リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年9月30日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水移送、昨日29日に再開したが09:49に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日29日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、25日から運転中。
水処理装置、SARRY、25日から停止中。配管の健全性確認の検査をおこなうため。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月30日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)


2012年9月29日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機の原子炉注水量を調整。10:13に給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
1号機T/B地下たまり水移送、14:00に再開。2号機T/B地下へ。

2号機T/B地下たまり水移送、27日から停止していたが10:05に再開。3号機T/B地下へ。

3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日28日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、25日から運転中。
水処理装置、SARRY、25日から停止中。配管の健全性確認の検査をおこなうため。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月29日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年9月28日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 145KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

窒素ガス分離装置(A)は定期点検で24日から停止していたが、作業が終了したので10:14に起動、11:15に窒素ガスの封入を再開

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、2次系配管のPE管化作業のため25日から停止していたが作業が終了したので16:50に起動。18:30のプール水温は32.5℃。

2号機圧力容器代替温度計設置工事、順調に進んでいる。今日までに配管の切断、新規スプール設置を実施(9月14日参照)
2号機T/B地下たまり水移送、昨日27日から停止中。

3号機の原子炉注水量を調整。10:50に給水系2.3m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系4.2m3/h→4.5m3/h。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、22日から停止していたが10:20に再開。プロセス主建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、25日から運転中。
水処理装置、SARRY、25日から停止中。配管の健全性確認の検査をおこなうため。


その他

魚介類のサンプリング結果。26日の資料の元データ。9月10日採取分とアイナメの追加調査分(No.38-52)、および、4月7日-6月27日採取分の90Srと110mAgの分析結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 19.8KB)
アイナメはあと何回か採取する。追加調査では高濃度のものが見つかっていないので、発電所の湾内での採取を考えている。

月末なので作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

8月30日に提出した4号機R/Bの耐震性評価報告に誤りがあった(9月3日参照)ので、それを直した改訂版を規制委員会へ提出。
当社福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性および補強等に関する検討に係る報告書の原子力規制委員会への提出について(その1)(追補版)(改訂)(プレスリリース)
「福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性および補強等に関する検討に係る報告書(その1)(追補版)(改訂)」の提出について(PDF 64.5KB)
正しいデータでの再解析の結果は前のものとほぼ同じで、十分な耐震安全性が確認された。

乾式キャスク仮保管設備の構造強度と耐震性評価に誤りがあった件(9月10日参照)で12日に保安院より受けた指示(13日参照)に対する報告書。
使用済燃料乾式キャスク仮保管設備の構造強度および耐震性評価における入力データの誤りに関する原子力規制委員会への報告について(プレスリリース)
「福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書」のうち使用済燃料乾式キャスク仮保管設備の構造強度及び耐震性評価における入力データの誤りへの対応について(報告)(PDF 543KB)
これにともない、施設運営計画を補正
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)の補正について(プレスリリース)

「発電所付近の海水」の核種分析で、5、6号機放水口北側と南放水口付近の27日分は悪天候のため採取中止

原子力発電所の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の耐震性評価の進捗状況の原子力規制委員会への報告について(平成24年度 第2四半期報告)(プレスリリース)
当社原子力発電所の点検周期を超過した機器における保安規定違反に関する根本原因と再発防止対策の報告について(プレスリリース)
柏崎刈羽原子力発電所における長期停止中プラントの計測制御設備の保守管理不備に係る保安規定違反に関する直接原因および根本原因と再発防止対策の報告について(プレスリリース)


ニコ生
【9/28・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/28・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月27日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 106KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機の原子炉注水量を調整。06:32に給水系2.8m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
1号機格納容器温度計 HVH-12C SUPPLY AIR(TE-1625H)が上昇していた件。経過観察を継続。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、2次系配管のPE管化作業のため25日から停止中。28日までの予定。

2号機の原子炉注水量を調整。15:34に給水系2.4m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.9m3/h→5.0m3/h。
2号機圧力容器代替温度計設置工事、予定どおり進捗。
2号機T/B地下たまり水移送、24日から継続していたが10:00に停止。

3号機の原子炉注水量を調整。06:44に給水系m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系m3/h→2.0m3/h。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、22日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、25日から運転中。
水処理装置、SARRY、25日から停止中。配管の健全性確認の検査をおこなうため。


その他

1号機格納容器内部調査の準備工事で、X-100Bペネの閉止板に穴を開けたあと、作業のでき具合を確認するためにカメラを挿入して中を見てみた
福島第一原子力発電所 1号機格納容器貫通部(X100Bペネ)穴あけ工事概要(PDF 83.7KB)
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査の実施状況について (40:28)(動画)
動画はボール弁手前から始まる。右側についている板のようなものはカメラをスムースに入れるための台。ボール弁が開く(00:50)と切り子が見えるが、これは閉止板に穴を開けた際に出たもの。中へ入っていく(01:50)。ペネトレーション自体の直径は30cmほどあり、閉止板には直径130mmの穴を開けた。進んでいくと(05:00過ぎ)ペネの出口端が見えてくる。ここは本来、遮蔽のための鉛板で閉じてあるが、この鉛板が脱落していた。したがって、鉛板の穴あけはせずに格納容器へのエントリーが可能であることを確認。さらに先に進むと(17:00過ぎ)ペネを出てすぐのところにある機器ハッチモノレールの上に何かの破片のようなものが積み重なっているのが見えるが、これが何かは今のところ不明。カメラの照明を消すと放射線によるノイズがかなりあることが分かる(25:00過ぎ)。今後の工程(ガイドチューブを入れてカメラ等で調査をおこなう)が施行できることを確認できたので、これ以上は進まずにカメラを引き抜いていく(25:50)。切り抜いた閉止板の鉄板が右下に見える(36:30)。ボール弁を閉めて中と外を隔離(37:40)。
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査準備作業(9/27実施 穴あけ後状況確認)(46:24)(動画、10月15日公開、公開は22日まで)

窒素ガス分離装置(A)は24日から定期点検を実施していたが、明日インサービスの予定。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 94.3KB)


ニコ生
【9/27・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/27・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月26日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 101KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機の原子炉注水量を調整。06:44に給水系2.7m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。流量調整に苦慮しているという状態ではない。このまま経過観察。
1号機格納容器温度計 HVH-12C SUPPLY AIR(TE-1625H)が上昇している件。上昇傾向は止まり、安定してきた。経過を見つつどう評価するか決めていく。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機格納容器内部調査で、X-100Bペネに穴を開ける作業を実施。予定どおり進捗。昨日終わったんじゃなかったのか。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、2次系配管のPE管化作業のため昨日25日から停止中。28日までの予定。

2号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

22日の3号機R/B上部ガレキ撤去作業で鉄骨を使用済燃料プールへ落とした件。昨日に続き07:05-10:08に水中カメラでプール内を調査。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況(9月26日実施分)(PDF 28.5KB)
3本目の鉄骨(図の赤いの)を確認、形状や長さからこれが22日に落としたやつだと思われる。
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内水中調査(1)(8:35)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内水中調査(2)(1:20)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内水中調査(3)(0:48)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内水中調査(4)(0:30)(動画)
プールの南東角に落下したジブクレーンのブームがあって、そのあたりに当該の鉄骨の南端がある。そこから北側の燃料ラックの上にやや斜めに立ち上がるようにして落ちている。燃料ラックの上には鉄骨が既に落ちていてその上にのっているので、当該の鉄骨は直接燃料ラックや燃料にはふれていない(動画の説明は13:06過ぎから)。所々で見える細いものはコンクリートの鉄筋。水中カメラによる調査は今日で終了。この件で、規制委員会から指示文書を受領(下記を参照)。
使用済燃料プールは大量の漏水が起きないような構造(水面下に配管等がない)になっており、小さな傷で漏えいが発生した場合の検知手段はあるが、基本的には注水で水位を確保するという考え方だった。事故後は、注水では対応できないような漏水が発生する可能性を想定しており、その場合にはスラリーをコンクリートポンプ車で流し込むことを考えている。(以下27日の会見より)このためのスラリーの設備を配備したのは2011年5月。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、22日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、昨日25日から運転中。
水処理装置、SARRY、昨日25日から停止中。配管の健全性確認の検査をおこなうため。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第66報)(プレスリリース)

22日の3号機R/B上部ガレキ撤去作業での鉄骨滑落事故で、規制委員会から指示文書を受領。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールにおける鉄骨の滑落に係る指示文書の受領について(プレスリリース)
原因究明・再発防止対策、この事故による燃料・燃料ラック・プールへの影響、ガレキ等の落下により燃料が損傷したりプールの破損による漏水が発生した場合の評価と対策、など。

魚介類のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 643KB)
福島県漁連で説明した資料。3月25日-9月5日のまとめ(110mAg、90Srの情報あり)、アイナメ関連の追加調査(速報、アイナメ計52匹は1350Bq/kg以下、エサの採取が十分でないので漁法を変更する)、太田川の河川水と底質の分析結果(環境省実施)のまとめ(上流から下流にかけて、水の濃度は変わらないが底質の濃度は上流ほど大きく、水の流れで放射性物質が簡単に下流に流れている訳ではなさそう)、魚種ごとの傾向・経時変化、など。

