リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年11月30日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):作業床取付け。作業時間は08:11-09:23。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

7月に実施した3号機格納容器内部調査で取得した映像について分析した結果、ペデスタル内壁を経由して敷設してある温度計ケーブル12本が途中で欠損していることが確認された。この12本のうち3本は実施計画で定めている運転上の制限(圧力容器底部温度)の監視に使用している温度計であり、これらを「故障」と判断した。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器(PCV)内部調査における一部の原子炉圧力容器(RPV)温度計ケーブル欠損について(PDF 1.35MB)
3本の温度計は以下の通り:
・RPV下部ヘッド温度(TE-2-3-69L1)
・RPV下部ヘッド温度(TE-2-3-69L2)
・RPV下部ヘッド温度(TE-2-3-69L3)
ケーブルの欠損は、事故時に圧力容器底部から落下してきた高温の溶融物によってケーブル(シースおよび素線が金属で構成されており融点は1,000℃以上)が溶断したためと推定(下記の映像解析の話も参照)
3号機圧力容器底部温度の監視に使用している温度計は、他にペデスタル外を通ってくるものが6本(1頁右図の黒線。緑線がペデスタル内壁を経由してくる12本の温度計)あり、これらは温度監視ができていると考える。また、事故後に格納容器内に設置した温度計、格納容器ガス管理システムのダストモニターや水素濃度・135Xe濃度等も含めて総合的に安定した冷却状態が維持されていることを確認しており,燃料デブリの冷却状態について確認できていると考えている。
圧力容器底部を監視している温度計(熱電対式)のグラフ(6頁)を見ると、今回故障と判断された温度計と監視できていると考える温度計でほぼ同じ温度を示している。事故の影響により格納容器内で温度計ケーブルの絶縁低下が確認されており、故障と判断された温度計では、絶縁低下箇所(格納容器内)での温度を計測していると考える(5頁)。監視できていると考える温度計についても、今度、温度計回路の抵抗測定、および、これまでの圧力容器・格納容器温度計測データを整理し、健全性について確認をおこなっていく。

地下水バイパス、10:04に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、12月1日の日報より)17:38に排水を停止。排水量は1920m3

サブドレン他水処理施設、11:06-14:24に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は491m3


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
10月の被曝線量の平均は0.31mSv、最大は9.71mSv(APD値)。

