リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年2月28日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日27日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、23日より継続していたが09:55に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日27日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:11-16:51に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1,700t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。26日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 76.8KB)
No.12のトリチウムは590Bq/L。また、No.9のトリチウムが140Bq/Lで過去最高。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。26日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 76.3KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月27日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 137KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、25日より継続していたが09:57に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、23日より継続中。

11:19頃、4号機T/B1階南側エリアの漏えい検知器が動作し、当社社員が現場確認に向かっていたところ、11:23に解除。その後、11:42に再度、検知器が動作。約20m×6m×深さ最大約1cmの水たまりを確認。建屋外への漏えいはない。
現場を確認したところ、漏えいした水はT/B補機冷却系の水抜き作業に起因するものであり、汚染水ではないことを確認。念のため、当該漏えい水(13:40採取)の分析を行った結果は、134Csが2,500Bq/L、137Csが8,700Bq/Lであり、T/B地下たまり水と比較して低い値であることを確認。漏えいした水については、T/B地下へ移送した。
福島第一原子力発電所4号機タービン建屋における漏えい検知器動作について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機タービン建屋における漏えい検知器動作について(続報)(報道関係各位一斉メール)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

第2モバイル型Sr除去装置のユニット3、14:16に連続運転を開始。当該装置は、必要に応じ吸着塔の交換やフィルター洗浄のため、一時的な運転停止を行いながら処理を継続していく。当該装置は今日までに3ユニット(2、3、4)の運転を開始した。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第190報)(プレスリリース)

6号機使用済燃料プール冷却浄化系、計器定例点検を行うため、3月2-3日に約30時間停止の予定。プール水温は16:00で17.1℃、停止時のプール水温上昇率は0.264度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約8度の見込み(運転上の制限値は65℃)。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。17日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.83KB)
東電、第三者機関のいずれの分析結果も運用目標を超えず。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF6.44MB)

月末なので、作業者の被ばく線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
1月の外部被曝線量の最大値は12.18mSv、平均値は0.50mSv(いずれもAPD値)。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 12.9KB)

第59回原子力規制委員会 臨時会議の資料。
原子力の安全性向上に向けた原子力安全改革プランについて(PDF 1.16MB)
原子力安全を高めていくために(PDF 2.71MB)

今日、福島県主催の「平成26年度第12回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」があった。その際の資料。
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(PDF 607KB)
2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の溜まり水調査結果(PDF 935KB)
K排水路の放射能濃度に関する情報発信について(14頁)。2013年12月13日にK排水路で高い放射性物質が検出されたことを公表して以降の状況の推移についてのまとめ。

3月11日に関する取材のご案内(お知らせ)
Jビレッジの住所って「美シ森(うつくしもり)」って言うんだね。夜ノ森とか、森がいっぱいある。



福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月26日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 136KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機使用済燃料プール(SFP)代替冷却系を09:10に停止。SFP代替冷却系の弁点検作業およびSFPコンプレッサーユニットの固定作業を行うため(23:00に起動予定)。冷却停止時のプール水温は26.8℃。冷却停止時のプール水温上昇率は0.142度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約1.9度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
(以下、27日の会見資料より)作業が終了したので19:28にSFP代替冷却系を起動。21:25のプール水温は27.4℃。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日25日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、23日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


24日に公表した2号機R/B大物搬入口屋上のたまり水の汚染の件に関連して、K排水路の放射能濃度データが公開されていなかったことついて、増田CDOのコメント(書き起こし)。
「24日、2号機原子炉建屋大物搬入口屋上のたまり水において高い濃度のCsがあることを確認したということを公表させていただきました。この件に関しましては、昨年の1-2月の規制庁主催の監視評価検討会でK排水路が汚染されていることをご報告、そして、3月には今年度末までに排水路の清掃をするようにというご指示を受け、作業を行ってまいりました。その後も、K排水路の清掃をしてもなかなか汚染レベルが下がらないといったような状況に関しまして、現地調整会議や国の検討会で公表させていただいてまいりましたが、排水路の清掃を進めることに意識が集中してしまい、データを公表するというところに頭が回っておりませんでした。また、本日、高木経産副大臣からも「雨水やダスト、そういった敷地境界外に影響を与える可能性のあるリスクについては、被災された住民、また、国民の視点に立って、あらためて網羅的に総点検を行い、その上で、現在の状況に見合った対策を示して必要な情報提供を行うように」というご指示を頂いております。これに真摯に対応していきたいと思っております。地域の皆様、福島県の皆様が何を一番心配されているのかをしっかり考えて、データを出すことが大事であり、当社の技術的な観点でデータを出していたところに私の至らなさがありました。今回、地域の皆様、福島の皆様の信頼を損ねる結果となってしまい、真摯に反省するとともに、心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。福島第一のリスクがどこにあるのか、そのリスクがどう変わっていくのか、そのリスクが地域の皆様、福島県の皆様にどのような影響があるのかということをしっかりと考え、ご心配される可能性の高いものについてはお知らせしていくということをしっかりと再度徹底してまいりたいと思います。」
(2016年9月8日追記)「敷地境界外に影響を与える可能性のあるリスク」について、この後、「福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検」としてリストアップし、対策を講じていくことになる。
(以下、この件についてのやり取りから抄録)
排水路の水は事故前は放射性物質を含まず管理対象ではなかったが、事故後にフォールアウトにより発電所敷地内が汚染され、雨水がその汚染をひろって排水路を通じて海に流出するようになったと考えている。したがって、排水路からの放射性物質の流出は事故直後から始まっていたと思うが、調査を開始してそれを具体的に把握し始めたのは2013年11月ころ。
事故直後は原子炉と使用済燃料プールの冷却、その後は冷却により発生する汚染水対策が発電所の主要なリスク対策であり、作業としてはそれらに傾注し情報公開の重点もそこにあった。その後、冷却や汚染水への対応が進み、より低いレベルのリスク対策にも手が回るようになってきた。排水路の水の汚染低減対策もその一つとして、2014年から排水路の清掃・暗渠化・流域のフェーシングなどをおこなってきた。しかしながら、そのような状況の変化に意識がついて行っておらず、排水路のように原子炉の冷却などと比べるとリスクの比較的小さいものについて、情報公開の重要性において意識の切り替えができていなかった。
排水路の清掃は2014年4月に開始しており、排水路出口での分析で清掃の効果を見ていた。2014年8月にK排水路出口で全β濃度が1,500Bq/Lという数字が出た際も、清掃の効果が出ないのはなぜだろうか、ということに意識が集中し、それを公表するという発想がなかった。排水路の水に比較的高い濃度の汚染が見られることは2014年1-3月には公表しており、この件はすでに公表しているという意識もあったと思う。また、1,500Bq/Lのように高い値が出るのは降雨の際だけでそれが継続するわけではなく、量を考えると大きな影響ではない、という判断もあった。しかしながら、それは技術者寄りの発想であり、地域住民や関係者が何を知りたいのか、という想いを欠いたものであったと反省している。
今日、高木経産副大臣と会い「情報公開にあたっては、とくに避難を継続されている住民のことを考えるように」という指示をいただいた。しっかりとやっていきたい。
情報公開に関しては、社内にソーシャル・コミュニケーション(SC)室を設けて今まで幾たびもあった情報公開の失敗を繰り返さないようしてきたつもりだったが、今回もうまく機能しなかった。作業内容に関する情報の共有において、廃炉推進カンパニーとSC室の連携が十分でなかったと考えている。この点、社内の壁をなくすようにしていきたい。どの情報を出して行くかということはマネジメントの課題であり、自分がそれを判断していく必要があるが、十分にできていなかった。
K排水路の出口を港湾内に付け替えることについては、2014年末か2015年始め頃には検討をするよう指示していた。これは、K排水路では排水路清掃の効果がおがっておらず、2014年度中に放射能濃度を下げて排水を管理対象とするという目標の達成において、清掃等による濃度低下が期待できない状況で他の方策を検討する必要があると考えたから。出口付け替えは今後実施する予定だが、完成には時間を要するので、それまではK排水路から排水をポンプアップして港湾内に流すことを考えている。
K排水路には多い時で1日に1万m3の排水が流れており、海への流出防止のためにこれをすべて貯留することは現実にはできないと考える。
(排水路出口での分析を開始したころは、ちょうど、地下水バイパスの運用開始(2014年5月21日)で漁協と最後の交渉をしていた時期だったが、データを当時公開しなかった理由と関係があるのか、という質問に答えて)まったく、そういうことはない。当時、地下水バイパスの運用開始のためにデータを隠すというようなことは考えていなかった。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第15回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(1.57MB)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(5.45MB)
要員管理(7頁右)。1月の1日あたり作業員数は平均で6,570人(実績)。3月の想定は約6,690人。
インフルエンザ・ノロウイルス感染予対策および発生状況(8ページ左)
【資料3-1】循環注水冷却(331KB)
2号機圧力容器底部温度計再挿入(通しで3頁)。コイルガイドを配管途中のオリフィス部まで挿入したのち、その内側に温度計付きワイヤーガイドをN-10ノズル部まで挿入する。ワイヤーガイドの素材はサビを防ぐために炭素鋼からSUS304(コイルガイドと同素材)に変更。挿入作業は3月第2週より開始予定。その前に、入念に挿入モックアップを実施する。
【資料3-2】滞留水処理(3.12MB)
タンク建設進捗(通しで3頁)。26日現在の状況。
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表、6頁)。24日までに、一般部の凍結管削孔1,017/1,551(-5)本、測温管削孔222/333(+8)本、凍結管建て込み749/1,551(-5)本、貫通部の凍結管削孔58/158本が完了。
2、3、4号機海水配管トレンチ閉塞工事(8頁)。25日までの進捗(各号機の充填量、たまり水量、9頁)。H26年度の海水配管トレンチ閉塞工事にともなう被曝線量は、計画線量が3.34人・Sv、実績が2.13人・Sv(H26年4月-H27年1月の実績が1.87人・Sv、H27年3月までの予測が0.26人・Sv)。
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(27頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、28頁)、地下水バイパス調査孔(32頁)、地下水バイパス揚水井(33頁)、排水路(34頁)、海水(35頁)。
【資料3-3】環境線量低減対策(15.0MB)
敷地内線量低減対策(通しで1頁)
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。地下水のくみ上げ量:観測孔No.0-3-2から1m3/日、1-2号機間ウェルポイントから10m3/日(10月31日より50m3から削減)、2-3号機間ウェルポイントから50m3/日(10月31日より4m3/日から増加)。地下水(9頁)、海水(20頁)。
海側遮水壁設置工事の進捗(30頁)
港湾内海底土被覆工事進捗(31頁)。24日時点で53.0%完了。
Cs・Sr吸着材(多糖類架橋吸着ゲル)による海水浄化(32頁)。1月に設置した繊維状Cs・Sr吸着材とは別に、追加対策として新規の吸着材を設置。多糖類架橋吸着ゲルは天然多糖類を化学修飾した天然高分子で、Srに対し高い吸着能力がある。今回の試験では、フェロシアン化鉄を含浸させた不織布(Csを吸着する)でできた袋に多糖類架橋吸着ゲルを充填した物を5個、17日に海側遮水壁開口部に設置した。3月19日までの間に定期的に1個ずつ回収して性能評価する。
今月の追加的放出放射能量評価(66頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h以下(1号機0.003億Bq/h、2号機0.0001億Bq/h、3号機0.00008億Bq/h、4号機0.0008億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/year以下と評価。評価の詳細(ダスト測定値、流量、建屋カバーの漏えい率など)つき。
側溝放射線モニター警報発生(通しで37頁)。22日の件。各ゲート閉止時刻(39頁)。側溝放射線モニター指示値グラフ(24日まで。40頁)。
原因として、1.汚染水タンクからの漏えい、2.水処理設備・移送配管からの漏えい、3.汚染水サンプリング・運搬などの作業時の漏えいなど、の可能性を検討。タンク水位に変動がなかった、タンクエリア堰の止水弁が 閉じていた、パトロールで漏えいは確認されず、放射線モニター指示値の上昇が継続しなかったことから、可能性1を否定。水処理設備の停止前より放射線モニターの指示値が低下を開始(42頁)、設備停止後のパトロールで異常なし、設備の運転再開後のリークチェックで異常なし、運転再開後に放射線モニター指示値の変動がなかった(43頁)ことから、可能性2も否定。可能性3については、汚染水サンプリング・運搬などの作業で漏えいはなかったこと、排水路清掃など排水の放射能濃度に影響するような作業がなかったことを確認。また、APD値の調査から有意なβ線被曝をした作業者はおらず、警報発生後に採取したB・C排水路および枝排水路の水は高校警報を発生させる濃度ではなかった(10、12頁)。さらに調査を継続。また、排水路ゲート開閉自動化、排水路くみ上げポンプの常備、排水路主要部への放射線検知器の設置について検討する。港湾内海水のモニタリングを強化しているが、有意な変動は確認されず。
【資料3-4】労働環境改善(2.67MB)
全面マスク着用省略可能エリア、一般作業服着用可能エリア(通しで1頁)
【資料3-5】使用済燃料プール対策(5.11MB)
2号機周辺ヤード整備工事の着手(4頁)。2号機の燃料取り出しのため大型重機等の作業エリアが必要なため、R/B周辺のヤード整備を実施する。また、オペレーティングフロアでの資機材の撤去、除染等の作業が必要となるため、オペフロにアクセスするための構台を設置する。H27年3月からH28年7月に実施予定。詳細は6頁。ヤード整備:R/B西側と南側の干渉物を撤去、その後に路盤整備。構台設置:R/B西側に設置、構台上に前室を設ける。
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業(7頁)。トロリ2階他を撤去、プール南西側にラック養生板を設置。現在、トロリ1階の撤去を実施中。今後、ウォークウェイおよび燃料取扱機本隊西側の一部を撤去し、その後に燃料取扱機本体を撤去予定(3月下旬-4月上旬)。
1号機R/Bカバー解体工事(50頁)
3号機上部除染・遮へい工事(51頁)
【資料3-6】燃料デブリ取り出し準備(1.97MB)
R/B内3Dレーザースキャンの遠隔化とデータ活用(通しで3頁)。いままでの実施概要と実績(2012年12月25日、2013年12月6日、2014年10月30日、11月27日参照)。FARO社製3Dレーザースキャン装置をロボット(場所によりサーベイランナーII、テレランナー、かにクレーンを使用)に搭載して遠隔操作でデータを取得。これによる作業者の被曝低減効果は、全体で3000 - 6000人・mSv。
ミュオンによる原子炉内燃料デブリ検知技術の開発(13頁)。2台の測定装置を設置した状況の写真(16頁)。
【資料3-7】放射性廃棄物処理・処分(1.02MB)
ガレキ・伐採木および水処理二次廃棄物の管理状況(通しで2頁)
ガレキ一時保管エリアA1の破損(通しで4頁)。16日に確認された件。当日の時系列(7頁)。テント設置(2011年9月)から約3年5ヶ月の間、風を受けている影響でテントフレームにシートを固定しているシートガイドが脱落しシートが外れたと推定(9頁)。 設計風速は30m/s、当日の最大風速はサイト内風向風速計のデータで20.2m/s。応急対策として、土嚢で囲ったガレキのシート養生(対応済み)の後、ガレキの入ったコンテナを移動してテント内の地面全面にシート養生する。その後、高所作業車で補修のための調査を実施する予定(10頁)。
【資料4-1】研究開発プロジェクトの進捗状況及び次期計画の方向性(8.05MB)
【資料4-2】汚染水処理対策技術検証事業(トリチウム分離技術検証試験事業)追加公募の採択者決定(163KB)
【資料4-3】東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等研究開発の加速プランについて(971KB)
H27年4月にJAEA内に廃炉国際共同研究センター(仮称)を組織として立ち上げ、H28年度より本格運用。
【資料4-4】IAEA 廃炉レビューミッションの結果概要(639KB)