9月20日に報告した給与からの不正な天引きの件で、問題のあった会社の元請の東京エネシスから24日に報告あり。4次下請の会社で、労基署から勧告のあった件の1名を含めた9名が健康診断費用を給与から天引きされていたことを確認した。この9名全員の支払いを適切に行うということ、その他の下請について同様の事案がないか調査中であるとのこと。


ニコ生
【9/26・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/26・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月25日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 101KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機の原子炉注水量を調整。12:20に給水系2.5m3/h→3.0m3/h 炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
1号機格納容器内部調査で、X-100Bペネに穴を開ける作業を実施。予定どおり終了。
1号機格納容器温度計 HVH-12C SUPPLY AIR(TE-1625H)がひとつだけ上昇している。他の温度計に変化がないので、温度計の問題かそこだけ温度が変化しているのか、監視していく。ここは窒素ガス封入流量が変わると変動したりするところ。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の2次系配管のPE管化作業をおこなう。このため装置を09:37に停止。停止時プール水温は29.0℃、プール水温の上昇率は0.09度/hの見込み、停止期間は28日までの予定。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から継続中。

22日の3号機R/B上部ガレキ撤去作業で鉄骨を使用済燃料プールへ落とした件。昨日に続き07:00頃-11:10頃に水中カメラでプール内を調査。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況(PDF 26.9KB)
調査エリアの見取り図。鉄骨が滑落したのは東側の燃料チャンネル着脱機(燃料集合体のチャンネルボックスを着脱するもの)の近くから。昨日、沈んでいる鉄骨をひとつ確認した(図の青いやつ)が、今日もうひとつ確認した(赤いやつ)。青いほうの鉄骨が乗っているラックは、チャンネルボックスなど機材をおくためのもので、ここには燃料はない(ラックのどこに燃料が入っているかについては核物質防護のために明らかにできない)。さらに"くもくも"印で示した場所に大きな鉄骨があるがまだ詳しく見られていないので、明日以降も調査を継続する。
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内水中調査(1)(4:00)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内水中調査(2)(4:00)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内水中調査(3)(2:00)(動画)
プールの底にガレキやコンクリート片が落ちているのが見える。燃料やラックの変形・損傷は確認されず。(3)の動画に今日確認された鉄骨(赤いやつ)が映っている。
(この件に関連して)3号機の使用済燃料プールには建屋爆発時に大量のガレキが落下しており、その時に燃料の損傷はなかったと判断する根拠はない。ただし、プール水の核種分析からはそれなりの量の131Iが検出されており、プール水に含まれる放射性物質の出どころとしてはプール内にあった燃料(炉から取出して時間が経っているために半減期の短い131Iはすでになかった)よりは原子炉から放出されたもののほうが支配的である。燃料の損傷については、燃料を取出して見てみるまでは確かなことはわからない。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、22日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止していたが11:03に起動。下記のようにSARRYが点検で停止するため。
水処理装置、SARRY、12:59に停止。2月25日の配管腐食による漏えいの件で、類似個所の点検を行うため。


ニコ生
【9/25・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/25・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月24日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 113KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

窒素ガス分離装置(A)は累積運転時間が点検目安時間の6000時間を越えたので、本格点検手入工事を実施するため09:10に停止。停止期間中は窒素ガス分離装置(B)とろ過水タンクのバブリング用窒素ガス分離装置を並列運転して圧力容器および格納容器への窒素ガス封入を継続する。

1-3号機の原子炉注水量を調整。18:17にいずれも増量。
1号機 給水系2.6m3/h→3.0m3/h 炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h
2号機 給水系1.8m3/h→2.0m3/h 炉心スプレー系4.9m3/h→5.0m3/h
3号機 給水系2.2m3/h→2.5m3/h 炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h

2号機T/B地下たまり水移送、22日から停止していたが10:26に再開。

22日の3号機R/B上部ガレキ撤去作業で鉄骨を使用済燃料プールへ落とした件。今日のプール水分析結果は134Csが2.4×103Bq/cm3137Csが3.9×103Bq/cm3131Iが検出限界未満(検出限界値が1.6×101Bq/cm3)。09:55-13:55にプールの中を水中カメラで調査した。
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内 水中カメラ調査(1)(1:00)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内 水中カメラ調査(2)(2:00)(動画)
今日は、鉄骨が滑落した近くを見た。燃料ラックの上にコンクリートのガレキが積もっているのが見えるが、燃料集合体のハンドルは損傷していない((1)の動画)。燃料ラックの損傷も確認されない。燃料ラックの上に鉄骨はなかった。燃料ラックとプールの南側の壁との間に鉄骨が落ちているのを確認した((2)の動画)が、これが22日に落としたものかどうかは不明。今日だけでは終わらなかったので、明日も調査を続ける。
その他、今日公開の資料は以下の3件(詳細は22日に記載)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋瓦礫撤去作業の状況について(PDF 415KB)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象(PDF 546KB)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象に関する周辺環境等への影響確認結果(PDF 51.8KB)
3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止していたが09:59に再開。プロセス主建屋へ。

4号機T/B地下たまり水移送、22日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルタの洗浄のため、07:29-13:04に停止。起動後13:32に定常流量に到達。


その他

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の配管の一部にカナフレックスホースが使われていて、これをPE管に交換する工事を25-28日に行う。この間、冷却が停止するがプール水温の上昇は約8度の見込み(現状で30℃ほど)。

2月25日に発生したSARRYの配管腐食の件で、類似個所の点検を行う。非破壊検査としてRT(放射線透過検査、Radiographic Testing)をするが、個所数が多いので第1回目を26日-10月3日、第2回目を10月後半に予定。この間はSARRYが停止するが、キュリオンセシウム吸着装置でたまり水処理をおこなう。

2F4号機の原子炉開放作業は蒸気乾燥器と気水分離器の取り外しが終わって、21日に完了した。
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月24日)(PDF、プレスリリース)

中長期対策会議運営会議第10回会合が今日あった。
【資料2】プラントの状況(PDF)
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(PDF)
2号機圧力容器代替温度計設置工事(3頁)。X-51ペネからの温度計挿入時に配管内の残水をドレンラインから流せることを確認するためにモックアップ試験を実施。温度計挿入口と残水ドレンラインの間に窒素ガス封入口を作って窒素ガスを流し、残水をドレンラインから排出する。試験の結果温度計挿入口からの落水は認められず。温度計挿入は10月3日を予定。
1号機S/Cへの窒素封入(11頁)。9月4日に実施した試験でS/CからD/Wへ事故初期に発生したKrや水素ガスが押し出されていることが確認された。得られたデータを使った評価でS/C内の気相の水素ガス濃度は72%、酸素ガス濃度はほぼ0。これを流量1m3/h(N)のち3m3/h(N)の低流量で窒素ガスパージしてD/Wに押し出すと、PCV拡散部体積(2400m3)の水素ガス濃度は2%を超えない。S/Cへの窒素ガス封入流量計の最低目盛りが5m3/h(N)なので、これを低レンジのものに交換して10月中旬頃から連続封入パージ操作を計画。
1号機格納容器内部調査(19頁)。モックアップ設備を製作し、作業の成立性、作業手順・作業時間(習熟訓練)、バウンダリ性能を確認する。内部調査は10月9-10日に実施予定。
多核種除去設備(ALPS)の進捗状況(40頁)。SrとYの除去性能確認のため再度行った通水試験の処理水の分析で、検出限界未満であることを確認。先行設置したA系と共用系のコールド試験(ろ過水を使った通水試験)は終了、大きな不具合はなかった。ホット試験(汚染水を使った試験)実施に先立ち、保安院から提示された7項目について10月中旬までに対応を完了し規制庁へ報告する。
地下水バイパス(47頁)。地下水位が建屋水位より低くならないように慎重な水位管理を実施する。そのために、地下水位モニタリングにはR/B山側サブドレンを活用するとともにR/Bと揚水井の間に観測孔を新設する。汲み上げた地下水の放水の許容目安値は137Csで1Bq/Lとする。
港湾内の海水中放射能濃度(71頁)。中長期ロードマップで、港湾内の海水中の放射能濃度が告示濃度を下回ることを2012年半ばまでに目指すとしているが、海水の流れの小さいエリア(1-4号機取水口のシルトフェンス内側など)では、まだ告示濃度より高い。付着物が多く見られるシルトフェンスの交換、循環型海水浄化装置による浄化の継続を実施するが、今後、社外の研究機関等の協力を得て12月末までに効果的な海水浄化方法を検討する。海底土被覆工事を実施したエリアでは、平均値が低下した。
今月の追加的放出量評価(73頁)。R/Bからの追加的放出量は先月と変わらず0.1億Bq/h(1号機0.003億Bq/h、2号機0.005億Bq/h、3号機0.02億Bq/h)、これによる敷地境界での被曝線量は0.03mSv/year(先月より増えているが、これは先月の運営会議で予告した通り評価法の変更によるもの)。
4号機新燃料調査(89頁)。燃料集合体の構造部(上下部端栓(燃料棒の上下端に栓をして溶接してあるところ)、ロックナット、下部端栓ねじ込み部に腐食の徴候は見られなかった。今後、一部採取した部材をJAEAでの分析してもらう。
共用プールの水質管理(99頁)。1-4号機使用済燃料プールから共用プールへ使用済燃料を移動することで、共用プールに持ち込まれる塩化物イオンの影響を評価した結果、隔壁を設置して区画する必要はなく、4月に復旧した既設のろ過脱塩器(FPC/FD)で浄化が可能であることを確認した。
1号機R/B三角コーナー滞留水調査(111頁)。9月20日実施の調査で北西コーナー(O.P. +4420mm)より北東コーナー(O.P. +3910mm)のほうが水位が低かったが、北東コーナーのO.P. +3900mm程度にT/Bへ流出する比較的大きい漏えいルート(貫通口など)がある可能性がある。
【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(PDF)


