今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 82.3KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在
2号機T/B地下たまり水移送、昨日23日から継続中。
3号機T/B地下たまり水移送、19日から継続中。
(以下26日の会見より)3号機建屋内のタンク類の状況確認を目的とした調査を行っていたところ、13:30頃に3号機廃棄物地下貯蔵設備建屋内の廃スラッジ貯蔵タンク周辺に水がたまっていることを確認。ここにつながっているトレンチ(集中環境施設廃棄物系共通配管ダクト)から指3本分(約31m3/day)の水が流れ込んでいる。1月19日のトレンチ内調査では、このトレンチに若干のたまり水があるものの、流れている状況ではないことを確認している。たまり水の量は全体で約 610m3と推定しているが、たまり水は建屋内に留まっており、建屋外に水が流出する可能性はない。雰囲気線量率はタンク上部で0.02mSv/h、バックグラウンドと同等であるため地下水ないしは雨水が流れ込んでいるものと推定。今後、あらためて現地確認を行い、止水処理を実施する予定。ここは今回、事故後初めて調査した。状況の確認に手間取り報告が遅くなったことをお詫びする。
福島第一原子力発電所3号機 廃棄物地下貯蔵設備建屋において確認された溜まり水について(PDF 71.4KB)(5月26日公開)
4号機原子炉ウェルへヒドラジンを注入。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月27日から停止中。ポンプスキッド追設工事を実施中。
水処理装置、SARRY、運転中。
海底土被覆工事で5、6号機側シルトフェンスを12:10-13:05に開閉。
その他
昨日23日実施の2号機格納容器ガス管理システムでの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.2KB)
4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)
R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 90.2KB)
造粒固化体貯蔵排気設備(排気出口側)は2日にわたって測定しているが、A系とB系を測定したもの。前回より上昇しており、フィルターの詰まりが予想されるので今月中に交換する予定。
水処理設備内の処理水分析結果。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.3KB)
蒸発濃縮装置は停止しているので測定していない。いずれの装置でも所定の除染係数DFが得られている。
昨日23日実施の3号機R/B1階TIP室調査の結果と動画を公開。
2号機RPV代替温度計設置のための環境改善に関する現場調査結果について(PDF 537KB)
福島第一原子力発電所3号機 原子炉建屋1階 TIP室内環境調査結果(平成24年5月23日実施) (4:25)(動画、30.7MB)
2号機圧力容器代替温度計設置のための除染試験の結果。
2号機RPV代替温度計設置のための環境改善に関する現場調査結果について(PDF 537KB)
吸引とストリッパブルペイントによる除染および遮蔽の設置で、目標の線量まで低減できる見通し。週末から実際の除染と遮蔽の設置をおこなう。線量が下げられない場合は作業時間の短縮で対応する。
(以下6月1日の会見より)ストリッパブルペイントの塗布(25日)と剥離(28日)の様子。
福島第一原子力発電所2号機大物搬入口付近除染作業(5:14)(動画、37.6MB)
全面マスク着用省略可の範囲を拡大する。
全面マスク着用の運用変更のイメージ(PDF 399KB)
現在、正門と免震重要棟および5、6号機サービス建屋休憩所の間は全面マスク着用省略可。企業センター厚生棟でもマスク省略可能な放射能濃度になったので、6月1日より同様の運用とする。また、夏に向けて熱中症対策としてカバーオールを通気性の良いものに7月1日から変更する。
水盤による降下物測定結果。
敷地内外における降下物中(PDF)
事故による放射性物質の放出量の推定を発表。
東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の放出量の推定について (平成24年5月現在における評価)(プレスリリース)
大気への放出。本来は主排気筒モニターやモニタリングポストのデータから放出量の評価をするが、事故当時にこれらの計器が使用不能になっていたので、モニタリングカーによる観測データをもとに、不足する気象データは気象庁のデータで補い、推定をおこなった。
放出された放射性物質が拡散する様相を評価するプログラム(DIANA)を使って、モニカーの空間線量率データに合うように放出量を推定し、推定値から予想される土壌沈着量を文科省の実測値と比較して推定値の妥当性を評価した。
DIANAは、0.5Mev換算の仮想粒子の放出率(Bq/10min)と気象データを入力すると、指定した場所と時間の空間線量率と土壌沈着量を出力する。したがって、観測された空間線量率と気象データを与えると、それを満たすような仮想粒子の放出率が推定できる。次に、放出された希ガス、ヨウ素、セシウムの比を、空間線量率ピークの減衰の様子から100:10:1と仮定して、炉内インベントリと合わせて仮想粒子を各核種に割り振る。結果は、3月12-31日の間の放出量が希ガスで約500×1015Bq、131Iで約500×1015Bq、134Csで約10×1015Bq、137Csで約10×1015Bq、INES評価(ヨウ素換算)で約900×1015Bqとなった。他機関の出した推定よりヨウ素が多いのは、希ガス、ヨウ素、セシウムの比を期間中一定としたことが影響している可能性があり、今後コードの高度化などをさらに検討していく。(以上、概要および報告書3-10頁、ページ数は通し番号で)
空間線量率が変化する期間の放出量については、プラントでの作業状況、プラントパラメータ、建屋から出た白煙の様子などから、どの号機でどういうモードで放出があったかについて推定した(DIANAは放出源として1ヵ所だけを想定しているので、放出源の推定はできない)(報告書11頁表8)。放出のモードは格納容器ベント、建屋爆発、建屋からの放出(事故で生じた格納容器の穴から建屋を経由しての放出)の3種類。もっとも大量の放出があったのは16日10:00-13:00の3号機からの建屋放出。期間中最も多く放出したのは2号機。
格納容器ベントによる放出量は建屋からの放出量の100分の1程度であり、ウェットウェルベントが放出量を低減するのに効果があったといえる(報告書15頁表12)。
空間線量率の変化の無い期間の放出量は、変化する期間の放出量の10分の1程度(報告書12頁表9)。
北西方向地域の汚染について(報告書16-17頁)。
海洋への放出。海洋への放射性物質の放出経路としては、大気からのフォールアウト、汚染水の流入、雨水の流れ込みなどがありうるが、今回はそれらを区別せず、観測された海水の汚染濃度を再現するような放出量を推定した。観測データは1F南北放水口付近の海水の分析値を用い、電中研の海洋拡散シミュレーションコードで3月26日-9月30日の期間の推定をおこなった。結果は131Iが約11×1015Bq、134Csが約3.5×1015Bq、137Csが約3.6×1015Bq。この結果を用いて2F付近の海水の放射能濃度を計算すると実測値よりも低い値となるが、これは1Fから距離があるために拡散の様相が正しく評価できていないためだと思われ、コードの高度化が今後の検討課題(概要)。
シロウト考えで。放出イベントの号機への割り振りの話で、格納用気圧が下がるところへ割り振るって言ってたと思うけど、いったん蒸気の抜けるような穴が空いちゃったら、今度は放出が起きるのは圧力が下がる時じゃなくて上がるときなんじゃないの?
明日の予定:2号機使用済燃料プールにヒドラジン注入。
ニコ生
【5/24・15:00開始】東京電力 記者会見<福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の放出量の推定について>
【5/24・18:00開始】東京電力 記者会見
Togetter
2012/5/24・15:00開始 東京電力による「福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の 放出量評価の取りまとめについて」の記者会見
2012/5/24・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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