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2013年4月7日(日)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

2号機T/B地下たまり水移送、昨日6日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、3月22日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、3月22日から運転中。

地下貯水槽No.2からの漏えいの件。地下貯水槽No.1とNo.6へ移送を実施中。
地下貯水槽No.3からも漏えいを確認。
地下貯水槽 分析結果(PDF 63.0KB)(4月8日公開)
地下貯水槽概要(平成25年4月7日10時時点)(PDF 735KB)
福島第一原子力発電所 地下貯水槽スペック(4月7日午前9時時点)(PDF 11.3KB)
No.2からの漏えいを受け、09:30にNo.3のドレン孔水の採取・分析を実施。結果は塩素濃度10ppm、全β核種濃度1.1×10-1Bq/cm3。さらに、21:50に北東側の漏えい検知孔で採取・分析。結果は塩素濃度1ppm未満、全β1.8×10-1Bq/cm3134Csと137CsはND。22:20に南西側の漏えい検知孔水を採取・分析。結果は塩素濃度350ppm、全β1.8×103Bq/cm3134Csと137CsはND。水位低下は見られないが、これらの結果からNo.3からもベントナイトシートから外部へ漏えいの可能性ありと判断。漏えい検知孔水の分析結果はNo.2とほぼ同じだが、ドレン孔水はNo.2より2桁ほど小さい。
貯水率の推移(PDF資料16頁)を見ると、No.2ではわずかな低下が見られるが、No.3はそうでもない。したがって、槽外への漏出はあってもわずかであると考えており、No.3では貯留している水の移送は現在予定していない。
昨日報告した120m3という漏えい量の見積りだが、実際にこれだけの量が漏えいしていれば、漏えい検知孔の水位は槽内の水位と一致していることが期待されるが、実際はずっと低いので、なにがしかの説明が必要だと考えている。
(ここまで、午前の会見より)
漏えい原因の推定
地下貯水槽No.3への当面の対応について(平成25年4月7日18時時点)(PDF 632KB)
漏えい検知孔まで漏えいが起きているということは、その内側にある2重のポリエチレンシートの両方がもれていることになる。両方のシートで漏えいが発生しうる場所として、漏えい検知孔が2枚のポリエチレンシートを貫通している場所(貯水槽の肩のところ、PDF資料4頁)の可能性を考えている。ここは、2枚のポリエチレンシートに窓状の穴を開けて検知孔用のパイプを通し、その上からパイプにぴったりの穴を開けたもう一枚のシートをかぶせ、このシートと2枚のシートとの間およびパイプとの接合部を溶着してある。ポリエチレンシートの溶着は2重(溶着線が2本並行する形)にしているが、この部分だけは1重。貯水槽に水を入れるとシート全体を下に引っ張る力がかかり、パイプに引っかかる形で接合部のシートの穴が延びていき、水面よりも下がった時点で漏えいが発生する、というシナリオ。No.3の南西側の漏えい検知孔水位は約80cmで、ここにある水はおよそ17Lと推定。これが貯めている濃縮塩水(105Bq/cm3程度)で汚染されて2.2×103Bq/cm3になるとすると、漏えい量は0.3-3L程度。
PDF資料8頁以降に、No.2、3、4の槽内水位と漏えい検知孔水位の推移を示した。漏えい検知孔水位はもともと1ヵ所しか測っておらず、もうひとつは最近測り始めた。No.2と3の漏えい検知孔水位は湛水を始める前から1m弱あるが、これは、施工時の降雨などで不織布が含んでいた水分と、ベントナイトシートが吸水して遮水性能を獲得するまでに地下水がしみ込んだ分で、槽ごとに状況が異なる(ベントナイトシートは水分を吸収して膨潤することで遮水性を獲得する。また、シートを継ぐ時は溶着はせず、重ねて設置しておくと膨潤する際にくっついていく)。No.2でもNo.3でも槽内水位と漏えい検知孔水位には大きな差があり、このことから漏えい個所は水槽の下部ではなくて上部にあると考えている。このことも、漏えい検知孔のシート貫通部からの漏えい可能性と矛盾しない。したがって、すべての貯水槽の水位を80%以下で運用することとする。現在、No.2は移送継続中(ここは最終的にはカラにする)、移送先のNo.1とNo.6は80%を超えないようにする。また、水位低下が見られないため移送をおこなっていなかったNo.3も、No.6へ移送して80%以下にする。No.3の移送をおこなうことになったため、No.2からの移送は当初3日間を予定していたが、5日間に延びる見通し。
状況把握および原因調査のため、サンプリングを強化する(PDF資料15頁)。現在水の入っているNo.1、2、3、4、6は、ドレン孔2ヵ所および漏えい検知孔2個所について2回/日、まだ水の入っていないNo.5と7はドレン孔2ヵ所を1回/日で実施。また、周辺への影響を調べるために、No.2と3の間およびNo.1、2、3の並びの東側(地下水の流れの下流側)で土壌分析を今後行う。
先月18日の停電以来、トラブルが相次いでいるので、今日、社長を本部長として福島第一信頼度向上緊急対策本部を立ち上げ、対応に当たっていく。
(ここまで、夕方の会見より)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報11)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報12)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
臨時会見開催のご案内(福島第一原子力発電所地下貯水槽の状況について)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報13)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報14)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
臨時会見(午後6時~)開催のご案内(福島第一原子力発電所地下貯水槽の状況について)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報15)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)


福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月7日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)


ニコ生
《福島第一原発 地下貯水槽 汚染水漏れ事故》【4/7・10:00開始】東京電力 臨時記者会見
《福島第一原発 地下貯水槽 汚染水漏れ事故》【4/7・18:00開始】東京電力 臨時記者会見

Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年04月07日 - Twilog
ドラえもん(@jaikoman)/2013年04月08日 - Twilog

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