今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 140KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機使用済燃料プール代替冷却系について、今後の弁点検を計画するにあたって事前に現場調査を行うため、6日より停止中(10日19:00まで約101時間停止の予定)。停止時のプール水温は23.4℃。3日参照。
(以下、10日の会見資料より)調査が終了したので、15:21に起動。起動後のプール水温は25.5°C(運転上の制限値は60°C)。
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):小ガレキ吸引(支障物撤去含む)、散水設備設置(噴霧試験)。作業時間は10:42-13:28。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:小ガレキ吸引(支障物撤去含む)、散水設備設置(噴霧試験)(作業予定時間:07:00-14:00)。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
サブドレン他水処理施設、10:04-13:57に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は563m3。
その他
凍土遮水壁の状況。
陸側遮水壁の状況(第一段階フェーズ2)(PDF 4.47MB)
2日よりフェーズ2(3月31日参照)を開始している。フェーズ2で凍結を開始する凍結管490本のうち、昨日までに357本でブラインの循環を開始した。
フェーズ1より凍結運転している場所では、補助工法(2月15日参照)の施工対象箇所(2日参照)以外は順調に凍結が進展していると考える。
補助工法施工は標準的なケースで、作業時間は16:00-22:00、東電社員4名と協力企業社員20で1班を構成、計画線量は1日あたり0.3mSv。
地下水バイパス、7日排水時の海水サンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 118KB)
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(5日採取)と集水タンクNo.3(3日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が590Bq/L、第三者機関が610Bq/L。明日10日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。8日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 1.28MB)
地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で3月1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(3月2、3日参照)。
地下貯水槽観測孔 分析結果(採取日:6月8日)(PDF)
地下貯水槽 分析結果(採取日:6月8日)(PDF)
8日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち偶数番)の水、および、地下貯水槽No.1の漏えい検知孔(南西側と北東側)の水の全β放射能濃度は、有意な変動は見られない。
引き続き、地下貯水槽観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
今日、廃炉・汚染水対策現地調整会議(第33回)があった。その際の資料。
【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について(3.80MB)
護岸エリア地下水モニタリングまとめ(5頁)。
放水路モニタリングまとめ(10頁)。1号機放水路浄化装置は停止中(4月26日参照)。傾向を監視中。
港湾内外海水モニタリングまとめ(13頁)。
排水路モニタリングまとめ(16頁)。
地下水バイパス揚水井モニタリングまとめ(20頁)。
H4、H6タンクエリアモニタリングまとめ(21頁)。
地下貯水槽No.1-3周辺(26頁)。
地下水バイパス運用状況(31頁)。5月24日までに119回の排水を実施。排水量の合計は192,587m3。現在、揚水井は11台稼働中(1台点検・清掃中)。
