今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況について(日報)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)0時時点
1号機R/Bガレキ撤去作業を開始。9月28日、12月26日参照。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋ガレキ撤去作業の開始について(PDF 134KB)
R/Bカバー解体、防風フェンス設置が終了し、今後はオペフロのガレキ撤去作業をおこなっていく。今日は、小ガレキ吸引装置による小ガレキ撤去をおこなった。
6号機使用済燃料プール、残留熱除去系の関連機器点検のため09:44-11:36に冷却を停止。冷却停止時のプール水温は19.2℃、再開後は19.4℃。16日参照。
サブドレン他水処理施設、10:04-12:11に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は316m3。
その他
19日に実施した2号機格納容器内部調査で撮影した動画を公開。静止画が19日にすでに公開されている。19日参照。
福島第一原子力発電所2号機 格納容器内部調査(3:34)(動画)
福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査 実施結果(速報)(PDF 480KB)(1月19日の資料)
00:00- ガイドパイプ挿入。00:07あたりから隔離弁を開いてペネトレーションの中に入っていく。カメラはこの状態で天地が逆になっている。ペネトレーションの中にはケーブルが残置されている(前回調査で確認ずみ。2017年1月26日参照)。格納容器内にはもやがかかっている。
00:44- グレーチング脱落部②(PDF資料3頁上図)の直下に脱落して斜めになったグレーチングが見える(3頁下左写真)。斜めになっているというのがよくわからない。
00:53- グレーチング脱落部①(3頁上図)から下に降りていく。初めに見えているのは、プラットホームからグレーチングが脱落した後のフレーム。溶融物が固化したような付着物が見える。(熱帯雨林の雨のように)水滴が滴っているのがわかる。カメラは初めは水平向き、降りきったところで下向きに振っていく。01:00あたりから床面が映っている。全体にゴツゴツした感じの堆積物が広がり、その上に水滴がしたたり、水滴の一部は集まって堆積物の表面を流れている。01:09あたり、ケーブルトレイ(画面下側。のっぺりとした感じ)と床面(上側。ゴツゴツした感じ)の間に段差があるように見える。最後の画面はPDF資料3頁下中央写真。
01:20- カメラを水平に向けて、ペデスタル内壁から右側に振っていくと、上部タイプレートが落ちているのが見える(3頁下右写真)
01:37- 上部タイプレートの方を向いて上にあがって行く。ペデスタル内壁の下の方は比較的健全だが、01:48から付着物が見え始める。01:54、画面中央、水平方向に伸びるケーブルダクトと思われる管の上に、溶融物が固化したと思われる付着物が積もっている。その上の壁にも同じような物が付着している。これらの付着物が何かは、今のところ不明。溶融した燃料のように高温の物なら、ケーブルダクトは溶け落ちていると思われるので、もっと温度の低いものだった可能性がある。
02:00- CRD交換機の下部構造を下から上に向かって見ていく。02:08、中間作業架台(3頁上図)に付着物が見える。CRD交換機の向こう側に、うっすらと作業員アクセス口が見える。見えるかなぁ。
02:11- 同じ向きで、今度は上から下へ。02:22あたり、CRD交換機の"脚"の下の方が堆積物に埋まっている。その後は、カメラを下側に振って、再び床面の様子。
02:39- ペデスタル上部のCRDハウジング支持金具など。水滴が金具をつたって落ちてくるのが見える。上部タイプレートが落下していた場所の上方に相当する場所では、明らかな損傷は確認されず。
02:55- ガイドパイプの先端から調査ユニットをおろさない状態で、横を見ている。画面左上が上方(水滴の降ってくる方が上)。順に、プラットホーム奥のグレーチング、CRD交換機スロット(CRD交換機が前後に動くスペースで、もともとグレーチングを置いてないところ)、グレーチング脱落部のフレームが見える。脱落部フレームには付着物。
03:12- 俯瞰カメラ映像。グレーチング脱落部①のプラットホームフレームの横に調査ユニットがある。
03:25- 俯瞰カメラ映像。床面まで調査ユニットを下ろした状態。ケーブルトレイ(画面下側)と床面(画面上側)の境目が見える。
以上が、動画の説明(ニコ動06:04より)。
2号機では、格納容器内の水位は実測値として約30cmあることを確認している(2014年6月6日参照)が、これはペデスタルの外側で測定されたもの。今回、ペデスタル内部では、床面の堆積物の上に水面は確認されなかったが、大量の水滴が全体に降っており、冷却およびダスト発生の抑制について問題はないと考える。堆積物の表面の高さがどれくらいあるかについては、今後、評価していく。
3号機の格納容器内美調査では、ペデスタル床面に構造物の落下したものが折り重なっていた(2017年7月22日参照)が、2号機ではそのような落下物は確認されなかった。
上部タイプレートはステンレス鋼製、融点はおよそ1450℃。
2017年2月27日に、1号機格納容器内部調査に先立ち、参考として5号機のペデスタルの様子を撮った動画が公開されている。CRD交換機の下部構造やその向こうの作業員アクセス口、ケーブルトレイなどがよくわかる。ペデスタル内壁に水平に設置してある管も見える。
5号機格納容器内部映像(4) (0:37)(動画)
事故時、冷却の失敗により燃料の温度が上昇した際に発生した溶融物には、いくつかの種類が想定されているらしい。いわゆる燃料デブリ(燃料自身の溶融物を含み、燃料被覆管のジルカロイなど燃料の周囲の構造物を一緒に溶かし込んでいるもの)の他に、鉄などのより低い温度で溶融する金属類(あるいは金属類を含む共晶系)、さらに低い温度で溶融するケーブル被覆などの樹脂系、などがある。これまでの調査で見られてきた異物のうち、今回「燃料デブリであろう」とされた小石状の堆積物の他にも、色々な見た目のものがあるが、それらが何であるのか、今のところは特定されたものはない。
ケーブルトレイの上の堆積物と床面の堆積物との間には段差があるように見える、ということだったが、ケーブルトレイと床面の段差というよりむしろ、床面一面にケーブルトレイの上面より高いところまで堆積している小石状の物の上に、流動性のあるものが壁伝いに流れ落ちてきて、それが広がった先端が「段差」を作っているように見えている気がする。
12月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果。
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2017年12月)(PDF 647KB)
1-4号機R/Bからの放出は8.8×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが3.4×10-12Bq/cm3、137Csが2.0×10-11Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00035mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。評価方法は2015年4月30日を参照。
水処理週報。
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第337報)(プレスリリース)
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(18日採取)と集水タンクNo.1(16日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.7KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が850Bq/L。全β濃度は東電がND(<0.70Bq/L)、第三者機関が0.37Bq/L。明日23日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。21日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 50.2KB)
T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11-17日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 40.3KB)
実施計画の変更認可申請(2017年10月6日提出)の一部補正を提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:中低濃度タンク(G4南エリアフランジタンク),雨水回収タンク及びRO処理水移送ポンプ,RO濃縮水貯槽移送ポンプ,RO濃縮水移送ポンプ,集水ピット抜出ポンプ,雨水回収タンク移送ポンプの一部撤去。
ニコ生
【2018年1月22日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2018年1月22日 - Twilog
01/22のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)
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