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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年11月30日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 113KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

28、29日の所内共通電源改造工事に伴い、原子炉注水を常用高台炉注水ポンプからT/B内炉注水ポンプへ27日より切替えていたが、電源改造工事が終了したので、13:32-16:45にもとの常用高台炉注水ポンプへ戻した
この際に1-3号機の原子炉注水量を調整した。
1号機:給水系2.4m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系2.5m3/h→2.0m3/h(1号機の目標注水量を4.5m3/hに戻した。27日参照)。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.9m3/h→4.0m3/h。
3号機:給水系2.1m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。

1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度、A系は電源停止作業にともない欠測。B系は11:00で0.06%。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、25日から停止していたが18:22に起動。停止期間中にプール水温は16.0℃から21.5℃まで上昇した。
昨日29日に起動前の状態確認で「熱交換器2次系放射線モニター異常」警報が発生していたため、今日点検を実施したところ、放射線指示計に異常が確認されたので、明日1日に当該装置を交換する予定。

2号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中。

3号機使用済燃料プールのモバイルRO装置、試運転をおこなっていたが問題ないので10:50に本格運用を開始10月4日からトラブルで停止していた。詳細は27日参照。
3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。ベッセル交換のために08:32-14:47に一時停止。15:15に通常流量に到達。


その他

施設運営計画の変更
「福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書」の変更内容について(PDF 289KB)
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書の変更について(プレスリリース)
2号機R/Bブローアウトパネル閉止。放射性物質の飛散を抑制するために、開閉式のパネル架構をブローアウトパネル開口部周辺の原子炉建屋壁に固定し、合理的に可能な範囲で隙間を低減する。作業者の被ばく量低減のため、パネル架構は大組みユニット化し、遠隔操作重機により設置する。これにより建屋内の作業環境が悪化するので、排気装置を設置して換気をおこなう。12月上旬より工事開始、24年度末に開口部を閉止予定。
4号機R/Bから搬出した大型機器の移動。圧力容器上ぶた(RPVヘッド)、格納容器上ぶた(PCVヘッド)、シールドプラグ、ドライヤーセパレイタープールスロットプラク(DSPスロットプラグ)は現在4号機R/B西側に仮置きしてあるが、構内南側の一時保管エリア(Gヤード、一時保管エリアU)に移動して仮保管する。研究用試料または遮蔽材として再利用する可能性があるので。これにより、敷地南エリアにおけるガレキ等に起因する線量の評価を0.03mSv/yearから0.06mSv/yearに変更。来年1-2月に移動の予定。敷地境界での線量の評価、線量低減対策については9月21日を参照。

魚介類のサンプリング結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 260KB)
11月5、8、10、15日採取分の通常の結果(134Csと137Cs)と、7-9月採取分の110mAgと90Sr。あと、7-9月分のまとめ。今後は、採取点を11点とし1ヶ月に1回づつ採取・測定を当面継続する。

月末なので、作業者の被ばく線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)

作業者の線量管理の改善について、10月30日の厚労省の指示文書に対する報告を提出。
東京電力福島第一原子力発電所における線量管理改善の実施について(PDF 679KB)

今日から発災当時のテレビ会議映像公開第2期(3月16-22日と3月30日-4月5日の分)を開始(22日参照)。あわせて、マスキングした映像を公開。
「テレビ会議録画映像」提供映像の概要(PDF 8.79KB)
自衛隊ヘリコプターによる使用済燃料プールへの放水時(1:08:42) (動画)
南側放水口からの低レベル滞留水などの海洋放出開始時(25:13) (動画)
5、6号機放水口からの低レベル滞留水などの海洋放出開始時(17:20) (動画)

(テレ朝マツイ記者の質問:テレビ会議映像4月5日分のなかに、4号機使用済燃料プールの様子を高所ポンプ車の先にカメラを付けたもので撮影した映像が映っているが、これは公開されていないと思う。10日ほど後にT-Hawkが撮影したものは見たが)確認して回答する。


ニコ生
【11/30・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/30・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月29日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 93.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2、3号機の原子炉注水量が低下したので、18:55に調整
2号機:給水系1.8m3/h→1.9m3/h、炉心スプレー系4.1m3/h→3.9m3/h。
3号機:給水系1.8m3/h→2.1m3/h、炉心スプレー系3.6m3/h→4.0m3/h。

1号機格納容器ガス管理システム排気中の水素ガス濃度、A系は電源停止作業にともない欠測。B系は11:00で0.07%。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、25日から停止中。停止期間中のプール水温上昇率は0.088度/hの見込み。所内共通電源改造工事の影響で今日28日まで停止の予定だったが、当該系統の電源停止予定が変更となったので運転再開は今日29日に延期。
電源が復旧したので冷却装置の起動操作前の状態確認をしたところ、「熱交換器2次系放射線モニター異常」警報が発生しており、放射線モニターの指示がダウンスケールしていることを確認。このため、明日30日に当該の放射線モニターの点検をおこなってからプールの冷却を再開する。プール水温は30日00:00で約25.3℃と推定。

2号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中。25日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。26日から継続していたが10:05に停止。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。


その他

4号機R/B健全性確認の定期点検3回目。
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋の健全性確認のための定期点検結果(第3回目)について(PDF 406KB)
19-28日に実施した。前回8月の結果(8月30日参照)と変わらず。

所内M/C 1B改造工事のため原子炉注水を常用高台炉注水ポンプからT/B内炉注水ポンプへ切替えて行っていたが、明日から常用高台炉注水ポンプへ戻す。この際、1号機の注水量目標値はもとの4.5m3/hへ戻る。

柏崎刈羽原子力発電所5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに関する原子力規制委員会からの指示文書受領について(プレスリリース)


ニコ生
【11/29・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/29・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月28日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 106KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、00:12に調整
1号機:給水系2.1m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系2.4m3/h→2.5m3/h。
2号機:給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.9m3/h→4.0m3/h。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.9m3/h→4.0m3/h。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、25日から停止中。停止期間中のプール水温上昇率は0.088度/hの見込み。所内共通電源改造工事の影響で今日28日まで停止の予定だったが、当該系統の電源停止予定が変更となったので運転再開は明日29日の予定。

2号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、26日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、補機冷却系が21日から停止し、残留熱除去系で原子炉と使用済燃料プールの冷却を交互に行っていたが、修理が終了したので12:07に使用済燃料プール冷却系を起動した。

負傷者1名50代男性作業者。手の小指を骨折。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第75報)

昨日27日実施のロボットによる3号機格納容器ガス管理システムダクトの確認作業について。詳細は27日参照。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器(PCV)ガス管理システムダクトの状況確認結果について(PDF 445KB)
福島第一原子力発電所3号機 原子炉格納容器(PCV)ガス管理システム ダクト状況確認(Quince2にて撮影)(44:38)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 原子炉格納容器(PCV)ガス管理システム ダクト状況確認(パックボットにて撮影)(12:50)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 原子炉格納容器機器ハッチレール状況(パックボットにて撮影)(4:21)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 原子炉格納容器機器ハッチ状況(パックボットにて撮影)(4:01)(動画)

20日発生のSARRYのベント口からの漏えいの件で、その後の対策実施状況。
第二セシウム吸着装置(サリー)ベントラインからの漏えいに関する対策実施状況について(PDF 155KB)
オートベント弁が開となる装置停止時(フィルター逆洗のための停止後、逆洗作業前)にベント口でダスト測定を実施。結果は主要3核種で検出限界未満。
被ばく低減対策として、漏えいしたコンクリートをタングステンマット、ゴムマットで遮蔽。周囲の土壌を撤去。これにより、作業に支障のない程度まで線量低減ができた。


ニコ生
【11/28・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/28・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月27日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 126KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

28、29日の所内共通電源改造工事にともない、常用高台炉注水ポンプが停止する。このため、常用高台炉注水ポンプからT/B内炉注水ポンプへの切替えを13:25-18:45に実施
この際、16:30に1、2号機の原子炉注水量を調整した。
1号機:給水系2.4m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系2.0m3/h→2.5m3/h(1号機の目標注水量4.5m3/hに対して1号機T/B内炉注水ポンプの流量下限値4.5m3/hが同じで流量調整の余裕がないので、目標値を5.0m3/hとした)。
2号機:給水系1.8m3/h→2.1m3/h、炉心スプレー系は4.0m3/hで継続。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、25日から停止中。所内共通電源改造工事の影響で28日まで停止の予定。停止期間中のプール水温上昇率は0.088度/hの見込み。

