リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2020年7月31日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、10:10に39回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。39回目の作業は、29日にクレーンの作動流体漏れで中断していた。30日参照。

サブドレン他水処理施設、09:45に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、1日の日報より)15:34に排水を停止。排水量は869m3


その他


月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
6月の最大被曝線量は9.10mSv、平均値は0.40mSv(APD値)。四半期ごとの集計あり。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年6月18日-7月23日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
27日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(27日採取)と集水タンクNo.3(25日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.9Bq/L)、第三者機関が0.34Bq/L。明日8月1日に排水の予定。



2020年7月30日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス
、10:13に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、31日の日報より)16:58に排水を停止。排水量は1909m3

サブドレン他水処理施設、10:33に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、31日の日報より)17:17に排水を停止。排水量は1005m3


その他


昨日29日、3号機燃料取出し作業で使用済燃料を装填したキャスクをクレーンでオペフロから1階へ吊下ろす作業中、クレーンの作動流体の漏えい警報が発報
29日に39回目の燃料取出し作業で使用済燃料7体を装填したキャスクをクレーンでR/Bオペフロから1階に吊下ろす際、16:07にクレーン先端のツール類等を動かすための作動流体(水グリコール)漏えいを示す警報が発報、監視カメラで作動流体の滴下を確認した。警報をリセット後、輸送容器を1階へ吊下ろし、手動で吊具を外した後、キャスク転倒防止処置をおこなった。
現場で、クレーン主巻付近の作動流体ホース継手のねじ込み部(資料中央・右上写真)に漏えいがあるのを確認。漏えいした液体はキャスクを下ろす場所に設置してある緩衝材の上に滴下した(右下写真。使用済燃料プールには流入しておらず、3号機オペフロダストモニター等に有意な変動はない)。漏えい箇所は摺動部のねじ込み箇所で、シールテープの性能低下によるものと推定。テープの巻直しをおこない、漏えいのないことおよび異常なく動作することを確認して、今日13:50頃に復旧した。

2、3号機格納容器内水素濃度のリアルタイムデータ公開で正しい数値が表示されていなかった
東電ホームページに掲載されているプラント関連パラメータのうち、2号機3号機の格納容器内水素濃度のリアルタイムデータ(計測値およびグラフ表示)が「0」と表示され、正しい値となっていなかった(CSVデータの方には、正しい値が掲載されていた)。10日にこの状況を確認し、調査した結果、この不具合は2019年4月に実施した2、3号機の格納容器ガス管理システムの水素濃度計改造においてデータを転送するシステムの変更が一部未実施だったことが原因と推定された(したがって、表示の不具合は2019年4月より現在まで継続していたと推定)。CSVデータは運転日誌から作成しており、問題はなかった。
今後、不具合解消に向けて対応するが、それまでの間、ホームページには注記を実施(28日実施済)。

