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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年9月17日(火)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.9m3、格納容器圧力は0.60kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品他点検にともない、9日より運転を停止中。運転再開は20日21:00の予定。停止時のプール水温は33.3℃。6日参照。

2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(10月4日公開)

3号機格納容器ガス管理システム、フィルタユニットドレン配管の交換およびダクトホースのサポート追設に伴い、10:15-13:13に運転を停止
18、19、20日にも作業を実施する予定であり、作業にともない当該設備を停止する(作業日ごとに運転を停止し、作業終了後に起動する)。運転停止中は、運転上の制限「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器は1チャンネルが動作可能であること」を満足しなくなることから、計画的に運転上の制限外に移行し作業を実施する。13日参照。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、一次系ポンプ(B)の点検にともない8月28日より運転を停止中。運転再開は9月13日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。8月27日、9月9日参照。
冷却は再開しているらしい。14日参照。

6号機使用済燃料プールは使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)で冷却しているが、T/B補機冷却系の点検における補助海水系の停止にともない、プール冷却をFPC系から残留熱除去系(RHR系)に切替えをおこなった。この際、10:37-11:23にプールの冷却が停止した。停止時のプール水温は28.2℃、切替え後は28.6℃。13日参照。
13:01頃、6号機T/B地下1階から屋外へのたまり水移送ラインより水が漏えいしていることを発見。なお、漏えい発生箇所はグレーチング上で、グレーチングを通してたまり水貯留エリアに戻っている状況であり、外部への影響はなし。13:38にたまり水移送ポンプを停止。今後、配管内の残水処理が完了次第、点検修理を実施する。
福島第一原子力発電所 6号機タービン建屋滞留水移送ラインからの漏えいについて(報道関係各位一斉メール)

サブドレン他水処理施設、09:55-14:00に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は608m3

15:30頃、入退域管理棟ヘルメット置場で、作業者が段差につまずいて転倒し歩行困難となったため、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、16:14に救急車を要請。
福島第一原子力発電所 入退域管理棟における負傷者の発生について(報道関係各位一斉メール)


その他


12日の1/2号機排気筒解体作業の通信不具合の件。12日参照。
1/2号機排気筒解体作業の通信不具合について(671KB)(PDF)
不具合が確認された後、筒身解体装置と鉄塔解体装置を入替えて接続確認を実施。また、遠隔操作室からアクセスポイント(クレーン先端から約10m下に設置してある中継装置)までの接続確認を行った結果、クレーン先端からアクセスポイントまでの不具合の可能性が高いと推定。原因特定のために、15日にクレーンを伏せて通信機器(アンテナ(制御用正・副、映像用正・副の計4台)、接続ケーブル、アンテナ取付け架台)の調査を実施した。
その結果、アンテナ内部への浸水を確認(4台中3台、各50cc程度)。排水したところ、3台中2台で通信接続が回復した。アンテナ4台を予備品と交換して、全アンテナで接続良好であることを確認した。通信不具合の原因はアンテナ内部への浸水が原因と推定。当該のアンテナ(2頁などに写真)は本来、送受信面を垂直に立てて使用するものであり(±45度までは上下に首振り可。取扱説明書に指定されていた)、下端に結露水を排水するための水抜き穴がある。解体装置はクレーン先端の直下に存在するために、指向性の強いアンテナの送受信面を下に向けて(解体装置側は上に向けて)設置していた(2頁左・中央写真)。このため、水抜き穴が横向きとなり、風の強い時などに雨水が浸入して水がたまったものと推定。対策として、雨水が浸入しないようにカバーを取付けた(水抜き穴以外には、内部への浸水ルートはない)。今後は、天候の状況を見ながら、計画的にクレーン伏せ時に雨水浸入の確認をおこなう。また、アンテナ以外にメーカーが示す範囲から外れた使い方がされた機器が他にないことを確認した。アンテナは防水仕様(IPX3。IPXは電子機器等の防水性のグレードを0-8の9段階で表す指標で、IPX3は降ってくる水滴の角度が斜め60度くらいであっても機器内部に悪影響を及ぼさない程度の防水性、なんだって。それじゃダメじゃんね)。アンテナの向きは、通信接続を確保するために現状のままとする(クレーン先端と解体装置の間の距離は、解体装置が地上に降りている状況が最大で約120m。この距離で指向性の強いアンテナを使って通信するため)。結露水の排水が水抜き穴からできない状況であるが、水抜き穴を通じた通気で対応できるのではないか。
アクセスポイント(4台。防水仕様)についても調査をおこなった結果、アクセスポイントを収めたボックス内に浸水の跡を確認した(4頁)。ボックスに入ってくるケーブルを保護するためのエフレックス管の、ボックスと反対側の末端部から雨水が浸入したものと推定。対策として、エフレックス管の長さや位置を調整し、末端を止水処理した。
その他のクレーン周り、および地上の機器・ケーブルについて損傷、浸水、接続部の緩みが無いことを確認。
今後の予定として、今日、クレーンを立上げて、明日より通信試験を実施、その後、問題がなければ作業前点検ののちに解体作業を再開する。

3号機燃料取出し再開に向けた対応状況
福島第一原子力発電所 3号機燃料取出再開に向けた対応状況について (64.9MB)(PDF)
テンシルトラスの旋回速度の調整(9日参照)については終了している。旋回不良の原因については、以前の報告通り(8月29日参照)、回転軸アライメント調整⽤ボルトを締め付け過ぎたことによるものと推定。異物の混入の可能性も否定できないが、バックアッププランとして旋回の不調時には手動で位置決めしてから作業をおこなう手順(手順内容については9月26日参照)も運用に組み込み、現在はガレキ撤去作業を実施中。
最終の動作確認の中で、燃料取扱機のマストの左旋回がうまくいかないことがあり、原因を調査中。この調査の状況を踏まえて、燃料取出し再開の日程を報告する。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 418 報)(PDF)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(13日採取)と集水タンクNo.3(11日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が820Bq/L、第三者機関が890Bq/L。明日18日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。5-11日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月17日 - Twilog
09/17のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



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