr)濃度が上昇した件(5月14、15日、6月22日参照)。24日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 62.9KB)
26日採取分。大きな変化はない。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.5KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 13.0KB)

実施計画の変更認可申請(2014年3月31日提出)が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
1号機使用済燃料プール浄化装置(25日参照)

福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)



河北新報:<福島第1>サブドレン放水 いわき市漁協容認へ魚拓)「いわき市漁協は25日、理事会を開き、計画を条件付きで容認する方向で意見を集約した」

2015年6月25日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11、22日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、21日より継続中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、21日より停止していたが10:39に再開。移送先は高温焼却炉建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。フィルター洗浄のため09:29-13:20に停止。起動後13:48に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
1000tノッチタンク群から3号機T/Bへの移送ラインのPE管化工事が20日に終了した(22日参照)ので、今日25日10:13-15:00に移送を実施した。移送停止後の状況について現場パトロールを実施し、漏えい等の異常がないことを確認。今後も3号機T/Bの水位を確認しながら計画的に移送を実施する予定。1000tノッチタンク群は、汚染水回収が必要になった際の貯蔵用容量としてなるべく開けておきたいとのこと。22日の現地調整会議資料(【資料1-3】1,000tノッチタンクから3号タービン建屋への移送ホースからの漏えい事象について(3.16MB))25頁参照。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
23日採取分に上昇が見られたが、24日採取分では低下している。港湾口連続海水モニターでは有意な変動は見られていない。


その他


今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第19回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.05MB)
1-3号機の状況(1ヶ月の温度推移)、たまり水処理水/廃スラッジ/使用済ベッセル/濃縮廃液の貯蔵状況、貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(8.88MB)
要員管理(8頁右)。5月の1日あたり作業員数は平均で6,800人(実績)。7月の想定は約6,800人。
熱中症の発生(9頁左)。24日までに作業に起因する熱中症が4人、熱中症の疑い等が1人。
【資料3-1】汚染水対策(16.1MB)
タンク建設進捗(通しで3頁)。
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)(通しで6頁)
凍土遮水壁試験凍結の状況(8頁)
増設多核種除去設備の循環待機運転停止(36頁)。11日の件。地絡発生の原因調査で制御盤の外観検査を実施したが、ジャンパー箇所および当該端子台周辺に外的な接触痕や地絡の痕跡は無く、小動物の侵入対策も施されており、侵入した形跡も確認できなかった(40頁)。継続調査中。
海水配管トレンチ閉塞工事進捗(41頁)。2号機開削ダクトの充填を3日に開始し11日に北側を完了、立坑C(観測孔を残す)の充填は18-22日に実施(44頁)。3号機立坑はトンネル閉塞材で充填中、立坑Aは6日に立坑上部を充填してたまり水除去を完了、立坑Bは13日より、立坑Cは17日より充填を開始(46頁)。今後のスケジュール(48頁)、2号機は30日にたまり水移送を完了、7月2日に充填(O.P. +4m程度まで)充填完了予定。3号機はCSTへの移送準備が整い次第、速やかにトレンチ内の残りのたまり水除去を完了させる計画。
地下貯水槽漏えいにともなう汚染土回収(49頁)。地下貯水槽No.1で汚染土回収を2014年6月16日-2015年6月2日に実施。ケーシングにより地山の崩落を防止しながらケーシング内の土砂をオーガー(52頁左写真)により排出。排出した土砂は放射線量を計測し、汚染土とそれ以外の土砂へ分け、処理を行った。掘削孔は、グラウト材を注入し埋め戻した。掘削位置、回収土の線量分布などは51頁。
保管中のHIC上のたまり水(通しで62頁。4月2日、5月22日参照。HICフタにベント孔のないものが確認され(5月22日参照)、その後、フタのベント孔の検査記録がないHICについて確認をおこなってきた(6月12、17日参照)が、セシウム吸着塔一時保管施設第2施設では15日に、第3施設では24日に確認が完了した。第2施設で対象となったHIC478基のうち、17基では見える範囲で設計上のベント孔数と不整合があった(6月17日参照)が、これらのフタを取り外してベント孔数を確認した結果、孔数に過不足のあったのは7基(不足6基、過多1基)であることを確認。今後、ベント孔不足の6基については、設計上の孔数まで追加穿孔を実施する。第3施設の対象28基はすべて設計上のベント孔数であることを確認した。
表面が汚染されたため上面にゴムマットを貼り付けてあった1基(66頁。6月17日参照)は、ベント孔(所定の32個あることを確認)が外気に露出するようにゴムマットをフタの形に合わせて切断した(18日実施。67頁写真)。これにより、ベント機能が確保された。なお、ゴムマット下に滞留していた水素ガス濃度を測定し、0.02%(可燃限界以下)であることを確認。
緊急対応用のHIC本体からの水抜き(68頁)を5月29日より第2施設で実施中。24日時点で32基の水抜きを実施した(69頁に写真)。
地下水バイパスの運用状況(80頁)。24日までに70回の排水を実施、排水量は合計111,583m3
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(90頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、91頁)、地下水バイパス調査孔(95頁)、地下水バイパス揚水井(96頁)、排水路(97頁)、海水(98頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(5.09MB)
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業の進捗(通しで10頁)。クローラークレーン2号機の年次点検は6月1-19日に実施。この際に監視カメラ修理(中間カメラと先端カメラは交換、中間ケーブルも新品と交換し、19日に動作確認。5月28日参照)をおこなった。クレーンメーカーからは制御系の照射劣化の可能性について見解があり、当該クレーン設置後の放射線照射量からも照射劣化によるものと推定。今後はカメラ使用時間を勘案しながら定期的なカメラ交換を計画する。ガレキ撤去作業再開準備が22-28日の予定、その後、ウォークウェイ部撤去を29日以降に実施し、FHM本体撤去は7月後半の予定。
2号機周辺ヤード整備工事(22頁)。使用済燃料プール内燃料取出しや燃料デブリ取出しで使用する架構などの設置に使う大型重機等の作業エリアを確保するためのR/B周辺のヤード整備と、オペフロでの資機材等の撤去などの作業でオペフロにアクセスするための高台の設置(2月26日参照)の件。現在、ヤード整備の準備作業として配管・ダクトの閉止措置等を実施しているが、準備が整い次第、干渉する既存建屋等(24頁と26頁。R/B西側及び南側)の撤去作業を開始する。作業エリアの雰囲気線量は0.2-0.8mSv/h。路盤整備の対象エリアは25頁。スケジュールは27頁。建屋解体撤去作業は有人操作の解体重機でおこない、粉塵の飛散抑制対策をおこなう(29、30頁。作業前後の飛散抑制剤散布、作業中の散水など)。作業中にダスト濃度の異常があった場合は速やかに作業を中断し、広範囲に散水をおこなう(通常作業時に局所的な散水をする装置の他に、緊急時に広範囲に散水する緊急散水設備を設置。30頁)。散水により発生する水は、排水路に入って敷地外へ排水されないように、吸水マットによる回収や土のう・養生による流出防止を図る。作業中の監視体制(31頁)、警報発生時の対応(32頁)。
1・3号機飛散防止剤散布実績および予定(33頁)
1号機R/Bカバー解体工事(38頁)
3号機R/B上部除染・遮へい工事(39頁)
使用済燃料等の保管状況(40頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(836KB)
2号機原子炉格納容器内部調査(A2調査) X-6ペネ用遮へいブロック撤去の進捗状況(通しで3ページ)作業内容についは5月28日を参照。6月11日よりブロック取り外しを開始。24日時点で116/138個を取り外した(6頁)。ブロック撤去前の周辺の線量率は数mSv/h程度、代替遮蔽の外側では撤去後も同程度だが、内側(ペネ側)では100mSv/hくらいになっている(6頁。PCV内部からの直線的な線量は約100mSv/hと評価)。また、ペネ周りの壁面・床に汚れを確認(7頁右下写真。魚眼レンズで撮影したので、手前の遮蔽ブロックの並びが直線でなく曲がって写っている。一点鎖線のところで床面から両側の壁面が立ち上がる形)。汚れの近くで測定した線量率は約400mSv/hと高いことから、ペネ周辺の線量が高い可能性があり、線量測定をもとに除染工法・遮へい設置の見直しを行う。除染はWarriorを使って遠隔でおこなう(8頁。床面モップ拭き、スチーム洗浄、散水・サンドブラストを計画)。
ブロック撤去は7月9日までの予定を前倒して3日に終了予定。その後、ペネ周りで線量測定をおこない、その結果を受けて約10日間かけて除染・遮蔽設置を行う計画(9頁)。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(626KB)
ガレキ・伐採木の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
覆土式一時保管施設第3槽のガレキ受け入れ開始(5頁)。23日より金属およびコンクリートのガレキ類の受け入れを開始。規模は80m×20m、高さ5m。保管容量は4000m3。表面線量率30mSv/h以下のガレキを保管する。内部の写真あり。
雑固体廃棄物焼却設備の工程見直し(9頁)。H27年10月の予定がH28年2月に遅延。
【資料3-5】循環注水冷却(305KB)
1号機使用済燃料プール水浄化 (放射能除去)の実施(0頁)(2014年4月1日参照)。2-4号機使用済燃料プールでは事故直後に海水を入れたため、ライナーの腐食防止のため塩分除去をおこなった。1号機使用済燃料プールは海水注入実績がなく塩分濃度も低いが、建屋カバー撤去後に風雨等(海風がもたらす塩分など)による万一の塩分濃度上昇に備えるために、使用済燃料プールの浄化(放射能除去)を実施する(プール水の塩分濃度が上昇すると、放射能除去が難しくなる(放射能除去は水の塩分濃度が高いと処理能力が低下する))。現在のプール水の放射能濃度上昇は、原子炉由来の放射性核種が建屋内における蒸気の凝縮水、ダスト、瓦礫への付着等を介してSFP水に溶け込んだことにより発生したと推測。
モバイル式処理装置(2、3号機使用済燃料プールおよび海水配管トレンチの浄化に使用したもの)を1号機R/B西側に設置し、使用済燃料プール循環冷却系(1次系)配管の分岐部から採水して処理し、再び1次系配管に戻す(2頁)。スケジュールは3頁。処理は1ヶ月程度で終了(8月中旬)の予定。
【資料3-6】環境線量低減対策(11.2MB)
敷地内線量低減対策(通しで1頁)
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。地下水のくみ上げ量:観測孔No.0-3-2から1m3/日、1-2号機間ウェルポイントから10m3/日(2014年10月31日より50m3から削減)、2-3号機間ウェルポイントから50m3/日(2014年10月31日より4m3/日から増加)。3-4号機間ウェルポイントの揚水を4月1日に開始、現在10m3/日。地下水(9頁)、排水路(18頁)、海水(23頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(32頁)。
海側遮水壁設置工事の進捗(33頁)
敷地内の線量低減の進捗(34頁)。5月現在で、目標線量率(5μSv/h)をエリア平均で達成したエリアは85%(36、37頁)。2015年度末には100%達成が目標。GエリアとHエリアの両タンクエリアでの実績(38-42頁)。
フェーシング計画(43頁)。進捗率は73%。
敷地境界での追加的被曝線量(実効線量)の評価(57頁)。H27年3月末におけるRO濃縮水貯槽に起因する線量について詳細評価を実施。3月末の評価(0.9mSv/年、4月30日参照)を0.56mSv/年に改定。3月31日提出の実施計画について補正を申請。この改定により、H27年3月末における敷地境界での追加的被曝線量(実効線量)は1.44mSv/年(うち、RO濃縮水貯槽に起因するものが0.56mSv/年)となった(制限値は2mSv/年)。
【資料3-7】労働環境改善(1.58MB)
大型休憩所食事スペースの改修(通しで3頁)。6月1日にオープンしたが、衛⽣⾯の⼀層の向上を図るため、建物の改修⼯事が必要と判断し、工事中の利用を休止。スケジュールは5頁。7月最終週から再開予定。改修内容は3階配膳スペースの天井改修と手洗い場の増設、2階の食堂化(天井の全面改修、手洗い場増設、従業員更衣室設置)工事、コンテナ搬入口の改修。休止期間中は新事務棟食堂の営業時間を拡大(10:00-14:00)。
【資料3-8】5・6号機の現状(892KB)
5、6号機ともに炉内の燃料は使用済燃料プールへの移送が完了し、冷却を継続中。建屋たまり水はRO装置で処理後に散水(60m3/日程度)、6月現在のたまり水総量は約32,000m3で、散水により減少傾向にある(10頁)。5号機T/B、6号機T/Bおよび廃棄物処理建屋のたまり水は約6,000m3、その他の貯留水の容量は8頁、各エリアの貯留水の水質分析結果は9頁。
【資料4】中長期ロードマップの改訂(1.63MB)

