リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年2月29日(水)

18:00に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは44km、地震の規模(マグニチュード)は5.4。
気象庁 地震情報(震源・震度に関する情報)(18:04発表)


今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(71.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が44.7℃、H3が41.4℃。
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.5KB)(3月1日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、昨日28日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルターの逆洗を実施後、10:12に定常流量34.4m3/hに到達。

海底土被覆工事、今日は波の影響で中止。

3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水を2号機T/B地下へ移送。27日から3日目、今日は08:17-15:40に実施。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第36報)(プレスリリース)
キュリオン、SARRYの信頼性向上の工事が明日から始まるので、稼働率が低下、貯蔵量が増える見通し。追設している貯蔵タンクの使用開始時期にめどがついたので、濃縮塩水タンク容量と貯蔵量のグラフに反映させている。全部で4万トンを追設するが一部は角形鋼製タンクのリプレース(27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)に使うので、増加量は4万トンには達しない。

水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF10.0KB)

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

発電所周辺の断層について連動性を再評価せよとの保安院の1月27日の指示に対して報告書を提出。
平成23年東北地方太平洋沖地震から得られた地震動に関する知見を踏まえた原子力発電所等の耐震安全性評価に反映すべき事項(中間取りまとめ)に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)

3月1日夕方の会見で)総放出放射能量の評価を2月末までに公表すると予告してきたが、間に合わずお詫び申し上げる。まだ少し時間がかかる。でき次第公表する。

明日の予定:1、3号機R/B上部でダストサンプリング。3号機格納容器ガス管理システムで生ガスとフィルターのサンプリング。3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水移送。水処理設備のうち、キュリオン、アレバ、SARRYの3つで信頼性向上のための工事(27日の中長期対策会議 運営会議の資料を参照)を実施予定。キュリオンが3月1-15日、アレバが3月5-6日、SARRYが3月2-10日。この間、各建屋内の水位上昇は制限内に制御可能の見込み、3装置同時に停止するのは3日間を超えず運転上の制限を満たす。


おまけ

昨日公表された民間事故調の報告に、清水社長が全面撤退を政府に申し入れたという記載があるが、事実ではない。今までの見解のとおり『必要な人数を残して退避する』と政府に申上げた。2011年4月13日の会見で、社長本人が発言している。
「見つけた。ここか。01:15:25 清水社長の発言。 東電が撤退を考えていたか正確な認識について毎日新聞記者が質問してる。bit.ly/zul9kC #iwakamiyasumi2」jaikomanさんのtweet
「■お知らせ■弊社が福島第一原子力発電所から全員を退避させようとしていたのではないかと、一部メディアで報道されていますが、そのような事実はありません。詳細は、ホームページ内「東京電力からのお知らせ」に掲載させていただいております。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/index-j.htmlhttp://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/12030101-j.html」TEPCO_Nuclearさんのtweet2012年9月8日訂正。記事のURLが変わっていた


ニコ生
【2/29・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/29・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/29・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/29・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月28日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF72.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が44.6℃、H3が40.9℃。H2の温度はほぼ静定した。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日から継続中だったが13:41に停止、移送ポンプを切替えて14:00に再開。移送先はプロセス主建屋のまま。

3号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中だったが13:45に停止、移送ポンプを切替えて13:56に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋のまま。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔交換、AGHベッセル1塔切替え。
水処理装置、SARRY、運転中。

3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水を2号機T/B地下へ移送。昨日27日につづき、今日は08:51-15:45に実施。

その他

昨日27日実施のQuince2による2号機R/B5階オペレーティングフロア調査の結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋5階オペレーティングフロアロボット(クインス2)による調査結果(PDF267KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉建屋5階 ロボット(クインス2)調査状況(動画)
(1)(7分30秒)
(2)(7分30秒)
(3)(7分30秒)
(4)(7分30秒)
(5)(7分30秒)
(6)(7分30秒)
雰囲気線量は原子炉ウェルの近くで100mSv/h以上、高いところでは200mSv/h以上。温度は10℃くらいで湿度が70%くらい。湿度は使用済燃料プールから来ているのではないか。床に所々水たまりがあるが、湿度が高く結露しているせいかもしれない。
動画の画面で、左上の数字が線量計、右上が温度と湿度。3つ並んだカメラの映像は、左が上から自分自身を映しているもの、中央が前進方向、右が後方の映像。左の映像でくるくる回っているのは、通信用のケーブルを繰り出したり巻き取ったりする装置。今回の調査範囲は460m2、走行距離は700m。

24日実施の3号機格納容器ガス管理システムでのフィルターによるガスサンプリング結果
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF16.9KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
福島第一 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF91.5KB)
前回(2月2日参照)とほぼ同じ。

夕方の会見で)今回の地震は貞観地震の再来ではないと考えている。現時点で貞観地震として想定される規模はM8クラス、震源域は宮城県沖なのに対して、今回の地震の規模はM9、震源域は福島県沖を含む広い領域の海溝寄りだった。したがって、今回の地震は貞観地震とは別物だと思う。

2F1号機で12月27日から行っていた格納容器内目視点検が完了。冷却剤の漏えい、設備配管等の変形・損傷はなく、冷温停止機能には問題なし。高温多湿になっていたのでサビや塗装の浮上がりが見られた。また、電動弁駆動部からグリース漏れ、アクリル板の変形あり。D/Wのそこに水たまりがあったが、4号機と同じく再循環系のシールキャビティのドレン水配管からの水漏れで、想定外のものではない。

福島原発事故独立検証委員会(民間事故調) の調査結果が公表された。

明日の予定:2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング。SARRYでフィルターの逆洗。


おまけ

民間事故調からの聴取に応じなかったと言われていることについて、いただいた質問に対しては社内調査でまとまっている内容を紹介し、回答させていただいている。社員に対する個別のインタビューについては、民間からの要請は作業の障害となるので一切お断りしている。

昨年3月3日の文科省の地震調査研究推進本部での情報交換会では、貞観津波を引き起こした地震について波源モデルが確立されてはいないこと、この地震の繰り返し性についてまだ不明であることを東電が申上げたが、これらは当時の認識として一般的であり、これをもって圧力をかけたというようなことは当たらない。


ニコ生
【2/28・11:00開始】東京電力 記者会見
【録画放送 2/28・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/28・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/28・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月27日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF24.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が44.3℃、H3が40.7℃。
Quince2で2号機R/B5階の調査を実施(結果は28日を参照)。
2号機使用済燃料プール、ヒドラジンを2m3注入。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日から継続していたが10:37に停止、移送先をプロセス主建屋へ変更して10:50に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルターの逆洗は実施せず。

海底土被覆工事、今日も波の影響で試験施行を中止。

3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水を2号機T/B地下へ移送開始。今日は10:13-15:34に実施。当該のたまり水は1月19日の調査で発見されたもの。


その他

26、27日に実施した2Fの緊急時演習について。
福島第二原子力発電所における緊急時演習の実施について【概要 】(PDF246KB)

