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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年7月31日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、25日より給水系からの全量注水を実施中。6月29日、7月24日参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:39-13:47。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査、建屋カバー梁取付けに伴う支障物撤去(作業予定時間:07:00-14:00)。

3号機燃料取出し用カバー等設置工事、ドーム屋根の吊り上げ、組み立て作業を開始。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事(写真)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事(1:19)(動画)
全部で16あるドーム屋根部材のうち、最初のひとつ(1組目北。かまぼこ型のドームは8枚にスライスされており、それぞれがさらに縦に二つ割になっている。2016年6月13日参照)をオペフロ上に設置した。次は2日にふたつ目の部材の設置作業をする予定。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

凍土遮水壁、最後に残っている未凍結箇所の西③の補助工法を今日より開始した。27日参照。


その他


水処理週報
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第313報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(27日採取)と集水タンクNo.3(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1100Bq/L。明日8月1日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。30日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 242KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。20-26日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 213KB)

3号機格納容器内部調査で取得した画像の色補正をやるのか、という質問に答えて)色補正をする予定はない。これは、以前に格納容器内部調査で取得された画像すべてについて同様である。真正の色がどういうものであるかを確かめる方法がないため。

実施計画の変更認可申請を28日に規制委に提出
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
変更:中低濃度タンク(H5北,H6北エリアフランジタンク)及びRO濃縮水移送ポンプの一部撤去。

今日より、ヤギ ヒデキ原子力・立地本部長代理が新たに会見担当になった。八木 秀樹さんという方らしい。発災時は本店勤務、以降、ほぼ1Fの廃炉に関わっているとのこと。



ニコ生
【2017年7月31日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月31日 - Twilog



今日、廃炉・汚染水対策福島評議会(第14回)があった。以下の資料は、経産省のサイトから。
資料3-1  東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2017要旨(案)について(PDF形式:2,123KB)
資料3-2 燃料デブリ取り出しに係るイメージ図(PDF形式:531KB)
資料3-3 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2017 要旨 (案)(PDF形式:1,755KB)
資料4 中長期ロードマップの進捗状況について(PDF形式:2,393KB)
参考資料1 第13回廃炉・汚染水対策福島評議会議事録(PDF形式:522KB)
参考資料2 福島第一原子力発電所 廃炉・汚染水に関する取り組み状況について(PDF形式:5,591KB)
ここで、NDFから廃炉技術戦力プラン2017(案)が示された。デブリ取り出しの方針については、最初にPCV底部にある燃料デブリを横アクセスにより取り出すことが現実的であるとして、気中横アクセス工法(資料3-1の15頁参照。気中といっても、PCV底部には水がたまっている状態)から検討してくこと、としている。正式決定は9月。


2017年7月30日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、25日より給水系からの全量注水を実施中。6月29日、7月24日参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:07-14:45に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は672m3


その他


構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。29日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 93.1KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。28日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 158KB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)


2017年7月29日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、25日より給水系からの全量注水を実施中。6月29日、7月24日参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:34-10:18。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
31日(月)の予定:オペフロ調査、建屋カバー梁取付けに伴う支障物撤去(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:59-14:45に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は691m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。27日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは1700Bq/L。No.11は多分、ポンプ点検により採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(25日採取)と集水タンクNo.2(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。28日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 240KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)

2017年7月28日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、25日より給水系からの全量注水を実施中。6月29日、7月24日参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:42-13:23。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:07-15:13に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は738m3


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
6月の外部被曝線量の最大値は10.86mSv、平均値は0.36mSv(APD値)。
四半期ごとのまとめあり。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 79.3KB)
2015年11月12-16日と2017年6月1日-7月20日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 79.4KB)
24日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(24日採取)と集水タンクNo.1(22日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が990Bq/L。明日29日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。27日採取分の分析結果と26日のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 73.9KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。26日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 1.13MB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】



2017年7月27日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、25日より給水系からの全量注水を実施中。6月29日、7月24日参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は10:41-13:40。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:00に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、28日の会見資料より)17:58に排水を停止。排水量は2026m3

サブドレン他水処理施設、11:03に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、28日の会見資料より)16:15に排水を停止。排水量は754m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(23日採取)と集水タンクNo.3(21日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1000Bq/L。明日28日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。26日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 94.4KB)