放射線データの概要6月分(5月28日~6月24日)(PDF 476KB)

実施計画の変更認可申請(4月27日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について
高性能多核種除去設備吸着塔の仕様変更。


ニコ生
【6月25日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.25(木)18時 ~

2015年6月24日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 163KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11、22日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、21日より継続中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、21日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機使用済燃料プール冷却浄化系、計測用電源の切替操作を行うため09:48-14:28に停止。起動後の運転状態に異常なし。使用済燃料プール水温度は冷却停止時の22.6℃から23.1℃へ上昇(運転上の制限値は65℃)。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日23日より停止中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:10-15:08に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は1,229t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(続報)


その他


3号機廃棄物地下貯蔵設備(FSTR)建屋の廃スラッジ貯蔵タンク(A)が変形している件(23日参照)
FSTR建屋近傍のサブドレン水の60Co分析結果(23日採取分)より、FSTR建屋内たまり水は建屋外へ流出していないと判断。
サブドレンN9:ND(<6.2Bq/L)
サブドレンN10:ND(<7.6Bq/L)

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
23日採取分。15:50採取分で濃度が上昇しているが、降雨の影響と推定。港湾口連続モニターの測定値には有意な変動はない。
1000tノッチタンク群からT/Bへの移送ラインのPE管化工事が20日に終了した(22日参照)ので、25日より移送を再開する。移送にあたっては、移送前のライン確認(移送元、移送先等)および移送開始後の各部の異常や漏えい等がないことを確認しながら行う。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。22日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは1300Bq/Lで過去最高。No.12はポンプ点検により採取中止。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能90Sr)濃度が上昇した件(5月14、15日、6月22日参照)。22日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 9.89KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月23日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11、22日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、21日より継続中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、21日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転していたが08:30に停止(25日に訂正)
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果。13日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.94KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

3号機廃棄物地下貯蔵設備(FSTR)建屋にある廃スラッジ貯蔵タンク(A)が変形しているのを確認した。
3号機地下貯蔵設備(FSTR)廃スラッジ貯蔵タンク(A)側板の変形について(PDF 1.33MB)
3号機FSTR建屋のたまり水移送を5月25日より適宜実施していた(22日参照)が、6月18日の移送作業時に、廃スラッジ貯蔵タンク(A)の側板が一部変形しているのを確認。22日に上部のマンホールからタンク内部を目視で確認したところ、タンク内面が六角形状に変形していた(6頁写真)。タンクには使用済燃料プール冷却浄化系ろ過脱塩器、廃液ろ過器、床ドレンろ過器の使用済樹脂(廃スラッジ)が事故前より入っていた。
廃スラッジ貯蔵タンク(A)エリアおよび(B)エリア(2頁左下図)のたまり水を分析したところ、当該のタンク内の水の60Coが5.99×101Bq/cm3であるのに対して、両エリアのたまり水の60Coは同程度で前回(2月5日)の分析値より上昇していた(8頁)。このことから、廃スラッジ貯蔵タンク(A)内部水が漏れ出している可能性があると考える。また、廃スラッジ貯蔵タンク(B)エリアおよびCUW(原子炉冷却材浄化系、Clean-Up Water system)廃樹脂貯蔵タンクエリア(2頁左下図)のたまり水は、もともと60CoがND(10-2Bq/cm3オーダー以下)だったのが、廃スラッジ貯蔵タンク(B)エリアでは去年2014年8月25日より、CUW廃樹脂貯蔵タンクエリアでは今年2015年2月5日より上昇が見られていた(5頁)。
22日12:00頃のFSTR建屋水位はO.P. 2,751mmであり、同時刻の近傍サブドレン水位(N9: O.P. 7,522mm、N10:O.P. 8,275mm)より低いことから、FSTR建屋外への流出はないと判断(4頁に2013年以降の水位グラフあり)。また、廃スラッジ貯蔵タンク(B)およびCUW廃樹脂貯蔵タンクには異常がないことを確認(両タンクは廃スラッジ貯蔵タンク(A)よりも建屋たまり水水位に対して高い水位を維持している。7頁)。
今後、廃スラッジ貯蔵タンク(A)が変形した原因の調査および対応方針について検討していく。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.6KB)
22日採取分。大きな変化はない。

