リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年9月30日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:03-13:45に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は551m3


その他


2号機は、圧力容器および格納容器内の不活性化のため、圧力容器ライン(RPVライン)より窒素封入を実施しているが、窒素封入ラインの信頼性向上を目的として新設したRPVライン(二重化)を用いた窒素封入設備の通気試験を、10月1日から実施予定。1-3号機窒素封入設備他取替工事の一環。1月31日参照。
この通気試験にともない2号機の窒素封入量を以下のとおり変更:
(10月1日)
 RPVライン   13 Nm3/h → 0 Nm3/h
 格納容器ライン 0 Nm3/h → 13 Nm3/h
(10月2日)
 新設RPVライン 0 Nm3/h → 13 Nm3/h
 格納容器ライン 13 Nm3/h → 0 Nm3/h
新設RPVラインの通気試験にともない、圧力容器への窒素封入を一時的に停止する。このため、運転上の制限「窒素ガス分離装置1台が運転中であること及び他の窒素ガス分離装置1台が専用ディーゼル発電機により動作可能であること」を満足できなくなる(作業にともない、必要な窒素封入量が確保されていることを満足できなくなることから、窒素ガス分離装置としての機能がないと等しいため、運転中の窒素ガス分離装置が1台もないと判断する)ことから、必要な安全措置を定めた上で計画的に運転上の制限外に移行し操作を実施する。
なお、圧力容器への窒素封入を停止している間は、格納容器への窒素封入をおこない、格納容器ガス管理設備の水素濃度が水素濃度管理値(1.0%)以下であることを1時間に1回確認をおこなう。
8月6日に同じ試験を実施しようとした際に、意図せずに窒素ガス封入量が0となるトラブルがあり、その際は試験を中止している。原因については8月29日のロードマップ会見資料を参照。

3号機T/B地下たまり水移送装置設置に向けた干渉物撤去作業で、「柔構造アーム(筋肉ロボット)」を使ってみる。
3号機タービン建屋 滞留水移送装置設置に向けた干渉物撤去作業における「柔構造アーム(筋肉ロボット)」の適用について(813KB)(PDF)
3号機T/B地下階床面露出のために仮設ポンプを設置する必要があるが、それに先立ち干渉物を撤去する作業において、今後の廃炉技術の知見拡充を目的にメーカで開発中の「柔構造アーム(筋肉ロボット)」を試験的に運用する。10月1日よりこの「柔構造アーム」を地下階に降下させて干渉物の撤去をおこなう。干渉物撤去作業フローは3頁。
「柔構造アーム(筋肉ロボット)」の特⻑:
・アーム部に通常のロボットで採用するような電子部品(モータ等)を使用せず、水圧シリンダーとバネで駆動させるため、放射線量の高い環境下でも稼働できる。
・耐衝撃性が高く、衝突した場合でも故障しにくい。
・作動流体が水であるため、万が一、水圧シリンダーが破損した場合であっても、たまり水の水質に影響を与えない。
資料1頁にロボットの写真。高さ1.8m、横幅82cm、奥行23cm、重さ120kg。大きいアーム1本と小さいアーム2本を持ち、いずれも関節が8カ所ある。T/B1階に設定した操作室から遠隔操作する。
26日のロードマップ会見でも話が出ていた。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況(PDF)
8月の最大被曝線量は7.60mSv(外部被曝のみ、サイトバンカ建屋止水作業に従事した作業者)、平均値は0.25mSv(APD値)。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 420 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(26日採取)と集水タンクNo.4(24日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日10月1日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。19-25日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第50回)があった。その際の資料。
【資料1-1】汚染水対策に関わる対応状況について(15.5MB)(PDF)
豪雨リスクへの対応について(通しで35頁)。1000年確率の降雨量(417㎜/24時間)を想定し、浸水解析を実施し、対策を設定。
【資料1-2】使用済燃料プールからの燃料取り出しに関わる対応状況について(4.12MB)(PDF)
【資料1-3】燃料デブリ取り出しに関わる対応状況について(880KB)(PDF)
【資料2】福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検に関わる対応状況(864KB)(PDF)
【参考資料】地中温度分布図(671KB)(PDF)


今日、廃炉・汚染水対策福島評議会(第20回)があった。以下、エネ庁のサイトより。
資料3 多核種除去設備等処理水の取扱いに関する検討状況について(PDF)
資料4-1 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所のための技術戦略プラン2019について(PDF)
資料4-2 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所のための技術戦略プラン2019概要版(PDF)
資料4-3 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所のための技術戦略プラン2019(PDF)
資料5-1 福島第一原子力発電所 廃炉・汚染水対策に関する取り組みについて (PDF)
資料5-2 中長期ロードマップの進捗状況について(PDF)
参考資料 第19回 廃炉・汚染水対策福島評議会 議事録(PDF)
参考資料 東京電力福島第一原子力発電所視察・座談会の御案内(PDF)
↑地域住民を対象とした1F視察の企画。これが初めてらしい。




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月30日 - Twilog
09/30のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年9月29日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:03-13:52に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は568m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(25日採取)と集水タンクNo.3(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日30日に排水の予定。



2019年9月28日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.5m3、格納容器圧力は0.76kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:13-14:11に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は590m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。26日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(10月1日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(24日採取)と集水タンクNo.2(22日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日29日に排水の予定。



2019年9月27日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.4m3、格納容器圧力は0.68kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
(以下、30日追記)AWJによる穿孔作業で発生するダストの濃度が想定以上に上昇した件について、作業とダスト発生の関係についてデータを拡充する作業(7月25日、8月29日参照)をおなうために格納容器内の圧力を下げていたが、作業が終了したので(9月26日参照)、この項は昨日で終了する。

サブドレン他水処理施設、10:16-14:21に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は608m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.2KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年8月15日-9月19日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.3KB)(PDF)
23日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(23日採取)と集水タンクNo.1(21日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日28日に排水の予定。


今日、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第14回)があった。以下、エネ庁のサイトより。
資料1 多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会議事録(第13回)(案)(PDF形式:476KB)
資料2  貯蔵継続に係る事実関係の整理について(PDF形式:1,007KB)
資料3 廃炉事業に必要と考えられる施設と敷地(PDF形式:1,324KB)
資料4 貯蔵継続/処分方法と風評被害への対応について(PDF形式:1,011KB)
資料5 多核種除去設備等処理水の処分方法と風評抑制(PDF形式:415KB)
参考資料 Webサイト改修について









2019年9月26日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.3m3、格納容器圧力は0.64kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

地下水バイパス、09:56に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、27日の日報より)16:28に排水を停止。排水量は1814m3

サブドレン他水処理施設、10:32-14:46に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は629m3


その他


魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2018年度 第2四半期採取分(PDF)
2019年4-6月採取分のトリチウム(2015年2月25日参照)の分析結果。90Srの結果は11日に公開済み。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(22日採取)と集水タンクNo.6(20日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日27日に排水の予定。


