リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2020年10月31日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

(以下、1日の日報より)3号機燃料取出し作業、15:51に56回目の共用プールへの移送作業を完了した。

地下水バイパス、10:02に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、1日の日報より)15:41に排水を停止。排水量は1548m3

サブドレン他水処理施設、11:22に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、1日の日報より)16:51に排水を停止。排水量は819m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。29日採取分。
No.10のトリチウムは440Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(27日採取)と集水タンクNo.5(25日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日1日に排水の予定。



2020年10月30日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:43に一時貯水タンクから排水を開始
(以下、31日の日報より)14:39に排水を停止。排水量は737m3


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
23日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日31日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr2の9月2日採取分。

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。8月分。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(26日採取)と集水タンクNo.2(24日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日31日に排水の予定。


これで、法的にはKK7号機の再稼働が可能になったのかな。あとは地元合意の取付けなのかしら。


2020年10月29日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:28に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、30日の日報より)14:58に排水を停止。排水量は820m3

08:59に発電所構外JAEA通用門建屋で火災警報が発生したことを確認。また、その他3カ所についても火災警報が発生。09:10に双葉消防本部へ119番通報。
09:36に当社自衛消防隊がJAEA通用門建屋に火・煙がないことを確認。10:10に、富岡消防署より「非火災」と判断された。
今回の火災警報に連動して、現時点で先の3カ所を含む構内7カ所において確認された火災警報は、避難誘導のための鳴動であると富岡消防署に判断された。


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
9月の最大被曝線量は10.43mSv、平均値は0.30mSv(APD値)。四半期ごとの集計あり。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。22日採取(24日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(25日採取)と集水タンクNo.1(23日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日30日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第83回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
1号機R/Bオペフロガレキ撤去作業 ガレキ落下防⽌・緩和対策の進捗状況(FHM⽀保の設置)(通しで4頁)。23日に燃料取扱機(FHM)支保設置作業を完了した(23日参照)
1号機格納容器内部調査 干渉物切断作業の状況(通しで3頁)。アクセスルート構築作業の一環。
2号機格納容器内部調査および試験的取出しの準備状況(11頁)。X-6ペネ内堆積物調査(26日参照)で、28日に接触調査を実施。堆積物は接触により形状が変化すること、固着していないことを確認した(13頁)。また、ケーブルは固着しておらず、持ち上げることができた(14頁)。
1-4号機SGTS室調査の進捗(27頁)。事故進展解明のため、廃炉作業との干渉が少ない非常用ガス処理系(SGTS)室の調査をおこなっている(7月30日参照)。今回は、先行している3号機の調査結果(含む1、2号機予備調査結果)を報告。28頁に3号機SGTS室内の配管引き回しと概略系統図。29頁に調査工程。1、2号機は8月下旬に予備調査(SGTS室内のロボットの稼働範囲確認、雰囲気線量測定)を実施した。3、4号機は9月中旬より本調査を開始、γイメージャを⽤いた測定を実施し、フィルタトレイン汚染確認のためのトレイン開放の準備中。
3号機の測定結果(31-33頁):3号機ベントはラプチャーディスクを通るラインでおこなわれた(28頁)。ラプチャーディスクおよび接続する配管の線量の大きさは、ラプチャーディスク<ディスク上流配管<ディスク下流配管となっており(33頁)、ラプチャーディスクが動作せず閉のままだった2号機でほとんど汚染が見られないのとは大きく異なる。また、ラプチャーディスクと並行して付いているフィルタートレインにつながる配管にも汚染が見られ(31頁)、ベント時にSGTSへの逆流(28頁)があったことが明確となった(これは、2011年のフィルタートレインの調査でも言われていた。2011年12月26日参照)。今後は、フィルタートレインを開放し、スミア採取など汚染状況確認の調査を実施する。
1、2号機の予備調査結果(34、35頁):1号機は8月25日に、2号機は8月27日に調査を実施。いずれもフィルタートレイン周辺で高線量(1号機:およそ1000-2000mSv/h。2号機:最大で640mSv/h。床面1m高さで測定)を確認。また、ロボットの走行範囲を確認した。本調査に向けて調査方法を検討する。
3号機格納容器水位低下に向けた検討状況(37頁)
以下、経産省のサイトから。
2時間19分あたり、小野さん「処理水処分ができなければ、廃炉を円滑に進めるのは難しい」という趣旨の発言あり。小野さんがこれほどイライラしている感じ(見た目はほとんどわからないけど)の回はめずらしい。



動画

文字起こし、実況など



2020年10月28日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:17に55回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

サブドレン他水処理施設、10:40に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、29日の日報より)15:53に排水を停止。排水量は776m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。26日採取分。
No.10のトリチウムは450Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(24日採取)と集水タンクNo.7(22日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日29日に排水の予定。



2020年10月27日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:08に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、28日の日報より)15:25に排水を停止。排水量は788m3


その他


9月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機R/Bからの放出は2.2×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.8×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが4.3×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.07μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日(5/6号機については2019年11月28日)を参照。

魚介類のサンプリング結果

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年9月10日-10月15日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
19日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(23日採取)と集水タンクNo.6(21日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が990Bq/L。明日28日に排水の予定。




2020年10月26日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:13に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、27日の日報より)15:28に排水を停止。排水量は783m3


その他


3号機燃料取出し作業燃料吊上げ試験を実施(速報)。
23日に、対象4体(22日参照)のうち、ハンドル変形燃料3体で試験を実施した。その結果、規定荷重1000kg以内で1体は吊上げられたが、残り2体は吊上げられなかった。この2体については、ラックとのスキマの状態を確認のうえ、改めて小ガレキ撤去ツールを適用し、再度吊上げ試験を実施する(22日参照)。残り1体(ハンドル変形なし。22日参照)については、準備が整い次第、試験を実施する。

