リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年4月30日(月・振替休日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、27日から停止中(連休中は停止の予定)。
水処理装置、SARRY、運転中。

10:25頃、Jビレッジのメディカルセンター西側の草むらが燃えているのを作業者が発見。10:33に消防へ通報、濡れシートをかぶせて初期消火を実施。10:42に消防により鎮火を確認。1.6m×2mの草むらを焦がす程度だった。


その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.7KB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月30日 午後3時00分現在)(PDF)

2012年4月29日(日・昭和の日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水の2号機T/B地下への移送、27日から継続していたが09:05に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、14日より継続中。

3号機使用済燃料プール塩分除去装置の電気透析装置で11:13に警報が発生塩分除去装置全体が自動停止し、隔離弁がすべて全閉になった。現場確認で漏えいは無し。電気透析装置の詰まりが原因の可能性。17:39に電気透析装置を除外しROユニット単独で塩分除去を再開。
3号機T/B地下たまり水移送、26日から停止していたが09:43に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、27日から停止中(連休中は停止の予定)。
水処理装置、SARRY、運転中。

RO膜型淡水化装置のRO2を10:07に運転再開。27日に漏えいのあったNo.5スキッドを隔離、他のスキッドの類似箇所を点検、問題ないことを確認済み。

(以下30日プレスリリースと5月1日会見その1その2より)淡水化装置濃縮水貯槽エリアの蒸発濃縮廃液貯槽上部のベントラインから水が流れ出ているのを16:20頃パトロールで発見。 鉛筆の芯1本程度の連続滴下がタンク側面にそって流れている状況。漏れた水はタンク下の砂利にしみ込み、2m×2mが湿っている。漏えい量は不明。タンク下に受け容器を設置、ベントラインにホースをつないで水抜きを実施し、19:10頃に滴下の停止を確認。
 福島第一原子力発電所淡水化装置濃縮水貯槽エリアにおける蒸発濃縮貯槽(タンク)のベント配管からの水漏れについて(PDF 65.1KB)(5月1日公開)
漏れたのは横型の青いタンクで直径3.2m、長さ13.5mの筒型で容量は100m<sup>3</sup>。同形のものは100基ある。上部にマンホールとベント管がついている。マンホールを開けてみたところ、マンホールのフランジまで一杯に入っていたので、仮設ポンプで3つ右のタンクへ移送して水位を下げた。
 福島第一原子力発電所 淡水化装置濃縮水貯槽エリアにおいて水漏れが発生した蒸発濃縮貯槽(タンク)水のサンプリング結果について(PDF 10.5KB)(5月1日公開)
漏れた水の核種分析は134Csが2.7×101Bq /cm3137Csが 4.0×101Bq/cm3、全βが 4.1×103Bq/cm3。通常の濃縮塩水と比べて全βの濃度は1-2桁小さい。濃縮塩水を貯蔵し始めたのは去年9月。漏えいの原因は調査中だが、なみなみと水が入っていたので、中の水が気温の上昇で膨張して漏れた可能性はある。水を貯めるとき通常は容量の2割程度の空きを残しておくが、一杯になっていた理由は今のことろ不明。いったん水を入れた後は、タンク間の配管の弁を閉じている。砂利敷きの上にH鋼を設置、その上にタンクを載せてある。エリアの周囲には流出防止の堰を作ってある。

2号機循環水ポンプ吐出弁ピットおよび電源ケーブルトレンチの閉塞工事が完了。


その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.7KB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月29日 午後3時00分現在)(PDF)

2012年4月28日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ昨日27日から移送中。

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。
3号機原子炉注水量、10:15に給水系を1.6m3/hから2.0m3/hへ調整(炉心スプレー系は5.0m3/hで継続)。
3号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日27日から停止中(連休中は停止の予定)。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日27日のRO膜型淡水化装置(RO2)での漏えいの件で、漏えいが発生したNo.5スキッドのとなりのNo.4スキッドで類似箇所を点検したが、異常なし。SPT(B)の水位が確保されたら運転を再開する予定。


その他

海底土の核種分析結果
海底土核種分析結果
大熊町熊川沖合は、沖へ行くほどCs濃度が高くなる。ホットスポットがあるのかもしれない。

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.8KB)

ゴールデンウィーク中の作業予定:明日、1号機T/B地下から2号機T/B地下へ移送、3号機T/B地下から雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送開始。海底土被覆工事、遮水壁設置工事は連休中も実施。5、6号機取水路清掃作業は休工。4号機燃料取出しカバー設置工事は29、5月3-6日が休工。2号機循環水吐出弁ピット閉塞工事は30日に終了の予定、3号機は連休明けからの予定。


ニコ生
【4/28・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/28・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月27日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 95.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ移送開始。14:49より。

2号機格納容器圧力が上昇している件。11:00で21.21kPa。24日に格納容器ガス管理システムの排気流量を減らしてから、順調に低下している。 
2号機T/B地下たまり水移送、14日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日26日より停止中。

4号機
原子炉ウェル
使用済燃料プール(7月13日訂正)モバイルRO装置(23日「4号機使用済燃料プール塩分除去実施状況」参照)を試運転。16:03に本格運転へ移行。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、連休の間(10日間)停止するので、09:50に停止。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルター洗浄のため、08:33-12:42に停止。

RO膜型淡水化装置で漏えい発生
淡水化装置(逆浸透膜式)2からの漏えいについて(PDF 160KB)
現 場作業確認のためにジャバラハウスに入室して09:17に水たまりを確認。09:30にRO2を手動停止。09:35に水処理装置制御室で漏えい検知器の 作動を確認。ビニール袋で漏えい水を受け、隔離弁操作を実施、10:19に漏えいの停止を確認。漏えい水を回収(10:20-11:10)し、漏えい検知 器の停止を確認(10:30)。漏えい量は最終的に36L。漏えい水の表面線量はγ線で1mSv/h、β線で7mSv/h。核種分析結果はCsが100Bq/cm3オーダー、全βで5.4×104Bq/cm3。漏えい個所は、RO2の5番スキッドのエネルギー回収装置に入るところの継手部。原因を調査中。核種分析がその日のうちに出るようになったね。1Fで測ってるんだねたぶん。


その他

24日から実施している1Fでの車両のスクリーニング・除染場の試験運用の様子。
福島第一原子力発電所における車輌用のスクリーニング・除染場の試験運用状況について(PDF 144KB)
昨 日の実績で1日約1000台通過。そのうち除染が必要だったのが160台、除染後も基準値(13000cpm)以上だったのが10台。従事する作業者は サーベイが90人、除染が40人、作業者の被曝線量は約0.02mSv/day。今後、問題点の洗い出しと改善をおこなっていく。

免震重要棟2階執務エリアを非管理区域化する件で、26日に保安院に提出した報告について妥当であると評価されたので、5月1日00:00より非管理対象区域としての運用を開始する。
福島第一原子力発電所免震重要棟(一部)を非管理対象区域として運用することに関する経済産業省原子力安全・保安院からの評価受領について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所 免震重要棟非管理区域化に伴うゲートモニタ設置状況(PDF 45.3KB)

4月13日実施の底曳き網漁での魚介類サンプリングの結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 8.18KB)
魚介類サンプル写真(平成24年4月13日採取)~福島第一原子力発電所敷地沖合10km付近で底曳き網で採取~(PDF 150KB)
採れたのは、カナガシラ3、ババガレイ1、スズキ2、アイナメ3、マコガレイ7、イシガレイ4、マダラ3、ヒラメ3、コモンカスベ3、メイタガレイ7、ミズダコ3(単位:匹)。2匹以上いる場合は、種類ごとに1バッチとして混ぜて測っている。

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.8KB)

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

4月1日-15日の核種分析確報板を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(4月1日~4月15日公表分)(PDF)

核種分析のスペクトル生データ帳票2月分を原子力情報コーナーで公開。


ニコ生
【4/27・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/27・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月26日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 88.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の格納容器ガス管理システム希ガスモニターで135Xeが再臨界判定基準1Bq/cc以下であることを確認(1号機 1.5-2.6×10-3Bq/cm3、2号機 <2.3-2.4×10-1Bq/cm3、3号機 <3.5×10-1Bq/cm3)。

2号機格納容器圧力が上昇している件。11:00で24.26kPaと低下傾向にある。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、20日から継続していたが07:31に停止。