サブドレンくみ上げ状況(34頁)。山側:3月10日よりL値T.P. 2500mm(O.P. 3936mm)、海側:3月2日よりL値T.P. 2500mm。くみ上げ開始以降、平均くみ上げ量は400m3/日。排水は9月14日の1回目以降、7日までに157回実施、合計排水量は計127,073m3。
サブドレン移送配管の保全(41頁)。配管内付着物の清掃中もくみ上げを継続するため、中継タンクと集水タンクの間を耐圧ホースでつなぎくみ上げ水移送を実施(8日よりNo.4中継タンク系で開始。4月26日参照)。また、No.4中継タンクとNo.5中継タンクを連絡する配管(PE管)を設置する(8月中旬より運用開始予定。配管の地図あり)。
地下水ドレン水位と港湾内海水中放射能濃度(42頁)。豊水期に入り、地下水ドレンの稼働水位を下げ、地下水位を低下させている。
地下水ドレンの前処理設備(43頁)。地下水ドレンはサブドレンに比べて塩分濃度、全β濃度、トリチウム濃度が高いため、塩分・全β濃度を低減するための前処理設備(RO装置)を設置し、水質を改善した後にサブドレン集水タンクに移送することを計画している。現在、濃度の高い水はサブドレン水の浄化設備に負担となるため、濃度の比較的高い水はT/Bへ移送して汚染水処理ルートに乗せている。
地下水ドレン水位・稼働状況(45頁)。4m盤くみ上げ地下水(地下水ドレン・ウェルポイント・改修ウェル)の移送量あり。
海側サブドレン水位(46頁)。
サブドレン稼動の効果の評価(48頁)。サブドレン水位と建屋流入量の相関(48頁、サブドレン稼働によりサブドレン水位がT.P. 3.5mの時、建屋流入量は150-200m3/日)およびサブドレン水位と建屋水位の差と建屋流入量の相関(49頁、サブドレン稼働により水位差が2mの時、流入量は150-200m3/日)。
【資料1-2】福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検に関わる対応状況(1.30MB)
19-2:1/2号機排気筒ドレンサンプピットのたまり水(3頁)。ピット周辺の既設構造物の配置を調査済み(2015年12月17日参照)。今後、遠隔ロボット等でたまり水の水位・水質の調査ならびに仮設排水設備を設置する。狭隘部および干渉物による作業の困難さから、遠隔ロボット等による作業成立性をモックアップにて入念に確認しており、7月下旬頃より現地準備作業を開始予定。
63:ガレキ類・伐採木一時保管エリアの雨水分析結果(5頁)。2015年11月に実施した際に、フォールアウト混入や雨水試料の濃縮等の問題があったので、再度サンプリングを4月28日に実施。分析結果は6頁。ガレキと接触した雨水が環境に影響しないように応急対策を3-4月に実施(5頁)。廃車両を解体減容するまで保管している一時保管エリアWで飛散抑制剤を4月5日に散布(7頁)。
102:廃棄物処理建屋間連絡ダクト(8頁)。6月中旬に全予定範囲の充填(約280m3)完了予定。充填完了後も監視を継続する。
110:サブドレンピットNo.16(9頁)。2015年10月以降、No.16ピットの放射能濃度は安定しているため、今後は1回/2カ月程度たまり水のくみ上げ・放射能濃度の測定を行う。
112:1-4号機逆洗弁ピットのたまり水(10頁)。月1回の水位測定で、4-5月に水位低下を確認(5月23日参照)。1号機は雨水の浸入を防ぐための屋根を設置済みで、もともと水位が低く、水位低下も落ち着いている。他のピットについては、1号機に次いでたまり水のCs濃度が高くたまり水水位が最高の3号機を優先して、屋根設置・たまり水くみ上げを計画中。2、4号機は状況を監視しつつ、対策必要性を検討する。現在、周辺の地下水や海水でCs濃度の変化は見られない。
【資料1-3】G6タンクエリア移送配管(Sr処理水)からの滴下事象について(667KB)
【資料1-4】福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポスト2近傍)(666KB)
【資料1参考】設備運転監視について(109KB)
【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 至近課題の進捗管理表(20.4MB)
堰の二重化工事進捗(通しで3頁)。
1号機R/Bカバー解体工事(4頁)。オペフロ空気中のダスト濃度(6頁)。スケジュール(8頁)、4月28日にノズルユニット(散水ノズル)の設置完了(5頁)、5月30日より小ガレキ吸引開始。
