リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年3月31日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 147KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機格納容器温度計(TE-16-114B、実施計画関連温度計)の指示値が変動しており、状況確認を継続している。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、27日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日30日より運転中。
水処理装置、SARRY、25日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


福島給食センター
福島給食センターについて(PDF 947KB)
福島給食センターの開所・給食の試験提供の様子(動画)今日開所し、給食の試験提供を実施。4月中旬以降に運用開始予定。
温かい食事の提供による1Fの作業環境改善、給食センターの建設・運営に伴う雇用の創出、福島県産食材の使用・地域雇用による風評被害の払拭、を効果として期待。また、センターの運用を通じて地域住民の1Fの状況理解の促進などにつなげたい。

サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果(PDF 10.8KB)
サンプルタンクA、B、E、Fで12、13日に採取したものを、東電と第三者機関(三菱原子燃料株式会社)で分析。トリチウム以外はNDで運用目標を超えず。サンプルタンクは、浄化設備で処理した後の水を貯めるタンクで全8基。なんで今日、これが出てきたんだろ。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
2月の外部被曝線量の最大値は16.70mSv、平均値は0.81mSv(いずれもAPD値)。

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(2041年8月13日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月30日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 121KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機格納容器温度計(TE-16-114B、実施計画関連温度計)の指示値が変動しており、状況確認を継続している。指示値が上下している。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、27日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、28日より停止していたが14:30より運転中。
水処理装置、SARRY、25日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:23-16:03に一時貯留タンクGr3から排水を実施。排水量は1,428t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


昨日29日の道路脇側溝からの発煙の件。
福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について(PDF 1.57MB)
福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について(17時現在)(PDF 1.45MB)
29日21:26に発煙の停止を確認した後の時系列:21:29に双葉警察署から2名到着。21:45に公設消防が2名到着、現場で発煙のないことを確認。21:30頃に測定した現場周辺のダスト濃度は検出限界値(8.2×10-5Bq/cm3)未満。翌30日00:40頃、側溝を覆っている鉄板をどけて中を見たところ、側溝内のケーブル・ホース類が約5mの範囲で損傷(炭化)しているのを確認(2つ目の資料2頁左下に写真。側溝は溶接した鉄板でフタがしてある。これをグラインダーで切断してどけた。2頁右下に写真)。16:50に富岡消防署により本件が火災であると判断された。
ケーブル損傷個所を含む電源構成は資料3頁。ケーブルが損傷したのは水処理建屋の設備に給電している系統のA系(起動用変圧器M/C5SA-2)。現在、これをB系(所内共通M/C1B)に切替えて水処理建屋設備を使用できる状態になっている(5・6号機の負荷に影響はない)。5・6号機の起動用変圧器5SA-2において発生した地絡警報は、水処理メタクラ(A系)用電源ケーブルが損傷したことにより発生したものと推定(4月1日追記)
当該の側溝の中を通っているケーブル・ホース類は4頁。全部で9本あるうち、6本の損傷を確認。このうち、原子炉注水用ホースがあるが、非常用のラインは確保されておりLCO逸脱には該当しないと判断。これ、ろ過水を注水してた頃の炉注水ラインかな。今の炉注水の大循環ラインは、一本南側の道沿いを通ってるみたいだけど。


3号機R/B1階機器ハッチシールドプラグが移動している要因の推定
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋1階シールドプラグが移動している要因の推定について(調査結果)(PDF 734KB)
当該のシールドプラグが本来の位置から抜けていてスキマが生じているのは2012年4月19日に既報。その後、主蒸気隔離弁(MSIV)室からの漏水の件(2014年4月24日、5月15日参照)で規制庁へ報告した際に、このシールドプラグの移動について質問を受けた。格納容器内の水素爆発はなかったものと考えているが、その影響も排除せず、要因について調査をおこなった。
現在シールドプラグは、本来の位置から800mmほど手前に抜けた位置(手前側のでっぱりがほぼ抜けた状態。資料1頁右下図)にある。プラグの寸法等は2頁。完全に密閉するものではなく(1cmほどのスキマがある)、レールの上を車輪で転がす構造で、簡単に移動しうる。3号機と同型の5号機で調査をおこない、どれくらいの力でプラグが移動し始めるかを調べた結果、机上計算では40 - 340kgf、バネばかりで測定した結果は143±3kgfとなった。ここでは、プラグの動き出し荷重を340kgf(差圧として0.4 - 0.5kPa)とした。
プラグを動かした要因として、地震動、プラグ前後の差圧(D/W機器ハッチ部リーク、格納容器内水素爆発、建屋水素爆発の圧力伝搬(爆発の際にD/W鋼材とコンクリートのスキマを圧力波が伝搬し、プラグ前後に差圧が生じる))の4つを想定(6頁)。
地震動については、プラグを動かすことは可能だが、動いているのが確認されたのは3号機のみである。また、プラグの位置がちょうど手前のでっぱりが抜け切ったところにあり、スキマの拡大でそれまでかかっていた圧力が抜けて移動が停止したようにも考えられることから、地震よりは差圧が原因である可能性が高いと考える。
プラグ周辺(R/B1階北東エリア)では、格納容器内で爆発があったことを推定させるような大きな損傷は見られない(プラグのすぐ脇に置いてあった紙袋が、そのまま残っている。8頁)。また、周辺の線量は他のエリアと変わらず、プラグのスキマから高線量のガスが噴出したと思われるような高線量の場所は確認されていない(プラグを動かすレールで高線量が確認されているが、これはD/Wから漏えいした水の影響と考える。9頁)。これらのプラグ周辺の状況を考えると、格納容器内の爆発や機器ハッチ部のリークが原因である可能性も低く、建屋爆発の影響が一番可能性が高いと考える。
要するに、格納容器内で爆発がなくてもプラグは動きうることを示したということ?

今日、第8回原子力改革監視委員会があった。
2015/03/30(月) 「原子力改革監視委員会」記者会見(動画)
すべての放射線データを公開するという件(下記の情報公開に関する新たな仕組みのプレスを参照)について、数土会長から「社内取締役からは「データをなんでも出すというのは、紙爆弾による目くらましだ」と非難されないだろうか、という心配があったが、社外取締役からはむしろ「すべてのデータを出すことで、東電は物事を隠蔽する意思を持っていないということをはっきりさせるべきだ」という意見が出たため、今回の決定となった」という趣旨の発言あり。「隠蔽する意思を持っていない」ことなんて、どうやったって証明できないことなんだから、何をやってもはっきりなんてしないと思う。これは、信頼してもらうより仕方のないことなのであって、現状、信頼されていないのなら、信頼してもらえるまでひたすらにやるべきことをやるしかないんだと思う。なんか、目標設定が間違っていると思う。
原子力改革監視委員会から東京電力取締役会への答申(PDF)
福島第一原子力発電所K排水路情報公開問題に関する検証状況(PDF)
実務担当者以外に排水路出口水の分析データが存在することが伝わったのは、2014年11月25日のカンパニー運営会議(ここで、カンパニー内で幹部を含め広く共有された)。この際には、データの公表などについて「問いかける姿勢」を持つものはいなかった。12月初旬には復興本社、立地地域部および資源エネルギー庁ともデータが共有された。SC室、広報部は2015年2月23日の時点でデータの存在を共有していなかった。
2013年にT/B東側地下水による海洋汚染が明らかになった際の情報公開の失敗に対する反省から「放射性物質を測定する場合は、その計画段階から公表する。測定の計画策定段階であらかじめアクションレベルを設定し、それを超える場合は測定部署は直ちに管理責任者へ連絡、マネジメントを実施する」ということが定められた(2013年7月26日プレスリリース参照)。これを実行するために「分析工程調整会議」が設けられたが、これが実質的に機能していないことが判明した。
調査は今後も継続する。

「原子力安全改革プラン進捗報告(2014年度第4四半期)」について(プレスリリース)
「情報公開に関する新たな仕組みと組織のあり方」について(プレスリリース)
ジョン・クロフツ氏の常務執行役就任および原子力安全監視室の組織改編について(プレスリリース)
2015/03/30(月) 「原子力改革特別タスクフォース」記者会見(動画)



ニコ生
【3月30日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.30(月)17時30分 ~


2015年3月29日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、27日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日28日より停止中。
水処理装置、SARRY、25日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

20:35頃、免震重要棟から西側へ向かう道路脇の側溝から煙が出ているという連絡あり。20:39に双葉消防本部へ連絡、20:43に東電社員(火元確認者)が現場へ出向、20:46に自衛消防隊に出動要請。現場に到着した東電社員(防護本部員)によって20:57頃から消火器で初期消火を開始。21:01に東電社員(火元確認者)が現場へ到着し、側溝上に敷いてある鉄板の隙間より発煙があることを確認。21:26に発煙の停止を確認。
発煙との因果関係は不明だが、20:05頃に5・6号機にある起動用変圧器で地絡警報が発生。直ちに関連パラメータを確認したところ、電圧に異常がないことを確認。20:41に構内の水処理建屋(構内で使用するろ過水を作るための建屋。汚染水は扱っていない)へ供給している電源の遮断器を開放したところ、地絡警報は解除された。
構内のダストモニターおよびモニタリングポスト指示値に有意な変動はない(20:50現在)。現場周辺の雰囲気線量は5μSv/hで、通常時の値と同等。
福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について(報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 53.4KB)
東電、第三者機関のいずれに分析結果も運用目標を超えず。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。27日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 108KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月28日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日27日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日より運転していたが、吸着塔交換のため10:01に停止。
水処理装置、SARRY、25日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 153KB)
No.12のトリチウムは430Bq/L。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 92.0KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月27日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 101KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日より運転中。
水処理装置、SARRY、25日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第194報)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。25日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.09MB)

構内排水路出口の排水の分析結果(4日参照)。13-19日のデータを追加。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 391KB)

2014年11月13日に5号機原子炉冷却材浄化系(CUW)ポンプ(A)が過負荷トリップした件。その後、点検における外観目視の結果、CUWポンプ(A)のスラスト軸受にクラッド等を噛み込んだと思われる摺動痕を確認。このことから、スラスト軸受にクラッド等が混入したことにより、スラスト軸受の摺動抵抗が増加し、ポンプ運転時の電流が増加したため、過負荷トリップに至ったものと推定。今後、スラスト軸受の交換を行い、CUWポンプ(A)を復旧予定。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 12.9KB)

昨日の監視・評価検討会の資料で訂正。
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)K排水路に関する調査と今後の対応について 一部資料訂正<正誤表>(PDF 446KB)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の 変更認可申請について(プレスリリース)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月26日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、18日より停止していたが09:21-18:19に実施。移送先は1号機廃棄物処理建屋。

2号機T/B地下たまり水移送、23日より停止していたが10:14に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続していたが10:22に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、24日より運転中。
水処理装置、SARRY、昨日25日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

