リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年 更新情報


注:背景色の付いた日付は追記または訂正

12月

2019年12月31日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(27日採取)と集水タンクNo.6(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日1日に排水の予定。



2019年12月30日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:05に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、31日の日報より)15:48に排水を停止。排水量は853m3



2019年12月29日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(25日採取)と集水タンクNo.5(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が910Bq/L、第三者機関が970Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.8Bq/L)、第三者機関が0.36Bq/L。明日30日に排水の予定。



2019年12月28日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、10:23に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、29日の日報より)15:15に排水を停止。排水量は1294m3

サブドレン他水処理施設、10:08に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、29日の日報より)16:01に排水を停止。排水量は879m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。26日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1100Bq/L。No.7はポンプ不具合のため採取中止。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(1月8日公開)


2019年12月27日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、14:06に5回目となる7体(新燃料)の共用プールへの移送を完了。


その他


1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は11月5日、2号機は11月8、20日、3号機は11月12日、4号機は11月13日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は11月5日、2号機は11月8日、3号機は11月12日に実施)。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
20日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日28日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(23日採取)と集水タンクNo.4(21日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が940Bq/L。明日28日に排水の予定。


今日、廃炉・汚染水対策関係閣僚会議(第4回)があり、中長期ロードマップが改訂された。
福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期的対策の取組状況(概要)(PDF475KB)
現在はロードマップの第2期(燃料デブリ取出し開始まで)。第2期終わり(=デブリ取出し開始)は2021年末を維持。2022年-2031年末(1-6号機燃料取出し完了。下記参照)を第3-①期として、この期間について「より本格的な廃炉作業を着実に実施するため、複数の工程を計画的に進める期間」と位置づけ、工程を具体化した(9頁)。
以下、マイルストーンについて。
汚染水対策:
「2020年内に汚染水発生量を150m3/日程度に抑制」に加えて
「2025年内に汚染水発生量を100m3/日以下に抑制」を新設。
「2020年内に建屋たまり水処理完了(1-3号機R/Bを除く。また、地下に高線量のゼオライト土嚢(9月26日、11月28日、12月19日参照)が確認されたプロセス主建屋と高温焼却炉建屋も除外対象に追加)」は維持。
「2022-2024年度にR/Bたまり水を2020年末の半分程度に低減」を新設。
燃料取出し:
「2031年内に1-6号機燃料取出しを完了」を新設。
「2023年度頃に1号機大型カバーの設置完了」を新設。
「1号機燃料取出しの開始」は「2023年度目処」を「2027-2028年度」に見直し。
「2号機燃料取出しの開始」は「2023年度目処」を「2024-2026年度」に見直し。
燃料デブリ取出し:
「2021年内に初号期の燃料デブリ取出しを開始」を維持(2号機から着手し、段階的に規模を拡大)。
廃棄物対策:
「2021年度頃までに処理・処分の方策とその安全性に関する技術的な見直し」を維持。「2028年度内にガレキ等の屋外一時保管解消」を新設。
(資料1)福島第一原子力発電所の廃炉に向けた中長期ロードマップ改訂案について(PDF943KB)
(資料2)東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ (案)(PDF4.97MB)
(コメント)「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」の改訂について(お知らせ)
以下、会見でのやり取りの中から。
・1、2号機の燃料取出し完了時期が遅れるのは、周辺地域の帰還が進みつつあることを考えてダスト飛散対策を充実させるために、3号機方式(建屋上部を撤去してカバーを設置後、取出しに着手)をやめて1号機ではカバー先行、2号機では建屋を残す方法を選択したため。
・燃料取出し工程に遅れは発生しているが、デブリ取出しについては2021年内開始の日程は堅持しており、全体の完了まで30-40年を変更する要素は今のところない。
・凍土壁の今後(どうメンテしていくか、いつまで使用を継続するのか)については、2031年までに検討して方針を決める。
・デブリの全量取出しはおこなう。建屋解体については、どういう最終形を目指すか地元等と相談しながら決めていく(技術的な困難があるからではなく、最終形についてコンセンサスを得る必要がある、ということ)(「廃炉の定義」については2月28日に記載あり)。
・最近ミス・トラブルが多いことについて、廃炉推進カンパニーのポテンシャルを上げて状況の把握・対応能力を向上することで対処していく。




動画
2019/12/27(金)「中長期ロードマップ改訂」に関する記者会見(1:34:27)(動画)

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月27日 - Twilog



2019年12月26日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:05に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、27日の日報より)15:49に排水を停止。排水量は854m3


その他


昨日25日の6号機使用済燃料プール冷却浄化系ポンプ停止の件。
福島第一原子力発電所 6号機使用済燃料プール冷却浄化系ポンプの停止について(210KB)(PDF)
ろ過脱塩器を通水操作する前に、使用済燃料プール冷却浄化系ポンプの停止インターロックを一時的に除外すべきところ、除外せずにろ過脱塩器の通水操作をしたため、同インターロックが動作し、15:58頃にA系のポンプの停止に至ったもの。
停止したインターロックを解除し、18:29にB系ポンプを起動、使用済燃料プール冷却浄化系の運転を再開した。2頁に系統概要図。
標準の手順書に当該のインターロック除外について記載がなかった(これまで、ろ過脱塩器切替えをおこなう作業(ろ過脱塩器の点検)においては、作業ごとに手順書を作成しており、そこにはインターロック除外について記載していた)。今後、標準の手順書の見直しをおこなう。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(80.5KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年11月14日-12月19日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(80.5KB)(PDF)
23日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。


東京電力ホールディングス株式会社 福島第二原子力発電所の廃炉の実施に係る福島県、楢葉町及び富岡町ならびに周辺市町村との安全確保に関する協定書の締結について(プレスリリース)


この日、規制庁で第9回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会があり、12日に実施された3号機R/Bの現地調査の際に取得した動画が公開された。以下、規制庁のサイトより。
資料2:3号機原子炉建屋3階の調査結果について(令和元年12月12日等現地調査結果)【PDF:6MB】
資料2-1:3号機原子炉建屋内の現地調査時の動画(令和元年12月12日原子力規制庁撮影)(YouTube動画)
資料3:前回会合(11月28日)における論点の整理案~1、2号機及び3、4号機ベント配管の汚染~【PDF:1MB】
資料4:参考資料等 ・ 現地調査等の概要 ~耐圧強化ベントラインにおける汚染状況【PDF:5MB】
資料5:3号機ベントガスのうち4号機原子炉建屋へ流入した割合の評価(未解決問題に関する検討第5回進捗報告)〔東京電力ホールディングス株式会社〕【PDF:6MB】




2019年12月25日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

15:58頃、6号機使用済燃料プール冷却系のろ過脱塩器の切替え操作中に冷却ポンプが停止した(実施計画で定めるプールの制限温度は65℃で、冷却停止状態で約10日間程度の裕度)。調査の結果、ろ過脱塩器の切替えを行う際にポンプの停止信号が発信される保護回路が動作しないよう措置をすべきところ、その措置を講じなかったため自動停止に至ったものと判明。
その後、現場状況を確認し、ポンプと系統に異常のないことを確認したことから、18:29にポンプを再起動し冷却を再開した。
状況は以下の通り:
・停止時のプール水温度:16.4℃
・再起動後のプール水温度:16.0℃
・停止時のプール水位:通常水位(オーバーフロー付近)
・再起動時のプール水位:通常水位(オーバーフロー付近)
なお、ポンプ停止の間、プラントパラメータおよびモニタリングポストの指示値に有意な変動はなかった。
福島第一原子力発電所 6号機使用済燃料プール冷却系ポンプの停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 6号機使用済燃料プール冷却系ポンプの停止について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 6号機使用済燃料プール冷却浄化系ポンプの停止について(210KB)(PDF、26日公開)

地下水バイパス、10:07に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、26日の日報より)16:41に排水を停止。排水量は1817m3

サブドレン他水処理施設、11:07に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、26日の日報より)14:57に排水を停止。排水量は569m3



その他


フランジ型タンクに貯留していた淡水を溶接型タンクへ移送する作業が昨日24日に完了した。3月27日、11月28日参照。
福島第一原子力発電所 フランジ型タンクに貯留している淡水(RO処理水)の移送完了について(38.9KB)(PDF)
フランジ型タンク(H9エリア)に貯留していた淡水(汚染水をセシウム吸着装置で処理後にRO膜型淡水化装置で処理するとRO濃縮水(=濃縮塩水)と淡水に別れる。淡水は炉注水用のバッファタンクとして使われているCST(復水貯蔵タンク)に送られ、1-3号機の原子炉に注水される。フランジ型タンクに貯留している淡水は、炉注水用水のバックアップとして保管している水だったと思う)は、Sr処理水が貯留されていた溶接型タンク(Dエリア)を再利用して貯留する計画として準備を進めてきた。11月26日より淡水を溶接型タンクへ移送する作業を開始し、昨日12月24日に完了した。これにより、フランジ型タンクからの漏えいリスクが低減した。
以前、フランジ型タンクに貯留していたALPS処理水およびSr処理水は、すでに溶接型タンクへの移送が完了している(Sr処理水:2018年11月17日(2018年11月19日参照)、ALPS処理水:2019年3月27日(3月27、28日参照))。なお、淡水とALPS処理水については、フランジ型タンク内に残水が残っており、処理を実施中。

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2019年度 第2四半期採取分(PDF)
2019年7-9月採取分の90Sr(2014年6月13日参照)とトリチウム(2015年2月25日参照)の分析結果。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。23日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1100Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(21日採取)と集水タンクNo.3(19日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日26日に排水の予定。


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況(PDF)
11月の最大被曝線量は7.46mSv、平均値は0.31mSv(APD値)。



2019年12月24日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:02に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、25日の日報より)16:48に排水を停止。排水量は1008m3


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。19日採取(21日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
16日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日25日に排水の予定。

地下水バイパス18日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(20日採取)と集水タンクNo.2(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が830Bq/L、第三者機関が900Bq/L。明日25日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクLの11月1日採取分。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。10月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水加重平均サンプル分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、18日排水時の海水サンプリング結果
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)


実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:除染装置スラッジ移送装置の設置。プロセス主建屋に設置してあるアレバ除染装置で汚染水処理をした際に発生した廃スラッジを同建屋内に貯留しているが、津波対策としてこれを高台に移送する。プロセス主建屋内から抜き出した廃スラッジを遠心分離器で脱水したのちに保管容器に充填して高台で保管する。このための装置について申請した。津波対策としてのアレバ除染装置の廃スラッジの扱いについては、2017年8月31日、2018年3月30日、2019年12月16日など参照。