魚介類のサンプリング結果

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年67月11日-7月16日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
20日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。23日採取(25日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(26日採取)と集水タンクNo.2(24日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.7Bq/L)、第三者機関が0.48Bq/L。明日31日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第80回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(5.27MB)(PDF)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水の貯蔵および処理の状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、たまり水の貯蔵状況(長期グラフ)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
要員管理(8頁右)。6月の1日あたり作業員数は平均で4,020人(実績)。8月の想定は約3,900人。
熱中症の発生状況(9頁左)。酷暑期の熱中症対策を4月に開始、27日までに熱中症2件(2019年度は4件)。熱中症対策については22日を参照。
【資料3-1】汚染水対策(16.7MB)(PDF)
1/2号機排気筒ドレンサンプピット内部調査状況(通しで3頁)7月2日参照。排気筒解体・フタ設置後、降雨時にドレンサンプピット水位が上昇する件について、前回(6月30日、曇り)に続いて今月7月14日(雨天)に流入経路について調査を実施(7頁)。ピット内壁の調査で一部に壁の濡れを確認(8-13頁に写真)。また、ピットの天井に水滴を確認(13頁)。この結果を受けて、15日にピットの外部調査を実施(14頁)。推定される流入経路は2つ(14頁)、1.ピットの上(地上部)にあるOG(オフガス)配管を伝って雨がピット上部に流れたものが、ピット天板のスキマ(コーキングの劣化等)から流入し滴下、2.地上部の弁ユニットに当たった雨がピットの南側上部へ流入し、南側壁面を伝って流入。なお、流出経路については、水位低下が止まるピット床面から325mm付近の高さに流出入の痕跡を確認できず。今後、ピット上部を覆っている雨養生カバー(14頁)の南側開口に雨水流入防止措置をおこない、降雨時のピット水位変動に変化があるかを確認する。
当該のドレンサンプピット(排気筒に降る雨水をためて排水する設備)については、排気筒解体・フタ設置により雨水流入が停止してピットの必要性がなくなった時点で撤去等を予定していた(5頁)。
3号機T/B屋根雨水対策の進捗(26頁)20日参照。3号機T/B屋根雨水流入対策については例えば2018年2月14日を参照。2018年10月よりクレーンヤード整備を開始、2019年より実施の3、4号機増設サービス建屋および3号機T/B低層部のガレキ撤去が完了、現在、3号機T/B上屋の瓦礫を撤去中(進捗率99%)。2020年7月8日に3号機T/B屋根に雨水の流入防止堰の設置が完了し、20日に南側の損傷部へ雨水カバーを設置。今後、北側の雨水カバーを8月上旬までに設置予定。その後、浄化剤設置、防水塗装をおこなう。ロードマップの「2020年内に汚染水発生量を150m3/日程度に抑制」実現に向けた対策の一環。
再利用タンク水の分析結果を踏まえたタンク利用方針(29頁)。タンク容量確保に向けて、Sr処理水貯留タンクをALPS処理水貯留タンクとして再利用している(1月30日参照)。すでにALPS処理水で満水となったG3-H群およびK2-B群について、タンク内に残留する放射性物質の影響を確認する観点から、タンク水の放射能濃度分析を実施した。31頁に結果。貯留したALPS処理水のALPS出口における告示濃度比総和はいずれのタンク群も0.05。貯留中のタンク水はG3-H1タンクが8.87、G3-H4タンクが113.24、K2-B1タンクが2.31、K2-B6タンクが1.07。G3-H群はRO濃縮水の貯留履歴があるため、K2-B群よりも告示比総和が高いと推定。再利用前のタンク内面清掃では、底板のスラッジおよび底板から2m程度の高さの側板スラッジについてジェット洗浄を実施。残水がない状態でALPS処理水を受入れ後に濃度上昇が見られたことから、洗浄をしていないタンク側板および連結管内に残留したスラッジが原因と推定(34頁)。また、G3-Hタンク群先頭のH1タンクから最後段のH4タンクへ告示濃度比総和がおよそ10倍になっていることから、連結管に堆積するスラッジが後段タンクへ移行した可能性あり(35頁)。
分析結果よりALPSの処理能力は十分だが、再利用したタンクの貯留水の放射能濃度を上げないようにするためにスラッジの影響を低減する等の方策を検討した上でタンクの再利用をおこない、タンク容量を確保していく(タンク再利用によりALPS処理水の告示濃度比総和が1以上となる場合は二次処理(告示濃度比総和が1以上のALPS処理水について、1未満になるように処理をおこなう。3月24日参照)をおこなう)。
Sr処理水の処理は8月上旬頃に完了の見込み(33頁)。その後、高濃度のALPS処理水(告示濃度比総和100以上)の二次処理の性能確認(約2000m3処理)を9月以降に着手(3月24日参照)
水バランスシミュレーション(43頁)
タンク建設進捗状況(46頁)
サブドレン他水処理施設の運用状況(52頁)。運転状況(54頁):2月18日よりL値T.P. -350mm。排水実績(55頁):7月27日までに1327回排水。
サブドレンピットNo.19からの溢水(56頁):8日の件。強い降雨があり水位計が測定範囲の上限を超過してくみ上げが停止。現場を確認したところ、No.19の井戸から地表面に水が流れ出ていたが、くみ上げを再開して解消した。2017年10月にも同様の事象が発生しており(2017年10月23日参照)、当時と同じことが起きたと想定(57頁。ピットNo.19とNo.18は横引き管でつながっているが、No.18の方が地表面が30mm高くて窪地に設置されているため、No.18周辺に降った雨がNo.18に流入し、横引き管を通じてNo.18より低いところにあるNo.19からあふれた)。2017年当時はサブドレンの処理能力が少なく速やかなくみ上げ再開ができなかったが、その後、処理能力の強化やNo.18周囲への堰設置などを実施。その結果、今回はくみ上げの速やかな再開ができたが、再発は防止できなかった。今後は、暫定対策(影響緩和)として、ピット周辺に土嚢設置、No.18と19は原則連続運転、No.19水位計の測定範囲の変更、ピット周辺にサンプリングボトル設置(速やかなサンプリングの実施)。恒久対策(再発防止)として、ピットのかさ上げを実施(工事中は運用停止するので、豪雨期(8-10月)以降の実施を検討)。58頁に暫定対策後の写真。
建屋周辺の地下⽔位、汚染⽔発⽣の状況(59頁)。建屋周辺の地下水位の状況(61頁)。サブドレン・護岸エリアのくみ上げ量推移(62頁)。汚染水発生量推移(63頁)。凍土遮水壁の状況(64頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(78頁)。H4エリア周辺(79頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(82頁)。排水路(84頁)。海水(85頁)。
2号機R/Bオペフロ内残置物移動・片付けの状況(通しで4頁)。2018年8月より実施中。現時点で残置物を収納したコンテナ44基をオペフロに集積(6頁に写真)。今後、このコンテナを搬出する。これまで、搬出作業の訓練を実施してきた(7頁に訓練の写真)。収納コンテナを搬出⽤コンテナに2台収納した後,オペフロ上から搬出し,固体廃棄物貯蔵庫に運搬・貯蔵する。準備が整い次第、8月上旬より作業開始予定(8頁)。
3号機燃料取出し作業(9頁)。30日時点で266/566体の取出しを完了。また、19日に燃料ラック上に横たわった制御棒を北側に移動し、下にあった3体の燃料についてガレキ撤去を25日に完了した(12頁)。ハンドル変形燃料吊上げ試験で燃料取扱機マストと燃料上方にある配管(キャスク洗浄装置配管)が干渉してハンドルを把持できなかった燃料(5月25日参照)について、マニピュレーターでマストを北側に押し込んで傾けることでハンドルを把持できること、燃料の引き抜きが可能であることを模擬燃料で確認した(13頁)。プール端部に保管している燃料は、ガレキ吸引装置を扱う燃料取扱機補助ホイストの運転範囲外にあるため、ガレキ吸引が十分にできない。そのため、別のラックに移動させてガレキ吸引をおこなう。プール北端に位置する燃料6体について、8月上旬にプール内移動を予定(14頁)。燃料取出し課題(11頁)に関するスケジュールは15頁。ハンドル変形燃料吊上げ試験で吊上げられなかった燃料については、ラック上部ガレキ撤去、吊上げ荷重見直しによる再試験を実施する。燃料取出しのスケジュールは16頁。ガレキ撤去を先行して進めたこと、取出しの体制強化により、2020年度末に燃料取出し完了の見込み。
3号機オペフロの連続ダストモニター計測値の事務局会議での報告終了(20頁)。当該の資料は、当初の報告目的を終了(モニター設置当時は3号機はオペフロがむき出しとなっており、ドーム屋根設置に向けてガレキ撤去等を実施しており、作業前後に散布する飛散防止剤の効果を確認するためにモニターを2014年10月に設置、2015年2月より計測値を報告していたが、2016年12月に遮蔽体設置完了(以降、飛散防止剤散布を停止)、2018年2月にドーム屋根設置完了後は当該モニター計測値は「放射能高(1.00E-03)」を十分に下回った値で推移している)。今回の事務局会議で当該の報告を終了する。なお、東電HPでは計測値公開を継続する。
R/Bオペフロの整備作業は「前科」があると思われているみたいなので、ダスト濃度の公表については割とセンシティブに扱われるのではなかろうか。前科というのは、2013年8月の3号機R/B上部ガレキ撤去作業でクレーンガーダーを吊上げた際にダストが飛散して(ここまでは事実)、同じ8月に収穫された南相馬の米に確認された汚染の原因がこれによるものとされた件(2014年7月24日参照)。
使用済燃料等の保管状況(25頁)
1号機飛散防止剤散布実績と予定(27頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(30頁)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業(通しで3頁)。現在、格納容器内の干渉物切断を実施中。7日にグレーチング切断作業(10頁)のためAWJ装置を起動させたところ、研磨剤供給の不具合を確認し作業を中断(7頁。9日参照)。研磨剤共有ラインで研磨剤供給に必要な負圧が確保できておらず、調査の結果、研磨剤供給ホースのノズルユニット接続部に割れを確認(ノズルユニット部(7頁右下図)は定期的に交換する消耗品であり、作業前に交換を実施していた)。また、ユニット本体の仕様が異なっていた。これを本来の仕様のものに交換し、負圧が確保できることを確認した。その他装置に異常ないことを確認した後、作業を開始する予定。事象詳細は9頁。
3号機S/C内包水のサンプリング状況(11頁)7月2日参照。21日に取水を開始したが、線量監視タンク(13頁)の水中線量の上昇を確認したので、取水装置周辺の線量上昇を抑え被曝線量低減のため、21日は約10L、22日は約100L(予定では600L/日)を取水した後、23日にサンプリングを実施(21、22日の取水分はS/Cの手前の配管に入っていた水と考えて排水)し、希釈して分析した。分析結果は13頁。希釈前の濃度は134Csが3.69×108Bq/L、137Csが6.73×109Bq/L、全βが8.31×109Bq/Lなど。今後、取水した水の線量に応じた取水量の調整など、被曝線量低減に配慮した作業を実施する。
2号機格納容器の減圧機能確認の結果(18頁)7月2日参照。6-8日に実施、9日に復旧した。8日夕方に格納容器(PCV)圧力が大気圧と均圧に達したことを確認(20頁)。格納容器ガス管理システムの放熱器バイパス弁(19頁)を調整開にすることで均圧まで減圧可能であることを確認した。なお、機能確認中に監視強化パラメータに異常ないことを確認した。調整開って何ですか?全開じゃなくてってこと?
固体廃棄物の保管管理計画〜2020年度改定について〜(通しで3頁)。7月30日付で改定。2016年3月に策定以来、4回目の改訂。当面10年程度の固体廃棄物発生量予測を77万m3から78万m3に見直し、設備設置計画には影響しないことを確認。
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(44頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(44頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(45頁)
【資料3-5】循環注水冷却(4.09MB)(PDF)
1-3号機原子炉注水停止試験の実施について(通しで3頁)。2019年度に実施した注水停止試験では、注⽔停⽌による温度上昇が予測の範囲内であることを確認し、冷却設備の運転・保守管理の適正化、緊急時対応⼿順等の適正化を図った。この結果を踏まえ、2020年度以降に各号機の状況を踏まえた目的に応じた試験を計画・実施していく。
1号機(5頁):前回は約49時間の注水停止。温度上昇は1度未満と小さかった。格納容器(PCV)水位低下によりD/W圧力が低下、真空破壊ラインベローズ(漏えい箇所)が気中露出した可能性があり、それよりも下の箇所からの漏えいがある程度あることを確認した。PCV水位が新設温度計T1以下となると得られる情報が少なくなるので、注水停止で水位がT1以下に至るかをひとつの観点として次回試験を計画する(4-5日の注水停止)。
2号機(7頁):前回、熱バランス評価は圧力容器(RPV)底部の温度トレンドを概ね再現、温度計TE-2-3-69Rの挙動はよく一致した。次回はより長期間(3日間)の注水停止で温度上昇を確認し、温度評価モデルの検証データを蓄積する。
3号機(10頁):前回、RPV底部およびPCV温度の上昇は小さかった。また、PCV水位低下にともない温度計TR-16-003が気中露出した。次回は、7日間の注水停止で漏えい箇所のMS配管ベローズより低くなるかを確認する。14頁にまとめ。
窒素ガス分離装置(B)の運転再開(33頁)4月30日、5月28日、7月22日参照。4月24日に窒素ガス濃度をモニターできていないのを確認した件。不具合に対し点検および対策実施で13日に窒素ガス分離装置(B)の運転を再開した。対策の実施状況(35頁)。吸着槽への活性炭充填状況およびサイレンサーの設置箇所変更(36頁に写真)。対策のスケジュールは37頁。B号機運転再開後、A、C号機を運転停止し対策工事を実施予定(8月以降)。
【資料3-6】環境線量低減対策(7.49MB)(PDF)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(8-15頁)、排水路(17-19頁)、海水(22-30頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(31頁)。
大型機器メンテナンス建屋内における休憩所サーベイの未実施(32頁)。現時点で抽出した問題点と対策(36頁)。
【資料3-7】労働環境改善(1.29MB)(PDF)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
1Fにおける新型コロナウイルス対策について(3頁)。28日時点で1Fで働く社員およびに協力企業作業員に罹患者はいない。また、対策実施による工程遅延などの大きな影響は生じていない。東京圏での感染者数増加にともない、対策の内容を一部見直した。見直し内容(6-10頁)は、発電所員の東京圏出張の原則禁止(本社から発電所への出張も原則禁止)、発電所員・作業員の行動制限(東京圏へ移動の際はクラスター発生施設や不特定の人とのマスクなし接触があるような施設には行かない)、新規入所者についてはPCR検査実施を検討中、など。
1Fにおける作業員の健康管理について(厚労省ガイドラインへの対応状況)(12頁)
【資料4】その他(3.26MB)(PDF)
1-4号機SGTS室調査の計画(1頁)。1-4号機の⾮常⽤ガス処理系(SGTS)室内の機器や配管は事故時の状態を留めており、現在廃炉作業との⼲渉が少ない。格納容器ベントにともなう放射性物質の放出挙動と関係しており、事故進展の解明にかかる取組みとして当該室内の機器や配管を詳細に調査することを計画。過去には、2011、2014年に調査を実施している(3、7-12頁)。今回は、1-4号機のSGTS室内でフィルタートレイン周辺、格納容器ベント配管を中心に、室内から広範囲に画像および線量情報を取得する。また、可能であれば、3、4号機の調査ではフィルタートレインを解放し、内部の様子の確認および汚染物資料のスミア採取を試みる。1、2号機のSGTS室は線量が高いことが確認されており、遠隔でロボット(PackBot等)による調査とする。3、4号機のSGTS室は線量が低いので、作業効率等を踏まえ人力調査とする(可能であれば、フィルタートレインを解放し内部の様子の確認および汚染物資料のスミア採取を試みる)。使用する機材は5頁。γイメージャー(ガンマカメラ。γ線量測定と3Dスキャンを組合せて3次元線量分布を取得できる)やカメラ、線量計を使用。スケジュールは6頁。9月-2021年1月にかけて各号機順次実施。1、2号機については、11-1月予定の本調査に先立ち、SGTS室内の空間情報・線量情報を取得する予備調査を8月下旬に実施する。
過去の調査については、1号機は2011年8月2日、2号機は2015年5月20日(未確認・未解明事項の調査・検討結果第3回報告)、3号機は2011年12月26日、4号機は2011年8月27日を参照。
以下、経産省のサイトから。