1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業で取得した試料を構外分析する。
2019年4月より実施中の作業において取得した試料について、より詳細な分析をするために、23日に1F構外の施設に輸送を実施した。
対象の試料は2種類。AWJ(孔あけ加工機。2019年1月31日参照)の表面を拭き取ったスミアろ紙(2020年3月採取)と、作業監視用ダストモニター(格納容器ガス管理システムの一番上流側にこの作業のために追加したダストモニター。2019年12月19日、6月10日参照)のろ紙(2019年6月採取)。
輸送先はJAEA大洗研究開発センターと日本核燃料開発株式会社(NFD)。大洗では主に元素分析を、NFDではSEMおよびTEMによる形状観察(粒子の断面の観察)を実施する予定。結果が出るまでに数ヶ月を要する見込み。

2号機格納容器貫通孔内堆積物調査を実施する。9月24日参照。
調査は、X-6ペネのフタの貫通孔(2017年調査のために開削)に通したガイドパイプの中から調査装置(調査ユニット)を挿入しておこなう(資料左下図)。調査ユニットは「接触調査ユニット」と「3Dスキャン調査ユニット」の2種類(資料右下写真)。27日に、接触調査ユニットを挿入して堆積物等の崩れやすさを調査する「接触調査」を実施。29日には、3Dスキャン調査ユニットで堆積物等の分布を調査する「3Dスキャン調査」を実施する。いずれも1日で終了の予定。
調査ユニットの挿入は人力でおこない、調査自体は遠隔操作で実施する。X-6ペネ周辺の線量は3-5mSv/h。計画線量は3mSv/人・日。現場が40人、現場本部が10人、遠隔監視が10人の約60人で実施する。
X-6ペネ内の堆積物・干渉物の撤去は、格納容器の内側に突き落とすことを考えている。このため、堆積物等が動くかどうか、どのように動かすのが適当か、切断等が必要か、など撤去に必要な情報を得るのが目的。
調査にあたっては、格納容器内の気体が外部に漏れ出ないような安全処置を講じるとともに、 作業中はダストモニターでダスト濃度を測定し、周辺環境に影響を与えぬよう、安全最優先に慎重に進める。

水処理週報
なお、先週の週報で誤りがあった(添付資料-1の廃棄物発生量(使用済ベッセルについて、仮置きしていたものを誤ってカウントしたために1本多くなっていた))ので修正した。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(22日採取)と集水タンクNo.5(20日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が900Bq/L。明日27日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。15-21日の移送量。
この週の降水量は少なかったが、移送量は減っていない。これまでの経験では、降水ののち2週間程度は移送量が増えている。

今日26日に、福島復興本社が富岡町から双葉町に移転した。19日参照。



動画



文字起こし、実況など



2020年10月25日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:08に54回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

サブドレン他水処理施設、09:56に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、26日の日報より)16:05に排水を停止。排水量は919m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(21日採取)と集水タンクNo.2(19日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日26日に排水の予定。



2020年10月24日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:33に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、25日の日報より)16:16に排水を停止。排水量は853m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。22日採取分。
No.10のトリチウムは460Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(20日採取)と集水タンクNo.1(18日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が830Bq/L、第三者機関が880Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.7Bq/L)、第三者機関が0.40Bq/L。明日25日に排水の予定。



2020年10月23日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機R/Bオペフロガレキ撤去作業燃料取扱機支保設置作業が完了した。1月30日、10月5、8日参照。
6日より作業を実施していた。20日にオペフロ南側作業床から燃料取扱機(FHM)下部へ支保梁の挿入作業をおこない、今日23日にFHMと支保梁のスキマ部への矢板設置作業および支保梁の先端部への転倒防止金具の設置作業が完了し、全作業が完了した(1、2頁に写真)。
これにより、今後、南側崩落屋根のガレキ撤去の際、万が一、天井クレーンやFHMに位置ずれや荷重バランスが変動が発生した場合においても、FHM落下にともなうダスト飛散のリスクおよび燃料等の健全性に影響を与えるリスクを低減することができた。
引き続き、天井クレーンへの支保設置作業をおこない、2027年度から2028年度に開始予定の燃料取り出し作業に向けて、安全を最優先に、慎重に作業を進めていく。

サブドレン他水処理施設、10:06に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、24日の日報より)15:17に排水を停止。排水量は772m3


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(19日採取)と集水タンクNo.7(17日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が840Bq/L。明日24日に排水の予定。




2020年10月22日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:12に53回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

サブドレン他水処理施設、10:05に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、23日の日報より)15:14に排水を停止。排水量は769m3


