リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年5月31日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、29日より継続していたが10:04に停止。移送先を高温焼却炉建屋へ切り替えて、10:55に再開。「高温焼却炉建屋」は以前は「雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)」と記載していたもの。会見資料では、以前は「集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])」と表記されていたが、2014年12月以降は「集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)」となっている。表記は変更されたが、実際の移送先は以前と変わっていない。集中廃棄物処理施設の建物群のうちの雑固体廃棄物減容処理建屋の一部である高温焼却炉建屋、ということらしい。会見資料の表記の変更に習って、今日以降はここでも「雑固体廃棄物減容処理建屋」の表記をなくす。雑固体廃棄物減容処理建屋は事故以降、本来の目的で使用していない。現在、新たに雑固体廃棄物焼却設備建屋を建設中(2013年6月28日参照)なので、これと混同しないために記載名称を変えたのかも。ちなみに、水処理週報では初めから「雑固体廃棄物減容処理建屋」の表記はなくて、「高温焼却炉建屋」となっている。

3号機T/B地下たまり水移送、29日より継続していたが11:11に停止。移送先を高温焼却炉建屋へ切り替えて、11:11に再開。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機使用済燃料プール冷却浄化系、29日より停止中(使用済燃料プール冷却は残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転でおこなっている)。12日までの予定。6号機T/B地下たまり水移送、29日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、5月29日より運転中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、24日より全系統で停止中(25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、27日より全系統で停止中(27日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:03-15:49に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1,450t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


29日に発見された側溝に敷設されている耐圧ホースから水が漏えい(29日参照)した件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(その2)(PDF 64.9KB)
K排水路出口水の分析結果は、全β放射能濃度が引き続き減少傾向にある。港湾口連続モニター(海水放射線モニター)の値にも有意な変動は見られず、外洋への影響はないものと考える。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日)。29
日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月30日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機使用済燃料プール冷却浄化系、昨日29日より停止中(使用済燃料プール冷却は残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転でおこなっている)。12日までの予定。
6号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日5月29日より運転中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、24日より全系統で停止中(25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、27日より全系統で停止中(27日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

昨日29日に発見された側溝に敷設されている耐圧ホースから水が漏えい(29日参照)した件。耐圧ホースに空いている穴の大きさは、縦約1cm×幅約0.2cmであることを確認。29日夜は降雨があり、当該側溝内水位の上昇に対応するため、土嚢をさらに高く積み上げ、汲み上げを継続している。
漏えい箇所下流の側溝内の水(29日11:30採取)の分析結果は、134Csが5.6Bq/L、137Csが30Bq/L、全βが22,000Bq/L。移送元の1000tノッチタンク群内の水(14:50採取。側溝からくみ上げた水を含む)は、134Csが44Bq/L、137Csが230Bq/L、全βが1,100,000Bq/L。K排水路出口水の水は以下の資料。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.4KB)
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(その2)(PDF 62KB)
29日14:00採取の全βが6,600Bq/Lで最高値、これ以降は減少傾向(今日30日04:04で450Bq/L)。
港湾内海水のモニタリング結果。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF87 KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 158KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その3)(PDF 157KB)
1-4号機取水口内北側(東波除堤北側)、1号機取水口(遮水壁前)、2号機取水口(遮水壁前)、港湾中央の4ヶ所では、29日07:30頃採取分で全βが過去最高だが、その後は漸減している。港湾口、5・6号機放水口北側、南放水口付近海水(排水路出口付近)ではNDを維持、港湾口連続モニター(海水放射線モニター)でも有意な変動は見られず、外洋への影響はないと考える。
漏えい箇所周辺の側溝ではパワープロベスターによる水の回収を行い、今日30日15:30頃に完了した。K排水路出口付近では、引き続きパワープロベスターで水の回収をおこなう。
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて(続報3)(報道関係各位一斉メール)
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて(続報4)(報道関係各位一斉メール)
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて(続報5)(報道関係各位一斉メール)


その他


27日の車両スクリーニング場に設置されているノッチタンクのフランジ部2ヶ所から水が滴下していた件(27日参照)。その後、当該ノッチタンクの滴下したフランジ部以下となるように、タンク内の水を別のタンクへ移送し、フランジ部以下まで液位を下げて滴下がない事を確認。また、念のために当該フランジ箇所に受けを設置している。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。28日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 160KB)
No.12はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。20日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 75.7KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 13.5KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】

2015年5月29日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
6月1日の予定: 資機材整備
1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続していたが10:07に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて11:22に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、26日より継続していたが10:01に停止。移送先をプロセス主建屋に切り替えて11:14に再開。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機補機冷却海水系をストレーナおよび弁点検のため今日29日-6月12日に停止する。停止期間中は、使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)が使用できなくなるが、残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)で使用済燃料プール冷却を実施する。使用済燃料プールの冷却をFPC系からRHR系による非常時熱負荷運転に切り替えるため、10:17にFPC系を停止、10:48にRHR系による非常時熱負荷運転を起動。この間、使用済燃料プールの冷却が停止したがプール水温は20.5℃で変化なし。
6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止していたが12:00より運転中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、24日より全系統で停止中(25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、27日より全系統で停止中(27日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

10:08頃、構内の35m盤の五差路から2、3号機建屋へ向かう道路(2、3号機建屋側への下り勾配)脇の側溝に敷設されている耐圧ホースから水が漏えいしていることを作業者が発見。
側溝に敷設されている耐圧ホースからの漏えいについて(PDF 450KB)
10:26頃、このホースの移送をおこなっていたポンプを停止して漏えいが停止したことを確認。当該側溝はK排水路につながるため、側溝内の5ヶ所に土嚢を設置してパワープロベスター(バキューム車)による水の回収を13:08に開始。K排水路の排水は、移送ポンプによりC排水路を経由して港湾内に放出されているので、この移送ポンプを11:03に一旦停止したが、移送ポンプのある場所の堰を越流してK排水路出口(港湾外)から排水される可能性があり、11:27に移送ポンプを起動してC排水路経由で港湾内への排水を再開。
漏えいした耐圧ホースは、1000tノッチタンク群から3号機T/Bへの水移送に使用していたもの。1000tノッチタンク群には、No1・2地下貯水槽ドレン孔およびサンプリング孔へ流入した地下水、雨水RO設備による濃縮水残水(その他の使用履歴は確認中)が入っていた。
K排水路出口での排水の全β放射能濃度[Bq/L]は、27日:29(暫定値)、28日:1,200(暫定値)、29日07:00:1,400、29日11:50:1,200。1000tノッチタンク群からの水移送は27日よりおこなっており、28日以降の全β値の上昇は今回の漏えいの影響と判断。
港湾口連続モニター(海水放射線モニター)の値は通常8-12Bq/Lの範囲で変動しているが、今日29日は8-10Bq/Lであり、現時点で外洋への影響はないと考える。
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて(報道関係各位一斉メール)
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて(続報)(報道関係各位一斉メール)
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えいについて(続報2)(報道関係各位一斉メール)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第203報)(プレスリリース)
濃縮塩水(RO濃縮水)の貯蔵量は0になったよ。残水量(タンク底部の残水)は10,300m3だけど。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
4月の外部被曝線量の最大値は17.05mSv、平均値は0.80mSv(APD値)。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.06MB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日)。27日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

実施計画の変更認可申請(2014年7月29日提出)が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 48.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


おまけ

サブドレン他水処理施設の運用開始について、漁業関係者への説明会が27日より再開している。K排水路出口排水の分析値が非公開だった件で、交渉が頓挫していたもの(2月24、25日参照)。「<サブドレン放出>いわき市漁協と協議再開(河北新報)」(魚拓)、「浄化排水計画 相馬でも説明会(NHK)」(魚拓)など。




2015年5月28日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 123KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備
1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。

2号機使用済燃料プール代替冷却系、計装品の点検をおこなうため26日より停止していたが、点検が終了したので11:54に起動。起動時のプール水温は26.5℃(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、24日より全系統で停止中(25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、昨日27日より全系統で停止中(27日参照)
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


サブドレン他水処理施設のサブドレンピットNo.18、19で放射能濃度が上昇した件(2014年10月24、30日参照)で、原因と推定されたサブドレンピットNo.15、16の水質を改善する(2014年11月21日、2015年2月12、13日参照)ために、22-24日にサブドレンピットNo.16からくみ上げを実施した(21日参照)。くみ上げ量は約20m3。25日にNo.16ピットから採取した水の分析結果から、放射能濃度の低減を確認した。今後、継続的に状況を確認していく。
サブドレンピットNo.16の分析結果[Bq/L]:
2014年10月29日採取分:134Cs 850,000、137Cs 2,900,000、全β 3,200,000、トリチウム 84,000
2015年5月25日採取分:134Cs 83,000、137Cs 340,000、全β 390,000、トリチウム 4,100

昨日発見された車両スクリーニング場に設置されているノッチタンクのフランジ部2ヶ所から水が滴下していた件(27日参照)。当該タンク内の水の分析結果は、134Csと137CsがND、全βが14Bq/L。