2019年12月23日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、11:03より作業を再開した(再開前の状況については19日参照)。今回(第5回目)は新燃料7体(輸送用キャスク1基分)を取出す予定で、25:00頃に完了の見込み。今年の作業はこれで終わり、次回は1月の予定。

10:26頃、多核種除去設備ALPS(B)クロスフローフィルター流量調整弁後弁から水が滴下していること発見。
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(B)クロスフローフィルター流量調整弁後弁からの漏えいについて(236KB)(PDF)
漏えいした水の広がりは約3m×1m×深さ1㎜、漏えい量は約3Lで堰内に留まっている。その後、現場を確認したところ、当該弁グランド部からの滴下と判明。グランド部を増締めし、滴下は停止。滴下した水は拭き取りを完了。今後、原因を調査し対策を講じる。
漏えいした水は設備の系統水であり、分析結果は以下のとおり。
134Cs:5.2×101Bq/L
137Cs:7.7×102Bq/L
全β:1.8×105Bq/L
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(B)における水たまりの確認について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(B)における水たまりの確認について(続報)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:01に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、24日の日報より)14:46に排水を停止。排水量は707m3


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 432 報)(PDF)
年末年始休暇に入るので、1月2日時点の想定を付けている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(19日採取)と集水タンクNo.1(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が940Bq/L。明日24日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。12-18日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

年内の会見は26日が最後、28日-1月5日は年末年始休み、年明けは6日より再開の予定。


今日、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第16回)があった。以下、経産省のサイトより。
資料1 多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会議事録(第15回)(案)(PDF形式:0KB)
資料2  UNSCEAR2016モデルに係る説明について(PDF形式:0KB)
資料3 多核種除去設備等処理水の貯蔵・処分のケーススタディ(PDF形式:0KB)
資料4 多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会 取りまとめ(案)(PDF形式:0KB)
資料5 処分方法に関するこれまでの議論の紹介
報道によれば、ALPS処理水の処分方法について、小委員会のとりまとめ案として「海洋放出・大気放出・両者の併用」の3案を今後の検討対象とする、とのことらしい。




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月23日 - Twilog
12/23のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年12月22日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(18日採取)と集水タンクNo.6(13日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が970Bq/L。明日23日に排水の予定。



2019年12月21日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:08-15:12に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は754m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。19日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1200Bq/L。No.7と9はポンプ不具合のため採取中止。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(12月25日公開)


2019年12月20日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:12-15:20に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は767m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(16日採取)と集水タンクNo.5(12日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が930Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.7Bq/L)、第三者機関が0.36Bq/L。明日21日に排水の予定。



2019年12月19日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1-3号機窒素封入設備信頼性向上対策工事、窒素封入ラインの信頼性向上を目的として新設した窒素封入ラインを用いた通気試験を12日より実施中(11日参照)
現場立ち合いによる使用前検査を予定していたが、記録確認のみに変更となったため、今日19日に実施予定だった3号機窒素封入量の変更(11日参照)を中止
また、2号機の窒素封入流量計A系の不具合にともない1-3号機の通気試験が延期となったため、20日に予定していた1号機の窒素封入量変更(11日参照)を延期。なお、2号機の窒素封入はB系で封入中、流量監視はB系で実施中。