K排水路の水をC排水路へポンプでくみ上げることで、港湾外へ出ていたK排水路の排水出口を港湾内へ変更するための仮設ポンプの設置(3月4日参照)が今日、完了した。今後、試運転をおこった後にくみ上げを開始する。


その他


今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第16回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(1.56MB)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(5.79MB)
要員管理(8頁左)。2月の1日あたり作業員数は平均で7,135人(実績)。4月の想定は約6,890人。
【資料3-1】循環注水冷却(3.00MB)
2号機圧力容器底部温度計の挿入作業結果(通しで3頁)。12、13日に実施。最大被曝線量は12日が1.25mSv、13日が0.78mSv(計画線量はいずれも3.0mSv)。故障した温度計が引き抜けなかった原因について、モックアップ試験体で調査した結果、錆びたワイヤーガイドがL字配管のエルボー部でL字のまま変形固着しているのが原因と推定(7頁)。サビ除去により引抜き可となる見通しを得た。種々のサビ除去剤で引き抜き力の緩和について調査し、中性サビ除去剤を24時間×2回の浸漬で、200Nで引き抜けない状態が100N以下ので引き抜ける状態となることを確認(8頁)。
1号機格納容器温度上昇について(9頁)。2014年12月18-25日にかけて、一部の格納容器温度計(HVH温度計 TE-1625H、J、K)で緩やかな温度上昇を確認(大気圧の上昇に合わせて発生)。過去にも同様の事象が確認されており、大気圧の上昇するタイミングで発生しやすいことが分かっている。推定されるメカニズムは14頁(ペデスタル内のCRD配管近傍に熱源が存在し、熱伝達、熱伝導によりCRD配管周辺が加熱。大気圧の上昇時にPCVからのアウトリークが減少するため、ペデスタル外のCRD配管周辺の流れが滞りHVH温度計指示値が上昇すると推定。CRD配管周辺の流れが増加・安定すると、温度が高い領域が小さくなり、HVH温度計の指示値が安定する)。過去のデータからは、窒素ガス封入量が36Nm3/h以上あると温度上昇が起きていない。ジェットポンプ計装ラックラインを用いたRPVへの窒素封入整備が終了した段階で試験を今後検討(現在の封入量は30Nm3/h)。
1号機原子炉注水系の対応(21頁)。CS系の系統圧力上昇を確認したため、緊急用の注水点として現在窒素ガス封入ラインとして使用しているRVH系の使用を計画、代替の窒素ガス封入ラインとしてジェットポンプセンシングライン(JPSL)(以前はジェットポンプ(JP)計装ラックドレンラインといっていたやつ)で試験を実施し使用可能であることを確認している(2014年1月30日、8月27日参照)。その後の対応として、CS系分岐部からRVH系へ接続するラインのうち、T/B内のホース(SUSフレキ)は2014年6月23日に敷設済み。R/B内は線量が高いため、現場にホースを保管しているが敷設は行っていない。JPSLによる窒素ガス封入は、試験実施用のホースがそのままあり、多重化を目的にさらに1ラインを追加するために実施計画の変更を申請中。
CS系の系統圧力上昇は、当初(2013年9-12月)と比べて鈍化・安定しているが、今年度の上昇傾向が継続したとすると、2018年末頃にCS系の運用注水量(2.0m3/h)確保が困難になる見通し。今後も、圧力動向の継続監視をおこなう。恒久対策として新規注水点設置に向けた対応を検討していくが、万が一、必要な注水量が確保できなくなった際は、RVH系注水ラインへの切替による炉注水も考慮する(ただし、必要な炉注水量は低下していること、RVH系ラインを炉注水に用いた後に窒素封入ラインとして再使用することに懸念(液体→気体への切替)があることから、できる限りCS系での注水を継続する)。なお、1号機はFDW系(給水系。これは現在も使用中)単独で冷却していた実績があり、CS系ラインでの注水が不能となっても冷却機能(崩壊熱の除去)の維持は可能である。
他号機・他系統の圧力上昇傾向は1号機CS系と比べると軽微もしくは確認されていないが、現場の除染状況等も踏まえつつ、2、3号機についても新たな注水点設置を検討する。
【資料3-2】滞留水処理(9.61MB)
タンク建設進捗(通しで3頁)。26日現在の状況。
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表、6頁)
建屋内たまり水移送装置仮設ポンプ設置が必要な箇所の調査(通しで32頁)。地下水流入抑制対策により建屋周辺の地下水位を低下させる際に、建屋内たまり水水位を低下させる必要がある(建屋内たまり水水位が建屋周辺の地下水位より高くなると、建屋内たまり水が建屋外に漏えいする)。このために、建屋内たまり水移送ポンプと水位計を増強している(2014年6月16日参照)が、これらのポンプで移送できる区画と連通性がなく孤立しているたまり水については別途仮設ポンプを設置してたまり水を移送する必要がある。今回、14の区画(ポンプ設置箇所と区画されて連通性が不明であり、かつ、建屋の外側に通じる貫通部があるところ。34-37頁図の矢印のついている区画)を対象として調査を実施。水位を観測(水位計未設置の10カ所には水位計を設置)してT/B水位や近傍サブドレン水位と比較。また、たまり水を採取・分析してその結果から連通性を評価した。結果は39、40頁。連通性がないと評価された区画は今後準備が整い次第、水抜きを進めていく。42-52頁に各区画の詳細。
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(74頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、75頁)、地下水バイパス調査孔(79頁)、地下水バイパス揚水井(80頁)、排水路(81頁)、海水(82頁)。
【資料3-3】環境線量低減対策(56.2MB)
敷地内線量低減対策(通しで1頁)
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。地下水のくみ上げ量:観測孔No.0-3-2から1m3/日、1-2号機間ウェルポイントから10m3/日(2014年10月31日より50m3から削減)、2-3号機間ウェルポイントから50m3/日(2014年10月31日より4m3/日から増加)。地下水(9頁)、排水路(18頁)、海水(23頁)。
海側遮水壁設置工事の進捗(32頁)
港湾内海底土被覆工事進捗(33頁)。24日時点で71.3%完了。
敷地内の線量低減対策の進捗(38頁)。2014年度末の進捗状況。フェーシング、構内道路清掃・整備による成果。各エリアの線量の状況など。
1F構内への線量率モニターの設置(通しで34頁)。構内に線量率モニターを設置し、その場所の線量率がリアルタイムでわかるようにすることで安心感を醸成し、線量を意識することで作業中の被曝線量低減につなげる(2014年10月30日参照)。35頁に装置のイメージ図。測定範囲は0.1μSv/h - 100mSv/hで10分ごとにデータ更新。バッテリー(太陽電池パネル付き)またはAC電源で稼働。GPS機能付き。測定結果は無線で免震重要棟などに伝送して集約、大型ディスプレイで構内各地点の線量率が見られるようにする(37頁)。作業者が多く集まる場所(免震重要棟、休憩所、見学者ルートなど)を中心に70カ所に設置(3月末までに20カ所、9月末までに50カ所。設置予定場所は36頁)。
今月の追加的放出放射能量評価(128頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h以下(1号機0.008億Bq/h、2号機0.0007億Bq/h、3号機0.002億Bq/h、4号機0.0009億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/year以下と評価。評価の詳細(ダスト測定値、流量、建屋カバーの漏えい率など)つき。
【資料3-4】労働環境改善(1.84MB)
全面マスク着用省略可能エリア、一般作業服着用可能エリア(通しで1頁)
体感型の訓練の開始(3頁)。人身災害で1Fでの経験年数が1年未満の人が多く、新規入所者の危険予知能力向上が喫緊の課題。このため、新規入所者を対象として体感型の訓練施設を新事務棟近くに設置。準備のできた体感項目から3月末以降順次運用を開始する。H28年7月に新訓練施設が完成したら、こちらに統合する。体感項目(案)については7、8頁。
福島給食センターの進捗(10頁)。31日に完成予定。センターは大熊町に建設。センターで調理済みの食事・食器を1Fに搬入、使用済みの食器をセンターに戻して洗浄する。4月中旬に新事務棟食堂スペースで給食開始予定(1000食/日)。大型休憩所への提供は6月上旬を予定。この給食は、暖かい食事を提供するだけでなく、防護マスクをつけて作業に臨んでいる作業者の方々がマスクなしに顔を付き合わせることのできる場として活用していただきたい、そのために提供する食事の値段についても利用が進むような設定ができるかどうか検討したい。
【資料3-5】使用済燃料プール対策(3.74MB)
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業(通しで4頁)。燃料取扱機のウォークウェイ等の撤去およびラック養生板敷設(北西側)を実施中。次は燃料取扱機本体の撤去。
3号機使用済燃料プールのプールゲートの状況(20頁)。水中カメラにより、プールゲート(G1)に燃料取扱機が接触している可能性を確認、また、G1ゲートがあるべき位置から若干ずれている可能性があることを確認した。
プールゲートは二重(G1とG2)に設置されており、G2は点検等で使用する予備(25頁)。G2は斜めにずれている(21頁)が、これは問題ない。3号機では現在、原子炉ウェルに水がなく、プール内の水圧がG1ゲートにかかってシール性が保たれている(プール水位の変化から、水漏れはないと判断している)。しかしながら、G1ゲート端とプール壁面の位置関係が若干ずれており(ゲートパッキン(25頁図)、プール壁面に正しく当たっていない可能性がある。24頁写真)。建屋が爆発した際に落下したガレキが当たって、位置がずれた、もしくは、ゲートが変形した可能性があると考える。
今後、燃料取扱機本体を撤去する際にG1ゲートに影響を与える可能性があるので、干渉の状況を調査し燃料取扱機本体撤去計画に反映する。また、G1ゲートのずれについても、ゲートのシール性に影響を及ぼす可能性があるので、詳細調査をおこない漏えいが発生する可能性等を検討し、必要に応じて対策を検討する。なお、ゲートから漏えいが発生した際は非常用補給水ラインによる注水も可能。また、プールゲートの深さまで水が抜けてしまった場合、プール内の燃料集合体の上部(燃料のある部分は上から数cm)が頭を出すが、大部分は水中にとどまる。
3号機飛散防止剤散布実績および予定(32頁)
1号機R/Bカバー解体工事(35頁)
3号機上部除染・遮へい工事(36頁)
【資料3-6】燃料デブリ取り出し準備(6.66MB)
1号機ペデスタル外側1階グレーチング上調査(B1調査)の現地実証試験(「原子炉格納容器内部調査技術の開発」)(16頁)。目的、位置づけ、調査項目、調査方法、作業概要など。モックアップでの検証(挿入・回収、グレーチング上の走行)。カメラ改良による視認性の向上。など。
【資料3-7】放射性廃棄物処理・処分(2.19MB)
構内で採取した建屋内ガレキ、立木、落葉および土壌の放射能分析(通しで12頁)。JAEAによるH26年度分の調査結果。廃棄物管理などに役立てる。
【資料4-1】リスク総点検の検討状況について(340KB)