政府事故調のヒアリング記録の公表(第5回)が今日26日よりおこなわれている。第1回は2014年9月11日、第2回は11月12日、第3回は12月25日、第4回は2015年1月29日。



ニコ生
【2月26日】東京電力 「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.2.26(木)18時30分 ~


2015年2月25日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、23日より継続していたが09:49に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて10:32に再開。

3号機使用済燃料プール代替冷却系を06:16に停止(16:00に起動予定)。2014年12月17日より再開している使用済燃料プール内大型ガレキ撤去(燃料交換器本体撤去作業)で、撤去対象機器に残存している油が冷却系に混入するのを防ぐための処置。機器に残存している油が使用済燃料プール内に滞留した場合には、吸着マット等で油を回収する。また、この代替冷却系の停止にあわせて、当該系統に設置されている弁の動作確認を実施する。冷却停止時のプール水温は21.6℃。停止時のプール水温上昇率評価値は0.107度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約1度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
(以下、26日の会見資料より)作業が終了したので15:34に代替冷却系を起動。冷却再開後のプール水温は22.0℃。なお、撤去を予定していた機器の周辺ガレキの除去が終了しなかったため、3月3日に改めて今日撤去予定だった機器の撤去作業をおこなう。これにともない、3日に06:00-16:00の予定で代替冷却系を停止する。冷却停止時のプール水温上昇は最大約1度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
3号機T/B地下たまり水移送、23日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。吸着塔交換のため、08:54-15:41に停止。起動後、15:46に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。23日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは570Bq/L。また、No.10のトリチウムは890Bq/Lで過去最高。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。23日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

福島県漁連組合長会議説明資料(PDF 4.91MB)
1F周辺海域における魚のトリチウム濃度分析結果(33頁)。地下水バイパス開始(2014年5月21日)前後で採取した魚6試料について、トリチウム濃度を測定。組織自由型トリチウムは0.078 - 0.12Bq/Lで1F周辺海域の海水と同程度以下であり、地下水バイパスの影響は見られなかった。有機結合型トリチウムはすべての試料でND(<0.29Bq/L)。採取地点は34頁、分析結果は35頁(可食部(筋肉)に含まれる水分中のトリチウムを測定。35頁脚注を参照)。
(以下、12月14日の会見より)魚のトリチウム分析はこれが初めて。漁連の要望により、地下水バイパスの運用開始前後に採取した魚について分析を実施。試料は採取後に冷凍保存していたものを使用した。これ以降、3ヶ月に1回のペースでトリチウムの分析をおこなっている。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)



おまけ


この日の県漁連の会議で、やっぱりサブドレンの稼働は難しくなったみたい。24日に公表したK排水路の件について「情報隠しであり、信頼関係は崩れた」とのこと(毎日新聞魚拓))。
周辺海域にどのくらいの影響が出ているか、という話ではないんだよな、きっと。前に、南相馬のコメの基準値越えにからんで3号機R/B上部ガレキ撤去作業でのダスト飛散について東電は周辺住民にどう対応すべきだったかについて2014年7月24日に書いたけれど、あれと同じ話なのではないか。お隣さん同士、まず最初にあいさつがないと話が始まらない、というようなこと。
福島県沖の海は、県の漁業者にとってみればいわば自分の庭のようなものだ。そこへ頼みもしないのに放射性物質が流れ込んでいる。そのことについて、東電は知っていたのにもかかわらず当事者である自分たちに一言もなかった。そのことが漁業者は不満なのではないか。重要なのは、事実関係について、まず直接に説明があること。対策云々はその後の話だ。なぜなら、対策をとると言っても、それが本当に実現するかどうか、それを判断するのに必要なのは、実績ではなくて信頼関係だからだ(まぁ、東電の実績とは、今の1Fの状況ということだよな)。
だから、ダスト飛散の時に書いたのと同じように、東電と漁業関係者は「二人称の関係」を築くべきだ。というか、漁業関係者とは県漁連の組合長会議などを通じてそういう関係を築いていたはずなのに、それがそうではなかった、ということが露呈したわけだ。
こういう交渉ごとは、実際に相手と顔を合わせる担当者が作業内容にも通じている必要があるってことなのではないか。実際に交渉相手と知り合いであることが、何を相手に知らせるべきなのかを判断する上で重要なのではないか。そこらへんの組織立てはどうなっていたんだろう。
それとも、そういう組織になっていて、交渉担当者はK排水路のこと知っていて、その上で今回の事態になっているとしたら、そしたら、もう、どうすればいいんだろう。