動画

文字起こし、実況など




2020年7月29日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:33に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、30日の日報より)16:23に排水を停止。排水量は1017m3


その他


水処理週報

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。16-22日の移送量。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。27日採取分。
No.10のトリチウムは520Bq/L。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
22日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日30日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(25日採取)と集水タンクNo.7(23日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日30日に排水の予定。

木曜の会見を担当している廃炉推進カンパニー広報担当のサイトウさんとマツオさんは、斎藤 幹雄(さいとう みきお)さんと松尾 桂介(まつお けいすけ)さんというんだって。



2020年7月28日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:00に一時貯水タンクかAら排水を開始
(以下、29日の日報より)15:33に排水を停止。排水量は828m3

16:54、構内の五叉路交差点付近においてトレーラーから油が漏えいしていることを発見。漏えいした油の広がりは約10m×約0.3m。17:01に双葉消防本部へ連絡。
現場を確認し、トレーラーの燃料油タンクから軽油が滴下したものと判断。滴下した軽油の拭き取りを行い、燃料油タンク下部に吸着マットを設置。漏えい継続なし。側溝への軽油の流れ込みなし。
17:53に富岡消防署により車両からの軽油漏えい事象と判断された。


その他


構内排水路分析結果(24日公表)、地下水バイパス揚水井分析結果(25日公表)のトリチウム分析結果を訂正
上記資料において、トリチウムの分析結果合計11カ所に誤りがあるのを確認した。分析装置の設定を誤ったのが原因
訂正前後におけるトリチウム濃度については、日々の分析値の変動の範囲程度。該分析結果の誤りに伴う環境への影響はない。
今後、分析装置の設定を誤った原因について、更なる深掘りを行い、適切に再発防止対策を講じる。

