リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2017年12月15日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):防風フェンス取付け。作業時間は11:09-13:27。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:飛散防止剤散布。

サブドレン他水処理施設、10:03-14:09に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は613m3


その他


サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(11日採取)と集水タンクNo.3(9日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF11.7 KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が690Bq/L、第三者機関が730Bq/L。明日16日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。14日採取分の分析結果と13日のリチウムの結果。。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF10.8 KB)

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。13日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF7.45KB)

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
タービン建屋東側における 地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 2.55MB)



おまけ


13日に広島高裁で、伊方原発3号機の運転停止を命じる仮処分が出た。運転期間中に阿蘇火山の噴火で火砕流がサイトに到達することはないという四国電力の評価を否定したらしい。この件について、twitterでも色々言われている中で、参考になる Flying Zebra@f_zebraさんのツイート。












詳しいことはよく知らないんだけれど、火山の影響評価については、地震や津波と違って、もし影響があった場合にはどうするか、という対策(こういうのを深層防護って言うの?)が講じられていない。上記2番目のツイにもあるように、新規制基準では「設計対応不可能な火山事象が、 原子力発電所運用期間中に影響を及ぼす可能性が十分小さい」と言えない場合は「立地不適」になっちゃうから(「原子力発電所の火山影響評価ガイド【PDF:500KB】」より。この資料は規制庁HPの実用発電用原子炉の規制基準に関連する内規のページにある)。だけれど、日本国内で火砕流や溶岩流などが絶対に来ないと言える場所なんて、ないのではないだろうか(昭和新山みたいなこともあるし)。そもそも「影響を及ぼす可能性が十分小さい」って言うのが具体的にどのくらいの大きさなのかが分からなければ、評価のしようもないと思うんだけれど、そこはどうなってるんだろう。このやり方じゃ、まるで「想定外の大きさの津波に対しては対策する必要はない」って言うのと同じなんじゃないかと思うのだけれど。
以前に規制委の「原子力施設における火山活動のモニタリングに関する検討チーム」で、川内原発の再稼働の申請書で「想定される巨大カルデラ噴火は事前予知が可能」とする九州電力の理路を火山の専門家たちは完全に否定していた。あの会議での専門家の一致するところは「火山噴火の事前予知は時期についても規模についても不可能」というものだった(でも、川内原発はあの申請書によって認可され運転中である)。ならば、可能性があるかどうかを云々しても意味がなく、Flying Zebraさんが言うようなシナリオを影響の種類と規模に応じて色々考えて、可能な対策を取らないといけないのではなかろうか。でも現状では、火山噴火の影響については、そういう規制は全く行われていない。
あと、「伊方に火砕流が来るほどの規模の噴火が阿蘇山で起きれば九州が全滅なのに、原発だけ止めてどうするの?」という意見に対して「原発から放射能漏れが起きれば、その後の復興に差し支える」という意見もあるのだけれど、それ以前に、そういう滅多に起きないようなリスクを回避するために「今、原発を止めることのリスク」を考えるべきなんだろうなと思う。これについても、
という指摘はもっともだと思った。
Flying Zebraさんはいつもいつも「人間の直感は現実を正しく反映しないことがあるから、そういう場合は合理的に考えるように努めないとかえって利益を損なうことになる」と警告していて、本当にその通りだと私も思うんだけれど、理解されないことも多いみたい。こういう一見冷たいとも取れるような冷静な態度に対して「原子力村の住人」という評価もあったりするのを、本当に悲しく思う。人々の利益になるようにと考えているのは、誰なんだろうね。



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