地下水バイパス揚水井(No.10)のサンプリング結果。28日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.2KB)
No.10のトリチウムは1800Bq/L。他の偶数番の揚水井は27日に採取して結果は昨日公表されている。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 80.6KB)
2015年11月12-16日と2017年10月2日-11月23日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 81.7KB)
27日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(26日採取)と集水タンクNo.2(24日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が790Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.40Bq/L。明日12月1日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。29日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.6KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第三段階)(PDF 4.82MB)
凍土遮水壁の効果については、これからの小雨季のデータをもとに、来年3月を目処に評価結果を出したいと考えている。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第48回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.44MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水処理水/廃スラッジ/使用済ベッセル/濃縮廃液の貯蔵状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(18.1MB)
要員管理(8頁左)。10月の1日あたり作業員数は平均で5,150人(実績)。12月の想定は約5,290人。
インフルエンザ・ノロウイルス発生状況(8頁右)。26日までのインフルエンザ感染者は1人、ノロウイルスは2人。昨シーズン同時期ではインフルエンザ5人、ノロウイルス0人。
【資料3-1】汚染水対策(23.1MB)
凍土遮水壁の状況(通しで2頁)。維持管理運転の状況、対象ヘッダー管20のうち9でブライン循環停止中(17頁)。降雨と建屋流入量・くみ上げ量の推移(19頁)。4m盤地下水収支(24頁)、4m盤への移動量は10月で250m3と増加(台風による大雨の影響。10月1-19日では90m3)。10m盤地下水収支(26頁)、山側からの流入量は10月で1010m3(台風による大雨の影響。10月1-19日では520m3)。大雨時に建屋流入量が増加する要因として、通常時の建屋周辺からの地下水流入に加えて、建屋屋根破損部からの雨水流入、建屋周辺への降⾬浸透などによる地下⽔位の上昇に伴う流⼊(??)があると考える(21頁)。今年の台風時における汚染水発生量増加は去年よりも低減しており、サブドレン・フェーシング・凍土遮水壁等の重層的対策が効果を上げている(23頁)。
タンク建設進捗(31頁)。37頁にH2エリアとH4エリアの現況写真。
水バランスシミュレーション(38頁)
サブドレンピット水位計設定誤りにともなうLCO逸脱(41頁)9月28、29日参照。水位計設定誤りの経緯(50-55頁):震災前のサブドレンは孔底を一律O.P. -4.0mとしていたが、震災後は地盤沈下の大きさや砕石盛土の状況が場所により異なるために掘削深度が決まらず、発注時の仕様図書には「標準掘削長15m」のみ記載し、標高に関する指示がなかった。また、東電の⼯事関係者と施工会社がT.P.と新旧O.P.の取り扱いを承知していなかった、立会検査時に測量記録の確認をおこなわなかった、建屋外壁に表示された標高基準にT.P.と新旧O.P.が混在、などにより、最終的に新旧O.P.の取り違えが発生。水位計設定誤りに気づいた経緯(56頁)。問題点と対策(57-60頁):発電所内の標⾼の基準を「T.P.」に統⼀(旧図書のO.P.表記は標⾼情報として使⽤しない)、T.P.の取り扱いをマニュアル等に明記して社内外関係者で共有し恒久ルールとする、測量の記録を確認するためのチェックリストを⼯事監理に関わるマニュアルに追記、建屋⽔位管理に関わるデータの受け渡しについて標準フォーマットを作成、など。建屋地下たまり水の水位を下げていくときに、新旧O.P. を混同するのを避けるためにT.P.表記が導入されたはず(2015年7月21日参照)、まさに今回のようなことを防ぐのが目的だったと思うんですけれど、一体どういうことなのかしら?
2号機復⽔器ホットウェル天板下部貯留⽔の⽔抜き完了(81頁)。6-17日に水抜き作業を実施。20日にカメラで水抜き完了を確認。H/W天板下の貯留水量は約340m3。移送中の水の放射能濃度は137Csが約5.0×108Bq/L。3号機は12月から水抜き実施予定。
サブドレン他水処理施設の状況(85頁)。くみ上げ状況(87頁、至近1カ月の平均くみ上げ量約554m3/日)、稼働状況(88頁、8月3日よりL値T.P. 1800mm)、排水実績(89頁)、海側遮水壁のたわみ(90頁)、地下水ドレン稼働状況(91頁)、サブドレン稼働後の建屋流入量評価(93頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(95頁)。H4エリア周辺(96頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(99頁)。排水路(101頁)。海水(102頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(5.42MB)
1号機R/Bカバー解体作業の進捗(通しで4頁)。防風フェンス設置を10月31日より北側から順次進めている。オペフロのダスト濃度測定値(7頁)。
3号機燃料取出し用カバー等設置工事の進捗(8頁)。ドーム屋根を4日に5枚目まで設置完了(9頁)、燃料取扱機を12日に、クレーンを20日にガーダー上に設置完了した(10頁)。ドーム屋根設置(ステップ6・8)の作業概要(12頁)。燃料取扱機・クレーン設置(ステップ7)の作業概要(13頁)。現在、燃料取扱機・クレーンをオペフロ上に設置作業中、ドーム屋根8の設置を12月上旬に開始予定(14頁)。
1号機飛散防止剤散布実績と予定(20頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(23頁)
1号機R/Bカバー解体工事(24頁)
3号機燃料取出し用カバー設置工事(25頁)
使用済燃料等の保管状況(26頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(13.4MB)
2号機格納容器内部調査(通しで3頁)。前回調査(1-2月)で使用したテレスコピック式調査装置(ガイドパイプを通してカメラを送り込み映像を取得する)を改良してガイドパイプを延長(隔離弁からの長さが9.9m→11.4m)。ペデスタル入口のグレーチング脱落部からカメラを吊り下ろしてプラットホームの下を調査する。また、前回よりも奥までガイドパイプを挿入してプラットホーム上の状況を再調査する。1月下旬に実施予定。
3号機格納容器内部調査(10頁)。7月に実施した水中ROVによる調査で取得した映像について、画像処理による鮮明化および一致が想定される構造物との比較検討をおこなった。CRDハウジング近傍(12、13頁)、CRガイドチューブと推定される構造物(16、17頁)や、CRDハウジング支持金具に溶融物が固化したものが付着しているのを確認(13頁)。上方を見上げたアングルで水面の揺らぎ確認した(圧力容器底部の開口部から水面上に炉注水が滴っていると推定)が、その分布がペデスタル中央部だけでなく周辺部にも見られることから、圧力容器底部の開口部が中央部だけでなく周辺部にもある可能性がある(14、23、25頁)。プラットフォーム近傍(入口付近)でプラットフォームフレームの崩落を確認(18頁。左写真、画面左に伸びているはずのフレームが途中からない)。プラットフォーム近傍(ペデスタル周囲)にはプラットフォーム旋回レールおよび旋回レールブラケットが残存し、ブラケット上には堆積物がある(19頁)。プラットフォーム近傍(ペデスタル周辺)のペデスタル内壁面は、エポキシ系塗装のはがれや表⾯の荒れのようなものは⾒られるものの、⼤規模な破損・変形は確認されず(20頁)。ペデスタル内下部(21頁)には、砂状・⼩⽯状・塊状の堆積物を確認、作業員アクセス口は確認できなかったが近傍に堆積物を確認(燃料デブリのペデスタル外への流出は否定できない)。その他に、特定には至らなかったが確認された構造物として、制御棒落下速度リミッター(26頁)、上部タイプレート(持ち手が見える。ダミー燃料のものか。27頁)、CRガイドチューブと類似する円筒が複数(28、29頁)。また、ペデスタル内壁に沿ってはわせてある温度計ケーブルが欠損しているのを確認、落下してきた高温の溶融物が付着したためと推定(30頁。細い線が溶断したケーブル。付着物が見える。上記の温度計故障の項も参照)。今後、燃料デブリ取出しを進めるのに、「⼲渉物となる構造物の状態・位置」や「燃料デブリの性状・位置」の情報を取得し、取出し装置および先端治具の設計や取出し⼿順等を検討していくこととなる。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(691KB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
【資料3-5】循環注水冷却(8.18MB)
2号機格納容器ガス管理システムのLCO逸脱(通しで3頁)。20日の件。8頁に、開いているべき弁(希ガスモニター出口弁)が閉じていたために締切りとなったラインの流量計グラフ(08:10の警報発生から弁を開くまでの間、流量が出ていない)。当日の状況(9、10頁):PCVガス管理設備制御盤⼆重化⼯事(制御盤をA/B系2⾯に分割し、電気・計装回路を⼆重化する)のためA系の停止操作(06:24-07:31)の後、担当の作業者(計33名)がPCVガス管理設備ハウス内に⼊室し、作業前の準備作業を実施していた。PCVガス管理設備は2号機T/B2階の施錠管理エリアに設置されており、当該弁は床⾯から約2m⾼さで容易には操作できない。聞き取り等によれば、事象発生時に当該弁の近くにいた作業者はいなかった。事象後、当該弁に「全閉」タグが付けられていたことを確認している(今年2017年3-6月の作業で付けられたもので、本来なら作業終了時に回収されているはず)。今後の予定(12頁):今のところ原因の特定には至らず。あやまって弁に触れた、あるいは、タグに合わせて弁閉操作した可能性があり、引き続き調査・検討していく。応急対策として、当該弁及び類似弁に注意喚起表⽰取付け/当該事象の関係者への周知を実施済み。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系ポンプ(B)停止(13頁)。27日の件。当日は、使用済燃料プール代替循環冷却装置の配管塗装作業を実施しており、当社監理員が作業員に重要設備に接触しないように周知していたが、位置検出スイッチ(19頁に写真と機構概略)に接触して閉信号が出た弁について具体的な指⽰はしていなかった。原因として、当該スイッチの物理的防護がなかった、配管塗装作業を重要設備の停⽌⼯程に合わせるべきだった、重要設備運転中の保全作業としていなかった(そのため、リミットスイッチへの接触厳禁ができなかった)(16頁)。2016年12月の使用済燃料プール2次系停止と3号機炉注水停止のヒューマンエラー対策(2016年12月16日参照)として現場操作スイッチ・弁・計器類に対しては物理的防護対策を実施したが、リミットスイッチは対策範囲としていなかった。また、重要設備の運転中には保全作業は原則実施しないこととしたが、当該作業を重要設備の保全作業に該当しないと考えて設備運転中に実施してしまった(17頁)。応急対策として、関係者に周知し、当該弁および類似弁に注意喚起表示。恒久対策として、物理的防護対策の範囲を見直し(12月中に選定および表示、3月までに物理防護)、重要設備の保全作業と判断できなかった要因を調べ対策を実施(12月中)(18頁)。
2、3号機給⽔系注⽔ライン改造に伴う炉心スプレー系単独注⽔の影響確認試験(通しで23頁)10月26日参照。2号機で10月31日-11月7日、3号機で11月14-21日に実施した。いずれも、原子炉の冷却状態に異常なかった。
【資料3-6】環境線量低減対策(9.27MB)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(6-15頁)、排水路(16-19頁)、海水(21-30頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(31頁)。
【資料3-7】労働環境改善(556KB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
【資料4】福島第一原子力発電所 6号機非常用ディーゼル発電機(A)調速装置(ガバナー)の不具合について(1.89MB)
10月30日の件。11月2日参照。ガバナーを工場へ持出して調査を実施。その結果、ガバナーモーター端⼦台に取り付けている⾚リード線の圧着端⼦(腹側)と⻩リード線の圧着端⼦(背側)の接触箇所に短絡が発⽣し,ガバナーモーターの増側回路が動作しなかったものと推定(14頁)。再発防止対策として、短絡を避けるためにリード線の端⼦台への取付⽅法を具体的に定めた(15頁)。
(以下、口頭で)神戸製鋼所の製品検査データ改ざんが明らかになったが、構内で汚染水処理水の貯蔵に使用している溶接型タンクの一部で神戸製鋼所製のものを使用しており、これの安全性を確認するために神戸製鋼所の工場へ立ち入り調査をおこなった。品証データをチェックした結果、データ改ざん等の不正はなかったと結論。神戸製鋼所の製品は、この溶接型タンクの他に、燃料輸送用のキャスクと雑固体廃棄物焼却設備がある。

