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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年9月26日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は21.3m3、格納容器圧力は0.64kPa(gage)。お盆期間に入るので、8月9日から排気流量を下げて元の格納容器圧力に戻していると思われ。

地下水バイパス、09:56に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、27日の日報より)16:28に排水を停止。排水量は1814m3

サブドレン他水処理施設、10:32-14:46に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は629m3


その他


魚介類のサンプリング結果
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2018年度 第2四半期採取分(PDF)
2019年4-6月採取分のトリチウム(2015年2月25日参照)の分析結果。90Srの結果は11日に公開済み。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(22日採取)と集水タンクNo.6(20日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が930Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日27日に排水の予定。


今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第70回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(PDF、5.21MB)
1-3号機の状況(圧力容器・格納容器内の温度推移)、たまり水の貯蔵および処理の状況、たまり水貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
多核種除去設備の至近の稼働状況(通しで10頁)。既設/増設多核種除去設備は設備の不具合・系統洗浄が重複したため、8月22日-9月19日の平均処理量が低くなった(週ごとの平均で120-350m3/日)。その後、9月24日現在は3系統(既設C系、増設B、C系)を処理運転可能な系統として確保済(19-23日実績で500m3/日、タンク建設による貯蔵容量増加ペース目標480m3/日と同程度)。今後、復旧を進めさらなる処理量を確保予定。8月22日以降の設備の稼働状況は12頁。増設多核種除去設備A系で新規吸着材の実機性能試験を9月2日に開始したが、吸着材から発泡を確認したため、処理を停止(13頁)。10月中を目処に発泡成分を排出・希釈等により除去する予定。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(PDF、6.32MB)
要員管理(8頁左)。8月の1日あたり作業員数は平均で3,660人(実績)。10月の想定は約3,700人。
熱中症発生状況(8頁左)。9月23日までの熱中症は12人(2018年度は9月末時点で7人)発生。
【資料3-1】汚染水対策(PDF、19.4MB)
サイトバンカ建屋地下水流入対策(通しで3頁)。流入元のビニールホースの内部に止水対策(発泡型ウレタン液注入)を実施して閉塞、その後、流入がないことを確認した(8月30日)。その後の流入量は約0.2m3/日程度に減少しているのを確認。
プロセス主建屋の地下階調査結果(13頁)。建屋たまり水処理完了に向けた調査の一環で、プロセス主建屋(PMB)および高温焼却炉建屋(HTI)の地下階の線量を調査したところ、最下階で高い線量率を確認(2月28日参照)。要因としては、たまり水に浸水した機器や配管、スラッジ等の影響の他に、最下階に設置したのが記録から確認されたゼオライト土嚢(PMBに貯留するたまり水中のインベントリーを吸着するために約16t分を投入)の影響が考えられる。実際の原因を特定するために、PMBで水中ドローン(ROV。15頁に写真)による線量調査を目視確認を9月5-9日に実施した。調査は線量の低いPMB3階から地下2階へROV(有線で遠隔操作)を下ろして実施。調査実施箇所は15頁。結果は16頁。土嚢の上で線量が高く、土嚢のないところでは低下することから、高線量の主要因はゼオライト土嚢の可能性が高い。また、土嚢(ポリエチレン製)の一部が破損しているのを確認。必要に応じて追加調査を実施し、ゼオライト土嚢の対応方針を検討する。HTIについては、今後、準備出来次第調査する。
水バランスシミュレーション(19頁)
タンク建設進捗状況(21頁)
サブドレン他水処理施設の運用状況(26頁)。運転状況(28頁):5月30日よりL値T.P. 550mm、至近1カ月の平均くみ上げ量約495m3/日。排水実績(29頁):9月23日までに1091回排水。1/2号機排気塔周辺トリチウムの濃度上昇への対応(30頁)。
建屋周辺の地下⽔位、汚染⽔発⽣の状況(32頁)。建屋周辺の地下水位の状況(34頁)。サブドレン・護岸エリアのくみ上げ量推移(35頁)。汚染水発生量推移(36頁)。凍土遮水壁の状況(37頁)。
