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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年3月31日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 85.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日30日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

29日11:00頃、5、6号機北側タンクエリアで同僚とのいさかいで作業者の全面マスクが外れた。当日の身体サーベイで放射性物質の付着なし。この事象について今日31日に上司が確認するに至り、当該作業者の口の周りのサーベイとWBC受検を実施。放射性物質の付着なし、内部取込みなし。

15:38-15:39の1分間、2F2号機のERSS伝送が停止。不具合は自動的に復旧した。


ニコ生
【3/31・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/31・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月30日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料) (PDF 76.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から停止していたが09:26に再開。プロセス主建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

26日の濃縮水貯槽タンクエリアH4での漏えいで、排水路にたまっていた水と土砂の回収が終了。排水路をせき止めていたが、通常の状態に復帰している。

海底土被覆工事、1層目の被覆が終了したので測量船で被覆の厚さが適切か音波干渉法で測定。測量船が入るためシルトフェンスを開閉。

南側66kV開閉所で13:15に大熊線3号線の受電作業が完了。これで、南側66kV開閉所の工事は終了。


その他

26日に話のあった海底土移行調査の結果。
福島第一原子力発電所 20km 圏内海底土中放射性物質濃度(セシウム)移行調査結果図 (PDF 204KB)
河川から流入する放射性物質の影響を見る。全体としては沖合ほど汚染濃度が低いが、12番のように沖合でも濃度の高い地点もあり、海底にもホットスポットがあるのかもしれない。引き続き調査を継続していく。

H24年度の周辺環境のサンプリング計画が文科省より示された。このうち、東電の分担分について。
試料採取・測定頻度と核種分析計画について(3月30日) (PDF 1.18MB)
図1-1の□印の「刺1」「底1」などは、魚介類サンプリングの漁法(刺網、底曵き網、船曵き網)とナンバリング。28日の資料に示された候補地点21点から10点を選ぶ予定。

昨日29日実施の魚介類サンプリングの様子
福島第一原子力発電所20km圏内の海域における魚介類サンプリングの調査風景 (PDF 65.7KB)
福島第一原子力発電所20km圏内の海域における魚介類サンプリングの調査風景(動画、69.0MB)

1、2月に実施したトレンチ内たまり水調査で比較的放射能濃度の高かった3ヵ所について、原因(水の由来)と対策を報告。
当社福島第一原子力発電所のトレンチ内で発見された放射性物質を含む溜まり水の対応に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(その2)(プレスリリース)
たまり水のあったところはコンクリートで埋めながら水があふれる分を抜いていく、という計画。
(以下4月26日追記)12月18日に発見された共用プールダクトのたまり水は、主な流入経路であるケーブル管路を止水した(1月6日参照)が依然、水がたまってくる(3月14、15日に移送)。おそらく隣接するプロセス主建屋から漏えいしているもので、適宜プロセス主建屋または雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送していく。

2011年12月4日の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいと海への流出で、今日までに環境への影響を評価して報告するよう保安院から指示されていたが、4月13日まで延期をお願いした。2FでSr分析をおこなっているが、分析装置が汚染され測定ができなくなっているため。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

27日の2Fサービス建屋非管理区域で放射能汚染が発生した件で、保安院に報告。
福島第二原子力発電所3・4号機サービス建屋(非管理区域)における放射性物質による汚染の確認に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
1Fから車で運ばれたポリタン7個は2F正門で2Fの車に積換えてサービス建屋に持ち込まれた。発送前に、ビニール袋内に漏えいがないこと、ポリタンの栓が十分閉まっていることを手で確認している。運搬途中で転倒等はなかった。1Fから2Fまでの運搬経路上の汚染はなかった。
運搬に関する技術上の基準について、9項目で非適合(未実施、または、実施が確認できなかった)であった。この点、申し訳なく思う。9項目のうち、例えば運搬物の表面線量の測定は、バックグラウンドレベルが高いためおこなっていなかった。2Fが警戒区域から外れる時期に合わせて運搬体制をきちんとするつもりだった。明日から2Fへの測定試料の運搬を再開するが、この基準を守っておこなう。

総放出放射能量の評価を今月中に報告することを予告していたが、間に合わなかった。申し訳ない。ベント、爆発などのイベントと線量等の計測結果の時系列とのつき合わせに時間を要している。4月下旬以降に報告できるかと思う。

3月1-15日分の核種分析の確報板を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(3月1日~3月15日公表分)
(PDF)
主要3核種について速報版から変更なし。今回から、主要3核種以外で検出のあったもののみに様式を変更した。

明日の予定:キュリオンセシウム吸着装置でベッセルを2塔交換。


ニコ生
【3/30・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/30・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月29日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 95.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機希ガスモニター135Xeはいずれも再臨界判定基準1Bq/cm3以下(1号機 1.7-2.7×10-3Bq/cm3、2号機 2.3-2.5×10-1Bq/cm3、3号機 <3.5×10-1Bq/cm3)。

11:00頃-12:56に1号機の原子炉水位燃料域B、格納容器圧力、圧力抑制室圧力の各計器の値が免震重要棟で遠隔監視できない不具合が発生。計器の電源をリセットして復旧。代替のレコーダーで有意な変動のなかったことを確認している。

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中停止中(マチガイ3月30日訂正)

4号機使用済燃料プールへヒドラジンを注入。プール水温が11:00で33℃と高めだが、27、28日に工事で冷却を停止ししていたため。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

使用済燃料共用プールにある所内共通ディーゼル発電機(A)の試運転を実施。運転状態に問題なく復旧作業が完了、13:00に待機状態に入った。このディーゼル発電機はもともと4号機用のB号機だったが、被害が少なかったので早急に復旧、今後、所内共通A号機として使用する(1-4号機で外部電源喪失時に自動起動する)。共用プールにはもう1台、2号機用のB号機があるが、こちらの復旧は年末の見込み。


その他

昨日28日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(10.9KB)

魚介類のサンプリング(船曳き網で2ヵ所)を実施。シラウオとコウナゴが相当程度採れた。
(以下、30日の会見より)
福島第一原子力発電所20km圏内の海域における魚介類サンプリングの調査風景 (PDF 65.7KB)(3月30日公開)
福島第一原子力発電所20km圏内の海域における魚介類サンプリングの調査風景(動画69.0MB、3月30日公開)
撮影しているのは漁をする船に同行した監視船。2Fと広野火力発電所の間の沖合(20、21番地点)で実施(映像は21番)。船曳き網漁法なので、網を入れながらぐるりと一周してから網を引き揚げる。

海底土被覆工事、今日までに第1層の被覆が終了。明日、測量船で被服の厚さを確認する。測量船入域のため、シルトフェンスを開閉する。

3月21日に発生した芝生の火災の件で、原因と対策を消防署に報告。
福島第一原子力発電所5・6号機No.3軽油タンク周り(屋外)において平成24年3月21日に発生した火災の原因と対策について(82.4KB)
燃えた範囲は目測で3m×3mと言っていたが、きちんとはかったところ5.0m×5.6mだった。

「超広角コンプトンカメラ」による放射性物質の可視化に向けた実証試験について(プレスリリース)
従来のガンマカメラと比べて広い視野と高い空間分解能があり、核種の識別も可能。JAXAが開発。実証実験に参加した。

明日の予定:3号機T/B地下たまり水移送を再開。


ニコ生
【3/29・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/29・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月28日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 112KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

格納容器内部調査が終了したので昨日27日に2号機格納容器への窒素ガス封入量を0から5m3/hへ増やしたので、格納容器圧力が増えてきている(11:00で
0.30kPa g15.28kPa g 4月14日訂正)。
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)(3月29日公開)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、1次系のフレキシブルホース交換と2次系ポンプ吸込みストレーナ交換等の作業が終了したので、16:35にプールの冷却を再開

水処理装置、SARRY、濃縮水貯槽タンクエリアでの漏えいのため26日から停止していたが、対策が終了したので09:20に起動、定常流量(40m3/h)に到達。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、濃縮水貯槽タンクエリアでの漏えいのため26日から停止していた。今日は所内電源工事のため停電、工事終了後14:32に起動、定常流量(19.1m3/h)に到達。

5、6号機で交流電源喪失時のための電源車配備に関する工事により、5号機の原子炉停止時冷却系を停止。このため原子炉の冷却が07:05-14:56に停止。停止時原子炉水温が32.3℃、冷却再開時水温が38.2℃。


