リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年11月30日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より停止中。

07:56頃から09:30頃にかけて、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。08:00の気温4℃、湿度83.5%。09:30の気温9.9℃、湿度70.4%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業2回目の5日目。キャスクから共用プールの燃料ラックへの燃料の格納作業を13:00-17:03に実施し、使用済燃料22体の格納を終了した。今後は、4号機使用済燃料プールから共用プールへの燃料移送終了後に実績を公表する予定(週1回程度)。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の進捗状況について(11月30日:続報7)(報道関係各位一斉メール)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開、対策の有効性確認のため昨日29日より停止中。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)

23:00頃、パトロールでC西エリアのタンク本体に付属している弁から20秒に1滴程度の水が滴下していることを確認。その後、これがC-B1タンクの弁保温材テープからの水の滴下であり、23:50に滴下が止まったことを確認。水の滴下痕の範囲は20cm×30cm程度、滴下痕の表面線量等量率はβ+γ線およびγ線で0.02mSv/h(床面から5cm)であり、周辺バックグラウンドと同等であることから、保温材に溜まっていた雨水が滴下したものと判断。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 128KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 106KB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月30日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月29日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 120KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、22日より継続していたが09:30に停止。

07:59頃から15:30頃にかけて、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。07:50の気温5.7℃、湿度73.1%。15:30の気温11.7℃、湿度54.8%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、1次系ストレーナ交換作業を行うため昨日28日より停止していたが、作業が終了したので20:06に冷却を再開した。冷却再開時のプール水温度は28.0°Cだった。
4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業2回目の4日目。27日以降、キャスクの除染等が終了し、今日13:10に共用プール建屋への輸送が終了。今後、共用プールの燃料ラックへ燃料を格納する作業を実施していく。使用済燃料の表面線量は燃料の履歴によるが高いものは数十Sv/h。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(共用プールでのキャスク移動)(1:23)(動画)
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(共用プールでのキャスク移動)(写真)
福島第一原子力発電所4号機からの燃料取り出しの進捗状況
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の進捗状況について(11月29日:続報6)(報道関係各位一斉メール)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機原子炉内の燃料集合体を使用済燃料プールへ移動する作業を10月21日より実施していたが、13:23に作業が終了した。移動した燃料集合体は764体。もともとプールにあったのが940体で、現在は合計1704体の燃料集合体が使用済燃料プールにある。
6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。この対策の有効性を確認するために今日12:40に運転を停止(12月中旬までの予定)。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
フランジ型タンクへの水位計の設置が今日すべて(265基)完了した。今後、水位計の健全性を確認し、順次、水位計によるタンク水位の監視を開始していく。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 130KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 56.7KB)
H4エリアでウェウポイントによる地下水くみ上げを26日より実施しているが、くみ上げた地下水の最初の核種分析結果(27日採取分)は全βが12,000、トリチウムが110,000 [Bq/L]。観測孔E-1の結果は26日(全βが93,000、トリチウムが470,000 [Bq/L])に比べて27日(全βが14,000、トリチウムが62,000 [Bq/L])は低くなっている。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報63)(報道関係各位一斉メール)

地下貯水槽からの漏えいの件。
地下貯水槽 分析結果(平成25年11月28日分)(PDF 23.0KB)
地下貯水槽No.2ドレン孔北東側で、全βが27日採取分はNDだったが28日採取分は7.0×10-1Bq/cm3だった。このため、28日に再採取して分析を行ったところ、結果は4.2×10-1Bq/cm3であり、その後の上昇傾向はなかった。また、地下貯水槽No.1およびNo.2のドレン孔・検知孔それぞれ南西側の全βも、27日に検出限界値未満だったものが28日の分析で検出されたことから、同じく再採取・分析を行ったところ上昇傾向はなかった。
地下貯水槽周りの新設観測孔の測定結果は検出限界値未満であり、他の場所からの流入も考えにくいことから、4月に発生した地下貯水槽漏えい時の残渣等が混入した可能性が考えられる。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約6,047m3
タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 709KB)
モニタリングまとめ表、地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 284KB)


その他


月末なので、作業者の被ばく線量評価を厚労省へ報告。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
9月、10月と被ばく線量の平均値が上昇している。2号機取水口脇(2011年4月に汚染水の漏えいがあった場所)の地盤改良工事や海側トレンチ内たまり水の浄化設備の工事など、線量の高い場所での工事があるため。鉄板などの遮へい材の設置ややぐらを組んで距離を取るなどの線量低減対策をしながら工事を進めている。



ニコ生
【11/29・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.29(金)17時30分 ~


2013年11月28日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 115KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、22日より継続中。

3号機使用済燃料プール内の大型ガレキを撤去(下の中長期ロードマップ進捗の項参照)するための準備作業として、プール内のオイルフェンスの設置状況を固定式監視装置(カメラ)にて確認。当該作業が終了したので、同装置のカメラを引き上げたところ、11:07頃に南西側のカメラが過巻き上げ状態になり、カメラケーブルが切れ当該カメラ本体が水中に落下した。当該カメラの重量(約5.5kg)から、カメラ落下にともなう燃料の損傷等は無いと考えている。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、1次系ストレーナ交換作業を行うため13:42に停止した。停止期間は30日まで(約52時間)の予定。停止時ののプール水温は23.0℃、冷却停止時のプール水温上昇率評価値は 0.306度/h、停止中のプール水温上昇は約16度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業2回目の3日目を実施中。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。フィルター洗浄のため08:16-11:08に停止。起動後11:40に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

10:09-15:50にサイトバンカ建屋からプロセス主建屋へたまり水を移送

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
26日に発見されたH9エリアの堰ドレン弁からの漏えいの件で、今日、ドレン弁の交換を実施した。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 311KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 65.3KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 45.8KB)

地下貯水槽からの漏えいの件。(以下、12月2日の会見より)地下貯水槽No.3で地下水位の上昇を確認したので、念のため再度の浮き上がり対策実施を開始。No.3の浮き上がり対策は9月17日より実施してすでに完了している。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約6,029m3
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 168KB)