2号機T/B地下たまり水移送、25日から継続中。

(以下28日の会見より)
3号機格納容器ガス管理システムダクトの状況をロボットで確認した(26日参照)
なお、FRIGO-MAは制御用通信ケーブルの繰り出し・巻き取り機構に不具合があったのでQuince2とPackBotの2台で作業を実施した。作業時間は11:25(3号機R/Bへロボット入域)-13:06(ロボット退域)。作業者12名(現場3名、免震重要棟9名)、計画線量2mSv、最大被ばく線量0.52mSv。
ロボットのカメラで確認したところ、当該のダクトには特に異常は見られなかった。ロボットはR/B1階南西の大物搬入口から入って北東エリアまで進み、線量測定も実施。格納容器機器ハッチ前のレールのところで最大4.78Sv/h。ここは以前も線量が高かったが、前回測定時よりも高い値になっている(前回測定は2011年11月22日参照)。大物搬入口から北東エリアに至るルート上は数10mSv/h(測定高1m)で以前と変わらない。格納容器機器ハッチ前で線量が高くなっている原因としては、局所的に高いところがあって測定個所によって違う値が出る、ロボット自身の遮蔽が測定時の位置関係によって効いたり効かなかったりする、機器ハッチ内側から新たに放射性物質がもたらされた、という可能性があると考えている。レールの溝の中は、今回は乾いていたので、現在も水とともに放射性物質の供給が続いているという状況ではないと思う。
3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日26日から継続中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。フィルター洗浄のため09:18-15:00に一時停止、15:33に定常流量に到達。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、補機冷却系が21日から停止中。15:01に残留熱除去系による使用済燃料プールの冷却を停止(停止時プール水温17.0℃)、15:22に原子炉冷却を開始(開始時炉水温39.3℃。残留熱除去系で原子炉と使用済燃料プールの冷却を交互に行っている)。


その他

昨日26日に3号機原子炉注水量が増加してLCO逸脱した件の詳細。
福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(PDF 76.8KB)
詳細は26日を参照。

2日にエフレックス管切断で電源ケーブルを損傷したの調査報告。
福島第一原子力発電所所内電源ケーブルの損傷による発煙の原因と対策について(PDF 96.1KB)
詳細は2日を参照。

3号機使用済燃料プールで使用中のモバイルRO装置(塩分除去装置)の10月4日(バッファタンク水位高)と24日(塩酸の漏えい)のトラブルについての調査報告。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール塩分除去装置(モバイルRO)の停止および塩酸漏えいに係る調査結果について(PDF 246KB)
バッファタンク水位高の原因。タンク内に設置してあるレベルスイッチ(水位高と水位高高のふたつが縦に並んでいる)のうち、下側のものにスケール(処理水に含まれるカルシウムが炭酸カルシウムとして析出したもの)が付着してフロートが固着し動作しなかった。上側の水位高高にはスケールの付着がなく、これが動作して警報発生、自動停止となったと推定。固着したレベルスイッチは酸洗浄をしてスムーズに動作することを確認。また、塩酸注入運転によりスケールの発生を抑制する予定だった。
塩酸漏えいの原因。塩酸タンクのドレンラインのホースがドレン弁からはずれて漏えいが発生した。このホースとドレン弁を接続するニップルに25%塩酸に耐性のないポリアミド製品が使用されており、塩酸にふれたことでこのニップルが溶解したのが原因と推定(資料3頁写真。オレンジ色のつまみがついているのがドレン弁。これの左側(上流側)についていたニップルはなくなっていた。右側のニップルにも損傷が見られた。右側の接続がはずれているのは調査のためにはずしたもの)。漏えい個所を含む塩酸注入設備は塩酸注入運転に使用する。この設備は当初からあったが、実際に25%塩酸を使って運転したのは10月23日のスケール除去性能確認のための調整運転が初めてだった。ドレンラインは耐酸性のあるポリ塩化ビニル製のキャップで閉止した。他に同様の問題となる部品のないことを確認した。
明日28日より試験運転を実施、問題なければインサービスの予定。

休憩所近くを歩いていた作業者が歩道に敷設してあるエフレックス管で足をすべらせて左足をねじった。Jビレッジで診察を受け、かかとの骨を骨折と診断。明日、病院で診察を受ける予定。


ニコ生
【11/27・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/27・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月26日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 140KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

処理水バッファタンク保有水の冷却用冷凍機を10:15に停止。停止時保有水温は10.8℃。夏期における原子炉関連温度上昇対策として7月18日から運転してきたが、外気温の低下にともない保有水温が低下してきたので。これにより原子炉周りの温度が4度ほど上昇の見込み。22日参照。

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入(10月23日参照)を10月23日より実施していたが10:37に停止。05:00で格納容器内の水素濃度は0.18%まで低下しており、S/C内の残留水素の大部分を置換できたと考える。1-2週間このままにしてS/C内の気相部の組成が均一になるのを待ってから、流量を上げて(5m3/h)再度封入をおこない、水素濃度を見て排出が十分に行われたかどうかを確認する。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、昨日25日から停止中。所内共通電源改造工事の影響で28日まで停止の予定。停止期間中のプール水温上昇率は0.088度/hの見込み。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日25日から継続中。

3号機原子炉注水量が11:00の定時確認で7.0m3/hと10:00の5.8m3/hより1m3/h以上増加しているのを確認。保安規定で注水量の変動は24時間以内で1.0m3/h以下と定めており、当直長が11:00に運転上の制限を満たしていない(LCO逸脱)と判断。11:10に給水系を4.0m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系を3.0m3/h→4.0m3/hへ戻した。格納容器ガス管理システムの希ガスモニターで135Xeは検出限界(3.4×10-1Bq/cm3)未満で未臨界であることを確認。構内のモニタリングポストの測定値には有意な変動なし。常用高台炉注水ポンプから建屋入口までの注水ラインで漏えいのないこと、1、2号機の注水量に大きな変動のないことを確認。
原因は、流量調節弁近くで配管から保温材をはがす作業をしており、その際、誤って作業者が流量調節弁のハンドルに接触したため。
現場で注水設備に異常のないことを確認、11:10以降注水量に有意な変動がなく、関連パラメータも有意な変化のないことを確認。21:35に運転上の制限を満たす状態に復帰した(LCO復帰)と判断
福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(続報)(プレスリリース)
注水量が増えると減速材が増えることになるので、臨界のリスクは増えるセンスだが、今回の増加量くらいでは再臨界にはならない。以前はもっと大量の注水をしていた時期もある。保安規定の制限は、ここまでなら確実に安定的に運用できるというところを示しているもので、これを逸脱してもすぐに問題が発生するというものではない。
(以下27日の会見より)
福島第一原子力発電所3号機における原子炉注水量の増加について(PDF 76.8KB)(11月27日公開)
資料2頁の系統イメージ図の「3号機流量調整ヘッダ」の左側の圧力計と流量計の間にあるのが流量調節弁。ヘッダは2号機T/B近くにある。このヘッダの流量計を交換するため、10:22-10:28に付近の配管の保温材を取り外す作業を実施していた。流量調節弁はこの流量計のすぐ近くにあり、周囲にエフレックス管などがあって足場が悪く、作業中に誤って流量調節弁のハンドルにふれたため、注水量が増加した(資料5頁に当該個所の写真。保温材をはずす前のもの)。原子炉注水圧力(10:26に0.73MPaから0.48MPaまで低下している)、流量調節弁のバルブ開度(操作実績がないのに給水系が10.3cm→14.1cm、炉心スプレー系が33.2cm→33.3cmに変化している)の記録とも整合した。

3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、20日から停止していたが09:51に再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。

5号機残留熱除去海水系ポンプ(A)と(C)の設置位置床面の状況を水中カメラで確認する。これにともない、06:01-13:31に補機冷却海水系を停止、この間使用済燃料プールの冷却が停止した。停止時プール水温18.8℃、再開時プール水温20.0℃。また、09:00-13:14に残留熱除去系(A)が停止、この間原子炉冷却が停止した。停止時炉水温は33.6℃、再開時炉水温は35.8℃。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、補機冷却系が21日から停止中。16:00に残留熱除去系による原子炉冷却を停止(停止時炉水温26.4℃)、16:18に使用済燃料プールの冷却を開始(開始時プール水温26.5℃。残留熱除去系で原子炉と使用済燃料プールの冷却を交互に行っている)。


その他

明日、3号機格納容器ガス管理システムダクトの状況をロボットで確認する。
福島第一原子力発電所3号機PCVガス管理システムダクトの状況確認について(PDF 203KB)
使用するのはFRIGO-MA、PackBot、Quince2の3台。FRIGO-MAのパン・チルトカメラで確認、PackBotは照明のためにFRIGO-MAを追随する。FRIGO-MAは有線で制御するが、断線で制御不能な場合はQuince2を中継に使って無線で回収する。PackBotはFRIGO-MAを中継機として無線で操作する。これらの操作は免震重要棟からおこなう。今回はFRIGO-MAの実証試験として、線量の高い3号機R/B内の当該個所が選ばれた。ここのダクトは2月7日に設置、その際の最大被ばく線量は11.19mSvという場所。格納容器内の水が微量に漏れてるんじゃないかという話もある。4月19日参照。

