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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2018年1月19日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)0時時点

2号機格納容器内部調査を実施した。11月30日、12月21日参照。
福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査 実施結果(速報)(PDF 480KB)
05:50頃に準備作業開始、06:00頃に隔離弁を開いてガイドパイプを挿入開始。ガイドパイプ伸展ののち、08:00頃より調査ユニットの吊り下ろしを開始。その後、順調に調査をおこない、調査終了後は調査ユニットを回収してガイドパイプを収納、16:30頃に隔離弁を閉止して今日の作業を終了した。作業人員は放射線管理員を含めて計24名、ガイドパイプ挿入に8名×1班、ケーブルドラム設置および伸縮パイプ(ガイドパイプの先端で伸縮する部分のことらしい。12月21日の資料参照)操作に4名×2班、遠隔操作(遠隔操作室で調査ユニットの操作)に13名×2班、ガイドパイプ引抜きに8名×1班。計画線量は3mSv/人、最大被曝線量は1.12mSv(ガイドパイプ挿入の作業者)、平均被曝線量は0.23mSv/人。作業の様子は5頁下写真(現場本部は2号機R/Bの外にコンテナを設置して設けた線量の低い待避所で、X6ペネ前での現場作業に従事する作業者が詰めている)。また、5頁上写真は、吊り下ろした調査ユニットをガイドパイプ先端に取り付けた俯瞰カメラから撮影した映像(画面に映っている構造物が何かはまだ特定されていない)。
隔離弁、ガイドパイプ、伸縮パイプ、ケーブルドラム、調査ユニット、俯瞰カメラなどについては、12月21日の廃炉・汚染水対策チーム会合第49回事務局会議の資料(【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(4.55MB))を参照。
作業を通じてプラントパラメータ、敷地境界のモニタリングポスト・ダストモニターに優位な変動はなく、燃料デブリの冷却状態および環境への影響はなかった(7、8頁)。
ニコ動55:44調査ユニットを吊り下ろす予定だったプラットホームのグレーチング脱落部2カ所(3頁上図)のうち、奥(「グレーチング脱落部②」)の方がより調査に適していると考えて先に見に行ったが、脱落したグレーチングがプラットホームのレベルのすぐ下にある(3頁下左写真。画面右下の「TILT」はカメラの上下振りの角度を示す。000が真下を向いている状態、+の数字が上方向に振った角度で最大が120度)のを確認したため、調査ユニットの吊り下ろしをせずに撤退。手前の脱落部(「グレーチング脱落部①」)からユニットを下ろし、真下にあるケーブルトレイの上(3頁上図)に、粘土状(3頁下中央写真)や小石状(3頁下右写真)の堆積物を確認。下右写真には燃料集合体の上部タイプレート(10頁。上写真(ニコ動55:44スクリーンショット)、木元さんが手に持っているのが上部タイプレート。上部タイプレートを含む燃料集合体の構造については、2012年8月24日を参照)と思われる物体(写真中央、横倒しになったハンドルが手前に突き出ている。画面左上の平らに見える部分はペデスタルの内壁で、ケーブルトレイと内壁の間にはスキマがある)が写っており、圧力容器の中にあった燃料集合体が圧力容器に開いた穴からペデスタル底部に落下したものと推定される。この上部タイプレートの周囲には小石状のもの(小石が動く状態にあるかどうかは不明)が堆積しているが、これはスリーマイル島事故の際に観察された燃料デブリ(溶融した燃料が水と接触して急冷し粒子化したもの)と同様のものと考えられる。上部タイプレートの周辺に燃料デブリ様の堆積物があることから、これらの堆積物は燃料デブリであると推定。下中央写真には、下右写真とは異なり小石状ではなく粘土状に見える堆積物があるが、これが何かは今のところ不明。画面中央上寄りの光っているところには、水たまりができている。ペデスタル内は、前回調査と同様に、全体にもやがかかっていて上から水滴がしたたっており、この水たまりは水滴がたまったものと思われる。ペデスタル底部には、もやではっきりしない場所もあるものの、全体にこれらの小石状もしくは粘土状の堆積物を確認した。堆積物の高さは均一ではなく、また、明らかな水面は今のところ確認できていない。ケーブルトレイ上の燃料デブリは水没していないが、冷却状態には問題ないものと考える。
ペデスタル内壁(4頁下左写真)やCRD交換機の下部構造(4頁下中央写真)、CRDハウジング支持金具(4頁下右写真)には明らかな損傷は確認されず。CRD交換機の下部構造(4頁下中央写真)の向こう側が作業員アクセス口になるが、今のところ、もやのためにはっきりと見ることができない(もやのためにはっきりと見えないものについては、今後の画像処理により明らかになる可能性がある)。また、画像の色については、カメラの特性や光の加減などにより実際の色とは異なる可能性がある。
ペデスタル底部からケーブルトレイ上面までの高さは約60cm、底部からプラットホームまでは約3m、推定される格納容器内水位は底部から約30cm(格納容器内の水深30cmは推定値ではなく実測値であるという説明が22日にあった。詳細は22日を参照)。調査ユニットの吊り下ろしで繰り出したケーブルの長さはガイドパイプ先端から約2m、ガイドパイプ先端のプラットホームからの高さは約60cm。
調査で取得した温度計、線量計のデータについては、今後評価の上、公表する。
今回、上部タイプレートが確認された位置は、前回調査でペデスタル上部のケーブル類が特定できず、また、プラットホームのグレーチングが脱落しているエリアの近傍である。右図は、2017年3月30日の廃炉・汚染水対策チーム会合第40回事務局会議の資料(【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(23.4MB))35頁目。上部タイプレートが確認されたのは、図の「落下物」とあるあたりではないか(この落下物は、プラットホーム上に不規則な輪郭の板状のものが落ちているもの。上記資料の26頁参照)。黄色い枠線で囲ってあるのが、ペデスタル上部のケーブル類が確認できないエリア。
12月25日の「未確認・未解明事項の調査・検討結果」で報告した「燃料デブリ分布の推定」では、2号機はペデスタル底部中央に燃料デブリが存在しているという推定だったが、より広い範囲に燃料デブリが存在していることが確認できた。
右図は、2017年12月25日の未確認・未解明事項の調査・検討結果、第5回進捗報告の概要(福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果のご報告~第5回進捗報告~(概要)(4.64MB))14頁。
今日の資料9頁の図の調査ユニットがアクセスした範囲で、グレーチング脱落部②の下にもアクセスしたようになっているけど、今日の説明では、脱落したグレーチングがすぐ下にあってその下には行けなかったという話だった。
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、工事のため16日より1次系の運転を継続した状態で2次系を停止中。停止期間は22日までの予定。16日参照。