その他


3号機燃料取出し作業、19日の燃料取扱機マニピュレーター右手から作動流体漏えいの件。20日参照。
準備が整い次第、漏えい箇所の水圧ホースを予備品と交換する。

3号機燃料取出し作業、明日23日より燃料吊上げ試験を実施する。
ハンドル変形燃料の吊上げ試験(4月30日参照)を、5月21、22日および8月24日に実施し、小変形燃料(4月30日参照。ハンドルの変形がチャンネルボックスの外径を超えないもの)12体のうちの3体が規定荷重700kg(ハンドル変型燃料用)以内で吊上げられないことを確認済。また、6月19日の燃料取出し作業(輸送用キャスクへの装填作業)で、規定荷重1000kg(ハンドル変形のない燃料用)以内で吊上げられなかった燃料が1体(ハンドル変形なし)がある(資料3頁。7月2日参照)。
以上、4体の燃料が現在、規定荷重内で吊上げられないことを確認している。これらの燃料については、小ガレキ撤去ツール(4頁に写真)で燃料ラック上部にある細かなガレキの撤去を進めてきた。また、ハンドル変形燃料の規定荷重については、その後の見直しで1000kgとなっている(9月24日参照)
これらの4体の燃料について、明日23日より吊上げ試験を実施する。なお、規定荷重1000kgで吊上がらない場合においても、ラックとのスキマの状態を確認のうえ、改めて小ガレキ撤去ツールを適用し、再吊上げを実施する予定。作業は燃料取出し作業の空き時間を利用し、作業進捗を見ながら日程を調整する(燃料取出し作業の日程には影響しないようにする)。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。15日採取(17日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(18日採取)と集水タンクNo.6(16日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が830Bq/L。明日23日に排水の予定。





動画



文字起こし、実況など



2020年10月21日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:07に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、22日の日報より)15:26に排水を停止。排水量は794m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。19日採取分。
No.10のトリチウムは450Bq/L。No.2、4はくみ上げ停止のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(17日採取)と集水タンクNo.5(15日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が740Bq/L、第三者機関が790Bq/L。明日22日に排水の予定。




2020年10月20日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:03に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、21日の日報より)15:54に排水を停止。排水量は873m3


その他


3号機燃料取出し作業燃料取扱機マニピュレーターから作動流体が漏えい
昨日19日22:20頃、使用済燃料プール内で小ガレキ撤去治具を把持する際、マニピュレーター右手(SAM1)爪の開きが通常よりも小さいことを確認した。気中に引き上げSAM1の外観・動作確認した結果、爪の開閉時のみSAM1の水圧ホースの⻲裂から作動流体(水グリコール)が漏えいしていることを確認した。
ガレキ撤去作業は概ね終了しているが、小ガレキ撤去等の一部が残っているため、今後、漏えい箇所の状態を詳細に確認のうえ、対応を検討する。
マニピュレータはガレキ撤去作業に用いるものであり、燃料取出し作業の工程には影響しない。引き続き燃料取出し作業を継続する。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年9月3日-10月8日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
12日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(16日採取)と集水タンクNo.2(14日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日21日に排水の予定。




2020年10月19日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取り出し作業、13:19に52回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

サブドレン他水処理施設、09:49に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、20日の日報より)15:15に排水を停止。排水量は812m3

13:40、免震重要棟西側の駐車場脇にある側溝に油が浮いているのを発見したとの連絡が緊急時対策本部に入った。油の広がりは約20m×0.3m。13:58に119番通報で双葉消防本部に連絡。
現場を確認したところ、周辺車両等からの側溝への油の流入が無く、油は当該の側溝にとどまっており、接続する他の側溝への流出が無いことを確認。浮いている油については、中和剤により処理を完了。富岡消防により「油らしきものの漏えい」と判断された。


その他


福島復興本社が双葉町に移転する
福島復興本社は、2013年1月1日にJビレッジ内に設立後、2016年3月7日に富岡町の浜通り電力所に移転し、約4年半にわたって活動してきた。その後、2018年1月に双葉町へ移転する方針を決定し、計画を進めてきたが、10月26日に双葉町中野地区に新たに建設された双葉町産業交流センターに移転することになった。移転するのは復興本社代表・副代表、およびその補佐機能等で、浜通り電力所には復興推進室の中枢機能を新たに配置して機能を継続する。

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(15日採取)と集水タンクNo.1(13日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日20日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。8-14日の移送量。


今日、規制委の第84回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
ドライアップした場所の床面に残っているスラッジについては、封じ込めるか除去するか、いずれにせよより安定的な状態にするために検討していく。また、水が抜けた建屋で地下水の漏えい箇所について調査する、とのこと。
この注水停止試験は、最終的には炉注水の停止について検討するためのものだそうな。注水停止する際の要件として最後に残るのが、温度なのかダストなのか、それともさらに別のものなのか、それもまだわからない、とのこと。
以下、規制庁のサイトより。







動画



文字起こし、実況など



ALPS処理水の処分について(2020年10月20日)

このページは管理人の独自の見解を書いたものであり、東電が公表している内容ではありませんので、ご注意ください。


10月15日あたりから、ALPS処理水の処分について、政府が海洋放出することを決めて地元関係者に説明を始めたという報道があり、ちょっと話題になっているので、改めてこの件に関して書いておく。

基礎知識

ALPS処理水とは?

3.11の津波で冷却機能を失った原子炉の中で、炉心は高温になり溶融した燃料が損傷し、燃料棒の中に閉じ込められていた放射性物質が露出してしまった。その後も燃料を冷却する必要があったから、原子炉に冷却水を注水し続けた結果、損傷した燃料に触れた冷却水には多量の放射性物質が溶け込み、これまた損傷した原子炉圧力容器と格納容器からもれ出して、原子炉建屋の地下にたまっていった。これが汚染水。この原子炉建屋の地下にたまった汚染水に、建屋周辺の地下水が流れ込んでいくことで、汚染水の量は日々増え続けている。放っておくと汚染水は建屋の外にもれ出てしまうので、くみ上げる必要がある。それで、汚染水をくみ上げてセシウム吸着装置と多核種除去設備で浄化処理をしたものがALPS処理水。3基ある多核種除去設備の初号基の愛称が ALPS(Advanced Liquid Processing System)なので、そう呼ばれている。


処分方法決定の経緯


  1. 今までため込んでいたものを、なぜ今になって放出するの?
  2. 基準値以上の放射性物質が入ってるんでしょ?
  3. 本当に安全なの?
  4. 放出は心配。保管を続ければいいのでは?
  5. 風評被害で困るのでは?
  6. 東電や国の言うことは信用できない。


1.今までため込んでいたものを、なぜ今になって放出するの?

