リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年8月31日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 24.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):柱・梁取り付け、建屋カバー梁取付けに伴う支障物撤去。北面に梁を1本設置した。作業時間は07:00-11:16。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:飛散防止剤散布(作業予定時間:07:00-14:00)。

2号機原子炉注水給水系での単独注水試験として22-29日に給水系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中(給水系、炉心スプレー系ともに1.5m3/h)(21日参照)
2号機使用済燃料プール冷却停止試験(18日参照)で代替循環冷却装置による冷却を21日より停止中。停止期間は9月下旬頃までの予定。停止時のプール水温は30.0℃。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

第二セシウム吸着装置SARRY、18日より停止中。9月5日まで停止の予定。17日参照。

地下水バイパス、10:02に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、9月1日の会見資料より)17:27に排水を停止。排水量は1876m3

サブドレン他水処理施設、11:07に一時貯水タンクAから排水を開始
(以下、9月1日の会見資料より)16:56に排水を停止。排水量は847m3

14:49に構外協力企業棟脇の企業バス待合所前で協力企業の作業者が倒れているのを発見。緊急搬送の必要があることから、15:00に救急車を要請。心肺停止状態で、入退域管理棟救急医療室にて心臓マッサージおよびAEDにより処置を実施。15:36に救急車にて南相馬市内の病院に搬送。
(以下、9月1日の会見資料より)16:12に搬送先の病院で死亡を確認。
(以下、9月4日の会見より)従事していたのは車両スクリーニング場での作業。1Fでの作業経験は4年半、車両スクリーニング作業は3.5ヵ月。車両スクリーニング場の雰囲気線量率は0.5μSv/h。


その他


2013年11月に使用済燃料共用プールに貯蔵している使用済燃料を輸送貯蔵兼用キャスクに装填した際、当該キャスクへの装填可否を確認していない回収ウラン燃料を4体装填していることを昨日30日に確認した。
福島第一原子力発電所 乾式キャスクへの回収ウラン燃料の装填について(PDF 134KB)
今後、準備が整い次第、当該キャスクから回収ウラン燃料を取出して共用プールに戻す。
回収ウラン燃料とは、使用済燃料を再処理施設で再処理し、転換・濃縮を行い成型加工した燃料で、通常のウラン燃料と核種組成はやや異なるものの同等に取扱える。
2013年に、4号機使用済燃料プールから取出した燃料を共用プールに保管するため、もともと共用プールにあった使用済燃料を輸送貯蔵兼用キャスク(乾式キャスク)に装填して乾式キャスク仮保管設備に移送し保管している。問題の回収ウラン燃料4体を2体づつ装填しているキャスク2基については、蓋間圧力、温度およびエリアモニター指示値に有意な変動は確認されていない。
今年8月17日に、3号機使用済燃料プールから取出した燃料を保管する場所を共用プールに確保するために、共用プールから払出す燃料のキャスクへの組み合わせの検討を開始。22日に回収ウラン燃料が輸送貯蔵兼用キャスクに装填されて乾式キャスク仮保管設備にあることを確認。その後、この扱いの妥当性について検討していたが、30日に不適当と判断した(輸送貯蔵兼用キャスクの運用については実施計画に定められているが、キャスクの構造強度に係る安全解析では、通常ウラン燃料の核種、濃縮度、燃焼度等に基づいて評価を行っており、回収ウラン燃料については現状の設計条件に包含されていることを確認する必要があると判断した)。
福島第一原子力発電所乾式キャスクへのウラン燃料の装填誤りについて(報道関係各位一斉メール)

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
7月の被曝線量の平均は0.35mSv、最大は9.77mSv(APD値)。

2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件。3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。29日(トリチウム)、30日(Cs、全β)採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載されている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(27日採取)と集水タンクNo.1(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 17.0KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が890Bq/L、第三者機関が910Bq/L。明日9月1日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。30日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 133KB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第三段階)(PDF 8.70MB)