6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、残留熱除去系(RHR系)B系の圧力抑制室側吸込弁のシートリーク量調査のため、10:53にプール冷却をFPC系からRHR系に切替え、調査後、15:54にRHR系からFPC系へ戻した(17日参照)この間、プールの冷却が停止した。切替え時のプール水温は17.5℃(切替え前は17.4℃)。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(79.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年11月7日-12月12日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(79.4KB)(PDF)
16日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(15日採取)と集水タンクNo.4(10日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が870Bq/L。明日20日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第73回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(PDF 4.93MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水の貯蔵および処理の状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、たまり水の貯蔵状況(長期グラフ)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(PDF 8.11MB)
要員管理(8頁左)。11月の1日あたり作業員数は平均で3,990人(実績)。1月の想定は約3,900人。
インフルエンザ・ノロウイルスの発生状況(8頁右)。12月15日までにインフルエンザ感染者63人、ノロウイルス感染者3人(昨シーズン同時期はインフル2人、ノロ4人)。
対策の一環として協力企業作業員を対象に11月13日-12月13日に1Fでインフルエンザ予防接種を無料で実施、近隣医療機関でも同様に実施中(12月2日-1月30日)。16日時点で5091人が接種。
【資料3-1】汚染水対策(PDF 25.1MB)
2019年豪⾬時における汚染⽔発⽣量(建屋流⼊量)(通しで3頁)。10月は台風や低気圧の連続による豪雨で降水量563mm/月(震災以降最大。12日の台風19号で241mm/日、25日の低気圧で142mm/日)。至近の同程度の降雨(2017年10月の416mm/月、22-23日の227mm/2日)と比較して、建屋流入量抑制対策の効果を評価した。汚染水発生量は2017年10月の540m3/日に対して2019年が440m3/日(5頁)。累計降雨(4週間分。6頁)との相関をとると、汚染水発生量、建屋流入量、2.5m盤からの移送量の全てで2016年から2019年にかけて減少(7頁)。特に、2.5m盤からの移送量は大きく抑制できている(フェーシングや凍土遮水壁による効果が顕著)。1-4号機全体の降雨時の建屋流入量増加の状況(9頁):2019年10月12日は2017年10月22-23日に比べて降雨時も降雨後も流入量が抑制された(降雨時の流入量増加の立ち上がりが早く降雨後は速やかに減る=屋根からの流入が支配的であり、屋根の雨水浸透対策が有効。降雨後の増加については、建屋周辺のフェーシングが有効)。降雨から1週間の流入量は2017年6600m3に対して2019年は3400m3。各建屋の評価については10-20頁(1号機R/B(11頁):推定流入面積は約1200m3で屋根の損傷面積とほぼ一致→建屋カバー設置で対策。2号機周辺サブドレン(14頁):2019年は2017年に比べて降雨後の水位低下が速やか。2号機建屋(15頁):推定流入面積は、降雨初期は損傷面積とほぼ一致するが、大雨時は損傷面積の約2倍まで増加する→屋根対策に加え、建屋接続トレンチの⽌⽔、T/B⾬⽔排⽔場所変更なども検討。3号機周辺サブドレン(17頁):降雨による上昇幅は2019年の方が小さく、今後の建屋流入量低下も2019年の方がやや早い。3号機建屋(18頁):推定流入面積は降雨初期は損傷面積とほぼ一致するが、大雨時は損傷面積の2倍程度まで増加する→大雨時に屋根の穴の周りから流れ込みが発生している可能性あり)。まとめ(21頁):2017年と2019年を比較すると、降雨から1週間の流入増加は6600m3→3400m3に減少、建屋流入量抑制対策(2020年度上期に40%まで完了予定)の効果が確認された。2019年は降雨時の流入量が降雨後の1.5倍程度と評価。降雨後の流量量増加に対しては、凍土遮水壁内側のフェーシングを進める(一部で既に着手、2023年までに50%程度まで計画・継続実施予定)。23頁に屋根損傷箇所および凍土遮水壁内フェーシング箇所。
1/2号排気筒ドレンサンプピットの⽔位低下事象(37頁)。当該事象に関連する水平展開として抽出された3/4号機排気筒ドレンサンプピットについて(51頁。12月16日参照)。1/2号機SGTS配管は、筒身に直接接続されているため、格納容器ベント時に筒身内が汚染されたのに対し、3/4号機SGTS配管は筒身内を頂部まで伸びているため、ベント時に筒身内が汚染されない構造となっている。したがって、排気筒頂部から筒身内に降雨があっても、1/2号機のように筒身内の汚染を拾った水がドレンサンプピットにたまるということが起きない。
3号機T/Bサービスエリアモルタル流入事象にともなう1-4号機たまり水移送装置追設工事への影響(55頁)12月5日参照。3号機海水配管トレンチ閉塞工事の概要(56、57頁):11月5日に充填剤の打設開始、建屋接続部のたまり水水位がT.P.-0.94mで一定なことから連通部がこの高さにあると想定、この高さを充填する際には流動性の低い材料を充填することとし、12月2日に打設を実施(24m3打設)、翌3日に打設高さを確認し3号機T/Bサービスエリアに最大約7m3の流入を想定(57頁に図)。1-4号機たまり水移送装置追設工事(58-61頁):3日の作業中に3号機T/Bサービスエリアサンプピットでモルタル流入を確認(58頁に時系列、59頁に写真)、4日にモルタル流入調査を実施し撤去予定のポンプが設置してあるサンプピット内にモルタルが流入している(ポールを挿入して深さを調べたところ、たまり水水面から400-450mmの深さ)のを確認(60頁)、カメラでサンプ周辺を確認した結果、床面のサンプカバー・水位計ベース・ポンプベースの一部が埋まっていた(61頁)。現在検討中の対策案は3つ(62頁)、当該サンプピットの内部調査を実施して構造物の撤去可否を検討し移送装置設置を設置する/床面までのたまり水を移送可能な低床型ポンプ等を設置する/過去に練通していた3/4号機T/B復水器エリアにたまり水が流入する経路を形成する。今後、これ以外の対策案も含めて検討し方針を決定する。
水バランスシミュレーション(65頁)
タンク建設進捗状況(67頁)。フランジ型タンク/溶接型タンクの運用状況(69頁。フランジ型タンクの淡水は、現在Sr処理水が貯留されている溶接型タンクを再利用して貯留する計画であり、11月26日より移送を開始、12月中に完了の見込み)。
汚染⽔発⽣量の予測と実績(23頁)
サブドレン他水処理施設の運用状況(71頁)。運転状況(73頁):12月5日よりL値T.P. 400mm(10月25日の大雨対策として1号機Rw/Bおよび2号機T/B付近の⼀部サブドレンピットでT.P.1300mmに設定、その後、設定値を下げて現在は他ピットと同じT.P. 400mmで稼働中)、至近1カ月の平均くみ上げ量約512m3/日。排水実績(74頁):12月16日までに1175回排水。1/2号機排気塔周辺トリチウムの濃度上昇への対応(75頁)。
建屋周辺の地下⽔位、汚染⽔発⽣の状況(77頁)。建屋周辺の地下水位の状況(79頁)。サブドレン・護岸エリアのくみ上げ量推移(80頁)。汚染水発生量推移(81頁)。凍土遮水壁の状況(82頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(95頁)。H4エリア周辺(96頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(99頁)。排水路(101頁)。海水(102頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(PDF 9.83MB)
1号機燃料取り出しプランの検討状況(通しで4頁)。ガレキ撤去後にカバーを設置する案(プランA)とカバー設置後にガレキ撤去をおこなう案(プランB)について、ダスト飛散対策・作業者被曝・雨水対策・周辺工事との干渉について検討(11月28日参照)した結果、オペフロ作業中のダスト対策の更なる信頼性向上や⾬⽔の建屋流⼊抑制の観点からプランBを採用することとする(12頁以降にこの選定に対するNDFの評価あり)。プランBの概要(10頁):オペフロ全体を大型カバーで覆い、カバー内のガレキ撤去用天井クレーンや解体重機でガレキ撤去を実施、その後、オペフロの除染・遮蔽をおこなってから燃料取扱設備(燃料取扱機、クレーン)を設置する。今後、プランBの詳細設計ならびに燃料取り出し⼯程の精査を進める。
福島第一原子力発電所 1号機使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けて大型カバーの設置(04:04)(動画)
3号機燃料取扱設備の状況(18頁)。燃料取扱設備の最終確認において確認された模擬燃料のチャンネルファスナーとキャスク内の収納缶との干渉(12月16日参照)についてのその後。チャンネルファスナーに横に広がるような変形が見られた(模擬燃料は訓練時に繰返し使⽤しており、収納⽸との⼲渉によりチャンネルファスナーが徐々に変形したものと推定)ため、18日に交換を実施。また、伸縮構造となっている燃料取扱機マストを延ばしていく際に、従前よりも北⻄側に若⼲偏る傾向(27頁。マスト伸縮管は計5段あり、各段にクリアランスが片側3.1mm、全体で15mmある。マスト先端に取り付けたケーブルおよびホースはマストの外側を通ってマスト上部のリールで巻き取っているが、このリール巻き取りによりマスト先端を南側に引っ張る力が生じている。このこと自体は以前より程度の差があるものの初期から確認されており、⽔圧モーター、マストワイヤーロープ交換により装置内のクリアランスの範囲で移動したものと判断している)が⾒られたため、チャンネルファスナーと収納⽸の⼲渉が起こらないよう輸送容器への燃料の装填⾓度を⾒直し、最終確認を実施中。この結果を受けて、再度、燃料移動操作の訓練を実施し、準備が整い次第、燃料取り出し作業を再開する。
1/2号機排気筒解体作業(28頁)。5ブロック目の解体は16日に開始、19日に完了した(34頁)。現在、6ブロック目解体の準備作業を実施中。稼働停止していたサブドレンピットNo.208(5月30日、7月25日参照)は6日に復旧(33頁)、クレーンを元の位置に戻した上で5ブロック目の解体を実施した。4ブロック目解体部材の表面線量率はバックグラウンドと同等、表面汚染密度は100-102Bq/cm3で解体前の評価値より低かった(56頁)。4ブロック目解体中のダスト濃度は管理値未満、敷地境界でのダスト濃度上昇は確認されず(57頁)。
使用済燃料等の保管状況(58頁)
1号機飛散防止剤散布実績と予定(62頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(63頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(PDF 3.36MB)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業(通しで3頁)。アクセスルート構築のためのX-2ペネAWJ穿孔作業においてダスト濃度が上昇した件(6月10、27日、7月25日、8月29日、10月31日、11月28日参照)。作業監視用ダストモニター(最初に格納容器ガス管理システムの排気フィルター上流側に設置したのを①(ここでダスト濃度が管理値を超えた。6月10日参照)とし、原子炉キャビティーに追設した(11月28日参照)のを②、ガス管理システムの再循環ライン下流に追設したのを③(15頁。①は作業物量の増加により測定上限を超える可能性があるため、データの連続性を確保しダスト上昇の傾向をとらえるために追設した。再循環ラインによりダスト濃度が約10倍希釈される)とする)を設置、11月25-28日にデータ拡充作業を実施した(6頁。11月28日参照)。いずれの作業も格納容器ガス管理システムの本設ダストモニターおよび敷地境界ダストモニター等に有意な変動はなく、環境への影響はないことを確認した(7頁)。取得したデータから、AWJ作業により格納容器内構造物が洗浄されている効果が現れていると推定。引き続き切削時間の適正化に資するデータを取得していく。AWJ作業時ダスト飛散抑制対策として、格納容器内構造物の洗浄・AWJ作業時のスプレー散水を検討中(9頁。モックアップで効果を確認中)。今後のスケジュールは10頁。
燃料デブリ取り出しの検討状況(通しで17頁)。NDFの技術戦略プラン2019で2号機が燃料デブリ取出しの初号機として適切と評価された(9月26日参照)。格納容器内部調査が進んでいること、R/B1階の環境整備が進んでいること、使⽤済燃料取出しと並⾏して作業可能な⾒込みがあること等から、初号機は2号機が妥当と評価した。最初は試験的取出し(数g程度)に着⼿し、その結果を踏まえて⽅法を検証・確認した上で、段階的に取り出し規模を拡⼤していく「ステップ・バイ・ステップ」の⼀連の作業として進めていく(19頁)。取出し⽅法は気中・横アクセスとし、ロボットアームを活⽤。デブリ回収装置として、試験的取出しでは金ブラシ案・真空容器案、取出し規模拡大後はグリッパツール案・掘削回収ツール案を検討(21頁)。安全システムは、既設ガス管理システムの運用変更や設備改造をおこない、監視機能を強化しPCV外へのダスト移⾏抑制を図る(22頁)。試験的取出しで採取したデブリはグローブボックスで測定・一時保管(分析施設へ搬出するものは輸送容器に詰め替えて搬出。23頁上段)。規模拡大後の取出しデブリは受⼊/払出セルで測定・一時保管、その後、受⼊/払出セルで一時保管用収納缶に収めて一時保管セルで一時保管(23頁下段)。格納容器内部へのアクセスルートはX-6ペネを利用、X-6ペネ内に確認されている堆積物や干渉物(2017年1月26日参照)はアブレシブウォータージェット(AWJ)で撤去を検討中だが、よりダスト飛散の少ない方法も検討(24頁。1号機格納容器内部調査のアクセスルート構築作業ではAWJ使用時のダスト飛散が問題となっている)。デブリ取出し作業はR/B1階および⼤物搬⼊⼝周辺(1階西側エリア)が主な作業エリア、燃料取出し作業ではR/B南側に構台を設置して作業をおこなうため、両者は干渉せずに並行作業が可能(25頁)。X-6ペネ(R/B1階)周辺の雰囲気線量は平均で5mSv/hだが、さらなる環境改善を実施する計画。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(PDF 789KB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
廃炉・汚染水対策チーム会合事務局会議 放射性廃棄物処理・処分分野の資料における数値の集計誤りについて(5頁)。11月28日の会議資料で、「水処理二次廃棄物の管理状況」の数値の一部(多核種除去設備等保管容器の基数の内訳)に誤りがあった(6頁)。セシウム吸着塔一時保管施設第2施設から第3施設に移動した分についての扱いが正しくなかったため(7頁)。この移動がおこなわれたのは2018年8-9月であり、2018年9月と10月の集計で誤りが発生、その後の資料はこれを元にしているために全て誤っていた。対策は10頁。
【資料3-5】循環注水冷却(PDF 135KB)
【資料3-6】環境線量低減対策(PDF 7.56MB)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(2頁)。地下水(8-15頁)、排水路(17-19頁)、海水(22-30頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(31頁)。
【資料3-7】労働環境改善(PDF 598KB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
【資料3-8】5・6号機の現状(PDF 614KB)
低レベル滞留⽔量の状況(通しで3頁)
低レベル滞留⽔量の推移(4頁)
以下、経産省のサイトより。
福島第一原子力発電所配置図(PDF形式:2,986KB)


動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月19日 - Twilog
12/19のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年12月18日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、09:57に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、19日の日報より)17:05に排水を停止。排水量は1995m3
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口)(PDF)(12月25日公開)

サブドレン他水処理施設、10:43に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、19日の日報より)16:23に排水を停止。排水量は844m3
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)(12月25日公開)


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。16日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1000Bq/L。No.8は過去最高の120Bq/L(これまでの最高は2017年1月30日の110Bq/L)。

福島第一原子力発電所「中長期ロードマップの進捗状況」に関する会見開催(12月19日)のご案内について(お知らせ)



2019年12月17日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1-3号機窒素封入設備信頼性向上対策工事、窒素封入ラインの信頼性向上を目的として新設した窒素封入ラインを用いた通気試験を12日より実施中(11日参照)。この通気試験にともない、10:53に2号機の窒素封入量を以下のとおり変更:
・格納容器ライン: 0 Nm3/h→13 Nm3/h
その後、試験終了にともない、11:12に以下のように元に戻した:
・格納容器ライン:13 Nm3/h→ 0 Nm3/h

サブドレン他水処理施設、10:45に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、18日の日報より)16:10に排水を停止。排水量は80m33


その他


6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、残留熱除去系(RHR系)B系の圧力抑制室側吸込弁のシートリーク量調査のため、プール冷却をFPC系からRHR系に切替え、調査後にRHR系からFPC系へ戻す操作を実施する。この切替えの際にプールの冷却が停止する。
切替予定は以下のとおり:
18日09:00-17:00(約8時間停止)
・FPC系からRHR系に切替えし、同日中にFPC系に戻す
・冷却停止中のプール水温上昇は約1.6度と評価(温度上昇率:約0.189度/h)
今日17日13:00現在のプール水温は17.2℃。
6号機RHR系(B)の圧力抑制室側吸込弁のシートリークについては11月26、28日参照。RHRポンプ(B)圧力制御室吸込弁の手動操作ハンドルの軸折損の際に対応しようとしていたもの。

11月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(PDF)
1-4号機R/Bからの放出は3.1×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが1.9×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが7.0×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.07μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。12日採取(14日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
10日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日18日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr3の11月6日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。10月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(13日採取)と集水タンクNo.3(9日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が840Bq/L、第三者機関が890Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.7Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日18日に排水の予定。



