2017年9月1日（金）

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況（記者会見資料）（PDF 25.1KB）

プラント関連パラメータ（PDF）　午前５時時点　午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況（PDF）12時時点

8月分の原子炉の冷却に必要な注水量について、1号機1.2m³/h、2号機1.5m³/h、3号機1.5m³/hと定め運用を開始。8月と比べて1号機で0.1m³/h減、2、3号機で変わらず。

1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績（PDF）：飛散防止剤散布。作業時間は08:16-12:56。モニタリングポストに有意な変動は無し。下記のように、MP3近傍のダストモニター高警報で11:40に作業中断。その後、1号機R/Bカバー解体工事起因の警報でないことを確認できたため12:22に作業を再開。
明日の予定：資機材整備（作業予定時間：07:00-14:00）。

2号機原子炉注水、給水系での単独注水試験として8月22-29日に給水系からの全量注水を実施。現在は元に戻して状況を監視中（給水系、炉心スプレー系ともに1.5m³/h）（8月21日参照）。
2号機使用済燃料プール、冷却停止試験（8月18日参照）で代替循環冷却装置による冷却を8月21日より停止中。停止期間は9月下旬頃までの予定。停止時のプール水温は30.0℃。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

第二セシウム吸着装置SARRY、8月18日より停止中。9月5日まで停止の予定。17日参照。

サブドレン他水処理施設、10:13に一時貯水タンクBから排水を開始。
（以下、2日の日報より）16:31に排水を停止。排水量は915m³。

11:34に敷地境界付近のモニタリングポスト（MP）No.3近傍に設置しているダストモニターで放射能濃度が上昇したことを示す「高警報」（警報設定値:1.0×10^-5Bq/cm³）が発生。警報発生時のダストモニター指示値は1.3×10^-5Bq/cm³で、MP指示値に変動なし。11:30の風向は北北西、風速は4.3m/s。当該ダストモニター以外の構内にある連続ダストモニターおよびモニタリングポストの指示値に有意な変動はなく、各プラントパラメータについても異常はない。その後、当該ダストモニターの指示値が通常値（1.0×10^-6Bq/cm³）に戻ったため、12:09に当該警報は復帰。
この警報発生に伴い、1号機R/Bカバー解体作業を11:40に中断、警報復帰後の12:22に再開した。3号機R/B燃料取り出し用カバー等設置作業は終了している。
警報発生の際に使用していたろ紙のγ核種分析を行った結果、天然核種（²¹⁴Bi：5.5×10^-8Bq/cm³、²¹⁴Pb：4.2×10^-8Bq/cm³）以外の核種は検出されず。
「高警報」発生の原因については、以下のことから、当該ダストモニター付近の天然核種の影響によるものと推定した。
・ダスト濃度上昇時の各プラントパラメータに異常がないこと。
・当該ダストモニター以外の敷地境界付近ダストモニター、モニタリングポスト、構内ダストモニター等に異常がないこと。
・当該ダストモニター周辺において、ダスト上昇に繋がるような作業は行っていないこと。
・風向が北北西からの風（発電所構外からの風）であったこと。
・人工核種が検出されていないこと。
念のため、当該ダストモニターの交換を実施し12:21に起動。指示値については、通常値付近で安定している。
福島第一原子力発電所のモニタリングポストNo.3付近連続ダストモニタ高警報発生について（報道関係各位一斉メール）
福島第一原子力発電所のモニタリングポストNo.3付近連続ダストモニタ高警報発生について（続報）（報道関係各位一斉メール）
福島第一原子力発電所のモニタリングポストNo.3付近連続ダストモニタ高警報発生について（続報2）（報道関係各位一斉メール）
会見資料では、モニタリングポスト「No.2」近傍のダストモニターとか風向が「北西」とか、他の資料と一致しない記載になってる。8月23日のMP2近傍ダストモニター高警報の記事からコピペで持ってきてるから？

その他

月初めなので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所1～3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について（2017年9月提出）（プレスリリース）
評価区分の変更はない。
3号機格納容器温度計（TE-16-001~005：比較温度計）については、格納容器内部調査にともない取り外したことから7月10日以降は比較温度計より除外したが、8月7日に再設置が完了し設置後の信頼性評価で監視計器として使用に問題ないことを確認したので、比較温度計として使用する。

8月2日に4号機R/B南西側のサブドレンピットNo.51の水位が一時的に低下した件。8月3日以降、4号機R/Bおよび廃棄物処理建屋近傍のサブドレン水の分析を実施している。8月30日（トリチウム）、8月31日（Cs、全β）採取分について、前回の分析結果と比較して有意な変動はない。分析結果は日報に記載されている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC（8月28日採取）と集水タンクNo.2（8月26日採取）の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果（PDF 16.9KB）
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が850Bq/L、第三者機関が870Bq/L。明日2日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果（2015年3月4日参照）。8月30日のトリチウムの分析結果。8月31日は悪天候のため、物揚場とC排水路では採取中止、A排水路とK排水路では試料回収できなかったため分析結果は2日に公表予定。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて（PDF 282KB）

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件（2014年10月23日）および2号機放水路上流側立坑で全β放射能（⁹⁰Sr）濃度が上昇した件（2015年5月14、15日、6月22日参照）。8月30日採取分。
福島第一原子力発電所構内１号機、２号機放水路サンプリング結果（PDF 716KB）

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件（2013年6月19日、7月22日参照）。
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について（PDF 3.56MB）

今日、第4回廃炉・汚染水対策チーム会合があった。その際の資料。
中長期ロードマップ改訂案について（965KB）
東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ（案）（629KB）



福島第一原子力発電所の状況について（日報）【午後3時30分現在】（プレスリリース）