今日開催された政府・東京電力中長期対策会議 運営会議 第3回会合の資料。
議事次第 (PDF)
名簿 (PDF)
【資料1】第2回会合議事概要 (PDF)
【資料2】プラントの状況 (PDF)
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況 (PDF)
2号機格納容器内部調査2回目をやる(7頁)。3月下旬予定。前回より長いプローブを使ってたまり水の水位・水温を測定。また、雰囲気線量を測定。
汚染水処理設備の信頼性向上のための工事(12頁)。工事期間中はキュリオンセシウム吸着装置とSARRYが停止する予定。
多核種除去設備(ALPS、Advanced Liquid Processing System)について(18頁)。50%3系統(1系統は予備)で処理能力500m3/day。機器構成、廃棄物(吸着剤など)の扱い、基礎試験結果など。24年度上期中に運用開始予定。
サブドレン浄化試験の進捗状況(37頁)。2号機では水に濁りがあるため、いったんくみ上げて浮遊物を除去してからCsを浄化するように方法を変更して試験継続中。
処理水受タンクのリプレース・増設計画(47頁)。Eエリアの鋼製角形タンクは敷地利用率が悪いので1000tの鋼製丸形タンクにリプレースする。また、タンク設置には地盤の強度、クレーンを使用するため送電線が近くに無いことが必要で、適地が限られるため、代わりに地下貯水槽(穴を堀り3重のシートで止水、プラスチック製枠材を中に設置する。すでに使用実績が多数あり)の設置を検討している。
ガレキの管理(54頁)。敷地境界での被曝線量低減のため、覆土式の一時保管施設を作る。
今月の放出放射能量評価(57頁)。1号機で0.004億Bq/h、2号機で0.01億Bq/h、3号機で0.1億Bq/h、合計で0.1億Bq/h、敷地境界での被曝線量は0.02mSv/year。今月はダストの舞い上がりが無いような状況でダストサンプリングを実施。また、建屋内の凍結防止のために大物搬入口にカーテン状のしきりを設置したことにより建屋上部からの空気流出量が減ったため、1月の0.7億Bq/hより大幅に減少している。
モニタリングポスト周辺環境改善(59頁)。
3、4号機R/B上部ガレキ撤去の状況(72頁)。
4号機使用済燃料プール内のガレキ撤去のための調査(76頁)。自走式水中カメラでプール内を調査する。3月中-下旬の予定。
4号機使用済燃料プールの健全性確認(79頁)。今後は目視点検、コンクリートの強度確認を年2回程度実施。オペレーティングフロアから原子炉ウェル内の水面までの距離を測定し、床面とウェル水面は平行であることを確認。
2号機R/Bオペレーティングフロア調査(87頁)。
【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1〜4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版) (PDF)

同じく研究開発推進本部 第3回会合の資料。
議事次第(PDF)
【資料1-1】議事概要(PDF)
【資料2-1】炉内状況把握に関する活動状況について(PDF)
【資料2-1】(参考) 評価項目と解析方法の関係(PDF)
【別添1】事故進展シナリオ把握に資する過酷事故事象解析コード開発(ユーザチューニング活用型)(PDF)
【別添2】事故進展シナリオ把握に資する過酷事故事象解析コード開発(機構論的モデル型)(PDF)
【資料3-1】平成23年度研究開発プロジェクトの評価の進め方(案) (PDF)
【資料3-2】個別研究開発プロジェクトの評価の視点(PDF)
【資料3-3】研究開発推進本部による個別研究開発プロジェクトの評価に係るフォーマット(案)(PDF)
【資料4-1】東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた燃料デブリ取出し準備の機器・装置開発等に係る技術カタログ検討ワークショップ(結果概要)(PDF)
【資料4-2】東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた燃料デブリ取出し準備の機器・装置開発等に係る技術カタログ検討ワークショップの技術カタログ提案書公募要領(PDF)
【資料5】東京電力(株)福島第一原子力発電所1〜4号機の廃止措置等に向けた研究開発計画に係る国際シンポジウムの開催について(PDF)
【資料6-1】福島第一原子力発電所に必要な分析施設の技術的検討−中長期ロードマップのニーズへの対応−(PDF)
【資料6-2】福島第一原子力発電所復旧工事に係る「研究開発拠点」構想(モックアップ/メンテナンス設備設立計画)(PDF)


福島第一原子力発電所1号機の原子炉設置許可申請書における非常用復水器の記載に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書の受領について(プレスリリース)



明日の予定:3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水移送。海底土被覆工事試験施行。


ニコ生
【2/27・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/27・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/2/27・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/27・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月26日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF96.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ移送。昨日から実施していたが09:44に停止。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が44.7℃、H3が40.5℃。
2号機圧力容器下部温度(2月19日〜2月26日)[6時間毎1時間毎(参考値)【参考】測定位置](PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、23日から継続していたが13:51に停止、移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更して14:04に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日25日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、昨日25日のB系からの漏えいでA系のみ運転していたが、B系で漏えいした配管の取替えと、ろ過フィルターベッセルの交換をするため08:35にA系を停止。作業終了後13:31にA系B系を共に起動、13:50に定常流量33.6m3/hに到達。

海底土被覆工事、今日も波の影響で中止。


その他

24日実施の3号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

明日、2号機R/B5階の調査をQuince2で実施。前回10月20日に5階東側の調査をおこなった際に、Quinceが帰路3階で操作不能となっていた。←放射線による影響を見るためにそのまま放置してあるらしいよ。Quince2は後継機で、明日は5階西側で目視調査、線量測定、ダストサンプリングをおこなう。

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送先をプロセス主建屋に変更。3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットから2号機T/B地下へたまり水移送。SARRYでフィルターの逆洗。海底土被覆工事の試験施行。


ニコ生
【2/26・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/26・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月25日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF91.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機原子炉注水量、10:15に炉心スプレー系を1.6m3/hから2.0m3/hへ調整(給水系は4.5m3/hで継続)。
1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ移送。10:20に開始。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が45.0℃、H3が39.8℃。
2号機原子炉注水量、10:15に給水系を2.6m3/hから3.0m3/hへ調整(炉心スプレー系は6.0m3/hで継続)。
2号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14:09に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRYのB系で08:30頃、漏えいを発見。セシウム吸着塔の前段にあるろ過フィルター(2個直列になっている)の1個目の出口弁の近くから1秒に1滴程度、直下の床に10lほど漏えい、堰内にとどまっている。10:44にSARRYを停止、上流の弁を閉じて、11:10に漏えいの停止を確認。水たまりの表面線量は約4-5mSv(バックグラウンドは約2mSv)。漏えい水の放射能濃度は131Iが検出限界未満、134Csが1.3×105Bq/cm3137Csが1.8×105Bq/cm3。B系を隔離して18:41にA系を起動、18:44に流量20m3/hに到達。漏えいした部分は取替えて対応する。処理後の水はストックが大量にあるので炉注水への影響はない。また、キュリオンセシウム吸着装置が動いているので汚染水処理も問題ない。漏えい個所、原因など調査中。
福島第一原子力発電所 雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)における水漏れについて(PDF33.4KB)
(写真上)漏えい発生時の飛散防止のために養生してあった。この状態で1秒に1滴の漏えい。
(写真下)養生を取除いたところ。縦に伸びる配管の右側から細い水流が飛び出して、壁(ベッセル)に当たっているのが見える。

海底土被覆工事、今日予定していた試験施行は波の影響で中止。


その他

再び2号機原子炉圧力容器底部の温度測定で問題が起きているので、温度測定の代替方法について報告するように保安院から指示。
福島第一原子力発電所第2号機の原子炉圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応に関する指示文書の受領について(プレスリリース)

2F4号機でERSSへの伝送が停止。14-24日にプロセス計算機の点検を実施、終了後にERSSへの伝送復旧をしていなかったため、24日15:05-25日12:57の間伝送ができていなかった。今日10:50にJNESから連絡があり判明。データ自体は取得、記録できている。

2Fで明日とあさって、保安規定に基づき「平成23年度緊急時演習」を実施。所員120名参加。



ニコ生
【2/25・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/25・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月24日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF75.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器への窒素ガス封入ラインで流量計を追設(2月9日に2号機、10日に3号機で実施済み)。この間、09:40-13:10に窒素ガス封入が停止。