その他

濃縮水貯槽タンクエリアH4での漏えいで、漏えい個所の周辺に堰と土のうを設置した。
淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水移送ラインからの漏えいに関する対策について(PDF 53.6KB)
追加サンプリングの結果。
濃縮水貯槽タンクエリアにおける水漏れ事象を受けた海水追加サンプリング箇所(PDF 71.1KB)(採取地点の地図)
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式) 濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水に関するサンプリング結果(PDF 14.3KB)(27日採取分の分析結果)
排水路は現在流れないようにしてあり、たまっている水の回収を考えたい。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第40報)
濃縮塩水受けタンクは、増設タンクの運用開始と地下水の流れ込みの減少で、6月下旬まで余裕がある見込み。

明日29日から、1F20km圏内海域で魚介類の調査を開始する。
福島第一原子力発電所より20km圏内海域での魚介類サンプリング調査の開始について(PDF 93.0KB)
いわき市漁協、相馬双葉漁協の協力で、刺網調査、底曵き網調査、船曵き網調査、プランクトン調査を実施していく。3ヶ月間やって、その結果を踏まえてその後の調査計画を決める。

中長期に冷温停止状態を維持することをはじめ、発電所の信頼性向上をはかるよう9項目について5月11日までに報告するよう、保安院から指示。
福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画の策定に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書の受領について

施設運営計画(その2)一部補正
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)の一部補正について

中長期対策会議 運営会議第4回
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況
2号機代替温度計設置の現場調査(3頁)線量調査(3月23日参照)の結果、ジェットポンプ計装B系(X40Cペネ)、SLC差圧検出(X51)、TIP(X35)を候補として選定。寸法計測等を実施する(TIP室については線量の低かった理由を評価してから実施)。
多核種除去設備(26頁)基礎試験結果を提出。γ核種(45核種)は検出限界値未満。全β核種では100万-1000万分の1まで低減。全α核種では検出限界未満。
固体廃棄物貯蔵庫内のドラム缶を移動する(43頁)3号機R/B上部のガレキは線量が高いので、撤去後は固体廃棄物貯蔵庫に保管する。このため、現在、固体廃棄物貯蔵庫内にあるドラム缶に入っている廃棄物を、グラウンド南側エリアに設置するジャバラハウスに移して保管する。
敷地内除染技術の適用性試験(51頁)免震重要棟から物揚場までの道路と法面で実施。
モニタリングポストの周辺環境改善対策(55頁)放射性物質放出を監視するために、除染、遮蔽などでモニタリングポストのバックグラウンドレベルを下げる作業を実施中。No.2、5、6は目標(10μGy/h)を達成。3、4、7、8は未達。
今月の追加的放出量の評価(56頁)1-3号機合計で0.1億Bq/h、敷地境界での被曝線量は0.02mSv/year。
医療体制(61頁)1F5、6号機緊急医療室とJビレッジ診療室で看護師4名を配置。
3、4号機R/B上部ガレキ撤去状況(64頁)
3号機使用済燃料プールのガレキ調査(67頁)4月上旬にクローラクレーンで水中カメラを下ろして、遠隔操作でプール内の調査を行う。
建屋間止水のための大型水槽試験(80頁)R/BとT/Bの間の配管貫通部の配管とスリーブのすきまを止水するためにグラウトを注入することを考えている。これの試験をたて8m×横5m×高さ4mの水槽で実施した。可塑性グラウトを注入、流水環境で止水できた。注入したグラウトはなだらか(20°程度)な斜面となり、積上り性はあまりない。硬化性は温度に依存する。重ね打では、打継ぎ面は密着性良好。
トーラス室調査今後の計画(96頁)R/B1階床貫通部から内視鏡等でトーラス室を見る。ロボットでトーラス室内部を調査。
雑固体廃棄物焼却設備の設置(100頁)タイベック等を減容するために、6号機北側に焼却施設(300kg/h、2基)を設置する。H25年1月着工、H26年稼働開始予定。


ニコ生
【3/28・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/28・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月27日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 106KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機格納容器内部調査(2回目)2日目。今日は線量調査。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内部調査(2回目)の 実績(線量測定)について(PDF 76.9KB)
作業時間は09:30-10:30。作業者は計35名、計画線量10mSv、最大被曝線量1.69mSv。格納容器内壁から50cmと1m離れたところで、最大で3m弱線量計を下ろして4ヵ所づつ測定。最低値31.1Sv/h、最高値72.9Sv/h。線源は底部にたまっている燃料デブリと、漂っている粒子状物質だと思う。内視鏡を一緒に入れていないので様子が分からないため、回収不能になると困るのでグレーチングの上までしか測らなかった。
2号機格納容器への窒素ガス封入、格納容器内部調査が終了したので12:10に0から5m3/hへ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日26日から停止中。濃縮水貯槽タンクエリアでの漏えいのため。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系のフレキシブルホース交換と2次系循環ポンプ吸込みストレーナ交換等のため、05:41に冷却を停止。明日28日まで作業の予定。停止時プール水温は約24℃。停止中の温度上昇率は0.5度/hの見込み。
4号機原子炉ウェルにヒドラジンを注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日26日の濃縮水貯槽タンクエリアでの漏えいのため、昨日から停止中。。
水処理装置、SARRY、同上の理由により昨日から停止中。


その他

昨日26日の2号機格納容器内部調査で撮影した動画を公開。
福島第一原子力発電所2号機格納容器内部調査(2回目) (1:27)(ダイジェスト版動画)
【動画】福島第一原子力発電所2号機格納容器内部調査(2回目)(約100分の全編はこちらから)

昨日26日の濃縮水貯槽タンクエリアH4での漏えいでの追加サンプリング等の分析結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水に関するサンプリング結果(PDF 25.0KB)
漏えい発見前に定例のサンプリングで昨日08:20に採取された1-4号機側放水口付近の海水でも全β核種が検出されている。沖合3kmでは検出限界未満。

R/B以外の建屋のダストサンプリング結果。
福島第一 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 25.2KB)
先月(2月28日)とほぼ同じ。

09:30頃、4号機R/Bカバー工事のための地盤整備作業で、地中埋設配管の撤去作業をしていたところ、配管より漏水を確認。その後、当該の配管(4号機変圧器防災配管、4号機変圧器で火災発生時に消火用水を供給する)はすでに隔離してあり、漏れたのはろ過水で配管内の残水であることを確認。

電源強化工事にともない、明日27日に水処理設備が停止する。現在、昨日26日の濃縮水貯槽タンクエリアでの漏えいのため停止しているが、停電のため制御装置も停止する。

1号機サブドレン水の放射能濃度が上昇しているが、サブドレン浄化試験で浄化装置を停止しているため。
タービン建屋付近のサブドレン水(PDF)

12:42頃、2F3、4号機サービス建屋内で放射能汚染が発生。1Fで水処理施設の処理水分析のために採取された水を多核種除去設備の実験用に1Fの水処理設備の処理水を(マチガイ3月29日訂正)20L入りポリタンに入れビニール袋でくるんだ物を分析のためサービス建屋に持ち込んだところ、中の水が机の上に漏れて管理区域外で汚染が発生。漏れた水は2.5cc、表面汚染密度は205.8Bq/cm2。また、ポリタンの運搬ルートのそって7ヵ所の汚染を確認。今後原因を調査、対策を検討、実施する。
福島第二原子力発電所3・4号機サービス建屋(非管理区域)における放射性物質による汚染の確認について(プレスリリース)
福島第二原子力発電所3・4号機サービス建屋(非管理区域)における放射性物質による汚染の確認について【続報】電所3・4号機サービス建屋(非管理区域)における放射性物質による汚染の確認について(プレスリリース)
福島第二原子力発電所3・4号機サービス建屋(非管理区域)における放射性物質による汚染の確認に関する経済産業省原子力安全・保安院からの報告徴収の受領について (プレスリリース)

モニタリングポストの機能検査を今日から実施している。今日はNo.1(10:11-11:30)と2(14:21−15:40)。明日はNo.3、4、5を予定。10:00、13:00、15:00からそれぞれ2時間程度。

