今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 23.8KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点
1号機R/B1階、TIP室、主蒸気弁室、エアロック室の調査を今日24日よりおこなう。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋1階TIP室、主蒸気弁室、エアロック室調査について(PDF 1.20MB)
TIP室(未調査)(3頁)。格納容器内部調査で使用する予定のあるX6ペネの近くを通っている不活性ガス(AC)系配管(6頁図)は、内部の汚染により周辺が高線量となっており(2014年1月17日参照)、内部除染を実施する計画。その除染の際に汚染の回収ラインを設置するための作業エリアとしてTIP室が使用できるか検討するために調査をおこなう。また、TIP室下の真空破壊ラインの漏えい(2014年5月27日参照)をTIP室から補修する計画の検討、格納容器補修(電気ペネの格納容器貫通部へのアクセス検討)、SHC(原子炉停止時冷却系)室へのアクセス検討もあわせておこなう。
主蒸気弁室(未調査)(4頁)。格納容器補修(主蒸気配管貫通部)で人手でのアクセス可否判断、および、SHC室へのアクセスを検討するために調査。
エアロック室(4頁)。X-53ペネ下部から床ファンネルにかけての水跡らしきもの(高線量)および貫通部周辺の詳細確認を行い、必要に応じて補修を検討する。
SHC室(2頁)。この部屋も未調査だが、入口およびT/B通路側の線量が高いので、TIP室と主蒸気弁室を経由してアクセスできるようなら調査計画を策定する。
調査スケジュール(5頁)。
調査方法(6頁)。TIP室と主蒸気弁室は部屋の入口周辺の線量が高いので、隣接するT/B1階通路から壁面に直径30cm程度の穴を開けて、そこから調査装置を投入して調査をおこなう。使用する調査装置は7頁。光学カメラは自走式の台車に搭載。3Dスキャナー(FARO社製3Dレーザースキャン装置だと思う。2013年12月6日、2015年2月26日参照)、γカメラ(これはN-Visage。2014年1月24日参照)、線量率計は延長棒の先に取り付けて壁の穴から部屋の中に入れて調査する。γカメラの重さが17kgもあるんですけど、棒の先につけてぶん回すのかしら。
TIP室の調査はQuinceとPackBotで2012年7月4日に試みたが、入口扉を開けることができず断念(2012年7月4日参照)。エアロック室の調査は2013年4月9日にFRIGO-MAとPackBotで実施(2013年4月9日参照)しているが、直前の6日に地下貯水槽の漏えいが発覚してそれどころではなくて、会見では詳しい説明はなかったみたい。資料を見ると、X53ペネ近くの床近傍で2.1Sv/hが観測されている。
1号機使用済燃料プール水の浄化作業(6月25日参照)を今日24日より開始。15日開始の予定だったが、降雨等の影響で今日よりとなった。
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF)
オペフロ調査(南1~3エリア近傍)。作業時間は06:40-10:40。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(南1エリア近傍)、ダストサンプリング(南1エリア近傍)(作業予定時間:06:00-14:00)。
1号機T/B地下たまり水移送、昨日23日より停止中。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日23日より継続していたが08:39に停止、14:55に再開。移送先は高温焼却炉建屋のまま。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日23日より継続していたが08:37に停止。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。
6号機T/B地下たまり水移送、17日より停止していたが10:00-15:00に実施。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、9日より運転していたが、吸着塔交換のため07:32に停止。
水処理装置、SARRY、6月18日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、6月13日より全系統で処理運転中(6月15日参照)。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。現在、8月26日より停止中(8月26日参照)。
その他
11日のH4北エリア内堰からの漏えいの件。内堰の水および外堰の水、漏えい箇所近傍の内堰の水について、分析結果を11日に報告しているが、精度を上げた分析を再度おこない、分析値と検出限界値を訂正する。訂正後の結果は:
内堰水 134CsがND(<0.87Bq/L)、137Csが3.5Bq/L(訂正前は3.3Bq/L)
外堰水 134CsがND(<0.78Bq/L)、137CsがND(<1.2Bq/L)
漏えい箇所近傍 134CsがND(<0.92Bq/L)、137Csが3.6Bq/L(訂正前は5Bq/L)
海側遮水壁設置工事、鋼管矢板の打設が全て完了した。
福島第一原子力発電所 海側遮水壁打設工事完了について(PDF 541KB)
10日に再開した作業(9日参照)が22日に完了。今後、継手処理(2頁右下図)をおこない、10月末に閉合作業が完了する予定。
海側遮水壁鋼管矢板打設作業完了(2:59)(動画)
残っていた9本の鋼管矢板の打設は、バイブロハンマーで打設予定深度の1.5m手前まで打ち込み(1次打設)、その後に油圧ハンマーで予定深度まで打設した(2次打設)。打設した鋼管矢板は合計で約600本、打設位置の誤差は最終的に5cm以下で、最後の1本も継手部が問題なく接続できた。1本目の打設は2013年4月2日。
遮水壁開口部に設置してあったシルトフェンスは閉合完了後に撤去する。また、閉合完了後の護岸エリアの地下水位を観測し、閉合による地下水位の上昇が見られたのちに地下水ドレンのくみ上げを開始する。
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 11.2KB)
23日採取分。
1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(5月14、15日、6月22日参照)。22日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 415KB)
地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 77.1KB)
8月20日-9月21日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。
ニコ生
【9月24日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.9.24(木)17時30分 ~
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