今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第70回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(PDF、5.21MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水の貯蔵および処理の状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
多核種除去設備の至近の稼働状況(通しで10頁)。既設/増設多核種除去設備は設備の不具合・系統洗浄が重複したため、8月22日-9月19日の平均処理量が低くなった(週ごとの平均で120-350m3/日)。その後、9月24日現在は3系統(既設C系、増設B、C系)を処理運転可能な系統として確保済(19-23日実績で500m3/日、タンク建設による貯蔵容量増加ペース目標480m3/日と同程度)。今後、復旧を進めさらなる処理量を確保予定。8月22日以降の設備の稼働状況は12頁。増設多核種除去設備A系で新規吸着材の実機性能試験を9月2日に開始したが、吸着材から発泡を確認したため、処理を停止(13頁)。10月中を目処に発泡成分を排出・希釈等により除去する予定。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(PDF、6.32MB)
要員管理(8頁左)。8月の1日あたり作業員数は平均で3,660人(実績)。10月の想定は約3,700人。
熱中症発生状況(8頁左)。9月23日までの熱中症は12人(2018年度は9月末時点で7人)発生。
【資料3-1】汚染水対策(PDF、19.4MB)
サイトバンカ建屋地下水流入対策(通しで3頁)。流入元のビニールホースの内部に止水対策(発泡型ウレタン液注入)を実施して閉塞、その後、流入がないことを確認した(8月30日)。その後の流入量は約0.2m3/日程度に減少しているのを確認。
プロセス主建屋の地下階調査結果(13頁)。建屋たまり水処理完了に向けた調査の一環で、プロセス主建屋(PMB)および高温焼却炉建屋(HTI)の地下階の線量を調査したところ、最下階で高い線量率を確認(2月28日参照)。要因としては、たまり水に浸水した機器や配管、スラッジ等の影響の他に、最下階に設置したのが記録から確認されたゼオライト土嚢(PMBに貯留するたまり水中のインベントリーを吸着するために約16t分を投入)の影響が考えられる。実際の原因を特定するために、PMBで水中ドローン(ROV。15頁に写真)による線量調査を目視確認を9月5-9日に実施した。調査は線量の低いPMB3階から地下2階へROV(有線で遠隔操作)を下ろして実施。調査実施箇所は15頁。結果は16頁。土嚢の上で線量が高く、土嚢のないところでは低下することから、高線量の主要因はゼオライト土嚢の可能性が高い。また、土嚢(ポリエチレン製)の一部が破損しているのを確認。必要に応じて追加調査を実施し、ゼオライト土嚢の対応方針を検討する。HTIについては、今後、準備出来次第調査する。
水バランスシミュレーション(19頁)
タンク建設進捗状況(21頁)
サブドレン他水処理施設の運用状況(26頁)。運転状況(28頁):5月30日よりL値T.P. 550mm、至近1カ月の平均くみ上げ量約495m3/日。排水実績(29頁):9月23日までに1091回排水。1/2号機排気塔周辺トリチウムの濃度上昇への対応(30頁)。
建屋周辺の地下⽔位、汚染⽔発⽣の状況(32頁)。建屋周辺の地下水位の状況(34頁)。サブドレン・護岸エリアのくみ上げ量推移(35頁)。汚染水発生量推移(36頁)。凍土遮水壁の状況(37頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(50頁)。H4エリア周辺(51頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(54頁)。排水路(56頁)。海水(57頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(PDF、11.0MB)
1号機R/Bガレキ撤去関連調査結果および北側屋根鉄骨切断開始(通しで4頁)。1号機で燃料取り出しに向けて実施中なのは、北側ガレキ撤去(北側屋根鉄骨切断)、中央ガレキ一部撤去、使用済燃料プール周辺小ガレキ撤去(15頁)、使用済燃料プール調査(ウェルプラグ調査、オペフロ調査は完了)。北側屋根鉄骨はワイヤーソーで切断して中央・南側鉄骨から分離済み(2月6-22日実施)で、9月17日より大型カッターで切断し撤去する作業を実施中(13頁。写真あり)。今後のスケジュールは14頁、使用済燃料プール養生実施に向けてプール周辺南側小ガレキ撤去を実施する予定。
1号機使用済燃料プール干渉物調査(6頁)調査1の結果は8月29日参照。使用済燃料プール保護のための養生を実施するために、東作業床上のオーシャンクレーン先端に水中カメラを取り付けてプール内の状況を確認する作業を実施中(調査2)。9月4、20日に実施したが、⾶散防⽌剤や降⾬の影響によるプール⽔の⽩濁を確認した(17頁)ため、調査を継続中(27日実施予定)。この調査にあわせて、プールゲート部周辺の状況確認を6日に実施した。結果は7頁。ゲート部周辺には手すり等のガレキがあるが、養生設置作業には影響ないことを確認。ゲートはプール側のG1ゲートとウェル側のG2ゲートがあり、G1ゲートからの漏えいはなく水密製を保持している(ウェル側には水は入っていない)。ゲート間には小片ガレキが落下している(7頁右上写真)。ゲートの浮き上がりを防止する「浮き上がり防止抑え金具」のうち、G2ゲートに付いていた物が外れているが、G2ゲートに変形は認められない。
ユニックっていうのはトラック搭載型クレーンのこと(商標名なんだけど、今や一般名詞化している)で、現在、古川ユニック株式会社が製造販売している。それで、この会社が船舶搭載用として売ってるクレーンがオーシャンクレーンなんだって。
1号機ウェルプラグ調査結果(8頁)6月27日参照。カメラ撮影、線量率測定の速報については8月29日参照。今日の資料の19、21頁に線量率測定値の表。3D計測結果(9頁):プラグの保持状態の確認を⽬的として3D計測を実施した結果、プラグにたわみ等の変形があることを確認した(22頁に詳細。下に凸のたわみ。平面からのたわみ量は最大で約170mm)。スミア採取の結果(10頁):プラグ中段中央で7カ所、中断東で1カ所採取、分析の結果、134Cs、137Cs、60Co、125Sb、α線放出核種を検出(10頁に分析値)。線量率の測定結果と合わせて汚染密度分布を評価する。これまでの調査結果をもとに、ウェルプラグの処置について検討する。
1号機オペフロ調査(11頁)7月25日参照。8月1、27日、9月1、15日にオペフロに落下している天井クレーンの状況を調査した。天クレは、2本のガーダー(北側と南側)の上にトロリーが乗っているが、北側ガーダーは下に凸の形に折れ曲がっている。今回の調査で判明したこと:トロリーは南北両ガーダーに接している、トロリー北側車輪が北側ガーダー上面のレールに近いところにある、南側ガーダーの溶接部が一部割れている、南側ガーダーの西側は階段室と燃料交換運転操作室の鉄骨で支持されている。全体として、ガレキの支持構造はそれほど危うくはない。
3号機燃料取扱設備の状況(24頁)。2日にクレーンおよび燃料取扱機の点検が完了。その後、燃料取出し作業再開の準備作業において、3日にテンシルトラス旋回不良事象(27頁)、9日に燃料取扱機のマストの旋回不良事象(26頁)を確認。テンシルトラスは調整をおこない、ガレキ撤去作業を再開(17日参照)。マストは燃料を扱う装置なので、部品の交換をおこなう(19日参照)。この交換の完了後、10月以降に燃料取出しを再開する。ガレキ撤去の状況(28頁)。テンシルトラス旋回不良発生時の対応(29頁)。
マストの作動流体漏えいなど、機器のシール不具合が相次いでいる原因について小野さんが質問に答えて「設備は2015年頃に納品されたものであり、シール不具合は経年劣化によるもの考えている。予備品の用意で対応できると思う」。
1/2号機排気筒解体の進捗状況(30頁)。今日、2ブロック目の切断・吊降ろしを完了した。チップソーの刃の摩耗状況はカメラで遠隔モニターできる。発電機の燃料残量も遠隔で確認可。
排気筒解体装置に付いている連続ダストモニターで筒⾝切断作業中のダスト濃度を監視しているが、1ブロック目の解体時には管理値(5×10-3Bq/cm3)未満だったことを確認(35、42頁)。また、当該期間中の敷地境界ダストモニターでもダスト上昇は認められず。1ブロック目の解体部材について、スミア法による表面汚染密度測定を実施した結果、100-102Bq/cm2でβγ核種が検出された(36頁)が、解体前に実施した評価値(103-104Bq/cm24月25日参照)より低かった(10月21日の監視・検討会でこの不一致の原因について説明あり。1号機オペフロからくる放射線などを含む測定された線量の全てを排気筒内部の汚染が線源であるとして保守的に評価したため、実際よりも大きな値となった、とのこと)。スミア試料の核種分析を実施中。
使用済燃料等の保管状況(43頁)
1号機飛散防止剤散布実績と予定(45頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(48頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(PDF、1.45MB)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業再開に向けた検討状況(3頁)。アクセスルート構築のためのX-2ペネ穿孔作業においてダスト濃度が上昇した件(6月10、27日、7月25日、8月29日参照)。格納容器ダスト濃度の監視を充実させるために、R/B4階に設置されているる原⼦炉キャビティー差圧調整ラインの配管(5頁に概略位置図および写真。現場の雰囲気線量は約1mSv/h)を切断して配管内にホースを敷設、格納容器ヘッドフランジ近傍のダスト濃度を測定することを検討中。10⽉初旬より当該ラインの閉塞等を調査し、設置可否を確認した後、ダストモニターの設置を⾏う予定。この検討と並⾏して、他の格納容器ダスト濃度の監視充実策についても検討中。これまで取得したデータの評価結果をもとに切削時間の適正化をおこない、今後の作業計画を検討する。早ければAWJ作業を11⽉上旬より再開予定。また、PCV近傍でのダスト濃度監視をより充実させることも合わせて検討中。切削作業についても、ダスト低減策を検討する。1号機炉注水停止試験(燃料デブリの冷却状況確認)は、必要な期間が確保できる10月に実施予定、これにともない、9月末より予定していた2号機CSTインサービスに向けた2号機CST循環運転の実施は11月以降に変更。スケジュールは6頁。Xー2ペネ穿孔作業は6月より実施しているが、4月1日-8月31日における敷地境界ダストモニターおよび格納容器ガス管理システムのダストモニターの指示値は環境に影響を与えるものではない(8頁)。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(PDF、686KB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
【資料3-5】循環注水冷却(PDF、PDF、1.39MB)
1号機燃料デブリ冷却状況の確認試験(通しで3頁)。10月15日より開始する。2号機で5月に実施した際の注水停止は8時間だったが、1号機では48時間を計画(1号機の温度上昇率は2号機実績よりも穏やかであり、48時間の温度上昇は最大8.7度程度と評価)。3号機についても今年度中を目途に予定。試験の詳細については5頁以降。
【資料3-6】環境線量低減対策(6.94MB)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(8-15頁)、排水路(17-19頁)、海水(22-30頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(31頁)。
【資料3-7】労働環境改善(PDF、595KB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
【資料3-8】5・6号機の現状(PDF、460KB)
たまり水量の状況(通しで2頁)
【資料4】その他(PDF、17.3MB)
影響、頻度を用いた津波対策の整理(通しで1頁)
千島海溝津波防潮堤設置工事の進捗(7頁)。7月29日着工、23日よりL型擁壁の据付作業を開始(20日参照)。9頁に25日の写真。全延⻑約600mを8つのエリアに区分して施⼯、2020年度上期に全線完成の予定。防潮堤の余裕高について、70cmで十分なのかという質問に小野さんが答えて「予想される津波高さを保守的に見積もっているので、そこで保守性は確保されていると考える」。
構内設備等の⻑期保守管理計画の策定に向けた検討状況(11頁)
廃炉のための技術戦略プラン2019(26頁)。燃料デブリ取出しの初号機は2号機が適切/取出した燃料デブリは1F内の保管設備に移動して乾式で一時保管(33、56、109頁)。
以下、エネ庁のサイトより。
福島第一原子力発電所 配置図(PDF形式:2,556KB)


