今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 162KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点
9月分の原子炉の冷却に必要な注水量について、1号機2.0m3/h、2号機2.6m3/h、3号機2.5m3/hと定め運用を開始。
1号機T/B地下たまり水移送、8月27日より停止中。
2号機T/B地下たまり水移送、8月31日より停止中。
8月29日に3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業で燃料交換機の操作卓がプールに落下した件。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内ガレキ撤去作業中における燃料交換機操作卓の落下について(PDF 2.16MB)
使用済燃料プールの北側半分には燃料交換機(FHM)のブリッジが落下している(資料3頁左上図の緑色の鉄骨組み)。南半分のガレキを撤去した後に燃料ラックの上に養生材を設置してからFHMの撤去に入っている(資料3頁。ここらへんの手順については2013年11月28日や2014年5月29日のロードマップ進捗の項を参照)。落下物はこの養生材の上に落ちてから、さらに南側の養生材をおいていない燃料ラックの上にころがって安定した。水中カメラでは、落下物の下にある燃料ラックの上にはコンクリートの破片が厚く堆積しているのが見える。この堆積のために燃料や燃料ラックを直接見ることができないが、落下物の位置から、その下には燃料集合体が10体程度(すべて使用済燃料)あると推定。燃料集合体のハンドルは燃料ラックから突き出しているため、落下物の重量がこのハンドルにかかっている状態にあると見ている。
29日の作業では、操作卓がトロリー(資料3頁左上図の黄緑色の鉄骨組み)の本来あるべき位置にない(したがって、トロリーから脱落している可能性がある)こと、操作卓にケーブル等が引っかかっている可能性があることを前もって確認していた。このため、つかみ具で操作卓を持ち上げて、必要であればケーブルカッターで引っかかっているケーブル等を切断した後に撤去する段取りだった。最初につかみ具で引き上げた際に、つかみ具の5本ある爪の2本のみで把持する形となり、引き上げる途中で引っかかったケーブルにより荷重がかかりカッターを入れられる高さまで引き上げられなかったため、一旦操作卓を下ろして、改めてつかみ具でしっかりとつかもうとしたところで、操作卓がプールへ落下した。つかみ具やケーブルカッター等については2014年5月29日のロードマップ進捗の資料193,194頁に記載がある。
2013年2月に3号機R/B上部鉄骨ガレキ撤去作業で燃料交換機マストがプールに落下した後にガレキの落下について対策を検討・実施してきており、今回はガレキ落下時の対応として決められた手順どおりに作業を進めている。今回の落下の状況を分析し、必要があれば追加対策を実施する。いまのところ、落下の影響は最小限におさえられており、大きな問題は起きていないと考えている。なお、落下の原因や燃料に与える影響等について確認が取れるまでは作業を停止する。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内ガレキ撤去作業中における燃料交換機操作卓の落下について(8/29操作卓落下時)(1:00)(動画)
前半は水上の様子。後半(19秒すぎ)は水中の様子。最初に画面中央に見えるのは、操作卓につながっていたチェーンブロックと思われる。これが操作卓と一緒に落下していく。黄色く塗ってあるのは燃料ラック養生材。
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内ガレキ撤去作業中における燃料交換機操作卓の落下について(8/30操作卓落下後水中確認)(4:10)(動画)
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールの内部調査 (10月11・12日実施)による燃料交換機の状況の推定(PDF 134KB)(2012年10月15日公開、会見中に追加で配られた資料。燃料交換機の概要図。FHMのブリッジやトロリー等についてはこの資料を見よ)
左写真は会見中に配られた追加資料(会見の1:05:10過ぎ)のスクリーンショット。トロリーの前面にホイストを包み込むような形で張出架台が付いていて、操作卓は張出架台の上に載っている。今回操作卓と一緒に落下した張出架台は、ホイストが通る部分でちぎれている。
3号機T/B地下たまり水移送、8月19日より継続中。
4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 79.3KB)(9月25日公開)
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。
6号機T/B地下たまり水移送、8月18日より停止中。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、6月12日より停止していたが09:26に起動、10:23に定常流量に到達。高温焼却炉(HTI)建屋連絡トレンチの閉塞工事のためトレンチ内のたまり水をプロセス主建屋へ移送するため。
水処理装置、SARRY、6月9日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、8月10日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、8月1日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、6月22日より運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
C系で新たにすきま腐食が確認され、追加の腐食対策(6月17日参照)を実施。同じ対策を実施するためA系を7月8-15日に停止。B系では7月18日-8月1日に停止して同じ対策を実施し、加えて、CFF1と2を改良型に交換(7月18日参照)。CFF1と2の交換はA系では8月3-10日に実施、C系では準備でき次第実施する予定。
サイトバンカ建屋からプロセス主建屋へのたまり水移送を10:17-18:44に実施。
T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)。
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)。
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 273KB)
その他
地下水バイパス、8月29日排水時の海水サンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)
月初めなので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成26年9月提出)
2号機の圧力容器温度計 TE-2-3-69B2(VESSEL WALL ADJ TO FLANGE)と格納容器温度計 TE-16-114M#2(RPV BELLOWS SEAL AREA)はいずれも、温度トレンド評価で異常の可能性ありだったが、直流抵抗測定の測定では基準値内であり、元の評価区分の「参考に使用」を変えない。
4号機使用済燃料プール代替冷却系の循環冷却設備一次系フレキシブルチューブの交換等を行うため、2-4日に最長で60時間停止する予定。プール水温は今日14:00に24.8℃、冷却停止時のプール水温上昇率評価値は0.266度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約16度の見込み(運転上の制限値は65℃)。
ニコ生
【9月1日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.9.1(月)17時30分 ~
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