2015年2月24日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 162KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機海水配管トレンチ閉塞工事、10:00に立坑Dの閉塞充填作業を開始した。
福島第一原子力発電所2号機海水配管トレンチ立坑閉塞充填作業状況(PDF 92.0KB)
2次充填材(流動性・スキマ充填性に優れスキマやひび割れをふさぐ)を約3m3充填し、13:21に予定の作業を終了。明日も引き続き作業を実施していく予定。立坑の充填材料・方法については2月9日の特定原子力施設監視・評価検討会を参照。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日23日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日23日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


2号機R/B大物搬入口屋上部のたまり水から比較的高い濃度のCs、全βを検出した。
2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の溜まり水調査結果(PDF 960KB)
K排水路の水の放射能濃度が高い原因を調査するために、K排水路に流れ込む枝排水路の上流に位置する建屋屋根面の雨水を調査した(建屋屋根は高線量なので網羅的な調査をせず、雰囲気線量・アクセス性等を考慮して2号機R/B屋上と大物搬入口屋上を代表個所に選定、5カ所で採水した)。その結果、大物搬入口屋上では137Csが23,000Bq/L、全βが52,000Bq/L等と比較的高濃度だった(3頁に分析値)。
汚染拡散防止対策:2号機大物搬入口屋上は排水口廻りにゼオライト土嚢を設置、汚染源と見られる屋上のルーフブロック・敷き砂等を撤去(8頁)。K排水路主要部の底面にゼオライト土嚢を敷き詰める(9頁)。K排水路東側の枝排水路がK排水路につながるところに土嚢で堰を設けて水位を上げ、モール状吸着材を枝排水路側に設置する(10頁)。
各排水路の出口で採取した水の放射能分析のグラフ(2014年4月16日以降。4、5頁)。降雨の際には放射能濃度が上昇する。
各排水路の出口での流量(11、12頁)。
K排水路の出口は港湾の南側(港湾の外)。出口での放射能濃度は137Csで10 - 数百Bq/Lであり、南放水口付近(T-2-1)地点の海水に有意な上昇は見られていない。
この件に関して、2014年4月以降のK排水路出口の水の放射濃度のデータが公開されていなかったことをデータの隠蔽だという報道が相次いだ。
排水路を通って海洋に排出される水については2013年より調査をおこなっており、特にK排水路では濃度の高い(告示濃度限度以上の)水が流れていることは2013年12月13日には報告されている(会見資料「福島第一原子力発電所構内排水路の状況について(PDF 2.01MB)」の8頁に分析結果がある。同じページにある排水路出口では告示濃度限度未満)。このK排水路を含め、構内の排水路からの排水は事故前は管理対象ではなかったが、液体廃棄物として管理対象にすることが規制委より求められ(2014年2月18日の廃炉・汚染水対策現地調整会議(第6回)、2014年2月19日参照)、排水の放射能濃度低減対策および排出量評価方法の検討を実施し、2014年度中に管理方法を確立することとなっていた。排水の濃度低減対策として、排水路の清掃、暗渠化、流域のフェーシング等を計画的に行ってきており(2014年1月24日、12月19日など)、今回の2号機R/B屋上の調査は、これらの対策を実施した後も比較的高い濃度が継続しているK排水路の汚染源特定のためにおこなわれたものらしい。今回、2014年4月以降に実施していた排水路出口での放射能濃度分析結果が初めて公表されたが、これは、排出量評価のために行っていた分析なのかも。
2号機大物搬入口屋上の水には137Csの倍程度の全βが含まれており、この半分が90Srだとすると、1-4号機取水路開渠海水の汚染源もこの手のものである可能性はあるのではないか(護岸エリアの海水配管トレンチ経由の汚染水ではなくて)。(←7月23日追記。その後に出た90Srの分析結果(3月25日)は4.5Bq/Lだった。90Srは非常に少なかった)
1号機放水路のたまり水の汚染源特定のため1、2号機T/B屋上の水を調査した時、2号機屋上(3カ所で採取)の最高が137Csが10,000Bq/L、全βが29,000Bq/Lだった(2014年12月19日の廃炉・汚染水対策現地調整会議の資料参照)。なので、建屋屋上はこの程度の汚染は普通にあるらしい。
排水路を流れる水は主に天水由来であり、この手の水(河川水など)は発電所周辺では当然に海へ垂れ流しな訳で、だから規制委に管理するように言われるまで発電所構内でも同様に垂れ流していたのではないか。それが、タンク周りの雨水を2013年夏以降は管理するようになり、それに続いて排水路からの排水もそれなりの放射能を含むことから規制の対象とすることになったのではないか(詳しい経緯は知らない)。それで、急にやるのは無理だから、2014年以降はずっと濃度低減のための対策を計画的に実施してきているわけで、まったく無策だったわけではないことは知られていいと思うのだけれど、マスメディアの伝えるところは例によって例の如し(取材者は、K排水路の排水の放射能濃度が高いこと、出口が港湾外にあることは知ってたはずなのにね)。あと、地下水バイパスの放出水と濃度比較をするのも、どうか。できるところからやってるわけで、成績の悪いところに合わせてたらむしろ対策は進まないことになる(タンクエリアの雨水を管理することになった時は、垂れ流しの排水路の水の濃度よりも基準が厳しかったから「意味あるんかい」と思ってたけど、今ではきっちりと管理できているのを見ると、あれで良かったのかもしれない)。C排水路の出口を港湾内に付け替えたのにK排水路の出口は港湾の外のままなのも、C排水路の場合はタンクに貯留するRO濃縮水が漏えいしてC排水路経由で直に海に出たという前科があるため、二度と同じ轍を踏まないように対策されたもの。タンクに貯めているRO濃縮水に比べれば、今回発見された2号機R/B屋上の水の全β濃度は1/1000だし量も比べ物にならないほど少ないわけで、対策の優先度がK排水路の方は低くて当然と思う。というか、このレベルのものについても調査・検討・対策に手が回るようになってきた、と言う方が正しいんじゃないかと思うのだけれど、どうだろう。
でも、排水路出口の濃度は測ってるんだったら公表していたほうがよかったとは思うわ。なんで、公表してなかったかねぇ。2013年のT/B東側の地下水汚染の時のドタバタを思い出すわ。これでまたサブドレンの稼働が遅れるのかねぇ。あの時は地下水バイパスだったけれど。
てか、2号機R/B屋上の水なんてどうやってサンプリングしたんだろう。そういえば、オペフロの調査をするのに屋根に穴を開けたりしてたよな(2014年1月24日参照)。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月23日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 158KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より停止していたが10:28に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)。

3号機T/B地下たまり水移送、21日より停止していたが10:39に再開。移送先はプロセス主建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止していたが10:00-10:15に実施。15:00までの間違いかなぁ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

昨日22日に側溝放射線モニターで「高高」警報が発生した件。
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(PDF 424KB)
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(2/23 17時現在)(PDF 426KB)
二つめの資料に時系列のまとめあり。
昨日、B、C排水路のゲートは全て閉じたが、昨日22:00に採取した水の分析値が通常の変動の範囲内だったので、今後、降雨の影響等により排水路内の水が溢水し、管理できないところで土壌に浸透する恐れ、さらには外洋への流出リスクを回避する目的から、03:50-05:23の間に閉じていた排水路ゲートを開いた。なお、最下流にあるゲートBC-1を閉じたのは昨日11:35。警報発生以降は手順書に従って対応しており、排水路ゲートを閉じる前の対応として、汚染水の貯留タンクが漏えいしていないこと、および、タンクエリアのコンクリ堰および外周堰の止水弁が閉であることの確認を実施していた。
ゲート開放後、08:30に構内側溝排水放射線モニタ近傍で採取した水の分析結果は、全β、134Cs、137Csのいずれも検出限界値未満。
C排水路の流量は降水の状況によって変わるが、今月7-13日の実績として0.001 - 0.25m3/secだった。
今日のゲート開放までにパワープロベスターで吸引した排水路内の水の量は289m3(これは1000m3ノッチタンク群に移送して、従来から貯留している雨水と一緒に処理していく)。
側溝放射線モニターの指示値の変化は資料2頁。以前から、このモニターは一旦高い値が出ると装置に放射性物質が付着・滞留するために線量が下がらないことがわかっており(2014年1月20日、4月7日、6月16日)、今回も排水路の水をサンプリングして分析した濃度が低下しても当該モニターの値は下がってこないため、今日、装置の清掃を実施。その結果、16:00時点での指示値(全β)はA系が544Bq/L、B系が692Bq/Lとなり、B系でも「高」警報を解除。
35m盤の水処理施設(淡水化装置、多核種除去設備(既設/増設/高性能)、RO濃縮水処理設備、モバイル型Sr除去装置(A系/B系/第2の2と4)を16:51までに順次起動した。
19日に「切替C排水路35m盤出口(C-2-1)」でCs濃度が上昇した際に、上流で実施した清掃が原因と推定したが、この清掃作業は21日には実施、22日は休工(排水路の清掃作業は通常、流れをせき止めておこない、水は吸上げてなるべく下流に影響が出ないようにしている)。
港湾内海水のモニタリングを強化する(下記の廃炉・汚染水対策現地調整会議の資料を参照)。
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報5)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報6)(報道関係各位一斉メール)