2号機原子炉圧力容器底部温度、11:00でH2が47.1℃、H3が38.5℃。昨日から差が大きくなっていたが、H2は下がり始めている。今後2、3日様子を見ていく。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(PDF7.67KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部/支持スカートジャンクション上部)温度(参考値)(PDF11.1KB)
(以下、午前の会見より)昨日、温度計の直流抵抗を測定。H2は173Ω(前回2月13日は155Ω)、計器不良と判断する数値ではない。また、H2と同様の挙動を示しているRPV支持スカートMTGフランジ(0°)、RPV支持スカートMTGフランジ(135°)、RPV吸水ノズル下部(135°)、RPVベローシール(270°)の4つの温度計も測定を実施。抵抗値が通常と比べて大きいこと、温度指示値がふらついていることから、RPV支持スカートMTGフランジ(0°)とRPVベローシール(270°、これはプラントパラメータ表などで「RPVベローシール」として掲載しているもの)は断線と判断。残り2つも経過を観察していく。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日23日から継続中。

3号機原子炉注水量、10:05に給水系を1.6m3/hから2.0m3/hへ、炉心スプレー系を5.2m3/hから5.0m3/hへ調整。
3号機格納容器ガス管理システムは試運転中。今日、生ガスおよびフィルターによるサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)(2月26日公開、生ガス)
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(16.9KB)(2月28日公開、フィルター)
3号機T/B地下たまり水移送、22日より停止中。

5号機補機冷却海水系ポンプ(A)の吐出弁交換のため補機冷却海水系ポンプ(C)を停止。??このため06:00-12:08に使用済燃料プールの冷却が停止。プール水温の上昇は0.3度/hの見込み、実績は停止時で17.4℃、冷却再開時18.2℃。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルターの逆洗を実施するため08:21-10:30に停止、10:32に定常流量36m3/hに復帰。

循環型海水浄化装置、09:30に定期メンテナンスのため停止。

海底土被覆工事、作業船の出入りで09:28-09:32、午後にもシルトフェンス開閉。


その他

昨日23日に実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.0KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

昨日23日に実施の3号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

生活ゴミ焼却のための小型焼却炉(2月22日参照)の運用を今日より開始。

今日経産省で開催された「東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた燃料デブリ取出し準備の機器・装置開発等に係る技術カタログ検討ワークショップ」での資料。
東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた燃料デブリ取出し準備の機器・装置開発等に係る技術カタログ検討ワークショップにおける当社説明資料(PDF1.84MB)
柏崎刈羽4号機 原子炉格納容器の内部(動画)
現場の状況が今どうなっているかについて。動画は格納容器内の様子についての参考資料。

明日の予定:1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ移送。3号機T/B地下たまり水を雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送。キュリオンセシウム吸着装置でHベッセル2塔交換。海底土被覆工事で試験施行実施。


ニコ生
【2/24・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/24・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/24・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/24・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月23日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF23.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度、05:00でH2(135°)が41.7℃、H3(270°)が35.9℃(19日05:00、注水量減量を始める前がH2が29.3℃、H3が29.2℃)。注水量をしぼっているので温度が上昇している。2月2日以降注水量を増やす前は、合計注水量9m3/hで45℃程度だったので、そのくらいまでは上がってくると思っている。H2とH3の温度上昇率が異なっているが、今後、同じ温度で静定するかどうかを見ていく。今日、温度計の直流抵抗測定を11:21-14:48に実施した。
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.0KB)
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続していたが、08:28に停止。移送先をプロセス主建屋に変更して14:04に再開。

3号機格納容器ガス管理システム、11:38に試運転開始。14:10に排気流量が33m3/hで安定していることを確認。生ガスサンプリングを実施
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)(2月24日公開)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日22日より停止中。

4号機使用済燃料プール、ヒドラジンを2m3注入。1次系ポンプ入口ストレーナ清掃のため、冷却を一時停止。

6号機サブドレン水をくみ上げて一時保管タンクへ移送していた(1月31日から)が、今日から移送先を仮設タンクへ変更一時保管タンクから仮設タンクへの移送を開始(マチガイ3月6日訂正)。今後は、含まれている放射性物質を分析後に、T/B地下たまり水と同様に構内の散水に使用する。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

海底土被覆工事で、資材搬入のため09:40-10:30にシルトフェンスを開閉。


その他

22日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.3KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

昨日22日シルトフェンスを開閉したので港湾内での海水サンプリングを強化したが、有意な変動なし。
福島第一 港湾内 海水核種分析結果

作業者の防護装備基準を緩和する。
福島第一原子力発電所構内における防護装備品着用の運用変更について(プレスリリース)
11月8日にも緩和処置をとった(11月1日参照)。今回で2回目。作業者の負担軽減、廃棄物減量を計る。3月1日から新基準運用開始。
・全面マスクに装着するフィルターをチャコールフィルターからダストフィルタに変更(R/B、T/B、汚染水処理施設内などでは従来通り)。
・移動用車両乗車中はカバーオール(タイベックスーツ)を着用しなくて良いエリアを設定。

明日の予定:1号機で窒素ガス封入ラインに流量計を追設。SARRYでフィルターの逆洗。海底土被覆工事で午前と午後にシルトフェンス開閉。5号機補機冷却海水系ポンプの吐出弁交換。


ニコ生
【2/23・11:00開始】​東京電力 記者会見
【2/23・18:00開始】​東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/23・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/23・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月22日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在


2号機原子炉圧力容器の下部温度は11:00で36.3℃。
2号機原子炉注水量、20:17に給水系を4.0m3/hから3.0m3/hへ変更(炉心スプレー系は6.0m3/hで継続)。これで、19日に始めた注水量低減は目標に到達。
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.3KB)(2月23日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、09:52に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、運転中。

2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットから2号機T/B地下へたまり水の移送を09:43-15:58に実施。2120日に始めて今日で3日目。

海底土被覆工事のため、作業船が入域。このため、08:35-09:25に1-4号機側のシルトフェンスを開閉。

6号機補機冷却海水系ポンプ(C)の復旧作業が終了。10:05から試運転開始。10:07に6号機補機冷却海水系ポンプ(A)を停止。11:25にポンプ(C)に問題ないことを確認。これで、本設の6号機補機冷却海水系ポンプはAとCの2台になった。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第35報)(プレスリリース)
追加設置のタンク(1000tの丸形タンク)は、予定数40基のうち29基の設置が終了。

主要3核種以外の分析結果
海底土核種分析結果(PDF、Sr)

生活ゴミ(弁当空き容器など。放射能汚染はなく、現在は倉庫などに貯めている)の焼却のために小型焼却炉を設置。今日から試運転を開始。処理能力は49kg/h、平日の日中に焼却をおこなう。灰は放射能を含まないが、ドラム缶につめて保管する予定。
福島第一原子力発電所構内における小型焼却炉の設置について(PDF157KB)

「■お知らせ■福島原子力事故の社内調査状況に関するコンテンツ「福島原子力事故の社内調査情報」を公開いたしました。事故直後の初動対応にあたった現場作業員の声をとりまとめた「現場の声」も掲載しております。」→福島原子力事故の社内調査情報
「■お知らせ■弊社ホームページに、「モニタリング・除染等に関わる取り組み-避難されている皆さまのご帰還に向けて-」を掲載いたしました。」→モニタリング・除染等に関わる取り組み
TEPCO_Nuclearさんのtweet(12)。

明日の予定:3号機格納容器ガス管理システム試運転開始。2号機T/B地下たまり水移送、雑固体廃棄物減容処理建屋からプロセス主建屋へ変更。海底土被覆工事で資材搬入のためシルトフェンス開閉あり。