構内排水路出口の排水の分析結果(3月4日参照)。6月5-11日の流量データと6月12-18日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて (PDF 309KB)

今日、福島県主催の「平成27年度第3回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」があった。その際の資料。
福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会資料(フランジタンク解体・切断作業の概要について)(PDF 5.90MB)
H1エリアで6月8日より、H2エリアで5月27日より、解体作業を実施中(2、8、9頁)。
ダスト飛散抑制対策と解体フロー(3頁)。解体前にタンク内面に散水・塗装。解体中は連続的に局所排風機でダスト回収。作業終了時は仮設屋根を設置。
内面の塗装(4頁)
仮設天板(5頁)
解体中のダスト管理(6頁)。作業前にタンク内部のダスト測定(作業管理基準値(5×10-5Bq/cm3)を下回るまで作業を開始しない)。作業中はタンク周辺でダスト測定(基準値超過の場合は作業を中断し追加対策を実施して継続監視)。作業後は仮設天板を設置してタンク周辺でダスト測定(基準値超過の場合は拡散防止対策(仮設天板や集塵機)の不具合を点検・補修して継続監視)。
作業中のダスト管理フロー(7頁)。作業管理基準値超過、追加対策後も基準値を超える場合は作業を中止して仮設天板を設置、25条通報。タンク内面に散水などの対策を実施し、基準値を下回るようにする。
フランジタンク解体時の残水処理(10頁)
フランジタンク切断作業の全体フロー(11頁)。解体片をトラックで一時仮置きテントへ運搬。そこから切断作業をする定検機材倉庫へトラックで運んで切断、コンテナへ収納。コンテナごとトラックでコンテナ保管場所へ運搬、クレーンで定置する。
定検機材倉庫での作業概要(12頁)。写真あり。
18日に解体作業の様子の動画がある。



福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


2015年6月22日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日21日より継続中。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため昨日21日より停止中(停止時間は約223時間、30日までの予定)。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日21日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、19日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
21日採取分。全βが増えているが、20日夜の降雨の影響と考える。

20日の雨水処理設備(淡水化処理RO膜装置)からの漏えいの件。
福島第一原子力発電所における雨水処理設備(淡水化処理RO膜装置)配管からの水の漏えいについて(PDF 165KB)
下記参照。

