リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2020年3月31日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、4月1日の日報より)16:06に排水を停止。排水量は911m3


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF)

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。26日採取(28日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(27日採取)と集水タンクNo.3(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が860Bq/L。2日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクHの詳細分析結果。一時貯水タンクの2月9日採取分。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。1月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水加重平均サンプル分析結果(PDF)

東京電力ホールディングス株式会社お知らせ原子力損害賠償実施方針の策定について(お知らせ)



2020年3月30日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:29に一時貯水タンクCから、10:16に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、31日の日報より)16:55に一時貯水タンクCからの、15:49に一時貯水タンクAからの、排水を停止。排水量は一時貯水タンクCが961m3、一時貯水タンクAが828m3


その他


一部のガラスバッジにβ線測定窓への液体侵入の痕跡が確認された。
福島第一原子力発電所 ガラスバッジベータ線測定窓への液体侵入による等価線量への影響の可能性について(96.7KB)(PDF)
2019年4月-2020年2月の間に1Fで使用されたガラスバッジ約6万個のうち、145個についてベータ線測定窓への液体侵入の痕跡が確認されたことが、ガラスバッジの測定を委託している企業より26日に報告された。当該ガラスバッジのうち、測定データの値に特異な傾向が確認された18個について、仮に測定窓に液体が満水であったと保守的な仮定をおき、試験的にベータ線の値を計算したところ、既に評価済みの線量評価の値より高くなる可能性がある。
当該18件は全て協力企業作業員の測定値であり、本報告を受けて、各協力企業は被曝
線量を修正する必要性の有無について判断する予定。 なお、既に協力企業に報告済みの測定結果については、委託企業の品質保証に則した手順により評価された値であり、正しい値である。
事象の原因については委託企業において調査中。現在使用中のガラスバッジのβ線測定窓に液体がないかを確認し、確認された物については取替を実施する(現時点でなし)。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 445 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクEおよびF(いずれも26日採取)と集水タンクNo.5(2日採取)およびNo.2(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクEのトリチウム濃度は東電が730Bq/L、第三者機関が790Bq/L。一時貯水タンクFのトリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が840Bq/L。いずれも4月1日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。19-25日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:実施計画第III章1・2編の第2条に関する変更(社長7項目の反映)。2017年7月10日の原子力規制委員会における、原子力発電事業に取り組む上での7つの基本的な考え方に関する意見交換の内容を踏まえ、同年8月25日、原子力規制委員会に回答文書を提出した。この回答文書の反映にともなう変更。
東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所および柏崎刈羽原子力発電所の保安規定変更認可申請について(プレスリリース)
保安規定変更認可申請の概要について (153KB)(PDF)
社長回答書7項目 (139KB)(PDF)
東京電力ホールディングス株式会社特別事業計画の変更の認定申請について(プレスリリース)
資金援助額の変更を申請した。

東京電力ホールディングス株式会社「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出について(プレスリリース)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月30日 - Twilog




2020年3月29日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクAおよびD(いずれも25日採取)と集水タンクNo.1(21日採取)およびNo.6(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクAのトリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が940Bq/Lで、明日30日に排水の予定。一時貯水タンクDのトリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が890Bq/Lで、31日に排水の予定。



2020年3月28日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、10:10に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下29日の日報より)17:57に排水を停止。排水量は2197m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。26日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは580Bq/L。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(31日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(24日採取)と集水タンクNo.4(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が910Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。30日に排水の予定。



2020年3月27日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2-3号機タービン建屋付近の海側ヤードで体調不良者が発生し、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、熱中症および緊急搬送の必要があると診断されたため、11:33に救急車を要請。
状況は以下のとおり。
・発生時刻     10:15
・身体汚染の有無  なし
・発生状況     作業していた際、熱中症のような症状(けいれん)が有り体調不良を訴えた。
11:58に救急車で出発、12:15に病院に到着。医師により熱中症と診断され、点滴を受けたのちに回復したので帰宅した。
福島第一原子力発電所 協力企業作業員における熱中症の発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 協力企業作業員における熱中症の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


T/B地下たまり水の核種分析結果。2号機の1月15日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF)

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2019年度 第3四半期採取分(PDF)
2019年10-12月採取分の90Sr(2014年6月13日参照)とトリチウム(2015年2月25日参照)の分析結果。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
19日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日28日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr2の2月5日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。1月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(PDF)

廃炉中長期実行プラン2020(1.07MB)(PDF)
復興と廃炉の両立に向けた福島の皆さまへのお約束(3.03MB)(PDF)


