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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年2月13日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

昨日12日の多核種除去設備ALPS(C)の漏えい警報の件。漏えい箇所は当該設備クロスフローフィルタ(C)の流量調整弁のフランジ部で、漏れた水は溜めマス内に約0.2m×0.2m×深さ2cm、堰内に約2m×0.1m×深さ0.1cmの大きさでたまっている。循環ポンプを12日21:30に停止し滴下が止まったことを確認。漏えいした水は当該設備の系統水であり、堰内にとどまっているため外部への影響はない。漏えい水については回収・拭き取りを完了した。
直近の当該系統水(2018年12月11日採取)の分析結果は以下のとおり。
134Cs:65.9 Bq/L
137Cs:786 Bq/L
全β:124,000 Bq/L
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備 クロスフローフィルタ漏えい検知について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


2号機格納容器内部調査(可動性調査)を実施した。小石状の燃料デブリとみられる物体は、つまみ上げることができるのを確認した。
福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査 実施結果(速報)(3.24MB)(PDF)
07:00に作業開始、07:10-15:10に調査を実施、17:20に片付けを含む全ての作業が終了。X6ペネ前での現場作業には30名、遠隔操作室での作業は16名が従事。2号機R/Bの近くに現場本部(現場作業の拠点)を設けていたが、調査を実施している間は、現場作業員は線量の低いエリアに退避していた。今日1日の被曝線量の実績は、一人当たり平均で0.26mSv、最大で0.68mSvで、計画線量(3.00mSv/日)におさまった(6頁)。←0.26×46>3.00なので質問が出ていた。←16日追記:14日の会見によれば計画線量は3.0mSv/日•人とのこと。作業状況の写真は5頁。作業前後でモニタリングポスト・ダストモニターに優位な変動はなく、周辺への影響はなかった(8、9頁)。
ペデスタル底部に堆積している小石状・粘土状のもの(前回調査で、ペデスタル底部には堆積物が数10cmの深さでたまっており、小石のような小さい塊がゴロゴロしているところと、粘土のようにのっぺりとしたところがあるのを確認している。調査結果については2018年1月19、22日、2月1日、4月26日を参照)について、調査ユニットに搭載したフィンガーでつまみ上げて動かすことができるかどうか(可動性)を調べた(12月17日参照)。6カ所で調査を実施、うち5カ所で堆積物を動かすことができた。動かせた5カ所では小石状の物をフィンガーでつまんでみた。うごかせなかった1カ所は粘土状の場所で、フィンガーを閉じてつかむことはできたが、調査ユニットを吊り上げたらフィンガーが外れてしまった。つかんだ場所にも跡は残っていないように見え、粘土状と称していたところは、粘土のように柔らかいものではなくて、跡がつかないような硬さを持っているらしい。
フィンガーで持ち上げることができた場所のうち、3カ所の写真を2-4頁に示す。映像は、フィンガーのすぐ上に設置してあるカメラで撮影した(したがって、フィンガーの真上から見た映像になる)。いずれも、フィンガーでつまむ前と後で場所が変わっているのがわかる。光って見えるのは、照明の影響(全体が炉注水によってぬれているので、照明が反射して見える)
4頁(2. 調査結果(速報)(3/3))でつまんだものは、燃料デブリではなくて元々あった構造物の壊れたものではないかと考えている。短辺方向をつまんだが、フィンガーの開口長さが最大でおよそ8cm、ほぼ全開の状態でつまんだので、そのくらいの大きさと思う。14日訂正。
3頁(2. 調査結果(速報)(2/3))のケースでは、複数の小石状のものをいっぺんにつまみ上げたが、その後、フィンガーを離したところ複数の小石はバラバラになった。また、写真は示していないが、フィンガーでつまんだのちに吊り上げる時点で抵抗がある場所があった(さらに吊り上げたところ、かくんと外れた感じで抵抗がなくなったことから、ある程度の固着があったとみられる←16日追記:14日の動画を見る限りでは、こういうのはなかったと思う。大山さんの独自の印象なのかも?)。小石自体はくずれたりする事はなく、もろい感じではなかった。 つまみ上げた小石状のもので最大のものは、フィンガーの間隔を最大に開いたのと同じくらいだったので、およそ8cm程度のものだった(写真は掲載していない)。14日訂正。わかってませんでした。
10頁に今日の調査箇所を示す。速報結果(1/3)が中央の横長の楕円の直下の一番左、速報結果(2/3)が横長楕円の上、速報結果(3/3)が横長楕円の場所。
ペデスタル底部の他に、プラットホーム上の堆積物についても4カ所で同様の調査を実施した。結果は明日以降に報告する。動画は明日公開する。線量および温度の計測結果は、評価ののちに公表予定。
今回は、調査ユニットに付着したものについては分析の予定はない。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内部調査 遠隔操作室における作業状況(0:16)(動画)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。11日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1800Bq/L。No.6はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。7日採取(9日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクH(9日採取)と集水タンクNo.6(7日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が880Bq/L、第三者機関が970Bq/L。明日14日に排水の予定。

東京電力ホールディングス株式会社 当社原子力発電所における原子力規制庁による2018年度第3回保安検査の結果について(プレスリリース)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:G1・G4南エリアタンクの設置について。



ニコ生
《2号機の溶融燃料デブリ 初の接触調査》【2019年2月13日】東京電力「2号機原子炉格納容器内部調査」に関するブリーフィング

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年2月13日 - Twilog



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