放射線データの概要 11月分(10月26日~11月29日)(PDF 1.33MB)
3号機燃料取出しに使用する燃料取扱機およびクレーンについて。

実施計画の変更認可申請(2016年10月18日)の一部補正を昨日29日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:大型機器除染設備の設置。



ニコ生
【2017年11月30日】東京電力 「中長期ロードマップの進捗状況」記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月30日 - Twilog




2017年11月29日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):作業床取付け準備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:作業床取付け。

サブドレン他水処理施設、10:12に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、30日の日報より)13:31に排水を停止。排水量は493m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。27日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.3KB)
No.8はポンプ点検により採取中止。No.10が対象外なんだけど、なんで?→30日にNo.10だけ報告された。採取日がNo.10だけ1日遅れだった。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.95KB)
23日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日30日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(25日採取)と集水タンクNo.1(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が910Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.2Bq/L)、第三者機関が0.46Bq/L。明日30日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。28日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.4KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。27日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)


2017年11月28日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):作業床取付け。作業時間は09:06-14:32。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:作業床取付け準備。

サブドレン他水処理施設、10:13-14:08に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は583m3


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。23日採取(25日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 7.48KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(24日採取)と集水タンクNo.3(22日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が870Bq/L。明日29日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。27日採取分の分析結果と10-16日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 16.1KB)

実施計画の変更認可申請(6月15日提出)が24日に規制委に認可された。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
認可:滞留水浄化設備の設置。10月26日参照。建屋たまり水の浄化をSARRYの汚染水処理の余剰能力を使っておこなうための配管を新設する。


2017年11月27日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):俯瞰カメラ移動。作業時間は07:44-08:18。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:作業床取付け。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14-21日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)
(以下、28日の日報より)試験の結果、原子炉の冷却状態に異常がないことを確認し、今日27日に試験を終了
09:41頃、3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で系統入口隔離弁(F015)閉信号により運転中の1次系ポンプ(B)が停止
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール循環冷却設備一次系ポンプ(B)停止について(PDF 377KB)
現場でポンプとF015弁に異常のないこと(弁は開いたままだった)を確認したことから、11:34にポンプ(B)を再起動しプールの冷却を再開
停止時水温 :18.0℃
再起動後水温:18.1℃
停止時3号機使用済燃料プール水位 :通常水位(オーバーフロー付近)
再起動時3号機使用済燃料プール水位:通常水位(オーバーフロー付近)
系統概略図は2頁。F015弁は空気作動弁で、開閉は操作室から遠隔操作する。弁の開閉状態は、弁についている位置検出スイッチ(2、3頁に写真)でモニターする。ポンプ停止時には近傍で配管の塗装作業をおこなっており、関係者がこの位置検出スイッチ(床面からの高さは160-170cm)に誤って接触したために閉信号が発出されてポンプが自動停止したものと推定(弁閉止で水の流れがなくなった状態でポンプを回し続けるとポンプが故障するので、これを避けるためのインターロックがある)。
なお、ポンプ停止の間、プラントパラメータおよび、モニタリングポストの指示値に有意な変動がないことを確認。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール循環冷却一次系ポンプ(B)停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール循環冷却一次系ポンプ(B)停止について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール循環冷却一次系ポンプ(B)停止について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:07に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、28日の日報より)14:39に排水を停止。排水量は676m3


その他


水処理週報
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第330報)(プレスリリース)

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は6日、2号機は10日、3号機は8日、4号機は13日に実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 9.20KB)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 10.9KB)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 8.69KB)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.5KB)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.20KB)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.17KB)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.16KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 15.9KB)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 8.83KB)

10月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2017年10月)(PDF 838KB)
1-4号機R/Bからの放出は3.8×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.0×10-12Bq/cm3137Csが8.5×10-12Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00025mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(23日採取)と集水タンクNo.2(21日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに860Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.6Bq/L)、第三者機関が0.47Bq/L。明日28日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。26日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.2KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。16-22日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 51.0KB)



ニコ生
【2017年11月27日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月27日 - Twilog




2017年11月26日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14-21日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(22日採取)と集水タンクNo.1(19日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 10.6KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が840Bq/L、第三者機関が850Bq/L。明日27日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。25日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.1KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。24日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.43KB)



2017年11月25日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14-21日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、10:15に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、26日の日報より)15:09に排水を停止。排水量は732m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。23日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.2KB)
No.10のトリチウムは1900Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。24日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 10.8KB)




おまけ




「放射線被曝が怖い→原発事故が怖い→1Fの事故で健康被害は出るに決まってる」という感じなんじゃないか。事実認定が、事実関係ではなくて主観的な印象(あるいは、情動と言っても良いのかもしれない)によって定まる、という態度。


気持ちはわからないではない。私だって1Fの事故の後、しばらくたって燃料別の発電量における死者数の図(https://www.nextbigfuture.com/2011/03/deaths-per-twh-by-energy-source.html より)を見たときには「いくら何でも、こんなはずないだろ?これじゃ、原子力より火力の方がよっぽど危ないじゃん」とか思ったから。石炭や石油の火力発電より原子力発電の方がずっとずっと死者が少ないなんて、納得できないというか、気持ちがついていかないんだよね。でも、今は違う。事実は事実として認めなければならない。私の気持ちなんて、どうでもいいんだ。私の気持ちで事実が変わるなんてことがあるわけがない。事実は、私の気持ちなんか忖度しない、全然関係ないところで決まってるんだ。そんなの、考えてみれば当たり前なんだけれど、でも、6年半前の私はそのことをきちんと理解していなかった。

事実は事実として認める。それが認めたくないことでも、だからと言って事実を変えることはできない。受け入れがたいことでも事実なら仕方がない。まずはそれを認める。現実をあつかっていこうとするなら、それより他に道はないんだ。だって、現実とは事実そのものだから。
受け入れがたい現実を受け入れられないが故に、現実をゆがめて認識する。そういう態度は、現実と対峙しこれと交渉していくことを阻害する。例えば、致命的な病気の宣告を受けたとき、「私が死ぬはずがない」と思えば、医者の言うことを聞いてその後の治療について話し合うことができないだろう。そんなときに「これを試せば助かりますよ」と健康食品などをすすめる人が現れたらどうなるか。「これで病気が治せる」という受け入れ可能なウソにすがって、残された時間を虚構の中で過ごすことになる。最後は、自分自身に裏切られたことを悟るのかもしれない。
確かに、厳しい現実というものはある。こっちの気持ちなんか蹴散らして、現実というものはやってくる。でも、それが気に入らないからといって魔法の国に生きることは人間には許されないんだ。残念なことだけれど。