実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:福島第一廃炉推進カンパニーの組織改編。これまで、業務の権限は設備ごとに設定されていたが、1Fでの実際の業務はプロジェクト単位でおこなわれてきており、業務と権限の関係が複雑になっているので、これを整理してプロジェクトごとに権限を設定する形に変更する。また、プロジェクト管理ためのバックオフィスとしてのプロジェクトマネージメント室、および、3号機燃料取出し設備の運用において問題が明らかになった品質管理を担当する廃炉安全品質室を新設する。




動画
2019/9/26(木) 中長期ロードマップ進捗状況について

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月26日 - Twilog
09/26のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年9月25日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.0m3、格納容器圧力は0.62kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

サブドレン他水処理施設、11:05に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、26日の日報より)15:24に排水を停止。排水量は629m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。23日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。19日採取(21日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
18日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日26日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(21日採取)と集水タンクNo.5(19日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日26日に排水の予定。


実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:増設雑固体廃棄物焼却設備設置に伴う管理対象区域他の変更。現在建設中の増設雑固体廃棄物焼却設備の設置場所(敷地北西側)は管理対象区域外であり、これを設備運用に向けて管理対象区域に変更するもの。あわせて、測定項目の追加などを申請。


2019年9月24日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.0m3、格納容器圧力は0.64kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

2号機格納容器ガス管理システム、フィルタユニットドレン配管の交換作業を10:19-15:11に実施。作業にともない当該設備を停止した。運転停止中は、運転上の制限「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器は1チャンネルが動作可能であること」を満足しなくなることから、計画的に運転上の制限外に移行し作業を実施。13日参照。

サブドレン他水処理施設、09:58-14:09に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は623m3


その他


5・6号機双葉線1号での発煙事象について。7月25日、8月29日参照。
福島第一原子力発電所 5・6号機双葉線1号での発煙事象について(245KB)(PDF)
応急対策として雷に対する保護装置を取り外し、当該箇所に接地装置の取り付けを実施(7月26日完了)。その後、雷による影響を再度検討し、恒久対策(適切な箇所への雷に対する保護装置及び接地装置の設置)を実施した(8月9日完了)。
接地装置(シース接地)が誤った箇所に接続されていたことが発煙の原因と推定していたが(8月29日参照)、これについて実証試験をおこない、確かに原因であることを確認した(雷に対する保護装置におよそ100回/分の通電が発生して発熱した)。
発煙のあった設備は、5、6号開閉所屋上に設置している引留鉄構の鋼材の一部に損傷があるのが確認された件(2016年8月25日参照)の改修で設置したもの。既設の設備を生かす形で構成されているため、通常の同様の設備とは異なる構成になっている。通常の設備の場合、接地装置の構成は標準的なものがあり、図面を作成せずに施工するのが通例である。このため、今回の工事においても図面が作成されなかったが、今回のような特殊な回路となる場合には図面を作成して施工するよう手順を見直す。また、施工後の外観検査による確認は、東電ではおこなうことになっているが、施工会社の計画書類において現場の外観検査ではなく記録検査となっていたのを、東電側が見落として承認してしまったため、実際にはおこなわれなかった。今後は、外観検査などで接続状態を確認後に受電する手順に見直す。
接地装置の接続を誤った原因、回路の構成などについての詳細は8月29日の資料を参照。

1/2号機排気筒解体作業の進捗。19日(19日参照)にチップソーの刃を4枚全て交換した。刃の欠損はなかった。給油は60L(主発電機の燃料タンク容量は130L)実施。20日の作業では50%まで切断完了。この日には、チップソーのモーターおよびドリルシャックリング(解体部材を吊上げるための装置)のBとDで不具合があった(切断した部材を吊上げる段階まで行っていないので、そのまま切断作業を継続し、作業終了後に解体装置を地上に下ろして、不具合のあった装置を予備品に交換した)。原因は調査中。今日24日は切断を実施し、約70%まで切断を完了。ホールドポイントなので(9月11日参照)、給油およびチップソーの刃の交換をおこなう予定。

8月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(PDF)
1-4号機R/Bからの放出は4.5×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.9×10-12Bq/cm3137Csが9.6×10-12Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00027mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 419 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(20日採取)と集水タンクNo.4(18日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が950Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.54Bq/L。明日25日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクAの8月1日採取分。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。7月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水加重平均サンプル分析結果(PDF)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。12-18日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月24日 - Twilog
09/24のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年9月23日(月・秋分の日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.4m3、格納容器圧力は0.83kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

サブドレン他水処理施設、09:35-13:46に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は622m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(19日採取)と集水タンクNo.3(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が990Bq/L。明日24日に排水の予定。



