リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年2月14日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、燃料取扱設備の使用前検査(2回を予定)の1回目が昨日終了し、今日より設備の操作訓練を開始した。今後、訓練を3月末を目標に終了し、2回目の使用前検査を受検後に燃料取出しを開始する。

サブドレン他水処理施設、10:03-12:21に一時貯水タンクHから排水を実施。排水量は340m3


その他


昨日13日に実施した2号機格納容器内部調査(可動性調査)の結果
福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査における調査 (1.00MB)(PDF)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内部調査の様子について(6:54)(動画)
ペデスタル底部での6カ所の調査(底部-1から6。PDF資料1頁に場所が示してある)、および、プラットフォーム上での4カ所の調査(プラットフォーム上-1から4。PDF資料2頁に場所)で取得した動画。カメラのレンズに水滴が付着して、画面がゆがんで見えている場面があるのに注意。
00:00- 底部-1:昨日のPDF資料の調査結果(1/3)。小石状のものをフィンガーでつまみ、持ち上げる(カメラはフィンガーと一緒に持ち上がっていくので、持ち上げた際には背景がすっと遠のくように見える)。その後、再び小石を下ろす。
00:20- 底部-2:昨日のPDF資料の調査結果(2/3)。小石状。
00:51- 底部-3:"粘土状"のところ。フィンガーでつまむことはできるが、持ち上げられない。つまんだところには明瞭な跡は付かなかったので、粘土のように柔らかくはないと思われる。
01:58- 底部-4:小石状。
02:21- 底部-5:小石状。つまんだ小石のなかで、一番大きいやつ(フィンガーの間隔を最大(およそ8cm)に広げてつまんだ)。
03:12- 底部-6:昨日のPDF資料の調査結果(3/3)。既設構造物の破損したものと推定されるもの。PDF資料で見ると中央やや左寄りに割れ目のようなものがあるが、持ち上げて下ろす間に割れたりすることはなかった。
03:52- プラットフォーム上-1:小石状。
04:33- プラットフォーム上-2:"粘土状"。
05:11- プラットフォーム上-3:"粘土状"。
05:55- プラットフォーム上-4:小石状。持ち上げる際に小石が裏返ったので、裏側を観察している。
持ち上げた高さはいずれも3-5cm程度。ペデスタル底部、プラットフォーム上、いずれも、小石状のものは持ち上げることができた。また、"粘土状"のところは持ち上げられず、明瞭な跡がつかないような硬さがあるように見える。今後予定している燃料デブリの初期のサンプリングでは、吸引する/把持して取り出すという方法が想定されていたが、小石状のものについてはこのような方法でサンプリングが可能であることが確認できた。一方、”粘土状”のものについては何かの方法で破砕する必要があることがわかった。
調査ユニットには堆積物の硬さや重さを測定する機能がないため、これらの性質は定量的にはわからない(フィンガーの把持する力は2Nで、2kgの重さのものを持ちあげることができる)。
ペデスタル底部もプラットフォーム上も、炉注水のしずくが雨のように垂れ続けているのがわかる。
事前に2-3カ所の調査を予定していたが、作業が順調に進んだので、調査箇所を6カ所に増やし、さらにプラットフォーム上でも4カ所で調査することができた。
昨日の資料の計画線量は3.0mSv/日•人だった。X6ペネ前の現場作業に従事した30人の平均被曝線量は0.36mSv/人。
プラットフォーム上-4のやつ、06:16あたりでちょうど真横を向いた状態になるのだけれど、表面が割とのっぺりしているのに比べて、裏面は細いトゲトゲが生えているように見える。まるで、まだ中が柔らかい状態で固まった表面を引きはがしたような、あるいは、硬い表面の内部が柔らかい状態で大量の発泡が起きたような(そう思ってみると、軽石みたいに穴がたくさんあいているように見えるのが結構あるな)。
あと、小石の中には色の違う塊が含まれている("粘土状"の表面にもツブツブがあるように見える)。表面に金属光沢が見えるって言ってた記者の人がいたけど、あれは水で濡れた表面で光が反射しているだけだと思う。カメラに正対した場所にしか見えないから。それに、あれだけ水っぽい環境で(事故初期は温度も高かったし)あんなに綺麗な金属光沢が残っているとは思えないし。茶色っぽい色が広く見えるけど(特に”粘土状”の表面)、あれ、温泉の浴槽にくっついてるやつと似てる気がするんだけど、鉄の酸化物とか水酸化物とかなのかしら。
プラットフォームの上(というか、グレーチングを載せていたフレームの上)の黒っぽく見えるところも、小石が積もってるんだね。2017年1月30日のA2調査の時にはここまではっきりとは見えてなかった(2017年1月30日、2月2日参照)。デブリの細粒化はデブリが格納容器の底部にできていた水たまりに落下した時に起きたのかと思っていたけれど、そうでもないのかもしれん。ペデスタル底部だって、堆積物の表面に小石があるし、一体どういう順序で細粒化が起きたんだろ。断続的な注水の際にもあったのかな。それとも、水と接触する以外のメカニズムがあるのかな。
↑最終的に注水が再開する際には、圧力容器の底で細粒化が起きるんじゃないのかな。だから、堆積物の一番上とかグレーチングの脱落したあとに小石があるんだ。しかも、それまでに減圧しているはず。
1号機は格納容器底部に水が十分にある状態で細粒化したので砂のようになっていて、2号機ではかけ流し状態の水で細粒化したものが小石になってる。とか、そういうこと?