5日に発生した、えい航船のスクリューに1-4号取水口のシルトフェンス(外側の1枚)を巻込んだ件で、26日よりおこなっていた復旧作業が完了した。


その他


今日、廃炉対策推進会議第10回事務局会議があり、中長期ロードマップの進捗について報告した。
【資料1】プラントの状況(1.69MB)(PDF)
GIS(2B)異常警報(9頁)。26日発生の警報について。I/F盤(インターフェース盤)内部に、小動物のものと思われる糞と尿痕を確認。GIS異常表示回路の端子に小動物の排尿等が掛かること等で一時的に回路が導通状態になりGIS異常表示回路が形成され誤警報が発生した可能性は考えられる。糞、尿痕、ケーブル貫通部のすきまの写真あり。
【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(2.65MB)(PDF)
【資料3】個別の計画毎の進捗状況(11.4MB)(PDF)
原子炉注水量の低減(3頁)。注水量を減らす事で、淡水受けタンクと濃縮水受けタンクの振り分けについて運用幅が拡大する、水処理施設の処理量が減って建屋たまり水の処理裕度が増加する、というメリットがある(たまり水の総量自体は変わらない)。現状では崩壊熱に見合った必要注水量に対して実際の注水量は2m3以上多く、これを減らす。1号機は4.5m3/h(現状のまま変更せず)、2号機と3号機は炉心スプレー系を1.0m3/h減らして4.5m3/hとする。来年1月以降に実施する予定。
炉注水の循環ループ縮小の検討(15頁)。炉注水の建屋内循環をH26年度内に前倒しすることを3月に報告している(3月28日のロードマップ進捗の項参照)。建屋内たまり水に含まれる塩化物イオンと137Csの濃度は3月時点での予想よりも減少傾向が鈍化している。塩化物イオンは建屋へ流入する地下水、137Csは炉内燃料からの溶出、および、S/C等の高濃度汚染源からの拡散に伴う追加供給があると推定。このため、たまり水を直接炉注水には使用できず塩分除去が必要であること、設備メンテナンス等の観点から放射能除去が必要であり既設の水処理装置(キュリオン、SARRY)を使用すること確認。建屋内循環ループは、水処理装置で処理した水をSPTから4号機T/Bに引いてきて、4号機T/Bに新設するRO装置で塩分除去した後にCSTに送る、CSTから原子炉を経由して(2014年6月13日訂正)水処理装置までは現状のまま、というものにする(18頁)。これにより、35m盤にあるRO装置と貯蔵タンクをスキップでき、炉注水ループは現状の約3kmから約0.8kmに短縮される(20頁)。H26年度末に運用開始の予定。
汚染水の137Cs濃度が低下しなくなったのは8月の原子力学会のプレスリリースでも指摘されている。
2号機TIP案内管付着物の分析結果(25頁)。TIP案内管を通じて原子炉内部の調査を2月と7月に試みたが、原子炉まで到達できず(7月25日のロードマップ進捗の項を参照)。7月にダミーTIPケーブルで障害物突破を試みた際にケーブル先端の付着物を回収。この付着物について、携帯型の簡易蛍光X線分析装置で定性分析を実施した。検出された元素はCl、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Mo。このうち、Zrは燃料被覆管またはチャンネルボックスに由来すると考えられる。本来、TIP案内管は原子炉内とは隔離されているが、事故時に気密性が失われて炉内と通じるルートができ、その際にZrが混入した可能性がある。今後、これ以上の分析をおこなうためには1F構外への輸送が必要となるが、付着物は線量が高く輸送に必要な手続きには1年以上かかる見込みで、成分分析はこれでいったん終了する。
1号機O2サンプリングラックラインを用いたPCVへの窒素封入試験(35頁)。O2サンプリングラックラインからの窒素ガス封入量を0→10→19→30Nm3/hと増やしていく予定だったが、19Nm3/hでキャパシティ一杯であると判断して試験は中止。何がどういっぱいだったのか分からない。 ←12月26日の中長期ロードマップ進捗の項を参照。
主トレンチ凍結止水実証試験(61頁)。2、3号機海水配管トレンチの水抜きをするための凍結止水の実証試験。2m×2m×6.5mの水槽の中央に凍結管を入れて凍結させる。配管やケーブルトレイなど障害物のあるケースも実施し、パッカー(凍結管のまわりでふくらみ、水の行き来を抑制しつつ自身も凍結する)がふくらみきらないところも凍結により止水壁が形成されているのを確認。さらに、止水壁の片側の水を排水して止水できているのを確認した。今後、2号機から凍結管の設置を開始、12月末に凍結止水を開始する。止水壁が凍結するまではしばらく時間がかかるので、十分に止水壁が成長したところを見極めてから水抜き、トレンチの閉塞へと進む。
トレンチモックアップによる凍結止水試験(0:58)(動画)
主トレンチ内汚染水の処理状況(69頁)。海水配管トレンチ内のたまり水を浄化するためにモバイル式処理装置を設置。トレンチの海側の立坑から水中ポンプで吸い上げた水を処理して山側の立坑へ移送する。処理量は20m3/h。2号機では14日より、3号機では15日より処理運転を開始している。トレンチ内の水抜きをおこなうまで時間がかかるので、たまり水の放射能濃度を下げて汚染拡大のリスク低減を図る。2号機の処理装置の吸着塔入口での137Cs濃度は、11月14日に1.74×105Bq/cm3、22日に5.83×104Bq/cm3と徐々に下がっている。
T/B東側の地下水および海水の放射能濃度の状況(80頁)。No.2エリア(2-3号機間)とNo.3エリア(3-4号機間)はNo.1エリア(1-2号機間)よりも地下水汚染濃度が低く、タンクの空き容量に余裕がないことから、ウェルポイントからの地下水くみ上げは当面おこなわず様子を見ていくこととする。
地下水と港湾内海水に含まれる放射性物質の性状(118頁)。放射性物質の存在形態により環境中の挙動が変わる(イオン、コロイド、懸濁粒子で移動性が違う)ので、これについて調査した。地下水と港湾内海水について、0.45μmメンブランフィルターによるろ過と遠心限外ろ過フィルター(分画分子量10,000)によるろ過をおこない、γ核種分析およびSr分析を実施。結果は、一部試料でCsが懸濁粒子に吸着していたが、大部分のCsとSrはイオンとして存在していた。汚染源である汚染水と地下水の137Cs/90Sr比より、土壌中で可動性のイオン態としての137Csの割合が小さく、移動性が低いことが示唆された。また、地下水と海水の137Cs/90Sr比より、海水中の90Srが選択的に除去されている可能性(炭酸塩・硫酸塩として沈殿、炭酸カルシウム中への溶解 (固溶体化)など)が考えられる。
今月の追加的放出放射能量評価(126頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h(1号機0.003億Bq/h、2号機0.004億Bq/h、3号機0.02億Bq/h、4号機0.001億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/yearと評価。4号機は14日より排気設備の運用を開始したので評価を実施。3号機ではR/B上部でのダストサンプリング方法が今月から変更になっている(11月11日参照)
3号機R/B上部除染・遮へい工事(172頁)
使用済燃料の保管状況(173頁)。11月20日時点。共用プールの保管率は83.6%(5718/6840体)。キャスク仮保管設備は36.4%(1067/2930体)。
4号機燃料取出しに向けた作業の進捗(174頁)。これまでの実績まとめ。プール内のガレキ撤去の進捗状況(183頁)。
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業の開始(185頁)。3号機使用済燃料プール内燃料(使用済燃料514体、新燃料52体、計566体)の取出しで支障となる大型ガレキ(鉄筋、デッキプレート、屋根トラス材、燃料交換機(FMH)等)を燃料取出し用カバー設置前に600tクレーン等を用いて撤去する。大型ガレキ撤去作業後に、燃料取出設備の設置、使用済燃料プール内小ガレキ撤去を行った後、燃料取出作業を実施する。一番大きいのガレキはFMHの約35t。プール内のガレキの状況の絵が188頁にある。まず、プールのライナー養生を設置し、取れるガレキからクレーンで取除いていく。FMHの撤去前には燃料ラック養生材を敷設する。R/B上部ガレキ撤去では監視カメラを3台使ったが、今回は5台増やして計8台(193頁、気中、水中のほかに把持具にも付ける)でガレキの把持状態や周辺監視を強化。その他、ガレキの落下防止対策(クレーンを2台使う、吊り上げたガレキはプールの上を移動させない、ワイヤーで吊って落下防止、など)、重機の油がプールに混入するのを防止する対策、など。なお、上の3号機の項にあるように、監視カメラが1台プールに落下する事故が発生し、原因調査・対策などする必要があるので12月初旬に予定していた作業開始は遅れる見込み。
燃料デブリの空冷の実現可能性(218頁)。現状の水冷から空冷にしても汚染水の発生量は変わらないが、水冷にともなう放射性物質の溶出は抑制される。空冷で崩壊熱がすべて除去されるとして、入れる空気が25℃、排気が100℃で計算すると、2号機の場合、今年11月(崩壊熱0.21MW)での必要風量が約8700m3/h、H31年10月(崩壊熱0.08MW)で約3500m3/h、となる。ただし、実際には燃料デブリに空気を直接吹き付けられる配管がないこと、燃料デブリの状況が不明であることから、現状では難しい。実現には、空冷による除熱効果をあらかじめ評価できることが必要である。
ガレキ・伐採木の管理状況(226頁)
滞留水および処理水の放射能分析(227頁)。JAEAによる水の分析結果。α核種、β核種の結果あり。
資機材の貸出し運用(試運用)の実施(237頁)。構内で発生する廃棄物を低減するため、資機材や梱包材などの持ち込みを抑制したい。このため、資機材の貸出し運用を開始する。まずは12月2日より足場材を対象とした試運用を開始。
【資料4】中長期ロードマップ第II期を迎えた中でのIRID における当面の主な活動(226KB)(PDF)


ニコ生
【11/28・17:30開始】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する臨時記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.28(木)17時30分 ~

2013年11月27日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 123KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、22日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業2回目の2日目。09:30より作業を開始、16体の使用済燃料をキャスクへ装填して17:42に今日の作業を終了した。昨日の6体と合わせて22体の使用済燃料のキャスクへの装填が終了した。1回目と同様に、明日以降、キャスクの除染や構内移送をおこなっていくが、移送終了後に実績を報告する。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(水中カメラ:使用済燃料の取り出し)(9:33)(動画)
01:36あたりで砂が舞うように見えるところで、燃料つかみ具のロックがかかっている。使用済燃料は新燃料と違って表面にクラッド(水垢など)や薄い酸化膜が付いているので、新燃料とは表面の見え具合がかなり違う。チャンネルボックスの表面にキズのように白く見えるのは、小さなガレキ片が接触して表面のクラッドを剥いだところ。燃料集合体の下端部はほとんど出力がないので、クラッドの付き方などに違いがあり色合いが異なる。この動画に映っている燃料は事故時におこなっていた定検の際に原子炉から取出したもので、冷却期間はおよそ3年間。
福島第一原子力発電所4号機からの燃料取り出しの進捗状況
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の進捗状況について(11月27日:続報4)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の進捗状況について(11月27日:続報5)(報道関係各位一斉メール)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 129KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約6,001m3
福島第一原子力発電所 護岸エリアの状況について(PDF 574KB)
地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 278KB)

10:50頃、原子炉注水訓練を行っていた際に、ろ過水タンク付近で訓練に使用していた消防車より油が滴下していることを発見。油の滴下は消防車の真空ポンプを起動した際に起きており、当該ポンプの停止により滴下は停止。滴下した油は、水に濡れたアスファルト上に約1m×約2mの範囲で油膜状に広がった状態であり、11:57に吸着マットで回収を実施。今後、原因等を調査予定。11:00に双葉消防本部へ連絡し、14:00に富岡消防署より危険物の漏えいではないと判断された。
福島第一原子力発電所ろ過水タンク付近での消防車からの油漏れについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所ろ過水タンク付近での消防車からの油漏れについて(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第127報)
使用済ベッセルの本数には、モバイル式処理装置(2・3号機海水配管トレンチ内のたまり水処理を14日(2号機)、15日(3号機)よりおこなっている)から出たものを含む。