政府事故調のヒアリング記録の公表(第6回)が今日26日よりおこなわれている。第1回は2014年9月11日、第2回は11月12日、第3回は12月25日、第4回は2015年1月29日、第5回は2月26日。


ニコ生
【3月26日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.26(木)18時30分 ~


2015年3月25日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、23日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止していたが10:07-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日24日より運転中。
水処理装置、SARRY、23日より停止していたが13:52より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。23日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは450Bq/L。また、No.11のトリチウムが900Bq/Lで過去最高。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。23日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 76.3KB)
上流側立坑の137Csは76,000Bq/L、下流側は6,900Bq/L。前回20日採取分では、上流側は81,000Bq/L、下流側は7,400Bq/L。

水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 9.86KB)

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は6日、2号機は4日、3号機は2日、4号機は10日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 52.9KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 46.5KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 48.4KB)
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 52.3KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 39.9KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 40.0KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 40.0KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 55.4KB)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 61.6KB)

No.3軽油タンクの点検を2014年10月30日より実施している(2014年10月29日参照)が、3月末に点検終了(軽油張り込み完了)予定だったところ、今般の安全点検および当該タンク上部にあるマンホールの修理作業(2月2日参照)を追加し工程を見直したことより、点検終了予定時期を5月に変更する。

今日、規制委の第33回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)K排水路に関する調査と今後の対応について(PDF 6.29MB)
汚染源調査の状況(7頁)。K排水路に流入する枝排水路の水をろ過する前と後で分析した結果(9頁)。汚染はイオン状、粒子状の両方が混在している。その他の枝排水路の分析結果(12頁)。建屋側の調査(31頁)。10頁に2号機大物搬入口屋上のたまり水の90Srの結果あり。全βが52000Bq/Lだったが、90Srは4.5Bq/L。134Csが6400Bq/L、137Csが23000Bq/Lで、90Srは全βの値にほとんど貢献していない。
排水路の清掃(H27年度分)(35頁)。排水路の清掃は、今後も継続して行っていく。
浄化材の設置(36頁)。ゼオライト土嚢、モール状吸着材(イオン状の放射性物質除去)のほかに、粒子状のものを除去するためのろ過装置の設置を検討中。
流量計測(51頁)。流量連続計測位置は52頁。流量が少ない場合は、水位計による堰の水位から流量の公式により算出。流量が多い場合は、水位計による水位(流積)と流速計による流速から算出。水位計は圧力式、流速計はドップラー式(56頁)。
自動採水(57頁)。自動採水器で毎日定刻に採取。
海洋への放射性物質の放出量評価(63頁)。A、C、K、物揚場各排水路からの放出量と護岸から開渠部への流出量について評価した。H26年度の流出量(核種ごと)は66頁。K排水路の総排出量は護岸からの流出量の1/10。他の排水路の総排出量はK排水路の数分の1程度。
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)K排水路に関する調査と今後の対応について 一部資料訂正<正誤表>(PDF 446KB)(3月27日公開)
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)福島第一原子力発電所リスク総点検の検討状況について(PDF 336KB)
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)B・C排水路側溝放射線モニタにおけるベータ濃度高高警報発生について(PDF 4.73MB)
警報発生時の構内作業状況(25頁)
流入した汚染水の特定(26頁)。側溝放射線モニター近傍で採取した水の組成比(90Sr/137Cs = 100 - 200)と類似している試料を抽出したところ、RO膜型淡水化装置の入口水が最も類似していることが判明(27頁)。
流入量・流入場所の評価(29頁)。排水路の流量は、警報発生時を含めてほぼ一定であることから、流入した水の量は少ない、すなわち、流入した汚染水は高濃度であると推定(RO膜型淡水化装置の入口水は106Bq/Lと高濃度)。流入が継続した時間は、側溝放射線モニター値の上昇の状況から約40分 - 1時間と推定。流入量は約400L未満(最大で10分間に40L)とし、RO膜型淡水化装置の入口水が排水路に流入したとして排水路での濃度を計算した結果、側溝放射線モニターの上流約10 - 50mの範囲で流入した場合に、側溝放射線モニターの実測値をよく再現することがわかった。
側溝放射線モニター周辺の排水路開口部(32頁)。モニター上流50mまでの範囲に3カ所の開口部がある。
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)廃炉作業に伴い追加的に上昇する敷地境界実効線量(評価値)の制限達成に向けた取り組みについて(PDF 1.20MB)
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)海水配管トレンチ汚染水対策工事の進捗について(PDF 1.50MB)
23日までの進捗(1頁)
今後の予定(5頁)。2号機立坑部は5月末に完了予定。3号機はトンネル部が4月上旬、立坑部が6月末までに完了予定。4号機は21日までにトンネル天井部打設が完了、27日に揚水試験の予定(4頁)。
2号機立坑水位変化(6頁)、凍結止水個所(立坑A、開削ダクト)の温度変化(7、8頁)。
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)陸側遮水壁閉合後の水位管理について(PDF 14.2MB)
凍土遮水壁閉合の手順(3頁)。複列施工個所の部分先行凍結→山側3辺閉合→海側閉合。山側3辺閉合前に海側遮水壁を閉合する方が、建屋海側でのたまり水ー地下水の水位差確保が容易。
凍土遮水壁閉合後の水位管理(4頁)。全体のイメージ。山側閉合以降をステップa、海側閉合以降をステップb、水位が一定になって以降をステップcとする。
地下水バイパス、サブドレンの運用(5頁)
ステップa、bの水位管理方法(6頁)
建屋たまり水移送装置(7頁)
地下水位の最大低下速度の想定(13頁)
建屋水位・地下水位の監視と管理方法(15頁)
建屋水位制御方法(16頁)。建屋水位は常時監視し、移送ポンプのon-offで水位を自動制御する。
ステップcの水位管理方法(17頁)
注水井の運用(20頁)。注水井の配置場所(21頁)。注水試験により、各注水井で10L/min以上の注水が可能であることを確認(25頁)。
凍土遮水壁、海側の効果(28頁)。迅速かつ確実な地下水位制御(31頁)、地下水位管理範囲の限定化(32頁)、1-4号機建屋への地下水流入量抑制(33頁)。
部分先行凍結の必要性と影響(35頁)
海側の海水配管トレンチ下部の施工(50頁)。1-3号機海水配管トレンチ下部を閉合しない場合とする場合を比べると、建屋周辺地下水位の上昇は10cm未満、建屋への地下水流入量は数m3/day程度の差しか生じない、という解析結果が得られた(56、57頁)。1-3号機海水配管トレンチ下部の施工には時間を要することが想定される(52頁)ので、当面はトレンチ下部の閉合はおこなわず、ここを除いた範囲を早期に閉合する。その後,海水配管トレンチ近傍で地下水位のモニタリングを実施し, 周辺地下水位との比較や建屋流入量への影響などを評価し,その結果を踏まえ海水配管トレンチ下部の施工時期を決める。
2月9日の検討会で、凍土遮水壁については「建屋海側は凍土遮水壁(海側)と海側遮水壁で遮水壁が二重になるけど一つでいいんじゃないか」「やらなくて済むものならやる必要はない」「サブドレンがあれば凍土遮水壁はそもそも必要ないのではないか」などという(今更それ?という感じの)意見が相次いだので、この点について説明する資料を東電が用意することになった(その時点で、東電としては当然に回答は持ち合わせていたのだけれど、根拠を示すための資料の準備がなかった)。その次の回(3月4日)にその資料は用意されたのだけれど、他の話があったため凍土遮水壁は議題にならず。それで、今回の説明となった。ところが、更田委員からは「海側遮水壁が閉じていることが説明の前提となっているけれど、実際には閉じていないのだから、説明がおかしい」という指摘があり、それに対して東電側の返答は「(2月9日に意見のあった)凍土遮水壁海側と海側遮水壁の関係について説明するために、このような形になっている」とのこと。そしたら、更田委員は「海側遮水壁を閉じる環境を早く作ることが決定的に大事だ(要するに、早いとこ漁協を説得しろということ)」とか言い出して。そんなこと、規制委に言われなくったって、みんなそう思ってるよ。そのためにどうしたらいいかという話をするならともかく、今それを指摘して得られる利益なんて、委員の「これを言いたい」欲求が満たされるぐらいなのではないか。
海側遮水壁の閉合には地下水ドレンの稼働が必要で、地下水ドレンの運用はサブドレンの運用と一緒にやることになっていて、これについて漁協の同意を得るべく長い期間をかけて積み重ねてきたものが、K排水路の排水の分析データが未公表だったことが2月24日に明らかになって全部ダメになってしまった。設備の準備(くみ上げた水の処理後の分析も)はもう出来ているのだけれど、当面、サブドレン・地下水ドレンの運用開始は見通せず、したがって海側遮水壁の閉合もいつになるかは分からないのが今の状況。
更田委員の言うことって、少しずつ移り変わっていて、まるでウェブで見かけるヌルヌル議論(主張したいことがあるのではなくて、負けないための議論)で、気持ち悪い。その都度の思いつきを発言するのが気持ち良いだけなんじゃないかって最近は思わないでもない。
(第33回特定原子力施設監視・評価検討会資料)H4タンクエリア内周堰からの堰内雨水漏えいおよび外周堰の雨水水位低下について(PDF 1.90MB)
以下は規制委のサイトから。
資料1 福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画における排水路を流れる水の実施計画上の整理について[原子力規制庁]【PDF:136KB】
規制委は敷地境界での追加的被曝線量を低減することをかねてより求めており(2012年11月7日に1Fが特定原子力施設に指定された際に「措置を講ずべき事項」として示された)、東電はこれを実現するべく計画的に対策を講じてきた。1Fより放出されるすべての放射性物質がこの規制の対象となるが、特に、廃炉作業にともなって発生する放射性廃棄物に起因する被曝については、これを年間1mSv未満とすることを要求している。
排水路(とくにK排水路)からの排水が比較的放射能濃度が高いことが明らかになってきたが、この排水に含まれる放射性部物質はCsが支配的でSrやトリチウム(これらは汚染水に多く含まれる)が少ないことから、汚染源としては発災時のフォールアウトが考えられる。したがって、排水路の水に含まれる放射性物質は「廃炉作業にともなって発生する放射性廃棄物」には該当せず、敷地境界での追加的被曝線量を年間1mSv未満にする際の規制の対象には含まれない、というのが規制委の見解である。
これは、廃炉作業にともなって発生する放射性廃棄物の管理をきちんと規制するためにおこなった考え方の整理である(排水路の水をこの規制対象に加えてしまうと、実際上は目標達成が困難であり、廃炉作業にともなって発生する放射性廃棄物について有効な規制ができなくなる恐れがあるため)。しかしながら、排水路からの排水も当然に低減されていくべきものであり、これを管理・規制するために、別途、必要かつ適切な方法(汚染状況や放出量の把握、放出量の低減対策、など)を確立して実行することを東電に求める。
と言うような話らしい。今までは、たとえばB・C排水路の上流でRO濃縮水の漏えいがあった際には、排水路の水には汚染水(=廃炉作業にともなって発生する放射性廃棄物)起源のものとフォールアウト起源のものの両方が含まれていたが、それらを区別するのは不可能なので一緒に「廃炉作業にともなって発生する放射性廃棄物」起源の汚染として扱っていた。それが、K排水路の場合は、あきらかに汚染はフォールアウト起源で、しかも今まで排水路で見られたような汚染濃度よりも高濃度の汚染があることが判明したので、今までとは違う規制の方法を導入するべきである、という考えみたい。という訳で、今年度末までに排水路の排水を液体廃棄物に含めて敷地境界線量1mSv未満の規制対象にするという方針(2014年2月19日参照)は撤回されたということ。


雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果

雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出について(プレスリリース)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月24日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日23日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、吸着塔交換のため昨日23日より停止していたが、11:05に運転再開。
水処理装置、SARRY、昨日23日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:09-15:58に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は1,459t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


21日の5・6号機開閉所西側付近道路脇の火災の件。
福島第一原子力発電所構内5・6号機西側道路脇の土手からの出火について(現場状況)(PDF 455KB)
ブレーキドラムと思われる破片、および、配管(損傷した部分?)の写真。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月23日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 139KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続していたが09:59に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転していたが吸着塔交換のため08:59に停止。
水処理装置、SARRY、2日より運転していたが吸着塔交換のため08:36に停止。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果。13日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.83KB)
東電、第三者機関のいずれの分析結果も運用目標を超えず。

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(2014年11月25日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
変更:
2.6 滞留水を貯留している(滞留している場合を含む)建屋(PDF 10.2MB)
凍土遮水壁の山側貫通部で、埋設物中のたまり水が漏えいした際の環境への影響評価を追加した(Ⅱ-2-6-添 14-77、通しで291頁)。山側の埋設物中のたまり水は放射能濃度が低く、漏えい個所から1mのところでの濃度がピークに達するまでの時間は137Csが25年、90Srが1200日、ピーク時の濃度は2Bq/Lと0.2Bq/Lで周辺のバックグラウンドレベルと同程度かそれ以下、という評価結果。ただし、貫通部ではそもそも漏えいが発生しないような工法で施工しており、今回の評価は仮に漏えいが発生した場合のものである。なお、山側の埋設物中のたまり水をどうするかは今後検討していく予定で、現在のところは回収等の具体的な予定はない。
補正:H1、H2エリアのフランジ型タンクの解体・撤去に伴い発生するガレキ類に関する記載の見直し(審査の進捗に伴う変更)。


ニコ生
【3月23日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.23(月)17時30分 ~


2015年3月22日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。20日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)
上流側立坑の137Csは81,000Bq/L、下流側は7,400Bq/L。前回18日採取分では、上流側は90,000Bq/L、下流側は7,200Bq/L。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月21日(土・春分の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

11:48頃、5・6号機開閉所西側付近の道路脇の土手から火が出ていると構内バスの運転手から連絡。
福島第一原子力発電所構内5,6号機西側道路脇の土手からの出火について(PDF 391KB)
上記資料写真の網かけしてないやつ→福島第一原子力発電所構内5・6号機西側道路脇の土手からの出火について(写真のリンク)
自衛消防隊および双葉消防本部による消火活動をおこない、12:24に鎮火を確認。1-6号機プラントデータ(炉注水流量、燃料プール水温、原子炉冷却状態等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動およびケガ人の発生は確認されていない。延焼範囲は約2m×10mおよび約2m×15mの2カ所。現場周辺の雰囲気線量は10μSv/h、空気中ダスト濃度は検出限界値(8.2×10-5Bq/cm3)未満。
場所は5・6号機開閉所へ通じる道路の両脇で、延焼範囲に配管・ケーブルが通っている。ケーブルは、5・6号機から免震重要棟へwebカメラ映像等およびモニタリングポストのデータを送信している通信ケーブル(2系統あるうちの1系統)だが、通信状態には異常ない。配管は、5・6号機で使用する生活用水配管、および、雨水処理設備で処理した雨水を移送するための配管で、そのうち生活用水配管の一部が損傷・漏えいしていたが、ビニールテープによる養生を実施し、漏えいは停止した。オレンジ色のはカナフレックスホースで、生活用水の配管はこれか。黒くてやや細いのは通信ケーブルを中に通しているカバー(エフレックス)と思われ。
火災の原因は調査中。車両の一部(損傷したブレーキ部品と思われる破片)が道路および延焼範囲に落ちており、火災発生の原因になった可能性が高いと考える。
福島第一原子力発電所5・6号機開閉所西側付近道路脇の土手からの出火について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所5・6号機開閉所西側付近道路脇の土手からの出火について(続報)(報道関係各位一斉メール)
(以下、23日の会見より)延焼場所に散乱していた車両の一部と思われる破片は20個ほど。中型または大型車両のブレーキドラムの一部とほぼ断定された。火災発生当時に当該道路を通行していた車両について問い合わせたが、異常があった車両は確認できず。今後、どの車両のものかを調査する。
損傷が確認された生活用水配管は、この破片が接触していた部分が溶けていることから、高温の破片が火災の原因ではないかと考えている。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 73.0KB)
No.12のトリチウムは470Bq/L。No.11はポンプ点検により採取せず。No.11は再び流量が低下したため清掃中(2月23日参照)。

H6エリアタンクからの漏えいの件(2014年2月20日参照)
福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける 水漏れに関するサンプリング結果について (H6エリア周辺)(PDF)
観測孔G-1のトリチウムが上昇した件(18日参照)。19日に改めて採取した分の結果は1,900Bq/L(前回17日採取分は3,400Bq/L)。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月20日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日19日より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第193報)(プレスリリース)

昨日19日の雨水移送ラインからの漏えい
Cエリア脇雨水移送ラインからの漏えいについて(PDF 647KB)
09:40頃、淡水化処理装置(たぶん、雨水処理設備の淡水化処理RO装置のこと)受入タンクのまわりに設置した堰の中に溜まった雨水をH5エリアに設置してある雨水用タンクへ移送していた耐圧ホースから水が漏えいしていることをパトロールが発見。移送ポンプを停止し09:50頃に漏えいはほぼ停止(09:55に完全停止を確認)。
その後の調査で、当該の移送作業は、本来はC東エリアの堰内雨水をH5エリア堰内に移送する予定だったのを、漏えいのあった移送ラインのポンプのスイッチを誤って操作したことが判明(電源のスイッチが同じ分電盤内にあった。資料2頁左下の写真)。漏えいしたラインは現在使用しておらず、移送ホースに割れ(移送ホースの軸方向に長さ約4cm)が発生していたため漏えいに至ったものと判断。
漏えい量は、移送量が約10m3であったこと、および、確認されたホースの割れから漏えいしたことを考慮すると、最大でも約10m3と推定。漏えい水が広がった範囲(CエリアとJ2エリアの間)は、19日の降雨の影響および漏えいした水が周辺の地面に浸透していることから不明であるが、付近には土側溝があり、その土側溝は海へ繋がる側溝に繋がっていないことから海への流出は無いと判断。漏えいした水は、10:31 - 11:05にパワープロベスターを使用し回収を終了(回収量は約9m3)。漏えい水の分析結果は、134Csと137CsがND、90Srが7Bq/L(これはたぶん簡易測定)であり、暫定排水基準(2013年10月15日参照)未満。

4日に公表した構内排水路出口の排水の分析結果で、6-12日のデータを追加。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 328KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日、2015年1月30日参照)。18日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)
上流側立坑の137Csは90,000Bq/L、下流側は7,200Bq/L。前回16日採取分では上流側は89,000Bq/L、下流側は6,200Bq/L。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.00MB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 13.0KB)

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(2014年3月31日提出分と2015年1月16日提出分)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
変更は、2、3号機海水配管トレンチ閉塞にともないトレンチ立坑の管理について変更する(立坑に関する部分を削除)、ということらしい。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月19日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日より停止していたが10:38に再開。移送先はプロセス主建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機使用済燃料プールの冷却を10:22に停止。燃料プール冷却浄化(FPC)系プール入口弁(G41-F042A)の分解点検をおこなうため。分解点検はFPC系を停止して実施するが、当該弁は使用済燃料プールの通常水位より低い位置に設置されおり点検のために隔離する弁がないことから、点検可能な位置までプール水位を低下させてから作業を実施する。このため、運転上の制限「オーバーフロー水位付近にあること」(実施計画「III 特定原子炉施設の保安」第2編第55条の表55-1で定める「使用済燃料プールの水位」)を満足出来ない状態となることから、「予防保全を目的とした保全作業を実施する場合」(実施計画第2編第74条第1項)を適用し、10:07に計画的に運転上の制限外に移行した。
なお、冷却停止時のプール水温は18.0℃、停止時のプール水温上昇率は 0.269度/h、プール水温上昇は最大で約7度の見込み(運転上の制限値は65℃)。点検作業中は、プール水温度および水位を常時監視しながら作業を実施する。
この点検作業は、6号機FPC系プール入口弁(G41-F042B)からの漏えい(2014年7月11日、2015年2月19日参照)の水平展開を目的として、類似弁を点検するもの。
(以下、20日の会見資料より)16:40に作業終了、点検結果は異常なし。その後、使用済燃料プールの水位を上げ、オーバーフロー水位付近に達したことを確認した上で22:38にFPC系を起動、運転状態および分解点検を実施した当該弁に漏えい等の異常がないことを確認した。23:05に「予防保全を目的とした保全作業を実施する場合」(実施計画第2編第74条第1項)の適用を解除。冷却再開後のプール水温は19.4℃(運転上の制限値は65℃)。
6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、フィルター交換のため16日より停止していたが、作業が終了し今日19日10:33に起動、10:37に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

09:40頃、雨水受けタンクの周囲に設けてある堰の中の雨水を、中のタンクに移送する作業において、配管から漏えいしているのをパトロールが発見。移送を停止して漏えいは止まっている。タンクの中の水を分析中。詳細は20日を参照。