明日の予定:2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング。


ニコ生
【3/27・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/27・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月26日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 92.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機圧力容器底部温度計(底部ヘッド上部 TE-2-3-69H2)が上昇している件。11:00で49.3℃、ほぼ安定している。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機格納容器内部調査(2回目)を実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査(2回目)の実績について(PDF 240KB)
作業時間は09:40-12:30、作業者計34名、最大被曝線量5.29mSv(計画線量10mSv)。
今日は、内視鏡による調査と温度測定。内部の水位はOP9000-10000mmと推定していたが、実測でOP6100mm(格納容器床面OP5480mmから約60cm)だった。水は透明で流れはなく、細粒の堆積物がたまっていた。物がなんなのかは今後サンプリング等で確認したい。水温は48.5-50.0℃。雰囲気温度は前回とほぼ変わらず44℃程度。圧力抑制室圧力と窒素ガス封入装置圧力の差圧で水位を推定していたが、圧力抑制室圧力計の値は以前ふらついていたこともあり信頼性は低いと考えており、この値の不確さにより推定が違っていたと考えている。水の深さは60cmと浅いが、格納容器内の雰囲気温度や圧力容器底部温度がおよそ40-50℃台であることから、燃料デブリはこの水深で冷やされていると思う。資料中の写真で東芝の人と一緒に写ってる筒がなんなのか気になってしかたない。
(写真)格納容器と圧力抑制室をつなぐベント管と水面の関係。ベント管を通じて格納容器から圧力抑制室へ水が流れていると考えている。
(以下27日の会見より)動画を公開。
福島第一原子力発電所2号機格納容器内部調査(2回目) (1:27)(ダイジェスト版動画)
【動画】福島第一原子力発電所2号機格納容器内部調査(2回目)(約100分の全編はこちらから)
常に映っている白い棒は一緒に入れている熱電対。黄色いのは格納容器内壁の防錆塗装が高温多湿環境で劣化しているもの。前回同様、雨のように水滴が落下しており、内壁の表面を水が流れるのが見える。水面下に入ると堆積物の舞い上がりが見える。水自体は透明。
格納容器底部に落下した燃料デブリの堆積高さをMAAP解析で評価して11月30日のワークショップで報告している(2011年11月30日を参照。MAAP解析とコアコンクリート反応の検討について(PDF619KB))。これによると2号機では堆積の高さは20-40cmであり、水深60cmで完全に水没していることになる。

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日から停止していたが10:10に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。濃縮水貯槽近くの漏えいのため水処理全体が停止するので、16:34に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中だったが、漏えいのためRO膜型淡水化装置が停止しているので、17:00に停止。
水処理装置、SARRY、同上で17:29に停止。

08:30頃、RO膜型淡水化装置から出て濃縮水貯槽へ至る配管(カナフレックスホース)で漏えいを発見。08:50頃に移送ポンプを停止して漏えいの停止を確認。漏えい個所の前後の弁を閉止。漏えいした水は付近(濃縮水貯槽タンクエリアH4)に漏出、一部は排水路へ流れ込んだ。1-4号機放水口付近の海水からそれまでNDだった全β核種が検出されたので、一般排水溝を通じて海へ流出したと判断。濃縮水貯槽の水位上昇が05:00ころ止まったことからこの時間に漏えいが発生したと推定、淡水化装置の出口流量と合わせて、漏えい量は約120m3、うち約80m3約80Lモウシワケナイ4月5日訂正が海へ出たと推定。周囲に漏出している分はバキュームカーで吸い取り濃縮水貯槽へ入れる予定。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水状況について(PDF 360KB)
1頁目左の写真。左右にのびる排水路の上をU字溝で渡してある。濃縮水は奥から手前へ流れている。カナフレックスホースに保温材を巻いて、ビニール養生してある。一番左のU字溝のなかのホースの、U字溝の真ん中あたりで漏えいが発生し、漏れた水は保温材とビニール養生の中を通って周辺に漏出した。
1頁目右の写真。画面下端に見えるのが排水路の壁面。その上に金属製の堰を設置してあるのが見える。12月の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいの後、堰の設置を進めていたが、排水路の反対側と、U字溝のあるあたりにはまだ設置されていなかった。
2頁目左の写真。漏出個所の保温材とビニール養生を切り開いたところ。右に見えるのが継手金具。これにホースを差して金属製の留め具で締め付ける。ここが完全にはずれていた。
2頁目右の写真。ホースに閉止板を取付けたところ。
3頁目の写真。H4エリアに漏れ出た水。
建屋内は漏えい検知機を設置しているが、屋外はパトロールのみ。今後は堰の設置を急ぐ、ITVを増設する、ホースをPE管へ交換するなどを検討する。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水による放射性物質を含む水の海への流出について(プレスリリース)
たまっている漏えい水、排水路上流側、排水路下流側、1-4号機側放水口付近の4ヵ所でサンプリング・分析を実施。漏れたのはRO膜型淡水化装置の処理後の水なので、Cs等は少ないが、全β核種は漏えい水で1.4×105Bq/cm3と多い。1-4号機側放水口付近では2.5×10-1Bq/cm3。(12月の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいの時の3分の1程度)。
福島第一原子力発電所タンクエリアにおける水漏れ事象を受けた海水追加調査位置図(PDF 112KB)
1Fと2Fの沖合3km地点を追加。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水による放射性物質を含む水の海への流出事象に関する指示文書の受領について(プレスリリース)
この件で保安院から指示文書を受領。漏えいした水を回収し、環境への影響評価をすること、原因究明と対策の策定と実施。


その他

4号機使用済燃料プールでホースの交換をおこなうため、明日から1日半、冷却を停止。停止中の温度上昇は約19度の見積り。

水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.1KB)
2月21日と3月20日採取分。

3月16日に話のあった魚介類調査の先行調査としての海底土調査の結果。
魚介類調査のための福島第一原子力発電所20km圏内海底土調査結果(PDF 265KB)
発電所の南側が北側に比べて濃くなっている。
さらに先行調査を追加
福島第一原子力発電所20km圏内海底土移行調査及びプランクトン調査位置図(PDF 186KB)
川から流入してくる土砂の海底土への影響を見るため、河口から沖合へと海底土のサンプリングを実施。また、プランクトンの調査を実施。サンプリングは22、23日に実施した。ゴミの分離、前処理等が必要なためプランクトン調査の結果には1ヶ月程度を要する。

今日の保安院の意見聴取会に提出した資料。
福島第一及び福島第二原子力発電所 東北地方太平洋沖地震に対する影響評価及び基準地震動Ssに対する耐震安全性評価に係る今後の進め方について(案)(PDF 13.5KB)
概略スケジュール(案)(PDF 13.6KB)
1Fおよび2Fの設備について、耐震安全性評価をおこなう(詳細は資料を参照)。これまで東北地方太平洋沖地震の地震動と基準地震動について主要7施設について評価をおこなってきたが、耐震Sクラスの設備についてもおこなう。

24日実施の緊急時演習の様子を公開。
福島第一原子力発電所 緊急時演習(動画)

15:30-16:09に2F2号機でERSSへの伝送が停止した。



ニコ生
【3/26・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/26・18:24開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月25日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(3月25日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年3月24日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 93.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機圧力容器底部温度計(底部ヘッド上部 TE-2-3-69H2)が上昇している件。17:00に50.8℃。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日から継続していたが09:27に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

1号機サブドレン水の放射能濃度が下がっているが、22日から実施のサブドレン浄化試験の影響。
タービン建屋付近のサブドレン水(PDF)

11:30-15:30に緊急時演習を実施した。東電社員約120名参加。
福島第一原子力発電所緊急時演習の状況(PDF 377KB)
福島第一原子力発電所 緊急時演習(動画、3月26日公開)

構内のガレキ飛散状況の調査を26-30日に行う。1-4号機中心からモニタリングポストNo.1-8の8方向へ向けて(500m以内は既にガレキの撤去を終わっているので、それより外側で)調査する。目視で確認し、線量計で測ってバックグラウンドよりも線量が高いものを飛散ガレキと認定、当日または後日回収する。

10:20頃、3号機R/Bガレキ撤去作業に従事する作業者が現場に到着後、防護マスクのフィルターが装着されていないことに気付き、休憩所に戻った。WBC測定、内部取込みなしと評価。


ニコ生
【3/24・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/24・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月23日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 85.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機圧力容器温度計の 計測値は本設の記録計から仮設のデジタルレコーダーに取込んでいるが、VESSEL DOWN COMMER 15˚(TE-263-69G1)の信号が入力されていると思っていた本設記録計の端子にVESSEL DOWN COMMER 130˚(TE-263-69G2)の信号が入力されていることが判明(詳細は資料を参照)。これにより、今まで VESSEL DOWN COMMER 15˚ だと思っていた計測値は 130˚ のものであったこ とがわかった。なお、130˚ の計測値は正しく取得されている。15˚ の温度計は平成13年の定期検査で故障が判明、記録計への接続を外してあったが、この情報が正しく管理されていなかった。この温度計は保安規定の監視対象 になっていたが、22日21:00より監視対象から除外した。また、2、3号機について同様のことがないことを確認した。
福島第一原子力発電所1号機圧力容器温度計の未接続について(PDF 19.6KB)