地下水バイパス一時貯留タンクGr3からの排水を昨日10:18に中断したが、今日10:11-16:13に続きを実施。今日の排水量は1,515t(昨日の分は65t)。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 9.87KB)
従来は全β濃度を記載していたが、多核種除去設備ALPSの処理に関して90Srを分析しているので、今後は全βの代わりに90Srを記載することとする。よくわからんが、RO膜型淡水化装置の出口水(⑧、RO濃縮水の方)がALPSの入り口水ということらしい。RO膜型淡水化装置の出口水(⑦、淡水の方)はどこで測ってるんだろう。

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第18回)があった。その際の資料。
【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について(2.46MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(通しで5頁)
地盤改良壁の地表処理(8頁)。2-3号機間で地表部のモルタル置換が18日に完了した。引き続き3-4号機間で年度末までの完成を目指す。
港湾内外海水モニタリングまとめ(12頁)
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(17頁)
H4、H6タンクエリア追加ボーリングモニタリングまとめ(18頁)
排水路モニタリングまとめ(22頁)
地下水バイパス運用状況(23頁)。16日までに49回の排水を実施。排水量の合計は80,511m3。揚水井、観測孔水位グラフ(25、26頁)。10m盤観測孔単回帰分析結果(27頁)、観測孔A-Cで稼動前に対して10-15cm程度の水位低下。サブドレン水位評価結果(28頁)、稼動前に対してSD9で15cm低下、SD20で変わらず、SD45で10cmの上昇。建屋流入量評価結果(29頁)、至近の地下水流入量は300m3/日(対策前に対して110m3/日程度の抑制)。
地下水バイパス揚水井No.10 - 12の状況(30頁)。2014年9月以降のNo.11での流量低下・浮遊物確認以降の対応についてのまとめ(30、31頁)。1月上旬より再びNo.11の流量が低下してきたため、2月末より揚水ポンプ、揚水井内部壁面の清掃を実施予定。前回、ブラシでおこなった清掃を今回は薬剤で可能かどうか検討中。細菌類の生息と関係する地下水中の溶存酸素量なども分析予定。
【資料1-2】福島第一原子力発電所1号機建屋カバー解体・ガレキ撤去の計画 追加調査等の実施について(1.76MB)
2014年10-12月に実施した事前調査を受けた今後の計画。調査結果を受けて変更した事項:屋根カバーを外した状態でカバー内のダストは低いレベルであることを確認しているが、念のため壁パネルの風速の低減効果を確認するためカバー内外の風速を追加で測定する(6頁)。また、前倒しすることを予定していた散水設備設置(ガレキ撤去作業以降に使用する予定だった。2014年7月30日、10月15日参照)に支障となる鉄骨等が確認されたので、これの撤去を前倒して行う(8月以降。7頁)。散水設備は壁パネル取り外し前に設置するが、それが完了するまではダスト上昇にそなえて屋根パネルを構内に保管する。強風が予想される場合は壁パネル取り外し時より予防散水を実施する。
屋根パネル取り外し、壁パネル取り外し、カバーのない状態でのガレキ撤去作業の各段階での飛散抑制対策は3-5頁。3月中に準備作業を開始、準備できたらカバーの取り外しを開始する予定(スケジュールは9頁)。
【資料1-3】福島第一原子力発電所雨水受けタンク天板部からの元請社員転落による死亡災害について(1.01MB)
被災状況、作業手順、作業内容などの調査結果(4頁)。当日の作業(検査)において、事前の段取りを決めずTBM-KYも実施せず、打ち合わせなしに検査を開始。元請会社社員2名(うち1名が被災)が当該の検査を行うのは2基目だった。1基目の際は、タンク天板のハッチは開いていた。
直接原因(6頁)。天板のハッチを一人で開けようとした/安全帯を使用しなかった/人とハッチ蓋が落下可能な構造だった/単独作業を止めなかった。
背後要因(7頁)。
対策(9頁)。
マネジメントの改善に向けた取り組み(12頁)。運転経験情報の活用・水平展開の強化、安全管理の仕組み・組織・体制の強化、当社の関与・力量の向上、に取り組む。
【資料1-4】J6タンクエリアにおける多核種除去設備処理水の漏えいについて(477KB)
【資料1-5】構内外車両スクリーニングの合理化等について(967KB)
構外車両(1F構内に入構しない車両):入退域管理棟運用開始に合わせて2013年6月30日に開始以降、約29万台のスクリーニングを実施してきたが、基準(13,000cpm)を超える車両はなかった。現在、約900台/日を超える車両があり、待ち時間が最大で約40分発生。このため、待ち時間削減を目的としてスクリーニングを全数測定からサンプル測定へ合理化する。車種別に計50台(土日を除く1ヶ月で累計900台となるように)を抽出する。基準越えが出た場合は全数測定に戻して原因調査。3月より実施予定。
構内車両(作業などで1F構内に入構して退構する車両):2013年6月30日当時の250台/日から工事量増加とともに増え続け、多い日には600台/日を超えるため、待ち時間が1-2時間を要する日があった。このため、待ち時間削減対策として、スクリーニング要員の増員、時間帯に合わせた配置、車両誘導方法の見直し、事前調整・渋滞情報発信(週1回)、車両調整会議の実施(週1回)を行い、現在は最長でも30分以下、平均で5分程度になっている。
【資料1-6】瓦礫類一時保管エリアA1の破損について(569KB)
16日に確認されたガレキ一時保管エリアA1のAテントの屋根破損の件。屋根に穴が空いているので、雨水が中のガレキにかかって放射性物質が流れ出すことがないように、土嚢で囲って放射線を遮蔽してあるガレキに、土嚢の上からシート養生した(20日、資料3頁)。テント内の地面もシート養生する予定。養生完了までの間、テント入口前に定期測定ポイントを定め、1日1回ダスト測定を行う。19-22日の測定では検出限界値未満だった(5頁)。敷地境界やテント周辺の線量、ダスト濃度の状況(4頁)。
【資料1-7】第3回IAEA廃炉レビューミッションについて(93.4KB)
【資料2】東京電力福島第一原子力発電所汚染水対策の対応(8.35MB)
各対策の作業管理表(通しで1-3頁)。安全点検(2月20日参照)で作業が中断したため工程に影響が出ている。雲マークの入っているものはまだ検討中で確定していない工程。
汚染水貯蔵タンクエリア別対策実施状況(4頁)
4000m3ノッチタンク群と地下貯水槽No.4、7貯蔵の雨水の処理状況(4頁)
多核種除去設備ALPSの運転状況(6頁)。今年1月以降の稼働率、処理実績。
高性能多核種除去設備の進捗(7頁)。現在、除去性能確認を行いつつ処理運転を継続中。10月以降の稼働率、処理実績。これまで下流のみだったpH調整を上流でもできるように薬液供給配管を追設した。これにより吸着材の性能維持時間が向上するかどうかを確認する。
増設多核種除去設備の運転状況(9頁)。10月運転開始以降の稼働率、処理実績。
汚染水浄化処理設備の進捗(10頁)。モバイル型Sr除去装置(A系)、G4南エリアで処理実施中(A群B群8,000m3は処理完了、現在C群を処理中)、G6エリアの配管敷設完了。モバイル型Sr除去装置(B系)、10日よりH5北エリア処理実施中。第2モバイル型Sr除去装置、20日より2ユニット(C_Bタンク群(C西エリア)およびG6_C/D(G6南エリア)タンク群)で処理実施中。RO濃縮水処理設備。
2、3、4号機海水配管トレンチ閉塞工事進捗(19頁)。各号機の進捗状況(充填量、残留たまり水量)まとめ(20頁)。4号機、各開口部内部の写真あり(24頁)。
建屋内たまり水移送装置増強工事の進捗(51頁)。1、4号機の設置工事の状況の写真。
敷地内のフェーシング進捗(56頁)。A排水路系の清掃状況(66頁に写真)。
タンク建設進捗(68頁)。Jエリア、Kエリア、H1エリアの現況写真。
水バランスシミュレーション(77頁)
雨水処理設備の増設(78頁)。排水基準の変更およびタンクエリア拡大にともない処理量増加が見込まれるため(2月2日参照)設備を増強する。排水基準の変更:従来の暫定排水基準(134Cs < 15Bq/L、137Css < 25Bq/L、90Srs < 10Bq/L、この時の告示濃度比の和が0.86未満。2013年10月15日参照)から告示濃度比を用いた基準(134Cs、137Cs、90Sr、トリチウムの告示濃度比の和が0.22以下。これは、雨水処理設備の処理水排水の基準とか地下水バイパスの運用目標とかと一緒)へ4月より変更する。これにより、一月あたりの処理量は最大で2,800m3(実績)から12,514m3(堰カバー完成前)へ増加する見込み。スケジュールは84頁。現在、暫定排水基準を満たせないエリアは6カ所、これに加えて新しい排水基準を満たせないと想定されるエリアが7カ所ある(85頁)。これ以外のエリア28カ所は基準を満足すれば処理せず散水する予定。基準内の堰内雨水は構内散水している。2014年5月16日参照。
1-3号機放水路たまり水調査(通しで87頁)。1号機逆洗弁ピットたまり水の状況(1月30日参照)を踏まえて、2-4号機逆洗弁ピットで調査を実施(96頁)。たまり水の分析結果とピット底部の線量率は、いずれも1号機より低かった(97-99頁)。2、3号機逆洗弁ピットの水位は1号機に比べて高く、水位に大きな変動もないことから、外部への流出はないと考える。4号機は事故当時定検中だったので配管は解放されており、雨水はそのまま放水路へ入り放水口側に流れているが、たまり水濃度は高くなく、外部への影響はないと考える。
海底土被覆工事進捗(106頁)。17日までに53%完了。
【資料】側溝放射線モニタの高高警報発生について(210KB)
排水路ゲートの写真あり。
港湾への影響をモニターするため、週1回で行っている海水サンプリングの内、12カ所(資料にある10カ所に2カ所(1号機取水口(遮水壁前)、港湾中央)を追加)を毎日実施することにする。