凍土壁の状況
陸側遮水壁の状況(第二段階)(PDF 5.82MB)
第三段階へ向けて最後に残っている未凍結箇所の西③の凍結について実施計画の変更認可申請中。現在、認可持ちだが、当該箇所について補助工法を準備中で、31日より削孔・注入を開始する予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第44回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.29MB)
1-3号機の状況(原子炉・格納容器内の温度推移)、たまり水処理水/廃スラッジ/使用済ベッセル/濃縮廃液の貯蔵状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(18.2MB)
共用プールからキャスク仮保管設備への使用済燃料輸送(6頁左)。使用済燃料を保管するキャスク2基を6月10日に構内に搬入、1基目のキャスクに共用プールで保管している燃料を入れて7月22日にキャスク仮保管設備に輸送した。今後、2018年7月頃までに残り8基の輸送を行う予定。5月25日参照。
要員管理(8頁右)。6月の1日あたり作業員数は平均で5,530人(実績)。8月の想定は約5,320人。凍土遮水壁設置工事が終了しフェーシング工事が一段落したため、一時期と比べて少なくなっている。
熱中症発生状況(8頁右)。25日までに作業に起因する熱中症は3人(2016年度は7月末時点で3人)。
【資料3-1】汚染水対策(27.1MB)
凍土遮水壁の状況(通しで2頁)。維持管理運転の状況、対象ヘッダー管15のうち、13でブライン循環運転中(15頁)。凍結開始箇所(西側③)で補助工法を準備中(16頁)。降雨と建屋流入量・くみ上げ量の推移(18頁)。4m盤地下水収支(21頁)、4m盤への移動量は5月実績で140m3。10m盤地下水収支(23頁)、山側からの流入量は6月実績で730m3
タンク建設進捗(28頁)
水バランスシミュレーション(35頁)
1号機T/Bたまり水未調査エリアの調査結果(41頁)5日参照。調査結果のまとめ。たまり水の確認された電気マンホール内No.1とNo.2では、今後、月1回で水位を監視。また、わずかに残水を確認した主油タンク室も月1回の水位監視、残水のなかった復水脱塩装置樹脂貯蔵タンク室は個別管理とする。45頁に電気マンホールからの移送ライン。
1-3号機復水器ホットウェル天板下部貯留水の水抜き(46頁)。1号機(48頁):6月28日に天板マンホール開放、7月中旬までにマンホール下部の干渉物撤去が完了。7月下旬までにポンプ・移送ライン等設置が完了予定。8月1-4日に水抜きを実施予定。貯留水は、1/2号機廃棄物処理建屋経由で集中廃棄物処理施設へ移送する。2/3号機(49頁):⾃⾛式カメラを外部⾞室マンホールから復⽔器内に投⼊し、H/W天板上の調査を実施中。それぞれ復⽔器(B)について、H/W天板切⽋き部を確認済。現在、H/W天板切⽋き部へのポンプまたはホースの投⼊⽅法を検討中(ホース送り出し装置等を製作、試験中)。⽔抜き⽅法が確定し次第、今後のスケジュールを決定する。
1号機復水器内貯留水の水抜き作業訓練(03:16)(動画)撮影日:6月23日。
サブドレン他集水タンク/一時貯水タンク増設(51頁)。タンク付属設備設置の⼯程に変更が⽣じたため、9⽉初旬から運⽤の変更と⼯事施⼯の優先⾒直しにより、段階的に系統処理能⼒を増強していく。処理量は9月初旬に約900m3/日、9月中旬に1200m3/日、11月初旬に約1500m3/日。
サブドレン他水処理施設の状況(56頁)。くみ上げ状況(58頁、至近1カ月の平均くみ上げ量約469m3/日)、稼働状況(59頁、L値T.P. 1900mm)、排水実績(60頁)、海側遮水壁のたわみ(61頁)、地下水ドレン稼働状況(62頁)、サブドレン稼働後の建屋流入量評価(63頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(66頁)。H4エリア周辺(67頁)。観測孔E-1の放射能濃度と降水量、地下水位(70頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(71頁)。排水路(73頁)。海水(74頁)。
⾬⽔処理設備 耐圧ホースからの⽔の滴下(76頁)。6月29日の件。78頁に地図と現場写真。耐圧ホースの状況から、劣化ではなく何らかの原因による外傷で孔が開いたものと推定(79頁)。当該ラインの他に、類似の使用されていない耐圧ホースは2ラインを確認(80頁)、水抜きの後に撤去の予定(81頁。当該ラインは19日に撤去完了)。現在、雨水移送ラインの耐圧ホースについては、PE管への切替を進めている(82、83頁)。
増設多核種除去設備吸着塔⽤pHスキッドからの漏えい(84頁)。21日の件。88、89頁に漏洩箇所の写真。ピンホールを確認したサンプリング配管について、詳細調査を実施中。
増設多核種除去設備サンプリングシンクの系統水漏えい(92頁)。6月12日の件(6月29日参照)。要因分析の結果は、1.委託運転員が手順書をチェックせずに作業を完了した、2.委託責任者は委託運転員が手順書に基づいて作業を実施したことを確認していなかった、3.サンプリング弁の不具合。対策として、委託運転員の教育(手順書を確実にチェックする)、委託運転員が手順書のコピーを現場に持参して作業記録を作成し、操作室で委託責任者の確認を受ける体制へ変更する(パウチした手順書の運用を廃止、作業記録の作成を基本とする)。サンプリング弁は交換完了。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(19.4MB)
1号機R/Bオペフロ追加調査、放射線測定結果(通しで4頁)5月18日参照。現在、ウェルプラグ上の小ガレキ(崩れた屋根のコンクリート)吸引後の放射線測定、ガレキ状況調査(ウェルプラグ(上段)及び周囲、ドライヤ・セパレータピット(DSP)をカメラおよび3Dスキャナで撮影)を5月22日より実施中。
ウェルプラグの線量率測定(7、8頁):6月22日に実施。測定方法は7頁(半導体検出器を使用。3月30日参照)、測定はオペフロ表面、1.2m高さ、1.8m高さで実施(DPSではオペフロ高さおよび-2.0m)。プラグの表面線量率は平均値が約125mSv/h、最大値が約200mSv/h、周辺に対して中央が高い。DSPはプラグよりも低い(中はさらに低い)。
ウェルプラグのγ線スペクトル測定(9-11頁):鉛コリメーターの中にCdZnTe半導体検出器を入れた測定装置を吊り上げ架台に固定し、クレーンで吊って測定を実施(9頁)。プラグ上では表面からの放射線を測定するために測定装置を立てて、プラグ上段と中段のスキマ部ではスキマからの放射線を測定するために装置を60度に倒して架台に固定し測定。プラグ表面(11頁)、プラグスキマ部(10頁)のいずれも、γ線の線源は134Csおよび137Csだった。スキマ部では、Csの光電ピークと散乱線領域の比(平均)は0.76で散乱線領域の方が大きいことから、プラグ内部にある線源からスキマを通過する際に散乱した成分の寄与が大きいと考えられる。また、ウェルプラグ表面は、除染した3号機(0.62)に比べてCsの光電ピーク/散乱線領域比が高い(0.85)ため、ウェルプラグの除染及び南側ガレキ撤去による線源除去が有効と考えられる。
小ガレキ吸引作業の影響評価:ウェルプラグ上の小ガレキ吸引によりスカイシャインが増えて(小ガレキによる遮蔽がなくなるから?)建屋周辺の線量率が上昇する可能性があるため、小ガレキ吸引作業中(5月29日-6月14日)に1号機R/B周辺の線量率モニター8カ所(12頁)で線量率を測定した。その結果(13-15頁)、スカイシャインの影響はなかった。オペフロ上連続ダストモニターの測定結果も、作業実施期間の前後で有意な上昇は確認されず(16頁)。また、5月15日(小ガレキ吸引作業前)、6月5日(作業中)、6月23日(作業完了後)にオペフロでダスト採取・ダスト濃度測定を実施したが、いずれも作業前と比較して有意な上昇な見られず、過去の変動範囲内(17頁)。敷地境界の連続ダストモニターでも同様(18頁)。
今後の予定:8月中旬まで調査を継続する。あわせて、現在改造中の建屋カバーの梁を再度設置する際に支障となる干渉物の撤去を実施する。ウェルプラグ移動時のスカイシャインやダスト飛散の影響を評価するために、ウェルプラグ内部の線源調査を行う(調査方法・装置を検討中)。また、ダストの性状把握の一環として、ガレキ撤去作業時の粒径分布測定を実施する。
3号機R/B燃料取出し用カバー等設置工事(28頁)。7月20日のオペフロ上空写真(29頁)。走行レール設置作業を6月12日-7月21日に実施。ドーム屋根設置作業を7月22日に開始。現在、スライド架台ユニットをFHMガーダーに吊り込み、組立中。ドーム屋根部材の設置作業を31日より開始する予定。
FHMガーダ・作業床設置(ステップⅣ)の作業概要(31頁)。計画線量1.70人Sv、実績は0.92人Sv、個人最大線量は1.40Sv/日。
⾛⾏レール設置(ステップⅤ)の作業概要(ステップⅣ)の作業概要(32頁)。計画線量0.7人Sv、実績は0.08人Sv、個人最大線量は0.62Sv/日。
ドーム屋根設置(ステップⅥ、Ⅷ)の作業概要の作業概要(31頁)。計画線量1.70人Sv、実績は0.42人Sv。
FHMガーダ及び作業床設置後の6⽅位線量測定(35頁):7月4日実施。オペフロおよび構台上の1.2m、3.2m、7.0m高さで測定。結果は37-39頁。FHMガーダー・作業床設置により、各⾼さとも平均線量率は減少し、特に7.0m⾼さの作業エリア(ドーム屋根設置、燃料取扱機・クレーン設置等)の平均線量率が68%低減。プールゲート付近を除いて、1mSv/h以下となった。1mSv/hを超えているプールゲート付近は、下側からの線量が⾼いため、追加遮蔽設置に向けて検討中。線源は使⽤済燃料プールではなく、プールゲート付近からの線量寄与が⼤きい(プール側から⾒える原⼦炉ウェルと遮蔽体の隙間から抜けてくる放射線)と推定(40頁)。
スケジュール(41頁)。
3号機燃料取り出し用カバースライド架台設置作業(01:06)(動画)撮影日:7月19、26日。
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(51頁)
1号機R/Bカバー解体工事(52頁)。梁改造の写真あり。
3号機燃料取出し用カバー設置工事(53頁)
使用済燃料等の保管状況(54頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(10.5MB)
1号機格納容器内部調査、映像データ及び線量データの分析結果(通しで3頁)。3月に実施したB2調査で取得した映像の鮮明化、および、線量率データによるデブリ分布の推定をおこなった。
D0②ポイントの映像から、既設構造物に大きな変形や損傷のないことを確認(5頁)。D2③ポイントで新たに落下物を確認(これ、D2地点(3月21日)や3号機(7月22日)にもあった青っぽいやつだ)、D0、D1地点では新たな情報は得られず(6頁)。
BG地点で取得した線量率データについて、堆積物表面の直近において、表面から離れるにしたがって減衰する状況が、堆積物表面に存在する137Csを想定した評価と一致することから、主な線源は堆積物表面の137Csと推定。また、BGとD0③(測定点の地図は4頁。3月22日に測定したD0地点の2カ所目。3月23日参照)について、ペデスタル開口部から離れていること・堆積物が薄いことから、堆積物の下に燃料デブリはないとして堆積物表面の137Csのみを線源とした解析を実施し、測定結果と比較した結果、良い一致を示しており、BGとD0③では堆積物の下にデブリはないか、あっても少量と推定。
ペデスタル開口部近くのD1、D2の各測定ポイントでは、堆積物の下に燃料デブリがあると想定して解析を実施。ただし、堆積物の厚み(=堆積物表面の高さー燃料デブリの厚み)は不明なので、厚みを振って解析をおこなった。結果は、堆積物が厚い場合はデブリからの放射線が遮蔽されうるため、デブリの有無を判別することができなかった(例えば11頁、D2③ポイントでは堆積物表面高さは0.9mで、堆積物厚みを0.9mおよび0.3mとすると解析結果はほぼ同じとなり、測定結果とは一致するもののどちらの状況を示しているかは区別できない)。
今後の方針:今回の結果と採取した堆積物の特性等を踏まえ、次回調査範囲と⽅法について検討を⾏う。
2号機格納容器内部調査、線量率確認結果(17頁)。1-2月に実施した調査で、カメラ画像ノイズおよび積算線量率計データから線量率を推定したが、得られた値が過去(2013年8月)の調査と比べて大きかったので、推定について妥当性を検討した。その結果、いずれの推定でも実際より大きな値を算出していたことを確認した。
カメラ画像ノイズからの推定(19頁):放射線によるノイズをバックグラウンドノイズと識別するためにノイズの明るさについて閾値を設定しているが、調査前の低線量下でシステムの動作確認をおこなった際に下げた閾値を戻さずに調査を実施したことが判明。これにより、バックグラウンドノイズを放射線ノイズにカウントしていた。また、60Co線源によるカメラ照射試験に基づく校正曲線を推定に用いていたが、格納容器内の線源は137Csが支配的であり、137Csによる照射試験を実施して校正曲線を求めたところ、同じ線量率でも60Coよりノイズが大きくなることが判明。以上の2点により、線量率を実際よりも大きく推定していたことを確認した。訂正前後の線量率は20頁(測定位置、状況は22、23頁)。足場付近(1月26日、テレスコピックカメラ)は30Gy/h→10Gy/h以下。CRDレール中央付近上方(1月30日、テレスコピックカメラ)は530Gy/h→70Gy/h。ペデスタル入口(1月30日、テレスコピックカメラ)は20Gy/h→10Gy/h以下。CRDレール上中央付近(2月9日、堆積物除去装置)は650Gy/h→80Gy/h。
積算線量率計からの推定(21頁):調査装置のケーブルに沿って直列に4個並べた積算線量計のうち、2個の測定値の差をとって線量率を算出した。この際に使ったNo.4センサーは他の3個と比べて特異的に多いな値を示していたことを確認。センサーごとのばらつきを考慮して各センサーの測定値の平均から線量率を算出した結果、当初の約210Gy/hは約70Gy/hとなった。
3号機格納容器内部調査、速報まとめ(24頁)
3号機ミュオン測定による炉内燃料デブリ位置把握(中間報告)(32頁)。7月20日時点での結果は36頁。格納容器外周の遮へいコンクリート,使⽤済燃料プール,R/Bの壁などの主要な構造物を確認した(37頁)。2号機の圧力容器底部で確認されたような大きな高密度物質の存在は確認できていない(38頁)。ただし、炉心域および圧力容器底部に一部の燃料デブリが残っている可能性はある。測定は引き続き継続する。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(2.06MB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
廃棄物資料(たまり水、水処理設備処理水等)の分析結果(5頁)。JAEA/IRIDの報告。1号機R/B地下たまり水(高温焼却炉建屋の採水口にて2016年12月8日採取)、2・3号機T/B地下たまり水(2015年9月25日・10月15日採取)、1号機格納容器ガス管理システムの凝縮水(2016年12月7日採取)、セシウム吸着装置入口・出口水(2016年7月25日採取)、SARRY入口・出口水(2015年9月8日および2016年7月25日採取)、多核種除去設備ALPS入口水および各処理工程出口水(2016年7月25日採取)の分析結果。
【資料3-5】循環注水冷却(3.53MB)
ヒューマンエラーによる重要な安全確保設備の停止(2件)の原因と再発防止対策(通しで3頁)
1号機ジェットポンプ計装ラックラインを用いた窒素ガス封入試験の結果(30頁)。5月25日参照。6月6日-7月18日に実施。試験期間を通して格納容器内の監視パラメータに有意な変化はなく、ジェットポンプ計装ラックラインによる窒素封⼊の運⽤が可能であることを確認した。試験後の窒素封⼊は、最終ステップ(ステップ3)の状態で本格運⽤を開始している(34頁)。
【資料3-6】環境線量低減対策(21.8MB)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(6-15頁)、排水路(16-19頁)、海水(21-31頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(32頁)。
敷地境界連続ダストモニター警報発生(81頁)。12日にMP7近傍のモニターで警報発生。測定値のグラフ(84頁)。今後の対策(86頁)、モニターの健全性を相互に確認できるよう⼆重化する(MP3と8には設置スペース等に余裕があるので2017年度上期中にモニター2台による並行測定を実施、MP7では今回、天然核種による警報発生があったので早急に並行測定を準備する。その他は次年度以降)。
【資料3-7】労働環境改善(577KB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
作業員の健康管理(厚労省ガイドラインへの対応状況)(3頁)
【資料4-1】1/2号機排気筒耐震安全性の再評価について(943KB)
4月6日に新たな破断箇所を確認したので、再評価を実施。基準地震動Ss-1については6月1日に報告済み。今回Ss-2とSs-3について結果が出た。鉄塔および筒⾝については、いずれの部材も弾性範囲内であることを確認。基礎部については、引抜き⼒は⽣じない。以上の結果とSs-1の評価結果を合わせて、1/2号機排気筒は基準地震動Ss-1〜3に対し倒壊には⾄らないことを確認した。なお、リスクをより低減するという観点から早期の解体を計画している(5月22日参照)。9頁に1Fの基準地震動についての解説あり。
【資料4-2】自動火災報知設備の非火災警報の頻発について(299KB)