2号機R/B1階の床面の除染を開始する。
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階における除染作業の実施について(PDF 570KB)
2号機格納容器内部調査などの建屋内作業を実施するために除染をおこなう必要がある。本格的な除染の前段階として、明日28日から遠隔操作による除染装置(ラクーン、PDF資料2、3頁)で除染作業(床面に水を供給し、水流またはブラシによる洗浄と同時に水を吸引していく)を開始する。今回の効果をもとに、建屋全体の除染について検討していく。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、1次系ストレーナ交換作業を行うため28-30日に約52時間停止する。11:00のプール水温は22.9℃、冷却停止時のプール水温上昇率評価値は 0.306度/h、停止中のプール水温上昇は約16度の見込み(運転上の制限値は65℃)。

事故時のプラントの挙動にかかわるデータについて、どのようなものがあるのかのリストを作成したので公開
福島第一原子力発電所事故時のプラント挙動に関わる追加データの公開について(2013年11月27日掲載)
また、このリスト作成において未公開の過渡現象記録装置のデータが確認されたので、準備でき次第公開する。

3、4号機R/B上部でダストサンプリングおよび3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングの結果。3号機は12、13日、4号機は21日に実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.6KB)
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.5KB)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.6KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF 80.3KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF 86.4KB)

敷地内外での降下物測定結果。
福島第一原子力発電所敷地内外における降下物中の放射性物質の核種分析結果(PDF 47.0KB)


ニコ生
【11/27・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.27(水)17時30分 ~


2013年11月26日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 128KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

06:46頃、電源設備において「南側66kV所内変圧器2B GIS(ガス絶縁開閉装置(開閉所の66kV特別高圧側に使用))異常」の警報が発生し、同じ時刻に当該警報が自動復帰した。事象発生当時、所内電源系に異常は確認されなかった。その後の現場調査で、開閉所補助建屋に設置されている当該GIS用のインターフェース盤(現場の制御盤の情報を集約し開閉所システムに伝送するための中継盤)内に、小動物の糞と思われるものを発見。また、当該インターフェース盤内に約1cm×約1cmのすきまが確認されたことから、このすきまをふさぐ処置を実施。 当該インターフェース盤は、3月18日に発生したネズミが原因の停電で再発防止対策(ケーブル貫通個所の開口部等を閉止する等の電源盤への小動物侵入防止対策)を行っていたが、今回、小動物が侵入したと思われる痕跡が確認されたことから、今後、他の所内電源盤についても小動物侵入の痕跡の有無を確認するとともに、侵入個所がないか確認する。なお、警報発生について、他の原因も含め引き続き調査する。
(以下、27日の会見より)確認された約1cm×約1cmのすきまは、ネズミ停電後の対策においてふさぐ処置をされていなかった個所と思われる。

1号機格納容器への窒素ガス封入でO2サンプリングラックラインを使って予備ラインの試験を12日より行っているが、今日10:13-10:31に、3回目の流量変更(試験前の状態に戻す)を実施した。今後1週間程度、プラントパラメータの監視を強化する。
圧力容器窒素封入量:11m3/h→30m3/h
S/C窒素封入量:0m3/h→5m3/h
格納容器窒素封入量:19m3/h→0m3/h
格納容器ガス管理システム排気流量:21m3/h(変更なし)
1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、22日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業2回目を開始。09:00より準備作業に着手、容器仕立てピットに仮置きしていたキャスクを移動して11:29に使用済燃料プールの底に着床。14:23に燃料取扱機を稼働、1体目の使用済燃料の吊上げを14:55に開始、15:21にキャスクへ装填。その後、5体の使用済燃料をキャスクに装填し、計6体を装填したところで18:32に今日の作業を終了した。

福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(使用済燃料の取り出し)(写真へのリンク)福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の進捗状況について(11月26日)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の開始について(11月26日:続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の開始について(11月26日:続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の開始について(11月26日:続報3)(報道関係各位一斉メール)
4号機R/B健全性確認のための点検を開始(今年度3回目)。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
11:03にH4エリア観測孔E-1の周辺に設置したウェルポイント(5ヵ所)から地下水のくみ上げをに開始した。くみ上げた地下水は仮タンク(ノッチタンク・水タンク)に貯留した後、4000tノッチタンク群へ移送する。
朝のタンクパトロールでH9エリアの堰ドレン弁(H9-B1タンクの南側)から堰内のたまり水が1秒に1滴程度滴下しているのを確認、15:39に免震重要棟に連絡。17:00にドレン弁の増締めをおこない、滴下の停止を確認。当該のドレン弁から滴下した場所に水たまりはなく、直径2cm程度のシミを確認した。堰内たまり水の核種分析結果は、134Csと137CsがND、90Srが4.0Bq/Lであり、ドレン弁から滴下した水は雨水であると判断した。今後、当該のドレン弁の交換をおこなう予定。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 129KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 116KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(その2)(PDF 65.5KB)
昨日25日に最初の結果の出た観測孔E-9の最初のトリチウムの分析結果(25日採取分)は51,000Bq/L。
福島第一原子力発電所構内H9タンクエリアの堰内溜まり水の漏えいについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内H9タンクエリアの堰内溜まり水の漏えいについて(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報62)(報道関係各位一斉メール)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,974m3
00:39頃、3号機T/B海側にある海水配管トレンチ内たまり水の放射能濃度を低減するモバイル式処理装置の漏えい検知器が動作し、ポンプが停止。現場確認を行った結果、検知器が設置してあるドレンパン内の検知升のみに水たまりを確認。当該装置からの漏えいは確認されず、検知升にたまった水をサンプリングした結果、134Cs、137CsともにNDであったことから、養生シートのすき間から入った雨水であると判断(検出限界値、134Cs:430、137Cs:650[Bq/L])。その後、雨水養生の見直しを実施し、13:20に当該装置を再起動した。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 251KB)
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋海側にある海水配管トレンチ浄化装置の漏えい検知器動作について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所3号機タービン建屋海側にある海水配管トレンチ浄化装置の漏えい検知器動作について(続報)(報道関係各位一斉メール)

高濃度汚染水が滞留している建屋に接続するトレンチについて、年1回の点検を開始

5日に発生した、えい航船のスクリューに1-4号取水口のシルトフェンス(外側の1枚)を巻込んだ件で、復旧作業を開始。

点検のため、5号機補機冷却海水系が25日より停止中(12月13日までの予定)。この間、残留熱除去系で原子炉と使用済燃料プールを交互に冷却する。詳細は25日を参照。


その他


23日の窒素ガス分離装置(A)が停止した件。その後の調査で、制御回路の補助リレーに断線を確認した。停止原因については引き続き調査を実施する予定。

(福島県漁連組合長会議説明資料)福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(PDF 1.36MB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月26日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月25日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 137KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、22日より継続中。

3号機原子炉建屋内1階のガレキ等障害物撤去作業(18日より実施中)で使用している遠隔操作の無人重機 ASTACO-SoRa のアーム部から作動油が漏れていることを発見。作業を中断して油の漏えいは停止した。漏えい発生場所は高線量区域内なので ASTACO-SoRa を移動させて点検を実施。油タンク液位の低下から油の漏えい量は約120ccであると判断。双葉消防本部へ連絡し、消防署にて現場状況を確認した結果、危険物の漏えいに該当すると判断された。今後、漏えい状況および原因を調査する。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋1階ガレキ撤去作業用の無人重機からの油漏れについて(報道関係各位一斉メール)
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プール水温について、従来は監視カメラによる読み値をプラントパラメータ表に記載していたが、デジタルレコーダーの表示値に変更した。今後は小数点以下第1位まで記載する。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 128KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(その2)(PDF 104KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(その3)(PDF 114KB)
観測孔E-9の最初の結果が出た。25日採取分の全βは380Bq/L。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報61)(報道関係各位一斉メール)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,946m3
福島第一原子力発電所護岸エリアの状況について(PDF 571KB)
1頁目、観測孔No.1-17の地下水位(緑線)はNo.1エリアの他の観測孔と同じくNo.1より低かった。観測孔No.1の地下水位だけが他の観測孔よりも高く、潮汐の影響のような変動が見られるのは地盤改良体の外側にあるNo.1-9を除くとNo.1のみ。これがどのような原因によるのかはまだ分からない。ひきつづきNo.1とNo.1-17は並行して観測を継続し、どちらで観測を続けていくのか判断する。なお、水位計の故障も疑われた事から、No.1の水位計は10月22日に交換している。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 250KB)

5号機補機冷却海水系について、ストレーナ点検及びタービン補機冷却水系熱交換器(A)海水入口弁及び海水出口弁の点検を行うため、15:35に全台停止。点検期間は今日より12月13日までを予定。この間、使用済燃料プール冷却系が使用できなくなるが、残留熱除去系による原子炉停止時冷却運転(炉心冷却)と非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)を交互に切り替えることで、使用済燃料プールを冷却する。なお、原子炉停止時冷却運転と非常時熱負荷運転は24時間毎に切替えを行い、炉水温度上限65℃、使用済燃料プール温度上限35℃を目安とし、保安規定で定める運転上の制限値を超えないよう管理する。 冷却停止時にお ける炉水温度及び使用済燃料プールの温度上昇率より、予想される温度は炉水温度約42℃、使用済燃料プール水温度約30℃と評価。停止時の使用済燃料プール水温度は19.6℃だった。