ニコ生
【9/24・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/24・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月23日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、昨日22日から停止中。

昨日3号機R/B上部ガレキ撤去作業で鉄骨を使用済燃料プールへ落とした件、今日もプール水を採取して分析。134Csが2.5×103Bq/cm3137Csが4.2×103Bq/cm3131Iが検出限界未満(検出限界値1.6×101Bq/cm3)で、昨日から有意な変動はない。
3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日22日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月23日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年9月22日(土・秋分の日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続していたが10:06に停止。

3号機使用済燃料プールでモバイルRO装置による塩分除去を10:18に開始。4号機使用済燃料プールで8月27日まで使っていたモバイルRO装置を3号機に移設していた。
3号機R/B上部ガレキ撤去作業で11:07頃、使用済燃料プールの脇にあった鉄骨(300mm×200mm×7m、470kg)をクレーン先端に取付けた油圧フォークでつかもうとしていた最中に、この鉄骨がプール内にすべり落ちた。11:45頃、使用済燃料プール代替循環冷却装置の運転状態およびスキマーサージタンクの水位に異常がないことを確認。構内のモニタリングポスト、使用済燃料プール周辺の雰囲気線量率、使用済燃料プールの水位(遠隔作業用のカメラで確認)に有意な変動は確認されず。使用済燃料プール水の核種分析では、134Csが2.2×103Bq/cm3137Csが3.6×103Bq/cm3131Iが検出限界未満(検出限界値1.4×101Bq/cm3)。至近の分析結果(9月21日採取)は134Csが2.4×103Bq/cm3137Csが4.0×103Bq/cm3131Iが検出限界未満(検出限界値 3.4×101Bq/cm3)と、有意な差は無い。今後、水中カメラでプール内の様子を確認する。
(以下24日の会見より)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋瓦礫撤去作業の状況について(PDF 415KB)(9月24日公開)
3号機R/B上部ガレキ撤去作業の説明。3号機R/B周辺は線量が高いので、重機を免震重要棟から遠隔操作して作業する。油圧フォーク(鋼材をつかんで撤去する)、油圧カッター(鋼材を切断する)などの取り扱い治具をクレーンから吊り下ろし、オペフロ上のガレキをつかんでは切断して建屋脇に吊り下ろす、という事をくり返す。使用済燃料プール周辺のガレキ撤去はかなり進んでいた(資料3頁)。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象(PDF 546KB)(9月24日公開)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール瓦礫撤去作業(0:29)(動画1、9月24日公開)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール瓦礫撤去作業(鉄骨滑落)(3:39)(動画2、9月24日公開)
当日は、まず鉄骨1-1(番号はPDF資料写真を参照)を切り離し撤去(動画1)。その後、鉄骨1-2を鉄骨3から切り離そうとしたができずに作業を中断。この時に鉄骨2が元々あったところからプールの方へ移動していることに気付き、手順を変更して鉄骨2の吊り上げを先にすることにして、油圧フォークで鉄骨2をつかもうとしたところ、鉄骨2がバランスを崩してプール内へ滑落した(動画2の最後)。作業者は計17名、東電の工事監理員が2名、請負側はクレーンオペレーター4名、監視員2名、記録係4名、総括5名。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象に関する周辺環境等への影響確認結果(PDF 51.8KB)(9月24日公開)
ガレキがプール内に落下した場合の影響として想定されるのは、プール内の燃料の損傷による放射性物質の漏えいとプール壁の損傷によるプール水の漏えい。この場合の確認事項と実施手順が決まっていて、それに従って各種確認を実施。プール周辺の雰囲気線量(クレーンでつり下げた線量計で計測)は有意な変動は無し。プール水のサンプリングを1日1回行っているが、放射能濃度に有意な変動はない。スキマーサージタンクの水位は通常の変化の範囲内。プール水位(クレーンについているカメラで確認)は有意な変化は無し。モニタリングポストの値も変化なし。したがって、環境への影響およびプール水の漏えいはないと判断している。事前の評価では、300kgのガレキが落下して燃料に当たると燃料棒が損傷する可能性ありということだった。
(以下25日の会見より)作業者17名は全員、事故時に免震重要棟にいた。
(これも25日の会見で)300kgのガレキが落下すると燃料に損傷という話は、通常の使用済燃料プールでの作業として燃料集合体(1体約300kg)を落とした場合にどのような影響があるかという評価をしているので、それを踏まえてのもの。
3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、18日から継続していたが10:00に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。

RO膜型淡水化装置RO3のNo.3、4スキッドを10:20に運転再開。15日にNo.3スキッドの高圧ポンプ出口側ねじ込み部から漏えいしたためRO3は停止していたが、当該ポンプの分解点検および漏えい個所の部品交換をおこない漏えいの無いことを確認した。これにともない、16日から運転していたRO2のNo.5スキッドを10:25に停止。
(以下24日の会見より)分解点検の際には部品等に異常は見られず。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月22日 午後4時30分現在)(PDF、プレスリリース)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールへ鉄骨が滑り落ちた件について(TEPCOダイレクト)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールへ鉄骨が滑り落ちた件について(続報)(TEPCOダイレクト)

2012年9月21日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 67.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

窒素ガス分離装置(A)と(B)の定期点検を実施する。Aは週明けの24日、Bは来週の予定。

昨日実施の1号機R/B地下たまり水の核種分析結果。
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋地下階の滞留水サンプリング結果について(平成24年9月20日採取)(PDF 13.8KB)

新たに放出される放射性物質および事故後に発生した放射性廃棄物からの放射線による敷地境界での被曝線量を1mSv/year以下に低減する計画の評価について規制委員会に報告。
福島第一原子力発電所における敷地境界線量低減に向けた計画等に係る原子力規制委員会への報告について(プレスリリース)
低減対策としては、気体廃棄物(炉から大気へ漏れる分)は2号機R/Bブローアウトパネルの閉止、液体廃棄物(炉注水によって発生する汚染水を処理した水の海洋放出。なお、汚染水量の低減、陸上保管などにつとめ、やむを得ず放出する際は必要な希釈をおこない、放出量・濃度の管理をおこなう。海洋放出は関係省庁の了解なしに実施しない)は多核種除去設備の設置・運用、固体廃棄物(ガレキ、伐採木、使用済ベッセル等の汚染水処理にともなって発生する廃棄物、汚染水処理水貯蔵タンク、汚染水処理施設そのもの、など)は、遮蔽の設置、覆土、敷地境界から離れた場所への移動。また、実測値を用いて評価を見直した。結果(その時点での線量率を年あたりで表示)は、9月で9.67mSv/year、来年3月で0.74mSv/yearとなり、年度内に目標の1mSv/yearを達成できる見込み。この内容は「施設運営計画(その3)」4章に反映させる。

1号機アラームタイパーが3月11日に停止した件で、事故時の記録とその保存の徹底についての調査結果を規制委員会に報告。
事故時等における記録及びその保存の徹底に関する指示文書に対する原子力規制委員会への報告について(プレスリリース)
アラームタイパーのバックアップとして、プロセス計算機に警報を電子的に記録する機能を備えていないのは、1Fの1、3、4、6号機だった。このうち6号機については次回プロセス計算機更新時に手当てすることとする。

(社内事故調の記述で、3月11日夜に、1号機R/Bの線量が17時台には観測されて18時台には観測されず21時以降再び線量が上昇したのはどういうことと考えるかという質問に答えて。1:09:21過ぎ11日17:50頃、ICの作動状況確認のため赴いた1号機R/B1階2重扉の前でGM管が通常より高い値を示したが、実際の線量は不明(この時点では津波のためにAPDが無く、GM管で測ったので)。この際は装備も通常の作業着に長靴であり、無理をせずにそれ以上の現場確認を中止。18:35にDDFPのライン構成のために1号機R/B地下階へ行った際は全面マスクにAPD着用で作業を実施。20:30まで現場で作業したが、この時はAPDの測定結果には変化なし。ICの胴側水位を確認するために1号機R/B2重扉から入ったところ、APDが短時間で0.8mSvを表示したので引き返して中央制御室で報告したのが21:51。以上が調査報告書別紙2(主な時系列)39-43頁にある時系列。もし17時台の時点で線量が上昇していれば、同じ建屋内において18時台の時点でそれが減っている理由が無いので、17時台には線量の上昇はなかったのではないか。21時台の線量上昇は実際にそうだったと考えている。