放射線データの概要7月分(6月29日~7月26日)(PDF 1.12MB)
4頁に1号機復水器のホットウェル天板下部貯留水の水抜きでの天板マンホール解放作業における被曝線量低減対策まとめ。遮へい体の設置で作業場所の雰囲気線量は2.5mSv/hから0.5mSv/hに低減。マンホール解放作業は遠隔で実施することで高線量エリアでの作業を回避し、モックアップで作業に習熟することで現場作業時間が当初計画の120時間に対して20時間で済んだ。

1F不適合の公表を再開する。
福島第一原子力発電所不適合の公表について(PDF 290KB)
本来あるべき状態、行うべき判断とは異なる事(通常の点検で見つかる設備の不具合なども含め)を「不適合」と位置づけし、幅広くグレード分けして、震災前から毎営業日審議・処理していたが、震災後は中断していた。現在は再開しており、準備が整ったことからホームページでの公表を8月2日より開始する(公表対象は8月1日以降に審議した不適合)。なお、発電所で発生するトラブル等の情報については、引き続き、一斉メール等で公表していく。これにより、公表範囲が拡大する(5頁)。
2Fでは2012年6月8日にHPでの公表を再開している。

「通報基準・公表方法」を更新。8月1日より運用開始。前回は2月28日。
福島第一原子力発電所における事故・トラブル等に関する「通報基準・公表方法」の更新について(PDF 463KB)
更新箇所は、
・計器の誤警報に関する基準の見直し(使用済燃料乾式キャスク仮保管設備の異常)
・環境改善、運用実態を踏まえた再整理(モニタリングポストの有意な上昇、オペフロ上ダストモニター高警報発生、線量超過、汚染水等の付着、内部取込の可能性、油漏れなど)
など。



ニコ生
【2017年7月27日】東京電力 「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月27日 - Twilog





2017年7月26日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、昨日25日より給水系からの全量注水を実施中。6月29日、7月24日参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は11:00-13:27。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:11:00-14:00)。

3号機燃料取出し用カバー等設置工事、オペフロ上へスライド式の架台の上部を設置した(下部は24日に設置済)。これでスライド架台の設置作業は完了。24日参照。右写真(27日15時のライブカメラスクリーンショット)の赤丸で囲んだやつ(排気筒の向こう側)だと思う。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


6月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2017年6月)(PDF 779KB)
1-4号機R/Bからの放出は5.4×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.2×10-12Bq/cm3137Csが1.2×10-11Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00028mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。24日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは1700Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 11.7KB)
20日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日27日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(22日採取)と集水タンクNo.2(20日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに980Bq/L。明日27日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。25日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 73.8KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。24日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

実施計画の変更認可申請(6月26日提出)の一部補正を昨日25日に規制委に提出。また、別の変更認可申請(6月15日提出)の一部補正を今日26日に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正1(25日提出):陸側遮水壁の閉合(第三段階)の実施に伴う変更。
補正2(26日提出):福島第一廃炉推進カンパニーの組織体制見直し及び東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則の改正に伴う変更。


福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)

2017年7月25日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水、10:06-10:20に炉心スプレー系から給水系への乗せ替え操作を実施して給水系からの全量注水を開始した(操作後の現在の注水量は炉心スプレー系が0、給水系が3.0m3/h。24日参照)操作にともない、プラントパラメータに異常はない。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は11:17-12:55。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:42-14:30に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は700m3/h。


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。20日採取(22日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 120KB)

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。24日採取分の分析結果と7-13日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 243KB)

今日、規制委の第6回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会があった。その際の資料。
(第6回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)福島第一原子力発電所 固体廃棄物の保管管理計画 2017年度改訂について(PDF 1.07MB)
燃料デブリ取り出しにともなって発生する廃棄物については、計画の対象外(計画の対象である向こう10年の間に発生しうる量は大きいものではない)。参考として、TMIで取り出された燃料デブリはおよそ100tで、アイダホ国立研究所の30m×30mの敷地に平積みされている、とのこと。
(第6回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)スラリー、スラッジの安定化処理にむけた検討状況(PDF 1.50MB)
スラリー、スラッジの種類と発生状況(2頁)。廃スラッジ(アレバ除染装置)、濃縮廃液スラリー(蒸発濃縮装置)、吸着塔類(HICを含む)。
スラリー、スラッジのリスク認識(5頁)
スラリー、スラッジの安定化処理の目標設定(6頁)
ALSPスラリーの処理(7頁)
ALSPスラリー/安定化処理スケジュール(8頁)
ALSPスラリー/スラリーとHICの処理フロー(9頁)。スラリーは脱水・乾燥→ケーキ粉砕→保管容器に充填→保管。HICは解体→洗浄→粉砕→焼却→灰を保管。乾燥・ろ過は2016年4月28日、抜出・移送とHIC洗浄は2017年5月25日参照。
ALSPスラリー/安定化処理の開発状況(11頁)。円盤加熱乾燥(CDドライヤー)と加圧圧搾ろ過(11、12頁)。抜出・移送(13頁)。HIC洗浄(14頁)。乾燥・ろ過物の容器収納(15頁。保管容器として200Lドラム缶の内側にコンクリートライニングを施したもの(内容量125L、充填率80%)を想定)。
ALSPスラリー/安定化処理設備のイメージ(16頁)
ALSPスラリー/安定化処理設備の概略性能(17頁)
ALSPスラリー/乾燥とろ過での処理設備の比較(18頁)
アレバ除染装置スラッジの調査(24頁)。プロセス主建屋貯槽Dで貯蔵しているアレバ除染装置のスラッジについて、7月中旬に状況調査とサンプリングを実施した。水中カメラ観察により、沈降したスラッジの表面高さは約40cm(体積は40m3弱)。ポール状の調査用治具を貯槽底部まで差し込むことができた(強固な圧密は生じていない)。ポール先端近くに取り付けたバイアル瓶にスラッジを採取、今後、核種濃度分析と粒径分布計測を実施する。
アレバ除染装置設置エリアの調査(25頁)。貯槽D上部に当たるアレバ除染装置設置エリアは汚染レベルが高く、作業には環境改善が必要。また、貯槽D周辺は未撤去足場材など支障物が多く作業の妨げとなっている。今後の作業計画策定のため、既存情報(図面、写真等)の調査、天井クレーンに吊下げてレーザースキャン・写真撮影・γカメラ調査を実施しての線量分布・画像データ取得を実施。得られた情報から3Dモデルの作成モデルを作成し、現状のまとめをおこない、環境改善方策を検討する。
アレバ除染装置スラッジ/回収・移送技術の開発(25頁)。スラッジ流動性確認試験を模擬スラッジで実施する予定。
アレバ除染装置スラッジ/処理のスケジュール(27頁)。今年度下半期には、採取したスラッジをJAEAに輸送して分析をおこない、除染方針検討を終了する予定。
アレバのスラッジについては、現在保管しているプロセス主建屋地下で固化させるか、35m盤の貯蔵施設(廃スラッジ一時保管施設。これは、実施計画の変更がまだ認可されていないって言ってたみたいだけど、施設はもうあると思う)に移送するか、8月の監視・評価検討会までに決めるよう、山形氏が要求。山形さんって今の肩書きは何なんだっけ?
(第6回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)可燃性廃棄物の追加火災対策の進捗状況について(PDF 0.99MB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)

