福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 113KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在
窒素ガス分離装置(A)は累積運転時間が点検目安時間の6000時間を越えたので、本格点検手入工事を実施するため09:10に停止。停止期間中は窒素ガス分離装置(B)とろ過水タンクのバブリング用窒素ガス分離装置を並列運転して圧力容器および格納容器への窒素ガス封入を継続する。
1-3号機の原子炉注水量を調整。18:17にいずれも増量。
1号機 給水系2.6m3/h→3.0m3/h 炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h
2号機 給水系1.8m3/h→2.0m3/h 炉心スプレー系4.9m3/h→5.0m3/h
3号機 給水系2.2m3/h→2.5m3/h 炉心スプレー系4.3m3/h→4.5m3/h
2号機T/B地下たまり水移送、22日から停止していたが10:26に再開。
22日の3号機R/B上部ガレキ撤去作業で鉄骨を使用済燃料プールへ落とした件。今日のプール水分析結果は134Csが2.4×103Bq/cm3、137Csが3.9×103Bq/cm3、131Iが検出限界未満(検出限界値が1.6×101Bq/cm3)。09:55-13:55にプールの中を水中カメラで調査した。
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内 水中カメラ調査(1)(1:00)(動画)
福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール内 水中カメラ調査(2)(2:00)(動画)
今日は、鉄骨が滑落した近くを見た。燃料ラックの上にコンクリートのガレキが積もっているのが見えるが、燃料集合体のハンドルは損傷していない((1)の動画)。燃料ラックの損傷も確認されない。燃料ラックの上に鉄骨はなかった。燃料ラックとプールの南側の壁との間に鉄骨が落ちているのを確認した((2)の動画)が、これが22日に落としたものかどうかは不明。今日だけでは終わらなかったので、明日も調査を続ける。
その他、今日公開の資料は以下の3件(詳細は22日に記載)。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋瓦礫撤去作業の状況について(PDF 415KB)
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋 使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象(PDF 546KB)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内への鉄骨滑落事象に関する周辺環境等への影響確認結果(PDF 51.8KB)
3号機T/B地下たまり水移送、14日から停止していたが09:59に再開。プロセス主建屋へ。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8月13日から停止中。
水処理装置、SARRY、運転中。フィルタの洗浄のため、07:29-13:04に停止。起動後13:32に定常流量に到達。
その他
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置の配管の一部にカナフレックスホースが使われていて、これをPE管に交換する工事を25-28日に行う。この間、冷却が停止するがプール水温の上昇は約8度の見込み(現状で30℃ほど)。
2月25日に発生したSARRYの配管腐食の件で、類似個所の点検を行う。非破壊検査としてRT(放射線透過検査、Radiographic Testing)をするが、個所数が多いので第1回目を26日-10月3日、第2回目を10月後半に予定。この間はSARRYが停止するが、キュリオンセシウム吸着装置でたまり水処理をおこなう。
2F4号機の原子炉開放作業は蒸気乾燥器と気水分離器の取り外しが終わって、21日に完了した。
福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(9月24日)(PDF、プレスリリース)
中長期対策会議運営会議第10回会合が今日あった。
【資料2】プラントの状況(PDF)
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(PDF)
2号機圧力容器代替温度計設置工事(3頁)。X-51ペネからの温度計挿入時に配管内の残水をドレンラインから流せることを確認するためにモックアップ試験を実施。温度計挿入口と残水ドレンラインの間に窒素ガス封入口を作って窒素ガスを流し、残水をドレンラインから排出する。試験の結果温度計挿入口からの落水は認められず。温度計挿入は10月3日を予定。
1号機S/Cへの窒素封入(11頁)。9月4日に実施した試験でS/CからD/Wへ事故初期に発生したKrや水素ガスが押し出されていることが確認された。得られたデータを使った評価でS/C内の気相の水素ガス濃度は72%、酸素ガス濃度はほぼ0。これを流量1m3/h(N)のち3m3/h(N)の低流量で窒素ガスパージしてD/Wに押し出すと、PCV拡散部体積(2400m3)の水素ガス濃度は2%を超えない。S/Cへの窒素ガス封入流量計の最低目盛りが5m3/h(N)なので、これを低レンジのものに交換して10月中旬頃から連続封入パージ操作を計画。
1号機格納容器内部調査(19頁)。モックアップ設備を製作し、作業の成立性、作業手順・作業時間(習熟訓練)、バウンダリ性能を確認する。内部調査は10月9-10日に実施予定。
多核種除去設備(ALPS)の進捗状況(40頁)。SrとYの除去性能確認のため再度行った通水試験の処理水の分析で、検出限界未満であることを確認。先行設置したA系と共用系のコールド試験(ろ過水を使った通水試験)は終了、大きな不具合はなかった。ホット試験(汚染水を使った試験)実施に先立ち、保安院から提示された7項目について10月中旬までに対応を完了し規制庁へ報告する。
地下水バイパス(47頁)。地下水位が建屋水位より低くならないように慎重な水位管理を実施する。そのために、地下水位モニタリングにはR/B山側サブドレンを活用するとともにR/Bと揚水井の間に観測孔を新設する。汲み上げた地下水の放水の許容目安値は137Csで1Bq/Lとする。