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(1月20日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
変更:雨水処理装置の増強の件。5、6号機側の?2月2日の件とは別なの??
補正:第2モバイルSr除去装置の運転に関する保安規定等(下記で認可されたもの)

実施計画の変更(1月20日申請)が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
第2モバイルSr除去装置の運転に関する保安規定等。

『新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会』による福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋4階調査で、事前調査および21日の調査の際に撮影した写真および動画を公開(16、21日参照)
『新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会』による福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋4階調査に向けた事前調査について
『新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会』による福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋4階調査について(1)
『新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会』による福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋4階調査について(2)
『新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会』による福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋4階調査について(3)



ニコ生
【2月23日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.2.23(月)17時30分 ~

2015年2月22日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日21日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

10:00頃、構内の側溝放射線モニター(全β濃度)で「高」警報、10:10頃に「高高」警報が発生。
福島第一原子力発電所 構内側溝排水放射線モニタと排水路ゲートの位置について(PDF 159KB)
警報の設定値は、「高」が1.5×103Bq/L、「高高」が3.0×103Bq/L。
10:20での当該放射線モニターの指示値(全β)は、A系が5.05×103Bq/L、B系が5.63×103Bq/L。
10:20に、全汚染水タンクエリアの止水弁「閉」の確認、35m盤上の汚染水移送の停止、排水路ゲート「閉」を指示。10:25にタンクエリア止水弁が「閉」であること、10:30にタンク水位に有意な変動がないことを確認。
地下水バイパスの排水を10:03に開始していたが、念のため10:18に停止。
11:46までに多核種除去設備(既設/増設/高性能)、RO濃縮水処理設備、モバイルSr除去装置(A系/B系/第2の2と4)を停止し、35m盤での処理水等の移送を全て停止。
放射線モニターA系は、11:50に2.68×103Bq/L、B系は、12:20に2.96×103Bq/Lを確認し、「高高」警報が解除。
12:20に全汚染水タンクのタンクパトロールを完了し、漏えい等の異常がないことを確認。12:47に排水路ゲートをすべて閉じた。
13:30に放射線モニターA系で1.45×103Bq/Lを確認し「高」警報が解除。
14:02、警報発生時に汚染水の移送中であった系統の配管パトロールを実施し、漏えい等の異常がないことを確認。
14:50時点で、放射線モニターA系は1.24×103Bq/L(警報なし)、B系は1.78×103Bq/L(「高」警報発生中)。
15:01、当該排水路に溜まった水の排水のため、パワープロべスター(バキューム車)によるくみ上げを開始。
11:00頃に排水路(タンク脇側溝(C排水路の合流点前)(X-1)構内側溝排水放射線モニタ近傍(3月10日訂正))で採取した水の分析結果では、134Csが4Bq/L、137Csが11Bq/Lで、昨日の分析結果(134Csが<15Bq/L、137Csが<23Bq/L)と比べて低い値だった。
全β分析は2試料(構内側溝排水放射線モニタ近傍(11:00採取):3.8×103Bq/L、発電所港湾内排水路出口(12:30採取):3.0×103Bq/L)を実施。昨日のX-1での採取分(40Bq/L)と比べて有意な変動であることを確認。「高高」警報発生後の放射線モニターの最大値はA系で5.635.61×103Bq/LB(3月5日訂正)、B系で7.23×103Bq/L。以上のことから、流入個所は特定できていないものの、排水路に汚染された水が流入し、発電所港湾内に流出したと推定。なお、構内側溝排水放射線モニター近傍で採取した水の全β濃度は13:50には約390Bq/L、18:20には190Bq/L、22:00には20Bq/Lに低下している。
排水路上流側(B排水路ふれあい交差点近傍(B-0-1)、C排水路正門近傍(C-0))で13:00すぎに採取した水は全β、134Cs、137Csいずれも検出限界値未満。港湾内のサンプリングでも通常の変動の範囲内だった(続報3)。
今後、降雨の影響等により排水路内の水が溢水し、管理できないところで土壌に浸透する恐れ、さらには外洋への流出リスクを回避する目的から排水路ゲートを開く。
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報3)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報4)(報道関係各位一斉メール、2月23日)
側溝放射線モニターについては2014年7月17日の福島県安全監視協議会の資料「側溝放射線モニタについて(PDF 366KB)」を参照。
規制委のサイトの福島第一検査官レポート構内側溝排水放射線モニタの高高警報発生に伴う現場状況確認【PDF:154KB】」に、側溝放射線モニター周辺、排水路でのサンプリングの様子などの写真あり。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3からの排水を10:03に開始したが、側溝放射線モニターで警報が発生したため、念のために排水を10:18に停止。排水量は65m3


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月21日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、19日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続していたが09:53に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 159KB)
No.12のトリチウムは560Bq/L。また、No.9(120Bq/L)とNo.11(860Bq/L)のトリチウムが過去最高。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果。11日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.83KB)
東電、第三者機関のいずれの分析結果も運用目標を超えず。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。19日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)

H4北エリアタンクからの漏えいの件(2013年8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける 水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)(PDF)
観測孔E-1(19日採取)の全βが52,000Bq/Lで、前回(18日採取)の4,200Bq/Lの10倍に上昇(1月16日に68,000Bq/Lであり、今回の値は過去の変動の範囲内にある)。以前にも降雨の際に上昇が見られていることから、今回も降雨が影響したものと考えている。今後も監視を継続していく。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 92.0KB)

新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋4階調査原子炉建屋入域ルート図及び主な現場調査ポイント(PDF 387KB)
16日参照。調査時に撮影した写真および動画を23日に公開している。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月20日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。吸着塔交換のため、09:04-17:44に停止。
水処理装置、SARRY、昨日19日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

第2モバイル型Sr除去装置の2ユニット(全4ユニットあるうちの2と4)で、14:41に連続運転を開始した。
第二モバイル型ストロンチウム除去装置の処理開始について(PDF 181KB)
処理対象とするタンクはCエリアBタンク群とG6エリアC/Dタンク群。必要に応じ吸着塔の交換やフィルタ ー洗浄のため、一時的な運転停止を行いながら処理を継続していく。装置の設置位置、対象タンクエリアの地図は実施計画「2.39 第二モバイル型ストロンチウム除去装置等」の通しで9ページ。図で処理対象のタンクエリアにCAエリアとCBエリアとあるが、これらは以前にはC東エリアとC西エリアと呼ばれていた。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第189報)(プレスリリース)

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は5日、2号機は6日、3号機は12日、4号機は10日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.0KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 74.8KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 76.5KB)
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.3KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.3KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 80.0KB)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 86.9KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.38MB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 13.0KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月19日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続していたが10:11に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

2014年7月11日に6号機R/B6階燃料プール冷却浄化系(FPC系)の弁付近で水が漏えいしていた件(2014年7月11日参照)で、漏えいがあったFPC系プール入口弁(G41-F042B)の分解点検を昨日18日から実施していたが、作業が終了したので使用済燃料プールの水位を上げ、オーバーフロー水位付近に達したことを確認した上で02:05に当該系を起動、運転状態および分解点検を実施した当該弁に漏えい等の異常がないことを確認した。03:05に「予防保全を目的とした保全作業を実施する場合」(実施計画第2編第74条第1項)の適用を解除(17日参照)。プール水温は03:00時点で19.9℃(運転上の制限値は65℃)。
点検の結果、弁各部に異常はなく、弁下部のキャップ取合部からのにじみであることを確認。弁各部の手入れおよび消耗品等の交換を実施し、復旧した。
6号機T/B地下たまり水移送、17日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、12日より運転していたが09:52に停止。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


(16日のガレキ一時保管エリアでテントの屋根が破損した件で、その後の対応について質問に答えて)破損した屋根の修理方法は検討中。テント内のガレキは、土嚢を積んである分とコンテナの中に入れてある分の両方についてシートをかぶせて養生する予定で、今日、調査を行っている。早ければ明日から養生作業をおこなう。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 91.0KB)
17日までに、一般部の凍結管削孔1002/1,556(+5)本、測温管削孔218/325本、凍結管建て込み695/1,556(+5)本、貫通部の凍結管削孔54/158本が完了。

第2モバイル型Sr除去装置(2014年11月27日)、明日20日以降に準備出来次第、全4ユニットのうち2ユニットで処理運転を開始する予定。タンクに貯留しているRO濃縮水の処理をおこなう。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 312KB)
観測孔No.2-3(15日採取)のトリチウムが1,800Bq/Lで過去最高(それまでの過去最高は2013年12月6日の1,700Bq/L)。

H4北エリアタンクからの漏えいの件(2013年8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける 水漏れに関するサンプリング結果について (南放水口・排水路)(PDF)
18日採取の「切替C排水路35m盤出口(C-2-1)」で137Csが22Bq/Lと、前回(17日採取、検出限界値(1.9Bq/L)未満)より10倍以上に上昇。B排水路上流で排水路の清掃を実施していることから、この影響によるものと推定。なお、付け替え前の「C排水路35m盤出口(C-2)」での137Csの最高値は130Bq/L(2013年9月26日採取)。



ニコ生
【2月19日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.2.19(木)17時30分 ~


2015年2月18日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 143KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

(以下、19日の会見資料より)2号機海水配管トレンチ立坑Aの水位がO.P. +3m以上に上昇した(T/Bの水位は2.4m前後だった)ので、2号機T/Bへたまり水を移送した。海水配管トレンチ閉塞工事で立坑上部の配管ダクトに設けたグラウト充填管の貫通部より雨水が流入したため。流入個所については、 今後、流入防止措置を行うこととし、それまでの間、立坑Aにたまった水は適宜、2号機T/Bへ移送を行う。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