2号機圧力容器底部温度計(底部ヘッド上部 TE-2-3-69H2)が昨日から7度ほど上昇して現在約52℃で安定している。圧力容器底部の温度計は現在3台。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

21日実施のQuince2によるTIP室のダストサンプリング結果。
福島第一 ロボットによる空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 8.52KB)

2号機代替温度計設置のための線量調査を15、16、21、22日に実施。
福島第一原子力発電所2号機代替温度計設置のための現場調査結果(PDF 286KB)
候 補になっているジェットポンプ(JP)計装A系B系、SLC差圧検出、TIP、水位計装について調査をおこなった。図中、○に×の記号で示してあるところ は配管等の表面線量、その他は雰囲気線量。X-29B/Cペネから出てすぐの止め弁で1640mSv/hが計測されている。内部に高濃度の放射性物質があ るのではないか。
次回は、作業エリアの寸法確認(使用する治具が設置できるかどうかを見る)などを実施する。

1、2号機西側の高圧開閉所の外壁が一部壊れているので、明日から修理を開始する。

モニタリングポストNo.1-8の定期点検を25日から始める。バックグラウンドが高く通常の方法では校正できないので、外部の施設で校正した電離箱を用いておこなう。

昨日22日から1号機サブドレンの浄化試験をおこなっており、明日24日のサブドレン水の分析結果に影響が出ることが予想される。

明日24日に1Fで緊急時対応訓練を実施する。所員120名が参加予定。

明日の予定:3号機T/B地下たまり水移送を停止。


ニコ生
【3/23・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/23・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月22日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 88.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機原子炉注水量、15:00に給水系を4.7m3/hから4.5m3/hへ、炉心スプレー系を1.5m3/hから2.0m3/hへ調整。

2号機圧力容器底部温度計(圧力容器上部スカートジョイント部(昨日は圧力容器下部スカートジョイント部だったよ。どっち?) TE-2-3-69F3)が上昇している件。指示値の挙動が他の温度計と明らかに違うこと、抵抗値が増えている(9月で122Ω、3月13日で263Ω、判定基準内ではある←え?30%以上増えてるよ。温度計信頼性評価フローは3月2日参照)ことから、計器の不良と判断。保安規定の監視対象から外す。これで監視に使用しているのが14台、うち圧力容器底部が3台となった。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機格納容器への窒素ガス封入量を5m3/hから0へ変更(圧力容器への封入量は変更なし)。来週の格納容器内部調査の準備として格納容器内の圧力を下げるため。
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機使用済燃料プールへヒドラジンを2m3注入。
3号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

昨日21日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 10.9KB)

水処理週報(今週は火曜日が祝日だったので、今日提出)。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第39報)(プレスリリース)

昨日21日実施の代替温度計設置設置のための2号機R/B1階TIP室調査の結果(詳しくは21日参照)。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉建屋1階 TIP室調査結果(写真と動画へのリンク)

19-21日に実施したROVによる4号機使用済燃料プールのガレキ調査の結果。
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるガレキの調査映像(4分09秒)(動画)
チャンネルボックスの上部、ハンドルの下に、白いコンクリートの小さな破片と茶色い砂のようなものがたまっている。細かいガレキや砂のようなものは水中掃除機で吸い取る。←これ、白くて厚い層の上に茶色い薄い層があって、一部がくずれて下の白い層が見えてるように思うのは気のせいですか?
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるガレキの調査映像(0分34秒) (動画)
金属製の板状のガレキが落ちているが、燃料などに引っかかっているようなことはなさそうなので、つまみ上げる治具を使って回収できると思う。
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるライニングの確認映像(0分21秒) (動画)
ライナーの溶接線も見てきた。損傷は確認されず。
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるキャスクピットの調査映像(2分01秒) (動画)
キャスクピット内の制御棒。十字の板が制御棒、それを囲むように丸が4つ並んでいるのがフュエルサポート(丸い穴に燃料集合体の下端がはまる)、その下に制御棒案内管があって、この3つを一緒に取出してラックに入れてある。コンクリート片が落ちている。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プール内における透明度確認の結果について(PDF 21.6KB)
3月15日の事前調査で2月9日よりも透明度が落ちているということだったが、3月20日に2月9日と同じ調査(ひもに照明を付けて垂らし、どこまで見えるかをみる)を実施したところ、透明度は2月9日とほぼ同じであることが確認された(色目が違うのは9日が晴れ、20日が曇りと天気の違いで明るさが違うため)。15日は天気が悪かったせいで透明度が低く見えたのではないか。
今回の調査でも、燃料などに目立った損傷は確認されず。今後は、撮影した映像から詳細なガレキの分布地図を作り、ガレキ撤去計画を立てていく。

2号機格納容器内部調査(2回目)の計画
2号機原子炉格納容器内部調査(2回目) について(PDF 275KB)
26日:内視鏡で水面(水位)の確認、熱電対で水温測定。
27日:雰囲気線量測定。
前回と同じX53ペネから、前回(12m10m(3月26日訂正))より長い(20m)内視鏡・熱電対を挿入する。また、ガイドパイプを1mほど押し込めるようにして、格納容器壁から離れたところを見られるようにする。計画線量は1日あたり10mSv。

4号機R/Bカバー設置のための地盤改良工事の準備作業(重機の搬入、コンクリートミキサーの設置など)を明日から開始する。

核種分析のスペクトル生データ帳票の11月分を、本日より東電本店情報公開コーナーで公開。



ニコ生
【3/22・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/22・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月21日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 106KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇していた件。16日に窒素ガス封入量を増やした後低下傾向にあり、今日11:00で51.7℃。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ移送、昨日からおこなっていたが、09:48に停止。

2号機圧力容器底部温度で1点(圧力容器下部スカートジョイント部 TE-2-3-69F3)がこの1週間で20度ほど上昇している。計器不良の可能性があり、監視を継続している。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 10.9KB)(3月22日公開)
2号機代替温度計設置のために10:52-14:40にR/B1階TIP室の調査を実施した。Quince2と作業者8名。最大被曝線量は1.04mSv、Quince2の被曝線量は9.3mSv。
(以下22日の会見より)
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階TIP室調査結果(PDF 275KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉建屋1階 TIP室調査結果(写真・動画へのリンク)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉建屋1階 TIP室調査結果(7:30)(動画)
まずQuince2でTIP室入口の線量を測定。100mSv/hより低かったので、人がやってきてカギを開け、ドアを開放、固定してからQuince2が入室。TIP室内部の線量は2Sv/h2mSv/h(マチガイ、スミマセン)程度と低く、配管等の損傷も見られなかった。TIP(移動式炉心内計装、Traversing Incore Probe)からの温度計挿入は優先順位2位(1位はジェットポンプ計装系)。今回の結果を元にさらに具体化のための検討を進める。圧力容器まで貫通する配管(通常は窒素ガスで満たされている)なのに思ったほど線量が高くなく、このことについて評価する必要がある。
福島第一 ロボットによる空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 8.52KB)(3月23日公開)
TIP室内でダストサンプリングを実施。Csが10-3Bq/cm3のオーダーで検出された。現在の建屋内部の濃度として一般的な値。
TIPとは、炉内の中性子束密度を測定する計器を炉心周辺に出し入れして測定するもの。炉心に常設してある測定器は常に中性子にさらされ劣化していくので、TIPの劣化していない測定器を常設の測定器の近くへ移動させて測定し、値を比較することで常設の測定器の校正をする。



2号機T/B地下たまり水移送、昨日20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

4号機使用済燃料プールでROVによるガレキ調査を実施。ガレキの分布状況を確認した。燃料ラック、燃料本体に異常なし。この調査のため、09:46-12:01に冷却を停止。
(以下は22日の会見より。詳しくは22日を参照)
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるキャスクピットの調査映像(2分01秒) (3月22日公開、動画)

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRYフィルターの逆洗のため08:30に停止。作業終了後11:48に再起動、00:05に定常流量(42m3/h)に到達。