多核種除去設備(既設/増設/高性能)のホット試験終了の見通しについて、質問に答えて)既設ALPSでは、現在、腐食の点検や増塔工事(取り残しのあった4核種の除去性能向上対策。汚染水全量処理を優先するために延期になっていた)などを実施中。終了後に使用前検査を受検して本格運転へ移行する。増設と高性能は実施計画の認可を待って、使用前検査の後に本格運転へ移行する。時期については未定。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第22回)があった。その際の資料。
【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について(9.85MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(5頁)
地盤改良壁の地表処理、ウェルポイント設備変更(9頁)。地盤改良壁の地表処理は1-2号機間・2-3号機間・3-4号機間で完了。ウェルポイント設備変更は1-2号機間で4月に完了、2-3号機間と3-4号機間は6月完了予定。
放水路たまり水モニタリングまとめ(11頁)
港湾内外海水モニタリングまとめ(15頁)
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(20頁)
H4、H6タンクエリアモニタリングまとめ(21頁)
排水路モニタリングまとめ(25頁)
排水/散水している水の核種分析(27頁)。地下水バイパス(排水)、堰内雨水(排水基準未満、排水)、雨水処理設備処理水(散水)、5・6号機たまり水処理水(散水)については、通常、134Cs、137Cs、90Sr、トリチウムの分析をおこなっているが、念のため詳細な核種分析を実施し、主要核種以外に線量評価上有意な核種が存在しないことを確認する。7-12月に実施。結果は2016年4月26日を参照。
地下水バイパス運用状況(31頁)。18日までに69回の排水を実施。排水量の合計は110,354m3。揚水井、観測孔水位グラフ(32、33頁)。10m盤観測孔単回帰分析結果(34頁)、観測孔A-Cで稼動前に対して5-20cm程度の水位低下。サブドレン水位評価結果(35頁)、稼動前に対してSD9で25cm低下、SD20で変わらず、SD45で20cmの上昇。建屋流入量評価結果(36頁)、至近の地下水流入量は326m3/日(対策前に対して80m3/日程度の抑制)。抑制量が少し減っているが、揚水井の清掃を順次おこなっているために揚水量が減っているためと考える。抑制量は前回比10m3減。
地下水バイパス揚水井/清掃状況(37頁)。現在、すべての揚水井で鉄酸化細菌等の発生が認められており、順次清掃を実施している。No.5(5月22日より)、7(6月10日より)、12(2回目、5月25日より)で清掃中。
地下水バイパス揚水井/清掃方法の改善(38頁)。当初の揚水ポンプ清掃・交換内壁のブラシ清掃に、薬剤攪拌清掃、底部土砂排出(井戸底部に堆積した土砂に細菌が含まれる懸念があるため)を順次追加してきた。ブラシ等の写真あり。今後はファイバースコープで揚水井の中を定期的に点検していく(39頁)。
地下水バイパス揚水井/設備の改善(39頁)。地下水循環時に循環させた水が井戸上部より降り注ぐ構造となっており、この際に酸素を巻き込んで地下水中の溶存酸素量が増えて、鉄酸化細菌が増殖している可能性がある。これを防ぐために、循環水を地下水面下へ導くパイプを設置する(今後、点検の際にこの循環水ラインを追設していく)。いつ循環させるんだろう。
【資料1-2】福島第一原子力発電所1号機バルーンずれ状況及び今後のスケジュールについて(886KB)
推定原因(3頁)。雨カバーにガレキが落下しくぼみが発生。雨カバー上に落ちた飛散抑制剤がそのくぼみにたまり、重みにより南東側からズレが発生したと推定(北側は固縛されていたため。3頁図参照)。南東区画にたまった飛散抑制剤と落下ガレキの推定重量は合計で約70kgで、1区画あたりの設計荷重30kgを超えていた。
放出量評価(4頁)。バルーン設置の際に評価した機器ハッチ経由の放出量は、R/Bカバー設置前のダスト濃度を使用していた(データがそれしかなかった)。今回、2014年11月のデータ(建屋内のガレキや大物搬入口の撤去、オペフロでの飛散抑制剤の撒布などで、前回評価に使ったダスト濃度のデータより2桁低くなっている)を使って改めて評価をおこなったところ、バルーンを設置しない状態でも前回評価より放出量が下がり、放出管理の目標値107Bq/hを下回った。また、バルーンを設置したとしても放出量はほとんど変わらず。
被曝評価(5頁)。バルーンを設置しない状態でカバー解体後の敷地境界での被曝線量を評価すると0.00002 - 0.00008mSv/yearとなり、バルーン設置の際の評価値の1/100以下だった。したがって、バルーンを設置しなくても放出量・被曝線量に大きな変動を与えない。
今後の対応(5頁)。バルーン設置は、R/Bカバー解体に先立ち、ダスト飛散抑制のために可能な限りの手立てを講じたうちの一つだが、その後、状況の改善、新しいデータの取得等でバルーンを設置しなくても放出量が十分低いことが確認できた。今回、バルーンのズレを発生させた事象(ガレキの落下、飛散抑制剤の滞留)は今後も起きる恐れがあり、有効な対策がない。以上のことから、ダスト飛散抑制対策としてのバルーン設置は今後はおこなわないこととする。ただし、建屋内を吹き上げる風量を減らすための対策として、大物搬入口横扉からの風の流入を減らす対策を講じる。以上のように実施計画を変更する申請を今日提出した。これの認可が下りてからカバー解体作業を再開することになる。
【資料1-3】1,000tノッチタンクから3号タービン建屋への移送ホースからの漏えい事象について(3.16MB)側溝に敷設された耐圧ホースからの漏えいの件)
現在までのモニタリングまとめ(5-8頁)。1-4号機取水口付近、港湾内、港湾外、港湾口海水モニターのグラフ。港湾外、港湾口海水モニターには影響は見られない。
漏えい対応状況(9頁)。排水路水の回収、側溝の土壌回収・土嚢設置などの実績。
原因/漏えいしたホースの履歴(12頁)。漏えいした耐圧ホースは、H4北エリアタンクの漏えいによりそのまま排水できなくなった堰内雨水の移送先を確保するために、ノッチタンクからT/Bへの移送ラインとして緊急で敷設したもの(2013年秋の台風対策で、他工事との干渉が少なくホースを引きやすい側溝内に敷設)。耐圧ホースの漏えいリスクは認識しており、2014年3月よりPE管化工事を実施していたが、他工事との干渉で一部が未施工となっていた(23頁)。このため、一時的に使用するつもりだった耐圧ホースを長期間使用することとなったが、2013年10月の設置以降、点検を行っていなかった。当該の移送ラインを使った移送の手順書はあったが、移送開始後の漏えいチェックなど具体的なチェック項目の記載がなかった。3月の雨水移送ラインの耐圧ホースの漏えい(3月20日参照)を受けて、移送開始後全ラインのチェックを行う旨を記載した個別手順書を順次作成、運用しており、35m盤内の雨水移送ラインはチェックを行っていたが、35m盤から10m盤に移送する唯一のラインである当該ホースのみ個別手順書が未完成であり、ラインチェックが行われていなかった。
原因/漏えい部位調査(15頁)。当該の耐圧ホースは、塩化ビニルの外管にゴムの内管を接着している。調査の結果、漏えい部位では内管と外管が剥離し、内管の長さ方向と周方向のそれぞれに亀裂があった。ホース外側が強く曲げられた(6月8日参照)ことで、内管と外管の接着強度が低下し剥離、その状態で使用を継続したことで、内管に亀裂が生じ、外管に直接水圧がかかるようになった。また移送の繰り返しにより剥離が拡大し、外管の曲げで伸ばされた部位に水圧が繰り返しかかることで、外管に亀裂が入り孔に進展したものと考える。
原因/まとめ(16頁)。1.比較的高い放射性物質を含む水の移送に際して特段の配慮を行わなかった。2.耐圧ホースを点検せず、劣化に気づかず使用した。3.耐圧ホースを側溝内に設置したまま使用を継続した。4.耐圧ホースでの移送中に巡視を行わなかったため、発見が遅れた。
対策(17頁)。比較的に放射能濃度の高い堰内雨水移送(11頁の赤色実線)には耐圧ホースを使わない(1000tノッチタンク群→T/Bラインは20日にPE管化が完了、雨水処理設備→1000tノッチタンク群の移送はパワープロベスターで対応)。それ以外の堰内雨水の移送もPE管化を進めるが、完了するまでは耐圧ホースを使用し、定期点検・手順書の整備・巡視・受けの設置などの対策を講じる。また、1000tノッチタンク群→T/B移送は将来的には廃止して35m盤上で処理が完結するように検討する(25頁)。
耐圧ホースの点検(16頁)。所内全体で使用中の耐圧ホースの点検を実施した。高濃度汚染水(106Bq/Lオーダー以上)を扱うものは、十分管理して使用されていることを確認(19頁)。高濃度汚染水以外を扱うものは、159ラインのうち139ラインで改善点(曲げ半径が小さいなど)があり、計画的に改善していく(20頁)。いずれのものも、今後使用しないものは計画的に撤去を進める。
【資料1-4-1】福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検を踏まえた今後の計画(81.3KB)
【資料1-4-2】サブドレンNo.16ピットの水質改善について(249KB)
【資料1-5】労働環境改善の進捗状況について(924KB)
雨水処理設備(淡水化処理RO膜装置内)における漏えいについて(182KB)
漏えいの原因となった弁は、他作業のための隔離操作で閉じられていた。漏えい箇所の写真と系統概略図あり(3頁)。
【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 汚染水対策の進捗管理表(10.1MB)
汚染水貯蔵タンクエリア別対策実施状況(通しで4頁)
4000m3ノッチタンク群と地下貯水槽No.4、7貯蔵の雨水の処理状況(通しで4頁)。15日現在。
Sr処理水・ALPS処理水の推移(2頁)
Sr処理水とタンク残水(RO濃縮水)の貯蔵状況(3頁)。各エリアの貯蔵状況と多核種除去設備への配管構成。
各多核種除去設備のSr処理水の処理実績・計画(4頁)
既設多核種除去設備の点検スケジュール(5頁)。B系統は、点検にともない発生する排水などを処理するために待機、AC系の点検を先行して実施中。8月にはAC系でSr処理水の処理を開始予定。既設多核種除去設備の長期点検については5月28日を参照。
増設多核種除去設備の循環待機運転停止(6頁)。11日の件。多核種除去設備と受払タンク水位計の制御についての図あり(8頁)。
2、3、4号機海水配管トレンチ閉塞工事進捗(27頁)。18日現在の各号機の進捗状況(充填量、残留たまり水量)まとめ(17頁)。
凍土遮水壁工事進捗(30頁)
建屋内たまり水移送装置増設工事(32頁)。工事はほぼ終了(34頁)。実施計画変更の認可、使用前検査受検後に運用開始の予定。作業者の線量実績(35、36頁)。孤立エリア(他区画とたまり水の連通性がないエリア)の排水を開始(42頁)。孤立エリアにはポンプを設置して移送を開始している(3月26日参照)が、2号機増設廃棄物地下貯蔵建屋(増設FSTR建屋)(廃樹脂貯蔵タンクエリアと廃スラッジ貯蔵タンクエリア)と3号機廃棄物地下貯蔵建屋(FSTR建屋)(CUW廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリア、床ドレンサンプエリア)で、移送後に水位の回復を確認。2号機増設FSTRでは地下水の流入も確認している(38頁)。いずれの建屋でも、地下水の流入があり(移送による水位低下が回復する)、たまり水は廃棄物処理建屋側へ流出しているもの(流入がある一方で、移送前の水位はほぼ一定)と推定。今後、建屋内側から止水工事を実施する。2号機増設FSTR建屋と3号機FSTR建屋では過去にたまり水が確認されており(2012年6月6日と2012年5月24日)、止水工事も終わっていた(2013年1月8日(1月9日参照)と2013年3月1日(3月4日参照))。
構内排水路の対策の進捗(42頁)。2号機R/B大物搬入口屋上の2階部分(5月28日。46頁)と1階部分(5月30日。47頁)の汚染源撤去・塗装が終了した。その効果を確認するために屋上と竪樋の水の分析を実施(48頁)。竪樋の水では十分に汚染低減したが、屋上では一桁程度下がったがまだ低減が十分でないので、再度清掃の上、分析を実施する。また、屋上の汚染源流入経路について詳細調査をおこなう。大物搬入口2階屋上竪樋(東)の90SrはNDだった(全βは9700Bq/L)。K排水路付替(5月22日に工事開始)、新排水路設置の工事の状況(51頁、写真あり)。対策実施のスケジュールは52頁。
タンク建設進捗(58頁)
タンク新設/リプレースの実施計画変更申請(58頁)
Jエリア、H1エリアの現況写真(60頁)
水バランスシミュレーション(64頁)
H1東・H2エリアのフランジタンク解体状況(62頁)
1-3号機放水路たまり水調査および対策/1号機放水路の状況(66頁)。2014年10月22日、2015年3月18日、4月29日と濃度上昇が見られている。
2号機放水路の全β濃度上昇(68頁)。5月15日採取分(全βが63000Bq/L)の90Srの分析結果は33000Bq/Lであり、全β濃度の上昇は90Srによるものと考える。
2号機放水路の全β濃度上昇/追加調査結果(放水管。69頁)。T/Bから放水路へ接続する放水管3本のうち2本でたまり水を5月29日に採取・分析。同日採取した放水路上流立坑のたまり水より低濃度で流入経路とは考え難い。放水管はT/Bたまり水水位よりも高いので、T/Bたまり水の流入もない。2号機逆洗弁ピットのたまり水濃度も低い。
2号機放水路の全β濃度上昇/追加調査結果(周辺地下水。70頁)。4m盤の2-3号機取水口管から排水路が接続しているため、地下水観測孔No.2-5で6月10日に採取・分析を実施。水質は5月13日の2号機放水路上流側立坑たまり水と近かったが、全β濃度は16000Bq/Lで数分の1の濃度であった。
2号機放水路の全β濃度上昇/外部への影響(71頁)。1号機放水路と同様に放水口は堆砂で閉塞、放水口出口は海側遮水壁の内側で、たまり水が直接外洋へ流出する状況ではない。5月13日前後に港湾内外の全β濃度に影響は見られず、外部への影響はないものと考える。
2号機放水路の全β濃度上昇/今後の調査計画(72頁)。モニタリングの継続、流入源の調査(排水路からの流入水の調査など)。
1-3号機放水路たまり水調査および対策/繊維状Cs吸着材による浄化(74頁)。吸着材の濃度上昇が小さくなったことから、6月5日に吸着材を交換。137Csで概ね1.08Bq/kg程度を吸着。
1-3号機放水路たまり水調査および対策/モバイル式処理装置による浄化(75頁)。1号機放水路で7月下旬開始に向けて準備工事中。
海底土被覆工事の進捗(77頁)。4月23日に港湾内全域の被覆が完了。耐久性向上のため2層目の追加被覆の試験施工を6月1-18日に実施。この結果を踏まえて23日から2層目の追加被覆を開始予定。2015年度末に完了予定。