6月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果
1-4号機R/Bからの放出は1.4×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.1×10-12Bq/cm3(告示濃度:2×10-5Bq/cm3)、137Csが2.3×10-12Bq/cm3(告示濃度:3×10-5Bq/cm3)であり、いずれも告示濃度を下回っている。これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.05μSv未満となる。評価の詳細は2頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。
二重扉開口面積を変更した
2号機:6月19日にR/Bの二重扉(北側)に防水扉が設置されたことから、二重扉開口面積(南北の合計知)を変更(0.37m2→0.06m2)。19日までは変更前の、20日以降は変更後の面積で漏えい率を評価した。
3号機:R/Bの二重扉(南北)に防水扉が設置されたことから、二重扉開口面積を変更(6.05m2→0m2)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(24日採取)と集水タンクNo.5(22日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1000Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日29日に排水の予定。




2020年7月27日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、12:00に38回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。移送完了した燃料は266/566体(うち新燃料52体)。

サブドレン他水処理施設、09:42に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、28日の日報より)15:24に排水を停止。排水量は849m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(23日採取)と集水タンクNo.4(21日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日28日に排水の予定。

水処理週報、「T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移」の資料は通常月曜日に公表しているが、先週の木・金曜日が祝日だったので、今週は水曜日に公表する予定。


動画

monbran氏のyoutubeアカウントが凍結されたので、今度はRipbanwinkle氏のアカウントにリンクします。youtubeの凍結は解除されないんだろうなー。やっぱり自分で持ってないと、いつなくなっちゃうか分からんな。



文字起こし、実況など




2020年7月26日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:59-に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、27日の日報より)16:23に排水を停止。排水量は955m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(22日採取)と集水タンクNo.3(20日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が980Bq/L。明日27日に排水の予定。



2020年7月25日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:44に一時貯水タンクから排水を開始
(以下、26日の日報より)16:26に排水を停止。排水量は1000m3


その他

護岸地下水の地下水観測孔No.1-14の137Cs濃度が、至近の分析結果と比較して上昇している。海側遮水壁の外側の海水分析結果に有意な変動はなし。
No.1-14の7月24日採取分の137Csは21Bq/L。前回21日採取分は1.9Bq/L。

地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。23日採取分。
No.10のトリチウムは480Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(21日採取)と集水タンクNo.2(19日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が880Bq/L。明日26日に排水の予定。



2020年7月24日(金・スポーツの日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、25日の日報より)16:49に排水を停止。排水量は1020m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(20日採取)と集水タンクNo.1(18日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日25日に排水の予定。


昨日23日に続き、この日も東京オリンピック開会式のために祝日に割り当てられていた。ちなみに、「スポーツの日」というのは去年まで「体育の日」だった祝日の名称がこの年から変更になったもの。本来、10月の第2月曜日なんだけど、この年はオリンピック開会式に合わせて移された。

2020年7月23日(木・海の日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、10:16に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、24日の日報より)16:32に排水を停止。排水量は1738m3

サブドレン他水処理施設、10:48に一時貯水タンクから排水を開始
(以下、24日の日報より)16:49に排水を停止。排水量は898m3

08:20頃、構内事務本館2階において作業者が脚立組立時に右手親指を挟み負傷し、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、開放骨折である疑いがあることから緊急搬送の必要があると診断されたため、09:11に救急車を要請。09:47に救急車で出発、10:41にいわき市医療センターに到着。医師により「右母指末節骨開放骨折、爪の甲の脱臼(全治3カ月程度の加療を要す見込み)」と診断された。


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(19日採取)と集水タンクNo.5(17日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が840Bq/L、第三者機関が900Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.7Bq/L)、第三者機関が0.36Bq/L。明日24日に排水の予定。


この年2020年は、東京オリンピックが開催される予定となっており、7月24日の開会式のために例年は平日となる7月23、24日が祝日に割り当てられていたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、オリンピック自体は1年延期とすることになっていた。



2020年7月22日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:20に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、23日の日報より)15:49に排水を停止。排水量は818m3


その他


4月24日の窒素ガス分離装置(B)窒素濃度指示不良にともなう運転上の制限逸脱の件で、規制委員会に報告書を提出した。
(件名:福島第一原子力発電所1~3号機窒素ガス分離装置(B)窒素濃度指示不良に伴う運転上の制限からの逸脱について)
4月30日、5月28日参照。

2020年度災害・熱中症対策について。
今年度の対策は4月30日のロードマップ会見資料(労働環境改善(PDF4.36KB)の3頁以降)を参照。第1四半期が終了したが、人身災害、熱中症ともに前年を上回っており(人身災害:4→9、熱中症:1→2)、対策強化を図っていく。熱中症については以下の対策を追加した。
・WGBT値20-25度(注意レベル)でも管理を強化。
・既往症、持病のある人に配慮。
・防護装備として火器作業用の耐火服を着用の際は、WGBT値の補正値を+3度とする(7月3日より運用開始)。

「通報基準・ 公表方法」を改訂する。27日より運用開始。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。20日採取分。
No.10のトリチウムは520Bq/L。No.4が復活した。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
15日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日23日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr1の6月3日採取分。

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。5月分。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(18日採取)と集水タンクNo.4(16日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が910Bq/L、第三者機関が950Bq/L。明日23日に排水の予定。


東京電力ホールディングスの関係職員1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。


実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
変更:大型廃棄物保管庫の揚重設備及び架台の設置。現在建設中の大型廃棄物保管庫内に揚重設備(クレーン)および第2セシウム吸着装置(SARRY)吸着塔、第3セシウム吸着装置(SARRY II)吸着塔等の使用済吸着塔を支持する架台を設置にするのともない、大型廃棄物保管庫の設計・設備および線量評価を追加・変更。大型廃棄物保管庫は第1棟が5月27日に認可されている。セシウム吸着装置で発生する使用済吸着塔(現在、セシウム吸着塔一時保管施設で仮保管中)を本保管する施設。


動画


文字起こし、実況など





2020年7月21日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、12:12に36回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)が完了した。

サブドレン他水処理施設、09:38に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、22日の日報より)15:49に排水を停止。排水量は922m3


その他

護岸地下水の地下水観測孔No.0-4の137Cs濃度が、至近の分析結果と比較して上昇している。海側遮水壁の外側の海水分析結果に有意な変動はなし。
No.0-4の7月20日採取分の137Csは28Bq/L。前回7月13日採取分は0.47Bq/L。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。16日採取(18日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(17日採取)と集水タンクNo.3(15日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が980Bq/L。明日22日に排水の予定。