2019年12月16日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1-3号機窒素封入設備信頼性向上対策工事、窒素封入ラインの信頼性向上を目的として新設した窒素封入ラインを用いた通気試験を12日より実施中(11日参照)。この通気試験にともない、11:32に3号機の窒素封入量を以下のとおり変更:
・格納容器ライン: 0 Nm3/h→16 Nm3/h
その後、試験が終了したので11:55に以下のように元に戻した:
・格納容器ライン:16 Nm3/h→ 0 Nm3/h

サブドレン他水処理施設、10:04に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、17日の日報より)15:43に排水を停止。排水量は843m3


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 431 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(12日採取)と集水タンクNo.2(7日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が830Bq/L、第三者機関が890Bq/L。明日17日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。5-11日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

今日、規制委の第77回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料1-1】1~4号機の運転上の制限に関する条文の実態に即した見直し方針について(PDF)
【資料1-2】事故故障報告事象2件について(PDF)
1/2号機排気筒ドレンサンプピットの水位低下事象(1頁)11月27、28日参照。サンプピットの水位をできるだけ低く保つために、吸込み管の交換を実施する(8頁)。作業内容は9頁以降。これにより、移送ポンプの吸込み下限値が現行の320mmから260mmまで下がり、325mm(これ以上の水位で水位低下が見られた)以下の水位管理が可能となる。工程(案)は11頁。1月中旬まで吸込み管製作、その後、交換を実施する。ドレンサンプピット周辺の線量(12月9日測定)は12頁。ドレンサンプピットカバー内部(ピット上部)の空間線量は30mSv/h以上、排気筒北側の配管下部の表面線量は100mSv/h以上で、高い線量が確認された。今後の水平展開(13頁):ピットに対する水平展開として、内包する水の放射能濃度が103Bq/L(K排水路の137Cs濃度。これを超えるものはフォールアウトの影響よりも高濃度と考える)を超える物を対象に、状況を踏まえて追加対策をおこなう。スクリーニングの結果、3/4号機排気筒ドレンサンプピット(14頁。たまり水は約1800L、137Cs濃度が1.1×103Bq/L)を抽出。トレンチに対する水平展開としては、放射能濃度の高いものから順次トレンチの閉塞作業を行っており、現状の対策を継続する。
【資料2】建屋滞留水処理の進捗状況について(PDF)
4号機建屋たまり水の仮設移送(3頁)。4号機T/B・Rw/Bにおける既設たまり水移送装置で移送出来ない残水について、12月中に仮設移送ラインの設置を完了し順次移送する計画。
高温焼却炉建屋地下階の調査(4頁)。水中ドローン(ROV)による詳細な線量調査と目視確認を12月3日より開始。調査は建屋北側から実施中、南側も順次実施してく。目視確認の結果、プロセス主建屋よりも土のうの損傷が大きい。土のう表面の線量は最大約4Sv/h。ゼオライトの他、活性炭と思われる黒い粒も確認(写真あり)。なお、プロセス主建屋でサンプリングを計画(1月実施予定)。
プロセス主建屋、高温焼却炉建屋の床面露出(5頁)。床面露出に必要な設備(1-4号機建屋たまり水をセシウム吸着装置等へ直送する配管)は設置済だが、ゼオライト露出による線量上昇、および、α核種の拡大(下記参照。後段設備へ拡大することにより、万一の漏えいリスクが増大するとともに、作業員に対するα核種汚染のリスクも増大)の懸念に対する対策を優先して進める。具体策は現在検討中。
建屋たまり水のα核種の拡大防止(6頁)。2,3号機R/Bたまり水に比較的高い全α(3-5乗Bq/Lオーダー)が検出されているものの、セシウム吸着装置入口では概ね検出下限値程度(1乗Bq/Lオーダー)であり、全α濃度の傾向監視とともにα核種の性状分析等を進め、並行して、α核種の低減メカニズムの解明を進めている。建屋貯留時の沈降分離等による可能性が考えられ、現状のプロセス主建屋・高温焼却炉建屋での一時貯留がなくなると、セシウム吸着装置等にα核種を拡大させる懸念がある。今後、R/Bのたまり水水位をより低下させていくにあたり、更に全α濃度が上昇する可能性もあることから、プロセス主建屋・高温焼却炉建屋の代替設備の設置も踏まえたα核種拡大防止対策を検討していく。
【資料3-1】福島第一原子力発電所1/2号機排気筒解体工事1~4ブロック作業の振り返りについて(PDF)
4ブロック目の作業状況(3頁)。10月27日に作業着手。鉄塔解体装置で斜材8本の切断を11月7日に、主柱(しゅばしら)材4本の切断を27日に完了。同じく27日に筒身を約85%まで切断した時点でチップソーの噛み込みが発生(11月28日参照)。噛み込みの解消を試みるも困難であったので、12月3、4日に搭乗設備で作業者が昇筒し、グラインダーを用いて人力で切断を完了した(12月2、4日参照)
噛み込み発生の原因については14頁。ミシン切りにおける旋回切り(水平方向へ切り進んでいく切り方)で縦切り部分とつながるときに、刃の進入深さを50mmと深くしていた(深い方が切断スピードが大きい)ため、切断面の上側と下側の筒身が水平方向に互いにズレた際に刃を噛みこんだ。クレーンで切断面の上部を引上げながら刃を引き抜こうとしたが、刃の侵入深さが50mmと大きかったために引き抜きが難航、その途中で装置が動作しなくなった。対策として、切断線が繋がる箇所については、噛み込み防止のために旋回切りから押し切りに手順を見直し、噛み込んだ場合にも解消しやすいように進入深さは20mmに見直し(これまでの実績から、20mm程度の噛み込みは解消できると判断)。
12月3、4日の作業では、合計4班(延べ11名)が作業に当たった(15頁。うち、1班は線量測定(2名)、別の1班は筒身のグレーチング調査およびグレーチング取外しなどを担当(3名、2日参照)、残り2班が筒身切断担当(切断作業者1名、補助作業者1名、監視員1名の計3名)。作業を担当したのは、線量測定、グレーチング関係の両班、および、筒身切断の2班のうちの1班。筒身切断担当班のみ、3、4日両日に作業実施、線量測定およびグレーチング関係の各班は3日のみ。班の構成などについては9日あたりに言及があった)。作業時間は1班あたり約1-5時間(搭乗設備吊上げ開始から地上への帰還まで)、個人最大被曝線量は0.52mSv/人·日。今後も万一の作業に備え、搭乗設備への遮へい追加等、作業者の更なる安全対策を準備する。
1-4ブロック振り返り概要(5頁)。解体作業:4ブロック目終盤で発生した刃の噛み込みについては、手順の見直し(上記参照)を行うことで5ブロック目以降の切断に対応する(6、7頁)。準備作業:改めて作業手順の点検・見直しをおこなって手順書へ反映し、現場での当社及び協力企業による確認を行っていく。作業環境改善:解体装置へのカメラ・照明の追設、通信の二重化(電波障害対応。二重化することで通信途絶後に短時間で復旧できる。9月11日参照)をおこなってきた。
今後のスケジュールの見直し(8頁)。これまでの実績を踏まえて工程を精査した結果、完了時期は2020年5月上旬頃となる見通し(見直し前は2020年度末予定)。ただし、悪天候や装置トラブルなどの予備日は考慮せず。5ブロック目については、今日より準備作業を開始しており、準備出来次第、解体作業を作業開始する。
【資料3-2】地震・津波対策の進捗状況(PDF)
建屋開口部閉止作業の進捗状況(2頁)。12月13日現在、77/122カ所完了。
千島海溝津波防潮堤の設置作業の進捗(9頁)。全長約600mのうち約160m据付完了(2020年度上期完成予定)。
メガフロート対策の進捗状況(13頁)。現在は「着底マウンド造成」、「バラスト水処理」、「内部除染」を実施中。
アレバ除染装置スラッジ移送の対応状況(16頁)。プロセス主建屋1階に除染装置スラッジの回収に必要な屋内設備を設置するため、2019年2月より同エリアの環境改善を実施中。1階の高線量エリアでは 、ダスト発生源と推定される固形・粉末スラッジの堆積を吸引回収(18頁)。既存設備内の残留スラッジは、攪拌ノズルで攪拌し設備の循環運転によりスラッジの回収を実施(19頁。作業前後で有意な変化が確認できなかったため、既存設備内からスラッジの直接吸引を検討中。1月よりスラッジ直接吸引方法のモックアップを実施し、3月頃より対策実施を予定 )。今後の予定は20頁。
【資料4】3号機燃料取扱設備の状況について(PDF)
燃料取扱設備の最終状況確認(2頁)。14日に模擬燃料をキャスク内の収納缶に着座させる作業をおこなっていたところ、1カ所目は着座できたが、2カ所目でチャンネルファスナー(チャンネルボックスを燃料体に固定する部品)が収納缶に干渉する事象を確認。その後、3、4カ所目も同様だった。燃料を下ろしていく途中で下部タイプレートが収納缶に入った段階で、マストをあらかじめ南側に16mm移動させると収納館に着座できることを4カ所目で確認。翌15日に、南側に移動させる手順でキャスク中央の収納缶に着座させる試験を実施したところ、再びチャンネルファスナーの干渉を確認し、試験を中断。調査の結果、燃料が着座するより約800mm高いところで燃料が北西側に偏る(マストが傾いている)ことを確認。また、燃料を抜き出す際も同じ高さ座標で北側に偏ることを確認。収納缶には傷などの異常は見られなかった。原因について調査中、燃料取出し作業の再開は、この事象の対策を講じた後となる。
ガレキ撤去状況(3頁)。ガレキ撤去により13日までにハンドルが確認できた燃料は337/566体。2015年に確認された6体と合わせて全部で12体の燃料のハンドル変形を確認(11月から変わらず)。
マニピュレーター左腕の動作不良(5頁)。フランジプロテクター設置作業は、燃料取扱機補助ホイストで設置する運用とする。改良型フランジプロテクター(12日参照)の写真あり。
今後の予定(4頁)。上記の不具合(チャンネルファスナーの干渉)について解消すれば、今月中に作業再開。
【資料5】5・6号機重油タンク防油堤内ドラム缶の処理状況について(PDF)
【参考1】福島第一原子力発電所 中期的リスクの低減目標マップを踏まえた検討指示事項に対する工程表(PDF)




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月16日 - Twilog
12/16のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年12月15日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:26-14:23に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は588m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(11日採取)と集水タンクNo.1(6日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が850Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.0Bq/L)、第三者機関が0.48Bq/L。明日16日に排水の予定。



