リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年2月16日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 22.7KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機使用済燃料プール代替冷却系、1次系冷却ポンプ点検のため14:26-15:52に停止。停止時のプール水温は21.8℃、起動後は21.9℃。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は08:15-14:08。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:飛散防止剤散布、オペフロ調査(作業予定時間:07:30-14:00)。

2号機格納容器内部調査(A2調査)、ステップ7(自走式調査装置による調査)を実施。
2号機原子炉格納容器内部調査について ~自走式調査装置による調査結果~(PDF 473KB)
作業時間は05:40-17:40、計画線量は3mSv、被曝線量の実績は平均で0.31mSv/人、最大で1.56mSv。
CRDレール上に調査装置が着座した地点から2mまではステップ6で堆積物の除去ができており、そこまでは順調に走行。その先は堆積物が残っており、その上を走行して吊り天秤の近くまで(着座地点から2-3mの地点。詳細は評価中)行ったが、その後、左側のクローラーベルトが動かなくなったため、停止した状態でカメラ撮影をおこない(最後まで放射線によるカメラの劣化は見られなかった)、装置は回収せずにCRDレール上に残置(レールの端に寄せて置き、ケーブルを切断した。5頁)。時系列は以下の通り:
05:40 作業開始
06:10 ガイドパイプ挿入
07:50 調査装置投入
08:00-08:10 温度、線量率測定(下記参照)
08:10-08:50 堆積物上を走行
08:50-12:00 クローラー不具合発生、走行を試行
12:00-13:00 対応協議し以降のカメラ撮影と装置の残置を決定
13:00-14:30 停止状態でカメラ撮影
17:07 ケーブル切断
17:40 作業終了
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器内部調査について ~自走式調査装置による調査結果~(6:26)(動画)
00:00 堆積物を模擬したモックアップの様子(調査装置はプロトタイプを使用)
00:36 ガイドパイプからCRDレールに装置が着座する様子(俯瞰カメラ、15日参照
00:57 堆積物の上を走行する様子(俯瞰カメラ)
02:28 堆積物の状況(前方カメラ、15日参照
02:49 正面のペデスタル開口部からカメラを上へ振っていくと、吊り天秤の金具の後に格納容器内の構造物が見えてくる。03:57に見える明かりは俯瞰カメラについている照明(後方カメラ、15日参照
04:20 上方から右へかけて格納容器内の構造物(後方カメラ)
04:44 同様に上方から左へ。構造物の様子はかなりはっきりと見える(後方カメラ)
05:13 左側クローラーが不調の様子(俯瞰カメラ)
ステップ6で雰囲気線量率650Sv/hという値を得た(9日参照)のとほぼ同じ場所で、4分間停止して積算線量計により測定した雰囲気線量率は約210Sv/hだった(3頁)。同じ場所で前方カメラでの画像ノイズによる線量評価では約5-13Sv/h(ただし、照明が残っている状態で撮影した画像を元にしているため、値の質は悪い。照明があると、放射線による白いノイズが照明の色と混じって区別がつかないので、ノイズのカウントが難しい)。また、同じ場所での温度は16.5℃だった(格納容器内温度計 TE-16-114C(ペデスタルの外側)の温度は18.6℃)。
クローラーベルトの不具合については、モニターしていた制御信号のデータ(電流、モーターの回転、トルクのかかり具合、ベルトの回転など)から、モーターは回っているがベルトが回らない状態であり、堆積物に含まれていた小石のような物がはさまったのが原因(不具合は左側のみであり、放射線の影響とは考えにくい)と推定している。
今日の調査では、可能な範囲でCRDレール上の温度や線量情報、周辺構造物の状況を調査しており、今後、得られた情報を評価していく。A2調査は、これで終了。
有識者のご意見(2号機PCV調査)(PDF 16.4KB)
ペデスタルどころかCRDレールの端までも行けなかったもんだから、調査は失敗って東電に言わせたい記者がいっぱいいたけれど、A2調査について実施計画の変更を申請した時の資料2/3号機PCV内部調査の実施並びに3号機PCV内常設監視計器設置に係わる実施計画変更申請について(PDF 536KB)(2015年3月12日)を見ると、予定調査範囲の映像はだいたい取得できたわけで、大成功だったじゃん。
2号機格納容器内部調査計画
むしろ問題なのは、2015年8月に実施予定だったA2調査が1年半遅れたこと。これは、X6ペネ周辺の線量低減対策に時間がかかったため。この遅れが、今後のスケジュールにどう影響するんだろうか。中長期ロードマップ(2015年6月25日改定)では、燃料デブリ取り出しに関する次のマイルストーンは「号機毎の燃料デブリ取り出し方針の決定 2年後を目途」となっている。「原子炉建屋内の状況(特に原子炉格納容器内部の状況)については多くの不確定要素があり、今後2年間で全てが明らかになることは考えにくいため、方針決定に当たっては、それまでに判明した情報をもとに、リスク低減の考え方(略)に基づき判断することとする。(16頁)」とのこと。今日の会見ではマイルストーンについて「今の所、変更はない」という話だった。デブリ取出しの今後については、デブリの状況よりも取り出し工法の検討の方が大事な気もするけれど、そっちの話は東電の会見にはあまり出てこないんだよな。
あと、サソリはもうちょっと頑張ってほしかった。今回の立役者はテレスコピック式のカメラだったと思う。カメラ撮影と画像処理の技術もA1調査の時より向上してるんだろう。クローラー式が難しいとなると、今後はどうやって中に入っていけるんだろうか。BigDog的な何か?
4足歩行ロボット以前、S/Cの調査に足で歩くロボットがいたよなぁと思って探してみたら、こいつ。2号機のS/Cに接続するベント管の周りを子機で調査したときに子機を運搬した4足歩行ロボット(2012年12月3日の資料【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況134頁)。これも東芝のだった。こんなの、大きすぎてペネからなんて入れられないわ。