ニコ生
【2/22・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/22・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/22・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/22・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月21日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF16.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機格納容器ガス管理システムの希ガスモニターで、昨日20日からB系のパラメータを免震重要棟で監視できない件。伝送系の故障で、希ガスモニター自体は動いている。17:20にA系も同様のトラブル。ウェブカメラで現場のモニター画面を監視している。原因を調査中。
2号機原子炉注水量、19:44に給水系を5.5m3/hから4.0m3/hへ変更(炉心スプレー系は6.0m3/hで継続)。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の塩分除去装置、RO膜交換のため15:10に停止。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日20日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日20日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットから2号機T/B地下へたまり水の移送を昨日20日につづいて実施。09:50-15:34。


その他

海底土被覆工事を明日22日から開始する。
福島第一原子力発電所 1〜4号機取水路開渠内海底状況(動画36.6MB)
海底に目盛りを打った棒を下ろしたところ、10数cmの柔らかい堆積物があることを確認。
福島第一原子力発電所 港湾内海底土被覆工事の開始について(PDF153KB)
砂等の堆積物の上を浮泥(浮遊性の高い泥)が数mm覆っている。これを巻き上げないように、室内実験で性能を確認した2種類の固化土を使う。まず、軽量の固化土で浮泥を閉じ込めてから、充填性・耐久性にすぐれたもう一種類の固化土で覆う。固化土を流し込むトレミー管は直径が30cm、長さ10m。1-4号機側で現場試験施行、評価の後、本格施行へ。耐用年数は50年を見込んでいる。工期は3-4ヶ月の予定。

SARRYのフィルター逆洗の回数が増えているのではないかという指摘に対して。以前は、報告はしていなかったがベッセル交換の際に逆洗をしていた。最近、滞留水の放射能濃度が一桁ほど下がってきてベッセル交換の頻度が下がったため、ベッセル交換時以外にフィルターの逆洗のみをする機会が生じていて、逆洗の報告をする機会が増えている。実際の回数は以前と変わらない。

明日の予定:2号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリング。2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットから2号機T/B地下へたまり水を移送。SARRYのフィルター逆洗。

ニコ生
【2/21・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/21・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/21・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/21・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月20日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉注水量、19:19に給水系を7.6m3/hから5.6m3/hへ変更(炉心スプレー系は6.0m3/hで継続)。明日も、給水系を1m3/h減らす予定。最終的には炉心スプレー系6.0m3/h、給水系3.0m3/hが目標。
2号機格納容器ガス管理システムの希ガスモニターで、15:43にB系のエラーメッセージを確認、免震重要棟でB系のパラメータの一部が監視不能。A系は問題なく稼働中。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、18日に発生した1次系差流量大警報による自動停止は計装配管の一時的な詰まりによるものと推定し、13:46-14:38に計装配管のフラッシングを実施。
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続していたが、ポンプの切替えのため09:17に停止。09:39から再開、雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

3号機T/B地下たまり水移送、16日から停止していたが、09:30に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルタの逆洗を実施。

2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットから2号機T/B地下へたまり水の移送を開始。今日は10:11-17:11に実施、今後2-3日かけてやる。当該のたまり水は1月19日にトレンチ内のたまり水調査で発見されたもの。

6号機で非常用ディーゼル発電機の点検を実施、この間当該の発電機は待機からはずれる。22日までの予定。

その他

2月8日に発生した2号機サブドレン浄化試験でのタンクからの溢水で、下記2点の対策をして明日から試験を再開する。1.各タンクにフロートスイッチ(設定した水位以上になるとくみ上げポンプを自動停止する)を設ける、2.ポンプ稼働中は人が立ち会うようにする。

無人船による防波堤外洋の海水サンプリングを実施予定。

主要3核種以外の分析結果
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(1月16日〜1月31日公表分)(PDF、主要3核種以外のガンマ核線種。1月13日の2号機R/Bブローアウトパネル開口部でのダストサンプリングで検出あり)


ニコ生
【2/20・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/20・18:00開始】東京電力 記者会見

今日、報道関係者に発電所内を公開。
【ノーカット放送】ニコ動カメラが遂に敷地内へ入った~これが福島第一原発の現状だ!


Togetter
2012/2/20・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/20・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月19日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機格納容器ガス管理システム希ガスモニターを12:00に運用開始、15:30に希ガスの連続監視を開始。これで、1号機と同じく、ガスサンプリングしないでも135Xeの濃度がオンラインで分かるようになり、再臨界の監視が常時可能となった。
2号機原子炉注水量、18:40に炉心スプレー系を10.0m3/hから6.0m3/hへ変更(給水系は7.6m3/hで継続)。希ガスモニターの運用開始を待っていた。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の塩分除去装置、代替循環冷却装置が停止したため昨日19:05から停止していたが、10:44に運転再開
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機原子炉注水量、09:57に給水系を3.0m3/hから2.0m3/hへ変更(炉心スプレー系は5.0m3/hで継続)。2号機の注水量が増えているので、たまり水処理の軽減を図るため。
3号機T/B地下たまり水移送、16日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。



その他

15:04頃、使用済燃料プールの水張りライン送水ヘッダの予備弁フランジ部で水漏れを確認。漏れたのはろ過水、漏えい量は約20l。上流の弁を閉止し、15:55に漏えいの停止を確認。近傍の側溝からの流出を防ぐために土のうを設置した(16:20に作業終了)。土のうを積んだ先の側溝は乾燥している。午前のパトロールでここが凍結気味であることを確認していて、漏えいは凍結が原因ではないか。

明日の予定:3号機T/B地下たまり水移送を実施。SARRYでフィルターの逆洗。キュリオンセシウム吸着装置でHベッセル2塔交換。

ニコ生
【2/19・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter

2012年2月18日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、8日から停止していた塩分除去装置を昨日からの試運転をへて15:20に運転再開。(以下19日夕方の会見より)19:05に1次系差流量大の警報で代替循環冷却装置が自動停止。これにともない塩分除去装置も停止。現場調査で漏えいのないことを確認。外気温が低下し凍結のおそれがあるので、23:54に代替循環冷却装置を起動。起動後、漏えいのないことを確認。
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、16日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

2号機原子炉注水量を減らす予定だったが、現在、格納容器ガス管理システムに新設する希ガスモニターのソフトウェア調整をおこなっており、これが終わるまで延期。

明日の予定:3号機原子炉注水量、給水系を3m3/hから2m3/hへ変更。


ニコ生
【2/18・18:00開始】東京電力 記者会見

Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2012年02月18日 - Twilog

2012年2月17日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇していた件。11:00で-3.5℃。
格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)
135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。
15日提出の報告書について、保安院より了承とのお返事あり。その後保安院と協議の後、14:00に、12日の「運転上の制限の逸脱」の判断をさかのぼって取り消すこととした。
福島第一原子力発電所2号機における一連の原子炉圧力容器底部温度上昇事象を踏まえた今後の原子炉注水量操作について(プレスリリース)
また、当該の温度計を保安規定の監視対象から除外。今日中に注水量の低減を予定(炉心スプレー系を-4m3/h)。(以下18日夕方の会見より)プラントパラメータ表などに掲載する圧力容器下部(底部ヘッド上部)の温度は、今まで掲載していた当該温度計のものから、135°のものに変更する(17:00より)。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(9.42KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部/支持スカートジャンクション上部)温度(参考値)(18.3KB)
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機原子炉注水量、11:33に炉心スプレー系を6.0m3/hから5.0m3/hへ変更。給水系を2.9m3/hから3.0m3/hへ調整。2号機の注水量が増えているため、この流量調整でたまり水処理の軽減をはかる。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日16日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔、AGHベッセル1塔交換。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルターの逆洗を実施、11:05に定常流量(36m3/h)に復帰。

14日より実施の6号機補機冷却海水系ポンプのストレーナ切替弁の点検が終了。14:07に補機冷却海水系(A)ポンプを起動、14:53に補機冷却系による使用済燃料プールの冷却を再開。