4号機使用済燃料プールヒドラジンを注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

2011年12月18日に発見されたプロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の間のトレンチ(共用プールダクト)のたまり水を雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送。昨日25日15:08-今日26日07:38に実施。今後、必要に応じて移送を実施する予定。


その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への 移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 48.9KB)

昨日25日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.0KB)

免震重要棟2階執務エリアを非管理区域化する件で、非管理区域として運用できるところまで除染ができたので保安院に報告。
福島第一原子力発電所免震重要棟(一部)を非管理区域として運用することに関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
非管理区域化すると、被曝線量が100mSvを超えている、または、超えそうな東電の作業者が、特例省令廃止後(5月1日以降)も免震重要棟で勤務できる。

主要3核種以外の核種分析
海底土核種分析結果(PDF、Sr)

原子力施設の耐震安全性に係る新たな科学的・技術的知見の継続的な収集及び評価への反映等のための取り組みに関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)

「■お知らせ■本日(4/26)、「4号機原子炉建屋は傾いておらず、燃料プールを含め、地震で壊れることはありません」について、東京電力からのお知らせに掲載いたしました。http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/12042601-j.html」TEPCO_Nuclearさんのtweet

明日の予定
4号機原子炉ウェルでモバイルRO装置の試験運転。4号機で原子炉ウェル用の塩分除去装置モバイルRO装置(23日「4号機使用済燃料プール塩分除去実施状況」参照)の試験運転。(7月13日訂正)

ニコ生
【4/26・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/26・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月25日(水)


今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 76.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機格納容器圧力が上昇している件。11:00で28.26kPa。昨日、格納容器ガス管理システムの排気量を増やしてから、10kPaほど下がった。
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.0KB)(4月26日公開)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

2011年12月18日に発見されたプロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の間のトレンチ(共用プールダクト)のたまり水(2011年12月18日、2012年1月6日、3月30日を参照)を雑固体廃棄物減容処理建屋へ15:08に移送開始。前回は3月14、15日に実施、移送量は120m3

遮水壁設置工事、本格施行に着手(昨日24日を参照)。

その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果 (PDF 10.9KB)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第44報)
水処理設備の貯水量を調整するために、キュリオンセシウム吸着装置を26日から10日間停止する予定。

魚介類サンプリング調査結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 8.01KB)
4月11日刺し網漁で採取分。木戸川沖合2kmでヒラメ2、ババガレイ2、コモンカスベ3、アブラツノザメ1、ヒラツメガニ3、5kmでマコガレイ3、ババガレイ3、コモンカスベ3、マダラ2、アブラツノザメ1(単位:匹)。

柏崎刈羽原子力発電所敷地周辺の活断層の連動を考慮した地震動評価について(PDF 4.02MB)
今日の保安院主催の意見聴取会に提出した資料。


ニコ生
【4/25・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/25・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月24日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 79.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機原子炉注水量、15:35に給水系を4.7m3/hから4.5m3/hへ、炉心スプレー系を1.5m3/hから2.0m3/hへ調整。

2号機格納容器圧力が上昇している件。11:59に格納容器ガス管理システムの排気流量を17m3/hから38m3/hへ変更。11:00で38.64kPa、17:00で36.64kPaと下がっている。負圧になって酸素を含む大気を吸込むことのないように注意しながら対応する。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)

遮水壁設置工事を明日から開始。今までは測量、ボーリング調査等をしていたが、先日、福島県より公有水面埋立免許を取得したので、明日から鋼管矢板打設作業に入る。
遮水壁の本格施工開始について(プレスリリース)
この作業のため、1-4号機取水口側に週2回程度船が入ってくるので、その際は物揚場前、港湾口で海水サンプリングを追加で実施する。
遮水壁設置工事に伴うモニタリング計画について(PDF 30.3KB)

4月17日に2F物揚場で発生した事故の原因と対策。
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月24日)(プレスリリース)
舷側に取付けてある緩衝材(タイヤ)に係留ロープが絡んでいるのを直そうとして、タイヤに乗り込んで船と岸壁の間で作業している時に、波で船が動揺しタイヤと岸壁の間にはさまれた。対策として危険予知活動の徹底など。明日から、海底土被覆工事を再開

2Fの海水サンプリングでは検出限界未満が続いているので、先週から測定時間を3000秒から40000秒に増やして検出限界を下げている。これで、3分の1から4分の1になるのではないか。

明日の予定:2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング。


ニコ生
【4/24・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/24・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月23日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 70.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機格納容器圧力が上昇している件。11:00で37.64kPa。原因は依然よく分からないが、格納容器からの抽気量が落ちているのが原因かもしれないので、これを増やすことを計画している。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

3、4号機T/B地下たまり水γ核種分析結果。18日採取分。前回は2月13日。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.84KB)

2、3号機R/B地下たまり水γ核種・塩素濃度分析結果。20日採取分。3号機はトーラス室内のたまり水も分析。前回は2011年11月25日。
原子炉建屋地下滞留水の放射能濃度等の測定結果(PDF 7.97KB)

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。昨日22日と今日23日の分。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への 移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 12.6KB)

4月4日のサブドレン水核種分析結果の訂正
サブドレン等核種分析結果(4月4日訂正版)(PDF 19.2KB)

今年の熱中症対策。昨年より2ヶ月早く開始。
平成24年度 福島第一原子力発電所熱中症予防対策実施項目及び実施工程(PDF 18.7KB)
去年の対策に加えて、今年からWBGT値を掲示して活用する。

中長期対策会議 運営会議第5回
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(PDF)
2号機圧力容器代替温度計設置のモックアップ試験報告(3頁)。温度計挿入と配管改造について実機を模擬して実現性を確認。アクリル管で温度計を挿入する配管を模擬、熱電対や通線治具を入れて圧力容器まで行けるか試験。優先順位1位だったジェットポンプ計装は圧力容器に到達できず。SLC差圧検出はRPVノズルまで行けたので、こちらを優先順位1に変更。温度計挿入のための既設配管の切断は、圧力容器側から水や気体が出てくるのを防ぐために凍結させて実施、その後止め弁を接続する。この作業についてもモックアップ試験で確認。
(以下6月1日の会見より)温度計挿入のモックアップ試験の様子。
福島第一原子力発電所 2号機代替温度計挿入性モックアップ試験(2:36)(動画41.0MB)(5月29日実施、6月1日公開)
4号機使用済燃料プール塩分除去実施状況(18頁)。塩分除去は逆浸透膜-電気透析装置(RO-ED)により昨年8月20日より、イオン交換装置により11月29日より開始したが、塩分除去効率が上がらないため1月9日より中断していた。原子炉ウェルとプールの間の循環流が原因ではないか。現在、RO-EDは3号機で使用中なので、新規に塩分除去装置(モバイルRO装置)の設置を準備中。
サブドレン浄化試験進捗報告(25頁)。濁水処理設備(浮遊物、沈殿物などを除去)の改良により、4号機で浄化試験を完了し汲み上げ試験へ移行。1号機も浄化試験を完了の見通し。5、6号機の汲み上げ試験では27ピット中21ピットで告示濃度限度に対し十分余裕をもった値であることを確認。6月上旬からサブドレン復旧計画へ。
地下水バイパスによる地下水流入量低減策(33頁)。1-4号機建屋の山側(OP+35m盤)に揚水井を掘って地下水を汲み上げることで建屋周辺の地下水位を下げて地下水の流入量を抑制する。汲み上げた水は水質モニタリングを実施した上で海へ流す。揚水井は14ヵ所、直径30cm、深さ約32m。揚水は水質や地下水の状況を見ながら段階的に実施、建屋内水位もこれに合わせて調整していく。これにより、地下水流入量を50%程度低減できる見通し。
ガレキ・伐採木の管理状況(46頁)
構内の除染計画(47頁)。作業者の被曝低減のため、優先順位をつけて作業していく。まずは免震重要棟の非管理区域化と前を通るバスルートの除染から。
飛散ガレキの調査結果(54頁)。3月27、28日に実施。1-4号機中心から500-600mあたりで5個発見。分布位置から、水素爆発による飛散ガレキは構内にとどまっているものと推定。敷地外での浮遊物等の目撃情報については今後調査していく。(東電の資料には全頁掲載されていない。完全版経産省のサイトにある)
ゼオライト土のうの効果(62頁)。2011年4月2日の2号機取水口からの汚染水流出で、ゼオライト入り土のうを海中に投入してあった。2011年4月投入分を2011年6月に、2011年5月投入分を今年3月26日に引き揚げて線量測定、Cs吸着量を評価。効果は限定的、今後は循環型海水浄化装置で浄化していく。
循環型海水浄化装置の実績(67頁)。油分・懸濁物質の除去、ゼオライトの粒径・装荷方法などを改善してラボ試験に近い40%程度の吸着率を達成。海底土被覆工事終了後、運転再開の予定。
建屋からの追加的放出放射能量評価(72頁)。1-3号機合計で放出量は0.1億Bq/h、敷地境界での被曝線量は0.02mSv/yearで、先月と変わらず。
敷地境界での年間被曝線量評価(74頁)。最大値は北エリアで約5.8mSv/year。ガレキから来るスカイシャイン線が効いていると考えている。今後ガレキを適切に保管することで線量低減をはかり、1mSv/year以下を目指す。
免震重要棟の非管理区域化(82頁)。鉛ボード設置、屋上コンクリート撤去、ゲートモニター設置など実施している。
1Fでの車両用スクリーニング・除染場の試験運用(83頁)。現在Jビレッジでおこなっている車両のスクリーニング・除染を、Jビレッジの警戒区域解除にそなえて1Fへ移転することを計画。4月24日より1Fで車両用スクリーニング・除染場の試験運用を開始する。
4号機使用済燃料プールガレキ分布マップ(97頁)。できました。
建屋内の遠隔除染技術の開発(102頁)。燃料デブリ取出し作業を実施するために建屋内の除染が必要なので、ロボットによる線量率・線源調査と人による汚染形態の調査をおこなう。人による調査では、建屋内側の汚染を3種類(遊離性表面汚染、固着性表面汚染、浸透汚染)に分類、それぞれ刷毛で集めて採取、ストリッパブルペイントを塗布後剥離して採取、コンクリートサンプルを採取し分析。ロボットによる調査は5月中旬から6月上旬、人による調査は6月中旬以降を予定。
【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(PDF)
構内の地図(4頁)。 