2017年7月24日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 25.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は10:48-13:21。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

3号機格納容器内部調査ステップ2、ガイドパイプの回収を実施。現場作業は4人×3班体制、計20人が従事。最大被曝線量は1.08mSv、平均はリモート操作室作業した人を含めた51人の平均で0.28mSv。
ステップ2(2回目。21、22日)で取得した動画の一部を公開。
3号機 PCV内部調査動画(21日調査速報)(1:25)(動画)
3号機 PCV内部調査動画(22日調査結果速報)(2:23)(動画)
3号機燃料取出し用カバー等設置工事、オペフロ上へスライド式の架台(カバーのドーム部材をオペフロに設置する際に、一時的に部材を支える台座となるもの)を吊り上げ、設置を開始した。今日は架台の下部を設置した。上部は26日に設置する予定。スライド架台は、多分、2016年6月13日の動画(小名浜ヤードにおける3号機燃料取り出し用カバー組み立て訓練)に出てくるやつだと思う。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:07-14:56に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は702m3


その他


1号機原子炉注水で、給水系からの単独注水試験をおこなう。6月29日参照。
現在、原子炉の冷却は、炉心スプレー系と給水系の両系から1.5m3/hづつ、計3.0m3/hの炉注水でおこなっている。炉心スプレー系の信頼性向上のために配管をSUSフレキシブルホースからPE管へ取替える工事を予定しており、その際に、炉心スプレー系の注水を停止して給水系で全量注水する対応が必要となるため、事前に給水系での単独注水試験を実施し、原子炉の冷却状態に異常がないことを確認する。なお、監視パラメータに温度上昇等の異常を確認した場合には、注水量を増加させる措置を行う。また、試験終了後は、試験前の原子炉注水量に戻す予定。
炉心スプレー系から給水系への乗せ替え操作、および給水系から炉心スプレー系への戻し操作予定は以下のとおり:
・炉心スプレー系から給水系への乗せ替え操作及び影響確認(7月25日-8月1日)
 炉心スプレー系注水量:1.5m3/h→0m3/h、給水系注水量:1.5m3/h→3.0m3/h
・給水系から炉心スプレー系への戻し操作及び影響確認(8月1-8日)
 炉心スプレー系注水量:0m3/h→1.5m3/h、給水系注水量:3.0m3/h→1.5m3/h

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は3日、2号機は6日、3号機は10日、4号機は5日に実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 9.04KB)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 10.9KB)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 8.73KB)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.5KB)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.11KB)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.13KB)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.11KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 15.8KB)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 8.86KB)

水処理週報
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第312報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(20日採取)と集水タンクNo.1(18日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が920Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.56Bq/L。明日25日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。23日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 242KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。13-19日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 296KB)

実施計画の変更認可申請(5月8日提出)の一部補正を21日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:高濃度滞留水受タンク、中低濃度タンク(中低濃度滞留水受タンク)の撤去。


ニコ生
《3号機原子炉 格納容器内部調査》【2017年7月24日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月24日 - Twilog




2017年7月23日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:12に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、24日の会見資料より)15:27に排水を停止。排水量は763m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(19日採取)と集水タンクNo.3(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が900Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。22日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 229KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。21日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)



2017年7月22日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

3号機格納容器内部調査ステップ2(2回目の2日目)を実施した。
3号機 PCV内部調査進捗(22日調査速報)(PDF 260KB)
3 号機 PCV 内部調査進捗 ~22 日調査速報~(写真)
調査は今日で終了。今後は調査で得られた画像の解析をおこなう。水中ROVはX53ペネの中に回収した。
今日は現場作業はなし。リモート操作室で水中ROVの遠隔操作に従事した人が58名、最大被曝線量が0.11mSv、平均が0.01mSv。今日の作業開始は04:40、調査開始が05:00、調査終了が11:30、水中ROVをX53ペネ内に回収したのが11:50、片付けをして作業終了が13:20。水中ROVの積算線量は作業開始時が17Gy、終了時が30Gyで、作業にともなう線量は17Gyだった。21日同様、この調査による環境への影響は認められず(資料4、5頁)。
今日はペデスタル内、プラットホームの下を調査した。全体に、落下物が床面から1-2mの高さに折り重なっていた。ペデスタル開口部の反対側の地下階にある作業員アクセス開口部の上まで行って見たが、落下物等が障害となって開口部を見ることはできなかった(ペデスタルの外側から行くには、ケーブルの長さが足りなかった)。
写真①:ペデスタル中心付近にあった、溶融物が固化したようなもの。昨日の写真②と同じ種類に見える。
写真②:落下物。プラットホームにあったと見られるグレーチングがあった。グレーチング自体は、見える範囲ではあまり損傷していないように見える。
写真③:砂状の堆積物が積もっている。画面右上にグレーチングらしきものが見える。これ、1号機で似たようなの見た。3月20日にD2地点で撮影されたやつ(1号機原子炉格納容器内 D2地点 グレーチング下部(計測ユニットカメラ)(写真)、3月21日参照)。青っぽいかたまりの上に砂状のものが積もってるの。あれはペデスタルの作業員アクセス口のすぐ外側で、デブリがペデスタルの外側に出ていることが疑われた場所。
写真④:パイプのような構造物が破損している。
写真⑤:ペデスタル中心部下部に溶融物が固化したようなものが重なっているのが確認された。昨日の写真⑦⑧と同じ種類に見える。
写真⑥:比較的大きな構造物(CRD交換機かもしれない)。オレンジ色のものが表面に付着している。
写真⑦:フレーム状の構造物。やはり、オレンジ色のものが表面に付着している。奥(画面右上)にペデスタルの壁が見える。
確認された構造物がもともと何だったかについては、現在検討中。
(以上、写真の説明)
折り重なっている落下物等の上には堆積物があって、水中ROVが近づくと浮遊物となって舞い上がって視界が悪くなるので、水中ROVを落下物の上に着座させて浮遊物が落ち着くのを待ってから撮影するなどした。今日の調査にともなう積算線量の増加が大きいのは、着座により線源との距離が小さくなったせいもあるかもしれない。積算線量計の数字はモニターしていたので、今後の評価により場所による線量の高低はわかるかもしれない。
昨日21日と今日22日に撮影した動画は、24日に公開する予定。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:09に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、23日の日報より)15:12に排水を停止。排水量は734m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。20日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは1600Bq/L。No.7はポンプ点検により採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(18日採取)と集水タンクNo.2(16日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 17.1KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに950Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。21日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 241KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)


ニコ生
《3号機原子炉 格納容器内部調査》【2017年7月22日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月22日 - Twilog




2017年7月21日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は10:46-12:05。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
24日(月)の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