その他

昨日16日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の塩分除去装置で、9日8日(マチガイ><18日訂正)に「RO高圧ポンプ吸込圧力低圧異常」の警報で自動停止した件で、系統内に気泡が混入して圧力が変動することが原因と判明。ポンプ入口の圧力計スイッチにタイマーを設けて瞬間的な圧力変動でトリップしないようインターロックを変更、圧力計スイッチの周辺に気体がたまらないように配管ルートの変更を実施。今日試運転中。問題なければこのままインサービスする。

主要3各種以外の分析結果
発電所付近の海水(PDF、4-5頁、Sr、トリチウム、全α、全β)
福島第一原子力発電所 土壌中のガンマ線核種分析結果(PDF、主要3各種以外のβ線核種)

夜の森線の鉄塔が地震で倒壊した件の調査報告
当社福島第一原子力発電所内外の電気設備の被害状況等の原因究明に関する報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について(続報2)(プレスリリース)
倒壊の原因となった盛土の崩壊は、長く継続した地震動によって起きた。

外部電源設備に関する報告2つ。
原子力発電所及び再処理施設の外部電源における送電鉄塔基礎の安定性評価に関する報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について(プレスリリース)
原子力発電所等の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震対策に関する追加指示に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)


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【2/17・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/17・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/2/17・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/17・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月16日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、2次系エアフィンクーラーの交換を実施。明日終了の予定。

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。H1の温度は10:00で188.8℃、11:00で9.1℃と急変している。17:00で2.5℃、他の温度計は30℃くらい。
昨夜23:50ころに保安院に報告書を提出
福島第一原子力発電所第2号機原子炉圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応に係る報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について(プレスリリース)
当該温度計の至近のシュラウド内側に燃料デブリがあった場合、全体の60%以上が集まっていないと記録された温度上昇が再現できないこと、注水量の増加とともに温度が上昇するには、さらに燃料デブリの集積が必要なことから、燃料デブリの再配置では温度の上昇は説明が難しい。また、2種類の実験から、熱電対回路の直流抵抗が大きくなると指示値のハンチングが起きること、回路が海水に浸かったり蒸気にさらされたりすると指示値がじわじわと上昇することを確認。これらの結果と他の周辺の温度計に指示値上昇が見られないことから、2月2日以降当該の温度計は故障していたと結論(まとめは18頁)。今後は冷温停止状態を監視するために圧力容器周辺の温度計、圧力計、放射性物質濃度を総合的に見ていく。
格納容器ガス管理システムでガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)(2月17日公開)
135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(PDF9.18KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部/支持スカートジャンクション上部)温度(参考値)(PDF18.0KB)
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、09:50に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

所内共通ディーゼル発電機(A)の復旧工事にともない、10:02-14:06に使用済燃料共用プールの冷却を停止


その他

「■お知らせ■ホームページ内「東京電力からのお知らせ」に、福島第一原子力発電所「2号機圧力容器底部の温度上昇の原因は温度計の故障、引き続き冷温停止状態を維持」を掲載いたしました。」→ココ。TEPCO_Nuclearさんのtweet

2号機で注水量が増えているので、明日、3号機の注水量を減らす。現在、3号機には約9m3/h注水しているが、崩壊熱量から見ると3.6m3/h余分に注水している。明日17日に炉心スプレー系からの注水を1m3/h、19日に給水系からを1m3/h減らす予定。

昨日15日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)

核種分析のスペクトル生データ帳票の11月分を、本日より東電本店情報公開コーナーで公開

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送用のポンプを1台から2台に切替え。SARRYでフィルターの逆洗を実施。


ニコ生
【2/16・10:30開始】東京電力 記者会見
【2/16・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/2/16・10:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/16・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月15日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(PDF18.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。昨日の保安院からの報告徴収指示に対して、今日中に報告書を提出、その後、運転上の制限の逸脱からの復帰となる予定(この判断の主体は東電)。
格納容器ガス管理システムでガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.0KB)(2月16日公開)
135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(PDF9.17KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部/支持スカートジャンクション上部)温度(参考値)(PDF17.6KB)
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、12日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年2月15日調査速報)(PDF202KB)
3ヵ所で水たまりを確認、いずれも雨水・地下水由来レベル。今日ですべての調査が終了。1月19日に確認した2、3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットの高濃度汚染水は抜き取りと止水工事をしたい。2月末までに調査結果を取りまとめて報告、その中でこの水の処置についても報告する。

6号機補機冷却海水系ポンプのストレーナ切替弁の点検のため、昨日14日から17日までの予定で補機冷却海水系(A)ポンプが停止。この間、補機冷却系で冷却している使用済燃料プールを、残留熱除去系を使って原子炉と交代で冷却。


その他

昨日14日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)
135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。

主要3各種以外の分析結果
海底土中の Pu 分析結果(PDF、3頁)
福島第一原子力発電所 土壌中のガンマ線核種とPu分析結果(PDF)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第34報)(プレスリリース)

2F3号機の格納容器内部点検での線量率測定結果
福島第二原子力発電所3号機 線量当量率の測定結果について(10.7KB)(PDF)
前回定検時とほぼ同じ。一部高いところについて、停止操作に伴うプラント運用との関係を調べたい。同様の点検は4号機で8月29日、1号機で12月27日(12月29日の記事を参照)におこなっている。

(16日午前の会見で)3号機周辺でガレキの撤去・運搬に従事していた作業者が、20:30ころJビレッジで顔面に放射性物質の付着を確認。除染後、WBCを受検したが、内部取り込みは無し。全面マスクを脱いだ際に放射性物質が付着したものと推定。

明日の予定:2号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリング。10:00-14:00の予定で所内共通のディーゼル発電機の復旧工事を実施、この間使用済燃料共用プールの冷却が停止。


ニコ生
【2/15・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/15・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/15・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/15・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月14日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。底部ヘッド上部と支持スカート上部の6つの温度計で、H1は250℃くらい、それ以外は30℃くらい。H1の指示値不良と考えている。
格納容器ガス管理システムでのガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)(2月15日公開)
135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。
8ヵ所の温度計の抵抗値を測定。うち、CRDハウジング上部0°とベローシール0°で異常値(この2つは以前から計器不良、もしくは経過観察対象)。その他は以前の測定値と変わりなし。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(PDF9.06KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部/支持スカートジャンクション上部)温度(参考値)(PDF17.3KB)
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、12日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、運転中。処理流量が低下したのでフィルターの逆洗を実施。ベッセル2塔交換。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年2月14日調査速報)(PDF10.4KB)
3ヵ所調査、1ヵ所で水たまり確認、雨水・地下水由来レベル。これで、予定していた調査は終了。なお、今までの調査から消火系配管の入っているトレンチ類も調査の必要があると判断、26ヵ所で追加調査。今日の事前調査で3ヵ所の水たまりを確認、明日状況を詳細に調査。
福島第一原子力発電所のトレンチ等における放射性物質を含む溜まり水追加調査箇所(PDF293KB)

6号機補機冷却海水系ポンプのストレーナ切替弁の点検のため、今日から17日までの予定で補機冷却海水系(A)ポンプが停止。この間、補機冷却系で冷却している使用済燃料プールを、残留熱除去系を使って原子炉と交代で冷却する。


その他

昨日13日に実施した2号機格納容器ガス管理システムでの生ガス(11:12と17:10)とフィルターによる(16:00すぎ)サンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF13.3KB)(生ガス)
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF16.6KB)(フィルター)
いずれも135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。

昨日13日実施の2号機R/Bブローアウトパネル開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF11.6KB)
前回6日とおなじレベル。Csの放出量は増えていない。