2019年12月14日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:44-13:46に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は601m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。12日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。No.7と9はポンプ不具合のため採取中止。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(17日公開)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(10日採取)と集水タンクNo.7(4日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日15日に排水の予定。



2019年12月13日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)(1月21日公開)

地下水バイパス、10:24に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、14日の日報より)17:50に排水を停止。排水量は2031m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(9日採取)と集水タンクNo.6(3日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が760Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日14日に排水の予定。



2019年12月12日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1-3号機窒素封入設備信頼性向上対策工事、窒素封入ラインの信頼性向上を目的として新設した窒素封入ラインを用いた通気試験を今日12日に開始(11日参照)。この通気試験にともない、11:36に1号機の窒素封入量を以下のとおり変更:
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:15 Nm3/h→30 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  :15 Nm3/h→ 0 Nm3/h
その後、試験終了にともない、15:03に以下のとおり変更:
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:30 Nm3/h→15 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  : 0 Nm3/h→15 Nm3/h

10:10頃、水処理建屋で体調不良となった東電社員について通報あり。入退域管理棟緊急医療室の医師により救急搬送の必要ありと判断され、10:37に救急車を要請。その後、救急車で病院に搬送された。当該社員に意識はあった。


その他


3号機燃料取出し再開の状況。マニピュレーター左腕の不具合(10月16、31日、11月28日参照)については、関節を固定した状態でガレキ撤去を実施中。マニピュレーター左腕で実施予定だったフランジプロテクター設置については、燃料取扱機の補助ホイストで作業を代替できるよう、プロテクターの改良をおこなっている。マストホイストのワイヤーロープ乱巻(10月31日、11月28日参照)については、乱巻でつぶれたロープの交換を9日に実施済み。また、過剰な巻下げを防止するインターロックを設置した。現在、機器の動作確認中で、準備出来次第、燃料取出し作業を再開する。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(79.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年10月31日-12月5日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(79.3KB)(PDF)
9日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
5日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日13日に排水の予定。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月12日 - Twilog
12/12のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年12月11日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点


その他


1-3号機窒素封入設備信頼性向上対策工事、窒素封入ラインの信頼性向上を目的として新設した窒素封入ラインを用いた通気試験を12日より実施する予定。この通気試験に伴い1-3号機の窒素封入量を以下のとおり変更。
1号機窒素封入量変更予定
(12月12日)
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:15 Nm3/h→30 Nm3/h→15 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  :15 Nm3/h→ 0 Nm3/h→15 Nm3/h
(12月20日)
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:15 Nm3/h→30-15 Nm3/h→15 Nm3/h(段階的に実施)
・ジェットポンプ計装ラックライン  :15 Nm3/h→ 0-15 Nm3/h→15 Nm3/h(段階的に実施)
2号機窒素封入量変更予定
(12月17日)
・原子炉圧力容器ライン:13 Nm3/h→13 Nm3/h→13 Nm3/h
・原子炉格納容器ライン: 0 Nm3/h→13 Nm3/h→ 0 Nm3/h
3号機窒素封入量変更予定
(12月16日)
・原子炉圧力容器ライン:16 Nm3/h→16 Nm3/h→16 Nm3/h
・原子炉格納容器ライン: 0 Nm3/h→16 Nm3/h→ 0 Nm3/h
(12月19日)
・原子炉圧力容器ライン:16 Nm3/h→16 Nm3/h→16 Nm3/h
・原子炉格納容器ライン: 0 Nm3/h→16 Nm3/h→ 0 Nm3/h

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。9日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1100Bq/L。



2019年12月10日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

(以下、11日の日報より)1-3号機窒素封入設備信頼性向上対策工事、10:54に計画的に運転上の制限外へ移行し、窒素ガス分離装置(B)(C)から新設窒素ガス分離装置(A)(B)への切替作業を開始(9日参照)。その後、切替作業終了にともない、非常用窒素ガス分離装置が動作可能となったことから、16:51に運転上の制限内に復帰。
なお、切替作業開始にともない、11:42に1号機窒素ガス封入量を変更:
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:15 Nm3/h→30 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  :15 Nm3/h→ 0 Nm3/h
その後、作業終了にともない、12:04に再び1号機窒素ガス封入量を変更:
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:30 Nm3/h→15 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  : 0 Nm3/h→15 Nm3/h

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)(1月21日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)(1月21日公開)

サブドレン他水処理施設、10:08-14:21に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は630m3


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。5日採取(7日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)


廃炉情報誌「はいろみち」第16号を発行した。
第16号[2019年12月10日発行] (PDF 3.89MB)
「はいろみち」読むと、老若男女を問わず志願して1Fに来る人がいるのがよくわかる。廃炉とかデブリ取出しについて「そんなのできっこない」と安易にいう人がいるけれど、そういう人たちの言うことよりも、実際に1Fで仕事してる人たちの方が信用できるのは当然だよな。

実施計画(2018年9月3日申請)の一部補正を規制委に提出。
補正:仮設保管設備の撤去および廃棄物発生量三か年予測の更新に伴う変更。一時保管エリアA(A1、A2仮設保管設備(テント))の廃止にともなう変更(設備の解体に関する新規記載など。2018年9月3日参照)、2020年度までの放射性固体廃棄物等の想定保管量と保管容量の反映と見直しにともなう変更、など。

2019年12月9日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:20-14:52に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は676m3

1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)(1月21日公開)

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)(1月21日公開)

共用プール建屋の西側法面のフェーシングを点検する作業に従事していた60代男性作業者が胸の痛みを訴え、緊急医療室で受診。診察の結果、緊急雨搬送の必要ありと判断され、09:50にドクターヘリを要請、ヘリで福島県立医大へ搬送。当該作業者の1F経験は6カ月。朝の健康状態チェックは良好だった。


その他


1-3号機窒素封入設備信頼性向上対策工事のうち、窒素ガス分離装置(B)(C)から新設窒素ガス分離装置(A)(B)への切替作業を明日10日に実施予定。切替作業中、非常用窒素ガス分離装置は、動作不能となるため、運転上の制限「窒素ガス分離装置1台が専用ディーゼル発電機により動作可能であること」が満足出来ない状態となることから、計画的に運転上の制限外に移行し、作業を実施する。
また、切替作業で配管の構成が変更になるのにともない、1号機の目標窒素封入量が変更となるため、下記のとおり流量調整を行う。
切替作業前(変更前)
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:15 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  :15 Nm3/h
切替作業中
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:30 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  : 0 Nm3/h
切替作業後
・原子炉圧力容器ヘッドスプレイライン:15 Nm3/h
・ジェットポンプ計装ラックライン  :15 Nm3/h
なお、2号機、3号機は目標窒素封入量の変更はない。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 430 報)(PDF)
3号機海水配管トレンチ建屋接続部の充填閉塞にともない、トレンチ内のたまり水を3号機建屋に約300m3移送した。これを含めて3号機建屋貯蔵量が200m3減っている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(5日採取)と集水タンクNo.5(2日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が800Bq/L、第三者機関が840Bq/L。明日10日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11月28-12月4日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

実施計画(2019年6月13日申請)の一部補正を規制委に提出。
補正:1-4号機 滞留水移送装置の追設について。床面露出したエリアに設置してある水位計の運用を現状に合わせて変更。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月09日 - Twilog
12/09のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年12月8日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:35-13:59に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は655m3

窒素ガス分離装置AおよびBを並列運転していたところ、11:30に窒素ガス分離装置Aが停止。窒素ガス分離装置Bは運転を継続しており、格納容器内への窒素供給は継続している。また、プラントデータ(原子炉格納容器内水素濃度、原子炉格納容器内温度等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されていない。12:56に待機状態であった窒素ガス分離装置Cを起動し、2台運転に復帰した。停止した窒素ガス分離装置Aについては、今後、調査する。
福島第一原子力発電所 窒素ガス分離装置A停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 窒素ガス分離装置A停止について(続報)(報道関係各位一斉メール)
2台並列運転の威力。


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(4日採取)と集水タンクNo.4(11月26日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が680Bq/L、第三者機関が750Bq/L。明日9日に排水の予定。



2019年12月7日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:10-14:35に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は658m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。5日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1300Bq/L。No.7と9はポンプ不具合のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(3日採取)と集水タンクNo.3(1日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が870Bq/L。明日8日に排水の予定。



2019年12月6日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)(1月21日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)(1月21日公開)

(以下、7日の日報より)5号機使用済燃料プール、補助海水系のストレーナ点検にともない、11月25日にプールの冷却を使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)から残留熱除去系(RHR系)非常時熱負荷モードへ切替え。
点検作業が終了したので、今日6日13:51にRHR系非常時熱負荷モードを停止し、14:27にFPC系に切替えて、もとに戻した。この切替えの間、プールの冷却が停止。切替え後のプール水温は16.0℃(停止時は16.6℃)(11月23日参照)

サブドレン他水処理施設、10:32に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、7日の日報より)14:35に排水を停止。排水量は658m3


その他


昨日5日22:09、5/6号機共用排気筒で定例で実施している放出気体の測定(手分析)を行ったところ、137Csを微量に検出した(これまでは検出限界値未満だった)。状況は以下のとおり:
・測定箇所:5,6号機共用排気筒
・試料採取期間:2019年11月28日-12月5日
137Cs濃度:8.1×10-9Bq/cm3(前回値:<2.8×10-9Bq/cm3(検出限界値未満)、周辺監視区域外の空気中濃度限度:3×10-5Bq/cm3
・発電所敷地境界・構内ダストモニタ指示値及びモニタリングポスト指示値については有意な変動なし
なお、当該期間に排気筒につながる稼働した建屋側排気設備について確認した結果は以下のとおり。
・5,6号機共用排気筒の放出気体を常時監視している放射線モニタに有意な変動なし
・同期間にサンプリングしていた5,6号機原子炉建屋常用換気系および6号機非常用ガス処理系の分析結果は検出限界値未満であった
・5,6号機サービス建屋内の代表ポイントで週1回ダストを採取し測定しており、当該期間では12月3日に測定し、その結果は検出限界値未満であった
また、11月28日に実施したサンプリングポンプ点検後の運転にともない、流量調整を行っていた。以上のことから、サンプリング配管内のフォールアウト由来の放射性物質を含む付着物が剥離した影響と推定。

水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(2日採取)と集水タンクNo.2(11月30日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が800Bq/L。明日7日に排水の予定。