2019年9月22日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.68kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

サブドレン他水処理施設、10:14-14:39に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は656m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(18日採取)と集水タンクNo.2(16日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。全β濃度は東電がND(<0.75Bq/L)、第三者機関が0.49Bq/L。明日23日に排水の予定。



2019年9月21日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.64kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

サブドレン他水処理施設、10:15-14:46に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は670m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(17日採取)と集水タンクNo.1(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が940Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。



2019年9月20日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.67kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止していたが、予定作業が終了したので17:12に運転を再開。再開後のプール水温は34.8℃。6日参照。

3号機格納容器ガス管理システム、フィルタユニットドレン配管の交換およびダクトホースのサポート追設の作業を昨日に続き10:15に作業を開始した。作業にともない当該設備を停止する(作業日ごとに運転を停止し、作業終了後に起動する)。運転停止中は、運転上の制限「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器は1チャンネルが動作可能であること」を満足しなくなることから、計画的に運転上の制限外に移行し作業を実施する。13日参照。
(以下、21日の日報より)17:15に今日の作業を終了。

6号機使用済燃料プール、T/B補機冷却系の点検における補助海水系の停止にともない、17日にプール冷却を使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)から残留熱除去系(RHR系)に切替えをおこなったが、点検が終了したので、RHR系からFPC系への切替えを実施。この際、11:53-12:17にプールの冷却が停止した。停止時のプール水温は26.7℃、再開後は27.5℃。13日参照。

サブドレン他水処理施設、10:19に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、21日の日報より)15:10に排水を停止。排水量は723m3


その他


昨日19日にシールド収納倉庫で左手をはさんで負傷した作業者の件。いわき市医療センターで医師の診察を受けた結果、「左母指末節骨開放骨折」、全治6週間を要すると診断された。
福島第一原子力発電所 構内シールド収納倉庫における負傷者の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)

千島海溝津波防潮堤L型擁壁据付作業を開始する。防潮堤については2018年12月27日参照。
千島海溝津波防潮堤のL型擁壁据付作業開始について (191KB)(PDF)
23日より開始。施工範囲は資料1頁目の図を参照。2020年度上期完成予定。L型擁壁の諸元は2頁目(高さ1.7m、幅(海山方向)1.6m、奥行(延長方向)2.0m、重量約4t)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(16日採取)と集水タンクNo.6(14日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日21日に排水の予定。

本社原子力定例会見開催日(9月24日)のご案内について(報道関係各位一斉メール)
23日(月)は祝日(秋分の日)なので、月曜日の定例会見は翌24日(火)におこなう。



2019年9月19日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.1m3、格納容器圧力は0.67kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機格納容器ガス管理システム、フィルタユニットドレン配管の交換およびダクトホースのサポート追設の作業を昨日に続き10:18-13:11に実施。
20日にも作業を実施する予定であり、作業にともない当該設備を停止する(作業日ごとに運転を停止し、作業終了後に起動する)。運転停止中は、運転上の制限「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器は1チャンネルが動作可能であること」を満足しなくなることから、計画的に運転上の制限外に移行し作業を実施する。13日参照。

地下水バイパス、10:02に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、20日の日報より)16:25に排水を停止。排水量は1758m3

サブドレン他水処理施設、10:29に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、20日の日報より)15:36に排水を停止。排水量は761m3

09:40頃、構内シールド収納倉庫において負傷者が発生し、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、10:10に救急車を要請。10:38に救急車で1Fを出発、11:43にいわき市医療センターに到着。
倉庫内で点検架台の解体作業を実施中に、解体した鋼材を足場の上にあるパイプ製枠組みの上に仮置きしようとした際に、鋼材とパイプの間に左手親指をはさんだ。直後に業務車で入退域管理棟救急医療室に搬送。救急医療室の医師の診断は、左手親指末節部の不全切断。
福島第一原子力発電所 構内シールド収納倉庫における負傷者の発生について(報道関係各位一斉メール)

その他


1/2号機排気筒解体作業の進捗状況。昨日18日08:10より筒身解体装置の吊上げを開始、その後、背カゴ、ハシゴの切断を実施。15:45より筒身の切断を開始。今日、現時点で、25%の切断を完了。チップソーの歯の磨耗が確認されたため交換を実施するのと、給油をおこなうために、切断装置をいったん地上に下ろし、13:17より再び吊上げを実施している。
この先の解体計画は、筒身19ブロックについては、9月に3ブロック、10月3ブロック、11月4ブロック、12月3ブロック、1月2ブロック、2月4ブロックを解体する。鉄塔4ブロックは、10月1ブロック、11月1ブロック、12月1ブロック、2月1ブロック。3月は片付け作業の予定となっている。ブロック分けについては9月2日を参照。

3号機燃料取出し再開の状況。燃料取扱機のマストが旋回しない不具合(17日参照)について、旋回を駆動する水圧モーター内部のシール部分から駆動用流体の漏えいを確認した。このため、水圧モーターの交換を実施する。現在、マストのその他の部分の健全性確認作業と並行して、水圧モーター交換の準備をおこなっている。燃料取出し再開は、来月以降となる見通し。詳細が決まり次第、報告する。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.2KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年8月8日-9月12日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.2KB)(PDF)
16日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(15日採取)と集水タンクNo.5(13日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が910Bq/L、第三者機関が990Bq/L。明日20日に排水の予定。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月19日 - Twilog
09/19のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年9月18日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.70kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機格納容器ガス管理システム、フィルタユニットドレン配管の交換およびダクトホースのサポート追設の作業を昨日に続き10:15に開始。
19、20日にも作業を実施する予定であり、作業にともない当該設備を停止する(作業日ごとに運転を停止し、作業終了後に起動する)。運転停止中は、運転上の制限「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器は1チャンネルが動作可能であること」を満足しなくなることから、計画的に運転上の制限外に移行し作業を実施する。13日参照。
(以下、19日の日報より)17:12に今日の作業を終了。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止していたが、13日19:08に運転を再開している。再開時のプール水温は36.8℃。8月27日、9月9日参照。

サブドレン他水処理施設、09:53-15:06に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は776m3


その他


昨日17日に入退域管理棟ヘルメット置場で負傷した作業者の件。昨日17日16:42に要請した救急車で1Fを出発し、17:36に福島労災病院に到着。医師の診察の結果、「右足関節脱臼骨折(脛骨、腓骨骨折)」就業可能となるのは3カ月を要すると診断された。
福島第一原子力発電所 入退域管理棟における負傷者の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。16日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。12日採取(14日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
11日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日19日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr2の8月6日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。7月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(14日採取)と集水タンクNo.4(12日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が920Bq/L。明日19日に排水の予定。



2019年9月17日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.9m3、格納容器圧力は0.60kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(10月4日公開)

3号機格納容器ガス管理システム、フィルタユニットドレン配管の交換およびダクトホースのサポート追設に伴い、10:15-13:13に運転を停止
18、19、20日にも作業を実施する予定であり、作業にともない当該設備を停止する(作業日ごとに運転を停止し、作業終了後に起動する)。運転停止中は、運転上の制限「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器は1チャンネルが動作可能であること」を満足しなくなることから、計画的に運転上の制限外に移行し作業を実施する。13日参照。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。
冷却は再開しているらしい。14日参照。

6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、T/B補機冷却系の点検における補助海水系の停止にともない、プール冷却をFPC系から残留熱除去系(RHR系)に切替えをおこなった。この際、10:37-11:23にプールの冷却が停止した。停止時のプール水温は28.2℃、切替え後は28.6℃。13日参照。
13:01頃、6号機T/B地下1階から屋外へのたまり水移送ラインより水が漏えいしていることを発見。なお、漏えい発生箇所はグレーチング上で、グレーチングを通してたまり水貯留エリアに戻っている状況であり、外部への影響はなし。13:38にたまり水移送ポンプを停止。今後、配管内の残水処理が完了次第、点検修理を実施する。
福島第一原子力発電所 6号機タービン建屋滞留水移送ラインからの漏えいについて(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、09:55-14:00に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は608m3

