今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.6KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機使用済燃料プール代替冷却系、1-3号機使用済燃料プール代替冷却系二次系の共用化工事のため、18日より停止中。停止時のプール水温は30.2℃。30日まで(13日間、約300時間)停止の予定。17日15:00のプール水温は30.0℃、18-30日の冷却停止期間におけるプール水温上昇率は0.053度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約15.9度の見込み(運転上の制限値は60℃)。17日参照。
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):今日まで休工。
明日の予定:飛散防止剤散布(南1~3、北1~3エリア近傍)(作業予定時間:07:00-14:00)。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
サブドレン他水処理施設、10:11に一時貯水タンクGから排水を開始。
(以下、23日の会見資料より)16:57に排水を停止。排水量は982m3。
03:44、モニタリングポストNo.8近傍に設置されているダストモニターで「高警報」が発生(警報設定値1.0×10-5Bq/cm3)。
福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポスト8近傍)(PDF 453KB)
当該モニター以外の発電所構内ダストモニターおよびモニタリングポスト指示値に有意な変動はない。また、当該モニター近傍での作業および1号機R/Bカバー解体・ガレキ撤去作業はおこなっていなかった。警報発生時の風向は南(構外から構内への風)、風速は2.4m/s。
04:15に警報クリア。
05:26に「高警報」発生時のろ紙を回収・交換。γ核種分析の結果、人工核種および天然核種ともに検出されず。付近で実施したダストモニタリングでも検出された核種はなかった。
11:04-11:22に当該のモニターを予備機と交換。交換後のモニター指示値は通常値付近で安定している。
警報発生前後のダストモニターの記録(4頁)を見ると、ダスト濃度は警報発生の10分前くらいからゆっくりと上昇しており、計器の故障とは考えにくい。警報発生の原因について調査していく。
福島第一原子力発電所のモニタリングポストNo.8付近連続ダストモニタ高警報発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所のモニタリングポストNo.8付近連続ダストモニタ高警報発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
(以下、23日の会見資料より)K排水路の全β放射能濃度の上昇を確認。分析の結果は2300Bq/L。このため、22:15にK排水路の水を再度採取し分析を実施したところ、740Bq/Lに低下していることを確認。また、構内10m盤に設置された原子炉注水設備、たまり水移送設備等のパラメータに異常がないことを確認。
以上のことから、全β放射能が上昇した原因は、台風の影響による降雨に伴う一時的な上昇と推定。なお、K排水路の水は、発電所港湾内へ排水する経路となっており、直接外洋へ流出することはない。
福島第一原子力発電所K排水路分析結果について(8月23日報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所K排水路分析結果について(続報)(8月23日報道関係各位一斉メール)その他
台風9号への対策。
台風9号が接近してきているので、風雨に対する対策を実施している(資機材やホースなどが風で飛ばされないように固縛、タンクエリアの堰内雨水の排水対策、クレーンの転倒防止にアンカーウェイトで固定、など)。
先週の台風7号の影響ですでに敷地内の地下水位が上昇しており、9号による降雨でこれがさらに上昇することが予想される。サブドレン、地下水ドレンでのくみ上げにより地下水位を下げるべく排水をおこなっている(地下水ドレンはO.P. 2400-3400mmの間で運転)が、4m盤では地表面まで地下水が飽和する可能性がある。現在、地下水ドレンポンドに併設の観測井(既設護岸と海側遮水壁の間の埋立地に設置。下写真参照)の水位はO.P. 3487mmだが、これが地表面のレベル(O.P. 3915mm)に到達した場合には、地下水ドレン運用について当初計画した状態から外れることになるので、メール等でお知らせする予定。なお、観測井水位が地表面に達した場合、降雨は土壌に浸透せず地表を流れて海に排水されることになる(4m盤のフェーシング済みの場所に降った雨は通常時も海側遮水壁を超えて海に排水されている)。これによる放射性物質の海への流入については、過去に経験がないので予想できないが、大きな影響はないと考える。これから夜を迎え現場の状況が悪くなるので、現場確認等は明朝におこなう。また、海水のモニタリングは明朝に定例のサンプリングをおこなう予定。
(写真左:既設護岸(青線)、海側遮水壁(赤線)、地下水ドレンポンドA-E(青字)、観測井a-e(赤字)の位置)現在、地下水ドレンポンドはA-E全てが稼働中。また、地下水のくみ上げ能力増強のため観測井のdとeには仮設ポンプを設置してくみ上げ可能となっている(観測井dとeでくみ上げた地下水は地下水ドレンポンドDとEへ移送する。仮設ポンプは観測井dで7月14日に、eで7月21日に設置)。
地表を自由に流れる水と、地下を流れる浸透流は、流れるスピードが違う(地下水の流れは数cm/日のオーダーらしい)。サブドレン・地下水ドレンが間欠運転(井戸に地下水が入ってくるよりもくみ出すポンプの能力が上回るので、連続運転できるほど井戸に水がたまらない)しかできない(余力のある)状態なのに地下水位を下げられないのは、井戸の水をくみ出す(自由に流れる水の)スピードよりも地下水が地下を流れる(浸透流の)スピードのほうがずっと遅いから。井戸の直近の水位は下がってきても、それが周辺に波及するのに時間を要する、ということ。また、今日、敷地に降った雨が4m盤に到達するのは地表を流れる雨水よりもずっと後になる。だから、今日明日に4m盤の地下が地下水で飽和しても、10m盤の地下を通じて流れてきた地下水が4m盤で地表からあふれ出ることはない(その頃には台風も去って雨が上がっているだろうから、地下水ドレンでせっせと地下水をくみ出せば地下水位を下げられるだろう)。環境への影響としては、地表面を流れる雨水が巻き込んでくる土壌や地表面の汚れが海に流入する、ということになるのだろう。
拡散方程式がーとか言ってる人がいたけれど、拡散は地下水の流れよりもまたさらに遅いので、この場合は考慮する必要がない。てか、拡散する前に混合するだろうからな。
7月のR/Bからの追加的放出放射能量の評価結果。
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2016年7月)(PDF 447KB)
1-4号機R/Bからの放出は3.1×104Bq/h未満で、放出管理の目標値(1.0×107Bq/h)を下回っていることを確認。また、これによる敷地境界の空気中放射能濃度は134Csが2.7×10-12Bq/cm3、137Csが7.0×10-12Bq/cm3であり、これが1年間継続した場合の敷地境界における被曝線量は0.00025mSv未満となる。評価の詳細は3頁以降。
1、2号機で放出量が先月6月よりも低下したので、全体で先月よりも低下している(3、4号機では先月と変わらず)。
評価方法は2015年4月30日を参照。
地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 11.7KB)
10日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(17日採取)と集水タンクNo.2(15日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が380Bq/L、第三者機関が410Bq/L。明日23日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。21日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 286KB)
T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。8月11-17日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 230KB)
台風7号の影響で、先週はまとまった降雨があったため、移送量が増えている。今週も降雨が続いているため、来週の移送量も増えることが予想される。
5、6号機の事故時プラントデータの追加公開。
福島第一原子力発電所事故時のプラント挙動に関わる追加データの公開について[更新] (PDF)
記録計チャート (PDF)
記録計チャートの5、6号機に関するデータの一部について準備が整ったので公開する(データは本店原子力情報コーナーで公開)。
2013年11月27日に公開されたリストの更新。その他のデータについては東北地方太平洋沖地震発生当時の福島第一原子力発電所プラントデータ集を参照。
ニコ生
【2016年8月22日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.8.22(月)17時30分 ~
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