リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年7月31日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は25.5m3、格納容器圧力は0.03kPa(gage)。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品点検にともない29日より運転を停止中。運転再開は8月9日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。26日参照。

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、8月1日の日報より)15:42に排水を停止。排水量は853m3


その他


管理対象区域内で水等の摂取がおこなわれていた
福島第一原子力発電所 管理対象区域内における水等の摂取について(216KB)(PDF)
構内にある5・6号機警備員詰所および1-4号機周辺防護区域警備員詰所の入り口付近にある装備脱衣エリア(管理対象区域、2頁に地図)に、それぞれウォーターサーバー(5・6号)とクーラーボックス(1-4号)が設置されていることを30日に確認した。関係者への聞き取りを行ったところ、当該区域において水等の摂取をしていた事実を今日31日に確認した。
「東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則」においては、管理対象区域内での飲食を禁止しているが、これに抵触する可能性がある。
当該ウォーターサーバー等は熱中症対策として協力企業が設置したが、その設置の経緯については詳細確認中(設置時期は5・6号機警備員詰所:2016年5月、1-4号機周辺防護区域警備員詰所:2018年5月)。
なお、以下のことから、内部被曝の可能性はないものと考える。
・水等を摂取していた場所は室内の管理対象区域(Greenゾーン)であり、毎日のサーベイ結果において汚染がないことを確認していること(検出限界以下)。
・当該場所で水等を摂取する際には、マスクを外す、綿手袋を脱ぐ、手及び口周りをサーベイし汚染のないことを確認する運用としていたこと。
・当該場所を利用した協力企業警備員について、至近のホールボディカウンタの測定結果では内部取込みは確認されていないこと。
今後、至近のホールボディカウンタ受検後に当該場所で水等を摂取した協力企業警備員については、速やかにホールボディカウンタ測定を実施するとともに、再発防止策を講じていく。
管理対象区域っていうのは、いわゆる放射線管理区域のこと?
この時期、Greenゾーンで命を脅かすリスクが高いのは内部被曝より熱中症だろうけど(Redゾーンでもそうかも)、適切なルールを設定して運用するのはリスク管理の基盤技術なんだと思うので、そこができてないところが由々しき事態なのではないか。線量が下がれば下がったで、また新たな脅威が出てくるんだねぇ。どこまでいっても安全にゴールはないというのは、こういうことなのかしら。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況(PDF)
6月の最大被曝線量は6.32mSv、平均値は0.30mSv(APD値)。四半期ごとの集計あり。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。29日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。No.4はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
23日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日8月1日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(27日採取)と集水タンクNo.3(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が710Bq/L、第三者機関が760Bq/L。明日8月1日に排水の予定。


東京電力ホールディングス株式会社 福島第二原子力発電所の廃止について(プレスリリース)
2018年6月14日にすでに方針を示していたが(2018年6月14日参照)、今日、正式に福島第二全号機(1~4号機)の廃止を決定した。
<別紙1>廃炉に向けた基本方針 (140KB)(PDF)
<別紙2>福島第二原子力発電所の概要 (106KB)(PDF)
2F廃炉にともなう具体的な影響額については、下記の2019年度第一四半期決算に記載。
東京電力ホールディングス株式会社 2019年度第1四半期決算について(プレスリリース)
使える炉が使われないこと、ましてや廃炉になること、貧乏性の人間としてはもったいないと思わずにはいられない。世の中を動かすのは経済じゃないということなのかねぇ。



2019年7月30日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は25.6m3、格納容器圧力は0.05kPa(gage)。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品点検にともない昨日29日より運転を停止中。運転再開は8月9日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。26日参照。

サブドレン他水処理施設、10:22に一時貯水タンクEから排水を開始

昨日29日の乾式キャスク仮保管設備の7基のキャスクで蓋間圧力が監視不能となった件。
福島第一原子力発電所 使用済燃料乾式キャスク仮保管設備蓋間圧力の一部測定不能について(122KB)(PDF)
昨日15:47頃落雷があり、同時刻より蓋間圧力が監視不能となった。17:05よりひずみ測定器により異常値を示している圧力センサーの不健全性確認を開始し、20:25に7基のキャスクすべての圧力センサーが異常値を示し、圧力センサーが故障していることを確認した。
計器故障発生時には、発電所周辺で雷が発生していたことから、この影響で異常な電流や電圧が計器に及んで故障したものと推測する。なお、当該計測回路には避雷器が設置されていたものの、故障発生のメカニズムについては今後確認していく。
今日30日以降、計器が復旧されるまでの間、監視不能となった7基のキャスクについて仮設の圧力計による圧力確認を実施する。今日、仮設の圧力計で蓋間圧力を確認したところ、7基とも有意な変動はないことを確認した。また、故障した計器については、キャスク7基全てでまず片系の計器を復旧し、その後、残る片系の計器も復旧(圧力センサーはキャスクごとに2系統ある。資料1頁に概略図)。

(以下、31日の日報より)16日に5号機非常用ディーゼル発電機(B)が非待機状態となり運転上の制限を逸脱した件。
調査の結果、シリンダL7の燃料弁と高圧ユニオンの継ぎ手部(ねじ込み)に緩みがあり、当該部分から軽油が漏えいし、動弁注油タンクの液位が上昇したと推定。当該部分の金属パッキンの交換および、漏えい確認を実施し、問題がないことを確認。なお、他の燃料弁の継ぎ手部(17カ所)についても、金属パッキンの交換および、漏えい確認を実施(以上、25日参照)
今日30日に5号機非常用ディーゼル発電機(B)の試運転を実施し問題がないことを確認したことから、11:15に当該非常用ディーゼル発電機を待機状態とした。A系の定期点検終了で19日にLCO復帰している。


その他


T/B地下たまり水の核種分析結果。4号機の6月6日採取分。3号機は設備点検にともないたまり水の分析を中断しているため、8月末に公表予定。
福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF)

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。25日採取(27日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(26日採取)と集水タンクNo.6(24日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が850Bq/L。明日31日に排水の予定。



2019年7月29日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は25.9m3、格納容器圧力は0.06kPa(gage)。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品点検にともない06:06に運転を停止。運転再開は8月9日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。26日参照。

11:09頃、増設多核種除去設備の排水サンプ1シンク下部から漏えいしているのを発見。
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備排水サンプ1シンク下部からの漏えいについて(294KB)(PDF)
漏えいした水は堰内にとどまっている。滴下を監視中の11:40に滴下が停止したのを確認。漏えいした水の広がりは約1m×2m×深さ約1mm、漏えい量は約2L。漏えい水を分析した結果、全β濃度は1.8×105Bq/L(漏えい量が少なく、Csについては分析不能)。漏えいしたシンクは、余剰水や機器の洗浄等に使用した水を排水(系統の処理に乗せていく)するもの。漏えい水は拭き取りを完了し、漏えい箇所の養生を実施した。
今後、詳細な漏えい原因を検討し、必要な対策を講じる。
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備の排水サンプ1シンク下部からの漏えい発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備の排水サンプ1シンク下部からの漏えい発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)

15:47頃、乾式キャスク仮保管設備にある37基のキャスクのうち、7基のキャスク蓋間圧力が監視できないことを発見。現場状況を確認中。仮保管設備周辺のエリアモニターで有意な変動は確認されていない。また、敷地境界に設置しているモニタリングポストおよび連続ダストモニターに有意な変動はない。
同時刻に1Fの周辺地域で落雷を確認しており、その影響についても確認中(当該設備に落雷があったのではない)。
福島第一原子力発電所 乾式キャスク仮保管設備のキャスク蓋間圧力監視不能について(報道関係各位一斉メール)
乾式キャスクの蓋間圧力については2013年3月21日を参照。
落雷により計器(センサー)が故障し、蓋間圧力が監視不能となったものと推定。今後、計器の交換修理を実施する。なお、計器が復旧するまでは、仮設の圧力計を使用して蓋間圧力を監視する予定。
福島第一原子力発電所 乾式キャスク仮保管設備のキャスク蓋間圧力監視不能について(続報)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、09:57に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、30日の日報より)16:41に排水を停止。排水量は1006m3