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件で、保安院から報告徴収の指示文書を受領。
福島第一原子力発電所第2号機原子炉圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応に係る報告の徴収について(プレスリリース)
原因、対策(代替手段、解析等による評価)、冷温停止状態維持を確認するためのそれらの適用について。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の2次系エアフィンクーラー(1月29日と2月9日に凍結による漏水が発生)の交換を14、15日におこなう。

2F3号機で格納容器内の点検を開始。3月上旬までの予定。目視では大きな損傷はなし。1、4号機と同様にD/W床面に少量の水たまりを確認。


ニコ生
【2/14・11:00開始】東京電力 記者会見
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2012/2/14・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2012年2月13日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF151KB) 今日から様式を変更。

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。
09:50に給水系を7.0m3/hから7.5m3/hへ調整(炉心スプレー系は9.9m3/hで継続)。
11:12と17:10に格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF13.3KB)(2月14日公開)
16:00すぎにフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF16.6KB)(2月14日公開)
いずれも135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。
11:45-13:45にR/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングを実施。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF11.6KB)(2月14日公開)
前回6日とほぼ同じレベルで、Csの放出量は増えていない。
14:02-14:52に温度計の抵抗値を測定(中央制御室の記録計から配線を外して測定を実施、その後配線を元に戻した)。結果は500-535Ω、前回定検時は303.37Ω、1月27日と2月3日にも測定していて、それぞれ180.73Ωと250.25Ω。その後15:00で287.4℃。現時点で断線に近い指示不良で計器故障と考えている。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部温度(底部ヘッド上部)温度(TE-2-3-69H1)の状況(PDF14.1KB)(毎秒サンプリングのグラフ)
抵抗値測定後、明らかに指示値不良となっている。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(PDF8.90KB)(6時間ごと)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部/支持スカートジャンクション上部)温度(参考値)(PDF15.8KB)(1時間ごと)
抵抗値のほかTDR測定を実施、配線のルート調査をおこなっている。圧力容器の0°の方向にある温度計は10個あってそのうち6個をデジタルレコーダで取込んでいて、うち4個は2-3度のハンチングがあるが、温度が上がっているのは底部ヘッド上部のものだけ。
今後の段取りは、調査結果をまとめて保安院に報告、運転上の制限の逸脱から復帰、注水量の低減、となるが、なるべく早く進めたい。今後もこの手の温度計トラブルが予想されるので、冷温停止状態の定義を再考する必要があると思う。
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
夕方の会見で配られた参考資料は下記の2つだとおもわれ。
原子炉圧力容器・原子炉格納容器の計測機器の状況について(PDF501KB)(9月17日公開、5頁目の熱電対による温度測定の説明)
原子炉圧力容器・格納容器注水設備(PDF 4.73MB)(12月7日公開、54頁以降、施設運営計画(その1)の「1.原子炉圧力容器・格納容器注水設備」の「添付資料−1 原子炉の冷却状態を監視する温度計の信頼性について」。2号機圧力容器の温度計の名前と位置のリストは75頁)
格納容器内の温度計も含めたリストはこっち↓
福島第一…施設運営計画に係る報告書(その2)(PDF 2.14MB)(12月8日公開、施設運営計画(その2)の75頁)
(以下14日午前の会見より)底部ヘッド上部H1のほかに、6ヵ所(底部ヘッド上部H2: 155Ω、H3: 145Ω、上蓋フランジ: 152-264Ω、支持スカート: 152Ω、支持スカートジャンクション: 136Ω、支持スカートMTGフランジ: 291Ω)の温度計の抵抗値を測定。H1以外は、若干の低下があるが故障というほどではない。
2号機使用済燃料プール、13:29-15:07にヒドラジン2m3を注入。
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置2次系冷却塔を10:08に運転再開8日10:07から止まっていたらしい。そんなの知らないよ。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日12日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況 (平成24年2月13日調査速報)(PDF450KB)
2ヵ所調査、1ヵ所水たまり確認。雨水・地下水由来レベル。

循環型海水浄化装置、今日から運転再開の予定。


その他

昨日12日17:01に実施した2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)

9日に実施した1号機格納容器ガス管理システムでのフィルターによるガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.2KB)

3、4号機T/B地下のたまり水の分析結果
福島第一原子力発電所3、4号機タービン建屋地下階溜まり水の核種分析結果(7.88KB)
3月にたまり水が発見された当時から比べると、一桁ほど低くなった。


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【2/13・11:00開始】東京電力 記者会見
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2012/2/13・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2012年2月12日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF23.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。(以下午前の会見より)昨日11日16:00頃より若干の温度上昇傾向、11日22:45に給水系を6.8m3/hから7.8m3/hへ変更(炉心スプレー系は6.8m3/hで継続)。
03:22に格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)
135Xeは再臨界判定基準以下であることを確認。温度は引き続き上昇傾向なので、ホウ酸水注入後炉心スプレー系からの注水量増加(+3m3/h)を計画、保安院の了承後すみやかに実施の予定。温度が突変していないこと、注水量増加に対して温度が下がる反応があったことから、温度計が故障している可能性を保留してきたが、他の温度計(底部ヘッド上部の残り2つのH2とH3、および、HVH戻り温度などの格納容器温度計)には上昇傾向のものがない(注水量の増加に従ってむしろ温度は下がってきている)こと、7日以降注水量の変化がないのに温度が上昇していることから、温度計の指示値不良も検討対象として考えている。
(以下夕方の会見より)11:38-13:50にホウ酸水を注入(7日と同じく注水量増大による再臨界のリスク増大に備えて)。14:10に注水量変更を開始。14:15に圧力容器下部温度が82℃であることを確認、14:20に保安規定の運転上の制限(原子炉圧力容器底部温度 80℃以下)を逸脱したと判断して、保安院、自治体など関係各所に連絡。
福島第一原子力発電所2号機における原子炉圧力容器底部温度の上昇について(プレスリリース)
15:30に給水系を7.2m3/hから7.5m3/hへ、炉心スプレー系を6.6m3/hから9.9m3/hへ変更完了。
2号機原子炉圧力容器(RPV)底部ヘッド上部温度計指示値上昇について(PDF211KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部温度(底部ヘッド上部) 温度(TE-2-3-69H1)の状況(PDF105KB)(上の資料の図5の拡大)
下記の4点から、冷温停止状態は維持できていると判断。
1.圧力容器底部の温度計計6ヵ所のうち、問題の温度計以外の5ヵ所は注水量増加とともに低下傾向(図1)。底部ヘッド上部と、1.5m下にある支持スカート上部がそれぞれ0°、135°、270°に3ヵ所ずつ、計6ヵ所に温度計がついているが、上昇しているのは問題のところだけ。
2.圧力容器周辺、格納容器内部の温度は低下傾向で、全体として冷却できていると思われる(図2)。逃し安全弁、HVH戻り、原子炉抑制室ガス、給水ノズルなど。一方でCRDハウジング上部、圧力容器ドレンパイプ上部(ここは冷え過ぎ。冷却水以下の温度になっている)のように指示値不良が考えられるものもあり。
3.問題の温度計のついている圧力容器の高さには壁の内側にぐるりと水が存在しているはずで、他の2つの温度計との解離が大きすぎ、温度も高すぎる(図3)。PRLポンプの入口圧力(図3のN1ノズルの行き先がPRLポンプで、圧力容器をはさんで2台ついている。現在は停止している)が給水系からの注水量と連動している(図4)ことから、少なくともN1ノズルの高さには水がたまっていると考えられる(給水系から来た水はバッフルプレートでせき止められて、シュラウドと圧力容器壁の間(ここをアニュラス部という)にたまり、ジェットポンプのすきまから圧力容器底部へ流れ込んでいる。また、水の一部はPRLポンプのメカシールやバッフルプレート上のマンホールのすきまからも流れ出ている)。なお、炉心解析により炉心損傷は炉心の中心部から始まり損傷燃料はまっすぐ下へ落ちたと考えており、シュラウドやそれより外側の構造は残っていると想定している。問題の温度計と損傷燃料との間には必ず圧力容器壁(鋼製15cm厚)とこの水の層があるはずで、注入している冷却水の温度が外気温(今は10℃くらい)とほぼ同じであることを考えると、現在の温度計指示値は高すぎる(ただし、炉内の水温がどれくらいかは分からない)。また、1月末までは底部ヘッド上部の3つの温度計はほぼ同じ値を示していた。
4.今日のガスサンプリングで135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増加していない(表1)。
炉内温度が上昇して水蒸気の発生量が多くなると、Csがたまっている水から水蒸気に移行することで格納容器内ガスに含まれるCs濃度が上昇するが、そうなっていない。
以上が資料の説明。
今日12:00以降、温度計指示値の振れ幅がさらに大きくなっており、温度計の不良の可能性は高くなっているが、実際に温度が上がっている、温度計の不良、の両方の可能性を捨てずに対応する。今後はさらに経過を監視。温度計の抵抗値測定や配線の状況(近くにノイズを出すような配線があるか、同じような場所を通っている計装系の値はどうか、など)調査を実施。熱電対式温度計の不良として今回の事象が説明できるか(じわじわとした温度変化がありうるのか、ノイズや周辺の環境の影響など)検討していく。今日また注水量を増やしたので、今後さらに温度が上昇するようなら、温度計不良の可能性が高まる。温度が下がれば、実際の温度を見ているのかもしれない。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(PDF8.74KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(参考値)(PDF12.9KB)
注水量を大きく増やしたので17:01に再度ガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)(2月13日公開)
135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。
19:30に給水系を7.1m3/hから7.5m3/hへ、炉心スプレー系を10.0m3/hから9.9m3/hへ調整。
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、09:57に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋プロセス主建屋(2月14日夕方の会見で訂正)へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。



