今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.6KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機使用済燃料プール代替冷却系1次系、冷却ポンプ点検のため1月24日より停止中(2月11日05:00まで停止の予定)。停止時のプール水温は17.7℃、停止期間のプール水温上昇率は0.052度/h、冷却再開までのプール水温上昇は23.1度の見込み(運転上の制限値は60℃)。1月20日参照。
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:53-13:30。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:30-14:00)。
2号機格納容器内部調査(A2調査)ステップ6(堆積物除去装置による堆積物除去、6日参照)を実施した。
2号機 原子炉格納容器内部調査における堆積物除去作業の実施結果(PDF 321KB)
今日の現場作業の計画線量は3mSv/人、被曝線量の実績は平均0.28mSv/人、最大1.66mSv。堆積物除去装置の遠隔操作は事務本館のリモート室で実施。
2時間ほど堆積物除去作業をしたところで、堆積物除去装置の前方カメラの画像が暗くなってきた(放射線によるカメラの劣化と考える)ので、監視不能となる前に装置を回収し、本日の作業を終了した。
除去作業は、CRDレール上の着座地点から約1mの範囲で実施した。装置のカメラから見た堆積物はゴツゴツした感じで、厚みは厚くて1cm程度(動画を参照)。高圧水噴射による堆積物除去は、手前の方では比較的に簡単にできていたが、奥に進むと固着が強くなり時間を要した。
クローラーによる走行の具合を見るために堆積物の上を走行して見たが、装置本体の下の空間が高くないために堆積物の上に乗り上げてクローラーが浮き走行不能になる場面もあった(ケーブルを引っ張って装置を引き戻すことで回復した)。
着座地点から1mより少し手前のところで、装置の前方カメラで画像ノイズによる線量評価を実施した結果、650Sv/hという値を得た。2日に報告した530Sv/h(ペデスタルまで2.3mの地点、6日の資料参照)とほぼ同じ値であり、カメラの劣化の状況とも整合的である(カメラの耐放射線性は積算1000Gy)。
今日の結果およびモックアップ(A2調査で判明した堆積物の状況を模擬)の結果を踏まえて、ステップ7(自走式調査装置による調査)の実施について検討する。
福島第一原子力発電所2号機格納容器ペデスタル内事前調査について(堆積物除去)(動画)
装置に搭載のカメラ(前方・後方)の映像。
00:00 ガイドパイプからCRDレールに降りるところ。
00:32 高圧水噴射による堆積物の除去。割と簡単に吹き飛ばしている。
00:51 少し進んだところでの除去。さっきよりも除去に時間を要しているが、表面から徐々にはがれていき、最終的には下からめくれ上がるように吹き飛ばしている。
01:49 堆積物の上を走行してみたところ。
02:10 後方カメラの映像。画面右上に高さ8mmのレール(6日参照)が見えている。堆積物の厚みは、厚くてもこれよりやや厚いくらい。
02:33 装置回収時の映像。それまでの映像に比べて、ノイズが多く全体に暗くなっている。
回収した堆積物除去装置はガイドパイプからチャンバー(1月23日資料参照)へ引き込んで、チャンバーの中で洗浄している。洗浄水は回収できるので、装置に付着していたものがあれば試料として採取できるかもしれない。試料の回収はもともと計画がなかったが、検討する。
事故の際に、溶融した燃料は炉内構造物を巻き込みながら下方へと落下し、圧力容器の底を突き破ってペデスタル下方へとさらに落下したと想定されている。したがって、線源となるものはペデスタルの下方にある(なので、格納容器内ではペデスタル内部がもっとも雰囲気線量が高い)と想定していたが、A2調査のこれまでの結果では、ペデスタル入口の雰囲気線量が20Sv/hであるのに対し、ペデスタルの外側で500Sv/h以上が観測されている。この高線量の線源がどこにあるか、ものは何なのか(燃料だけでなく、シュラウドなど金属製の炉内構造物も放射化により線量が高くなっているので、線源となりうる)については、まだわからない(線源がレール上の堆積物であるならば、2日に報告した530Sv/h(レールの少し上方)に対してレール直上の値として650Sv/hは小さすぎると思うので、線源は他にあると思う)。
本日の2号機PCV内部調査(堆積物除去)の作業業況について(報道関係各位一斉メール)
本日の2号機PCV内部調査(堆積物除去)の作業状況(続報)および会見のご案内について(報道関係各位一斉メール)
3号機原子炉注水量の低減(11月24日、2月6日参照)、昨日
3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.5KB)(2月27日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.17KB)(2月27日公開)
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
サブドレン他水処理施設、10:07-12:35に一時貯水タンクFから排水を実施。排水量は356m3。
その他
地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 79.1KB)
2015年11月12-16日と2017年1月2日-2月3日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 79.3KB)
6日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(5日採取)と集水タンクNo.2(2日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が870Bq/L、第三者機関が890Bq/L。明日10日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。8日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 1.28MB)
凍土遮水壁の状況。
陸側遮水壁の状況(第二段階)(PDF 7.56MB)
測温管25-6S(9頁下段)で0.数度の温度上昇を確認している。監視を継続する。そのほかには変わりない。
ニコ生
《2号機 原子炉格納容器内部調査》【2017年2月9日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2017.2.9(木)19時30分 ~
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