今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第76回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(5.06MB)(PDF)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(6.65MB)(PDF)
【資料3-1】汚染水対策(25.8MB)(PDF)
【資料3-2】使用済燃料プール対策(13.5MB)(PDF)
1号機R/Bオペフロガレキ撤去作業時のガレキ落下防止・緩和対策の進捗(通しで4頁)。南側崩落屋根等の撤去に際し、屋根鉄⾻・ガレキ等が使⽤済燃料プール(SFP)等へ落下するリスクを可能な限り低減するため、ガレキ落下防⽌・緩和対策を実施中(1月30日参照)。このうち、SFPゲートカバー設置を18日に完了した(6頁に写真)。また、燃料取扱機支保設置の支障物の撤去を14日に完了(7頁に写真)。スケジュールは8頁。
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(2.25MB)(PDF)
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(1.72MB)(PDF)
【資料3-5】循環注水冷却(122KB)(PDF)
【資料3-6】環境線量低減対策(7.43MB)(PDF)
【資料3-7】労働環境改善(812KB)(PDF)
1Fにおける新型コロナウイルス対策(通しで3頁)
施設における対策:主要建屋(新事務本館、入退域管理棟、協力企業棟、正門)で赤外線サーモグラフィーによる体表温度検査を実施、37.5℃以上は入館を拒否。免震重要棟緊急対策室および5・6号機中操への入室は運転員以外を原則禁止、手指消毒・マスク着用を義務化、入出者名簿を記録。食堂は対面喫食を避けるため席を間引き。
東電社員向け対策:マスク着用・出社前検温(発熱時は出社自粛)と報告の義務化(2月25日-)。感染者・感染疑い者の情報確認を実施。国内外出張の原則禁止(TV会議システム等の活用。3月2日-)。時差通勤・在宅勤務を奨励(3月2日-)。独単⾝寮⾷堂はシフト制及び区画制を導⼊(3月6日-)。会合やイベントへの参加自粛(3月2日-)。
協力企業向け対策:発熱(37.5℃以上)・体調不良者(のどの痛みや倦怠感)の発⽣時に東京電⼒労務担当へ報告するよう指⽰(3月2日-)。メーカーや協⼒企業との⾯会⾃粛(3月6日-)。
1Fの当直体制:現状は通常体制。廃炉作業を安定的に進める上で不可⽋な作業(燃料デブリの管理・使用済燃料の冷却・汚染水処理)を担う当直員が罹患することを回避するため、通勤バスをこれまでの「優先」から「専用」に変更、建屋内通路などで運転以外の者との接触回避(移動ルートの分離、専用の着替え所を確保、免震棟集中監視室の出⼊⼝変更(運転員と保全員・作業員の分離)、運転員の作業受付場所を集中監視室外に変更、引き継ぐ内容を事前に整理して短時間かつ⼀定の離隔距離を取って引き継ぎを実施。なお、免震棟緊急対策室ならびに5・6号機中央制御室の空調は他エリアと別で独⽴。
視察者の受入れ:2月29日-4月30日まで中止(2019年度の視察者数は2月28日時点で18170人)。再開じきは社会情勢を踏まえ決定。
装備品の取扱い:現時点で必要量を確保している。調達先の拡⼤などの必要な対応に加えて、作業員の安全性確保を⼤前提とした各装備品(防護装備)の柔軟な取扱いなどの対応も実施中。装備品の扱いに関する当面の方針については2月17日を参照。
【資料3-8】5・6号機の現状(3.75MB)(PDF)
【資料4】その他(3.73MB)(PDF)



動画
「廃炉中長期実行プラン2020」および「復興と廃炉の両立に向けた福島の皆さまへのお約束」に関する記者会見(1:11:25)(動画)
2020/3/27(金)中長期ロードマップ進捗状況について(1:20:28)(動画)

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月27日 - Twilog



2020年3月26日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


3号機燃料取出し作業の進捗
福島第一原子力発電所 3号機使用済燃料プールからの燃料取出作業の進捗状況について(387KB)
17回目の燃料移送作業(使用済燃料7体)が24日に完了
25日、燃料ハンドルの変形を治具(燃料健全性確認治具)で確認する作業をしていたところ、新たにハンドルが変形した燃料1体を確認した(15体目。2頁写真の黄色で囲った部分)。外部環境に影響するような損傷はなく、ハンドルの傾きも小さく、問題なく取り出しできるものと評価している。
また、燃料ラックの吊りピース(2頁写真の赤色で囲った部分)が内側(燃料側)に変形しており、燃料健全性確認治具が燃料にかぶせられない状態。燃料取り出し時においてもチャンネルボックスがこの吊りピースと干渉する可能性あり。外部環境への影響があるような状況ではない。引き続き状況の確認を進め、対応を検討する。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(81.1KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2020年2月13日-3月19日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(80.9KB)(PDF)
23日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

楢葉町営多目的駐車場における原状回復工事および線量低減措置について(1.16MB)
Jヴィレッジの営業再開にあたり、当社はグランド、スタジアムのピッチや楢葉町営多目的駐車場について、表面土壌の撤去やアスファルトの敷き直しといった「原状回復工事」を施して返還。

実施計画の変更認可申請(2019年3月15日提出)が規制委に認可された。
認可:5・6号機の運転・保守管理の最適化。申請時の説明は「現在、5・6号機の原子炉にあった燃料はすべて使用済燃料プールに移送が完了している。これを受けて、5・6号機原子炉の冷却等についての記載を簡略化した。」とのこと。



2020年3月25日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況(PDF)
2月の最大被曝線量は10.59mSv、平均値は0.43mSv(APD値)。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。23日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは580Bq/L。No.8はポンプ点検のため、No.4はポンプ不具合のため、採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。19日採取(21日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

東京電力ホールディングス株式会社お知らせ国立大学法人東京工業大学と東京電力ホールディングス株式会社 「TEPCO廃炉フロンティア技術創成協働研究拠点」の発足について(お知らせ)
企業の研究所機能の一部を東工大内に設置し共同研究を推進する東工大の産学連携プログラムである協働研究拠点「TEPCO廃炉フロンティア技術創成協働研究拠点」を本年4月1日に発足する。

福島第一原子力発電所「中長期ロードマップの進捗状況」並びに「廃炉中長期実行プラン2020」及び「復興と廃炉の両立に向けた福島の皆さまへのお約束」に関する会見開催(3月27日)のご案内について(報道関係各位一斉メール)
明日26日(木)の定例会見は実施しない。



2020年3月24日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、14:32に使用済み燃料7体の共用プールへの移送(17回目)が完了。


その他



2月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(PDF)
1-4号機R/Bからの放出は1.8×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが1.9×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが3.7×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.05μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 444 報)(PDF)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。12-18日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

