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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2016年11月24日(木)

06:23に浜通りで震度4の地震。震源地は福島県沖、震源の深さは24km、地震の規模(マグニチュード)は6.2。
気象庁 震度データベース検索 (地震別検索結果)


今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 153KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

今朝の地震の影響。1-6号機設備プラントパラメータ、モニタリングポスト指示値に有意な変動は確認されず。06:40-12:30に現場パトロールを実施、各設備に異常がないことを確認。発電所内で観測された地震加速度の最大値は、6号機原子炉建屋基礎マットにおいて水平11.8gal、垂直8.3gal。
2016年11月24日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(報道関係各位一斉メール)
2016年11月24日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(続報)(報道関係各位一斉メール)
2016年11月24日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(続報2)(報道関係各位一斉メール)
地震発生後の福島第一原子力発電所の状況について(午後0時30分現在、第一報、最終報)(1Fプレスリリース)
地震発生後のプラント状況について(午前6時23分現在、第一報)(2Fプレスリリース)

1号機使用済燃料プール代替冷却系、1-3号機使用済燃料プール代替冷却系2次系の共用化工事をおこなうため15:59に停止。停止時のプール水温は15.9℃。停止予定期間(約266時間)におけるプール水温上昇率は 0.053度/h、停止中のプール水温上昇は最大で約15℃の見込み(運転上の制限値は60℃)。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):資機材整備。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-15:00)。

4号機使用済燃料プール代替冷却系、ポンプ潤滑油の交換、設備点検のため、2日より停止中

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

(以下、25日の会見資料より)22日の地震で発生していた不具合(22日参照)2件について、以下の通り復旧した。
・停止した海水放射線モニター:設備に異常ないことを確認し、今日24日13:30に復旧。
・1-4号機開渠前および5、6号機開渠前のシルトフェンス:今日24日までに仮復旧した。今後、準備が整い次第、取り替え等の本復旧を実施する。
共用プール南側の水たまりは、22日に拭き取りを完了している。


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 76.7KB)
2015年(12月7日訂正)11月12-16日と10月3-11月21日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(19日採取)と集水タンクNo.1(17日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が520Bq/L、第三者機関が550Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.4Bq/L)、第三者機関が0.61Bq/L。明日25日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。23日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 1.32MB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第一段階フェーズ2)(PDF 23.5MB)