実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
1号機原子炉建屋カバー解体後の放射性物質の放出量評価見直し(上の【資料1-2】を参照)。

ニコ生
【6月22日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.22(月)17時30分 ~






2015年6月21日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より継続していたが10:28に停止。10:25より高温焼却炉建屋への移送を開始。

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため13:38に停止(停止時間は約223時間、30日までの予定)。停止時のプール水温は22.9℃、冷却系停止時のプール水温上昇率評価値は0.103度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約23.0度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続していたが10:13に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、19日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
20日採取分。大きな変化はない。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(5月14、15日参照)。19日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF416KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月20日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日19日より運転中。
水処理装置、SARRY、18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

09:00頃、雨水処理設備(淡水化処理RO膜装置)で機器異常を知らせる警報が発生。現場確認を実施したところ、09:30頃に同装置の配管取り合い部から水が漏えいしていることを確認。装置を停止して漏えいは止まっている。漏えいした水は、装置下部に設置されている受け皿(鉄製)内に留まっており、外部への影響はない。漏えいした水は回収を実施。漏えい量は約20L。
漏えいは、当該の装置でタンクエリア堰内の雨水を淡水化処理する過程で発生。当該装置で処理する水は、当該装置で濃縮した水に至近のタンクエリア堰内の雨水を処理するために追加したもので、この水の昨日19日採取分の分析結果は134Csと137CsがND、全βが24,000Bq/L。雨水処理設備では、処理する水をRO装置で淡水と濃縮水に分離し、濃縮水は処理水受入れタンクに戻して新たに受入れる雨水と一緒にしてから再び処理を行っている。
当該装置のB系を起動したところA系の配管取り合い部から漏えいしており、当該装置からの移送時に本来開いているはずのA・B系共通の弁が閉まっていたため、締め切り運転状態となり、系統内の圧力が上昇して配管取り合い部から漏えいしたものと推定。弁が閉まっていた原因については調査中。
福島第一原子力発電所構内における雨水処理設備(淡水化処理RO膜装置)からの漏えいについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内における雨水処理設備(淡水化処理RO膜装置)からの漏えいについて(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
19日採取分。大きな変化はない。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。18日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 122KB)
No.5、7、12はポンプ点検により採取中止。No.9のトリチウムが200Bq/Lで過去最高。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月19日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 141KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:休工。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続していたが10:43に停止。プロセス主建屋への移送を10:40に開始。

3号機T/B地下たまり水移送、15日より停止していたが11:24に再開。移送先はプロセス主建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、吸着塔交換のため16日より停止していたが、作業が終了したので11:15に起動、11:22に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、昨日18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第206報)(プレスリリース)

3号機使用済燃料プール代替冷却系、1次冷却系の弁点検作業のため21-30日に停止予定(停止時間は約223時間)。プール水温は16:00現在で22.9℃、冷却系停止時のプール水温上昇率評価値は0.103度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約23.0度の見込み(運転上の制限値は65℃)。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
18日採取分。大きな変化はない。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(5月14、15日参照)。17日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.25MB)

実施計画の変更認可申請変更認可申請(4月16日日提出)の一部補正を規制委に提出。
(プレスリリース)
変更:放水路浄化設備の設置(3月16日の現地調整会議を参照)
補正:3号機海水配管トレンチ滞留水の1号機復水貯蔵タンクへの移送(3月4日参照)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結(PDF 12.9KB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月18日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 121KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器ガス管理システム排気中水素ガス濃度A系、計器校正作業にともない11:00以降欠測20日訂正
1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 98.5KB)(6月26日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 85.0KB)(6月26日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、16日より停止中。
水処理装置、SARRY、吸着塔交換のため昨日17日より停止していたが、交換作業が終了したので15:59に起動、16:28に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:17-15:23に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1,258t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 8.14KB)
17日採取分。大きな変化はない。15日以降にやや上昇しているが、ここ数日降雨が続いているためと考える。

凍土遮水壁試験凍結の状況
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 2.64MB)
No.7では3日よりブライン供給を停止している(4日参照)ため、地中温度がやや上昇してきている。それ以外では地中温度は下がり続けている。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 86.9KB)

作業の様子を紹介する動画を2本公開。
福島第一原子力発電所周辺地下水・海水のモニタリング状況 ~サンプリング風景~(07:48)(動画)
地下水・海水のサンプリングの様子
00:05 観測孔E-2(H4タンクエリア周辺の地下水)。採水器(引き上げる際に弁が閉まる)を管に投入して採水。
01:04 観測孔No.1-12(護岸エリアの地下水)。護岸の地下水は土砂で濁っているため、濁度が下がる(5ppm以下)までポンプでくみ上げてから採水する。
01:45 発電所周辺沿岸(海水)。5、6号機放水口北側。カバーオールの上に胴付長靴を着て命綱をつけた人が波打ち際まで前進してポリバケツで採水したものをポリビンに。3人1組で作業。南側放水口付近も同様。
03:19 護岸周辺(海水)。物揚場前。ロープを付けたバケツを護岸から海面に投入して採水。安全帯をつけて作業。3、4号機取水口前、1-4号機取水口北側も同様。
04:01 港湾内(海水)。港湾口と港湾内南側。船で採水地点まで行って、ロープを付けたバケツを船べりから海面に投入して採水。
04:55 港湾外は小名浜港から船で採水地点まで行く(小名浜港から1Fまで3時間くらいかかる)。
05:39 周辺沖合(海水)。小高区沖合3km、請戸川沖合3km。上層の採水の様子(セシウム詳細分析用)。ポンプでくみ上げているように見える。詳細分析なので、量が要るのかも。折りたたみ式のポリタン(10L?)に入れている。下層の海水は採水器で採水する。
06:43 発電所近傍沖合(海水)。港湾口北東側、港湾口東側、北防波堤北側。
海水のサンプリングは無人調査船でやってるという話があった(2011年11月25日参照)のだけれど、あれはどうなったんだろう。
フランジ型タンク解体の様子(02:03)(動画)
フランジ型タンク解体作業の様子
00:00 天板取外し。
00:16 仮設天板の設置。
00:23 残水くみ上げ。
00:39 ダスト飛散防止用の塗装。残水処理のために一旦外した天板を復旧しておこなう。
01:01 側板取外し。
01:20 取外した側板をまとめて移送し、バンドソーで切断。