2017年11月24日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ガレキ撮影。作業時間は08:47-10:50。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
27日(月)の予定:俯瞰カメラ移動。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14-21日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、10:01に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、25日の日報より)14:37に排水を停止。排水量は687m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(20日採取)と集水タンクNo.3(18日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が800Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日25日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。23日採取分の分析結果と22日のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 11.1KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。22日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 1.22MB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第三段階)(PDF 5.03MB)

実施計画の変更認可申請を22日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
変更:サブドレン他水処理施設のサブドレン他浄化装置における吸着塔構成の変更。



2017年11月23日(木・勤労感謝の日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け。作業時間は07:41-10:20。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ガレキ撮影。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14-21日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

地下水バイパス、09:35に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、24日の日報より)17:40に排水を停止。排水量は2016m3

サブドレン他水処理施設、10:37に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、24日の日報より)14:15に排水を停止。排水量は541m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(19日採取)と集水タンクNo.2(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日24日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。22日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.6KB)


2017年11月22日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ガレキ撮影。作業時間は07:31-11:26。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14-21日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、10:03に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、23日の日報より)14:41に排水を停止。排水量は691m3


その他


20日の2号機格納容器ガス管理システムのLCO逸脱の件。閉まっていた弁(21B弁)は手動弁なので、自動で閉じたということはない。比較的高い位置についているので、うっかり触れたというようなことはないと思う。ガス管理システムはT/Bオペフロ(T/B2階)に設置してあり、モニター系はA系とB系が並んで設置してある(当該弁はA系とB系で2-3m離れている)。間に仕切りなどはない。重要施設なので関係者以外が立ち入ることがないように施錠管理している。当日はA系の保守点検のため作業者が立ち入っていたが、警報発生時にはまだ点検作業自体は開始していなかった。21B弁が閉まっていた原因については調査中。

T/B地下たまり水の核種分析結果。2号機の16日採取分。1号機T/B地下たまり水は3月に除去済み。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 10.6KB)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。20日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.3KB)
No.8、10はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.94KB)
16日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日23日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(18日採取)と集水タンクNo.1(16日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに890Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.54Bq/L。明日23日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。21日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.5KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。20日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.46KB)

凍土遮水壁の状況の資料は24日(金)に公表予定。

実施計画の変更認可申請(2016年10月18日提出)の一部補正を昨日21日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:大型機器除染設備の設置。フランジ型タンクの解体により発生するタンク片を除染する設備。2016年10月18日参照。



動画アーカイブ|東京電力
2017/11/22(水) 原子力定例記者会見
今日はニコ生の中継がなかった。上のリンクは1週間で削除される。

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月22日 - Twilog


この日、陸側遮水壁タスクフォース(第21回)があった。
資料1 陸側遮水壁の状況(統合版)(PDF形式:10,294KB)
資料2 内外水位差(171120更新)(PDF形式:2,065KB)
議事概要(PDF形式:196KB)
議事概要を読むと、大雨の時に地面の表面を流れる水がフェーシングしていない10m盤に流れていって地下にしみ込んでいるんではないか、という指摘がある。雨が降ると全体に地下水位が上昇して、地下にしみ込んでいく分と地表面を流れる分の割合が変化して(地表面を流れる分が多くなる)、効果的に10m盤の地下水を涵養しているのではないか、という話らしい。



2017年11月21日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け準備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ガレキ撮影。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14日より炉心スプレー系からの全量注水を実施していたが、10:15-11:07に注水量を元に戻した(給水系:0m3/h→1.5m3/h、炉心スプレー系:3.0m3/h→1.5m3/h)。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、10:24に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、22日の日報より)16:10に排水を停止。排水量は836m3


その他


魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 89.8KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 123KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(17日採取)と集水タンクNo.3(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が840Bq/L、第三者機関が860Bq/L。全β濃度は東電がND(<0.70Bq/L)、第三者機関が0.58Bq/L。明日22日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、排水の確認結果(2017年度第2四半期分)。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の排水に関する確認結果(2017年度第2四半期分)(PDF 13.9KB)
実測値あるいは実測値を元に評価した3か月平均濃度の評価値(48核種)。2017年度第2四半期分のサブドレン他水処理施設からの排水(浄化水)について、告示濃度限度に対する比の和が実施計画に定める値(0.21)を下回ることを確認した。前回は8月15日(2017年度第1四半期分)。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。20日採取分の分析結果と3-9日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 16.7KB)

今週の木曜日(23日)は祝日なので、木曜日の会見は水曜日(22日)に変更。
原子力定例会見開催日(11月22日)のご案内について(報道関係各位一斉メール)


2017年11月20日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け。作業時間は08:05-09:18。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け準備。

2号機格納容器ガス管理システムが運転上の制限を逸脱
福島第一原子力発電所 2号機PCVガス管理設備運転上の制限逸脱について(PDF 881KB)
格納容器ガス管理システムA系を保守作業のため06:24に停止。08:10に格納容器ガス管理システムB系の異常を示す警報(「2号機PCVガス管理 出口DRM B 流量異常 高/低」(DRM:ダスト放射線モニター))が発生。これにより、短半減期核種の放射能濃度が監視できない状態となったことから、08:30、運転上の制限(特定原子力施設の保安第1編第24条「未臨界監視」にて定める原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器において2号機の運転上の制限「1チャンネルが動作可能であること」)を満足できていないと判断
その後、現場調査で希ガスモニター出口弁(21B弁。4頁に図)が閉じているのを確認(当該弁は運転中は開いているはずで、ここが閉じていると格納容器からの排気がダストモニターおよび希ガスモニターに流れない)。09:08に21B弁の開操作を実施。B系で短半減期核種の放射能濃度が監視可能であることを確認し、10:53に運転上の制限内への復帰を判断した。15:49には停止していたA系も復旧した。
動作不能の間、プラントパラメータおよび、モニタリングポストの指示値に有意な変動がないことを確認しており、未臨界状態を維持できていたと考える。
21B弁が閉じていた原因については調査中。当直員は毎時、運転記録を取っているが、08:00の時点では異常はなかった。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理設備監視不能に伴う運転上の制限逸脱について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理設備監視不能に伴う運転上の制限逸脱について(続報)(報道関係各位一斉メール)

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14日より炉心スプレー系からの全量注水を実施中。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)
3号機燃料取出し用カバー等設置工事クレーンを作業床に設置した。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事(クレーン)(写真へのリンク)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事(クレーン)(00:45)(動画)

サブドレン他水処理施設、10:00に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、21日の日報より)16:49に排水を停止。排水量は1019m3


その他


水処理週報
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第329報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(16日採取)と集水タンクNo.2(14日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が760Bq/L、第三者機関が770Bq/L。明日21日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。19日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.1KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。9-15日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 167KB)

実施計画の変更認可申請(7月28日提出)の一部補正を17日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:中低濃度タンク(H5北、H6北エリアフランジタンク)及びRO濃縮水移送ポンプの一部撤去。