その他


魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF)
港湾内で採取された試料のうち、マコガレイNo.14(6月3日採取)のCs合計が129.9Bq/kg、クロソイ(6月10日採取)が同162Bq/kg、アイナメNo.2(6月3日採取)が同107.9Bq/kgと、3検体のCs合計が100Bq/kgを超えた(港湾内で採取した試料は、1個体ごとに分析している)。港湾内っていつもこんなにたくさん(今回は28試料)採取できてたっけ?
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 412 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(25日採取)と集水タンクNo.1(23日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が890Bq/L。明日30日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。18-24日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:輸送貯蔵兼用キャスクB増設に伴う変更。従来は輸送貯蔵兼用キャスクAを13基、Bを17基申請していたが、Aの申請をやめて、Aの分を全てBに振り替えて(全部でB30基)申請し直し。

H6エリアタンク設置工事で2度の火傷の災害が18日に発生している。この件について報告があったのは23日であり、報告が遅れたと考えている。詳細は調査中。

8月1、2日に1/2号機排気筒解体工事の現場取材を実施する。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月29日 - Twilog
07/29のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年7月28日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は25.7m3、格納容器圧力は0.03kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、10:04に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、29日の日報より)16:13に排水を停止。排水量は917m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(24日採取)と集水タンクNo.6(22日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が840Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日29日に排水の予定。



2019年7月27日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は25.9m3、格納容器圧力は0.06kPa(gage)。排気流量を増やして格納容器圧力を下げている。25日参照。

サブドレン他水処理施設、10:12に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、28日の日報より)16:11に排水を停止。排水量は891m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。25日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。No.3はポンプ点検により採取中止。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(30日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(23日採取)と集水タンクNo.5(21日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が830Bq/L、第三者機関が890Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.41Bq/L。明日28日に排水の予定。



2019年7月26日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は26.6m3、格納容器圧力は0.34kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、10:15に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、27日の日報より)16:20に排水を停止。排水量は907m3


その他


3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品点検にともない29日05:00-8月9日21:00に運転を停止する予定。
26日05:00現在のプール水温は30.5℃、停止期間終了時点で約44.0℃と評価。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(22日採取)と集水タンクNo.4(20日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が830Bq/L、第三者機関が900Bq/L。明日27日に排水の予定。




2019年7月25日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.5m3、格納容器圧力は0.33kPa(gage)。

09:35、発電所構内5・6号機開閉所内の5・6号機66kV双葉線1号から発煙していることを作業者が発見。
福島第一原子力発電所 5.6号機送電線(双葉線1号)での発煙事象について(195KB)(PDF)
時系列は1頁。けが人はなし。09:41、双葉消防本部へ119番通報。双葉線1号を停止したことにより、09:58に発煙が止まったことを確認。また、双葉線2号は健全であるため、発電所内への電力供給に支障がないこと、プラント設備への異常がないことを確認。モニタリングポスト、ダストモニターの指示値に有意な変動はなし。浪江消防署による現場確認の結果、12:07に火災と判断。また、同時刻に浪江消防署により、鎮火が確認された。
当該の送電線は、鉄塔にヒビ等があったため新しく架け替えたもので、6月26日に受電を開始していた。送電線に電流を流すと漏れ電流が発生するため、これを逃がすための接地装置を設置する必要があるが、この装置が未施工であった。このため、漏れ電流が雷に対する保護装置に流れ込んでたまり、保護装置が通電するということを繰り返して発熱し発煙したものと推定(4頁。2頁に焦げた保護装置の写真)。接地装置が未施工だった原因は調査中。
今後の対応(5頁):双葉線1号では、三相ともに雷に対する保護装置を取り外し、接地装置を取り付ける。この工事完了後に復旧。2号の保護装置も温度上昇が見られる(黒相・赤相:約80℃、白相:約60℃。現在、温度を監視中)ことから、1号復旧後に停止して1号と同様の工事をおこなう。
福島第一原子力発電所 5号機双葉線1号 黒相接地線より発煙について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 5号機双葉線1号 黒相接地線より発煙について(続報)(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス、10:02に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、26日の日報より)16:26に排水を停止。排水量は1774m3

サブドレン他水処理施設、11:09に一時貯水タンクから排水を開始
(以下、26日の日報より)17:39に排水を停止。排水量は970m3

駐車中の1.5tトラックの給油キャップ付近からガソリン漏れ。漏れた量は100-200cc程度で、拭き取りを完了した。当該の車両は今年2月1日に点検を実施している。