施設運営計画(その2)(その3)の改訂、変更。線量の高いガレキを固体廃棄物貯蔵庫で保管するために、元々固体廃棄物貯蔵庫にあったものを仮保管施設に移す(3月28日「中長期対策会議 運営会議第4回」参照)ことに関する変更など。
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)および(その3)(改訂)の変更について(プレスリリース)

2007年中越沖地震で動いたF-B断層が今後、他の断層と連動する可能性について検討。保安院意見聴取会への提出資料。
2007年新潟県中越沖地震の震源像と震源特性について(PDF 2.55MB)

九州電力株式会社玄海原子力発電所3号機で確認された充てんポンプ主軸の折損を踏まえた確認等に関する指示文書の受領について(プレスリリース)

福島第一原子力発電所 中塚内閣府副大臣視察風景(PDF 74.1KB)
【動画】中塚内閣府副大臣の福島第一原子力発電所ご視察の様子(67.1MB、4月24日公開)

連休中の会見は暦どおり。


ニコ生
【4/23・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/23・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月22日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月22日 午後3時00分現在)(PDF)

2012年4月21日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 71.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器圧力が上昇している。13日にいったん29kPa以下に下がったが、再び上昇して今日11:00で32.64kPa。15日17:00から「本設計器の計測範囲を超えたため、窒素封入圧力からの換算値に変更(参考値)」だそうです。
プラントの水位・圧力・温度データ(6時間毎)CSV(2号機)

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日20日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

明日の予定:2号機循環水ポンプ吐出弁ピットからたまり水を移送。


ニコ生
【4/21・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/21・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見


2012年4月20日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 77.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

窒素ガス分離装置(A)(=PSA4)のインバーターを交換、単独試運転後、16:30にAとBの並行運転へ移行(下の記事を参照)。

2号機原子炉注水量、09:32に給水系を2.6m3/hから3.0m3/hへ調整(炉心スプレー系は6.0m3/hで継続)。 
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、17日から停止していたが、09:33に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

2号機循環水ポンプ吐出弁ピットおよび2号機電源ケーブルトレンチのコンクリート打設による閉塞工事を今日も実施。

(以下21日の会見より)2、3号機R/B地下たまり水をサンプリング(前回は2011年11月25日に1-3号機で実施)。3号機では北西コーナーの階段からサンプリングしたが、その際、中地下階のトーラス室への扉が開いていることを確認(3月14日の調査では北東コーナーへ行き、扉が変形して開かないことを確認している)。トーラス室入口近くでトーラス室内のたまり水もサンプリングした(竿の先につけたサンプラーで採取)。周辺の雰囲気線量は30-40mSv。扉が開いていた経緯は不明。通常、運転中は4ヵ所のトーラス室入口扉は閉まっていて、うち3ヵ所は施錠してある。
原子炉建屋地下滞留水の放射能濃度等の測定結果(PDF 7.97KB)(4月23日公開)


その他

窒素ガス分離装置の停止トラブルの調査経過と対策。
窒素ガス分離装置(PSA-3 PSA-4)原因調査 故障時の早期対応方針(PDF 367KB)
PSA4の圧縮機ファンモーターのインバーターを、今日、新品と交換、使っていたのを工場で詳細に調査する。窒素ガス供給が停止しないように、PSA3とPSA4を並行運転する。供給再開までの時間を短縮するために、PSA3とPSA4についている窒素排気流量計をウェブカメラでモニターし、免震重要棟で1時間に1回確認(4月10日から実施)。PSAの警報を免震重要棟でも発信するようにする(5月より運用開始予定)。

昨日19日実施の3号機格納容器機器ハッチのスキマからの内視鏡調査の動画を公開。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器機器ハッチの調査について(4:07)(動画29.3MB)

モニタリングポストの環境改善
福島第一原子力発電所モニタリングポスト周辺環境改善対策について(結果報告)(PDF 67.8KB)
福島第一原子力発電所モニタリングポスト周辺環境改善対策例(PDF 115KB)
No. 2-8のすべてで目標(10μGy/h)を達成した。これで、1μGy/h以上の変動を検出できる。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 104KB)

20km圏内の魚介類のサンプリング結果、4月7日の刺し網漁で採取分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 8.17KB)

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

2F3、4号機サービス建屋での放射能汚染事故の件で、原因について報告。
福島第二原子力発電所3・4号機サービス建屋(非管理区域)における放射性物質による汚染に関する報告について(プレスリリース)
ポリタンのねじ込み式閉止栓の本体側にバリがあって、このために栓が3分の1回転分、閉まっていなかった。再現実験で、6分の1回転分開の状態で運搬時の振動によりポリタンから水がこぼれることを確認。養生していたビニール袋の底部に突起物による穴が確認されており、これらが重なったため中身が漏れた。対策は運搬時の報告書(4月13日参照)と同じ。

明日の予定:キュリオンセシウム吸着装置、Hベッセル2塔交換。


ニコ生
【4/20・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/20・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月19日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 87.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が上昇している件。11:00でA系0.00%、B系0.01%。

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、17日から停止中。
3号機格納容器機器ハッチのシールドプラグのスキマから内視鏡を入れて調査
福島第一原子力発電所3号機 原子炉格納容器機器ハッチの調査について(PDF 126KB)
以前、PackBotでここを調査した際にシールドプラグにスキマがあることを確認。ここから内視鏡を入れて中の様子を見てみた。作業者2名、作業時間(建屋入域)4分、計画線量15mSv、最大被曝線量8.01mSv。機器ハッチは、外側のコンクリート製シールドプラグの奥に前室のような空間があって、その奥にもうひとつのコンクリートのプラグ、さらに奥に鋼鉄製のハッチがあり、このハッチはボルト締めされている。今回見たのは、奥のプラグの手前の床。乾いているところと濡れているところがあった。今も濡れているので、微量の漏えいが現在も続いているのではないか。3号機格納容器の中の水位はOP+12000mmと見積もっており(3月7日「施設運営計画(その2)(その3)改訂」参照)、直径3mの鋼鉄製ハッチの半分くらいの高さに水面があることになる。このハッチのフランジ面から中の水が漏れているのかもしれない。機器ハッチの前は、以前にも線量の高い水があった(2011年11月22日「PackBotでの3号機R/B1階北東エリアの拭き取り除染と線量調査」参照)。
(以下20日の会見より)
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器機器ハッチの調査について(4:07)(動画29.3MB、4月20日公開)
30秒過ぎからスキマへ挿入。放射線によるノイズが相当にある。