その他


H4エリア外周堰から雨水が漏えいした件(3月10日参照)
福島第一原子力発電所H4エリア外周堰内の雨水水位低下の原因と対策ついて(PDF 2.58MB)
外周堰からの水の流出が確認された2カ所のうちH4北エリア東側のところで、土堰堤を覆っている被覆材の一部がはがれているのを確認した。また、外周堰内の側溝と基礎部との接合部で気泡が発生していた3カ所のうち、H4エリア南側で側溝と周辺のモルタルの間などにスキマが生じていた。これらの防水のスキマから雨水が流出して外周堰内の雨水の水位が低下したものと考える(側溝脇からの気泡は、タンク基礎下の砕石部にたまっている空気が出てきたものと推察)。
外周堰内の雨水で全β放射能濃度が高い(3ページの地図の③、8,300Bq/L)原因としては、外周堰の西側に確認された高線量個所(12日参照)に降った雨が、外周堰内の被覆材の背面に流れて側溝脇の被覆端部から堰内に流入、もしくは、外周堰の低くなったところを乗り越えて堰内に流入したもの、と推定(6頁)。この高線量個所は2012年3月にRO濃縮水の移送配管から漏えいが発生しており、その後に汚染土壌の回収をしているがそれが不十分であった。また、全β放射能濃度がやや高い①と②も過去にRO濃縮水の漏えいが発生している場所(2013年8月のH4タンク漏えいおよび2012年3月の移送配管からの漏えい)。
今後の対策:H4外周堰の対策として、被覆材のはがれと側溝脇のスキマの補修(10頁に写真。16日に完了)、その他の場所の被覆材と側溝脇のスキマの点検補修、再汚染防止対策として外周堰内の全面被覆(吹き付け)を実施する。β核種で汚染された土壌の大規模回収は支障物などのため困難(11頁)なので、タンクリプレースに合わせて実施する。当面の対策として、汚染された土壌の区画とシート掛け(完了)、汚染土壌の人力回収及びカバーの設置、外周堰西側の雨水浸透防止のためのフェーシングを実施する(11、12頁)。H4エリア以外のタンクエリアでは、被覆や側溝脇スキマなどの点検・補修をおこなう。
H4外周堰内の雨水は、今回の対策完了後に水質を調査し、B・C排水路内の水と比べて同程度であることを確認の上、外周堰の開運用を再開する。また、過去にタンクから漏えいがあったB南、H6エリアでも排水ピット付近で採水・分析をおこない、B・C排水路内の水と比べて有意な差が認められない場合は、外周堰の開運用を継続する。10日にH4外周堰内の雨水水位低下が確認された際には、たまっている雨水をH4北エリア内へ移送しているので、現状ではここの外周堰内の雨水はタンクエリア雨水と同じ扱いをしているみたい(雨水受けタンクへ移送ののち暫定廃水基準を満たさないものは雨水処理設備で処理して構内散水する)。

ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験(2014年12月25日、2015年2月9日参照)の結果速報。
原子炉内燃料デブリ検知技術の開発1号機測定結果速報(PDF 4.43MB)
設計画像と測定値比較によるデブリ位置推定(GIF)
測定器を1号機R/Bの北側と北西側に2台設置して2月12日に測定を開始、3月10日までの26日間のデータで評価を実施。
3頁の図1は、原子炉が健全である場合に測定器1(北西側)で得られるであろう測定画像のイメージを設計図面をもとに作成したもの(ミュオンをよく吸収する高吸収体があると、そこが黒い影になる)。格納容器や圧力容器などの構造が黒く写る。圧力容器の中央やや下に四角く見えるのが燃料。4頁が実際に取得された画像。図1と比較して圧力容器や格納容器などが見えているのがわかる(5、7頁)。圧力容器とその周りの生体遮蔽の厚みがおよそ1mであり、それが見えていることから、1m程度の精度はある。画像の周辺部は中央部に比べてデータが少なく、よく見えていない(データをさらに蓄積することで周辺部も見えてくる可能性あり)。圧力容器下部から下は、今のところはっきりした画像は取得できていない(燃料があると想定される格納容器底部は、測定器の設置場所より下になるのでもともと見ることができない)。
測定器2(北側)で取得した画像には原子炉内に薄い影が見えるが、測定器1の画像では炉内に影は全く見えない(8頁)。3次元評価では炉心の高さ断面で高吸収体の交点がないことから、この影は燃料が見えているのではないと評価(測定器2で見えているのが何かはまだわからない)。また、使用済燃料プール内に燃料があると推定される。3次元評価っていうの、理屈がさっぱりわからん。
以上をまとめると、大きな構造物が確認できた、炉心の位置には1m以上の大きさの燃料は確認できない、炉心部に水はたまっていない可能性が高い(水も吸収体であり、あれば影が見えるはず)。この結果は、過去に推定した原子炉・格納容器の状態(2011年11月30日参照)と一致している(このことは、過去の推定が正しかったことを示す)。統計的な処理を可能とするため、さらにデータを蓄積する。
今回の結果を踏まえて、今後のデブリ取り出しに向けた調査を計画していく。今後1号機で予定されている格納容器内部調査の計画は12頁。X100BペネおよびX6ぺネからカメラやロボットを使ってペデスタル地下階の調査(B1(2015年4月予定)→B2(2015ー16年)→B3(2016-17年))を実施する。
2号機では今年10月より測定を予定していたが、1月の安全点検に伴う作業停止で予定が遅れ、2015年度中の実施予定に変更になっている。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所 陸側遮水壁 凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 91.7KB)

H4北エリアタンクからの漏えいの件(2013年8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける 水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)(PDF)
E-9、E-11、E-12の監視を強化していた(11日参照)が、その後のモニタリングで有意な変動が見られないので、18日採取分をもって通常の監視頻度に戻す。



ニコ生
【3月19日】東京電力 記者会見 生中継&原子力防災訓練 プレス公開《収録放送》
1:45:58過ぎから18日にあった防災訓練での「本店非常災害対策室」の様子。1:56:10過ぎにマキネコさん確認。お元気そうでなにより。そういえば、最近、のび太くんらしき人が規制委の監視評価検討会にいる。

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.19(木)17時30分 ~


2015年3月18日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 99.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止していたが06:25-18:28に実施。移送先は1号機廃棄物処理建屋。

2号機海水配管トレンチ閉塞工事、充填作業に伴い立坑のたまり水水位上昇が予想されるため、10:04に立坑Aと立坑Dのたまり水を2号機T/B地下へ移送開始。
(以下、20日の会見資料より)12:06に移送を停止。
2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、16日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、16日より停止中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:16-15:51に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1,395t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。16日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは460Bq/L。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。16日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 76.3KB)
上流側の137Csは89,000Bq/L。前回13日採取分は84,000Bq/Lでほぼ変化なし。

H6エリアタンクからの漏えいの件(2014年2月20日参照)
福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける 水漏れに関するサンプリング結果について (H6エリア周辺)(PDF)
17日採取の観測孔G-1のトリチウムが3,400Bq/Lで前回(10日採取、200Bq/L)より上昇。明日改めて採取・分析する。
福島第一原子力発電所におけるH6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリングの上昇について(報道関係各位一斉メール)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)

実施計画の変更認可申請(2014年10月30日提出)が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について(プレスリリース)
H1エリアのブルータンク(横置き型タンク)撤去の件らしい。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月17日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 107KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日16日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日16日より停止中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


11日に5号機残留熱除去系(RHR)(A)で、RHRポンプ(A)の圧力抑制室側吸込弁(MO-10-13C)を開いた際に「RHR A 電動弁過負荷」の警報が発生し、当該弁が過負荷トリップした件。昨日16日の点検でこの弁を手動で開閉したところ、問題なく動作した。その後の電動による開閉試験でも事象が再現せず異常ないことを確認。これらのことから、弁体シート部の一時的な摺動抵抗増加等が原因であると推定。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。7日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.83KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 8.08KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 16.9KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

「東京電力福島第一原子力発電所廃炉事業の協力に関する基本協定」の締結について(プレスリリース)
日本原子力発電株式会社と「東京電力福島第一原子力発電所廃炉事業の協力に関する基本協定」を締結。

今日、第15回汚染水処理対策委員会があった。
【資料1】福島第一原子力発電所の最近の状況(2.27MB)
【資料2-1】汚染水対策の進捗状況及びリスクマップ(3.33MB)
【資料2-2】福島第一原子力発電所のリスクの総点検について(228KB)
【資料3】第3回 IAEA廃炉レビューミッションについて(424KB)
【資料4-1】陸側遮水壁タスクフォースにおける検討状況について(11.8MB)
【資料4-2】高性能多核種除去設備タスクフォースにおける検討状況について(765KB)
【資料4-3】トリチウム水タスクフォースにおける検討状況について(603KB)
【資料5-1】「汚染水処理対策技術検証事業」進捗状況について(553KB)
【資料5-2】汚染水処理対策技術検証事業(トリチウム分離技術検証試験事業)追加公募の採択事業者の決定 (8.76KB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月16日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 16.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体工事にむけて準備作業を開始した。
1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、13日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、11日より運転していたが10:01より停止中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(訂正版)(PDF 224KB)
観測孔No.1-8とNo.1-11でCsが上昇。

1月の死亡災害(1月20日参照)を受けて安全点検を行うために約2週間作業を停止したが、その後に各作業の工程見直しをした結果がまとまった。
主な対策の工程(第19回廃炉・汚染水対策現地調整会議資料抜粋)(PDF 12.1KB)
全体に、半月から約1ヶ月程度スライドした。遅れとは言わないのね。
汚染水の全量処理:タンクにある約60万tのうち一部(海水成分の多い分約2万t)を除いて5月末までに完了。
海水配管トレンチの汚染水除去:6月完了。
凍土遮水壁の凍結開始:4月(先行凍結部分)。
大型休憩所・給食センター:給食センターは3月、大型休憩所は5月完成(給食は新事務棟で4月より開始)。などなど。

