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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年10月12日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 86.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器内部調査4日目。格納容器内にたまっている水を採取・分析した。計画線量10mSv、最大被曝線量1.72mSv。
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について(PDF 36.6KB)
真空エジェクタに窒素ガスを供給して滞留水サンプリングタンクを排気して真空にし、ストレーナを通して水を吸い上げる。チャンバー部で線量を測定し100mSv/h以下であることを確認してからサンプリングタンクをシールボックスまで引出す、という手順。測定された線量は約0.5mSv/h(BGが約0.3mSv/h)。250ccを採取した。
福島第一原子力発電所一号機原子炉格納容器内滞留水の分析結果(PDF 10.4KB)
9月20日採取の北東側三角コーナーのたまり水と比べると、塩素濃度・Cs濃度ともに格納容器内の水のほうが低い。このことから、燃料デブリから核分裂生成物が新たに供給されている状態にはないことが言えると思う。
福島第一原子力発電所1号機格納容器内調査状況(10月12日~13日実施分)(PDF 330KB)(10月15日公開)
福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査(10/12実施 滞留水サンプリング)(1:15:14)(動画、10月15日公開、公開は22日まで→YouTube/trikokoさんのチャンネル
作業時間10:00-12:45、作業者計48名。

2号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

昨日に続き3号機使用済燃料プール内の様子を水中カメラで調査。結果は15日を参照。
3号機T/B地下たまり水移送、4日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、9日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3日から停止中。
水処理装置、SARRY、4日から運転中。


その他

昨日実施の1号機格納容器内部調査3日目の写真と動画を公開。
福島第一原子力発電所1号機格納容器内のCCDカメラによる調査状況(10月11日実施分)(PDF 34.9KB)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果【ダイジェスト版】(2:43)(動画)
福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果(1:39:41)(動画、→YouTube/trikokoさんのチャンネル

4号機使用済燃料プールの塩分除去作業が完了した。
福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プール塩分除去作業の完了(PDF 225KB)
9月10日からイオン交換装置による塩分除去を再開(2011年11月29日-2012年1月9日まで実施したが原子炉ウェルからの水の流入により塩分濃度が再び上昇したため、モバイルRO装置を導入した)していたが、塩素濃度が9ppm(保安規定制限値は100ppm)であることを今日確認し、塩分除去作業を完了した(PDF資料に作業実績と塩分濃度の推移あり)。今後は、定期的にサンプリングをおこない、ヒドラジンの注入で水質維持を図る。

4号機R/Bカバーリング工事で使用する鉄骨の海上輸送で、曳航ロープが切れた。鉄骨を載せた台船を曳き船で曳航していたところ12:18にロープが切れて台船が出港した港へ向かって漂流、12:48に海上保安庁に救助要請。その後、台船にロープを取付けて元の港に戻った。負傷者は無し。

APD不正使用防止対策として導入を予定していた(7月31日、8月13日参照)胸のところが透明のビニールになっているカバーオールを、15日から運用開始する。
胸部分が透明なタイベックの運用開始について(PDF 32.2KB)
始めは高線量被ばく作業に従事する人を対象とし、対象の拡大を検討していく。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置1次系で改修工事を実施する。ポンプの間を隔離する機能や点検効率を向上させるために、手動のバルブやドレン弁を設置する。このため、週明けの15日朝から20日17:00まで循環冷却を停止する予定。この間のプール水温上昇は28.9度、プール水温は約53℃まで上昇する見込み。プール温度管理としては問題の内範囲。

今日の第一回原子力改革監視委員会において原子力改革特別タスクフォースが原子力改革の原案を提出
第一回原子力改革監視委員会資料の公表について(プレスリリース)
二度と過酷事故を起こさないための改革プランを策定する。
タスクフォースとしては、事故に対して事前の備え(津波評価、過酷事故対策、事故時対応)ができていなかったことが問題だったという認識。直接の安全対策としては「深層防護」の考え方を導入し基本とする。改革の対象、範囲にはいかなる制限も設けない(再稼働や訴訟とは関連付けない)。6月の社内事故調では、事前の対応を含めてその時々でベストを尽くしたが結果として事前の備えが足りずに事故を防げなかったという立場だったが、この改革プランでは時計の針を戻せたなら事故は防ぎ得たという前提で内容を策定したい。そうでなければ、改革の内容に説得力がない。この変更された見解は、今後の会社としての方針である。
事故原因となる事象の評価の適正化だけではなくて、評価を超えるような事態に対応するために深層防護による設備の対応能力の構築とか、事故発生を前提とした組織的な対応能力の強化・向上を図る。ここまでやれば安全という事はなくて、常に安全性に対する疑いを持ち改善する努力を継続していく。ということみたい。今回示された方針の転換は、具体的にどのようにして実現したのかしらん。このために社長の首がふたつ必要だったのかしら。あと、立地地域や社会と問題を共有する勇気と能力を持つためにリスクコミュニケーションの充実を図る、というのが興味深い。これこそが日本の原子力業界に欠けていたものなのかも。事業者が本気なら、国民もこれに応えないとね。電気はインフラなんだから。

今日、報道関係者に現場公開を実施。

ニコ生
【10/12・17:30開始】東京電力 記者会見
【東京電力が設置】第一回 原​子力改革監視委員会 [冒頭部分・収録放送]
【東京電力が設置】第一回 原子力改革監視委員会 終了後の記者会見 生中継
ニコ生 福島第一原子力発電所の内部取材!~瓦礫・放射線量の現状をノーカット放送~

Togetter
2012/10/12・17:30開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/10/12・13:00開始 東京電力原子力改革監視委員会 記者会見

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