1F南放水口付近(T-2)で、侵食により海底土(砂)の採取ができなくなったので代替の地点T-2-1を1kmほど南に新設した。
当社における海域モニタリングに係る採取位置に関する情報(PDF 242KB)

魚介類のサンプリング結果。10月分のまとめ。
福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 673KB)
8月1日に太田川沖合1km地点で高濃度のアイナメが採取された件(8月21日参照)で、追加調査をおこなったが、採取された57尾のアイナメから高濃度のものは見つからなかった。追加で採取した海水、海底土、餌生物もとくに高濃度という事はなく、これらが原因とは考えにくい。太田川の河川水、底質の分析からも、河川の影響が原因とは考えにくい。港湾内はCsの濃度が1000Bq/L以上の高い状態が継続したことを考えると、生態学的半減期が300日程度であれば、魚のCs濃縮係数から25,000Bq/kg以上の魚の存在は可能ではある。今後は、国の研究機関などの調査と連携して原因を究明してく。また、港湾内の魚が外へ出て行かないような対策などを検討していく。

2F4号機原子炉内点検を明日から実施する。
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月26日)(PDF、プレスリリース)
2F4号機は炉内の燃料を使用済燃料プールへ移動するのがすでに完了。空になった原子炉に水中カメラを入れて炉内構造物等の目視点検作業をする。


ニコ生
【11/26・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/26・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月25日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機の原子炉注水量が低下したので、14:33に調整
給水系2.2m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
所内共通電源改造工事にともない1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の電源が27-28日に停止するので、前もって今日13:54に装置を停止した。停止期間は28日まで。停止時プール水温は16.0℃、停止期間中のプール水温上昇率は0.088度/hの見込み。
1号機T/B地下たまり水移送、昨日24日から実施していたが14:16に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、21日から停止していたが10:14に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、20日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、補機冷却系が21日から停止中。14:49に残留熱除去系による使用済燃料プールの冷却を停止(停止時プール水温16.0℃)、15:12に原子炉冷却を開始(開始時炉水温40.4℃。残留熱除去系で原子炉と使用済燃料プールの冷却を交互に行っている)。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月25日午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年11月24日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、09:37に調整
1号機:給水系2.1m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
2号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.1m3/h→4.0m3/h。
3号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系3.8m3/h→4.0m3/h。

1号機T/B地下たまり水移送、4日から停止していたが10:15に再開。

2号機T/B地下たまり水移送、21日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日23日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、20日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、22日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月24日午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年11月23日(金・勤労感謝の日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、21日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、20日から停止していたが10:15に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。

4号機T/B地下たまり水移送、20日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、昨日22日から運転中。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、補機冷却系が21日から停止中。14:50に残留熱除去系による原子炉冷却を停止(停止時炉水温27.3℃)、15:15に使用済燃料プールの冷却を開始(開始時プール水温30.0℃。残留熱除去系で原子炉と使用済燃料プールの冷却を交互に行う)。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月23日 午後3時30分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年11月22日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 162KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、SARRYの漏えいのため昨日21日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、SARRYの漏えいのため20日から停止中。

4号機T/B地下たまり水移送、SARRYの漏えいのため20日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、漏えい発生のため20日から停止していたが、17:20に起動、17:57に定常流量41m3/hに到達。
第二セシウム吸着装置(サリー)ベントラインからの 漏えいの調査結果について(PDF 189KB)
漏えいのあったベント口は吸着塔のオートベント弁につながっていて、処理水が直接ベントラインへ流れてこない設計になっている。ここのベントラインにつながっているドレンラインは、吸着塔からの排気に含まれるミストが配管内で凝結したものを排水する。通常運転時の条件でドレンからの排水量を見たところ、A系が300mL/min、B系が110mL/min。あわせて590L/dayと推計。また、吸着塔毎に耐圧試験を実施、オートベント弁から異常な漏えいのないことを確認。ドレンラインの排水は38,000mL/minまでは支障なく流せるので、590L/dayの排水に問題はない。と言っていたように思うのだけれど、違うかもしれない。資料を見てください。
したがって、今回の漏えいは、ドレンラインの耐圧ホース交換作業のために閉止プラグを設置したため、ドレン水がたまってベント口へ逆流したものと推定。そもそも、今回、閉止プラグを設置した際は、ドレン水がそれほど多くないと考えていたが、きちんと量を確認してはいなかった。耐圧ホース交換はホースの劣化に従って定期的に実施するが、今後は閉止プラグを使わずに仮設ホースの設置などで対応する。また、類似の工事について水平展開する。
ある程度放射能濃度のある水が漏えいしたので、ベント配管の洗浄、洗浄後ベント口でのダスト測定、漏えい水が流出したコンクリートの遮蔽、周辺土壌の除去、などを実施する。また、さらなる対策として、コンクリート面の塗装(しみ込みを防止する)、ベント口にドレンラインを設置、ドレンラインからの排水状況を確認する装置の設置、等を検討する。
以上の調査結果、対策の実施・検討を規制庁に報告し、了とされたので、今日運転を再開した。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、補機冷却系が昨日21日から停止中。このため、使用済燃料プールの冷却が停止している(昨日21日参照)

10:10-11:59にメガフロートから5、6号機周辺仮設タンク等へたまり水移送を実施(メガフロート移設のため。昨日21日参照)。今日は78m3を移送。

その他

処理水バッファタンク保有水の冷却用冷凍機の運転を26日に停止する。気温が低くなってきたので。これにより原子炉関係の温度が4度ほど上昇の見込み。

5号機残留熱除去海水系ポンプ(C)の点検を19日から行っているが(20日じゃなかったっけ?19、20日参照)、26日以降にポンプ(A)と(C)の水中カメラによる点検を追加で行うことになった。これにより、原子炉と使用済燃料プールの冷却が一時停止するが、停止中の温度上昇は、原子炉が7度、使用済燃料プールが4度の見込み。ポンプ(C)の点検は25日で終了の予定だったのが12月7日まで延長になる。

テレビ会議映像公開2期目を30日より実施。
平成 23 年3月 16 日以降のテレビ会議録画映像の公開について(PDF)
2011年3月16−22日、3月30日-4月5日の分。前回公開の3月11-15日分もあわせて公開する。


ニコ生
《追加公開のテレビ会議映像について》東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/22・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見



2012年11月21日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 107KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、18日から継続していたが09:25に停止。昨日20日にSARRYが漏えいで停止したため。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日20日から停止中。昨日20日にSARRYが漏えいで停止したため。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日20日から停止中。昨日20日にSARRYが漏えいで停止したため。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、昨日20日から漏えいのため停止中。

6号機補機冷却海水系ストレーナ切替弁修理のため、09:47に使用済燃料プールの冷却を停止。23日以降は残留熱除去系で原子炉冷却と使用済燃料プール冷却を交互で実施する(21-23日は原子炉停止時冷却系の切替え作業(A系→B系)を行う)。停止時プール水温は18.8℃。停止期間中のプール水温上昇率は0.2度/hの見込み。

10:50頃、鋼材が落下して作業者が左足甲を負傷。4号機T/B2階オペレーティングフロアで電源設備の新設作業中、ケーブルトレーのサポート材(100mm角の角材で重さ340kgの鋼材)の下に置いてあった木材をどかすために、3人でこのサポート材を持ち上げようとして取り落とした。5、6号機側緊急医療室で診療後、Jビレッジで診察の結果、第2、第3中足骨骨折の診断。仮のギプスを装着し、明日自宅近くの医療機関で受診の予定。
(以下22日の会見より)
福島第一原子力発電所4号機 電源設備新設作業における作業員の負傷について(11月21日発生)(PDF 90.3KB)
問題のサポート材はパレットに載せて現場まで運搬した。このパレットを抜くために枕木を敷いてその上にサポート材を下ろした。で、この枕木を抜き取るためにサポート材を持ち上げられるかどうかを確認しようと3人で持ち上げたところ、枕木1が転げ落ちた。その後、重さに耐えきれず残った枕木の上にサポート材を下ろした時に、作業者の足がサポート材の下にあり、安全靴を履いていたが甲の部分のサポートがなく、骨折に至った。
(以下27日の会見より)その後判明したこと。サポート材の下に敷く枕木は片側3個、両側で6個必要だったのに、現場には4個しか用意がなかったので、近くにいた作業グループに2個借りて間に合わせたが、その後早く返すように催促されたので、問題の作業(枕木を抜けるかどうかの確認)を予定外にすることになった。作業の段取りを確認する、予定外の作業をしない、といった基本ができていなかった。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第74報)
向こう1週間の評価で、SARRYは稼働率0%。T/B地下のたまり水水位、水処理施設地下の水位はやや上昇。淡水受けタンク水位はやや減となる。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 92.1KB)

