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2012年1月31日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF112KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

今日の漏えい個所昨夜の最低気温は浪江で23:00に-6.4℃、広野で21:00に-3.8℃(気象庁アメダスのデータ)
・蒸発濃縮装置ボイラ(A)凝縮水戻りラインフランジ部
・No.2ろ過水タンク仮設ヘッダ
福島第一原子力発電所における水漏れについて(1月31日確認分)(PDF7.91KB)
いずれもろ過水が漏えい。
凍結対策として2点実施する。1. 高台路注水ポンプをおいてあるポンプエリアで、今日明日で仮設小屋を足場材とビニールシートで造る。2. 蒸発濃縮型淡水化装置は当面使用する予定がないので、配管から水抜きをする。
(夕方の会見で)
・純水タンク脇炉注水ポンプ(2号用電動ポンプ)のケーシング部
(2月1日午前の会見で)
・4号機原子炉建屋1階南西コーナーの計装ラック(ジェットポンプ計装ラック)内の計器(流量トランスミッタ)テストライン


16:00頃、純水タンク脇炉注水ポンプ(2号機用電動ポンプ)のケーシング部で漏えいを確認。このポンプは原子炉注水ポンプのバックアップで、この漏えいで使用できなくなっている。

1号機原子炉注水量
、23:25に給水系を5.8m3/hから4.5m3/hへ、炉心スプレー系を0.9m3/hから2.0m3/hへ変更。

2号機原子炉注水量、10:50に給水系を6.6m3/hから5.0m3/hへ、炉心スプレー系を2.8m3/hから4.0m3/hへ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日から継続中。

3号機原子炉注水量、11:00に給水系を6.2m3/hから5.0m3/hへ、炉心スプレー系を2.8m3/hから4.0m3/hへ変更。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、29日に2次系冷却塔の散水に使うろ過水を供給するラインで漏えいが発生したので、散水を停止しているため、プール水温が停止時より4℃上昇している。05:00で15.3℃。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日から継続中。

(以下2月1日の会見より)22:30ころ、4号機R/B1階ジェットポンプ計装ラック内の計器テストラインで漏えいを確認。鉛筆1本分の流れがあった。22:43に元弁を閉めて漏えいの停止を確認。漏れたのは原子炉ウェルの水、漏えい量は8.5m3(スキマーサージタンクの水位低下から)。1階の床の排水設備が地下へつながっているので、漏れた水は地下のたまり水と一緒になっている。ナットでとめてあった直径9mmの配管が抜けて、そこから水漏れした。原因は調査中。周辺にはガレキが散乱していて、確認できる範囲で床に漏れていた水の量は約6l。テストラインから採取した水の分析結果は35.5Bq/cm3(全γ線核種)。
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋1階における水漏れ状況(ジェットポンプ計測用配管テストライン)(PDF31.4KB)(2月1日公開)
以 下、発見のいきさつ:30日15:13に使用済燃料プール代替循環冷却装置のエアフィンクーラーを起動。15:50頃スキマーサージタンクの水位が異常低 下している(60-90mm/h、通常は蒸発などによって3-4mm/h低下する)ことを認識。直前にエアフィンクーラーを起動して系統の状況が変化して いることから、この影響を見るためにしばらく状況を観察。31日22:00過ぎからパトロールを実施、水漏れを発見した。

6号機のサブドレン水をくみ上げて一時保管タンクへ移送する作業を09:18に開始。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年1月31日調査結果速報)(PDF
111KB)
2ヵ所調査、1ヵ所水たまりを発見。雨水・地下水由来レベル。19日に間違った場所からサンプリングしたのをサンプリングし直した。


その他

12月4日に発生した蒸発濃縮型淡水化装置3Aからの漏えい、海への流出の件と、12月12日に発生した蒸発濃縮型淡水化装置3Cでの漏えいの件で、調査結果、再発防止対策、環境への影響評価などについて保安院へ報告書を提出。
福島第一原子力発電所における淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの放射性物質を含む水の漏えい事象に関する指示文書等に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
4日の件、不適切な操作によりウォーターハンマー現象がおきて、原液予熱器出口フランジ部のパッキンが押し出されたのが原因。マニュアルの改訂、操作パネルの変更、実施した漏えい対策、今後の対策予定など。

今月の作業者被ばく線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

2F復旧計画を保安院に提出。11日の指示文書への対応。
福島第二原子力発電所原子力事業者防災業務計画に基づく復旧計画の提出について(プレスリリース)
冷温停止の維持に必要な設備、および、保安規定遵守に必要な設備を本設設備へ復旧する。4号機は燃料取出し後、代表号機として炉内構造物、燃料、制御棒の点検を実施する。


ニコ生
【1/31・11:00開始】東京電力 記者会見
【1/31・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/31・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/31・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月30日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在


今日の漏えい個所昨夜の最低気温は浪江で01:00に-7.8℃、広野で05:00に-3.0℃(気象庁アメダスのデータ)
・常用高台炉注ライン(A)系ミニマムフローライン弁フランジ部
・蒸発濃縮型淡水化装置3Aシール水冷却器出口ラインフランジ部
・ろ過水タンクから高台炉注ポンプ(B)への供給ライン F011B弁弁体よりリーク
福島第一原子力発電所における水漏れについて(1月29日18時以降、1月30日確認分)(PDF8.37KB)
福島第一原子力発電所における水漏れについて(1月29日18時以降、1月30日確認分)(PDF8.29KB)(31日公開、改訂版)
漏れたのはろ過水またはRO膜型淡水化装置処理後の水。昨日の写真でも分かるように、配管には保温材を巻いているが、フランジはその形状から保温材を巻くのがむずかしく、また、視認できなくなるのも問題で、保温材を巻いていない。対策を検討したい。
漏えいが多発していることについて、漏えい水の量、放射能濃度が大きいわけではないが、地域の皆様にご心配をおかけしていることについてお詫びしたい。原子炉冷却系、高濃度汚染水移送ラインに重点を置いて対策してきたが、ろ過水等については対策が不十分だった。重要な問題と考えており、できうる対策を実施していく。
この件で、保安院から指示文書を受領。原因究明、再発防止策、環境への影響評価、巡視点検強化、など。
福島第一原子力発電所における非常用高台炉注水ポンプ付近等からの水の漏えいを踏まえた対応に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書の受領について(プレスリリース)
(以下、31日午前の会見で)夜間のパトロールで
・常用高台炉注水ポンプ(C)入口のろ過水側の配管の弁箱
に凍結が原因と思われる亀裂を確認。ビニール袋で養生。漏えいする前に対処できたので、この件は漏えいには含めない。



09:03に常用高台炉注ラインA系ミニマムフローライン弁フランジ部で漏えいを確認。7-8秒に1滴程度、ビニール袋養生をして容器で受けている。この系統は現在炉注水に使用しているが、この漏えいは炉注水に影響はない。
1号機原子炉注水量、10:38に給水系を5.6m3/hから6.5m3/hへ、炉心スプレー系を0.9m3/hから0へ変更。高台路注水ポンプのホース引替え工事(カナフレックスからポリエチレン管へ)を実施。15:50に給水系を6.5m3/hから5.5m3/hへ、炉心スプレー系を0から1.0m3/hへ変更。
注水量低下が見られたので、22:15に炉心スプレー系を0.5m3/hから1.0m3/hへ調整(給水系は5.8m3/hで継続)。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、過冷却防止のためエアフィンクーラーのファンを15:05に停止。停止時プール水温は12℃。30℃まで上昇したら再起動する。

2号機原子炉注水量、10:10に給水系を7.0m3/hから6.0m3/hへ、炉心スプレー系を1.8m3/hから3.0m3/hへ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:19に停止。16:05に雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を再開。
2号機使用済燃料プールヒドラジンを注入。

3号機原子炉注水量、10:14に給水系を7.1m3/hから6.0m3/hへ、炉心スプレー系を1.9m3/hから3.0m3/hへ変更。
3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:23に停止。16:12に雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を再開。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、昨日16:27に停止したエアフィンクーラーを15:13に起動。プール水温が昨日の21℃から30℃まで上昇したので。

T/B地下から集中廃棄物処理施設へのたまり水移送ラインで、4号機T/Bから移送先までの屋外を通っているところを、今までのカナフレックスのラインからポリエチレン(PE)管の新設ラインに切替える工事を実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔、SMZベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年1月30日調査結果速報)(PDF110KB)
1ヵ所調査、水たまりあり、雨水・地下水由来レベル。
19日に調査した「4号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピット」で水の採取場所を誤っていたので、明日、採取し直す予定。


その他

27日に実施した5、6号機取水路前面での水中カメラ調査の映像を公開。
福島第一原子力発電所 5~6号機取水路前面エリア海底調査結果(1分6秒)(動画、58.9MB)
水深は5-6m。100m間隔でカメラを下ろして計12ヵ所観察。覆土の障害となるような自動車やタンクなどの大きなガレキはなかった。