これまで9年間待ってたんだけど、もうこれ以上待てないところまで来ちゃったから。なぜ待てないかというと、もうタンクを置く場所がないから。汚染水は日々増え続けているので、それを浄化処理したALPS処理水を貯めておくタンクも増え続けている。1Fの敷地内でそれを置いておく場所がついに尽きてしまった。今、建設を予定しているタンクの容量は全部で137万m3。これが、2022年秋口にはALPS処理水で一杯になると予想されている。それまでに、ALPS処理水の処分を始めないと、タンクがあふれてしまう。処分をするにはそのための設備が必要で、それを準備するのに約2年は必要ということで、今、処分の方法を決めて動き出さないと、2022年秋に間に合わなくなる。

東電は2011年12月には、タンクを永遠に作り続けることはできないから「いずれはALPS処理水を海洋放出しなければならない」と言っていて、漁協関係者などの理解を得ようとしていたんだけれど、その後もいろいろとあって、結局はそれがかなわないまま今日まで来てしまった(ここらへんのことは、2018年8月20日にも書いた。加害者と被害者の間で、さらに被害が広がりかねない行為について同意を得ることが非常に困難だったのだと想像する。それで、「政府が前面に立つ」と言う話が出てきたのではないだろうか。実際の交渉がどうだったのか、誰かきちんと取材してくれたらいいのにね)。

なぜ2011年の時点で東電が「海洋放出」と言っていたかというと、多分、それが業界の標準だからだと思う(3.本当に安全なの?を参照)。当時、東電はALPS処理水の海洋放出による処分がこんなに難しいとは思っていなかったんだろうと想像する。東電が当初予定していたタンクの容量は約32万m3。これがいっぱいになる前に、ALPS処理水の海洋放出を始めるつもりだったのだろう。ところが実際には「関係者の同意を得るなどとんでもない」という状況だったため、タンクを増設して増え続けるALPS処理水をため込むことで今日までしのいできたわけだ。その間、建屋に地下水が流入する量(=汚染水の増え分)を少しでも減らせるよう様々な対策をやってきていて、初めは1日に400m3くらいだった流入量が、今は150m3まで減ってきている。でも、原子炉への注水を続けるかぎり、これが0になることはない。

なお、東電としては「もう処分できれば方法はなんでもいいからとにかく政府が決めた方針にしたがう」というところだと思うので、処分方法は海洋放出じゃなくても全然OKなんじゃないかな。


2.基準値以上の放射性物質が入ってるんでしょ?

入ってます。現在タンクで貯めているALPS処理水の7割強が基準値(告示濃度限度)以上の放射性物質を含んでいます。それで、そういうやつは処分に先立ち、基準値以下に浄化処理をする(二次処理)と東電は言っている。なので、海洋放出などの処分をおこなう時には、基準値未満になっているはず。

参考:

・「告示濃度限度」については、エネ庁のサイトに解説がある。
安全・安心を第一に取り組む、福島の“汚染水”対策④放射性物質の規制基準はどうなっているの?

・ALPS処理水に基準値以上の放射性物質が入っている経緯について。
多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書(PDF)13頁「(5)ALPS処理水の性状について

・実際の海洋放出の方法については、以下の東電の資料の7頁以降を参照。
多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書を受けた当社の検討素案について(PDF2.48MB)(2020年3月24日)

・試験的な二次処理を9月から実施している。先日、二次処理した結果が速報された。
福島第一原子力発電所 多核種除去設備等処理水の二次処理性能確認試験結果(速報) (PDF320KB)(2020年10月15日)


3.本当に安全なの?

私は医者でも学者でもないので、安全かどうか、本当のところはわかりません。でも、原発や原子力関連施設では、トリチウムを含む水を海洋や大気に放出して処分するのを世界中で(もちろん国内でも)普通にやってるらしいので、今さら安全性について問題視することもないのではなかろうか、とは思っている。

参考:

・世界の原子力発電所等からのトリチウム年間排出量。
多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会 説明・公聴会 説明資料(PDF)38頁

ところで、実は1Fではすでにトリチウムを含む水の海洋放出をやっているんですけど、ご存知でした?地下水バイパスとサブドレンという設備でくみ上げた地下水にはトリチウムが含まれているのだけれど、これを日常的に海洋放出しています。地下水バイパスは2014年5月から、サブドレンは2015年9月から、それぞれ運用中。これらの設備で海洋放出する際には、放出する水の分析を毎回、事前におこなっている。それも、東電の分析だけでは理解が得られない場合もあろうということで、必ず第三者機関の分析もやって一緒に公表している。このやり方は、ALPS処理水の処分でも踏襲されるんじゃないかな。

参考:

地下水バイパス(東京電力HP)

サブドレン(東京電力HP)

・サブドレン放出前の分析結果の例(2020年10月18日放出分)。
サブドレン・地下水ドレン浄化水 排水前分析結果(PDF)

・サブドレン放出中の海水のサンプリング結果(2020年9月3日放出時)。海水のサンプリングは月1回実施している。
サブドレン・地下水ドレン浄化水 排水時の海水分析結果(PDF)

トリチウムを含む水を海洋放出していると聞けば、当然、魚はどうなのか気になるところです。魚類の調査もおこなわれています。1F港湾内の魚はさすがにセシウムが数十Bq/kgのものがいますが、最近はそもそも魚があまりいません(港湾の内と外で魚が行き来しないように網を張るなどの対策をしている。また、サンプリングを兼ねて港湾内で魚の駆除をおこなってきた)。港湾外20km圏内でも、検出限界値を超える個体はあまりいません。

魚類の調査では、セシウム濃度の高い個体についてはストロンチウムを分析。また、トリチウムの分析もやっています。

参考:

・魚類のストロンチウムとトリチウムの分析結果(2020年4-6月採取分)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2020年度 第1四半期採取分(PDF)

魚類の分析は、福島県でも実施している。こちらは、1Fから20km圏外で広域に実施しているが、海の魚で検出限界値を超えるものは2016年以降は出ていない。


4.放出は心配。保管を続ければいいのでは?