(14日の2・3号機西側道路法面下からの湧水について質問に答えて)湧水点の近くの排水路の壁に亀裂が確認されて、それをパテで埋めたところ湧水が停止した。したがって、排水路から漏れた水が周辺に染み込んで地下水位を上げたことで湧水が発生したものと推定している。凍土遮水壁の山側では地下水位の上昇が確認されており、もともと地下水位が高くなっていたところに排水路からの漏えいが重なって湧水となったのではないか。

(16日の廃炉・汚染水対策現地調整会議の資料(【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 至近課題の進捗管理表(25.1MB)19頁目)で、凍土遮水壁山側を通過してくる地下水の量において10月1-30日の評価値が1010m3と大きくなっているが、これについてコメントを、という質問に答えて)11月1-12日では400m3に下がっている。10月は大雨が降っており、10m盤での降雨がどれだけ地下水となっているか(涵養率)、建屋に降った雨がどれだけ建屋地下へ流れているか、それらの割合についてさらに検討が必要だと考えている(この割合によって、凍土壁を通過してくる地下水量の推定値が変動する)。乾季になればこの割合による変動が少なくなり、降雨量に影響されない評価ができると考える。

今日、第14回原子力改革監視委員会があった。
原子力安全改革プラン進捗報告(2017年度第2四半期)の概要(PDF)
原子力安全改革プラン進捗報告(2017年度第2四半期)(PDF)
福島第一の汚染水対策の状況(PDF)
柏崎刈羽の重要免震棟問題を踏まえた取組状況(PDF)
監視結果(PDF)
会見で牧野さんが、凍土遮水壁の効果の評価についてはあと数ヶ月はかかるのではないか、と言っていた。



ニコ生
【2017年11月20日】東京電力 記者会見

動画アーカイブ|東京電力
2017/11/20(月) 原子力改革監視委員会記者会見
2017/11/20(月) 原子力改革特別タスクフォース記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月20日 - Twilog




2017年11月19日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14日より炉心スプレー系からの全量注水を実施中。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、09:49に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、20日の日報より)16:35に排水を停止。排水量は1011m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(15日採取)と集水タンクNo.1(13日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が780Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。18日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.1KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。17日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)


2017年11月18日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け。作業時間は07:53-09:25。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
20日(月)の予定:防風フェンス取付け。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14日より炉心スプレー系からの全量注水を実施中。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、10:03に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、19日の日報より)16:47に排水を停止。排水量は1007m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。16日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.5KB)
No.10はポンプ点検により採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(14日採取)と集水タンクNo.3(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに800Bq/L。明日19日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。17日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 10.8KB)


2017年11月17日(金)

10:02に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は4.8。
気象庁 震度データベース検索 (地震別検索結果)


今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

10:02の地震の影響:地震後、現場のパトロールを実施した結果、各設備に異常がないことを確認。
2017年11月17日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(報道関係各位一斉メール)
2017年11月17日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(続報)(報道関係各位一斉メール)

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け。作業時間は07:51-11:36。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14日より炉心スプレー系からの全量注水を実施中。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)


その他


以前に採取した試料について、構外の施設で分析をおこなう。
福島第一原子力発電所で採取した試料の構外での分析について(PDF 106KB)
昨日16日に輸送を実施。今後、形状の観察や表面の構成元素の分析を実施する。
試料は以下の3種類:
・1号機R/B内調査時に格納容器貫通部下部床面、貫通部より採取されたサンプル(2015年12月採取、スミヤ1枚)2015年12月1-7日に調査したR/B1階エアロック室内のX53ペネ(HPCI系配管が通っている)貫通部周辺からに白い粉状の堆積物が採取されている。2015年12月17日参照。
・2号機PCV内部調査の一環として使用した堆積物除去装置への付着物(2017年2月付着、綿棒2本)2月9日参照。
・3号機PCV内部調査の一環として使用した水中ROVへの付着物(2017年7月付着、スミヤ1枚、綿棒1本)3号機格納容器内部調査は7月22日に終了し、水中ROVを収容している。
構外の施設で分析をおこなうのはこれで2件目。1件目は9月21日参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(13日採取)と集水タンクNo.2(10日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日18日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。16日採取分の分析結果と15日のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 15.0KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 2.69MB)

実施計画の変更認可申請(9月28日提出)の一部補正を昨日16日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:1号機原子炉建屋オペレーティングフロア北側ガレキ撤去。



2017年11月16日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付・散水設備稼働。作業時間は07:50-09:23。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付。

3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として14日より炉心スプレー系からの全量注水を実施中。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

地下水バイパス、10:12に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、17日の日報より)18:05に排水を停止。排水量は2031m3

サブドレン他水処理施設、11:08に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、17日の日報より)17:53に排水を停止。排水量は1010m3


その他


構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.6KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第三段階)(PDF 3.77MB)

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第41回)があった。その際の資料。
【資料1】廃炉・汚染水対策現地調整会議の報告事項について(744KB)
【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 至近課題の進捗管理表(25.1MB)
T.P. 2.5m盤への雨水浸透対策(45頁)。フェーシング・カバー設置の進捗は2.5m盤が100%、6m盤が64%、8.5m盤海側が34%(47頁に写真)。1、2、4号機の雨水排水ルート変更(2017年3月17日参照。ルーフドレン→放水路(最終的に2.5m盤の地下水になる)から屋根→建屋近傍地盤(4m盤でくみ上げ)に変更。最終的にはK排水路に排水するようにする)は、1号機で2017年6月30日、2号機で6月19日、4号機で8月3日に完了(48、49頁に写真)。
サブドレン水位計設定誤りにともなうLCO逸脱への対策(通しで55頁)。サブドレンに関するLCO全事象の総点検の実施を既に実施(10月30日参照)。さらに、1Fで実施している震災後の応急的な処置に特有な潜在的リスクの総点検として「業務リスク総点検」を実施する。
排水路対策の進捗(124頁)。浄化材の設置状況(126頁)。枝管の調査(127頁):2014年と2017年の比較。K排水路の自動採水器による調査(128頁)。T/B下屋の雨水対策(130頁):排水路排水の汚染源として、R/B、T/B下屋(一番高い屋根よりも低いレベルにある屋根)はアクセスが困難で線量も高いので汚染源除去の早期実施が難しいため、雨水対策として雨樋の調査を実施中。さらに、1号機T/B下屋の排水が通る雨樋に浄化装置を試験的に設置。装置通過前後の水を分析した結果、137Cs濃度が1/18-1/100に低下した。浄化剤の表面線量率も通水量に比例して上昇しており、雨樋排水の浄化に効果ありと考える。A排水路の付替工事(132頁):。推進立坑から海側への水路掘削を10月17日に完了し、現在、推進立坑から既設水路への掘削に向けて準備中。通水予定は2018年3月。K排水路モニターの設置状況(133頁):試験運転を継続中。降雨によるフォールアウトの影響で上昇は見られるが、改造(2017年3月17日参照)前の砂泥堆積による影響は大きく改善されている。K排水路モニターについては2016年3月30日参照。B・C排水路の側溝放射線モニターとは別のもの。
【資料3】福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検に関わる対応状況(1.70MB)
【資料4】2017年度福島第一原子力発電所における熱中症予防対策実施状況について(1.42MB)

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(6月7日提出)の一部補正を昨日15日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および一部補正について(プレスリリース)
変更:中低濃度タンク(G1南,H6(I)エリア)の設置、ならびに瓦礫類一時保管エリアUの移動。
補正:2号機原子炉建屋西側外壁の開口設置に関する変更。

来週の木曜日は祝日なので、定例の会見は22日(水)におこなう。

14日の2・3号機西側法面下での湧水の件。今日、質問に答える形でちょっと話があったのだけれど、「上流側の地面(フェーシングしていないところ)に数mmのクラックがあり、そこを止水処理したら湧水が停止した。クラックがら流入した雨水が下流で湧出した可能性がある」とか言ってた。さっぱり訳がわからん。上流側って何?