1号機R/Bカバー解体/壁パネル取り外し(14頁)。9月頃に着手する。各段階での飛散抑制対策一覧(16頁)。壁パネル取り外し前に実施の対策(17頁)。散水設備(18頁)。小ガレキ吸引(21頁)。小ガレキ吸引装置は2種類(22、23頁に概要)。壁パネル取り外し前の飛散抑制剤散布方法(24頁。崩落屋根下のガレキに対し、側面から屋根下に散布する。カバーの外からノズルを挿入する壁貫通型と、カバーと建屋のスキマに下ろしたノズルから散布する垂直型の2種類の装置で実施する)。壁パネル取り外し手順(27頁。パネルは全18枚(最大サイズ23m×17m、最大重量20t)。建屋カバー柱・梁改造と防風シート設置手順(28頁。2014年7月31日参照。梁取り外し→柱取り外し→柱・梁改造(中段梁の高さをオペフロに合わせるよう柱を改造、中段梁に防風シート取付)→柱設置→防風シート設置)。防風シートの設置(29頁。原子炉ウェル近傍の空間へ吹き込む風の流入量を低減することで、ダスト飛散リスクを低減する。建屋カバー中段梁にルーフデッキ等の板材を4m高さで設置)。
3号機R/Bオペフロ除染・遮蔽工事(通しで34頁)。3号機の燃料取出し用カバー設置工事は中長期ロードマップでは2016年春に開始予定となっていたが、オペフロの除染作業の長期化およびクレーンの不具合などで遅れている。開始時期については精査中。燃料取出しの時期はロードマップの通り2017年度中の予定で、今のところ変更はない。
3号機R/Bオペフロ除染・遮蔽工事。G工区(北西建屋崩落部)遮蔽の概要(56頁。外枠フレーム(32mm厚鉄板)に遮蔽材として16層鉛毛マットを設置)。
Sr処理水・ALPS処理水の推移(58頁)。
Sr処理水とタンク残水(RO濃縮水)の貯蔵状況(59頁)。各エリアの貯蔵状況と多核種除去設備への配管構成。
既設・増設・高性能多核種除去設備の運転予定(60頁)。既設A-C系は運転中。高性能は処理水の状況に応じて間欠運転中。増設はA系で長期点検(腐食対策点検・動的機器点検等)が5月に終了し運転中、B、C系は運転中。
凍土遮水壁の状況(62頁)。7日時点のデータあり。4月27日より1号海水配管トレンチ立坑Bからの水移送を開始しており、立坑水位が坑口高さ(T.P.+2.509m)以下となるよう、移送量を計画・実施し、水位管理を行っている。なお、平行して立坑の止水(地上部の開口部、貫通部の止水作業)を実施中。77頁に立坑B水位と移送量のグラフ。
2号機増設FSTRの止水状況(41頁)。2月の止水工事後、4月6日に確認された微量の流入(4月26日参照)について、ドライアップに影響するほどではないが工事を実施、5月18日に止水を完了。今後、経過観察。
排水路の対策の進捗状況(90頁)。新設排水路、北側ルートは4月27日に通水開始、南側ルートは6月中に通水開始予定。(工事の写真あり。94頁)。陳場沢川の河川水調査結果(96頁。4月28日採取分)はこれまでと同様。各対策の実施行程は98頁。
タンク建設進捗(99頁)。
タンク新設/リプレースの実施計画変更申請(104頁)。
Jエリア現況写真(105頁)。
K3エリア/H1東エリアの現況写真(106頁)。
H4エリアのフランジタンク解体進捗(107頁)。解体作業中のダスト測定結果(109頁)。
水バランスシミュレーション(110頁)。
タンク堰内雨水対策(113頁)。梅雨に向けた状況。去年と比べて、仮堰エリアが減少。堰カバー設置が進み、雨水回収タンクRO設備増強により雨水回収能力も向上。現在の堰容量(約5.8万m3)は梅雨時期の想定雨量(199mm/月)における堰内雨水発生予想量(約1.2万m3)に対して十分余裕がある。
海底土被覆工事の進捗(122頁)。3月21日よりエリア②の航路・泊地エリアの被覆2層目を実施中(5月31日現在24.2%完了)。
港湾魚類対策の現状(124頁)。港湾口刺し網の三重化を5月19日から実施。また、港湾内魚捕獲強化のため、物揚げ場前付近に刺し網を常設(5月31日より)。
【参考資料】福島第一原子力発電所における健康相談窓口の整備等について(451KB)
ニコ生
【2016年6月9日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.6.9(月)17時30分 ~
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