3号機格納容器内部調査ステップ2(2回目)(13日参照)を実施した。
3号機 PCV内部調査進捗(21日調査速報)(PDF 283KB)
3号機 PCV 内部調査進捗 ~21日調査速報~(写真)
現場作業は2人×1班体制で、合計4人が従事。水中ROVは19日にすでに格納容器内に投入してあり、現場作業は主にケーブルの巻き取りの状況確認。作業開始は04:20、調査開始が05:00頃、調査終了が11:10、片付けをして作業終了が13:10。水中ROVの積算線量は作業開始時が12Gy、終了時が14Gyで、作業にともなう線量は2Gyだった。19日同様、この調査による環境への影響は認められず(資料5、6頁)。
今日、水中ROVが到達したのは、プラットホームの手前半分より少し行ったあたりまで。水中ROVは機体の後方に付いている推進用スラスターで前進・後退し、中央に付いている昇降用スラスターで上下方向に移動する(6月28日の資料参照)。前方カメラは上下に90度づつ向きを変えられる。写真の下側に表示されている「PITCH」が機体の上下方向の傾き、「TILT」がカメラの上下の向きで、両方を足した数字が撮影時のカメラの上下方向の向きらしい。数字のプラスが上向き、マイナスが下向き。
代表的な写真を資料に掲載。撮影した大まかな位置を資料に示してあるが、正確な位置は精査中。
写真①:ペデスタル開口部から入って左寄りのペデスタル内壁に近いところを見上げている。CRDハウジングが複数見える(CRDハウジング支持金具は見えない)。ハウジングのボルトの周りにオレンジ色のものが付着している。CRDハウジングは同じ高さにあるはずだが、デコボコして見える。
写真②:①から少し奥に入ったところを正面から見ている。画面左端に、溶融したものがたれ下がって固まったようなものが見える。
写真③:②からさらに奥に行ったところを斜めに見上げている。CRDハウジング支持金具と、その奥にCRDハウジングが見える。オレンジ色の付着物がある。
写真④:ペデスタル開口部から入って左側のペデスタル内壁が見える。その手前にプラットホームの外周の部材のように見えるものがあるが、グレーチングはない。
写真⑤:ペデスタル開口部から入って右側、斜め下を見ている。プラットホーム上にグレーチングがない。
写真⑥:ペデスタル開口部から入って左寄り、下を見ている。グレーチングがなくて、灰色の堆積物が見える。
写真⑦:プラットホーム中央近く、下を見ている。プラットホームのフレームのようなものが見える。グレーチングはない。下には物が落ちている。
写真⑧:ペデスタル開口部から入って右側のペデスタル壁付近で下を見ている。画面右上がペデスタル内壁、その左側(画面左上)に溶融したものが積もったのが固まったように見える。
写真⑨:⑧を横から見たところ。
(以上、写真の説明)
今日、見えた範囲でも、プラットホーム上のグレーチングは確認できなかった。
溶融して上から垂れてきたものが固まったように見えるもの(写真②⑧⑨)が確認された。これらは、燃料の熱によって溶融したものが固まったものと考えられ、燃料デブリの可能性がある。ただし、今日見たものが、燃料の熱で溶けた構造材等なのか、燃料を含んでいるものなのかは不明(そもそも、燃料デブリがどういうものなのかが不明であり、何を燃料デブリと呼ぶかについて検討しているところ)。燃料の融点(2800℃くらい)は鉄の融点(1500℃くらい)よりも高いので、炉心の温度が上昇して燃料が溶融する前に構造材の溶融が始まる(更に言えば、炉心にある物質は鉄だけじゃないので、鉄が他の物質と共晶系を作って更に低い温度から溶融が始まる可能性がある。2016年2月24日参照)。従って、溶融物が固化したものがあっても、その中に燃料が必ず含まれているという保証はない。炉内の構造材の鉄には放射化でできた60Coが含まれており、それ自体が線量を持っている。また、燃料の損傷によりCsが格納容器内に拡散して中のものの表面に付着しており、その分の線量もある。さらに、燃料デブリにどのくらいの濃度で燃料(U、Pu)が含まれているかわからない。したがって、γ線量から燃料デブリか否かを判別することは現状では難しいと考えている。
プラットホームから上を見上げた写真(①②③)では、CRDハウジング支持金具の欠損など損傷が見られたが、中央近くでもCRDハウジングが残ってるのが見られ、圧力容器の底部がごそっと落ちて穴が空いているような状況ではないことがわかった。CRDハウジング支持金具はボルトで固定されており、このボルトが熱で損傷して支持金具が脱落したのかもしれない。
明日は、プラットホームの下に行く。今日の調査では、プラットホームの下に落下物が確認されており、ケーブルが引っかかって水中ROVが回収できなくなる可能性もある。作業開始時刻は今日と同じ予定。
(以下、22日の会見より)21日の計画線量は3mSv。現場作業の4人とリモート操作室の54人の最大被曝線量は0.2mSv(現場作業の人)、平均は0.02mSv。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
00:52頃、増設多核種除去設備建屋で漏えい検知器が作動したことを示す警報「多核種吸着搭用 pH計スキッドB漏えい」が発生。00:55に増設多核種除去設備B系の運転を停止。
現場状況を確認したところ、増設多核種除去設備B系のサンプリング配管の弁保温材から水が滴下し、その水が漏えい検出器周辺にたまっていることを確認。このため、当該弁の前後弁を閉止し、漏えいが停止したことを確認。水たまりの大きさは、およそ1m×5m×深さ1mm。なお、漏えいは堰内にとどまっており、外部への影響はなし。
サンプリング配管の弁保温材を取り外して状況を確認したところ、サンプリングラインにあるドレン配管(pH検出器を点検する際の水抜き用に設置した配管)に直径2mm程度の微少な孔があることを確認した。このため、弁保温材から滴下した水は、増設多核種除去設備で処理中の水であると判断した。
滴下した水のスミヤ測定および線量当量率測定を行った結果、増設多核種除去設備建屋内のバックグランドと同等であることを確認。滴下した水は微量で採取・分析はできなかった。増設多核種除去設備B系の系統水の至近における分析結果(6月1日採取)は、134Csが2.2×102Bq/L、137Csが1.5×103Bq/L、90Srが1.8×102Bq/L。
滴下した水については、拭き取りが完了。微小な孔が確認された箇所については、止水テープによる止水処置を実施。今後、当該ドレン配管の修理をおこなう。
増設多核種除去設備B系にはpH検出のサンプリングラインが3系統あり、1系統隔離した状態においても運転可能であることから、準備が整い次第、増設多核種除去設備B系の運転を再開する。
福島第一原子力発電所の増設多核種除去設備建屋の多核種吸着搭用pH計スキッドBの水漏れ警報発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所の増設多核種除去設備建屋の多核種吸着搭用pH計スキッドBの水漏れ警報発生について<続報>(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所の増設多核種除去設備建屋の多核種吸着搭用pH計スキッドBの水漏れ警報発生について<続報2>(報道関係各位一斉メール)
2016年4月15日に多核種除去設備ALPSのpH計ラックで漏えいがあり、その際の資料にpH計スキッドの概要図がある。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:08に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、22日の日報より)17:08に排水を停止。排水量は1756m3


その他


3号機燃料取出し用カバー等設置工事、24、26日にオペフロ上へスライド式の架台(上部・下部)を吊り上げ、設置予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(17日採取)と集水タンクNo.1(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が930Bq/L。明日22日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクCの6月2日採取分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF 13.9KB)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。5月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水 加重平均サンプル分析結果(2017年5月分)(PDF 14.4KB)

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。20日採取分の分析結果と19日のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 75.4KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。19日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 3.56MB)



ニコ生
《3号機原子炉 格納容器内部調査》【2017年7月21日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月21日 - Twilog




2017年7月20日(木)

09:11に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは46km、地震の規模(マグニチュード)は5.8。
気象庁 震度データベース検索 (地震別検索結果)


今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

今朝の地震の影響:地震による主要設備の異常、プラントパラメータの異常、モニタリングポストの指示値およびダストモニタの指示値に有意な変動は確認されず。地震後、現場のパトロールを実施した結果、各設備に異常がないことを確認した。
2017年7月20日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(報道関係各位一斉メール)
2017年7月20日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)[続報](報道関係各位一斉メール)
地震発生後の福島第一原子力発電所の状況について(午前10時00分現在、第一報)(1Fプレスリリース)
地震発生後の福島第一原子力発電所の状況について(午後1時30分現在、第二報・最終報)(1Fプレスリリース)

1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は11:12-13:03。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、11:48に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、21日に会見資料より)16:39に排水を停止。排水量は704m3


その他


明日21日に予定している3号機格納容器内部調査ステップ2(2回目)について、昨日19日の調査結果を踏まえて検討した結果、当初予定の21日に加えて22日も調査をすることにした。21日はプラットホーム上部、22日はプラットホーム地下階の状況確認を主な目的とする。結果報告については、予定していた21日21:00開始の会見に加えて、22日21:00開始の会見も実施する。
今後の3号機原子炉格納容器内部調査計画について(報道関係各位一斉メール)

T/B地下たまり水の核種分析結果。2号機の13日採取分。1号機のT/B地下たまり水は3月に除去完了。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 10.7KB)

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 78.8KB)
2015年11月12-16日と2017年6月1日-7月13日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 79.1KB)
17日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 11.7KB)
12日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日21日に排水の予定。今週は17日(月)にも排水した(いつもは週1回火曜日なのに)。排水のペースを増やしてるんだ。一時貯留タンクの貯水量は今までと変わらず。降雨のせい?くみ上げ量を増やしてる?