地下水バイパスの設置工事で、揚水井の掘削工事を明日から開始する。事前の準備作業を10月2日から実施していた(10月1日参照)。まずは、パイロット井の掘削を北側から着手し、実証試験を行う。

物揚場の復旧作業(7月30日の中長期対策会議の「港湾関連工事の今後のスケジュール」参照)の一環として、メガフロートを北に250mほど移設する。これに先立って、メガフロートが保有している8000m3の水(5、6号機T/B地下たまり水)を、5、6号機側仮設タンク(4500m3と地下貯水槽(3600m3へ移送する(海への流出リスクを避けるため)。この移送作業を明日から実施する。メガフロートの移設は12月下旬を予定。

(事故当時のプラントパラメータで、1、2号機は3号機に比べてデータが少ないのはなぜか、という昨日の質問に答えて)1、2号機は中央操作室がつながっているので、1、2号機の分はほぼ同じ時刻にデータを採取しているが、ごく一部にどちらかだけというものもある。3号機は中央操作室が別なので、1、2号機とは違うタイミングでデータを採取しているが、3号機のほうが頻度が高い理由は不明。また、現在HPで公開していないプラントパラメータがあるかどうかを確認している。判明すれば追加していく。

2F4号機S/C内事前調査の結果。
福島第二原子力発電所4号機圧力抑制室内事前調査結果について(PDF 182KB)
4号機は冷温停止に至るまでにS/Cの温度が最高仕様温度104℃を超えた時期があり、プール水位も最高水位を超えたので、問題がないか机上の評価を実施し報告している。この評価が妥当かどうか確認するために来年1月頃にダイバーによるS/C内部の目視確認を予定している。この作業の事前調査として、S/Cに水中カメラを入れて中の水のにごり具合などを見た。作業は14日から昨日20日にかけて4日間実施。配管のサビや塗装のはがれたのが底に積もっているが、特に異常は見られず。透明度も良いが、中の沈殿物が巻き上げられると視界が悪くなるので、浄化作業をするかもしれない。

2F3号機の復旧作業完了で10月16日に提出した報告書の補正
福島第二原子力発電所原子力事業者防災業務計画に基づく復旧計画書に係る実施状況報告(3号機復旧完了に伴う中間報告)の補正ならびに復旧計画書(改訂3)の提出について(プレスリリース)
7-9日に規制庁による立入検査が実施され、実施状況報告書の内容について指摘があったので、それを受けて補正した。表現の適正化、作業内容の記述の詳細化、など。

保安院から規制庁になって変わったことはあるか、という質問に対して)より透明性をはっきりさせた形で審査をするという意識が高い。何か説明した時には必ずHPに掲載するということもされておられ、我々から見ても従来よりは少し緊張感があるかな、という感じを受けている。
規制庁のHPにある原子力規制委員会 被規制者等との面談というページに、いろいろ載ってる。東電との面談でも、ALPSの話とか注水量の変動の件とか、この会見では全然ふれられてない話があったりする。


ニコ生
【11/21・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/21・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月20日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 105KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機の原子炉注水量が低下したので、18:27に調整
給水系2.2m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を10月23日より実施中。格納容器ガス管理システムの排気中水素ガス濃度は徐々に低下している。11:00でA系0.28%、B系0.31%。

2号機T/B地下たまり水移送、18日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日より継続していたが10:30に停止。SARRYが漏えいで停止したため(下記参照)。

4号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より継続していたが10:43に停止。SARRYが漏えいで停止したため(下記参照)。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中だったが、漏えいが発生して08:26に停止
第二セシウム吸着装置(サリー)ベントラインからの漏えいについて(PDF 57.2KB)
08:00頃、雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)東側の壁にあるベント配管から鉛筆1本分の水が流出しているのをパトロールが発見。08:26にSARRYを停止(その後も微小な滴下は継続)。水は建屋周辺のコンクリート上に広がっていたが、付近の状況から海への流出は無いと判断。09:47-10:10に土のうを設置。ベント管につながっているドレンラインの閉止プラグを取り外したところ、10:10頃滴下の停止を確認。13:00頃、漏えいした水の拭き取りを完了(拭き取り作業による作業者の最大被ばく線量は0.27mSv、総被ばく線量は1.4mSv)。漏えい水は16m×11m×1mmに広がり、漏えい量は約176Lと推定。漏えい水の核種分析結果は、134Csが3.7×102Bq/cm3137Csが6.5×102Bq/cm360Coが3.5×100Bq/cm354Mnが1.9×100Bq/cm3で、処理前の汚染水よりは放射能濃度は低い。
漏えいのあったベント配管は吸着塔内部の気体を排出するもので、気体に含まれる水分を流すドレン配管(建屋地下へ行く)とつながっている。このドレン配管に耐圧ホースが使用されており、これを交換する作業のために閉止プラグが設置されていた。この閉止プラグを外したところ漏えいが停止したので、ドレンラインからベントラインへと水が逆流したものと考えている。逆流した水の出どころはまだ分からない。閉止プラグ設置の状況等、原因の詳細を調査中。
炉注水用の淡水のストックは十分にある。汚染水処理はキュリオンセシウム吸着装置が待機状態。
2011年8月22日にベッセル交換の際にドレン配管で高線量が確認された時の資料とベント弁周りの絵が微妙に違う。
RO膜型淡水化装置RO3のスキッド1と2を停止。SARRYが漏えいで停止したので。

5号機残留熱除去海水系ポンプ(C)の点検(昨日19日参照)にともない、08:31-12:09に残留熱除去系が停止。この間、原子炉冷却が停止したが停止時炉水温は31.7℃、再開時炉水温は33.8℃だった。

その他

6号機補機冷却海水系のストレイナーの切替弁の修理を実施する。このため、明日21日から28日まで補機冷却系が停止する。23−28日の使用済燃料プール冷却は残留熱除去系で原子炉と交互に行う。

2011年3月16日の2号機格納容器(D/W)圧力のデータをプラントパラメータのアーカイブに追加。
CVS PDF
昨日19日の会見で、2FモニタリングポストのHP掲載データ欠落の件に関連して、NHKオオサキ記者から、5月24日の放出量評価の報告書の図(通し番号で27頁、図10)にプラントパラメータとして公開されていないデータ(3月16日の2号機格納容器圧力)のプロットあり、数字として公開するように要請しているがまだ公開されていないことを指摘されたのを受けて。追加したのは2011年3月16日01:35と12:25のD/W圧力。これらのデータは、正式に運転員が採取したものではないが、正確なデータであると確認されたので、今日追加して公開した。今後も、新たなデータの存在が判明した場合は、その都度確認して反映していく(これに対し、今日、NHKオカモト記者から、3月17、18日にも公開されていないデータがあることを東電は認めているので、それも速やかに出していただきたい。1号機D/W圧力など、ほかにもそういうものがないのか、という指摘があった)。
(以下、2013年7月17日の資料より)この2点のデータについては、その後、誤ったデータであることが確認されたので削除した。
東北地方太平洋沖地震発生当時の福島第一原子力発電所プラントデータの追加・訂正の原子力規制委員会への提出について[補足説明](PDF 19.8KB)(2013年7月17日公開)


ニコ生
《第二セシウム吸着装置・水漏れ》東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/20・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月19日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 80.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量を12:15に変更。必要量の変化にともない目標値の設定を変更したので(16日参照)
1号機:給水系2.9m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.4m3/h→4.0m3/h。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.5m3/h→4.0m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日18日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止していたが10:02に再開。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。

3号機取水口前面のシルトフェンス交換作業が終了(13日からやっていた)。今日07:00-07:30に作業船が退域したので、入口のシルトフェンスを開閉した。このため、港湾内海水の追加調査を実施。
発電所1~4号機側取水口付近の海水(PDF、11月20日公開)
結果は通常の変動範囲内だった。

その他

魚介類のサンプリング結果。10月18、21、25日採取分。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 16.2KB)

5号機残留熱除去海水系ポンプ(C)の点検を明日から実施する(以前、ポンプ(A)で流量が低下したため点検したら異物を吸込んでいたということがあった。10月1日参照)。
これにともない、運転中のポンプ(C)をポンプ(A)に切替えるため(以下、20日記者会見資料により訂正)残留熱除去海水系ポンプ(C)に流量低下が見られたので、11日にポンプ(A)へ切替えた。明日から、ポンプ(C)の点検を実施するが、ポンプ(C)を隔離するために残留熱除去海水系ポンプを全て停止する必要がある。このため、運転中のポンプ(A)が停止し、原子炉の冷却が約5時間停止する。現在の炉水温は35℃で、冷却停止により4.5度上昇する見込み。
残留熱除去海水系ポンプなのか残留熱除去系海水ポンプなのか、表記を統一していただきたい。