ALPS小委員会の報告書(2月20日参照)を受けて、ALPS処理水の処分方法についての検討素案を公表する。
多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書を受けた当社の検討素案について(2.48MB)
小委員会の報告書提出を受けて、国主催の「意見を伺う場」の開催が予定されており(2月20日参照)、この会の参加予定者をはじめとする関係者や広く国民の参考となるよう、報告書で現実的とされた2つの処分方法(水蒸気放出・海洋放出)について、現時点での概念検討をまとめたもの。
基本的考え方(4頁)。一度に大量に放出せず、廃止措置に要する30-40年の期間を有効に活用する/トリチウム以外の放射性物質の量を可能な限り低減する(二次処理の実施)/トリチウム濃度を可能な限り低くする(海洋放出:「地下水バイパス」および「サブドレン」の運用基準(1,500Bq/L)を参考に検討する。水蒸気放出:大気中のトリチウム告示濃度限度(5Bq/L)に対して海洋放出の場合と同等程度の割合で希釈することを検討する)/異常を検知した場合には、速やかに処分を停止/サンプリング地点および頻度の拡大など、これまで以上にモニタリングを充実し、迅速に公表。
水蒸気放出の基本概念(5頁)。ALPS処理水を二次処理(トリチウム以外核種の告示濃度限度比総和が1未満)したのち、ボイラーで加熱・蒸発させた気体を空気で希釈して大気中に放出する。大気モニタリング(敷地境界および敷地外でのサンプリング・分析)を実施。
水蒸気放出設備の概念(6頁)。貯留タンク→二次処理設備→サンプルタンク(第三者と共に放出前に核種分析を実施)→給水タンク→ボイラー(処理水を水蒸気化する)→(希釈装置で大気と混合)→排気筒。希釈設備は、送気ブロワー(建屋内から空気を取り入れ)と電気ヒーター(空気を温めて水蒸気が凝結するのを防ぐ)で水蒸気と空気を混合し、連続希釈を行う。トラブル発生時には、排気筒の前に設置した緊急遮断弁で放出を緊急停止。なお、処理水を蒸発させた後に残る残渣については固体廃棄物として処理する。
海洋放出の基本概念(7頁)。ALPS処理水を二次処理(トリチウム以外核種の告示濃度限度比総和が1未満)したのち、海水で希釈して海洋放出する。海洋モニタリングを強化する。
海洋放出設備の概念(8頁)。貯留タンク→二次処理設備→サンプルタンク(第三者と共に放出前に核種分析を実施)→(希釈装置で海水と混合)→放出口。希釈装置は、海水移送ポンプでくみ上げた海水と処理水を混合する。海水移送ポンプが停止した場合などには、放出口の手前にある緊急遮断弁を閉止し放出を緊急停止する。
二次処理(9頁)。現在貯留されているALPS処理水のうち、告示濃度限度比総和が1以上なのは全体の72%。これらについて二次処理を実施する。二次処理は多核種除去設備を主としつつ、逆浸透膜処理装置を組み合わせた処理の方法を検討する。また、すでに確認されている処理水中のスラッジ(2月6日参照)も除去する。
二次処理の実施予定(10頁)。二次処理に必要な検討(通常の汚染水処理計画への追加や二次処理後の処理水を受け入れるタンクの準備など)を始めている。保管中の処理水のうち、よりリスクの高いSr処理水をALPS処理後、吸着材を交換したうえで、ALPSを用いた二次処理を試験的に実施する(2020年度内。告示濃度限度比100倍以上のものを約2,000m3程度処理し、二次処理の性能を確認する)。
風評被害対策(11頁)。これまでの取組み(コミュニケーションの取組(13頁)。農林水産物の流通促進・風評払拭(14-16頁。販促イベント開催、定番店舗の獲得、LINE「ふくしま応援隊」 での発信を実施。やればやるだけの手応えがある))。政府の基本的な方針が決定した後、当社としての風評被害対策の具体的な方針を改めて示す。実際の取組みを重ねてもなお風評被害が発生する場合は、適切に賠償対応する。
水蒸気放出:拡散シミュレーション(19頁)。一般的な水蒸気の拡散シミュレーションモデルが無いため、難しい。
海洋放出:拡散シミュレーション(20頁)。年間放出量を22兆Bq-100兆Bqとして評価した結果、バックグラウンドレベル(0.1-1Bq/L)を超えるエリアは発電所近傍に限られ、 WHO飲料水基準(10,000Bq/L)と比較しても十分小さい。
福島第一廃炉推進カンパニー会見開催(3月24日)のご案内

東京電力ホールディングス株式会社お知らせ東京電力ホールディングス株式会社福島第一廃炉推進カンパニーと国立大学法人東北大学との包括連携協定の締結について(お知らせ)
東北大学災害復興新生研究機構と東京電力HD(株)福島第一廃炉推進カンパニーとの連携協定締結ならびに共同研究部門の設置について(235KB)(PDF)
東北大学原子炉廃止措置基盤研究センターに東京電力ホールディングス株式会社福島第一廃炉推進カンパニーとの共同研究部門「福島第一原子力発電所廃炉支援基盤研究部門」を設置する。




動画
多核種除去設備等処理水の扱いに関する記者会見(02:35:04)(動画)

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月24日 - Twilog




2020年3月23日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

12:03頃、「多核種除去設備ALPS(C)吸着塔6C入口PH計ラック漏えい」警報が発生
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(C)PH計ラック入口弁からの漏えいについて(124KB)(PDF)
現場の状況は以下のとおり。
・漏えい箇所   吸着塔6C入口PH計ラック
・漏えい水    スキッド内 約1m×2m×深さ1mm
         床面    約3m×3m×深さ1mm
・拡大防止処置  袋にて養生を実施予定
・外部への影響  漏えいした水は堰内に留まっている
多核種除去設備ALPS(C)吸着塔5Cの吸着材充填にともない、ろ過水による水張りを実施していたところ、吸着塔6C入口PH計ラック内の弁フランジ部から系統水が漏えいしたもの。水張りを停止したことで、漏えいも停止した。漏えい箇所は、13日に発生した吸着塔6C入口PH計ラックからの漏えいと同じ(13、16日参照)。13日の漏えい後、漏えい箇所は増し締めをして漏えい停止後、袋養生していた(ビニール袋で巻いてあった)が、漏えい水が養生からあふれた。漏えいの原因については、今後、調査していく。
なお、漏えい水は回収済み。漏えい水の分析結果は以下のとおり。
全β :661Bq/L
134Cs:8.5Bq/L
137Cs:154Bq/L
福島第一原子力発電所 「既設多核種除去設備(C)吸着塔6C入口PH計ラック漏えい」の警報の発生(3月23日発生分)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 「既設多核種除去設備(C)吸着塔6C入口PH計ラック漏えい」の警報の発生(3月23日発生分)(続報)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:13に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、24日の日報より)17:08に排水を停止。排水量は1015m3