15:30頃、入退域管理棟ヘルメット置場で、作業者が段差につまずいて転倒し歩行困難となったため、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、16:14に救急車を要請。
福島第一原子力発電所 入退域管理棟における負傷者の発生について(報道関係各位一斉メール)


その他


12日の1/2号機排気筒解体作業の通信不具合の件。12日参照。
1/2号機排気筒解体作業の通信不具合について(671KB)(PDF)
不具合が確認された後、筒身解体装置と鉄塔解体装置を入替えて接続確認を実施。また、遠隔操作室からアクセスポイント(クレーン先端から約10m下に設置してある中継装置)までの接続確認を行った結果、クレーン先端からアクセスポイントまでの不具合の可能性が高いと推定。原因特定のために、15日にクレーンを伏せて通信機器(アンテナ(制御用正・副、映像用正・副の計4台)、接続ケーブル、アンテナ取付け架台)の調査を実施した。
その結果、アンテナ内部への浸水を確認(4台中3台、各50cc程度)。排水したところ、3台中2台で通信接続が回復した。アンテナ4台を予備品と交換して、全アンテナで接続良好であることを確認した。通信不具合の原因はアンテナ内部への浸水が原因と推定。当該のアンテナ(2頁などに写真)は本来、送受信面を垂直に立てて使用するものであり(±45度までは上下に首振り可。取扱説明書に指定されていた)、下端に結露水を排水するための水抜き穴がある。解体装置はクレーン先端の直下に存在するために、指向性の強いアンテナの送受信面を下に向けて(解体装置側は上に向けて)設置していた(2頁左・中央写真)。このため、水抜き穴が横向きとなり、風の強い時などに雨水が浸入して水がたまったものと推定。対策として、雨水が浸入しないようにカバーを取付けた(水抜き穴以外には、内部への浸水ルートはない)。今後は、天候の状況を見ながら、計画的にクレーン伏せ時に雨水浸入の確認をおこなう。また、アンテナ以外にメーカーが示す範囲から外れた使い方がされた機器が他にないことを確認した。アンテナは防水仕様(IPX3。IPXは電子機器等の防水性のグレードを0-8の9段階で表す指標で、IPX3は降ってくる水滴の角度が斜め60度くらいであっても機器内部に悪影響を及ぼさない程度の防水性、なんだって。それじゃダメじゃんね)。アンテナの向きは、通信接続を確保するために現状のままとする(クレーン先端と解体装置の間の距離は、解体装置が地上に降りている状況が最大で約120m。この距離で指向性の強いアンテナを使って通信するため)。結露水の排水が水抜き穴からできない状況であるが、水抜き穴を通じた通気で対応できるのではないか。
アクセスポイント(4台。防水仕様)についても調査をおこなった結果、アクセスポイントを収めたボックス内に浸水の跡を確認した(4頁)。ボックスに入ってくるケーブルを保護するためのエフレックス管の、ボックスと反対側の末端部から雨水が浸入したものと推定。対策として、エフレックス管の長さや位置を調整し、末端を止水処理した。
その他のクレーン周り、および地上の機器・ケーブルについて損傷、浸水、接続部の緩みが無いことを確認。
今後の予定として、今日、クレーンを立上げて、明日より通信試験を実施、その後、問題がなければ作業前点検ののちに解体作業を再開する。

3号機燃料取出し再開に向けた対応状況
福島第一原子力発電所 3号機燃料取出再開に向けた対応状況について (64.9MB)(PDF)
テンシルトラスの旋回速度の調整(9日参照)については終了している。旋回不良の原因については、以前の報告通り(8月29日参照)、回転軸アライメント調整⽤ボルトを締め付け過ぎたことによるものと推定。異物の混入の可能性も否定できないが、バックアッププランとして旋回の不調時には手動で位置決めしてから作業をおこなう手順(手順内容については9月26日参照)も運用に組み込み、現在はガレキ撤去作業を実施中。
最終の動作確認の中で、燃料取扱機のマストの左旋回がうまくいかないことがあり、原因を調査中。この調査の状況を踏まえて、燃料取出し再開の日程を報告する。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 418 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(13日採取)と集水タンクNo.3(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が890Bq/L。明日18日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。5-11日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月17日 - Twilog
09/17のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年9月16日(月・敬老の日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.81kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。
冷却は再開しているらしい。14日参照。

サブドレン他水処理施設、10:04-13:30に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は509m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(12日採取)と集水タンクNo.2(10日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日17日に排水の予定。



2019年9月15日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.1m3、格納容器圧力は0.70kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。
冷却は再開しているらしい。14日参照。

サブドレン他水処理施設、10:05-13:38に一時貯水タンクHから排水を実施。排水量は527m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(11日採取)と集水タンクNo.1(9日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.9Bq/L)、第三者機関が0.36Bq/L。明日16日に排水の予定。



2019年9月14日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.3m3、格納容器圧力は0.72kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。
今日14日11:00のプール水温がプラント関連パラメータ表に出ている(34.9℃)ので、13日に冷却を再開したらしい。

サブドレン他水処理施設、10:33-14:11に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は540m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。12日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(10日採取)と集水タンクNo.6(8日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日15日に排水の予定。



2019年9月13日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.1m3、格納容器圧力は0.67kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(10月4日公開)

サブドレン他水処理施設、10:21-13:31に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は471m3

8月8日に発生した労働災害(3号機廃棄物処理建屋において現場パトロール中の当社社員が足を滑らせ転倒し右脇腹を負傷)した件について、富岡労働基準監督署から労働安全衛生法第23条に基づき、安全通路の確保に関する是正勧告書および指導票を受領した。同様の労働災害が起きないよう、作業環境の改善を進めるとともに、負傷者の発生予防に努める。


その他


2、3号機格納容器ガス管理システム、フィルタユニットドレン配管の交換および3号機ダクトホースのサポート追設に伴い、当該設備を停止して作業をおこなう
当該設備停止中は、運転上の制限「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器は1チャンネルが動作可能であること」を満足しなくなることから、計画的に運転上の制限外に移行し作業を実施する。
当該設備の停止予定日は以下のとおりで、作業日毎に当該設備を停止し、作業終了後に起動する。
 2号機 24日
 3号機 17、18、19、20日

6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、T/B補機冷却系の点検における補助海水系の停止に伴い、プール冷却をFPC系から残留熱除去系(RHR系)に切替えを行い、点検後は、RHR系からFPC系による冷却に戻す。これらの切替えの際にプールの冷却を停止する。
切替えと運転停止の予定は以下のとおり。
 17日09:00-16:00(約7時間停止)
  ・FPC系からRHR系非常時熱負荷モードに切替え
  ・冷却停止中のプール水温上昇は約1.4度と評価(温度上昇率:約0.190度/h)
 20日09:00-16:00(約7時間停止)
  ・RHR系非常時熱負荷モードからFPC系に切替え
  ・冷却停止中のプール水温上昇は約1.4度と評価(温度上昇率:約0.190度/h)
13日13:00現在のプール水温は28.1℃。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(9日採取)と集水タンクNo.5(7日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が940Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日14日に排水の予定。

本社原子力定例会見開催日(9月17日)のご案内について(お知らせ)
16日(月)は祝日(敬老の日)なので、月曜日の定例会見は翌17日(火)におこなう。



2019年9月12日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.0m3、格納容器圧力は0.67kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(10月4日公開)
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。

地下水バイパス、10:06に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、13日の日報より)16:20に排水を停止。排水量は1741m3

サブドレン他水処理施設、10:48-13:20に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は377m3


