今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況について(日報)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点
その他
13日の多核種除去設備ALPS(C)サンプルポンプ配管からの漏えい。
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(C)サンプルポンプ配管からの漏えいについて(192KB)(PDF)
漏えい箇所は2カ所、サンプルポンプ入口弁およびサンプルポンプ出口配管フランジ部。
当該設備は当日、運転を停止して吸着塔16Cの吸着剤交換作業を実施していた。作業終了後、弁の開閉状態を通常状態に戻すために本来「開」にしなければいけない吸着塔6CPH計サンプル出口弁が「閉」のままであったことを確認。この状態で設備を起動したため、ポンプ締切運転となり、過剰な圧力がかかっているところで通水を開始したことから漏えいが発生したと推定(起動から警報発生まで約2時間経過)。今後、詳細な原因分析ならびに再発防止策を検討する。
地下水バイパス12日排水時の海水サンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口)(PDF)
サブドレン他水処理施設、12日排水時の海水サンプリング結果。
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)
水処理週報。
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 443 報)(PDF)
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(12日採取)と集水タンクNo.6(10日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。18日に排水の予定。
T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。5-11日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)
廃炉資料館は、2月28日より新型コロナ感染症の影響で臨時休館となっている。再開の時期は未定。
今日、規制委の第79回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料2】福島第一原子力発電所 構内設備等の長期保守管理計画の策定に向けた検討状況について(PDF)
【資料3】2019年豪雨時における汚染水発生量(建屋流入量)について(PDF)
【資料4】多核種除去設備等処理水の全ベータ値と主要7核種合計値とのかい離調査結果について(PDF)
これまでの経緯(1頁)。全β測定値と主要7核種(134Cs、137Cs、60Co、125Sb、106Ru、90Sr、129I)合計値に乖離が見られた原因について、乖離が最も大きいH4N-A6タンクの調査を実施し、14Cと99Tcが有意に検出された(第67回監視・評価検討会、2019年1月21日)。この結果を裏付けるため、乖離の大きい3タンクおよび乖離の小さい2タンクに対して調査を実施、乖離の主要因が14Cと99Tcの影響であることを確認(第72回監視・評価検討会、2019年6月17日)。その後、難測定核種である14Cの分析体制強化のため、分析要員育成を実施。2018年度の貯留水ですでに分析が完了していて乖離の大きいタンクについて追加で調査をおこなうとともに、2019年度に処理が完了したタンクについても同様の調査を実施した(今回の報告)。
調査対象の選定(2頁)。前回同様「全β/主要7核種>3」かつ「全βー主要7核種>10」を基準とし、2018年度分から8タンク(3頁)、2019年度分から9タンク(4頁)を選定。
調査内容(5頁)。実施した分析は、全β、γ核種(134Cs、137Cs、60Co、125Sb、106Ru)、90Sr、129I、14C、99Tc。
調査結果。2018年度分は6、7頁。2019年度分は8-10頁。主要7核種+14C+99Tcの全β寄与分(自己吸収考慮済み)はいずれのタンクでも全β値より大きかった。また、これまでおこなったβ線エネルギースペクトルの確認結果から、全β値に大きく影響する他の核種の存在は確認されないことから、乖離の要因は14Cと99Tcによるものと考える。
まとめ(11頁)。主要7核種合計値と全β値における乖離の主要因は14Cと99Tcと確認した。今後、処理を終えたタンクの主要7核種、14C、99Tcおよび全βの分析を継続し、主要7核種+14C+99Tcの全β寄与分が全β値を下回る場合は、不明核種の存在有無について調査を実施する。
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