その他


1-4号機護岸地下水の一部(地下水観測孔No.1、No.2-6)に至近の分析値と比較して上昇が見られていたが、今日の分析結果(22日採取分)では有意な変動はなし。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF)

新型コロナウイルス感染症拡大への対応
防護服(カバーオール)については、6月くらいまでの分を確保しており、それ以降の見通しも立っている。2月に説明した対応(2月17日参照)を当面継続。透湿性防水スーツは在庫が2月17日になくなったため、レインスーツに切り替えている。3月6日にはレインスーツ(透明のアノラック)が在庫切れで、黄色のアノラックに切り替えた(アノラックは焼却できない素材なので、焼却できる素材のものに切り替えていきたい。透湿性防水スーツは焼却できた。焼却できないと、使用後は固体廃棄物扱いとなる)。レインスーツと透明アノラックは同じものを指しているらしいが、いまいちよくわからん。
新事務本館入館者のサーモグラフィーでの体温チェックは3月初旬より試運用、16日より本格運用開始。
当直に当たるものは、構内移動バスや食堂について専用のものを用意。
廃炉資料館は4月も休館を継続。

先週金曜日が祝日だったので、水処理週報と地下水ドレン等移送量の資料は明日公表の予定。




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月23日 - Twilog
03/23のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)




2020年3月22日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


1-4号機護岸地下水の一部(地下水観測孔No.1、No.2-6)に至近の分析値と比較して上昇が見られており、引き続き、監視を継続する。



2020年3月21日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


1-4号機護岸地下水の一部(地下水観測孔No.1、No.2-6)に至近の分析値と比較して上昇が見られており、引き続き、監視を継続する。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは560Bq/L。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(25日公開)




2020年3月20日(金・春分の日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

11:11頃、5号機T/Bで空調設備設置工事中に、天井クレーンから発煙
作業で天井クレーンを使用した際に発煙したため、消火器にて初期消火を実施し発煙は停止した。なお、炎は確認されていない。11:23に双葉消防本部へ一般回線で連絡。その後、双葉消防本部より「ドラムブレーキ故障による摩擦熱での発煙事象」と判断された。
けが人はなし。プラント設備への影響はない。モニタリングポストや構内・敷地境界ダストモニター指示値に有意な変動なし。
福島第一原子力発電所5号機タービン建屋天井クレーンからの発煙の発生(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所5号機タービン建屋天井クレーンからの発煙の発生(終報)(報道関係各位一斉メール)



2020年3月19日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

(以下、20日の日報より)2号機復水貯蔵タンク(CST)運用開始(18日参照)にともない、17:21に以下の通り原子炉注水量を変更(2月27日参照)
CST炉注水系統
・1号機 炉心スプレー系:   0m3/h→1.4m3/h
・3号機 給水系    :2.9m3/h→1.5m3/h

1/2号機排気筒解体作業、今日、15ブロック目の解体を完了した。準備が整い次第、16ブロック目に着手する。

3号機R/B上部でダストサンプリング
を実施。
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
3号機燃料取出し作業、15:00に使用済燃料7体を共用プールへ移送完了(16回目)。

地下水バイパス、10:11に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、20日の日報より)16:08に排水を停止。排水量は1616m3

サブドレン他水処理施設、10:49に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、20日の日報より)15:40に排水を停止。排水量は722m3

08:06、750tクローラークレーンから作動油が漏れていることを発見。
福島第一原子力発電所 750tクローラークレーンからの作動油漏えいについて(136KB)(PDF)
1号機R/B北西エリアにおいて、750tクローラークレーンを使って1号機R/Bオペフロのガレキ撤去作業に使用するミニクローラークレーンを移送していた。すぐにエンジンを停止。10:00より吸着マットで漏れた油を回収し、10:30に回収完了。その後の調査で、作動油配管が破断しているのを確認。10:45に漏えいの停止を確認。漏えいした油の広がりは約3.6m×4.0m、深さ約7mmで、漏えい量は100Lと推定。
移送中だったミニクローラークレーンは、1号機R/B西側で吊ったままの状態で停止している(クレーン自体の重量は5t、資機材を含めて吊荷重量は計10t)。下部周辺に人が立ち入らないように立入禁止処置をおこない、当該エリアの監視を実施中。なお、750tクローラークレーンのエンジン停止時に油圧モーター内のブレーキが働き、ドラム・ブームがロックされることから、吊ったままのクレーンが落下することはないことを確認している。今後、破断した配管の取り換え作業を実施後、速やかにクレーンを吊り下ろす予定。漏えいの原因については、今後調査する。
その後、破断した配管について仮設ホースで代替し、17:46にクレーンを地上に下ろした。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(81.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2020年2月6日-3月12日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(79.3KB)(PDF)
16日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(15日採取)と集水タンクNo.1(日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。23日に排水の予定。


実施計画の変更認可申請が規制委に認可された。
認可:特定核燃料物質の防護に係る変更。内容は公開されない。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月19日 - Twilog
03/19のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2020年3月18日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