その他


1/2号機排気筒解体作業、1ブロック目の作業の振り返りを実施し(11日参照)、昨日11日に規制庁に報告。今日より作業を再開したが、通信の不具合で中断した。
今日、早朝より作業を開始。12:30頃に、遠隔操作室と解体装置の間の通信ができていないことを確認。原因については現在調査中だが、これまでにあったトラブル(一時的な通信不良、レーダーによる無線干渉など)とは別種の不具合であることが判明している。遠隔操作室からクレーン先端まで(有線で通信)は問題ない。クレーン先端から解体装置までは無線通信であり、ここに問題があると考えている。クレーン先端の無線装置の状況を確認するために、クレーンのアームを伏せる、もしくは、アームを折る、等の作業が必要となり、復旧までには最低でも7-10日間を要する見込み。

サブドレン他水処理施設、排水の確認結果(2019年度第1四半期分)。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の排水に関する確認結果(2019年度第1四半期分)(PDF)
実測値あるいは実測値を元に評価した3か月平均濃度の評価値(48核種)。2019年度第1四半期分のサブドレン他水処理施設からの排水(浄化水)について、告示濃度限度に対する比の和が実施計画に定める値(0.21)を下回ることを確認した。
全データ公開で公開しているデータのうち、この報告に使用する分析値の一部(106Ru、127Te、127mTe)で誤りがあり、昨日11日に訂正した。分析値を電子的に登録する際のミスが原因。この報告書を作成する際のチェックで誤りが判明した。
前回は5月11日(2018年度第4四半期分)。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (77.6KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年8月1日-9月5日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (77.6KB)(PDF)
9日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(8日採取)と集水タンクNo.4(6日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.51Bq/L。明日13日に排水の予定。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月12日 - Twilog
09/12のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)





木曜日の1Fからの会見で説明を担当している大山さん。時々、言ってることが理解できなくなるんだけど、プレゼン技術の問題かと思ってた。だけれど、今日は明らかに説明の内容が間違っていた。昨日11日公表の1/2号機排気筒解体作業の振り返りの資料の説明で、ドリルシャックリングの起動不能の件と、筒身の歪みでチップソーの歯に荷重がかかって磨耗が激しかった件。それから、地下水バイパスの一時貯留タンクの評価の件(この資料の説明については、前から、なんか変だなぁと思ってた)。
チップソーの磨耗の件については質問が出て、それへの返答の中でサブの斎藤さんが「補足説明」として正しい説明をしていたけれど、大山さんの説明が間違っていてそれを訂正する、という形は取らなかった。
大山さんの説明が間違っていたのも、もちろん問題なんだけれど、それを会見の中できちんと訂正できなかった会見担当チームの在り方が、ヤバイと思った。こんなんで、良いわけないじゃん。一緒に仕事してるんだから、もっと腹割ってなんでも指摘し合えるようになろうよ。東京電力は、あの事故ですっかり失ってしまった信頼を、毎日の作業を通じて取り戻していかなきゃいけないんじゃないの?中の人同士が信頼し合えなくて、どうやって外の人に信頼してもらえるの?もっと自信持とうよ。これより下はないってところまで行ってきたんじゃないのかな。
台風15号の復旧作業、ツイッターで進捗について頻繁に報告してるけど、それについてるリプを見ると、ほとんどが感謝とか励ましの内容だよ?マスメディアとか政治家は「復旧に時間がかかってるのは東電が悪い」ってことにしたいみたいだけど、そうは思っていない人達はたくさんいるよ。彼らの信頼に応えたいとは思いませんか?




2019年9月11日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.81kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(10月4日公開)
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。

サブドレン他水処理施設、10:13-13:21に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は466m3


その他


1/2号機排気筒解体作業、頂部解体の振り返り
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体工事の頂部解体振り返りについて (5.34MB)(PDF)
1番目のブロックの解体作業は実際の作業を8月1-2日、6-9日、21日、30日-9月1日に実施(時系列は34-36頁)。2日間で終了する計画だったが、解体作業の実作業として7日間を要した(その他、装置不具合への対応、熱中症による作業中止、台風対策などに計15日を要した。5頁)。
2ブロック以降の計画見直しのために工程延伸の要因分析を実施、『不具合対応の反映』『得られた知見の反映』『コンテンジェンシープランの確認』の3つの視点で施工計画の再検証をおこなった。
不具合対応の反映(7頁)。6軸アームロボットの通信不良(8頁)。筒身解体装置のカメラが避雷針に接触し脱落(9頁)。筒身切断装置の一部動作不良(10頁。8月8日参照)。内周切断装置におけるクランプ傾き(11頁。8月8日参照)。筒身切断装置(チップソー)の動作不良(12頁。8月28日参照)。750tクローラークレーン油漏れ(14頁。点検の結果、ブローバイガスに含まれる気化したエンジンオイルがたまって滴下したものであり故障ではないのを確認、吸着マット・オイルパンを設置)。副発電機動作不良(15頁。9月9日参照。副発電機のスロットルスイッチが「暖気」になっていたために電力が供給されず、また、この状態で主発電機から切替え作業をおこなうとマグネットスイッチに過電流が流れてスイッチが故障する。対策として、吊り上げ前の点検内容に発電機の各スイッチの具体的な設定確認を追加、吊り上げ前の動作確認に副発電機からの出力による解体装置動作の確認を追加)。ドリルシャックリング不具合(ドリルシャックリングについては下記参照。16頁。1日の筒身切断作業中にドリルシャックリングのドリルモーター4台中1台が起動せず。モーター本体の過電流保護機器であるサーキットプロテクタが起動したのが原因。ソフトウェアによる過電流防止機能(ドリルモーター停止機能。遠隔復旧が可能)とサーキットプロテクタが同じ27Aで起動する設定となっていたので、ドリルモーター停止機能の設定値を25Aに変更した)。
得られた知見の反映(17頁)
チップソーの摩耗(18頁)。筒身の切断時に、上下2段の切り込み(上段→下段の順で)を入れてから縦切りで切り込みをつないで切断しているが、下段の切断時にチップソーの刃の摩耗が著しく切断が困難となった。筒身の荷重によりチップソーが噛むことを防ぐために筒身を上方に吊上げながら切断を実施したが、上段切断時にこの引っ張りによって切り込みが広がった分、切り込みの端部で変形が起こり下向きの力が加わることとなった。このため、下段の切り込み端部(上段の切り込み端部と重なる部分)では圧縮力が働き、チップソーを噛みこんでしまった(18頁に図解。実証試験では、筒身切断を繰り返しおこなえるようにするため、フランジで切断部分を交換できるようにしたが、このフランジ部のリブが筒身の変形を抑制したために、実物で起きたような事象が起きなかったと推定)。チップソーの摩耗状況を見ると、下段に使用した刃にはある擦過痕が上段切断に使用した刃にはない(19頁)。刃の欠損は、下段で使用したものに加えて、長時間使用したものにも見られた。上記の推定をもとに、切断の手順を変更する(20頁。下段を切断後に上段を切断するようにする。上段の切断前にホールドポイントを置いて、チップソーの摩耗状況によっては装置を下ろして刃を交換する)。
電波干渉による通信障害(21頁)。無線通信に使用しているWiFiの5GHz帯では、衛星レーダー、航空・船舶レーダーによる無線干渉が定期的に発生している。一般的には装置の干渉回避機能を有効にすれば60秒程度で通信状態は回復するが、発電所構内には5GHz帯域を使用する遠隔操作機器が多数存在し、それぞれが干渉しないように使用するチャンネルが割り当てられているため干渉回避機能は無効にしている。今後、無線装置は本・予備の2セットを用意し、干渉があった場合は速やかに予備機に切り替える手順を整備する。
施工管理体制(22頁)。トラブル等で現場(遠隔操作バス)から判断を求められた場合、現場→エイブル本部→東電、東電内協議を経て、東電→エイブル本部→現場、と、連絡経路が長くて迅速な判断・回答ができなかった。対策として(8月31日より実施)、現場指揮者とエイブル本部は常時電話接続してリアルタイムの情報共有、切断作業時は東電側がエイブル本部に詰める。また、追加(準備中)として、遠隔操作バス内部の状況をカメラでモニタリング、操作画面をエイブル本部で見られるようにする。
搭乗設備を使用した対応(23頁)。主発電機の燃料切れに対して、搭乗設備を使って作業者3名が排気筒頂部の解体装置にアクセスして給油を実施した。この際、作業時間2.5時間で被曝線量実績は0.2mSv。不測事態の対応として準備していた搭乗設備による作業は、計画通りおこなえることを確認できた。今後、搭乗設備を使う前段階でリカバリーできるように、さらにコンテンジェンシープランを引き続き改善していく。
コンテンジェンシープラン(24頁)contingency plan; 不測の事態に備えるための事前対策。ホールドポイントとして50%切断時を設定していた(9月2日参照)が、さらに70%切断時を追加する。
解体装置主発電機停止に対する対応フロー(26頁)。チップソー不具合に対する対応フロー(27頁)。クランプ不具合に対する対応フロー(28頁)。ドリルシャックリング不具合に対する対応フロー(29頁)。通信不良に対する対応フロー(30頁)。クレーン漏油時に対する対応フロー(31頁)。
スケジュール(32頁)。見直した工程にもとづき、9日の週より解体作業を再開する。現時点では遅延日数は予め想定していた予備日以内に収まるものの、4ブロック解体時点でそれまでの振り返りを再度行い、必要に応じてスケジュールの見直しを含め施工計画の見直しを検討する。
解体部材の線量測定結果(速報)(41頁)。吊下ろした解体部材について、内側の線量測定を実施した結果、バックグラウンド(2号機R/B西側)と同等の約0.04mSv/hだった。なお、4月(4月25日参照)に測定した際の頂部ブロック内部の線量(γ線)は、0.07-0.08mSv/hだった。
解体装置のドリルシャックリングについては2018年9月14日の規制庁との面談「福島第一原子力発電所における実施計画の変更認可申請(1/2号機共用排気筒の上部解体)に係る面談」における資料(資料【PDF : 2MB】)の30頁に記載あり。解体部材を把持する機構の主はドリルシャックリングであり、クランプは副(むしろ切断時の対象物の固定と補助の把持機構を目的に設置する、とのこと)。で、ドリルシャックリングとは、ドリルで筒身に穴を開けてシャフト差し込むことで筒身を把持するものらしい。