H4・H6タンクエリアモニタリング(50頁)。H4エリア周辺(51頁)。地下水バイパス調査孔・揚水井(54頁)。排水路(56頁)。海水(57頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(PDF、11.0MB)
1号機R/Bガレキ撤去関連調査結果および北側屋根鉄骨切断開始(通しで4頁)。1号機で燃料取り出しに向けて実施中なのは、北側ガレキ撤去(北側屋根鉄骨切断)、中央ガレキ一部撤去、使用済燃料プール周辺小ガレキ撤去(15頁)、使用済燃料プール調査(ウェルプラグ調査、オペフロ調査は完了)。北側屋根鉄骨はワイヤーソーで切断して中央・南側鉄骨から分離済み(2月6-22日実施)で、9月17日より大型カッターで切断し撤去する作業を実施中(13頁。写真あり)。今後のスケジュールは14頁、使用済燃料プール養生実施に向けてプール周辺南側小ガレキ撤去を実施する予定。
1号機使用済燃料プール干渉物調査(6頁)調査1の結果は8月29日参照。使用済燃料プール保護のための養生を実施するために、東作業床上のオーシャンクレーン先端に水中カメラを取り付けてプール内の状況を確認する作業を実施中(調査2)。9月4、20日に実施したが、⾶散防⽌剤や降⾬の影響によるプール⽔の⽩濁を確認した(17頁)ため、調査を継続中(27日実施予定)。この調査にあわせて、プールゲート部周辺の状況確認を6日に実施した。結果は7頁。ゲート部周辺には手すり等のガレキがあるが、養生設置作業には影響ないことを確認。ゲートはプール側のG1ゲートとウェル側のG2ゲートがあり、G1ゲートからの漏えいはなく水密製を保持している(ウェル側には水は入っていない)。ゲート間には小片ガレキが落下している(7頁右上写真)。ゲートの浮き上がりを防止する「浮き上がり防止抑え金具」のうち、G2ゲートに付いていた物が外れているが、G2ゲートに変形は認められない。
ユニックっていうのはトラック搭載型クレーンのこと(商標名なんだけど、今や一般名詞化している)で、現在、古川ユニック株式会社が製造販売している。それで、この会社が船舶搭載用として売ってるクレーンがオーシャンクレーンなんだって。
1号機ウェルプラグ調査結果(8頁)6月27日参照。カメラ撮影、線量率測定の速報については8月29日参照。今日の資料の19、21頁に線量率測定値の表。3D計測結果(9頁):プラグの保持状態の確認を⽬的として3D計測を実施した結果、プラグにたわみ等の変形があることを確認した(22頁に詳細。下に凸のたわみ。平面からのたわみ量は最大で約170mm)。スミア採取の結果(10頁):プラグ中段中央で7カ所、中断東で1カ所採取、分析の結果、134Cs、137Cs、60Co、125Sb、α線放出核種を検出(10頁に分析値)。線量率の測定結果と合わせて汚染密度分布を評価する。これまでの調査結果をもとに、ウェルプラグの処置について検討する。
1号機オペフロ調査(11頁)7月25日参照。8月1、27日、9月1、15日にオペフロに落下している天井クレーンの状況を調査した。天クレは、2本のガーダー(北側と南側)の上にトロリーが乗っているが、北側ガーダーは下に凸の形に折れ曲がっている。今回の調査で判明したこと:トロリーは南北両ガーダーに接している、トロリー北側車輪が北側ガーダー上面のレールに近いところにある、南側ガーダーの溶接部が一部割れている、南側ガーダーの西側は階段室と燃料交換運転操作室の鉄骨で支持されている。全体として、ガレキの支持構造はそれほど危うくはない。
3号機燃料取扱設備の状況(24頁)。2日にクレーンおよび燃料取扱機の点検が完了。その後、燃料取出し作業再開の準備作業において、3日にテンシルトラス旋回不良事象(27頁)、9日に燃料取扱機のマストの旋回不良事象(26頁)を確認。テンシルトラスは調整をおこない、ガレキ撤去作業を再開(17日参照)。マストは燃料を扱う装置なので、部品の交換をおこなう(19日参照)。この交換の完了後、10月以降に燃料取出しを再開する。ガレキ撤去の状況(28頁)。テンシルトラス旋回不良発生時の対応(29頁)。
マストの作動流体漏えいなど、機器のシール不具合が相次いでいる原因について小野さんが質問に答えて「設備は2015年頃に納品されたものであり、シール不具合は経年劣化によるもの考えている。予備品の用意で対応できると思う」。
1/2号機排気筒解体の進捗状況(30頁)。今日、2ブロック目の切断・吊降ろしを完了した。チップソーの刃の摩耗状況はカメラで遠隔モニターできる。発電機の燃料残量も遠隔で確認可。
排気筒解体装置に付いている連続ダストモニターで筒⾝切断作業中のダスト濃度を監視しているが、1ブロック目の解体時には管理値(5×10-3Bq/cm3)未満だったことを確認(35、42頁)。また、当該期間中の敷地境界ダストモニターでもダスト上昇は認められず。1ブロック目の解体部材について、スミア法による表面汚染密度測定を実施した結果、100-102Bq/cm2でβγ核種が検出された(36頁)が、解体前に実施した評価値(103-104Bq/cm24月25日参照)より低かった(10月21日の監視・検討会でこの不一致の原因について説明あり。1号機オペフロからくる放射線などを含む測定された線量の全てを排気筒内部の汚染が線源であるとして保守的に評価したため、実際よりも大きな値となった、とのこと)。スミア試料の核種分析を実施中。