ニコ生
【6月18日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.18(月)17時30分 ~

2015年6月17日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 159KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器ガス管理システムB系の放射線検出器(希ガスモニター、排気中の135Xeの濃度を計測している)、12日より欠測していた(13日参照)が、今日12:45に計測を再開
13日に検出器でダウンスケールとなっていたが、点検を行ったところ検出器の冷却機能低下が疑われたことから、原因の可能性がある機器として冷却装置と検出器の交換を昨日16日に実施。交換後の検出器の指示値は事象発生前のデータと比較し同等であり、指示値も安定していることから、12:45に当該の検出器による監視を再開。なお、A系は正常に動作しており、プラントデータ監視に支障はない。また、他のプラントデータ(原子炉圧力容器底部温度、格納容器内温度等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されていない。
1号機R/Bカバー解体作業。5月末より実施を予定していた屋根カバー取外しは、機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22日、6月11日参照)の対策が完了するまで延期。
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、16日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転だったが、吸着塔交換のため08:34に停止。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


昨日16日に多核種除去設備建屋内で作業者が作業中につまずいて転倒し負傷した件。搬送先のいわき市立総合磐城共立病院で受診、右大腿骨内顆骨折で全治約3ヶ月程度の見込みとの診断。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。7日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.92KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。15日採取分だが、悪天候のため全ての採取を中止。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 65.7KB)
16日採取分。大きな変化はない。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(5月14、15日参照)。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

保管中のHIC上のたまり水の件(4月2日、5月22日参照)。HICの調査状況について。
HIC上のたまり水発生・蓋ベント孔確認の進捗状況(PDF 141KB)
水たまりの調査:セシウム吸着塔一時保管施設第2施設に保管しているHIC684基の点検が終了。水たまり等の確認されたものは30基で12日の報告から増えていない。引続き、第3施設について優先度の高いものについて点検を実施していく。
ベント孔の調査(5月22日参照):セシウム吸着塔一時保管施設第2施設に保管しているHICの内、調査対象(フタのベント孔の数について記録がないもの)478基の調査が15日に終了。ベント孔の所定数(16または32)に対して過不足のあるものが17基あった(3頁)。この内6基のHICでは、一部のベント孔がフタのネジ溝内にあってフタを緩めないと視認できないため、この分は未確認(今後、フタを緩めて確認する)。また、1基はHIC表面が汚染した(2014年4月16日に吸着剤をHICへ移送していた際にオーバーフローを起こした)ため、除染後に線量抑制/汚染拡大防止のため上面にゴムマットを貼り付けており、このためにベント孔の確認ができない状態(4頁)。このHICについては、今後、ベント経路を確保するために改修予定。なお、このHICは脱水済のSr吸着剤を保管しており、表面線量は0.09mSv/hと低い。中の水素ガス濃度は約0.1%(爆発限界の4%を十分に下回る)と評価。吸着剤を保管しているHICでは高濃度の水素ガスの滞留がないことをガス分析で確認しているという報告が5月22日の監視・評価検討会であった(水素ガスがたまっているのは炭酸塩スラリーを入れているHIC)。上面にゴムマットを貼ってあるので、現状ではベント経路がないように見える。
ベント孔がなかった1基は、すでにベント孔のあるフタと交換している(後日、孔を追加工した元のフタに戻す)。ベント孔の足りないものは所定数まで追加工する(準備中)。
HIC内からフタ(ベントフィルタ、ベント孔)を通って外気までの水素拡散計算を実施した結果、所定数16個の場合で4個以上、同32個の場合で14個以上のベント孔があれば、水素ガス濃度を爆発下限以下に抑制可能と評価。所定数より数が不足しているHICでも、ベント孔の数はすべてこれより多かった。
セシウム吸着塔一時保管施設第3施設では、調査対象28基を調査中。15日の時点で8基を調査し、異常なし。

魚介類のサンプング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 105KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 130KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月16日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 126KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器ガス管理システムB系の放射線検出器(希ガスモニター、排気中の135Xeの濃度を計測している)、12日より欠測(13日参照)
1号機使用済燃料プール代替冷却系、計器点検のため昨日15日より停止していたが、作業が終了したので今日09:59に起動。13:00のプール水温は26.2℃(運転上の制限値は60℃)。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日15日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、12日より運転していたが09:00に停止。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中(15日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

13:20頃、多核種除去設備建屋内で作業者が作業中につまずいて転倒し負傷。入退域管理棟救急医療室にて医師の診察を受けたところ、右大腿骨膝関節部骨折の疑いと診断されたため、14:53に救急車を要請。緊急搬送先はいわき市立総合磐城共立病院を予定。当該作業員に意識はあり、身体に放射性物質の付着はない。
福島第一原子力発電所構内における作業員の負傷について(報道関係各位一斉メール)


その他


側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
15日採取分。大きな変化はない。

構内排水路出口の排水の分析結果(3月4日参照)。5月29-6月4日の流量データと6月5-11日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 255KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月15日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 27.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器ガス管理システムB系の放射線検出器(希ガスモニター、排気中の135Xeの濃度を計測している)、12日より欠測(13日参照)
検出器は、1号機はGe半導体検出器、2・3号機ではシンチレーション検出器を使っており、そのため検出限界値が違う(1号機の方が検出限界値が小さい)。
1号機使用済燃料プール代替冷却系、計器点検のため06:04に停止。冷却停止時のプール水温は25.5℃。停止時のプール水温上昇率評価値は0.058度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約2.1度の見込み(運転上の制限値は60℃)。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続していたが05:40に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、12日より運転中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、13日より全系統で処理運転中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


11日の増設多核種除去設備の循環待機運転停止の件。
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備の循環待機運転停止について(PDF 21.4KB)
時系列まとめ:
11日
08:00-13:08 受払制御装置ソフトウェア変更
14:17 受払制御装置で「重故障」警報発生
14:40 受払制御装置で「重故障」警報をリセットしてクリア
14:50-14:55 受払制御装置で「重故障」警報を除外するためのジャンパーを実施
14:51 多核種移送設備分電盤で「地絡」警報発生。増設ALPSの電源がUPSに切り替わった
16:54 増設ALPSが自動停止(UPS電源を使い切った)
17:05 リセット操作により「地絡」警報復旧
20:03 受払制御装置で「重故障」警報発生
20:25 受払制御装置で「重故障」除外ジャンパーを解除
12日
21:00~23:30 受払制御装置ソフトウェアを変更前の状態に復旧
13日
増設ALPSのA-C系でタンクの水位監視に問題ないことを確認して処理運転を再開。
地絡警報発生の原因は調査中。電源設備や漏電の有無について調査したが、異常は確認できず。警報発生時にジャンパーを実施(端子同士を直結して警報をスキップするようにする)していたが、2人で作業しており異常はなかったとのこと。地絡発生の場合は、漏電箇所を切り離して電源を復旧するが、今回は漏電箇所が特定できず調査に時間を要したので、増設多核種除去設備を動かしていたUPS電源を使い切って自動停止に至った。
受払制御装置での「重故障」警報は、移送作業を行っていない時に発生しており、ソフトウェア変更で生じた不具合の可能性が高い(受払装置とは、ALPSで処理した水をタンクに貯めてタンクエリアに移送するもの)。こちらも原因を調査中。
11日の事象発生時には、A系とB系は循環待機運転中、C系は浄化運転中だった。11日夜に増設多核種除去設備A系とB系で系統内希釈操作をおこなっている(資料1頁)が、これは、設備が自動停止したためそのままでは系統内でスラリーが固まってしまうのを防ぐ処置。
UPS電源を使い切っちゃうってのは、どうなのよ。電源の多重化とかあるんじゃないかと思うのだけれど、自動停止しても問題ないから別の系統に切り替えない、という対応はありなんだろうか。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
14日採取分。大きな変化はない。

実施計画の変更認可申請(3月31日提出)が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
保安の体制について、組織変更に伴う変更。