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2019年度 第1四半期採取分(PDF)
2019年4-6月採取分の90Srの分析結果(2014年6月13日参照)。5月28日に港湾外(2F敷地沖合2km付近(T-S7))で採取されCs合計が101.7Bq/kgだったクロソイ(6月4日参照)90Srは54Bq/kgだった(骨を含む全体(内臓は除く)を測定。同じ試料を再度測定した結果は52Bq/kg)。
これまで約150回の90Sr分析を行ってきたが、当該クロソイおよび2017年1月28日採取のクロダイ(30Bq/kg生)以外は、すべて10Bq/kg以下だった。また、当該クロソイの採取を踏まえ、福島県水産海洋研究センターで実施したクロソイの緊急時環境放射線モニタリング検査(6月4日-7月19日)では、計23検体のセシウム濃度はすべて検出限界値未満だった。
いつもあるトリチウムの分析結果は無い。Srの分析結果が出たところで公表したから?←トリチウムの分は26日に公開された。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。9日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1500Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。5日採取(7日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
4日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日12日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(7日採取)と集水タンクNo.3(5日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960B全β濃度は東電がND(<Bq/L)、第三者機関が0.Bq/L。明日12日に排水の予定。



2019年9月10日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.0m3、格納容器圧力は0.69kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、昨日9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

2号機R/Bオペフロ内残置物移動片付け作業(3回目)(8月29日参照)を開始した。
2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(10月4日公開)

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。

サブドレン他水処理施設、10:34-13:36に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は451m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(6日採取)と集水タンクNo.2(4日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日11日に排水の予定。



2019年9月9日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.5m3、格納容器圧力は1.04kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
この日は台風15号が来ていて、大気圧が下がっているせいで、格納容器圧力がいつもより増えているのかしら?あれ?それで正しい?
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、00:05に運転を停止。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中運転再開は9月9日18:00の予定だったが、13日21:00に変更。停止時のプール水温は32.0℃。運転停止期間の変更にともない、プール水温の推移を再評価した結果、停止期間中全工程において一次系ポンプが停止している条件で、停止期間終了時点で約45.3℃と評価。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、14:32に一時貯水タンクBから排水を開始いつもは10時頃からやってるけど、今日遅いのは台風15号の影響?
(以下、10日の日報より)17:47に排水を停止。排水量は482m3


その他


3号機燃料取出し作業、点検・調整終了後、9月上旬に作業再開の予定(8月29日参照)だったが、テンシルトラスの回転速度の調整(8月12日発生の不適合の対応)、および、主要設備の最終動作試験を実施中であり、予定時期の燃料取出し再開が難しくなった。再開の時期については、決まり次第報告する。

1/2号機排気筒解体作業、8月31日に主発電機が燃料切れで作業が中断した件。当時、主発電機が燃料切れで停止したのを確認後、副発電機を手動で起動したが、副発電機のスロットルスイッチが「運転」ではなく「暖気」になっていたために、副発電機は実際には起動していたが、遠隔操作室のモニターでは副発電機からの出力が0のままだった。また、主発電機と副発電機を切り替える電源盤のマグネットスイッチが故障していたのを確認した(当時、遠隔操作室では出力が0だったために副発電機は起動していないと判断し、主発電機と副発電機の切り替えは実施しなかった)。解体作業前に、発電機の動作確認は実施したが、電源盤による切り替え操作は確認せず。副発電機のスロットルスイッチがいつから「暖気」になっていたかは調査中。
作業終了時の状態で、チップソーの刃B、C、Dには欠損があり、さらに、BとDは強く押された跡があった。BとDについては、筒身を水平に切断した際に強く押されたものと推定(ここよく分からなかった。重みで切り跡が潰れてはさまった、ということ?←11日に詳しい説明あり。上に引っ張り上げながら切ったので変形が起きて…という話)。Cの磨耗は、Aを温存するために長時間使用したためと推定。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 417 報)(PDF)

地下水バイパス5日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口)(PDF)

サブドレン他水処理施設、5日排水時の海水サンプリング結果
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(5日採取)と集水タンクNo.1(3日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日10日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。8月29日-9月4日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



NDFから技術戦略プラン2019が公表された。以下、NDFのサイトより。
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2019(PDF)
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2019 概要版(PDF)
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2019について(PDF)




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月09日 - Twilog
09/09のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)


2019年9月8日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.1m3、格納容器圧力は0.73kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:08-13:26に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は491m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(4日採取)と集水タンクNo.6(2日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.0Bq/L)、第三者機関が0.35Bq/L。明日9日に排水の予定。



2019年9月7日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.76kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:00-13:32に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は526m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。5日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1500Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(3日採取)と集水タンクNo.5(1日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が990Bq/L。明日8日に排水の予定。



2019年9月6日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.1m3、格納容器圧力は0.69kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:26-13:39に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は477m3


その他


1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日0:00-20日21:00の間に運転を停止する予定。
今日6日05:00現在のプール水温は32.7℃、停止期間終了時点で約33.4℃と評価。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(2日採取)と集水タンクNo.4(8月31日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日7日に排水の予定。



2019年9月5日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.70kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

地下水バイパス、10:19に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、6日の日報より)17:07に排水を停止。排水量は1939m3
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口)(PDF)(9日公開)

サブドレン他水処理施設、11:06-14:23に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は488m3
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)(9日公開)