その他

11:20頃、5、6号機No.3軽油タンクの近くで泡消火設備の配管溶接作業中に、火花が散って周辺の芝生(3m×3m)が焼ける火災が発生した。作業者が水をかけて5分後に消火。不燃シートで作業個所を覆っていたが、風であおられた。12:13に浪江消防署に通報、13:13に消防署員によって鎮火が確認された。周辺のモニタリング値に影響なし。
福島第一原子力発電所5・6号機No.3軽油タンク周り(屋外)における火災の発生について (PDF 192KB)
並行して走っている配管をサポートに溶接していた。焼け跡は真っ黒というほどではない。
(お知らせ)福島第一原子力発電所5・6号機No.3軽油タンク周り(屋外)における火災の発生について(プレスリリース)
(お知らせ)福島第一原子力発電所5・6号機No.3軽油タンク周り(屋外)における火災の発生について(第2報)(プレスリリース)
(以下、22日の会見より)焼けた場所の線量率は火災後の測定で地上10cmの高さで20μSv/h、1mの高さで15μSv/h。この線量率だと3m×3mの領域に数100万BqのCsがあったと考えられるが、点々と焦げた程度だったので大量の巻上りはなかったと思う。

水処理週報は明日提出。昨日祝日だったので、今日データの取りまとめをしている。


ニコ生
【3/21・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/21・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月20日(火・春分の日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ移送開始。09:37より。

2号機T/B地下たまり水移送、18日から継続していたが09:48に停止。移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更して10:14に再開。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で18日からおこなっていたストレーナ改造工事が終了。13:01に冷却を再開。再開時プール水温は21.2℃。
3号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

4号機使用済燃料プールでROVによるガレキ調査を実施。このため、09:58-13:44に冷却を停止。
(以下は22日の会見より。詳しくは22日を参照)
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるガレキの調査映像(0分34秒) (動画、3月22日公開)
福島第一4号機 使用済燃料プール内における透明度確認(0分31秒)
(動画、3月22日公開)

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(3月20日 午後3時00分現在)(プレスリリース)

2012年3月19日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 99.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

南開閉所の運転開始にともない所内電源系の受電切替えを実施するため、以下の設備が停止:3号機原子炉監視計器(原子炉圧力容器各部温度)05:12-19:41(青旗作業)、4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置05:12-19:56、使用済燃料共用プールの冷却05:33-18:30。

1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。16日に窒素ガス封入量を増やして23:00に63.9℃で最高、その後低下傾向にあり、今日17:00で54.5℃。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の2次系のエアフィンクーラーを過冷却による凍結防止のために1月30日から停止していたが、13:32に起動した。

2号機原子炉注水量、09:45に給水系を2.5m3/hから3.0m3/hへ調整(炉心スプレー系は6.0m3/hで継続)。
2号機格納容器への窒素ガス封入量を10:33に10m3/hから5m3/hへ変更(圧力容器への封入量は変更なし)。来週予定の格納容器内部調査のため、格納容器内の圧力を減らす。
2号機使用済燃料プール、ヒドラジンを2m3注入。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日18日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日停止したが08:41に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

4号機使用済燃料プールでROVによるガレキ調査を今日から21日まで実施。調査実施中はプールの冷却を停止(水流がROVの操作の邪魔になるので)。
(以下22日の会見より。詳しくは22日を参照)
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるガレキの調査映像(4分09秒) (3月22日公開、動画)
福島第一4号機 使用済燃料プール内におけるライニングの確認映像(0分21秒) (3月22日公開、動画)

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

循環型海水浄化装置は16日から定期メンテナンスで停止しているが、海底土被覆工事と干渉するので、工事が終了するまで停止する。


その他

1、2号機T/B地下たまり水の核種分析結果。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.83KB)
1号機は3月11日採取、2号機は3月17日採取。2ヶ月に1回のペースで分析していく。前回は1、2号機が1月21日、3、4号機が2月13日。

主要3核種以外の分析結果
海水核種分析結果<沿岸及び沖合>(PDF、トリチウム、全α、全β、Sr。トリチウムは検出限界を130Bq/cm3から2.7Bq/cm3に下げた結果、南放水口で5.1Bq/cm3検出されている。告示濃度限度は60,000Bq/cm3

南側開閉所の運用開始にともなう作業で、明日20日に送電線側で切替え作業を実施。大熊線3号線を新福島変電所からダイレクトに引き込む。停電はしない。

2号機の温度計代替措置のための現場調査で、21日にQuince2で2号機R/B1階TIP室(移動式炉内監視装置操作室)内部の目視確認と雰囲気線量・温度・湿度の測定をする。入口の扉を人が開ける必要があるので、まずQuince2で入口周辺の線量をはかり、100mSv/h未満だったら人が開けてQuince2が中に入って調査をおこなう。100mSv/h以上だったら、いったん中断して方法を再検討する。

2月に実施された保安検査で、保安規定に定められた設備の保全計画および交換部品等のリストが一部策定されていなかったことが判明。原因と再発防止策を4月19日までに報告することを保安院から求められた。
福島第一原子力発電所における保安規定違反に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書の受領について(プレスリリース)

明日の予定:1号機T/B値かたまり水を2号機へ移送。2号機T/B地下たまり水移送、移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更。

ニコ生
【3/19・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/19・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月18日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続していたが09:37に停止。移送先をプロセス主建屋へ変更して10:13に再開。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で、ストレーナ改造工事(3月13日参照。2号機でも同じ工事をやった)のため09:38に冷却を停止。21日までの予定。冷却停止時プール水温は15.0℃、停止中の温度上昇は20℃の見積り。
3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続していたが10:00に停止。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(3月18日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

今日から日曜日は原則として会見なし。パラメータ表2種以外は状況についてのプレスリリースが唯一の情報。

2012年3月17日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF84.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。昨夜格納容器への窒素封入量を増やした後、緩やかに低下傾向にある。昨夜23:00で63.8℃、今日17:00で61.1℃。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が40.9℃、H3が41.3℃。
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機原子炉注水量、09:53に給水系を1.8m3/hから2.0m3/hへ、炉心スプレー系を5.6m3/hから5.0m3/hへ調整。
3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

電源停止作業にともない、11:00の2、3号機格納容器水素ガス濃度B系が欠測

1号機サブドレン水のCs濃度が上昇しているが、サブドレン浄化試験の準備として撹拌をしている影響。過去の変動範囲内。

あさっての予定:2号機格納容器内部調査2回目を3月下旬に実施するのに先立って、格納容器内の圧力を下げるために、19日に格納容器への窒素ガス封入量を10m3(N)/hから5m3(N)/hへ変更する。最終的には0まで下げる予定。
南側66kV開閉所運転開始の工事の関係で、19日に3、4号機の原子炉の監視設備の電源が停止するので、仮設電源を設けて対応するが、念のため計画的に運転上の制限の逸脱を宣言して作業に入る(青旗作業)。なお、仮設電源を設けて監視は継続する。(3月20日訂正)


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【3/17・18:00開始】東京電力 記者会見


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2012/3/17・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月16日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF87.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機S/C圧力計の指示値が昨日から変動している件で、当該圧力計を故障と判断。代替の圧力計2台のうち1台が監視対象として使用可能で、この圧力計に切替える。運転日誌は昨日15日23:00から、公表しているパラメータ表は今日05:00から。
1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件、昨日17:00で59.6℃、今日13:00、14:00、15:00で63.7℃、16:00、17:00で63.6℃。温度計の健全性は確認しており、実際に温度が上昇しているものと考えている。温度を下げるために窒素ガス封入量を増やすことを検討している。年末にも同様の事象が発生しているが、機序についてはまだよく分からない。外気温(封入する窒素ガスの温度)、気圧(格納容器から気体の漏れる量)などの影響もあると思う。(以下17日夕方の会見より)20:52に格納容器への窒素封入量を18m3/hから23m3/hへ変更。圧力容器への封入量はそのまま。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が40.9℃、H3が41.2℃。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、ストレーナ改造工事が終了、13:12にプール冷却を再開。再開時プール水温は24.9℃で10.8度上昇、外気温が低かったため予想(21度)ほど上昇しなかった。
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日15日から継続中。

4号機使用済燃料プールでROV(12日参照)による事前調査を実施(昨日15日を参照)。
福島第一4号機 使用済燃料プール内の調査映像について(動画)
画面の左右に見える気泡は、ROVを水中に入れた際にカメラのケースに付着したもの。途中、色目が変わるのは、2種類の照明を積んでいて切替えているため。赤い印が見えるのは、水平方向を確認するためにケースにマジックで書いたもの。昨日と同様に視界は1mほどで浮遊物がかなりある(濁りや浮遊物が何なのかはまだ分からない)が、ROVによるガレキ調査が可能であることを確認した。19日から3日間調査をおこなう予定。この調査でガレキのマップを作る。プールに水流があるとROVが使えないので、この間プールの冷却を停止する。