5号機使用済燃料プールの冷却を09:58-13:50に停止した。冷却をおこなっている残留熱除去系A系の計装品点検後の確認運転のため。停止時のプール水温は17.0℃、起動後は17.4℃。18日参照。

08:28に免震重要棟集中監視室において「RO設備漏えい監視装置異常」警報が発生
現場を確認したところ、RO膜型淡水化装置建屋内で装置のRO膜洗浄用のタンクの空気抜き配管から漏えいしていることを確認。淡水化装置(RO-3)を08:50に停止。タンクにつながっている弁を閉操作し漏えいは停止。漏えいした水の広がりは10m × 15m × 1mmで、堰内にとどまっている。漏えい量は約150Lと推定。
漏えいした水はRO膜の洗浄水で、漏えいした水の放射能分析結果は以下のとおり。
134Cs:3.2×102Bq/L
137Cs:2.7×103Bq/L
・全β:3.1×104Bq/L
なお、漏水した水は13:20に回収作業を完了。
漏えい元のタンクに接続している常時閉の弁が開状態だったため、RO濃縮水受タンクへ供給される水が漏えい元タンクへと逆流し、このため漏えい元タンクが満水状態となって空気抜き配管より水が漏えいしたもの。当該弁を閉状態に戻したことにより、設備は通常の系統状態に復帰している。当該弁が開いていた原因については調査中。
準備が整い次第、淡水化装置を再起動する。
福島第一原子力発電所構内における淡水化装置からの漏えいについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内における淡水化装置からの漏えいについて(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内における淡水化装置からの漏えいについて(続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内における淡水化装置からの漏えいについて(続報3)(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、10:09-12:28に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は342m3


その他


魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 89.0KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 147KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(15日採取)と集水タンクNo.1(12日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が750Bq/L、第三者機関が810Bq/L。明日20日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。18日採取分の分析結果と17日のトリチウムの結果。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 10.4KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。17日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)


T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における 地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 3.60MB)

実施計画の変更認可申請(2017年9月27日提出)が昨日18日に認可された。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
認可:1号機原子炉建屋オペレーティングフロア北側ガレキ撤去。9月28日参照。


ニコ生
《原子炉格納容器内部調査結果発表》【2018年1月19日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2018年1月19日 - Twilog



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