2018年におこなわれた公聴会には、そういう意見がたくさん寄せられました。もっとタンクを作れば良いではないか、設置場所は1F敷地内に限定する必要はない、大型タンクなら容量を増やせるだろう、そうすれば地上保管を続けられる、などなど。それらの意見については、調査検討してみると、結局、有望なものは見当たらない、という結論になりました。詳しくは以下の資料をどうぞ。

参考:

貯蔵継続及び処分方法について(PDF)(多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第10回)配布資料)

・多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書(PDF)(2020年2月20日)11頁「(3)タンク保管容量の拡大について(敷地外への移送・保管及び敷地の拡大を含む)

説明・公聴会でいただいた御意見への回答(PDF形式:639KB)

東電は、保管を継続する場合のメリット・デメリットとして

  • メリット:放射性物質を環境に放出しないですむ。置いておけば放射能量が減少する。
  • デメリット:廃炉の終わりにタンクが残る。廃炉事業に必要な施設が設置できない。
としています。来年の2021年には2号機で燃料デブリの試験的な取出しが始まる予定で、それにともない、デブリ取出しのための施設(資機材の保管とか、モックアップや訓練のための施設など)が新たに必要となってきます。また、将来には取出したデブリを一時保管するための施設も必要となるでしょう。こういう施設を設置するスペースを確保するために、今あるタンクを減らしていく必要があるということです。

参考:

・東電の1F敷地の利用計画について。
多核種除去設備等処理水の貯留の見通し(PDF)(多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第13回)配布資料)8頁以降。
多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書を受けた当社の検討素案について(PDF2.48MB)(2020年3月24日)18頁。

あと、タンクで保管するのも実はけっこう大変なのです。現在使用しているタンクは1基あたりの容量がおよそ1000m3で、これが1000基以上ある。漏えいがあってはいけないので、タンクすべてに水位計を設置して常時遠隔監視し、さらに人力で毎日巡回をおこなって漏えいの兆候を見逃さないようにしている。ALPS処理水がタンクから大量に漏えいするという事件はこれまでのところは起きていないけれど、保管を続けるというのは漏えいのリスクと常に向き合っていくということでもあるわけです。


5.風評被害で困るのでは?

残念ながら、そうかもしれません。特に農漁業関係者の方々は心配しておられると思います。だから、そういうことを少しでも減らせるよう、せっせと福島県産品を買おうと私は思っています。また、風評被害を防ぐ上で一番大きな役割を果たすことができるのは、東電でも国でもなく、マスメディアだと思います。彼らの仕事にも期待しましょう。

参考:

・多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書(PDF)29頁「4.風評被害対策の方向性について

東電は、風評被害対策をやっても被害が出た場合は、賠償すると言っています。

参考:

・東電の風評被害対策および賠償については以下の資料の11頁以降を参照。
多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書を受けた当社の検討素案について(PDF2.48MB)(2020年3月24日)


6.東電や国の言うことは信用できない。

私も彼らのことを信頼しているわけではありません。でも、一番たくさんの情報を持っているのも当事者である彼らです。彼らが何をしようとしているのか、何と言っているのか、情報を集めて判断しよう思っています。どう行動するのが私にとって利益になるのか、それは私自身にしか判断できませんから。

彼らの言うことは信用できないから反対、というのは、自分の判断の根拠を彼らに委ねることになるので、むしろ危険なことだと思います。



2020年10月18日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:11-15:07に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は734m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(14日採取)と集水タンクNo.7(12日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が760Bq/L、第三者機関が810Bq/L。明日19日に排水の予定。



2020年10月17日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:25に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、18日の日報より)14:58に排水を停止。排水量は679m3

15日に構内ダストモニター全15カ所の遠隔監視が不能になった件(16日参照)。今日17日にデータ転送の部品を交換したところ、遠隔監視が復帰したのを14:43に確認した。


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。15日採取分。
No.10のトリチウムは460Bq/L。No.1、3はくみ上げ停止のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(13日採取)と集水タンクNo.6(11日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日18日に排水の予定。



2020年10月16日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:24に51回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

サブドレン他水処理施設、09:57に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、17日の日報より)14:15に排水を停止。排水量は640m3


その他


昨日15日に構内ダストモニター15カ所すべての遠隔監視ができなくなった
17:00頃、入退域管理棟の構内ダストモニターを監視するための管理端末の画面表示が確認できなくなったのを確認。20:00頃、新事務本館執務室で構内ダストモニター15カ所すべてのデータが遠隔監視できないことを確認した(資料2頁にダストモニターの配置図あり)。
15カ所全てのダストモニターについて23:30までに順次、現場確認を実施し、モニターは正常に動作していること、ならびに、現場での指示値に異常がないことを確認した。
プラントパラメータ、モニタリングポスト、敷地境界付近のダストモニター、建屋ダストモニター(1-3号機のオペフロに設置してあるダストモニター)は遠隔監視ができており、有意な変動なし。
今後、構内ダストモニターの遠隔監視が復旧するまでの間、プラントパラメータに異常がないこと、建屋ダストモニターで異常がないこと、および構内ダストモニターの現場指示値の確認を実施。
引き続き、原因調査、復旧作業をすすめる。
5月31日には、新事務本館執務室の監視端末で構内ダストモニター15カ所のデータが表示されなくなったことがあった。