1/2号機T/B海側下部透水層の地下水からトリチウムを検出
福島第一原子力発電所 1/2号機タービン建屋海側下部透水層におけるトリチウムの検出について(505KB)(PDF)
1/2号機山側サブドレンでトリチウム濃度が上昇した(2018年6月28日参照)ため、1/2号機R/B山側で排気筒周辺の地盤改良工事を実施している。1/2号機T/B海側でも、今後のサブドレン運用の参考にするため、海側の地下水観測井(18箇所:上部透水層9カ所、下部透水層9カ所)で採水・分析を実施した結果、下部透水層(互層部)で104-106Bq/Lのトリチウムが検出された(資料1頁下表)。
この原因を推定するため、以下の調査をおこなう:
・トリチウムの海側への広がりを確認するため、護岸エリアの下部透水層を対象とした観測井からのサンプリングを計画。
・トリチウムが検出された5カ所については、今後再度サンプリングを行い、結果に応じて継続的な監視をおこなう。また、構造物との関連性も含めて要因を検討する。
なお、海側遮水壁が下部透水層の下の難透水層まで根入れされていることから、海域への影響はないと考えている。港湾内における放射性物質濃度分布にも有意な変動は確認されていない。
(参考:3頁)過去に建屋近傍で下部透水層のサンプリングをおこなったのは2014-2015年。4号機R/B地下が下部透水層の深さに達しているので、その影響を見るためにサンプリング・分析をおこなった。その際には、トリチウムは高くて103Bq/L程度だった(濃度がR/B地下たまり水と比べて低く、その影響はないという結論だった)。
観測井の名前の付け方。G:互層部(下部透水層)、C:中粒砂岩層(上部透水層)、i:凍土遮水壁の内側、o:凍土遮水壁の外側、Rw:リチャージ井(凍土遮水壁の内側にある)。
(以下、19日追記)4号機R/Bの影響を見るための調査については2013年10月4日を参照。また、凍土遮水壁を設置する際に、凍結管に沿って地下水が移動することで上部透水層の汚染が下部透水層に広がる可能性を考えて、下部透水層の水位と水質の調査をおこなっている(2014年4月14日参照)。この2件の調査が、おそらく2014-15年に実施された調査。ただし、下部透水層は被圧地下水で、不圧地下水である上部透水層よりも原則として水頭が高いので、上部透水層の汚染が下部透水層へ広がる可能性は低いという事前の評価はあった(2013年8月23日、2014年4月14日参照)。で、今回、下部透水層からトリチウムが以前よりも高濃度で検出された原因については、いまの所、不明ということみたい。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について (77.6KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年1月3日-2月7日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (77.1KB)(PDF)
11日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(10日採取)と集水タンクNo.1(8日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が900Bq/L、第三者機関が960Bq/L。明日15日に排水の予定。



ニコ生
【2019年2月14日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年2月14日 - Twilog
2/14のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



0 件のコメント:

コメントを投稿