2Fモニタリングポストの計測値の一部がHPに掲載されていないという報道があったが、その件についての調査報告。
福島第二原子力発電所モニタリングポスト計測値の当社ホームページ掲載状態について(PDF 17.8KB)
2FのMP計測値は、本来は自動でHPに掲載されるようになっている。事故直後はこのやり方でHPに掲載していたが、電源をプラントの安定化に優先させるため、また、電源が使えなくなってHP掲載が途絶するのを防ぐために、3月15日09:00以降はHP掲載を本店の人力に切替えた。その際、人手の理由から、全ての計測値(10分毎)ではなくて3時間に1回、1時間分だけを掲載するようにしたらしい。このペースでのHP掲載は4月3日23:00まで継続された(このペース以外にも3月16日03:10-、19日11:10-、25日11:10-のデータが欠落しているが、これは何かの理由で掲載作業が行われなかったためではないか)。その後、このデータが欠落した状態が現在まで維持されていた。計測自体はこの間も行われており、データは保持している。一方で、事故当時に保安院へは全ての計測値を人力で連絡しており(これも本来は電気的に行うが当時は使えなかった)、保安院のHPには当時から全ての計測値が掲載されていた。掲載されていなかった計測値は、今日訂正して掲載している。


ニコ生
【11/19・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/19・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月18日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、16日から停止していたが10:06に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月18日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年11月17日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2、3号機の原子炉注水量が変動したので、10:14に調整
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.4m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.6m3/h→4.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日16日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月17日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)


滞留水のPDFファイルを自動で定時にダウンロードするのに、プログラム書いてcrontabで走らせるのかなぁ、大変だなぁと思っていたら、macならautomator+カレンダーでOK!だった。ありがたや。↓ここを参考にさせてもらいました。
automatorとiCalで毎日指定時刻にイベントを!(アプリの終了)

2012年11月16日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 143KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、2号機の原子炉注水量が低下したので、11:36に調整
1号機:給水系2.8m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.5m3/hで継続。
11月の必要量から、炉注水量の目標値1号機4.5m3/h2、3号機6.0m3/hとする。って、でも1号機5.0m3/h、2、3号機6.5m3/hのままだよ。

2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続していたが09:43に停止。

3号機T/B内炉注水ポンプを炉心スプレー系に接続する工事を実施。このため、10:29-11:21の間、炉心スプレー系からの注水を停止し、炉心スプレー系からの注水量4.5m3/hを給水系に振替えて給水系から6.5m3/hを注水した。これで1-3号機すべてで作業が完了した。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


その他

4号機R/B健全性調査を来週実施する。

核種分析確報版10月16-31日分を公開。
当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(10月16日~10月31日公表分)(PDF)

DIANAによる放射性物質拡散予測図(PDF 20.6MB)
2011年3月13、14日にDIANAによる放射性物質の拡散予測を通報連絡した際の資料。去年の2011年10月15日にすでに公開している分(3月12、13日分)のほかに、新たに把握したもの。発災時のテレビ会議映像を先日公開したが、その中に、去年公開分以外のものが映っているという指摘を受けて確認した。なお、これらの拡散予測は、1Fで気象データが得られない状態で2Fのデータや1Fにいる人の体感の風速を用いており、実態を正しく表していない。

廃止措置等に向けた中長期ロードマップにおける要員計画に関する記載について(PDF 20.0KB)
東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けたロードマップ(訂正箇所)(PDF 138KB)


ニコ生
【11/16・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/16・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月15日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 83.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B内炉注水ポンプを炉心スプレー系に接続する工事を実施。このため、10:30-11:29の間、炉心スプレー系からの注水を停止し、炉心スプレー系からの注水量4.5m3/hを給水系に振替えて給水系から6.5m3/hを注水した。昨日は同じような作業を1号機で実施。
2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、8日から継続していたが10:02に停止。移送先を雑固体廃棄物減容処理建屋へ変更して10:18に再開。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


その他

10月19日に規制委員会へ提出した、9月22日3号機R/B上部ガレキ撤去作業での鉄骨ガレキ滑落事故の報告書(使用済燃料プールの水がまったくなくなった状態での燃料健全性と周辺の線量評価)の補足
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料貯蔵プールへの鉄骨がれき落下に係る原子力規制委員会への追加報告の補正について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料貯蔵プール冷却水が喪失した場合における使用済燃料の健全性および影響評価補足資料(PDF 197KB)
パラメータを振って結果への影響を見た。使用済燃料の出力、輻射熱伝導による熱の出入りをきびしくすると、冷却する空気の流量が極小の場合に燃料被覆管の表面温度が800℃になるまで約1日となり、前回報告の結果(約2日)より減少した。また、ジルコニウム酸化が起きなくても約2日で被覆管表面温度が1200℃を超えることを確認。なお、使用済燃料プールへの代替手段による注水作業は約1-6時間で着手可能であり、十分に時間的余裕がある。
プール水を喪失した状態での周辺の線量率(前回報告ではR/B周辺で数mSv/h)は、R/Bから10mの地点で2mSv/h、敷地境界付近で0.003mSv/h。

10月5日に2Fで発生した作業者の転落事故(4号機屋外ボール捕集器ピット内で4m落下し骨折)の調査報告
福島第二4号機屋外ボール捕集器ピット内での当社社員負傷に係る原因と対策について(福島第二11月15日の日報)(PDF 350KB)
作業床が床面から2階層あり、あいだをハシゴが貫通している。このハシゴが通っている開口蓋が2階層とも開いたままになっていて、そこから転落した。当時、なぜ開口蓋が開いていたかは調査したが不明。対策として、開口蓋を閉じて番線で固定。事前の危険予知を強化する。など。


ニコ生
【11/15・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/11/15・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月14日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 83.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機T/B内炉注水ポンプを炉心スプレー系に接続する工事を実施。このため、10:20-12:02の間、炉心スプレー系からの注水を停止し、炉心スプレー系からの注水量2.0m3/hを給水系に振替えて給水系から5.0m3/hを注水した。

2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第73報)(プレスリリース)

施設運営計画を変更
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書の変更について(プレスリリース)
「福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書」の変更内容について(PDF 301KB)
地下滞留水を考慮した建屋の耐震性評価。1号機R/B、2号機R/B、3号機T/B、コントロール建屋、4号機廃棄物処理建屋について、基準地震動Ssに対して地下外壁が崩壊しないことを確認した。
運用補助共用施設共用プール棟の耐震性評価
3号機燃料取出し用カバー。基本設計ができた。鉄骨+鋼製折板で構成。オペフロ上の高さが約24m、重さ1500t。損傷しているR/B上層部をさけて下層部の上に基礎を作り、その上に載せる。オペフロ上の出っ張りとカバー側のへこみをかみ合せて(「水平振れ止め装置」)、水平方向の荷重を支持する。3号機R/Bは線量が高いので、なるべく現場での作業量を少なくするような設計にした。カバーには換気設備を設置して、放射性物質の拡散をコントロールする。カバーで覆われない部分は雨養生をする。カバーの構造強度と耐震性、取出し作業中に燃料が落下した場合の影響を評価した。
4号機燃料取出しカバーの構造強度、耐震性の再評価。クレーンの設計が進んで重量が確定(約170t)。また、地盤改良試験の結果が出たのでこれらを使って再評価を実施した。
4号機使用済燃料プールから取出した燃料の構内用輸送容器。1Fに既存の2基のNFT-22B型容器(22体収納)を使用する。
既設9基乾式貯蔵キャスクについて。津波で冠水したが、燃料の保管において異常なし(乾式キャスクの被災状況については、2011年12月2日プレスリリースの社内事故調の中間報告書(添付資料)(PDF)の277頁(添付8−8(9))を参照)。乾式キャスク保管建屋から共用プールへ移送して健全性を確認(気密漏洩検査、内部ガスサンプリングで燃料破損の有無を確認。また、代表1基について、1次蓋の金属ガスケットの点検、キャスク内部のバスケットおよび燃料集合体の外観点検を実施)、2次蓋の金属ガスケットを交換。その後、乾式キャスク仮保管施設へ移送して保管する。

昨日シルトフェンス交換のため作業船が入港したので、シルトフェンス開閉の影響を評価するため追加の海水採取・分析を実施したが、有意な変動は見られなかった。
発電所1~4号機側取水口付近の海水(PDF)

核種分析スペクトル生データ帳票10月分を原子力情報コーナーで公開。

明日の予定:2号機T/B内炉注水ポンプを炉心スプレー系へ接続する工事を実施する。この際、炉心スプレー系からの注水を給水系へ振替える。電源工事の影響でふくいちライブカメラが16:00-16:30に停止する。