1号機格納容器内たまり水水位の評価結果
1号機PCV内滞留水水位について(常設監視計器の再設置結果)(PDF 332KB)
1号機PCV内滞留水水位について(常設監視計器の再設置結果)(6:59)(動画)
1号機ペデスタル外側1階グレーチング上調査(B1調査)の現地実証試験(「原子炉格納容器内部調査技術の開発」)(4月6日参照)の実施に先立ち取り外してあった格納容器内常設監視計器を再設置した後、格納容器内水位および水位検出器設置位置について評価をおこなっていた(4月30日参照)が結果がまとまったので報告する。
常設監視計器をぶら下げるケーブルの先端に付けてあるカメラで、たまり水水面の位置を確認、その際のケーブル送り量から水位を測定した。結果は約O.P. +8700mm(グレーチングより約1000mm下)だった。これは、前回測定時の約O.P. +9050mm(2012年10月13日参照)よりも約350mm低い。格納容器のたまり水水位は注水量と格納容器からの漏えい量がバランスして決まると考えているが、1号機原子炉への注水量は5.0m3/hから4.5m3/hへ低減(2012年11月)しており、このためにたまり水水位が低下したものと考える(3頁にたまり水水位と漏えい量の評価を記載。1号機格納容器は2ヶ所(真空破壊ラインベローズ(2014年5月27日)とサンドクッションドレンライン(2013年11月13日))から漏えいが確認されているが、漏えい量から漏えい孔の大きさを推定し、たまり水水位から漏えい量(=注水量)を算出すると、実際の注水量とほぼ一致した。なお、推定された漏えい孔の大きさは、真空破壊ラインベローズで約2.4cm2、サンドクッションドレンライン(8本分)で約0.47cm2)。格納容器内の冷却状態は温度で監視しており、水位低下による冷却状態への影響はないことを確認している。
再設置した常設監視計器の設置位置は、計器をぶら下げるケーブルの先端が格納容器底部から約310mm高い位置となった(ここでケーブルが下げ止まった)。この評価は、水位計の動作状況(たまり水水位の評価結果と整合的)からも確認できた(4頁)。
公開した動画はダイジェスト版で、全編は原子力情報コーナーで公開する。
動画を見ると着底しているようにも見えるのだけれど、格納容器底部から310mmより下には行けなかったというのは、どういうことなんだろうか。←以下、2017年2月25日追記。格納容器は丸底だから、ケーブルの先端が着底した場所が一番低いところではなかった、ということじゃんね。

「情報公開に関する新たな仕組みと組織のあり方」について(3月30日プレスリリース)にもとづく「全ての放射線データの公開」に向けて、4月30日より一部のデータで公開(HPの「日々の放射性物質の分析結果」のページに掲載)を開始している。5月に公開したデータの概要をまとめた。
放射線データの概要(5月分)(PDF 521KB)

6号機補機冷却海水系をストレーナおよび弁点検のため明日29日-6月12日に停止する。停止期間中は、 使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)が使用できなくなるが、残留熱除去系(RHR系)による非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)で使用済燃料プール冷却を実施する。使用済燃料プールの冷却をFPC系からRHR系による非常時熱負荷運転に切り替えるため、明日2時間程度、使用済燃料プールの冷却が停止する。16:00のプール水温は18.9℃、冷却停止中の温度上昇は0.3度の見込み。また、6月12日にも同様に2時間の冷却停止を予定。

10:10頃、構内に停車中のトラックから軽油が滴下しているのを作業者が発見。漏れた油の広がりは約60cm×約1m、中和剤をまいて処理しオイルパンを設置した。滴下は停止したのを確認。双葉消防本部に連絡し、現場で危険物の漏えい事象ではないと判断された。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第18回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(4.79MB)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(7.23MB)
要員管理(8頁右)。4月の1日あたり作業員数は平均で6,940人(実績)。6月の想定は約6,810人。
【資料3-1】循環注水冷却(893KB)
【資料3-2】滞留水処理(10.8MB)
タンク建設進捗(通しで3頁)
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)(6頁)
凍土遮水壁試験凍結の状況(8頁)。地中温度、ブライン送り戻り温度差に加えて、測温管ー凍結管の距離と温度低下のグラフを追加。
凍土遮水壁の進捗状況(11頁)。実施計画変更の申請/認可状況、規制委・規制庁との審議内容(22、23頁)。
海水配管トレンチ閉塞工事進捗(24頁)
RO濃縮水処理の完了(37頁)(汚染水の全量処理の件)。昨日27日に処理を完了した。今後の予定として、RO濃縮水処理設備,モバイルSr除去設備は休止(他への流用を検討中)。残水処理はタンク解体と並行して実施していく(1年程度かかる見込み)。高性能多核種除去設備と増設多核種除去設備はSr処理水の処理を継続。既設多核種除去設備は長期点検後に、Sr処理水の処理を開始(既設多核種除去設備は点検手入れおよび吸着塔増搭工事を実施する。腐食対策で採用したガスケット型犠牲陽極の交換を実施する予定だが、対象箇所数が非常に多いため停止期間は数カ月になる見込み。工程は精査中)。
多核種除去設備以外で処理をしたSr処理水と、多核種除去設備で処理した水のうち過去の装置トラブル時に処理性能が低下した際の処理水については、計画的に再度処理を行っていく。
H3エリアB2タンク底板部のにじみ(44頁)。5月7日に仮設ポンプで水抜きを実施し、水位を10cm程度(底板フランジの高さ。4頁図)まで下げた。11日に、にじみの確認された場所に接している区画に水中ポンプ等を入れてさらに1cm程度まで水抜きを実施(4頁図)。にじみ箇所の拭き取り清掃および再塗装を実施(5頁)。堰内雨水処理について通常(RO処理後に散水)に戻した。
地下水バイパス運用状況(49頁)。25日までに65回の排水を実施、排水量は合計105,046m3
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(56頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、57頁)、地下水バイパス調査孔(61頁)、地下水バイパス揚水井(62頁)、排水路(63頁)、海水(64頁)。
【資料3-3】環境線量低減対策(14.9MB)
敷地内線量低減対策(通しで1頁)
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。地下水のくみ上げ量:観測孔No.0-3-2から1m3/日、1-2号機間ウェルポイントから10m3/日(2014年10月31日より50m3から削減)、2-3号機間ウェルポイントから50m3/日(2014年10月31日より4m3/日から増加)。地下水(6頁)、排水路(15頁)、海水(20頁)。
海側遮水壁設置工事の進捗(33頁)
フェーシング計画(H27年度)(34頁)。H27年度末でのフェーシング工事完了予定エリア(36頁)。1-4号機建屋・集中廃棄物処理建屋・共用プール建屋周辺は廃炉作業の進捗に合わせて実施、それ以外の広域フェーシングの予定エリア(2014年7月14日)は全て完了する見込み。フェーシングにともなう排水路新設・集中豪雨対策(25日の現地調整会議の排水路対策を参照)
全面マスク着用省略可能エリア、一般作業服着用可能エリア(通しで1頁)
全面マスク着用を不要とするエリアの拡大(3頁)。1月29日に報告した計画通り、1-4号機周辺以外の全エリアで全面マスク着用を不要とする(使い捨て式防塵マスク(DS2)で作業できる)運用を明日29日より開始する。運用開始のために3・4号機法面とHタンクエリアに連続ダストモニターを追加し、計10台の連続ダストモニターでの監視体制を確立。また、事前の空気中のダスト濃度測定で全面マスク着用基準(2×10-4Bq/cm3)より2桁程度下回っていることを確認した(6頁)。今後は、1-4号機建屋内および建屋周辺は全面マスク、1-4号機周辺は全面/半面マスク、それ以外は使い捨て式防塵マスク(DS2)(ただし、高濃度粉塵作業では全面/半面マスク)を着用。RO濃縮水またはSr処理水を貯留するタンクエリアの堰内では、貯留水の内部取り込みを防ぐために全面マスク着用とする(マスク着用区分マップは8頁)。
これにより、作業環境が向上する(マスク着用による、視野が狭くなり自分の足元も見えない、声がよく聞こえない、アイコンタクトが取れない、夏場はマスク内に汗がたまる、などの問題が解消する。また、全面マスクをかぶることに精神的な負担を感じる人もいるが、それもなくなる)。
大型休憩所の運用開始(9頁)。5月31日より。休憩スペースの他に、事務作業のできる場所やTBM・KY等の打ち合わせをおこなうスペースもある。また、作業者用にWBCをJビレッジから一部移設(空間線量率が低下したので、ここでWBCを運用することが可能となった。Jビレッジに残したWBCは訪問者用とする予定)。食堂は6月1日より(1食380円で提供)。売店や自販機も設置する。各フロアの見取り図は12-15頁。
熱中症予防対策(16頁)。2014年度は熱中症の発生者が前年より増加しているが、休業をともなうものはなく、作業者数の増加を考慮すると発生率は前年とほぼ同じ。2014年7月に導入した統一ルール(WBGT25℃以上で作業は連続2時間以内、WBGT30℃以上で作業禁止、など)を今年は5月から適用する。その他対策は18、19頁。クールベストはより冷却効果の高いものへ変更、保冷剤・冷凍庫を増強、移動式給水所を2台から5台へ増強。5月1日現在の構内外の休憩所一覧(地図、22頁)。
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業における監視カメラ不調(通しで10頁)。600tクローラークレーン2号機のクレーン先端カメラと中間カメラ(11頁右図)のズーム機能が動作しないのを9日に確認。13日までの調査で、先端カメラは本体に不調があると特定。中間カメラは位置が高く調査できなかったが、同様の事象と推定。FHM本体撤去にはこれらのカメラが不可欠。先端カメラは13日に交換を実施し、良好に動作することを確認したが、中間カメラは、クレーンのタワー部を伏せないと調査・交換ができないので、7月から予定していた600tクローラークレーン2号機の年次点検を前倒し(6月上旬-中旬予定)しておこない、その際に交換を実施する予定。FHM本体の撤去は7月中頃の予定。スケジュールは12頁。
1号機飛散防止剤散布実績および予定(13頁)
3号機飛散防止剤散布実績および予定(16頁)
1号機R/Bカバー解体工事(19頁)
3号機上部除染・遮へい工事(20頁)
2号機ペデスタル内側プラットホーム上調査(A2調査)の現地実証試験(「原子炉格納容器内部調査技術の開発」)のうちX-6ペネ用遮へいブロック撤去の実施(通しで4頁)。X-6ペネから格納容器内に調査装置(6頁右下写真)を入れて調査するが、それに先立ち、X-6ペネの前に設置してある遮蔽ブロック(9頁)を撤去する。撤去は遮蔽ブロック撤去装置(10頁)で遠隔でおこなう。遮蔽ブロックは鉄枠にコンクリートを充填したもので、1個の重量は最大で36kg。これを幅約1.4m、高さ約2.1mに積み上げてある。ブロック撤去後は作業エリアとなるX-6ペネ付近の線量上昇が想定されるので、プロック撤去前に代替遮蔽体を設置する。現在、撤去装置のトレーニング中で、6月11日より実際の作業を開始予定。
IRIDの記事「遮蔽ブロック&鉄板取り外し装置「TEMBO」の作業トレーニング実施中(三菱重工業)(2015年5月28日)」に遮蔽ブロック撤去装置のトレーニングの様子の写真あり。
ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験の測定作業完了(12頁)。2月12日に測定を開始(3月19日に26日分のデータで速報)、5月19日に測定完了。この間の約91日分のデータを解析した。結果は、データが蓄積し統計誤差が減少。定量的な評価を実施しても、炉心部には燃料および水は確認できなかった。視野の周辺部はデータを蓄積しても見えるようにはならなかった。
測定器1(北西側)を置いておく場所の調整がついたので、場所を移動して(R/B北側中央寄り、13頁右下図)さらに8月中まで測定を実施する(25日に測定を再開した)。これにより測定地点が3点となり、さらに精度の向上を目指す。
ガレキ・伐採木の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ一時保管エリアA1の破損(5頁)。テントフレームにシートを固定しているシートガイドが脱落した原因として、シートガイドを固定しているガイド止めのネジが緩んで脱落したためと思われる(7頁に脱落したガイド止めの写真あり)。
【資料4-1】チーム会合の結果について(中長期ロードマップ改訂案、廃炉研究開発連携会議(仮称))(1.60MB)
各機関で進められている研究開発を、実際の廃炉作業に効果的に結び付けていくため、原子力損害賠償・廃炉等支援機構に「廃炉研究開発連携会議(仮称)」を設置する。その成果等は、原子力損害賠償・廃炉等支援機構が、「廃炉・汚染水対策チーム会合」又は「廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議」に定期的に報告する(31頁)。
【資料4-2】福島第一原子力発電所におけるトラブル等に関する「通報基準・公表方法」の更新について(450KB)