Ustream 【IWJ チャンネル2】
iwakamiyasumi2 2012/02/12 03:27(2月12日午前の会見)

ニコ生
【2/12・17:00開始】東京電力 記者会見

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2012/2/12・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2012年2月11日(土・建国記念の日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF28.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在


2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。65-70℃で推移している。
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
(以下12日午前の会見より)16:00頃より若干の温度上昇傾向、下記のように給水系を1m3/h増量。
2号機原子炉注水量、18:20に給水系を6.3m3/hから6.8m3/hへ、炉心スプレー系を6.6m3/hから6.7m3/hへ調整。
22:45に給水系を6.8m3/hから7.8m3/hへ変更(炉心スプレー系は6.8m3/hで継続)。
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

2号機のT/B付近サブドレン水の分析で、今日公開した2月10日採取分はくみ上げポンプの不調で欠測


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2012/2/11・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月10日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF23.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

昨日9日18:30に確認された重要免震棟のプラントパラメータ1号機分遠隔監視設備の不具合について、切れた上流の電源のヒューズを06:15に交換し、格納容器圧力、原子炉水位等以外のパラメータの監視が可能となった。その後、さらに対応を進め、10:55にその他も復旧。なお、この間も中央制御室でパラメータの取得自体はおこなえており、問題はなかった。この不具合により、06:00のプラントパラメータ表の1号機分が一部欠測。

1号機原子炉注水量、10:21に炉心スプレー系を1.7m3/hから2.0m3/hへ調整(給水系は4.5m3/hで継続)。

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇
している件。17:00でH1が67.5℃、H2が36.5℃、H3が35.9℃。
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、08:21に停止。14:43に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

3号機原子炉注水量、10:05に給水系を2.7m3/hから3.0m3/hへ調整(炉心スプレー系は6.0m3/hで継続)。
3号機格納容器への窒素封入ラインに流量計を追設。このため一時、窒素ガス封入が停止。
3号機T/B地下たまり水移送、停止中。

4号機使用済燃料プール、13:28-15:05にヒドラジンを2m3注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。入口側フィルターの逆洗を実施。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況 (平成24年2月10日調査速報)(PDF411KB)
6ヵ所調査、6ヵ所で水たまりを確認。いずれも雨水・地下水由来レベル。


その他

1号機のR/Bカバーの排気設備フィルターでのダストサンプリング結果。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF82.1KB)
1月より少し低下している。

主要3核種以外の分析結果
福島第一 1~4号機取水口内 海水核種分析結果(PDF、3頁、全α、全β、トリチウム、Sr)
水盤による降下物(PDF)


昨日9日に実施した4号機使用済燃料プールでの透明度調査の結果。
4号機使用済燃料プールにおける透明度の確認作業について(PDF61.8KB)
4号機使用済燃料プールにおける透明度の確認作業(10.1MB)(動画)
4号機使用済燃料プールにおける内部映像(38.0MB)(動画)
前回5月7日は今回より明るかったが、現在プール表面をフロート材で覆っているため。ロープの50cm目盛りが光って見えるのはカメラの照明を反射しているから。燃料ラックの左側に見えているのは使用済の制御棒。約5mの視界があった。

凍結による漏えいに関して1月30日に保安院から受領した文書に対する報告書を提出。
福島第一原子力発電所における非常用高台炉注水ポンプ付近等からの水の漏えいを踏まえた対応に関する指示に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告の実施について(プレスリリース)
漏えい個所の写真がたくさん。

火災対策について2月4日に保安院から受領した文書に対いる報告書。
福島第一および福島第二原子力発電所における火災対策の徹底・強化に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)



ニコ生
【2/10・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/10・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/2/10・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月9日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF126KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

今日の漏えい個所昨夜の最低気温は浪江で04:00に-6.6 ℃、広野で02:00に-3.3℃(気象庁アメダスのデータ)
・4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の2次系エアフィンクーラー
14:30頃発見。1秒に1滴程度、漏れたのはろ過水が1l。凍結防止のため水を抜いてあったが、残水があり凍結、漏えいした。


18:30頃、重要免震棟でのプラントパラメータ遠隔監視のための装置のうち1号機分が停止していることを確認。機器の一部で短絡が発生し、電源の上流部でヒューズが切れたため。
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.2KB)(2月13日公開)

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。1、2度上下しながら、全体としては低下傾向だと思う。この温度計は以前から値が短時間で上下しているが、事故以降の環境から来るこの温度計の特性と考えている。熱電対が圧力容器(壁は15cm厚)の外側についているので、数分で温度が上下するのは物理的に困難であり、内部にある熱源の実際の温度の挙動を反映しているのではないと思う。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度について(PDF7.66KB)
福島第一2号機 原子炉圧力容器下部温度データ(PDF10.9KB)
6時間ごとのデータは運転員が採取している正式のもの。1時間ごとのデータは技術系が採取している参考値。値がふらついているせいもあり、両者は一致しない。
2号機原子炉注水量、減少が確認されたので給水系を6.4m3/hから6.8m3/hへ調整(炉心スプレー系は6.8m3/hで継続)。
2号機格納容器への窒素ガス封入ラインに流量計を追設した。この間、5時間ほど窒素封入が停止したが、安全上の問題はない。
2号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、停止中。

4号機使用済燃料プールの透明度調査を実施。プール内のガレキ撤去をするために、ガレキの分布状況を確認する作業の一環。プールの表面を覆っているフロート材の間から50cm間隔に印をつけたロープを6m下ろして、水中カメラで観察する。結果は10日の記事参照。

6号機残留熱除去系で定期検査を実施。10:14-14:02に原子炉の冷却が停止、炉水温度は27.5℃から30.6℃へ上昇。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