ニコ生
【11/14・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/14・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見




おまけ

(11月18日追記)この日の会見で、以下のようなやり取りがあった。
全国市民記者クラブ、サトウ記者「中長期対策会議運営会議の議事録がHPにのっているという事だったが、ない」
尾野「開催の翌月に掲載している」
サトウ「議事概要ではなくて議事録か」
尾野「議事録だ」
サトウ「議事概要ではなくて?」
尾野「……議事録と言ったのは議事概要のことだ」
サトウ「議事録と議事概要は違う」
尾野「言葉の使い方の問題と思う」
サトウ「私は議事録と言っている」
尾野「では、正確に申上げると議事概要がのっています」

私は、議事概要と議事録は別物だと思う。これを表現の問題だと言うなら、会見担当者の事実認識とその表現の厳密さはその程度であると言っているようなものだ。サトウ記者が揚げ足取りをしていると決めつける向きがあるとすれば、それは思い込みがすぎるのではないか。
思えば、前任者は非を認めるのに躊躇のない人だった。説明の不備・不足を指摘されると「あっっ。失礼しました」「申し訳ございません」という言葉が、その場で自然に出てきていた。あるいは、すでに把握した問題について「より前広な対応をすべきであった」「今後の反省材料としたい」なんてこともよく言っていた。
今の東電の状況を考えれば、非を認めて謝罪することが相手の付け入る隙を作り、自分の立場をますます悪くする、という思いがあっても不思議ではない。実際に、不備があればなにかと責め立てられるのが常だ。だから、ギリギリまで非を認めない、っていうのはありがちな対応だと思う。
けれども、本当は、責められるのが問題なのではない。問題なのは不備があることなのだ。だから、不備を指摘されるのはむしろ有難いことだし、不備であることを認めて修正していくことこそがやるべきことなのだ。したがって、謝罪する/しないの境界は、言い逃れできるかどうかではなくて、それが修正すべき問題かどうかで決まることだ。
責められてもかまわない。それは本質ではない。本質は会社としてやるべきことができているかどうかだ。やるべきことをしていれば、やましいことはない。非を認めることもまた、やるべきことのうちである。そういう覚悟があれば、非を認めるのが怖くなくなるんじゃないか。つまらないところで意地を張ったりしないで、必要な場面では素直に謝罪することができるようになる。また、そういう心持ちで仕事に就くことが、生産性を上げていくんではないか。なんだか、そんなことを思いましたよ。

2012年11月13日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 77.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、16:22に調整
1号機:給水系2.7m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
2号機:給水系は2.0m3/hで継続、炉心スプレー系4.2m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.2m3/h→4.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。

3号機取水口前面のシルトフェンス交換作業(12日を参照)のため、作業船が入港。これにともない、シルトフェンスを開閉した。


その他

T/B内炉注水ポンプからの炉注水ラインに炉心スプレー系へ接続するラインを追設する。
福島第一原子力発電所電源停止時におけるタービン建屋内炉注水ポンプによる原子炉注水について(PDF 50.3KB)
今までは給水系にしか接続していなかった。この工事により、T/B内炉注水ポンプが高台炉注水ポンプを代替できるようになる(信頼性向上対策実施計画4−(3)参照)。1号機14日、2号機15日、3号機16日に工事。11月後半に予定されている電源の点検作業で高台炉注水ポンプが停止する時には、T/B内炉注水ポンプで代替する。追設工事の際は炉心スプレー系からの注水を停止するので、その分は給水系に振替える。

来年1月に、2F4号機のS/Cの中をダイバーが点検する作業を計画している。これの準備として中の水の透明度を確認するために、明日以降S/Cに水中カメラを入れて清浄度(にごり具合)を確認する。


ニコ生
【11/13・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/11/13・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月12日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 90.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1、2号機の原子炉注水量が低下したので、09:44に調整
1号機:給水系2.7m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日11日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。フィルター洗浄のため12:54に停止、17:05に起動、17:25に定常流量に到達。


その他

T/B地下たまり水の核種分析結果。1、2号機11月8日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.74KB)

3号機取水口前面のシルトフェンスを交換する(9月24日中長期対策会議の資料を参照。シルトフェンスには付着物が多く、港湾内の放射性物質濃度上昇の一因となっている可能性があるので、一部を交換して効果を確認する)。2枚設置してあるところのさらに外側に1枚張ってから、内側の1枚を撤去する。明日、この作業のために作業船が入港するので、シルトフェンスの開閉を行う。開閉後は定例の分析以外に海水を採取して影響を評価する。

10月22日付サーベイマップを公開。
福島第一原子力発電所サーベイマップ【10月22日現在】


ニコ生
【11/12・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/11/12・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月11日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、8日から停止していたが10:05に開始。

3号機の原子炉注水量が低下したので、17:20に調整
給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。
3号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月11日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)


2012年11月10日(土)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、8日から停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、8日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月10日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年11月9日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 87.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から停止中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、循環を停止してプールの透明度が上がるかどうかを見るために6日から停止していたが、16:33に運転再開した。再開時プール水温は25.4℃(停止時プール水温は17.5℃)。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事-水没した鉄骨がれき撤去について-(PDF 45.9KB)
循環停止期間中、視認距離(クレーン操縦者が水中カメラで作業が可能な距離)は約2.5mでほとんど変化がなかった。今後は、9月22日にプール内に滑落した鉄骨の撤去を行うため、モックアップ試験(プール内のガレキの位置関係と、2.5mの視認距離でのクレーン操作の手順を確認する)、プールのライナー養生(スチール製の単管パイプをチェーンで鉄骨につないですだれ状にしたものをプール壁面に吊るして、鉄骨がライナーに当たって損傷するのを防ぐ。11月中旬頃から設置予定)を行う。滑落した鉄骨は、すでにプール内にある他の鉄骨ガレキの上に乗っていて不安定なため、まずこれの撤去を行う。11月下旬から12月上旬にかけて実施の予定。
(以下10日のプレスリリースより)17:00頃、運転再開後のパトロールで、屋外の代替循環冷却装置2次冷却系上部散水槽からろ過水が連続滴下しているのを確認。散水用の穴が目詰まりしていたためこれの清掃を実施、滴下が停止して順調に運転していることを確認した。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日8日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


その他

1-3号機R/B上部でのダストサンプリングおよび格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は1日、2号機は7日、3号機は5日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.6KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.2KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.7KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 77.2KB)

7日に1Fが原子炉等規制法の特定原子力施設に指定されたが、これにともない電気事業法にもとづく保安規定で関連する個所を訂正(発電設備から需要設備へ)し、変更の届けを国に提出した。


ニコ生
【11/9・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/11/9・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月8日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 141KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、22:42に調整
1号機:給水系2.9m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、3日から継続していたが09:32に停止。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、6日から停止中。循環を停止してプールの透明度が上がるかどうかを見ている。停止期間は10日までの予定。停止時プール水温は17.5℃、停止期間中のプール水温上昇率は0.17度/hと評価。
3号機T/B地下たまり水移送、2日から継続していたが09:46に停止。移送先をプロセス主建屋へ変更して12:31に再開。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。フィルター洗浄のため、08:26-12:53に一時停止。13:50に定常流量に到達。


その他

水処理設備の汚染水・処理水の核種分析結果。10月16日採取分。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.3KB)

T/B地下たまり水の核種分析結果。3、4号機10月11日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 8.09KB)
前回8月9日採取分と比べて、3号機は2割減、4号機は5倍に上昇。3、4号機T/B地下のたまり水移送は、8月30日にそれまで3号機T/Bから吸い上げていたのを4号機T/Bからに変更しており、このために4号機では沈んでいた物質が撹拌されて濃度が高くなっているのではないか。なお、この分析結果は社内の情報の共有が不十分で公開が遅れたことをお詫びする。


ニコ生
【11/8・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/11/8・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月7日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機の原子炉注水量が低下したので、14:30に調整
給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h。
2号機R/Bブローアウトパネル開口部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)(11月9日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)(11月9日公開)
2号機T/B地下たまり水移送、3日から継続中。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、昨日6日から停止中。循環を停止してプールの透明度が上がるかどうかを見ている。停止期間は10日までの予定。停止時プール水温は17.5℃、停止期間中のプール水温上昇率は0.17度/hと評価。
3号機T/B地下たまり水移送、2日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。

使用済燃料共用プールで冷却浄化系ポンプAおよび補機冷却系ポンプAの制御ケーブル接続工事のため09:42-11:23に冷却浄化系を停止。停止時プール水温22.4℃、運転再開時22.7℃。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第72報)