ニコ生
【5月28日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.5.28(木)18時30分 ~



2015年5月27日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備
1号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より停止中。

2号機使用済燃料プール代替冷却系、計装品の点検をおこなうため昨日26日より停止中。起動予定は28日18:00。停止時のプール水温は21.9℃、プール水温上昇率評価値は0.139度/時、停止中のプール水温上昇は最大で約9度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
2号機海水配管トレンチ閉塞、今日、立坑AとDの充填を完了した。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、24日より全系統で停止中(25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。下記のように、10:51に全系統で停止
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

RO濃縮水の浄化処理をタンク残水を除いてすべて完了した。
RO濃縮水処理設備で処理を予定していたRO濃縮水の処理が09:15に完了。また、増設多核種除去設備で処理を予定していた海水成分の多いRO濃縮水の処理が10:51に完了。これにより、タンクに貯留していたRO濃縮水は、タンク底部の残水を除いてすべて浄化処理が完了、汚染水によるリスク低減という目的を達成した。多核種除去設備による処理水の貯蔵量は約44万t(既設/増設/高性能合わせた分で、海水成分の多いものは含まない?)、Sr処理水の貯蔵量は約18万t。また、タンク残水は21日時点で約9,500m3と推定。
RO濃縮水の処理の完了(タンク底部残水および海水成分の多いRO濃縮水を除く)について(報道関係各位一斉メール)
海水成分の多いRO濃縮水の処理の完了について(報道関係各位一斉メール)

今日、H2エリアでフランジ型タンクの解体作業を開始した。
福島第一原子力発電所 H2エリアタンク解体作業の開始について(PDF 165KB)
作業にあたっては、ダスト飛散防止対策(仮設天板の設置や局所排風機の運転等)を実施するとともに、タンク内部の残水処理作業時やタンク解体作業時のダスト濃度測定を行いながら、慎重に作業を実施していく。解体の手順については5月20日を参照。

14:17頃、構内の車両スクリーニング場に設置されているノッチタンクのフランジ部2ヶ所から水の滴下があることを作業者が発見。水の滴下は1秒に1滴と10秒に1滴程度で、滴下した水は堰内に留まっており、堰外への流出はない。なお、当該ノッチタンクには、Jビレッジで車両の洗浄に使用した水を保管しており、放射能濃度は最大で約130Bq/L。今後、当該フランジ部について、養生等の処置を実施。
車両スクリーニング場に設置されているノッチタンクフランジ部からの漏えいについて(報道関係各位一斉メール)

今日、No.3軽油タンクの点検を終了した(2014年10月30日開始(2014年10月29日参照)、2015年3月末に終了予定だったが、1月の死亡災害を受けた安全点検等の影響で終了予定が5月に延期されていた(3月25日参照))。この点検にともない運転上の制限を計画的に外れていたが、13:00に制限内に復帰した(詳細は会見資料を参照)。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。25日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 117KB)
No.12のトリチウムは380Bq/L。No.10はポンプ点検により採取中止。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)。25日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 416KB)

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は8日、2号機は7日、3号機は14日、4号機は12日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 52.2KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 46.0KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 47.7KB)
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 51.6KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 39.3KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 39.4KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 39.4KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 54.9KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 61.0KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月26日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備。
今日26日頃より開始を予定していた屋根パネル取外しは延期になっている。機器ハッチ開口部に設置してあったバルーンのずれが見つかり(22日参照)、これの復旧に時間を要するため(23日参照)。
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止していたが06:06-09:50に実施。移送先は1号機廃棄物処理建屋。

2号機使用済燃料プール代替冷却系、計装品の点検をおこなうため06:02に停止。起動予定は28日18:00。停止時のプール水温は21.9℃、プール水温上昇率評価値は0.139度/時、停止中のプール水温上昇は最大で約9度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日25日より停止していたが11:11に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

3号機T/B地下たまり水移送、24日より停止していたが11:20に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。フィルター洗浄のため08:23-20:11に停止。起動後20:47に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、24日より全系統で停止中(25日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他

構内排水路出口の排水の分析結果(3月4日参照)。5月8-14日の流量データと5月15-21日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 255KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

四倉海水浴場,勿来海水浴場 海水試料測定結果(PDF 15.2KB)
4月27日参照。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】


2015年5月25日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備(2台あるクレーンのうち1台の点検)。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、24日より継続していたが09:40に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日24日より停止中。
3号機廃棄物地下貯蔵設備建屋の原子炉冷却材浄化系廃樹脂貯蔵タンクエリアおよび廃スラッジ貯蔵タンクエリアのたまり水移送を12:28に開始(3月26日、5月18日参照)。移送先は3号機廃棄物処理建屋。この移送は、移送先の廃棄物処理建屋のたまり水水位を確認しながら計画的(断続的)に実施していく。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。予定していたRO濃縮水の処理を終了したので、点検手入れおよび性能向上のための改造準備工事をおこなうため、昨日24日23:18に全系統を停止。なお、点検はA・C系を先行して行い、B系は点検に伴い発生する排水やタンクレベル低以下のRO濃縮水の残水等の処理を行うため待機状態とし、A・C系終了後に点検を行う。
A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:08-16:01に一時貯留タンクGr3から排水を実施。排水量は1,463t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)


その他


4月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2015年4月)(PDF 752KB)
今回から評価方法を変更している(4月30日参照)。1頁のグラフで「2015年4月(暫定)」とあるのは、従来の評価方法で出した4月分の値。
新しい評価方法による4月の1-4号機R/Bからの放出は9.6×105Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中濃度放射能濃度は134Csが7.8×10-11Bq/cm3137Csが2.2×10-10Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.0027mSv未満となる。なお、周辺監視区域外の空気中の告示濃度限度は134Csが2×10-5Bq/cm3137Csが3×10-5Bq/cm3。評価の詳細は3頁以降。