ニコ生
【9/21・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/21・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月20日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 67.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機R/B地下たまり水の水位・温度測定とサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋地下階の滞留水水位・温度測定結果について(PDF 25.8KB)
北西と北東の三角コーナーで測定およびサンプリングを実施した。計画線量9mSv、最大被曝線量1.72mSv。水位は北西コーナーでO.P. +4420mm、北東コーナーでO.P. +3910mm。地下階の床面はO.P. -1230mmなので、水深は5m強。北西コーナーと北東コーナーで差がある原因は不明。水の流れやすさで差が出ることは考えられる。いつもR/B地下たまり水水位として報告しているのは北西コーナーの値。二ヵ所測定したのは今回が初めて。
(以下21日の会見より)サンプリングした水の核種分析と塩素濃度分析の結果。
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋地下階の滞留水サンプリング結果について(平成24年9月20日採取)(PDF 13.8KB)(9月21日公開)
北西コーナーと北東コーナーで水の素性は変わらない。前回11月25日の時より一桁ほど下がっている。水位差は建屋が傾いているためではないかという質問があったが、1辺約50mのR/Bにおいて50cmの傾きがあれば明らかにわかるので、その可能性は無い。また、建屋カバー設置工事の際の施行状況を確認したが、工事の支障になるような傾きは無かった。


2号機T/B地下たまり水移送、昨日19日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、18日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

1日遅れで水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第65報)

T/B地下たまり水の核種分析結果。1、2号機9月13日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.95KB)

核種分析確報版8月16-31日分。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(8月16日~8月31日公表分)(PDF)

雇用側が負担するべき健康診断の費用を作業者の給与から天引きしているケースが確認されたのでこれを是正せよと労基署より指導を受けた。このため、秋に実施予定だった作業者を対象とした無記名アンケート(8月13、27日参照)を前倒して実施することにした。
「就労実態に関するアンケート」のお願い(PDF24.1KB)

今日の朝日新聞のアオキ記者は今までどおりプンスカしていたので、昨日のコメントは撤回。


ニコ生
【9/20・17:30開始】東京電力 記者会見


Togetter
2012/9/20・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月19日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 67.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機格納容器雰囲気温度計の設置工事(8月27日参照)を実施。作業は予定どおり終了。挿入した温度計には熱電対が2対あって、計測値は47.8℃と47.9℃。近傍の本設の熱電対温度計が47.5℃なので、ほぼ同じ。
2号機T/B地下たまり水移送、17日から停止していたが10:41に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日18日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

水処理週報の水曜日だが、規制庁への提出が済んでいないので報告は明日。

明日、1号機で北西と北東の三角コーナーの滞留水の水位と温度の測定とサンプリングを実施する。

魚介類のサンプリング結果。8月20、25、28日採取分と、アイナメで高濃度のCsが検出された件(8月21日参照)で追加の調査の分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 88.7KB)
採取されたアイナメ37匹のうち最高がCs合計で1350Bq/kgで、今までのものと比べて特に高くはない。あと2回の追加調査が予定されていて、全部の結果(海底土およびアイナメのエサとなる生物の分析も含めて)が出てから評価をおこなう。

原子力規制委員会が今日発足。原子力規制庁は委員会の事務局。お役所の組織はよく分からない。

会見担当者が交代して一週間。記者の質問が減って作業の詳細がよく分からない。昨日の代替温度計設置の高圧フラッシングも今日の格納容器内への温度計挿入も、具体的に何をどうしてどうなったのか、現場の線量はどのくらいなのか、誰か聞いてくれ。それとも、事故後1年半経って、取材のレベル設定がさらに下がったのか。朝日新聞のアオキ記者でさえ怒らない。怒りをぶつけるには相手が受けとめてくれるという前提が必要なのかもね。


ニコ生
【9/19・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/19・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月18日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 97.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。15、16日に流量が低下して流量調整をしているが、2、3号機は調整量は大きくない。日常管理の範囲で対応できているので、このまま監視を継続していく。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日17日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、14日から継続していたが09:49に停止。移送先をプロセス主建屋に変更して10:01に再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルター洗浄のため08:25-11:29に停止。起動後12:26に定常流量に到達。


その他

明日、2号機格納容器雰囲気温度計の設置工事(8月27日参照)をおこなう。以前、内視鏡で内部調査をしたX-51X-53ペネ(マチガイ、19日訂正)から温度計を挿入して常設化する。設置後はしばらく様子を見て使えるかどうかを評価する。

15日発生のRO膜型淡水化装置の漏えいの件で資料を公開。
淡水化装置(逆浸透膜式)3からの漏えいについて(PDF 66.8KB)


原子力安全・保安院と原子力安全委員会は今日で廃止。明日からは原子力規制委員会が業務を引き継ぐ。ウェブサイトのURLは変更になるといううわさですが…。とほほ…。
9月20日追記)旧保安院のサイトは http://www.nsr.go.jp/archive/nisa/ を適当に頭に付けるとイイみたい。旧原子力安全委員会は http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/ 。


ニコ生
【9/18・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/18・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月17日(月・敬老の日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機T/B地下たまり水水位、カメラの不調により07:00は欠測。

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続していたが10:16に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月17日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年9月16日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。昨日に引き続き流量調整を実施。
1号機 14:32 給水系2.7m3/h→3.0m3/h 炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h

2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日15日のRO膜型淡水化装置RO3の高圧ポンプ出口側ねじ込み部から漏えいの件。08:40にRO膜型淡水化装置RO2のNo.4スキッドを、08:45にNo.5スキッドを起動。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月16日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年9月15日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。昨日に引き続き流量調整を実施。
1号機 00:58 給水系2.6m3/h→2.9m3/h 炉心スプレー系1.9m3/hのまま
1号機 06:58 給水系2.4m3/h→3.0m3/h 炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h
必要注水量は確保されている。

(以下18日の会見より)2号機圧力容器代替温度計設置工事で、配管内の高圧フラッシングを予定どおり実施。今週中には次のステップ(配管の水抜き、低圧フラッシング)に入る予定。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日14日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日14日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日14日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。

09:42頃、RO膜型淡水化装置RO3の高圧ポンプ出口側ねじ込み部から水が漏れていることをパトロールが発見し、装置を手動で停止。11:15に漏えいが停止したことを確認。漏れた水は7m×7m×7mm(最深部)の水たまりになっている。淡水化装置処理前の水で、表面線量率はγ線が0.07mSv/h、β線が1.33mSv/h、核種分析は134Csが1.0Bq/cm3137Csが2.1Bq/cm3、全βが2.7×104Bq/cm3。漏れた水は堰内に留まっており、建屋(ジャバラハウス)外への流出はない。
(以下16日のプレスリリースより)漏えいしたのはRO3のNo.3スキッド。これを手動で停止して漏えいの停止を確認したが、その後、10秒に1滴程度の漏えいを確認、漏えい個所をビニール養生した。ここは弁により隔離されているが、配管のつながっているNo.4スキッドが運転しているために水が流入していると考えられるので、16:00にNo.4スキッドを停止。
(以下18日の会見より)
淡水化装置(逆浸透膜式)3からの漏えいについて(PDF 66.8KB)(9月18日公開)
資料の写真の自動車のエンジンみたいなのがポンプ。これと右側の手前にのびている配管をつなぐ部分は、左右両側ともねじ込み式になっている。この左右にねじ込んだパイプをさらにつなぐためのナットが中央に見えている。漏えいは、ポンプにねじ込んでいるところかナットの左側かのどちらかと思われるが詳細は不明。今後、ここらへんをばらして調査する。
水漏れを完全になくす事は難しい。PE管化のように信頼性を上げる事が可能な対策は取り入れる。あとは、パトロールを実施し、漏れた場合に流出しないように堰を作るなど、日常的な努力が必要だと思っている。水漏れはあるものなので、しっかりコントロールするように常に注意深く対応していく。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月15日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年9月14日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 136KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。流量の低下が見られたので調整を実施。
1号機 02:26 給水系2.5m3/h→2.8m3/h 炉心スプレー系2.0m3/hのまま
1号機 16:21 給水系2.7m3/h→3.0m3/h 炉心スプレー系2.0m3/hのまま
2号機 07:27 給水系1.3m3/h→1.8m3/h 炉心スプレー系4.8m3/hのまま
2号機 16:21 給水系1.6m3/h→2.0m3/h 炉心スプレー系4.9m3/h→5.0m3/h
3号機 16:21 給水系1.8m3/h→2.5m3/h 炉心スプレー系4.8m3/h→4.5m3/h
必要注水量(1号機3.8m3/h、2、3号機5.4m3/h)は確保できている。残っていた異物が原因かもしれない。冷凍機のストレーナで取れると思う。冷凍機への流量は、ほぼ1日でバッファタンクの全量に相当。監視を継続する。

2号機T/B地下たまり水移送、12日から停止していたが10:29に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、11日から継続していたが10:54に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、12日から停止していたが10:45に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