汚染水全量処理の見通しについて。
汚染水浄化処理について(第19回廃炉・汚染水対策現地調整会議資料抜粋)(PDF 20.0KB)
今年度末までに汚染水の全量処理を目指していた(2013年9月19日参照)が、実現困難な見通しとなったことを1月23日に報告。その際に、3月中旬までに新たな完了時期について示すこととしていた。
RO濃縮水の処理は、一部(海水成分の多いもの2万t(処理水全体の3%、資料参照))を除いて5月末までに完了する。なお、このほかに処理の終わったタンクの残水(タンク内の水を移送する配管の高さより下にある分は通常の移送方法では取り出せない)が約2万tあるが、この分はタンクの解体時にくみ出して処理を行う(RO濃縮水を貯留するフランジ型タンクは漏えいの恐れがあるため、中のRO濃縮水を処理した後は解体することになっている。2014年11月25日参照)。Sr処理水、および、既設多核種除去設備のトラブルで浄化性能が低下した際の処理水(2014年3月18、19日参照)については、多核種除去設備で再処理をおこなう。また、現在、告示濃度限度を十分に下回らない4核種が処理水に含まれている(2013年5月17日参照)が、これについてはALPS処理水(いわゆるトリチウム水)の最終処分の方法の検討にあわせて再処理を検討する(この4核種を除去する対策は検討が済んでいる(2014年9月22日参照)が、これを実際に行うと吸着塔の交換が頻回になり処理能力が低下することが予想されること、および、対策のための工事期間中は処理が停止することから、RO濃縮水の処理を進めてリスク低減を図ることを優先して、既設/増設多核種除去設備での4核種除去の対応は延期された。2014年7月31日、12月19日参照)
3月末までにはRO濃縮水の約8割の処理が終わる予定で、タンクに起因する敷地境界での実効線量(2014年2月19日参照)は1mSv/yearを達成する見通し。
海水成分の多いRO濃縮水はCaやMgを多く含むため、多核種除去設備(既設/増設)の炭酸塩沈殿処理においてフィルター(クロスフローフィルター)が詰まりやすいため、定格流量で処理を進めるのが難しい。最後に残る3%の分は特に海水成分の多い分で、処理にはさらに数カ月を要する見込み。
セシウム吸着装置(キュリオン/SARRY)では現在、Sr除去も行っている(1月19日参照)ので、セシウム吸着装置の処理水はSr処理水となり、その後に多核種除去設備で処理をおこなう。今後、建屋への地下水流入量抑制対策(地下水バイパス、凍土遮水壁など)により汚染水の発生は抑制される見込みだが、発生量について定量的な見通しは立っていない。
以上のように、海水成分の多いRO濃縮水の処理に要する時間や汚染水発生量などに不確定要素があるため、Sr処理水を含めた全量処理がいつ完了するか、今のことろはわからない。
資料右上の処理水の割合のグラフで、それぞれの種別の量は、H27.3.12現在のRO濃縮水が15.6万t(3月13日の水処理週報では16.6万tになっているが、このうち1万tがタンク残水分と推定)、Sr処理水が8.2万t、ALPS処理水が33.8万t。H.27.5月末のRO濃縮水が2万t、Sr処理水が19万t、ALPS処理水が40万t。3月に比べ5月末の方が合計が多いのは、その間の地下水流入による汚染水の増分。
海水成分の比較的多いRO濃縮水の処理を2014年11月頃から増設多核種除去設備で試験的に行っており、そこで定格流量での処理が難しいことが判明(流量を増やすとフィルターが詰まりやすくなり、フィルターの酸洗浄(これを行う間は処理が停止する)の頻度が高くなる。また、酸洗浄を行うと作業者が被曝する)。海水成分の一番多いRO濃縮水は、当初は炭酸塩沈殿処理を行わない高性能多核種除去設備で処理を行う予定だったが、高性能多核種除去設備が吸着塔の寿命が予想以上に短いなどの理由で間欠運転から連続運転へ移行できずにおり、このため、既設/増設多核種除去設備で処理することになった、ということらしい。RO濃縮水に含まれる海水成分は、事故直後に炉注水に使っていた海水と、津波が建屋地下に侵入した分なので、建屋地下から移送した時期が早いほど海水成分が大きい。

実施計画の変更認可申請(2014年10月29日提出)が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
タンク増設にともない管理区域等を変更したもの。核物質防護のため、実施計画の内容は公開しない。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第19回)があった。その際の資料。
【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について(2.80MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(5頁)
地盤改良壁の地表処理、ウェルポイント設備変更(9頁)。地盤改良壁の地表処理は1-2号機間と2-3号機間で完了、3-4号機間で実施予定。ウェルポイントは1-2号機間で2014年10月に完了、2-3号機間と3-4号機間で実施中。ウェルポイント設備変更って何やってるんだろう。
港湾内外海水モニタリングまとめ(15頁)
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(19頁)
H4、H6タンクエリア追加ボーリングモニタリングまとめ(20頁)
排水路モニタリングまとめ(24頁)
地下水バイパス運用状況(26頁)。12日までに53回の排水を実施。排水量の合計は86,919m3。揚水井、観測孔水位グラフ(28、29頁)。10m盤観測孔単回帰分析結果(30頁)、観測孔A-Cで稼動前に対して10-15cm程度の水位低下。サブドレン水位評価結果(31頁)、稼動前に対してSD9で15cm低下、SD20で変わらず、SD45で10cmの上昇。建屋流入量評価結果(32頁)、至近の地下水流入量は321m3/日(対策前に対して90m3/日程度の抑制)。先月より20m3ほど増えている。
地下水バイパス揚水井No.10 - 12の状況(33頁)。No.11では再び流量が低下したので2月23日に揚水を停止し、揚水ポンプを引き揚げた。12月に試験的に導入した薬剤により、常時地下水に浸漬していた部分では細菌類の付着が抑制される効果を認めたが、地下水に浸漬していない部分や揚水ポンプの吸込口などには細菌類の付着を確認した。そのため、揚水井内部壁面に対してブラシ清掃を実施した上で、井戸洗浄用の薬剤を投入し、ポンプによる撹拌洗浄を実施中。揚水再開時期は3月下旬の見通し。現在、流量低下の傾向が認められるNo.9について、今後清掃を実施する予定。
【資料1-2】福島第一原子力発電所1号機建屋カバー解体に向けた準備工事の着手について(282KB)
【資料1-3】福島第一原子力発電所の固体廃棄物の保管状況について(1.95MB)
ガレキ類保管方法(2頁)。線量による区分とガレキの例、保管形態。
現在の廃棄物保管状況、保管量推移(3頁)
廃棄物保管・処理のイメージ(5頁)。5年後、10年後、15年後、それ以降の保管・処理の概要。ガレキ(5頁)、焼却炉等で減容する可燃ガレキ・保護衣類・伐採木(6頁)。
固体廃棄物貯蔵庫9棟の概要と進捗(7頁)
覆土式一時保管施設第3槽の概要と進捗(8頁)
雑固体廃棄物焼却炉の概要と進捗(10頁)。写真あり、スケジュールは11頁。
ガレキ等の一時保管〜分別・減容処理〜保管までのフロー(案)(12頁)
分別・減容(撤去タンク片の保管準備状況)(13頁)。解体したタンクのタンク片を収容したコンテナを置く一時保管場所を整備。3月よりタンク片の受け入れを開始する予定。タンクの解体については2014年11月25日参照。
分別・減容(低線量ガレキ(コンクリート)の減容(14頁)。2014年11月よりコンクリート破砕機による減容をおこなっている。破砕後のコンクリートはガレキ類一時保管エリアの路盤材に活用中。
水処理設備2次廃棄物の保管状況(15頁)。2次廃棄物は使用済吸着塔とHIC。これらをセシウム吸着塔一時保管施設(第1 - 第4施設)に保管。
各保管施設の運用状況(17頁)。第1 - 第4施設および仮保管施設(キュリオンの使用済吸着塔を保管する前の水抜き・乾燥を行う)の状況。
【資料1-4】労働環境改善の進捗状況について(1.64MB)
緊急安全対策の内、現場作業の加速化・信頼性向上に向けた労働環境の抜本改善について。
【資料1-5】瓦礫類一時保管エリアA1の破損について(413KB)
テント内養生は2日に完了。トンパック下のガレキは5月以降に順次、覆土式保管エリアへ搬出予定。4月末までに破損部のシートを張り替え予定。
【資料1-6】福島第一原子力発電所側溝放射線モニタにおけるβ濃度高高警報発生について(1.06MB)
今後の対応として、排水路ゲートの遠隔・電動化、排水路汲み上げポンプの設置、移送配管の敷設・移送先の確保、排水路主要部への放射線検知器の設置、排水路ゲート付近の照明整備、側溝放射線モニタ部品類の予備品確保、を検討(23頁)。
【資料1-7】H4タンクエリア内周堰からの堰内雨水漏えい及び外周堰の雨水水位低下について(976KB)
6日のH4東エリア内周堰(北西側)の配管貫通部からの漏えい(2頁)。漏えい水の分析結果(4頁)。配管貫通部には配管下部に鉄板が巻き付けてあり(9、10頁)、配管と鉄板の間のスキマから漏えいが発生したと考える(5頁)。
【資料1-8】雨水の排水路からの港湾外流出への対策について(2.80MB)
2号機R/B大物搬入口屋上部の対策(5頁)。応急処置としてブルーシート養生を実施済み(2日完了)だが、これをウレタン防水に置き換える作業が完了(7頁)。今後、汚染源(ルーフブロックと敷き砂)を撤去し(8頁)、仕上げ防水が4月10日頃完了の予定(5頁)。
K排水路からC排水路へのポンプ移送(9頁)。4月上旬移送開始予定。
K排水路の付け替え案(10頁)
K排水路系への浄化材設置(11頁)
建屋屋上からK排水路への雨水排水の調査と対策(15頁)
【資料1-9】福島第一原子力発電所のリスクの総点検について(344KB)
敷地境界外に影響を与える可能性のあるリスクの存在個所について、リスクの抽出と分析を実施中(2月26日参照)
【資料1-10】情報公開に関する新たな方針について(90.5KB)
【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(9.50MB)
汚染水貯蔵タンクエリア別対策実施状況(通しで4頁)
4000m3ノッチタンク群と地下貯水槽No.4、7貯蔵の雨水の処理状況(4頁)
多核種除去設備の運転実績(7頁)。今年1月以降の稼働率、処理実績。Ca・Mg濃度の高いRO濃縮水の処理を開始(2014年12月)以降、CFF差圧上昇傾向が早まり、CFF酸洗浄頻度が増加したため稼働率が改善しない。
高性能多核種除去設備の運転実績(8頁)。現在、除去性能確認を行いつつ処理運転を継続中。増設多核種除去設備の運転実績(9頁)。2014年10月運転開始以降の稼働率、処理実績。Ca・Mg濃度の高いRO濃縮水の処理を開始(2014年11月)以降、CFF差圧上昇傾向が早まり、CFF酸洗浄頻度が増加したため稼働率が改善しない。
モバイル型Sr除去装置(A系)(10頁)
モバイル型Sr除去装置(B系)(12頁)
第2モバイル型Sr除去装置(13頁)
キュリオンセシウム吸着装置でのSr除去(14頁)
SARRYでのSr除去(15頁)
RO濃縮水処理設備(15頁)
タンクに起因する敷地境界における実効線量低減(18頁)。RO濃縮水の浄化処理を進めることで、H27年度3月末のRO濃縮水貯槽に起因する敷地境界実効線量は0.9mSv/年となる見通し。
2、3、4号機海水配管トレンチ閉塞工事進捗(25頁)。各号機の進捗状況(充填量、残留たまり水量)まとめ(26頁)。
凍土遮水壁進捗(33頁)。凍結プラントについてはほぼ完成。冷凍機、ブライン配管の写真(38頁)。見直し後の工程は、山側部分の複列施工個所の先行凍結開始が4月、山側3辺凍結開始が5月、海側凍結開始は工程調整中(39頁)。ただし、凍結開始の認可はまだ出ていない。
建屋内たまり水移送装置増強工事の進捗(40頁)。各号機の設置状況と作業に伴う作業者の被曝の状況。
建屋内たまり水移送装置仮設ポンプ設置が必要な箇所の調査(49頁)。調査の途中経過(詳細は3月26日を参照)。1号機T/Bディーゼル発電機(B)室のたまり水水位はO.P. 4650mmと比較的高く、近傍のサブドレンNo.1やNo.2の方が水位が低い状況もあった(66頁)が、サブドレン水位の変動に対してたまり水水位が変化しない(62頁)ので、建屋外への流出はないと判断している。現在、たまり水の移送を予定している。
敷地内のフェーシング進捗(68頁)。13日現在、進捗率66%。5・6号機周辺道路の整備状況写真(77頁)。
タンク建設進捗(78頁)。Jエリア、Kエリア、H1エリアの現況写真。
水バランスシミュレーション(86頁)
港湾口海水放射線モニターの試運転状況(88頁)。2月5日に測定器チャンバー内清掃を実施し、6日にBGを再設定。9日にモニター値が判定基準内(手分析値の30%以内)であることを確認。以降、データ採取継続中。4月1日より本格運用開始予定。
1-3号機放水路たまり水調査/1号機(94頁)。2月末より上流側立坑たまり水のCs濃度が再び上昇(13日採取分で137Csが84,000Bq/L)。昨年10月の際と比べると大幅に少ないが降雨もあった。降雨にともない逆洗弁ピット水位も上昇(99頁)。このため、前回調査(1月30日参照)で汚染源として有力視した逆洗弁ピット内のたまり水と、ピットから放水路への流入経路と想定された配管内の水を採取・分析した。その結果(101頁、採取場所は100頁)、逆洗弁ピットたまり水の放射能濃度は上流側立坑たまり水よりも低く、配管内の水はピットたまり水よりもさらに低かった。また、配管への流入個所として想定していたボール回収装置の軸封部を配管内側から目視確認したが、流れ込みは明確には確認できず。これらのことから、逆先鞭ピットが上流側立坑たまり水の汚染源である可能性は非常に低くなった。繊維状Cs吸着材によるたまり水浄化の状況(103頁)。
1-3号機放水路たまり水調査/2号機、3号機(104、105頁)
1-3号機放水路たまり水調査/マルチコプターによるT/B屋上の線量調査(106頁)。屋上の10m上を飛行して線量率測定を実施、表面の線量率および汚染密度を解析してみたが、隣接するR/Bからの影響が大きく不能。精度向上のため、飛行高度を下げて追加データを採取する。
1-3号機放水路たまり水調査/1-4号機周辺の地表面の線量調査(107頁)。結果がまとまった。砕石や鉄板敷き、ガレキ撤去により、コリメートした足元高さの方が胸元高さよりも線量は低い。1-3号機周辺は高線量個所が多いが、4号機南側ではわずか。これをもとに、除染、雨水対策などの検討を進める。
1-3号機放水路たまり水調査/放水路の本格浄化(109頁)。モバイル浄化装置(110頁)を設置し(109頁)、5月より浄化を開始する。1号機では上流側立坑から取水して下流側立坑に浄化水を排出する(111頁)。2号機では上流側立坑から取水・排水。排水はジェットノズルで水流をつくり放水路内を循環させる(浄化範囲は約150m。112頁)。3号機も上流側立坑から取水・排水(113頁)。
1-3号機放水路たまり水調査/今後の対応(114頁)。モニタリング、たまり水の浄化、T/B周辺の調査・除染、10m盤全体の雨水対策の検討、など。スケジュールは115頁。
海底土被覆工事進捗(116頁)。13日時点でのエリア②の進捗率は46.6%。1月の死亡災害後の2週間の作業中断により、当初計画の3月末完了が5月中旬になる見通し(海象の良い冬季に中断があった、中断期間中のタンク輸送5回の振替が追加などのため。原則土日稼働などにより、早期被覆完了を目指す)。