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.3KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年6月13日-7月18日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.3KB)(PDF)
22日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(21日採取)と集水タンクNo.3(19日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が880Bq/L。明日26日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第68回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(5.60MB)(PDF)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(7.42MB)(PDF)
【資料3-1】汚染水対策(19.4MB)(PDF)
【資料3-2】使用済燃料プール対策(8.39MB)(PDF)
1号機R/Bウェルプラグ上H鋼撤去およびオペフロ・ウェルプラグ調査(4頁)。今後の南側ガレキ撤去や天クレ・FHM撤去に向け、使用済燃料プール(SFP)へのガレキ落下防⽌策としてSFP保護等を計画している。現在、SFP保護等に向けてSFP周辺⼩ガレキ撤去や調査を実施中。今回、ウェルプラグ上のH鋼撤去、オペフロ調査、ウェルプラグ調査について説明する。
ウェルプラグ上H鋼撤去(6頁):東作業床上に2種類のクレーン(オーシャンクレーン/ミニクローラクレーン)を設置して、SFP保護等実施に干渉するウェルプラグ上H鋼を撤去する。作業期間は8月下旬-9月上旬予定。
オペフロ調査(7頁):オペフロ上の南側に落下している天井クレーン(重量約160t)の状況を確認する。崩落屋根の開⼝に上空から調査機器(ロングアームカメラ)のアームを挿⼊し撮影する。なお、調査で⽀障となる⼩ガレキ(崩れた屋根等のコンクリート)は、吸引・把持し撤去する。7月中に開口部の状況確認、8月に調査を実施予定。ロングアームカメラって、今まで出てきたポールカメラとか(2016年1月25日参照)とは違うの?
ウェルプラグ調査速報(8頁):走行ルートに干渉するガレキの撤去を進めつつカメラ撮影を実施。引き続き、その他の調査を実施していく。プラグ中段中央での写真あり。
スケジュール(10頁):オペフロでのガレキ撤去・調査等のスケジュール。
1号機使用済燃料プール養生の計画(13頁)。今後実施予定の崩落屋根撤去作業で、屋根鉄⾻・⼩ガレキ等が使用済燃料プール(SFP)に落下した際に燃料等の健全性に影響を与えるリスクを可能な限り低減するため、SFP上に養⽣を実施する(なお、SFP内の全燃料が損傷した場合でも周辺公衆に与える影響は小さいことを確認している。20頁参照)。養生設置のイメージは15頁。東作業床に養生バッグ投入装置を設置、巻物状にした養生バッグをSFPに投入、バッグを空気で展張させ、展張後にエアモルタル(固まると軽石のようになる)を注入する(19頁に養生設置モックアップ試験の写真)。養生バッグの構造(断面)は16頁左図、養生範囲は16頁右図(SFP南側のスキマーサージタンク流入口はふさがないので、SFP冷却には影響しない)。養生設置の準備として、バッグ展張時に干渉する物がプール水上層部にないことを確認するための事前調査をおこなう(17頁)。養生実施のスケジュールは18頁。現在実施中のSFP周辺⼩ガレキ撤去(東側・南側)により必要な作業空間が確保でき次第、2020年3⽉からSFP養⽣設置を開始する予定。また、事前にトレーニングをおこなう。
3号機燃料取出し作業の進捗(21頁)。21日までに28体/566体の取り出しを完了。24日より燃料取扱設備点検のため燃料取出しおよびガレキ撤去作業を中断、9月初旬より再開予定(スケジュールは34頁)。作業中断中は、作業訓練を再び実施し(24頁)、燃料上部に堆積しているガレキを撤去する(48体分。25頁)。
今後のガレキ撤去の進め方(26頁):燃料取り出しは昼間、ガレキ撤去は夜間に、24時間体制で作業を進める。マニピュレーターで撤去したガレキは、付近の空きラックの上に移動させる(バスケットに入れてプール外に移動させるよりも速くできる。26頁)。これまでにハンドルの変形が確認されている燃料はいずれも、落下した燃料取扱機(FHM)およびコンクリートハッチの下にあった。他の燃料についてハンドル変形の状況を早く確認するために、FHMおよびコンクリートハッチの落下したエリアのガレキ撤去を優先的に進めていく(27頁図、青線枠①と②)。①エリアではガレキ撤去は完了し、新たなハンドル変形はなかった。②エリアは周辺に空きラックがなくガレキを移動できないので、隣接の③エリアから新燃料を取出して空きを作ってからガレキ撤去をおこなう。直径100mm超のガレキはマニピュレーターで把持・撤去しているが、ガレキが多く堆積しているエリアについては、バケット(28頁左図、一度にたくさんのガレキをつかんで撤去できる)を活用して撤去効率の向上を図り、早期にハンドル変形を確認する。
燃料取出し・ガレキ撤去作業中に発生した事象:ガレキ撤去ツール(熊手)先端外れ(29、30頁。熊⼿の上部と下部を接続するボルト3本が外れていた。熊手使用時のスプリング(先端と根元をつなぐ)の振動にともない、ボルトが徐々に緩んで外れたものと推定。対策として、折座金および永久固定用の高強度緩み止め剤を使用してボルト緩みを防止、定期的なボルト締結状態の確認。水平展開として、他のツール(L字型およびスコップ型のツールも熊手と同様のスプリングを使っている)にも同様の対策を実施、水中で使用する機器で荷重が伝達されるボルトを抽出し緩みのないことを確認した)。FHMからの作動流体漏えい(31、32頁。破損が確認された漏えい箇所の継手について破面観察を実施中(疲労破壊に特徴的なラチェット状の段差を確認。32頁に写真))。燃料取扱用クレーンからの作動流体漏えい(33頁。当該箇所は6月2日に滲みを確認しており、養生および監視強化の上で作業を進めていたところ、漏えい量の増加が認められたため作業を中断したもの)
1/2号機排気筒解体の進捗(36頁)。クレーンを前進させるための路盤整備(5月30日参照)は10日に完了(38頁に写真。なお、サブドレンNo.208は路盤整備にともない8日より運転を停止、8月末に復旧予定)。改めてクレーンの揚程確認をおこない、解体装置を排気筒直上に設置可能であることを確認(18日。39頁に写真)。最終動作確認(筒⾝解体装置及および鉄塔解体装置の動作確認や通信状態の確認、作業⼿順の確認等)を7⽉22⽇から開始し、8⽉上旬より排気筒解体⼯事に着⼿する計画。スケジュールは40頁。2019年度内に解体完了の予定。解体作業は天候により中止する(目安として、10分間平均の風速が10m/sec以上、1回の降水が50mm以上)。
昨日、切断装置のチップソーの制御回路に不具合が見つかり、予備機への交換で対応するが、工程への影響はない見込み。
使用済燃料等の保管状況(41頁)
1号機飛散防止剤散布実績と予定(43頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(46頁)
1号機X-2ペネからの格納容器内部調査(通しで3頁)。内扉穿孔作業においてAWJ作業で仮設ダストモニターの測定値が想定以上に上昇したことから作業を中断している(6月10、27日参照)。7月下旬よりAWJ作業を少しづつ実施してダスト飛散の状況についてデータを蓄積し(6-8頁)、8月下旬より削孔作業を本格再開。調査開始は今年度下期の予定(スケジュールは11頁)。AWJ作業再開の前に格納容器圧力を低下させる(9頁)。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(1.78MB)(PDF)
【資料3-5】循環注水冷却(132KB)(PDF)
【資料3-6】環境線量低減対策(7.12MB)(PDF)
【資料3-7】労働環境改善(891KB)(PDF)
【資料4】その他(3.30MB)(PDF)
5/6号機サブドレン設備の復旧(通しで1頁)。震災以降、5/6号機建屋周辺のサブドレン設備が停止しているため、建屋周辺の地下水位が高い状況が継続している。このため、5/6号機建屋地下には約30m3/日の地下水が流入しており、現在はこれを5/6号機たまり水処理設備で処理の後、構内散水している(2011年10月7日参照)。5/6号機たまり水処理設備の処理能力では急激な流入量増加に対応できないリスク有り。加えて、建屋貫通部の経年劣化等により地下⽔流⼊量が急激に増⼤するリスクも⾼く、使⽤済燃料プールや残留熱除去系等の電気盤がある電気品室が浸⽔するリスクがある(5/6号機たまり水の状況は3頁)。これらのリスク低減のため、5/6号機側サブドレン設備を復旧し、建屋への地下水流入量を抑制する。2020年度初旬着工、2021年度運用開始を計画。サブドレンピット水質調査結果は4頁。旧ピット27基のうち、4基はコンクリートで閉止、残り23基のうち1-4号機側サブドレンくみ上げ水浄化処理水の排水基準を超えるのは7基。復旧予定の23基でのくみ上げ量は震災前と同程度(200-300m3/日)の見込み。この量は、5/6号機たまり水処理設備の能力(約60m3/日)を超えるので、現状の処理後構内散水では対応できない。1-4号機側のサブドレン他水処理施設では、5/6号機側で想定されるくみ上げ水を追加しても処理能力の範囲内であり、一体運用が可能。これを実現するために、5/6号機側にサブドレン一時中継タンク2基、二次中継タンク3基を新設し、これらのタンクから1-4号機側の集水タンクへ移送する配管を敷設する(5、6頁)。これらの設備ができて5/6号機サブドレン設備が復旧することで、5/6号機の電気品室の浸水リスク低減・日常の保守性向上に加え、建屋周辺水位の低下・地下水流入量抑制により5/6号機たまり水処理設備に余力が生じ、構内たまり⽔等の処理への活⽤が可能となる。
5号機非常用ディーゼル発電機(5B)動弁注油タンク液位上昇(8頁)16日のLCO逸脱の原因となった件。時系列は9頁。16日に非常用ディーゼル発電機(5B)の定例試験準備として動弁注油タンクの液位を確認したところ、通常より液位が⾼かった。現場調査の結果、動弁注油タンク内の潤滑油に燃料の軽油が混⼊した可能性が否定出来ないことから、⾮待機状態として点検することとした。19日に燃料油系統加圧漏えい確認で、シリンダL7の燃料弁と燃料供給配管の⾼圧ユニオンの継ぎ⼿部(ねじ込み)に軽油の漏えいを確認(12、13頁)。燃料噴射テスト装置から燃料弁の⾼圧ユニオンを取り外す際に、正しい手順でおこなわなかったのが原因と推定(14頁)。当該の燃料弁についてパッキンを交換し、漏えいのないことを確認した。その他17気筒分の燃料弁について同様の確認をおこなう。なお、非常用ディーゼル発電機(5B)の確認運転は、他の作業との関係で8月8日に実施する。
以下、経産省のサイトより。
福島第一原子力発電所 配置図(PDF形式:2,554KB)
1/2号機排気等解体の解体装置の予備品準備状況に関する質問に関連して、小野さんいわく「3号機燃料取扱設備の部品調達で品質管理上の問題が生じたが、海外や取引経験のないメーカーからの部品調達におけるノウハウについて、今、JAXAの経験から学んでいる」とのこと。なるほど。また、このところ、公表データの単位誤り(16日参照)とか防護装備装着関連の不適合(6月13日、7月22日参照)が相次いでいることについては「気を引き締めていきたい。防護装備の運用については、放射線量があまりシビアではないところでの作業で問題が起きており、緊張感が足りない」とのこと。


動画
2019/7/25(木) 中長期ロードマップ進捗状況について(2:01:46)(動画)

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月25日 - Twilog
07/25のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)


2019年7月24日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.34kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、09:54-14:23に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は669m3


その他


6月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(PDF)
1-4号機R/Bからの放出は2.9×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.9×10-12Bq/cm3137Csが 5.6×10-12Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00025mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。22日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
16日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日25日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(20日採取)と集水タンクNo.2(18日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日25日に排水の予定。

東京電力ホールディングス株式会社お知らせ福島第二原子力発電所の廃炉検討の状況等について(お知らせ)

2019年7月23日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.7m3、格納容器圧力は0.39kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、09:42に一時貯水タンクJから排水を開始
(以下、24日の日報より)16:21に排水を停止。排水量は994m3