明日から6号機のサブドレン水をくみ上げて屋外の仮設タンクに移送する。その後、しみ出してきた地下水を分析する。2月1日からは4号機で実施。

保安規定変更認可申請を13日に提出(15日補正)したが、今日、認可を受けた。
当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可について(プレスリリース)

負傷者1名発生。10:30頃、予備変電所付近でケーブル敷設作業に従事中の作業者が、ハンマーを持った左手人差し指を杭にぶつけた。緊急医療室で骨折の疑いの診断。Jビレッジで骨折の診断。磐城共立病院に搬送して治療。

11:13に2F1、2号機コントロール建屋からの発煙を作業者が発見、連絡。消防による現場確認で、12:23に火災ではないと判断された。


ニコ生
【録画放送1/30・11:00開始】東京電力 記者会見
【1/30・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/30・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/30・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月29日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF24.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

昨日28日の3ヵ所につづいて、今日、下記の14ヵ所で水漏れを確認。いずれも凍結が原因と思われる。昨夜の最低気温は浪江で03:00に-8.6℃、広野で06:00に-7.8℃。
・4号使用済燃料プール2次系冷却ユニット
・非常用高台炉注水ポンプ3C流量計
・RO膜型淡水化装置廃液供給ポンプA系ミニマムフローラインフランジ
・蒸発濃縮型淡水化装置ボイラーB系
・蒸発濃縮型淡水化装置ボイラーC系
・3号機復水貯蔵タンクから2号へ注水する原子炉注水ポンプの流量計
・3号機復水貯蔵タンクから3号へ注水する原子炉注水ポンプの流量計
・使用済燃料プールへのろ過水の補給水ラインのヘッダー
・蒸発濃縮型淡水化装置脱塩器樹脂移送ラインフランジ
・蒸発濃縮型淡水化装置用ボイラー給水のろ過水逆洗ラインの流量計
・純水装置ろ過水ラインの流量計
・6号機循環水ポンプの冷却水ラインフランジ
・純水装置廃液ライン流量計
・3号機使用済燃料プール冷却系ろ過水補給水弁
流量計からの漏えいは1月9日の件と同じく、ガラス製の流量計が凍結で破損した。
凍結防止対策は原子炉循環注水冷却系と高濃度汚染水の移送ラインを優先して実施。今日漏えいした水は、RO廃液供給ポンプミニマムフローラインで放射能濃度がやや高い以外は、ろ過水、純水、RO処理後の水のいずれか。早急に対応しなければならない個所はなかった。ただし、4号機使用済燃料プールの冷却が2時間停止し、周辺住民の方へご心配をおかけした点は、今後対応していきたい(プール水の温度上昇は0.6度/h程度で、技術的には十分対応可能な状況ではあった)。
福島第一原子力発電所における水漏れについて(1月29日確認分)(PDF10.8KB)(漏えい個所リスト)
福島第一原子力発電所における水漏れについて(1月29日確認分)(11.0KB)(31日公開、改訂版)
福島第一原子力発電所における漏えい箇所について(PDF47.5KB)(地図)
1月29日 福島第一原子力発電所における水漏れ状況について(641KB)(写真)
最初と最後の写真で、フランジの合わせ目からパッキンが破損してはみ出しているのが見える。
(以下、30日午前の会見より)18:20に下記の個所で新たに漏えいを確認。
・蒸発濃縮型淡水化装置3Bシール水冷却器出口ラインフランジ部
福島第一原子力発電所における水漏れについて(1月29日18時以降、1月30日確認分)(PDF8.29KB)(30日公開)
漏えいが多発したのを受け、22:15-22:55に2名×4班で夜間のパトロールを実施。高台路注水ポンプ、バックアップ用炉注水ポンプ、使用済燃料プールを回った。すでに漏えいのあった「3号機使用済燃料プール冷却系ろ過水補給水弁」でろ過水が凍結していたので、投光器を設置して加温。ここは凍結防止のために通水していたが凍結した。



09:50頃、原子炉注水量調整作業をしていた作業者が、非常用高台路注水ポンプC系の流量計付近で漏えいを確認。近傍の弁を閉めて09:55に漏えいの停止を確認。漏えい量は600l、付近の側溝に流れ込んだ形跡があり、今後環境への評価を実施する。漏えいしたのはRO膜型淡水化装置で処理した後の水。側溝の下流側にある溜め枡の水を採取して分析した結果、134Cs、137Csともに検出限界未満(2.4×10-2Bq/cm3および2.9×10-2Bq/cm3)。

1号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、給水系を4.5m3/hから5.5m3/hへ、炉心スプレー系を2.0m3/hから1.0m3/hへ変更。

2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:21に停止、21:45に再開。

3号機原子炉注水量、炉心スプレー系を1.5m3/hから2.0m3/hへ調整(給水系は7.0m3/hで継続)。
3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:21に停止、21:50に再開。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で09:35に警報が発生。現場で2次系の循環ポンプが停止しているのを確認。その後、2次系A系のエアフィンクーラーユニット(A1-A4の4系列)のA2ラインから漏えいを確認。10:15にこれを隔離して、漏えいの停止を確認。11:14に2次系ポンプを再起動、冷却を再開。過冷却防止のため、16:27にエアフィンクーラーを停止(冷却フィンに外気を吹き付けて冷却するもの。1号機にも同じものがついている。2、3号機は冷却フィンに散水するタイプで1、4号機とは別の形式)。停止時プール水温は21℃。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。入口側フィルターの逆洗を実施。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、週末はお休み。


その他

4号機使用済燃料プールスキマーサージタンク水位がオーバースケールしている(午後0時時点のプラントパラメータ表)が、計装配管が凍結したためと考えている。その後、通常の値に回復している。

昨日のシルトフェンスの開閉に合わせて港湾口でサンプリングした海水の分析結果
発電所1〜4号機側取水口付近の海水(PDF、3頁)


ニコ生
【1/29・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/29・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月28日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF22.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:29に停止、22:12に再開。

3号機原子炉注水量、昨日27日に高台路注水ポンプのホース引替えが終了、14:02に給水系を8.0m3/hから7.0m3/hへ、炉心スプレー系を0.5m3/hから2.0m3/hへ変更。
3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:31に停止、22:06に再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

海底土被覆工事の事前調査として、1-4号機取水路前面で海底の深さ測量、海底状況の確認作業等を実施するため、09:10-09:20と11:00-11:30の2回、シルトフェンスを開閉。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)、今日は週末でお休み。


その他

10:29頃、定例のパトロールで、常用高台炉注水ポンプ3台のうちのBポンプ(停止中)近くのベント弁より漏えいを確認。10:36にこのポンプの前後弁を閉じ、11:19に漏えいの停止を確認。漏えい量は約9L、漏えいした水は周辺の地面にしみ込んでいる。周辺に排水溝はない。漏えい個所の表面線量率はバックグラウンドレベル。類似個所として、常用高台ポンプのAポンプとCポンプ、非常用高台ポンプ3台、純水タンク脇のポンプ3台について点検を実施、異常ないことを確認。
福島第一原子力発電所における待機中の常用高台炉注ポンプ(B)近くのベント弁からの水漏れについて(PDF70.8KB)
弁箱(鋳鉄製)に亀裂が入っているのが見える。水の流れは、弁の下側にのびる配管のひとつ手前の配管を下から上にきて、継手のところで手前に曲がって吐出弁に至る。Bポンプが停止中だったこと、弁箱が割れていることから、凍結が原因の可能性がある。Cポンプ系は保温材の取付けが完了、AとBは1月末の完了を予定していた。

12:00頃、定例のパトロールで、蒸発濃縮装置(停止中)の脱塩器付近の弁フランジ部から漏えいを確認。1秒に1滴程度、漏えい量は約8L、漏えい水は堰内にたまっている。漏えいしたのは淡水化処理後の水で、漏えい個所の表面線量率はバックグラウンドレベル、漏えい水の核種分析結果は131Iと137CsがND、134Csが3.9×10-2Bq/cm3。現在、受け皿で受けている。
福島第一原子力発電所の蒸発濃縮装置脱塩器付近の弁フランジ部からの水漏れについて(PDF183KB)
上の写真、向かって左側のカナフレックスホースから水が来て、そのまま右へ行くラインから分岐して上へ行くところの弁の上側のフランジから漏れている。

12:00頃、定例のパトロールで、サプレッションプール水サージタンクからRO膜型淡水化装置へ処理水を送る配管にある廃液RO供給ポンプミニフローラインの弁フランジ部で漏えいを確認。5秒に1滴程度、漏えい量は約0.5L、漏えい水は堰内にたまっている。漏えいしたのはRO膜型淡水化装置の入口の水で、5日の分析によればCsがそれぞれ101Bq/cm3程度含まれるレベル。漏えい個所の表面線量率はバックグラウンドレベル。現在、受け皿で受けている。
福島第一原子力発電所の廃液RO供給ポンプミニフロー配管の弁フランジ部からの水漏れについて(PDF133KB)
水は左から右に流れている。並行して走っている銀色の配管が主配管。漏れたのは手前のミニフローライン。RO膜型淡水化装置は稼働中で、主配管は流れていた。フランジ部をビニール袋養生して中に吸収剤を入れていたが、あふれて外に滴下している。