2号機使用済燃料プール代替冷却系、計装品の点検を行うため26-28日に約60時間停止する。11:00のプール水温は21.8℃、プール水温上昇率は0.139度/時、停止中のプール水温上昇は最大で約9度の見込み(運転上の制限値は65℃)。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第21回)があった。その際の資料。
【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について(7.04MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(5頁)
地盤改良壁の地表処理、ウェルポイント設備変更(9頁)。地盤改良壁の地表処理は1-2号機間・2-3号機間・3-4号機間で完了。ウェルポイント設備変更は1-2号機間で4月に完了、2-3号機間と3-4号機間は6月完了予定。
放水路たまり水モニタリングまとめ(11頁)
2号機放水路の追加調査(14頁)。下流側のサンプリング(14頁)、上流側立坑で下層のサンプリング(15頁、表層に加えて下層でもサンプリングを実施したが、濃度差は小さい)、流入水のサンプリング(16頁、めぼしい汚染源は特定できず)、周辺の地下水観測孔のサンプリング(17頁、5月15日に観測孔2T-2と2T-3で採取分析、従来と変わらない低濃度だった)。
港湾内外海水モニタリングまとめ(24頁)
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(29頁)
H4、H6タンクエリアモニタリングまとめ(30頁)
排水路モニタリングまとめ(34頁)
地下水バイパス運用状況(37頁)。19日までに64回の排水を実施。排水量の合計は103,583m3。揚水井、観測孔水位グラフ(38、39頁)。10m盤観測孔単回帰分析結果(40頁)、観測孔A-Cで稼動前に対して10-20cm程度の水位低下。サブドレン水位評価結果(41頁)、稼動前に対してSD9で25cm低下、SD20で変わらず、SD45で20cmの上昇(4月1日より連続観測のうち、毎日12:00のデータをプロット)。建屋流入量評価結果(41頁)、至近の地下水流入量は319m3/日(対策前に対して90m3/日程度の抑制)。
地下水バイパス揚水井の状況(43頁)。現在、すべての揚水井で浮遊物を確認しており、順次清掃を実施していく予定。No.9は3月31日に揚水停止して清掃していたが4月27日に揚水再開。No.10は4月27日より2回目の清掃を実施中。
【資料1-2-1】福島第一原子力発電所1号機建屋カバー解体工事の進捗状況と飛散抑制対策のとりまとめについて(1.31MB)
【資料1-2-2】福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋3階機器ハッチ開口部バルーンのずれについて(431KB)
【資料1-3】B・C排水路側溝放射線モニタにおけるβ濃度高高警報発生について(623KB)
今後の対応(7頁)。高濃度汚染水の入っている仮置タンクが置かれていないことを定期的に確認、排水路・側溝の不要な開口部の閉止、使用予定のない配管の計画的な撤去・水抜き、など高濃度汚染水の管理強化を追加。スケジュールは9、10頁。
【資料1-4】福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検(1.86MB)
リスク総点検の結果を踏まえ、現地調整会議で進捗状況を定期的にフォローしていく。今回は2号機R/B近傍のサブドレンピットNo.16くみ上げについて報告。
【資料1-5】放射線データ全数公開に向けた取り組みについて(383KB)
【資料1-6】発電所構内の車両管理について(553KB)
構内の車両数(2頁)。車両(普通/大型)、重機(自走式/非自走式)について、構内・構外使用と構内専用の台数を東電所有と企業所有とで集計。
入構車両の管理(3頁)。入構する車両には事前に車両許可証を発行(発行時に車検証原本を確認)。車両許可証の有効期限は工事期間内(最大でも3年間)。
構内専用車両(4頁)。構外へ出られない車両(構内専用車両)は永久抹消登録して赤ステッカー登録申請をお願いし、データは当社で管理。
構内専用車両の整備状況(6頁)。2014年6月より整備工場運用開始。普通車(178台)が整備済み、大型車は今年9月より整備開始予定。各企業の車両も申請を受け整備している。企業所有車では整備士を呼んで整備するほかに、作業員が日常点検するなど十分な点検ができていない車両もある。
構内専用重機の整備状況(7頁)。重機も車両と同様の状況。
今後の取り組み(9頁)。構内専用車の全台数のデータベース化と運用管理(すべての構内専用車を赤ステッカー登録し、年1回の点検整備の実施を確認する。赤ステッカーのない車両には給油しない。企業への説明会開催)。
【資料1-7】H3エリアB2タンク底板部のにじみについて(388KB)
【資料1-8】構内道路脇の側溝付近からの火災について(846KB)
推定原因に基づき類似箇所の調査を実施(4月13日を参照)。結果は、対象55回路(118ヶ所)のうち、外気温の影響のあるもの37回路(93ヶ所)、外的応力を受けているもの1回路(1ヶ所)、周辺に可燃物のあるもの24回路(36ヶ所)。問題のある箇所は、計画的に対策を実施していく(スケジュールは10頁)。
【資料1-9】計画的な設備保全の実施状況について(257KB)
震災後に設置した設備について、仮設設備から恒久的な設備に更新するなど長期間の使用に耐え得るように信頼性向上・維持するために保全方針の検討・策定を実施。保全の共通的な考え方をまとめるとともに、2012年9月より各設備の保全長期計画を策定して計画的な保全を開始、その後、2013年8月30日より保全の考え方をガイド化して新設されていく設備に適用し、展開を図っているところ。現状では、主要設備である炉注・SFP・電源などの設備については適切に計画的な保全を実施しているが、水処理設備は急速なタンクの増設などへの対応があり、一部点検長期計画の作成などに遅れを生じている。今後は、今までに得られた知見を反映し、環境の変化や運用状況の変化などにより保全内容を見直していく。
【資料2】東京電力福島第一原子力発電所廃炉・汚染水対策現地調整会議課題に対する管理表(18.6MB)
汚染水貯蔵タンクエリア別対策実施状況(通しで4頁)
4000m3ノッチタンク群と地下貯水槽No.4、7貯蔵の雨水の処理状況(通しで4頁)
各汚染水浄化処理設備の運転状況(1頁)。3月16日に汚染水全量処理の見通しについて報告した際に、塩分濃度の濃いRO濃縮水の処理は5月末以降さらに数カ月を要する見込みとしていたが、この分が5月末までに完了できる見通し。5月末の時点で、タンクの残水分(1.1-1.2万tの見込み)以外のすべてのRO濃縮水の処理が完了する。塩分濃度の濃いRO濃縮水はCaやMgを多く含むため、多核種除去設備(既設/増設)の炭酸塩沈殿処理においてフィルター(クロスフローフィルター)が詰まりやすく、定格流量で処理を進めるとフィルターの洗浄回数が増えて処理に時間を要すると予想していたが、流量を定格より下げて時間あたりの処理量がなるべく多くなるよう最適化した結果、5月中に処理が終わる見通しがついた。
各設備の運転状況等(2頁)、RO濃縮水および処理水の推移(3頁)、RO濃縮水の残留状況5月末予想(4頁)、各エリアの貯蔵水種別5月末予想(5頁)。
2、3、4号機海水配管トレンチ閉塞工事進捗(27頁)。各号機の進捗状況(充填量、残留たまり水量)まとめ(28頁)。
凍土遮水壁工事進捗(39頁)。注水井設置は21日時点で完了している(20頁)。凍結プラント進捗(50頁)。試験凍結を4月30日に開始しているが、作業の様子、ブライン循環による配管の着氷状況などの写真あり(51頁)。
建屋内たまり水移送装置設置工事の進捗(55頁)。作業者の被曝線量実績(58、59頁)。1号機T/B地下所内ボイラー室とディーゼル発電機(B)室の排水実績(62頁)。
敷地内のフェーシング進捗(67頁)。22日現在、進捗率73%(72頁)。各作業箇所の写真あり。構内道路整備計画(77頁)。各作業箇所の写真あり。
構内排水路の対策の進捗(81頁)。浄化材の設置(83頁)、K排水路の清掃(84頁)、A・B・C排水路の清掃(85頁)。新設排水路設置ルート(91頁、広域フェーシングにより排水路に流入する雨水量が増加するため、特にフェ-シング実施中の地下水バイパスエリア(K排水路集水域)と西側エリア(B・C排水路集水域)については排水路を新設して排水する計画)。タンクエリアの集中豪雨対策(92頁、集中豪雨時に排水路の容量がオーバーしてもタンクエリアへ雨水が流入しないように、道路等を活用して大熊通り(免震重要棟南側の大きな切り通しの道)に導き排水する)。R/Bエリアの集中豪雨対策(93頁、R/B等に大量の雨水が侵入しないように、建屋の防水、開口部への土のう設置のほかに、大熊通りにグレーチング横断側溝(図参照)を設置して建屋の手前で通りを下ってくる雨水をキャッチして建屋への流入を防止)。対策実施のスケジュールは94頁。K排水路付け替えは2015年度末完了予定、排水路新設は2015年12月末完了予定。
タンク建設進捗(119頁)。Jエリア、Kエリア、H1エリアの現況写真。
水バランスシミュレーション(127頁)
1-3号機放水路たまり水調査および対策(128頁)。対策まとめ(131頁)。繊維状Cs吸着材による浄化の状況(132頁)。逆洗弁ピットから放水路への流入防止(133頁)。モバイル式処理装置による放水路の浄化(134頁)、6月開始を目指して準備工事中。今後の予定は135頁。
海底土被覆工事進捗(138頁)。4月23日に完了。5月15日に被覆状況確認のため深浅測量を実施(解析中)。5月下旬から、耐久性向上のため2層目の追加被覆を実施。H27年度末に完了予定。
魚類対策実施状況(139頁)

福島第一原子力発電所における大型休憩所開所式のご案内について(お知らせ)


ニコ生
【5月25日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.5.25(月)17時30分 ~


2015年5月24日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より継続していたが10:07に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて11:08に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続していたが10:01に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。14日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 75.7KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 177KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月23日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。屋根パネル(計6枚)の取り外し作業については、26日頃から開始することとしていたが、原子炉建屋3階機器ハッチ開口部に設置したバルーンが、所定の位置に設置されていないことが確認され(昨日22日参照)、復旧に時間を要することから、屋根パネルの取り外し作業を延期する。なお、ダストモニタおよびモニタリングポストのダスト濃度等に有意な変動は確認されていない。こういうことを1号機原子炉建屋カバー解体作業のページに掲載しないと、あのページやってる意味ないじゃんねぇ。
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


保管中のHIC上のたまり水(4月2、22日参照)の件。セシウム吸着塔一時保管施設第2施設に保管中のHIC(683基)の点検をおこなっている(8日参照)が、16日報告分に続いて新たに下記の6基のHICで水たまりを確認した。
O6ボックスカルバート内HIC、製造番号:625899-171
E6ボックスカルバート内HIC、製造番号:PO641180-160
V5ボックスカルバート内HIC、製造番号:625899-084
T6ボックスカルバート内HIC、製造番号:625899-232
R5ボックスカルバート内HIC、製造番号:625899-345
T7ボックスカルバート内HIC、製造番号:625899-356
5月20日現在、267基のHICの点検を完了しているが、これまでに合計26基のHICについて、水溜まり等を確認している。引き続き、残りのHICについて点検を行っていく。
なお、これまでの点検で上ブタにベント孔がないHICが1基(製造番号:PO625899-243)確認された。現在使用しているHICのうち、2014年6月以前に製造メーカより受領した334基のHIC(当該HICを含む)については、受領時にベント孔の検査を実施していなかったことから、当該HIC以外の残りのHICについても、今後速やかに点検を実施し、ベント孔の有無を確認する。2014年6月以降に受領したHICについては、受領時にベント孔の検査を実施している。詳細について、昨日22日の規制委の監視・評価検討会の資料に記載あり。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。21日採取分だが、悪天候のため採取中止。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 117KB)