23日(木)が祝日なので、木曜日の定例会見は22日(水)17:00より実施する。



「日本原子力学会福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 (委員長:宮野 廣)廃棄物検討分科会(主査:柳原 敏)は、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に伴う廃棄物管理対策等の取組みについて検討してまいりましたが、今般、中間報告書として取りまとめ公表いたしました。」
とのこと。報告書はこちら。
NHKの報道によれば、廃炉の最終形として
・すべての建屋を解体撤去し、さら地に戻す
・地下の構造物は残して管理などする
のふたつを提起。また、施設の解体をすぐ始めるか、しばらく置いて線量を下げるかで廃棄物の量が変わる、などの指摘をしている、とのこと。


2020年7月20日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機T/B屋根の損傷部に雨水カバーを設置
した。
2018年より、クレーンヤードの整備やガレキ撤去・線量低減作業を進め、雨水の流入防止堰等の設置が完了して準備が整ったことから、今日20日に雨水カバーを設置した。カバーの大きさは29m×28m、ポリエチレン製シートに塩化ビニールを塗布したものを2枚貼り合わせたシート(厚み0.5mm)でできている。8月上旬までにもう一カ所に設置し、その後、屋上の簡易防水を9月までに完了する予定。
これにより、3号機T/B屋根の損傷部から建屋内に流入する雨水の量を抑制する。ロードマップの2020年内目標「汚染水発生量を150m3程度に抑制」に向けて実施している重層的対策の一環。

サブドレン他水処理施設、10:11に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、21日の日報より)16:08に排水を停止。排水量は886m3


その他


水処理週報。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(16日採取)と集水タンクNo.2(14日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が940Bq/L。明日21日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設一時貯水タンクの詳細分析結果。一時貯水タンクLの6月1日採取分。

サブドレン他水処理施設、加重平均サンプル分析結果。5月分。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。9-15日の移送量。
降雨の影響で、先週よりは減ったが依然として多い。

今日、規制委の第82回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。

耐震性向上のため、3号機格納容器の水位低下を計画している。その準備として、S/C内包水のサンプリングと分析を実施する。このサンプリングを明日21日よりおこなう。
以下、規制庁のサイトから。



会見動画、01:13過ぎから「楢葉町営多目的駐車場における原状回復工事および線量低減措置」(3月26日、5月18日、6月8、22日、7月6日参照)についての説明あり。





動画


文字起こし、実況など



2020年7月19日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクCから排水を開始
(以下、20日の日報より)16:10に排水を停止。排水量は916m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(15日採取)と集水タンクNo.1(13日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が860Bq/L、第三者機関が930Bq/L。明日20日に排水の予定。





2020年7月18日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、12:17に35回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

サブドレン他水処理施設、10:29に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、19日の日報より)17:16に排水を停止。排水量は1006m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。16日採取分。
No.10のトリチウムは540Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(14日採取)と集水タンクNo.5(12日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が800Bq/L、第三者機関が850Bq/L。明日19日に排水の予定。





2020年7月17日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:07に一時貯水タンクKから排水を開始
(以下、18日の日報より)15:35に排水を停止。排水量は809m3

サブドレン他水処理施設
、10:15に一時貯水タンクLから排水を開始
(以下、18日の日報より)16:55に排水を停止。排水量は989m3


その他


T/B地下たまり水の核種分析結果。5月採取分だが、2号機はT/B地下たまり水処理が進捗し建屋水位が低下したため5月以降は採取中止(1号機は2017年3月にT/B地下たまり水の処理を完了)。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(13日採取)と集水タンクNo.4(11日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が730Bq/L、第三者機関が770Bq/L。明日18日に排水の予定。

東京電力ホールディングスの関係職員(当社グループの事業所・発電所に勤める協力企業の社員等)1名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。



2020年7月16日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、10:04に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、17日の日報より)16:18に排水を停止。排水量は1726m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年6月4日-7月9日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
13日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(12日採取)と集水タンクNo.3(10日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が720Bq/L、第三者機関が760Bq/L。明日17日に排水の予定。

東京電力エナジーパートナーの社員1名(神奈川県内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。
16日までの感染者数は、グループ(東京電力ホールディングス株式会社、東京電力フュエル&パワー株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社、東京電力リニューアブルパワー株式会社の5社)で14名、関連会社で19名。





動画


文字起こし、実況など



2020年7月15日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、12:20に34回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)が完了した。

サブドレン他水処理施設、10:08-14:50に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は701m3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。13日採取分。
No.10のトリチウムは550Bq/L。No.4はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
8日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日16日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(11日採取)と集水タンクNo.2(9日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が710Bq/L、第三者機関が790Bq/L。17日に排水の予定。

東京電力パワーグリッドの社員2名(茨城県内事業所勤務)について新型コロナウイルスの感染を確認した。



2020年7月14日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:18-14:53に一時貯水タンクHから排水を実施。排水量は682m3


その他


1-4号機R/B上部でのダストサンプリング結果(1号機は6月1日、2号機は6月5、12日、3号機は6月8日、4号機は6月15日に実施)と1-3号機格納容器ガス管理システムでのガスサンプリング結果(1号機は6月10日、2号機は6月5日、3号機は6月8日に実施)。

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。9日採取(11日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(10日採取)と集水タンクNo.1(8日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が860Bq/L。明日15日に排水の予定。


実施計画の変更認可申請(2019年10月7日提出)が規制委に認可された。
認可:サブドレンピットの復旧。建屋たまり水処理を進めるため、地下水のくみ上げ能力向上を図る目的で未復旧のサブドレンピットNo.49の復旧を申請していたもの。2020年度上期の運用開始を予定している。


2020年7月13日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:36-14:12に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は684m3


その他


大型機器メンテナンス建屋内の休憩所で必要なサーベイがおこなわれていなかった
大型機器メンテナンス建屋には、大型機器除染設備(解体タンク片などの除染をおこなう設備。2018年5月18日参照)が設置してある。この建屋の2階には休憩所があり、当該設備を使用する作業者等が利用している。この休憩所は「汚染のおそれのない管理対象区域」であり、使用の際は汚染のないことを確認するため毎日1回「表面汚染密度」と「空気中放射性物質濃度」の測定をしなければいけないが、7月1日については「表面汚染密度」 と「空気中放射性物質濃度」の両方が、3日及び6日については「空気中放射性物質濃度」が測定されていなかったことを確認した(7日以降は使用の都度、両方とも測定が実施されており、維持管理レベルを満足することを確認している)。
今後、原因調査・要因分析を行い、適切に対策を講じる。
大型機器除染設備および休憩所の利用状況(2頁):今年4月1日-6月30日の期間、協力企業A社がタンク除染・保管作業に従事し、休憩所を利用。7月1日より協力企業B社が大型機器除染設備の点検作業を開始し、A社が設定した休憩所をB社も使用していたが、上記のようにサーベイの未実施があった。なお、サーベイ結果の管理はさらに別の協力企業がおこなっており、未実施があることに7日に気付いたこの企業から東電に報告があった。

水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(9日採取)と集水タンクNo.5(7日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が840Bq/L。明日14日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。2-8日の移送量。
降雨の影響で大幅に移送量が増えている。




動画


文字起こし、実況など



2020年7月12日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:48-15:03に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は632m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(8日採取)と集水タンクNo.4(6日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が790Bq/L、第三者機関が850Bq/L。明日13日に排水の予定。