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。18日採取(20日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(19日採取)と集水タンクNo.1(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が700Bq/L、第三者機関が750Bq/L。明日24日に排水の予定。



2019年7月22日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.9m3、格納容器圧力は0.40kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、10:12に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、23日の日報より)16:22に排水を停止。排水量は920m3

10:25頃、協力企業作業者が作業終了後、車両にて入退域管理棟近傍の構内駐車場に戻った際、車内に警報付ポケット線量計(APD)と蛍光ガラス線量計(ガラスバッジ)を置き忘れた。その後、入退域管理棟にて退域手続きを行った際、そのことに気づいたとの連絡が11:38に緊急時対策本部に入った。なお、作業実施中は、APDとガラスバッジを携帯していたことを確認している。今後、個人線量計未装着期間における線量評価を実施する。
当該作業者は50代男性、発災後1Fでの作業経験は約11カ月。メガフロート津波等リスク低減工事において、東波除堤で資材を運搬する車両の誘導をおこなっていた。作業エリアはGゾーン。09:50に作業終了後、車両で駐車場へ移動した際に車中で作業着の下に着ていたクールベストを脱いで車内に置き、再び作業着を着用して入退域管理棟へ移動。APDとガラスバッジはクールベストに付けていたため、それらを車中に置き忘れることとなった。駐車場から入退域管理棟までの距離は約150m。APD・ガラスバッジ未装着、および、防護装備脱着を決められた場所以外でおこなったこと(入退域管理棟内に装備交換の場所が設定してある)がルール違反。また、通常、APD・ガラスバッジはクールベストではなく専用のベストに装着する運用となっており(カバーオールを着用する場合には、上からカバーオール、線量計装着用ベスト、クールベストの順に着用する。線量計は、汚染を防ぐためにカバーオール内に、また、着用が視認できるようにカバーオールのすぐ下に付ける)、これについても調査する。最近、装備交換場所に指定されていない場所で防護装備を脱ぐという不適合も発生しており(7月16日にこの件について質問に答える形で言及があった)、防護装備着脱の運用に関して調査の上、早急に対応する。


その他


3号機燃料取扱用クレーンから作動流体が漏えい
福島第一原子力発電所 3号機燃料取扱用クレーンからの作動流体の漏えいについて (220KB)(PDF)
21日01:00頃、3号機燃料取扱用クレーンの補巻にて、ガレキ撤去作業中、作業者が補巻先端部へ繋がるホースのリール部から作動流体(水グリコール)の漏えい(連続的な滴下)を確認したことから、ガレキ撤去作業を中断。作動流体供給停止後は数十秒に1滴程度の滴下に減少。なお、今回の漏えい箇所は、先日の燃料取扱機の不具合箇所(18日参照)とは異なる。
漏えいした作動流体は使用済燃料プール内へ流入したが、作動流体の水槽の水位低下が認められていないため漏えい量は少量であると推定している。
今後の対応:24日から開始する設備点検期間中に当該箇所の詳細確認をおこない修理予定。また、類似箇所の確認及び必要に応じて対策をおこなう。
ガレキ撤去作業をクレーンを使ってやっていたの?←監視・検討会の話だと、もともと当該箇所のにじみ(微量の漏えい)は確認しており、監視対象としていたところ、漏えいの度合が増えたのをガレキ撤去作業をしていた人が確認した、とのこと。

1/2号機排気筒解体作業の準備状況。解体装置の吊り上げ試験は問題なく終了した。今週は作業手順の最終確認中。近々に解体作業開始の日程を報告できると思う。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 411 報)(PDF)
添付資料-1の左下表(建屋貯蔵量)で、2号機の建屋水位設定を100mm下げた(T.P. -900mm→-1000mm)ために貯蔵量が減っている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(18日採取)と集水タンクNo.6(16日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が690Bq/L、第三者機関が730Bq/L。明日23日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11-17日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)
この週は前週より降水量が減った影響で建屋への流入量も減っている。
護岸部からの移送量がわずかに増えているのは降雨の影響かしら。

今日、規制委の第73回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料1-1】福島第一原子力発電所固体廃棄物の保管管理計画~2019年度改訂について~(PDF)
【資料2-1】除染装置スラッジ対策の進捗状況(PDF)
【資料2-2】ALPSスラリーの安定化処理に向けた検討状況(PDF)
HICの耐久性について質問があり、紫外線についてはボックスカルバート内に置いてあるのでOK、放射線量については事前の評価で考慮した線量に達していないので大丈夫、という東電の回答に対して、実際のところどうなっているかは直接調査しないとわからんではないか、という指摘多数。中身が入った状態では調査できないので、スラリーを抜き出す作業が始まってから空になったHICについて調査したい(というか、すればいいと思っていた?)東電に対して、より早い時点での調査方法を検討するように、という要請あり。
【資料3】3号機 燃料取り出しの進捗状況と今後の対応(PDF)
このところの設備の不具合は、使用することで発生したものと思われ、2019年度終了後すぐに点検に入るスケジュール(通常よりも短い使用期間)で対応する、とのこと。
【資料4】建屋滞留水処理の進捗状況について(PDF)
【参考1】福島第一原子力発電所 中期的リスクの低減目標マップを踏まえた検討指示事項に対する工程表(PDF)
R/Bでたまり水水位が下がるとトーラスを支える浮力が減るためにトーラスの構造が持つのか、という質問に対して、耐震強度評価をおこなっているがまだ結果が出ていない、という回答。小野さんからは、取り急ぎできるところまでをまとめて審議の対象にしたい、とのこと。
以下は規制庁のサイトから。
資料1-2:東京電力福島第一原子力発電所における伐採木の管理状況について[原子力規制庁]【PDF:1MB】
参考2:東京電力福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップ(2019年3月版)[原子力規制庁]【PDF:152KB】
参考3:検討会におけるこれまでの審議状況等について[原子力規制庁]【PDF:187KB】
参考4:過去のコメントへの対応状況[原子力規制庁]【PDF:120KB】
「特定原子力施設監視・評価検討会」構成メンバー【PDF:60KB】
メンバー変更。規制庁山形さんが抜けて、金子修一長官官房審議官に交代。また、安井さんが復帰(伴委員によれば、安井さんは事務局からというよりも専門家として参加を依頼、とのこと)。エネ庁の原子力発電所事故収束対応室長が比良井さんから土屋博史さんに交代。
この回は主に廃棄物に関する話題なので、田中知委員、井口哲夫名古屋大学大学院教授および田中清一郎双葉町ふるさと復興事業協同組合理事長が参加(後者2人は廃棄物の方の検討会に出席していた。これ以降も、廃棄物関連の際はこの3人が出席するとのこと)。




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月22日 - Twilog
07/22のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年7月21日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.8m3、格納容器圧力は0.34kPa(gage)。

3号機燃料取出し作業、4回目の共用プールへの燃料移送が終了。これまでに、新燃料28体を移送した。右は3号機使用済燃料プールからの燃料取り出しのページのスクショ。







サブドレン他水処理施設、09:55に一時貯水タンクGから排水を開始
(以下、22日の日報より)16:14に排水を停止。排水量は942m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(17日採取)と集水タンクNo.5(15日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が660Bq/L、第三者機関が710Bq/L。明日22日に排水の予定。



2019年7月20日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.5m3、格納容器圧力は0.27kPa(gage)。
1号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(8月7日公開)

サブドレン他水処理施設、10:10に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、21日の日報より)16:48に排水を停止。排水量は992m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。18日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。No.3はポンプ点検により採取中止。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(23日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(16日採取)と集水タンクNo.4(14日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が680Bq/L、第三者機関が730Bq/L。明日21日に排水の予定。



2019年7月19日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.5m3、格納容器圧力は0.29kPa(gage)。

5号機非常用ディーゼル発電機非待機で運転上の制限逸脱の件(16日参照)。14:05に5号機非常用ディーゼル発電機(A)の定期点検が終了し、待機状態とした。これにより、同時刻に運転上の制限内への復帰を判断。
引き続き、5号機非常用ディーゼル発電機(B)の動弁注油タンクの液位が通常より高い原因について調査する。
福島第一原子力発電所 5号機非常用ディーゼル発電機(B)非待機におけるLCO逸脱について(続報)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:15に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、20日の日報より)16:56に排水を停止。排水量は998m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (77.4KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年月6日-7月11日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (77.4KB)(PDF)
15日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(15日採取)と集水タンクNo.3(13日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が740Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日20日に排水の予定。