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第45回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.09MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水処理水/廃スラッジ/使用済ベッセル/濃縮廃液の貯蔵状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(7.20MB)
要員管理(8頁左)。7月の1日あたり作業員数は平均で5,460人(実績)。9月の想定は約5,260人。
熱中症発生状況(8頁右)。29日までに作業に起因する熱中症は5人(2016年度は8月末時点で3人)。
【資料3-1】汚染水対策(16.5MB)
凍土遮水壁の状況(通しで2頁)。維持管理運転の状況、対象ヘッダー管15のうち、7でブライン循環運転中(15頁)。凍結開始箇所(西側③)で補助工法を準備中(16頁)。降雨と建屋流入量・くみ上げ量の推移(18頁)。4m盤地下水収支(21頁)、4m盤への移動量は7月実績で120m3。10m盤地下水収支(23頁)、山側からの流入量は7月実績で600m3
タンク建設進捗(28頁)
水バランスシミュレーション(34頁)
サブドレンピットNo.51の水位低下(37頁)。3日の件。これまでのまとめの他、今後の掘削工事対象ピット(61頁)、サブドレン水質モニタリングの結果(27日まで。63-65頁)。
1号機復水器ホットウェル天板下部貯留水の水抜き完了(85頁)。4日に作業完了、7日にカメラで水抜き完了を確認した(87頁に写真)。
サブドレン他水処理施設の状況(89頁)。くみ上げ状況(91頁、至近1カ月の平均くみ上げ量約606m3/日)、稼働状況(92頁、3日よりL値T.P. 1800mm)、排水実績(93頁)、海側遮水壁のたわみ(94頁)、地下水ドレン稼働状況(95頁)、サブドレン稼働後の建屋流入量評価(97頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(99頁)。H4エリア周辺(100頁)。観測孔E-1の放射能濃度と降水量、地下水位(103頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(104頁)。排水路(106頁)。海水(107頁)。
多核種除去設備ALPS A系ドレン配管からの滴下(109頁)。16日の件。A系は10日より処理を停止中だった。112頁に滴下発生箇所の写真。今後、原因特定のため滴下箇所の内面調査等の詳細調査を実施予定。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(4.93MB)
1号機R/Bカバー解体工事進捗(通しで4頁)。改造した北側の柱・梁を29-31日に設置(6頁に写真)。今後、順次設置を進めていく。設置予定の防風シートは、材質が鋼板なので名称を「防風フェンス」に名称変更する。
3号機燃料取出し用カバー等設置工事進捗(7頁)。ドーム屋根1を設置(8頁。2日に作業開始、スライド架台に1-N(1の北側)、1-S(同南側)の順に積載、所定位置にスライド移動後、FHMガーダーに固定し東側外装材を取付け、29日に作業完了)。ドーム屋根設置手順(9頁。1→2→3→4→5→燃料取扱機・クレーン設置→8→スライド架台搬出→6→7の順に設置する。1・2・4はスライドして設置(1・2はクレーンが届かず4はプール直上のため)、3・5・8はスライド架台を所定位置に置いて半割り部材ごとに積載しその場で固定、6・7はスライド架台搬出後に設置するため地上で半割り同士を組み合わせた状態で所定位置へ吊り込み固定)。
1号機飛散防止剤散布実績と予定(11頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(14頁)
1号機R/Bカバー解体工事(15頁)
3号機燃料取出し用カバー設置工事(16頁)
使用済燃料等の保管状況(17頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(307KB)
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(1.59MB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
アレバ除染装置スラッジ保管の方針(6頁)。アレバ除染装置のスラッジはプロセス主建屋の地下にある造粒固化体貯槽(D)に保管中(6頁)。15m級津波対策として建屋の開口部等の閉塞工事を2018年度上期に終了予定。検討用津波対策として、貯槽内で固化・安定化すると最終的な処理で貯槽Dからの抜き出しが困難になるので、高台への移送を選択する(6、8頁)。これをおこなうために、貯槽Dからスラッジを吸い込んで移送するためのポンプ・撹拌装置の追設と、作業エリアの線量低減が必要(8頁)。移送案としては、高台エリアにある廃スラッジ一時保管施設へ直接移送配管で移送する方法と、一旦容器に詰めてから高台の適切な保管場所へ容器移送する方法の2案(9頁)で検討した結果、漏えいリスクや最終処理への影響等の観点で優れている容器輸送案を採用(10頁)。貯槽Dの周辺状況は11頁。今後のスケジュールは12頁。2020年下期にスラッジの容器収納・移送を予定。
【資料3-5】循環注水冷却(2.16MB)