乾式キャスク仮保管設備の構造強度・耐震性評価で再び誤りを発見
福島第一原子力発電所 使用済燃料乾式キャスク仮保管設備コンクリート基礎部における構造強度および耐震性評価に用いる荷重の計算方法の誤りについて(PDF 194KB)
前回の誤り(9月10日参照、原因と対応について9月28日に規制委員会へ報告書を提出)のあと、影響のあるところを再確認する作業において別の誤り(基礎に作用する荷重の計算方法)が判明した。正しい値で再評価した結果、現構造仕様には影響がないことを確認。原因を分析中。類似個所の再点検を実施中。

1Fの原子炉施設(1-6号機)が原子炉等規制法の特定原子力施設に指定された
福島第一原子力発電所に設置される原子炉施設の特定原子力施設の指定に関する文書の受領について(プレスリリース)
これにともない、「措置を講ずべき事項」に基づく「実施計画」を提出するようにという文書を受領。
福島第一原子力発電所に設置される特定原子力施設に対する「措置を講ずべき事項」に基づく「実施計画」の提出に関する文書の受領について(プレスリリース)
「特定原子力施設」とは1Fの事故を受けて新たに設けられたカテゴリーで、通常の管理とは異なる扱いが必要な施設というもので、1Fが初めて指定を受けた。実施計画については、現行の施設運営計画とほぼかぶる内容になると思う。


ニコ生
【11/7・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/11/7・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月6日(火)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 95.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1-3号機の原子炉注水量が変動したので、16:15に調整
1号機:給水系2.9m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系は2.0m3/hで継続。
2号機:給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.7m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系1.5m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.6m3/h→4.5m3/h。

2号機圧力容器と格納容器に新設した温度計(11月1日の温度計信頼性評価の項を参照)を00:00より監視計器として運用開始した。圧力容器温度計は保安規定第138条および143条で、格納容器温度計は138条で定める。プラントパラメータのCSVファイルに温度計が3つ(圧力容器:TE-2-3-69Rを1時間ごとのファイルへ、格納容器:TE-16-114W#1とTE-16-114W#2を6時間ごとのファイルへ)追加されたため、様式が変更になっている。
2号機T/B地下たまり水移送、3日から継続中。

3号機使用済燃料プールで、プールの透明度の変化を確認するために代替循環冷却装置を09:53に停止。R/B上部ガレキ撤去作業に資するために、循環を停止してプール水の濁りが沈殿するかどうかを見ていく。停止時プール水温は17.5℃、停止期間は10日までを予定。停止中のプール水温上昇率は0.17度/hと評価。水中カメラを下ろして、プールの中に斜めに落ちている鉄骨がどこまで見えるかをチェックする。
(停止時プール水温17.5℃に対して11:00での水温が17.3℃とむしろ低下しているのはなぜか、という質問に答えて)使用済燃料プールの水温は1次系の循環ラインの途中で測っているので、循環が停止していると測れない。プラント関連パラメータ表の温度が下がっているのはそのためと思われる。したがって、循環が停止している間は厳密な温度管理ができないが、停止中の温度上昇については保守的に評価をおこなっており、数日停止しても起動後に測定することで十分対応が可能であると考えている。
3号機T/B地下たまり水移送、2日から継続中。

4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の2次系循環水に不凍液を添加するために昨日5日から停止していたが、16:35に運転再開。再開時プール水温は31.0℃。
4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


その他

昨日5日に実施した消防車を使った炉注水の訓練の資料を公開。
福島第一原子力発電所 原子炉冷却設備の実践的な訓練の状況について(PDF 365KB)

明日の予定:使用済燃料共用プールの冷却浄化系ポンプAおよび共用プール補機冷却系ポンプAの制御ケーブル接続工事のため、冷却浄化系を一時的に停止する。

柏崎刈羽原子力発電所5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに関する指示文書に対する原子力規制委員会への中間報告について(続報)(プレスリリース)


ニコ生
【11/6・17:30開始】東京電力 記者会見

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2012/11/6・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月5日(月)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 88.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)この資料は今日からリアルタイムでの公開(11:00と19:00に更新)のみとなり、古いものは閲覧できなくなったので、リンクをはりません。これからどうしよう。いままでのは、だいたい手元にあるんだけれど。
ていうか、その時間に見に行かなかったら見られないんじゃん。誰かどっかにアップロードしてくれないかなぁ。

11月の炉注水量の必要量は1号機3.2m3/h、2、3号機4.4m3/h。週末に注水量の調整を複数回行っているが、こまめに対応しているものであり、特に問題が生じている状況ではない。

2号機T/B地下たまり水移送、3日から継続中。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 80.2KB)(11月9日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.8KB)(11月9日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、2日から継続中。

冬季の凍結防止対策として、4号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の2次系循環水に不凍液を添加する。この作業をおこなうため、14:09に装置を停止。停止期間は明日6日までを予定。停止時プール水温は24.0℃、停止期間中のプール水温上昇率は0.418度/hと評価している。1号機で10月25日から同様の作業をしている。
4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。

消防車を使った炉注水の訓練を実施した。写真など詳細は明日。
福島第一原子力発電所 原子炉冷却設備の実践的な訓練の状況について(PDF 365KB)(11月6日公開)
(以下6日の会見より)原水地下タンクから消防車のポンプで汲み上げた水を再び原水地下タンクへ戻す。吸水口・放水口の間を消防ホースでライン構成し、仮設ヘッダーで流量調整を行った。10人1班編制で2班が訓練を実施。


その他

1号機S/Cへの窒素ガス連続封入を10月23日より実施しているが、水素の追い出しが予定どおり進んでいるので窒素ガスの封入量を1m3/hから3m3/hへ明日から増やす。

2号機圧力容器および格納容器に新設した温度計(11月1日の温度計信頼性評価を参照)を監視用計器として使用する手続きが整ったので、明日から使用を開始する。

3号機R/B上部ガレキ撤去作業で、使用済燃料プールの透明度を改善するために、冷却のための循環を停止する。プール水に含まれている微細なゴミなどの不純物を沈殿させることでどれだけ透明度が上がるかを確認するのが目的。停止期間は明日6日から10日までの予定。この間、1日2回ほど水中カメラで状況を確認していく。停止中のプール水温は36℃強まで上昇の見込み。

2011年3月のプラント関連パラメータ等のデータの追加・訂正を行ったので、関連のデータ表を更新。更新したのは、プラント関連パラメータのCSVデータ(2012年3月15日以前の分のファイル)、2、3号機の原子炉水位(ナロー・ワイド)(2011年6月13日公開)、炉注水量(2011年5月16日公開)および消防ポンプ流量計指示値(2011年9月9日公開)。
変更箇所の詳細はこちら(PDF)

1Fと2Fの放水口付近の海水の核種分析はしばらくNDが続いている。検出限界を下げるために測定時間を長くしていたが(いつからやってたかな?)依然としてNDなので、試料の量を2Lから20Lに増やして濃縮の後に分析することとする。このため、今後は結果が出るまでに今までよりも時間を要するようになる。
本来ならば、放水口からは復水器に使用する冷却水など大量の水を放出しているが、現在はプラントが動いていないので放水量は少ない。5、6号機側はプラント内の冷却装置(残留熱除去系とか?)を使用しているので若干量の放水があるが、1-4号機側はそれもないので放水はほとんどない状況。


ニコ生
【11/5・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/5・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月4日(日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、03:25に調整
1号機:給水系2.8m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.5m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.6m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.4m3/h→4.5m3/h。

1号機T/B地下たまり水移送、昨日3日から継続していたが13:58に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日3日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(日報:平成24年11月4日午後3時現在)(PDF、プレスリリース)

2012年11月3日(土・文化の日)

今日のお仕事

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1-3号機の原子炉注水量が低下したので調整
1号機 14:00に給水系2.7m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.8m3/h→2.0m3/h。
2号機 10:41に給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.6m3/h→4.5m3/h。
3号機 10:41に給水系1.8m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.5m3/hで継続。

1号機T/B地下たまり水移送、10月21日から停止していたが09:55に再開。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日2日に停止したが10:14に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日2日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月3日 午後3時00分現在)(PDF、プレスリリース)

2012年11月2日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 100KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

所内共通電源工事のため、10月30日より以下の装置が停止していたが17:21に運転再開
・窒素ガス分離装置(A)
・2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置(停止期間は11月1日までの予定で、停止時プール水温は21.4℃、プール水温上昇率は0.22度/hで停止中のプール水温は11度上昇の見込みだった。冷却再開時プール水温は30.6℃)。
また、この間の2、3号機の格納容器ガス管理システムの排気中水素ガス濃度A系が欠測。

所内の電源切替え工事にともない、1号機格納容器とS/Cへの窒素ガス封入を一時停止。格納容器へは09:18-09:46、S/Cへは09:02-09:52に停止。圧力容器への封入は継続した。10月24日に仮設電源に切替えたのを元に戻した。