2019年12月5日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1/2号機排気筒解体作業、4ブロック目の解体を4日に完了した。今日より、サブドレンピットNo.208の復旧作業を実施中(明日完了の予定。5月30日、7月25日、9月2日参照)。4ブロック目の解体作業の振り返りをおこなっており、これが終わってから5ブロック目に着手する。また、作業の完了時期については、振り返りの内容をもとに精査して報告する予定。

08:25頃、3号機T/B屋上のガレキ撤去状況を調査するため撮影をおこなっていたドローンが、3号機R/Bカバーの海側壁面に接触し、R/B海側にある歩廊上に落下
福島第一原子力発電所 発電所構内における調査用ドローンの落下について(44.0KB)(PDF)
飛行ルートは立ち入り規制しており、落下箇所も無人で、人身災害は発生していない。R/Bカバー壁面に損傷はなく、周辺の放射線モニタやダストモニタにも有意な変動はない。落下箇所にも損傷はない。ドローンは09:00に落下場所から回収済み。
原因と対策:
・飛行プログラムのルート設定時に用いた地図の位置情報に10m程度の誤差があった→水平方向に誤差があっても接触が生じないような高度を確保してルート設定をする。
・自立(自動)プログラムにより飛行していたが、後方飛行の場合、接触防止センサーが働かない。→後方飛行をおこなわないように設定する。

サブドレン他水処理施設、10:20に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、6日の日報より)14:20に排水を停止。排水量は598m3

非常用窒素ガス分離装置の点検を3日より実施していたが、作業が終了し動作確認で異常ないことから、15:20に運転上の制限内に復帰した。2日参照。


その他


3号機T/Bたまり水移送装置設置作業の現場にモルタルが流入
福島第一原子力発電所 3号機タービン建屋滞留水移送装置設置作業におけるモルタル流入について(58.3KB)(PDF)
3号機海水配管トレンチ閉塞作業(2016年3月に完了)において、充填がまだ完了していなかった建屋接続部(建屋たまり水の水位低下に合わせて充填する予定となっていた)について、11月5日よりモルタルの充填作業を実施している。充填箇所には、隣接する3号機T/B地下1階サービスエリアにつながる貫通部があり、ここからモルタルがT/B側に流入しているのを12月3日に確認している(2頁に断面図。この流入は事前に想定していたもの)。この3号機T/B地下1階サービスエリアでは、10月1日よりたまり水移送装置設置に向けた干渉物撤去作業(9月30日、10月3、31日参照)をおこなっており、4日にこの作業への影響について調査したところ、撤去予定の既設ポンプが収められているピット内にもモルタルが流れこんでいることを確認した。今後、詳細を調査する。
海水配管トレンチ閉塞作業において、モルタルが流入する可能性のある場所でたまり水移送装置設置関係の作業をおこなっているという認識がなかったために、このような状況が発生したもの。
海水配管トレンチの建屋接続部への充填作業は、2号機でも実施している。6月18日、8月2、29日参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(1日採取)と集水タンクNo.1(11月29日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が720Bq/L、第三者機関が760Bq/L。明日6日に排水の予定。

放射線データの概要 11月分(11月1日~11月30日)(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月05日 - Twilog
12/05のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年12月4日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1/2号機排気筒解体作業、今日4日に4ブロック目の解体を完了した。
(03:11) 福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体作業(12月3日作業風景)(動画)
(03:26) 福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体作業(12月4日作業風景)(動画)

サブドレン他水処理施設
、10:23-14:40に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は639m3

非常用窒素ガス分離装置の点検を昨日3日より実施中。2日参照。

その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。2日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1100Bq/L。水位計の故障でくみ上げが停止していたNo.2と4が復帰。これで、すでに復帰したNo.1と3(11月30日参照)と合わせて、10月末から故障していたNo.1-4は全て復帰した。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(11月30日採取)と集水タンクNo.6(11月28日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が740Bq/L、第三者機関が800Bq/L。明日5日に排水の予定。



2019年12月3日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

非常用窒素ガス分離装置の点検を開始。10:01に運転上の制限外に計画的に移行して点検を開始した。2日参照。


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。11月28日採取(30日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(11月29日採取)と集水タンクNo.5(11月27日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日4日に排水の予定。



2019年12月2日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)(1月21日公開)

サブドレン他水処理施設、10:22-14:41に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は645m3


その他


1/2号機排気筒解体作業昇降設備を用いた筒身切断作業について。
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体作業 昇降設備を用いた筒身切断作業について(432KB)(PDF)
11月27日にチップソーの刃が切断中の筒身に噛み込んで作業を中断している。今後、作業者が搭乗設備を使用して昇筒し、グラインダーで筒身を切断する予定(28日参照)。この人力作業を実施するにあたり、作業手順や安全対策の再確認、搭乗設備吊り上げ時における風の影響確認、より実作業と近い条件下での筒身切断訓練等を実施した。
今後の予定:作業者が排気筒に取り付く際、排気筒のグレーチング上を移動し、グレーチングの一部を外した穴から昇降設備で降下する。このため、事前に当該グレーチング取外し可能範囲や健全性・干渉物等の調査を実施する。また、グレーチングが容易に取外しできる場合は、取外しを行い、鉄塔解体装置の発電機への給油についてもあわせて実施した上で、筒身の切断をおこなう計画。グレーチングが外せない場合は、切断する。
作業実施の判断基準、実施時の体制(2頁。装備は、全面マスク、Y装備のうえに、グラインダー使用で火の粉が出るので火気服、皮手袋、溶接頭巾、およびフルハーネスを着用)。安全対策(3頁)。作業手順(4頁)。訓練の様子(5頁)。搭乗設備への風の影響確認、グラインダーでの切断調査(6頁)。使用する道工具類(7頁)。
天候を見ながら、早ければ明日の早朝から着手予定。作業者は100m以上の高所での作業経験者。緊急時の対応として、筒身切断をする作業者が自分で動けなくなった場合に、補助の作業者がレスキュー装置で切断作業者を引き上げて地上まで移動させることができる態勢をとっている。計画線量は2.5mSv/日·3人(作業は1班3人で実施)、筒身の切断作業の担当者は0.9mSv/日。

12月3-5日に非常用窒素ガス分離装置(通常は待機状態)の点検を実施予定。
点検中は装置が動作不能となるため、運転上の制限「窒素ガス分離装置1台が運転中であること及び他の窒素ガス分離装置1台が専用ディーゼル発電機により動作可能であること」が満足できなくなるので、計画的に運転上の制限外に移行して点検を実施する。
なお、点検期間中においては、毎日の点検作業終了時に非常用窒素ガス分離装置を動作可能な状態に復旧する等の安全措置を定める。

月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
福島第一原子力発電所第1号機、第2号機及び第3号機の原子炉内温度計並びに原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(PDF)
2号機RPV周辺温度計(下部)(参考に使用) TE-2-3-69M3(SUPPORT SKIRT AT MTG.FLANGE)について、特異な挙動が確認されたので直流抵抗測定をおこなった結果、定検平均値比の1.10以下、事故後直流抵抗測定最小値比の1.30以上であった。二次評価においては、周辺温度計と比較し指示が乖離しており、全体的な挙動が原子炉の状態変化に追従していない。以上より、2号機 TE-2-3-69M3 について正しい値を示していないと工学的に判断し「故障」と評価した。評価フローについては4頁を参照。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 429 報)(PDF)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11月21-27日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:減容処理設備の設置。減容処理設備(ガレキ類のうち、金属・コンクリートを効率よく保管するために減容する設備。2015年11月26日、2019年6月27日参照)を新設する。

この日、廃炉・汚染水対策チーム会合(第5回)があり、中長期ロードプマップの改訂案について話し合われた。以下、経産省のサイトより。
資料1 中長期ロードマップ改訂案について(PDF形式:1,059KB)
資料2 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(案)(PDF形式:962KB)
議事録(PDF)






動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年12月02日 - Twilog
12/02のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年12月1日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:52-14:52に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は596m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(11月27日採取)と集水タンクNo.3(11月25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が680Bq/L、第三者機関が720Bq/L。明日2日に排水の予定。



2019年11月30日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:20-14:16に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は585m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。28日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1200Bq/L。No.7と9はポンプ不具合のため採取中止。No.1と3は水位計故障のため10月31日採取分から採取できていなかった(11月2日参照)が、復旧したらしい。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(26日採取)と集水タンクNo.2(24日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が690Bq/L。明日1日に排水の予定。



2019年11月29日(金)

今日のお仕事




プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:12-14:01に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は570m3


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況(PDF)
10月の最大被曝線量は6.92mSv、平均値は0.33mSv(APD値)。四半期ごとの集計あり。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(25日採取)と集水タンクNo.1(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が650Bq/L、第三者機関が690Bq/L。明日30日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、排水の確認結果(2019年度第1四半期分)。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の排水に関する確認結果(2019年度第2四半期分)(PDF)
実測値あるいは実測値を元に評価した3か月平均濃度の評価値(48核種)。2019年度第2四半期分のサブドレン他水処理施設からの排水(浄化水)について、告示濃度限度に対する比の和が実施計画に定める値(0.21)を下回ることを確認した。
前回は9月12日(2019年度第1四半期分)。



2019年11月28日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:03に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、29日の日報より)14:56に排水を停止。排水量は728m3

1/2号機排気筒ドレンサンプピットで水位低下を確認した件(27日参照)。当該ピットの水位低下については、ピット外への漏えいが否定できないことから、核燃料物質等の管理区域内での漏えいに該当すると考え、今日28日10:30、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づき制定された、福島第一規則第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき」に該当すると判断した。
福島第一原子力発電所 1/2号排気筒ドレンサンプピット水位低下傾向の確認について(続報)(報道関係各位一斉メール)
水位低下はピット底部から325mm程度までは比較的顕著で、それ以降はゆるやか。水位低下分が漏えいしたとして、漏えい量は300-400L。ピットの水を移送する自動ポンプの起動・停止設定値は、現在、起動340mm、停止320mmとしている。さらに低下できないか検討中。周辺での作業のうち、排気筒解体作業の落下物、周辺の地盤改良、凍土壁については、この事象と因果関係のないことを確認した。この他にも可能性のある作業等を抽出し関係を調査する。下記のロードマップ会見資料を参照。