2020年7月11日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:54-13:44に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は570m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。9日採取分。
No.10のトリチウムは510Bq/L。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(7日採取)と集水タンクNo.3(5日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が930Bq/L。明日12日に排水の予定。



2020年7月10日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、09:56-13:31に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は534m3


その他


水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(6日採取)と集水タンクNo.2(4日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が960Bq/L。明日11日に排水の予定。



2020年7月9日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、12:27に32回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。移送が完了した燃料は224/566体(うち新燃料が52体)。

10:27頃、多核種除去設備ALPS(C)のクロスフローフィルタ2Cの二次側出口配管付近で水たまりを発見。
10:35にC系を停止、10:44に滴下の停止を確認した。 滴下した水は堰内の受けパン内にとどまっている。漏えい箇所にはビニール養生を実施。その後、滴下した水は拭き取りを完了。 
保温材をはがして確認したところ、二次側出口配管付近にピンホールと思われる貫通部が生じており、そこから滴下が生じたものと考えている。
当該系統水の分析結果(系統入口部、6月15日採取)は、全βが3.32×104Bq/L、134Csが8.75×101Bq/L、セシウム137が1.6×103Bq/L。
この漏えいに伴い、敷地周辺モニタリングポスト、連続ダストモニタに有意な変動はない。

地下水バイパス
、09:44に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、10日の日報より)15:47に排水を停止。排水量は1697m3

サブドレン他水処理施設、10:50-14:23に一時貯水タンクCから排水を実施。排水量は529m3

07:35、始業前点検時に1号機R/B西側の800tクローラクレーン油圧ポンプ付近の配管フランジ部から油漏れ。漏えい量は500ml、11:59にフランジ部の増し締めで漏えいは停止。漏えいした油を吸着マットで処理後、オイルパンを設置。富岡消防により、クレーンからの油漏れ事象と判断された。


その他


1号機格納容器内部調査、アクセスルート構築作業。7月上旬からグレーチングの切断作業を実施する予定だったが、装置からの研磨剤の供給量が少ないことが確認されたため調整中で、作業開始時期が遅れる。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年5月28日-7月2日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
6日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクD(5日採取)と集水タンクNo.1(3日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日10日に排水の予定。



動画


文字起こし、実況など



2020年7月8日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

(以下、9日の日報より)2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、循環冷却設備空気作動弁用空気供給ラインの点検にともない6日より運転を停止していたが、予定作業が終了し14:54に運転を再開した。再開後のプール水温は32.0℃。3日参照。

サブドレン他水処理施設、10:00-13:32に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は526m3

10:36、SPT(サプレッションプール水サージタンク)建屋東側の建屋内RO装置A系トラフ内において、漏えい検知器が作動したことを示す警報「RO循環設備A系トラフ内液位(11)高」が発生。なお、建屋内RO装置は現在停止中。
その後、現場でたまっている水の分析を行った結果、建屋内RO装置系統水の放射能濃度および塩分濃度と比較し、十分に低かったことから、たまっていたのは雨水と考えている。なお、全β放射能が58Bq/L検出されていることから、現場の状況を注視していく。

10:37、サブドレンNo.19において水位計が測定範囲の上限を越えたことから、当直員が現場を確認したところ、10:57にサブドレンNo.19の井戸から地表面に地下水が溢水していることを確認。
当該サブドレンピットは2号機R/B南西角にある(資料に地図あり)。運転を停止していたポンプを起動し、11:04に地表面への溢水が停止していることを確認。その後もくみ上げを継続。溢水した地下水は周辺の表土(非舗装)に広がって土壌へ浸透したと考える(排水路等へは流れ込んでいない)。K排水路等、各排水路のPSFモニターの値に有意な変動は発生していない。
当該サブドレンのくみ上げ水の直近の分析結果(7月1日測定)は、134CsがND( <4.6Bq/L)、137Csが103Bq/L、全βが140Bq/L、トリチウムが5,215Bq/L。

10:47頃、プロセス主建屋1階の油分分離装置処理水タンク設備において、漏えい検知器が作動したことを示す警報「油分分離装置処理水タンク設備漏えい(A)」が発生。現場でたまっている水のスミヤ測定を行った結果、バックグランドと同等であることから雨水と判断した。
(以下、9日の会見より)バックグラウンドは300cpm。水は堰内にたまっており、その大きさは2m×2m×10cmで、地下に排水した。

(以下、9日の会見より)今日8日の大雨で、1Fの降水量は00:00-13:00の累積で90.5mm、時間当たり最大は10:00-11:00の38.5mm。上記3件以外に大雨が原因の警報発出は以下の3件:
・3号機R/B1階北東部で漏えい検知器作動
・6号機CSTパイプピットで漏洩を示す警報
・5号機南西側立坑ピットで放射性液体漏えい警報
いずれも現場ですみやかに雨水の侵入によるものと確認された。


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。6日採取分。
No.10のトリチウムは530Bq/L。No.4はポンプ点検により採取中止。No.4はなかなか復帰しないねぇ。

地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果
1日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日9日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(4日採取)と集水タンクNo.5(2日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日9日に排水の予定。



2020年7月7日(火)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、循環冷却設備空気作動弁用空気供給ラインの点検にともない、昨日6日より運転を停止中。8日23:00に運転再開の予定。3日参照。

サブドレン他水処理施設、09:37-12:58に一時貯水タンクLから排水を実施。排水量は498m3


その他


地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。2日採取(4日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(3日採取)と集水タンクNo.4(1日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日8日に排水の予定。





2020年7月6日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、循環冷却設備空気作動弁用空気供給ラインの点検にともない、13:35に運転を停止。停止時のプール水温は29.2℃。8日23:00に運転再開の予定。3日参照。

3号機燃料取出し作業、12:12に31回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。これで、217/566体(うち新燃料は52体)の移送を完了した。

サブドレン他水処理施設、09:59-13:35に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は530m3


その他


水処理週報

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(2日採取)と集水タンクNo.3(6月30日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日7日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。6月25-7月1日の移送量。


会見動画、25分過ぎから「楢葉町営多目的駐車場における原状回復工事および線量低減措置」(3月26日、5月18日、6月8、22日参照)についての説明あり。





動画


文字起こし、実況など



2020年7月5日(日)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:43-14:10に一時貯水タンクJから排水を実施。排水量は513m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクK(1日採取)と集水タンクNo.2(6月29日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日6日に排水の予定。



2020年7月4日(土)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

09:18頃、プロセス主建屋1階の油分分離装置処理水タンク設備で漏えい検知器が作動したことを示す警報(「油分分離装置処理水タンク設備漏えい(A)」)が発生。
現場を確認した結果、堰内に2m×2m×深さ2cmの水たまりおよびタンク表面の結露を確認。水たまりのスミヤ測定をおこなった結果、バックグランドと同等であったことから結露水と判断
14:01頃、水たまりの水を回収し、漏えい警報解除を確認。