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。19日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 74.6KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第二段階)(PDF 7.31MB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)


2017年7月19日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:50-13:31。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

3号機格納容器内部調査ステップ2、1回目の調査(13日参照)を実施した。
3号機PCV内部調査進捗(19日調査速報)(PDF 342KB)
現場の調査作業は4人×5班体制。放射線管理員などを含め合計32人が従事した。計画線量は3mSv、実績は最大被曝線量が1.68mSv、平均が0.36mSv(現場作業の32人の他に、リモート操作室で水中ROVの遠隔操作に従事した人を含めた合計61人の平均値。24日訂正)
この調査による環境への影響は認められず(資料4、5頁。敷地内のモニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動なし。プラントパラメータにも変動なし。作業現場(X53ペネ前)のダストモニターでダスト濃度の異常は認められず)。
04:45にガイドパイプの挿入を開始。調査開始は06:30頃、調査終了(水中ROVがX53ペネ下に戻った時刻)が09:40頃、後片付けをして作業が終了したのが11:00頃。水中ROVの積算被曝線量は2Svだった。事前の試験では、水中ROVのカメラの視程は3mほど。
3号機PCV内部調査動画(19 日調査速報)(02:05)(動画)
00:00 隔離弁(ボール弁)を開けている。
00:09 ガイドパイプを挿入。パイプの先端に水中ROVを仕込んであって、画像は水中ROV搭載のカメラで撮っている。
00:22 ペネ先端に到達。さらにガイドパイプを挿入し、パイプの先の方を下に90度折り曲げている。13日の資料3頁を参照。
00:33 ガイドパイプから水中ROVを下ろしている。
00:40 着水。00:45あたりで、カメラを振っていったん水面から出て水面上の様子を見ている。
00:46 水中を降りていく様子。
01:00 画面右端がX6ペネ、そこから左へCRD交換レールが出ている。
01:04 CRD交換レールに沿ってペデスタルの方へ移動。
01:14 CRD交換レールの吊天秤(資料1頁左写真。定検時などに、これでCRD交換レールを吊り上げる)。その向こうにペデスタルの外壁が見える。
01:25 CRD交換レールに生じていた段差(資料1頁中央写真。ここはもともとレールの継ぎ目があって、金具で継いでいるところで、それが何らかの原因で外れたのではないか)。
01:31 ペデスタル開口部(資料1頁右写真)。左右に見えるのはペデスタルの壁。
01:36 ペデスタル開口部から入ってすぐのところ(資料2頁左写真)。CRD交換レール端部が見えるが、その先にあるはずのグレーチングはない。カメラを上に振ると、CRDハウジング下部が見える(資料2頁中央写真。ここにはCRDハウジング支持金具がある)。
01:44 さらに奥へ進む(浮遊物が舞っている)。
01:57 上を見るとCRDハウジングが見え(資料2頁右写真)、CRDハウジングの下にあるはずのCRDハウジング支持金具(資料2頁右上写真。白い格子状のものが支持金具。その向こうに見える銀色の丸いものがCRDハウジングで、中央から制御棒の位置をモニターするための黒いケーブルが出ている)がない。CRDハウジング中央からケーブルが出ているが、被覆がなく途中で切れている。
(以上、動画の解説)
水中ROVは水中で浮力がほぼゼロになるように設計されているが、移動用のスクリューを止めても全く動かないわけではない。構造物の損傷が激しいため、周辺の画像から位置の特定をするのが難しく、各観察地点のきちんとした座標がまだ得られていない(今後の画像解析で精度向上の可能性はある)。今日の調査では、ペデスタル開口部からプラットホームの直径の1/3程度までは行けたのではないか(1/2までは行っていないと思う)。
見えた範囲では、プラットホーム上にグレーチングは確認できなかった。ペデスタル開口部すぐのところで、フレームのようなものが散乱しているように見えるが、これがプラットホームのものか、上から落下したものかは不明。グレーチングがないため、ペデスタル地下へ入るスペースはありそうだが、その下がどうなっているかは行って見ないとわからない。
ペデスタル内部は、全体に構造物の損傷が激しい(グレーチングがない、CRDハウジング支持金具がないところがある、CRDハウジングから出ているケーブルの被覆がなくケーブルが切れている、など)。事故進展の解析等では、3号機は燃料の溶け落ち方が1号機と2号機の中間という結果だったが、2号機(A2調査。3月30日参照)よりも3号機の方がペデスタル内の損傷が激しく、この結果と整合的(1号機ペデスタル内はまだ未調査)。構造物の損傷のそれぞれが、熱によるものか落下物等との衝突によるものかは今のところ不明(CRDハウジングから出ているケーブルの状況は、被覆が熱で溶け、外力により断線したようにも見える)。
オレンジ色のものが構造物等の表面に見えるが、これが腐食なのか、元々の防錆塗装の変質したものか、あるいは他のものが付着しているのか、不明。
浮遊物が見えるところがあるが、これは水中ROVのスクリューで堆積物を巻き上げたもの。1号機のペデスタル外地下階調査(B2調査。3月23日参照)では堆積物の巻き上がりはほとんどなかったのに比べて、3号機では巻き上がりが多く、21日の調査の障害にならないように検討する。
今日の結果をもとに、明日1日かけて21日の調査計画を立てる。21日は04:00頃に作業開始予定。
調査を実施した東芝とIRIDに感謝する。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:33-15:29に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は717m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。17日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは1700Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。13日採取分(15日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 120KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(15日採取)と集水タンクNo.3(13日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日20日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。18日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 427KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。17日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)



ニコ生
《3号機原子炉 格納容器内部調査》【2017年7月19日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月19日 - Twilog




2017年7月18日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機ジェットポンプ計装ラックラインを用いた窒素ガス封入試験(5月25日参照)を6月6日より実施中。実施期間は7月下旬までの予定。
(以下、19日の会見資料より)試験の結果、格納容器内温度等のパラメータに異常がなかったことから、今日18日に試験を終了した。圧力容器および格納容器内への窒素封入量は、原子炉圧力容器ヘッドスプレーラインが15Nm3/h、ジェットポンプ計装ラックラインが15Nm3/h。試験終了後は、従来から使っている原子炉圧力容器ヘッドスプレーラインと試験対象だったジェットポンプ計装ラックラインを15Nm3/hづつで併用していくとのこと。5月25日の資料参照。
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を昨日17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は10:59-13:32。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

(以下、19日の会見資料より)4号機使用済燃料プール代替冷却装置、作業のため1次系冷却ポンプを4日より停止していたが、作業が終了し11:45に起動、冷却を再開した。

(以下、19日の会見資料より)5号機使用済燃料プール、原子炉補機冷却系(使用済燃料冷却浄化系の冷却をしている)の弁点検の作業終了にともない、プールの冷却を残留熱除去系から使用済燃料プール冷却浄化系へ今日18日に切替える予定だった(6月28、29日参照)が、この切替え作業を延期。原子炉補機冷却系の弁点検で不具合が確認され、当該弁の復旧に時間を要すると判断したため。なお、現在のプール冷却は、残留熱除去系のポ ンプ1台(A)で行っており、同系のポンプ(B、C、D)は待機状態。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:12に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、19日の会見資料より)15:51に排水を停止。排水量は822m3


その他


水処理週報
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第311報)(プレスリリース)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(14日採取)と集水タンクNo.2(12日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が800Bq/L、第三者機関が810Bq/L。明日19日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。17日採取分の分析結果と6月30日-7月6日の流量データ。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 438KB)

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。6-12日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 297KB)

今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第40回)があった。その際の資料。
【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について(10.2MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(3頁)
放水路モニタリングまとめ(8頁)
排水路モニタリングまとめ(12頁)
1-4号機取水口付近海水モニタリングまとめ(14頁)
港湾内外海水モニタリングまとめ(15頁)
H4、H6タンクエリアモニタリングまとめ(18-24頁)。H4エリアの土壌回収状況(19頁)。
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(20頁)
地下貯水槽No.1-3周辺(26頁)。地下貯水槽No.5の撤去作業(3月28に開始)は6月26日に完了した(31頁)。伝える。遺す。廃炉の記録。』の2017年6月8日撮影分に撤去作業の写真あり。
地下水バイパス運用状況(31頁)。11日までに176回の排水を実施。排水量の合計は293,613m3。現在、揚水井10台稼働中、2台点検・清掃中。
サブドレンくみ上げ状況(36頁)。山側、海側ともに7月13日よりL値T.P. 1900mm。至近1カ月の平均くみ上げ量は、平均くみ上げ量は490m3/日。排水は9月14日の1回目以降、10日までに439回実施、合計排水量は362,847m3
降雨と建屋への地下水流入量・各くみ上げ量の推移(40頁)
4m盤くみ上げ量と凍土遮水壁の海側および埋立て地水位の推移(41頁)
凍結開始前と現状の4m盤の地下水収支の評価(42頁)
海側遮水壁、鋼管矢板のたわみ(43頁)。杭頭変位は至近において有意な増加は確認されず鋼管矢板の健全性に問題はないが、引き続き傾向を確認していく。
地下水ドレン水位・稼働状況(44頁)。4m盤くみ上げ地下水(地下水ドレン・ウェルポイント)の移送量あり。
サブドレン稼動の効果の評価(46頁)。サブドレン水位と建屋流入量の相関(46頁、サブドレン稼働によりサブドレン水位がT.P. 3.0mを下回るとき、建屋流入量は150m3/日を下回ることが多い)およびサブドレン水位と建屋水位の差と建屋流入量の相関(47頁、サブドレン稼働により水位差が1.5mを下回るとき、流入量は150m3/日を下回ることが多い)。
サブドレンピット水質一覧(48頁)
サブドレン強化対策・4m盤への雨水浸透防止対策の実施状況(49頁)
プロセス主建屋地下たまり水貯蔵量に関する建屋断面積の精度向上(60頁)
【資料1-2】福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検に関わる対応状況(1.83MB)
【資料1-3】1/2号排気筒解体の検討状況(1.98MB)
【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 至近課題の進捗管理表(15.2MB)
1号機R/Bカバー解体工事(通しで4頁)。オペフロ空気中のダスト濃度(7頁)。スケジュール(8頁)。飛散防止剤散布、小ガレキ吸引の作業状況写真(6頁)。
2号機R/Bカバー工事(11頁)。遠隔解体装置用の通信環境整備のため、通信ケーブル敷設等の準備工事をR/B周辺で実施中。スケジュールは14頁。
3号機燃料取出し用カバー等設置工事(15頁)
大型クレーンのメンテナンス強化(31頁)。予備機の配備(2017年12月完了予定)、精密点検の実施(2017年下期開始予定)、クレーン更新(2019年度末予定)、メンテナンスの一元化と修理工常駐(実施済)。クレーン配置図(33頁)。
Sr処理水・ALPS処理水の推移(67頁)
Sr処理水とタンク残水(RO濃縮水)の貯蔵状況(68頁)。各エリアの貯蔵状況と多核種除去設備への配管構成。
既設・増設・高性能多核種除去設備の運転予定(69頁)。既設A、C系は運転中、B系は共沈タンクライニング剥離に伴う処理停止中。高性能は処理水の状況に応じて間欠運転中。増設はA-C系で運転中。
フランジ型タンクのSr処理水の状況(70頁)。エリアごとの貯留量、インベントリ一覧(71頁)、インベントリ低減の状況(72頁)。
建屋たまり水処理の進捗(73頁)
凍土遮水壁の状況(82頁)
排水路の対策の進捗状況(111頁)。浄化剤の設置状況(113、116頁)。A排水路の付替工事(114頁)、上流側(35m盤)にある多核種除去設備等の汚染水漏えいリスクを考慮し35m盤の流末部から港湾内への付替え工事を実施中(2018年3月通水予定)。各対策の実施行程は115頁。
タンク建設進捗(118頁)
タンク新設/リプレースの実施計画変更申請(123頁)
H2エリア/H4エリアの現況写真(124頁)
水バランスシミュレーション(125頁)
港湾魚類対策の現状(131頁)
【参考資料】地中温度分布図(1.13MB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)