南側66kV開閉所の運転開始にともない所内電源系の受電切替えをおこなうため、キュリオンセシウム吸着装置を10:01に停止、切替え作業終了後14:55に起動、14:58に定常流量(19.8m3/h)に到達。同じく、SARRYを10:02に停止、14:32に起動、14:36に定常流量(42.6m3/h)に到達。同じく、アレバ除染装置が一時不待機状態にあった。


その他

14日実施の2、3号機R/B中地下階(トーラス室)調査で撮影した写真。
福島第一2,3号機 トーラス室事前調査について(2)

昨日15日実施の4号機使用済燃料プールの事前調査で撮影した動画。
福島第一4号機 使用済燃料プール内の調査映像について(動画)

昨日15日実施の4号機原子炉圧力容器底部の調査
福島第一4号機 原子炉ウェル底部の調査映像について(動画)
バルクヘッド(圧力容器と格納容器をつなぐところ)。ジャバラホースはシュラウド交換のために水を浄化する循環用のもの。少しガレキが見える。
福島第一4号機 原子炉底部におけるシュラウドサポートリングの調査映像について(動画)
交換のためにシュラウドを切断した面。シュラウドの奥に見える筒がジェットポンプのディフューザー。
福島第一4号機 原子炉底部における制御棒駆動機構(CRD)ハウジング上部の調査映像について(動画)
底部。丸い囲いがシュラウドサポート。内側に小さな丸が並んで見えるのは、制御棒駆動機構の入る案内管をとりはずしてふたをしてあるところ。ガレキが落ちているが、思ったより多くない。

魚介類の汚染状況を調査するにあたり、事前調査として海底土を細かく調べるためサンプリング地点を21ヵ所追加する。
魚介類調査のための福島第一原子力発電所20km 圏内海底土調査位置図(PDF125KB)
今日から着手して1週間でサンプリングを終了する予定。分析の結果を踏まえて、刺し網・底引き網調査の実施地点を決める。
魚介類調査のための福島第一原子力発電所20km圏内海底土調査結果(PDF 265KB)(3月26日公開)

2月16日-29日核種分析確報板
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(2月16日〜2月29日公表分)(PDF)
主要3核種以外の検出は、27日2号機R/B5階オペフロでのダスト分析。

来週から平日午前と日祝日夕方の会見を原則おこなわないことにする。重大なトラブル(炉注水の停止、汚染水の系外への流出、LCO逸脱、火災など)の際は速やかに対応する。また、保安院への報告書の提出が夜間の場合などは、翌日の午前の会見もありうる。ご理解ご協力をたまわりたい。

柏崎刈羽原子力発電所における長期停止中プラントの計測制御設備の保守管理不備に係る経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)

柏崎刈羽原子力発電所5号機における保安規定違反に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書の受領について(プレスリリース)

昨日予告されたとおり、プラントパラメータ表の様式が変更された。また、プラントの水位・圧力・温度のデータの公表の仕様も変更された。CSV形式で2011年12月19日以降の1時間ごとおよび6時間ごとのデータが公表されている。1時間ごとのほうは原子炉底部の温度計と注水量(給水系、炉心スプレー系)(1号機は希ガスモニターの135Xe濃度(A系B系)も)。



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【3/16・11:00開始】東京電力 記者会見
【3/16・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/3/16・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/16・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月15日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF100KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件、59℃あたりで1度程度変動している。ほぼ静定しているが引き続き推移を観察する。主蒸気逃し安全弁Aも上昇しているが、これも年末(2011年12月28日以降)の温度上昇のときと同じ。
1号機S/C圧力が05:00で0.128MPa absから11:00で0.320MPa abs へと突変している。以前にも同様のことがあり、経過観察中の計器。引き続き観察していく。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が40.4℃、H3が40.9℃。
2号機原子炉内温度監視の代替手段の設置(3月2日参照)に向けた調査を今日から21日にかけて実施する。R/B1、2階の計装ラック関係、計6ヵ所の現場調査(現地の状況、線量など)。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、ストレーナ改造工事で13日から冷却を停止中。
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、13日から停止していたが08:46から再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

4号機使用済燃料プールと原子炉底部の調査(3月12日参照)を実施。いずれも水中カメラをひもで下ろして観察した。使用済燃料プールで2月9日に実施した調査では視程が5mほどあったが、今日は1mほどしかなかった。このため、予定にはなかったが明日16日にROV(12日参照)を使って調査する。原子炉底部にはガレキなどがあることを確認した(動画の解説は16日を参照)。
福島第一4号機 使用済燃料プール内の調査映像について(動画、3月16日公開)
福島第一4号機 原子炉ウェル底部の調査映像について(動画、3月16日公開)
福島第一4号機 原子炉底部におけるシュラウドサポートリングの調査映像について(動画、3月16日公開)
福島第一4号機 原子炉底部における制御棒駆動機構(CRD)ハウジング上部の調査映像について(動画、3月16日公開)

4号機サブドレン浄化試験、仮設タンクを使った試験を今日から開始。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)が終了したので13:08に試運転を開始、14:40に定常流量(19.8m33/h)に到達し通常運転へ移行。
水処理装置、SARRY、運転中。


2011年12月18日に発見されたプロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の間のトレンチ(共用プールダクト)のたまり水の移送、昨日14日に開始して今日08:20に停止。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋、移送量は120m3


その他

昨日14日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.3KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

3号機R/B地下たまり水水位計の校正を7日と昨日14日におこなった結果、280-330mmほど実際より高い値を示していることが判明した。今日07:00のデータから-250mmの補正をする。

水盤を使った降下物測定結果。
敷地内外における降下物中の放射性物質の核種分析結果

港湾内の海水モニタリングで検出限界未満の結果が出てきているので検出限界値を5Bq/Lまで下げる。いままではCsで20-30Bq/Lだった。

明日からプラントパラメータ表の様式を一部変更する。保安規定で新たに監視を定めたパラメータを追加し、中央制御室線量と共用プール水温を削除。

明日の予定:2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、ストレーナ改造工事が終了して明日冷却を再開。外部電源強化工事のためキュリオンセシウム吸着装置とSARRYが停止。


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【3/15・11:00開始】東京電力 記者会見
【3/15・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/3/15・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/15・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月14日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF91.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件、昨日13日17:00から5度上昇して今日17:00で59.2度。12:00くらいから変化なし、ほぼ静定したと見ている。←これ公表してない温度計なの?←してないけど保安規定の監視対象になってる。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が39.7℃、H3が40.6℃。
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.3KB)(3月15日公開)
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置のストレーナ改造工事で昨日13日から冷却を停止中。17:00でプール水温17.4℃、外気温が低いこともあり、あまり上昇していない。
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機格納容器ガス管理システム、2月23日から調整運転を継続していたが、今日19:00に本格運転に以降。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日13日から停止中。

昨日13日に話のあった2、3号機R/B中地下階調査を実施。
福島第一2,3号機 トーラス室事前調査について(PDF151KB)
福島第一2,3号機 トーラス室事前調査について(2)(写真、3月16日公開)
2号機ではトーラス室の扉を開けて中を確認できたが、3号機では扉が変形して開けられなかった。爆発の影響だと思う。2号機トーラス室内の線量率は100-160mSv。作業者は6名、最大被曝線量は2号機の作業で2.87mSv、3号機で2.68mSv。動画も撮影している。温湿度は測定しなかった。
(以下15日午前の会見より)動画を公開。
福島第一原子力発電所2号機 トーラス室アクセス調査(動画)
北東コーナーと北西コーナーの両方に行ったが、映像は北西コーナーのほう。2号機トーラス室の中は相当湿度が高い状態。
福島第一原子力発電所3号機 トーラス室アクセス調査(動画)
トーラス室の扉は変形しているが、周囲にガレキは無く配管・機器等に目立った損傷は無い。トーラス室扉の変形が外に向かって、つまりトーラスのほうから押されるようにして膨らんでるのが謎。あと、アナログマさんのサイトに詳細な解説があるよ。建物や設備の位置関係とかが見てきたように詳しい。見てきたの?