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)。22日採取分のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路立坑サンプリング結果(PDF 7.53KB)
2号放水路上流側立坑については、全β放射能およびトリチウム濃度の上昇を受け、1回/日のモニタリングを実施していたが、22日まで全β放射能およびトリチウム濃度がともに低下し、安定していることから、23日より測定頻度を3回/週(1号機放水路立坑と同様)とし、モニタリングを継続する。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月22日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 17.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定: 資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第202報)(プレスリリース)

1号機R/B3階機器ハッチ開口部バルーンがずれているのを確認。
福島第一原子力発電所 1号機 原子炉建屋3階機器ハッチ開口部バルーンのずれについて(PDF 1.14MB)
1号機R/Bカバー解体作業に先立ち、作業にともなう放射性物質放出を抑制するためにオペフロに流入する風の量を減らす目的で、機器ハッチの吹き抜けを閉塞するようにバルーンを設置してあった(2014年6月4日に設置。2014年6月4、27日参照)。作業者がR/B1階開口部下部より上を見上げたところ、バルーンの南側に開口があるように見えるという連絡が昨日21日にあり、東電社員が現場で南側の一部がずれてスキマがあいているのを確認した。
バルーンはクレーンで吊り下げて開口部の縁に置くように設置してあり、空気供給ユニットで空気を送り込んでいる(1頁右上図)。バルーンの上側から撮影した写真(21日撮影、2頁右図)には、飛散抑制剤がバルーンの上にたまっているのが確認できる。
1号機R/Bカバー解体で屋根パネル取外しを26日頃から開始予定だった(20日参照)のだけれど、NHKの報道によれば、これのせいで来月以降に延期とのこと。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。20日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 120KB)

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)22日採取分。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路立坑サンプリング結果(PDF 7.84KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.37MB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 12.9KB)

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(2014年10月29日提出と2015年1月30日提出の2件)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
変更:H4エリアフランジタンクの撤去。フランジ型タンクの解体。
補正1:J7エリアタンクの増設。
補正2:雨水処理設備等の増設。

今日、規制委の第35回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
(第35回特定原子力施設監視・評価検討会資料)海水配管トレンチ汚染水対策工事の進捗について(PDF 3.41MB)
2-4号機進捗まとめ(2頁)
2号機立坑A、D充填の進捗(3頁)。2サイクル目のキャッピング材2層目を実施中。27日に充填完了予定。
2号機立坑A、D水位の変動(4頁)。T/Bと立坑Aの間は凍結止水により連通性はほぼない、立坑AとBの間の連通性は水位差0.5mで0.01m3/h未満、立坑CとD間の連通性は0.01-0.02m3/h(5頁)。T/Bと立坑Dの間は開削ダクト部の凍結止水により連通性はほぼない、立坑C南には地下水流入の可能性(6頁)。
2号機立坑A、D充填後の方針(9頁)。トレンチ内の連通が残存している可能性を考慮し、当面の間、立坑内および周辺(観測孔)について監視を行う方針。監視は設置高さが最も低い立坑Cで実施、立坑A上部、立坑B、開削ダクト部は順次トンネル閉塞材料で充填・たまり水の除去を進める。開削ダクト凍結止水のT/B側のたまり水は除去・内部充填が困難なため、建屋たまり水の水位低下に合わせて充填する。
2号機立坑Cの充填方針(10頁)。ポンプの入っている管のまわりをO.P. +0.9mまで充填してたまり水を除去、管を観測孔として利用する。
3号機揚水試験結果(11頁)。トンネル部充填後に揚水試験(4月16日にStep1、21日にStep2、27日にStep3)を実施。T/B〜立坑A〜立坑B〜立坑C〜立坑D〜T/Bの間に連通性はない。立坑B、Cへは地下水流入の可能性あり。
3号機立坑充填の進捗(13頁)。5月2日より立坑Dで開始。2号機と同様の手法で実施していたが、トンネルCを通じた連通性がないことが確認できたので、1サイクル目以降はトンネル閉塞材での充填を行う。立坑A、B、Cも連通性がないことを確認できたので、トンネル閉塞材で順次充填を実施中。
今後の予定(15頁)。2号機は6月中にたまり水除去完了を目指す。3号機は6月中にたまり水除去、7月中に充填完了を目指す。
4号機の状況(16頁)。開口部2および3の充填が完了。トレンチ内たまり水は,開口部1および放水路上越部の一部、建屋張出部を除き、ほぼ除去完了。放水路上越部の充填は周辺工事との調整で秋頃を予定。開口部1はT/B床面とほぼ同じ高さで接続しており、たまり水除去および充填が現状困難なので、建屋たまり水の水位低下に合わせて充填を行う方針。
参考資料(2号機立坑の水位変化、水質分析結果、3号機立坑の水質分析結果、2号機立坑A凍結止水部の温度変化、2号機開削ダクト凍結止水部の温度変化)。
(第35回特定原子力施設監視・評価検討会資料)HIC上のたまり水発生の原因と対策の検討・実施状況(訂正版)(PDF 2.28MB)
HIC上にたまり水が発生したメカニズムの推定(2頁)。始め均質なスラリーだったのが、静置している間にスラリー成分が沈降し、上澄み水を形成。その間、水の放射線分解で発生した水素等のガス成分が沈降で密度を増したスラリー部から抜けきらず、スラリー部の体積が膨張。これにより、上澄み水の水面が上昇し、HIC上部から押し出された、と推定。スラリーがガス成分を保持するメカニズムや、発生したガスのうち液位上昇に寄与する割合など、未解明な部分は残るものの、保管中のHICの点検を優先度をつけて計画するための考え方として採用。
保管済みHIC点検の優先順位の考え方(3頁)。HIC表面線量率と保管日数から推定される水素ガス発生量を液位上昇量とみなし、液面上部空間の体積と比較してたまり水発生までの日数を評価した(3頁グラフ)。グラフ中、青線の上側はたまり水発生の可能性があり、この領域にあるHIC(21基)を最優先で点検する。また、青線の下にあってすでにたまり水の確認されているものがあることは、推定メカニズムやたまり水発生日数見積もりモデルが完全ではないことを示しており、さらに検討を要する。
HICの点検の優先順位(4頁)。3頁の考え方に基づき、たまり水発生までの日数で点検に優先順位をつけた。日数がマイナスのもの(3頁のグラフ青線の上側)で未点検の21基は最優先で実施(今日中には終わる見通し)。日数が30日までで未点検のもの(10基)は優先順位2。30日以上は優先順位3で1059基が未点検。
系外への漏えい防止の対応(5頁)。現在、ボックスカルバート床面に水が流れ落ちたものは新たに確認されていない(HICからの水漏れが確認される前に、3月30日にボックスカルバート内にたまり水が確認されている。4月3日参照)。にじみ・たまり水が確認されたHICでは、拭き取り・フタ内の水の回収・HIC上部に吸水材を設置している。また、たまり水の認められていないHICにも吸水材を順次設置中。
HICフタ解放調査(6頁)。たまり水のないものも含め、表面線量率・保管時期・内容物の種類で対象を選定して実施。
HICフタ解放調査/攪拌による液位低下状況(7頁)。炭酸塩スラリーを保管するHICでは、攪拌で気泡が発生し、静置後は液位が低下する(線量の高いものは大きく低下する)。鉄共沈スラリーのものでは攪拌前後で液位はほぼ変化せず。いずれも攪拌棒は容易に底部まで届き、抵抗は少なかった。
HICフタ解放調査/ガス分析結果(8頁)。攪拌により液面に浮上してきた気泡を効率的に補修できるよう、方法を逐次改善。気泡に含まれるガスの主要な成分は水素と酸素で、一酸化炭素と二酸化炭素を含む。攪拌による液位変化が最大だったAG6(187)では、水素が43%、酸素が9%(このほかのものの分析結果は、空気の混入、水素の拡散の影響をより多く受けている可能性あり)。鉄共沈スラリーおよび吸着材用HICには水素がほとんど含まれない。
可燃性ガスの滞留防止(10頁)。可燃性ガス(水素)は、HICフタに設けられたフィルター・ベント孔を通じてHIC外に排出され、HIC直上部にて約2.3%以内にとどまる設計としていたが、フタ解放調査でHIC直上の水素濃度は概ね1%未満で想定通り。ガス分析の経験から、攪拌等により放出された水素は一時的にHIC直上の水素濃度を上昇させるが、速やかにボックスカルバート内に排出・拡散する。カルバートのフタには一番高いところに換気口があり、HICから放出された水素はこの換気口から大気へ放散され、カルバート内に滞留することはない。HIC内は一時的に水素濃度が上昇する可能性があるが、着火源はなく(HIC内の相対湿度は100%なので、静電気の発生する恐れは小さい)着火する可能性は小さい。HIC外は水素が滞留することはないが、作業安全上の観点から、電動機類を水素と接触しないように設置する等の防爆対策を実施する。
吸着材用HICの調査結果(11頁)。吸着材(メディア)用HICでは、脱水処理してから一時保管施設で保管している。フタ解放調査により、今回と同様の事象が生じていないことを確認。ガス分析では高濃度の水素の滞留も認められていない。
まとめ(12頁)
スラリーの挙動確認試験(13、14、15頁)
スラリー内のガス滞留による体積膨張・液位上昇の上限の推定(16頁)。沈降したスラリーの中に気泡が蓄積してスラリーのかさ密度が減少し上澄み水の密度を下回ると、スラリーと上澄み水の逆転が起きて対流が生じ、中の気泡が放出される。このモデルに従うと、スラリーの体積膨張による液位上昇には上限があると考えられる。この上限液位がHICフタ下面に到達しないだけの上部空間を確保すれば、たまり水が発生しないことになる。モデルに従い推定すると、保有するスラリー量に対して10%以上の空間容積を確保しておけば、HICの溢水は防止できることになる。現在、HIC液位はフタ下面より8インチ下へ変更(以前は4インチ)しているが、この場合の空間容積は10%以上となっている。なお、このモデルの妥当性については実験等でさらに検討し、HICの水抜き基準へ反映する。
保管中HIC用の簡易水抜き装置案(緊急対応用)(18頁)
保管中HICの水抜き装置案(本格運用段階)(19頁)
今後のスケジュール(20頁)。上澄み水の抜き取り対策が完了するまでに溢水の可能性があるHICについては、暫定対策(吸水バッグの設置、HIC内攪拌による液位低下)の実施により、溢水防止を図る。
HICのβ線に対する健全性確認の状況について(27頁)
ベント孔なしHICフタについて(47頁)。4月29日に当該HIC(PO625899-243(W6))のフタ内ガスサンプリングをしようとしてベント孔がないことを確認。フタ解放時に内部空気の噴出などはなかった。点検後、フタを締め込み位置から1/4回転戻し、ガス流路を確保している。HICフタは、HIC本体とともに米国工場にて製造。製品の工程管理に問題があり、ベント孔を開ける作業工程を飛ばしたことによるものと推測。当該HICを含め、受領時検査でベント孔検査を実施していなかったHICは334基(内およそ30基は未使用)。速やかに点検を実施し、ベント孔の有無を確認する。2014年6月以降に受領したものは、ベント孔の検査を実施している。4月29日には協力企業の担当者から東電へ報告があったが、それが本店や規制庁へ伝わったのは昨日21日とのこと(49頁のHIC蓋解放調査結果を見ていた本店社員が蓋内ガスが採取できていないものがあることに昨日気づき、そこから事態が明らかになった)。またしても、社内の情報共有について問題ありと指摘されていた。
(第35回特定原子力施設監視・評価検討会資料)滞留水貯留タンクエリアの堰設置状況(PDF 4.15MB)
汚染水・処理水を貯蔵するタンクの容量が逼迫しているので、タンクを作るはじから使っている。このため、本堰(タンク20基に対して1基分の貯留容量を確保するよう堰の高さを設計)ができあがる前に、仮堰(床面より約25cm高さの鋼製)で囲った状態で使用されているタンクがあり、これらのタンクを囲う本堰の設置が遅れているところがある、という話みたい。
(第35回特定原子力施設監視・評価検討会資料)建屋への地下水流入抑制策について-基本シナリオにおける陸側遮水壁閉合の進め方-(PDF 2.86MB)
試験凍結箇所近傍の地下水位(4頁以降)。観測井の場所は4頁。5頁に中粒砂岩層の地下水(不圧地下水)水位まとめグラフ。6頁に発電所の地層層序(上から順に、中粒砂岩層、泥質部(不透水層)、互層部)。7頁以降に各観測井の水位データ(中粒砂岩層と互層部(被圧地下水))。10頁に地下水挙動まとめ。