その他


1/2号機排気筒解体作業チップソーの噛み込みが発生
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体作業におけるチップソーの噛み込みについて(165KB)(PDF)
昨日27日の筒身切断作業中に、内周切断装置チップソーの刃の筒身への噛み込みが発生し、作業を中断。クレーンで解体装置ごと筒身を吊り上げて荷重調整するなどの作業を実施したが解消に至らず、この作業の過程でチップソーモーターの傾きや旋回機構の動作不良も発生。
時系列は1頁。26日に鉄塔解体装置の吊り上げを開始。27日に主柱4本の切断を完了後、10:44に筒身の残り50%の切断を開始。12:00に3カ所目(南西)の切断中に噛み込み発生(筒身の85%まで切断済)。その後、18:00まで噛み込み解消作業を実施、その際にチップソーモーターの傾き(17:25)、旋回機構の動作不良確認(18:00)、18:00に作業中断を判断した。
噛み込みの状況(2頁)。筒身の切断面の上下がずれて、刃がはさまれた。
対応策の検討(3頁)。4つの案について検討したが、噛み込みを解消して解体装置による切断を再度おこなう(噛み込み解消作業で解体装置がさらに故障して有人での対応が必要になる可能性あり)よりも、作業者が人力で筒身切断する方が、作業者の高所作業時間短縮になるという判断から、④案(作業員が昇筒し、人力で残りの筒身を切断する。)を採用する。具体的には、クレーン吊りの搭乗設備を使って作業者が解体装置に乗り移り、解体装置に付属の昇降設備を使って作業者が筒身に取り付いて磁石で体を筒身に固定し、ディスクグラインダーで残っている切断長さ1.3mを切断する(4頁)。切断終了後は、搭乗設備で作業者が退避したのちに、解体装置と切断した筒身を一体で吊り下ろす。作業者の装備はY装備、3人(切断作業1名、補助1名、搭乗装置に監視1名)で作業を実施する。作業する高さ(地上110m)の排気筒周辺の雰囲気線量は0.08mSv/h。実施日時は明日29日の夕方以降、天候や検討状況などを踏まえて決める。
この方法(作業者の筒身へのアクセス、人力での筒身切断作業)の訓練は実証試験で実施済(1月17日参照)。搭乗設備による有人作業は、筒身解体装置の発電機で燃料切れが発生した際に、給油をおこなった実績がある(9月2日参照)。昇降設備の使用は今回が初めて。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1)(79.4KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年10月17日-11月21日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(79.4KB)(PDF)
25日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(24日採取)と集水タンクNo.6(22日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が640Bq/L、第三者機関が660Bq/L。明日29日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第72回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(PDF 5.03MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水の貯蔵および処理の状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、たまり水の貯蔵状況(長期グラフ)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(PDF 6.53MB)
要員管理(8頁左)。10月の1日あたり作業員数は平均で3,790人(実績)。12月の想定は約3,770人。
熱中症発生状況(8頁左)。11月25日までの熱中症は13人(2018年度は11月末時点で8人)発生。詳細については下記を参照。
インフルエンザ・ノロウイルスの発生状況(8頁右)。11月18-24日にインフルエンザ感染者3人、ノロウイルス感染者0人(昨シーズン同時期はインフル0人、ノロ3人)。
対策の一環として協力企業作業員を対象に11月13日-12月13日に1Fでインフルエンザ予防接種を無料で実施中(11月22日時点で1565人に接種)。近隣医療機関でも同様に実施予定(12月2日-1月30日)。
プロセス主建屋、高温焼却炉建屋地下階におけるゼオライト安定化に向けた検討状況(通しで3頁)。プロセス主建屋地下階のゼオライト土嚢が線源となる放射線について、プロセス主建屋のたまり水処理が進んで床面露出した際に地上階開口部の最寄りとなる敷地境界評価点における線量への影響を評価した(5頁)。その結果、床面露出時に最寄り敷地境界評価点における実効線量は10-4mSv/yオーダーの増加であり、ほとんど影響はない。1階開口部では現在の線量率(11mSv/h程度)に加えて14mSv/h上昇。1階廊下での上昇分は0.7μSv/h。今後の計画(6頁):プロセス主建屋でゼオライトのサンプリングを計画(2020年1月実施予定)。高温焼却炉建屋でも水中の現場調査を2019年12月に実施予定、その結果から床面露出時の影響評価を実施する。両建屋について、追加調査(追加サンプリング等)、線量再評価等を必要に応じて計画し、並行して対応方針の検討も進める。ゼオライト安定化検討内容(7頁):遠隔回収(ゼオライトを吸引回収し、容器等で保管)・遠隔集積(ゼオライトを地下階で集積し、容器等で地下階に保管)・固化(ゼオライトをモルタル等で固化)の3案に加え、それぞれの組み合わせ等について実現可能性を含めて検討中。
1/2号排気筒ドレンサンプピット水位低下傾向の確認(8頁)
水バランスシミュレーション(17頁)
タンク建設進捗状況(19頁)。フランジ型タンク/溶接型タンクの運用状況(21頁。フランジ型タンクの淡水は、現在Sr処理水が貯留されている溶接型タンクを再利用して貯留する計画であり、26日より移送を開始、12月頃に完了の見込み)。
汚染⽔発⽣量の予測と実績(23頁)
サブドレン他水処理施設の運用状況(24頁)。運転状況(26頁):5月30日よりL値T.P. 550mm(台風19号対策として10月12-15日に一時的に全ピットのL値をT.P. 1400mmに変更。また、10月25日の大雨によるLCO逸脱対応で1号機Rw/Bおよび2号機T/B付近の⼀部サブドレンピットでT.P.1300mmに設定、11月25日よりT.P.+1.000mmに変更している。今後、降⾬による建屋⽔位上昇等を確認しながら、周辺のサブドレンの設定⽔位まで低下させることを計画)、至近1カ月の平均くみ上げ量約779m3/日。排水実績(27頁):11月25日までに1158回排水。1/2号機排気塔周辺トリチウムの濃度上昇への対応(28頁)。
建屋周辺の地下⽔位、汚染⽔発⽣の状況(30頁)。建屋周辺の地下水位の状況(32頁)。サブドレン・護岸エリアのくみ上げ量推移(33頁)。汚染水発生量推移(34頁)。凍土遮水壁の状況(35頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(48頁)。H4エリア周辺(49頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(52頁)。排水路(54頁)。海水(55頁)。
多核種除去設備ALPS A系クロスフローフィルター二次側絞り弁のにじみ事象(57頁)。11月7日の件。当該弁は二次側流量調整等を実施することから操作頻度が高いため、グランドのゆるみが発生したと考えられる。グランド部の増し締め実施後滲みが停止していることから、養生を実施して継続監視を行い、必要に応じて増し締めを実施する。
1号機燃料取り出しプランの検討状況(通しで4頁)。1号機は2018年1月よりオペフロの瓦礫撤去作業に着手。オペフロ北側および中央の屋根スラブ撤去は概ね完了したが、オペフロ南側については天井クレーンおよび燃料取扱機が損傷して残置している状況であり、調査を進めてきた(9月26日参照)。また、原子炉ウェルプラグのズレや汚染状況についても調査を進めてきた(9月26日参照)。今後、オペフロ南側の崩落屋根等の撤去を進めるために、これらの調査結果を踏まえ、ダスト飛散に留意したより慎重な作業が求められる。このため、これまで検討してきた「ガレキ撤去完了後に燃料取り出し⽤のカバーを設置する」プラン(プランA)に加えて、ダスト⾶散対策の信頼性向上等の観点から「原⼦炉建屋を覆う⼤型カバーを設置し、カバー内でガレキ撤去をおこなう」プラン(プランB)の2案について検討中(6、8頁)。検討にあたっては、ダスト飛散対策・作業員被爆・雨水対策(雨水流入抑制により汚染水発生低減)・周辺工事との干渉の4点を中心に、総合的に評価する(7頁)。3号機の際と異なり、1F周辺地域で帰還が進んでいることから、より充実したダスト飛散対策を取るため、とのこと。1号機は3、4号機と違って水素爆発による建屋のダメージが小さいことを確認済なので、大きなカバーを設置することが可能。
3号機燃料取扱設備の状況(通しで9頁)。マニピュレーター左腕の動作不良(11頁。10月16、31日参照):当該の関節を固定してガレキ撤去作業を実施していたが、動作不良が発生していないことから使用を継続することとした(マニピュレーターの予備品は納入済みで、不具合時は交換可能)。フランジプロテクターの設置は燃料取扱機補助ホイストを用いる代替策で対応可能であり、新規フランジプロテクターを製作中。燃料取扱機マストワイヤーロープの乱巻(12頁。10月31日参照):ロープの交換を12月中に予定。また、乱巻きの再発防⽌対策として、マストの荷重検知装置設定値変更を12⽉中に実施予定。
予備品の手配状況(14頁)。
ガレキ撤去状況(15頁)。ガレキ撤去により26日までにハンドルが確認できた燃料は286/566体。9月2日のガレキ撤去再開以降、新たに6体のハンドルが変形しているのを確認した(16頁。うち2体について14日に報告済み)。これにより、2015年に確認された6体と合わせて全部で12体の燃料のハンドル変形を確認。また、2015年にハンドル変形が確認された燃料6体について周囲のガレキ撤去後に撮影したところ、うち1体でチャンネルボックスの変形を確認した(17頁)。現在、プール水質等に変動はなく、環境への影響はない。今後、ガレキ撤去を進め、燃料上部の変形状態を確認し、燃料被覆管や燃料取出しへの影響を評価する。今後の予定は18頁。
1/2号機排気筒解体の進捗状況(20頁)。先月以降、これまでのまとめ。
1号機飛散防止剤散布実績と予定(49頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(50頁)
使用済燃料等の保管状況(51頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(PDF PDF 4.98MB)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業(通しで3頁)。アクセスルート構築のためのX-2ペネAWJ穿孔作業においてダスト濃度が上昇した件(6月10、27日、7月25日、8月29日、10月31日参照)。作業監視用ダストモニターを原子炉キャビティー差圧調整ラインに設置する作業を10月25日に開始(9月26日、10月31日参照)。配管内の汚染を確認したため汚染拡大防止対策を施したのち、配管内部が閉塞せずに原子炉キャビティー内に通じていることを11月6日に確認。7日に配管内にモニター用ホースの敷設を完了(12、13頁。13頁に写真あり)。25日よりデータ拡充作業(6頁。10月31日参照)を実施中。今後、試料の分析およびデータ評価を進め、周辺環境への影響が出ないよう切削時間の適正化をおこなう予定。これまでのAWJ作業では、格納容器ガス管理システムの本設ダストモニター(フィルターの下流側)および敷地境界ダストモニター等には有意な変動は見られない。また、新設の作業監視用ダストモニター(格納容器ヘッド近傍)にもAWJ作業中に有意な変動は見られなかった(8頁)。切削時間の適正化と並行して、ダスト低減策についても検討を進める。今後のスケジュールは9頁。
1号機原⼦炉格納容器上蓋の状況確認(15頁)。1号機格納容器内部調査のアクセスルート構築のため、格納容器(PCV)上蓋近傍に作業監視用ダストモニターを11月7日に設置した(上記参照)。この設置作業時に、設置環境を確認するために挿入したカメラを活用して、事故時に主要な漏えい経路になったと推定されているPCV上蓋のフランジ部(17頁右下図)の状況確認を実施した。PCV上蓋等の著しい損傷は確認されず(18頁)、フランジ部も塗装の劣化はあるものの著しい損傷や変形は確認されず(19頁)。映像のホワイトノイズからは高い汚染が推定されるため、事故時にPCV圧力が高かった際にはフランジ部から漏えいがあったものと考える。現在のフランジ部の漏えい孔面積は、真空破壊弁配管からの漏えい孔面積よりも小さい(23頁。格納容器内水位が真空破壊弁配管を下回ると、急激に格納容器圧力が低下する→水封されている真空破壊弁配管が解放されると真空破壊弁配管から漏えいが発生して圧力低下→フランジ部からの漏えいはこの圧力低下分よりも小さい)。
福島第一原子力発電所 1号機PCV上蓋の状況確認(02:36)(動画)会見動画での解説は16:17過ぎから。
00:00- 上蓋の上に設置してある柵など。
00:16- 上蓋の表面。塗装のはげが見られるが、大きな損傷はない。
00:33- フランジ部を上から見ている。
00:50- フランジと格納容器の壁(原子炉ウェルの壁)の間にある水たまり。周囲に小さなガレキが落ちているのが見える。このたまり水については、ウェルプラグ調査の際に発見されている。雨水等がたまったものという見解(8月29日参照)。
01:09- 上を見ている。ウェルプラグの下面が見えている。茶色っぽい格子は、プラグの鋼製のフレーム(灰色のところはコンクリート)。01:20あたりにプラグがずれてスキマができているのが見える。
01:29- 白いホースが、今回設置した作業監視用ダストモニターのサンプリングホース。
02:13- ホースと一緒にカメラをさらに下に降ろしたところ。フランジ部のボルト、水たまり、小ガレキの様子がわかる。
原子炉ウェルと原子炉キャビティーは違うの?同じなの?
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(685KB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
【資料3-5】循環注水冷却(PDF 130KB)
【資料3-6】環境線量低減対策(PDF 7.94MB)
「1-4号機原⼦炉建屋からの追加的放出量の評価結果」の変更について(通しで2頁)。放出に伴う影響を理解いただくために、公表資料をわかりやすくする⼯夫が必要であり、記載内容を⾒直すこととした。主な変更箇所:⼀般公衆への影響が理解しやすくなるように、被ばく線量基準値と⽐較した記載とし、被ばく線量のグラフに変更した/別紙を⼀覧表形式に変更するとともに、⼀覧表の解説を作成した/被ばく線量評価の計算⼿法を5/6号機の寄与(年間稼働率80%の運転時の推定放出量で評価したもの)を⼀律加算する⽅法から、測定結果を元にした被ばく線量を評価する⼿法に変更した。5/6号機の寄与は、運転時の想定放出量から評価して約0.17μSv/年として加算していたが、最近では放出量全体の80%を占めており、1-4号機からの放出の影響がわかりにくくなっていた。これを実態に近づけるため、5/6号機も1-4号機と同様に粒⼦状物質の測定結果を元にした被ばく線量を評価し、検出された場合は、1-4号機による被ばく線量評価に加算することとする(4、5頁)。
T/B東側地下水および海水のモニタリング(14頁)。地下水(20-27頁)、排水路(29-31頁)、海水(34-42頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(43頁)。
【資料3-7】労働環境改善(PDF 7.03MB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
2019年度 福島第⼀原⼦⼒発電所における熱中症予防対策実施状況(3頁)。至近の発症数はやや増加傾向(4頁)。2019年度の発症状況(5頁)。2019年度の熱中症対策と評価(9頁):梅⾬明け後の急激な気温上昇、⽇差しが強くなる午前の気温上昇時、前⽇と当⽇の気温差などが熱順化不⾜の要因となり、熱中症が発症したと考えられる。また、全⾯マスクを着⽤し、年齢40〜50才代で、作業時間(移動時間含む)1.5時間を超えると熱中症を発症しやすい特徴がみられた。参考資料(ER利用の促進活動、労災隠し防止活動)。
【資料4】その他(PDF 2.22MB)
6号機 RHRポンプ(B)圧⼒抑制室吸込弁駆動部シャフト折損について(通しで1頁)11月19日の件。11月26日参照。3頁に時系列。10月17日に当直の依頼により直営にて1回目の増し締めを実施したが、シートリークが継続。11月19日14:30頃2回目の増し締めを実施、15:00頃シャフト折損。繰り返し増し締めを実施した際に、過⼤な⼒がシャフトに加わり折損したことが考えられることから、今後詳細調査を実施する。
6号機新燃料除染作業における燃料棒の曲げ事象について(7頁)11月25日の件。10頁に燃料棒の曲がりの状況(13頁に写真)。⼀つ前の燃料棒が燃料棒自動除染装置に⼊り燃料棒供給装置のローラ上に無いことを確認した後に、次の燃料棒を送り出す操作を⾏う⼿順(9頁)であったが、確認前に燃料棒を送り出してしまい、⼿順を守れていなかった。リフターが下降中に次の燃料棒がリフターの下に⼊り込む状態となり、リフター下部にある空気供給ラインに燃料棒が押し下げられた(11頁)。燃料棒が所定の位置(⻘⾊ストッパー⼿前)にあるとセンサーが感知しリフターが下降しないインターロックは存在したが、燃料棒がセンサーの感知範囲に到達する前にリフターが下がり、リフター下部にある空気供給ラインが燃料棒と⼲渉したことからインターロックは動作しなかった。設備⾯による対策および作業プロセスの⾒直しを検討中。今後の対応は12頁(模擬燃料棒で試験を⾏い、燃料棒の曲げ戻し⽅法を評価、確認する/曲げた燃料棒の保管⽅法を検討する/など)。
以下、エネ庁のサイトより。
福島第一原子力発電所配置図(PDF形式:2,536KB)