2号機圧力容器代替温度計設置工事で、高圧フラッシングを明日実施する。
福島第一原子力発電所2号機圧力容器 代替温度計設置に向けた今後の作業について(PDF 76.8KB)
作業開始に先立って配管内の残水をきれいな水に置換するために、エアポンプを使ってX51ペネ側から水を押し込む。

1号機R/B上部のダストサンプリング結果。9月12日採取分。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 82.9KB)
大物搬入口を開けていた期間があったので、定例のものに追加して実施した。

3号機R/B地下たまり水水位、監視カメラの不調で07:00が欠測

昨日実施の4号機R/Bオペフロの圧力容器ふた撤去の動画を公開。
福島第一原子力発電所 4号機オペフロ上部からのRPVヘッド吊り下ろし作業 1 (1:43)(動画、12.4MB)
福島第一原子力発電所 4号機オペフロ上部からのRPVヘッド吊り下ろし作業 2 (1:05)(動画、12.4MB)
福島第一原子力発電所 4号機オペフロ上部からのRPVヘッド吊り下ろし作業 3 (3:41)(動画、12.4MB)

2F4号機の原子炉開放作業で、今日は圧力容器のふたを取り外した
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月14日)(PDF、プレスリリース)
福島第二原子力発電所 4号機圧力容器蓋取外作業(11:21)(動画、81.5MB)
ボルト(スタッドボルト)をゆるめる装置でナットを取り外し、一部のボルトも引き抜く。吊り具を取付けてふたを引き上げ、オペフロの所定の位置におろす。炉には水がはられている。上部に見えているのは蒸気乾燥器。2F4号機は1F4号機よりも大きく、ふたの重さは90t。

8月29日に申請した保安規定の変更が認可された。
当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可について(プレスリリース)

保安院に提出した事故の報告書の改訂。前回は5月9日提出。
福島第一原子力発電所における東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響に係る経済産業省原子力安全・保安院への報告について(続報2)(プレスリリース)


ニコ生
【9/14・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/14・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月13日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 210KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。16:00に1-3号機ともに「運転上の制限」を満足する状態に復帰したと当直長が判断。9月7日以降は注水量が安定していること、バッファタンクの冷凍機についているストレーナに以前のような異物が見られないこと、水質が改善している(以前見られたサビは少なくなっている)こと、流量低下の際の警報値をきびしくして流量低下に対すいる備えができたことから。流量低下の原因はPE管の切り子のような異物が流量調節弁に詰まったためと推定。サビが多く見られたことはあまり関係なさそう。また、バッファタンクの浄化作業(8-10日に実施)をおこなう前から流量が安定しているので、異物は冷凍機のストレーナにより回収され、残ったものも下流に流れてしまったと考えている。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報)(プレスリリース)
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 28.5KB)

2号機T/B地下たまり水移送、昨日12日から停止中。

3号機R/Bオペレーションフロアのガレキ調査を実施。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去に向けた使用済燃料プール内部調査について(PDF 300KB)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内部調査 1(動画、5.17MB)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内部調査 2(動画、5.00MB)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内部調査 3(動画、4.68MB)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内部調査 4(動画、45.1MB)
オペフロから使用済燃料プールへ突っ込んでいる鉄骨がプール内でどうなっているかを確認した。水面から3.5mほどの深さでとどまっており、燃料ラック(深さ8mほど)までは届いていなかったので、これらのガレキの撤去を開始する。撤去後、9月末に再度調査を実施する予定。
画像で見える大きいのはH鋼、細いのは鉄筋だと思う。(以下14日の会見より)作業時間は06:30-16:40。最大被曝線量は0.54mSv。
3号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。


4号機R/Bオペレーションフロアの圧力容器のふたを地上に下ろした。
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋上部圧力容器上蓋の撤去完了について(PDF 111KB)
作業時間09:30-10:00。1班15人の2班体制で実施。計画線量0.8mSv/h、最大被曝線量0.28mSv/h。750tの大型クローラクレーンで下ろしたふたは、R/B西側に仮置きしてある。今後、敷地南側のガレキ置き場に移動する予定。
福島第一原子力発電所 4号機オペフロ上部からのRPVヘッド吊り下ろし作業 1 (1:43)(動画、12.4MB、9月14日公開)
福島第一原子力発電所 4号機オペフロ上部からのRPVヘッド吊り下ろし作業 2 (1:05)(動画、12.4MB、9月14日公開)
福島第一原子力発電所 4号機オペフロ上部からのRPVヘッド吊り下ろし作業 3 (3:41)(動画、12.4MB、9月14日公開)
ふたを下ろす台に使っているのは、コンクリート製の原子炉ウェルのふた。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日12日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

8月14日発生の4号機T/B1階の滞留水移送ラインからの漏えいの件で、保安院に報告書を提出。
福島第一原子力発電所4号機タービン建屋内における滞留水移送ラインからの漏水に関する指示文書に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(その2)(プレスリリース)
8月27日に報告した残り。漏えいが発生したのは、4号機T/B1階通路入口の耐火扉(幅1m)から30cmのところ。狭いところを通すために、耐圧ホースが積み重なった上に電源ケーブルも載っていて、さらに、ここを人が通るためにはホースを踏まないと行かれない状態(34頁、図5 4号機タービン建屋1階通路の耐圧ホース敷設状況)。踏まれたためにくり返し荷重がかかり、ホースの上面と下面に長さ方向に平行な割れが多数発生し、貫通した3ヵ所から漏えいが発生したと推定(35頁、図8 耐圧ホース漏えい部の外面。39頁、図12 耐圧ホースの割れ進展イメージ)。漏えいした3号機T/Bから4号機弁ユニットへの移送ラインはPE管新ルート稼働後はバックアップとする予定だったが、3号機から4号機への流れが予想以上に小さいために、現在使用中(9月10日参照)。したがって、このルートも含めて、現在耐圧ホースを使っている1号機T/B→2号機T/B、サイトバンカ建屋および共用プールダクト→集中廃棄物処理建屋のルートのPE管化を進める(2号機T/B→4号機弁ユニットのラインは隔離してそのままとする)。とりあえずは、ホースを踏まないように注意喚起し、ホースの整理、足場の設置などを行う。また、漏えいが発生した際に他の設備に影響を与えないように、土のうで堰を設置。
その他の耐圧ホースを使用している設備での対策、滞留水移送ラインからの漏えいが他の設備に与える影響の評価と対策、などなど。これらを信頼性向上対策に反映して改訂。

敷地境界での追加的被曝線量を1mSv/yearに低減する計画について報告せよという指示文書を保安院から受領。
福島第一原子力発電所における敷地境界線量低減に向けた計画等に係る報告の徴収について
この件はすでに信頼性向上対策で報告しているが、さらに詳しい評価を求められた。

乾式キャスク仮保管設備の構造強度と耐震性評価で入力データに誤りがあった件(9月10日参照)で原因分析・再発防止策を報告せよという指示文書を保安院から受領。
使用済燃料乾式キャスク仮保管設備の構造強度および耐震性評価における入力データの誤りに関する指示文書の受領について


ニコ生
【9/13・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/13・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月12日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 128KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。7日15:23以降、流量調整は実施していない。もう少し様子を見ながらLCO復帰を検討していく。
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 26.4KB)

2号機T/B地下たまり水移送、9日から継続していたが08:17に停止。

3号機T/B地下たまり水移送(旧ルート)、昨日11日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9日から継続していたが08:13に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルター洗浄のため07:30-11:57に一時停止。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第64報)(プレスリリース)

3号機R/B上部のガレキの状況調査を明日実施する。クレーンでカメラをつって鉄骨の状況を確認。できればプールの中も調査する。ガレキ撤去作業のための調査。前回は7月11日に実施した。

4号機オペレーションフロアにある圧力容器のふた(直径6.2m、重さ65t)を地上に降ろす作業を明日実施する。格納容器のふたはもう移動したのかな?