水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

2号機循環水ポンプ吐出弁ピットおよび2号機電源ケーブルトレンチのコンクリート打設による閉塞工事を今日も実施。

6号機サブドレンピットの洗浄(昨日19日を参照)を実施したが、汲み上げ試験の結果に有意な差は出ていない。今後評価していく。


その他

昨日18日実施のサーベイランナーによるトーラス室調査の動画を公開。
トーラス室内北東側下方(水面確認)(動画93.8MB)
トーラス室内北東側マンホール付近(キャットウォーク上)(動画135MB)
トーラス室内北東側マンホール付近(PCV側配管)(動画139MB)
トーラス室内北東側通路(保温剤)(動画140MB)
トーラス室内北側マンホール(動画128MB)
トーラス室内南側通路(保温剤)(動画140MB)

17日に2F物揚場で負傷者発生の件で、再発防止対策を講じるため、海底土被覆工事の日程がやや遅れる

3月19日の保安院の指示(2月の保安検査で保安規定違反があった件の原因と対策)への報告。
福島第一原子力発電所における平成23年度第1回保安検査に係る保安規定違反の対応に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)

T/Bサブドレン水の核種分析で、1号機が上昇しているが、浄化試験でピット内にたまっている水と泥を撹拌した影響。2号機は17日まで上昇していたが、昨日に続いて今日も低下している。タービン建屋付近のサブドレン水

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

福島第二原子力発電所1号機における高経年化対策に関する原子炉施設保安規定の変更認可について(プレスリリース)
1月13日の変更認可申請が認可された。

明日の予定:PSA4(窒素ガス分離装置(A))でファンモーターインバーターを交換。3号機T/B地下たまり水移送を再開。


ニコ生
【4/19・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/19・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月18日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 82.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機圧力容器温度計の下部ヘッド135°(VESSEL BOTTOM HEAD、TE-2-3-69L2、保安規定の参考温度計)の抵抗値を測定、値が高いので故障と判断
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。
サーベイランナーで2号機トーラス室調査を実施。
ロボットによる福島第一原子力発電所2号機トーラス室調査状況写真(PDF 69.7KB)
サーベイランナーは10:38にR/Bに入り、10:52-13:51の約3時間トーラス室で作業をおこなった。作業者は6名、最大被曝線量は0.28mSv、サーベイランナーの被曝線量は186mSv。資料写真の赤いのがマンホール、その手前がキャットウォーク。格納容器がある方向は左写真は左側、右写真は右側。北側のマンホールの向こうまで行けたので、キャットウォーク全周125mの9割近くを踏破できたのではないか。キャットウォークの幅は91cm、トーラスの外周は直径34m、筒の太さは8.9m、トーラス上部がOP+6350mm、底部がOP-2250mm。3月26日の格納容器内部調査で、格納容器内にたまっている水の深さが約60cmであることが分かっているが、マンホールのふたの高さがこの水面とほぼ同じレベルなので、ここから水が漏れている可能性を考えていたが、今日の調査ではマンホールのふたのフランジ面からの漏えいはなく、漏えい痕も認められなかった。したがって、マンホールからの水漏れは過去も含めて考えにくい。その他の場所も大きな変形・損傷は無い。事故後の3月15日06:00すぎに2号機圧力抑制室で爆発のあった可能性を考えていたが、構内地震計データによる検証(2011年10月21日参照)に続いて今日の調査結果からも爆発は無かったと言える。動画、録音データは明日提供。
(以下19日の会見より)
トーラス室内北東側下方(水面確認)(動画93.8MB、4月19日公開)
トーラス室内北東側マンホール付近(キャットウォーク上)(動画135MB、4月19日公開)南東側マンホールの間違いだよね
トーラス室内北東側マンホール付近(PCV側配管)(動画139MB、4月19日公開)これも
トーラス室内北東側通路(保温剤)(動画140MB、4月19日公開)
トーラス室内北側マンホール(動画128MB、4月19日公開)
トーラス室内南側通路(保温剤)(動画140MB、4月19日公開)
トーラス室の雰囲気線量率はおよそ30-90mSv、入口が110mSv、北西側で1ヵ所118mSv(これが最大値)。主な線源は下にたまっている汚染水だと思うが、場所によって線量の異なる理由は、漏えいのある場所を反映しているのか、吹き出した汚染水が壁にかかったりしたのがまだ残っているのか、詳しいことはわからない。
キャットウォークに取り付くところで、キャットウォークのグレーチングの下にたまっている汚染水を確認(資料写真「トーラス室下方」)。濁ってはいないように見える。調査日のR/B地下たまり水水位はOP+3372mm、キャットウォークがOP+6200mmなので、およそ3m下に水面がある。配管の保温材のカバーが脱落しているのが何ヵ所かあった(資料写真「南東S/Cマンホール」「北東通路」「北東通路上方」「南通路上方」)。カバーが脱落したことで、中のウレタンウールのような保温材が下に垂れ下がっているところもある(資料写真「北東通路上方」)。カバーの脱落の原因は、地震、もしくは、事故後の高温多湿環境の影響ではないか。中の配管が損傷して蒸気等が吹き出していれば、保温材が飛び散ったりしているはず。この保温材カバーの脱落以外は、配管等に変形・損傷は見られなかった。圧力抑制室の頂部は見られたが、その向こうにあるベント管は見えなかった(資料写真「PCV方向」)。それから、漏えい個所特定のためにICレコーダーで録音をした(流水音が聞こえるかもしれない)が、線量測定のために通常のAPDを搭載したため、警報のピーピー音がじゃまでうまくいかなかった。キャットウォーク上をサーベイランナーで調査するのは十分に可能であることを確認した。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日17日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日までの水抜きに続いて、2号機循環水ポンプ吐出弁ピットおよび2号機電源ケーブルトレンチのコンクリート打設による閉塞工事を開始。

15日から実施していた敷地内の除染技術実証試験は今日で終了。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第43報)
先週、先々週(第41報と第42報)の訂正あり。

昨日17日実施の2号機格納容器ガス管理システムの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.0KB)

2号機サブドレン水の134Cs、137Csが増えている件。昨日の臨時サンプリングの結果では濃度が下がったので、T/Bからの漏えいではないと判断。
タービン建屋付近のサブドレン水

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

3号機格納容器機器ハッチにスキマがあって、そこから内視鏡を入れて中の様子を見てみる。明日、実施予定。

明日、6号機サブドレンピットに人が入って、高圧洗浄装置でピット内の洗浄をおこなう。サブドレン水の汲み上げ試験(2011年12月26日「サブドレンピットの浄化試験」参照)を実施しているが、たまってくる水の放射能濃度が下がらないため、ピット内の汚染が原因である可能性を考えて。明日の結果をみて他号機に展開できるかどうかを検討する。


ニコ生
【4/18・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/18・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月17日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 71.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の格納容器ガス管理システム希ガスモニターで135Xeが再臨界判定基準1Bq/cc以下であることを確認(1号機 1.3-2.8×10-3Bq/cm3、2号機 <1.0×10-1Bq/cm3、3号機 <3.5×10-1Bq/cm3)。

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。16:00で53.3℃。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が上昇している件。11:00でA系0.00%、B系0.03%と下がってきている。引き続き様子を見ていく。

2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.0KB)(4月18日公開)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続していたが08:44に停止。

4号機燃料取出し用カバー設置工事、今日から地盤改良工事を開始。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日に続き、08:32-14:50に2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水を2号機T/B地下へ移送(移送量70m3)。水は順調に抜けていて、明日からコンクリート打設でピットを埋める予定。


その他

R/B上部ダストサンプリングと格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は2日、2号機は13日、3号機は15日に実施。2号機は3日、3号機は5日のR/Bダストサンプリングが、強風の影響でうまく行かなかったので13日と15日に再度実施した。このため2号機と3号機は格納容器ガス管理システムガスサンプリングが2日分ある。結果は3月と比べて大きな変動はない。
福島第一 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 81.7KB)
福島第一 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結(PDF 77.6KB)
福島第一 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 78.3KB)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.1KB)
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 22.2KB)
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 23.2KB)

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)