その他


地下貯水槽周辺地下水のモニタリングサでサンプリング頻度を減らす
福島第一原子力発電所 地下貯水槽における周辺地下水等のサンプリング頻度の変更について (257KB)(PDF)
2018年9月26日に残水回収作業を完了(2018年10月1日参照)、その後、残水位は2cm程度で安定した状態を維持している。各地下貯水槽の漏えい検知孔・ドレン孔のサンプリングや水位測定、周辺観測孔や海側観測孔のサンプリングを継続してきたが、各測定箇所の放射能濃度ならびに地下貯水槽内の水位には有意な変動がことを確認した。
残水の回収が終了して残水の漏えいリスクが低減したこと、サンプリング結果に有意な変動がなことを踏まえ、各測定箇所におけるサンプリング頻度を減らす。変更内容は資料3頁。4頁にサンプリング箇所の地図。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (77.7KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年7月25日-8月29日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (77.7KB)(PDF)
9月2日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(1日採取)と集水タンクNo.3(8月30日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日6日に排水の予定。

放射線データの概要 8月分(8月1日〜8月31日)(PDF)




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月05日 - Twilog
09/05のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年9月4日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.1m3、格納容器圧力は0.66kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:25-13:39に一時貯水タンクHから排水を実施。排水量は479m3


その他


1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は8月8日、2号機は8月2、5、9日(格納容器ガス管理システムでのガスサンプリングは2日)、3号機は8月16日、4号機は8月9日に実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。2日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1500Bq/L。No.8はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。8月29日採取(31日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
8月28日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日5日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(8月31日採取)と集水タンクNo.2(8月29日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.38Bq/L。明日5日に排水の予定。



2019年9月3日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.70kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(10月4日公開)

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:05-13:21に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は485m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(8月30日採取)と集水タンクNo.1(8月28日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日4日に排水の予定。



2019年9月2日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.2m3、格納容器圧力は0.71kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(10月4日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(10月4日公開)

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:19-13:49に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は521m3


その他


月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
福島第一原子力発電所第1号機、第2号機及び第3号機の原子炉内温度計並びに原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(PDF)
評価区分の変更はなし。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 416 報)(PDF)
3号機の建屋地下たまり水水位を下げているため、建屋の貯蔵量が大きく減っている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(8月29日採取)と集水タンクNo.68月27(日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日3日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。8月22-28日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)
3号機で建屋たまり水水位を下げている(水処理週報を参照)。建屋の内部に構造物のある水準で水位を下げているため、貯留量の推計値に誤差が大きくなっていると考える。前の週と比べて降水量が減っていないにも関わらず、建屋への移送量が減っているのは、この影響と推定。2月4日にも同様の説明があった。

今日、規制委の第74回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料1】雨水流入対策の進捗状況について(PDF)
【資料2】福島第一原子力発電所 構内設備等の長期保守管理計画の策定に向けた検討状況について(PDF)
【資料3】3号機燃料取扱設備点検結果及び今後の対応(PDF)
【資料4】建屋滞留水処理の進捗状況について(PDF)
【資料5】福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体工事の進捗について(PDF)
解体計画概要(2頁)。高さ120mの排気筒の上半分、60mを23ブロックに分けて解体する。1日に一番上のブロックの解体を完了した。
これまでの解体工事中に発生した事象(6頁)。8月1日:6軸アームの1台が動作不能(操作用PCの一時的な動作不良、または、有線通信接続部の接触不良)。1日:筒身解体装置のカメラが避雷針に接触し脱落(旋回スピードが速すぎて旋回停止の指示が間に合わず)。7日:チップソー1台が動作不能(溶接線周辺が想定より硬かったためにチップソーが過負荷となりモーターのカーボンブラシが摩耗。9頁。8日参照)。7日:下クランプ装置が傾く(吊り上げ時に筒身に干渉。10頁。8日参照)。21日:チップソー1台が動作不能(ケーブル接続部が抜けた。11頁。28日参照)。
解体作業の主な時系列(8頁)。上記以外の不具合として、8月30、31日、9月1日に通信不良(一般の通信で特定のものを受信すると、その後1時間ほど通信機能が停止する設定となっており、そのためではないか、とのことだったが、一体なんの話なの?遠隔操作室と解体装置の間は、遠隔操作室からクレーン先端までが有線、クレーン先端から解体装置までが無線で通信する。1月31日参照)。8月31日に発電機の燃料切れ(チップソーの稼働時間が想定よりも長くなったために、動力を供給する主発電機が31日19:27に燃料切れで停止(主発電機は燃料満タンで48時間稼働可能)。副発電機に切り替えて作業を継続することになっていたが、この切り替えができず、翌1日に有人で主発電機に燃料を給油した(有人によるトラブル対応については1月17日参照)。作業者2人+放射線管理担当1人と給油のための装置を積んだゴンドラ(レスキューBOX)をクレーンで吊り上げる作業を1日05:40に開始、06:24に給油装置を主発電機に接続、06:34に給油開始、06:54に給油完了、作業を終えて08:12に地上に帰還。給油の際に現場で副発電機が稼働しているのを確認したが、遠隔操作室からこれを認識することができなかった。原因については調査中)。
スケジュール(7頁)。当面は、現在確認されている不具合について原因調査および対策を実施し、作業再開の見通しを得る。
着手時の計画(8月下旬に4ブロック解体完了)に対して、現時点で約4週間遅れているが、予備日に作業をすることで予定している2019年度内の解体完了を目指す。なお、4ブロック解体後(8月末)に予定していたサブドレンNo.208の復旧(5月30日、7月25日参照)は、現時点で9月下旬以降となる見込み。4ブロック解体後、サブドレン復旧作業の間に、解体手順および解体装置の運用に関する振り返りを行い、より確実性を高めて以降の解体作業を実施する。
解体作業全体の作業日数は、実働90日程度を想定している。
筒身切断時の断面検討(12頁)。作業途中の一時的な状態の評価のため、建築基準法相当の風荷重に対して評価を行い、筒身断面の約70%切断時であっても、構造安全性に問題が無いことを確認している。
不具合発生時の対応方針(13頁)。上記の検討をもとに、50%切断を境とし、50%以下では解体装置を地上におろして、対策する。50%以上では、原則として解体完了まで作業を継続する。
全体作業フロー(16頁)。排気筒をブロック単位で解体→仮置きヤード(2号機R/B西側)に仮置きし、トレーラーで運搬可能な大きさに分割→解体ヤード(2号機海側2.5m盤)で構内保管できる大きさに小割解体、解体後に線量測定を実施、筒身は適宜除染→線量区分に応じて保管場所に運搬して保管。
【参考1】福島第一原子力発電所 中期的リスクの低減目標マップを踏まえた検討指示事項に対する工程表(PDF)




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月02日 - Twilog
09/02のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年9月1日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1/2号機排気筒解体作業、1回目の筒身切断作業が終了した。
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体作業の進捗について(95.4KB)(PDF)
(03:12)2019/09/01(日)福島第一原子力発電所1/2号機排気筒解体作業の様子(動画)
8月30日に頂部ブロック解体作業を再開し(8月29日参照)、筒身の周方向断面で約93%(約9m)まで切断を完了。31日には、縦切り箇所(3カ所/全4カ所。1頁左下図)の切断を完了。
今日1日に、周方向の残り約7%(約1m)および縦切り箇所(1カ所)を切断し、頂部ブロックを地上に吊り下ろした。
8月1日以降、筒身切断作業の実績の時系列が2頁にまとめてある。30、31日に通信異常が発生(いずれも復旧している)。
「縦切り」については2018年11月8日を参照。ぐるっと一周切ってきて同じ高さに戻ると、切り跡が筒身の重みで潰れてソーを噛んでしまうので、少しずらした高さに戻ってきて、最後に縦に切り込みを入れて切断完了する。

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は2m3、格納容器圧力は0.kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月9日18:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日参照。

サブドレン他水処理施設、10:20-14:01に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は548m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(8月28日採取)と集水タンクNo.5(8月26日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日2日に排水の予定。