2014年7月11日に6号機R/B6階燃料プール冷却浄化系(FPC系)の弁付近で水が漏えいしていた件(2014年7月11日参照)で、漏えいがあったFPC系プール入口弁(G41-F042B)の分解点検を09:44に開始。作業時間は24時間を予定。これにともない、使用済燃料プールの冷却を停止した(水位も下げている。17日参照)。
6号機T/B地下たまり水移送、昨日17日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、12日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。16日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは540Bq/L。また、No.10のトリチウムが810Bq/Lで過去最高。No.10は浮遊物除去のために揚水ポンプと揚水井内部の清掃を実施しており、1月13日-2月10日の間にくみ上げを停止していた。前回(1月12日採取)は420Bq/Lだった(1月14日公開)。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。16日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月17日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 133KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、15日より継続していたが09:52に停止。移送先を雑固体廃棄物処理建屋(高温焼却炉建屋)へ切り替えて10:57に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続いて10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、12日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

共用プールLCW廃液受タンクの貯留水
を10:11-11:44に高温焼却炉建屋へ移送した。

現在待機状態となっている非常用窒素ガス分離装置の本格点検を今日17日10:00に開始(3月2日まで実施予定。16日参照)。運転上の制限「窒素ガス分離装置1台が運転中であること及び非常用窒素ガス分離装置(非常用窒素ガス分離装置用ディーゼル発電機を含む)が動作可能であること」を満足出来ない状態となることから、計画的に運転上の制限外に移行。なお、点検期間中、非常用窒素ガス分離装置の起動が必要となった場合には、速やかに起動可能な状態に復帰する等の安全措置を定めてある。


その他


2014年7月11日の6号機R/B6階燃料プール冷却浄化系(FPC系)の弁付近で水が漏えいしていた件(2014年7月11日参照)。現在、漏えい個所である当該弁(FPC系プール入口弁:G41-F042B)キャップ部に止水処置を実施してFPC系によるプール冷却を継続しているが、この弁の分解点検を明日18日より実施する(作業時間は24時間を予定)。
分解点検はFPC系を停止して実施するが、当該弁は使用済燃料プール(SFP)の通常水位より低い位置に設置されおり点検のために隔離する弁がないことから、点検可能な位置までSFP水位を低下させてから作業を実施する。このため、運転上の制限「オーバーフロー水位付近にあること」(実施計画「III 特定原子炉施設の保安」第2編第55条の表55-1で定める「使用済燃料プールの水位」)を満足出来ない状態となることから、「予防保全を目的とした保全作業を実施する場合」(実施計画第2編第74条第1項)を適用し、計画的に運転上の制限外に移行し点検を実施する。
なお、SFP水温度は16:00時点で17.5℃、18日時点の冷却系停止時のプール水温上昇率は 0.273度/h、SFP水温上昇は最大で約7度の見込み(運転上の制限値は65℃)。点検作業期間中は、SFP水温度および水位を常時監視しながら作業を実施する。

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 8.14KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 92.8KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)

福島第一原子力発電所 IAEA廃炉レビューミッション現場視察(PDF 519KB)
1月7日参照。

今日、福島県主催の「平成26年度第11回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」があった。その際の資料。
海洋汚染をより確実に防止するための取り組み(PDF 2.28MB)
サブドレン及び地下水ドレンの運用方針の基本的な考え方(案)(PDF 185KB)
サブドレン及び地下水ドレンの運用方針(案)(PDF 144KB)
陸側遮水壁工事の進捗状況について(PDF 2.96MB)
福島第一原子力発電所1号機 建屋カバー解体・ガレキ撤去の計画追加調査等の実施について(PDF 1.68MB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月16日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(訂正版)(PDF 164KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日15日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、12日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:12-16:49に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は1,667t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)

11:15頃、構内北側にあるガレキ一時保管エリアA1のAテントで屋根の一部が破損していることを確認。
福島第一原子力発電所構内瓦礫一時保管エリアA1におけるテントの屋根の一部破損について/破損状況(写真)
11:24に、昨日(15日)朝以降のモニタリングポストおよび構内ダストモニターの指示値に有意な変動がないことを確認。テントの大きさは横33m、奥行き51m、屋根の高さは頂点で16m、低いところで11m。破損個所の大きさは縦が約15m、幅が約3.6m。昨日の強風の影響と思われる。
テントの中には表面線量が30mSv/h未満の金属製のガレキが約20m3入っている(線量が高いので、周辺に土嚢を積んで遮蔽してある)。また、金属製のコンテナに入っているガレキ計120m3を仮置きしてある(今後移動する予定)。以前には、覆土式一時保管施設に搬入するガレキの一時置き場として利用していた。
周辺のダスト濃度を測定。137Csの結果はテント外側(入り口から1m)では検出限界値(2.8×10-6Bq/cm3)未満、テント内側(入り口から7 - 8m)では2.4×10-5Bq/cm3。近くのMP(No.1、No.2)での線量、および、1号機建屋カバー解体に先駆けてMPに追加設置したダストモニター(2014年9月11日参照)の測定値に異常はない。
当該エリアは週1回のパトロールを実施しており、前回(9日)には異常なかった。今後、テントの補修方法を検討し補修していく。補修が終わるまでの間、ガレキの養生やダストの舞い上がり防止防止対策について検討し、まとまった時点で対策を取っていく。
googleマップで当該のテントがよく分かる。画面中央に白くて大きいテントが2基ある。その西側(画面左側)のやつの屋根の西側斜面の北端に穴が空いた。テントの東側に縦長の長方形が縦に二つ並んでいるのが見えるが、これが覆土式一時保管施設(2012年2月27日参照)。さらに東側にもうひとつ建設中(2014年8月28日、11月25日参照)。ここのすぐ北にMP No.1がある。



その他


4号機海水配管トレンチ閉塞工事、14日の充填量は約160m3だった。ある程度固まったところで充填高さを計測し、必要に応じて追加の充填をする。充填した閉塞材料は2号機で使用したのと同じもの。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 227KB)
観測孔No.0-1-2、No.0-2、No.0-3-1、No.0-4(1号機取水口北側)で全βが過去最高(大きく上昇しているわけではない)。

現在待機状態となっている、非常用窒素ガス分離装置(窒素ガス分離装置(C)? 2012年12月25日、2013年5月30日参照)の本格点検を明日17日 - 3月2日に実施予定。この点検により運転上の制限(1台待機とする)を満足できなくなるが、実施計画の「保全作業を実施する場合」を適用して計画的に作業を実施する。

21日(土)に、「新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」の5名が、1F事故の検証作業の一環として1号機R/B4階を調査する。時間は30分程度を予定。東電社員6名が随行する。この調査の様子の動画を撮影し公開する予定。また、調査に先立ち、明日18日に現場の事前調査(線量測定など)をおこなうが、これについては写真のみの提供の予定(動画撮影は予定していない)。

実施計画の変更認可申請(2014年11月25日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
H1、H2エリアのフランジ型タンク計40基の解体撤去に関する変更申請で、その後の審査の進捗を踏まえ、手順の詳細の具体化や一部記載の見直しについて補正。これが認可されたらフランジ型タンクの点検という手順を予定。

当社原子力発電所における労働災害防止対策の取組みに関する厚生労働省ならびに福島労働局への報告について(プレスリリース)
1月16日に福島労働局より、1月23日に厚労省より、労働災害防止対策の徹底について要請書を受領していた。これに対する報告。



ニコ生
【2月16日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.2.16(月)17時30分 ~


2015年2月15日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、12日より継続していたが09:56に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて10:14に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。吸着塔交換のため09:03-15:58に停止。
水処理装置、SARRY、12日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果。5日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 52.9KB)
東電、第三者機関のいずれの分析結果も運用目標を超えず。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)



2015年2月14日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、12日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機海水配管トレンチ閉塞工事、閉塞材料充填を07:51に開始(閉塞手順については2月9日を参照)。充填により、トレンチの水位上昇が予測されることから、当該トレンチ内のたまり水を必要に応じて4号機T/Bに断続的に移送する。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、12日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


11日に2号機T/B地下たまり水移送ポンプが停止した件。その後の調査で、当該ポンプ用モーターに絶縁抵抗不良が確認された(絶縁抵抗測定値:0Ω)。当該ポンプは建屋たまり水により汚染している状態のため、これ以上の点検調査を行わないこととした。2号機T/B地下たまり水移送には、停止したポンプ以外に健全なポンプが2台あり、通常は1台で移送を行っていることから、建屋たまり水の水位管理に支障を期たす恐れはない。なお、2号機を含む各建屋のたまり水移送ポンプについては、今後、移送ポンプの増設を計画している(2014年11月25日のロードマップ進捗の項の「建屋内たまり水移送装置増設工事の計画概要」を参照)
(以下、16日の会見より)当該のポンプは水中ポンプ。建屋地下たまり水には塩分が含まれているので、それも故障の原因になったかと思う。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。12日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは540Bq/L。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。12日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 76.3KB)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 13.0KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)



規制委のサイトのURLが大々的に変更になっている。古いURLには「ページが見あたりません」とか、ふざけたことを言いやがる。2月14日にサイトのリニューアルをしたらしい。
ページ・資料のURLを変更する暇があるなら、URLを変えないでリニューアルすることも可能だろうに。せめて、古いURLから新しいURLを参照する手段を用意してくれないものか。サイト内検索の窓すらねえよorz。
お願いだから、ウェブの仕事している人は「クールなURIは変わらない」くらい読んでくださいよ。お願いしますよ……