SARRYの流量が低下してきているので、明日、フィルターの逆洗をする予定。


ニコ生
【1/28・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/28・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月27日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF116KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉注水量、高台路注水ポンプのホース引替えが終了、09:43に給水系を8.2m3/hから6.9m3/hへ、炉心スプレー系を0.7m3/hから2.0m3/hへ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:14に停止、21:51に再開。凍結防止の夜間移送は今朝までに8回実施した。

3号機原子炉注水量、09:14に給水系を8.5m3/hから8.9m3/hへ、炉心スプレー系を1.0m3/hから0へ変更。3号機原子炉につながる高台炉注水ポンプのホースをカナフレックスからポリエチレン(PE)管に交換。15:01に給水系からの注水をT/B内炉注水ポンプから高台路注水ポンプに再び切替え。15:11に給水系を8.9m3/hから7.9m3/hへ、炉心スプレー系を0から1.0m3/hへ変更。
3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:10に停止、21:48に再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔交換。
水処理装置、SARRY、運転中。

海底土被覆工事の事前調査として、5、6号機側取水路前面に水中カメラを下ろして海底の状況を確認。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日はお休み。


その他

屋外配管の凍結防止対策の実施状況。常用高台ポンプの入口側での保温材取り付けは終了、出口側はPE管への取替えと保温材取り付けを現在実施中。純水タンク脇の予備ポンプは入口側が完了、出口側は来週中に完了の予定。計装配管類の保温材取り付けはすでに完了(配管の凍結防止対策については11月18日「冬季対策」の項を参照)。

耐震安全性評価に反映させるため、内陸の活断層が連動して動く可能性について東北地方太平洋沖地震から得られた知見を加味して検討し報告するよう、保安院から指示文書を受領。
平成23年東北地方太平洋沖地震から得られた地震動に関する知見を踏まえた原子力発電所等の耐震安全性評価に反映すべき事項(中間とりまとめ)に関する指示文書の受領について(プレスリリース)

11:20頃、固体廃棄物貯蔵庫と定検資材倉庫の間の純水配管のフランジ部で漏えいを確認。0.5L/min程度、漏れた水は地面の土にしみ込んで総量は不明。13:28頃にフランジの増締めをして漏えいの停止を確認。漏れたのは純水(ろ過水をイオン交換樹脂に通してつくる)で、表面線量はバックグラウンドレベル、付近に排水溝はなく、海への流出はない。

明日、海底土被覆工事の事前調査として、1-4号機取水路前面で海底の深さ測量、海底状況の確認作業等を実施するため、シルトフェンスの開閉を予定。

来週、高台路注水ポンプのホース引き換え工事を1号機で実施する予定。


ニコ生
【1/27・11:00開始】東京電力 記者会見
【1/27・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/27・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/27・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月26日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF122KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉につながる高台炉注水ポンプのホースをカナフレックスからポリエチレン(PE)管に交換。このため、昨日25日17:10に給水系からの注水を高台炉注水ポンプからT/B内炉注水ポンプに切替え。今日09:47に給水系を7.9m3/hから8.9m3/hへ、高台炉注水ポンプから来ている炉心スプレー系を0.1m3/hから0に変更。高台路注水ポンプのホース引替えを実施。その後、15:31に給水系からの注水をT/B内炉注水ポンプから高台路注水ポンプへ再び切替え。15:50に給水系を8.7m3/hから8.0m3/hへ、炉心スプレー系を0から1.0m3/hへ変更。
福島第一原子力発電所タービン建屋内炉注水ポンプからの炉注水ライン(PDF23.8KB)
2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:13に停止、21:44に再開。

3号機原子炉注水、11:50に給水系からの注水を高台路注水ポンプからT/B内炉注水ポンプに切替え。明日、高台路注水ポンプのホースの引替えをおこなう。
3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:18に停止、21:40に再開。

4号機使用済燃料プール、13:31-15:07にヒドラジンを2m3注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

海底土被覆工事の事前調査として、5、6号機側取水路前面の海底地形測量を音響センサーを使って実施。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年1月26日調査結果速報)(PDF109KB)
6ヵ所調査、4ヵ所で水たまり確認。雨水・地下水由来レベル。


その他

昨日実施した2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF13.2KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。1号機の連続モニターでも135Xeは再臨界判定基準以下。

主要3核種以外の分析結果
海底土核種分析結果(PDF、Sr)
89Srは半減期51日で、かなり減ってきておりいずれも検出されず。90Sr(半減期約29年)も減ってきているが、これはCsに比べて土に沈着しにくく、海水に溶け出しているためではないか。

使用済燃料プールで冷却が停止した場合の対応訓練を実施。9名が参加。予備ポンプの起動、消防車による海水のくみ上げ、予備ポンプまたは消防車から来る注水ホースの接続個所の確認、オペレーションフロアまでのホースの敷設、などを実施。
保安規定に基づく使用済燃料プール異常発生時対応訓練(PDF865KB)

明日、海底土被覆工事の事前調査で5、6号機取水路前面に水中カメラを下ろして様子を確認する予定。


ニコ生
【1/26・11:00開始】東京電力 記者会見
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2012/1/26・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/26・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月25日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B内炉注水ポンプの試運転を実施(昨日24日は3号機でやった)。
2号機原子炉注水、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、17:10に給水系からの注水を高台炉注水ポンプからT/B内炉注水ポンプへ切替え。
2号機原子炉圧力容器のRPVベローシールの温度計の値が23日05:00から上昇している件。60℃くらいで安定している。
プラントの温度データ2号機
2号機格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリングを実施。
2号機使用済燃料プールの塩分除去装置、昨日24日14:17に「ROユニット異常」警報で自動停止。漏えいはない。15:40に再起動、異常は見られず警報の原因は不明。今後監視を継続する。この間、冷却は継続。
2号機T/B地下たまり水移送、08:53に停止。夜間凍結防止のため21:42に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋とプロセス主建屋の両方へ。

3号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、給水系を7.1m3/hから8.0m3/hへ、炉心スプレー系を1.8m3/hから1.0m3/hへ変更。
3号機T/B地下たまり水移送、08:57に停止。夜間凍結防止のため21:53に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋とプロセス主建屋の両方へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。AGHベッセル1塔を交換、1塔を取り外す。これで、AGHスキッドにはHベッセル2塔のみが入っていることになる(ヨウ素はすでにほとんどないので、AGHベッセルの代わりにHベッセルを使う)。
水処理装置、SARRY、運転中。
プロセス主建屋地下の水位計、カメラ不調のため07:00が欠測

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年1月25日調査結果速報)(PDF430KB)
3ヵ所調査、すべてで水たまり確認。いずれも雨水・地下水由来レベル。

使用済燃料共用プールで天井クレーンの荷重試験を実施。問題なし。以前、割れの確認された車軸連結部ケーシング(10月27日、12月23日参照)は、すでに交換してある。これで、このクレーンの復旧作業は終了。


その他

プラントパラメータ表で1号機のPCV 水素濃度(格納容器ガス管理システムの排気中の水素ガス濃度)が-0.01%、マイナスとなっているが、計器の誤差が0.1%なのでほぼ0と思う。

昨日24日起重機船の退域でシルトフェンスを開けたので港湾口で海水をサンプリング、分析した。主要3核種は検出されず。
発電所1〜4号機側取水口付近の海水(PDF、3頁)

12月4日の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいの件で、19日に採取した海水の分析で全βの結果が出た。高い値だが、これがこの漏えいの影響かどうかさらに評価が必要と考える。Srの結果はまだ出ていない。
福島第一 蒸発濃縮装置からの漏えい(平成23年12月4日)に係る核種分析結果(PDF11.5KB)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第31報)(プレスリリース)
冬は降雨が少なく地下水の流入が減っている。いままで余剰水として400m3を見ていたが、これを250m3とすると、現有のタンクが一杯になるのは5月を予想。

ダストサンプリング地点の追加
ダストサンプリング地点(PDF76.0KB)
今後、T/B周辺での作業が増えることが予想されるので、作業環境の調査としてT/B地下のたまり水の影響等の評価をするために、T/B周辺でのサンプリングを開始する(14地点を追加)。各地点で月1のペースで実施。

明日、使用済燃料プールの冷却がバックアップも含めて停止したという想定で対応訓練を実施する。参加人数は9名、代替ポンプの起動、消防車による海水のくみ上げ、オペレーションフロアまでのホース敷設など。ホース敷設は線量の関係で5号機でやる。

13日に保安院に提出した保安規定の変更認可申請をさらに変更。
当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可申請の補正について(プレスリリース)