(以下、19日の日報より)2号機復水貯蔵タンク(CST)運用開始に向けた確認(2月27日参照)のため、16:21に以下の通り原子炉注水量を変更(炉注水を高台炉注水系統からCST炉注水系統に切替え):
CST炉注水系統
・1号機 給水系    :0m3/h→3.1m3/h
・2号機 給水系    :0m3/h→3.0m3/h
・3号機 給水系    :0m3/h→3.0m3/h
高台炉注水系統
・1号機 給水系    :3.1m3/h→0m3/h
・2号機 炉心スプレー系:3.3m3/h→0m3/h
・3号機 炉心スプレー系:3.7m3/h→0m3/h(運転状態による)
これをもって、2号機CSTの運用を開始した。

サブドレン他水処理施設、10:22に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、19日の日報より)14:52に排水を停止。排水量669はm3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。16日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは580Bq/L。No.8はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。12日採取(14日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
12日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日19日に排水の予定。



2020年3月17日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。


その他


1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は2月3日、2号機は2月7、19日、3号機は2月18、26日、4号機は2月10日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は2月10日、2号機は2月7日、3号機は2月18日に実施)。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(13日採取)と集水タンクNo.2(日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が870Bq/L。19日に排水の予定。



2020年3月16日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


13日の多核種除去設備ALPS(C)サンプルポンプ配管からの漏えい
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(C)サンプルポンプ配管からの漏えいについて(192KB)(PDF)
漏えい箇所は2カ所、サンプルポンプ入口弁およびサンプルポンプ出口配管フランジ部。
当該設備は当日、運転を停止して吸着塔16Cの吸着剤交換作業を実施していた。作業終了後、弁の開閉状態を通常状態に戻すために本来「開」にしなければいけない吸着塔6CPH計サンプル出口弁が「閉」のままであったことを確認。この状態で設備を起動したため、ポンプ締切運転となり、過剰な圧力がかかっているところで通水を開始したことから漏えいが発生したと推定(起動から警報発生まで約2時間経過)。今後、詳細な原因分析ならびに再発防止策を検討する。

地下水バイパス12日排水時の海水サンプリング結果

福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口)(PDF)

サブドレン他水処理施設、12日排水時の海水サンプリング結果
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 443 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(12日採取)と集水タンクNo.6(10日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。18日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。5-11日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

廃炉資料館は、2月28日より新型コロナ感染症の影響で臨時休館となっている。再開の時期は未定。

今日、規制委の第79回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料2】福島第一原子力発電所 構内設備等の長期保守管理計画の策定に向けた検討状況について(PDF)
【資料3】2019年豪雨時における汚染水発生量(建屋流入量)について(PDF)
【資料4】多核種除去設備等処理水の全ベータ値と主要7核種合計値とのかい離調査結果について(PDF)
これまでの経緯(1頁)。全β測定値と主要7核種(134Cs、137Cs、60Co、125Sb、106Ru、90Sr、129I)合計値に乖離が見られた原因について、乖離が最も大きいH4N-A6タンクの調査を実施し、14Cと99Tcが有意に検出された(第67回監視・評価検討会、2019年1月21日)。この結果を裏付けるため、乖離の大きい3タンクおよび乖離の小さい2タンクに対して調査を実施、乖離の主要因が14Cと99Tcの影響であることを確認(第72回監視・評価検討会、2019年6月17日)。その後、難測定核種である14Cの分析体制強化のため、分析要員育成を実施。2018年度の貯留水ですでに分析が完了していて乖離の大きいタンクについて追加で調査をおこなうとともに、2019年度に処理が完了したタンクについても同様の調査を実施した(今回の報告)。 
調査対象の選定(2頁)。前回同様「全β/主要7核種>3」かつ「全βー主要7核種>10」を基準とし、2018年度分から8タンク(3頁)、2019年度分から9タンク(4頁)を選定。 
調査内容(5頁)。実施した分析は、全β、γ核種(134Cs、137Cs、60Co、125Sb、106Ru)、90Sr、129I、14C、99Tc。
調査結果。2018年度分は6、7頁。2019年度分は8-10頁。主要7核種+14C+99Tcの全β寄与分(自己吸収考慮済み)はいずれのタンクでも全β値より大きかった。また、これまでおこなったβ線エネルギースペクトルの確認結果から、全β値に大きく影響する他の核種の存在は確認されないことから、乖離の要因は14Cと99Tcによるものと考える。
まとめ(11頁)。主要7核種合計値と全β値における乖離の主要因は14Cと99Tcと確認した。今後、処理を終えたタンクの主要7核種、14C、99Tcおよび全βの分析を継続し、主要7核種+14C+99Tcの全β寄与分が全β値を下回る場合は、不明核種の存在有無について調査を実施する。 

2020年3月15日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:05に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、16日の日報より)16:19に排水を停止。排水量は927m3



2020年3月14日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)(3月14日訂正分)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。12日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは540Bq/L。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(3月18日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(10日採取)と集水タンクNo.7(8日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日15日に排水の予定。



2020年3月13日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、14:11に使用済燃料7体を共用プールへ移送する作業を完了(15回目)。

18:15頃、多核種除去設備ALPS(C)吸着塔6C入口PH計ラック漏えいの警報が発生。18:16に多核種除去設備ALPS(C)を停止。18:23にサンプルポンプ出入口弁を閉止。現場で、漏えい箇所がPH計ラック内のサンプルポンプ内出入口配管フランジであることを確認。漏えい水の広がりはドレンパン内で1m×2m×3cm、ドレンパン外で30cm×30cm×1mmで、堰内にとどまっている。設備停止後も漏えいは1滴/秒で継続中(漏えい水はドレンパンで受けている)。
その後、漏えい箇所の増し締めをして漏えいは停止した。漏えい水は回収済。
漏えいした水は多核種除去設備ALPSの処理水で、分析結果は以下のとおり:
・全β放射能:1,700Bq/L
134Cs:41Bq/L
137Cs:590Bq/L
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備(C)吸着塔6C入口PH計ラック漏えい警報の発生(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備(C)吸着塔6C入口PH計ラック漏えい警報の発生(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備(C)吸着塔6C入口PH計ラック漏えい警報の発生(続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(C)サンプルポンプ配管からの漏えいについて(192KB)(3月16日公開)