サブドレン他水処理施設、11:26に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、5日の日報より)15:01に排水を停止。排水量は534m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。日採取分。
No.10のトリチウムは530Bq/L。No.7は設備点検により採取中止。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(6月30日採取)と集水タンクNo.1(6月28日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が950Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日5日に排水の予定。



2020年7月3日(金)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、00:05に30回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。

サブドレン他水処理施設、09:39-13:03に一時貯水タンクFから、09:45-13:07に一時貯水タンクGから、それぞれ排水を実施。排水量は504m3(タンクF)および501m3(タンクG)。


その他


2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、循環冷却設備空気作動弁用空気供給ラインの点検にともない、6日00:00-8日23:00に運転を停止する予定。
3日05:00現在のプール水温は30.1℃、停止期間終了時点で約34.7℃と評価。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(6月29日採取)と集水タンクNo.5(6月27日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日4日に排水の予定。






2020年7月2日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、10:02に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、3日の日報より)16:13に排水を停止。排水量は1715m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年5月21日-6月25日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
6月29日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(6月27日採取)および一時貯水タンクG(6月28日採取)と集水タンクNo.3(6月25日採取)および集水タンクNo.4(6月26日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクFのトリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。一時貯水タンクGのトリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が1000Bq/L、全β濃度は東電がND(<1.8Bq/L)、第三者機関が0.43Bq/L。いずれも明日3日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第79回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(5.31MB)(PDF)
【資料3-1】汚染水対策(15.0MB)(PDF)
建屋たまり水処理の進捗状況(通しで3頁)。これまでの状況(4頁):循環注水の経路となっている1-3号機R/B・プロセス主建屋・高温焼却炉建屋を除く建屋について、2020年内の最下階露出に向け処理を進めている。1-3号機R/Bは、T/B・Rw/Bの床面(T.P. -1750程度)より低いT.P. -1800程度まで低下。2-4号機T/B・Rw/Bについては、仮設ポンプによる水抜きを順次実施し、4号機に続いて2号機、3号機も最下階の床面を露出。今後、本設ポンプを設置し、床面露出状態を維持させる計画。
1/2号機排気筒ドレンサンプピット内部調査状況(17頁)。1/2号排気筒の解体が完了し、5⽉1⽇に排気筒上部にフタを設置、排気筒上部の開⼝は約99%閉塞された(残存するスキマは約0.1m2だが可能な限り止水処理しており、雨水流入はほぼ抑制できていると推定)が、その後も降雨時にドレンサンプピット内の水位変動を確認(5月19-21日の降雨:102mm/3日に対しピット内水の増加量は0.67m3/3日)。排気筒フタのスキマからの雨水流入は試算で0.01m3/3日であり、このスキマ以外からの流入経路について調査した。
以前にピット内水が移送されていない状況で水位低下を確認しており(27頁。2019年11月27日、12月16日参照)、今回の水位上昇と合わせて水位変動の推定要因として、1.ピット壁面に流入または流出につながる損傷等、2.ピットにつながる配管からの流入、を想定(19頁)。6月30日(曇り、降雨なし)にピット内部の調査を実施(20頁)。ピット水抜き後にカメラを挿入して状況を確認した。結果は、ピット内壁面に流入/流出経路になるような跡は確認できず(21-25頁に写真)。また、サンプポンプミニフロー配管が脱落しているのを確認。今後、流入状況を確認するために降雨時の調査を実施する。なお、5月20日(雨天)に排気筒内部にカメラを入れてSGTS配管からの雨水流入の状況を調査した(6月15日の監視・評価検討会資料参照)が、当該配管からの水の流れは確認されず。排気筒の内面には雨水と思われる流入跡を確認した(29頁)。
サブドレン他浄化設備前処理フィルター2B保温材下部からの滴下事象(32頁)。5月22日の件。5月22、25日参照。B系からA系に切替えて処理を継続している。6月11日に当該フィルターの内部構造物を取外して容器内面の前面を目視調査した結果、10カ所で腐食性生物で盛り上がった箇所(錆こぶ)を確認。翌12日にこれらの腐食性生物を除去し胴体の母材(炭素鋼)を見たところ、1カ所(胴体の溶接線上)で貫通孔を確認(34頁右上写真1)。また、容器上端から300mm付近までの範囲で広範囲にわたる塗装の剥離を確認(34頁右下写真2)。当該フィルターの胴体(板厚6.35mm)が貫通に至っているので、腐食進展を加速させた要因について調査した。その結果(35頁)、当該フィルター内のチャンバー(フィルター本体を設置し、ろ過された処理液を隔離する内部構造物)がステンレス製であり、スタッドボルトを介して胴板(炭素鋼)を導通していることから、ガルバニック腐食(異なる⾦属が⽔(電解液)中で直接または間接的に接した場合、電位の低い⾦属(アノード)と⾼い⾦属(カソード)との電池構造が形成され、両者の電位差によりアノード側の腐⾷が加速される現象)が発生したと推定。同様の問題が他にないか、水平展開調査を実施(36頁)。B系統では、前処理フィルター1Bが2Bと同一設計であり、内面確認した結果、2Bと同様に局部的な腐食進展が加速している箇所を確認した(37頁)。前処理フィルター3Bは1B・2Bと構造が異なるが、異種金属が導通している構造であり、フランジ部に一部腐食箇所が確認されたものの、局部的に腐食進展が加速している箇所は確認されず(38頁)。A系統は現在運転中だが、前処理フィルター1Aの交換時に内⾯を確認したところ、腐⾷⽣成物(錆こぶ)は確認されなかった(A系統はB系統とは設置時期が異なり(当初、A・B系統は同時期の2015年度に設置されているが、A系統はRO濃縮処理に活用したため、2017年にリプレースしている)、異種金属間に絶縁処置が施工されているため、B系統と同様の腐食進展は発生していないと想定)。A系統では今後もフィルター交換時に内面確認を実施する。今後の対応(39頁)として、前処理フィルター1B・2Bは容器を新規作成(異種金属間の絶縁処置等を実施)して取替える。また、取替えるまでは、前処理フィルター1Bは応急的な補修をし、大雨に備える(大雨時のみ前処理フィルター2Bをバイパスして運転できる状態にする。前処理フィルター1B・2Bは水中の浮遊物除去が目的で、2Bをバイパスすると後段の吸着塔で目詰まりを起こしやすくなる可能性があるが、一時的な運用は問題ないと評価)。前処理フィルター3Bは補修した上で、異種⾦属間の絶縁処置等の再発防止対策を実施する。現在、サブドレン他浄化設備はA系統で運転継続中。通常なら1系統で十分な処理容量を確保できるが、台風等の大雨時は2系統処理が必要となる可能性あり。その場合でもサブドレンくみ上げ量を抑制しないように、集水タンクの空き容量をあらかじめ確保する、上記のようにB系統を待機させる、など対策を実施する。また、本漏えい事象に至った要因を分析し、今後の保全計画を見直す。
3号機燃料取出し作業の状況(通しで20頁)。6月19日に、26回目の燃料取出し作業中に規定荷重(1000kg)以内で吊上がらない燃料が1体あった。あらかじめ用意していた別の燃料を輸送用キャスクに装填し、作業を継続している。当該燃料に変形等の異常は確認されず、ガレキのかじり・固着によるものと推定。燃料上部のガレキを再度撤去後、再度吊上げを計画中。5月21、22日に実施したハンドル変形燃料の吊上げ試験(5月21日参照)で、規定荷重(700kg)内で吊上がらなかった燃料のハンドルが曲げ戻された状況の写真(28頁)。
2号機燃料デブリの試験的取出しに向けた開発の状況(通しで3頁)。燃料デブリの試験的取出し装置の概要(4頁):取出しでは、ロボットアーム(2018年7月26日参照)でデブリにアクセスし、金ブラシや真空容器型回収装置で粉状のデブリ(1g程度)を数回取出す予定。IRID(三菱重工担当)とVNS(Veolia Nuclear Solutions (UK) Limited。Oxford Technologies Ltd(OTL)が2018年に合併により名称変更)が現在、英国でロボットアームを開発中。取出し装置全体は3つの装置で構成(ロボットアーム・エンクロージャー(ロボットアームを収納し、放射性物質を閉じ込める)・接続管(エンクロージャーとX-6ペネを接続))。ロボットアームはたわまないように高強度のステンレス鋼製で、長さ22m、縦40cm×幅25cm、重さ4.6t、耐放射線性1MGy(累積)。取出しの難しさ・課題への対応(5頁):現場が把握し切れていない・視界が限定的、高線量・高汚染化、狭隘などの難しい環境下での遠隔操作となるので、モックアップを活用した試験・訓練を実施予定(RACE(英国原⼦⼒公社の遠隔操作・ロボット技術センター)で8月に、JAEA楢葉遠隔技術開発センターで来年2月に実施予定)。また、アクセスルート上のX-6ペネ内の障害物撤去でダスト飛散を抑制する装置を開発中。試験的に取出したデブリの取扱い(6頁):グローブボックス(プラスチック樹脂製の密閉容器)で重量・線量等を測定後、金属製の密閉輸送容器へ収納し、茨城県内の既存分析施設へ移送する。デブリの量から想定される線量率は、デブリから20cmで約6mSv/hであり、作業者が近づいて作業する必要があるので、訓練による時間短縮や遮蔽材設置などの被曝低減策を講じる。
金ブラシ型の燃料デブリ回収装置先端部については、IRIDのサイト(2019年8月31日)に記事がある。
3号機S/C内包水のサンプリングについて(25頁)。S/Cの耐震性能向上対策として段階的に格納容器(PCV)水位を低下することを計画(2019年10月21日参照)。S/C内包水は高濃度の可能性があり、PCV取⽔設備の設計・⼯事や抜き出した水の処理(汚染水処理設備で処理する)を実施する上で、S/C内包⽔の⽔質を把握することが必要となる。サンプリングは、S/C底部に接続する既設配管から分岐する計装配管にポンプ・タンク等の取水装置を接続しておこなう(27頁)。この際に、S/C内包⽔を採水するには既設配管内にたまっている水を先行して排水する必要があるため、取水した水をいったんタンクで受け、水質分析の上でR/B地下へ排水する。取水装置は、既設の計装配管ラックに接続し、ポンプ・タンク等で構成(28頁)。取水した水は排水タンクへ移送し貯留。貯留した水について建屋溜水と同項目の分析を実施し、たまり水移送・処理に問題ないことを確認して建屋地下に排水。排水タンク(2m3)は2基設け、分析中(約3日)も取水を継続することで作業期間を短縮。分析結果からS/C内包⽔が採水できたと判断するまで、取水/分析/排水を繰り返す。被曝線量低減のため、作業や監視は遠隔で実施。また、急激な濃度変化に備え、前段に線量監視タンクを設け、水の線量を監視する。取水量は0.6m3/日、S/C内包水取水前の既設配管内水は最大で14m3と推定(30頁)。装置は3号機R/B北西部に設置する(32頁)。スケジュールは29頁。7-8月に取水を実施予定。
2号機格納容器の減圧機能確認の実施(18頁)。2021年に予定している2号機試験的取出しに向け、格納容器(PCV)外へのダスト移⾏抑制を⽬的として、PCVを減圧することを検討中。PCV圧⼒を現状の約2kPaから⼤気との均圧まで減圧することを⽬標に、PCV減圧機能の確認を7月6-10日に実施予定。減圧は、格納容器ガス管理システムの排気量を窒素ガス封入量とほぼ同じにすることでおこなう。手順は20頁。監視強化パラメータは21頁。実施計画に定める運転上の制限の範囲内で実施するものであるが、プラントの状態変化を伴うことを踏まえ、安全を最優先に慎重に実施する。
【資料3-5】循環注水冷却(119KB)(PDF)
【資料3-6】環境線量低減対策(7.88MB)(PDF)
【資料3-7】労働環境改善(1.08MB)(PDF)
【資料3-8】5・6号機の現状(3.10MB)(PDF)
以下、経産省のサイトから。
1号機格納容器内部調査に向けた準備状況(格納容器内干渉物撤去)、2号機燃料デブリ試験的取出しの準備状況(装置開発)、サブドレン他水処理施設漏えい(5月22日)調査結果(異種金属接触による腐食促進)および対策と多雨時期への対応、1/2号機排気筒ドレンサンプピット調査、などの話があった。