3号機原子炉注水量の低減(11月24日、2月6日参照)9日8日より実施中。元々の注水量4.5m3/hを9日8日と昨日15日に0.5m3/hずつ減らし、現在の注水量は約3.5m3/h。問題なければ、次の低減操作は22日の予定。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:05-14:56に一時貯水タンクDから排水を実施。排水量は703m3

午前中に実施した定期パトロールにおいて、港湾内に係留しているメガフロートの9区画あるうちの北側1区画(No.5 VOID)のバラスト水(船体を安定させるために船底のタンク等に貯留する水)の水位が前回(1月19日)測定した値より45cm上昇し、海水面と同じ高さにあることを確認。
福島第一原子力発電所 メガフロートNo.5VOID(北側)水位上昇について(PDF 73.6KB)
前回(2015年9月19日)測定したバラスト水の分析結果は、134CsがND(< 0.72Bq/L)、137Csが1.99Bq/L、90SrがND(< 0.38Bq/L)、トリチウムがND(< 106Bq/L)。
メガフロート近傍の港湾内北側における海水核種分析結果について、前回(1月19日)パトロール以降で有意な変動はない。
今日採取したバラスト水の分析結果は、134CsがND(< 0.63Bq/L)、137Csが2.72Bq/L、90Srとトリチウムは分析中。
福島第一原子力発電所メガフロート貯留水位の上昇について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所メガフロート貯留水位の上昇について(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 79.3KB)
2015年11月12-16日と2017年1月2日-2月9日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 79.6KB)
13日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

地下水バイパス14日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口付近)(PDF 118KB)

魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 83.7KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 137KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(12日採取)と集水タンクNo.1(10日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が920Bq/L、第三者機関が960Bq/L。明日17日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。15日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 1.31MB)

凍土遮水壁の状況
陸側遮水壁の状況(第二段階)(PDF 1.22MB)



ニコ生
《2号機 原子炉格納容器内部調査》【2017年2月16日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2017.2.16(月)20時30分 ~




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