実施計画の変更認可申請(9月23日提出)の一部補正を22日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:放射性物質分析・研究施設第1棟の設置。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第36回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.47MB)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(7.20MB)
【資料3-1】汚染水対策(40.8MB)
凍土遮水壁の状況(通しで2頁)。山側の補助工法(実施状況11頁、適用の考え方12頁、工程および進捗13頁、温度の低下状況14-19頁)。凍結状況の掘削確認(21日に実施。深さ1.2mでの凍結範囲は凍結管から1.5m。21頁)。4m盤くみ上げ量・遮水壁海側水位・4m盤水位(27頁。遮水壁海側水位は順調に減っているが、4m盤の水位は8-9月の台風前に比べてまだやや高い。これが台風前のレベルに下がってくれば4m盤からのくみ上げ量も台風前のレベルまで下がると予想)。
タンク建設進捗(30頁)。新設およびリプレース分。
タンク建設工程(容量)(32頁)。向こう1年間のタンク建設容量予定。2016年11月-2017.年9月までの建設予定数は、約520m3/日。
タンク建設進捗状況(33頁)。各エリアの状況。
タンク建設/実施計画申請(34頁)
タンク建設/現況写真(35、36頁)。Jエリア、H2・K4エリア。
タンク解体状況(37頁)。H4エリア。解体中のダスト測定結果(39頁)。
水バランスシミュレーション(42頁)。サブドレン他水処理施設設備強化の効果を前提に、凍土遮水壁の効果のある場合(43頁)とない場合(44頁)で評価。
タンク建設の目標と実績(45頁)。新設+リプレースのタンク建設の目標は、過去の実績等を基に、当面の間、約500m3/日とする。2016年11月-2017年9月の建設計画は総容量で173,000m3(約520m3/日)、今月11月の見込みは約24000m3(約800m3/日)。
H4エリア汚染⼟壌回収計画(46頁)。H4北エリアでフランジ型タンクの撤去が完了したので、コンクリート基礎部を撤去後に汚染土壌回収を実施する。2013年8月19日に確認されたH4エリアNo.5タンク漏えいにより、RO濃縮水が推定300m3漏えいし北東側土壌に浸透。土壌は878m3を回収したが、タンク基礎の下および無線局周辺では土壌回収が困難で、タンクリプレース時に調査・回収を予定していた。2014年までの土壌回収状況(48頁)。ボーリング調査で、基礎の下にも汚染水が回り込んでいることを確認済(49、50頁)。汚染土壌回収方針(51頁):コンクリート基礎部撤去後に、汚染の認められた範囲について表面線量率が0.01mSv/hを下回るまで掘削回収する(その他の範囲についても線量率測定をおこない必要に応じて回収)。作業中は空気中のダスト濃度測定を適宜実施。回収した土壌は土のう袋/鋼製角形タンク(ノッチタンク)に収容後、ガレキ一時保管施設エリアNに保管。土壌回収方法は53、54頁(浅層部(汚染が浅いところ)は重機で土壌回収後に埋め戻し、深層部(汚染が深いところ)は土留め矢板を打ち込んでから回収)。地下水のE-1観測孔は回収範囲にあるので、土壌回収時に撤去する(55頁)。スケジュールは56頁。浅層部は11月下旬から1月上旬、深層部は12月下旬から2月末の予定。
多核種除去設備ALPS鉄共沈処理配管溶接部から堰内への滴下事象(58頁)。10月15日のCFF1からデカントタンクへ行く配管溶接部からの漏えいの件。漏えい箇所の配管材質はSUS316L、内包流体液性は中性、当該溶接部に対する点検実績はなし。当該配管を切断し,内外⾯の顕微鏡観察等を実施した結果、溶接金属部に茶褐色の腐食の痕跡が2カ所認められ,そこから茶褐色の腐食生成物が上流側及び下流側に流出した跡があった(64頁)。付着物除去後には、溶接金属部に腐食の痕跡を複数確認(65頁)。漏洩箇所の溶接部は現地溶接で、同じ配管の工場溶接部と比較して裏波(溶接ビード)が突出していた(68頁)。以上の結果から、突出した裏波にスラッジ等の付着物がたまり,溶接金属部において隙間腐食が発生し,進展,漏えいに至ったと推定。今後、漏えいしたA系統については,当該配管スプール(フランジ取合の箇所)の取替を実施予定(12月上旬設置完了予定)。B/C系の当該ラインについては、RT(放射線透過試験)により溶接部の確認を行う予定。
1号機T/Bたまり水処理の進捗(70頁)。スケジュールは74頁。現在、床ドレンサンプに移送ポンプを設置するための干渉物撤去を実施中。復水器内貯留水の線量低減は、ヒータードレン配管フラッシング/復水器内フラッシング水の排水(貯留水の希釈、10月27日参照)を実施中(78頁に実績)。ヒータードレン配管フラッシングで雰囲気線量が十分に低下しなかった(79頁)ため、移送ルートを見直し。ルート変更と遮蔽で作業エリアが1mSv/h程度になったので、移送ライン設置作業を進める(80頁)。処理装置(SARRY/キュリオン)の信頼性向上等の観点から、SARRYと同等の除去性能の処理装置の増設を計画、スケジュールは85頁(2018年1月より供用開始予定)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(17.3MB)
3号機R/B遮へい体設置⼯事の進捗状況と今後の予定(通しで19頁)。今後のスケジュール(24頁)。
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(3.25MB)