動画

文字起こし、実況など




2020年7月1日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、10:31に29回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。

10:43頃、増設多核種除去設備処理水受入タンク2入口弁フランジ部から水が滴下していることを発見。
漏えい箇所は前処理設備の前段(系統の先頭)にある処理水受入タンク(1頁に系統概要図)。漏えいは1分に1滴程度で漏えいした水は床面にたまっており(約50cm×約50cm×深さ約1mm)、堰内にとどまっている(2頁に写真)。
その後、設備の運転を循環待機へ変更し、11:20に滴下の停止を確認。念のため、漏えい箇所の前後弁を閉じた。12:25に床面の拭き取りを完了し、フランジ部には袋養生を実施した。
漏えい量が少なかったため、分析は不能。直近の運転時の定例分析(漏えい箇所上流のSr処理水貯留タンクから6月9日に採取)では、134Csが4.83×10Bq/L、137Csが9.60×102Bq/L、全βが4.25×104Bq/L。
今後、漏えいの原因を調査し、再発防止対策を講じる。

サブドレン他水処理施設、10:02-13:19に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は489m3


その他


月初なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
いずれの月も、評価区分の変更はなし。
6月1日の分(いつも通りなら、6月1日に公開されていた)、ウェブにあげるの忘れてたのかしら。

護岸地下水の地下水観測孔No.1の137Cs濃度が、至近の分析結果と比較して上昇している。海側遮水壁の外側の海水分析結果に有意な変動はなし。

No.1の6月30日採取分の137Csは38Bq/Lで過去最高(これまでの最高値は31Bq/L(2013年8月29日))。前回6月26日採取分は4.9Bq/L。


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。6月29日採取分。
No.10のトリチウムは610Bq/L。No.4はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
6月24日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日2日に排水の予定。