07:10頃、取水口付近の海水サンプリングを実施した際に、1号機取水口のシルトフェンスの固縛が外れているのを確認。2重に張ってあるうちの内側の片端がはずれていた。10:30に再取付け完了。取付け前に採取した海水の分析結果に有意な変動はない。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年2月9日調査速報)(PDF606KB)
8ヵ所調査、2ヵ所で水たまり確認。いずれも雨水・地下水由来レベル。


その他

6日に実施した2号機R/Bブローアウトパネル開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF13.7KB)
1月より低かった。1月はサンプリング時に格納容器内部調査のため作業中だったことが影響したと考えている。

耐圧ホース(カナフレックス)の破損事象の原因調査の結果。
耐圧ホースの破損事象に関する原因調査について(PDF943KB)
捻回試験、引張試験、耐根性試験を実施。想定される使用状況で亀裂の発生は確認できず。チガヤの芽によるホースの貫通は起こりうることを確認。チガヤによるピンホールは22ヵ所、亀裂は2ヵ所で発生した。

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 空気中のSr分析結果(PDF)
福島第一原子力発電所 土壌中のSr分析結果(PDF)

モニタリングポストの環境改善をおこなう。ポスト周辺の汚染によりバックグラウンドレベルが上昇しており、放射性物質の追加放出があった場合に低いレベルでの検知が現状では困難なので、除染、遮蔽をしてBGレベルを下げる。1番はすでにBGが低い。2-5番は周辺20mの森林を伐採して土壌の表面を撤去する。6-8番はコンクリ製の壁を作って遮蔽する。10Gy/hまで下げたい。

2月20日に発電所内を公開する。

明日の予定:3号機で格納容器への窒素ガス封入ラインに流量計を追設。1号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリング。←この日にやったみたい。聞き間違いかしらん?2月14日訂正


ニコ生
【2/9・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/9・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/9・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/9・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月8日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF118KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。全体として低下傾向にあると見ている。さらに推移を見ていく。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度について(PDF7.53KB)
2号機原子炉圧力容器底部温度推移(2/3 21:00〜2/8 16:00)<参考値>(PDF13.1KB)
2号機使用済燃料プール、塩分除去装置で05:00頃「RO高圧ポンプ吸込圧力低圧異常」の警報が発生し自動停止。現場調査で漏えいのないことを確認。6日と同じトラブル。異物がポンプの吸込み側に影響しているのではないか。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日7日から継続中。
2号機でサブドレン浄化試験をおこなっているが、サブドレン水を2号機T/B横の仮設タンクにくみ上げていたところ、09:40にタンクからあふれているのを確認。10:15にポンプを停止してオーバーフローは停止。
2号機タービン建屋東側仮設タンクからの水漏れ(2号機タービン建屋東側仮設タンク)(PDF157KB)
くみ上げた水は、まず灰色のタンクに入れてゴミ等を沈殿させ、上澄みを赤いタンクに移して浄化し元に戻す。ポンプはサブドレンピットの水位によって自動発停する。昨日16:00から作業をおこなっていたが、予想以上に地下水の流入量が多く、タンクの容量を超えてくみ上げてしまったのが原因。あふれたのは赤いほうのタンクからで、地面にしみ込んだ。漏れた水の分析結果は134Csが3.4×10-1Bq/cm3137Csが5.2×10-1Bq/cm3。(以下9日夕方の会見より)漏えい量は、サブドレンへの地下水のしみ出し具合を改めて確認し、ポンプの間欠運転の頻度から約16m3と評価。

3号機T/B地下たまり水移送、停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年2月8日調査速報)(PDF572KB)
5ヵ所調査、5ヵ所で水たまり確認。いずれも雨水・地下水由来レベル。


その他

6日採取の2号機格納容器ガス管理システムでのフィルターによるガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF16.6KB)
135Xeは2.2×10-2Bq/cm3で再臨界判定基準以下。

3日実施の3号機R/B上部と機器ハッチでのダストサンプリング結果。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF18.5KB)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第33報)(プレスリリース)

海底土分析結果まとめ(1月5日-27日採取分)。

取水口付近の海水のモニタリングで、6号機取水口前面でのサンプリングを新たに開始したので、文書のタイトルを「福島第一 物揚場前、1~4号機スクリーン、1~4号機取水口内 海水核種分析結果」から「福島第一 港湾内 海水核種分析結果」に変更した。

RO膜型淡水化装置の濃縮水貯槽からの漏えいで、8日に保安院から指示のあった点検の結果
福島第一原子力発電所における淡水化装置濃縮水貯槽からの放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた屋外貯槽点検結果の経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
990基のタンクを目視とβ線量計で漏えいがないか点検。1ヵ所の漏えいを確認。過去に漏えいがあったと考えられる濃縮水貯槽が3基あった。

今日、2Fで県と町による立入検査がおこなわれた。これに同行した記者に配布した資料。
福島第二原子力発電所の復旧状況と復旧計画の概要について(2.73MB)

明日の予定:1号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリング。キュリオンセシウム吸着装置でHベッセル2塔交換。格納容器へ封入している窒素ガスの流量計の取付けを1-3号機でおこなう。明日は2号機(ただし、圧力容器の温度の様子を見ながら)、3号機は10日、1号機は2月下旬の予定。


ニコ生
【2/8・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/8・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/2/8・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/8・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年2月7日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機R/Bカバー排気設備フィルターによるダストサンプリングを実施。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF82.1KB)(2月10日公開)

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。00:19-03:20にホウ酸水を注入(ホウ酸1094kg)。04:24に炉心スプレー系からの注水量を3.7m3/hから6.7m3/hへ変更(給水系は6.8m3/hで継続)。昨日6日の夜から上昇傾向が頭打ちになっている。現在の給水量を維持して様子を見たい。最終的には温度上昇が始まる前の50℃程度までもっていきたい。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度について(PDF7.52KB)
2号機原子炉圧力容器温度測定位置および温度推移(PDF60.0KB)
2号機T/B地下たまり水移送、14:14に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

3号機T/B地下たまり水移送、13:56に停止。
3号機格納容器ガス管理システムの設置工事で、R/B内でのホース引き回し作業を実施。可燃性ガス濃度制御系(FCS)テストタップ(床面から5mくらいですか)からT/B内に設置してある格納容器ガス管理システム本体までホースをつなぎ、斜めになったホースをワイヤーで支持してつり下げる。線量が非常に高いので、無人台車を使用しホースを空中敷設して被曝線量低減をはかった。5号機モックアップで作業手順の確認をしていて、今日本番。建屋内の作業は12:40-13:25、作業者26名。計画線量20mSv、最大被曝線量11.19mSv。今後は2月下旬の運用開始を目指して残りの作業をしていく。
3号機格納容器ガス管理システム原子炉建屋内作業の実施について(PDF58.7KB)
すごいアヴァンギャルドな感じですけど、こういうの普通なんですか?
FCSテストタップの下は11月にWarriorでお掃除したり(11月5日参照)、PackBotで除染したり(11月22日参照)したところ。それでも雰囲気線量が数100mSv/hあったよな(12月8日に線量調査してるけど結果報告を見つけられない)。どうすんだろと思ってたけど、こうすんのか。すごいな。


水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年2月7日調査速報)(PDF655KB)
4ヵ所調査、4ヵ所で水たまり発見。いずれも雨水・地下水由来レベル。


その他

昨日6日採取の2号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.4KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 空気中のPu分析結果(PDF、2頁)
海水中の Pu 分析結果(PDF、3頁)
福島第一原子力発電所 土壌中のガンマ線核種およびPu分析結果(PDF)


ニコ生
【2/7・11:00開始】東京電力 記者会見
【2/7・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/7・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/7・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見