ニコ生
【2017年11月16日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月16日 - Twilog


2017年11月15日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ガレキ撮影。作業時間は08:04-09:39。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

3号機原子炉注水、15:40-16:10に注水量を変更(給水系を1.5m3/h→0m3/h、炉心スプレー系を1.5m3/h→3.0m3/h)し、炉心スプレー系での単独注水試験として炉心スプレー系からの全量注水を開始した。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)
3号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として昨日14日より炉心スプレー系からの全量注水を実施中。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、10:06に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、16日の日報より)16:55に排水を停止。排水量は1018m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。13日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.3KB)
No.10はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.95KB)
9日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日16日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(11日採取)と集水タンクNo.1(9日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が750Bq/L、第三者機関が770Bq/L。明日16日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。14日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.4KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。13日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)

2017年度第2回保安検査および保安調査の結果
東京電力ホールディングス株式会社 当社原子力発電所における原子力規制庁による2017年度第2回保安検査および保安調査の結果について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所の事案の概要(175KB)(PDF)
1Fで下記の4件について実施計画に定める保安のための措置違反、ならびに保安規定違反と判断された。いずれも違反区分は「監視」。
・実施計画に定める運転上の制限逸脱の判断に係る業務の不適切な実施について
・乾式キャスクへの使用済燃料の収納誤りについて
・一時保管エリアNの不適切な管理について
・新設サブドレンピットの水位計設定誤りについて

福島県知事が視察に来所した。
福島県知事による福島第一原子力発電所のご視察(平成29年11月15日)(写真へのリンク)
3号機燃料取出し用カバーの内部にも行っている。写真あり。



2017年11月14日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け。作業時間は08:03-09:53。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ガレキ撮影。

3号機原子炉注水、15:40-16:10に注水量を変更(給水系を1.5m3/h→0m3/h、炉心スプレー系を1.5m3/h→3.0m3/h)し、炉心スプレー系での単独注水試験として炉心スプレー系からの全量注水を開始した。給水系ラインの改造工事をおこなうための事前確認(10月30日参照)17日訂正

サブドレン他水処理施設、10:00に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、15日の日報より)16:46に排水を停止。排水量は1011m3

10:50頃、2・3号機間の西側道路法面付近から水が湧出しているのを作業者が発見。その後、2・3号機間の西側道路法面下の地面から水が湧出している状況であることを確認。湧出箇所は2カ所で、湧出している水の表面線量率はバックグラウンドと同等。付近のタンク水位やプラントパラメータ等に異常がないことから、湧出している水は雨水由来によるものと12:15に判断した。
福島第一原子力発電所2・3号機間の西側道路法面付近からの水の湧出について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所2・3号機間の西側道路法面付近からの水の湧出について(続報)(報道関係各位一斉メール)

(以下、15日の日報より)10月30日に6号機非常用ディーゼル発電機(D/G)(A)を待機除外とした件。調速装置(ガバナー)の点検(11月2日参照)が終わり、今日14日14:53-16:58に試運転を実施し、運転状態に異常がないことを確認したことから、16:59に待機状態となった。


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(10日採取)と集水タンクNo.3(8日採取)の分析結果
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が690Bq/L、第三者機関が690Bq/L。全β濃度は東電が0.77Bq/L、第三者機関が0.43Bq/L。明日15日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクEの10月1日採取分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF 8.83KB)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。9月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水 加重平均サンプル分析結果(2017年9月分)(PDF 14.2KB)

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。13日採取分の分析結果と10月27日-11月2日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 16.7KB)

2017年11月13日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):作業床取付け、ガレキ撮影。作業時間は10:05-15:04。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31-11月7日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)(10月30日参照)
(以下、14日の日報より)試験の結果、原子炉の冷却状態に異常がないことを確認し、今日13日に試験を終了

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.5KB)(11月27日公開)

サブドレン他水処理施設、10:16に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、14日の日報より)17:03に排水を停止。排水量は1015m3


その他


凍土遮水壁、新たに維持管理運転に入る区間(海側。10月23日参照)でヘッダー管3カ所を閉じてブライン循環を停止(最終的にヘッダー管5カ所が新たに維持管理運転の対象となる)。南側と北側ではすでに維持管理運転を開始している(5月16日参照)10月23日の話だと10月25日から維持管理運転に入るということだった。

3号機燃料取出し用カバー等設置工事、燃料取扱機の1F搬入と3号機設置の動画(テロップ説明付き)を公開。9、12日参照。
(03:38)3号機燃料取り出し用燃料取扱機の搬入および設置について(テロップでご説明)(動画)

水処理週報
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第328報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(9日採取)と集水タンクNo.2(7日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに590Bq/L。明日14日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。12日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.2KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。2-8日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 50.8KB)


ニコ生
【2017年11月13日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月13日 - Twilog