2019年7月18日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.7m3、格納容器圧力は0.32kPa(gage)。

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(8月7日公開)

地下水バイパス、10:09に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、19日の日報より)16:31に排水を停止。排水量は1745m3

サブドレン他水処理施設、10:54に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、19日の日報より)16:45に排水を停止。排水量は870m3


その他


1号機ウェルプラグ調査(6月27日、7月11日参照)を昨日17日に開始した。
福島第一原子力発電所 1号機オペレーティングフロアにおけるウェルプラグ調査 遠隔操作ロボットによる調査開始について(239KB)(PDF)
プラグ上段と中段の間に生じているスキマ(資料2頁写真)から調査用ロボットが進入し、プラグ中段の上を中央付近まで前進できることを確認した。オペフロでの作業時間は10日15:10-17:23。資料写真(運搬ボックスに搭載のカメラ(ロボットの運搬ボックスへの昇降をモニターする)で撮影)の下方2/3がぼやけて見えるのは、運搬ボックス前面についているホコリよけの透明シートを通して撮影しているため。
今後、調査を進めていく。調査結果については取りまとめて、9月中を目途に報告する予定。
ロボットの耐放射線性は、5Gy/hで遠隔操作が可能であることを確認している。
今日は強風のため作業は中止している。
調査エリア(プラグ上段と中段の間のスキマ)の線量率についての質問に「今後の調査を待たないとわからない」という回答がなされたが、2017年3月30日のロードマップ会見で参考値ながら中央付近で約2Sv/hという値が報告されている(6月27日のロードマップ会見の資料にも再掲されている)。

3号機燃料取出し作業燃料取扱機トロリー付近から作動流体が漏えい
福島第一原子力発電所 3号機燃料取扱設備燃料取扱機からの作動流体の漏えいについて(54.3KB)(PDF)
17日に4回目の共用プールへの移送に向けて7体の燃料を輸送用キャスクへ装填する作業が終了し片付け作業中に警報が発生。マニピュレーター等を駆動するための作動流体(水グリコール)が入っている水圧ホースの継手部が外れて、作動流体が漏えいしているのを確認した。漏えい量は作動流体を貯める水槽の水位低下量から約50Lと推定。漏えいした作動流体は使用済燃料プールへ流入したが、燃料および使用済燃料プールに影響を与えないと評価(プール水の回収はおこなわない)。継手が外れた原因については調査中(継手部の一部が欠損しているのを確認している)。
今後、ガレキ撤去については他の設備を使用して継続する予定(輸送キャスクの取出し・移送はクレーンでおこなうので影響しない)。漏えいの原因・対策を検討した上で、7月下旬から開始予定の燃料取扱機の年次点検で修理、類似箇所の確認・対策を行う。年次点検後に再開する作業のスケジュールには影響しない見通し。
燃料取扱機には巻上げ機の他にマニピュレーターや燃料把持機が付属しているが、どの部分を駆動する装置なのかがいまいちわからん。今回の故障はテンシルトラスで吊り下げている2本のマニピュレーターを駆動する水圧系らしいが、その他の動かすものが同一の系なのかどうかわからん。そもそも、燃料取扱機の構成がいまいち不明。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。11日採取(13日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(14日採取)と集水タンクNo.2(12日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が750Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日19日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクLの6月2日採取分。
サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。5月分。
福島第一原子力発電所 サブドレン・地下水ドレン浄化水加重平均サンプル分析結果(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月18日 - Twilog
07/18のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年7月17日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.30kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、09:54に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、18日の日報より)16:37に排水を停止。排水量は1001m3

その他


全データ公開の「各建屋滞留水移送ライン近傍線量率データ」で単位の記載が誤っていた
「各建屋滞留水移送ライン近傍線量率データ」の単位誤りについて (17.3KB)(PDF)
たまり水移送配管の漏えい検知を目的に、当該箇所の空間線量を毎日1回測定しており、この測定結果を月毎に取りまとめて「福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果」のページに掲載している。今回誤りが確認されたのは、2017年2月分から2019年5月分の28カ月分。これに影響を受けたデータの個数は約5,000カ所。
原因:2017年2月23日にたまり水移送配管に設置してある放射線モニターの取替え工事を実施した際、既存モニターの表示単位「mSv/h」が新規モニターでは「μSv/h」に変わった。この時に、公表データの単位を「μSv/h」に変更すべきところを、もとの単位「mSv/h」のまま記載していた
対応:今回誤りを確認した2017年2月分-2019年5月分のデータについては正しい単位に修正済み。今後、同様のモニター交換をしているデータを確認し、誤りがある場合は訂正していく。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。15日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクG1rのサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
9日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日18日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr2の6月4日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。5月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(13日採取)と集水タンクNo.1(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日18日に排水の予定。



2019年7月16日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.7m3、格納容器圧力は0.31kPa(gage)。

3号機燃料取出し作業、4回目の共用プールへの燃料移送に向けて、輸送用キャスクへの燃料移動を08:25に開始。

5号機非常用ディーゼル発電機(B)が非待機状態となり、18:40に運転上の制限を満足しないと判断した。
14:58頃、5号機非常用ディーゼル発電機(B)の手動起動試験準備を実施していたところ、非常用ディーゼル発電機(B)の動弁注油タンクの液位が通常より高いことを確認。現場調査の結果、動弁注油タンク内の潤滑油にディーゼル発電機の燃料の軽油が混入した可能性があることから、当該非常用ディーゼル発電機を非待機状態とし、点検することとした。また、5号機非常用ディーゼル発電機(A)は現在、定期点検中のため非待機状態にある。
以上のことから、今日16日18:40に実施計画Ⅲ第2編第61条(非常用ディーゼル発電機その2)表61-1で定める運転上の制限「第66条で要求される当該非常用交流高圧電源母線に接続する非常用ディーゼル発電機を含め2台(5、6号機の非常用ディーゼル発電機計4台のうち、各号機の1台ずつが動作可能であること)の非常用発電設備が動作可能であること」を満足できないと判断した。
なお、使用済燃料プールの冷却については外部電源により継続中。プラントパラメータ、モニタリングポストの指示に異常はないことを確認している。
福島第一原子力発電所 5号機非常用ディーゼル発電機(B)非待機におけるLCO逸脱について(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:14に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、17日の日報より)17:02に排水を停止。排水量は1014m3


その他


1号機ウェルプラグ調査(6月27日、7月11日参照)、明日より開始の予定(天候不良(降雨、強風)の際には延期の可能性あり)。あさってには静止画を提供する予定。調査結果については、調査終了後にまとめて報告する。

1/2号機排気等解体作業の準備状況。クレーン移動先の路盤整備(5月30日参照)は先週に完了した。今週から来週にかけてクレーンを移動して装置を吊り上げ、最終の動作確認をする予定。来週には、解体作業の開始日を公表できるのではないか。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 410 報)(PDF)
貯蔵タンク⽔量・容量算出⽅法の統⼀(6月27日参照)をおこなったため、貯蔵量および貯蔵容量が減少している。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(日12採取)と集水タンクNo.6(10日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が860Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.1Bq/L)、第三者機関が0.47Bq/L。明日17日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。4-10日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)
このところ、降雨が継続しており、建屋への流入量も増えている。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:JAEA分析研究施設第一棟の一部変更。主に、廃液払出し場所の変更にともなう変更(主要廃棄物フロー図の変更、部屋名称の変更、など)。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月16日 - Twilog
07/16のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)




2019年7月15日(月・海の日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.5m3、格納容器圧力は0.27kPa(gage)。

(以下、16日の日報より)3号機燃料取出し作業、15:19に3回目の共用プールへの移送(7体の新燃料)を完了した。
(「3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し」のページより)3号機燃料取出し作業、輸送用キャスク一次蓋の開放作業中、一次蓋締付装置の4番レンチが若干動くものの、4番ボルトが緩まないことを確認。健全な他のレンチを使用して作業を完了した。今後、原因を調査する。