実施計画の変更認可申請(2014年10月10日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
凍土遮水壁の海側で埋設物(海水配管トレンチと放水管)のある場所の施工について。
1-4号機海水配管トレンチ:トレンチを貫通せず、トレンチ上面までの施工とする。4号機海水配管トレンチ下部の地盤については、トレンチ上部の凍結後に地下水のモニタリングを実施して、実施の可否および時期を検討する。詳細は3月25日の規制委監視・評価検討会を参照。
1-3号機放水管:放水路につながる放水管は、1・2号機でその先の放水路のたまり水の放射能濃度が高いことがわかっているので、貫通施工ではなく複列施工(2014年6月6日の監視・評価検討会を参照)とする。
これで、凍土遮水壁の申請が山側・海側の全てで終了。まだ認可が下りていないのは、今回の分と山側の貫通施工部。



ニコ生
【6月15日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.15(月)17時30分 ~

2015年6月14日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器ガス管理システムB系の放射線検出器(希ガスモニター、排気中の135Xeの濃度を計測している)、12日より欠測(13日参照)
1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、昨日13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、12日より運転中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、5月27日より全系統で停止中(5月27日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


11日の増設多核種除去設備の循環待機運転停止の件。B系で吸着塔の交換が終了したので昨日13日18:19に起動。運転状態は異常なし。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.8KB)
13日採取分。大きな変化はない。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(5月14、15日参照)。12日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月13日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器ガス管理システムB系の放射線検出器(希ガスモニター、排気中の135Xeの濃度を計測している)、指示不良により昨日12日より欠測
状況を確認したところ、検出器を冷却する装置の冷却機能が一時的に低下したため、検出器の機器保護のため高圧電源の印加が遮断され、機器異常が発生したものと推定。冷却装置の機能一時低下の要因としては、冷媒中の不純物が凍結して詰まりが発生したためと推定。冷却装置の機能が回復したので、凍結した不純物は溶解し一過性のものと考える。昨日12日16:45に、冷却機能回復後に採取したデータに異常がないことを確認したことから、検出器は監視可能な状態に復帰(使用可能)したものと判断。
その後、今日13日04:36に、135Xeの指示値が1.34×10-3Bq/cm3からダウンスケールとなったことから、検出器は動作不良と判断。今後、原因の調査および点検を行う。なお、A系の検出器には正常に動作しており、プラントデータ監視に支障はない。
他のプラントデータ(原子炉圧力容器底部温度、格納容器内温度等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されていない。
1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、5月26日より停止していたが10:13-15:54に実施。移送先は1号機廃棄物処理建屋。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日12日より運転中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、5月27日より全系統で停止中(5月27日参照)
11日の増設多核種除去設備の循環待機運転停止の件。
重故障警報(増設多核種除去設備から処理水を受けてタンク側へ払い出す設備(受け払い設備)の異常を検知した際に発報する警報。12日参照)の発生原因について調査を行ったところ、11日に行った受け払い設備およびタンクの水位等を監視する装置のプログラム変更作業による影響の可能性があることから、昨日12日21:00-23:30にかけて、当該プログラムを変更前の状態に戻した。その後、タンクの水位監視に問題がないことが確認できたので、今日13日00:09にA系、01:14にC系の処理運転を再開。B系は吸着塔交換をおこなっているので、これが終わってから起動する。
引き続き、重故障警報の発生原因調査を実施していく。
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備の循環待機運転停止について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。11日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.5、7、12はポンプ点検により採取中止。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
12日採取分。大きな変化はない。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年6月12日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 25.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

06:10頃より1号機格納容器ガス管理システムB系の放射線検出器(希ガスモニター、排気中の135Xeの濃度を計測している)の電圧が低下し、監視不能と判断。今後、原因の調査および当該設備の点検を実施 する。なお、A系は正常に動作しており、プラントデータ監視に支障はない。また、他のプラントデータ(原子炉圧力容器底部温度、格納容器内温度等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されてない。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、5月26日より停止中。
1号機復水貯蔵タンク(CST)から1号機廃棄物処理建屋への移送を09:57より実施中(3号機海水配管トレンチ閉塞工事でトレンチ内たまり水をCSTへ移送する際の容量を確保するため。3月4日、6月11日参照)。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日11日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機補機冷却海水系、ストレーナおよび弁点検のため5月29日より全停していたが、作業が終了したので補機冷却海水系を起動。使用済燃料プール冷却を残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転から使用済燃料プール冷却系(FPC系)に切り替えるため、12:12にRHR系による非常時熱負荷運転を停止し、12:30にFPC系を起動。この間、使用済燃料プールの冷却が停止したが、プー ル水温度は16.7℃で変化なし。
6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、吸着塔交換のため8日より停止していたが、作業が終了したので10:46に起動、10:51に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、5月27日より全系統で停止中(5月27日参照)。待機循環運転を行っていたが、昨日11日に停止(下記参照)。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:33-15:44に一時貯留タンクGr3から排水を実施。排水量は1,278t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第205報)(プレスリリース)

昨日11日の増設多核種除去設備の待機循環運転停止の件。調査の結果、14:51に増設多核種除去設備の制御回路に地絡が発生し、この地絡の影響で当該設備への電源供給が停止、その後、無停電電源装置による運転を継続していたが、無停電電源装置の電源も喪失したため、16:54に循環待機運転が停止したものと判断。
増設多核種除去設備制御回路の点検を行ったところ、特に循環待機運転が停止に至るような異常は確認されなかった。また、調査の過程で昨日11日14:17頃、および20:03頃に重故障警報の発生を確認したことから、当該設備を停止し詳細な原因調査を実施することとする。当該設備を安定した停止状態へ移行するために系統内の希釈操作が必要なことから、昨日11日20:44に循環運転を再開し、21:40に設備を停止した。
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備の循環待機運転停止について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 8.11KB)
11日採取分。大きな変化はない。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(5月14、15日参照)。10日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

保管中のHIC上のたまり水の件(4月2日、5月22日参照)。セシウム吸着塔一時保管施設第2施設に保管されているHIC(6月11日時点で全数684基)の点検を行っているが、5月23日の報告以降、新たに4基のHICに水たまり等を確認。6月10日時点で567基のHICの点検を実施、これまでに合計30基のHICで水たまり等を確認。引き続き、残りのHICについて点検をおこなっていく。
また、第3施設に保管されているHIC(6月11日時点で全数903基)についても点検を開始している。6月10日時点で29基のHICの点検を実施、水たまり等は確認されていない。引き続き、水たまりの疑われるHICについて点検を行っていく。
フタにベント孔がないHIC1基が確認された(5月22、23日参照)ことから、フタのベント孔の検査記録がないHICについて確認を行っている。6月10日時点で第2施設に保管してあるHIC478基中362基について、目視可能な範囲でベント孔の確認を実施したところ、ベント孔は開いているものの、設計上の孔数と不整合があるHIC11基を新たに確認。また、第3施設に保管してあるHIC28基中6基についても目視可能な範囲でベント孔の確認を実施しているが、設計上の孔数との不整合は確認されず。今後、HICからフタを取り外して再度ベント孔数を確認するとともに、残りのHICについても引き続き確認を行っていく。
ベント孔の調査対象数が増えている。5月22日の話では334基(内約30基は未使用)という話だった。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.28MB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 13.0KB)

中長期ロードマップを改定
(資料1)中長期ロードマップ改訂案について(133KB)
・使用済燃料プールからの燃料取出し開始時期を下記資料のように変更。その他は変更なし。
・直近の目標工程(マイルストーン)を下記のように明確化。
汚染水対策(建屋内滞留水の処理完了:2020年内)
敷地境界の追加的な実効線量を1mSv/年未満まで低減:2015年度
多核種除去設備処理水の長期的取扱いの決定に向けた準備開始:2016年度上半期
建屋流入量を100m3/日未満に抑制:2016年度
高濃度汚染水を処理した水の貯水は全て溶接型タンクで実施:2016年度早期
建屋内滞留水中の放射性物質の量を半減:2018年度
燃料デブリ取出し
号機毎の燃料デブリ取り出し方針の決定:2年後を目途
(資料2)使用済燃料プールからの燃料取り出しにおける工程見直し(155KB)
使用済燃料プールからの燃料取出し開始の時期が遅くなった(1号機:2017年11月→2021年3月、2号機:2020年4月→2020年8-11月、3号機:2015年7月→2018年1月)
(資料3)東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(案)(1.43MB)
「これまでは、ともすると迅速さを特に重視した工程を設定してきたが、 結果的に、作業現場に負担をかけたり、新たな事象が判明する度に遅延を招いてきた……(今後は)長期的に、各リスクの確実な低下を図った上で、安全に作業を進め、結果として早期の作業完了につなげていく」(6頁)。
(中長期ロードマップ改訂関連資料)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた進捗状況(概要)(PDF 454KB)
(中長期ロードマップ改訂関連資料)福島第一原子力発電所 各タンクエリアの貯蔵用途の変遷(PDF 1.35MB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