凍土遮水壁が失敗なのかどうかについてメディアの皆様は興味があるらしくて(凍土遮水壁は設置費用が税金から直接出ているので、成果をはっきりさせたいらしい(つまり、失敗ならば「税金の無駄遣い」というネタになる))、いつ評価結果が出るのかちょくちょく質問が出る。最後まで残っていた未凍結箇所(西側③)の凍結を8月22日に開始、測温管の温度は地表付近を除いて0℃以下となり、もう評価できるだろう早く結果を聞かせろ、という感じ。10月26日のロードマップ進捗報告で、増田さんいわく「遮水壁で囲ったエリアの地下水収支から凍土壁の効果を評価することになる。雨の少ない期間(台風シーズンもそろそろ終わって浜通りはこれから少雨期に入る)にデータを取って評価結果を出すので、しばらく時間がかかる」とのことだった。その後の会見でもこの見解は維持されているが、これに対して「大雨が降ると発生する汚染水の量が増えるのだから(これは、例えば先日の台風21号の時のように実際にそうなっている)、大雨の時こそ遮水壁の実力が評価できるのに、それをしないのは都合が悪い(=凍土壁は効果がない)結果が出るからではないか」という指摘が記者から繰り返し出されている。
東電が少雨期のデータで評価すると言うのは、降水量が凍土壁で囲まれたエリアの地下水収支に影響するパラメータだからだ。10月26日の凍土遮水壁の状況の資料26頁に、このエリアの地下水収支をどう見ているかの模式図がある。このエリアに入ってくる水は
・凍土壁山側からの地下水供給(F)
・降雨浸透による地下水涵養(E1)*
出て行くのは
・サブドレンくみ上げ(A)
・建屋への流入量(B)
・凍土壁海側から4m盤への地下水移動(C)*
・地下水位変動への寄与量(E2)*(地下水位を上げる分を出て行く分としてかぞえる)
(閉合範囲外(深部地盤等)への移動量(D)は0と仮定しているので、今は考えない)
入ってくる分と出て行く分が同じとすると
 F + E1 = A + B + C + E2
したがって
 F = A + B + C + E2 - E1
となる。Fがどれだけあるかで、凍土壁の実力が評価できる。ここで、*の付いている項(C、E1、E2)はモデルを設定して実測値から算出する推定値なので、モデルの不適切さから来る不確かさを含む(AとBは実測値)。このうちE1(降雨浸透による地下水涵養)は、少雨期で降雨量が少なければ小さくなる。また、E2(地下水位変動への寄与量)の元になるエリア内の地下水位の変動は、大雨がなければサブドレンのくみ上げにより小さく抑えられている(さっきの資料22ページ参照)。したがって、少雨期には推定値のうちE1とE2の項が小さくなり、その分、Fの推定において不確かさが減る。だから、少雨期のデータで評価したい、というのが東電の見解。ほぼフェーシングが終了した4m盤と違って、建屋周辺の10m盤ではほとんどフェーシング工事ができていない(燃料取出しなどのための工事が常に建屋周辺で行われており、フェーシング作業をするスキがない)。そのため、凍土壁で囲まれたエリアの地下水量は降雨の影響を大きく受けている(=雨が降るとE1とE2の項が大きくなる)。なので、少雨期のデータを使えばより確からしい評価ができるだろう、ということ。逆に言うと「大雨の時期のデータを使った評価だと、モデルの内容をいじることでFを小さくできちゃうけど、そういうクオリティの評価でおまいら本当にいいの?」ということでもある。
話自体はそう難しくはないのだけれど、これが記者になかなか理解されない。そもそも、雨が降ると汚染水の発生量が増えるのは、降った雨が地面に浸透して地下水位をあげるからだ。これを防ぐ対策はフェーシングであって凍土遮水壁ではない。だからこそ、少雨期が凍土壁の実力を見るのに適当なんだけれど、そこらへんの区別が付いていないのかもしれない。もう一つの理由は、やっぱり、彼らが「税金の無駄遣い」と言いたいからなんじゃなかろうか。そういう動機があれば、当然に東電も政府とグルの悪者であって、「都合の悪い情報は隠そうとする」。だから、「何かよくわからない理由をこじつけて事実を隠蔽しようとしている」ことになり、あらゆる説明は「虚偽」ということになる。
今日も説明者の話がぜんぜん理解されなくて、さすがにかわいそうだったけど、図も使わずにこれを理解してもらおうというのも、ちょっと無理があるかもね。

2017年11月12日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31-11月7日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)(10月30日参照)

3号機燃料取出し用カバー等設置工事燃料取扱機をオペフロに設置した。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事(燃料取扱機)(1:42)(動画)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事(燃料取扱機)(写真へのリンク)

サブドレン他水処理施設、09:32に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、13日の日報より)16:21に排水を停止。排水量は1019m3


その他


8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件(8月3日参照)。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。10日(トリチウム)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載。
11日よりサンプリング周期を変更して毎日のサンプリングを停止している。10日参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(8日採取)と集水タンクNo.1(6日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が710Bq/L、第三者機関が720Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.47Bq/L。明日13日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。11日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 50.5KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。10日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)

2017年11月11日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31-11月7日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)(10月30日参照)

サブドレン他水処理施設、10:00に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、12日の日報より)16:47に排水を停止。排水量は101m3


その他


8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件(8月3日参照)。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。9日(トリチウム)、10日(Cs、全β)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。9日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.3KB)
No.10はポンプ点検により採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(7日採取)と集水タンクNo.3(5日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が800Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が046.Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。10日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 10.8KB)



2017年11月10日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け。作業時間は07:59-10:10。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
13日(月)の予定:作業床取付け、ガレキ撮影。

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 10.9KB)(11月27日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.17KB)(11月27日公開)

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31-11月7日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)(10月30日参照)

地下水バイパス、10:06に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、11日の日報より)18:07に排水を停止。排水量は2034m3

サブドレン他水処理施設、10:49に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、11日の日報より)17:36に排水を停止。排水量は1016m3


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.0KB)

8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件(8月3日参照)。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。8日(トリチウム)、9日(Cs、全β)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載。
8月3日以降、4号機近傍サブドレン水の分析を約3カ月にわたって毎日実施してきたが、分析結果は過去と同程度の変動範囲内であり、汚染水の流出を示すような有意な濃度上昇は確認されていない状況を踏まえ、明日11日から採取箇所・採取頻度の見直しを行う。
見直し前:サブドレンピットNo.51、52、53、55、214の分析(毎日)
見直し後:サブドレンピットNo.51の分析(週1回)、および、No.4中継タンク(No.51、214を含むサブドレンピットからくみ上げたサブドレン水を集積するタンク)とNo.5中継タンク(No.52、53、55を含むサブドレンピットからくみ上げたサブドレン水を集積するタンク)の分析(週2回)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(6日採取)と集水タンクNo.2(4日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに720Bq/L。明日11日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。9日採取分の分析結果と8日のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 11.1KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。8日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 2.52MB)

実施計画の変更認可申請(4月11日提出)の一部補正を昨日9日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:増設固体廃棄物焼却設備の設置。

東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出について(プレスリリース)


2017年11月9日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

非常用窒素ガス分離装置の本格点検(年次点検)のため6日より計画的に運転上の制限外に移行していた(6日参照)が、今日9日に点検が終了。動作確認で異常がなかったので待機状態に入り、15:15に運転上の制限内に復帰

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):強風によりクレーン作業中止(瞬間最大風速14m/s・平均風速9.6m/s)。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31-11月7日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)(10月30日参照)

15:00頃、6号機T/Bの前に止めてあった散水車付近で油漏れを発見。漏れた油の広がりは1m×90cmで厚みはなく、地面の表面ににじんでいた。消防へ連絡し、「その他事象」と判断された(危険物の漏えいではない)。散水車の燃料タンク付近に漏れていたので、漏えい箇所は散水車の燃料タンク、もしくは付近の作動油と推定。燃料タンク内の軽油を抜く作業を実施。油の滴下は停止している。


その他


3号機燃料取出し用カバー等設置工事、カバー内に設置する燃料取扱機とクレーンを海上輸送し、構内に搬入した。
福島第一原子力発電所3号機燃料取り出し用カバー等設置状況燃料取扱機・クレーンの搬入について(PDF 150KB)
福島第一原子力発電所 3号機燃料取り出し用カバー等設置状況 燃料取扱機・クレーンの搬入について(1:33)(動画)
8日に東芝の京浜工場から到着した。朝8時に着岸、その後、約3時間かけて揚陸した。
現在、燃料取出し用カバーは8枚のスライスのうち5枚まで設置しており、次の作業は燃料取扱機とクレーン(キャスクを取扱う)の設置(8月31日参照)。燃料取扱機(17m×5m×高さ9.3m、重さ72t)は11日に、クレーン(17m×8.5m×高さ11.3m、重さ90t)は20日に3号機オペフロに吊上げる予定。設置、テスト走行後に6枚目以降のスライスを設置していく。