サブドレン他水処理施設、10:16に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、16日の日報より)17:01に排水を停止。排水量は1009m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(11日採取)と集水タンクNo.5(9日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が730Bq/L、第三者機関が780Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.2Bq/L)、第三者機関が0.54Bq/L。明日16日に排水の予定。



2019年7月14日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.7m3、格納容器圧力は0.35kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、10:57に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、15日の日報より)17:33に排水を停止。排水量は983m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(10日採取)と集水タンクNo.4(8日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が730Bq/L、第三者機関が780Bq/L。明日15日に排水の予定。



2019年7月13日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.31kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、10:05に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、14日の日報より)15:38に排水を停止。排水量は829m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。11日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1500Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(9日採取)と集水タンクNo.3(7日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が690Bq/L、第三者機関が740Bq/L。明日14日に排水の予定。




2019年7月12日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.8m3、格納容器圧力は0.39kPa(gage)。

6号機使用済燃料プール冷却浄化系は使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、FPC系を冷却している補助海水系の機器点検作業にともない、6月27日にプール冷却をFPC系から残留熱除去系(RHR系)に切替えた。点検作業が終了したので、14:26にRHR系を停止し、15:07にFPC系による冷却を再開、この間プールの冷却が停止した。冷却停止時のプール水温は24.7℃、再開後のプール水温は24.1℃。6月26日参照。

サブドレン他水処理施設、10:24-14:29に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は607m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(8日採取)と集水タンクNo.2(6日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が690Bq/L、第三者機関が730Bq/L。明日13日に排水の予定。

本社原子力定例会見開催日(7月16日)のご案内について(お知らせ)
来週月曜日(15日)は祝日のため、翌16日に会見をおこなう。

2019年7月11日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.8m3、格納容器圧力は0.34kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h
(以下、12日の日報より)13:26に試験を開始し以下の通り変更:
新設RVHライン:0Nm3/h→10Nm3/h
JPライン:30Nm3/h→20Nm3/h
14:44に試験を終了し以下の通り変更:
新設RVHライン:10Nm3/h→0Nm3/h
JPライン:20Nm3/h→30Nm3/h
これで予定の試験は終了した。

15:28頃、多核種除去設備ALPS(A)循環ラインのドレン弁閉止栓から水が滴下しているのを発見。漏えいした水の広がりは約10cm×10cm×深さ1mmで、堰内にとどまっている。5秒に1滴程度の滴下が継続しており、漏えい箇所の下に受けを設置した。その後、当該部の増し締めをおこない、16:37に漏えいの停止を確認
多核種除去設備ALPS(A)は、系統にろ過水を水張りして試運転をしているところだった。
漏えい水の分析結果は、
134Cs:6.7×103Bq/L
137Cs:9.2×104Bq/L
全β:2.0×107Bq/L
滴下した水は、拭き取りを実施した。
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備(A)ドレン弁閉止栓からの漏えい発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備(A)ドレン弁閉止栓からの漏えい発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(A)ドレン弁閉止栓からの漏えい発生について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス、10:07に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、12日の日報より)16:21に排水を停止。排水量は1724m3


その他


1号機オペレーティングフロアにおけるウェルプラグ調査(6月27日参照)準備作業の状況。
福島第一原子力発電所 1号機オペレーティングフロアにおけるウェルプラグ調査(準備作業の状況) (558KB)(PDF)
昨日10日に調査ロボットを搭載した運搬ボックスをオペフロ上に設置した。運搬ボックスはロボット投入用のスロープが付いていて、スロープ側の側板はない。ウェルプラグ北側のDSPカナルプラグ(6月27日の資料を参照。ウェルとウェルの北側にあるDSP(Dryer Separator Pit:定検時に圧力容器の上の方にあるドライヤー(蒸気乾燥器)とセパレーター(気液分離器?)を取り出したのを遮蔽等のために入れておくプール)との間にある遮蔽プラグと思われ)の上に予定通り設置できた。2頁写真、画面左下の大きな穴がD/Sピット、右上の大きな円盤がプラグの上段。今後、ロボットとの通信状況の確認、および、ロボットの動作状況の確認、ロボットを投入する開口部周辺に確認されたガレキの撤去をおこなったのち、調査に着手する。調査は8月上旬まで実施、その後、9月目途で結果をまとめる。
資料2頁、運搬ボックスの手前左側の脚の下に、プラグ中段のギャップ(向かって右側がオペフロのレベルよりも持ち上がっている)が見える。このギャップの左側に、プラグ上段と中段の間にスキマができていて、今回はここからプラグの重なりの中に入っていく。
モックアップの動画を公開。
福島第一原子力発電所 1号機ウェルプラグ調査(モックアップ)の状況(02:54)(動画)
00:13 プラグ模擬体。
00:18 運搬ボックス。
00:26 運搬ボックスの床に、調査用ロボット(SUGV)のフリッパー(クローラーの前方についている可動する部分)が刺さる切り欠きを作ってあり、フリッパーを差し込むことでロボットを固定している。ロボットが後退してフリッパーを切り欠きから持ち上げると、前進が可能になる。
00:45 模擬体の開口部から侵入する調査用ロボット。有線で電源を供給する。
00:57 監視用ロボット(Firstlook)。
01:11 監視用ロボットはライトを搭載しており、これで調査用ロボットの周辺も照らす。
01:39 調査用ロボットによる床面(プラグ中段上面)のスミア試料採取。
01:46 同じく天井(プラグ上段下面)のスミア試料採取。
01:52 調査用ロボットが、アーム先端のウインチでカメラを吊り降ろしてプラグ中段の下の状況を調査する状況。
02:25 ロボット達の回収の状況。調査用ロボットを回収する際は、運搬ボックス床面から立ち上がっている三角形を乗り越えていくのではないか。三角形の向こう側までフリッパーが前進すれば、これがフリッパー(クローラの外側についている)をロックする形になる。

2019年度熱中症対策について。
今年度は、WBGTによる作業規制について従来(WBGT30以上で作業中止)と方針を変更し、作業中止はWBGT31以上、それより下ではWBGT25以上について3段階で規制することにしている。これらの区分は厚労省のガイドラインを踏襲した。詳細は4月25日のロードマップ会見資料(労働環境改善(PDF、2.44MB)の通しで13頁目)を参照。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.2KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年5月30日-7月4日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.1KB)(PDF)
8日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(7日採取)と集水タンクNo.1(5日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が840Bq/L。明日12日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:使用済燃料貯蔵ラックの新設。3号機使用済燃料プールで確認されている燃料ハンドルが変形している燃料6体のうち、特に変形が大きい2体について、共用プールへ移送し保管するのを、収納缶に入れた状態でおこなうこととしている。この収納缶を収めるために、従来よりも1体当たりが大きなサイズの燃料ラック(従来のは49体収容だが、これと同じ広さで25体収容のもの)を共用プールに設置する必要があり、これに関する変更。5月20日参照。変形の少ない4体も同様の扱いをする予定で、それへの対応は済んでいるが、変形の大きい2体はさらに大きい収納缶および燃料ラックが必要。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月11日 - Twilog
07/11のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年7月10日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1/2号機排気筒解体に向けた調整状況
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体に向けた調整状況について (161KB)(PDF)
クレーンを移動するための路盤整備(5月30日参照)を6月5日より実施していたが、今日完了した。今後、7月下旬頃からの解体作業開始に向けて、解体装置が排気筒頂部に設置可能か確認し、最終動作確認作業を進めていく。

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.27kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

サブドレン他水処理施設、10:15-14:42に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は663m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
2日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日11日に排水の予定。



2019年7月9日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.8m3、格納容器圧力は0.29kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

3号機燃料取り出し作業、14:49に2回目となる7体(新燃料)の共用プールへの移送を完了
18:58頃、3号機R/B1階北東で「3号R/B 1FL 北東 漏えいA」警報が発生。現場確認の結果、漏えい検知器周辺に漏えいはなかった。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋1階北東からの漏えいについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋1階北東からの漏えいについて(続報)(報道関係各位一斉メール)
3号機R/B1階北東側といえば、格納容器の機器ハッチから炉注水がわずかに漏れていたところ(2012年4月19日参照)。今回は湿気の影響?