2号機PCV調査(A2調査)X6ペネ⽳あけおよび今後の予定(通しで3頁)。新規遮蔽体(8月25日参照)と必要な装置を組み合わせた装置(隔離機構+遮蔽体=隔離機構ユニット、穴あけ装置。7頁)は完成しており、現在、習熟訓練中。遠隔化(装置の自走、固定、穴あけ)の試験で成立性を確認した(8-10頁)。X6ペネ穴あけ作業(11頁)は、クランプで装置をペネに固定、隔離機構から窒素ガスを加圧してバウンダリを構築し、格納容器側から気体が漏れない、かつ、穴あけ作業で発生するダストが外に漏れないようにする。ホールソー(直径11.5cmの円柱の先端に歯がついているノコギリ。円柱が回転することで切り進む)で穴あけ後は、ボール弁を閉じる。作業前にX6ペネ近傍に連続ダストモニタを設置し、作業中のダスト濃度を監視する。装置の現場への搬入と回収は有人で、装置の操作は遠隔操作によりR/Bの外、2号機ヤードに設置した建物からおこなう。X6ペネ前面の雰囲気線量は20mSv/h程度、建屋内のその他の場所は5-10mSv/h程度、遠隔操作をする建物内は0.05mSv/h程度、計画線量は一人当たり3mSv/日。
穴あけ後は、まずガイドパイプを挿入し、カメラでペネ内部およびCRDレールの状況を確認後にペデスタル内事前調査を実施(12頁)。事前調査でCRDレール上に障害となる堆積物が確認された場合は、堆積物除去装置を走行させて堆積物を除去、最後に、自走式調査装置を格納容器内へ走行させ、内部調査をおこなう(13頁)。ペネ穴あけは12月より実施、調査自体は来年1月より実施の予定(14頁)。
A2調査の目的は、1.ペデスタル内次回調査装置への設計・開発フィードバック情報(プラットホームの変形有無等)を取得する、2.ペデスタル内プラットホーム上および制御棒駆動機構(CRD)ハウジングへのデブリ落下状況、およびペデスタル内構造物の状況を確認(5頁)。調査ルートは、X6ペネから格納容器内に侵入、CRD交換用レールを通ってペデスタル内に到達、プラットホーム上と制御棒駆動機構等を調査(4、5頁)。
2012年7月4日の現場公開で、2F4号機のペデスタル内のプラットホームに立ち入った際の動画が見られる。1:52:30過ぎ
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(1.52MB)
2、3号機格納容器内たまり水の分析結果(通しで5頁)。JAEAの報告。2号機(2013年8月7日採取)と3号機(2015年10月22日採取)の分析結果。60Co/137Cs比は同程度、90Sr/137Cs比は2号機の方が大きい(12頁)。238Pu/137Cs比と244Cm/137Cs比は3号機の方が大きい(13頁)。T/B地下たまり水と比べると、137Csは2、3号機ともに格納容器内よりT/B地下の方が1桁程度高い(14頁)。
【資料3-5】循環注水冷却(1.00MB)
1-3号機原⼦炉注⽔量低減時の対応(通しで3頁)10月19日参照。建屋たまり水の処理を進めるための汚染水処理設備能力の余剰分を確保するひとつの手段として、原子炉注水量の低減を実施する。1-3号機ともに、現行の注水量4.5m3/hを、3.0m3/hを目標に0.5m3/hずつ減らしていく。
低減時の監視パラメータ(1頁)。圧力容器底部温度(判断基準は65℃以下)、格納容器内温度(65℃以下)、注水量(必要な注水量が確保されていること)、格納容器ガス管理システムダストモニター(優位な上昇が継続しないこと)。
低減フロー(2頁)。0.5m3/h減らして1週間様子を見る。注水量が減るために温度が上昇する可能性がある(6頁)が、1週間の温度上昇が7度以下であれば次の0.5m3/h低減を実施。7度以上の上昇がある場合、監視パラメータが判断基準を逸脱/逸脱の恐れがなければそこで低減終了。逸脱/逸脱の恐れがある場合は、注水量を前のステップに戻し、判定基準内で安定すれば低減をそこで終了、安定しなければ安定のための措置を講じる。
注水量低減にともなう対応(3頁)。原⼦炉注⽔が建屋たまり⽔の濃度などに与える影響
を確認する(注水量変更の前後でR/B地下たまり水サンプリングを計画)。注⽔量低減により注⽔量と漏えい量のバランスが変化し、格納容器内の⽔位が変動する可能性があるため、格納容器⽔位計の挙動を確認する(1、3号機は格納容器水位より下に漏えい箇所があると推定しており、水位が変動する可能性が高い。7、8頁)。燃料デブリ冷却状態の変化を確認する(監視パラメータを確認するほか、ガス管理システムのダストサンプリングを計画)。
情報提供、公開(4頁)。注⽔量変更期間中のプラントデータの公開に加え、冷却状態の異常等に関する情報は速やかに情報提供していく。なお,より透明性の⾼いデータ公開を⽬指し、HP上でリアルタイムにプラントデータの公開するシステムを検討中。
スケジュール(案)(5頁)。12月から建屋たまり水サンプリングを実施、その後に1号機(12-1月)、3号機(2月)、2号機(3月)の順で低減していく予定。
圧力容器底部温度の上昇予想(6頁)。3.0m3/hまで減らした時の圧力容器底部温度の上昇予測は、1号機で7度、2、3号機で8度。また、低減後に注水が停止した場合に80℃に到達するまでの時間は、1号機で7.2時間、2号機で6.9時間、3号機で7.3時間と評価(これまでの温度挙動から、実際の温度上昇量は計算値よりも小さいと予想)。
格納容器内水位の低下予想(7、8頁)
【資料3-6】環境線量低減対策(23.2MB)
【資料3-7】労働環境改善(1.26MB)
【資料4】66kV双葉線引留鉄構の一部損傷の対応状況について(2.26MB)

放射線データの概要11月分(10月27日~11月23日)(PDF 2.36MB)



ニコ生
【2016年11月24日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.11.24(木)18時30分 ~



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