その他


H4タンクエリアの観測孔E-1周辺に新設したウェルポイントからの地下水くみ上げを明日26日より開始する。観測孔E-1周辺に設置したウェルポイントについては10月30日を参照。

T/B地下たまり水の核種分析結果。1、2号機7日採取分。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 8.12KB)

4号機燃料取出し作業の手順レビューの結果。
福島第一原子力発電所 4号機新燃料取り出し後の作業手順レビューについて(PDF 14.4KB)
18日に開始した新燃料22体の取出しと移送が22日に完了し、手順の確認と評価をおこなった。特段の問題はなかったが、以下の改善点が見出された。
燃料集合体のなかに入り込んでいる砂塵が燃料の移動によってチャンネルボックスの外へ拡散する事で、キャスクピットでの燃料装填時に水中の視認性が低下した(作業の継続を妨げるほどではなかった。22日公開の動画でチャンネルボックスの下から砂塵が落ちてくるのが見られる)。これについて、仮設のポンプでキャスクピット内の水を吸い上げ、フィルターを通してプールへ還流する試みにより、キャスクピット内の視認性が改善した。今後も、同様の対応をおこなう。また、キャスクピット内でキャスクにふたを設置する際に、ふたフランジ上に砂塵がたまっているためホースで水を流して除去したが、砂塵が舞い上がるためにふた設置に時間を要した。これについても、フランジ上の砂塵を上記の仮設ポンプでプール水ごと吸い上げてフィルターを通しプールへ還流する事で、砂塵の舞い上がりを防止する事とする。
作業者の被ばく線量は、想定雰囲気線量(0.2mSv/h)に比べ低く管理された(最大で0.07mSv/h)。作業開始に先立ち線源になるものの除去などをおこなった結果と評価している。今後も、作業者の被ばく線量低減に努める。
この結果を踏まえて、明日以降、使用済燃料の取出しをおこなう。作業の進捗報告は、1基目のキャスクの際と同様にする。新燃料よりリスクの高い使用済燃料を取出すことで、4号機のリスクを早く低減することを目指す。

4号機原子炉建屋の健全性確認のための点検を明日26日より実施する(今年度3回目(通算7回目))。18日より使用済み燃料プールからの燃料取り出し作業を実施しているため、使用済燃料プールの「水位測定」については、燃料取り出し作業と干渉しないタイミ ングで行う予定

高濃度汚染水が滞留している建屋に接続するトレンチについて、年1回の点検を明日26日に開始する。最初の調査結果の報告は2012年3月30日、2012年度分の報告は2013年2月1日に出ている。2011年12月18日に発見された共用プールダクトのたまり水をきっかけに開始された調査。

5日に発生した、えい航船のスクリューに1-4号取水口のシルトフェンス(外側の1枚)を巻込んだ件。明日26日より復旧作業を開始する。シルトフェンスがスクリューに巻込まれた状態で、港湾内にえい航船を係留してあった。

サブドレンピットの水質調査について。
福島第一原子力発電所1~4号機および4号機南側諸建屋のサブドレンピットの水質調査について(PDF 75.6KB)
サブドレン復旧に向けて1-4号機建屋周辺の地下水の水質把握などのため、観測井を掘って調査をおこなってきた(8月23日参照。結果は9月4日-10月15日に出ている)。今後はサブドレンピット(復旧予定の既設30ピットと新設の13ピット)の水質調査をおこない、サブドレンの稼働方法や浄化設備の設計性能について検討するためのデータを取得する。
4号機南側諸建屋(プロセス建屋、高温焼却炉建屋、共用プール建屋などなど)の周辺にあるサブドレンピットについても水質調査をおこない、サブドレン復旧計画を立案する。サブドレンピットの地図あり。



ニコ生
【11/25・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.25(月)17時30分 ~

2013年11月24日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、22日より継続中。

昨日23日に3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気が確認されていたが、今日07:56頃、湯気が見えないことを確認。08:00の気温11.7℃、湿度67.5%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 129KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 165KB)
昨日23日に最初の結果の出た観測孔No.3-5のトリチウムの最初の結果(23日採取分)はNDだった。
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報74)(報道関係各位一斉メール)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月24日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月23日(土・勤労感謝の日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

窒素ガス分離装置2台(A・B)が運転中のところ、15:57頃に「ドライヤ異常過電流またはドライヤ高圧カット」警報が発生し、窒素ガス分離装置(A)が停止。窒素ガス分離装置(B)は運転を継続しており、原子炉への窒素ガス供給は継続しておこなわれている。待機中の窒素ガス分離装置(C)を17:03に起動し、17:12に窒素ガス分離装置2台(B・C)による窒素ガス供給を開始した。窒素ガス分離装置(A)が停止した原因については、明日以降に詳細調査を実施する。
福島第一原子力発電所 窒素ガス分離装置の停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 窒素ガス分離装置の停止について(続報)(報道関係各位一斉メール)

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日22日より継続中。

07:53頃、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。07:50の気温8.6℃、湿度76.8%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 128KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 165KB)
21日に最初の結果の出た観測孔No.2-7(2-3号機間の護岸沿いの地盤改良体の海側)のトリチウムの結果(21日採取分)は1,000Bq/L、塩素濃度は730ppm。
観測孔No.1-17(No.1の北側約2m。No.1の水位変動の検証観測孔として設置した。今後、水位変動の検証結果によりNo.1とNo.1-17のいずれかを観測孔として選定する)の最初の分析結果が出た。22日採取分で、134Csと137CsはND、60Coが0.41、106Ruが4.0、全βが44[Bq/L]。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 165KB)
観測孔No.1-17の最初のトリチウムの結果(22日採取分)は9,800Bq/L。
観測孔No.3-5(3-4号機間の護岸沿い地盤改良体の海側)の最初の結果が出た。全βが22Bq/L、塩素濃度が145ppm(濁度計オーバースケールのため、参考として塩素・全β・トリチウムのみ分析実施 )。
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報72)(報道関係各位一斉メール)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月23日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月22日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、16日より停止していたが09:44に再開。移送先は3号機T/B地下。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業5日目。キャスクから燃料を取出して共用プール内の燃料ラックへ格納する作業を13:03-17:17に実施し、22体の燃料すべてを共用プールにおさめた。4号機の使用済燃料プールから燃料を取出す際はガレキのかじりなどが想定されるので慎重にゆっくりおこなったが、キャスクから共用プールへ移す際は通常作業と同じように実施したので、早く終わった。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(共用プールでの作業)(1:38) (動画)
00:18、キャスクのふたが上がってくる。00:24、燃料交換機でキャスクの中の燃料をつかみにいく。00:37、キャスクから燃料を引き上げて燃料ラックの方へ移動。01:28、燃料ラックへ下ろす。4号機のプールも十分にきれいだったけど、さすがに共用プールは透明度が違うわ。
今後は、キャスクをプール内のキャスクピットから除染ピットへ移動し、中にガレキなどが残っていないかを確認。必要に応じてガレキを除去するとともに内部の点検を実施。その後、ふたを取付けてキャスク外面の除染をする。さらに容器のリークテストをおこなった後、トレーラーへ吊り下ろす。
共用プールの見取り図が10月31日のPDF資料16頁にある。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。。3系統すべてでホット試験を実施しているが、現在運転しているのはA系とB系で、C系は待機中。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し昨日21日に再開。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 129KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 104KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,859m3
タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 0.99KB)
モニタリングまとめグラフ、地下水位の状況、地盤改良工事進捗、モニタリングデータ表。16頁、観測孔No.1-16の地下水位のデータを今まで36cm低く表示していた。地下水位を算出する際に使用していた基準点の標高を、本来4.36mとすべきところを暫定値の4mを使用していたため。今日の資料は正しい値を表示している。この修正により状況の評価が変わるということはない。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 196KB)


その他


5号機補機冷却海水系の点検をおこなうため、25日から12月13日まで当該系統を停止する。この間、原子炉と使用済燃料プールを残留熱除去系で交互に冷却する。


ニコ生
【11/22 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.22(金)17時30分 ~


2013年11月21日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、16日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業4日目。
トレーラーで共用プールへキャスクを輸送する作業が13:20に完了した。今後は、キャスクから燃料を取出して共用プール内の燃料ラックへ格納する作業を行う。
4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.5KB)(11月27日公開)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。フィルター洗浄のため、08:26-12:40に停止。起動後13:23に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。10:00にB系で再開。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し10:00に再開した。12月下旬に腐食対策の有効性確認のため停止する予定。
C系:腐食対策を講じて9月27日に開始した。
福島第一原子力発電所多核種除去設備(ALPS)B系におけるホット試験の再開について(報道関係各位一斉メール)

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 128KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 91.2KB)