作業者を対象とした企業倫理相談窓口を開設。今までも窓口はあったが東電の関係部署が対応していた。今回は外部の弁護士が担当することで、敷居を低くしようというもの。

米国エネルギー省傘下の研究機関(サバンナ・リバー国立研究所)とフィージビリティースタディを行う契約を締結した。期間はこの9月から来年3月末まで、水漏れを止めるためのグラウティング技術について。


ニコ生
【9/12・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/12・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月11日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 217KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。7日15:23以降、流量調整は実施していない。
福島第一原子力発電所1~3号機原子炉注水量の低下について(続報)(PDF 226KB)
バッファタンク浄化後の様子(0:30)(動画、3.66MB)
資料はバッファタンク浄化作業について。浄化作業を3日間実施して、PE管の切り子のようなもの(まだ何なのかわからんのか)をろ過装置で30個ほど回収した。水中カメラの観察では依然として浮遊物があり5日に実施した時と変わらないように見えるが、これらは切り子ではなくてスケールのようなものではないか。汲み上げた水には浮遊物は見当たらなかった。いずれにせよ注水量は以前と比べて安定しており、原因となった浮遊物は今回の作業で回収されたか流れていってしまったかのどちらかだと思う。今後、バッファタンクに付けている冷凍機のストレーナを定期的にチェックして、異物の量を確認していく。また、注水量が低下した際の警報の設定値が低くて今回の事象に役立たなかった(8月31日参照)ことから、10:42に設定値を変更した。

2号機T/B地下たまり水移送、9日から継続中。

6月19日発生の3号機格納容器ガス管理システムのダクト損傷の件で、ダクトの交換作業を実施(昨日10日に資料あり)。応急処置をしてたあったのを、同じ物の新品と交換。これにともない10:26-11:30に格納容器ガス管理システムを停止。このため、11:00の排気中水素ガス濃度が欠測。起動後、13:06に希ガスモニターの計測を再開。各種パラメータなどに有意な変動は無い。
3号機T/B地下たまり水移送を10:22に開始。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。4号機T/B地下たまり水との水位差が大きくなったため、旧ルートを使って移送をおこなう(10日参照)

4号機T/B地下たまり水移送、9日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

1-3号機でR/B上部ダストサンプリングと格納容器ガス管理システムでのフィルターによるガスサンプリングを実施。1号機が3日、2号機が4日、3号機が6日。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.3KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.1KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.8KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.3KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 76.9KB)
9月6日3号機廃棄物処理建屋西側開口部で採取分。

施設運営計画の補正を保安院に提出。
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書の補正について(プレスリリース)
意見聴取会などで検討されたもの、以前より進捗のあったものを反映。(その1)高台窒素ガス分離装置のD/G2台化、高濃度汚染水処理施設の関連設備の追加、地下貯水槽の耐震性評価、地下水バイパスの進捗した分、(その2)乾式キャスク仮保管設備(昨日誤入力について報告した分を正しい値で)、(その3)免震重要棟の非管理区域化、5、6号機サービス建屋の換気設備、多核種除去設備の設備が追加されたので放射線防護、管理、監視について追加。など。

写真600枚を公開
映像リスト(PDF 3.68MB)
映像は写真・動画集のページで9月11日公開分を見よ。
国会事故調で未公開写真の存在について指摘された分を7月9日に公開したが、その後の調査で集まった写真を公開。3月11-28日の分。現場では共有されていたが広報で把握していなかった分を含む。この他に核物質防護のために公開できないものが180枚ある。この600枚については、ここからなにか新しいことがわかるというものは無いと思う。

核種分析のスペクトルデータ帳票7月分を原子力情報コーナーで公開。

松本は今日発足の原子力改革特別タスクフォースに異動するので、会見の担当は今日で終わり。明日からの担当は原子力品質・安全部の尾野昌之に交代。
退任のご挨拶
七尾さんによるインタビュー
ウェブの中はもとよりマスメディアにさえも感情的な物言いがあふれ返っている中で、だた事実にのみ忠実なブースカさんの発言は、こころのオアシスだったよ。こういう人は技術者としては普通なのかもしれないけど、私は見たことがなかったから、はじめはすごい衝撃だった。課長さんたちもがんばってたけど、本部長代理の威力は絶大だった。天然なのか、それとも精進の賜物なのかはわからないけれど、どんなにあおられても自分のよって立つべき理路を決して見失わない理性というのを見せつけられて、人にはこんな事が可能なんだということを知ったし、正しさとは何なのかという事に関してすっかり世界が違って見えるようになった。
ひとつだけ残念なのは、最後に被災者に向けたコメントがなかったこと。中継カメラの向こうに、リアルな被災者の姿が常に見えていてほしかった。



ニコ生
《松本純一氏が会見担当交代》【9/11・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/11・17:50開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月10日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 135KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。流量調整は7日15:23以降実施していない。昨日に引き続き09:00-13:00にバッファタンク内の浮遊物の除去作業を実施した。この作業は今日で終了。明日タンク内の水をサンプリングして水質調査をおこなう。
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 23.6KB)

昨日発生した2号機格納容器ガス管理システムの配管からの漏れの件で資料を公開。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムのダクト損傷について(PDF 150KB)
詳細は9日を参照。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日9日から継続中。

4号機使用済燃料プールでイオン交換装置による塩分除去を11:10に開始。モバイルRO装置による塩分除去が8月27日に終了し、3号機で使用していたイオン交換装置の4号機への移設が完了したので。
4号機T/B地下たまり水移送、昨日9日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。

多核種除去設備ALPSのB系でろ過水を使ったコールド試験を今日から実施。


その他

6月19日発生の3号機格納容器ガス管理システムのダクト損傷の件で、準備が出来たので修理を明日行う。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムのダクト修理作業について(PDF 258KB)
損傷したダクトを交換する。このため、明日6時間ほど格納容器ガス管理システムを停止する。窒素ガス封入は通常どおり継続。

4号機T/B地下たまり水の水位が下がっている。3、4号機T/B地下たまり水移送は8月30日にルートを変更。それまで3号機から抜いていたのを4号機から抜くようにしたが、4号機のたまり水の水位が予想以上に低下しており、3号機から4号機への流れが小さいのではないかと考えている。たまり水の水位が低すぎると地下水の流入量が増えるおそれがある。このため、3号機から集中廃棄物処理施設へ直接移送する旧ルートを使って3号機たまり水の移送を行う。準備ができ次第、開始の予定。

使用済燃料乾式キャスク仮保管設備の構造強度・耐震性評価で入力データに誤りがあった。
福島第一原子力発電所使用済燃料乾式キャスク仮保管設備コンクリートモジュールの構造強度および耐震性評価における入力条件の誤りについて(PDF 208KB)
使用済燃料乾式キャスク仮保管設備(現在共用プールにある使用済燃料を取出して保管するための設備)のコンクリ—トモジュールの安全評価は11基分はすでに施設運営計画で報告しているが、残り9基分について評価をおこなった際に、既報の11基分と相違があったので確認したところ、誤りを発見。また、誤記も1ヵ所あった。同様の誤りについて点検中。

9月7日に報告した他人の作業者証でAPDを借り受けていた件で、今までに判明したところについて報告。
他人の作業者証を用いて作業を行った事案に対する調査状況について(PDF 79.9KB)
詳しい経緯、再発防止対策など。現在、APDの貸し出しは1日あたりJビレッジでおよそ1000台、免震重要棟でおよそ2000台。免震重要棟では渋滞緩和のためにAPDのまとめ貸し(グループ単位でAPDの受渡しをする)をおこなっているが、この場合は代表でAPDを受取る側が個人の確認をすることとする。

作業の進捗状況について写真を公開。
写真でお示しする福島第一原子力発電所の現状(PDF 1.19MB)
3、4号機R/Bガレキ撤去、4号機格納容器のふたの切断(プラズマカッターという溶断機でおこなった)、4号機南側地盤改良工事、多核種除去設備建設、地下貯水槽設置工事、遮水壁くい打ち、一般排水路暗渠化、乾式キャスク仮保管設備造成。

2F4号機で原子炉開放作業を開始。
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月10日)(PDF)
福島第二原子力発電所4号機コンクリートハッチ取り外し動画を再生(8:45)(動画、62.8MB)
今日はシールドプラグを取り外した。パーツは5つあって、一番大きいのが12m×2m、厚さ2mで重さが108t。取り外したあとに見えている黄色いのは格納容器のふた。10月初旬の燃料移動開始をめどに作業を進める。

当社原子力発電所における燃料集合体チャンネルボックス上部(クリップ)の一部欠損に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(中間報告)(プレスリリース)


ニコ生
《福島第一原発2号機ガス管理システムの配管に穴を確認》【9/10・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/10・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月9日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。09:00-13:30にバッファタンク内の浮遊物の除去作業を実施した。

2号機格納容器ガス管理システムの配管から音がしているのを15:03に確認。場所はT/B1階。配管に小さな穴が1個開いており、これをテープで応急に補修し、15:28に音が停止したのを確認。プラントパラメータ、モニタリングポストの値に有意な変化なし。6月19日に3号機の格納容器ガス管理システム配管のジャバラ状ダクトの傷からインリークが発生したことあり。
(以下10日の会見より)
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムのダクト損傷について(PDF 150KB)(9月10日公開)
ジャバラ状のダクトに見えないくらいの小さな穴が開いていた。ダクトをくるんでいる黒いのはエアロフレックスという保護材。6月に3号機で同様のトラブルがあった際にこのような処置をしている。ダクト内は格納容器から引いている湿った気体が流れているので内側が結露している。今回、穴がダクトの下側にあるので、ダクト内の結露が漏れ出ている。当該個所の雰囲気線量は0.2mSv/hで周辺と同じ、結露水の影響は見られない。ダクトの支持金具(資料右下の写真)がこすれたのが原因かもしれない。この場所は週1回パトロールをしていて4日には異常なかった。また、7日にドレン抜きをしているがその時も異常なし。
2号機T/B地下たまり水移送、7日から停止していたが08:23に再開。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から継続していたが13:51に停止。ポンプを切替えて14:00に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋で変わらず。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月9日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年9月8日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。09:32-13:40にバッファタンク内の浮遊物の除去作業を実施した。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日7日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、6日から継続していたが14:01に一旦停止、14:11に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋で変わらず。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。