16日に保安院に提出したKKのストレステストの報告書の訂正。記載のミスで、評価結果には影響なし。
「柏崎刈羽原子力発電所1、7号機の安全性に関する総合評価(一次評価)結果の経済産業省原子力安全・保安院への報告について」の一部訂正について(93.7KB)(プレスリリース)



ニコ生
【1/25・11:00開始】東京電力 記者会見
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2012/1/25・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2012年1月24日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF105KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器のRPVベローシールの温度計の値が23日05:00から上昇。それまで50℃程度だったのが50℃台後半へ。他の計測値に変化がないので、この温度計の一時的異常と考えている。
プラントの温度データ2号機
2号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、10:42に給水系を7.0m3/hから8.0m3/hへ、炉心スプレー系を1.9m3/hから1.0m3/hへ変更。注水量が変動したため、19:15に炉心スプレー系を0.6m3/hから1.0m3/hへ調整(給水系はいじらず)。
2号機使用済燃料プール塩分除去装置、14:17に停止。なんで?←明日25日の記事を参照
2号機T/B地下たまり水移送、10:02に停止。15:36に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

3号機T/B内炉注ポンプの試運転を実施。
3号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、10:38に給水系を6.0m3/hから7.0m3/hへ、炉心スプレー系を2.9m3/hから2.0m3/hへ変更。
3号機T/B地下たまり水移送、15:24に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔、AGHベッセル1塔交換。
水処理装置、SARRY、運転中。入口側フィルターの逆洗のため、08:35に停止。14:55に再起動、15:03に定常流量に到達。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、間欠運転中。先週から2系列目のスキッド交換を実施、昨日までに通水試験を終了してインサービス。

1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業(1月12日参照)は昨日で終了、今日は起重機船の退域のためにシルトフェンスを14:10-14:30に開閉した。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年1月24日調査結果速報)(944KB)
3ヵ所調査、2ヵ所にたまり水を発見。いずれも雨水・地下水由来レベル。



その他

2号機T/Bのサブドレン水でCsの濃度が上昇(17日には低下していた)。サブドレンピット水の浄化試験で、浄化装置を停止した影響だと思う。浄化試験をおこなっているのは、サンプリングしているピットの隣のピットで、ピット同士はつながっている。
サブドレン等核種分析結果(PDF)

12:00頃トラックの洗浄作業をしていた作業者の全面マスクがトラックの荷台の囲いに当たってフィルターが外れた。WBCで検査、放管手帳への記録レベル以下。全面マスク内側、鼻スミアも汚染なし。


ニコ生
【1/24・11:00開始】東京電力 記者会見
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2012/1/24・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2012年1月23日(月)

20:45に浜通りで震度5弱の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは52km、地震の規模(マグニチュード)は5.1。
震度分布図(気象庁)


今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

高台炉注水ポンプの電源盤の改造工事のため、炉注水に使用しているポンプをABCのうちACからABに切替える(20日にBCからACへ切替えた)。

1号機原子炉注水量、給水系は4.6m3/hで継続、炉心スプレー系を1.8m3/hから2.0m3/hへ調整。

2号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、給水系を6.0m3/hから7.0m3/hへ、炉心スプレー系を3.0m3/hから2.0m3/hへ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、実施中。

3号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、給水系を5.0m3/hから6.0m3/hへ、炉心スプレー系を3.9m3/hから3.0m3/hへ変更。
3号機T/B地下たまり水移送、15:45に停止。
3号機復水貯蔵タンク(CST)への水張り、09:01-16:10に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業(1月12日参照)、今日で終了。明日は起重機船の退域でシルトフェンス開閉の予定。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日は実施せず。明日から、高濃度滞留水のある建屋につながっていないトレンチの調査を開始。


その他

今日、政府東京電力中長期対策会議 運営会議 第二回会合だった。原則第4月曜日ですか?
【資料2】プラントの状況(PDF)
各種貯蔵タンク・施設の埋まり具合、たまり水水位の推移など。
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(PDF)
海底土被覆工事(5頁)(以下24日夕方の会見より)粘土(ベントナイト)とセメントを混ぜたもの(固化土)を海底にしきつめて、海底の土が海中に舞い上がるのを防ぐ。固化土はカチカチに固まるものではなくて、重い粘土層で海底の表面を覆う感じ。1-4号機と5、6号機の取水口前面の開渠(シルトフェンスで囲ってあるところ)で実施。
2号機格納容器内部調査結果で視認できた配管等の対応のついたものを表示(18-20頁)
1日に発生した4号機使用済燃料プールスキマーサージタンクの水位異常低下について(25-29頁)
多核種除去設備について(30頁項)20m3/h以上の処理能力で、トリチウム以外の核種について、告示濃度限度以下を達成できそう(トリチウムについては現状対象外)。廃吸着剤、廃スラッジが発生するが、専用容器に入れて保管する方針。24年度上半期に運用開始予定。
【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1〜4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(PDF)
今月の放出放射能量の評価。1号機0.02億Bq/h、2号機0.2億Bq/h、3号機0.5億Bq/h、合わせ0.7億Bq/h、敷地境界での被曝線量は0.12mSv/year。2号機は格納容器内部調査のため、3号機はR/B内の作業および建屋上部のガレキ撤去作業のため、放射性物質の舞い上がりがあってダストサンプリングの値が上昇し、12月より少し増えている(12月は1号機0.1億Bq/h、2号機0.1億Bq/h、3号機0.1億Bq/h、合わせ0.6億Bq/h、敷地境界での被曝線量は0.1mSv/year)。

10月23日に4号機の変圧器交換のために絶縁油を保管しているタンクから油が漏れた件(10月24日の記事を参照)で、漏えいした油にPCBが含まれているかどうかを検査するために、サンプルを分析機関へ搬出した。放射性物質を除染するために時間がかかった。

2F2号機でERSSに情報が送られない不具合が発生。原因を調査する。


ニコ生
【1/23・11:00開始】東京電力 記者会見
【録画放送1/23・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/1/23・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/23・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月22日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF19.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、給水系は6.0m3/hで継続、炉心スプレー系を3.9m3/hから3.0m3/hへ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日21日に漏えいが発見された個所はホースを交換して漏えいのないことを確認。14:33に雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を再開。

3号機T/B地下たまり水移送、2号機と同様にホース交換、漏えい確認後、14:30に雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。週末はお休み。



ニコ生
【1/22・18:00開始】東京電力 記者会見

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2012/1/22・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月21日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送ラインで07:02に水漏れを確認。07:48に移送ポンプを停止、07:55に水の滴下の停止を確認。漏れた場所は4号機T/B大物搬入口内、漏えい量は約2l、表面線量率は0.1mSv/h、屋外への流出はない。たまり水移送ラインの信頼性向上のため、ホースをカナフレックスからPE(ポリエチレン)管へ切り替える工事を実施中。新設した移送ラインにある弁ユニット(移送先をプロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋とで切替える装置)のホース接続部から漏えいした。漏れた水は弁ユニットの中と外に流出、外に出た分が2l、中に漏れた分はT/B地下へ排出されるので量は不明。昨日、新設ラインの耐圧試験を1号機トレンチ立坑内のたまり水を使って実施したのが11:32に終了。その後15:23に旧ラインで移送を再開した際に、弁ユニットまで圧がかかり漏えいしたものと思う。旧ラインと新ラインの分岐から弁ユニットまでの配管の容量は約350l。いきさつと表面線量から、漏れたのは耐圧試験に使った1号機トレンチ立坑内の水であろう(通常の高濃度汚染水を流しているホースの表面線量は20-30mSv/h)。その後の調査で3号機の新設ラインの弁ユニット(4号機T/Bに2号機分の弁ユニットと並んで置いてある)でもにじみを確認。3号機の新設ラインの耐圧試験は昨日20日10:40-11:32に実施。
2号機タービン建屋地下から雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)への移送ラインにおける水の漏えいについて(PDF41.2KB)
(以下22日夕方の会見より)ホース継手部に鉛の遮蔽材(100cm×30cm、10kg)を3枚かぶせておいたが、これの重量によって継手部に負荷がかかったのが漏えいの原因。現在、遮蔽材は取除いてある。

3号機T/B地下たまり水移送、14:18に移送を停止。14:30に2号機の水漏れと同様の個所ににじみを確認
3号機復水貯蔵タンク(CST)への水張りを09:05-17:40に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。週末はお休み。


その他
19日の2号機格納容器内部調査のまとめ
1F−2 格納容器(PCV)内部調査結果(PDF506KB)

きのう20日に実施の1、2号機T/B地下のたまり水の分析結果
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF7.89KB)


ニコ生
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2012年1月20日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

高台炉注水ポンプの電源盤の改造工事を実施。このため、現在、炉注水にはABCのうちBCを使用しているがACに切り替える。

2号機原子炉注水量高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、11:15に給水系を4.2m3/hから5.0m3/hへ、炉心スプレー系を6.0m3/hから5.0m3/hへ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、15:23に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