福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


2015年5月21日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 112KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。フィルター洗浄のため09:20-13:08に停止。起動後13:38に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


サブドレン他水処理施設のサブドレンピットNo.18、19で放射能濃度が上昇した件(2014年10月24、30日参照)で、原因と推定されたサブドレンピットNo.15、16の水質を改善するためのくみ上げ(2014年11月21日、2015年2月12、13日参照)を22日より再開する予定。2月12日にいったん開始したが、サブドレンピット内水位が低かったため中断していたもの。サブドレンピットNo.16の近傍建屋である2号機増設廃棄物地下貯蔵建屋からのたまり水移送を開始(19日参照)し、建屋水位と当該ピット水位の水位差を十分確保できたことから、再開する。なお、くみ上げた水は2号機T/B地下へ移送して、汚染水と一緒に処理をしていく。

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)21日採取分。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路立坑サンプリング結果(PDF 67.2KB)

凍土遮水壁試験凍結(4月9、28日参照)の経過報告。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.42MB)
設備は順調に稼働している。14日にブラインの送り量を100L/分から60L/分に変更したため、ブライン送り戻り温度差のグラフでは14日を境に変化が見られる(温度差が大きくなっている)。No.3で大きく変化している部分があるが、原因は不明。グラフに波が見られるのは、太い配管に液体を通している影響と考える(太い配管に液体を流すと、このような波がよく見られる)。
No.15の地中温度は、前回報告では間違った温度計を見ていたことが判明(温度変化があまりに小さいので調査したところ、温度計への配線が間違っており、測定対象の温度計(7BLK-S130)のふたつ向こうの温度計のデータを取得していた。配線の誤りを直し、また、他に同様のミスがないか調査中)。今回報告では正しい温度計のデータを掲載している。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所 陸側遮水壁 凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 89.4KB)

(20日に資料の出たタンクの解体の件で、タンク内面の被覆(塗装)について、質問に答えて)もともとの計画では、塗装する作業はなかった。水を抜いた後のタンクに人が入って塗装するのは作業員の安全確保のために難しいと考えていたためだが、タンクの中に入らずに内面の塗装をする装置ができたので、塗装を実施することとした。たしか、元の計画では、解体してから塗装することになっていたような気がする。

実施計画の変更認可申請(2014年7月28日)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について
建屋内移送ポンプの追設関連の件。

今日、第3回廃炉・汚染水対策チーム会合があった。その際の資料。
廃炉・汚染水対策に係る研究開発の連携強化について(344KB)
東京電力㈱福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策に係る研究開発の連携強化について(案)(79.1KB)
中長期ロードマップ改訂案について(828KB)
改定案のポイントは、1.リスク低減の重視、2.マイルストーン(目標工程)の明確化、3.地元との信頼関係の強化等、4.作業員の被ばく線量の更なる低減と労働安全衛生管理体制の強化、5.国内外の叡智の結集。
東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(案)(542KB)



ニコ生
【5月21日】東京電力 Jヴィレッジ原子力定例会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.5.21(月)18時30分 ~


2015年5月20日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 141KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
屋根貫通飛散防止剤散布(ドーナツ状 北2、南2屋根パネル)。作業時間は06:47-13:11。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備(作業予定時間:06:00-14:00)
屋根パネルの取り外しを26日頃より開始する予定。オペフロ上のガレキ調査等を実施しながら、屋根パネル(計6枚)を順次取り外す。なお、作業にあたっては、屋根パネル取り外し部分からの飛散防止剤散布を実施するとともに、ダストモニターおよびモニタリング ポストにてダスト濃度等の監視を十分に行いながら慎重に進める。
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、15日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


H1・H2エリアでフランジ型タンクの解体を開始する。
福島第一原子力発電所H1・H2エリアのフランジ型タンクの解体開始について(PDF 467KB)
H2エリアのタンク(28基)は27日より来年1月頃まで、H1エリアのタンク(12基)は6月上旬より9月頃までの作業予定。
解体ステップ:準備(タンクの水抜き・散水・集塵)→残水処理→タンク内面の被覆(塗装)→解体(天板→側板→底板)2014年11月25日に報告された手順(残水処理は側板4-2段目解体後)から変更になっている。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。18日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 122KB)
No.12のトリチウムは360Bq/L。No.10はポンプ点検により採取中止。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。18日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 120KB)

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)
福島第一原子力発電所構内2号機放水路サンプリング結果 (PDF 67.4KB)
下流側立坑での採取を16日に開始、その後19、20日にも採取。上流側立坑の結果は20日採取分の全βが6,000Bq/L。19日採取分のトリチウムは180Bq/L。18日から降雨があり、全βは低下、Csは表層汚染の流れ込み等により上昇している(18日の分析結果は19日を参照)。引き続き監視を強化、原因調査をおこなう。

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 93.3KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 124KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