5号機残留熱除去系海水ポンプ(A)の流量が低下した件。06:56に再び流量が低下。07:10にポンプ(C)を起動、07:13にポンプ(A)を停止。11:21にポンプ(A)を再起動、11:28にポンプ(C)を停止したところ、ポンプ(A)の流量は管理値を上回ったが余裕が無いと判断。11:48にポンプ(C)を再起動して11:51にポンプ(A)を停止。今後、ポンプ(A)の点検と試運転を継続して行っていく。5号機残留熱除去海水系ポンプ(A)と(C)は8月30日に復旧したばかり。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月8日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)


2012年9月7日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 140KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。15:23に給水系と炉心スプレー系のバランス調整(合計流量は落ちていない)を実施。
1号機 給水系:3.1m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系:1.6m3/h→2.0m3/h
2号機 給水系:1.4m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系:5.5m3/h→5.0m3/h
3号機 給水系:2.0m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系:4.9m3/h→4.5m3/h
バッファタンク内に浮遊している異物の除去を明日から実施。タンク内に水中ポンプを下ろしタンク内の水を循環させてフィルターで異物を取る。明日から9日または10日まで連続運転の予定。
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 49.9KB)

2号機圧力容器底部温度計(TE-2-3-69F2)の指示値が単独で上昇している件。16:30に「監視に使用可」から「参考に使用」へ区分変更。これで2号機圧力容器底部温度計で「監視に使用可」は残りひとつTE-2-3-69H3のみ。10月1日追記)10月1日の規制委員会への報告書では「故障」区分へ変更。
2号機T/B地下たまり水移送、5日から継続していたが08:44に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日6日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日6日から実施していた供用プールダクトから雑固体廃棄物減容処理建屋へのたまり水移送を08:20に終了。

5号機残留熱除去系海水ポンプ(A)に流量低下等が見られたので13:25-13:27に残留熱除去系海水ポンプ(C)に切り替えを実施。ポンプ(A)の性能低下原因を調査するためにこのポンプ単体での運転確認を行うので、5号機残留熱除去系(A)を16:30頃より1時間程度停止する予定。これにより、5号機残留熱除去系は全停止となるが、代替冷却系(炉心スプレー系(A系))が待機状態であること、現在の5号機原子炉プール水温度は約31℃であり、温度上昇率は約1.0度/hであることから運転上の制限値(100℃)に対して十分余裕があり、原子炉水温管理上問題はない。
(以下8日のプレスリリースより)16:35に残留熱除去系(A)を停止、16:37に残留熱除去系海水ポンプ(A)を起動して運転確認を実施。流量が回復しているのでそのまま運転することにして、17:50に残留熱除去系(A)を起動。原子炉水温は停止時30.9℃、起動時31.9℃。


その他

8月27日に保安院に提出した貯留タンク増設計画の見直し
福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画に係る更なる対応に関する指示に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(補正)(プレスリリース)
25年上半期までの増設分を含めた40万m3にさらに30万m3の増設計画を追加する。元の報告書では技術的課題があるとして具体的計画に含めていなかった南側敷地の開発を、実施するものとする。5日の意見聴取会での指摘などに対応した変更。

昨日報告した、他人の作業者証でAPDを借り受けていた作業者の件。8月分の勤務について調査の結果、14、16、29日において同様に他人の作業者証でAPDを借りていたことがわかった。詳しい経緯を調査中。また、この作業者が1Fでの作業に就業した2月にさかのぼって調査をおこなう。

2F4号機の原子炉開放作業を予定どおり10日より開始する。順調に行けば21日までに終了の予定。


ニコ生
【9/7・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/7・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月6日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 135KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。昨日10:30以降、流量調整は実施していない。
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 18.4KB)
昨日撮影したバッファタンク内の様子を公開。
処理水バッファタンク内部調査(動画、4.83MB)
浮遊物が見えるが、PE管化工事の際にPE管の切り子が入り込んだものと推定している。工事管理として異物の混入対策が不十分だった。この1ヶ月間で暑い中、防護装備を着けて、屋外の現場で寸歩合わせのためにPE管の切断、溶着などの作業を行っており、やむを得ない面もあった。また、インサービスする際に耐圧漏えい試験を実施しており、この際にごみ取り運転をしておけば良かったかもしれない。現在、バッファタンク内の清掃をするための準備を進めている。
水質分析の結果、バッファタンク水に含まれる金属分は大部分が鉄であり、特に問題となるものではなかった。

3日実施の1号機S/Cに窒素ガスを封入して応答を見る試験(8月27日参照)の影響で、格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度は11:00で0.38%、ゆっくりと下がってきている。

2号機圧力容器底部温度計(TE-2-3-69F2)の指示値が単独で上昇している件。今日、直流抵抗値を測定、以前より増加しており絶縁低下の傾向がある。現在評価中。2号機圧力容器底部温度計で「監視に使用可」なのは、現在、これとTE-2-3-69H3の2つ。もし、すべての圧力容器底部温度計が使用不能となった場合は冷温停止状態の監視においてLCO逸脱となるが、他の温度計やパラメータから冷温状態が維持されていることを判断できると考えている。(以下、7日の記者会見資料より)直流抵抗値は209.04Ωで事故後の最小値(117.84Ω)の30%増以上だった。
2号機T/B地下たまり水移送、5日から継続中。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.8KB)(9月11日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)(9月11日公開)

4号機T/B地下たまり水移送、4日から継続していたが10:08に停止、10:19に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。07:36-15:51にフィルター洗浄のため一時停止。

共用プールダクトから雑固体廃棄物減容処理建屋へのたまり水移送を17:17に開始。


その他

水処理設備の汚染水・処理水の分析結果
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 55.5KB)
たまり水の134Cs、137Csは104Bq/cm3程度。

7月24日に、Jビレッジと1Fの間でバスの運転をしていた50代作業者が他人の作業者証を使ってAPDを借り受けていた。当日に作業者証を忘れて出社、置き忘れられていた同じ会社の別の作業者の作業者証を使ってAPDをJビレッジで借り受けて業務の後、退域。この際受取った被曝線量のレシートを自分の作業者証の番号に改ざん(切り貼りしてコピー)して会社に提出。先日からAPD不正使用防止のために行っている、APD管理システムのデータと所属会社が管理している被曝線量のデータの突き合わせで矛盾があり発覚。放射線業務作業従事者登録を本日付で解除。作業者の身分証明書は2つ、いずれも写真付きで、発電所に入構するための入構登録証(核物質防護のための人定確認はこれで行う)と、放射線管理区域で作業をするための作業者証(APDの借り受けはこちらで行う)。入構の際には入構登録証で写真確認をするが、APD借り受け時には写真の確認をするルールは無かった。

8月30日公開の4号機R/B西壁の写真の差し替えについて。核物質防護のために当該の写真はレタッチによりマスキングしてあったが、このマスキングが何かを隠蔽しているという誤解を招いたので、当該個所をトリミングした写真に差し替えた。今後は、核物質防護上問題のある写真はマスキングではなくてトリミングで掲載することとする。今までも加工してある写真あったのにね。みんな知ってて言わないのかと思ってた。

テレビ会議映像の公開。現在メディア対象に公開しているのは3月15日まで。それ以降4月12日0時までの映像を今後公開する。
平成23年3月16日以降のテレビ会議録画映像の公開方針について


ニコ生
《TV会議映像1か月分公開へ》【9/6・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/6・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月5日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 131KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。10:30に2、3号機で流量調整を実施。2日のミニフロー運転開始以来2回目で、実施する間隔はそれ以前より開いているので、ミニフロー運転の効果が出ていると思う。流量調整の実績を福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)に掲載。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水流量の低下事象について(PDF 363KB)(今日の意見聴取会の資料、下記参照)
流量調節弁の上流の圧力と流量が連動する(流量が下がると圧が上がる)ことから、弁に異物が付着して流路が狭まっている可能性を想定。フラッシングにより一時改善したが再発したので、水質調査を実施。RO処理水とバッファタンク水を分析(1、3日採取分)、クラッドが多く含まれていた。ろ紙を通したところクラッドと思われる黄色〜茶色のものが見られた。停止中の常用高台炉注水ポンプ(C)のポンプ吸込み側のスプールを外して見た(4日)ところ、内側に黄色いスケールが付着していた。バッファタンク水冷却用の冷凍機入口のストレーナには白っぽいプラスチック片のようなものが残っていた(4日)。この異物は、耐圧ホースのPE管化工事の際に混入したPE管の切り子ではないかと推定(以上、資料の説明)。
また、今日、バッファタンク内にカメラを下ろして中を観察したが、冷凍機入口ストレーナ内にたまっていた異物と同じようなものが浮いているのが確認された。
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 17.8KB)
(以下6日の会見より)バッファタンク内を撮影した画像を公開。
処理水バッファタンク内部調査(動画、4.83MB。9月6日公開)
泡の出ているのは酸素を取除くための窒素ガスのバブリング。白い異物が浮遊しているのが見える。タンク底部にはサビのような茶色い粉がたまっているように見える。タンク側面も茶色くなっている。