1-3号機の原子炉注水量が変動したので調整
1号機 16:35に給水系2.8m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.7m3/h→2.0m3/h。
2号機 06:40に給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.2m3/h→4.8m3/h。
3号機 06:40に給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.7m3/h→4.5m3/h。
16:35に給水系1.7m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.6m3/h→4.5m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、10月30日から継続していたが09:23に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、10月26日から継続していたが09:33に停止、14:17に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。何で中断したのかしらん。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。

09:25頃、所内の電源系統の異常を知らせる「所内共通M/C 1A母線地絡」および「所内共通M/C 2A母線地絡」警報が発生。現場を確認したところ、作業中に所内共通M/C1Aと所内共通M/C2Aをつなぐ電源ケーブルに傷を付けたことを10:00頃に確認。また、ケーブル損傷部より発煙が確認されたことから、10:25に消防署に連絡。その後、当該ケーブルの通電を停止するために所内共通M/C1Aへ別の系統から受電する準備を進め、10:49に当該ケーブルの通電を停止、これにより所内共通M/C1Aは受電停止。10:51に発煙の停止を確認。11:00に所内共通M/C1Aへ別系統から再受電し、11:23にかけて所内共通M/C1Aから受電している設備(窒素ガス分離装置(A)、1号機原子炉格納容器および1号機サプレッションチェンバへの窒素封入)の再起動を順次実施。再起動後の各設備の運転状態に異常はないことを確認。また、11:38に1-4号機各プラント設備、滞留水移送設備、水処理設備、共用プール設備、5・6号機各プラント設備の運転状態に異常のないことを確認。その後、消防署による現場確認により、13:37に「火災ではない」と判断された。 なお、これによるけが人はなし。現時点でモニタリングポストの値に有意な変動はなく、プラントへの影響も確認されていない。
(お知らせ)福島第一原子力発電所所内電源ケーブルの損傷による発煙について(プレスリリース)
(お知らせ)福島第一原子力発電所所内電源ケーブルの損傷による発煙について(続報)(プレスリリース)
福島第一原子力発電所 所内電源ケーブルの損傷による発煙について(PDF 295KB)
今日は、所内共通M/C1Bと2Bの間に連携線のケーブルを敷設する作業を行っていた。PDF資料写真のジャバラの管(エフレックス管)の中には電源ケーブルが通っている。本来は空の管を切ってケーブル敷設の入口を作る予定だったのが、誤ってケーブルの通っている管を切ってしまったため、中のケーブルが損傷して地絡が発生した。原因については、現在調査中。
(以下27日の会見より)調査結果報告。
福島第一原子力発電所所内電源ケーブルの損傷による発煙の原因と対策について(PDF 96.1KB)(11月27日公開)
事前の安全評価などが十分でなかった。対策として、TBM-KY(ツールボックスミーティング)を被ばくを避けるために現場以外の場所で行う場合は、写真を使う等する。当該のエフレックス管に電源ケーブルが通っているという表示は30m毎にあり現場近くにはなかったので、これを改善する。山切り(ジャバラの山のところを少し切って中を確認してから切断する)を実施する。などなど。


その他

魚介類のサンプリング結果。10月13、14、15日採取分。また、10月9、10日採取のアイナメ追加調査分(太田川沖合1km付近(T-S1)と港湾内物揚場付近。アイナメの追加調査については8月21日と9月28日参照)および10月16日採取のアイナメのエサとなる生物(資料7頁)の分析結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 96.2KB)
予定していたアイナメの追加調査は終了し分析結果はすべて出たが、8月21日に報告されたような高濃度のものは見つからなかった。港湾内の物揚場付近で採取されたもの(アイナメは採取されず)は比較的高濃度で、最高はマアナゴのCs合計15500Bq/kg。エサとなる生物は特に高濃度のものはない。
海底土(太田川沖合1kmのおよそ2km四方の海域)(PDF 47.6KB)
太田川沖合1km付近(T-S1)地点の周辺の海底土は最高で640Bq/kg(乾土)。
まだデータが出た段階で、高濃度のアイナメが採取された原因は分からない。専門家とも相談して、魚が港湾から出ない措置など必要なことがあればやっていく。調査を今後どうするかは未定。

2F復旧作業の進捗
福島第二原子力発電所復旧計画の進捗状況について(平成24年10月)(PDF、プレスリリース)
福島第二原子力発電所4号機燃料移動作業(8:19)(動画)
4号機で炉内の燃料を使用済燃料プールへ移動する作業は10月24日に終了した。動画は上から撮影しているので縦方向が短く見えるが、燃料集合体の長さは約4.5mある。原子炉内点検は11月下旬開始にむけて準備中。

来週の予定:5日に、原子炉冷却設備が故障した際に消防車を使って注水をおこなう訓練を実施する。


ニコ生
【11/2・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/2・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

2012年11月1日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 98.5KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

所内共通電源工事のため、10月30日より以下の装置が停止中
・窒素ガス分離装置(A)
・2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置(停止期間は11月1日までの予定。停止時プール水温は21.4℃、プール水温上昇率は0.22度/hで停止中のプール水温は11度上昇の見込み)。
また、2、3号機の格納容器ガス管理システムの排気中水素ガス濃度A系が欠測。

1-3号機の原子炉注水量が低下したので、15:42に調整
1号機:給水系2.6m3/h→3.0m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。
2号機:給水系1.9m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系4.2m3/h→4.5m3/h。
3号機:給水系1.6m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系は4.5m3/hで継続。

常用高台炉注水ポンプ(A)から水の滴下を確認。保温材をはがして確認したが滴下が見られなかったので、雨水の影響と見ている。

1号機R/Bカバー排気フィルター設備でR/B上部ダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.6KB)(11月9日公開)
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.7KB)(11月9日公開)

2号機T/B地下たまり水移送、10月30日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、10月26日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、10月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、10月3日から停止中。
水処理装置、SARRY、10月4日から運転中。フィルター洗浄のため07:39-18:34に一時停止、19:40に定常流量に到達。

11:33に5、6号機サービス建屋で連続ダストモニターの警報が発生したので、全面マスク着用を指示。ダストモニターでサンプリング後のろ紙を分析したが放射性物質は未検出、可搬型ダストサンプラーによる測定で2.8×10-5Bq/cm3以下だったためセンサー側の誤作動と判断、マスク着用の指示を13:05に解除。なお、モニタリングポストの指示値には変化なし。警報発生の原因について今後調査する。


その他

月初めなので温度計の信頼性評価を規制委員会へ報告。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成24年11月提出)(プレスリリース)
2号機圧力容器温度計TE-2-3-69H2(参考に使用)とTE-2-3-69J1(監視に使用可)(いずれも底部温度計ではない)を「故障」区分に変更。2号機圧力容器(10月3日設置)および格納容器(9月19日設置)の新設温度計は、監視計器として使用に問題ないことを確認した(注水量や外気温、バッファタンク水温に追随し、指示も安定している)。今後、必要な手続きを経て「監視に使用可」区分に加える。1号機格納容器に新設した温度計(10月13日設置)は、監視への使用の可否について今後評価する。

8月14日と10月2日にセシウム吸着塔仮保管施設のベッセル換気用真空ポンプのモーターから発煙した件の調査結果。
福島第一原子力発電所セシウム吸着塔仮保管施設での電動機発煙に関する調査結果(PDF 213KB)
8月に発煙したGポンプでは、電動機の外板に熱によると思われる変色があり、雨よけハウスに黒いススが付着。内部も熱により絶縁体が炭化、固定子が焼き付いて固着するなど損傷が顕著。10月のHポンプでは、固定子巻線の一部にエナメル被覆の変色があり、固定子内面や回転子外面などにサビが発生していた。また、絶縁抵抗が一部で0.001MΩと低下しており、この部分で巻線内部での絶縁破壊が生じかけているが、全くの短絡状態にはないため、わずかな発煙でとどまり、かつ電源断で直ちに発煙が止まったものと考えられる。積算運転時間はGポンプが9,700時間、Hポンプが10,800時間。電動機内にとりこまれた塵埃や塩分により固定子巻線の一部で微小放電等を生じ、エナメル線の絶縁が劣化して巻線間が短絡したのが原因と推定される。再発防止対策として、積算運転時間5,000時間あるいは約半年を目途に、電動機の定期的な更新を行う。また、電気系の配線を単純かつ信頼度の高いものに変更した(10月11日に完了)。

明日の予定:所内電源の切替え作業にともない、仮設電源から本設電源への引き戻し作業を行う。この際、格納容器とS/Cへの窒素ガス封入を一時的に停止する。圧力容器への封入は継続。1号機?


ニコ生
【11/1・17:30開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/11/1・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見