福島原子力事故における未確認・未解明事項の調査・検討結果の第3回進捗報告(第1回は2013年12月13日、第2回は2014年8月6日)
福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果「第3回進捗報告」について(プレスリリース)
「福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果のご報告~第3回進捗報告~」(PDF 2.01MB)
福島第一原子力発電所1~3 号機の炉心・格納容器の状態の推定と未解明問題に関する検討第3回進捗報告(報告書)(PDF 26.8MB)
福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果のご報告~第3回進捗報告~(動画)
2号機格納容器ベントの成否(10頁)。3月14日21時頃にベントを実施したが格納容器圧力は低下せず、ベントの成否は不明だった。今回、ベントライン上のラプチャーディスク周辺と非常用ガス処理系(SGTS)のフィルタートレイン(AおよびB)の線量調査をPackBotで実施。ラプチャーディスクおよび周辺の配管の表面線量率は低く、ベントガスが通過したとは考えにくい。したがって、ライプチャーディスクは作動(加圧により破れて流路が開く)しなかった可能性が高い(最終的な判断には、ラプチャーディスクの状態を確認する必要がある)。フィルタートレインの調査では、内部にフィルターのある場所を表面から測定。トレインの出口側(排気筒に近い方)にあるHEPAフィルターの方が、入り口側よりも線量率が高かった。これは、排気塔から排出されたベントガスが逆流したものによる汚染と考える(2号機のベントが失敗しているなら、1号機のベントガスが逆流してきたということ。排気塔は1号機と2号機で共有しているので、こういうことが起きた。3、4号機でも同様だった)。
2号機では13日には弁の操作によりベントラインの構成を完了したがラプチャーディスク作動圧力に至らず、その後に格納容器内で高温状態が維持されたために、ラプチャーディスク作動圧力より低い圧力で加温破損により格納容器からのリークが始まったと考える。ラプチャーディスクの作動圧力は、加圧による格納容器破損を防ぐためのものとして格納容器の設計圧力と同じに設定されており、今回の事故のように高温状態が続いて低圧で格納容器の破損が生じるという事態について十分な考慮がなされていなかった。このため、必要な時に確実にベントをすることができなかった。
3月20日前後の敷地内線量率上昇の原因(16頁)。モニタリングカーによる敷地内線量率の測定で、20日13-16時頃(事務本館北)と21日16:50-18:30(正門)に上昇が確認されている。この期間のプラントデータやその他の記録を検討した結果、プラント内部の状態に大きな変化はないことを確認。一方、風向きの変化と突き合わせた結果、継続的に格納容器から放出されていた放射性物質が風向きの変化で検知された可能性が示唆された。
1号機圧力容器水位計指示値の解析による事故進展の推定(22頁)。事故時に1号機圧力容器水位計は正確な指示をしていなかったと考えている。水位計は基準面器側配管と炉側配管の水頭圧の差から水位を算出しているが、格納容器内が高温となり格納容器内にあった基準面器側配管内の水が蒸発したため、水位が正しく測れなくなった(23頁)。水位計の指示値はこの状況を正しく記録していたとして、基準面器側配管内の蒸発の状況から格納容器内の温度分布を解析した。GOTHICコードを使い、圧力容器から格納容器へ高温のガスが漏えいする位置(格納容器上部と下部)を変えて解析を実施。その結果、漏えい個所が格納容器上部とすると水位計(燃料域のA系とB系)の実測値をよく再現した。
このタイプの水位計は、原子炉に限らず閉じた空間の水位を測れるほぼ唯一の形式であり、他の原理を用いた水位計の開発を行っているが、まだできていない。現状では運用で指示値の正しさを確認するようにしている(基準面器側の温度を確認する等)。
2号機CAMSデータにもとづく事故進展の推定(29頁)。2号機では1、3号機と異なり、炉心溶融の前にD/WとS/CのCAMSが復旧しデータが取得された。これまでに推定されている事故進展とCAMSデータを突き合わせ、従来の推定とCAMSデータが整合的であることを確認した(線量率の増減と、対応するイベントについて31頁にまとめてある)。15日夕方にD/Wの値が急上昇して最高値(138Sv/h)を記録しており、ここで圧力容器からD/Wへ燃料の落下が起きたのかもしれない。また、15日以降は線量率が単調に減少しており、この時期には再加熱・再溶融がなかったことを示唆している。
非常用ガス処理系(SGTS)のフィルタートレインの線量測定は3号機(2011年12月26日参照)と4号機(2011年8月27日参照)でも実施している。また、1号機でもトレイン室の調査を試みているが、入口の線量が5Sv/h以上と高かったため入室を断念している(2011年8月2日参照)。1号機では格納容器ベントでSGTSを使った(1・2号機排気塔根元で高線量を確認しているのも1号機SGTS配管(2011年8月1日、2013年12月6日参照))。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)


ニコ生
東京電力 福島原子力事故 未確認・未解明事項の調査結果(第3回) 記者会見
担当は原子力設備管理部長の川村慎一さん。毎週木曜日の川村信一さんとは別の人。


2015年5月19日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
屋根貫通飛散防止剤散布(北2、南3、南2、南1屋根パネル)。作業時間は07:37-12:32。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:屋根貫通飛散防止剤散布(ドーナツ状 北2、南2屋根パネル)(作業予定時間:06:00-14:00)
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリアおよび廃スラッジ貯蔵タンクエリアのたまり水移送を12:20に開始(3月26日、5月18日参照)。移送先は2号機廃棄物処理建屋。この移送は、移送先の廃棄物処理建屋のたまり水水位を確認しながら計画的(断続的)に実施していく。
2号機T/B地下たまり水移送、18日より継続していたが14:59に停止。移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)に切り替えて、15:53に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、18日より停止していたが15:40に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:10-17:13に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は1,748t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 9.95KB)

構内排水路出口の排水の分析結果(3月4日参照)。5月1-7日の流量データと5月8-14日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 309KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

実施計画の変更認可申請(2014年7月29日に提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)今日19日採取分。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路サンプリング結果 (PDF 64.9KB)
全βは6,400Bq/L。18日採取分のトリチウムは1,700Bq/Lだった。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月18日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 143KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
屋根貫通飛散防止剤散布(北3、南3屋根パネル)。作業時間は06:43-11:52。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:屋根貫通飛散防止剤散布(北2、南3、南2、南1屋根パネル)
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、16日より継続していたが10:05に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて10:51に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、16日より継続していたが09:41に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果。8日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.94KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)15-18日採取分。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路サンプリング結果 (PDF 7.58KB)
全β濃度は15日63,000、16日56,000、17日53,000、18日45,000[Bq/L]と下がってきている。

実施計画の変更認可申請(4月7日提出)が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
建屋地下のたまり水のうち、他の区画と連通性がない区画について仮設ポンプを設置し移送の準備をしてきた(3月26日参照)が、この移送作業について認可された。今後、準備が出来次第、移送作業を開始する。予定としては、2号機増設廃棄物貯蔵建屋は明日から1ヶ月程度、3号機廃棄物貯蔵建屋は5月下旬から、3号機増設廃棄物貯蔵建屋は6月上旬から、4号機廃棄物貯蔵建屋は7月中旬から。他の区画と連通性のある、隣接する区画へ移送をおこなう。なお、1号機T/B地下の所内ボイラー室とディーゼル発電機(B)室についてはすでに移送を開始している(4月9、11、22日参照)

水処理週報に記載されている処理水の貯蔵量の増加(およそ1000m3/日)が地下水流入量(300m3/日)とウェルポイントのくみ上げ量の合計に比べて多いことについて、質問に答えて)週報に記載している処理水(ALPS処理水)には、第198報(4月24日報告)からタンク残水を処理した分が含まれている。同じく週報に記載の濃縮塩水(RO濃縮水)の量はタンクの水位計で測った量を記載しているが、この水位計は残水分を計測しない(残水とは、タンクの貯留水を常設の配管で排出できる分よりも下に残る分。水位計は、残水だけが残ったレベルを0に設定してあるので、残水の分は水位計の測定では見えてこない)。したがって、多核種除去設備での処理によって濃縮塩水の減る分よりも、処理水の貯蔵量は残水処理の分だけ増えている。このため、処理水の貯蔵量の合計は、新たに発生する分(主に建屋への地下水流入とウェルポイントからのくみ上げ)に残水の分が加わった量になっており、貯蔵量の増加率は従来よりも大きくなっている。



ニコ生
【5月18日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.5.18(月)17時30分 ~


2015年5月17日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、16日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、16日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 151KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月16日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF)
屋根貫通飛散防止剤散布(南1屋根パネル)。作業時間は10:24-13:22。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明後日の予定: 屋根貫通飛散防止剤散布(北3、南3屋根パネル)(作業予定時間:06:00-15:00)
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、15日より停止していたが10:41に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

3号機T/B地下たまり水移送、15日より停止していたが11:10に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日15日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


保管中のHIC上のたまり水(4月2、22日参照)の件。セシウム吸着塔一時保管施設第2施設に保管中のHIC(683基)の点検をおこなっている(8日参照)が、新たに下記の5基のHICで水たまり、または、にじみを確認した。
N7ボックスカルバート内HIC、製造番号:PO641180-83(水たまり)
L6ボックスカルバート内HIC、製造番号:PO641180-88(にじみ)
N5ボックスカルバート内HIC、製造番号:PO641180-145(水たまり)
AJ7ボックスカルバート内HIC、製造番号:PO646393-174(にじみ)
N7ボックスカルバート内HIC、製造番号:625899-179(水たまり)←POが落ちてる?
14日現在、157基のHICの点検を終了、うち20基のHICで水たまり、または、にじみを確認している。残り526基の点検を引き続きおこなっていく。
(以下、18日の会見より)製造番号:PO646393-174のHICは、増設多核種除去設備で発生した炭酸塩スラリーを保管中、それ以外の4基は既設の多核種除去設備で発生した炭酸塩スラリーを保管している。これまで、水たまり等が確認されていたHICは全て、増設多核種除去設備の炭酸塩スラリーを保管していたが、今回、既設多核種除去設備で発生した炭酸塩スラリーを保管しているHICでも同様の事象を確認した。今のところ、HICの内部で発生したガスにより水位が上昇したのが原因と考えている。既設多核種除去設備で発生した炭酸塩スラリーは増設多核種除去設備よりも線量が低いが(4月22日参照)、線量が低くても時間をかけると同じことが起きるのではないかと考える。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。14日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 76.3KB)
No.12のトリチウムは360Bq/L。

雨水処理設備の処理水排水に伴う測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月15日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 131KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

12:30頃、大熊町で震度3の地震があった。主要設備に異常なし。5号機原子炉内から使用済燃料プールへの移動作業をおこなっていたが、念のため、12:40に作業を中断。
2015年5月15日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(報道関係各位一斉メール)
地震発生後の福島第一原子力発電所の状況について(午後0時50分現在、第一報)(1Fプレスリリース)
地震発生後の福島第一原子力発電所の状況について(午後3時15 分現在、第二報・最終報)(1Fプレスリリース)

1号機R/Bカバー解体に着手
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋カバー解体の着手について<飛散防止剤の散布を開始>(PDF 237KB)
本日の作業実績(PDF)
屋根貫通飛散防止剤散布(北1、北2屋根パネル)。作業時間は06:39-11:17。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:屋根貫通飛散防止剤散布(北2、南1、南2屋根パネル) (作業予定時間:06:00-15:00)
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、14日より継続していたが10:03に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、14日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:0に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第201報)(プレスリリース)