ニコ生
【3月16日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.16(月)17時30分 ~


2015年3月15日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日14日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、11日より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日、2015年1月30日参照)。13日採取分のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 120KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月14日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続していたが10:04に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日13日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、11日より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。12日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 155KB)
No.12のトリチウムは510Bq/L。No.11はポンプ点検により採取中止。No.11は再び流量が低下したため清掃中(2月23日参照)。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日、2015年1月30日参照)。13日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 153KB)
上流側の137Csは84,000Bq/L(前回12日は79,000Bq/L)で依然として上昇している。下流側は6,000Bq/L(前回12日は6,800Bq/L)だった。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月13日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 135KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機圧力容器温度計(TE-2-3-69R)の再挿入(2月26日参照)2日目。温度計を挿入した。今後1ヶ月を目安に、既設の圧力容器温度計の指示値との相関、原子炉への注水状況や外気温変動等の状況に応じた挙動を示しているかを確認する。
2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、11日より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

海側遮水壁設置工事、鋼管矢板の継手部の止水処理が済んでいなかった25カ所について、準備が整ったので止水処理を再開した(未打設の鋼管矢板9本については、関係者からの理解を得た上で実施する)。(12日参照)


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第192報)(プレスリリース)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日、2015年1月30日参照)。12日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)
上流側の137Csは79,000Bq/Lで、前回(9日採取、63,000Bq/L)より上昇。下流側も137Csが6,800Bq/Lで前回(9日採取、1,500Bq/L)より上昇。上昇の原因については調査中だが、特定には至っていない。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF1.99MB)

4日に公表した構内排水路出口の排水の分析結果で、データを追加。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 328KB)
新しいデータ(2月24日 - 3月5日の毎日の分)を追加。また、2月20日までの流量を幾つか追加。

T/B地下たまり水の核種分析結果。3号機は2月26日採取分、4号機は2月17日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.93KB)

1号機R/Bカバー解体工事に向けて準備作業を16日に開始する予定。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 12.9KB)

実施計画の変更認可申請(2014年7月28日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
炉注水循環ループの縮小に関する件(2013年11月28日、2014年12月25日参照)、らしい。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年3月12日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 28.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機圧力容器温度計(TE-2-3-69R)の再挿入(2月26日参照)を実施。今日はコイルガイドを挿入した。明日13日に温度計を挿入する。
2号機海水配管トレンチ閉塞工事、立坑Dの充填作業に先立ち立坑Cのたまり水水位を下げるため、10:08-10:23に立坑Cのたまり水を2号機T/B地下へ移送した。立坑Dと立坑Cは間のトンネルC(C北・C南)閉塞後も連通性が残っている(2月9日参照)
2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日11日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日11日より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:07-14:57に一時貯留タンクGr3から排水を実施。排水量は1,204t。
福島第一原子力発電所地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


10日のH4・H4北・H4東エリアをかこむ外周堰の中にたまった雨水の水位低下の件。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア外周堰内雨水水位低下について(続報)(訂正版)(PDF 794KB)
10日17:10に3エリアで採取した内周堰の堰内雨水の分析結果は10日10時台に採取したもの(10日に既報)と変化ない(4頁)。タンク水位にも有意な変化がなく、タンクパトロールでも異常がないことから、タンクからの漏えいはないと判断。また、内周堰の中の雨水よりも外周堰の中の雨水の方が放射能濃度が高いので(4頁)、外周堰内雨水の汚染は内周堰の中からの影響ではないと判断。なお、10日に確認された外周堰の外へ流れ出ていた水は採取できなかったので分析していない。
今日、外周堰の外側で線量率の高い場所を発見した(1頁、外周堰の南西角とその北西側の2カ所)。β線(70μm線量当量率)でバックグランドが0mSv/hのところ、南西角で3 - 5mSv/h、その北西側で5 - 10mSv/h。最大が南西角のところで35mSv/h。付近には堰間輸送(内周堰内にたまった雨水を移送する)のための配管が通っており(2頁の写真Aのトラテープを貼ってあるやつ)、これが外周堰を超えるところで外周堰が低くなっている。降雨の際に、線量の高いところに降った雨がこの外周堰の低くなっているところを通って堰内に流入している可能性があり、外周堰内の雨水の放射能濃度が高い原因かもしれない。引き続き調査を行う。
今回発見された線量の高い場所は、2012年3月26日にRO濃縮水の漏えいがあったところ(5頁)で、その際には、土壌表面を深さ50cmほど除去して表面線量がβ+γ線で1mSv/h以下となったので新しい土を50cm盛り土した。これと今回確認した高線量の関係についても調査する。2012年3月26日の漏えいに関する報告書は2012年7月30日の「福島第一原子力発電所における淡水化装置濃縮水貯槽へ濃縮水を移送する配管からの放射性物質を含む水の漏えい及びこれに伴う海洋への流出を踏まえた対応状況について(報告)(PDF 6.04MB)
外周堰の止水弁は通常は開運用(外周堰内のたまり水は雨水として排水する)。タンクからの大規模漏えいが発生して内周堰では漏えい水を貯められない場合には止水弁を閉とする(この弁は電動弁で、免震重要棟から開閉できたと思う)。夜間はこの対応に時間を要することが予想されるため、夜間に限って閉としている。2月22日に側溝放射線モニターで警報発生した際にはこの止水弁は閉じているが、その後に雨が降ったため、たまった雨水を排水するために一度開いている。その後、3月4日以降は閉のまま。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア外堰内雨水水位低下について(続報3)(報道関係各位一斉メール)
構内に降った雨水は、原則として海に排水しているが、タンク周りの内周堰内に降った分については一旦、雨水受けタンクに移送して放射能濃度を測り、暫定排水基準(2013年10月15日参照)以下なら排水、以上なら雨水処理設備で浄化したのちに構内散水している。外周堰の中に降った雨は通常はそのまま排水路経由で海へ排水。

海側遮水壁設置工事、未打設の鋼管矢板9本分(4号機取水口前)の両側に継手部の止水処理をしていないところが25カ所残っていたが、準備ができたのでこれの止水処理を明日13日よりおこなう。なお、未打設分については、関係者の理解を得た上で打設作業を実施する。継手部の止水処理については2013年12月12日の現地調整会議資料89頁を参照。