3号機原子炉注水量高台炉注水ポンプのホース切替え工事のため、10:50に給水系を4.0m3/hから5.0m3/hへ、炉心スプレー系を5.0m3/hから4.0m3/hへ変更。
3号機復水貯蔵タンクへの水張りは中止、明日実施の予定。
3号機T/B地下たまり水移送、15:17に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。Hベッセル2塔交換。No.2系列にKHベッセルを装填していたが、まだ使えるということでHベッセルの入っているところに交換して使用する予定(KHベッセルについては12月3日参照)。??
水処理装置、SARRY、運転中。今日はベッセル交換なし。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況 (平成24年1月20日調査結果速報)(PDF115KB)
1ヵ所調査で水たまり発見。雨水由来レベル。


その他

昨日の2号機格納容器内部調査(12月26日参照)で撮影した動画を公開(1週間限定)。
2号機格納容器内部 動画(1)(246MB)
2号機格納容器内部 動画(2)(117MB)
2号機格納容器内部 動画(3)(92.1MB)
2号機格納容器内部 動画(4)(644MB)
ダイジェスト版は期限なし。
2号機格納容器内部調査映像(ダイジェスト版)(動画、7.80MB)
平成24年1月19日実施の福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査に使用した工業用内視鏡(PDF38.7KB)

主要3核種以外の分析結果
海底土中の Pu 分析結果(PDF)

写真でお示しする福島第1原発の状況」去年の11月以来。
写真でお示しする福島第一原子力発電所の現状(PDF1.80MB)
免震重要棟駐車場をお掃除している巨大掃除機については10月1日の記事を参照。重要免震棟を非放射線管理区域とするための作業の一環。

11月23日にRO膜型淡水化装置の1A1Bから水漏れの件。再循環ラインを追設する工事をおこなっていたが、出口弁を閉じたまま通水したために系統内が加圧されて配管が破損したのが原因だった。配管を交換後、昨日から試運転、現在は待機状態にある。

17日の南いわき開閉所の瞬時電圧低下で設備が一時停止した件で、保安院より指示文書受領。
福島第一原子力発電所の送電系統の瞬時電圧低下の対応に関する指示文書の受領について

トレンチ内のたまり水の件で保安院より指示文書受領。
当社福島第一原子力発電所のトレンチ内で発見された放射性物質を含む溜まり水の対応に関する追加指示文書の受領について


ニコ生
【1/20・11:00開始】​東京電力 記者会見 録画放送
【1/20・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/20・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/20・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月19日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉注水量、10:45に給水系を2.8m3/hから4.0m3/hへ、炉心スプレー系を7.0m3/hから6.0m3/hへ変更。昨日の3号機につづいて、高台炉注水ポンプのホース切替え工事(保安院情報によると、炉注ポンプにつながっているカナフレックスホースをポリエチレン管に交換する作業らしい)のために、炉心スプレー系を0までしぼり給水系に振り替えていく。
2号機CRDハウジング上部温度が12日の夜から上下している件。11:00に-197.1℃、17:00以降ダウンスケール。
プラントの温度データ2号機
2号機使用済燃料プール、昨日から試運転している塩分除去装置を11:50から本格運転へ移行。今後、約2ヶ月運転の予定。
2号機格納容器内部調査(12月26日参照)、内視鏡で内部を調査。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内部調査状況(PDF290KB)
作業者計34人、計画線量5mSv、最大被曝線量3.07mSv。08:00-09:00準備作業、09:00-10:10撮影と温度測定、10:10-11:30機材片付け。内部の雰囲気温度を熱電対で測定、09:13で44.7℃、測定点近くの既設の空調機温度計が09:00で42.6℃で、ほとんど差はない。内部は湯気はあまりなかったが、水滴が上からたくさんたれてくること、放射線によるノイズが大きいことで鮮明な画像は撮れず。見えた範囲で配管類には損傷は確認されず。格納容器内壁は塗装が浮き上がって少しはがれているが、高温高湿度の影響と思われる。O.P. +9500mmにあるグレーチングまで下ろしてみたが、水面は確認されず。格納容器のコンクリの床がO.P. +5480mmなので、たまっている水の深さは4m以下。動画は明日公開。
(以下20日午前の会見より)撮影した画像は全部で30分ほど。4分割して公開(1週間限定YouTubeにもあるよ。)。
2号機格納容器内部 動画(1)(246MB)(1月20日公開)
2号機格納容器内部 動画(2)(117MB)(1月20日公開)
2号機格納容器内部 動画(3)(92.1MB)(1月20日公開)
2号機格納容器内部 動画(4)(644MB)(1月20日公開)
ダイジェスト板(約1分)は期限なし。
2号機格納容器内部調査映像(ダイジェスト版)(動画、7.80MB)
カメラの画素数は640×480、フレーム数は30フレーム/秒。案内管を通って中へ入り、まず下を向いて格納容器の内壁、次に右に振って茶色い配管が見える。次に下へ下がってO.P. +9500mmのグレーチング、最後に上を向いて上方の配管。時々白いもやが見えるが、格納容器内のガスが外に出てこないように20kPaで窒素ガスパージをしていて、この冷たい窒素ガスにふれた部分の水蒸気が凝結しているためだと思う。格納容器の底部に水があって浴槽のような状況、湯気が立ち上がって外壁にあたり結露して水滴として落ちてきている。熱電対による温度計測は3ヵ所実施、O.P. +11500mmで44.7℃、O.P. +10500mmで44.7℃、O.P. +9500mmで45.7℃。O.P. +8300mmに水位計があって、健全性の確認はできていないが接点に導通があり、ここまで水は来ているのではないか。
(以下20日夕方の会見より)配管や格納容器壁面は赤茶けているが、高温多湿の影響でサビが出ているのではないか。水滴の大きさがはっきり分からないので水滴の量が多いのか少ないのかは評価が難しい。X53ペネの上方には給水系、炉心スプレー系の配管はないので、注水配管から漏れているということはない。再循環系の設備は耐震Sクラス、圧力容器も壁厚があり、これらから水が漏れているとは考えていない。
平成24年1月19日実施の福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査に使用した工業用内視鏡(PDF38.7KB)(1月20日公開)
1F−2 格納容器(PCV)内部調査結果(PDF506KB)(1月21日公開)
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(PDF、1月23日公開、中長期対策会議運営会議の資料。18-20頁に内視鏡で見えた設備が何か、対応のついたものについて記載あり)
(以下30日夕方の会見より)ペデスタルに落ちている燃料デブリからのγ線はペデスタルの壁(約1m厚のコンクリート製)で約1/1000に減衰する。

3号機原子炉注水量、高台炉注水ポンプのホース切替え工事のために、10:20に給水系を3.0m3/hから4.0m3/hへ、炉心スプレー系を6.0m3/hから5.0m3/hへ変更。
3号機復水貯蔵タンク(CST)への水張りを09:42-18:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。ベッセル切替え実施。
水処理装置、SARRY、運転中。ベッセル交換実施。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(PDF120KB)
5ヵ所調査、4ヵ所で水たまり発見、うち2ヵ所で放射能濃度の高い(Csが102-103Bq/cm3程度)水あり。高濃度汚染水のたまっているトレンチの近く。2、3号機取水口付近の海水モニタリングでは有意な変動がないこと、当該のトレンチは直接海につながっていないことから、海洋への漏出はないと判断。


その他

昨日18日に実施した2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリングの結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(13.1KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 空気中のPu分析結果(PDF、2頁目)
福島第一原子力発電所 土壌中のガンマ線核種とPu分析結果(PDF)

電気設備の被害について、地震波形を推定して耐震解析を実施、結果を保安院に報告。
当社福島第一原子力発電所内外の電気設備の被害状況等の原因究明に関する報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について(続報)(プレスリリース)

明日、キュリオンセシウム吸着装置でベッセル2塔交換、SARRYでベッセル1塔交換予定。


ニコ生
【1/19・11:00開始】 東京電力 記者会見
【1/19・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/19・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/19・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月18日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF22.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機原子炉注水量、給水系を4.8m3/hから4.5m3/hへ、炉心スプレー系を1.8m3/hから2.0m3/hへ調整。

2号機原子炉注水量、給水系を2.4m3/hから3.0m3/hへ、炉心スプレー系を7.5m3/hから7.0m3/hへ調整。
2号機CRDハウジング上部温度が12日の夜から上下している件。05:00で-70.3℃。指示不良と考えている。監視対象から外すことで検討中。
プラントの温度データ2号機
2号機格納容器内部調査(12月26日参照)、昨日までの後片付け、明日の撮影の準備を実施。予定通り、明日は内視鏡で内部の調査。
2号機使用済燃料プールで塩分除去装置を試運転開始(昨日17日の記事を参照)。
2号機T/B地下たまり水移送、水位調整のため停止中。
2号機格納容器ガス管理システムでバイアルびんによるガスサンプリングを実施。速報値として、135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下だった。CRDハウジング上部温度の指示値が149℃まで上昇したが、今日は11:00で-91.4℃、計器の指示不良と考えてほぼ間違いないのではないか。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(13.1KB)(1月19日公開)