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)は終了。明日から試運転。
水処理装置、SARRY、信頼性向上のための工事(3月2日-9日実施)で新設したプロセス主建屋からの移送ライン(以前は雑固体廃棄物減容処理建屋からしか処理する水を引き込めなかった)の健全性確認のため、08:09に停止。作業終了後、19:32に装置を再起動、19:39に定常流量(42m3/h)に到達。

2011年12月18日に発見されたプロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の間のトレンチ(共用プールダクト)のたまり水を雑固体廃棄物減容処理建屋へ15:35に移送開始。2011年12月23日にも移送(120m3)を実施している。

海底土被覆工事、今日から本格施行開始。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第38報)(プレスリリース)

今日、経産省主催の1-4号機廃止措置に向けた国際シンポジウムがあった。東電がおこなった説明の資料。
燃料デブリ取り出し準備に向けた現場の状況と技術的知見へのニーズ(PDF)
燃料デブリ取り出しに向けたロードマップと課題(炉内の燃料デブリ状況把握のための解析コード改良に係る研究計画等)(PDF)
放射性廃棄物処理・処分に関するロードマップと課題(PDF)

明日の予定:キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事後の試運転。3号機T/B地下たまり水移送再開。4号機使用済燃料プールガレキ調査の事前確認、原子炉底部ガレキ調査。


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【3/14・11:00開始】東京電力 記者会見
【3/14・18:00開始】東京電力 記者会見


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2012/3/14・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/14・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月13日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF109KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

昨日12日昼に1-3号機への窒素ガス注入が停止した後、1号機格納容器の温度計(HVH-12C SUPPLY AIR)で温度が12-13度上昇している。推移を監視中。2011年12月28日にも、窒素ガス封入量を変更した後に格納容器温度の変動があったが、その時と同じ温度計。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が39.5℃、H3が40.3℃。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で、1次系循環ポンプの吸込み圧が低下してポンプ入口のストレーナをフラッシングすることがあったが、これに対応するために、ストレーナを手動洗浄式に交換する(ストレーナを外してメッシュを洗浄する必要がなくなる)。あわせて、弁の点検、流量計内部の確認もおこなう。この工事のため、10:31にプールの冷却を停止。冷却再開は16日の予定。この間のプール水温上昇は約21度の見込み。今後、3号機でも実施する。
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続していたが、09:53に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)のため15日まで停止。
水処理装置、SARRY、運転中。

南側66kV開閉所の運転開始にともない、RO膜型淡水化装置、SARRYが一時停止。


その他

海底土被覆工事、試験施行の結果
福島第一原子力発電所取水路前面エリア海底土被覆工事現場試験施工状況および被覆状況について(PDF302KB)
1層目、2層目ともに10cm厚みで固化土により被覆できた。本格施行に移行する。

2、3号機R/B中地下階の調査を明日おこなう。
福島第一原子力発電所2号機および3号機における原子炉建屋中地下階の現場調査について(PDF34.5KB)
格納容器の水漏れ個所を封じる作業の第1歩として、R/B中地下階まで下りて周辺の状況を目視で確認、線量・ダスト濃度・温湿度の測定をおこなう。また、トーラス室への扉がどうなっているかも確認する。
R/B地下階の四隅には三角コーナーと呼ばれるスペースがあり、地下への階段はここにある。トーラス室は三角コーナーと壁で隔てられている。2人2班で計画線量10mSv。中地下階まで降りるのはロボットも含めて事故後初めて。ちなみにR/B地下たまり水の水位は、三角コーナーの階段が1階から地下へとらせん状に下りて行くところの階段の手すりの隙間から水位計をおろして測っている。

モニタリングポストの測定値に合わせて、1、2号機主排気筒(高さ95m)で観測された風向・風速のデータを14日00:00から公表する。いままでは西門のモニタリングカー(1月15日以降は10m高の気象観測計)で計測した風向・風速を掲載していたが、こちらも継続。


ニコ生
【3/13・11:00開始】​東京電力 記者会見
【3/13・18:00開始】​東京電力 記者会見

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2012/3/13・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/13・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月12日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF101KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

窒素供給装置(窒素ガス分離装置A)が停止して1-3号機への窒素ガス封入が停止しているのを11:47に確認。圧縮機のファンモーター過電流警報のため。12:09に待機中の予備機(窒素ガス分離装置B)を起動、12:19に窒素ガス封入を再開。この間、1-3号機の格納容器圧力と水素ガス濃度は有意な変動を確認せず。
(以下13日午前の会見より)電源系のエラーコードを確認したが異常なく、ダストフィルターの目詰まりが原因ではないか。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が42.3℃、H3が40.1℃。
2号機格納容器ガス管理システムの希ガスモニターの伝送ソフトウェア改修(A系が9日、B系が今日)が終了し、14:00より免震重要棟でのデータ採取を再開。B系は2月20日から、A系は21日から伝送が停止し、カメラによりモニターしていた。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)のため15日まで停止。
水処理装置、SARRY、運転中。

南側66kV開閉所で大熊線4号線を受電。大熊線4号線は地震以来、止まっていた。


その他

4号機のサブドレン浄化試験で、2号機と同様にゴミ等の影響で浄化がうまくできていないので、いったんくみ上げてゴミ等を分離してから浄化する方法に変更して明日13日から実施する予定。

4号機使用済燃料プールと原子炉ウェルのガレキ調査計画。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プール内ガレキ分布状況の調査について(PDF138KB)
2月9日に実施した透明度調査の続き。使用済燃料プールは自走式の水中カメラ(ROV、Remotely Operated Vehicle、重量15kg)で調査する。それから、使用済燃料プールから燃料を取出す際に使用するキャスクを置く場所(キャスクピット)に、現在、制御棒が置いてあるので、これを原子炉ウェルに移動することを検討中。このため、原子炉ウェル内の調査をする。こちらは水中カメラをひもで吊るしておこなう予定。原子炉ウェルは明日13日-15日、プールは19-21日に実施予定。

2月25日に発生したSARRY B系ろ過フィルターの弁溶接部付近からの漏えいで、3月2日に続いて調査結果がでた。
第二セシウム吸着装置(サリー)B系ろ過フィルター弁溶接部近傍からの漏えいに関する調査状況(続報)(PDF882KB)
配管の内側にはクラッド(水垢)などが付着しており、処理する水に含まれる塩化物イオンにより腐食の発生しやすい環境だった(ラインの先頭にあるので特にクラッドが付着しやすかったか)。また、微生物によるフィルターのつまりを防ぐために処理する水に次亜塩素酸ソーダを添加していたが、これも腐食を進展させた可能性がある。運用開始時(去年の8月)と比べて塩化物イオン濃度は下がってきており、初期の高い塩化物イオンの影響ではないか。対策として、残りのろ過フィルター(1A、2A、2B)も交換して、次亜塩素酸ソーダの添加は一時停止する。また、漏えい拡大防止のために配管部にシート養生を実施。今後、配管部等の健全性確認のための検査方法を検討する。

公表している事故時のプラントパラメータに欠落があったので。
東北地方太平洋沖地震発生当時の福島第一および福島第二原子力発電所のプラントデータの欠落等について(プレスリリース)

MAAP解析の結果。前回は12月22日
MAAPコードによる福島第一原子力発電所の事象進展解析について(PDF866KB)
MAAPコードによる炉心・格納容器の状態の推定(PDF3.46MB)
MAAPコードによる解析は今回でとりあえず終わり。炉心の挙動を完全に再現することはできなかった。これは、MAAPコードの限界によるものと考える(例えば、MAAPコードではS/C内の温度をひとつの値で扱うが、これを上下2層に分けるとより実際に近づくという報告がある)。今後は解析コードの高度化を図り、炉心状況の把握につとめていく。

1F1号機非常用復水器のドレン管の再循環回路への接続方法が、設置許可申請後から工事計画認可申請までの間に変わっていることについての調査結果。
福島第一原子力発電所1号機の原子炉設置許可申請書における非常用復水器の記載に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
結局のところ、いつどのようにして変更されたのかはわからなかった。なんだか気持ち悪いね。この手の漏れを防ぐのに何が足りないんだろうね。

KKのストレステストの報告書を再提出。誤りを訂正、あいまいな表現を見直し。結論に変更は無い。
柏崎刈羽原子力発電所1、7号機の安全性に関する総合評価(一次評価)結果に係る報告書の経済産業省原子力安全・保安院への再提出について(プレスリリース)


明日の予定:南側開閉所の運転開始に伴い電源系構成を変更。このため蒸発濃縮型淡水化装置が停止。


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【3/12・11:00開始】東京電力 記者会見
【3/12・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/3/12・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/12・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月11日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF92.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

10:00頃1号機T/B1階ヒータールーム西側の壁付近の天井から水漏れを発見。床面に5m×7mの水たまりがあり、近くの床ファンネル(地下のたまり水につながっている)へ流れ込んでいた。放射能濃度は134Csが1.1×101Bq/cm3137Csが1.7×101Bq/cm3。2階の天井上部の配管(ルーフドレン配管と推定される)が損傷・漏えいしており、ここから来ている。水は雨水もしくは雪解け水ではないか。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が41.2℃、H3が40.1℃。
2号機T/B地下たまり水移送、7日から継続していたが08:30に停止。移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋に変更して08:47に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)のため15日まで停止。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