明日、サーベイランナーを使って2号機トーラス室調査を実施する。
ロボット(サーベイランナー)の概要(PDF 41.3KB)
サーベイランナー(トピー工業)はカメラ、線量計、録音装置搭載、今回はじめて使用する。無線で制御できるが、今回は慎重を期して有線で制御する。また、Quince2を使って無線で制御する体制を準備している。R/B1階北東コーナーからはいって3角コーナーの階段を下り、3月14日に確認した扉からトーラス室へ入る。トーラスの上に設けてあるキャットウォーク(作業用通路)を半周して、圧力抑制室の損傷や水漏れの状況を確認する。キャットウォークはおよそOP6200mm。圧力抑制室からの水漏れは、ベント管のベローズ部やマンホール(資料2頁の右図、調査コースの南北端のACCESS HATCH。定検時にここを開けてトーラスの中に入り点検をおこなう。運転時はフランジをボルト締めしてある)のフランジで起きているのではないかと考えているが、今回は、トーラスの管の外側のキャットウォークを行くので、ベント管までは見えないのではないか。

主要3各種以外の各種分析結果など。
海水核種分析結果<沖合> (PDF、Sr)
敷地内外における降下物中(PDF)

2号機サブドレン水の核種分析で134Cs、137Csが増えている。今日は予定外だがサンプリングを実施。細かく見ていく。
タービン建屋付近のサブドレン水

2Fでけが人発生。1Fの海底土被覆工事に従事していす50歳代の作業者が、2Fの物揚場で船と岸壁の間に挟まれ負傷。10:25に救急車を要請、2Fの医師と救急隊員の判断により10:50にドクターヘリを要請。11:15にドクターヘリが到着、11:41に磐城共立病院へ搬送、12:03に到着。命に別状はない。(以下18日の会見より)診断は肺挫傷、多発肋骨骨折、右血気胸、外傷性肺膿疱、全身打撲、全治2か月の見込み。容態は安定しているとのこと。


ニコ生
【4/17・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/17・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月16日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 86.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。17:00で53.7℃。窒素ガス封入が停止する前の50℃弱まで下がっていくと予想している。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が上昇している件。次第に下がってきている。引き続き様子を見ていく。

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。
2号機R/B1階床貫通部から内視鏡を入れてトーラス室を調査するプラン(3月28日「トーラス室調査今後の計画」参照)。12日の現場調査でラバーブーツの中に詰め物があることが判明していたが、今日再び調査を実施した結果、何か固いものがラバーブーツの中に詰めてあって、簡単には撤去できなさそうであることが判明。内視鏡を入れるのにどういう方法が可能か、検討し直す。

3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日に続き、08:04-18:11に2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水を2号機T/B地下へ移送。


その他

13日実施の3号機使用済燃料プールガレキ調査の動画を公開。
使用済燃料プール 水面付近(1:00)(動画7.57MB)
使用済燃料プール 燃料ラック(1)(0:30)(動画3.59MB)
使用済燃料プール 燃料ラック(2)(1:00)(動画7.44MB)
使用済燃料プール 燃料交換機(1)(0:30)(動画3.59MB)
使用済燃料プール 燃料交換機(2)(0:40)(動画4.81MB)

4号機燃料取出し用カバー設置の本工事を明日17日に着手する。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し用カバー計画概要と本工事の着手について(プレスリリース)
計画の概要(燃料取出し用カバー、燃料取扱機支持用架構、カバーがかからないところの雨よけ用屋根)。詳細は施設運営計画(その2)改訂2(3月7日参照)。地盤改良工事から始める。

4号機R/B上部ガレキ撤去のため、オペフロに小型重機を載せて有人で作業していく。
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋上部への瓦礫撤去用有人重機の設置について(PDF 812KB)
R/B上部の北側の鉄骨等を撤去するために、原子炉ウェルの上を養生して重機を載せて作業する。

最近のトラブル3件についてまとめ。
濃縮水貯槽タンクエリアH4とCでの漏えい
水処理設備の配管漏えいについて(PDF 1.68MB)
漏えい対策として、排水溝内の堰の設置、ポリエチレン管への交換作業の進捗・計画、カナフレックスホースの抜け防止対策(金具と番線で接続部を支持する)、ライン周辺の土のう設置など。
窒素ガス封入停止
窒素ガス分離装置(PSA)の停止について(PDF 324KB)
窒素ガス封入の系統概要図。バックアップとして高台窒素ガス分離装置(D/G駆動)の他に、膜式窒素分離装置A-C(容量は計8m3(N)/h×3と小さい)、処理水バッファタンクバブリング用窒素ガス分離装置が使える。PSA3/4がダウンしても、2時間程度で窒素ガス封入を再開できると考えている。
4号機使用済燃料プール冷却停止
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について(PDF 161KB)
漏えいの原因。1次系循環ポンプ停止と同時に1次系内の4つの弁が自動的に閉まる。弁3と4の間にヒドラジン注入ラインがつながっていて、弁閉止後も注入を続けたために2つの弁の間に圧がかかり、2ヵ所で漏えいが発生した(3頁、写真左が配管フランジ部、右が弁フランジ部)。

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)

3月16日-31日の核種分析確報版
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(3月16日~3月31日公表分)

明日の予定:2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング。2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水移送。3号機T/B地下たまり水移送を停止。

柏崎刈羽原子力発電所5号機における保安規定違反の調査結果に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について


ニコ生
【4/16・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/16・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月15日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、昨日14日から継続中。

3号機R/B上部と機器ハッチ開口部でダストサンプリングを実施。
福島第一 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 78.3KB)(4月17日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 23.2KB)(4月17日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

12:28-18:04に2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピットのたまり水を2号機T/B地下へ移送を実施。2月に1回移送した後に再び水がたまって移送前の水位をほぼ保っていた(前回移送時のいきさつは3月5日を参照。ここのたまり水については3月30日「トレンチ内たまり水調査で比較的放射能濃度の高かった3ヵ所」の項を参照)。(以下16日の会見より)今回は水を抜きつつコンクリートで埋めてしまう予定。


その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

2F2号機でERSSへのデータ伝送が21:57-22:31に停止。回線終端装置の再起動で不具合を解消、一過性の現象と推定。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月15日 午後3時00分現在)(PDF)

2012年4月14日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 102KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。緩やかな低下傾向で、17:00に56.8℃。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

(以下、15日のプレスリリースとプレス向けメールより)21:00頃、2号機原子炉圧力容器底部温度計(底部ヘッド上部135°、TE-2-3-69H2、保安規定の監視対象)の温度上昇率が大きい(瞬時に6.1℃上昇)ことを確認。22:36-22:57に直流抵抗を測定。測定値(222.97Ω)は事故後最低値(151.06Ω)に対して30%以上増加しているので、15日00:20に当該温度計を監視計器から除外して「参考用に使用」クラスへ変更。なお、他の温度計、格納容器ガス管理システム各種パラメータ等に有意な変動は無い(圧力容器底部温度以外を含む冷温停止状態維持の判断の要件7項目は2月16日プレスリリース報告書25頁。これで、圧力容器底部で監視に使用している温度計は残り2台)。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
(以下16日の会見より)圧力容器底部で残っている二つの温度計(TE-2-3-69H3とTE-2-3-69F2)は他の4つ(H1、H2とF1、F3)に比べると今まで比較的安定している。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日13日からの移送を15:04に停止、移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更して15:27に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

敷地内の除染技術実証試験(3月28日の「除染技術の適用性試験」参照)を明日から17日くらいまで実施する。超高圧水を使ってアスファルト等の洗浄を試みる。


ニコ生
【4/14・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/14・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月13日(金)

19:10に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは32km、地震の規模(マグニチュード)は6.0。
震度分布図(気象庁)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 114KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

01:00に1-3号機窒素ガス封入量と封入圧力が低下していることを確認。現場確認で01:30に窒素ガス分離装置(B)(=PSA3)が停止していることを確認。警報のログに01:04「圧縮機故障」警報あり。03:10に高台窒素ガス分離装置(=PSA5)を起動、03:46に窒素ガス封入を再開。窒素ガス分離装置(B)を確認したが異常は認められず04:04に起動、04:20にこちらからも窒素ガス封入を開始。高台窒素ガス分離装置と窒素ガス分離装置(B)で平行運転ののち、09:25に高台窒素ガス分装置を停止。現在は窒素ガス分離装置(B)だけで封入を継続中。今回も、7日と同じく圧縮機のフィルター目詰まりが原因ではないかもしれず、調査していく。
(以下14日の会見より)以前、停止の原因として疑われているフィルターに木の葉のような大きなゴミがついていたことがあり、これを避けるために網戸のような素材で養生をつけていた。今回、この養生に雨が降って水の膜ができており、停止はこれが原因かもしれない。窒素ガス分離装置(B)でこの養生を取り外して運転したところ、特に問題なかったので、高台窒素ガス分離装置を停止し窒素ガス分離装置(B)だけで運転している。電気系統の故障の可能性も含めて原因を調査中。