港湾内の海水中放射能濃度(71頁)。中長期ロードマップで、港湾内の海水中の放射能濃度が告示濃度を下回ることを2012年半ばまでに目指すとしているが、海水の流れの小さいエリア(1-4号機取水口のシルトフェンス内側など)では、まだ告示濃度より高い。付着物が多く見られるシルトフェンスの交換、循環型海水浄化装置による浄化の継続を実施するが、今後、社外の研究機関等の協力を得て12月末までに効果的な海水浄化方法を検討する。海底土被覆工事を実施したエリアでは、平均値が低下した。
今月の追加的放出量評価(73頁)。R/Bからの追加的放出量は先月と変わらず0.1億Bq/h(1号機0.003億Bq/h、2号機0.005億Bq/h、3号機0.02億Bq/h)、これによる敷地境界での被曝線量は0.03mSv/year(先月より増えているが、これは先月の運営会議で予告した通り評価法の変更によるもの)。
4号機新燃料調査(89頁)。燃料集合体の構造部(上下部端栓(燃料棒の上下端に栓をして溶接してあるところ)、ロックナット、下部端栓ねじ込み部に腐食の徴候は見られなかった。今後、一部採取した部材をJAEAでの分析してもらう。
共用プールの水質管理(99頁)。1-4号機使用済燃料プールから共用プールへ使用済燃料を移動することで、共用プールに持ち込まれる塩化物イオンの影響を評価した結果、隔壁を設置して区画する必要はなく、4月に復旧した既設のろ過脱塩器(FPC/FD)で浄化が可能であることを確認した。
1号機R/B三角コーナー滞留水調査(111頁)。9月20日実施の調査で北西コーナー(O.P. +4420mm)より北東コーナー(O.P. +3910mm)のほうが水位が低かったが、北東コーナーのO.P. +3900mm程度にT/Bへ流出する比較的大きい漏えいルート(貫通口など)がある可能性がある。
【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(PDF)
ニコ生
【9/24・17:30開始】東京電力 記者会見
Togetter
2012/9/24・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(PDF)
2号機圧力容器代替温度計設置工事(3頁)。X-51ペネからの温度計挿入時に配管内の残水をドレンラインから流せることを確認するためにモックアップ試験を実施。温度計挿入口と残水ドレンラインの間に窒素ガス封入口を作って窒素ガスを流し、残水をドレンラインから排出する。試験の結果温度計挿入口からの落水は認められず。温度計挿入は10月3日を予定。
1号機S/Cへの窒素封入(11頁)。9月4日に実施した試験でS/CからD/Wへ事故初期に発生したKrや水素ガスが押し出されていることが確認された。得られたデータを使った評価でS/C内の気相の水素ガス濃度は72%、酸素ガス濃度はほぼ0。これを流量1m3/h(N)のち3m3/h(N)の低流量で窒素ガスパージしてD/Wに押し出すと、PCV拡散部体積(2400m3)の水素ガス濃度は2%を超えない。S/Cへの窒素ガス封入流量計の最低目盛りが5m3/h(N)なので、これを低レンジのものに交換して10月中旬頃から連続封入パージ操作を計画。
1号機格納容器内部調査(19頁)。モックアップ設備を製作し、作業の成立性、作業手順・作業時間(習熟訓練)、バウンダリ性能を確認する。内部調査は10月9-10日に実施予定。
多核種除去設備(ALPS)の進捗状況(40頁)。SrとYの除去性能確認のため再度行った通水試験の処理水の分析で、検出限界未満であることを確認。先行設置したA系と共用系のコールド試験(ろ過水を使った通水試験)は終了、大きな不具合はなかった。ホット試験(汚染水を使った試験)実施に先立ち、保安院から提示された7項目について10月中旬までに対応を完了し規制庁へ報告する。
地下水バイパス(47頁)。地下水位が建屋水位より低くならないように慎重な水位管理を実施する。そのために、地下水位モニタリングにはR/B山側サブドレンを活用するとともにR/Bと揚水井の間に観測孔を新設する。汲み上げた地下水の放水の許容目安値は137Csで1Bq/Lとする。
港湾内の海水中放射能濃度(71頁)。中長期ロードマップで、港湾内の海水中の放射能濃度が告示濃度を下回ることを2012年半ばまでに目指すとしているが、海水の流れの小さいエリア(1-4号機取水口のシルトフェンス内側など)では、まだ告示濃度より高い。付着物が多く見られるシルトフェンスの交換、循環型海水浄化装置による浄化の継続を実施するが、今後、社外の研究機関等の協力を得て12月末までに効果的な海水浄化方法を検討する。海底土被覆工事を実施したエリアでは、平均値が低下した。
今月の追加的放出量評価(73頁)。R/Bからの追加的放出量は先月と変わらず0.1億Bq/h(1号機0.003億Bq/h、2号機0.005億Bq/h、3号機0.02億Bq/h)、これによる敷地境界での被曝線量は0.03mSv/year(先月より増えているが、これは先月の運営会議で予告した通り評価法の変更によるもの)。
4号機新燃料調査(89頁)。燃料集合体の構造部(上下部端栓(燃料棒の上下端に栓をして溶接してあるところ)、ロックナット、下部端栓ねじ込み部に腐食の徴候は見られなかった。今後、一部採取した部材をJAEAでの分析してもらう。
共用プールの水質管理(99頁)。1-4号機使用済燃料プールから共用プールへ使用済燃料を移動することで、共用プールに持ち込まれる塩化物イオンの影響を評価した結果、隔壁を設置して区画する必要はなく、4月に復旧した既設のろ過脱塩器(FPC/FD)で浄化が可能であることを確認した。
1号機R/B三角コーナー滞留水調査(111頁)。9月20日実施の調査で北西コーナー(O.P. +4420mm)より北東コーナー(O.P. +3910mm)のほうが水位が低かったが、北東コーナーのO.P. +3900mm程度にT/Bへ流出する比較的大きい漏えいルート(貫通口など)がある可能性がある。
【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(PDF)
ニコ生
【9/24・17:30開始】東京電力 記者会見
Togetter
2012/9/24・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
0 件のコメント:
コメントを投稿