3号機原子炉注水量、給水系を1.9m3/hら3.0m3/hへ、炉心スプレー系を7.5m3/hから6.0m3/hへ変更。高台炉注水ポンプのホース切替え工事(26日を予定)をおこなうために、今後1週間ほどかけて炉心スプレー系を0までしぼり、給水系をその分増やしていく。ホース交換時は炉注水を高台炉注水ポンプからT/B内炉注水ポンプへ切替えるが、T/B内炉注水ポンプでは炉心スプレー系での注水ができないため。
3号機T/B地下たまり水移送、水位調整のため停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(PDF279KB)
4ヵ所調査、3ヵ所で水たまり発見。いずれも雨水・地下水・海水由来と思う。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第30報)(プレスリリース)

海底土調査結果、12月5日~12月16日採取分まとめ。
海底土(PDF)

2号機格納容器内部調査の関連で、11月30日に実施した5号機でのモックアップ風景の動画を公開。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査に向けた5号機におけるモックアップ風景(PDF78.1KB)
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査に向けた5号機におけるモックアップ風景(動画、34.1MB)
映っている人の向きで映像の上下が分かる。ホコリのようなものが舞っているように見えるが、内視鏡に光が反射しているものでホコリではない。えーホコリにしか見えないよ。

昨日17日発生の南いわき開閉所の故障の調査。
南いわき開閉所における調査状況(56.6KB)
母線に故障があったと考えている。図中、×印のついているのが切れた遮断器。母線は太い銅製の板で、これを碍子が支えているのが筒の中に入っている。故障個所をメーカーの工場に持ち出して、筒を解放して調査する。

15:00頃、免震重要棟前の連続ダストモニターで警報発生。15:11に全面マスク着用を指示。モニタリングポストでは有意な変動なし。15:40にフィルターを交換して再度ダストモニターで測定したら検出限界値(1.4×10-5Bq/cm3)未満、全面マスク着用基準値(1×10-4Bq/cm3)以下。15:56に全面マスク着用省略可能を指示(全面マスク着用基準の緩和については11月1日の記事を参照)。

施設運営計画(その2)改訂版を昨日保安院に提出した。
福島第一原子力発電所1〜4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(その2)(改訂)(プレスリリース)
3号機格納容器ガス管理システムの設置予定を2月上旬から2月末までに変更。
以下の2資料を追加。
「添付資料-6 気体状放射性物質濃度の測定対象核種の考え方」
「添付資料-7 原子炉格納容器水位の計算方法について」
格納容器内水位について:気相部の圧力と水没しているところの圧力の差から水位を求めた。1号機がおよそO.P. +8000mm(フラスコの底がO.P. +3350mm、底に約2m厚のコンクリを打ってあるので、水の深さは2650mm)、2号機がおよそO.P. +10000mm(同じくO.P. +2740mm、5260mm)、3号機がおよそO.P. +12000mm(同じくO.P. +2740mm、7260mm)。

明日、キュリオンセシウム吸着装置でHベッセル2塔の切替え、SARRYでベッセル2塔交換の予定。


ニコ生
【1/18・11:00開始】東京電力 記者会見
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2012/1/18・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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2012年1月17日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF98.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

16:10に南いわき開閉所で瞬時電圧低下が発生、夜の森線1、2号が瞬時電圧低下。このため、以下の所内設備が停止した:キュリオンセシウム吸着装置(18:42復旧)、2、3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置(2号機16:53、3号機17:15復旧)、6号機使用済燃料プール冷却浄化系(17:19復旧)、3号機使用済燃料プール放射性物質除去装置(19:04復旧)、2号機格納容器ガス管理システム(17:25復旧)、1、2、3号機格納容器への窒素ガス封入(16:57復旧)。モニタリングポストは運転継続、周辺の線量は特に変化なし。
なお、2Fでも富岡線1、2号が瞬時電圧低下。このため、以下の設備が停止した:1、3号機使用済燃料プール冷却浄化系(1号機16:42、3号機16:46復旧)。
(以下18日午前の会見で)今回、原子炉注水は運転を継続した。炉注水ポンプが停止した場合は、現場の制御盤で手動起動することになる(自動起動するインターロックはない)。


2号機CRDハウジング上部温度が12日の夜から上下している件。きのうまで100℃以上だったのが、05:00で19.1℃、11:00で-6.3℃、17:00で-62.3℃。指示不良で監視対象から外すことで検討中。
プラントの温度データ2号機
2号機格納容器内部調査(12月26日参照)、穴を開けて中の遮蔽用のコンクリブロックを突き落とした。作業人数54人、うち、本部詰めが8人、監視装置担当が6人、作業員が1班4人10班交代で計40人。計画線量5mSv、最大被曝線量が3.03mSv。
2号機T/B地下たまり水移送、14:10に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、14:14に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業(1月12日参照)を実施。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(PDF302KB)
4ヵ所調査、2ヵ所で水たまり確認。いずれも地下水等だと思う。


その他

2号機使用済燃料プールで、明日から塩分除去装置を試運転開始。プール水の塩素イオン濃度は11月5日の分析で1500ppm、これを2ヶ月程度で100ppmまで下げたい。試運転が順調に行けばそのまま本格運転へ。

サーベイマップ公開。
福島第一原子力発電所サーベイマップ【1月10日現在】(PDF)

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 空気中のPu分析結果(PDF、2頁目)
福島第一原子力発電所 土壌中のPu分析結果(PDF)

2号機T/Bのサブドレンの分析値が下がっているが、1月10日から実施している浄化試験の影響でだと思う。
タービン建屋付近のサブドレン水(PDF)

事故当時の中央制御室の状況を再現した柏崎のサイトシミュレータを使った訓練風景の動画が公開されたんだけど、どこで見られるのか見つけられない。今日夕方の会見の10分過ぎ位から。



ニコ生
【1/17・11:00開始】東京電力 記者会見
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2012/1/17・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/17・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月16日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機CRDハウジング上部温度が12日の夜から上下している件。温度が高い状況が続いている。
プラントの温度データ2号機
2号機格納容器内部調査(12月26日の記事を参照)、短管の溶接、弁スプール等の取り付けが昨日までに終了。今日は穴あけ装置の取り付け。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日の14:57から継続中。

3号機原子炉注水量、19:04に給水系を1.8m3/hから2.0m3/hへ、炉心スプレー系を7.6m3/hから7.0m3/hへ調整。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日の14:48から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。ベッセル交換を実施。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルターの洗浄を実施。

循環型海水浄化装置、1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業をおこなっているので、運転再開の時期を調整中。週末は定例のメンテで止まってた?

1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業(1月12日参照)、今日は3、4号機護岸付近の作業をするため、起重機船の向きを変える。このため、取水路北側のシルトフェンスを1回開閉。

トレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(PDF266KB)
1ヵ所水たまりを発見。地下水、雨水または津波時の海水と思われる。


その他

海上での空間線量率を始めて系統的にはかってみた。
海上の空間線量率調査結果図(PDF67.5KB)
1km以遠ではほぼ自然界のレベルと考える。今後の海水サンプリング地点の検討に資する。

13日に実施の2号機格納容器ガス管理システムでのサンプリング結果
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF16.3KB)
フィルターと生ガスの両方。

13日に実施の2号機R/Bブローアウトパネル開口部でのダストサンプリングの結果。福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF13.7KB)
通常より一桁大きいが、1階で格納容器内部調査の準備作業をしていて物資の搬入等によりダストが巻き上げられているためと思う。

12月4日に発生した蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいの件で、Srの分析結果が出た。
福島第一蒸発濃縮装置からの漏えい(平成23年12月4日)に係る核種分析結果(PDF19.3KB)
南放水口付近(サンプリング地点は12月4日の記事を参照)で12月5日に採取した海水からSrが検出された。漏えいの影響だと考える。なお、89Srと90Srの量を足しても全βと一致しないが、そもそも全βの分析値はあまり精度がなく、桁で合えば問題ないと考えている(他のβ線核種が存在しているとは考えていない)。

1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業の映像を公開。
起重機船による1〜4号機取水路支障物撤去作業実施風景(PDF540KB)
左の写真の画面左側のクレーンの下にあるのは、3号機R/B上部ガレキ撤去のための構台の鉄骨を組んでいるところ。
起重機船による1~4号機取水路支障物撤去作業実施風景(動画、15.9MB)


主要3核種以外の分析結果
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(12月17日〜12月31日公表分)(PDF、主要3核種以外のγ線核種)