窒素ガス封入が停止した影響で、1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が再び上昇。04:00ころから上昇し始め、17:00で57.0℃。今後しばらく上昇してから下降し、もとに戻まで1週間ほどかかるだろう。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリング実施。
福島第一 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結(PDF 77.6KB)(4月17日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 22.2KB)(4月17日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続していたが10:04に停止、移送先をプロセス主建屋へ切替えて10:29に再開。

3号機使用済燃料プール内のガレキ調査を実施。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールの ガレキ撤去へ向けた内部調査について(PDF 37.7KB)
クローラクレーンに遠隔操作ユニットと水中カメラをぶら下げて免震重要棟から無線で遠隔操作した。ガレキ、鉄骨の歪んだのやコンクリート片が見られる。また、燃料交換機が燃料ラックに入った燃料の上(深さ7m)に沈んでいるのを確認。動画は週明けに提供する。
(以下16日の会見より)
使用済燃料プール 水面付近(1:00)(動画7.57MB)
使用済燃料プール 燃料ラック(1)(0:30)(動画3.59MB)
使用済燃料プール 燃料ラック(2)(1:00)(動画7.44MB)
使用済燃料プール 燃料交換機(1)(0:30)(動画3.59MB)
使用済燃料プール 燃料交換機(2)(0:40)(動画4.81MB)
屋根トラスの鉄骨のゆがんだのや燃料交換機、コンクリート片などが落ちている。重量物の荷重がどこにどのようにかかっているかはまだ分からない。燃料ラックや燃料集合体のハンドルを確認、見えた範囲で変形などはなかった。クローラクレーンから吊り下ろした水中カメラの無線遠隔操作で調査できることが分かったので、今後、調査を進めていく。
3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続していたが、11:04-13:47に付近の作業と輻輳するので一旦停止、その後再開している。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、昨日12日に1次系の「熱交換器ユニット漏えい流量大」警報でポンプが自動停止していたが、16:04に冷却を再開。プール水温は15:00に37.6℃が最高、その後低下していて16:40に35℃(通常、プール水温はスキマーサージタンクから吸出してきたプール水の温度を測っており、循環が停止している時は測れない。15:00の温度はプールに水温計を入れて測っているので、プールの表面に近いところの温度)。「漏えい流量大」警報の原因は、計装ラインに空気を噛み込んで流量の一時的な変動が生じたためと推定。ポンプ停止時にヒドラジン注入をおこなっていたため、注入の吐出圧力が系統内を加圧して2ヵ所の漏えいが発生したものと考えている。
(以下14日の会見より)再起動時の時系列は次のとおり:流量計の計装配管内に空気の混入が見られたがその他の異常が確認できなかったので、16:04に再起動。17:35-17:56に流量計のエアベントを実施、18:10に通常流量に流量調整、流量検出器も正常であることを確認。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

昨日12日に実施した4号機5階オペレーティングフロアと原子炉ウェル水面との距離測定の結果。
福島第一原子力発電所4号機 原子炉建屋の健全性確認を目的とした水位測定について(PDF 20.5KB)

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。昨日と今日の分。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への 移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

2011年12月4日の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいと海への流出の件で、環境への影響評価を報告(3月30日に期限の延期をお願いしていたやつ)。
福島第一原子力発電所における淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの放射性物質を含む水の漏えい事象に関する指示文書等に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(続報)
「発電用軽水型原 子炉施設周辺の線量目標値に対する評価指針」(原子力安全委員会、平成 13年3月)に示された評価方法に基づき、周辺海域に生息する海産物を摂取した場合の年間の実効線量を計算した。結果は1.1×10-3mSv/year。

3月27日の2F3、4号機サービス建屋での放射能汚染の件で、分析試料等の発電所外への運搬における技術上の基準の不適合について、原因と対策を保安院と国交省へ報告。
福島第一原子力発電所から福島第二原子力発電所への試験用水の運搬に係る技術上の基準の不適合を踏まえた対応に関する報告について
1Fでの分析が不能となり、かつ、大量の分析が必要となり2Fヘの試料運搬が必須であったが、そのような状況に適応した運搬ルールが存在しなかったため不適合が生じていた、などなど。

2Fの核種分析装置が使えないため、また、2Fヘの分析試料の運搬を制限していた(3月27日の放射能汚染で)ため、除染した5、6号機T/B地下たまり水を構内散水するのを見合わせていた(3月5日参照)が、1Fで分析できるようになったので来週から散水を再開する。1Fでγ核種、トリチウム、全α、全βが分析できるようになった。

昨日12日のクラブバケット車からの燃料漏れは、燃料ラインのフィルタから漏れていることが分かった。漏えい個所に油吸着マットを敷設し、再発時用に受け缶を設置。

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送、移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更。1-3号機R/B以外の建屋開口部のダストサンプリング。


ニコ生
【4/13・11:00開始】東京電力本店より「福島第一原発1~3号機 窒素ガス封入量低下」に関する記者会見
【4/13・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/13・11:00開始 東京電力による「福島第一原​発1~3号機 窒素ガス封入量​低下」に関する記者会見
2012/4/13・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月12日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 113KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。ほぼ静定してきたのではないか。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度が上昇している。いままで0.00%だったのが昨日昼過ぎから若干上昇しており朝方は0.11%、11:00で0.09%。監視していく。

2号機格納容器圧力が上昇している。3月26日に実施した格納容器内部調査の前後で窒素ガス封入をいったん停止後再開したが、その頃から徐々に上昇してきている。今後様子を見ていく。格納容器への窒素ガス封入量は3月28日に0から5m3(N)/hに増量してから変更していないが、格納容器圧力は3月28日11:00の15.28kPaから今日12日11:00の29.38kPaまで上昇し続けている。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、イオン交換装置を設置し10:06に運転開始。2日まで塩分除去装置でRO膜による塩分除去をしていた。さらに塩素イオン濃度低減をはかる。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日11日から継続中。
2号機T/BとR/Bの地下たまり水水位に15-20cmの差が出ており、水位計校正のためにR/B地下たまり水水位を測定した。結果をもとに補正のための評価をする。
2号機R/B1階床貫通部から内視鏡を入れてトーラス室を調査するプラン(3月28日「トーラス室調査今後の計画」参照)で現場調査を実施。撤去予定のラバーブーツの中に詰め物があることが判明(左の写真)。今後どうするか検討する。

3号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で、14:44に1次系の「熱交換器ユニット漏えい流量大」警報でポンプが自動停止。停止時プール水温は28℃、0.5度/hの上昇率で保安規定の65℃まで約70時間、それまでに原因を調査して冷却を再開する。現場調査で漏えいを2ヵ所確認。これらの漏えいと自動停止の因果関係を含めて原因を調査中。(1)13:35からヒドラジン注入をおこなっていたが、ポンプ自動停止後の現場調査でヒドラジン注入時に異音があったということで14:56に注入を停止。その後、15:04にRw/B(廃棄物処理建屋)のヒドラジンを注入する配管の逆止弁からヒドラジンの水溶液が7秒に1滴漏えいしているのを確認。その後漏えいは停止した。漏えい量は10cm×20cm×1mmの水たまりで約20cc。 (2)15:10頃Rw/Bの1階東側で1次系ラインの配管フランジ部から2秒に1滴の漏えいを確認。15:55頃に当該フランジ部を増締めし漏えいの停止を確認。漏えい量は1m×2m×1-2cmの水たまりで約20L最大約40L(13日の会見で訂正)。(1)と(2)のいずれも漏れた水はRw/B内にとどまっており、これ以外に漏えいのないことを確認している。

4号機オペレーティングフロアで床面から原子炉ウェルまでを測定。前回2月27日7日と大差ない結果(前回の結果は2月27日「4号機使用済燃料プールの健全性確認」を参照)
福島第一原子力発電所4号機 原子炉建屋の健全性確認を目的とした水位測定について(PDF 20.5KB)(4月13日公開)
使用済燃料プールでも実施した。いずれも床面は水面と平行だった。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