1号機使用済燃料プール冷却停止試験の結果(通しで3頁)。7月17日-8月29日に実施(7月13日参照)。試験開始後にプール水温は上昇したが、その後は約39℃で推移し、運転状の制限値(60℃)未満となることを確認した。プール水温評価式(7頁)は、燃料の崩壊熱量とプール水量の他に、放熱量の推定に気温と風速を用いている。今回の試験で、日々の気象実績データを用いた評価値とプール水温実測値の差は最大で1度程度だった(5頁のグラフ。青太線が実測値、赤実線が評価値)。また、過去5年間の平均気象実績データを用いた評価値との差は最大で+1.8度程度(赤点線が5年間平均データによる評価値)だった。このことから、過去5年間の平均気象データを用いたプール水温評価は妥当であると判断した。試験期間中に湯気の発生は確認されなかった。今後、2号機で実施している冷却停止試験の結果を踏まえ、冷却設備停止時におけるプール水温評価手法の見直しをおこなう。
2号機使用済燃料プール冷却停止試験(8頁)試験の概要は8月18日参照。試験にともなうリスク評価(12頁。湯気の発生についてウェブカメラで監視し作業に支障となる場合は冷却再開。プール表面からの蒸発によるダスト放出量はR/Bからの気体放射性物質放出量の管理目標値に比べて十分低い、また2号機はR/B内排気設備により換気・排気管理している。試験中にプール水温が予想を超える場合は試験終了)。21日開始後これまでのプール水温実績推移は評価値(評価式は14頁)と開きが見られる(評価値よりも低い。評価条件が保守的と推定。13頁)。湯気の発生は確認されていない。
1、2号機原子炉注水ラインのPE管化工事に伴う給水系単独注水の影響確認試験(17頁)6月29日参照。1号機で7月25日-8月2日(7月24日参照)、2号機で8月22-29日(8月21日参照)に実施。1号機(20頁)では、監視パラメータとしていた圧力容器底部温度、格納容器温度、格納容器ガス管理設備ダストモニターのいずれの指示値にも注水切替えにともなう有意な変化はなく、原子炉の冷却状態に異常がないことを確認できた。したがって、PE管化工事では給水系単独注水で対応する。2号機(23頁)では、圧力容器底部温度の一部で2.8度の温度上昇があったが、注水温度も1.8度上昇していること、2014年2月に給水系単独注水した際にも同様の温度挙動が確認できていることから、想定の範囲内。その他のパラメータには注水切替えにともなう有意な変化はなく、原子炉の冷却状態に異常がないものと考えている。9月4日まで、元の注水携帯に戻したことに対する影響を確認する。
【資料3-6】環境線量低減対策(9.47MB)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(6-15頁)、排水路(16-19頁)、海水(21-31頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(32頁)。
敷地境界連続ダストモニター警報発生(81頁)。4日のMP4(58頁)、23日のMP2(62頁)の測定値のグラフ。64、65頁に2016年1月以降の警報発生事象まとめ。
【資料3-7】労働環境改善(1.73MB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
Green Zone(一般服エリア)の拡大(3頁)。旧情報棟(1号機北西側。現在、Yellow Zone)に使用済燃料取出しの「遠隔操作室、兼、休憩室」を設けるにあたり、旧情報棟を含むエリア(4頁に地図)をGreen Zoneに変更する。これにより、入退域管理棟から移動する際の作業者の負荷が軽減される。この運用区分変更にあたりダスト測定を実施し、マスク着用基準(2×10-4Bq/cm3)未満であることを確認した(5頁)。また、ダスト濃度上昇を早期に検知するために連続ダストモニターを追加設置した。
【資料4-1】東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2017(24.4MB)
【資料4-2】中長期ロードマップの進捗状況について(2.64MB)

放射線データの概要8月分(7月27日~8月30日)(PDF 1.25MB)
3号機格納容器内部調査における被曝低減対策まとめ。除染(2013年8月-2016年11月に3号機R/B内でガレキ撤去、床面・壁面の除染を実施し、作業場所の線量率は140mSvから12mSvに低減)・遮蔽体設置、遠隔での操作、モックアップでの習熟訓練(現場での作業時間を計画の10分から実績5分に短縮)で、被曝線量を1/20に低減できた。

木曜日の会見を担当していた高儀省吾 廃炉推進カンパニー広報担当は、今日で最後。後任は、オオヤマが担当する。
5カ月間と短かったのだけれど、当初からの予定だったそうな。高儀さんの最初の回は4月6日。


今日、NDFから戦略プラン2017が公表された。以下は、NDFのサイトから。
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2017 (PDF。これは上の【資料4-1】と同じ)
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2017 概要版(PDF)
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2017について(PDF)





ニコ生
【2017年8月31日】東京電力 「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年08月31日 - Twilog




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