KKのストレステストの結果を保安院に提出。
柏崎刈羽原子力発電所1、7号機の安全性に関する総合評価(一次評価)結果の経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
柏崎刈羽原子力発電所1・7号機の安全性に関する総合評価(ストレステスト)一次評価結果と安全確保対策について(PDF2.69MB)(概要の概要)
緊急安全対策の効果も評価した(今後の検討課題を含めて事故後の対策についてのまとめあり。フィルターベント、炉心損傷後でも使える計装系、交流電源を必要としない冷却手段など)。
1F1、2、5号機と2F1号機でもやってみた。
柏崎刈羽原子力発電所1,7号機における安全性に関する総合評価(ストレステスト)について(PDF10.8MB)(概要、45、46頁)
柏崎刈羽原子力発電所1号機における安全性に関する総合評価(一次評価)の結果について(報告)(PDF19.2MB)(報告書、参考資料1、683頁以降)
実際の津波高さを使って評価したら、事故結果が再現できた(地震については評価せず)。


ニコ生
【1/16・11:00開始】東京電力 記者会見
柏崎刈羽原子力発電所のストレステストに関する報告書についての記者会見
【1/16・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/1/16・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/1/16・15:00開始 東京電力による「柏崎刈羽原子力発電所のストレステストに関する報告書」についての記者会見
2012/1/16・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年1月15日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF18.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機CRDハウジング上部温度が12日の夜から上下している件。状況は変わらず。監視を続ける。
プラントの温度データ2号機
2号機T/B地下たまり水移送、14:57に再開。プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ。

3号機T/B地下たまり水移送、14:48に再開。プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業を実施。



ニコ生
【1/15・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/01/15・18:00開始 東電、「原発」に関する会見、他関連

2012年1月14日(土)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF28.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機トレンチ立坑から集中廃棄物処理施設へのたまり水移送ラインでの週1の通水試験で、ピンホールから水漏れを確認。漏れた水の放射能濃度は131Iが検出限界未満、134Csが1.8×10-1Bq/cm3137Csが2.0×10-1Bq/cm3で、雨水と海水のまざったものと推定。2、3号機のたまり水移送ラインをフラッシングするのに使っている。ビニールで養生、今後ホースの取替えを予定。

2号機CRDハウジング上部温度がおととい12日の夜から上下している件。依然として落ち着かない。温度計のノイズ、もしくは電気抵抗の変化だと考えている。圧力容器支持スカート上部も少し動いてるよ。
プラントの温度データ2号機
2号機格納容器内部調査(12月26日の記事を参照)、今日明日で遮へい体を設置。
2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:07に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止の夜間移送を08:11に停止。
3号機使用済燃料プール、15:18に放射性物質除去装置を運転開始

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

1-4号機取水路前面のガレキ撤去作業今日明日はお休み作業を実施(15日の会見で訂正)

トレンチ内のたまり水調査、週末はお休み。



その他

核種分析結果、確報版の日付の誤りを訂正。12月19日と1月5日に公表した分。

プラントパラメータの時系列の表とグラフの公表は、いままで1日2回だったのを、今日から1日1回に変更。


ニコ生
【1/14・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/01/14・18:00開始 東電、「原発」に関する会見、他関連

2012年1月13日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉注水量、11:20に給水系を2.5m3/hから3.0m3/hへ、炉心スプレー系を7.2m3/hから7.0m3/hへ調整
2号機CRDハウジング上部温度が48℃から100℃超へ上昇。近傍の温度計(圧力容器下部、圧力容器支持スカート上部など)は変化がないので、この温度計の不良が原因ではないか。温度計の電気特性試験をしたが特段の異常はなし。
プラントの温度データ2号機
2号機格納容器内部調査(12月26日の記事を参照)のための現場作業を今日から開始。今日は、UT(超音波探傷)でX53ペネの内側に水がないことを確認した。なお、X53ペネは格納容器のフラスコの底から約10mの高さにある。
2号機R/Bブローアウトパネル開口部でのダストサンプリングを実施。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF13.7KB)(1月16日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF16.3KB)1月16日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止のための夜間移送を07:58に停止。14:46に再開、プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ。

3号機原子炉注水量、T/B内炉注水ポンプ試運転(12月27日の記事を参照)のための配管切替え工事は昨日12日に終了。11:13に給水系を0.5m3/hから2.0m3/hへ、炉心スプレー系を8.3m3/hから7.0m3/hへ調整。
3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止のための夜間移送を08:03に停止。14:54に再開、プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日12日に話のあった1-4号機取水路前面でのガレキ撤去作業で、起重機船が入港。このため、取水路北側のシルトフェンスを1回開閉。

6号機制御棒駆動水ポンプのB系、原子炉冷却剤浄化系のB系の運用再開。A系は10月7日から運転している。これにより、制御棒駆動水系と原子炉冷却剤浄化系はA、Bの2系統での運用となる。

11日から実施しているトレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(PDF296KB)
2ヵ所で水たまりを発見。

その他

昨日12日に実施した1号機格納容器ガス管理システムでのサンプリングの分析結果。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(13.5KB)
フィルターとバイアルびんによる生ガスの分析結果。なお、1号機では排気中の135Xeの濃度を連続モニターによって計測しており、再臨界判定は生ガスの分析結果ではなくて連続モニターの値でおこなっている。

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 空気中の Pu 分析結果(PDF、4頁目)
福島第一原子力発電所 土壌中のPu分析結果

当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可申請について
組織の変更および運用実態に即した変更を申請。

福島第二原子力発電所1号機における高経年化対策に関する原子炉施設保安規定の変更認可申請について
2F1号機は4月に運転年数30年となるので。


ニコ生
【1/13・11:00開始】東京電力 記者会見
【1/13・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/01/13・11:00開始 東電、「原発」に関する会見、他関連
2012/01/13・18:00開始 東電、「原発」に関する会見、他関連

2012年1月12日(木)

12:20頃、浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは33km、地震の規模(マグニチュード)は5.9。
震度分布図(気象庁)


今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後1時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機原子炉注水量、給水系を4.6m3/hから4.5m3/hへ、炉心スプレー系を1.6m3/hから2.0m3/hへ調整。
1号機格納容器ガス管理システムフィルターとバイアルびんによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(13.5KB)(1月13日公開)

2号機T/B地下たまり水移送、08:02に停止。21:55に再開、プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ(凍結防止のため)。

3号機原子炉注水量T/B内炉注水ポンプ試運転(12月27日の記事を参照)のため、10:30に給水系を1.0m3/hから0へ、炉心スプレー系を8.2m3/hから9.0m3/hへ調整。配管の切替え工事を実施後、11:00に給水系を0から1.0m3/hへ、炉心スプレー系を9.0m3/hから8.2m3/hへ調整。
3号機T/B地下たまり水移送、08:07に停止。21:59に再開、プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ(凍結防止のため)。
3号機使用済燃料プール、プール水の放射性物質除去をおこなうために除去装置の取り付けを実施した。このため、09:35-16:46に代替循環冷却装置を停止。(以下13日夕方の会見より)放射性物質除去装置は11月6日から12月5日にかけて2号機で稼働していた。14日から3号機で運転を開始する。現在のプール水の放射能濃度は131Iが検出限界未満、134Csが6×104Bq/cm3137Csが7.4×104Bq/cm3で、RO膜で塩分除去するには濃度が高すぎる。これを1ヶ月ほどかけて低減していく。
3号機復水貯蔵タンク(CST、Condensate Storage Tank)の水の入れ換えのため、10:15-12:50に中の水を2号機T/B地下へ移送。

4号機使用済燃料プールにヒドラジン2m3/hを注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、17m3/hで運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

6号機残留熱除去海水系Cポンプの確認運転のため、原子炉冷却が一時停止。

昨日11日から実施しているトレンチ内のたまり水調査(1月6日参照)。今日の結果。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年1月12日調査結果速報)(PDF104KB)
2ヵ所で水たまりを発見。1ヵ所は雨水・地下水由来と思われる。もう1ヵ所、3号機起動用変圧器ケーブルダクトの水たまりは101Bq/cm3レベルの汚染が確認され、高濃度汚染水の流入の可能性がある。今後、詳細を調査していく。


その他

昨日11日実施の2号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリングの結果
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.4KB)
135Xeは検出限界未満、再臨界判定基準以下。

明日から、遮水壁設置の障害となる1-4号機取水路前面の海底に沈んでいるガレキの撤去を開始する。
遮水壁設置に伴う1〜4号機取水路前面の支障物撤去作業の実施について(PDF75.1KB)
起重機船の入退域でシルトフェンスの開閉を3回程度おこなう予定。その際は通常の海水サンプリングに加えて物揚場と港湾口でもサンプリングをして海水のモニタリングをおこなう。

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 空気中のPu分析結果(PDF2頁目)
福島第一原子力発電所 土壌中のPuとγ線核種の分析結果(PDF)
福島第一原子力発電所港湾内海底土核種分析結果(PDF193KB、α線核種、Sr、γ線核種)

水盤を使った降下物の核種分析
敷地内外における降下物中(PDF)

今日公表のT/B周辺のサブドレン水の分析で、くみ上げポンプ故障のため5号機分が欠測

11月7日から実施していた2F4号機のタービンの解放点検が終了
4号機主タービンの点検状況(PDF365KB)
地震による軽微な接触痕を確認。点検が終了したのでタービンのカバーを閉じ、今後はターニング作業(タービンの軸がたわむのを防ぐためにタービンを回転させる)を適宜実施していく。