使用済燃料等の保管状況(43頁)
1号機飛散防止剤散布実績と予定(45頁)
3号機オペフロ連続ダストモニター計測値(48頁)
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(PDF、1.45MB)
1号機格納容器内部調査アクセスルート構築作業再開に向けた検討状況(3頁)。アクセスルート構築のためのX-2ペネ穿孔作業においてダスト濃度が上昇した件(6月10、27日、7月25日、8月29日参照)。格納容器ダスト濃度の監視を充実させるために、R/B4階に設置されているる原⼦炉キャビティー差圧調整ラインの配管(5頁に概略位置図および写真。現場の雰囲気線量は約1mSv/h)を切断して配管内にホースを敷設、格納容器ヘッドフランジ近傍のダスト濃度を測定することを検討中。10⽉初旬より当該ラインの閉塞等を調査し、設置可否を確認した後、ダストモニターの設置を⾏う予定。この検討と並⾏して、他の格納容器ダスト濃度の監視充実策についても検討中。これまで取得したデータの評価結果をもとに切削時間の適正化をおこない、今後の作業計画を検討する。早ければAWJ作業を11⽉上旬より再開予定。また、PCV近傍でのダスト濃度監視をより充実させることも合わせて検討中。切削作業についても、ダスト低減策を検討する。1号機炉注水停止試験(燃料デブリの冷却状況確認)は、必要な期間が確保できる10月に実施予定、これにともない、9月末より予定していた2号機CSTインサービスに向けた2号機CST循環運転の実施は11月以降に変更。スケジュールは6頁。Xー2ペネ穿孔作業は6月より実施しているが、4月1日-8月31日における敷地境界ダストモニターおよび格納容器ガス管理システムのダストモニターの指示値は環境に影響を与えるものではない(8頁)。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(PDF、686KB)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣の管理状況(通しで3頁)
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)
ガレキ・伐採木・使用済保護衣・水処理2次廃棄物の保管量推移(4頁)
【資料3-5】循環注水冷却(PDF、PDF、1.39MB)
1号機燃料デブリ冷却状況の確認試験(通しで3頁)。10月15日より開始する。2号機で5月に実施した際の注水停止は8時間だったが、1号機では48時間を計画(1号機の温度上昇率は2号機実績よりも穏やかであり、48時間の温度上昇は最大8.7度程度と評価)。3号機についても今年度中を目途に予定。試験の詳細については5頁以降。
【資料3-6】環境線量低減対策(6.94MB)
T/B東側地下水および海水のモニタリング(通しで2頁)。地下水(8-15頁)、排水路(17-19頁)、海水(22-30頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(31頁)。
【資料3-7】労働環境改善(PDF、595KB)
管理対象区域の運用区分(通しで2頁)
【資料3-8】5・6号機の現状(PDF、460KB)
たまり水量の状況(通しで2頁)
【資料4】その他(PDF、17.3MB)
影響、頻度を用いた津波対策の整理(通しで1頁)
千島海溝津波防潮堤設置工事の進捗(7頁)。7月29日着工、23日よりL型擁壁の据付作業を開始(20日参照)。9頁に25日の写真。全延⻑約600mを8つのエリアに区分して施⼯、2020年度上期に全線完成の予定。防潮堤の余裕高について、70cmで十分なのかという質問に小野さんが答えて「予想される津波高さを保守的に見積もっているので、そこで保守性は確保されていると考える」。
構内設備等の⻑期保守管理計画の策定に向けた検討状況(11頁)
廃炉のための技術戦略プラン2019(26頁)。燃料デブリ取出しの初号機は2号機が適切/取出した燃料デブリは1F内の保管設備に移動して乾式で一時保管(33、56、109頁)。
以下、エネ庁のサイトより。
福島第一原子力発電所 配置図(PDF形式:2,556KB)


実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:福島第一廃炉推進カンパニーの組織改編。これまで、業務の権限は設備ごとに設定されていたが、1Fでの実際の業務はプロジェクト単位でおこなわれてきており、業務と権限の関係が複雑になっているので、これを整理してプロジェクトごとに権限を設定する形に変更する。また、プロジェクト管理ためのバックオフィスとしてのプロジェクトマネージメント室、および、3号機燃料取出し設備の運用において問題が明らかになった品質管理を担当する廃炉安全品質室を新設する。




動画
2019/9/26(木) 中長期ロードマップ進捗状況について

文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年9月26日 - Twilog
09/26のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



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