サブドレン他水処理施設、10:34に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、14日の日報より)15:47に排水を停止。排水量は779m3


その他


T/B地下たまり水の核種分析結果。3号機の12月18日採取分と4号機の12月19日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF)

水処理設備内の処理水分析結果。12月採取分。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF)



2020年3月12日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1/2号機排気筒解体作業、14ブロック目の筒身切断が今日完了した。

地下水バイパス、11:43に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、13日の日報より)16:53に排水を停止。排水量は1807m3
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口)(PDF)(3月16日公開)

サブドレン他水処理施設、10:20に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、13日の日報より)17:13に排水を停止。排水量は822m3
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)
(3月16日公開)


その他


3号機燃料取出し作業、8日に使用済燃料7体を輸送用キャスクへ装填完了している(15回目)。

11日の線量計不携帯の件(11日参照)。当該の作業者は1号機海水配管トレンチの水移送作業に従事していた。作業は9名で実施しており、胸に窓付のカバーオールを着ていたが、線量計のないことに誰も気付かなかった。防護装備装着の際には相互確認を実施することになっているが、当日は急いでいたために実施していなかった。作業者は50代男性、1Fでの経験は9年6カ月(事故後7年)。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(81.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2020年1月30日-3月5日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(81.1KB)(PDF)
9日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(8日採取)と集水タンクNo.4(6日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1100Bq/L。明日13日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)(3月16日公開)
変更:放射性固体廃棄物発生量予測の更新。2021年度までの放射性固体廃棄物等の想定保管量と保管容量の反映。



動画



文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月12日 - Twilog
03/12のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)




2020年3月11日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

09:58頃、協力企業作業員がHタンクエリアの装備交換所でAPD(警報付ポケット線量計)とガラスバッジ(蛍光ガラス線量計)を発見したとの連絡を受けた。
(以下、12日の日報より)当該のAPDとガラスバッジを使用していた作業者は、作業前の装備交換所にてカバーオールに着替える際に、線量計を入れたチョッキを置き忘れ、不携帯のまま作業を実施していた。
その後、線量計の発見の連絡があったことから、当該作業を中止し、管理対象区域より退域した。
今後、線量計未装着期間における線量評価を実施する。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。9日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは540Bq/L。No.2と8はポンプ点検により採取中止。 

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
4日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日12日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(7日採取)と集水タンクNo.6(4日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が840Bq/L、第三者機関が930Bq/L。明日12日に排水の予定。

福島第一原子力発電所における黙祷および役員訓示(12:29)(動画)



2020年3月10日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


サブドレン他水処理施設、排水の確認結果(2019年度第3四半期分)。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の排水に関する確認結果(2019年度第3四半期分)(PDF 14.4KB)
実測値あるいは実測値を元に評価した3か月平均濃度の評価値(41核種)。2019年度第3四半期分のサブドレン他水処理施設からの排水(浄化水)について、告示濃度限度に対する比の和が実施計画に定める値(0.20)を下回ることを確認した。前回は11月29日(2019年度第2四半期分)。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。5日採取(7日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)



2020年3月9日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、09:58-12:03に運転を停止。液体窒素貯蔵タンク移動作業(1号機燃料取出しに向けたR/B周辺ヤードの整備工事)が装置の冷却配管近傍でおこなわれたため。冷却停止時および再開後のプール水温はいずれも19.4℃。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。


その他


1/2号機排気筒解体作業、12ブロック目解体は7日に完了した。今日9日に14ブロック目の解体を開始。順調にいけば、明日中に完了の予定。

3号機燃料取出し作業、8日に使用済燃料7体を輸送用キャスクに装填完了(15回目)。

J1東エリアの内堰内雨水で全β濃度が上昇した件(5日参照)。トリチウムの分析結果は120Bq/L。B6-B10タンクのバルブを分解して、リークについて調査する。

水処理設備内の処理水分析結果。2019年11月12日採取分。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第 442 報)(PDF)


T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。2月27日-3月4日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月09日 - Twilog
03/09のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2020年3月8日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:27に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、9日の日報より)17:00に排水を停止。排水量は978m3



2020年3月7日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

(以下、8日の日報より)3号機燃料取出し作業、15:02に使用済燃料7体を共用プールへ移送する作業を完了(14回目)。

サブドレン他水処理施設、10:10に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、8日の日報より)16:52に廃止を停止。排水量は1000m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。5日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは570Bq/L。



2020年3月6日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気圧縮機用ブレーカー交換にともない、1日より1次系冷却を停止中。6日21:00に運転再開の予定。
(以下、7日の日報より)作業が終了し、15:05より運転を再開した。再開後のプール水温は26.3℃(停止時は20.3℃。1日参照)。

(以下、7日の日報より)6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却していたが、T/B補機冷却系の点検で補助海水系の停止をともなう作業をおこなうため、3日にFPC系から残留熱除去系(RHR系)非常時熱負荷モードに切替えている。点検が終了し、今日6日14:32にRHR系非常時熱負荷モードを停止、15:49にFPC系に切り替えた。この切替えの間、プールの冷却が停止した。プール水温は、冷却停止時に20、0℃、再開後は19.7℃。2日参照。

サブドレン他水処理施設、11:07に一時貯水タンクBから排水を開始。一時貯水タンクBは3日に水位計の不具合で排水を停止していたが、今日再開したもの。
(以下、7日の日報より)16:11に排水を停止。排水量は746m3
今日排水を予定してた一時貯水タンクC(4日参照)は明日排水する。