地下貯水槽からの漏えいの件。
地下貯水槽トリチウム分析結果(採取日:11月13日)(PDF)
13日採取分の地下貯水槽No.6漏えい検知孔北東側よりトリチウムが初めて検出されたが、地下貯水槽No.6には水を貯留しておらず、当該貯水槽からの漏えいではない考える。当該個所のその他の測定項目に有意な変動は確認されていない。その他の分析結果については、前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,831m3
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 247KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 165KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その3)(PDF 119KB)
昨日、最初の結果が出た観測孔No.0-3-1(20日採取分)のトリチウムの結果はND(<120Bq/L)だった。No.0-3-1(深さ5m、埋戻土層)のトリチウムがNDで、No.0-1-2(深さ13m、中粒砂岩層)が36,000Bq/L。15日の規制委WGの資料32頁を参照。
観測孔No.2-7(2-3号機間の護岸沿いの地盤改良体の海側)の最初の分析値が出た。21日採取分で134Csが1.3、137Csが3.1、全βが18[Bq/L]。
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報71)(報道関係各位一斉メール)


その他


福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業における核物質防護に関するご留意のお願い(報道関係各位一斉メール)
一部のマスメディアがキャスクの構内輸送の様子を空撮して報道している事について、自粛のお願い。
原発はテロにやられたら破滅的だから原発反対とか言ってる同じ口が、テロリストを利する情報をばらまいてるの。わけがわからないよ。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月21日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月20日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

昨日19日の、非常用窒素ガス分離装置の不具合について。
福島第一原子力発電所非常用窒素ガス分離装置の不具合について(PDF 57.9KB)
閉じた状態で固着していたのは、PDF資料2頁目下図の空気作動ボール弁。これを手動で前開にし、下流の2つの弁は閉じた状態にして11:05より定例試験(昨日実施したのと同じ)を実施。正常に動作しているのを確認し、23:05に運転上の制限の逸脱からの復帰を判断した。今後、当該の弁は準備が整い次第、交換修理する。
窒素ガス分離装置は常用のA、B、C、非常用の4台のいずれも、1台で1-3号機に必要な量の窒素ガスを供給できる能力を持っている。
福島第一原子力発電所非常用窒素ガス分離装置の不具合について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、16日より停止中。

18日に3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気が確認されていたが、今日07:59頃、湯気が見えなくなった。07:50の気温10.4℃、湿度79.2%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業3日目。
昨日までに、22体の燃料をキャスクに装填。今日はそれ以降の作業(キャスクにふたをして除染ピットに上げて除染の後、共用プールへ移動)をおこなっていくが、詳細は移動が終了した後に報告する。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月21日の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 128KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,795m3
福島第一原子力発電所 護岸エリアの状況について(PDF 569KB)
地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 161KB)
観測孔No.0-3-1(観測孔No.0-1の南側(No.0-1-1、0-1-2のさらに南側)、浅いの(5m)と深いの(13m)の2つの井戸を掘る所の浅いほう。15日の規制委WGの資料32頁を参照。観測孔No.0-1で高いトリチウムが出ている原因を調べるために追加した。No.0-1-2(深いほう)の結果は10、11日に出ている)の最初の結果が出た。20日採取分で134Csと全βはND、137Csが0.86Bq/L。
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報70)(報道関係各位一斉メール)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第126報)

4号機燃料取出しの様子の動画を公開(18日撮影)。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(水中カメラ映像)(9:01)(動画)
燃料交換機のマストの先端に付いている燃料つかみ具が下りてきて燃料集合体のハンドルをつかんで吊り上げていく。00:57あたり、つかみ具の中で掛け金を閉めるような動きが見える。正面に見えている燃料集合体の表面に不規則に曲がる線がずっと付いているのだけれど、もしかしてラックの中でガレキ片が転がりながらこすってるのかしらん。

T/B東側下部透水層の水質調査結果。
タービン建屋東側(海側)下部透水層の水質調査結果[途中経過](PDF 145KB)
15日に報告した分(H25J④(3号機海側)、13日採取分)のトリチウムの結果はND(<120Bq/L)だった。

水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.1KB)

魚介類のサンプリング結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 19.4KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 15.4KB)
今回の最大値は10月10日北防波堤付近で採取されたムラソイの110,000Bq/kg(Cs合計)。

11:30、汚染水貯留タンクの増設にともない、周辺監視区域等を変更

過渡現象記録装置入力点一覧表(PIDリスト)を昨日19日にHP(過渡現象記録装置データの一番下)に掲載した。


ニコ生
【11/20 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.20(水)17時30分 ~



2013年11月19日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

非常用窒素ガス分離装置(待機中)の手動起動試験で、供給ラインの弁が開かない事を確認。11:54に運転上の制限(窒素ガス分離装置1台が運転中であること及び非常用窒素ガス分離装置(非常用窒素ガス分離装置用ディーゼル発電機を含む)が動作可能であること)を満たさないと判断。原子炉への窒素ガス封入は常用の窒素ガス分離装置(AとBの並列運転)により継続している。その後の調査で、当該の弁が固着して閉じている事を確認。手動で全開できたので、現在は窒素ガス供給が可能な状態になっている。今後、当該弁の交換・修理をおこなうが、それまでの間は常時全開を前提とした操作手順を策定し、
修理後その後(21日訂正)に手動起動試験を再度おこない、健全性を確認する。
福島第一原子力発電所非常用窒素ガス分離装置の不具合について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所非常用窒素ガス分離装置の不具合について(続報)(報道関係各位一斉メール)

1号機格納容器への窒素ガス封入でO2サンプリングラックラインを使って予備ラインの試験を12日より行っているが、今日09:55-10:25に、2回目の流量変更を実施した。
圧力容器窒素封入量:20m3/h→11m3/h
S/C窒素封入量:0m3/h(変更なし)
格納容器窒素封入量:10m3/h→19m3/h
格納容器ガス管理システム排気流量:21m3/h(変更なし)
1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、16日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業2日目。
09:00に作業開始、18体の燃料集合体をキャスクへ装填し、18:28に作業終了。これで昨日の分と合わせて22体(キャスク1基分)の燃料装填が完了した。明日以降、キャスクの除染、共用プールへの移動をおこなうが、燃料の移動に関する情報は核物質防護にかかわるので終了後に実績を報告する。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月21日の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始した。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 128KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)

地下貯水槽No.1の浮き上がり対策(8月21日参照)を開始した。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,768m3
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 247KB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月19日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月18日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(訂正版) (PDF 28.3KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、16日より停止中。

07:52頃、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。07:50の気温10.8℃、湿度96.5%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機R/B1階の西、北、南東エリアでガレキ等障害物撤去作業を開始した。R/B1階南西エリアはすでに終了している(1、3号機R/B1階フロアのガレキ等障害物の撤去については3月7日ロードマップ進捗の項参照。無人重機のASTACO-SoRaでやってる)
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業を開始した。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業開始について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所4号機 使用済燃料取り出し状況について(PDF 127KB)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業(2:31)(動画、11月19日公開)
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(水中カメラ映像)(9:01)(動画、11月20日公開)
09:50より準備作業を開始、キャスクをキャスクピットに沈め、15:18より燃料集合体(新燃料)の吊り下げ作業を開始、15:57に1体目の燃料集合体をキャスクへ装填。その後、さらに3体の燃料集合体をキャスクへ装填し、18:45に今日の作業を終了した(作業手順については13日のPDF資料3頁を参照)。作業は来年2014年末の完了を目標として実施していく。
PDF資料2頁でキャスクの胴が白く見えるが、これは胴部のフィン(放熱板)の間にプール水が入るのを防ぐためのカバー(15日の資料ではカバーがついていない状態が見られる)。キャスクの上部と下部に見える青色も汚染防止のパッケージ。キャスクの除染作業ではこれらのカバーを取って水をかけて流した後、ウェスで拭いていく。お尻に付いてる緑色のシートは何なんだろ。あと、資料3頁目の写真でプールサイドにカナフレックスホースがとぐろ巻いてるのは、バックアップの注水ラインですか?
使用済燃料プールにある燃料集合体は7×7、8×8、9×9の3種類あるが9×9が主体。いずれも太さは約14cm×14cmで変わらず、同じキャスクを使って移送する。燃料集合体の長さはおよそ4m、燃料ラック上端の深さが約8m。
作業は6名1班(東電社員1名、燃料取扱機操作が2名、作業方の責任者が1名、水中カメラや双眼鏡などによる状況確認が2名)で実施、1班2時間で交代していく。その他に放射線管理の担当者がつく。オペフロの線量は40μSv/h程度、計画線量は0.8mSv/日。
燃料輸送の日程は核物質防護上の理由で公表が禁止されているが、1基目のキャスクについては22体の燃料を装填し終わるまで詳細を報告する。その後、キャスクの除染をして共用プールへの移送が完了した時点で実績を報告する。1基目のキャスクの移送が終わった時点で作業を一旦停止し、作業手順などの評価・確認を行う。それ以降は、共用プールへの移送終了ごとに実績を報告する。なお、トラブル発生時にはすみやかに公表する。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の進捗状況について(11月18日)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の開始について(11月18日:続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の開始について(11月18日:続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業の開始について(11月18日:続報3)(報道関係各位一斉メール)