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、10日の日報より)16:44に排水を停止。排水量は1007m3


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。4日採取(6日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(5日採取)と集水タンクNo.5(3日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日10日に排水の予定。



2019年7月8日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.9m3、格納容器圧力は0.38kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

サブドレン他水処理施設、10:12-15:07に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は732m3


その他


5日の増設多核種除去設備(C)「クロスフローフィルタースキッド1の漏えい」警報の件(6日参照)
福島第一原子力発電所 増設多核種除去設備(C)における「クロスフローフィルタスキッド1漏えい」警報発生について (255KB)(PDF)
漏えい量は水たまり2カ所の合計で約10L。漏えい箇所と推定したバックパルスポット(6日参照)は4日に修理・復旧させており、その直後に今回の漏えいが発生した。

1-3号機R/B三角コーナー水位調査(5日参照)の結果。
福島第一原子力発電所 1~3号機 原子炉建屋三角コーナーの水位調査結果について (198KB)(PDF)
今日8日に調査を実施した。今回たまり水の水位測定を実施した3角コーナー5カ所全てで、近傍サブドレンの水位よりもたまり水水位が低いことを確認した(1頁表)。測定したたまり水水位はいずれも、R/Bたまり水をくみ上げているポンプが設置してあるエリアの水位と同程度で、ポンプ設置エリアと連通していると考える。水位低下が停滞している3号機南東側の三角コーナー(2頁図、黄色いところ)の水位はT.P. -300mm程度で、ここも近傍サブドレン水位(T.P. 550mm)より低い。

1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果。1号機は6月1日、2号機は6月3、24、28日(格納容器ガス管理システムでのサンプリングは3日のみ)、3号機は6月10日、4号機は6月7日に実施。
1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(1)(PDF)
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(2)(PDF)

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 409 報)(PDF)
添付資料-1、左下表の建屋貯蔵量、2、3号機でたまり水水位を100mm低下させたため、貯蔵量が減っている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(4日採取)と集水タンクNo.4(2日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日9日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。6月27日-7月3日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

実施計画の変更認可申請(2018年8月31日提出)が規制委に認可された。
認可:雨水RO濃縮水処理装置の新設、雨水処理設備の増設に伴う変更。従来、タンクエリアの堰内にたまった雨水は雨水処理設備で淡水と濃縮水に分離した後、濃縮水はT/B地下に移送して建屋たまり水と一緒に処理をしていた。これを、多核種除去設備に直接移送してT/B地下を経由せずに処理をすることにする。このための配管新設についての申請。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月08日 - Twilog
07/08のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年7月7日(日)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.8m3、格納容器圧力は0.31kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

サブドレン他水処理施設、10:07-13:41に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は530m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(3日採取)と集水タンクNo.3(1日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日8日に排水の予定。



2019年7月6日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.29kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(8月7日公開)

昨夜23:54頃の増設多核種除去設備(C)「クロスフローフィルタースキッド1」漏えい警報の件。現場でクロスフローフィルターのバックパルスポット周辺に水滴を確認したことから、バックパルスポットからの漏えいと推定。漏えいした水の広がりは、バックパルスポット近傍床面が約2m×3m×深さ0.001m、漏えい検出器ためマス内が約0.1m×3m×深さ0.02m。
当該設備の運転を停止したことにより、00:37に漏えいは停止した。漏えいした水は堰内にとどまっており、外部への影響がないことを確認した。
漏えい水の分析結果は、
134Cs:2.9×102Bq/L
137Cs:3.9×103Bq/L
全β:8.0×104Bq/L
上記結果より、漏えいしたのは当該設備の系統水と判断した。
福島第一原子力発電所増設多核種除去設備(C)クロスフローフィルタ(C)スキッド1の漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所増設多核種除去設備(C)クロスフローフィルタ(C)スキッド1の漏えい警報の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所増設多核種除去設備(C)クロスフローフィルタ(C)スキッド1の漏えい警報の発生について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
バックパルスポット(クロスフローフィルターを逆洗するために瞬間的にフィルターに圧力をかける装置)については2013年5月17日を参照。

サブドレン他水処理施設、10:16-14:01に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は558m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。4日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(2日採取)と集水タンクNo.2(6月30日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が990Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日7日に排水の予定。



2019年7月5日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.29kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

23:54頃、増設多核種除去設備(C)クロスフローフィルター(C)スキッド1の漏えい警報が発生
福島第一原子力発電所増設多核種除去設備(C)クロスフローフィルタ(C)スキッド1の漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール、6日公開)

サブドレン他水処理施設、10:14-13:45に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は524m3


その他


1-3号機R/B三角コーナーの水位調査を8日におこなう。
福島第一原子力発電所 1~3号機 原子炉建屋三角コーナーの水位調査について (189KB)(PDF)
現在、建屋地下たまり水処理を進めており、たまり水水位を順次低下させている。この中で、4月22日に実施した水位低下以降、3号機R/B南東三角コーナーで水位が低下しなくなり、水位が停滞する状況が継続している(2頁右下グラフ)。R/B地下階には水位計を複数設置しているが、このうち三角コーナーに設置しているのは6カ所(1頁に図。建屋外部との貫通口があり、たまり水が建屋外の漏れるのを防ぐために水位を監視している)で、水位低下が停滞しているのは3号機の南東側のみ。水位計を設置していない5カ所(建屋外部との貫通口がない)について、8日に水位測定を実施し、状況を確認する。測定された水位が近傍サブドレン水位よりも高いことが判明した場合は、「運転上の制限」逸脱を宣言した上で、サブドレンポンプを全台停止して建屋周辺水位を上昇させて建屋たまり水の建屋外への漏えい可能性を低下させる。
3号機R/B等のたまり水処理の状況については、6月17日の監視・評価検討会の資料「建屋滞留水処理の進捗状況」を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(1日採取)と集水タンクNo.1(6月29日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日日に排水の予定。

2018年6月9日に発生した労働災害に関し、富岡労働基準監督署による捜査が行われ、本日、同労働基準監督署から「労働災害等の報告の徹底」について文書を受領した。同様の不適切な対応が起きないよう、引き続き元請企業をしっかりと指導を行ってまいる。
労働災害の詳細:2018年6月9日09:30頃、発電所構内物揚場において、協力企業作業員が、燃料移送容器(キャスク)をトレーラーに積みおろすための架台を設置していたところ、架台上部にいる他の作業員に機材類を渡す際、梯子数段の高さから足を踏みはずし、負傷しました。帰宅後に痛みが増したため、同日、16:00頃病院へ行き、診察を受けたところ、全治3ヶ月のかかと骨折と診断された。
本来であれば負傷を確認した時点で、当該作業員が所属する三次請け企業から元請けならびに富岡労働基準監督署へ労働災害の報告をすべきところ、二次請け企業への報告に留まっていた。



2019年7月4日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.33kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

2号機圧力容器窒素封入量測定範囲の下限値誤りの件(5月20、22、23日参照)で、窒素封入設備の流量計(正)の交換を実施(3日参照)
福島第一原子力発電所 2号機窒素封入設備の流量計交換について (129KB)(PDF)
この作業にともない、10:38-12:49に圧力容器への窒素ガス封入を停止。この間、格納容器へ窒素ガス封入を10Nm3/hでおこない、格納容器内の水素ガス濃度が管理値(1.0%)以下であることを1時間に1回確認した。圧力容器への窒素ガス封入再開後の流量は8Nm3/h。13:03時点の格納容器内水素ガス濃度は0.1%で管理値に対して十分低いことから、原子炉の状態は安定していると判断した。また、各号機の水素ガス濃度等、関連パラメータに有意な変動は見られない。
現在、窒素ガス封入のライン新設(5月23日参照)を8月頃に予定しており、今回交換した流量計の付いているラインは新設ラインで更新されるため、それまでの暫定的な使用となる。新設ラインで使用する流量計の測定下限値は0Nm3/h。