通常なら今日、定例会見があるんだけれど、3号機格納容器内部調査を19日からやる予定で19日に会見が予定されているので、今日はお休み。13日参照。


おまけ


ALPS処理水(処理済水)の海洋放出について、色々言われている中で、タンカーで東京湾に流せと言うツイートを見て思いついたんだけど、1F沖だけじゃなくて、いろんな海域で放出したらどうだろか。スケール感を持ち合わせないので現実的かどうかわからないんだけれど。メリットとしては:
・風評被害が広域で起きるために、それぞれの損害の程度が小さくなる(ならない?)。
・複数箇所で放出するので、処分のスピードが上がる。
1Fで発電していた電気は首都東京の経済を支えていたわけで、だから、1Fの恩恵を受けていない日本人はほぼいないわけで、だから、1Fの廃炉にともなう負担を福島県だけが負うのはフェアじゃないと思う。他の地域で負担できることは、分散して負担できればいいのに、と思うんだけど。

2017年7月17日(月・海の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機ジェットポンプ計装ラックラインを用いた窒素ガス封入試験(5月25日参照)を6月6日より実施中。実施期間は7月下旬までの予定。
(以下、18日の会見資料より)1号機使用済燃料プールで冷却停止試験を開始(13日参照)。 15:07に使用済燃料プール代替冷却装置の1次系と2次系の間の熱交換器への通水を停止(熱交換器をバイパスして1次系を運転している状態となった)。冷却停止時のプール水温は32.5°C。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):飛散防止剤散布、オペフロ調査。作業時間は07:45-13:14。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

地下水バイパス、10:03に一時貯留タンクGr2から排水を開始地下水バイパスの排水はいつも火曜日なのに。明日なんかあったっけ?
(以下、18日の会見資料より)16:33に排水を停止。排水量は1622m3

サブドレン他水処理施設、10:37に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、18日の会見資料より)16:43に排水を停止。排水量は886m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(13日採取)と集水タンクNo.1(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 69.2KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が450Bq/L、第三者機関が470Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。16日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 93.2KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)


2017年7月16日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機ジェットポンプ計装ラックラインを用いた窒素ガス封入試験(5月25日参照)を6月6日より実施中。実施期間は7月下旬までの予定。
1号機R/Bカバー解体作業。今日は休工。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 11.7KB)
5日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr3の6月7日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF 77.1KB)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。5月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(2017年5月分)(PDF 12.0KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(12日採取)と集水タンクNo.3(10日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 48.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が790Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 242KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。14日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)


福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)


2017年7月15日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機ジェットポンプ計装ラックラインを用いた窒素ガス封入試験(5月25日参照)を6月6日より実施中。実施期間は7月下旬までの予定。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:45-12:40。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
17日(月)の予定:飛散防止剤散布、オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:58-14:05に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は598m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。13日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 58.0KB)
No.10のトリチウムは1700Bq/L。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。14日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 228KB)



福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)

2017年7月14日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機ジェットポンプ計装ラックラインを用いた窒素ガス封入試験(5月25日参照)を6月6日より実施中。実施期間は7月下旬までの予定。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:35-09:48。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:02-15:03に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は727m3


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.0KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(10日採取)と集水タンクNo.2(8日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに740Bq/L。全β濃度は東電がND(<0.72Bq/L)、第三者機関が0.41Bq/L。明日15日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。13日採取分の分析結果と12日のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 229KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。12日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における 地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 3.61MB)

実施計画の変更認可申請(2月28日提出)の一部補正を昨日13日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:3号機使用済燃料プールへの注水配管設置。

3号機原子炉格納容器内部調査に関する会見のご案内について(報道関係各位一斉メール)

東京電力ホールディングス株式会社当社関連報道トリチウム水の海洋放出に関する一部報道について(お知らせ)
東電会長、汚染水(処理済水(ALPS処理水))海洋放出方針判断」という報道について、東電は放出を決断してはいない、という訂正。ここに至る経緯を以下にまとめる:
7月10日、第22回原子力規制委員会 臨時会議で、東電の新経営陣(6月末の株主総会で、経営陣が交代した。6月23日参照)からの意見聴取が行われた。この席で、規制委員長から「福島第一原子力発電所の廃炉を主体的に取り組み、やりきる覚悟と実績を示すことができない事業者に、柏崎刈羽原子力発電所の運転をする資格は無い」などという「基本的考え方」が示された(動画(YouTube)5分過ぎあたり)。この考え方についての見解を求められた東電の会長と社長はそれぞれ意見を述べたが、委員長はさらにそれらの意見を文書にまとめて提出することを要求。委員長は、1Fの廃炉に対する主体性と覚悟を示すことを会長と社長に求めたが、特に、主体性については「処理済水の処分は海洋放出以外に方法はない。これを判断するべき東京電力が国の委員会(エネ庁のトリチウム水タスクフォース多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会)の結論を待っている態度は、廃炉に対して主体的とは言えない」と指摘した。
7月12日、原子力規制委員会委員長定例会見(速記録、PDF)では、10日の臨時会議での処理済水放出の判断に関連する質疑があり、その中で委員長から「東電が処理済水を海洋放出するという判断を示すことは、法に基づく技術的な審査とは別だが、柏崎刈羽の再稼働を認める前提となる」という趣旨の発言があった。
7月14日、会長が処理済水の海洋放出を判断したという報道が複数出た。
東電、トリチウム水は海に放出へ 川村会長が明言、漁業者ら反対 - 共同通信 47NEWSスクショ
インタビュー:川村東電会長、福島第2とトリチウム水は「結論急ぐ」 | ロイタースクショ1234
これらに対して、東電から出たのがこの「お知らせ」。
翌15日には以下のような報道があった。
<福島第1>トリチウム海洋放出 県漁連抗議へ | 河北新報オンラインニューススクショ

10日の規制委の臨時会議、見たけれど、ちょっと尋常ではないと思った。
事業会社の経営陣が変わっても、通常、意見聴取はしないのだけれど、東電だけは1Fの廃炉を担う事業者として特別だからこういう場を設けた、ということだった。そこで主に問われたのは、新経営陣の廃炉事業に対する主体性と覚悟。あるいは、原子力事業者としての資質。委員がそれらについて問い、東電の会長や社長が答える。それを受けて委員が言う。「覚悟が感じられない。」「口約束では信じられない。」再び委員が問う。以下、繰り返し。似たようなの知ってるなと思って、すぐに思いついた。これはいわゆる「誠意を見せろ」ってやつだ。つまり、何を答えても、「気に入らない」と言う理由で受け入れてもらえないやつ。んで、ある種のケースでは、金品を払うことで許してもらえる。でも、この場合は、金が欲しくてやってるんじゃない、本気で気に入らないのがけしからんと思っているので、落とし所がない。
報道によれば、東電の経営陣刷新は、廃炉・賠償に巨額の費用が必要となる中、その費用負担に耐えられるよう東電の収益性を改善するために経産省の指導でおこなわれたんだとか。川村会長は出身の日立製作所での業績回復の手腕を買われ、小早川社長は電力自由化の中を東電の営業を引っ張ってきた経歴が評価されたらしい。つまり、経営面での改革を期待された人事である。そのことが東電の中で廃炉・賠償事業のウェイトを下げることにつながるのではないか、という疑念を規制委員会は持っているわけだ。それで、その疑念を晴らせと要求する委員に対して、新経営陣は委員が気に入るような回答を提示することができなかった。
そこらへんのやり取りはさておいて。そもそもですよ。原子力規制委員会というのは、事業会社の経営方針を規制する組織じゃないでしょ(てか、役所が企業の経営方針を規制するとか、ありえないし。日本は自由主義経済の国じゃなかったのかね)。技術的な規制を通じて原子力事業の安全性を確保するのが本来の仕事だ。処理済水の貯留について問題があるなら、何が問題で、それを解決するのに何が必要なのかを示して、それを実現するのを事業者に要求するのが規制だ。規制の要求に応えられなければ事業はおこなえない。それだけのこと。簡単な話だ。事業者の覚悟なんて主観的なものが介入する余地はない。それとも、覚悟が認められれば規制内容をまけてもらえたりするの?もし、覚悟とか主体性が規制委に認めてもらえなくてKKの再稼働が認可されないなんてことになったら、さすがに東電は行政訴訟とかするのかしら。
「東電は福島への責任を果たすために存続を許された会社だ」って最近東電の人が言うけれど、どのように責任を果たすのか、それを決めて実施するのは東電だ。てか、最終的には株主が決めることであって、規制委員会には何の権限もない。