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月21日の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始。対策の効果を評価するために3日より停止していたが、有効性を確認したので10:17に再開した。有効性評価結果については15日を参照。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 128KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 104KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,647m3
福島第一原子力発電所 護岸エリアの状況について(PDF 384KB)
地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 119KB)
昨日全βの値が高かった観測孔No.1-9(17日採取分)の今日18日再採取・分析の結果は、470Bq/Lと昨日の2,100Bq/Lより低くなっている。原因はまだ分からない。監視を継続する。
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報69)(報道関係各位一斉メール)

海側遮水壁設置工事で資機材搬入のため、11:00-11:20と12:25-12:40に1-4号機取水口付近のシルトフェンスを開放した。



その他


地下貯水槽No.1の浮き上がり対策を明日19日より開始する。



ニコ生
《4号機 核燃料取り出し開始》【11/18 17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.18(月)17時30分 ~

2013年11月17日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日16日より停止中。

07:40頃から16:00頃にかけて、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。07:40の気温9.8℃、湿度90.9%。16:00の気温15.4℃、湿度61.7%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月中旬の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始したが、対策の効果を評価するために3日より停止中(18日に再開の予定)。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 129KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 246KB)
観測孔No.1-9(護岸沿いの地盤改良工事の海側)の17日採取分の全βが2,100Bq/Lで、前回(14日採取分、76Bq/L)より高くなっている。他の観測孔や海水のデータには有意な変動はなく、観測孔No.1-8(地盤改良体をはさんでNo.1-9の陸側)の地下水位は地盤改良体天端より低い水位を保っている。確認のため、明日、再採取と測定を実施する。


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月17日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月16日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日15日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、12日より継続していたが09:34に停止。

08:10頃から16:20頃にかけて、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。08:10の気温11.0℃、湿度77.0%。16:20の気温11.5℃、湿度58.3%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月中旬の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始したが、対策の効果を評価するために3日より停止中(18日に再開の予定)。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 129KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 247KB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月16日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月15日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日14日より継続していたが10:17に停止。

2号機T/B地下たまり水移送、12日より継続中。

昨日14日に3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気が確認されていたが、今日07:50頃、湯気が見えなくなった。07:50の気温13.4℃、湿度84.8%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月中旬の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始したが、対策の効果を評価するために3日より停止中(18日に再開の予定)。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
08:50頃、タンクパトロールでG6南エリアタンク(G6-C3タンク)の側板フランジ(下から2段目の縦継ぎ手フランジ)から4秒に1滴程度の滴下を確認。
G6南エリアタンク(鋼製円筒型タンク)フランジ部からの漏えいについて(PDF 182KB)
当該個所の線量は5cm距離でγ線+β線(70cm線量当量率)が35mSv/h、γ線が0.03mSv/h。タンク上部からタンク天板と水面の距離を測定した結果は52cmで、隣接するG6-C2タンクと同じ。漏えい個所のボルトを増し締めし、11:30頃に漏えいの停止を確認。念のため漏えい個所の下に受けパンを設置。G6南エリアの堰内には深さ約11cmのたまり水があり、核種分析の結果は134Csと137CsがND、全βが5,200Bq/L。15:59-16:50にG3エリア空きタンクへ堰内たまり水を移送した。G6-C3タンク貯水の核種分析結果(10:20採取)は134Csが1.5×103137Csが2.7×10360Srが4.5×102125Sbが2.0×104、全βが7.8×107[Bq/L]。堰内たまり水とタンク貯水の全β濃度比とたまり水の量(約1.53×105L)より、漏えい量を約11Lと評価。
12:50頃、G6南タンクエリアドレン弁(G6-C8タンク北側)近傍ににじみが確認されたが線量は確認されず、汚染水が堰外に出ているという状況ではない。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 129KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 104KB)
観測孔E-10のトリチウムが11,000Bq/Lで、前回(6日採取分)の7,700Bq/Lに比べて上昇しており、監視を続ける。
福島第一原子力発電所構内G6南エリアタンクからの水の滴下について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内G6南エリアタンクからの水の滴下について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内G6南エリアタンクからの水の滴下について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内G6南エリアタンクからの水の滴下について(続報3)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内G6南エリアタンクからの水の滴下について(続報4)(報道関係各位一斉メール)

地下貯水槽No.5の浮き上がり対策(8月21日参照)を開始した。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,647m3
2、3号機海水配管トレンチ内のたまり水を浄化するモバイル式処理装置の通水確認を3日より実施していたが、確認が終了したので3号機側の処理の本格運転を12:35に開始(2号機は昨日14日より開始している)。モバイル式処理装置の概要については11月11日の汚染水対策現地調整会議の資料4頁を参照。
タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 967KB)
モニタリングまとめグラフ、地下水位の状況、地盤改良工事の進捗、モニタリングデータ表。


その他


4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業は、作業手順などのレビューや最終確認などが終了し準備が整ったので18日より開始する。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの使用済燃料取り出し作業について(PDF 472KB)
一定量の取出しが終了した時点でいったん作業を中止し、作業内容の確認・評価をおこなってその後の作業に万全を期す。最初は新燃料のみで作業をおこなう。現在4号機の使用済燃料プールに保管している燃料の発熱量は、燃料集合体1体あたり最大でも1kW弱程度(家庭用のヘアドライヤーくらい)であり、燃料の発熱が原因で新たな放射性物質の放出が起きるような事態は考えにくい。
福島第一原子力発電所4号機からの燃料取り出しにかかる安全対策等(PDF 15.9KB)
想定されるリスクについて事前に洗い出し、対応を検討。燃料やキャスクの落下、使用済燃料プールの冷却停止、燃料のかじりの発生、漏えいを確認した燃料(燃料被覆管に損傷があって、中に封じ込められていた放射性ガスが外部へ漏えいしているもの。燃料自体が漏えいしているのではない。ピンホールの開いた漏えい燃料の取出しは通常の作業において既に実績がある)の取り扱い、地震、火災、などなど。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業に関わる社内外レビュー結果概要(PDF 17.3KB)
社内外からのレビューで寄せられたコメントと対応。
構内用輸送容器の吊り上げ・下げ実機確認(2:57)(動画)
模擬燃料を用いた燃料取扱機の最終確認(2:24)(動画)
核物質防護などに関わる機微情報を含むので一部モザイクがかかっている。
4号機使用済燃料プール等からの 使用済燃料取り出しに係る安全性に ついてのコメントへの回答(PDF、規制委の特定原子力施設監視・ 評価検討会(第7回) 資料)
キャスクの32m落下に関する評価などについて記載あり。以前にキャスクの落下試験を電中研で実施していて、その際の落下高さは17mだった。今回の燃料取出しでは、キャスクが移動するルートの中で最も大きい落下高さ(地上からオペフロまで吊り上げる所)が32m。で、17m落下試験の結果から評価すると、今回、キャスクが32m落下して生じる可能性があるのは、キャスクのふたの気密破れと中の燃料棒の損傷(臨界は生じない)。この2つが起きるとして想定される最悪のケースは、キャスクの中に入っている燃料集合体22体分の燃料棒すべてが損傷して放射性の不活性ガスとヨウ素がふたのすきまから漏れ出てくるというもの。この場合の敷地境界における被ばく線量が10月31日のロードマップ進捗の資料で説明された5.3×10-3mSvという数字。

多核種除去設備ALPS C系の腐食対策の有効性確認。
多核種除去設備C系統腐食対策有効性確認結果について(PDF 374KB)
バッチ処理タンクのライニングの健全性、溶接線・フランジ面の腐食状況や犠牲陽極の侵食度などを見たが、いずれも異常なく対策の有効性が確認された。C系は18日にホット試験再開の予定。バッチ処理タンク漏えい発生以降の経緯と対策まとめは10月28日、腐食原因調査結果と対策の詳細は8月29日のロードマップ進捗の項などを参照。

今日、第9回汚染水処理対策委員会があった。その際の資料。
【資料4】東京電力株式会社からの報告(1.35MB)
海側遮水壁の進捗(1頁)。鋼管矢板打設は第1工区(港湾内)で369/404本、第2工区(港湾外)で57/191本が完了(1頁)。第1工区の工事が先に進んでいるが、港湾内の鋼管矢板をすべて打設して閉塞が完成すると、護岸エリアの地下水が第2工区の方から港湾外へ流出するおそれがある(4頁)。したがって、第1工区の残りの部分は第2工区の閉塞完了後、来年の竣工予定(9月末)の直前におこなう(3頁)。
下部透水層の水質調査(6頁)。T/B海側に2本掘っているうちの1本(H25J④、3号機の海側)で結果が出た。13日採取分の134Cs、137Cs、全βはいずれもND。トリチウムと90Srは分析中。下部透水層の水質調査については10月4日を参照。