04:25頃、所内電源のうち予備変M/Cが過負荷トリップして、正門、西門、企業厚生棟が停電。この影響で正門の連続ダストモニターが停止したので05:05に全面マスク着用を指示。その後代替の電源で連続ダストモニターが復旧し06:15に全面マスク直用省略の運用を再開。原子炉の冷却、水処理関係、モニタリングポストには影響なし。12:44に構内配電線の2号線(正門、西門などに行っている送電線)が復旧。現在、原因個所の特定を行っている。
(以下6日の会見より)復旧の状況。09:40に予備変M/Cを投入、順次点検をしながら設備を復旧、12:44に主要設備の復旧を完了。連続ダストモニターは10:10に本設電源へ復旧。

1号機S/Cに窒素ガスを封入して応答を見る試験(8月27日参照)を昨日実施した影響で、11:00の格納容器ガス管理システム排気中の水素濃度がA系B系ともに0.54%。昨日、窒素ガス封入停止後の最高濃度(1時間ごとの記録上で)は水素が0.78%、85Krが948Bq/cm3

2号機圧力容器底部温度計(TE-2-3-69F2)が単独で他のものより高い温度を示している。明日以降、電気抵抗測定など調査・点検を実施して故障かどうかを判断する。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)

2号機T/B地下たまり水移送、3日から停止していたが17:10に再開。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日4日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第63報)(プレスリリース)

今日開催の「東京電力福島第一原子力発電所における中期的な安全確保及び信頼性向上に係る意見聴取会(第3回)」(保安院のサイト)で報告した資料。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水流量の低下事象について(PDF 363KB)
第2回意見聴取会「多核種除去設備・地下貯水槽・地下水バイパス等」に対する委員等からのコメントへの回答(PDF 1.60MB)
東京電力株式会社福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画に係る更なる対応に関する報告について(PDF 3.20MB)
東京電力株式会社福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画に係る更なる対応に関する報告について
【修正】追加指示事項 2 貯留タンクの増設計画(PDF 2.64MB)
福島第一原子力発電所第4号機タービン建屋内における滞留水移送ラインからの 漏水に係る報告について(PDF 103KB)


ニコ生
【9/5・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/5・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月4日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 110KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。3日06:56以降、流量調整は行っていない。圧力容器温度は引き続き安定した状態で若干低下気味。水質分析用の試料は明日2Fへ搬出、明後日くらいには結果が出る。バッファタンクに取付けた冷凍機の入口にあるフィルターを確認、若干量のクラッドのようなものがついていた。今後、カメラを使ってバッファタンクの中を見ることを検討している。水質調査の結果は明日5日の記事を参照。今日までの流量調整実績一覧の資料があるらしいんだけど見つけられない。
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 15.7KB)

1号機S/Cに窒素ガスを封入して応答を見る試験(8月27日参照)を10:30-16:37に実施。作業者8名、計画線量6mSv、最大被曝線量1.47mSv。窒素ガスを5m3/hで約6時間、S/Cに入れた。格納容器ガス管理システムの排気中濃度が、水素は封入操作前A系B系ともに0.00%が封入停止時A系B系ともに0.75%へ上昇。85KrはA系4.39Bq/cm3B系4.79Bq/cm3がA系777Bq/cm3B系853Bq/cm3へ上昇。封入停止後にピークになってその後低下するものと思われる。結果は想定モデルと整合的。今後評価して次回中長期対策会議で報告する。

2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.1KB)(9月11日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.4KB)(9月11日公開)

2号機T/B地下たまり水移送、昨日3日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、8月30日から継続していたが17:18に停止。移送ポンプを2台から1台に変更して17:31に再開。移送先は雑固体廃棄物減容処理建屋で変わらず。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

3号機R/B上部ガレキ撤去で、明日から覆土式一時保管施設(2月27日、3月7日参照)への搬入を開始する。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 83.0KB)
共用プールで4号機使用済燃料プールから取出した新燃料の調査をした際(8月27-29日)に、共用プールのある運用補助共用施設で8月27-30日にダストサンプリングを実施した。結果は非常に低い値で影響はほとんどなかったと評価している。
また、新燃料の共用プールへの搬入時にも同様の調査をしている(7月25日参照)が、この際のデータに誤りがあったので訂正。資料採取時刻が2ヵ所で入れ替わっていた。
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(平成24年7月25日公表資料の正誤表)(PDF 95.7KB)


ニコ生
【9/4・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/4・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月3日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 117KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。06:56に流量調整を実施。8月30日以降の流量調整の実績を福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)に掲載。昨日2日のミニフローラインのインサービス以降、流量調整は今朝の1回だけで、効果があったのではないか。圧力容器の温度は全体に低下傾向。注水している水の水質調査を実施。淡水化装置の処理後の水とバッファタンク内の水を数L分ろ紙に通したところ、ろ紙の色が淡水化装置の処理水は薄い黄色、バッファタンクの水は茶色になった。色からサビではないかと思うが、詳細は調査・分析中(分析は2Fで行うが、サンプル搬出の手続きに時間がかかっている)。必要であればバッファタンク内の清掃を実施する。
福島第一原子力発電所1~3号機原子炉注水量の低下について(PDF 41.1KB)
福島第一原子力発電所 1~3号機原子炉圧力容器温度および原子炉への注水流量(参考値)(PDF 15.2KB)

1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.3KB)(9月11日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.3KB)(9月11日公開)

2号機T/B地下たまり水移送、1日から継続していたが08:23に停止。

4号機T/B地下たまり水移送、8月30日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


その他

1号機S/Cへの窒素ガス封入(8月27日の中長期対策会議運営会議を参照)を明日実施する。6時間ほど窒素ガスを封入し、格納容器内のガス濃度の状況を確認する。

月初めなので、温度計の信頼性評価を保安院へ報告。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成24年9月提出)(プレスリリース)
先月の評価で再評価するとしていた3号機格納容器温度計TE-2-113E(逃し安全弁排気温度、「監視に使用可」区分)はハンチングが大きいので「参考に使用可」へ変更。2号機のTE-2-3-69B2(圧力容器フランジ温度、「監視に使用可」区分)はひとつだけ温度がさがっている(他は上昇傾向)ので、「参考に使用可」へ変更。

8月23日指示のアラームタイパーの保全状況について保安院に報告。
福島第一原子力発電所1号機のアラームタイパーの保全状況に関する指示文書に対する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
3月11日地震発生後10分ほどで1号機のアラームタイパーが停止した件。停止した機器は連続用紙を使ったラインプリンターで、紙送りの不良(紙送り部のガイドローラーは回っていたが用紙がはずれて穴がローラーに噛んでいなかったと推定)により同じ場所に印字がくり返されていた。このような不具合については代替装置への切替え機能や警報設定がなかった。また、プロセス計算機側にもバックアップとなる記録機能がなく、警報の発生状況の記録は復元不能である。

8月30日に保安院に報告した4号機R/Bの耐震性評価で誤りがあった。
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋解析モデル諸元の入力データの誤りについて(PDF 265KB)
入力データのひとつに誤り。プログラム側で用意した変数の桁が8桁のところに9桁のデータを与えたため、先頭の桁がおちて誤った値となっていた。保安院側のチェックで発覚。今後2週間ほどかけて他の部分のチェック、原因の調査を行う。評価結果はあまり変わらないと思う。

8月の熱中症の発生実績。8月末までに熱中症が4名(7月は6名)、脱水症が2名。

2Fの復旧作業の進捗
福島第二原子力発電所復旧計画の進捗状況について(平成24年8月)(PDF)
福島第二原子力発電所 1号機非常用ディーゼル発電機(A)搬入・据付風景(6:12)(動画、43.0MB)
4号機の原子炉開放は9月10日頃着手、10月初旬に燃料取出し開始の予定。

核種分析確報版。8月1-15日分。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(8月1日~8月15日公表分)(PDF)


ニコ生
【9/3・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/9/3・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年9月2日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下する件。引き続き注水量は低下傾向で、06:03に流量調整を実施。各号機入口の流量調節弁の開度を大きくする作業を14:30-15:35に実施。異物の付着が起きていれば、これで改善するのではないかという試み。注水量そのものは、流れの一部をバッファタンクへ還流することで一定に保たれている。また、この際にも流量調整を行った。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報6) (TEPCOダイレクト)
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報7) (TEPCOダイレクト)
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報8) (TEPCOダイレクト)
温度に関するパラメータ(グラフ) 1号機2号機3号機(PDF)
(以下3日の会見より)
福島第一原子力発電所1~3号機原子炉注水量の低下について(PDF 41.1KB)(9月3日公開)
ミニフローライン弁を開けて注水ポンプからの流れを一部バッファタンクへ戻すことで、原子炉に向かうラインの圧力が下がる。なので、ほぼ全閉で運用していた流量調節弁の開度を大きくできる。これにより、流路が大きくなり異物の詰まりが解消することが期待される。

2号機T/B地下たまり水移送の3号機T/B地下への移送、昨日1日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、8月30日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月2日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)