2015年2月13日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 110KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日12日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、昨日12日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第188報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設のサブドレンピットNo.18、19で放射能濃度が上昇した件(2014年10月24、30日参照)で、原因と推定されたサブドレンピットNo.15、16の水質を改善するためのくみ上げ(2014年11月21日参照)を昨日12日に開始したが、当初想定していたよりもピットの水位が低かったため、今日よりくみ上げ作業はいったん中止し、今後の作業工程について再検討することとした。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.91MB)

4号機海水配管トレンチ閉塞工事で閉塞材料の充填作業を14日に開始する(施工手順については9日参照)

ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」について解説動画を掲載。
2015/02/13 宇宙線ミュオンを使った燃料デブリ位置の調査(動画)

サブドレン・海側遮水壁による汚染水対策について解説動画を掲載。
2015/02/13 汚染水への取り組み ~サブドレン・海側遮水壁~(動画)

凍土方式による陸側遮水壁」というページが東電のサイトに新設され、そこに過去の資料が掲載されている。
2014年3月12日 凍土式遮水壁の計画及び進捗状況について(資源エネルギー庁)(PDF)
これは、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第7回、2014年3月12日)の資料。
2013年11月15日 凍土遮水壁の目的・設計方針(東京電力・鹿島)(PDF)
これは、陸側遮水壁タスクフォース(第4回、2013年11月15日)の資料。2つ目の資料を見ると、凍土遮水壁の目的が当初から汚染水低減であったことがわかる。凍土遮水壁は、汚染水処理対策委員会の報告書(2013年5月30日参照)によって実施することになったのだけれど、この報告書でも、凍土遮水壁の目的は地下水流入の抑制となっている。2011年に海側遮水壁と一緒に陸側遮水壁が検討された際は、地下水流入抑制というよりは地下水の流出による海洋汚染の防止が主な目的だった(2011年10月26日プレスリリース参照)ので、今回の凍土遮水壁もそうなんだろうと思い込んでいたのだけれど、実はそうではなかった。サブドレンの件に絡んで、凍土遮水壁に期待される役割は汚染拡大防止じゃなくて汚染水低減なんじゃないかと2014年6月3日に書いたのだけれど、初めからそういう意図のもとに計画されていたのだったよ。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月12日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 121KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験(透過法)(2014年12月25日参照)。10日より測定装置の搬入・据え付けを行っていたが、今日、測定装置へのケーブル接続などが完了し、昼頃より測定を開始した。3月末まで測定を継続する。
1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日11日に移送ポンプが停止(ポンプの制御盤ブレーカーがトリップ位置にあることを確認している。原因については調査中)。今日、別のポンプを使用して10:28より雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)へ移送を開始

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 76.5KB)(2月20日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.3KB)(2月20日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、6日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、5日より停止していたが12:24より運転中(14日訂正
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設のサブドレンピットNo.18、19で放射能濃度が上昇した件(2014年10月24、30日参照)で、原因と推定されたサブドレンピットNo.15、16の水質を改善するためのくみ上げ(2014年11月21日参照)を今日開始した。くみ上げた水は2号機T/B地下へ移送して、汚染水と一緒に処理をしていく。
No.15、No.16は未復旧で、サブドレン他処理施設では使用しない。No.18、19とNo.15、16を隔離するために、No.17の閉塞をすでに実施している(2014年12月8日参照)


その他


凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所 陸側遮水壁 凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 90.6KB)
10日までに、一般部の凍結管削孔975/1,551(+2)本、測温管削孔211/325(+4)本、凍結管建て込み655/1,551(+2)本、貫通部の凍結管削孔43/158本が完了。

サブドレン他処理施設での処理水の海洋放出について関係者からの了承はまだ得られていないのか、という質問に答えて)現在、漁協が組合員の意見集約をしている。東電はその結果を待っている状態。

実施計画の変更認可申請(1月16日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
RO濃縮水の処理を進めるために申請していた2つのRO濃縮水移送配管設置(1月19日の「変更2」参照)のうち、GエリアのRO濃縮水貯槽から既設/増設多核種除去設備への移送配管の方が先に認可がおりそうなので、まだ審議に時間を要しそうなセシウム吸着装置を利用するための配管設置を省く補正を申請した。



ニコ生
【2月12日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.2.12(木)17時30分 ~



そういうことなのか。やっと分かった。

2015年2月11日(水・建国記念の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。
10:38頃、移送ポンプが停止。現場を確認したところ、当該移送ポンプの制御盤のブレーカーがトリップ位置にあることが確認されたため、11:11に当該ブレーカーの隔離を実施。また、2号機T/Bおよび3号機T/Bで移送ラインのパトロールを実施し、漏えい等の異常がないことを確認。移送は停止しており、今日は水位を監視する。明日12日に別のポンプを使用して、当初より計画していた雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)への移送を開始する。現在の2号機T/B内の水位および水位上昇率から、運転上の制限に到達するには3週間程度の余裕があると評価。ブレーカーがトリップ位置となった原因については今後、調査を継続する。
福島第一原子力発電所 2号機タービン建屋地下から3号機タービン建屋地下への滞留水移送の計画外停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 2号機タービン建屋地下から3号機タービン建屋地下への滞留水移送の計画外停止について(続報)(報道関係各位一斉メール)

3号機T/B地下たまり水移送、9日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、5日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。9日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 154KB)
No.12のトリチウムは620Bq/L。No.10はポンプ点検のため採取せず。No.10はNo.11、12と同様に浮遊物(鉄酸化細菌等)除去のため揚水ポンプおよび揚水井内部の清掃作業をするので1月13日-2月10日にくみ上げを停止していた(2014年10月21、27日、11月25日、12月19日参照)。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。9日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 108KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】

2015年2月10日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験(透過法)(2014年12月25日参照)。昨日9日より実施していた測定装置の搬入・据付を完了。12日より、ケーブル接続等が完了次第、測定を開始する予定。
1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日9日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日9日より継続中。

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)(2月20日公開)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、5日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

モバイル型Sr除去装置B系、10:47に処理を開始。
モバイル型ストロンチウム除去装置(B系統)処理開始について(PDF 185KB)
H5北エリアのタンク8基(8,000m3)のRO濃縮水を処理する予定。フィルターや吸着塔などの交換や吸着材の補給作業のため、一時的な運転停止を行いながら、処理を継続していく。

地下水バイパス、10:09-16:34に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1,629t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)

11日の日報より)地下水バイパス揚水井No.10、揚水ポンプおよび揚水井内部の清掃作業をおこなうため1月13日より地下水くみ上げを停止していたが、作業が終了したので18:12にくみ上げを再開した。


その他


サブドレン他水処理施設のサブドレンピットNo.18、19で放射能濃度が上昇した件(2014年10月24、30日参照)で、原因と推定されたサブドレンピットNo.15、16の水質を改善するためのくみ上げ(2014年11月21日参照)を12日より実施する予定。
No.18、19は2号機R/B西側にある。No.15、No.16は未復旧で、サブドレン他処理施設では使用しない。No.18、19とNo.15、16を隔離するために、No.17の閉塞をすでに実施している(2014年12月8日参照)

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月9日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 139KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点


ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験
(透過法)(2014年12月25日参照)
福島第一原子力発電所原子炉内燃料デブリ検知技術の開発について(1号機)(PDF 418KB)
福島第一原子力発電所 原子炉内燃料デブリ検知技術の開発(1号機測定装置設置状況)(0:33)(動画)
今日9日、1号機R/B北側に1台目の測定装置を搬入・据付。大きい方の箱に検知器が入っている。小さい方の箱はデータの伝送・蓄積をする。2台目(西側に設置する)は明日10日の予定。準備が出来次第、測定を開始する。
透過法では燃料デブリの影を見る。2号機で予定している散乱法では、燃料デブリの3次元分布を見る。1号機では、燃料デブリのほとんどはペデスタルへ落下していることが予想されており(2011年11月30日参照)、それが正しければ今回の実験で見える範囲にはデブリは無いはず。
1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2014年12月22日より継続していたが10:52に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて11:51より再開。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より停止していたが10:41に再開。移送先はプロセス主建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、5日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。1月30日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.84KB)
東電、第三者機関のいずれの分析結果も運用目標を超えず。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。一時貯留タンクGr3の1月6日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF 11.1KB)

地下水バイパス加重平均サンプルの分析結果。2014年12月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(平成26年12月分)(PDF 11.8KB)

モバイル型Sr除去装置B系(2014年11月27日、12月10日参照)の処理運転を明日10日に開始する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 226KB)
6日採取の観測孔No.2-7で134Cs、137Csの濃度が上昇し過去最高だった件。8日採取分では134Csが0.90Bq/L、137Csが2.7q/Lで、1/5程度に低下している。