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は9月1日、2号機は9月7、18日、3号機は9月3日、4号機は9月14日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は9月16日、2号機は9月7日、3号機は9月11日に実施)、および、R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
空気中放射性物質濃度の分析結果(造粒固化体貯槽)(PDF)
 
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(12日採取)と集水タンクNo.5(7日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日17日に排水の予定。



2020年10月15日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、10:12-14:03に一時貯留タンクGr1から排水を実施。排水量は1041m3

サブドレン他水処理施設、10:53に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、16日の日報より)15:16に排水を停止。排水量は655m3


その他


ALPS処理水の二次処理性能確認試験結果(速報)試験については9月10日、二次処理については3月24日を参照。
9月15日より増設多核種除去設備で試験を実施している。先行して処理したJ1-C群のタンク貯留水の処理前後の水の分析において、主要7核種+89Srの結果が出たので報告する。二次処理により、上記8核種の告示濃度限度比は2188から0.15に低下した(2頁にグラフ、3頁に分析結果)。
二次処理は、設備の通常の運用状況と同じ状況でおこなっている(吸着筒の交換頻度を大きく上げる等の対応は必要となっていない)。
二次処理前の試料は増設多核種除去設備入口で採取(9月19、20、21日の3日にわたって採取した試料を混合・撹拌したもの。試験開始前に報告していたJ1-C1タンク単独の分析結果(告示濃度限度比3791)よりも濃度は低くなっている。処理の際には、タンク群の先頭の受払タンク(J1-C1タンク)とその先に連なる複数タンクの間の弁を開いて、貯留している水を一括して処理をおこなう。このため、タンクごとに濃度が異なっていると、受払タンク単独の濃度とは異なる結果となる)。処理前の水は濃度が高いため、分析におけるバックグラウンドが大きく、検出限界値が大きくなっている。
二次処理後の試料はサンプルタンク(処理後の水を貯留タンクへ送る前に、処理が適正になされたかどうかを確認するためにいったん貯留しておくタンク)で採取。今回は27日に採取した。
89Srは、主要7核種に含まれる90Srの分析時に合わせて結果が出るため、今回の速報に含めた。
引き続き、残りの除去対象核種(54核種)、放射性炭素及びトリチウムの分析・評価を行うとともに、もうひとつの試験対象のJ1-G群についても同様の分析・評価をおこなう予定。スケジュールは4頁。J1-C群の残りの核種については12月下旬に結果が出る予定。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。8日採取(10日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(11日採取)と集水タンクNo.2(9日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が800Bq/L、第三者機関が870Bq/L。明日16日に排水の予定。



動画



文字起こし、実況など



2020年10月14日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:10に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、15日の日報より)14:43に排水を停止。排水量は678m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。12日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。No.2、4はくみ上げ停止のため、No.12はポンプ点検のため、いずれも採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
7日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日15日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(7日採取)と集水タンクNo.1(8日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日15日に排水の予定。



2020年10月13日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:25に50回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。

サブドレン他水処理施設、10:05に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、14日の日報より)14:52に排水を停止。排水量は714m3


その他


護岸地下水の地下水観測孔No.0-1-2の134Cs、137Csが、至近の分析結果と比較して上昇している。海側遮水壁の外側の海水分析結果に有意な変動はなし。
No.0-1-2の12日採取分の134Csは1.3Bq/L(前回5日採取分は0.23Bq/L)、137Csは27Bq/L(前回は2.1Bq/L)で、いずれも過去最高。
それまでの最高値は134Csが2014年3月2日の0.61Bq/L、137Csが2020年7月20日の5.7Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年8月27日-10月1日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
5日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(9日採取)と集水タンクNo.7(7日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日14日に排水の予定。


実施計画の変更認可申請が規制委に認可された。
認可:特定核燃料物質の防護に係る変更。いつ提出の分だろ。


2020年10月12日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:03に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、13日の日報より)15:03に排水を停止。排水量は743m3


その他


建屋たまり水処理、たまり水移送装置の運用開始で2号機T/B・廃棄物処理建屋および3号機T/Bサービスエリアの最下階が継続的に床面露出となった。
上記建屋にたまり水移送装置のA系統設置が完了し、8日に運用開始、9日に床面の継続的な露出を確認した。これで、1-4号機建屋のうち、1-3号機R/Bを除く全ての建屋の最下階で床面が継続的に露出する状態となった(2頁に写真(9日撮影)。床面にスラッジが残っているが、水面は確認されない)。
今後、2020年内の建屋たまり水処理完了に向けて、たまり水移送装置のB系統本設ポンプの設置工事を進める(B系統の運用開始で、たまり水移送装置の正式な運用開始、建屋たまり水処理完了となる)。

11日の5、6号機コントロール建屋で熱中症疑いの件。当該の作業者は30代男性で、1Fでの経験は事故後5年。作業場所はGエリアで、装備はG装備だった。建屋内の作業で、現場には空調設備はなかった。作業時のWBGTは25度(一般作業服着用で+1の補正をしている)。

緊急作業従事者への登録および被曝線量の登録に漏れがあった(9月3、7日参照)。2011年3月11-15日において作業に従事した者において、同様の事例がないかどうかを調査した結果、該当者はいなかった。これについて、8日に厚労省へ報告した。