ニコ生
【6月12日】東京電力「中長期ロードマップの改訂について」記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.12(金)15時 ~

2015年6月11日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、5月26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、9日より継続していたが10:17に停止。高温焼却炉建屋への移送を10:15に開始。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続していたが10:21に停止。高温焼却炉建屋への移送を10:19に開始。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機使用済燃料プール冷却浄化系、5月29日より停止中(使用済燃料プール冷却は残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転でおこなっている)。12日までの予定。
6号機T/B地下たまり水移送、10日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。吸着塔交換のため08:35-17:00に停止。起動後17:33に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、5月27日より全系統で停止中(5月27日参照)
16:45に全系統で待機循環運転が停止。14:51頃に増設多核種除去設備関連の分電盤で地絡警報が発生しており、関連について調査中。(13日追記)
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備の循環待機運転停止について(報道関係各位一斉メール)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。




その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。1日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.92KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 8.11KB)
10日採取分。9日に上昇した134Cs、137Cs、全βはいずれも低下している。
1000tノッチタンク群から3号機T/Bへの移送ラインのPE管化工事は当初1週間の予定だったが、現在現場の調整中でまだ終了していない。今月中には終了の予定。(13日追記)

3号機海水配管トレンチ閉塞作業で、トレンチたまり水の移送先として使用する予定の1号機復水貯蔵タンク(CST)の空き容量を確保するために、現在貯留している汚染水を1号機廃棄物処理建屋へ移送する作業を明日12日よりおこなう。6月末までかかる見込み。3号機海水配管トレンチ内のたまり水は塩分濃度が高いので、これを大量にT/B地下へ移送するとセシウム除去装置での処理に影響を与える恐れがあるため、一旦CSTに移送することを予定している(実施計画の変更申請中。3月4日、4月16日参照)。1号機CSTには事故前から復水がある程度入っていたが、そこに事故後建屋地下にたまってきた高濃度汚染水を移送している。放射能濃度は分析していない。13日訂正。「事故後に移送した水の分析結果は手元にない」という意味だったようです。

1号機R/B機器ハッチ開口部バルーンのズレ(5月22、23日参照)
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋3階機器ハッチ開口部バルーンずれ対応状況について(PDF 263KB)
29日まで現場を確認してバルーン吊りおろしの準備、30日にバルーンを下ろして除染ののち、4号機オペフロに持ち込んで調査を継続している。
バルーン本体はR/B3階の機器ハッチ開口部周囲の梁の上に乗せる形で設置してあり、北側の手すり4カ所に固縛してある。バルーン本体の上には雨カバーが設置してあり、雨カバー上の液体は機器ハッチ開口部北東側にある建屋の雨水排水口へ流れるようになっている。雨カバーは北側の手すり4カ所と東側の手すり2カ所で固縛してあった。
調査の結果、雨カバーの上にはコンクリート片(大きなものが3個、重さ約3.5kg、2kg、0.5kg)があり、また、飛散抑制剤が乾いて白くなった跡があった。この跡にたまっていたと思われる飛散抑制剤の量は、跡の大きさから約50kgと推定。飛散抑制剤の跡はバルーン本体の上面にもあった。雨カバーにはコンクリート片が落下した際についたと思われる傷があったが、破れてはいない。雨カバーの固縛が1カ所(東側の2カ所のうち北側の1カ所)で切れていた。
バルーンに空気を送る圧縮機や雨水排水設備には異常ないことを確認。
コンクリート片は、オペフロ上で不安定な状態にあったガレキが何かの原因で落下したのではないか。落下したコンクリート片の荷重により雨カバー上の液体が排水されずに滞留する状況となり、飛散抑制剤がたまってさらに荷重が加わった結果、バルーン本体がずれたのかもしれない。高さ10m(=オペフロからバルーンまでの高さ)から10kgのものが落ちても問題ないような設計になっていた。現在、ズレの原因の調査・対策の検討を継続中(あと1ヶ月くらいはかかりそう)。1号機R/Bカバー解体作業は、対応策が決まった後に実施する。(下線部追記は13日)

凍土遮水壁試験凍結の状況
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 2.35MB)
No.7は凍結管直近の観測井Ci-1の水位低下のため3日よりブライン供給を停止中(4日参照)だが、地中温度は変わっていない。観測井Ci-1の水位は周辺の水位(試験対象の凍結管の影響を受けないと考えられる観測井(サブドレン等を含む)4-6基の平均)に比べて依然低下傾向にあり、現在の水位差は-40cmほどだが、近くの建屋地下たまり水水位に対しては十分に高い。Ci-1はもともと水位の変動が大きく、今回見えている水位変動の原因については継続して調査する必要がある。
ブライン送り戻り温度差のグラフで、5月27日あたりから6月4日あたりまで全体の上昇しているのは、この間に冷凍機の点検でブラインの供給量が低下しているため。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所 陸側遮水壁 凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 86.8KB)

魚介類のサンプリング結果
福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類調査報告(2015年1月~3月採取分)(PDF 832KB)
2015年1-3月のまとめ。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2014年度 第4四半期採取分(PDF 12.3KB)
2015年1-3月の90Srとトリチウムの分析結果。トリチウムはヒラメの筋肉を分析した。有機結合型はND、組織自由水型は海水と同程度。90Srの分析対象の選定については2014年6月13日を参照。魚介類に含まれるトリチウムの分析は地下水バイパス開始前後の試料について2月25日に報告があったのが最初。今回は2回目の報告。

実施計画の変更認可申請の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
H2エリアの横置き型タンク(ブルータンク)の撤去の件(水抜き・撤去して仮置きしてあるタンク起源の線量を追記)と1号機使用済燃料プールの浄化装置の件(図面の訂正)。


ニコ生
【6月11日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.6.11(木)17時30分 ~

2015年6月10日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 139KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 106KB)(6月26日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 85.0KB)(6月26日公開)
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、5月26日より停止中。

2号機使用済燃料プール代替冷却系、計装品点検を行うため8日より停止していたが、作業が終了したので12:28に起動。起動後のプール水温は27.6℃(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日9日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機使用済燃料プール冷却浄化系、5月29日より停止中(使用済燃料プール冷却は残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転でおこなっている)。12日までの予定。
6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、5月27日より全系統で停止中(5月27日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


5月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2015年5月)(PDF 3.10MB)
1-4号機R/Bからの放出は5.8×105Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが4.5×10-11Bq/cm3137Csが1.2×10-10Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.0016mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は4月30日を参照。

側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 8.03KB)
9日採取分の134Cs、137Cs、全βが前日よりも上昇しているが、降雨により表層土が流入したため上昇したものと推定。港湾口連続モニタの値に有意な変動が確認されていないことから、外洋への影響はないものと考えている。引き続き、監視を継続する。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.8、12はポンプ点検により採取中止。運転を再開したNo.10のトリチウムは1,000Bq/L(4月20日の1,100Bq/Lが過去最高)。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(5月14、15日参照)。8日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(3月17日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
変更:集中廃棄物処理施設をバイパスする滞留水移送ラインの設置
福島第一原子力発電所集中廃棄物処理建屋バイパスラインの設置に関する実施計画変更認可申請について(PDF 43.5KB)
補正:2号機原子炉建屋作業エリア整備に伴う干渉物解体撤去
T/B地下たまり水の移送先として使っている集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋/プロセス主建屋)の地下を使わないようにしていく(代わりの受けタンクとしてSPT(A)を使う)と言う話の初出は2013年10月9日の第2回現地調整会議で、その後、2014年7月10日に実施計画の変更を申請、10月17日に認可(10月20日参照)、11月21日に工事完了している。これと違う話なの??


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)