「福島への責任」とはいったい何か、と問われて「廃炉・賠償を最後までやりきる、というのは当然のこととして、柏崎刈羽を再稼働するというのもまた、福島への責任であると考える。1Fの事故により、国内外での原子力発電に対するイメージダウンを引き起こした、その東電が、柏崎刈羽の再稼働を通じて安全な原子力事業の運営をおこない、それを社会に示すことは、事故を起こした事業者としての責任だ」というようなことを川村会長は臨時会議で言っていた。1F事故の被災者からすれば「お前、何言ってんの?」という発言だと思う。けれども、社会に必要とされる事業を担う会社としては、当然だしごく自然な発想だと思った(原発が社会に必要かどうかは、とりあえず置いておくとして)。
このギャップ、これが、1Fの廃炉を難しくしている。処理済水の海洋放出もそうだ。現実的に考えれば、海洋放出が一番合理的(費用もかからず、実際上は環境への影響もない)であることは、誰も反対のしようがない。けれども、だからと言ってそれをすぐに実行に移すことができない。できないどころか、そう言うこと自体がはばかられる。いわれのない被害をこうむった人たちの存在が、それを難しくしている。いや、その人たちに対する周囲の人のおそれが、それを難しくしているのかもしれない。
被災者の気持ち(と周囲の人たちが思っているもの)は、荒ぶる神のように、誰も手をつけることができないでいる。その神の前では、人々はただかしこまってこうべを垂れ続けるのみだ。もし、事故の後に当時の会長あたりを吊るし首にでもしていたら、荒ぶる神はおさまったんだろうか。川村会長はその荒ぶる神を、エボシ御前のように人の気持ちは脇にのけて物理的存在だけを相手にして粉砕しようとしているんだろうか。
(8月26日追記:7月10日の臨時会議で要求された文書は8月25日に回答された。8月25日参照)
(8月31日追記:8月25日の回答書を受けて、8月30日に再度、経営陣が呼ばれて委員会が開かれた。8月30日参照)
(9月19日追記:9月13日の第37回規制委員会で、東京電力に原子炉設置者としての適格性を認めるという判断が出された。9月13日参照)




福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)


INTERVIEW32 「なんとか地元の力になりたい」そう考えてこの仕事を選んだ/株式会社阪和 福島営業所1 FOR ALL JAPAN に7月14日に掲載)
水を通す配管の凍結防止や空調ダクトの結露防止などを担当している会社なのだそう。2011年の事故後、初めての冬は例年になく寒かったようで、建屋のドアを開けた状態で通してある仮設配管で凍結→配管の破損→漏えいが頻発して大変だったんだよな。最近は、冬でもそういう話は聞かなくなったけれど、このひとたちのおかげなんだな。こうやって、何か問題があればきちんと手当がされている。その結果、当時はあれだけ大騒ぎしたのに、今はもう誰も覚えてない、知らない。見えないところで、見てないところで、いつもいつも、社会を支える仕事をしている人がいる。そういうこと、あの事故がなければ知らなかったな。




2017年7月13日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機ジェットポンプ計装ラックラインを用いた窒素ガス封入試験(5月25日参照)を6月6日より実施中。実施期間は7月下旬までの予定。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:49-13:18。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、09:49-13:18に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は505m3

港湾口ブロックフェンスの補修が今日13日に完了した。
福島第一原子力発電所 港湾口ブロックフェンスの補修完了について(PDF 1.22MB)
3月1日に港湾口のブロックフェンスが一部、転倒・移動しているのを確認していたもの(去年2016年11月の地震・津波の影響と考える。3月2日参照)。4-13日に補修工事を実施した。設置してあったブロックフェンス(3頁下図)6ブロックのうち、北側の3ブロックを補修した。



その他


3号機格納容器内部調査ステップ2を19日より実施する。
3号PCV内部調査(水中ROVによる調査)(PDF 170KB)
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器内部調査に向けて(02:22)(動画)
ステップ1(常設監視計器の取外し)は12日に完了している。
当初、ステップ2(水中ROVによる調査)は1日で実施する予定だったが、2号機での調査の経験からペデスタル内のプラットフォームが損傷している可能性があるので、まず1日目に水中ROVをCRD交換レールの開口部の入り口(4頁)まで進めて、そこから見える範囲でプラットフォームの状況を撮影する(1回目調査)。次の日に、撮影した映像をもとに調査計画の変更要否について検討(ペデスタル地下へは、CRD交換機のスロット開口部ではなくてグレーチングに開いた穴から行くことになるかもしれない)し、その次の日にペデスタル内の調査を実施する(2回目調査)。2日目の検討日には水中ROVはX53ペネ直下の水中に係留する。
1回目調査は19日に実施、20日に計画について検討し、21日に2回目調査を実施する。ガイドパイプの設置は19日におこなう(作業開始は04:00頃、水中ROV投入は06:00頃の予定)。調査結果については、19日は20:00頃より、21日は21:00頃より会見を開いて報告する予定(定例の会見は、これらの会見で代わりとするため実施しない)。
3号機格納容器内たまり水の水深は約6.4m、X53ペネからたまり水の水面までは約60cm(以前は水深6.3mと報告したことがあったが、端数の処理の影響で、6.4mに訂正する)。ガイドパイプからは水中ROVと一緒に俯瞰カメラを水中に下ろす(1頁右図)。俯瞰カメラの耐放射線性は190Gy、画角は水平方向が120度、垂直方向が110度、水中ROVの状況を監視する。
X53ペネ周辺の雰囲気線量率は約1Sv/h(2015年10月20日参照。前回調査でX53ペネからエントリーした際に、気相部の最大線量は1Sv/hだった)。水中ROVの耐放射線性は200Gyで、水面下に3日間置くのに問題はないと考える。水中ROVは事前の訓練等で使用した予備機が1機あり、1機目が使用不能となった場合にはこれを投入する可能性がある。
水中ROVの遠隔操作は免震重要棟からおこなう。また、3号機北西エリアに現地本部を置いて、必要があれば有人作業を実施できる体制をとる。

1号機使用済燃料プールで冷却停止試験を17日より実施する。
福島第一原子力発電所1号機使用済燃料プール循環冷却設備の冷却停止試験の実施について(PDF 296KB)
1次系と2次系の間の熱交換器をバイパスして1次系を運転した状態で、プール水温の変化を見る。4月にも同様の試験を実施し(4月5-26日。3月30日参照)、使用済燃料の崩壊熱とプールからの放熱がバランスしてプール水温が安定することが確認された(4月27日参照)。今回は、外気温の高い夏季においても使用済燃料プールを自然冷却で十分冷却できること(平年並みの気温の場合、約38℃付近で安定する見込み。運転上の制限値は60℃)を確認する。実施は17日より8月下旬の予定。
プール水温が49℃(気温が最も厳しい想定でのプール水温評価結果)を超えた場合や、湯気の発生により作業に支障を来す場合は、冷却を再開する。

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 90.3KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 139KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
1月28日に木戸川沖合2km付近で採取されたクロダイについて、90Srの分析をした(四半期ごとにCs濃度上位5検体について90Sr分析を実施しているが、クロダイが分析対象となったのは今回が初めて)ところ、27Bq/Kgの結果を得た(他の検体と比べて大きい値であり、2回目の分析を実施した結果は30Bq/Kgで過去最高値となった。1頁)。このクロダイは全長50.6cm、重量2.24kgであることから、震災前より生息していた可能性が高いと推察される(海水中のSr濃度は低下しており、今後成長する魚類のストロンチウム濃度がこのクロダイのように高くなるとは考えにくい)。今後、20km圏内で採取されたクロダイは、当面、Cs濃度に関わらず全て測定対象とする。
なお、クロダイは現在、福島県沖においては出荷制限魚種に指定されており、市場に出回ることはない。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 75.9KB)
2015年11月12-16日と2017年6月1日-7月6日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 75.9KB)
10日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(9日採取)と集水タンクNo.1(7日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が730Bq/L、第三者機関が730Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.41Bq/L。明日14日に排水の予定。このところ、トリチウム濃度がそう高くない割に全βが検出されることがある。以前は、全βが出るときのトリチウムは900Bq/Lくらいはあったと思う。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。12日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 94.0KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第二段階)(PDF 3.28MB)
最後に残っている未凍結箇所1カ所の凍結について、規制庁に申請中。




ニコ生
【2017年7月13日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月13日 - Twilog