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇している件(14日参照)15日採取分。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路サンプリング結果(PDF 38.4KB)
13日採取分(全β 73,00Bq/L、トリチウム 2,300Bq/L。14日参照)が、前回(4月6日採取。全β 1,100Bq/L、トリチウム 150Bq/L)と比べて大幅に上昇したので、再度、採取分析したもの。結果は、全βが63,000Bq/L、トリチウムは分析中。なお、2号機放水路は出口側が土砂で閉塞しており、出口付近にはゼオライト土のうを設置してある。放水路出口は海側遮水壁の内側であることから、このたまり水が直接に外洋へ流出することはない。港湾内外の海水モニタリングにも有意な変動は確認されていない。以上のことより、外部への影響はないと考える。今後、当該立坑の監視強化を行うとともに、原因について調査を実施する。
2号機放水路の状況についてはたとえば3月16日の第16回現地調整会議の資料【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(9.50MB)100頁を参照。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 921KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 502KB)(5月14日公開)
観測孔No.1-9(1-2号機取水口間の地盤改良体外側)の全β(14日採取)が2,800Bq/Lで、前回(12日採取)の49Bq/Lより上昇。放射性物質の混入も考えられることから、再度、採取分析を実施する。港湾内外の海水モニタリングに有意な変動は確認されていない。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 176KB)
(以下、16日の日報より)15日採取分の分析結果は全βが24Bq/Lで、12日採取分(49Bq/L)と同程度だったことから、14日採取分については、先日の台風による影響、または採取時において作業場所で放射性物質が混入した可能性が考えられる。なお、15日採取分のトリチウムはND(<110Bq/L)だったが、今後も引き続き監視を継続する。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。13日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 120KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 12.9KB)

実施計画の変更認可申請(1月7日提出)が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
使用済燃料共用プール排気口運用再開(14日申請)と輸送貯蔵兼用キャスクBの福島第一構内専用化(15日申請)の2件。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年5月14日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続していたが10:01に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて14:01に再開。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 47.7KB)(5月27日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 39.4KB)(5月27日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続していたが09:55に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、11日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。吸着塔交換のため08:34-19:18に停止。起動後19:56に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


凍土遮水壁試験凍結(4月9、28日参照)の結果。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.09MB)
凍結管は試験対象の場所では1mピッチ、測温管は全体にわたって5mピッチで配置してある。
地中温度(1頁)は運転している凍結管の直近の測温管(No8だけは凍結管の両側にある2つの測温管)で計測した。各グラフの上に、測温管の記号(No1だと、2BLK-S30(2ブロックのS30という測温管))と、凍結管との距離が書いてある。カッコの中の温度は、最後(13日09:00)の測定値。測温管には縦方向に1mピッチで温度計が付けてある。温度計の計器誤差は0.5度。測温管および凍結管は地下の幾つかの地層を掘り抜いて設置してあり(たとえば、2014年4月28日の第12回汚染水処理対策委員会の資料【資料2-1】陸側遮水壁タスクフォースにおける検討状況について(6.12MB)46頁参照)、一番上の中粒砂岩層は地下10m程度まで、その2つ下の互層部は-25mから-30m程度(と言う話だったけれど、どっちもそんなに深いのかな)。グラフには、それぞれの測温管が設置してある地点での中粒砂岩層および互層部の深さに相当する場所の温度計の平均値をプロットしてある。凍結管と測温管の距離が短いところでは、温度の低下が見られるが、離れているところではまだ温度変化は見られない。
ブライン送り戻り温度差(2頁)は、それぞれの凍結管でブライン戻り温度(凍結管頂部の戻り温度(複列個所は片側の平均値))からブライン送り温度(ヘッダー管(4月28日参照)の送り温度)を差し引いたもの。No7、8、16ではじめの方のデータが無いのは計器の不良(温度計の接触不良)のため。いずれのグラフでも正の値(戻り温度の方が送り温度よりも高温)となっており、地盤を冷却できている。複列施工については2014年6月6日の監視・評価検討会の項を参照。
ブライン供給温度を-30℃に維持するのに、冷凍機は最大4台運転で対応できた。冷却されたブラインは一旦タンクに貯めたあとに送り出される(ブライン供給温度はこのタンク出口での温度)。充分な量の冷却されたブラインがタンクに貯まっている時は、冷えすぎを避けるために冷凍機をすべて停止した(冷凍機は0、2台、4台運転のモードがある)。
-30℃のブラインを安定的に供給できていること、ブライン送り戻り温度差が正の値であり、凍結管に近い場所の地中温度が低下していることから、設備は順調に機能していると評価。今後も試験を継続してデータを採取していく。結果は毎週木曜日にここで報告する予定。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 89.7KB)

2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.29KB)
13日採取分の134Csが99、137Csが420、全βが73,000、トリチウムが2,300[Bq/L]。
2014年4月-2015年3月の調査で、137Csの最大値は1800Bq/L、全βも2000Bq/Lを超えることはなかった(3月16日の第16回現地調整会議の資料【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(9.50MB)100頁を参照)。2015年4月の分の分析結果が見つけられない。

1号機R/Bカバー解体作業を明日15日より再開する。
本日の作業実績(PDF)
作業は明日から。今後の工程は1号機原子炉建屋カバー解体作業のページの「建屋カバー解体の作業工程」に掲載。本格的にガレキ撤去が始まるまでには20カ月以上かかる。4月27日の安全監視協議会の項を参照。
明日の作業予定: 屋根貫通飛散防止剤散布(北1、北2屋根パネル)。それぞれのパネルにすでに8個の穴が空いている(2014年10-12月の調査の際に飛散防止剤を散布するのに開けた)。今回はこの穴を使って散布を行う。明日は北1パネル全体と北2パネルの半分が対象で、散布を予定している飛散抑制剤は6000t。(作業予定時間:06:00-15:00)
1号機R/Bカバー解体について最初に話が出たのは2013年5月10日。2013年度末頃より解体作業開始と言う話が9月12日にあったきり、その後、具体的な話がないまま、翌2014年6月27日に7月より作業開始と発表があるも、クレーンの不具合で準備が中断(2014年7月17日)。その後、ズルズルと開始が遅れ、2014年10月にようやく屋根パネルを試験的に取り外して影響を調査すると言う作業が開始された。南相馬市の2013年度産のコメに基準値を超過したものがあり、この原因として2013年8月の3号機R/B上部ガレキ撤去に伴うダスト飛散が疑われ、農水省から対策するように2014年3月に依頼があったらしい(2014年7月14日参照)。自治体からも対策を要請され、カバー解体作業に伴うダスト飛散の抑制対策をあらためて充実させるのに時間をかけていたために作業開始が遅れた、ということらしいのだけれど、実際に具体的に何があったのかについては一切明らかにならなかった。関係者の間でどういうやり取りや駆け引きがあったのか、そういうことをマスメディアの人は取材してくれればいいのにと思う。

1号機ペデスタル外側1階グレーチング上調査(B1調査)の現地実証試験(「原子炉格納容器内部調査技術の開発」。4月6、20日参照)で取得した動画の全編について、IRIDより提供を受けて、明日15日より原子力情報コーナーでブルーレイディスクの形で公開する。

IAEAのレビュー
(第3回)の最終報告書が出た。
国際原子力機関(IAEA)による福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉に向けた取り組みに関する第3回レビューの最終報告書とりまとめについて(PDF 157KB)
経産省のサイト(ニュースリリース「国際原子力機関(IAEA)による東京電力(株)福島第一原発1~4号機の廃炉に向けた取組に関する第3回レビューの最終報告書を受領しました」)に報告書の全文がある。


政府事故調のヒアリング記録の公表(第7回)が今日14日よりおこなわれている。第1回は2014年9月11日、第2回は11月12日、第3回は12月25日、第4回は2015年1月29日、第5回は2月26日、第6回は3月26日

ニコ生
【5月14日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.5.14(木)17時30分 ~






2015年5月13日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日12日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機原子炉内の燃料を使用済燃料プールへ移動する作業を4月22日よりおこなっているが、今日13:10に原子炉内の燃料配置が全市松模様の配置(燃料集合体が格子状に規則的に並んだ炉心状態であり、全ての制御棒が全引き抜きされたとしても、再臨界にならない状態)となった。この後の作業について、2F4号機の燃料取り出しの時に説明があった。2012年10月9日参照。

6号機T/B地下たまり水移送、11日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:13-17:10に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1,758t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。11日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは370Bq/L。No.10はポンプ点検により採取中止。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。11日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース))

2015年5月12日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1日より停止していたが11:47-14:53に実施。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日11日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日11日より継続中。

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 51.6KB)(5月27日公開)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機残留熱除去系ポンプ(B)の振動測定を行っていたところ、当該ポンプの振動が高いことを確認。このため、12:07に残留熱除去系ポンプ(B)から残留熱除去系ポンプ(D)への切り替え操作を実施。当該ポンプの切り替え操作に伴う5号機の原子炉水温度は25.5℃で変化なし。当該ポンプの振動発生個所である電動機について、今後、点検を行う。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日11日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。処理水の移送ライン変更のため、
10日9日より停止していた(10日参照)が、作業が完了し10:38にA系を起動。今後、汚染水の処理状況を考慮しながらB系とC系も起動する
(14日訂正)
A系:2013年3月30日に開始。
B系:2013年6月13日に開始。
C系:2013年9月27日に開始。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


3号機R/B上部のダストフィルターの調査
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部のダストフィルタの調査結果について(PDF 2.04MB)
2013年8月22日に3号機R/Bオペフロ上で採取したものを農水省の依頼で分析したもの(1、11日参照)
分離した放射性Csを含む粒子の元素組成分析と溶出試験の結果。
農水省による福島県南相馬市の25年産米の基準値超過の発生要因調査についてのサイトに農水省がおこなっている調査の結果が掲載されている。H26年12月1日掲載分の資料(南相馬市における玄米の基準値超過の発生要因調査(調査結果)(PDF:983KB))に、稲から採取した粒子の組成分析の結果あり。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。1日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.92KB)
東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr3の4月6日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF 12.1KB)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。3月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(2015年3月分)(PDF 11.8KB)

構内排水路出口の排水の分析結果(3月4日参照)。4月24-30日の流量データと5月1-7日の排水分析結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 383KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)