(13、14日の1号機ベント管下部周辺調査の結果について質問に答えて)サンドクッションドレン管は、サンドクッションからトーラス室への出口までの部分は鋼製、そこから下流側は塩ビ製(13日のPDF資料2頁右図)で、水が流れ出ているのが見えた部分がちょうど継ぎ目の所。この継ぎ目より下流側にあった塩ビ製の部分が脱落している。この脱落が起きた原因はまだ不明だが、脱落した部分が塩ビ製なので熱の影響もあるかもしれない。もう1ヵ所の流水はS/Cの頂部あたりから発生している可能性があり、そうだとすればS/C内部の水位は満水に近いということになる。トーラス室内のたまり水水位はS/C頂部より低いので、もしS/Cの底部のほう(たまり水の水面下なので確認できていない)から漏えいが発生していればS/C内部の水位も低くなるはずで、そうでないならばS/C底部には大きな損傷がないということが言える。


ニコ生
【11/15・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.15(金)17時30分 ~

2013年11月14日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(訂正版)(PDF 26.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機ベント管下部周辺調査(2日目)。
福島第一原子力発電所1号機ベント管下部周辺の調査結果について(2日目)(PDF 783KB)
ベント管下部調査2日目(8:25)(動画、11月15日公開)
昨日の1日目に続き、残りの場所を調査した。水上ボートの航行ルートの線量は0.9-2.0mSv。
今日の調査エリアでは漏えいおよびサンドクッションドレン管の破損は確認されなかった。また、サンドクッションリングヘッダーの①と②の間が破損しているのを確認した(PDF資料6頁)。
1号機T/B地下たまり水移送、8日より停止していたが17:19に再開。移送先は1号機廃棄物処理建屋。

2号機T/B地下たまり水移送、12日より継続中。

07:51頃、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。07:50の気温5.8℃、湿度83.7%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月中旬の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始したが、対策の効果を評価するために3日より停止中。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
10日のH5エリアタンク(H5-D-No.5タンク)の壁面で高線量の水滴跡を確認した件。H5エリアの堰内たまり水の分析結果は、10、11日採取分の全βがいずれも2,300Bq/L(他の核種は10日を参照)。12日採取分は134Csと137CsがND、全βが2,100Bq/L、90Srが300Bq/L(簡易測定)で有意な変動がなく、タンクパトロールでも異常がない事から、当該タンクからの漏えいはないと考える。
H6エリアの堰内たまり水を地下貯水槽No.7へ10:36-12:03に移送した。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 127KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 91.2KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,610m3
2、3号機海水配管トレンチ内のたまり水を浄化するモバイル式処理装置の通水確認を3日より実施していたが、確認が終了したので2号機側の処理の本格運転を10:53に開始。なお、3号機については明日15日より開始の予定。モバイル式処理装置の概要については11月11日の汚染水対策現地調整会議の資料4頁を参照。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 163KB)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月14日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月13日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機PCV窒素封入流量はO2サンプリングラックラインの流量を記載(通常流量を測定している計器は昨日12日より欠測中。12日を参照)。
1号機ベント管下部周辺(1日目)の調査結果。
福島第一原子力発電所1号機ベント管下部周辺の調査結果について(1日目)(PDF 193KB)
1号機トーラス室で水中遊泳ロボットWGの水上ボートによる実証試験を実施。その中で、ベント管およびサンドクッションドレン管からの漏水の有無などを調査した。水上ボートの航行ルートの線量は0.9-1.8Sv/h。今日はS/Cの半分を調査した。残りは明日実施する。
2ヵ所で水の流れを確認した。1ヵ所はPDF資料2頁左図の④のベント管(東南東側)がS/Cに接続している上部方向から、S/Cの表面を水が伝って流れている(どこから漏れているかは分からない。もしかしたら真空破壊ラインから来ているかもしれない)。もう1ヵ所は、資料4頁左下図の①のサンドクッションドレン管から水が流れ出ている。1号機のサンドクッションドレン管は、トーラス室のたまり水水面下にあるサンドクッションリングヘッダーへつながっている(資料4頁右写真)が、①のドレン管だけは途中で破断している(資料4頁左写真、これについて15日に記載あり)ためそこから水の流れているのが確認できた。ドレン管が破断した原因は不明。これらの水の流れは、格納容器から漏れているものと考えられる。1-4号機のR/B地下のたまり水の出どころは格納容器の破損個所と考えているが、今回初めて格納容器からの漏水が確認できた
2号機で同様の調査を3月5-15日に4足歩行ロボットで実施した(2号機ベント管下部周辺調査)が、漏水は確認されなかった。
1号機では2012年6月26日にR/B1階西側の床に穴を開けて、内視鏡でトーラス室の調査をしているが、漏水は確認されなかった。調査した場所は2012年6月25日の中長期対策会議の資料113頁を参照。
ベント管下部調査1日目(6:31)(動画、11月14日公開)
1号機T/B地下たまり水移送、8日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、昨日12日より継続中。

昨日12日より3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気が確認されていたが、今日15:25頃、湯気が見えなくなった。15:20の気温8.5℃、湿度41.7%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
昨日12日に続き3号機R/B上部でダストサンプリングを実施(11日を参照)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.6KB)(11月27日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日12日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月中旬の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始したが、対策の効果を評価するために3日より停止中。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 127KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 103KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,571m3
福島第一原子力発電所護岸エリアの状況について(PDF 581KB)
地下水位の状況と地盤改良工事の進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 275KB)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第125報)

1、2号機のR/B上部でのダストサンプリングと格納容器ガス管理システムでのガスサンプリングの結果。1号機が6日、2号機が8日に実施。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.2KB)
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.5KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 75.1KB)
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.6KB)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 77.2KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 112KB)

4号機使用済燃料プールからの燃料取出し作業開始までの工程。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの 使用済燃料取り出し作業について(訂正版)(PDF 453KB)
IRID(国際廃炉研究開発機構)のIEG(国際エキスパートグループ、国際的叡智をIRIDに提供する助言組織)や社内組織(原子量安全監視室、原子力改革監視委員会)によるレビュー、保安検査(今日13日より)など、事前の確認作業や審査を実施中。
作業としては、キャスクを共用プールから4号機オペフロへ移送して吊り下げ・上げ実機確認、模擬燃料を使って燃料取扱機の最終確認、緊急時の避難訓練、などを実施。
燃料取出し開始後、最初の輸送は新燃料のみでキャスクを仕立てて輸送を実施し、最終的に念を押して確認する。使用済燃料1331体のうち3体は取り扱い注意(2体はピンホールがあるため使用をやめたもの、もう1体は燃料集合体の一部が5mmほど曲がっている)で、この3体はNFT-22B型とは違うキャスクで最後に取出す。
燃料取出し作業は普段からおこなっているもので今回も基本的には同じだが、作業者が防護装備を付けておこなうなど通常と違うことがあるので、十分注意して進めていきたい。
取出し開始は11月中旬の予定。

8日に発表した緊急安全対策の進捗
福島第一原子力発電所の緊急安全対策 参考資料抜粋 4.雨水対策(PDF 463KB)
堰内・排水路の雨水対策について(1:40)(動画)
00:00 タンクエリアコンクリ堰内のフェーシング(ウレタン系の防水塗装を暑さ2mmほど塗る)
00:17 H2エリアでの雨水受け用タンク(500t)の増設
00:53 B排水路の清掃とフェーシング。無線局舎より下流側で70-80%終了している。無線局舎より上流は11月末ぐらいの目途で実施予定。

汚染水・タンク対策本部社外専門家レイクバレット氏による福島第一原子力発電所の視察状況(PDF 70.9KB)


ニコ生
【11/13・17:30開始】東京電力「汚染水・タンク対策本部」記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.13(水)17時30分 ~

2013年11月12日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 24.0KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機格納容器への窒素ガス封入ラインの予備としてO2サンプリングラックラインが使えるかどうかを調べるために、今日より12月9日まで段階的に窒素ガスの流量を変更する試験を実施する。今日10:28に以下の変更を実施(PCVへの封入にO2サンプリングラックラインを使用)。
RPV封入量:30m3/h→20m3/h
S/C封入量:5m3/h→0m3/h
PCV封入量:0m3/h→10m3/h
PCVガス管理システム排気流量:21m3/h(変更なし)
このため、通常PCVへの流量を計測している計器は欠測。格納容器HVH温度、格納容器圧力、格納容器水素濃度等の監視強化を行っていく。
1号機T/B地下たまり水移送、8日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、9日より停止していたが10:15に再開。移送先は3号機T/B地下。

07:51頃、3号機R/B5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気の発生しているのをカメラで確認。07:50の気温5.4℃、湿度71.8%。プラント状況、モニタリングポスト指示値には異常なし。
3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。明日もやる(11日の3号機R/B上部ダスト測定の最適化を参照)
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 84.6KB)(11月27日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 66.6KB)(11月27日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。09:54に移送ポンプを1台から2台へ切替えた。ポンプ台数の切替え時にいちいち止めないようになったの?