その他


1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、1号機燃料取り出しに向けたR/B周辺ヤードの整備工事のうち液体窒素貯蔵タンク移動作業が当該装置の冷却配管近傍でおこなわれることから、8日09:00-17:00の間、運転を停止する予定。
今日6日05:00現在のプール水温は18.6℃、停止期間終了時点で約18.7℃と評価。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(2日採取)と集水タンクNo.4(2月29日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が630Bq/L、第三者機関が680Bq/L。8日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクJの1月2日採取分。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。12月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水加重平均サンプル分析結果(PDF)



2020年3月5日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業、準備作業が終了し、X2ペネ内扉の2カ所目のAWJ穿孔作業を今日開始した。2020年2月27日参照。

1/2号機排気筒解体作業、狭隘部での作業で接触により解体装置の電源が停止した件(2月25、28日参照)を受けて、接触のリスクを下げるために13ブロック目の筒身切断を12ブロック目より先行して実施(2月28日参照)、29日に残り50%の切断を完了した。12ブロック目の解体作業は、歩廊の手すりの切断と折り曲げが今日完了した。準備出来次第、主柱の切断をおこない、順調に進めば明日完了の見込み。その後、段取り替え等の後、14ブロック目に着手(8日の予定)。
13ブロック目の解体が終わった時点で、排気筒の高さは地上から88.5m。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気圧縮機用ブレーカー交換にともない、1日より1次系冷却を停止中。6日21:00に運転再開の予定。

地下水バイパス、10:05に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、6日の日報より)16:04に排水を停止。排水量は1664m3

09:52頃、5/6号排気筒モニターのサンプルポンプ(B)が自動停止し、同ポンプ(A)が自動起動しない状態となった。
福島第一原子力発電所 5/6号機共用排気筒放射線モニタにおける一時的な欠測について(125KB)(PDF)
その後、10:18に同ポンプ(B)を手動起動させ、計測を再開。これにより、09:52-10:18に同排気筒モニターの欠測が発生
5/6号機共用排気筒放射線モニター(A)の校正作業を実施していた際に、5/6号機共用排気筒放射線モニター系統の弁を誤って閉じてしまったことにより、モニター系統を流れる空気量を測定する検出器が「系統流量低」を検知し、同ポンプ(B)保護のため自動停止したもの。また、同ポンプ(A)は同ポンプ(B)と並列に設置してあり同じ系統であったため、同ポンプ(B)と同じ理由で起動しなかった。時系列は資料2頁。モニター(A)の校正作業のため、系統から隔離し迂回する系統(バイパスライン)および校正作業の系統を構成し、校正作業を行っていたところ、校正作業における配管流量が過去の実績に比べて高かったことから、校正作業を一旦中断し、改めて校正作業の系統を構成するところ、誤って、バイパスラインの弁を閉じてしまったもの。
今後、校正作業時に配管流量が高かった原因、および、ヒューマンエラーに至った原因について調査し、再発防止対策を講じる。

メガフロート津波等リスク低減対策工事、メガフロートを移設する(下記参照)ために1-4号機取水路開渠前に設置したシルトフェンスを昨日4日に開いたが、これを10:05に閉じた。なお、シルトフェンスは二重に設置しており、一方のシルトフェンスについては、2-7日の期間、開放した状態とする。3、4日参照。



その他


メガフロート津波等リスク低減対策工事、ステップ2を開始した。
福島第一原子力発電所における津波リスク低減を目的としたメガフロート工事の進捗状況(ステップ2開始について)(2.08MB)(PDF)
福島第一原子力発電所における津波リスク低減を目的としたメガフロート工事の進捗状況(ステップ2開始について)(01:52)(動画)
ステップ2として、メガフロートの着底・内部充填作業を昨日4日に開始。昨日は、09:00-09:30にメガフロートを港湾内の南側から約250m北側の着底位置まで移動した。その後、メガフロート内部に海水を注入し、13:40に仮着底した(1頁に写真)。現在、片付け作業中。3月下旬-9月にモルタル充填作業をおこなう。
作業内容の詳細は2月27日のロードマップ進捗試料を参照。移動は、メガフロート上のウィンチと起重機船を使って実施。起重機船が1-4号機取水路開渠の外に位置するため、シルトフェンスを解放した。

J1東タンクエリアの内堰内雨水サンプリングで全β濃度が上昇
福島第一原子力発電所 J1東タンクエリア内堰内雨水サンプリング結果 全ベータ放射能濃度上昇について(110KB)(PDF)
J1東タンクエリアの内堰内集水ピット雨水の定例サンプリング(2日採取)において、全β濃度が前回(3カ月前)に比べて約100倍上昇逢ているのを確認した(2019年12月2日:2.9Bq/L→2020年3月2日:250Bq/L)。当該タンクエリアは溶接型タンク(ALPS処理水用20基、Sr処理水用8基(J1-Bシリーズ。J1-B1タンクにSr処理水の残水100Lが残っている。その他の7基は残水処理が完了している。))が設置してある。これまでタンク水位に有意な変動はなく、タンクパトロールでも異常なし。
雨水は内堰内にとどまっており、外部への漏えいはない(排水路、海水のモニタリングにも異常ない)。堰内雨水の水深は約3cm。
3月4日に同堰内で10カ所の雨水の再サンプリングを実施し、ほぼ同レベルの放射能濃度を確認。また同日に同エリア内タンクマンホールや連結弁の線量調査を実施したところ、一部に線量率の高い箇所を確認したが、当該箇所からの漏えいは確認されず。Sr処理水貯留タンクの残水処理(タンクマンホールから移送をおこなう)作業中の漏えいの可能性や、連結弁グランド部からのにじみの可能性も含め、引き続き調査する。


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(81.4KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2020年1月23日-2月27日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(81.2KB)(PDF)
3月2日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。


放射線データの概要 2月分(2月1日~2月29日)(PDF)

「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI~廃炉の現場をめぐるバーチャルツアー~」をリニューアルした。見られる現場の数を10カ所から23カ所に増やした。1/2号機中央制御室、1/2号機排気筒解体作業、3号機燃料取出し作業、化学分析棟のなどの現場の様子を追加。