地震発生時の点検について質問に答えて。
まず、下記の5点で異常がないかを確認。これに要するのが10-20分程度。
・原子炉への注水
・使用済燃料プールの冷却
・原子炉圧力容器および格納容器への窒素ガス封入、格納容器ガス管理システムの排気
・水処理施設の状況
・敷地周辺のモニタリングポストの計測値
その後、揺れの加速度に応じて現場のパトロール(配管類の漏えいなど)を実施。これに1-2時間を要する。



ニコ生
【1/12・11:00開始】東京電力 記者会見
【1/12・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/01/12・11:00開始 東電、「原発」に関する会見、他関連
2012/01/12・16:00開始 保安院、18:00開始 東電、「原発」に関する会見、他関連

2012年1月11日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF25.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機格納容器への窒素ガス封入2号機格納容器内部調査(12月26日の記事を参照)のため6日に封入量と排気量を調整しているが格納容器内の圧力が減ってこないので、今日、再び調整。10:10に封入量を13m3/hから10m3/hへ調整(排気量は35m3/hのまま継続)。
2号機T/B地下たまり水移送、15:21に一旦停止、移送先をプロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ切り替えて、15:45に再開。
2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングを実施。
2号機格納容器ガス管理システムで、生ガスのサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.4KB)(1月12日公開)

3号機原子炉注水量T/B内炉注水ポンプ試運転(12月27日の記事を参照)のため、昨日につづいて10:18に給水系からを1.9m3/hから1.0m3/hへ、炉心スプレー系からを7.0m3/hから8.0m3/hへ調整。明日、給水系を0にして配管の切替え工事をおこなう予定。
3号機T/B地下たまり水移送、15:39に再開。プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋の両方へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、予定通りに今日運転再開した。15:22に起動、15:30に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、運転中。

5、6号機のR/B換気空調系の運転を再開(昨日10日の記事を参照)。14:39に5号機で、16:20に6号機で起動。これまで建屋内の高湿度により、天井クレーン、燃料交換器、原子炉補機冷却系のポンプでさびが発生、電源盤で湿気による絶縁不良が起きていたが、換気空調系の運転再開でこれらが改善する見込み。排気は主排気塔から出しているが、放射線モニターには大きな変動なし。

12月18に確認されたトレンチ(共用プールダクト)内の水たまりの件で、今日から、1-4号機周辺のトレンチの内部の調査を実施していく(1月6日の記事を参照)2月15日までの予定。
福島第一原子力発電所のトレンチ等の調査状況(平成24年1月11日調査結果速報)(PDF102KB)
今日の調査の結果、水たまりが2ヵ所確認された。調査はマンホールからトレンチの中をのぞいておこなっており、資料で赤く囲ってあるのは水たまりが広がっていると推定されるエリア。たまっている水の量は評価中。表面線量率と核種分析の結果から雨水や地下水がたまったものと考えている。



その他

空気中のダストサンプリング地点の変更
福島第一原子力発電所における空気中に含まれる放射性物質サンプリング地点の変更について(PDF73.8KB)
構内のサンプリングでは、ほぼ炉規則告示濃度限度以下、検出限界未満が続いているので、作業者の被ばく線量低減のため、4-9の6地点でのサンプリングを1月より中止する。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第29報)(プレスリリース)

昨日10日のRO膜型淡水化装置の濃縮塩水貯槽タンクのから水漏れの件で、保安院より指示文書あり。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽における水溜まりの発見に関する指示文書の受領について(プレスリリース)

2Fは12月26日に緊急事態宣言が解除されたが、今後の管理について保安院から指示文書を受領。
当社福島第二原子力発電所に係る今後の適切な管理等に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書の受領について(プレスリリース)
今後は、この指示をふまえて復旧計画を策定する。

「1Fまで来たけど降雪の為うちは作業中止。うちの部長はバスから降りる時に滑って転けたw作業する業者もいるし、雪が心配。」terai_さんのtweetうっすらと積雪の写真つき。


ニコ生
【1/11・11:00開始】東京電力 記者会見
【1/11・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/01/11・11:00開始 東電、13:00開始 保安院、「原発」に関する会見、他関連
2012/01/11・18:00開始 東電、18:25開始 保安院、「原発」に関する会見、他関連

2012年1月10日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF127KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機使用済燃料プール、ヒドラジンを2m3注入。
2号機T/B地下たまり水移送、凍結防止のための夜間移送を07:57に停止。08:17に再開、プロセス主建屋へ。
サブドレンピットの浄化試験(12月26日の記事を参照)、2号機で今日から開始する。
2号機格納容器内部調査(12月26日の記事を参照)、今日からモックアップ作業を開始、東芝の工場で。

3号機原子炉注水量T/B内炉注水ポンプ試運転(12月27日の記事を参照)のため、今日から給水系をしぼって炉心スプレー系に切り替えていく。13日頃までの予定。今日は、給水系からを3.0m3/hから2.0m3/hへ、炉心スプレー系からを6.0m3/hから7.0m3/hに調整。
3号機T/B地下たまり水移送、凍結防止のための夜間移送を08:00に停止

水処理装置、SARRY、ろ過フィルターのつまりを逆洗する(4日にも同じ作業をした)ため、09:25に停止。12:58に再起動、13:04に定常流量(36m3/h)に到達。
昨日発生したRO膜型淡水化装置2Bの水漏れの件。破損した流量計の調達を開始、納入後交換する。ヒーターの不具合が原因ではないか。
10:28頃、RO膜型淡水化装置の濃縮塩水貯槽タンクのパッキンから水漏れを確認。
淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽からの漏えいについて(PDF204KB)
1秒に1滴程度の漏えい、2m×5mの水たまりがあり、1mmの深さとして約10l。このタンクは1000tの丸形タンクで、金属製のパネルをパッキンをはさんでボルトで締め付けて全体を構成している。この接合部のうち、基礎部と側面をつないでいる部分で漏えいが発生した。ボルトを10本増し締めをして、12:35頃漏えいの停止を確認した。また、漏えい拡大防止のため、水たまりのまわりに土のうを積んだ。パッキンの経年劣化が原因ではないか。

循環型海水浄化装置、年末から停止していたが、今日から運転再開。


その他

6日に実施した3号機のダストサンプリングの結果。
福島第一 原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF81.9KB)
建屋上部でのサンプリングで「下方向」「横方向」とあるのはサンプラーの向き。建屋上部と機器ハッチ開口部は大型クレーンで上からサンプラーを釣り下ろして実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、明日11日から稼働予定。

5、6号機R/Bの換気空調系を明日から運転再開する予定。いままでは高湿度により建屋内部でさび・カビの発生がみられたが、これを改善することで冷温停止をより安定的に維持する。また、以前使用していたバグフィルターに代えて、より高性能のヘパフィルターを吸気側、排気側の両方に設置して運用する。排気に含まれる放射能は主排気塔のモニターで監視していく。


ニコ生
【1/10・11:00開始】東京電力 記者会見
【1/10・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/01/10・11:00開始 東京電力「原発」に関する会見、他関連
2012/01/10・16:15開始 保安院、18:00開始 東京電力「原発」に関する会見、他関連

2012年1月9日(月・成人の日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉注水量、10:04に給水系からを1.7m3/hから3.0m3/hへ、炉心スプレー系からを8.1m3/hから7.0m3/hへ調整。
2号機T/B地下たまり水移送、08:05に停止、21:51に再開(凍結防止のための夜間移送)。

3号機T/B地下たまり水移送、08:07に停止、21:55に再開(凍結防止のための夜間移送)。

水処理装置、SARRY、運転中。

蒸発濃縮型淡水化装置2Bで漏えい発生。10:40頃、停止中の蒸発濃縮型淡水化装置2Bで水たまりを発見。漏水量は約11l、堰内におさまっている。漏えい個所は蒸発濃縮装置ベントコンデンサスプレイラインの流量計。この流量計はフロート式でガラス製。アクリル製のケースの中に入っている。凍結防止ヒーターの不具合で温度が下がり、装置が停止中で水の流れがなかったため、流量計の内部にあった水が凍結してガラスが破損し漏えいが発生したと見られる。漏えいした水は淡水化処理後の水。
淡水化装置(蒸発濃縮装置)2Bの水漏れ状況(PDF)


その他

体調不良者発生。14:22頃、廃スラッジ貯蔵施設の建設現場で、コンクリート打設作業を行っていた60歳代の作業者が体調不良を訴え、緊急医療室に搬送されて受診。心肺停止状態であることから、15:25に車両で磐城共立病院に搬送、16:29に到着。
(以下10日夕方の会見より)5月22日に就業。外部被曝は累積で6.082mSv、内部被曝の合計が0.01mSv。
(以下11日夕方の会見より)17:02に死亡を確認。死因は急性心筋梗塞だった。

ニコ生
【1/9・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/01/09・18:00開始 東京電力「原発」に関する会見、他関連