11日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.0KB)

5、6号機取水路の清掃で、9日までに水抜きをする予定だったが、水を仕切る角(2011年7月3日「スクリーン室の角落し」参照)から水が漏れてきて水抜きができなかった。角を落とす溝の清掃をする必要があるので、水抜きはそのあと来週の予定。

00:20頃、2号機と3号機のR/B間の道路上で、3号機R/B上部ガレキ撤去に使用する重機(クラブバケット車。UFOキャッチャーの大きいの)から燃料(軽油)が漏えい。床養生の鉄板の上に1.5m×1mのたまり。00:40頃富岡消防署に連絡、現場確認を受けて14:05に消防法に基づく危険物施設からの漏えいには該当しないと判断された。

3月29日実施の魚介類サンプリングの結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 8.06KB)

4月5日発生の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。毎日実施している南放水口付近の海水の分析結果が今日の分は間に合わなかったので、明日報告する。

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送、移送先をプロセス主建屋へ変更。キュリオンセシウム吸着装置でベッセル2塔交換。2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリング。2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリング。


ニコ生
【4/12・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/12・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月11日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 139KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の格納容器ガス管理システム希ガスモニターで135Xeが再臨界判定基準1Bq/cc以下であることを確認(1号機 1.4-3.1×10-3Bq/cm3、2号機 <9.1×10-2Bq/cm3、3号機 <3.5×10-1Bq/cm3)。

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。16:00で49.8℃まで低下。ほぼ温度上昇前の48-49℃に戻っている。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.0KB)(4月12日公開)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。
2号機T/B地下たまり水移送、9日から停止していたが09:26に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、塩分除去装置を14:47より本格運転開始。プール水の塩素イオン濃度は4月5日時点で約1600ppm。これを2ヶ月ほどかけて100ppmまで下げていく。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日10日より継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

あす4号機使用済燃料プールで、オペレーティングフロアから原子炉ウェルの水面までの距離を測定して建屋が傾いていないか確認する。前回は2月27日に実施した。

4月5日発生の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第42報)(プレスリリース)

4月2日の質問に答えて。1Fの電気使用量は2月実績で7083MWh、1日あたり236MWh。2月は30日あるの?


ニコ生
【4/11・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/11・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月10日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 113KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。16:00で50.1℃まで低下。このままいくと49℃程度で安定するのではないか。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機T/B地下たまり水移送、昨日9日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、5日から停止していたが13:31に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、5日より停止していたが09:48に起動、09:50に定常流量(40.0m3/h)に到達。


その他

4月5日発生の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果 (PDF 10.9KB)

明日の予定:2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング。2号機T/B地下たまり水移送を再開、雑固体廃棄物減容処理建屋へ。


ニコ生
【4/10・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/10・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月9日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 104KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。7日の窒素ガス封入停止でまた少し上昇、昨日8日13:00に51.8℃が最高でその後下がって今日16:00で50.9℃。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機T/B地下たまり水移送、6日から継続していたが09:21に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、5日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、5日から停止中。

(以下、10日の会見資料から)濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいの件で対策が終了したので、 21:52にRO膜型淡水化装置での処理を再開。今後は今までと同じく断続運転を実施。実施した対策:漏えい個所に吸収剤を設置。U字溝と一般排水路の接続部に土のうを設置。排水路内の漏えい水の回収、排水路の洗浄と洗浄水の回収。サプレッションプール水サージタンクSPT(B)とRO膜型淡水化装置の間の移送ライン周辺に土のうを設置(詳細は下記の記事を参照)。濃縮水供給ポンプ出口からRO濃縮水貯槽の間の配管をポリエチレン管に交換。


その他

7日の窒素ガス封入停止の件。圧縮機のフィルターの点検・清掃をおこなったが停止するほどの目詰まりがなく、電気計の故障も含めて調査中。窒素封入装置は常用1台予備1台で、高台にもバックアップを2系統用意している。

4月5日発生の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 14.3KB)
海への流出量は評価中。11m3は地面にしみ込んだものと考えている。最終的には地下水になると思うが、地下での流速や土壌がフィルターとなることを考えると環境への影響は小さいものと考えている。また、しみ込んだ場所には淡水化装置を収容する建物が建っているので、これをリプレイスする際にアスファルトとその下の土壌の回収・除染を考えたい。

SPT(B)—RO膜型淡水化装置の間の移送ラインで漏えい拡大防止対策を実施。
SPT(B)-淡水化装置(逆浸透膜式)間の移送ラインの漏えい拡大防止対策について(PDF 80.5KB)
ここの配管はセシウム吸着装置の処理水(β核種を多く含む)が流れているが、まだカナフレックスホースを使っているので、漏えい発生時に一般排水路へ流れ込まないように土のうを積んだ。

カナフレックスホースからポリエチレン管への交換作業の進捗状況。T/Bから廃棄物処理建屋(セシウム吸着装置がある)までは2割終了(屋外はすべて終了、残りは建屋内)。RO膜型淡水化装置から濃縮水貯槽の間の主ラインはすべて終了。蒸発濃縮型淡水化装置まわりは未着手。処理水をバッファタンクへ送るラインは放射能濃度が低いため未着手。バッファタンクから原子炉まではすべて終了。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.6KB)

3号機使用済燃料プールのガレキ調査(3月28日参照、クローラクレーンで水中カメラを下し無線で遠隔操作する)を実施するための準備工事を明日開始。13日に調査を実施の予定だが、天候によっては延期の可能性もあり。(以下10日の会見より)前回のプール内の調査からおよそ1年経過しているので、その後どうなっているかをまず確認する。それから、今回採用する手法がどれくらい使えるのかを確認する。3号機はまだオペレーティングフロアに人が入れていないので、4号機使用済燃料プールで使ったROV(有線で制御するため、制御装置をオペレーティングフロアに持ち込んで人が操作する)は今回は使わない。

明日の予定:キュリオンセシウム吸着装置でHベッセル2塔、AGHベッセル1塔交換。


ニコ生
【4/9・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/9・18:08開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月8日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。昨日7日また窒素ガス封入が停止したため温度が上昇している。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下への移送、昨日7日から実施しているが09:18に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、6日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、5日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、5日の誤操作による自動停止で停止中。

RO膜型淡水化装置を09:50に運転再開原子炉注水用のバッファタンクへ処理水を送るRO処理水一時貯槽の水位が低下したため。21:43に廃液RO供給タンク内の水の処理が完了したことから運転を停止。4月9日追加再開前に、濃縮水供給ポンプ出口から濃縮水貯槽までの配管をすべて、カナフレックスホースからポリエチレン管に交換終了。


その他

4月5日発生の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 64.5KB)



福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月8日 午後3時00分現在)(PDF,プレスリリース)

2012年4月7日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 153KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

17:00に1-3号機窒素ガス封入量が0なのを確認。現場調査で16:43に圧縮機の故障警報で窒素供給装置(窒素ガス分離装置A(=PSA4))が停止したことを確認。窒素ガス分離装置B(=PSA3)を17:43に起動、17:56に窒素ガス封入を再開。今後、流量を調整する。原因は調査中。4日と同じ原因(強風の影響によるフィルターの目詰まり)かもしれない。

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。11:00で52.2℃。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ09:31より移送。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日6日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、5日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、5日の誤操作による自動停止から停止中。

明日の予定:RO膜型淡水化装置の運転を再開する。


その他

4月5日発生の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 土壌中のPu分析結果


ニコ生
【4/7・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/7・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月6日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 105KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器の温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が上昇している件。温度は下がり続けている。最終的に窒素ガス封入が停止する前の48℃に戻るのではと推定している。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続していたが09:43に停止、移送先をプロセス主建屋へ変更して10:08に再開。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置塩分除去装置をつけて通水試験を実施。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日5日から停止中。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で、1次系循環ポンプの吸込み圧力が低下傾向で、13:14-15:29に循環を停止して吸込み側ストレーナのフラッシングを実施。3、4日の強風でプールにホコリ・ゴミが入ったせいではないか。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、昨日5日の誤操作による自動停止以降、停止中。