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月05日 - Twilog
03/05のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)

2020年3月4日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気圧縮機用ブレーカー交換にともない、1日より1次系冷却を停止中。6日21:00に運転再開の予定。

メガフロート津波等リスク低減対策工事、メガフロートを移設するために1-4号機取水路開渠前に設置したシルトフェンスを08:03に開いた。6日に閉じる予定。なお、シルトフェンスは二重に設置しており、一方のシルトフェンスについては、2-7日の期間、開放した状態とする。3日参照。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。2日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは660Bq/L。No.2と8はポンプ点検により採取中止

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
2月26日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日5日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr3の1月6日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。12月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(2月29日採取)と集水タンクNo.6(2月27日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が660Bq/L、第三者機関が700Bq/L。6日に排水の予定。



2020年3月3日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気圧縮機用ブレーカー交換にともない、1日より1次系冷却を停止中。6日21:00に運転再開の予定。

6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、T/B補機冷却系の点検で補助海水系の停止をともなう作業をおこなうため、10:15にFPC系を停止、11:02に残留熱除去系非常時熱負荷モードに切替えた(2日参照)。この間、プールの冷却が停止した。プール水温は、冷却停止時および再開時ともに19.2℃。
点検後はRHR系からFPC系による冷却に戻す(6日に実施予定)。

サブドレン他水処理施設、10:07に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、4日の日報より)11:58頃、一時貯水タンクBの水位計に指示不良が確認されたため、11:59に排水を停止。その後、水位計の点検を実施したが、復旧に時間を要すると判断し、3日の排水を終了した。排水量は277m3


その他


昨夜の多核種除去設備ALPS(A)出口移送スキッドでの漏えいの件。
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(A)出口移送スキッドにおける漏えいについて(133KB)PDF)
A系で処理水移送弁点検のため弁本体を取り外していたが、下流側弁がシートパスしており、運転していたB、C系から処理水が逆流して取り外した箇所から漏えいした。今日3日に取外していた弁を復旧する予定。

メガフロート津波等リスク低減対策工事にともない、メガフロートを移設する際、1-4号機取水路開渠前に設置したシルトフェンスの開閉作業を以下のとおり実施する(天候の影響により順延する可能性あり):
・3月4日 シルトフェンス「開」
・3月6日 シルトフェンス「閉」
なお、シルトフェンスは二重に設置しており、一方のシルトフェンスについては、2-7日の期間、開放した状態とする。
作業内容については2月26日を参照。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。2月27日採取(29日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)



2020年3月2日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

(以下、3日の日報より)2号機復水貯蔵タンク(CST)運用開始に向けた確認(27日参照)のため、17:37に以下の通り原子炉注水量を変更(炉注水をCST炉注水系統から高台炉注水系統に切替え):
CST炉注水系統
・1号機 炉心スプレー系:1.4m3/h→0m3/h
・1号機 給水系    :2.5m3/h→0m3/h
・2号機 給水系    :4.1m3/h→0m3/h
・3号機 給水系    :4.0m3/h→0m3/h
高台炉注水系統
・1号機 給水系    :0m3/h→3.7m3/h
・2号機 炉心スプレー系:0m3/h→3.7m3/h
・3号機 炉心スプレー系:0m3/h→3.7m3/h

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気圧縮機用ブレーカー交換にともない、昨日1日より1次系冷却を停止中。6日21:00に運転再開の予定。

(以下、3日の日報より)22:43頃、多核種除去設備ALPS出口移送Aスキッド漏えい警報が発生したことを発見。現場確認の結果、処理水移送弁点検のため取り外した箇所の下流側弁のシート漏えいにより流れ込んでいることを確認。漏えいした水の広がりは、堰内溜め桝の中に20cm×20cm×7cm、堰内に6m×2.5m×1mmで、外部への影響はない。装置は停止、1滴/3秒程度の漏えいが継続しており、ビニール袋で受けている。滴下した水は拭き取りを完了した。
滴下した水の分析結果は、134Csが検出限界値未満、137Csが3.1×101Bq/L、全βが2.3×103Bq/L。
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備出口移送Aスキッド漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール、3日公開)
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備出口移送Aスキッド漏えい警報の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール、3日公開)
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(A)出口移送スキッドにおける漏えいについて(133KB)(3日公開)


その他


6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、T/B補機冷却系の点検で補助海水系の停止をともなう作業をおこなうため、冷却をFPC系から残留熱除去系(RHR系)に切替える。点検後は、RHR系からFPC系による冷却に戻す。この冷却切替えの際にプールの冷却が停止する。切替え予定は以下のとおり:
3日09:00-17:00(約8時間停止)
・FPC系からRHR系非常時熱負荷モードに切替え
・冷却停止中のプール水温上昇は約1.5℃と評価(温度上昇率:約0.187℃/h)
6日09:00-17:00(約8時間停止)
・RHR系非常時熱負荷モードからFPC系に切替え
・冷却停止中のプール水温上昇は約1.5℃と評価(温度上昇率:約0.187℃/h)
今日2日14:00のプール水温は19.2℃。

月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
福島第一原子力発電所第1号機、第2号機及び第3号機の原子炉内温度計並びに原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(PDF)
評価区分の変更はなし。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 441 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(2月27日採取)と集水タンクNo.5(2月25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が640Bq/L、第三者機関が670Bq/L。明日3日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。2月20-26日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2020年03月02日 - Twilog
03/02のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2020年3月1日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気圧縮機用ブレーカー交換にともない、10:11に1次系冷却を停止。冷却停止前のプール水温は20.3℃。

(以下、2日の日報より)3号機燃料取出し作業、13:45に使用済燃料7体を共用プールへ移送完了(13回目)。

サブドレン他水処理施設、09:38に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、2日の日報より)16:13に排水を停止。排水量は982m3