実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:特定核燃料物質の防護に係る変更。内容は公開されない。




動画
2019/11/28(木) 中長期ロードマップ進捗状況について(2:29:42)

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年11月28日 - Twilog
11/28のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年11月27日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:03に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、28日の日報より)16:47に排水を停止。排水量は1003m3


その他


1/2号機排気筒ドレンサンプピットで水移送時以外の水位低下を確認
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒ドレンサンプピット水位低下傾向の確認について(723KB)(PDF)
1/2号機排気筒ドレンサンプピットは排気筒内に入った雨水を貯めるためのもの。現在、仮設排水設備(1頁)により水位400mmを超えたタイミングでポンプを自動起動して水を移送し、330mmまで水位を下げる運用としている。
最近の降雨による水位変動の傾向把握のために、水位データの推移を確認していたところ、水の移送をしていないときにピット水位が約325mmまで低下する傾向を昨日26日に確認した。その後、過去にさかのぼって確認したところ、10月12日の台風19号接近以降に同様の水位低下が全部で8回(2頁)あることが今日27日に判明。
直近(3月5日)のピット水の分析結果は、134Csが1.5×106Bq/L、137Csが2.0×107Bq/L、全βが2.8×107Bq/L。排水路モニター、海水放射線モニター、周辺のサブドレンピットの放射能濃度に有意な変動はなく、現時点で外部環境への影響は確認されていない(3、4、5頁)。
今後の対策。この水位低下について、ピットからの流出の可能性を踏まえた影響緩和対策を以下のように取る:
・ピット水位を325mm以下で管理することを検討(移送ポンプの設定を現状の400mm起動・330mm停止から可能な限り低い水位管理となるような設定値を検討する)。
・特異な事象の確実な検知および設定変更後の傾向の把握のため、24時間のトレンドデータの確認を1回/日の頻度で実施。
また、周辺での作業等(排気筒解体作業の落下物、周辺の地盤改良、凍土壁)と本事象との因果関係の有無について確認、他に可能性のある作業等を抽出して調査する。
なお、排気筒解体作業完了後に排気筒上部にフタをする計画となっており、フタ設置後は排気筒からピットへの雨水流入はなくなるものと考える。
福島第一原子力発電所 1/2号排気筒ドレンサンプピット水位低下傾向の確認について(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。25日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1200Bq/L。No.2と4は水位計故障のため採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(23日採取)と集水タンクNo.5(21日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が660Bq/L、第三者機関が690Bq/L。明日28日に排水の予定。



2019年11月26日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:12に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、27日の日報より)14:52に排水を停止。排水量は695m3


その他


6号機残留熱除去系(B)圧力制御室吸込弁の手動操作ハンドルの軸を折損
19日に圧力抑制室吸込弁(MO-E12-F004B)に弁体のシートリークが確認されたことから、当該電動弁を手動操作で閉側に増し締めを実施したところ、手動操作ハンドルの軸を折損した。そのため、残留熱除去系(B)は、経済産業省告示327号に定める「安全上重要な機器等」の要求機能の内、燃料プール水の補給機能を満足しないことを確認した。
以上のことから、今日26日15:00に6号機残留熱除去系(B)は福島第一規則第18条第4号「安全上重要な機器等の点検を行った場合において、発電用原子炉施設の安全を確保するために必要な機能を有していないと認められたとき。」に該当すると判断した。
なお、6号機の原子炉内には燃料はなく、6号機残留熱除去系(A)および補給水系による使用済燃料プールへの補給は可能な状態。使用済燃料プールの運転状態は異常なし。
福島第一原子力発電所 6号機残留熱除去系(B)圧力制御室吸込弁の手動操作ハンドルの軸折損について(報道関係各位一斉メール)

10月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(PDF)
1-4号機R/Bからの放出は3.5×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.7×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが7.1×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.09μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。
今回から評価方法が変更になっている(5/6号機の寄与分の評価方法を変更)。11月28日参照。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。21日採取(23日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(22日採取)と集水タンクNo.4(20日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が670Bq/L、第三者機関が700Bq/L。明日27日に排水の予定。