3号機燃料取出し作業を今日より再開し、輸送用キャスク2基目分の作業を開始した。
09:30に1体目の移動を開始、10:45にキャスクへの収納を完了。その後、17:57に5体目の移動を完了している。今日は全部で7体の移動を予定。今後、7月下旬より8月にかけて燃料取扱機の点検に入るため、作業を中断し、9月以降に再開の予定。
今日1体目の作業の様子を動画で公開する。会見での解説は25分あたりから。
2019/07/04(木) 福島第一原子力発電所 3号機燃料取り出し作業の様子(2回目)(4:22)(動画)
00:00 燃料把持機をプールに下ろしていく。
00:48 マストの揺れが収まるのを待つ。
01:16 グラップルを閉じて燃料のハンドルをつかむ。
01:31 少しずつ引き上げて、荷重の変化を確認する(つかめていれば、荷重がかかる)。燃料の長さは約4m。
03:00 キャスクの中へ下ろしていく。
03:30 直座前は少しずつ下ろして荷重の変化を確認する(着座すれば、荷重がなくなる)。
04:05 グラップルを開いて燃料をはなす。
2019/07/04(木)福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール燃料取り出し(4:58)(動画)

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(8月7日公開)

09:28ころ、「5号放射性液体漏えい(スタックサンプポンプ2重管(スタック側))」警報が発生。現場調査の結果、「スタックサンプ(スタック(排気筒)に侵入した雨水をためるマス)」が存在しないことが判明。警報の元となった漏えい検知器は存在し、これの排水弁を開け、排水がないことを確認した。その後、この漏えい検知器の信号ケーブルがつながる端子ボックス(地下に設置してある)内に雨水が流入して、端子が水没していることを確認。当該端子ボックス内の雨水を抜いて端子の清掃を実施したところ、13:40に上記警報がクリアしたことから、警報発生の原因はケーブル端子の水没による短絡であると判断。
以上のことから、14:30に本件について放射性液体の漏えいはなかったものと判断した。
福島第一原子力発電所 5号放射性液体漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 5号放射性液体漏えい警報の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス、10:09-15:17に一時貯留タンクGr2から排水を実施。排水量は1392m3

サブドレン他水処理施設、10:58-14:27に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は519m3


その他


消防法に基づく危険物貯蔵の管理不備について。
福島第一原子力発電所 消防法に基づく危険物貯蔵の管理不備について (337KB)(PDF)
かつて第4石油類に分類されていたもの(潤滑油)のうち、2000年頃に製品改良により第3石油類に分類が変更されたものがあったが、この変更に管理が追随しておらず、第4石油類(潤滑油等の廃油)を保管する容器に第3石油類になったものを混合して保管する状態となっていた。このため、保管実態と届け出内容に齟齬が生じているのを確認したというもの。また、内容が確認できないものがあるのは、記録が旧事務本館内にあり、汚染等の理由で記録が確認できないのが原因。対策として、危険物(ドラム缶)の受入時に、保管依頼箇所に製品安全データシート等の危険物の分類が分かるエビデンスを添付することを義務付ける。第3石油類と第4石油類を混合する運用は取りやめる。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.1KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年5月23日-6月27日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.1KB)(PDF)
7月1日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(6月30日採取)と集水タンクNo.6(6月28日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.38Bq/L。明日5日に排水の予定。

放射線データの概要 6月分(6月1日〜6月30日)(PDF)

7月より、ストウマサノリ(小林の後任)とサイトウミキオ(森永の後任)が福島からの会見を担当する。





動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月04日 - Twilog
07/04のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



2019年7月3日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.5m3、格納容器圧力は0.25kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(8月7日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(8月7日公開)


その他


2号機圧力容器窒素封入量測定範囲の下限値誤りの件(5月20、22、23日参照)。2号機の格納容器内窒素封入設備に設置している流量計(正副あるうちの正)で計測している窒素ガス封入量が、流量計の測定範囲の下限値を下回っている状態であるのを解消するために、この流量計をより小さい流量から測定できるものに交換する作業を明日4日におこなう。
交換前流量計測定範囲:10-50 Nm3/h
交換後流量計測定範囲: 6-30 Nm3/h
計器交換にともない、圧力容器への窒素ガス封入を一時的に停止する。なお、圧力容器への窒素ガス封入を停止している間は、格納容器への窒素ガス封入をおこない、格納容器ガス管理システムで監視している水素ガス濃度が管理値(1.0%)以下であることを1時間に1回確認する。
現在、窒素ガス封入は圧力容器のみにおこなっていて、格納容器へはしていない。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。1日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
6月25日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日4日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(6月29日採取)と集水タンクNo.5(6月27日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1100Bq/L、第三者機関が1200Bq/L。明日4日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請(2月6日提出、2月12日参照)が規制委に認可された。
認可:1~4号機共用所内ボイラ建屋解体について。2号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業のヤード確保の目的で、当該建屋(2号機R/B南西側にある)を解体する。

実施計画の変更認可申請(1月22日提出)が規制委に認可された。
認可:サブドレン他浄化施設へのph緩衝塔の設置について。サブドレン他浄化設備で吸着塔の吸着効率を上げる目的で、処理水のpHをアルカリ側に変更するためにpH緩衝塔を新しく設けるもの。




2019年7月2日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.6m3、格納容器圧力は0.29kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(8月7日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(8月7日公開)

サブドレン他水処理施設、10:04-13:56に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は575m3


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。6月27日採取(29日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)



2019年7月1日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.7m3、格納容器圧力は0.33kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h

サブドレン他水処理施設、10:15-14:02に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は615m3


その他


フランジ型タンク解体時のダスト飛散抑制対策として「レーザー除染」を導入する。
福島第一原子力発電所における新技術「レーザー除染」によるフランジタンク解体時のダスト飛散抑制対策について (297KB)(PDF)
従来、フランジ型タンク解体時にはタンク内面に付着したダストが飛散するのを防ぐために、解体前に塗装をおこなっていた。この塗装に代わり、タンク内面を除染するための新技術として「レーザー除染工法」を開発し、7月から運用開始する。
レーザー除染技術の概要(2頁):タンク中心に軸を建て、軸からタンク内面までレーザーアームを水平に伸ばし、タンク内側面へレーザーを照射してタンク母材表面の防食塗装ごと付着した放射性物質を蒸散させる。これを、アーム先端の蒸散物回収装置で吸引して回収し、集塵機を通して空気を排出する。アームは軸から反対向きに2本を伸ばし、180°回転しつつ上下してタンク内面を走査する。走査スピードは最大で20cm/秒。タンク1基の除染に約1週間を要する見込み(塗装は3日間だった)。レーザー除染中は、上記とは別の集塵機でタンク内の空気を吸引してダストを回収し、タンク内部を負圧に保つ。4頁にモックアップ時の写真あり。操作はプレハブ小屋内に設置した遠隔制御室(4頁)でおこない、対象タンクの場所に応じて小屋を移設して行く。タンク底板はこの装置では除染できないので、従来と同様に、ゴムの遮蔽を使って解体作業をおこなう。
今後、解体を実施するEエリアのRO濃縮水貯槽およびRO処理水貯槽(全48基のうちの約30基)へ適用する。実施時期は7月-2021年1月。残存するフランジ型タンクは現在、98基。
この技術の導入により、タンク内面の表面線量が従来法(塗装)と比べて7割程度減少、タンク解体作業における被曝線量が3割程度減少する見込み。この技術は、東電、大成建設(株)、(株)東洋ユニオンの共同開発。
フランジ型タンク解体(2015年5月末開始、5月20日参照)作業の概要については2015年6月23日参照。2015年6月18日に作業の動画が公開されている。

月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
福島第一原子力発電所第1号機、第2号機及び第3号機の原子炉内温度計並びに原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(PDF)
評価区分の変更はなし。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 408 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(6月27日採取)と集水タンクNo.3(6月25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日2日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。20-26日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



今日、廃炉・汚染水対策福島評議会(第19回)があった。以下、エネ庁のサイトより。
資料3 福島第一原子力発電所 廃炉・汚染水対策に関する取り組みについて
資料4-1 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所のための技術戦略プラン2019の検討状況について
資料4-2 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所のための技術戦略プラン2019骨子案
資料5-1 福島第一原子力発電所 廃炉・汚染水対策に関する取り組みについて ~情報発信・コミュニケーション~
資料5-2 廃炉コミュニケーションに係る直近の取組と今後の取組の方向性について
資料5-3 第4回福島第一廃炉国際フォーラムについて 
参考資料 第18回 廃炉・汚染水対策福島評議会 議事録




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年07月01日 - Twilog
07/07のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)