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(8日採取)と集水タンクNo.6(6日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が910Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.0Bq/L)、第三者機関が0.48Bq/L。明日13日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。1-7日の移送量。


実施計画の変更認可申請(8月27日提出)が規制委に認可された。
認可:3号機原子炉建屋滞留水移送ポンプ設置。トーラス室に新たにポンプを設置する。8月27日参照。




動画



文字起こし、実況など



2020年10月11日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:28に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、12日の日報より)15:41に排水を停止。排水量は779m3

11:15頃、5、6号機コントロール建屋で電源ケーブル布設作業中に体調不良者が発生し、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、熱中症Ⅰ度および起立性低血圧と診断され、緊急搬送の必要があるとされたため、12:15に救急車を要請。12:41頃に救急車で出発、12:55にふたば医療センターに到着。検査の結果、医師より熱中症の疑いと診断され、点滴を受けたのち症状が軽快したことから帰宅した。


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(7日採取)と集水タンクNo.5(5日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日12日に排水の予定。



2020年10月10日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、13:40に49回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。

サブドレン他水処理施設、10:44に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、11日の日報より)16:15に排水を停止。排水量は823m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。8日採取分。
No.10のトリチウムは470Bq/L。No.1、3はくみ上げ停止のため、No.5、11はポンプ点検のため、いずれも採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(6日採取)と集水タンクNo.2(4日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日11日に排水の予定。


廃炉情報誌「はいろみち」第22号を発行した。






2020年10月9日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機廃棄物地下貯蔵建屋内のタンクから廃液が漏えいした件(9月1、2、3、24日参照)。当該建屋内のたまり水(残水)について、3号機廃棄物処理建屋への移送(9月24日参照)を10:39-11:57に実施し完了した。残る廃樹脂については、回収に向けて検討する。

サブドレン他水処理施設、09:41に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、10日の日報より)16:25に排水を停止。排水量は1004m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(5日採取)と集水タンクNo.1(3日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が960Bq/L。明日10日に排水の予定。


2020年10月8日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、燃料取扱機マストが復旧し(7日参照)今日8日より作業を再開、キャスクへの燃料7体装填を完了した。9月2日のマストケーブル損傷で作業中断していた。

サブドレン他水処理施設、10:06に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、9日の日報より)15:58に排水を停止。排水量は876m3


その他


1号機R/Bオペフロガレキ撤去作業燃料取扱機支保設置作業(1月30日参照)を6日より実施中。今日は、支保梁の挿入方向の位置合わせを実施。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。1日採取(3日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(4日採取)と集水タンクNo.7(2日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日9日に排水の予定。

東京電力パワーグリッドの社員1名(群馬県内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。


多核種除去設備等処理水の取扱いに係る関係者の御意見を伺う場(第7回)」があった。福島県水産加工業連合会代表と全国漁業協同組合連合会会長が漁業関係者として出席。ALPS処理水の処分については、いずれも反対とのこと。理由は、主に業界に対する風評被害の再燃を懸念して、ということらしい。海洋放出に反対なのか、処分そのものに反対なのかは、いまいちよくわからなかった。
報道によれば、「関係者の御意見を伺う場」は今回で終わり、年内に処分に関する政府の方針が明らかになるらしい。

2020年10月7日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:11に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、8日の日報より)15:15に排水を停止。排水量は756m3


その他


3号機燃料取出し作業燃料取扱機マストが復旧し、明日8日より作業を再開する。
9月2日にマストケーブルが損傷して作業を中断していた(9月2日参照)。マストケーブルは9月18日に復旧。導通不良が確認されていた掴み具内部回路(9月24日参照)については今月6日に修理と動作確認を終了。被覆損傷が確認されていたクレーンの主巻(9月10、24日参照)および捕巻の水圧ホース(9月24日参照)は予備品と交換済(主巻:9月23日、捕巻:10月1日)。
明日8日より、準備が整い次第、49回目となるキャスクへの燃料装填作業を開始する予定。2020年度末までの566体の取り出し完了に向けて、引き続き安全第一で確実に作業を進めていく(これまでの進捗:336体 /566体)。
 
地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。5日採取分。
No.10のトリチウムは480Bq/L。No.2、4はくみ上げ停止のため、No.12はポンプ点検のため、いずれも採取中止。
3日の資料と合わせてNo.1-4の4基がくみ上げ停止している。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(3日採取)と集水タンクNo.6(1日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日8日に排水の予定。




2020年10月6日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス
、10:09に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、7日の日報より)14:48に排水を停止。排水量は1266m3

サブドレン他水処理施設、11:03に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、7日の日報より)17:04に排水を停止。排水量は896m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年8月20日-9月24日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
28日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(2日採取)と集水タンクNo.5(9月30日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日7日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクLの8月1日採取分。

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。7月分。


NDFが「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2020」を公表した。以下、NDFのサイトより。



2020年10月5日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:01に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、6日の日報より)排水量は919m3

17:48、6号機増設RO装置のROポンプ下部から油が漏えいしているのを発見。装置はコンテナ内に設置してあり、漏えいした油の広がりは約0.3m×0.1m×1mmでコンテナ内にとどまっていた。装置を停止し、18:15に漏えいの停止を確認。漏えいした油の拭き取りと養生を実施。
17:57に双葉消防本部へ119番通報し、18:30に浪江消防署により「危険物漏えい事象」と判断された。
なお、10月7日より当該ポンプの分解点検を予定していたため、10月6日から準備作業を行う予定。