R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 94.5KB)
キャスク仮保管設備に保管されていたキャスク2基から使用済回収ウラン燃料4体を取り出して共用プールへ移動(8月31日、10月19日参照)した際(10月14-16日と21-23日)に、ダストサンプリングを実施した結果。ダスト濃度に優位な上昇はなかった。

8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件(8月3日参照)。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。7日(トリチウム)、8日(Cs、全β)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 80.3KB)
2015年11月12-16日と2017年10月2日-11月2日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 80.8KB)
6日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.94KB)
2日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日10日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr1の10月5日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF 8.78KB)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。9月採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(2017年9月分)(PDF 9.29KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(5日採取)と集水タンクNo.1(3日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が740Bq/L、第三者機関が760Bq/L。明日10日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、7日排水時の海水サンプリング結果
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF 7.42KB)

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。8日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.9KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第三段階)(PDF 4.22MB)

今日の会見で、環境モニタリングの資料についていた過去最高値の表を今後も継続してほしいとの要望あり。6日に説明があったように、過去最高値の表は「周辺の放射性物質の分析結果」のページにリンクが設定されてそこから見るようになったが、それだと、最新値しか分からない、過去の履歴もわかるようにしてもらいたい、とのこと。私も、もっともな要望だと思う。ぜひ考慮してほしい。



ニコ生
【2017年11月9日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月09日 - Twilog




2017年11月8日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):飛散防止剤散布。作業時間は08:10-11:56。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:防風フェンス取付け。

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31-11月7日に炉心スプレー系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)(10月30日参照)

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 8.69KB)(11月27日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.16KB)(11月27日公開)

サブドレン他水処理施設、10:07に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、9日の日報より)16:54に排水を停止。排水量は1011m3


その他

水処理週報
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第327報)(プレスリリース)

8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件(8月3日参照)。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。6日(トリチウム)、7日(Cs、全β)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。6日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.3KB)
No.10のトリチウムは1700Bq/L。No.6はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。2日採取(4日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 7.47KB)

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。7日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.8KB)
A排水路のサンプリングについて、濁度高により10月1、2日採取分の全βの分析が出来なかったことから10月3日よりサンプリング地点を2015年1月14日以前のサンプリング地点に変更していた(10月4日参照)が、11月7日採取分より元のサンプリング地点(2015年1月19日以降のサンプリング地点)に戻した。(11月22日追記)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。6日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)


2017年11月7日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):作業床取付け。作業時間は08:10-09:20。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備。

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31日より炉心スプレー系からの全量注水を実施(10月30日参照)していたが、今日7日10:51に元に戻した(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/hにした)。

サブドレン他水処理施設、09:56に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、8日の日報より)16:42に排水を停止。排水量は1011m3
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF 7.42KB)(11月7日公開)


その他


作業者が構内の移動に使用する自動運転EVバスの導入を検討する。
福島第一原子力発電所構内への自動運転EVバスの導入検討について(PDF 337KB)
自動運転EVバスとは、GPSなどで自車位置を測位し、3次元的に空間を認識するLiDAR(Light Detection and Ranging)やWEBカメラなどで障害物を検知して、予め設定したルートを自律走行をするEVバス。2社の車両について、テスト走行を明日8日より開始する。場所は入退域管理棟-休憩所(旧登録センター)の間(往復約1770m。4頁に地図)。テスト走行にあたっては、万一の際、緊急停止を行うための操作者や監視員を配備し、安全に配慮する。テスト結果を踏まえて、2018年初を目途に導入を検討する。

8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件(8月3日参照)。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。5日(トリチウム)、6日(Cs、全β)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(3日採取)と集水タンクNo.3(1日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに880Bq/L。明日8日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。6日採取分の分析結果と10月20-26日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 60.0KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。10月26日-11月1日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 38.7KB)



2017年11月6日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

10:00から非常用窒素ガス分離装置(格納容器内へ窒素ガスを封入する設備。通常は待機状態)の本格点検(年次点検)を開始。点検期間中は当該装置が動作不能となるため、特定原子力施設に係る実施計画「III 特定原子炉施設の保安」第1編第25条で定めている運転上の制限(「非常用窒素ガス分離装置(非常用窒素ガス分離装置用ディーゼル発電機を含む)が動作可能であること」)が満足出来ない状態となることから、計画的に運転上の制限外に移行して点検を実施する。
なお、点検期間中においては、毎日の点検作業終了時に非常用窒素ガス分離装置を動作可能な状態に復旧する等の安全措置を定めたうえで点検を実施。

1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 9.20KB)(11月27日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.20KB)(11月27日公開)
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):ダストサンプリング(ウェル上)。作業時間は08:14-11:59。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:作業床取付け。

2号機原子炉注水炉心スプレー系での単独注水試験として10月31日より炉心スプレー系からの全量注水を実施中(10月30日参照)
2号機復水器ホットウェル天板下部の水抜き作業を今日より開始。今月中旬頃までの予定。10月26日参照。

サブドレン他水処理施設、10:28に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、7日の日報より)17:16に排水を停止。排水量は1014m3


その他


8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件(8月3日参照)。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。4日(トリチウム)、5日(Cs、全β)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(2日採取)と集水タンクNo.2(10月31日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が760Bq/L、第三者機関が780Bq/L。明日7日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。5日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.5KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における 地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 2.75MB)
通常は金曜日に出る資料だが、先週金曜日が祝日だったため、今日の公表となった。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移」と「水処理週報」は通常は月曜日に公表するが、先週金曜日が祝日であったのと、11月より廃炉カンパニーの体制に変更があり公表資料のチェックに万全を期すために、明後日8日の公表とする。

実施計画の変更認可申請(2件)と変更認可申請(6月15日提出)の一部補正を2日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および一部補正について(プレスリリース)
変更1:消防機関への通報設備(専用回線)の復旧。震災以降、消防への専用回線が使えない状態になっていたのが復旧した(免震重要棟および新事務本館の緊急時対策室の2回線)ので、それに合わせた変更。
変更2:不適合のホームページでの公表開始に伴う変更。震災以降中断していた不適合事象の公表を8月2日より再開しており(7月27日参照)、これに関連した変更。
補正:滞留水浄化設備の設置。タンク関連の変更にともなうもの(設備の内容に変更はない)。建屋たまり水処理をSARRYの余剰能力を使っておこなうための配管を新設する件。6月15日参照。

環境モニタリングの分析結果に付いていた過去最高値の表が今月からなくなっているがどうなっているか、という質問に答えて)これまで、分析結果の資料に付けていたサンプリングの位置図と過去最高値の表は、今月から、独立させてHPに掲載するようにした。「周辺の放射性物質の分析結果」のページの各項目ごとにリンクを張ってあり、そこから見られる。



ニコ生
【2017年11月6日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年11月06日 - Twilog