4号機燃料取出し用カバーの使用前検査が終了し、本工事が完了した。
福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し用カバー設置工事の完了について(プレスリリース)
10月16日より使用前検査の受検を開始。今日、規制委より終了証を受領した。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、7日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月中旬の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始したが、対策の効果を評価するために3日より停止中。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 127KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 104KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,544m3
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 278KB)


その他


実施計画の変更申請が認可された。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について

四倉海水浴場,勿来海水浴場 海水試料測定結果(PDF 97.9KB)

7月25日採取分の90Srの結果が出た。いずれもND。いわき市の海水浴場の水質検査については7月26日参照。


今日、「平成25年度第10回 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」があった。
「平成25年度第10回 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」における当社資料のご説明について(お知らせ)
その際の資料。4号機燃料取出しについて。
4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し(PDF 2.20MB)
ガレキ撤去(6頁)。燃料ラック上の小片ガレキの吸引による撤去は9月30日より実施。燃料取り出しと並行して来年3月まで実施の予定。
換気空調設備の機能、放出量評価方法(11頁)
かじり発生時の対応(22頁)。かじりの発生した燃料は、燃料取扱機から天井クレーンに吊り替えた後、ワイヤーを揺すっても抜けない場合はファイバースコープで状況を確認し、より強い力で吊り上げる、かじり除去治具でガレキ除去を試みる、などする。



福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(11月12日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)

2013年11月11日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 28.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、8日より停止中。

2号機S/Cからの水素追い出し試験(2回目のSTEP2、10月15日参照)でS/Cへの窒素ガス封入を10月16日より実施していたが、10:59に停止した。今後、データの評価をおこなっていく。
2号機T/B地下たまり水移送、9日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、6日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、7日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、対策を講じて10月28日に再開。
B系:6月13日より実施していたが、A系と同様の対策をするため8月8日に停止、再開は11月中旬の予定。
C系:対策を講じて9月27日に開始したが、対策の効果を評価するために3日より停止中。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内タンクエリアにおける堰内たまり水の漏えいおよび高線量率箇所の確認等について(PDF 504KB)
9日のH6北エリア堰内たまり水漏えいとH2南エリアタンクの高線量個所確認、10日のH5エリアタンク高線量個所確認の3件について。
9日のH6北エリア堰内たまり水漏えいでは、堰の外側の漏えい個所の土壌を回収した(PDF資料2頁左下の写真)。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 307KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 104KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約5,517m3
福島第一原子力発電所護岸エリアの状況について(PDF 581KB)
地下水位の状況と地盤改良工事の進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 161KB)
観測孔No.0-1-2とNo.1-14の最初のトリチウムの結果(10日採取分)は36,000と2,600[Bq/L]。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 279KB)


その他


1号機格納容器への窒素ガス封入ラインとして以前使用していたAC系ラインはメンテナンス性が悪いなど信頼性が低いので、代替のライン(O2サンプリングラックライン)が使用できるかどうかの調査を明日12日におこなう。AC系による格納容器への窒素ガス封入は上記の理由で7月3日以降は使用していない。詳細は6月17日参照。

3号機R/B上部ダスト測定の最適化
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋原子炉上部のダスト調査について(PDF 259KB)
R/B上部の大型ガレキ撤去が終了した(10月16日参照)ので、測定方法の変更と測定個所の最適化を測る。スペースができて大型の装置が使えるようになったので、ダストサンプラーを高流量のもの(今までの10倍の50L/min、PDF資料2頁)に変更し、テント型サンプラーを作製して使用する(資料3頁、風の影響を排除できる)。12、13日に新しいサンプラーで採取をおこない、最も濃度の高い個所を新しい採取地点とする。テント型のサンプラーって昔3号機でも使ってたと思うんだけれど(2011年9月10、12日に写真がある。今回の資料と同じ写真だね)、いつの間にか変わってたのかしらん。

海域モニタリング地点の追加
当社における海域モニタリング計画(H25年度, 改訂02)(PDF 432KB)
10月30日に報告したもの(T-0-1A(港湾口北東側)とT-0-3A(港湾口南東側)の2点を追加)。

水中遊泳ロボットWGにおける自己位置検知要素技術について、今日、1号機トーラス室で実証試験を実施した。今後、今回得られたデータを取りまとめ、評価していく予定。また、13日より準備でき次第、水上ボートによる調査(長尺ケーブル処理技術とS/C周辺調査)を実施予定。10月24日参照。

4号機燃料取出し作業について質問に答えて)敷地境界での被ばく線量評価(10月31日ロードマップ進捗の項)で燃料集合体が落下したケースというのは、落とした燃料と下にあった燃料と合わせて2.3体の燃料集合体の燃料棒すべてが破損したと想定して評価。
キャスクが落下しても中の燃料が損傷する事態は考えにくいが、キャスクの損傷による敷地境界での被ばく線量評価では中の22体の燃料集合体の燃料がすべて損傷したとしておこなった。キャスクが落下してふたが外れ中の燃料からの直接線が外に放射されているような状況では、クレーンで周辺に土のうを積んで遮へいをおこない、状況を確認していくことになる。このような場合についても、手順を検討してある。

今日、第3回汚染水対策現地調整会議があった。その際の資料。
【資料1】汚染水に関わる現場進捗状況(1.07MB)(PDF)
2・3号機海水配管トレンチ浄化(4頁)。モバイル式処理装置の概要。
2・3号機海水配管トレンチ止水(5頁)。凍結止水実施個所の地図とスケージュール表。12月から凍結止水開始、水抜きは来年4月から。
【資料2】福島第一原子力発電所の緊急安全対策(2.54MB)
【資料3】汚染水対策現地調整会議 課題に対する管理表(2.87MB)
タンクエリアの配管の状況(11頁)。写真あり。
コンクリート堰のかさ上げ(13頁)。タンクエリアの外にある配管が障害となるので、堰のかさ上げは現状の位置でせざるを得ない。そのため、既存のコンクリ堰のかさ上げは鋼材などによりおこなう。新設、または、タンクリプレースの際にはコンクリートによる堰を設置する。現在、既設のコンクリ堰について鋼材による30cmのかさ上げを実施中(15頁)。個別個所の設計(9頁。10月15日初出)がかたまり次第、設計高さまでのかさ上げを実施する(今年度末までに完成予定)。
フランジ型タンク水抜き優先順位(37頁)。1.リークポテンシャル大かつ容量確保のため早期リプレースが必要(構造上リークポテンシャル大の小容量タンク)、2.リークポテンシャル大(高線量個所があるなどリーク懸念のあるもの、漏えいの発生したType1フランジ型タンク)、3.その他のフランジ型タンク、の順に優先順位を付けてリプレースを実施していく。具体的なエリア毎の分類は39頁。
コンクリ堰内被覆工事(41頁)。水抜き・清掃の後に塗装を実施するが、10月は降雨が多かったため、工事が遅れている。来年1月末までに完了の予定。
タンク雨樋の設置(42頁)。設計上考慮する最大雨量想定は100mm/h。汚染度の高いエリアから優先的に実施。雨樋部分の写真、雨樋設置イメージ図など。来年3月末までに完了の予定。
シートによる雨水抑制対策の結果(48頁)。短期的には有効だったが、その後、風などの影響でシートが破れたため機能していない。今後、実現性を含めて評価する。10月25日の台風27号対策の養生テント対策試験のこと。
雷対策(49頁)。タンクに水位計の設置をおこなっているが、水位計はタンクの上に設置するため、落雷で機能喪失する可能性がある。この場合には、移送の停止、予備品による早期復旧などで対応する。
堰内たまり水の回収・移送方針と手順(53頁)。4000m3ノッチタンク群や地下貯水槽などへ移送した水は、仮設浄化装置による浄化後、排水するようにする(準備中)。
1号機取水口北側エリアの追加観測孔サンプリング結果(58頁)。観測孔No.0-4の水質分析では、No.0-1と同様にトリチウムのみが高くCsと全βはND。また、観測孔No.0-4のボーリングコア線量測定を実施。γ線はBGレベル、β線は検出せず。これらの結果から、No.0-4近傍の配管からの漏えいはなく、さらに山側からトリチウムに汚染された地下水が流入しているものと推定。観測孔No.0-1-1、0-1-2、0-3-1、0-3-2(埋戻層と中粒砂岩層で別々に地下水を採取するために深さの違う井戸を掘っている)の調査を継続し、No.0-4の山側に観測孔を追加する(1T-6)。
B排水路の暗渠化(62頁)。Hエリア東側の約1,300mを暗渠化する。排水路に汚染された水が流入した際に流れをせき止めるために、止水ゲートを3ヵ所(B排水路内に2ヵ所、下流のC排水路に1ヵ所)設置する。コンクリ堰・外集積の整備と排水路付け替えが終了する来年3月末まで枝排水路からの流入を一時閉止する(道路などにあふれた雨水は仮設ポンプなどで排水する)。
排水路付け替え工事と連続モニター設置(66頁)。海への汚染水流出を監視するために、排水路にβ線モニターを設置する(タンクに貯留している水を検知するのにはβ線を見るのが適している。他の要因によるβ線上昇を区別するためにγ線モニターも併設)。現在、C排水路は1-4号機排水口の南側に海への出口があるが、これを港湾内に付け替えて海洋への汚染水流出の影響を緩和する。ただし、1-4号機取水路開渠内を出口とすると汚染濃度の高い海水を外へ押し出す事にもなるので、出口の詳細な場所については検討中(69頁に地図あり)。


ニコ生
【11/11・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.11.11(月)17時30分 ~