その他

5日発生の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいの件で、その後の分析結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 24.7KB)
海への流出量評価。当該のエリアは元々重量物のコンテナを置くところで、真ん中に向かって地面が傾斜しており周辺のU字溝が一番高くなっているので、ここに11m3分は貯められる。また、敷いてあるアスファルトにひび割れがあって水がしみ込むことを確認した。排水路にたまっている水を数カ所分析しているが下流ほど濃度が低く、どのくらい流出があったか推定している。まとめると、漏れた水のうち、11m3が地面へしみ込み、750Lが排水路へ、うち150cm3が海へ流れ出たのではないか。現在、詳細を検討中で、週明けには資料を提供して説明したい。昨日は漏れ出た水が地面にほとんどなかったので12m3全量が海へ流出した可能性を述べたが、1-4号機南側排水口付近の海水からβ核種が検出されなかったので、改めて評価している。
RO膜型淡水化装置から濃縮水貯槽へ行く配管をカナフレックスホースからPE管に交換する工事は明日中に終了の予定。その他のタンクエリアまでの配管の交換工事は2、3週間で終了の予定。今回のホースが外れた個所はビニール養生をつけたままで工場に持ち込み、詳細を確認する。
この件で、保安院から厳重注意を受けた。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における放射性物質を含む水の漏えいに関する厳重注意について(プレスリリース)

報告書の訂正
「平成23年東北地方太平洋沖地震を踏まえた新耐震指針に照らした既設発電用原子炉施設等の耐震安全性の評価結果の報告に係る原子力安全・保安院における検討に際しての意見の追加への対応について(追加指示)」に基づく経済産業省原子力安全・保安院への報告の訂正について
SAR(合成開口レーター)のデータから地表の変位量を示した地図を訂正。

2F1号機R/B6階オペレーションフロアでスタッドボルトテンショナーから油が床面に漏れた。床に32L、ファンネルに218L流れ込んだ。

2F3号機格納容器内の点検が昨日終了。2月14日から実施していた。
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月6日)(プレスリリース)
冷却剤の漏えいや設備配管等の変形・損傷は無し。塗装のハガレやボルトのサビなどがあったが、3号機は事故収束の過程でドライウェルにスプレーをかけており、その影響と思われる。写真あり。

明日の予定:1号機T/B地下たまり水を2号機T/B地下へ移送。3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の塩分除去装置で通水試験を実施、問題なければ本格運転へ。


ニコ生
【4/6・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/4/6・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年4月5日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 93.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が若干上昇。昨日4日に窒素ガス封入が一時停止したため。02:00-05:00に最高の54.4℃、その後徐々に低下して17:00で53.5℃。引き続き監視していく。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機T/B地下たまり水移送、3月20日から継続中。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。(以下17日の会見より)低気圧の影響による強風のため不調、15日に再度実施した。
3号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 23.2KB)(4月17日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、3日から継続していたが14:54に停止。

4号機原子炉ウェルにヒドラジンを注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中だったが01:05に自動停止。制御をタッチパネルでおこなっているが、誤ってパネルにふれたために停止した。再発防止としてパネルにカバーをつけている。でき次第、起動する。

RO膜型淡水化装置から濃縮水貯槽へ至る配管(カナフレックスホース)から漏えいが発生(3月26日のはH4エリア、今回はCエリア)。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水による放射性物質を含む水の海への流出の可能性について(プレスリリース)
今日00:00にRO膜型淡水化装置を起動して濃縮水の移送を始めたところ、00:06に移送量が通常の50m3/h弱から70m3/hへ急増、00:13に供給ポンプが自動停止(濃縮水受けタンク水位低。濃縮水受けタンクは供給ポンプが吸出しているタンク)。その後、流量に変化があるか確かめるために3回ポンプを寸動(00:52起動/00:53停止、00:55起動/00:55停止、01:00起動/01:00停止)。流量が増加したままなので01:10にRO膜型淡水化装置を停止。01:45にRO膜型淡水化装置から濃縮水貯槽へ至る配管の前後弁を閉止。01:50に配管の一部で漏えいを確認、02:20に漏えいの停止を確認。00:06の移送量急増時に漏えいが始まったと推定、その後のポンプ稼働時間より漏えい量は12m3と推定。この全量が近くのU字溝を通じて一般排水路から海へ流出した可能性がある。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水状況について(PDF 38.9KB)
漏えい個所の写真。ホースのつなぎ目は、漏えいを警戒して吸収剤をまいて外側をビニールでカバーしてある。このカバーの中でホースがフランジ金具から抜けている(26日と同じ)。ホースの外側を覆っている黒いシートは、ホースの紫外線劣化を防ぐもの。プレスリリースだと保温材って書いてあるよ。近くにできた水たまりは深さが1-2mm。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)
06:15に1-4号機南側排水口付近でサンプリングした海水の核種分析では全βが検出限界未満。12月4日(150L流出)や3月26日(80L流出)の時はそれなりの量の全β核種が検出されているので、今回の流出量は12m3よりはずっと少ないのではないか。なお、その後の試料の分析については2Fへの持ち込みの手続きに時間を要している(3月27日の2F3、4号機サービス建屋での放射能汚染事故の影響)ため結果が出るまでもう少しかかる。
再発防止対策として、カナフレックスホースからポリエチレン管への交換工事を前倒ししたい。また、一般排水路を暗渠化するなどして漏えい水が入り込まないようにしたい。一般排水路を通じた海への流出はこれで3回目であり、同様の事象をくり返していることについてお詫びしたい。

5、6号機取水路の清掃作業を6号機A系で実施。水抜き後の清掃は9日からの予定。

海底土被覆工事、第2層の被覆を開始。第1層の確認は3日までに終了、平均20cmの厚さ(目標10cm)で被覆できていた。

その他

3月26日発生の濃縮水貯槽タンクエリアH4での漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア 排水路上流側堰および下流側堰のサンプリング結果について(PDF 15.5KB)

1月10日、2月3日に発生した濃縮水貯槽の漏えいについて、原因と対策を報告。
福島第一原子力発電所における淡水化装置濃縮水貯槽からの放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた対応に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
原因はフランジボルト接合部の熱的ゆがみ(金属部より止水材(接合部にはさんであるシール)のほうが熱による膨張率が大きいため、夏期の日中に組み立てた時点に比べて今冬の寒波による低温時において止水材が金属部に比べて大きく収縮し面圧が低下)と止水材のへたりによりゆるみが発生し、水頭圧が大きくなるタンク最下段で漏えいが発生したものと推定。対策は以下の通り:鋼製丸形タンクの最下段部でトルク確認と増締め(3月22日に終了)。タンクのコンクリート基礎部に鉄筋コンクリート堰、タンクエリア外周に土堰堤を設置(H24年6月末)。タンクエリアに監視カメラを設置(H24年度上期)、設置までは線量計を使っての巡視点検を1日2回に増やして実施(1月13日より)。今後毎年、冬季の前にトルク確認等をおこなう。止水材の劣化を考慮し補修方法を検討する。多核種除去設備の運用により、貯蔵する汚染水の減容を計る。

地下水の調査について。サブドレン水分析結果と一緒に公開している構内深井戸は原子炉建屋西側1.2kmにあって、もともとは防火水槽に貯める水を採るためのもの。深さは約250m。その他に昨年2011年9月からボーリング調査をしていて、1-4号機山側35m高さのところに3ヵ所観測口を設けている。1ヵ所あたり4つの穴を掘ってある。中の水の核種分析では主要3核種で11月以降は検出限界未満が続いている。2月下旬の試料で全β、Sr、トリチウムを分析中。

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 土壌中のSr分析結果

3月30日公開のH24年度の周辺環境のサンプリング計画について訂正その2。
試料採取・測定頻度と核種分析計画について(3月30日) (PDF 112KB)

「■お知らせ■「東京電力からのお知らせ」に「再び東北地方太平洋沖地震と同程度の地震が起きても原子炉建屋が崩れることはありません」、「2号機格納容器内は約60cm水位があり、十分冷却されていることが確認できました」を掲載いたしました。http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/12040502-j.html」TEPCO_Nuclearさんのtweet

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送、移送先をプロセス主建屋へ変更。


ニコ生
【4/5・11:00開始】東京電力本店より「福島第一原発 濃縮水貯槽移送配管からの漏えい」に関する記者会見
【4/5・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/5・11:00開始 東京電力による「福島第一原発​ 濃縮水貯槽移送配管からの漏​えい」に関する記者会見
2012/4/5・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見