1号機R/Bカバー解体工事、再び屋根カバーを外す作業の準備作業(クレーンの点検・整備など)を16日より開始する予定。準備作業はおよそ1ヶ月の見込み。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 91.6KB)
10日までに、一般部の凍結管削孔1,045/1,551本、測温管削孔230/333本、凍結管建て込み842/1,551本、貫通部の凍結管削孔58/158本、測温管削孔1/10本が完了。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
2/3号機PCV内部調査の実施並びに3号機PCV内常設監視計器設置に係わる実施計画変更申請について(PDF 536KB)
2号機PCV内部調査:X53ペネからのCRD交換レール調査(2013年8月12日に実施)の結果を受けて、次はX6ペネからペデスタル内部プラットホームの状況を調査する(A2。8月実施予定で調整中)。この結果を踏まえて、さらにCRD下部およびプラットホーム(A3、H28年度)、ペデスタル地下階(A4、H29年度)と調査を進める(1頁)。ペデスタル内部プラットホームの状況調査については2頁。X6ペネに穴を開けてガイドパイプを挿入、そこから計測器(カメラ、線量計、温度計)を搭載した自走装置をいれて調査をおこなう。
CRD交換レールとは、定検時に点検をおこなうため、CRD(制御棒駆動装置)を取り外して格納容器の外へ運び出すためのレール。
3号機PCV内常設監視計器設置:PCV内に温度計(気中・水中)および水位計を設置し、監視計器の信頼性向上を図る(4頁)。2号機と同じX53ペネからアクセスし、内部をカメラで観察、温度・線量の測定、たまり水のサンプリングの後、計器類を設置。調査は10-11月頃実施の予定。X53ペネが格納容器内側で水没していないことはすでに確認済み(2014年10月30日参照)


ニコ生
【3月12日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.12(木)17時30分 ~

2015年3月11日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 156KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水水位、水位計の不具合により09:00のデータは欠測9日からずっとこうなんだけれど、これLCO逸脱にならないのかしら。ほかにも水位計があるのか。
3号機T/B地下たまり水移送、7日より停止していたが10:48に再開。移送先はプロセス主建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

00:14頃、5号機残留熱除去系(RHR)(A)で電動弁開閉試験前のラインナップ作業中、RHRポンプ(A)の圧力抑制室側吸込弁(MO-10-13C)を開いた際に「RHR A 電動弁過負荷」の警報が発生し、当該弁が過負荷トリップした。当該弁は外観上異常がないことを00:24に確認。なお、炉心冷却およびプール冷却はRHR(B)で行っており、影響はない。今後、当該弁の点検等を行う。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9日より停止していたが10:54より運転中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


昨日10日のH4・H4北・H4東エリアをかこむ外周堰の中にたまった雨水の水位低下の件。
現場の写真(気泡発生個所と水の流出個所)を公開。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア外周堰内雨水水位低下について(写真のリンク)
今日11日採取の観測孔E-9の全βが11,000Bq/Lで、前回9日採取の370Bq/Lから30倍程度上昇。昨日の件の影響である可能性があり、E-9について今後1週間程度を目処に監視を強化する。また、E-11とE-12でも今日採取・分析を実施。E-11の全βは170Bq/L(前回2月12日採取分は25Bq/L)、E-12では25Bq/L(前回2月12日採取分は17Bq/L)と、有意な変動はない。この2ヶ所も同様に今後1週間程度を目処に監視を強化する。
採取地点は、たとえば、今日公開された分析値の資料に掲載してある。E-9、E-11、E-12はいずれも、昨日堰外への漏えいが確認された地点の近傍。E-9は漏えい地点の20m以上先。間にあるウェルポイントでのくみ上げは、2014年4月9日より停止している(2月23日の現地調整会議のモニタリングの資料18頁)。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア外堰内雨水水位低下について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。9日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは500Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。1日採取分。
 福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.83KB)
東電、第三者機関のいずれの分析結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。一時貯留タンクGr1の2月5日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF 12.0KB)

地下水バイパス加重平均サンプルの分析結果。1月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(平成27年1月分)(PDF 11.8KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日、2015年1月30日参照)。9日採取分。福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 76.5KB)
昨日、全βの結果を公表した分のトリチウムの結果が出た。

2号機RPV温度計(TE-2-3-69R)の再挿入(2月26日参照)を明日12日より2日かけておこなう。

福島第一原子力発電所「免震重要棟」における黙祷および役員訓示(写真および動画のリンク)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


おまけ


アプリシエイト フクシマ ワーカーズ(AFW)」という団体が企画した地元の人のための1F現地見学会が2月16日に行われたというハフィントンポスト日本語版の記事魚拓)から引用。
……東電側は科学的な数字をもとにアナウンスしましたが、住民側は、出たかどうかを公表して欲しいのです。東電は、その感じ方の違いを理解していなかった。

もし理解していたら、流出の問題ももっと早くアナウンスすることができたのではないでしょうか。自分が大切に思っている友人の顔が浮かんでいたなら、『これはこういうことなんですが…』と、早い段階で説明できたのではないでしょうか。逆に、住民側としても自分がよく知っている人が頻繁に、身近な言葉で説明してくれたら、安心されるのではないでしょうか。

この感じ方の差への気付きは、お互いが交流していなければ生まれないものです。……
……今はまだ、東電と住民との間に溝がありますが、今後もっとお互いが交流して、何かあった時に相手の顔を浮かべられるような関係になれば、もっと信頼関係も生まれるのだと思います。そういう意味で、今回の視察ではお互いを理解する画期的な第1歩になったと思いますし……
AFW代表の吉川さんのコメント。私も、情報公開(何を公開するのかという判断)、周辺住民や関係者との信頼関係の構築は、こういうことなんだと思う。こういうことを、3号機R/Bからのダスト飛散の時(2014年7月24日に書いた)も、今回のK排水路の時(これは2月25日)も言いたかった。
関係者と直接に対面する機会を作らないと、信頼関係の醸成は無理なんだということ。
この先の廃炉作業を進めるために、ここは避けては通れないのだと思う。というか、避けてはいかんのではないか。
もうひとつ、参加者のコメントを引用。
東電も住民も、ゴールは『福島の復興』で同じものです。全ての問題を東電だけに押し付けておくのではなく、共有できる問題であれば、一緒に解決できるよう、住民も前向きに取り組むべきではないでしょうか
こういう感想は決してないわけじゃない、ということ。直接対面する関係を持つことが、こういう気持ちを生んでいくんだと思う。こんな風に思ってくれる人を一人でも増やすことは、廃炉作業を進めていく上でとても重要だと思うし、そのためにも関係者と直接対面する機会を設けるべきだと思う。
東電は「皆様の信頼を得るべく」努力するってよく言うんだけれど、もしかして、東電自身が周辺住民に対する信頼を持っていないんじゃないか。あんな事故を起こして、住民が自分たちのことを信じてくれるはずがない、と東電が思うのはもっともなことかもしれないけれど、それじゃあ住民の信頼が得られないのは当然なんじゃないか。だって、自分のことを信じていない人のことなんて、信じられないでしょ。信頼を請う人が相手を信頼しなきゃ、話が始まらない。さっき引用したように思っている人もいないわけじゃないのだから。
あの事故よりも前から、原発は信用ならない怪しい代物だとか、あるいは原発以外にも、変電所みたいな施設ですら電磁波ガーみたいな人たちから言いがかりをつけられて、そういう人たちに設備は問題ないとか人に影響はないとかいうことを説明してもちっとも理解してもらえないということは普通にあったらしい。だから、電力事業者が周辺住民と何の問題もなく信頼関係を構築できるはずなんていうのはお気楽すぎるのだろう。でも、いわゆる安全神話がこの不信のスキマに育ったんだという指摘もあることを思えば、やっぱりこれはなんとかしなければいけないことなんじゃないか。そして、そのスキマを埋めるために一番有効なのが、周辺住民と東電が直接対面する機会を設けることなんじゃないかと思うのだ。
なぜ東電が地域住民に直接に事態を説明する会を開かないのか、その理由はよくわからないけれど、私は、ぜひやるべきだと思うし、廃炉作業を進めるために住民の賛同が必要であることを思えば、それはやったほうがいいのではなくて、やらなければならないことなんじゃないかと思うのだけれど、どうだろう。

2015年3月10日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水水位、水位計の不具合により09:00のデータは欠測
3号機T/B地下たまり水移送、7日より停止中。

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 52.3KB)(3月25日公開)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、6日より停止だったが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9日より停止中。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

06:24頃、タンクパトロールでH4・H4北・H4東エリアをかこむ外周堰の中にたまった雨水の水位が低下していることを確認。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア外周堰内雨水水位低下について(PDF 73.3KB)
水位の推移は、9日22:30:15cm→今日10日06:24:10cm→08:15:7cm。
外周堰の止水弁(排水弁)は降雨時に溜まった雨水を排水するため通常「開」運用としているが、当該タンクエリアについては、外周堰に比較的高い放射能濃度のたまり水が確認された(5日参照)ことから、外周堰内の水を回収するとともに、念のため止水弁を閉としていた。
水位の低下はその後も継続。この堰の内側にあるH4北・H4東エリア内周堰内の水位に低下がないこと、外周堰の東側にあるB排水路への流れ込みがないこと、側溝放射線モニターの指示値に有意な変動がないことを確認。
水位が低下した分の水量は、9日22:30 - 10日08:15にかけて低下した水位と当該外周堰床部の面積から約400tと推定。
たまり水の分析結果は、134Csと137CsがND、90Sr(簡易測定)が約100Bq/L超過。簡易測定については2013年10月15日参照。
その後の調査で、H4東エリアの東側およびH4北エリアの北側で外周堰外側とアスファルトの継ぎ目より水が流出していること、また、内周堰と外周堰の間に設置されている側溝と基礎部の継ぎ目より気泡が出ていることを確認。10:25-14:52に外周堰内の雨水をH4北エリア内周堰内へ移送。移送完了後、外周堰からの漏えいおよび継ぎ目からの気泡発生が止まったことを確認。
外周堰周辺にあるB排水路およびC排水路は暗渠化されていること、また、暗渠化されていない無線局舎付近の枝排水路への流れ込みがないことから、漏れた雨水は外周堰付近の地面に浸透したものの、海への流出はないものと判断。漏えい量は、降雨量および外周堰に流入した雨水の総量(約915m3)から移送量(約168m3)を引いて、約747m3と推定。
外周堰内の5カ所でたまり水を採取・分析。結果はPDF資料4頁。また、3エリアの内周堰内のたまり水を採取・分析。結果は下の一斉メール続報。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア外堰内雨水水位低下について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所H4タンクエリア外堰内雨水水位低下について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


2月22日に側溝放射線モニターで警報発生した件(2月22日参照)。22日11:00頃に
構内側溝排水放射線モニタ近傍で採取した試料(未ろ過。分析結果は2月22日に公開)について、ろ過後の分析を実施。
構内側溝排水放射線モニタ近傍のサンプリング結果(ろ過処理後)(PDF 8.01KB)
また、ろ過前とろ過後のトリチウムと90Srの結果も出た。これは、3月4日の規制委の監視評価検討会でやれって言われてたやつだと思う。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。9日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)
137Csが63,000Bq/Lで、前回5日採取分(38,000Bq/L)よりさらに上昇。下流側は大きな変化なし。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

実施計画の変更認可申請(2014年10月30日提出)の一部補正を規制位に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)