その他


1号機R/Bオペフロガレキ撤去作業燃料取扱機の支保設置作業(1月30日参照)を明日より実施する。

油入変圧器の保管時に必要な火災予防条例に基づく届出をしていなかった
9月29日に、標題の届出未提出を確認した。
当該の変圧器は、2号機燃料取出し作業のエリア確保のため、2015年9月に取外して8.5m盤で仮保管した後、2017年3月より1・2号機超高圧開閉所(33.5m盤)で保管していたもの(資料右下に保管状況の写真)。変圧器内の電気絶縁油(合計約560L)は第4類第3石油類非水溶性に分類され、指定数量(2,000L)の1/5(400L)以上を保管する場合には火災予防条例に基づく消防への届出をする必要があった。電気絶縁油は装置内に密封されているが、今後速やかに抜き取りを実施する。また、所内の同種機器の管理状況を改めて確認して原因を究明し、再発防止対策を講じる。
使用しない機器として一カ所に集めて保管したことにより、届出が必要となった。
2号機周辺ヤード整備工事での変圧器撤去については、2015年7月15日の福島県の安全監視協議会の資料に記載がある。

水処理週報

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
9月28日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日6日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(1日採取)と集水タンクNo.4(9月29日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が760Bq/L、第三者機関が780Bq/L。全β濃度は東電がND(0.64<Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日6日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。9月24-30日の移送量。

今日5日より会見担当は八木から小林照明に交代。
八木さんの1回目は2017年7月31日。八木さんは歴代の中でも事実認定に厳しい人だったと思う。その分、「経験に基づいて」「推定すると」という前置きに続く発言は大いに理解を助けるものだったけれど、「推定は要りません」という記者もいたから、評価はそれぞれなのかもね。
小林さんは事故直後から会見に出ていた人で、いったん会見からは離れていたが、5年3ヶ月ぶりに復帰とのこと(前回の最後は2015年6月29日)。今回の肩書きは広報担当のリスクコミュニケーター(廃炉推進カンパニーなの?)。会見から離れていた間は、本社でKKの安全対策関係、その後、1Fの水処理関係および計画設計センターでお仕事していたそうな。ALPS処理水の処分について具体的な動きが始まる時期なので、ベテラン投入なのかしら。





動画



文字起こし、実況など



2020年10月4日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:13に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、5日の日報より)排水量は791m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(9月30日採取)と集水タンクNo.3(9月28日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が680Bq/L、第三者機関が720Bq/L。明日5日に排水の予定。



2020年10月3日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:10に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、4日の日報より)15:00に排水を停止。排水量は719m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。1日採取分。
No.10のトリチウムは490Bq/L。No.1、3はくみ上げ停止のため、No.5、11はポンプ点検のため、いずれも採取中止。No.1、3はくみ上げ停止って何だろ。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(9月29日採取)と集水タンクNo.7(9月27日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が720Bq/L、第三者機関が770Bq/L。明日4日に排水の予定。



2020年10月2日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気作動弁用空気供給ライン継手部からの微小エアリーク修理にともない、9月28日より運転を停止中。停止時のプール水温は29.1℃。1日に運転再開の予定だったが、作業計画の見直しにより今日2日23:00まで延長。停止期間終了時のプール水温は38.0℃と評価。25日参照。
(以下、3日の日報より)修理が終了したので、15:24に装置の運転を再開した。再開後のプール水温は35.0℃。

サブドレン他水処理施設、10:27に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、3日の日報より)15:04に排水を停止。排水量は688m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(9月28日採取)と集水タンクNo.6(9月26日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が910Bq/L、第三者機関が960Bq/L。明日3日に排水の予定。




2020年10月1日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、空気作動弁用空気供給ライン継手部からの微小エアリーク修理にともない、9月28日より運転を停止中。停止時のプール水温は29.1℃。30日に運転再開の予定だったが、作業計画の見直しにより今日23:00まで延長。停止期間終了時のプール水温は36.9℃と評価。9月25日参照。

地下水バイパス、10:02に一時貯貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、2日の日報より)16:31に排水を停止。排水量は1796m3

サブドレン他水処理施設、10:48に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、2日の日報より)15:28に排水を停止。排水量は695m3


その他


24日の雑固体廃棄物焼却設備(B)二次燃焼器バーナー取付座から蒸気が出ていた(9月25、30日参照)
損傷が確認された耐火物はアルミナ(酸化アルミニウム)とシリカ(酸化ケイ素)の混合物。二次燃焼器の設計上の最高温度は1200℃で、耐火物はこの温度に耐えられるように作られている。二次燃焼器の通常運転での燃焼温度は850℃程度。蒸気状の気体が確認されたバーナー取付座付近の空間線量は1μSv/hで、エリアモニター(バーナー取付座から10mほど離れている)の指示値は0.5-0.6μSv/hで有意な変動は確認されなかった。
運転中の二次燃焼器の中のバーナー取付座付近に蒸気があるわけではなく、中の気体が漏れたとしても、そこから蒸気が出てくるわけではない、ということらしい。「蒸気状の気体」というのが何なのかはまだ明らかではない。状況からは、温度が上昇して煙が出たようにも思うけれど。

月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
評価区分の変更はなし。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。24日採取(26日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(9月27日採取)と集水タンクNo.5(9月25日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日2日に排水の予定。



実施計画の変更認可申請(2019年8月20日提出)が規制委に認可された。
認可:3号機変形燃料用輸送容器の追加。
2019年8月20日参照。ハンドル変形燃料のうち、特に変形が大きい2体を収容するためには従来より大きい収納缶が必要で、それに関する変更。





動画



文字起こし、実況など