事故発生から1年を迎えて
福島第一原子力発電所この1年〜安定化への取組みを中心に〜(PDF2.93MB)
担当者のインタビュー
福島第一原子力発電所 この一年〜現場社員の安定化への取り組みと今後について〜(PDF23.3KB)
福島第一原子力発電所 現場からの報告(動画へのリンク)


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【3/11・17:00開始】東京電力 記者会見

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2012/3/11・17:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月10日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF77.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が41.7℃、H3が40.1℃。
2号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、8日から停止していたが10:10に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)のため15日まで停止。
水処理装置、SARRY、信頼性向上工事(同上を参照)のため停止していたが、工事が終了したので17:00に起動、18:34に定常流量(42m3/h)に到達。


その他

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送、プロセス主建屋への移送を停止して雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を開始。キュリオンセシウム吸着装置でSMZベッセルを交換。


ニコ生
【3/10・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/10・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月9日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF84.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が41.7℃、H3が40.2℃。
2月20日発生した2号機格納容器ガス管理システムの希ガスモニターの伝送障害で、ソフトウェアの改修をおこなう。このため、今日はB系を停止する。明後日はA系で実施。
2号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

2号機と同様に3号機格納容器ガス管理システムの希ガスモニターの伝送系でソフトウェアの改修をおこなう。今日はB系で。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)のため15日まで停止。
水処理装置、SARRY、信頼性向上工事(同上を参照)のため停止中。工事は終了した。明日から試運転の予定。

循環型海水浄化装置、定期メンテナンスで停止。


その他

南側66kV開閉所の工事が終わって12日に運用開始する。
福島第一原子力発電所 南側66kV開閉所・所内電源系運転開始予定について(PDF254KB)

所内の環境が改善してきたので1Fで女性の放射線業務従事者の勤務を再開する。
福島第一原子力発電所における女性放射線業務従事者の従事範囲に係る運用の見直しについて(プレスリリース)
作業場所は免震重要棟、5/6号S/B、5/6号プラント(R/B、T/B、Rw/B)、休憩所。女性の線量限度(5mSv /3ヶ月)を超えないよう、管理値を実効線量4mSvとする。実際はトイレ、更衣室の準備が整ってから。

2月10日に保安院に提出した火災対策の報告書について具体駅な計画ができたので再度報告。
福島第一および福島第二原子力発電所周辺の大規模火災に備えた防火対策に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
発電所周辺は現在、警戒区域になっており人が住んでいないので、野火等の早期発見・消火のできないことが想定される。このため、周辺で発生した火事が発電所内に影響しないように、防火帯の設定(森林の伐採、下草刈り)、予防的散水、監視カメラ設置による火災の早期発見などの対策をとる。


1日実施の1号機R/Bカバーでのダストサンプリング結果。
福島第一 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF82.7KB)

7日実施の2号機R/Bブローアウトパネル開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF78.9KB)

1日実施の3号機R/B上部(原子炉上と機器ハッチ開口部)でのダストサンプリング結果。
福島第一 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF79.5KB)

2日実施の1号機格納容器ガス管理システムでのフィルターによるガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器 ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)

7日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの出口ガスサンプリングとフィルターによるガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器 ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF16.5KB)

1日実施の3号機格納容器ガス管理システムでの出口ガスサンプリングとフィルターによるガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器 ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF17.0KB)


柏崎刈羽原子力発電所における長期停止中プラントの計測制御設備の保守管理不備に関する指示文書の受領について(プレスリリース)


ニコ生
【3/9・11:00開始】東京電力 記者会見
【3/9・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/9・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/9・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月8日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF95.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング
実施。データ拡充のため。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が42.0℃、H3が40.3℃。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日7日から継続中。

3号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング
実施。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日7日から移送していたが10:01に停止。

4号機使用済燃料プール、ヒドラジンを2m3注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)のため15日まで停止。
水処理装置、SARRY、信頼性向上工事(同上を参照)のため10日まで停止。ベッセル2塔交換予定。


その他

昨日7日に実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.3KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

明日の予定:循環型海水浄化装置、定期メンテナンスで停止する。


ニコ生
【3/8・11:00開始】東京電力 記者会見
【3/8・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/8・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/8・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年3月7日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF84.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が42.4℃、H3が40.3℃。
2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリング実施。
福島第一 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(78.9KB)(3月9日公開)
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスとフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.3KB)(3月8日公開、入口生ガス)
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器 ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(16.5KB)(3月9日公開、出口ガス、フィルター)
2号機使用済燃料プール代替冷却装置の塩分除去装置が処理水受けタンク水位上昇の警報で昨日6日から停止している件。警報の原因は、プール水の浄化が進んで
装置に入る水と出てくる処理水のバランスが変わり、受けタンクの水の増えるペースが早くなったためRO膜ユニットで生成される処理水が増えて、処理水受けタンクへ入ってくる量が出て行く量を上回ったため。←理解できてませんでした。3月8日訂正。水位バランスの調整をして16:04に装置を再起動、問題ないことを確認して17:06から本格運転
2号機T/B地下たまり水移送、5日から停止していたが13:55に再開。プロセス主建屋へ。

3号機T/B地下たまり水移送、4日から停止していたが13:48に再開。プロセス主建屋へ。
3号機R/B地下たまり水の水位計指示値とT/B地下たまり水水位が乖離しているので、水位計の校正のためにR/Bの水位測定をする。2011年12月14日に同じような状況で3号機トレンチ立坑の水位計(水圧式)で校正をおこなっている。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、信頼性向上工事(2月27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)のため15日まで停止。
水処理装置、SARRY、信頼性向上工事(同上を参照)のため10日まで停止。


その他

施設運営計画(その2)(その3)改訂
福島第一原子力発電所1〜4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(その2)(改訂2)および(その3)(改訂)(プレスリリース)
その2の改訂個所
格納容器内の水位(2月現在)(1-57、1-90、91頁)1号機がOP.8,000mm、2号機がOP.9,000-10,000mm、3号機がOP.11,000-13,000mm。
覆土式一時保管施設の仕様(2-9、14頁)
使用済燃料プールからの燃料取出し(3-1頁以降)4号機に燃料取出し用カバー(3-12頁)を設置する。それ自体で自立する構造で、天井クレーンを内側に取り付け、プールと原子炉ウェルを覆う形。燃料取扱機支持用架構はR/Bに取付ける。燃料取扱機でプールに沈めたキャスクに燃料を移し、天井クレーンでキャスクを出し入れする。8月頃から燃料取出しカバーと附属の換気設備(3-96頁、作業環境改善のためのもの)の工事を開始。天井クレーン、燃料取出し機の設計はまだできていない。カバーや架構の耐震評価、燃料取扱機での燃料落下事故の評価、などなど。
その3の改訂個所
敷地境界での追加的年間被曝線量評価(4-59頁以降)伐採木の分を追加して最大11mSv(改定前は10mSv)。ガレキの覆土式一時保管施設などの対策により、24年末までにこれを1mSvまで低減したい(4-71頁)。
多核種除去設備と地下貯水槽(5-1頁以降)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第37報)

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 空気中のPu、Sr分析結果(PDF)
海水中の Pu 分析結果(敷地沖合15km上層はサンプリング量を100倍にして検出限界値を二桁下げた)(PDF)
福島第一原子力発電所 海水中のPu、Sr、トリチウム、全α、全β分析結果(PDF)
福島第一原子力発電所 サブドレンのPu、Sr、トリチウム、全α、全β分析結果(PDF)
福島第一原子力発電所 土壌中のPu、Sr分析結果(PDF)
海底土中の Am,Cm 分析結果(PDF)

2F1号機の格納容器内点検での線量率調査の結果。
福島第二原子力発電所2号機 線量当量率の測定結果について(PDF10.8KB)

「■お知らせ■本日(3/7)、「福島第一原子力発電所 この一年の振り返り」として、昨年発生した東北地方太平洋沖地震に伴う事故で起きた主要な出来事とともに、事故以来今日に至るまで弊社が行ってきた取り組みについて掲載いたしました。http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/review/index-j.html」TEPCO_Nuclearさんのtweet


ニコ生
【3/7・11:00開始】東京電力 記者会見
【3/7・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/3/7・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/3/7・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見