今日、規制委の第31回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
(第31回特定原子力施設監視・評価検討会資料)海水配管トレンチ汚染水対策工事の進捗について(PDF 987KB)
2-4号機の進捗状況(2頁)。工事の実施状況、充填量、たまり水残量。
2号機揚水試験の結果(4頁)。2回の揚水試験の結果、各トンネルの連通性(立坑間の水位差が0.5mの場合)は、トンネルAが0.003 - 0.008m3/h、トンネルBが0.01 - 0.02m3/h、トンネルC北・C南の合計が0.19 - 0.22m3/h(5頁)。
2号機立坑充填の方針(8頁)。T/B側の立坑AとDから実施。水平方向に5mの流動性、水みちを残さない充填性・水密性、水中に打設するので水中不分離性、以上の性能により水みちを遮断する。
立坑充填材の絞り込み(9頁)。立坑を充填する1次充填材、1次充填材に発生するスキマやひび割れをふさぐため流動性・スキマ充填性に優れた2次充填材、充填面を覆う遮水性の高いキャッピング材、の3種類の材料を組み合わせる。1次充填材は膨張材や収縮低減剤等を添加した流動性の高い水中不分離性コンクリート(11頁)、2次充填材はトンネル閉塞材のフライアッシュを比重の大きい硫酸バリウムに置換したもの(12頁、比重を大きくしてスキマに入りやすくする)、キャッピング材は立坑の端部までの流動性を有するエポキシ系(エポキシ樹脂グラウト、13頁)を選定。
施工方法(14頁)。3種類の材料を2サイクルで充填することとする。
施工手順(15頁)。トンネル閉塞材料の最終打設面に生じている可能性があるスキマの充填および、表面を遮水性の高い材料で覆うことを目的として、2次充填とキャッピング材の充填を実施してから、3種類を2サイクル充填する。途中、必要な養生期間を空ける。
3号機充填状況と今後の予定(17頁)。9日までに220m3打設完了。トンネル閉塞後、立坑の充填は建屋と連通している立坑Dから開始。立坑Aと建屋の連通を確認し、連通がなければDと並行してA、Bを実施。CはDの後に実施。
4号機調査状況(18頁)。開口部1、3はガレキが存在しているが、移送ポンプ・打設管の設置に向け調査中。開口部2は支障となるガレキが少なく、打設管等を設置中。建屋張り出し部は、引き続き調査中。
4号機施工方針(19頁)トンネル部と建屋との接続部の底盤高さがO.P. -0.3mなので、トンネル部をこの高さまで最初に閉塞材料で充填し、その後に間詰め充填を行う。間詰め充填をする場所として、最初に建屋とトレンチの間の間詰め充填を行うが、(2月13日訂正)建屋張り出し部は調査に時間がかかり、開口部1は大量のガレキの撤去が困難。たまり水の早期除去によるリスク低減の観点から、間詰めは開口部2で行い、開口部2-3間を先行して充填する。その後,建屋張り出し部で間詰めを行い開口部1-2間を充填する。トンネル部充填と併せて隔壁周辺の充填などにより,建屋から海側への水の移動の阻害を図る。
2-4号機今後の予定(20頁)。2号機:2月下旬より立坑A、Dの充填を開始。1サイクル完了後に揚水試験を実施、引き続き立坑B、Cおよび開削ダクトの充填を行う。3号機:5日よりトンネル部充填中、完了後に立坑充填に移る。4号機:施工準備が整い次第,内部充填・間詰め充填を開始予定。
検討会では、T/Bとトレンチ間の止水が成功したかどうかについて、十分に確認しておく必要がある、その確認のためにも立坑B、Cの充填は急ぐ必要はない(さらに揚水試験を実施することが望ましい)、という意見が大勢となった。
(第31回特定原子力施設監視・評価検討会資料)陸側遮水壁閉合後の水位管理について(PDF 10.0MB)
今日の検討会で色々な議論があり、再度整理して次回にもう一度審議することになった。このため、この資料の内容については整理し直して再度提出する。
陸側遮水壁は、以前は凍土遮水壁とも呼んでいたが、凍結が目的ではないのに誤解を招くこともあったので(海水配管トレンチの凍結止水との混同のことか)、以降は陸側遮水壁と呼ぶことにする(毎週木曜日に出る凍土遮水壁工事進捗の資料では、1月15日までは凍土遮水壁、22日以降は陸側遮水壁になってる)
検討会では、凍土遮水壁(山側・海側)、海側遮水壁、サブドレンのそれぞれの効果について問題となった。「建屋海側は凍土遮水壁(海側)と海側遮水壁で遮水壁が二重になるけど一つでいいんじゃないか」「凍土遮水壁(海側)は工事も大変(海水配管トレンチの所はどうするのか)だし線量も高いし、やらなくて済むものならやる必要はない」「サブドレンがあれば凍土遮水壁はそもそも必要ないのではないか」という指摘に対し、東電の考え方としては「凍土遮水壁は建屋に流入する地下水の量を低減するのが目的の設備であり、地下水の流れを完全に遮断する機能は要求していない。地下水流の遮断性能としては凍土遮水壁よりも海側遮水壁の方が高い。したがって、建屋の海側は凍土遮水壁(海側)と海側遮水壁で遮水壁が二重になるが、海洋への汚染拡大防止は海側遮水壁がその役割を担う。凍土遮水壁は建屋周辺を囲うことで地下水の流れを断つ。その後、建屋地下たまり水移送でたまり水水位を下げることで建屋周辺の地下水位を低下させ、建屋への地下水流入を抑制する。その際に建屋地下たまり水の流出を避けるために「建屋地下たまり水水位<建屋周辺の地下水位」を維持する必要がある。建屋地下たまり水水位の制御はたまり水移送でおこない、建屋周辺の地下水位制御はサブドレン(地下水くみ上げで地下水位を下げる)と注水井(地下に水を注水して地下水位を上げる)でおこなう。しかしながら、サブドレンは高線量(1・2号機排気筒の近くなど)などが原因で地下水位制御に十分な数を建屋周辺に配置できていない。また、地下水の汚染が見られる場所があることから、くみ上げを停止しなければならないリスクもある。また、建屋周辺の地下水位制御のためには凍土遮水壁で囲う面積がより小さいことが望ましい。以上のことから、建屋海側で遮水壁が二重になることは無駄ではなく、それぞれの役割がある。また、重層的な対策をとるという意味でも重要であると考える。」「海水配管トレンチ個所の施工については工法を検討中だが、長さとしては全体に対して大きいものではないのであまり問題ではないと考える」というもの。これに対し更田委員からは「重層的な対策というけれど、それは言葉遊びだ。それぞれの対策が実際にどのような効果を生み出しうるのかが不明な状態では、いくら対策を重ねても仕方がない」「予想される地下水位の変化については流動解析結果を出してくるけれど、それは結果に保証のあるものではない。サブドレンを稼働させてみて実測値と比較してモデルの妥当性が確かめられれば、凍土遮水壁の効果についても確かな議論ができるだろう」と言うような指摘があった(サブドレンを凍土遮水壁の凍結より前に稼働させてその効果を評価することが望まれるという更田委員に対して、東電側も、そうすることを考えているが、サブドレン稼働が凍土遮水壁の凍結開始の条件とは考えていない、サブドレンの稼働については関係者との関係もあるので、というようなことを言っていた)。
はー、なんか凍土遮水壁って工事始める際にもこの検討会でもめてたよねぇ(2014年5月2日に書いてある)。てか、確実な予測ができないからこそ重層的な対策をするわけで、どこまでわかればいいのかって話だよな(効果が確実に予測できるならそれだけやれば良い)。そこらへんの判断については、更田委員の主観以外に客観的な指標みたいなものは全然示されないわけで(少なくとも私には理解できなかった)、こんなんで良いの?と思う。凍土遮水壁は陸側遮水壁タスクフォースでの検討を踏まえて計画が進んでいるわけで、トリチウム水タスクフォースもそうだけど、要するに委員がエネ庁のこと嫌いなだけだったりして。
以下は規制委のサイトから。
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップ(平成27年2月版)(案)について[原子力規制庁]【PDF:207KB】
検討会で、「多核種除去設備処理水……の海洋放出等」という文言について、「ALPS処理水の扱いについては現在、国のトリチウム水タスクフォースで検討が進められており、そこでの結論が出る前にこのような記述をするのは時期尚早ではないか」という指摘に対して、更田委員が「実現の見込みのないものを検討するのにいたずらに時間をかけるのは、リスク低減につながらないというのが規制委の考えである」という趣旨の答えをしていた。また、トリチウム水タスクフォースを統括するエネ庁の新川氏から「現在、トリチウムの分離について実証試験を実施中で結果が出るのは来年度。それを受けてタスクフォースとして結論を出す」というような説明があった。
3号機ガレキ撤去作業(平成25年8月)に伴う放射性物質の敷地外への降下量について[原子力規制庁]【PDF:996KB
この報告は、規制委員会(第41回)ですでに報告されたもの(2014年11月26日参照)。この検討会ではまだ紹介されていなかったので、改めて報告された。内容は既報告と同じ。
福島第一原子力発電所に係る事故故障等の報告基準の見直しについて[原子力規制庁]【PDF:258KB】
陸側遮水壁閉合後の水位管理について 参考資料[東京電力]【PDF:9.4MB】

実施計画の変更認可申請が規制委に認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について
第2モバイル型Sr除去装置の件。

山形県との情報連絡等に関する覚書の締結について



ニコ生
【2月9日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.2.9(月)19時 ~

2015年2月8日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2014年12月22日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、6日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、5日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)





2015年2月7日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2014年12月22日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日6日より停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日6日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。ベッセル交換のため、09:30-15:44に停止。起動後、15:50に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、5日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.12)のサンプリング結果。5日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.12のトリチウムは530Bq/L。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日参照)。5日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 119KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)

2015年2月6日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 141KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 74.8KB)(2月20日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機T/B地下たまり水移送、2014年12月22日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、1日より継続していたが06:13に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

5号機原子炉冷却を10:08-12:49に停止。冷却停止時の炉水温は25.3℃、再開時も変わらず(運転上の制限値は65℃)。16日より予定している海水冷却系の弁点検において原子炉を冷却している残留熱除去系B系の系統が一部干渉するため、A系への切替を行なったが、その際にA系の配管内清掃を実施したため(5日参照)

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、昨日5日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第187報)

地下水バイパス4日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 335KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における 地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 2.03MB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 270KB)
今日6日採取の観測孔No.2-7(2-3号機取水口間、地盤改良体の海側)の134Csが5.2Bq/L、137Csが18Bq/Lで、過去最高(前回4日採取分では134Csが0.40Bq/L、137Csが0.99Bq/L)。8日に再採取・分析を実施する。

ミュオンによる原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験(透過法)(2014年12月25日参照)で、測定装置の設置作業を9日より開始する予定。

雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 12.9KB)

実施計画の変更認可申請(12月17日提出)の取り下げ、および、変更認可申請(10月30日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の取り下げおよび変更認可申請の一部補正について


福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)